JPH09147682A - 操作装置 - Google Patents

操作装置

Info

Publication number
JPH09147682A
JPH09147682A JP30009295A JP30009295A JPH09147682A JP H09147682 A JPH09147682 A JP H09147682A JP 30009295 A JP30009295 A JP 30009295A JP 30009295 A JP30009295 A JP 30009295A JP H09147682 A JPH09147682 A JP H09147682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
operating body
fulcrum
pressed
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30009295A
Other languages
English (en)
Inventor
Izuru Yumoto
出 湯本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP30009295A priority Critical patent/JPH09147682A/ja
Publication of JPH09147682A publication Critical patent/JPH09147682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 単一の操作体で4個のスイッチを動作させる
ものにおいて、1個のスイッチを動作させるために操作
体を押したときに、他のスイッチが誤動作しにくくす
る。 【解決手段】 操作体20の裏側の4箇所にスイッチ押
圧部22a、22b、22c、22dが形成されてい
る。押圧部22dの位置で操作体20を押すと、支点突
起14aと14bを傾斜支点として操作体が傾斜し、押
圧部22dでスイッチが押される。このとき他の2つの
押圧部22a、22cと支点突起14a、14bとの距
離Lb1が短いため、押圧部22aと22cの部分のス
トロークは短くスイッチS1とS3が誤動作しにくい。
比較例では、押圧部22dの部分が押されたときに、傾
斜支点(i)から押圧部22a、22cまでの距離Lb
2が長く、押圧部22aと22cのストロークが大きく
なり、この部分のスイッチが誤動作しやすくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用のナビゲー
ションシステムやゲーム機などに使用されるもので、単
一の操作体で複数のスイッチが動作させられる操作装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、単一の操作体により複数のスイ
ッチが動作させられる操作装置の正面図、図7はその断
面図である。この操作装置では、枠体1に形成された窓
1aから操作体2が現れている。この操作体2の背面側
の中心部には支持軸2aが一体に設けられ、この支持軸
2aの先端は、枠体1の内部に設けられた基板3の表面
に当たって支持されている。操作体2の背部の外周部の
4箇所には押圧部2bが一体に形成されている。そして
基板3には、4箇所の押圧部2bのそれぞれにより押圧
操作させられるスイッチSが設けられている。例えばス
イッチSはタクト方式であり、押釦状のアクチュエータ
4が前記押圧部2bに対向している。
【0003】この操作スイッチでは、操作体2全体を基
板3の方向へ押圧するバネが、例えば枠体1と、操作体
2のフランジ2cとの間に設けられている。例えば、操
作体2の(イ)の位置が押されると、操作体2が支持軸
2aと基板3との当接部を支点として図7にて鎖線で示
すように反時計方向へ回動し、(イ)の位置にある押圧
部2bによりその下に位置するスイッチSのアクチュエ
ータ4が押されて動作させられる。
【0004】しかし、操作体2が中心に設けられた支持
軸2aを支点として傾斜する操作装置では、支持軸2a
と押圧部2bとの距離Lrが、操作体2のほぼ半径寸法
に相当した短いものとなっている。よってスイッチSが
押圧操作させられたときの操作体2の傾きが非常に大き
くなり、(イ)の部分で操作部2を押圧する際の抵抗が
大きくスイッチSを動作させる際の操作感触が非常に悪
くなる。またスイッチSが動作させられたときの操作体
2の傾斜が非常に大きくなり、押圧箇所である(イ)の
部分と反対側の(ロ)の部分での枠体1の表面からの操
作体2の突出寸法が大きくなって、操作時の装置外観も
損なわれる。
【0005】そこで、操作体2の周囲に形成されたフラ
ンジ2cに対し、図示上方側から全周にわたって対向す
る支持部5を形成するとともに、中央の支持軸2aを
(ハ)方向へ弾性的に移動できるように支持した操作装
