JP2006061272A - 医療器具保持装置 - Google Patents

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Koji Yasunaga
浩二 安永
Masaaki Ueda
昌章 植田
Soji Otsuka
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Abstract

【課題】 滅菌状態を確保しながら、術中に種々の術具を簡便に交換可能で、手術効率を向上させることができる医療器具保持装置を提供する。
【解決手段】 複数の術具を選択的に保持可能な医療器具保持装置は、アーム架台12と、このアーム架台12に着脱可能で、アーム架台12を覆ったときに、アーム架台12とその外側とに領域を分離するための滅菌されたドレープ14と、ドレープ14の外側から滅菌状態を保持したままアーム架台12に着脱可能な滅菌状態接続部を有する予め滅菌された第1のアダプタ16と、第1のアダプタに着脱可能で、術具によって選択可能に術具を保持する予め滅菌された術具保持部84を有する第2のアダプタ18と、第2のアダプタ18に設けられ、アーム架台12に対する術具の位置を変更可能な予め滅菌された術具位置調整機構86とを備えている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、外科手術において使用される処置具や内視鏡等、種々の術具を保持する医療用器具保持装置に関する。
一般的に外科手術では、患者は手術台の上に横たわるように配置され、術者はその患者の傍らから患者の術部に対して外科的処置を行なっている。例えば切開等により患者の体表に形成された穴から医療器具(以下術具と称する)を挿入して手術作業を行なっている。
外科手術を行なう場合、様々な観察装置や処置具を使用して手術が行なわれる。例えば、手術用顕微鏡では直視することが困難な術部の裏側を観察するための内視鏡や、術中に外科的な切開を行なう組識の内部構造を確認するために超音波観察を行なう超音波プローブなどの術具を使用する。術具は、長さ、太さ、観察方向等が異なる種々の内視鏡や、体内深部を観察するための超音波観察装置の超音波プローブの他、各種エネルギーによる治療器具等様々なものが使用される。手術中に術部に挿入する術具は、手術の状況に応じて頻繁に交換される。
手術中はこれら術具を長時間保持しなければならないこともあるので、例えば特許文献1ないし特許文献4に開示された医療器具保持装置など、従来から様々な装置が考え出されている。
例えば特許文献1ないし特許文献3に開示された保持装置は、複数のアームが関節により連結されている。この保持装置は、術具が固定された固定状態と、術具の固定が解除された解除状態とに選択的に切り替え可能なブレーキを関節の一部に備えている。解除状態で術具を所望の位置まで移動させた後、ブレーキを固定状態に切り換えると、その位置で術具を保持することができる。
また、特許文献4には、手術用顕微鏡に滅菌ドレープを被せ、滅菌可能なアダプターを介して電気メス等の術具を装着可能な構成を有する手術装置が開示されている。
特開平7−227398号公報 特開平8−52158号公報 特開2001−258903号公報 特開2003−325543号公報
上記特許文献1ないし特許文献3に開示された医療器具保持装置は複雑な構造を有する。このため、この保持装置自体に直接高圧蒸気やガスによる滅菌を行なうことは困難である。したがって、使用後に困難な滅菌を行なう必要がないように、実際には医療器具保持装置に滅菌されたドレープをかけて使用される。ドレープは医療器具保持装置の全体にかけられる。そうすると、ドレープによって医療器具保持装置の術具接続部が覆われてしまうので、術具接続部を手術中に交換することが困難となる。
また、特許文献4に開示された手術装置は、1つの術具に対して専用にアダプターが必要であり、手術中に使用する術具を交換する場合、アダプターも交換する必要がある。一旦手術装置に接続したアダプターは、その接続部が不潔となるので、術中にこのアダプターを清潔状態に保管することは困難である。このため、当然、手術装置に再接続することができない。したがって、装着されている術具を異なる種類の術具に術中に交換することは不可能である。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、滅菌状態を確保しながら、術中に種々の術具を簡便に交換可能で、手術効率を向上させることができる医療器具保持装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明の医療器具保持装置は、複数の術具を選択的に保持可能である。そして、この医療器具保持装置は、所望の位置に固定可能な支持部と、前記支持部に支持され、前記術具を移動可能および傾斜可能に支持するアーム部と、前記アーム部に着脱可能で、前記アーム部を覆ったときに前記アーム部とその外側とに領域を分離する、滅菌されたドレープと、前記ドレープの外側から前記アーム部に着脱可能な、予め滅菌された第1のアダプタと、前記第1のアダプタに着脱可能で、選択される術具によって変更される術具保持部を有する、予め滅菌された第2のアダプタとを備えている。
このため、第1のアダプタをアーム部に装着した状態で、第2のアダプタを第1のアダプタに対して着脱すると、術中に術具を交換することができる。したがって、滅菌状態を確保しながら、術中に種々の術具を簡便に交換可能で、手術効率を向上させることができる。
また、好ましくは、前記第2のアダプタは、前記アーム部に対する前記術具の位置を調整する位置調整機構を備えている。
このため、術具の交換に伴うアンバランスを解消することができる。
この発明によれば、滅菌状態を確保しながら、術中に種々の術具を簡便に交換可能で、手術効率を向上させることができる医療器具保持装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
まず、第1の実施の形態について図1ないし図5を用いて説明する。
図1(A)に示すように、医療器具保持装置(術具保持手段)10は、アーム架台12と、滅菌されたドレープ14と、第1のアダプタ(第1の接続手段)16と、第2のアダプタ18とを備えている。第2のアダプタ18には、医療器具(術具)として例えば後述する細径内視鏡セット110が保持されている。
アーム架台12は、設置部(支持台)22とクランク状(L字状)の支持アーム24とリンク機構26と延出アーム28と転動機構部30と把持部32とを備えている。設置部22は、手術台34に配設されたサイドレール34aにスライド自在かつ着脱自在に係着されている。設置部22は手術に適した位置で図示しない固定ネジによりサイドレール34aに固定されている。
