JP2006153902A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画素電極の反射部と透過部との境界に段差のある半透過型LCDにおいて、段差部分における配向乱れに起因する光漏れを防止し、コントラストの低下を防止する。
【解決手段】 反射部71に形成する反射電極膜57の端部を、段差491の低側の縁端から透過部側に1.0μm以上延出させる。ここで、段差部分の光漏れを防止しながら、十分な透過輝度を確保するためには、反射電極膜57の延出量Lを2.0μm以下とするのが好ましい。
【選択図】 図4

Description

本発明は液晶表示装置(以下、「LCD」と記すことがある)に関し、より詳細には半透過型LCDに関するものである。
LCDは、薄型でありかつ消費電力が低いという特徴を生かして、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等のOA機器、電子手帳等の携帯情報機器、およびモニタを備えたカメラ一体型ビデオテープレコーダ(VTR)等に広く用いられている。LCDは、複数の画素が行列状に配置されて構成された液晶表示素子を少なくとも備えている。LCDは、陰極線管およびEL表示装置に代表される自発光型の表示装置とは異なり、液晶表示素子外部からの光を利用して表示を行うものであって、透過型と反射型に大別される。透過型のLCDは、蛍光管等を背面光源を液晶表示素子の背面に配置し、背面光源から発せられて液晶表示素子に入射する光を表示に利用するものである。一方、反射型のLCDは、液晶表示素子の背面に反射板を配置し、液晶表示素子の前面から液晶表示素子に入射する外光を表示に利用するものである。
透過型LCDは背面光源を用いて表示を行うので、装置周囲の明るさに影響されることなく、明るくコントラストが高い表示を行うことができるが、背面光源の消費電力が透過型LCDの全消費電力の50%以上を占めるので、透過型LCD全体の消費電力が大きくなりやすい。また透過型LCDは、極端に明るい環境下で使用する場合、例えば晴天下で使用する場合、視認性が低下しやすい。
一方、反射型LCDは背面光源を使用しないので、装置全体の消費電力を大幅に少なくすることができるが、装置周囲の明るさなどの使用環境によって画面表示の明るさやコントラストが左右される。
そこで、このような問題を解決するため、透過型と反射型との両方の機能を合わせ持ったLCDが近年種々提案されている。この両用型LCDでは、液晶表示素子の1画素分の領域内に、背面光源からの光を透過する透過領域と、外光を反射する反射領域とが形成されていて、装置周囲が暗い場合には、背面光源から発せられて透過領域を通過した光を利用して表示を行い、逆に装置周囲が明るい場合には、光反射率の高い反射領域で外光を反射して表示を行う。
このような両用型LCDにおいて、少なくとも液晶表示素子の前面側に偏光板を配置した構成の場合には、両用型LCDが透過型として動作する場合における表示に用いる光の実効の光路長と、反射型として動作する場合における表示に用いる光の実効の光路長との整合性を図る必要がある。このため図7に示すように、調整層49を形成して反射部71と透過部72との間に段差491を設けて光路長を調整していた。通常、この段差491は、液晶層の透過部72に面する部分の層厚の半分程度とされる。
また、反射部71と透過部72は、液晶層43(図1に図示)の配向を制御するための配向膜45(図1に図示)で覆われる。この配向膜45は、ラビング布で所定方向にラビング処理されることにより液晶層の配向を制御する。しかし、透過領域と反射領域との間の段差のために、ラビング布は配向膜を均一にラビングできない。この配向膜の配向不良によって液晶層の配向が乱れて、光漏れが起こり、これがコントラストの低下を招いていた。そこで、例えば特許文献1では、ラビング進入方向と直交する段差面を減らすことによって配向膜の配向不良を抑える技術が提案されている。
特開2001−42332号公報(特許請求の範囲、図1〜図6)
