JP2006167191A - スライドファスナー - Google Patents

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Abstract

【課題】ファスナーエレメント噛合時に、スライドファスナーが長さ方向に剛直な直線状又は湾曲状の棒材のようにする機能を有し、ファスナーエレメントの分離時には、ロープのように多方向へ変形する柔軟な機能を有する、従来にない用途が拡大するスライドファスナーを提供する。
【解決手段】前記ファスナーエレメント(31)が、ファスナーテープに取着される基部(32a) 、同基部(32a) に続く首部(32b) 、及び同首部(32b) に続きテープ長手方向に膨出する噛合頭部(32c) を有するエレメント本体(32)と、前記エレメント本体(32)に設けられ、エレメント分離時にはファスナーストリンガー(24)の屈曲を許容するとともに、エレメント噛合時のファスナーチェーンの屈曲を阻止して硬直化する硬直化手段とを備えている。前記硬直化手段は、エレメント噛合時に相手方の硬直化手段と互いに密接する第1密接平面を有しており、エレメント噛合時に相手方のファスナーエレメント(31)の前記噛合頭部(32c) の一部表面と密接する第2密接平面を有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、スライドファスナー、特にファスナーエレメントが分離した状態にあるときのファスナーストリンガー単独では従来と同様に可撓性を有するが、ファスナーエレメントが噛合状態にあるときのファスナーチェーンでは屈曲せずに直線状態又は湾曲状態を維持して硬直化するスライドファスナーに関する。
従来から知られている一般的なスライドファスナーは、隣接するファスナーエレメントの噛合頭部の間に、相手方のファスナーエレメントの噛合頭部を嵌入するため、その取着間隔が噛合強度を損なわない程度に広めに設定されており、噛合したファスナーエレメント間には僅かながら隙間が存在し、噛合したファスナーエレメントはエレメント同士が点接触して、その隙間の範囲で自由に移動する。
上述のごとく、従来のスライドファスナーには、噛合したファスナーエレメント間に隙間が存在するため、ファスナーエレメントが噛合した状態にあるときのスライドファスナーであっても、その形態がテープ幅方向及びテープ面に直交する方向へと多様に変形してしまい、形態を硬直化させ、その状態を安定して維持する機能は存在しなかった。
本発明は、ファスナーエレメント噛合時に、スライドファスナーが長さ方向にその形状を維持した状態で固くなり、すなわち剛直な直線状又は湾曲状の棒材のようにする機能を有し、また、ファスナーエレメントの分離時には、柔軟で可撓性を有し、すなわちロープのように多方向へ変形する機能を有する、従来にない構造及び機能を備えたスライドファスナーを提供することを目的とする。
前記目的は、本発明の基本的な構成である、ファスナーテープの長さ方向に多数のファスナーエレメントを所定間隔ごとに取着した左右一対のファスナーストリンガーを有してなるスライドファスナーであって、前記ファスナーエレメントは、ファスナーテープ又は紐体に取着される基部、ファスナーテープ又は紐体の長手方向に膨出する噛合頭部を有するエレメント本体と、前記エレメント本体に設けられ、エレメント分離時にはファスナーストリンガーの屈曲を許容するとともに、エレメント噛合時のファスナーチェーンの屈曲を阻止して硬直化する硬直化手段とを備えていることを特徴とするスライドファスナーにより達成される。
前記硬直化手段は、エレメント噛合時に相手方の硬直手段と互いに密接する第1密接平面を有しており、また好ましくは前記硬直化手段が、第1密接平面に加えて、エレメント噛合時に相手方のファスナーエレメントの前記噛合頭部の一部表面と密接する第2密接平面を更に有するようにすることもできる。また、前記第1及び第2表面に突設された前記方形状***部の間に、相手方のファスナーエレメントの噛合頭部の一部が嵌着する凹部を形成することができる。
好ましい態様によれば、前記硬直化手段が、前記ファスナーエレメントの噛合頭部及び首部の第1及び第2表面に***して成形一体化された方形状***部からなり、前記第1密接平面は各方形状***部のファスナーテープ横断方向に延びる側面であり、前記第2密接平面は噛合時の相手方のファスナーエレメントの噛合頭部の第1及び第2表面の一部に密接する各方形状***部の平面の一部である。また、前記方形状***部が前記ファスナーテープの長手方向に等間隔(P)に配されており、隣接する方形状***部間の間隔(P)を、各方形状***部のファスナーテープの長手方向の幅寸法(W)の2倍よりも小さく設定することが望ましい。
