JP2003229035A - 多方向樹脂キートップ - Google Patents

多方向樹脂キートップ

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JP2003229035A JP2002023598A JP2002023598A JP2003229035A JP 2003229035 A JP2003229035 A JP 2003229035A JP 2002023598 A JP2002023598 A JP 2002023598A JP 2002023598 A JP2002023598 A JP 2002023598A JP 2003229035 A JP2003229035 A JP 2003229035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外周樹脂キートップの内側に中央樹脂キ
ートップを設けた多方向樹脂キートップについて、中央
樹脂キートップの装着不安定性を有効に解消する。 【解決手段】 環状の外周樹脂キートップ11と、その
内側に配される中央樹脂キートップ12とからなり、押
釦スイッチを覆うキーシート3上に装着して用いられる
多方向樹脂キートップについて、外周樹脂キートップの
内側面下部と中央樹脂キートップの側面下部との間に、
凹部15と凸部16による係合構造を設け、この係合構
造により中央樹脂キートップの装着安定性を高めてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報端末器や
AV機器などの電子機器における入力用の押釦スイッチ
で用いられる樹脂キートップに関し、より具体的には外
周樹脂キートップとその内側に配される中央樹脂キート
ップを有した多方向樹脂キートップに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯情報端末器などの電子機器における
入力用の押釦スイッチ(キー)にあっては、操作感がよ
いこと、デザインバリエーションが豊富なことなどか
ら、樹脂キートップをその上に装着したキーシートがカ
バー部材として用いられることが多い。樹脂キートップ
には、熱可塑性樹脂による成形品が多く用いられ、操作
機能を示す文字や記号などを付した表示部が設けられて
いる。一方、キーシートは、合成ゴムや熱可塑性エラス
トマーなどのゴム状弾性体で形成されたもの、あるいは
可撓性のある樹脂フィルムで形成されたものなどが多
い。そして従来ではこのキーシート上に接着剤で固着し
て樹脂キートップを装着するのが一般的であった。
【0003】ところで、樹脂キートップの一つとして、
例えば携帯電話などの携帯情報端末器において、それに
搭載されている液晶表示画面とともに機能の選択や確定
を行なうのに用いられる多方向樹脂キートップがある。
その従来における代表的な構成を図8に示す。図に見ら
れるように、多方向樹脂キートップは、円環状に形成さ
れた外周樹脂キートップ101と、この外周樹脂キート
ップ101の内側に配される中央樹脂キートップ102
とからなり、それぞれがキーシート103に接着剤10
4で固着することで装着されている。また外周樹脂キー
トップ101は、その外側面下端部に設けられている鍔
状の凸部105を介して機器の筐体106に係合するよ
うにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の多
方向樹脂キートップには、選択した機能の確定などのた
めに頻繁に押圧が繰り返される中央樹脂キートップ10
2における装着の不安定性という問題があった。すなわ
ち、従来の多方向樹脂キートップにあっては、その中央
樹脂キートップ102が外周樹脂キートップ101の内
側でキーシート103に接着剤104で固着することで
装着されているだけであり、そのために頻繁な押圧によ
る衝撃の繰り返しで中央樹脂キートップ102がキーシ
ート103から剥がれた場合に離脱する状態になってし
まい、必要な操作を行なえなくなるという問題である。
【0005】本発明は、こののような従来の技術を背景
になされたものであり、その中央樹脂キートップにおけ
る装着不安定性を有効に解消することのできる多方向樹
脂キートップの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を実
現するために、環状の外周樹脂キートップと、この外周
樹脂キートップの内側に配される中央樹脂キートップと
を有してなり、押釦スイッチを覆うキーシート上に装着
して用いられる多方向樹脂キートップにおいて、前記外