設置部22には、支持アーム24の水平な一端部が設置部22および支持アーム24で例えば鉛直方向に延びた共通の第1の回転軸Oa回りに回転可能に接続されている。この支持アーム24の他端部は、一端部に対して直交して上方に延び、第1の回転軸Oaに対して偏心されている。支持アーム24の他端部の上端部には、上記第1の回転軸Oaと直交する第2の回転軸Ob回りに回転可能にリンク機構26が支持されている。
リンク機構26は、第1ないし第4のアーム26a−26dを備えている。上記支持アーム24の図1(A)中に示す上端部には、第2の回転軸Ob回りに回動可能に第1のアーム26aが支持されている。この第1のアーム26aの上端部には、第2のアーム26bの一端部が連結されている。第1のアーム26aの下端部には、第3のアーム26cの一端部が連結されている。第2のアーム26bの他端部には、第4のアーム26dの上端部が連結されている。第3のアーム26cの他端部には、第4のアーム26dの下端部が連結されている。第2のアーム26bと第3のアーム26cとは平行であり、第4のアーム26dと第1のアーム26aとは平行である。
第1および第2のアーム26a,26b間は、第3の回転軸(関節)Oc回りに回転可能に支持されている。第1および第3のアーム26a,26c間は、第4の回転軸(関節)Od回りに回転可能に支持されている。第3および第4のアーム26c,26d間は、第5の回転軸(関節)Oe回りに回転可能に支持されている。第2および第4のアーム26b,26d間は、第6の回転軸(関節)Of回りに回転可能に支持されている。各回転軸Oc,Od,Oe,Ofを順に結ぶ各辺(第1ないし第4のアーム26a−26d)により平行四辺形が構成されている。上記第2のアーム26bは、第2の回転軸Obに対して直交する面内を回動可能である。
リンク機構26の第3のアーム26cには、第3のアーム26cの他端部から長手方向に沿うとともに、第5の回転軸Oeに対して離隔する方向に延びて突出したネジ軸38aが固定されている。このネジ軸38aには平衡錘であるカウンターウェイト38が螺合されている。このカウンターウェイト38は、ネジ軸38aの軸線方向に移動可能である。すなわち、カウンターウェイト38は、第5の回転軸Oeに対して接離可能に支持されている。このカウンターウェイト38は、アーム架台12と、第1および第2のアダプタ16,18と、細径内視鏡セット110との重量による第3の回転軸Oc回りの回転モーメントを相殺して医療器具保持装置10を平衡状態に保たせることが可能である。第1および第2の回転軸Oa,Ob回りの各々のリンクの重量による回転モーメントが相殺されるように、各構成部品の重量は適宜に配分されている。また、第1および第2のアダプタ16,18と内視鏡セット110とを合わせた重心Go(図3参照)は、後述する球対偶体30aの中心Ooを通るように設けられている。
上記リンク機構26の第2のアーム26bの一端部には、第2のアーム26bの他端部とは反対の方向に延出された延出アーム28の基端部が取り付けられている。この延出アーム28の先端部には、後述する内視鏡セット110などの術具を転動させる転動機構部(関節)30が配設されている。
図2に示すように、転動機構部30は、球対偶体30aと、球対偶体受部30bと、後述する第4の電磁ブレーキ60dとを備えている。球対偶体受部30bは延出アーム28の先端部に一体的に配設されている。球対偶体30aは、球対偶体受部30bの中心Ooにその中心が一致し、球対偶体受部30bに対して転動可能に支承されている。これら球対偶体30aおよび球対偶体受部30bは、ボールジョイントを形成している。球対偶体受部30bには、球対偶体30aが球対偶体受部30bに対して転動を許容する状態と規制する状態とに切替可能な後述する第4の電磁ブレーキ60dが配設されている。
転動機構部30には、術者が手術中に細径内視鏡セット110を移動させる際に握る略円柱状の把持部32が接続されている。具体的には、円柱状の把持部32の一端部は、把持部32の中心軸Opに対して直交し、球対偶体30aに連結された軸44の上端部に一体的に固定されている。把持部32の他端部は、円筒状に開口された円筒部46として形成されている。このため、この円筒部46の軸心Opには、挿入穴48が形成されている。この円筒部46の端面には第1のアダプタ16の後述する切欠き72dに嵌合され、第1のアダプタ16を把持部32に対して位置決めするための位置決めピン50が配設されている。
把持部32には、把持部32の外周面から軸心Opに直交し、挿入穴48の軸心Opに向かって挿入穴48に貫通した雌ネジ部52が形成されている。この雌ネジ部52には、雌ネジ部52に螺合可能な雄ネジ部54aを有する固定ツマミ54がねじ込まれている。これら挿入穴48、位置決めピン50、雌ネジ部52、固定ツマミ54により第1のアダプタ16の後述する第2の接続部56bに対して着脱可能な第1の接続部56aが形成されている。
図1(A)に示すように、アーム架台12には、第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dが配設されている。第1の電磁ブレーキ60aは支持アーム24の水平の一端部の第1の回転軸Oaに配設されている。この第1の電磁ブレーキ60aは、設置部22に対して支持アーム24が第1の回転軸Oa回りに回動可能な状態と、回動を電気的に規制する状態とに切替可能である。第2の電磁ブレーキ60bは上記支持アーム24の上端部の第2の回転軸Obに配設されている。この第2の電磁ブレーキ60bは第1のアーム26aが第2の回転軸Ob回りに回動可能な状態と、回動を電気的に規制する状態とに切替可能である。第3の電磁ブレーキ60cは上記第1のアーム26aの上端部の第3の回転軸Ocに配設されている。この第3の電磁ブレーキ60cは第2のアーム26bが第1のアーム26aに対して第3の回転軸Oc回りに回動可能な状態と、回動を電気的に規制する状態とに切替可能である。第4の電磁ブレーキ60dは上述した転動機構部30の球対偶体受部30bに配設されている。この第4の電磁ブレーキ60dは球対偶体30aを球対偶体受部30bに対して転動可能な状態と、転動を電気的に規制する状態とに切替可能である。
これら第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dは、把持部32に設けられたスイッチ62の押圧操作により制御される。図1(B)に示すように、スイッチ62は、駆動回路64に電気的に接続されている。この駆動回路64は、第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dに電気的に接続されている。スイッチ62を押圧してONにすると、その信号を受けて駆動回路64が駆動信号を出力し、第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dのブレーキ作用を解除する。このため、スイッチ62が押圧されないOFFのときは、第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dが働いたブレーキ作用状態にある。すなわち、アーム架台12は通常、動作が規制された状態にある。