置に関して検討を行なった。この方式では、操作部2の
(イ)の部分が押されると、支持軸2aが(ハ)方向へ
沈むことができるため、(ロ)の部分にてフランジ2c
の上方を支持する支持部5を支点として、操作体2が反
時計方向へ傾斜する。操作体2は図7での図示右端部を
支点として傾斜するための、スイッチSを押圧している
押圧部2bと支点との距離L1が長くなり、(イ)の位
置を押してスイッチSを動作させたときの操作体2の傾
き角度が浅くなり、操作体2を押したときの操作性が良
く、押圧時の抵抗も小さくできる。また(ロ)の部分が
前方へ大きく突出することがなく、操作時の外観も良好
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示すよ
うに、操作体2が最も右側にて支持部5を支点として傾
斜し、支持軸2aの部分が(ハ)方向へ沈むものでは、
(イ)の位置のスイッチSを動作させたときに、(ニ)
と(ホ)に位置する押圧部2b,2bがスイッチSのア
クチュエータ4を押してしまうという問題が生じる。
(イ)の部分が押されたときにその位置の押圧部2bの
ストロークがDである場合、(ニ)と(ホ)の位置での
押圧部2b,2bの押圧方向へのストロークは(L2/
L1)・Dである。
【0007】図6と図7に示す操作装置では、(イ)の
位置で操作体2が押されたときに、その位置と180度
の角度だけ相違する反対側の(ロ)の位置を支点として
操作体2が傾斜する。したがってL2の寸法が大きく、
(L2/L1)も比較的大きな値となる。そのために、
(イ)の部分で操作体2が押されたときに、(ニ)と
(ホ)の位置にあるスイッチSのアクチュエータ4があ
る程度大きなストロークで押され、この位置にあるスイ
ッチが誤動作することがある。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、操作体の所定の位置を押圧したときにその位置に
あるスイッチに対する押圧感触が良好で、且つそれ以外
のスイッチを誤動作させる確率を低くした操作装置を提
供することを目的としている。
【0009】さらに、スイッチとスイッチの間にて操作
体を押し、隣接する2つのスイッチを共に動作させる場
合に、両スイッチを操作しやすいようにした操作装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の操作装置は、枠
体から操作可能に露出する操作体と、前記枠体の内部に
配置されて前記操作体の4箇所でそれぞれ押圧操作させ
られるスイッチと、前記操作体をその全体が枠体内部に
沈むことが可能となるように弾性支持する弾性体と、隣
接するスイッチの中間で操作体の表面側に位置する操作
体の傾斜支点と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0011】また、上記において、隣接するスイッチの
中間で操作体が押されたときに、前記隣接する2個のス
イッチが共に動作させられるものである。
【0012】本発明では、所定のスイッチのほぼ真上で
操作体が押されると、操作体はスイッチとスイッチとの
中間位置を傾斜支点として傾斜し、押圧位置のほぼ真下
に位置するスイッチが押圧操作される。このとき押圧さ
れるスイッチと交叉する側に位置する他のスイッチは、
前記押圧スイッチに比べ傾斜支点からの距離が短くな
る。したがって、所定のスイッチが押されるときに、こ
れと交叉する位置にある他のスイッチに対する操作体の
押圧ストロークが短くなり、前記他のスイッチが誤動作
する可能性が低くなる。
【0013】次に、この操作装置では、隣接する2つの
スイッチの中間にて操作体が押されると前記2つのスイ
ッチが共に押されて所定の入力が設定される。このとき
には、前記押圧位置とほぼ180度角度が相違する逆の
位置に傾斜支点が位置することになり、操作体の傾斜角
度が浅くなり2つのスイッチを同時に押圧操作しやすく
なる。
【0014】なお、操作体の全体が枠体内部に沈むこと
が可能となるように支持する弾性体は、図3と図4に示
すように、操作体の中央を支持する弾性変形可能な支持
部22であってもよいし、図5に示すように、スイッチ
を構成する弾性シート30のスイッチ変形部31a〜3
1dであってもよい。あるいは前記弾性体が、図7に示
すようなタクトスイッチに内蔵されたばねであり、タク
トスイッチの弾性反力により操作体の全体が弾性的に支
持されていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の操作装置Aを備えたリ
モコン装置の分解斜視図、図2(A)は本発明の操作装
置Aの正面図、図2(B)は本発明と比較のために示し
た他の構造の操作装置の正面図、図3(A)(B)は、
図2(A)の操作装置を動作別に示すIII−III線
の断面図、図4(A)(B)は、図2(A)の操作装置
を他の動作別に示すIV−IV線の断面図である。図1