周樹脂キートップの内側面下部と前記中央樹脂キートッ
プの側面下部との間に、前記中央樹脂キートップの離脱
を前記外周樹脂キートップにより防止するための係合構
造が設けられていることを特徴としている。したがっ
て、この多方向樹脂キートップによれば、従来の多方向
樹脂キートップで問題とされている中央樹脂キートップ
の離脱問題を有効に防止することができる。なお、「環
状」の外周樹脂キートップとは、中央樹脂キートップの
周りを取囲むような形状であれば、「環状」の全周にわた
って一体形成したものであっても、「環状」を分割形成し
たものであってもよい。
【0007】また本発明では上記のような多方向樹脂キ
ートップについて、前記外周樹脂キートップは前記キー
シート上に固着して装着する一方で、前記中央樹脂キー
トップは前記キーシートに対し自由にした状態で前記係
合構造を介して前記キーシート上に装着し、且つ前記係
合構造は、前記外周樹脂キートップが押圧された際に、
当該係合構造を介して前記中央樹脂キートップに伝わる
押圧力を前記中央樹脂キートップの横方向への移動で受
け流せるように形成している。したがって、この多方向
樹脂キートップによれば更に、外周樹脂キートップの押
圧に伴う中央樹脂キートップの誤入力の可能性を回避す
ることもできる。
【0008】また本発明では上記のような多方向樹脂キ
ートップについて、前記係合構造は、前記外周樹脂キー
トップの内側面下部に外側面側に向けて凹むように設け
られた凹部と、前記中央樹脂キートップの側面下部に外
側へ向けて突出するように設けられた凸部とが係合する
ように形成し、且つ前記凹部と凸部の両方または何れか
一方に傾斜面を与え、この傾斜面を介して前記外周樹脂
キートップの押圧力が伝わることにより前記中央樹脂キ
ートップの横方向移動を生じるようにしている。したが
って、この多方向樹脂キートップによれば、中央樹脂キ
ートップの横方向移動がスムーズに行われる。そして、
前記凹部と凸部の両方を傾斜方向が略合致して面どうし
が対峙する傾斜面として形成すると、さらに傾斜面どう
しの係合が密になり中央樹脂キートップのがたつきを抑
制することができる。
【0009】さらに本発明では、上記のような多方向樹
脂キートップについて、前記外周樹脂キートップは前記
キーシート上に固着して装着される一方で、前記中央樹
脂キートップはその底面を下から支持する突状部を形成
した前記キーシートに対し該突状部により支持した状態
で前記係合構造を介して前記キーシート上に装着され、
且つ前記係合構造は、前記外周樹脂キートップが押圧さ
れた際に、当該係合構造を介して前記中央樹脂キートッ
プに伝わる押圧力を、前記突状部による支持点を揺動支
点とする前記中央キートップの傾倒により受け流せるよ
うに形成したものである。したがって、この多方向樹脂
キートップによれば、中央樹脂キートップが支持点を揺
動支点として傾倒することで中央樹脂キートップの誤入
力の可能性を回避することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明では外周樹脂キートップと
中央樹脂キートップの間に係合構造を設け、この係合構
造により、従来の多方向樹脂キートップで問題になって
いた中央樹脂キートップの離脱といった現象を有効に防
止することを基本としている。そのような係合構造は様
々な形態で実施することが可能であるが、代表的な係合
構造としては、外周樹脂キートップの内側面下部に外側
面側に向けて凹む凹部を設ける一方で、中央樹脂キート
ップの側面下部に外側へ向けて突出する凸部を設け、こ
の凹部と凸部を係合させる係合構造がある。以下、この
凹部と凸部による係合構造についての主要な実施の形態
について説明する。
【0011】第1実施形態〔図1,図2〕; 図1に、
第1の実施形態による多方向樹脂キートップの断面構造
を示す。本実施形態では、円環状の外周樹脂キートップ
1と円柱状の中央樹脂キートップ2に係合構造を与える
とともに、それらをキーシート3に対して接着剤4で固
着させるようにしている。外周樹脂キートップ1と中央
樹脂キートップ2の係合構造は、外周樹脂キートップ1
の内側面下端部に外側面側に向けて凹む凹部5を設ける
一方で、中央樹脂キートップ2の側面下端部に外側へ向
けて突出する凸部6を設け、この凹部5と凸部6を係合
させる構造である。この実施形態の凹部5と凸部6は、
ともに連続した環状に形成してあるが、不連続に形成し
てもよい。またこの例では、凹部5と凸部6をそれぞれ
外周樹脂キートップ1と中央樹脂キートップ2の下端部
に設けるようにしてあるが、必ずしも下端部である必要