次に、図2および図3を用いて、ドレープ14、第1のアダプタ16、第2のアダプタ18、細径内視鏡セット110の構成について説明する。
図2に示すように、ドレープ14は、硬質フード部14aと、軟質カバー部14bとを備えている。軟質カバー部14bは、アーム架台12全体を覆うように開口された大きな大開口部と、この大開口部に比べて小さく、上述した把持部32の円筒部46の外径よりもやや大きく開口された小開口部とを備えている。硬質フード部14aは、軟質カバー部14bの小開口部に取り付けられている。この硬質フード部14aは、把持部32の円筒部46に外挿されてドレープ14の位置が固定される。
把持部32に着脱可能な第1のアダプタ16は、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)処理やガス、薬品等により滅菌可能な材質や形状を備えている。第1のアダプタ16は、アーム架台12の把持部32の第1の接続部56aに着脱可能な第2の接続部56bと、第2のアダプタ18の第4の接続部56dを着脱可能な第3の接続部56cとを備えている。
第2の接続部56bは後述するブロック74に一体的に固定された接続軸72を備えている。この接続軸72は、円柱部72aと斜面72bと細径部72cと切欠き72dとをブロック74に離隔した側から近接した側に向かって備えている。円柱部72aは、把持部32の挿入穴48にガタ無く嵌挿される。斜面72bは円柱部72aと細径部72cとの間に形成されている。切欠き72dは、把持部32の位置決めピン50にガタ付きなく係合する幅や長さを有する。
第3の接続部56cはブロック74を備えている。このブロック74には上述した第2の接続部56bの軸心Opに対して直交する軸心Oqを有する挿入穴76が形成されている。この挿入穴76の縁部には、第2のアダプタ18を第1のアダプタ16に対して位置決めする位置決めピン78(図3参照)が配設されている。
ブロック74には、ブロック74の外周面から挿入穴76の軸心Oqに向かって挿入穴76に貫通した雌ネジ部80が形成されている。この雌ネジ部80には、雄ネジ部82aを有する固定ツマミ82がねじ込まれている。
第2のアダプタ18は、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)処理やガス、薬品等により滅菌可能な材質や形状を備えている。第2のアダプタ18は、第1のアダプタ16に着脱可能な第4の接続部56dと、術具を保持する術具保持部84と、第4の接続部56dに対する術具保持部84の位置を移動可能な調整機構部86とを備えている。
第4の接続部56dは後述する固定部材90に一体的に固定された接続軸88を備えている。この接続軸88は、円柱部88aと斜面88bと細径部88cと切欠き88d(図3参照)とを固定部材90に離隔した側から近接した側に向かって備えている。円柱部88aは、ブロック74の挿入穴76にガタ無く嵌挿される。斜面88bは円柱部88aと細径部88cとの間に形成されている。図3に示す切欠き88dは、固定部材90の位置決めピン78(図3参照)にガタ付きなく係合する幅や長さを有する。
調整機構部86は、固定部材90と、外周にネジ部92aを有するリード軸92と、移動部材94とを備えている。固定部材90は第4の接続部56dの上端部に装着されている。この固定部材90は、例えば矩形状に形成され、長手方向中心軸Or上にリード軸92が配設されている。このリード軸92の基端部には、固定部材90の外側に術者が指で回転させる操作ツマミ92bが一体的に取り付けられている。移動部材94は、固定部材90の凹部90aに嵌挿され、リード軸92のネジ部92aに係合され、リード軸92の軸方向(軸Or方向)に沿ってのみ移動可能である。
術具保持部84は、移動部材94に一体的に固定された固定腕96と、この固定腕96に対して回転軸Os回りに回動可能に接続された移動腕98と、固定腕96に対して移動腕98の回動角度を調整した状態で固定するためのクランプツマミ100とを備えている。回転軸Osは回転軸Orに対して直交する方向である。内視鏡セット(術具)110は、固定腕96および移動腕98のくぼみ部(術具保持部)96a,98aによって把持される。
内視鏡セット110は、細径内視鏡112と、光学アダプタ114と、TVカメラ116とを備えている。内視鏡112の上端部には光学アダプタ114が装着され、この光学アダプタ114にはTVカメラ116が装着されている。このため、内視鏡112に入射された光学像をTVカメラ116を通して観察可能である。
次に、図3を用いて上述した転動機構部30の球対偶体30aの中心Ooに関するバランスについて説明する。
符号Goは、把持部32、第1のアダプタ16、第2のアダプタ18および細径内視鏡セット110の合成された重心を示す。この重心Goは、例えば球対偶体30aの中心Ooを通る軸Onと軸Opの交点に一致する位置に調整されている。符号Woは把持部32、第1のアダプタ16、第2のアダプタ18および細径内視鏡セット110の総重量による重力方向を示す。符号G1は内視鏡セット110の重心位置を示し、符号W1は内視鏡セット110の総重量による重力方向を示す。
次に、この実施の形態に係る医療器具保持装置10の作用について説明する。
まず、図2および図3に従って手術における医療器具保持装置10のセッティング作業について説明する。
アーム架台12にドレープ14を装着する。この場合、ドレープ14の大開口部側からアーム架台12に被せてアーム架台12全体を軟質カバー部14bで覆う。硬質フード部14aをアーム架台12の把持部32の円筒部46に嵌め込む。このとき、把持部32の挿入穴48は、硬質フード部14aにより開口した状態にある。
次に、オートクレーブ処理等により滅菌された第2のアダプタ18に対し、内視鏡セット110を装着する。この場合、内視鏡セット110の内視鏡112を術具保持部84の固定腕96と移動腕98のくぼみ部96a,98a間に挿入してクランプする。この状態でクランプツマミ100を締め付けて固定腕96に対して移動腕98を固定して内視鏡112を固定する。すなわち、内視鏡セット110を第2のアダプタ18に取り付ける。
次に、オートクレーブ処理等により滅菌された第1のアダプタ16の第2の接続部56bを、ドレープ14の硬質フード部14aの開口部を通して把持部32の第1の接続部56aに接続する。