に示すリモコン装置は、例えば車載用のナビゲーション
システムおよび音響装置の遠隔操作用であり、枠体10
とその底部に嵌着される底板11とで、片手で保持可能
な筐体が形成されている。枠体10には、本発明の操作
装置Aおよび、他の操作装置Bが配列されて設けられて
いる。
【0016】枠体10の表面には、操作装置Aを構成す
る丸窓12が形成されている。この丸窓12の内側に
は、円筒状のリブ13が一体に形成されており、このリ
ブに切欠き13aが形成されている。枠体10の内面で
は、前記リブ13の内側の4箇所に、操作体の傾斜支点
となる支点突起14a,14b,14c,14dが一体
に形成されている。操作体20は円盤状で表面の突部2
1aが筐体内において前記丸窓12から突出するように
設置される。操作体20の周囲にはフランジ21bが一
体に形成され、このフランジ21bの上面が、前記各支
点突起14a,14b,14c,14dに当接する。フ
ランジ21bの一部は側方に突出した突片21cであ
り、この突片21cが前記円筒状のリブ13の切欠き1
3aの内部に入り、操作体20は回転方向へ規制され
る。
【0017】操作体20の突部21aの表面には、操作
表示a,b,c,d,e,f,g,hが設けられてい
る。この各操作表示が操作体20の押される位置であ
り、この押される位置は、基本となる互いに直交する4
方向の各位置(a,c,e,g)と、前記各位置に対し
て45度の角度にて配置されている4方向の各位置
(b,d,f,h)の合計8箇所である。音響機器の遠
隔操作に使用される場合は、aの位置が押されるとテー
プのフォワード方向の再生、eが押されるとリバース方
向の再生、cの位置を押すとテープなどの早送り、gの
位置は巻き戻しなどの各動作が行われる。またナビゲー
ションシステムの遠隔操作に使用されるときは、前記a
ないしhのいずれかを押すと、その押し方向への画面の
スクロールまたはカーソルの移動操作が行われる。
【0018】操作体20の背部には、4箇所に押圧部2
2a,22b,22c,22dが一体に突出形成されて
いる。図2(A)に示すように、各押圧部22a,22
b,22c,22dは、前記基本となる4方向の操作表
示a,c,e,gの真下に形成されている。また操作体
20が枠体10の裏側に設置され、突片21cが切欠き
13a内に嵌着された状態において、支点突起14a,
14b,14c,14dがフランジ21bと当たる位置
は、前記操作表示b,d,f,hの位置である。すなわ
ち、支点突起14a,14b,14c,14dがフラン
ジ21bと当たる位置すなわち操作体20の傾斜支点と
なるのは、4箇所の押圧部22a,22b,22c,2
2dの互いに隣接するものの中点となる角度位置であ
る。
【0019】前記枠体10の内部では、操作体20の裏
側には弾性シート30とプリント基板40が設けられて
いる。弾性シート30は例えばシリコンゴム等の弾性を
有する材料により形成されている。弾性シート30に
は、弾性変形可能な支持部32が設けられており、前記
操作体20の背面の中心部に形成された支持穴23はこ
の支持部32に嵌着されている。弾性シート30では、
前記支持部32を中心とした周囲の4箇所にスイッチ変
形部31a,31b,31c,31dが一体形成されて
おり、スイッチ変形部31a,31b,31c,31d
の下面にはそれぞれカーボンなどの導電体層33が設け
られている。前記操作体20に形成された各押圧部22
a,22b,22c,22dは各スイッチ変形部31
a,31b,31c,31dの上面に当接する。操作装
置が組立てられた状態では、図3(A)および図4
(A)に示すように、操作体20は弾性変形可能な支持
部32および各スイッチ変形部31a,31b,31
c,31dに支持されて弾性的に枠体10方向へ押圧さ
れ、操作体20のフランジ21bが各支点突起14a,
14b,14c,14dに押圧された状態になる。ま
た、操作体20は弾性シート30によって弾性的に支持
されているため、その全体がプリント基板40の方向へ
沈むことができるように支持されている。すなわち、こ
の例では、支持部32とスイッチ変形部31a〜31d
の双方が、操作体20を枠体内部に沈むことが可能とな
るように支持する弾性体として機能する。
【0020】前記プリント基板40の表面には互いに櫛
歯状に形成されて対向する接点41と42が導電箔のパ
ターンにより4組形成されている。前記弾性シート30
のスイッチ変形部31a,31b,31c,31dに設
けられた各導電体層33は、各組の接点41と42の上
方に対向し、4個のスイッチS1,S2,S3,S4が
構成されている。
【0021】次に上記操作装置の動作について説明す
る。図3と図4に示すように、前記枠体10とプリント
基板40は一定の間隔に保たれている。枠体10とプリ
ント基板40の間には、弾性シート30が介装されてお
り、操作体20の中心部は背部から、弾性シート30に
形成された支持部32に支持され、また4箇所の押圧部