はなく、下部の適宜な位置に設けるようにすればよい。
なお外周樹脂キートップ1がその外側面下端部に設けら
れている鍔状の凸部7を介して機器の筐体8に係合する
ようにされていることは従来の多方向樹脂キートップと
同様である。
【0012】外周樹脂キートップ1は、熱可塑性樹脂、
好ましくは例えばポリカーボネート樹脂を用いて射出成
形で形成することができる。またこの外周樹脂キートッ
プ1には、その裏面に、図示せぬ例えばアルミニウム蒸
着層を形成し、その表面に、上下左右向きの4つの矢印
を表示した表示部を設けてある。一方、中央樹脂キート
ップ2は、外周樹脂キートップ1とは異なる熱可塑性樹
脂で形成してあり、好ましくは例えばアクリロニトリル
ブタジエンスチレン樹脂を用いて射出成形される。キー
シート3は、外周樹脂キートップ1や中央樹脂キートッ
プ2の押圧を受けて変形を繰り返すことになるので、柔
軟性があり耐久性の高い材料、例えば合成ゴムや熱可塑
性エラストマーなどのゴム状弾性体を用いることもでき
るが、この実施形態ではそうしたゴム状弾性体の中でも
特に好ましい材料として中央樹脂キートップ2が外周樹
脂キートップ1の押圧を受けてキーシート3の平坦な載
置面上を横滑りし易くなるように摩擦係数の小さいシリ
コーンゴムにて形成してある。接着剤4としては、例え
ば数秒で硬化することが可能で生産性を大きく向上でき
るUV硬化型接着剤を用いることができる。
【0013】このように凹部5と凸部6による係合構造
を外周樹脂キートップ1と中央樹脂キートップ2の間に
設けたことにより、たとえ中央樹脂キートップ2がキー
シート3から剥がれても、係合構造により中央樹脂キー
トップ2を外周樹脂キートップ1で保持することができ
るので、それが離脱するのを有効に防止することができ
る。ただ中央樹脂キートップ2もキーシート3に接着剤
で固着させる本実施形態については、次のような現象を
招く可能性が考えられる。すなわち、図2に示すよう
に、外周樹脂キートップ1を押圧した際に凹部5と凸部
6による係合構造を介して中央樹脂キートップ2に押圧
力Fが伝えられ、これにより中央樹脂キートップ2も連
動的に押圧された状態になって誤入力を生じる可能性が
あるということである。このような連動的な誤入力現象
の可能性は以下に説明する第2以降の実施形態において
有効に回避することができる。
【0014】第2実施形態〔図3,図4〕; 図3に第
2の実施形態による多方向樹脂キートップの断面構造を
示す。本実施形態では、円環状の外周樹脂キートップ1
1は接着剤4でキーシート3に固着させているが、円柱
状の中央樹脂キートップ12は固着させずにキーシート
3に対して自由な状態、即ちキーシート3の面方向と面
直方向でキーシート3に対して相対移動可能な状態で外
周樹脂キートップ11に遊嵌してある。またそれととも
に、外周樹脂キートップ11における凹部15の上面1
5fを外周樹脂キートップ11の内周面から底面へ向か
う下向きの傾斜面とする一方で、中央樹脂キートップ1
2における凸部16の上面16fもスカート状に外方へ
向かう下向きの傾斜面としている。そして、中央樹脂キ
ートップ12の凸部16における下端外縁と外周樹脂キ
ートップ11の凹部15の下端内縁とは、互いに幅d程
度の逃げ代の分だけ離間して対向位置している。
【0015】このように中央樹脂キートップ12をキー
シート3に対して自由な状態にするとともに、外周樹脂
キートップ11の凹部15と中央樹脂キートップ12の
凸部16に、傾斜方向が略合致して面どうしが対峙する
傾斜面15fと傾斜面16fを形成したことにより、中
央樹脂キートップ12の装着安定性を確保し、なお且つ
第1の実施形態におけるような連動的な誤入力現象を有
効に回避することができる。
【0016】すなわち接着剤4でキーシート3に固着さ
れるとともに鍔状の凸部17を介して機器の筐体8に係
合するようにされている外周樹脂キートップ11の凹部
15に中央樹脂キートップ12の凸部16が係合するこ
とにより、中央樹脂キートップ12の安定的な装着がな
される。特に、凹部15と凸部16それぞれに傾斜面1
5fと傾斜面16fを与えているので、凹部15と凸部
16による係合が密接になり、中央樹脂キートップ12
のがたつきが小さく装着安定性をより高いものとするこ
とができる。
【0017】その一方で、図4に示すように、外周樹脂
キートップ11を押圧した際に凹部15と凸部16によ
る係合構造を介して中央樹脂キートップ12に伝わる下
向きの押圧力Fが中央樹脂キートップ12の凸部16に
おける傾斜面16fを介して横前向きの力fに変えら