配向膜の配向不良は、ラビング方向と直交する段差面に顕著に発生するものの、ラビング方向と平行な段差面においても少なからず発生する。前記提案技術では、ラビング方向と直交する段差面ににおける配向膜の配向不良は抑えられるものの、ラビング方向と平行な段差面における配向不良を抑えることができない。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、反射領域と透過領域との境界に段差のある半透過型LCDにおいて、段差部分における配向乱れに起因する光漏れを防止し、コントラストの低下を防止することにある。
本発明によれば、離隔対向して配置された第1基板および第2基板と、第1基板と第2基板との間に封入された液晶層と、第1基板上に形成された、反射部と透過部とを有する画素電極と、反射部と透過部とを覆う配向膜とを備え、反射部は透過部よりも第2基板側に位置し、反射部と透過部との境界領域には段差が形成され、反射部に形成された反射電極膜が、段差の低側の縁端から透過部側に1.0μm以上延出していることを特徴とする液晶表示装置が提供される。
ここで、段差部分の光漏れを防止しながら、透光型LCDとして使用したときに十分な透過輝度を確保する観点から、反射電極膜は、段差の低側の縁端から透過部側に1.0〜2.0μmの範囲延出しているのが好ましい。
本発明の半透過型LCDでは、反射部に形成された反射電極膜を、段差の低側の縁端から透過部側に1.0μm以上延出するようにしたので、これまで段差および段差近傍から漏れていた光を反射電極膜で遮断できるようになり、コントラストの低下を防止できる。
以下、本発明のLCDについて図に基づいて説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1に、本発明のLCDの一実施形態を示す断面構成図を示す。この図のLCD31は、スイッチング素子としてのTFT65(図2に図示)と画素電極47を備えたTFT基板33Aと、TFT基板33Aに対して所定間隔を空けて対向配置された、カラーフィルター層69を備えたカラーフィルター基板(「CF基板」と記すことがある)33Bと、TFT基板33AとCF基板33Bとの間に封入された液晶層43と、TFT基板33Aの背面側に配置された光源39とを備える。
TFT基板33Aの構成は、絶縁性を有するガラス基板(第1基板)41の液晶層側に、走査線61(図2に図示)や信号線62、TFT65(図2に図示)、層間絶縁膜63、透過電極膜58がそれぞれ形成され、その上に液晶層43の層厚を調整する調整層49が形成され、調整層49上に反射電極膜57がさらに形成されてなる。そして、反射電極膜57及び透過電極膜58を覆うように第1配向膜45が形成されている。またガラス基板41の外面(図の下側)には、1/4波長板37、偏光板35がこの順で積層されている。なお、TFT基板33Aの具体的構成は後で詳述する。
CF基板33Bの構成は、ガラス基板(第2基板)42の液晶層側にカラーフィルター層69及びブラックマトリックスとしての遮光層70が形成され、これらを覆うように対向電極48と第2配向膜46とが積層形成されている。なお、カラーフィルター層69は画素電極47と対向するように、遮光層70は画素領域間、例えば走査線61や信号線62の配置された領域と対向するように配置されている。また、ガラス基板42の外面(図の上側)には、1/4波長板38と偏光板36とが積層形成されている。
液晶層43は、誘電異方性が正である液晶材料から形成される。正の誘電異方性を有する液晶材料は、本実施の形態では、メルク社製のZLI−3926(商品名)またはメルク社製のZLI−4792(商品名)で実現される。本実施形態では、TFT基板33AとCF基板33Bとの間隔は、液晶層43の透過部の層厚dtが約5.0μmになるように調整されている。調整層49の層厚は、透過部72の層厚dtの約半分である約2.5μmに設定されている。
このような構成のLCDが反射型のLCDとして動作する場合、外部から液晶層43に入射し、画素電極47の反射部71で反射された光が表示に用いられる。他方、透過型のLCDとして動作する場合、光源39から放射し、画素電極47の透過部72を通過した光が表示に用いられる。正面側に出射する光量は、画素電極47と対向電極48との間に印加される電圧によって調整される。