一般的には、前記ファスナーエレメントの第1表面側及び第2表面側の各方形状***部は同一寸法で、完全な正四角形又は矩形である。また本発明にあっては、前記第1表面側の方形状***部と第2表面側の方形状***部とを同一形状を有し、それぞれの方形状***部のファスナーエレメントの前記取着部側のテープ長手方向に沿った第1端部の幅寸法(W1)を、ファスナーエレメントの前記噛合頭部側のテープ長手方向に沿った第2端部の幅寸法(W2)よりも長く設定してもよく、この場合には前記第1端部と第2端部とを結んで形成されるテープ横断方向に延びる左右側面間に所定の傾斜角(α)を有している。また、更には前記ファスナーエレメントの第1表面側の方形状***部のテープ長手方向の幅寸法を、第2表面側の方形状***部のテープ長手方向の幅寸法よりも所定の比率で大きく設定してもよい。この場合には、前記第1表面側及び第2表面側に配される前記方形状***部のテープ横断方向に延びる左右側面がテープ貫通方向に所定の傾斜角(β)をもって傾斜する傾斜面に形成するとよい。
更に、本発明のスライドファスナーにあっては、所要の長さ領域に上記方形状***部が完全な正四角形又は矩形である同一形状のファスナーエレメントを配し、他の長さ領域に上記傾斜角(α)或いは傾斜角(β)の傾斜面をもつファスナーエレメントを配して、ファスナーエレメントの噛合時には、直線状に硬直化する部分と、湾曲して硬直化する部分を作りだすこともできる。
発明の作用効果
通常の構造をもつファスナーエレメントに前記硬直化手段を付加することにより、ファスナーエレメントの噛合時には硬直化して、その剛性により各種製品の形状を安定化させるための補強材としての機能を果たすことができ、またファスナーエレメントの分離時には各種製品の形状変形とともに変形させることができ、製品を片づける際には通常のスライドファスナーと同様に邪魔になることがない。前記硬直化手段は従来のファスナーエレメント付加されるものであることから、そのエレメント形状による影響がなく、従来の多様な形状をもつファスナーエレメントにも容易に対応することができる。
前述の構成を備えた本発明のスライドファスナーは、新たな用途展開を図ることが可能となる。例えば、テントを構成するシート材の縁部に本スライドファスナーを取り付け、テントを組み立てるときに、シート材の縁部に取り付けたスライドファスナーを噛合させるだけで、各シート材を連結することができるのみならず、スライドファスナーが棒材のごとく固くなり、テントの補強用芯材として機能させることができる。また、テントを片づけるときは、まずスライドファスナーの噛合を解除してシートを分離させると、本スライドファスナーがシート材とともに変形可能となり、シート材とともに折り畳むことができる。
また、例えば、骨折時における骨折部分を被覆する生地の縁部に本スライドファスナーを取り付け、ファスナーエレメントを噛合することで、生地の両縁部を連結するとともに、スライドファスナーが棒材のごとく固くなり、骨折部分を支持固定する補強材として機能させることができる。また未使用時は、上述のテントの場合と同様に、生地と一緒に折り畳んで片づけることができる。
前記硬直化手段は、エレメント噛合時に相手方の硬直手段と互いに密接する第1密接平面を有することによって、各ファスナーエレメントが噛合したとき、隣接するファスナーエレメントと平面的に密接するため、互いに多方面への回動が確実に阻止され、ファスナーエレメントの噛合形態を維持し、同時にファスナーエレメントの剛性を利用して、噛合時のスライドファスナー全体を硬直化する。このとき、前記第1密接平面の密接面積を可能な限り大きくすれば、更に噛合形態の維持性能が高まる。更に、本発明にあって、前記硬直化手段が、前記第1密接平面に加えて、エレメント噛合時に相手方のファスナーエレメントの前記噛合頭部の一部表面と密接する第2密接平面を有している場合には、前記第1密接平面と第2密接平面とによって各ファスナーエレメントの動きを規制するため、ファスナーエレメント間の噛合形態を更に安定化させる。
前記硬直化手段を、エレメント本体の噛合頭部及び首部の第1及び第2表面に***する方形状***部で構成すると、ファスナーエレメントの噛合時には第1密接平面であるエレメント側面同士が密接して、各隣接するファスナーエレメント同士が互いに強力な挟着状態となって、テープ平面方向の回動やテープ平面に直交する方向の回動を効果的に阻止する。また同時に、前記第2密接平面は前記第1密接平面とは異なる方向の平面となり、ファスナーエレメント噛合時に、各方形状***部の板面の一部が相手方のファスナーエレメントの噛合頭部及び首部の第1及び第2表面の一部に密接して、各ファスナーエレメントは異なる方向から回動が規制されることになるため、更に噛合形態を安定化させる。