第1のアダプタ16の第2の接続部56bの接続軸72を把持部32の円筒部46の挿入穴48に挿入した後、把持部32の固定ツマミ54を締めこむ。そうすると、固定ツマミ54の雄ネジ部54aの先端で接続軸72の斜面72bを押圧し、接続軸72を挿入穴48の挿入方向(軸Op方向)に対して固定する。位置決めピン50と切欠き72dとを係合させることにより、接続軸Op回りの回動が規制される。すなわち、把持部32と第1のアダプタ16とが所定の位置に位置決めされた状態で接続される。
最後に、第1のアダプタ16に滅菌された第2のアダプタ18を接続する。この場合、第1のアダプタ16を把持部32に接続したときと同様に接続する。第1のアダプタ16の第3の接続部56cの位置決めピン78と、第2のアダプタ18の第4の接続部56dの切欠き88d(図3参照)とを係合させることにより、接続軸Oq回りの回動が規制される。このため、第1のアダプタ16と第2のアダプタ18とが所定の位置に位置決めされた状態で接続される。
次に、術中に内視鏡セット(術具)110を移動させる移動操作について説明する。
術中に内視鏡112を移動させるには、把持部32の外周に配設されたドレープ14とともに把持部32を片手で握り、把持部32に設けられたスイッチ62を押圧する。すると、駆動回路64(図1(B)参照)によって各電磁ブレーキ60a−60dのブレーキ作用が解除される。
第1の電磁ブレーキ60aのブレーキ作用が解除されると、支持アーム24が設置部22に対して第1の回転軸Oa回りに回動可能となる。第2の電磁ブレーキ60bが解除されると、リンク機構26全体が支持アーム24に対して第2の回転軸Ob回りに回動可能となるので、内視鏡112も回転軸Ob回りに回動可能となる。第3の電磁ブレーキ60cが解除されると、第2のアーム26bが第3のアーム26cに対して第3の回転軸Oc回りに回動可能となる。したがって、これら第1ないし第3の回転軸Oa,Ob,Ocの3方向の回動の組み合わせにより、リンク機構26および転動機構部30、把持部32、第1のアダプタ16、第2のアダプタ18を介して保持された内視鏡112が、所定の範囲内で3次元的に移動可能となる。
第1ないし第3の電磁ブレーキ60a−60cとともに第4の電磁ブレーキ60dが解除されると、球対偶体30aは球対偶体受部30bに対して球対偶体30aの中心Ooを中心として転動可能となる。したがって、保持される内視鏡112は所望の向きに傾斜自在となる。すなわち、内視鏡112は、3次元的に移動自在かつ傾斜自在となり、任意の位置や角度に移動可能となる。
内視鏡112を所望の位置で所望の向きに配置した状態でスイッチ62の押圧を解除すると、第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dにブレーキ作用が付与される。このため、内視鏡112は所望の位置で所望の向きに術具保持部84により固定される。
医療器具保持装置10に使用される術具である内視鏡の挿入部の径は2mm程度のものから、20mm程度のものまで種々有り、手術中に目的に合わせてこれらを交換する。このため、全ての内視鏡を共通の第2のアダプタ18で保持するのは困難である。ここでは、術中に内視鏡の挿入部の径が異なるとともに重量が異なる内視鏡に交換する作業について説明する。
この場合、図4に示す細径内視鏡セット110を第2のアダプタ18ごと第1のアダプタ16から取り外し、別の第2のアダプタ18に装着した別の内視鏡セット120を第1のアダプタ16に装着する。
第1のアダプタ16と第2のアダプタ18とを分離する場合、第1のアダプタ16の第3の接続部56cの固定ツマミ82を回転させて固定ツマミ82の雄ネジ部82aの雌ネジ部80に対する係合を解除する。そして、第3の接続部56cの挿入穴76から第2のアダプタ18の第4の接続部56dを取り外す。そうすると、細径内視鏡セット110が取り付けられた第2のアダプタ18が第1のアダプタ16の第3の接続部56cから取り外される。
第1のアダプタ16の第3の接続部56cには、太径内視鏡122を取り付けた別の第2のアダプタ18の第4の接続部56dを接続する。なお、別の第2のアダプタ18の構成は、前述の第2のアダプタ18と略同一であり、術具保持部84のくぼみ部96a,98aにおける内視鏡122の挿入部の保持可能サイズのみ異なる。なお、別の第2のアダプタ18を第1のアダプタ16の第2の接続部56bに装着する作業は、前述の接続作業と同様にして行なう。
ここで、図5に示すように、太径内視鏡セット120は、細径内視鏡セット110が第2のアダプタ18を介して医療器具保持装置10に取り付けられていた場合に対して重心位置や重量が異なる。このため、球対偶体30aの中心Ooを中心とした把持部32、第1および第2のアダプタ16,18、内視鏡セット120の重量により生じる回転モーメントが変化し、術者は操作に違和感を感じる。回転モーメントの変化量が大きい場合、術中に微妙な操作を行ない難くなるため、回転モーメントを調整して医療器具保持装置10のバランス調整を行なう必要がある。このため、医療器具保持装置10のバランス調整を行なう作用について説明する。
内視鏡セット110,120の重量の差や位置の差によるアーム架台12の第3の回転軸Oc回りの回転モーメントはカウンターウェイト38をネジ軸38aに沿って移動させて位置調整を行なって補正する。
細径内視鏡セット110の重心位置をG1、重量をW1、球対偶体30aの中心Ooと重心位置G1との間の距離をR1とし、太径内視鏡セット120の重心位置をG11重量をW11、球対偶体30aの中心Ooと重心位置G11との間の距離をR11とする。球対偶体30aの中心Oo回りの回転モーメントを内視鏡セット110,120の重量が変化しても等しくするためには、距離R11を下記式(1)を満足する位置に調整すればよい。このため、
R1×W1=R11×W11より
R11=R1×W1/W11・・・式(1)
となる。
この調整は、図2に示す操作ツマミ92bを回転させてリード軸92を回転させ、ネジ部92aの螺合作用により移動部材94を固定部材90により回動が規制された状態で軸Or方向に直動させる。そして、太径内視鏡セット120の重心位置G11を上記式(1)を満足する距離R11の位置に移動させる。
そうすると、太径内視鏡セット120を第2のアダプタ18に取り付けた場合の球対偶体30aの中心Oo回りの回転モーメントは、細径内視鏡セット110を第2のアダプタ18に取り付けた状態と等しくなるので、細径内視鏡セット110が第2のアダプタ18に取り付けられた状態と同様の操作感が得られる。
このように、術中、術具を細径内視鏡セット110から太径内視鏡セット120に交換しても球対偶体30aの中心Oo回りの回転モーメントを一定に保ち、変化させないように調整することにより、術者は違和感無く術具を移動させることができる。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