れ、これにより、中央樹脂キートップ12の凸部16の
外径よりも外周樹脂キートップ11の凹部15の内径が
大径とされることで形成される幅d程度の逃げ代の分だ
け中央樹脂キートップ12が横方向へ移動することによ
り下向きの押圧力Fを受け流す状態になり、中央樹脂キ
ートップ12に誤入力が生じるのを有効に回避すること
ができる。
【0018】第3実施形態〔図5〕; 図5に第3の実
施形態による多方向樹脂キートップの断面構造を示す。
本実施形態では、外周樹脂キートップ21を4分割して
環状に形成してあり、また中央樹脂キートップ22にお
ける凸部26の上面26fを平らに形成している。した
がって外周樹脂キートップ21を押圧した際に凹部25
と凸部26による係合構造を介して中央樹脂キートップ
22に伝わる下向きの押圧力は外周樹脂キートップ21
の凹部25における傾斜面25fを介して横前向きの力
に変えられることになる。その他の構成については第2
の実施形態と同様であるので、共通部分に同一の符号を
付してその説明は省略する。
【0019】第4実施形態〔図6〕; 図6に第4の実
施形態による多方向樹脂キートップの断面構造を示す。
本実施形態は第2の実施形態による多方向樹脂キートッ
プを変形した例で、その外周樹脂キートップ31におけ
る凹部35の上面35fを平らに形成している。その他
の構成については第2の実施形態と同様であるので、共
通部分に同一の符号を付してその説明は省略する。
【0020】第5実施形態〔図7〕; 図7に第5の実
施形態による多方向樹脂キートップの断面構造を示す。
本実施形態は第4の実施形態の多方向樹脂キートップを
変形した例で、キーシート43に頂面が平坦で全体的に
丸みを帯びた台形型の突状部43aを形成し、この突状
部43にて中央樹脂キートップ12の底面を支持するよ
うにしたものである。突状部43の頂面は平坦としてあ
るので中央樹脂キートップ12は安定的に支持される。
なお、この突状部43は、中央樹脂キートップ12が後
述のように傾倒できるものであれば、頂部が尖頭形状の
円錐型や多角錐型、または頂面が曲面のドーム型のよう
なもの、あるいは部分的にそれらの突状部を形成したも
のであってもよい。
【0021】このような突状部43を形成したキーシー
ト43は、外周樹脂キートップ1や中央樹脂キートップ
2の押圧を受けて変形を繰り返すことになるので、柔軟
性があり耐久性の高い材料を用いのが好ましいが、この
実施形態では中央樹脂キートップ12の底面に対する支
持面積が小さいながらも、中央樹脂キートップ12を押
圧した際にその押圧力を確実にキーシート43へ伝達で
きるようにしなければならないため、摩擦係数が大きく
中央樹脂キートップ12が滑り難い材料、例えばスチレ
ン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラ
ストマー、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、
ジエン系ゴム等が特に好ましい。また、外周樹脂キート
ップ31の上側内周面には、中央樹脂キートップ12の
外周面との間に所定のクリアランスが形成されるように
上方に向けて拡開するテーパー部31aが形成されてい
る。
【0022】そして、この多方向樹脂キートップでは、
外周樹脂キートップ31を押圧した際に凹部35と凸部
16による係合構造を介して中央樹脂キートップ12に
伝わる下向きの押圧力Fが、突状部43の平坦な頂面の
縁を揺動支点pとして中央樹脂キートップ12を傾倒さ
せる。このとき中央樹脂キートップ12の凸部16の先
端側部分は、外周樹脂キートップ31に該凸部16の回
動を許容する肉逃げ空間として形成された凹部35内を
回動しながら傾倒していく。このようにして中央樹脂キ
ートップ12は、下向きの押圧力Fを受け流す状態にな
り、中央樹脂キートップ12に誤入力が生じるのを有効
に防ぐことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、外周樹脂キートップと
中央樹脂キートップとの間に設けた係合構造により中央
樹脂キートップを外周樹脂キートップに係合させるよう
にしているので、中央樹脂キートップの装着安定性を高
めることができる。そしてその高い装着安定性は、中央
樹脂キートップのキーシートへの固着がなくとも得るこ
とができる。また本発明では、このことを利用して中央
樹脂キートップをキーシートに対して自由な状態にし、
係合構造を介して中央樹脂キートップに伝わる外周樹脂
キートップからの押圧力を受け流せるようにしたことに
より、外周樹脂キートップの押圧に伴う中央樹脂キート