この場合には、前記第1及び第2表面に突設された前記方形状***部の間に、相手方のファスナーエレメントの噛合頭部の一部が嵌着する凹部を形成することによって、前記第2密接平面が得られる。第1及び第2表面に突設された方形状***部の各第2密接平面により、噛合相手のエレメント本体の噛合頭部の一部の表裏面を挟み込むため、ファスナーエレメントの回動を阻止することに加えて、スライドファスナーの表裏方向への突上げ力に耐え、ファスナーエレメントの噛合時に、スライドファスナーが硬直状態を安定して維持することができる。
また、隣接する方形状***部間のピッチ(P)を、各方形状***部のファスナーテープの長手方向の幅寸法(W)よりも小さく設定すると、ファスナーエレメントが噛合したとき、噛合エレメント間で互いをファスナーテープの長手方向に押し退けようとする力が働き、その力によって噛合しているファスナーエレメント間の密接度が上がるため、噛合形態が更に安定化して、ファスナーエレメント噛合時のスライドファスナーの硬直度が更に大きくなる。
前記ファスナーエレメントの第1表面から突出する方形状***部のテープ長手方向の幅寸法と第2表面から突出する方形状***部のテープ長手方向の幅寸法とが同一である場合は、ファスナーエレメントの噛合時には、スライドファスナーは直線状の硬直状態となる。一方、前記第1表面側の方形状***部と第2表面側の方形状***部とは同一形状を有し、各方形状***部のファスナーエレメントの前記取着部側のテープ長手方向に沿った第1端部の幅寸法(W1)が、ファスナーエレメントの前記噛合頭部側のテープ長手方向に沿った第2端部の幅寸法(W2)よりも長く設定する場合には、テープ平面に沿った方向に湾曲する所要の半径の円形又は円弧状の硬直なスライドファスナーが得られる。
また、前記ファスナーエレメントの第1表面から突出する方形状***部のテープ長手方向の幅寸法を、第2表面から突出する方形状***部のテープ長手方向の幅寸法よりも所定の比率で大きく設定し、前記第1表面側及び第2表面側に配される前記方形状***部の長手方向の幅寸方が異なる場合に、各方形状***部のテープ横断方向に延びる側面を所定の円弧角(α)をもつ傾斜面に形成する場合には、ファスナーエレメント噛合時にテープ平面を巻き込む方向に湾曲する所要の半径をもつ円形又は円弧形状の硬直なスライドファスナーが得られる。
なお、スライドファスナーの所要の長さ領域に上記方形状***部が完全な正四角形又は矩形である同一形状のファスナーエレメントを配し、他の長さ領域に上記傾斜角(α)或いは傾斜角(β)の傾斜面をもつファスナーエレメントを配する場合には、例えば旅行鞄などに同スライドファスナーを装着して、スライドファスナーを閉じたとき、その直線部及び湾曲部が共に硬直化するため、鞄の安定した形態を維持することができるとともに、スライドファスナーを開けたときは通常のファスナーストリンガーと同様に鞄本体と一緒に折り畳んだり、或いはスライドファスナーの開いた部分を大きく開口させることができる。
以下、本発明に係るスライドファスナーの代表的な実施形態を添付図面を参照しながらより具体的に説明する。
図1〜図7は本発明の第1実施形態に関する図面であり、図1はスライドファスナー全体の平面図、図2及び図3はファスナーストリンガーの一部を左右斜め前方から見た斜視図、図4は左右のファスナーストリンガーのエレメント噛合前のエレメント配列状態を示す部分平面図、図5は同エレメント噛合後のエレメント噛合状態を一部切開して示す部分平面図、図6は図5に示すVI-VI 線に沿った矢視断面図、図7はスライドファスナーを途中まで開いたときのファスナーエレメントの噛合部分と分離部分における形状の差異を示す斜視図である。
本発明のスライドファスナー10も、図1に示すように従来のスライドファスナーと同様に、左右一対のファスナーテープ21,22の相対するテープ側縁部に沿って多数のファスナーエレメント31が取着された左右のファスナーストリンガー24を有している。図示例にあっては、一方のファスナーテープ21の最上端のファスナーエレメント31に隣接して上止具41が固着されているが、他方のファスナーテープ22には格別に上止具は取着されていない。また、左右一対のファスナーテープ21,22に配された最下端のファスナーエレメントに隣接するテープ側縁間には、左右一対のファスナーテープ21,22の側縁部を連結する下止具42が固着されている。前記ファスナーエレメント31、上止具41及び下止具42は熱可塑性合成樹脂材料から構成され、図示せぬ射出金型に挿通される前記ファスナーテープ21,22に射出成形によって一体化される。なお本実施形態のように、ファスナーテープ21,22にファスナーエレメント31と、上止具41又は下止具42とが一体に成形されたのち、スライダー50が挿通され、次いで下止具42又は上止具41がファスナーテープ21,22の上記部位に一体に成形されてスライドファスナー10が完成する。