術具を交換する場合、第2のアダプタ18を第1のアダプタ16に対して着脱することにより滅菌状態を保った状態で術具110,120を交換することができる。このように術具110,120を交換することができるので、この医療器具保持装置10を用いて様々な手術に対応することができ、ひいては手術効率の向上に貢献することができる。
把持部32がアーム架台12に一体的に配設され、把持部32が滅菌されたドレープ14内にあるため、把持部32の滅菌を不要とすることができる。したがって、例えば電磁ブレーキ60a−60d等を作動切替させるためのスイッチ62などを把持部32に内蔵することができる。また、ドレープ14内に把持部32が配置されているので、把持部32を強力に密閉する必要がなく、設計的構造をシンプルにすることができる。
当然ながら、オートクレーブ処理等の滅菌が必要な第1および第2のアダプタ16,18の構造をシンプルにすることができるので、処置終了後の滅菌作業を容易に行なうことができる。
位置調整機構部86は、操作ツマミ92bを回転させることにより所定の範囲内で術具110,120や術具保持部84の位置を無段階に調整することができるため、球対偶体30aの中心Ooに対して第1および第2のアダプタ16,18並びに術具110,120等の重量により生じる回転モーメントの調整作業を容易に行なうことができる。このため、医療器具保持装置10のバランス調整作業を容易かつ正確に行なうことができる。
位置調整機構部86は術具保持部84を有する第2のアダプタ18に備えられているため、第2のアダプタ18は例えば内視鏡セット110,120など種々の術具に合わせて製作可能である。そうすると、位置調整機構部86の調整範囲は常に術具110,120に合わせて最適なものを提供することができる。
ドレープ14は、硬質フード部14aを有しているため、この硬質フード部14aがドレープ14を把持部32の円筒部46に装着するときの目印となり、術者はドレープを被覆する作業を容易に行なうことができる。
なお、この実施の形態では、カウンターウェイト38をアーム架台12に1つだけ設けたが、例えば把持部32のリンク機構26側の端部にさらにカウンターウェイト(図示せず)を設けても良い。そうすると、第1および第2のアダプタ16,18と内視鏡セット110との球対偶体30aの中心Oo回りのモーメント量を移動部材94を移動させることによってバランスさせることができる。
次に、第2の実施の形態について図6を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図2に示す細径内視鏡セット110を保持する第2のアダプタ18は、図6(A)および図6(B)に示すように、超音波観測装置のプローブ212の細径部212aを保持するタイプの第2のアダプタ18に変更可能である。第2のアダプタ18は、第1の実施の形態に係る第2のアダプタ18の術具保持部84(図2参照)に対して異なる構成の術具保持部284を備えている。
図6(B)は、術具保持部284の断面図である。術具保持部284は、位置調整機構部86の移動部材94に一体的に接続された筒状のフレーム286と、このフレーム286の上端部の外周面に形成されたネジ部286aと、このネジ部286aに螺合されたリング状の固定ダイヤル288とを備えている。開口の内側に突出した張り出し部286bに向けてOリング290a、円筒状のカラー292、Oリング290bが挿入されている。
術具保持部284のフレーム286の中心線Ohに対して図6(B)中の右側が固定前、左側が固定後の状態を示している。固定ダイヤル288をフレーム286に対して締め込んだときに、Oリング290a,290bが変形し、超音波観察用プローブ212の細径部212aをクランプして保持する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
術具212を弾性部材であるOリング290a,290bによって術具保持部284に固定するため、強度の弱い術具を用いる場合であっても、術具を破損させることを防止することができる。
次に、第3の実施の形態について図7を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
この実施の形態に係る医療器具保持装置10は、第1の実施の形態とは、第1のアダプタ(第1の接続手段)16および第2のアダプタ(術具保持手段)18の構成が異なる。
図7(A)に示すように、第1のアダプタ16は、第2の接続部56bと、第3の接続部56cとを備えている。第3の接続部56cは、術具の位置を調整するための第1の位置調整機構部86aを備えている。第2のアダプタ18は、第4の接続部56dと術具保持部84とを備えている。第4の接続部56dは、第1の位置調整機構部86aと協働して術具の位置を調整する第2の位置調整機構部86bとを備えている。
第1のアダプタ16の第1の位置調整機構部86aは、接続軸72を有するフレーム317を備えている。このフレーム317には、一定の幅に形成された凹部319が形成されている。この凹部319の底面には、3つ(複数)の位置決め穴321a−321cが適当な間隔に形成されている。これら位置決め穴321a−321cは、凹部319の中心線上でこの中心線に対して直交する方向に形成されている。
これら位置決め穴321a−321cに隣接した位置には、固定用雌ネジ部323a−323cが形成されている。これら固定用雌ネジ部323a−323cは、凹部319の中心線上でこの中心線に対して直交する方向に形成されている。すなわち、これら位置決め穴321a−321cおよび固定用雌ネジ部323a−323cは一直線上に対に配置されている。そして、互いに近接する位置決め穴321a−321cと固定用雌ネジ部323a−323cとの間は、所定の距離Sだけそれぞれ離間されている。
第2のアダプタ18の第2の位置調整機構部86bは、術具保持部84を有するフレーム325を備えている。このフレーム325には、第1のアダプタ16の凹部319に係合する幅を有する凸部327が形成されている。この凸部327には、凸部327に一体的に配設され、凹部319の位置決め穴321a−321cのいずれかに挿入される位置決めピン329が配設されている。この位置決めピン329に隣接した位置には、距離Sだけ離間した位置に貫通穴331が形成されている。位置決めピン329および貫通穴331は凸部327の中心線上でこの中心線に対して直交する方向に配設されている。この貫通穴331には、雄ネジ部333aを有する固定ツマミ333が配設されている。この固定ツマミ333の雄ネジ部333aは、凹部319の固定用雌ネジ部323a−323cのいずれかに螺合される。
次に、この実施の形態に係る医療器具保持装置10の作用について説明する。
この実施の形態では、第1のアダプタ16に対する第2のアダプタ18の交換作業について説明する。第1の実施の形態と同様に、医療器具保持装置10に使用される術具が細径内視鏡セット110から太径内視鏡セット120に交換するものとして説明する。また、太径内視鏡セット120は、予め別の第2のアダプタ18に固定されて保持されている。