図2に、図1のLCDで使用するTFT基板33Aの平面図を示す(ただし第1配向膜45は不図示)。そして図3に、図2のA−A線での断面斜視図を示す。ガラス基板41(図3に図示)は透光性および絶縁性を有し、その一方面側に複数の走査線61と信号線62とが形成されている。走査線61は、相互に平行にかつ相互に間隔を空けて配置されている。一方、信号線62は、走査線61と直交するするように、相互に平行にかつ相互に間隔を空けて配置されている。そして走査線61と信号線62との間には層間絶縁膜63(図3に図示)が介在し、走査線61と信号線62との間の絶縁性が確保されている。
走査線61と信号線62とによって囲まれた長方形状領域が1つの画素領域となり、各画素領域の隅部に、スイッチング素子としてのTFT65が形成されている。TFT65のゲート電極66は走査線61と接続され、TFT65のソース電極67は信号線62と接続される。TFT65のドレイン電極68は、後述する調整層49(図3に図示)上に形成された反射電極膜57(図3に図示)と、調整層49に設けられたコンタクトホール60を介して接続される。もちろん、画素電極47とTFT65との接続のための構成は、上記の構成に限らず他の構成でもよい。例えばTFT65のドレイン電極68の一部分を延伸させて、ドレイン電極68の延在部を透過電極膜(図3に図示)58に接続させてもよい。
画素領域のほぼ全面にわたって画素電極47が形成されている。画素電極47は透過部72と反射部71とを有し、透過部72は画素領域の中央部に位置し、反射部71は透過部72を囲むように位置している。そして、図3から理解されるように、反射部71は、透過部の周囲を囲むように形成された調整層49の上面部分と斜面部分(段差491)に形成された反射電極膜57からなる。なお、図示していないが、液晶層43(図1に図示)を通過してきた光を乱反射させるために、調整層49の表面には連続する波状の凹凸が形成されている。調整層49表面に凹凸を形成するために、調整層49は感光性の樹脂膜によって形成されることが好ましい。
一方、調整層49に囲まれた透過部72は透過電極膜58からなる。ここで重要なことは、本発明のLCDでは、反射電極膜57が、段差491の縁端から透過部側へ1.0μm以上延出していることである。図4に説明図を示す。
調整層49の段差491の部分では、配向膜45の配向不良が不可避的に生じ、これに起因して液晶層43の配向が乱れる。図4(b)に示す従来のLCDでは、反射電極膜57が、段差491の低側の縁端から透過部側にわずかしか延出していなかったため、液晶層43の配向乱れによって背面光源39(図1に図示)からの光が正面側に漏れることがあった。そこで本発明者等は、図4(a)に示すように、液晶層43の配向乱れが生じている領域を反射電極膜57で塞ぐことによって、光漏れを防止すればよいとの着想を得、種々検討を重ねた。検討結果の一部を表1に示す。
Figure 2006153902
表1から理解されるように、反射電極膜57の、段差491の低側縁端からの延出量Lを0.9μmとした場合にはコントラストが95であったのに対し、延出量Lを1.4μmとした場合にはコントラストは122と高くなった。すなわち光漏れが防止された。一方、透過輝度は、反射電極膜57の延出によって透過部の領域が狭くなるので、延出量Lが0.9μmの場合には118cd/m2であったのに対し、延出量Lが1.4μmの場合には115cd/m2と若干低くなったものの、実使用上問題のない範囲であった。
そこで次に、発明者等は反射電極膜57の延出量Lとコントラストとの関係を検討した。検討結果を図5に示す。図5は、横軸を反射電極膜57の延出量L、縦軸とコントラストとして、実験結果をプロットしたものである。この図から、延出量Lを長くするほどコントラストが高くなることがわかる。半透過型LCDの透過部コントラストの仕様値は一般に80〜100以上であるから、本発明において反射電極膜57の延出量Lを1.0μm以上とした。一方、この図から理解できるように、延出量Lが2μmを超えるとコントラストは飽和してくる。また、延出量Lを長くするほど透過輝度が低下する。このため、反射電極膜57の延出量Lの上限値としては2.0μmが好ましい。なお、上記実験は1.54インチのLCDを用いて行ったものである。