本発明にあって最も特徴とする部分はファスナーエレメントの構成にある。
本実施形態による上記ファスナーエレメント31は、図2〜図6に示すように、通常のファスナーエレメントと同様の形状をもつ、エレメント成形時にファスナーテープに一体に取着される基部32a、同基部32aに続きファスナーテープ21,22の側縁から外側に突出する首部32b、及び同首部32bから更に外側に突出する噛合頭部32cからなるエレメント本体32と、前記基部32aの外側端から首部32bを介して噛合頭部32cの頂点まで延びてエレメント本体32の表裏面(第1表面及び第2表面)に成形一体化される方形板片状(図示例では、正四角形状)の***部33とを有している。
なお、この方形状***部33は、必ずしも単一の方形状***部から構成されるとは限らず、例えば方形状***部のテープ長手方向の両端面に歯形状の凹凸面を形成して、ファスナーエレメントの噛合時に相手方の板片の凹凸面と互いに嵌着する複数の方形を組み合わせた形状とすることもできる。しかしながら、ファスナーエレメントの噛合時には、その凹凸面の少なくとも一部の平面と相手方の凹凸面の一部とが密接しなければならない。図示例では方形状***部33のテープ長手方向の両端面がファスナーエレメントの噛合時における第1密接平面となる。
前記エレメント本体32の基部32aはファスナーテープ21,22の第1表面及び第2表面を挟んだ状態で成形一体化され、平面視で正四角形状の薄板片からなり、前記首部32bは前記基部32aのテープ長手方向の両端から湾曲して同方向の寸法を狭めながらテープ外へと突出しており、前記噛合頭部32cは前記首部32bから前記基部32aのテープ長手方向の寸法よりも僅かに短い寸法位置まで外側に湾曲してテープ長手方向の寸法を拡げて膨出端を形成したのち、その膨出端から外側に突出して湾曲しながら狭まり湾曲面からなる頂部を形成する。ファスナーエレメント噛合時には、前記首部32bの間に相手方のエレメント本体32の噛合頭部32cが係脱する。
本実施形態によると、前記エレメント本体32の第1表面及び第2表面に成形一体化される各方形状***部33は同一形状、同一寸法を有しており、その配設部位は各方形状***部33のテープ長手方向の一端の端面位置をエレメント本体32の噛合頭部32cの一方の膨出端位置から外側に僅かにずれた位置に配し、各方形状***部33のテープ長手方向の他端の位置をエレメント本体32の首部32bの最も狭まった位置に配するとともに、各方形状***部33のテープ横断方向の一端を上記基部32aの外側突出端位置に配し、各方形状***部33のテープ横断方向の他端を上記噛合頭部32cの頂点位置に配している。
そして、各方形状***部33の間には、噛合相手方のファスナーエレメント32の噛合頭部32cが入り込んで嵌着する凹部34が形成されている。同凹部34は、その周囲が各方形状***部33の対向内面と、前記基部32aの噛合頭部側端面と、前記首部32bの一側面と、噛合頭部32cの首部側端面とで囲まれ、テープ長手方向の一方向にのみ開口する空間である。
その結果、前記首部32bの大部分と噛合頭部32cの一方の膨出端部が前記方形***部33により隠蔽され、前記首部32bの基端部の一部と噛合頭部32cの他方の膨出端部が外部に露呈することになる。ファスナーエレメント31を噛合させると、噛合する2つのエレメント本体32の第1及び第2表面側から***する前記方形状***部33の一部が、相手方のエレメント本体32の前記噛合頭部32cの一方の膨出端部と首部32bの基端部の一部とを挟持するように密接する。このとき、前記噛合頭部32cが前記凹部34に嵌着し、露呈平面である首部32bと噛合頭部32cの表裏面に密接する第1表面側の方形状***部33と第2表面側の方形状***部33との対向内面が、本発明における第2密接平面となる。
また図示例にあっては、エレメント本体32の前記噛合頭部32cの首部側とは反対側の頂部湾曲面にテープ長手方向に直線状に延びる嵌着溝32dが形成されており、前記基部32aの噛合頭部側端面から首部32bの最も凹んだ部位にかけてエレメント本体32の肉厚の略1/3の肉厚を有する薄板突片32eが一体に突出して成形されている。前記嵌着溝32dの溝幅寸法と前記薄板突片32eの肉厚寸法とは同じ、或いは前記嵌着溝32dの溝幅寸法を前記薄板突片の肉厚寸法よりも僅かに大きくしてあり、ファスナーエレメント31の噛合時には前記薄板突片32eが前記嵌着溝32dに嵌合する。