ップの誤入力の可能性を回避することができ、係合構造
の有効性をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による多方向樹脂キートップの
構造説明図で、分図(a)は分図(b)のSB−SB線
断面図、分図(b)は平面図である。
【図2】図1の多方向樹脂キートップにおいて外周樹脂
キートップに押圧を加えた状態を示す断面図である。
【図3】第2の実施形態による多方向樹脂キートップの
断面図である。
【図4】図3の多方向樹脂キートップにおいて外周樹脂
キートップに押圧を加えた状態を示す断面図である。
【図5】第3の実施形態による多方向樹脂キートップの
構造説明図で、分図(a)は分図(b)のSC−SC線
断面図、分図(b)は平面図である。
【図6】第4の実施形態による多方向樹脂キートップの
断面図である。
【図7】第5の実施形態による多方向樹脂キートップの
構造および作用の説明図で、分図(a)は断面図、分図
(b)は外周樹脂キートップに押圧を加えた状態を示す
断面図である。
【図8】従来の多方向樹脂キートップの構造説明図で、
分図(a)は分図(b)のSA−SA線断面図、分図
(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 外周樹脂キートップ(第1実施形態) 2 中央樹脂キートップ(第1実施形態) 3 キーシート 5 凹部 5f 上面(傾斜面) 6 凸部 6f 上面(傾斜面) 11 外周樹脂キートップ(第2実施形態) 12 中央樹脂キートップ(第2実施形態) 15 凹部 15f 上面(傾斜面) 16 凸部 16f 上面(傾斜面) 21 外周樹脂キートップ(第2実施形態) 22 中央樹脂キートップ(第3実施形態) 25 凹部 25f 傾斜面 26 凸部 26f 上面 31 外周樹脂キートップ(第4実施形態) 35 凹部 35f 上面 43 キーシート(第5実施形態) 43a 突状部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の外周樹脂キートップと、この外周
    樹脂キートップの内側に配される中央樹脂キートップと
    を有してなり、押釦スイッチを覆うキーシート上に装着
    して用いられる多方向樹脂キートップにおいて、 前記外周樹脂キートップの内側面下部と前記中央樹脂キ
    ートップの側面下部との間に、前記中央樹脂キートップ
    の離脱を前記外周樹脂キートップにより防止するための
    係合構造が設けられていることを特徴とする多方向樹脂
    キートップ。
  2. 【請求項2】 前記外周樹脂キートップは前記キーシー
    ト上に固着して装着される一方で、前記中央樹脂キート
    ップは前記キーシートに対し自由にした状態で前記係合
    構造を介して前記キーシート上に装着され、且つ前記係
    合構造は、前記外周樹脂キートップが押圧された際に、
    当該係合構造を介して前記中央樹脂キートップに伝わる
    押圧力を前記中央樹脂キートップの横方向への移動で受
    け流せるように形成したものである請求項1記載の多方
    向樹脂キートップ。
  3. 【請求項3】 前記係合構造は、前記外周樹脂キートッ
    プの内側面下部に外側面側に向けて凹むように設けられ
    た凹部と、前記中央樹脂キートップの側面下部に外側へ
    向けて突出するように設けられた凸部とが係合するよう
    に形成され、且つ前記凹部と凸部の両方または何れか一
    方に傾斜面が与えられ、この傾斜面を介して前記外周樹
    脂キートップの押圧力が伝わることにより前記中央樹脂
    キートップの横方向移動を生じるようにしたものである
    請求項2記載の多方向樹脂キートップ。
  4. 【請求項4】 前記外周樹脂キートップは前記キーシー
    ト上に固着して装着される一方で、前記中央樹脂キート
    ップはその底面を下から支持する突状部を形成した前記
    キーシートに対し該突状部により支持した状態で前記係
    合構造を介して前記キーシート上に装着され、且つ前記
    係合構造は、前記外周樹脂キートップが押圧された際
    に、当該係合構造を介して前記中央樹脂キートップに伝
    わる押圧力を、前記突状部による支持点を揺動支点とす
    る前記中央キートップの傾倒により受け流せるように形
    成したものである請求項1記載の多方向樹脂キートッ
    プ。
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