22a,22b,22c,22dは、それぞれ弾性シー
ト30のスイッチ変形部31a,31b,31c,31
dに背部側から押されている。したがって、操作体20
のフランジ21bは、枠体10の支点突起14a,14
b,14c,14dに当たっており、またこの状態で、
弾性シート30の各スイッチ変形部31a,31b,3
1c,31dに形成された導電体層33は、プリント基
板40の接点41,42から離れ、各スイッチS1,S
2,S3,S4は全てOFFである。
【0022】図3(A)(B)は、スイッチの真上にて
操作体20が押されたときの動作を示しており、例とし
ては操作体20の操作表示gの部分が押されスイッチS
4をONにする動作である。この操作装置では、前述の
ように操作体20が弾性シート30により枠体10の方
向へ押圧されており、また操作体20はその全体がプリ
ント基板40の方向へ沈むことができるように弾性支持
されている。したがって操作表示のいずれかの部分で操
作体20が押されると、操作体20は、枠体10に形成
されたいずれかの支点突起との当接部を傾斜支点として
傾斜動作する。
【0023】図3において、操作表示gの部分が押され
るとき、操作体20の傾斜支点は、支点突起14aと1
4bであり、支点突起14aは押圧部22aと22bの
中点の位置で、支点突起14bは、押圧部22bと22
cの中点の位置である。図3(B)に示すように、操作
表示gの部分が押されると、操作体20は前記2つの支
点突起14aと14bとフランジ21bとの2箇所の当
接部を傾斜支点として傾斜する。そして、操作体20の
押圧部22dにより弾性シート30のスイッチ変形部3
1dが押され、スイッチ変形部31dに形成された導電
体層33が、プリント基板40の接点41と42に接触
し、スイッチS4がONになる。このとき図2(A)お
よび図3(A)に示すように、傾斜支点(支点突起14
aと14b)から押圧部22dまでの直線距離(III
−III断面上での距離)はLa1で、傾斜支点から2
つの押圧部22aと22cまでの距離はLb1である。
【0024】まず押圧部22dに関しては、傾斜支点
(支点突起14a,14b)からの距離La1が比較的
長いため、押圧部22dによりスイッチ変形部31dを
押圧して変形させる際の操作性は良好である。すなわち
図7に示した従来例のように中心の支持軸2aを支点と
して傾斜するものでは、傾斜支点からスイッチ押圧部ま
での距離Lrが短く、操作体を押圧したときの操作体の
傾斜角度が大きく、よって操作体を押す際に大きな力を
要し操作感触も悪いものとなる。これに対し、図3
(B)では、操作体20が支点突起14aと14bを傾
斜支点として傾斜し、傾斜支点から押圧部22dまでの
距離La1が長いため、スイッチS4の操作を軽い力で
でき、また操作体20の傾斜角度も小さいため操作性も
良好になる。
【0025】また、図3(B)に示すように、操作体2
0のgの部分が押されて支点突起14aと14bを傾斜
支点として傾斜したとき、指で押している押圧部22d
と直交する位置にある2箇所の押圧部22aと22cも
基板40の方向へ移動し、その位置にあるスイッチ変形
部31aと31cが押される。ただし、III−III
断面の面方向において、支点突起14aと14bが操作
体20の中心側に近い位置にあるため、傾斜支点から押
圧部22aと22cまでの距離Lb1が短くなる。よっ
て、傾斜支点から押圧部22dまでの距離La1と押圧
部22aと22cまでの距離Lb1との比(Lb1/La
1)が小さくなり、押圧部22dがスイッチ変形部31
dを押すときのストロークをDとしたときに、他の2つ
の押圧部22aと22cがスイッチ変形部31aと31
cを押圧するするときのストローク(Lb1/La1)・
Dはあまり大きくならない。したがって、図3(B)に
おいてスイッチ変形部31dがプリント基板40に密着
したときにも、他の2つのスイッチ変形部31a,31
c(点線で示しているのは31a)は、プリント基板4
0から充分に離れており、2つのスイッチS1とS3が
ONとなることはない。
【0026】図2(B)は本発明に対する比較例を示し
ており、この比較例では、操作表示gの部分で操作体2
0が押されたときの傾斜支点(i)が、反対側の押圧部
22bの外周のフランジ21b上に位置する場合を示し
ている。このものでは、傾斜支点(i)から押圧部22
dまでの距離La2と、傾斜支点(i)から他の2つの
押圧部22a,22cまでの距離Lb2との比(Lb2/
La2)が大きい値となり、押圧部22dがスイッチ変
形部31dを押したときに、他の2箇所の押圧部22a
と22cがスイッチ変形部31aと31cを押すストロ
ーク(Lb2/La2)・Dが大きくなって、スイッチ変
形部31aと31cがプリント基板40に当接してスイ
ッチS1とS3が誤動作するおそれがある。
【0027】この比較例との対比で解るように、本発明