以上の構成を備えた多数のファスナーエレメント31が左右のファスナーテープ21,22の対向側縁部に所定のピッチPをもって成形一体化される。ところで、このときのピッチPは、図5からも理解できるように、相手方のファスナーエレメント31と噛合する噛合頭部32cのテープ長手方向の寸法により決まる。しかし、本発明にあっては、特にファスナーエレメント31の噛合時に方形状***部33のテープ長手方向の両側面(第1密接平面)同士が密接しなければならないことから、前記方形状***部33の前記両側面間の寸法は少なくとも前記ピッチPの1/2以上である必要がある。
本実施形態にあっては、図4に示すように前記ピッチPの1/2を前記方形状***部33のテープ長手方向の寸法よりも僅かに小さく設定している。ここで、前記方形状***部33の前記両側面が、本発明の第1密接平面となる。このようにピッチPの1/2を方形状***部33のテープ長手方向の寸法よりも僅かに小さく設定することにより、図5に示すように、左右のファスナーストリンガー24を噛合させたとき、ファスナーテープ21,22が引っ張られることにより、前記方形状***部33の前記両側面同士の密接度が高まる。
一方、上述のように方形状***部33がエレメント本体32の第1及び第2表面から突出するため、図6に示すように、スライダー50の第1及び第2翼板51,52の摺動方向から見た左右端部に互いに接近するように直角に張り出した第1及び第2の側フランジ53,54の間の間隙に、エレメント本体32の基部32aが嵌入して、スライダー50の摺動がファスナーテープ21,22上ではなくエレメント本体32の前記基部32aの表面でなされる。符号55は、前記第1翼板51の表面に取付けられた引手取付柱であり、同引手取付柱55に取り付けられる図示せぬ引手によりスライダー50の摺動操作がなされる。スライダー50を上述のように構成することにより、スライダー50の摺動操作が円滑になされるようになると同時に、スライダー50の摺接によってファスナーテープ21、22を傷めることもなく、更にはスライダー50の左右の幅寸法を小さくすることができる。
こうして得られる本実施形態によるスライドファスナー10は、図5及び図7に示すように、ファスナーエレメント31の噛合部位では、相手方のファスナーエレメント31の第1及び第2表面側(テープの表裏面側)において、方形状***部33の第1密接平面(側面)同士が互いに密着して当接するとともに、一対の方形状***部33の対向する平面である第2密接平面が首部32bの露呈部分の第1及び第2表面(平面)を挟持するように密接する。そのため、各ファスナーエレメント同士が互いに動きを規制し合って、テープ平面に沿った方向への回動及びテープ平面に直交する方向の回動を不能にする。その結果、スライドファスナー10のエレメント噛合部位の全体が直線状に硬直化して棒体状となる。
更に本実施形態にあっては、ファスナーエレメント31の噛合時に、基部32aと首部32bとの間に突出する上記薄板突片32eが相手方のファスナーエレメント31の噛合頭部32cに形成された嵌着溝32dに嵌着する。このとき、薄板突片32eの肉厚と嵌着溝32dの溝幅とを一致させる場合には、前記嵌着溝32dの対向する内壁面(第2密接壁面)と前記薄板突片32eの第1及び第2表面側の平面とが互いに密接して、ファスナーエレメント31の噛合時におけるスライドファスナーの硬直化を促進させる。
一方、左右のファスナーストリンガー24のファスナーエレメント31が噛合していない部位では、ファスナーエレメント31はファスナーテープ21,22に所定のピッチPをもって取着されているに過ぎないため、ファスナーテープ21,22の本来の柔軟性が確保され、自由に折り曲げることが可能である。その結果、例えばテントの支柱部に本実施形態によるスライドファスナーを装着すると、同スライドファスナー10が閉じると、自動的に硬直化してテントの張設時の形態を維持するようになり、テントをしまうときは同スライドファスナーを開けると、従来と同様に柔軟性を回復するため、テントとともに折り畳んで収納袋などに収納できる。
図8は上記第1実施形態の第1変形例を示している。この変形例によれば、上記方形状***部33を各ファスナーエレメント21のファスナーテープ21,22の長手方向の幅の中央部に配している点で上記第1実施形態と異なり、他の構成は同第1実施形態と実質的に異なるところがない。また、図9は前記第1変形例の異なる上記第1実施形態の第2変形例を示している。この変形例によれば、図9に示すように、上記第1実施形態における方形状***部33の形状を変更するとともに、その配設部位をエレメント本体32の基部32aの第1及び第2の表面全体まで延長している。その結果、同方形状***部33は2つの矩形が組み合わされた平面視で略L字形状を呈している。この第2変形例にあっては、上記第1密接平面領域に加えて同第1密接平面領域と直交する平面であって、ファスナーテープ21,22の長さ方向に延びる側面である第3密接平面が形成されているため、密接平面領域を増加させると同時に、ファスナーエレメント31を噛合させたときのテープ平面方向及びテープ直交方向の硬直性が確保されるとともに、テープ幅方向の曲げに対しても硬直化が確保され、スライドファスナーが全方向で硬直化する。