以上説明した構成のTFT基板33Aは例えば次のようにして製造すればよい。まず、TFT基板を形成するために、透光性および絶縁性を有するガラス基板41の一方面に、絶縁性を有するベースコート膜が成膜される。ベースコート膜は例えばTa25またはSiO2から形成される。次いで、このベースコート膜の上に、遮光性および導電性を有する材料から成る薄膜がスパッタリング法を用いて成膜され、該薄膜が所定形状にパターニングされる。これによって走査線61およびTFT65のゲート電極66とが形成される。走査線61およびゲート電極66の材料は、金属材料、たとえばアルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、またはタンタル(Ta)で実現される。
次いで、ガラス基板41上に、走査線61およびゲート電極66を覆うように、、層間絶縁膜63が積層される。層間絶縁膜63は、例えばP−CVD法を用いて走査線製造後のガラス基板41上に、SiNxが層厚が3000Åになるまで積層され、この結果形成されるSiNxの薄膜が層間絶縁膜63として用いられる。絶縁性を高めるために層間絶縁膜63は2層構造になっていてもよい。層間絶縁膜63が2層構造である場合、走査線61およびゲート電極66の表面が最初に陽極酸化され、次いで陽極酸化処理後のガラス基板41上に、CVD法を用いてSiNxが積層される。この結果得られる陽極酸化膜とSiNx薄膜とが層間絶縁膜63を構成する。
層間絶縁膜63形成後、TFT65のチャネル層の材料から形成される第1の薄膜が、CVD法を用いて層間絶縁膜63上に成膜される。第1薄膜の成膜から連続して、次いでTFT65の電極コンタクト層の材料から形成される第2の薄膜が、CVD法を用いて第1薄膜上に成膜される。第1薄膜は、たとえばアモルファスシリコン膜で実現される。第2薄膜は、例えばリン等の不純物がドーピングされたアモルファスシリコン膜、またはリン等の不純物がドーピングされた微結晶シリコン膜で実現される。第1薄膜の層厚は1500Åであり、第2薄膜の層厚は500Åである。次いで、HClとSF6との混合ガスを利用するドライエッチング法を用いて、第1薄膜および第2薄膜が所定形状にパターニングされる。これによって、TFT65のチャネル層およびTFT65の電極コンタクト層とが形成される。
次いで、TFT65のチャネル層および電極コンタクト層を覆うように、ガラス基板41上に、透光性および導電性を有する材料から成る第3薄膜がスパッタリング法を用いて成膜される。第3薄膜の材料は、例えばITOで実現される。続いて、第3薄膜上に、遮光性および導電性を有する材料から成る第4薄膜が積層して成膜される。第4薄膜の材料は、例えアルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、またはタンタル(Ta)などの金属材料で実現される。次いで、第3薄膜と第4薄膜とが所定形状にパターニングされる。この結果、TFT65のソース電極67、TFT65のドレイン電極68、信号線62、および透過電極膜58が形成される。ソース電極67、ドレイン電極68、および信号線62は、第3薄膜の一部分から成る層と第4薄膜の一部分から成る層ととの2層構造になっている。透過電極膜58は、第3薄膜の一部分だけから形成されている。第3薄膜の材料は、透過率が比較的高い導電性材料から形成されればよく、例えばITO(錫−インジウム−酸化物)で実現される。次いで、TFT65を覆うように、絶縁性の材料から成り層厚が3000Åである第5薄膜が、CVD法を用いて成膜され、所定形状にパターニングされ、さらに所定位置にコンタクトホールが形成される。これによってTFT65の保護膜が成膜される。なお図1には、保護膜は図示されていない。