第1のアダプタ16に対して細径内視鏡セット110が固定された第2のアダプタ18を接続するには、第2のアダプタ18の位置決めピン329を第1のアダプタ16の位置決め穴321a−321cのいずれかに挿入する。第2のアダプタ18の固定ツマミ333の雄ネジ部333aを第1のアダプタ16の対応する固定用雌ネジ部323a−323cのいずれかにねじ込んで固定する。
この第2のアダプタ18の位置決めピン329を挿入する第1のアダプタ16の位置決め穴321a−321cのうちの1つが選択される位置は、第1の実施の形態の作用で説明したように、球対偶体30a(図2参照)の回転中心Oo回りの回転モーメント量が所定の状態になる位置に設定される。すなわち、実際の使用状況を考えて、各種術具にあわせて第2のアダプタ18を第1のアダプタ16に対してどの位置で接続するかを、予めバランスを確認して決めておき、術中はこの決定位置に接続する。このようにして、第1および第2の調整機構部86a,86bは所望の位置に結合される。
このため、太径内視鏡セット120が固定された別の第2のアダプタ18を第1のアダプタ16に接続する場合、細径内視鏡セット110が固体された第2のアダプタ18を第1のアダプタ16に接続した位置とは異なる位置に固定する。そうすると、球対偶体30aの中心Ooに対する回転モーメントのバランスが図られる。
以上説明したように、この実施の形態によれば以下の効果が得られる。
位置調整機構部386は第1および第2のアダプタ16,18の接続位置を決まった位置に変更する方式であるため、両アダプタ16,18の形状を小型でシンプルにすることができる。このため、両アダプタ16,18が手術の邪魔になることを防止することができる。
次に、第4の実施の形態について図8を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
この実施の形態に係る医療器具保持装置10は、第1の実施の形態とは、第2のアダプタ18の構成が異なる。
図8に示すように、第2のアダプタ18は、第1の調整機構部486aと、第2の調整機構部486bとを備えている。第1の調整機構部486aは第1の実施の形態で説明した調整機構部86と同一の構成を有する。
第2の調整機構部486bは、固定部材490と、外周にネジ部492aを有するリード軸492と、移動部材94bとを備えている。固定部材490は第4の接続部56dの上端部に装着されている。この固定部材490は、移動部材94aに連結され、例えば矩形状に形成され、第1の調整機構部486aのリード軸92の中心軸Orに対して直交する長手方向中心軸Ot上にリード軸492が配設されている。このリード軸492の端部には、固定部材490の外側に術者が指で回転させる操作ツマミ492bが一体的に取り付けられている。移動部材94bは、固定部材490の凹部490aに嵌挿され、リード軸492のネジ部492aに係合され、リード軸492の軸方向(軸Ot方向)に沿ってのみ移動可能である。この移動部材94bには、第1の実施の形態で説明した術具保持部84が配設されている。
次に、この実施の形態に係る医療器具保持装置10の作用について説明する。
術具を細径内視鏡112から太径内視鏡122に交換する作業は、第1の実施の形態と同様に、術具を第2のアダプタ18と一体のまま交換するので説明を省略する。
次に、球対偶体30aの中心Oo回りの回転モーメントのバランス調整を行なう作用について説明する。この実施の形態では、第1の実施の形態に対して術具の重心位置を2方向(図8中の矢印α方向およびβ方向)に補正可能である。すなわち、第1の調整機構部486aで術具の重心位置を略水平方向に移動させ、第2の調整機構部486bで術具の重心位置を略鉛直方向に移動させる。このようにして、医療器具保持装置10の球対偶体30aの中心Oo回りの回転モーメントを変化させて医療器具保持装置10をバランスさせる。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
第1の実施の形態に対して術具の重心位置を2方向(図8中の矢印α方向およびβ方向)に補正することができるため、術具の交換により生じる略鉛直方向(矢印β方向)の重心ズレを略水平方向(矢印α方向)とともに補正できる。したがって、より正確に球対偶体30aの中心Oo回りの回転モーメント量を補正することができ、術中に術具の移動操作を違和感無く容易に行なうことができる。
次に、第5の実施の形態について図9および図10を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
この実施の形態に係る医療器具保持装置10は、第1の実施の形態とは、ドレープ14、第1のアダプタ(第1の接続手段)16、第2のアダプタ(術具保持手段)18、およびアーム架台12の構成が異なる。第1の実施の形態で説明したアーム架台12からは把持部32(図1参照)が除去され、代わりに後述するシャフト513が配設されている。
図9および図10に示すように、滅菌されたドレープ14は、袋状の軟質カバー部材で大開口部のみを備えている。把持部32は、ドレープ14の外側に配設されている。
球対偶体30aには、第1の接続部56aが配設されている。第1の接続部56aは、シャフト513を一体的に備えている。このシャフト513は、球対偶体30a側から離隔する方向に順に細径部513a、太径部513b、段差部513cおよび接続軸513dを備えている。球対偶体30aには、細径部513aが一体的に接続されている。この細径部513aは中心軸Owを備えている。太径部513b、段差部513cおよび接続軸513dは球対偶体30aの中心Oo(図10参照)を通る中心軸Ow上に形成されている。太径部513bには第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dを切り替えるスイッチ515が配設されている。段差部513cの外径には、Oリング517が嵌められている。この段差部513cには、後述する位置決めピン525と対向する位置に所定の幅を有する切欠き513eが形成されている。接続軸513dは第1の実施の形態で説明した接続軸72と同様の構成である。
術者に把持される把持部32は、アーム架台12と第2のアダプタ18とを連結する第1のアダプタ16として形成されている。第1のアダプタ16は、第2の接続部56bと第3の接続部56cとを備えている。第2の接続部56bは、第1の接続部56aに接続される。第3の接続部56cは、第2のアダプタ18の後述する第4の接続部56dに接続される。