では、傾斜支点となる支点突起が隣接するスイッチ(押
圧部)の中間に設けられているため、スイッチの真上で
操作体20が押されたときに、他のスイッチが誤動作を
生じることがなくなる。なお、これは操作表示gの部分
で操作体20を押圧した場合に限られず、操作表示a、
c、eのそれぞれの部分で操作体20が押された場合も
同じである。
【0028】次に、本発明の操作装置では、隣接するス
イッチの中間で操作体20が押されたときは隣接する2
つのスイッチが共にONになり、この2つのスイッチが
ONになったことにより、所定の入力検知が行われる。
例えば図4(B)に示すように、操作表示fの部分で操
作体20が押されると、その両側に位置する押圧部22
cと22dによりスイッチ変形部31cと31dが押さ
れ、両スイッチ変形部31cと31dの導電体層33
が、プリント基板40の接点41と42に接触し、スイ
ッチS3とS4が一緒にONになる。スイッチS3とS
4が共にONになると、例えば表示装置の画面におい
て、画面の表示地図がfの方向へスクロールされる。
【0029】図2(A)に示すように、操作表示fの部
分で操作体20が押されるとき、その反対側に位置する
支点突起14aが、操作体20が傾斜する際の傾斜支点
となる。よって、傾斜支点(支点突起14a)から2つ
の押圧部22cおよび22dまでの距離Lc1はかなり
長くなる。この距離Lc1を長く確保できることによ
り、2つの押圧部22cと22dでスイッチ変形部31
cと31dを押圧する際の操作抵抗力が小さくなり、操
作しやすいものとなる。これに対し図2(B)に示す比
較例では、操作表示fの部分で操作体20を押したとき
に、傾斜支点が(i)と(ii)の位置となり、この傾
斜支点から2つの押圧部22cと22dまでの距離が短
く、両押圧部22cと22dを同時に押すための操作性
が悪くなる。
【0030】また、図2(A)に示すように、本発明で
は、例えば押圧部22dの部分で操作体20が押される
とき、傾斜支点が支点突起14aと14bになって、押
圧力の作用点(すなわちスイッチ変形部を変形させる押
圧点)と、各傾斜支点とが三角形に配置される。また押
圧部の中間の例えば操作表示fの部分で操作体20が押
されるとき、スイッチ変形部を押圧する押圧部は22c
と22dの2箇所で、傾斜支点は支点突起14aとな
り、この場合も、スイッチ変形部の押圧点と傾斜支点と
が三角形の関係になる。一方、図2(B)に示す比較例
では、操作表示gが押されるとき、押圧部22dと傾斜
支点(i)は直線上に位置し、また操作表示fの部分が
押されるとき、2つの押圧部22c,22dと、2つの
傾斜支点(i)(ii)との関係は四角形である。この
ように、本発明では、押圧部の真上で操作体20が押さ
れるとき、および押圧部の中間で操作体がおされるとき
の双方において、操作体への力の作用点が常に三角形の
位置関係になり、動作が安定し、操作性のよいものとな
る。
【0031】次に、図5(A)(B)は、本発明の操作
装置を用いた他のリモコン装置の断面図である。図5
(A)(B)は、図4(A)(B)に相当する断面図で
あり、図2(A)ではIV−IV線の断面図である。こ
の例でのリモコン装置は、操作体20の背面中央部が弾
性シート30に支持されておらず、4カ所の押圧部22
a〜22dのみが弾性シート30のスイッチ変形部31
a〜31dに当接して背面側から押されることにより、
操作体20が枠体10の方向へ押圧されている点、およ
び、操作体20の背面中央部からプリント基板40に向
かって当接軸20aが延在している点が図1〜図4に示
すリモコン装置と相違しており、それ以外の構成は図1
〜図4に示す前述したリモコン装置と同一である。すな
わち、図5(A)(B)で示す例では、弾性シート30
のスイッチ変形部31a〜31dが、操作体20の全体
が沈むことができるように支持する弾性体として機能す
る。
【0032】前記当接軸20aはその先端が球形に形成
されたものであり、図5(A)に示すように操作体20
に操作力が与えられていないときには、当接軸20aの
先端はプリント基板40から離れている。そして、図5
(B)に示すように操作体20の操作表示fの部分(図
2(A)参照)が押されると、図1〜図4に示すリモコ
ン装置と同様に支点突起14aを傾斜支点として操作体
20が傾斜し、2つの押圧部22c,22dによりスイ
ッチ変形部31cと31dが同時に押圧され、スイッチ
S3とS4が一緒にONになる。
【0033】スイッチS3とS4がOFFからONに切
り換ええられた直後、すなわち、スイッチ変形部31c
と31dの導電体層33がプリント基板40の接点41
と42に接触し、さらにその位置からわずかに操作体2
0が押し込まれたときに、当接軸20aの先端がプリン
ト基板40に当接するようにこの当接軸20aの長さが
設定されている。よって、操作体20が必要以上に押し
込まれることがなく、例えば4つのスイッチS1〜S4