次いで、絶縁性を有する感光性樹脂が、TFT65、走査線61、信号線62および透過電極膜58を覆うように、ガラス基板41上に塗布される。感光性樹脂の薄膜の層厚は、約4μmである。樹脂塗布後、感光性樹脂の薄膜に対して、露光処理、現像処理、および熱処理が加えられる。この結果、感光性樹脂の薄膜表面に、複数の滑らかな凹凸が形成される。凹凸完成後、感光性樹脂薄膜から、保護膜のコンタクトホールの上の部分と透過部72上の部分とが除去される。これによって、調整層49が完成する。本実施の形態では、調整層49の材料として、東京応化社製のOFPR−800(商品名)が用いられている。調整層49の材料は、感光性の樹脂材料であれば、OFPR−800に限らず、他の材料、例えば東京応化社製のOMR−83,OMR−85,ONNR−20,OFPR−2,OFPR−830,またはOFPR−500(商品名)であってもよい。あるいは、調整層49の材料は、Shipley社製のTF−20,1300−27,1400−27(商品名)等であってもよく、あるいは東レ社製のフォトニース(商品名)、積水ファインケミカル社性のRW−1(商品名)、日本化薬社製のR001,R633(商品名)であってもよい。
調整層完成後、スパッタリング法を用いて、光反射性および導電性を有する材料から成る薄膜が、調整層49を覆うように成膜され、該薄膜が所定形状にパターニングされる。この結果反射電極膜57が完成する。反射電極膜57の材料は、例えばアルミニウム(Al)、またはモリブデン(Mo)などの金属材料で実現される。反射電極膜57は2層構造になっていてもよく、この場合反射電極膜57は、層厚が1000Åのアルミニウムの膜片と層厚が500Åのモリブデンの膜片とが積層されて形成される。表面に凹凸がある調整層49の上に薄膜を成膜しパターニングして反射電極膜57が形成される場合、反射電極膜57表面にも凹凸が形成される。このように、表面に凹凸がある反射電極膜57は、良好な反射率および散乱特性を有することができる。
反射電極膜57の完成後、第1配向膜45の材料から成る薄膜が、調整層49と画素電極の反射部および透過部とを覆うように、ガラス基板41上に成膜される。第1配向膜45の材料は、たとえば、JSR社製のオプトマーAL4552LL(商品名)で実現される。次いで、ラビング処理として、ラビングローラが、成膜された薄膜の表面を、所定の圧力を加えつつ、所定のラビング方向53にラビングする。この結果配向膜45が完成する、以上の工程によってTFT基板が完成する。
以上説明してきた実施形態では、画素電極の中央部に1つの透過部が形成され、その周りを囲むように反射部が形成されていたが、本発明のLCDはこのような形態に限定されるものではなく、図6に示すように、例えば複数個の透過部72が形成され、その周りを囲むように反射部71が形成された形態(同図(a))や、透過部72と反射部71とが並設された形態(同図(b))であっても構わない。
本発明のLCDの一例を示す断面図である。 本発明で使用するTFT基板の平面図である。 図2のA−A線断面斜視図である。 段差部分での光漏れが防止されるのを説明する図である。 反射電極膜の延出量Lとコントラストとの関係を示す図である。 本発明で使用する他のTFT基板の例を示す平面図である。 両用型LCDの構成を示す概説図である。
符号の説明
41 ガラス基板(第1基板)
42 ガラス基板(第2基板)
43 液晶層
45 第1配向膜
47 画素電極
49 調整層
71 反射部
72 透過部
49 調整層
57 反射電極膜
58 透過電極膜
491 段差

Claims (2)

  1. 離隔対向して配置された第1基板および第2基板と、第1基板と第2基板との間に封入された液晶層と、第1基板上に形成された、反射部と透過部とを有する画素電極と、反射部と透過部とを覆う配向膜とを備え、
    反射部は透過部よりも第2基板側に位置し、反射部と透過部との境界領域には段差が形成され、
    反射部に形成された反射電極膜が、段差の低側の縁端から透過部側に1.0μm以上延出していることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記反射電極膜が、段差の低側の縁端から透過部側に1.0〜2.0μm延出している請求項1記載の液晶表示装置。
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