第1のアダプタ16の第2の接続部56bには、上記シャフト513の接続軸513dを嵌挿する挿入穴521が形成されている。この挿入穴521の口元部には、シャフト513の太径部513bを挿嵌する太径穴523が挿入穴521と同一軸Ow上に形成されている。太径穴523の底面には、上記切欠き513eに配設され、第1の接続部56aに対して第2の接続部56bを位置決めする位置決めピン525が一体的に配設されている。
第1のアダプタ16(把持部32)の基端部の第2の接続部56bには、第1のアダプタ16の上記軸Owに直交し、挿入穴521に貫通し、内周面に雌ネジ部529を有する貫通孔が形成されている。この貫通孔の雌ネジ部529には、固定ツマミ531がねじ込まれている。このため、第2の接続部56bに第1の接続部56aが配設された状態で固定ツマミ531を回すと、第2の接続部56bに対して第1の接続部56aが固定される。
第1のアダプタ16には、挿入穴521の側部(図10中に示す底部)にスイッチレバー541が配設されている。このスイッチレバー541は、術者が指で押圧する押圧部541aと、第1の接続部56aと第2の接続部56bとを接続したときにドレープ14が被せられたシャフト513に配設されたスイッチ515を押す当接部541bと、押圧部541aと当接部541bの間に配設され、軸Ouを中心に把持部32の支点軸543と係合する支承部541cとを備えている。
第1のアダプタ16には、上記軸Owに直交する方向の中心軸Ov回りに貫通孔535が形成されている。貫通孔535は、第2の接続部56b側は小径貫通孔を有する第1の円筒部535aを備え、第3の接続部56c側は大径貫通孔を有する第2の円筒部535bを備えている。第1の円筒部535aの小径貫通孔と第2の接続部56bの挿入穴521とは連通されていない。
第1の円筒部535aの内腔には、先端部に径方向外方に突出されたフランジ部537aを有し、内周面に雌ネジ部537bを有する回転筒537が配設されている。この回転筒537は第1の円筒部535aを貫通し、先端部のフランジ部537aが第2の円筒部535bの縁部に当接されている。回転筒537の基端部は、第1の円筒部535aからさらに基端部側に延出されている。この第1の円筒部535aの基端部には、術者に操作される操作ツマミ539が装着されている。
回転筒537には、回転筒537の上述した雌ネジ部537bに螺合する雄ネジ部542aを有するスライドシャフト542が配設されている。このスライドシャフト542は、基端部に設けられた上記雄ネジ部542aと、先端部に設けられた摺動軸部542bとを一体的に備えている。摺動軸部542bは、第2の円筒部535bの内周面と略同じ径を備えている。この摺動軸部542bの中心軸Ovに対して直交する方向には、スライドシャフト542が中心軸Ovを中心として回転することを規制する回転規制ピン545が固定されている。この回転規制ピン545は、第2の円筒部535bの内周面に形成された溝部547に係合されている。この溝部547は、上記中心軸Ovに対して平行に形成されている。
このスライドシャフト542の摺動軸部542bの先端部には、第4の接続部56dに対して着脱可能な第3の接続部56cが配設されている。このため、摺動軸部542bの先端部には、挿入穴551a、位置決めピン551bおよび固定ツマミ551cが設けられている。
このため、軸Ov上に沿って術具の位置を変化させて球対偶体30aの中心Ooに対する回転モーメント量を調整するための位置調整機構部86は、第1のアダプタ16に配設されている。
第2のアダプタ18には、術具保持部84の固定腕96の基端部に第4の接続部56dが一体的に形成されている。第4の接続部56dは、接続軸555を備えている。この接続軸555は、円柱部555aと斜面555bと細径部555cと切欠き555dとを固定腕96の先端部に離隔した側から近接した側に向かって備えている。円柱部555aは、第1のアダプタ16の第3の接続部56cの挿入穴551aにガタ無く嵌挿される。斜面555bは円柱部555aと細径部555cとの間に形成されている。切欠き555dは、第1のアダプタ16の第3の接続部56cの位置決めピン551bにガタ付きなく係合する幅や長さを有する。
次に、この実施の形態に係る医療器具保持装置10の作用について説明する。
図9および図10に従って手術における医療器具保持装置10のセッティング作業について説明する。
まず、アーム架台12に、滅菌されたドレープ14を装着する。
次に、予めオートクレーブ処理等により滅菌された第2のアダプタ18に、細径内視鏡セット110を接続する。
予めオートクレーブ処理等により滅菌された第1のアダプタ16の第2の接続部56bをアーム架台12の第1の接続部56aに接続する。
接続作業は第1の接続部56aのシャフト513の接続軸513dを第1のアダプタ16(把持部32)の挿入穴521に挿入して固定ツマミ531を締めこむ。このため、固定ツマミ531の先端で接続軸513dの斜面を押圧し、シャフト513を挿入穴521bの挿入方向に対して固定する。さらに、位置決めピン525と切欠き513eとの係合により、シャフト513の中心軸Ow回りの回動が規制される。すなわち、把持部32とシャフト513とが一体的に接続される。
このとき、シャフト513の段差部513cは、把持部32の太径穴523にOリング517を押圧した状態で嵌挿され、Oリング517と太径穴523との間にドレープ14を挟んで固定する。そうすると、挿入穴521内でドレープ14が破れても、ドレープ14の外部にドレープ14の破損部からアーム架台12が露出して、不潔になることが防止される。
最後に、第1のアダプタ16の第3の接続部56cに第2のアダプタ18の第4の接続部56dを接続する。このときの作用は第1の実施の形態で説明した第3の接続部56cおよび第4の接続部56dを接続するときの作用と同様であるので説明を省略する。
図9および図10中に示す術具としての細径内視鏡112を新たな術具(例えば太径内視鏡122)に交換する作業時は、第1の実施の形態と同様に、第1のアダプタ16の第3の接続部56cと第2のアダプタ18の第4の接続部56dとの間の連結を解消する。そして、新たな術具(例えば太径内視鏡122)を装着した第2のアダプタ18を第1のアダプタ16に装着する。
術具(例えば細径内視鏡112)を移動させるには、把持部32のスイッチレバー541の押圧部541aを押すことにより、スイッチレバー541が支点軸543の軸Ouを中心として回動する。このため、当接部541bがドレープ14を介してスイッチ515を押す。このため、第1の実施の形態と同様に、リンク機構26および転動機構部30が可動状態となり、術具(内視鏡112)を自在に移動させることができる。そして、所望の位置に術具を配置した状態でスイッチレバー541から指を離すと、第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dのブレーキ作用により好ましい位置でリンク機構26および転動機構部30が保持される。