のうち3つ以上のスイッチが同時にONされるといった
不具合を防止できる。
【0034】なお、1つのスイッチをONさせる場合、
例えば、操作体20の操作表示gの部分(図2(A)参
照)を押したときには、2つの支点突起14a,14b
を傾斜支点として操作体20が傾斜し、押圧部22dに
より弾性シート30のスイッチ変形部31dが押され
る。このとき、図2から明らかなように、支点突起14
a,14bから押圧部22dまでの距離La1と操作体
20の中央部までの距離Lb1との比(Lb1/La1)
は、上述した2つのスイッチS3,S4を同時にONさ
せる場合の支点突起14aから押圧部22c,22dま
での距離Lc1と支点突起14aから操作体20の中央
部までの距離Ld1との比(Ld1/Lc1)よりも小さ
いため、当接軸20aの沈み込む量は少なく、この当接
軸20aがプリント基板40に当接することはない。
【0035】このように操作体20の背面中央部に、2
つのスイッチを同時にONさせたときにプリント基板4
0に当接する長さの当接軸20aを設けておくことによ
り、図1〜図4に示すリモコン装置と同等の作用効果を
奏するだけでなく、悪戯的に操作体20の表面中央部を
押し込んだ場合でも3つ以上のスイッチが同時にONと
なることを未然に防止でき、スイッチの入力検知回路が
誤動作するのを防ぐことができるものとなる。なお、上
記の形態では、枠体側に傾斜支点となる支点突起が設け
られているが、操作体20のフランジ21bの上面の4
箇所に支点突起が形成され、これが枠体に当接して傾斜
支点となったものであってもよい。
【0036】また、傾斜支点となる支点突起と例えば操
作体との突き当て部をゴムなどの弾性体により形成して
もよい。このものでは、例えば図3(B)に示すよう
に、押圧部22dの真上で操作体20が押されて押圧部
22dでスイッチ変形部31dが押されたときに、傾斜
支点(支点突起14aと14b)が弾性的にやや収縮
し、傾斜支点の部分で操作体20が枠体10から突出す
る方向(プリント基板40から離れる方向)へ突出する
ことができるため、押圧部22aと22bで押されるス
イッチ変形部31aと31cがプリント基板40から離
れやすくなり、スイッチS1とS3の誤動作を防止する
効果が高くなる。
【0037】また操作体20の押圧部で動作させられる
スイッチは、図6と図7に示す従来例のようなタクトス
イッチであってもよい。この場合、操作体20の中央部
には例えば図5に示す当接軸20aが設けられる。この
例では、タクトスイッチの動作反力を発揮する内蔵ばね
などが、操作体20を沈むことが可能となるように支持
する弾性体となる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明では、単一の操作体
で4個のスイッチを動作させる場合に、スイッチの真上
で操作体が押されたときも、スイッチの中間で操作体が
押されたときも、共に操作性がよく、軽い力でスイッチ
を動作させることが可能になる。また、操作体が小型で
あっても、スイッチを確実に動作させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作装置を用いたリモコン装置の分解
斜視図、
【図2】(A)は本発明の操作装置の正面図、(B)は
比較例の操作装置を示す正面図、
【図3】図2(A)のIII−III線の断面図を示す
ものであり、(A)は操作力が与えられていないとき、
(B)はgの部分で操作体が押された状態を示す、
【図4】図2(A)のIV−IV線の断面図を示すもの
であり、(A)は操作力が与えられていないとき、
(B)はfの部分で操作体が押された状態を示す、
【図5】他の構成例の操作装置を示すものであり、
(A)(B)は図4(A)(B)に相当する断面図、
【図6】従来の操作装置を示す正面図、
【図7】図6に示す操作装置の縦断面図、
【符号の説明】
A 操作装置 S1,S2,S3,S4 スイッチ 10 枠体 12 丸窓 14a,14b,14c,14d 支点突起 20 操作体 21b フランジ 22a,22b,22c,22d 押圧部 23 支持穴 30 弾性シート 31a,31b,31c,31d スイッチ変形部 32 支持部 40 プリント基板 41,42 接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体から操作可能に露出する操作体と、
    前記枠体の内部に配置されて前記操作体の4箇所でそれ
    ぞれ押圧操作させられるスイッチと、前記操作体をその
    全体が枠体内部に沈むことが可能となるように弾性支持
    する弾性体と、隣接するスイッチの中間で操作体の表面
    側に位置する操作体の傾斜支点と、を有することを特徴
    とする操作装置。
  2. 【請求項2】 隣接するスイッチの中間で操作体が押さ
    れたときに、前記隣接する2個のスイッチが共に動作さ