図10は、本発明の第2実施形態を示している。なお、図示例は理解を助けるため極端な形状を示しているが、実際にはファスナーエレメント31の実寸が小さいため、中心角(α)ももっと小さくなる。この実施形態にあって、ファスナーエレメント31のエレメント本体32の形状及び構成は上記第1実施形態と実質的に変わるところはないが、上記方形状***部33の形状が上記第1実施形態と異なっている。すなわち本実施形態では、第1表面側の前記方形状***部33と第2表面側の方形状***部33とが同一形状と同一寸法とからなり、各方形状***部33の基部側端面のテープ長手方向の長さ寸法(幅寸法)W1が噛合頭部側端面のテープ長手方向の長さ寸法(幅寸法)W2よりも僅かに長く設定しており、そのテープ幅方向に延びる側面が基部側端から噛合頭部側端にかけて所要の中心角(α)をもつテーパ面に形成されている。
本実施形態ではファスナーエレメント31が前述の構成を備えているため、本実施形態のスライドファスナー10を閉じると、図10に示すように、テープ平面に沿って所要の中心角(α)にて円弧を描いた状態で硬直化する。例えば、本実施形態によるスライドファスナー10を繊維製シート又は合成樹脂製シートからなる円筒形のバケツやバッグの円形蓋や円形底と本体との間に取着させると、ファスナーエレメント31の噛合時にはスライドファスナー自体が硬直化するため、バケツ又はバッグ形状が安定して維持されるようになり、スライドファスナーを開いてファスナーエレメント31を分離させると、本来のファスナーストリンガーの柔軟性を回復し、バケツやバッグの本体とともに容易に折り畳んで、適当な場所に収納整理することができる。
図11及び図12は、本発明の第3実施形態を示している。この図示例ても、上記図10と同様に大きな中心角(β)を示しているが、実寸では同中心角(β)もまたより小さくなる。この実施形態にあって、ファスナーエレメント31のエレメント本体32の形状及び構成は前記第2実施形態と同様に上記第1実施形態と実質的に変わるところはないが、上記方形状***部33の形状が上記第1実施形態及び第2実施形態と異なっている。すなわち本実施形態では、第1表面側の前記方形状***部33と第2表面側の方形状***部33との形状は同一に近いが、その寸法が一部で異なっている。この実施形態では、ファスナーエレメント31の第1表面側及び第2表面側の方形状***部のテープ長手方向に切断したときの断面が、逆梯形状を呈している。具体的には、第1表面側の方形状***部33aのテープ長手方向の幅寸法(W3)が、第2表面側の方形状***部33bのテープ長手方向の幅寸法(W4)よりも所定の比率で長くされており、同時に第1表面側の方形状***部33aの下底の両端と第2表面側の方形状***部33bの下底の両端とを、それぞれ結んで得られる直線が各同一直線上にあり、各直線の交差角(中心角)が所望の角度(β)とされている。
なお、図11に示す一方のファスナーストリンガー24は、3個の隣接するファスナーエレメント31のうち、中央に配されたファスナーエレメント31が前述のような形状を有しているが、この中央のファスナーエレメント31と図面右側に隣接するファスナーエレメント31の第1及び第2表面側に配された方形状***部33c,33dの中央ファスナーエレメント側の側面がテーパ状に傾斜して形成されているが、図面右側の側面はテープ平面に対して直交して形成されている。また、中央のファスナーエレメント31と図面左側に隣接するファスナーエレメント31の第1及び第2表面側に配された方形状***部33e,33fの図面における左右の側面はテープ平面に対して平行に直交して形成されているが、そのテープ長手方向に延びる寸法は上記第1実施形態の同寸法よりも短くされている。このとき、他方のファスナーストリンガー24では、図12に示すように、中央のファスナーエレメント31の左右両側に隣接して配されるファスナーエレメント31の断面形状は、前記一方のファスナーストリンガー24とは左右入替え状に逆となっている。