    せられる請求項1記載の操作装置。
JP30009295A 1995-11-17 1995-11-17 操作装置 Pending JPH09147682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30009295A JPH09147682A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30009295A JPH09147682A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09147682A true JPH09147682A (ja) 1997-06-06

Family

ID=17880621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30009295A Pending JPH09147682A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09147682A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297663A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Pioneer Electronic Corp スイッチ機構
JP2009245723A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Brother Ind Ltd 多方向キースイッチ
CN103295825A (zh) * 2012-02-09 2013-09-11 阿尔卑斯电气株式会社 按压式输入装置
CN113168986A (zh) * 2019-03-25 2021-07-23 Jvc建伍株式会社 交互转换开关以及电子设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297663A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Pioneer Electronic Corp スイッチ機構
JP2009245723A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Brother Ind Ltd 多方向キースイッチ
CN103295825A (zh) * 2012-02-09 2013-09-11 阿尔卑斯电气株式会社 按压式输入装置
CN113168986A (zh) * 2019-03-25 2021-07-23 Jvc建伍株式会社 交互转换开关以及电子设备
CN113168986B (zh) * 2019-03-25 2024-06-04 Jvc建伍株式会社 交互转换开关以及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3951493B2 (ja) 多方向操作スイッチおよびこれを用いた複合スイッチ
JP4487821B2 (ja) 複合操作型電子部品
JP2003031077A (ja) 多段多方向キー及びこれを用いた多段多方向キースイッチ
JP2002063830A (ja) 押釦スイッチ及びこれを用いた複合スイッチ
JP2001185004A (ja) 多方向押圧型スイッチ
JP2002042612A (ja) 操作装置
JPH09147682A (ja) 操作装置
US6329614B1 (en) Multi-directional switch having a plurality of manual switches
JP3763044B2 (ja) 多方向スイッチ
JP3869996B2 (ja) 多方向入力装置
JP2942098B2 (ja) 多方向入力装置
JP3931479B2 (ja) 多方向操作スイッチおよびこれを用いた複合スイッチ
JP4105432B2 (ja) 多方向入力装置
JP2000348576A (ja) 多方向操作スイッチおよびこれを用いた複合スイッチ
JP3937670B2 (ja) 多方向操作スイッチ
JP3261885B2 (ja) 多方向操作スイッチ
JPH0741917U (ja) 回転式パルススイッチユニット
JP4186612B2 (ja) 複合操作型電子部品
JPH0711731U (ja) 多方向押圧型スイッチ
JP2600975Y2 (ja) 多方向押圧型スイッチ
JP3476534B2 (ja) 操作装置
JP2001351479A (ja) 多方向押圧型スイッチ
JP4272025B2 (ja) 入力装置
JP2002313189A (ja) 多方向スイッチ
JPH11306918A (ja) 複合スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030204