本実施形態によるファスナーエレメント31は前述の構成を備えているため、本実施形態に係るスライドファスナー10を閉じると、図12に示すように、テープ平面に直交するように所要の中心角(β)をもって円弧を描いた状態で硬直化する。例えば、本実施形態によるスライドファスナー10をスーツケースや旅行鞄の周面に沿って取着させると、ファスナーエレメント31の噛合時にはスーツケースや旅行鞄の湾曲部ではその湾曲面に沿った形状で硬直化するとともに、その周面の直線領域では直線状に硬直化してケース類の形所を安定して維持するようになる。また、スライドファスナーを開いてファスナーエレメント31を分離させると、本来のファスナーストリンガーの柔軟性に戻り、ケース類の本体とともに容易に折り畳むことができるようになり、適当な収納場所にコンパクトに収納整理することができる。
図13は、本発明の第4実施形態を示している。この実施形態によるスライドファスナー10は上記第1〜第3実施形態とは異なり、ファスナーテープ21,22が排除されており、ファスナーエレメント31同士がファスナーテープ21,22に取着されずに、それぞれ1本の紐体36,37に所要のピッチ(P)をもって一体に成形されている。各フエァスナエレメント31の全体的な形態と寸法は上記第1実施形態と実質的に一致するが、基部32aが第1表面側と第2表面側に分離せず、一体となっている。また、前記基部32aには、例えばテントなどの被着製品38に被着するため、その被着側の端部に被着製品取付孔32a−1が形成され、この被着製品取付孔32a−1に取付紐のような取付部材39を挿通させて、スライドファスナー10を被着製品38に取着する。
この実施形態にあってもファスナーエレメント31の噛合時には、スライドファスナー10は硬直化して棒状となるが、ファスナーエレメント31の噛合が開放されると、スライドファスナー10は各ファスナーエレメント31を連結する紐体36,37の柔軟性を持つようになり、ファスナーストリンガー24が極めて簡単に折れ曲げることができるようになる。また、スライドファスナー10と被着製品38との間を取付紐のような取付部材39をもって連結して取り付けているため、スライドファスナー10を閉じたのちにも、スライドファスナー10と被着製品38との間を柔軟性ある取付部材39により連結されることによって、被着製品38の柔軟性がスライドファスナー10により阻害されることがない。
以上、説明したように、本発明のスライドファスナーは、ファスナーエレメントが従来にない全く新しい構成を備えているため、ファスナーエレメントの噛合時にはスライドファスナーが硬直な棒材のようになり、ファスナーエレメントの分離時には、各ファスナーストリンガーが従来と同様の柔軟性を取り戻すため、従来では考えられないような多様な用途分野で採用可能となる。
なお、上述の実施形態は図示例に限定されるものでなく、多様な変形が可能であり、そのため、例えば図11及び図12に示したように、多様な組み合わせをも可能にする。
本発明のスライドファスナーの一例を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るスライドファスナーのファスナーエレメントとその取着状態を部分的に示す斜視図である。 図2の状態を反対側から見た斜視図である。 前記スライドファスナーのエレメント噛合前の状態を一部切開して示す平面図である。 同スライドファスナーのエレメント噛合状態を一部切開して示す平面図である。 図5のVI-VI 線に沿った矢視断面図である。 同スライドファスナーのエレメント噛合状態と分離状態を示す斜視図である。 上記第1実施形態のファスナーストリンガーにおけるファスナーエレメントの第1変形例を一部切開して示す平面図である。 同第2変形例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るスライドファスナーの噛合状態を一部切開して示す部分平面図である。 本発明の第3実施形態に係るスライドファスナーの部分側面図である。 同スライドファスナーのファスナーエレメントの噛合形態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るスライドファスナーの被着製品に被着された状態を示す部分平面図である。
符号の説明
10 スライドファスナー
21,22 ファスナーテープ
24 ファスナーストリンガー
31,31a,31b ファスナーエレメント
32 エレメント本体
32a 基部
32a−1 被着製品取付孔
32b 首部
32c 噛合頭部
32d 嵌着溝
32e 薄板突片
33,33a〜33f 方形状***部
34 凹部
36,37 紐体
38 被着製品
39 取付部材
41 上止具
42 下止具
50 スライダー
51,52 第1及び第2翼板
53,54 第1及び第2の側フランジ
55 引手取付柱

Claims (12)

  1. ファスナーテープ(21,22) の長さ方向に多数のファスナーエレメント(31)を所定のピッチで取着した左右一対のファスナーストリンガー(24)を有してなるスライドファスナー(10)であって、
    前記ファスナーエレメント(31)は、
    前記ファスナーテープに取着される基部(32a) と、ファスナーテープの長手方向に膨出する噛合頭部(32c) とを有するエレメント本体(32)と、
    前記エレメント本体(32)に設けられ、エレメント分離時にはファスナーストリンガー(24)の屈曲を許容するとともに、エレメント噛合時のファスナーチェーンの屈曲を阻止して硬直化する硬直化手段と、
    を備えてなることを特徴とするスライドファスナー。
  2. 前記硬直化手段が、エレメント噛合時に相手方の硬直化手段と互いに密接する第1密接平面を有してなる請求項1記載のスライドファスナー。
  3. 前記硬直化手段が、エレメント噛合時に相手方のファスナーエレメント(31)の前記噛合頭部(32c) の一部表面と密接する第2密接平面を有してなる請求項2記載のスライドファスナー。
  4. 前記硬直化手段が、前記エレメント本体(32)の第1及び第2表面のそれぞれに***する1以上の方形状***部(33,33a 〜33d)からなり、前記第1密接平面は各方形状***部(33 ,33a〜33d)のファスナーテープ横断方向及び/又はテープ長手方向に延びる側面であり、前記第2密接平面は噛合時の相手方のファスナーエレメントの噛合頭部(32c) の第1及び第2表面の一部と密接する各方形状***部(33,33a 〜33d)の対向面である請求項3記載のスライドファスナー。
  5. 前記第1及び第2表面に***する前記方形状***部(33,33a 〜33d)の間に、相手方のファスナーエレメント(31)の噛合頭部の一部が嵌着する凹部(34)が形成されてなる請求項4記載のスライドファスナー。
  6. 前記方形状***部(33)が前記ファスナーテープ(21,22) の長手方向に等間隔(P)に配されてなり、隣接する方形状***部間のピッチ(P)が、各方形状***部(33,33a 〜33d)のファスナーテープの長手方向の幅寸法(W)の2倍よりも小さく設定されてなる請求項4又は5記載のスライドファスナー。
  7. 前記ファスナーエレメント(31)の第1表面及び第2表面の各方形状***部(33)は同一寸法で、完全な正四角形又は矩形である請求項4又は6記載のスライドファスナー。
  8. 前記第1表面の方形状***部(33a) と第2表面の方形状***部(33b) とは同一形状を有し、各方形状***部のファスナーエレメント(31)の前記取着部側のテープ長手方向に沿った第1端部の幅寸法(W1)が、ファスナーエレメントの前記噛合頭部側のテープ長手方向に沿った第2端部の幅寸法(W2)よりも長く設定されてなる請求項4又は6記載のスライドファスナー。
  9. 前記第1及び第2表面の方形状***部(33a,33b) のそれぞれの前記第1端部と第2端部とを結んで形成されるテープ横断方向に延びる左右側面が同一の傾斜角(α)をもって傾斜する傾斜面に形成されてなる請求項8記載のスライドファスナー。
  10. 前記ファスナーエレメント(31) の第1表面側の方形状***部(33c) のテープ長手方向の幅寸法(W3)が、第2表面側の方形状***部(33d) のテープ長手方向の幅寸法(W4)よりも所定の比率で長く設定されてなる請求項4又は6記載のスライドファスナー。
  11. 前記第1表面及び第2表面に配された各方形状***部(33c,33d) のテープ横断方向に延びる左右側面がテープ貫通方向に同一の傾斜角(β)をもって傾斜する傾斜面に形成されてなる請求項10記載のスライドファスナー。
  12. 1本以上の紐体(36)に所定の間隔を設けて一体に成形される多数のファスナーエレメントを有するスライドファスナー(10)であって、
    前記ファスナーエレメント(31)は、
    前記紐体に取着される基部(32a) と、紐体(36)の長手方向に膨出する噛合頭部(32c) とを有するエレメント本体(32)と、
    前記エレメント本体(32)に設けられ、エレメント分離時にはファスナーストリンガー(24)の屈曲を許容するとともに、エレメント噛合時のファスナーチェーンの屈曲を阻止して硬直化する硬直化手段と、
    前記基部(32a) に前記スライドファスナー(10)を取着する被着体(38)に取付紐(37)をもって取り付けるための取付孔(32a-1) が形成されてなることを特徴とするスライドファスナー。
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