次に、術具を交換した場合に球対偶体30aの中心Ooを中心とする回転モーメントを補正する場合について説明する。この実施の形態では、第2のアダプタ18を第1のアダプタ16に対し軸Ov上を移動させることにより、重量により生じる回転モーメント量を変化させるものであり、第1の実施の形態にて理論は説明済みであるため、ここでは調整機構の作用について説明する。
この回転モーメント量の調整を行なうには、図10に示す操作ツマミ539を回転させる。すると、スライドシャフト542が第1のアダプタ16(把持部32)の溝部547に対して係合された回転規制ピン545により軸Ov回り方向の移動が規制されているので、回転筒537は軸Ovを中心として回転する。そうすると、スライドシャフト542は回転筒537の回転にともなって軸Ov上を直動する。このため、第1の実施の形態で説明した原理により、球対偶体30aの中心Oo回りの回転モーメント量を変化させて補正することができる。
以上説明したように、この実施の形態によれば以下の効果が得られる。
把持部32(第1のアダプタ16)が滅菌された状態でドレープ14の外部に配置されているため、術者は把持部32を直接把持することができる。このため、術者は把持部32を滑らずに安定して保持することができる。このとき、第1ないし第4の電磁ブレーキ60a−60dのスイッチ515は把持部32ではなく、ドレープ14の内部に配置されているので、把持部32の構造をシンプルにすることができる。
第1のアダプタ16(把持部32)に術具の位置調整機構部86が配置されているため、第2のアダプタ18(術具保持手段)の構成をシンプルにすることができる。このため、第2のアダプタ18が手術作業の邪魔になることを防止することができる。
なお、第1ないし第5の実施の形態では、第1のアダプタ16と第2のアダプタ18(術具保持手段)とが分離可能であるとして説明したが、これら第1および第2のアダプタ16,18は必ずしも分離されている必要はなく、使用する術具によってモーメントの変化量を調整するだけであれば、第1および第2のアダプタ16,18を一体としても構わない。
また、第1ないし第5の実施の形態では術具として内視鏡(内視鏡セット)および超音波処置具を例にして説明したが、例えば各種エネルギーによる治療器具等、様々な装置が用いられる。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1)
術部を観察、処置する術具と、
複数の関節を有する(前記術具を移動、傾斜可能に支持する)アーム架台と、
前記アーム架台を覆うことにより外部空間に対し滅菌/非滅菌域を分離するための、滅菌されたドレープと、
前記アーム架台に対し、前記ドレープの外側から装着される滅菌可能な第1の接続手段と、術具を保持可能な保持部を備え、前記第1の接続手段に着脱可能である滅菌可能な術具保持手段よりなることを特徴とする医療器具保持装置。
(付記項2)
前記アーム架台は、術者が術具を移動させる際に把持する、把持部を有することを特徴とする付記項1に記載の医療器具保持装置。
(付記項3)
前記第1の接続手段は、術者が術具を移動させる際に把持する、把持部を有することを特徴とする付記項1に記載の医療器具保持装置。
(付記項4)
前記術具保持手段は、前記第1の接続手段に対する術具(または保持部)の位置を変更可能な、位置変更手段を備える付記項1ないし付記項3のいずれか1に記載の医療器具保持装置。
(付記項5)
前記第1の接続手段は、前記アーム架台に対する前記術具保持手段の位置を変更可能な、位置変更手段を備える付記項1ないし付記項3のいずれか1に記載の医療器具保持装置。
(付記項6)
前記第1の接続手段と前記術具保持手段は、互いの接続位置を段階的に変更可能な位置変更手段を備えることを特徴とする付記項1ないし付記項3のいずれか1に記載の医療器具保持装置。
(付記項7)
前記ドレープは開口部を有し、前記第1の接続手段は、前記開口部を通して、前記アーム架台と接続されることを特徴とする付記1ないし付記項6のいずれか1に記載の医療器具保持装置。
(付記項8)
先端に球対偶を備え、複数の関節を有し、術具を移動、傾斜可能に支持するアーム架台と、前記術具を保持可能な保持部を備え、前記アーム架台に着脱可能な術具保持手段を備えた医療器具保持装置において、
前記術具保持手段は、前記球対偶(またはアーム架台)に対する術具(または保持部)の位置を変更可能な、位置変更手段を備えていることを特徴とする医療器具保持装置。
(付記項9)
前記位置変更手段は、直線的(1次元)に前記術具(または保持部)を移動させることを特徴とする付記項4、付記項5および付記項8のいずれか1に記載の医療器具保持装置。
(付記項10)
前記位置変更手段は、平面上(2次元)に前記術具(または保持部)を移動させることを特徴とする付記項4、付記項5および付記項8のいずれか1に記載の医療器具保持装置。
(付記項11)
前記術具保持手段は2体に分離、接続可能な構成であることを特徴とする付記項8ないし付記項10のいずれか1に記載の医療器具保持装置。
(付記項12)
前記術具保持手段は2体に分離可能な構成であり、前記位置調整手段は相互の結合位置を段階的に変更させる接続位置変更手段であることを特徴とする付記項8もしくは付記項9に記載の医療器具保持装置。
(付記項13)
前記アーム架台は、球対偶を備えることを特徴とする付記項1ないし付記項7のいずれか1に記載の医療器具保持装置。
(付記項14)
複数の術具を選択的に保持可能な医療器具保持装置であって、
所望の位置に固定可能な支持部と、
前記支持部に支持され、前記支持部に対して移動可能および傾斜可能なアーム部と、
前記アーム部に着脱可能で、前記アーム部を覆ったときに、前記アーム部とその外側とに領域を分離する、滅菌されたドレープと、
前記ドレープの外側から滅菌状態を保持したまま前記アーム部に着脱可能な滅菌状態接続部を有する、予め滅菌されたアダプタと、
前記アダプタに設けられ、前記アーム部に対して前記術具の位置を変更可能な術具位置調整機構を有し、前記術具に対応して選択される、予め滅菌された術具保持部と
を具備することを特徴とする医療器具保持装置。
(付記項14の課題)
特許文献1ないし特許文献3に開示された医療器具保持装置は、特定の術具を保持可能である。しかし、形状や重量などの仕様が異なる術具に交換したときに医療器具保持装置の回転モーメントのバランスが崩れることが多い。すなわち、術具を交換したときに医療器具保持装置のバランスを取ることが困難となる。
また、特許文献2に開示された技術では、関節部に球対偶(ボールジョイント)を用いて小型化を実現しているが、装置全体として移動時には構成部位がアンバランスである。このため、術者は例えば把持部などを持ってこのアンバランスを自ら保持する必要があり、微妙な操作をする上で操作が難しいという問題がある。また、特許文献3に開示された装置では、術者が実際に手術で使用した場合、術具の挿入軸は重力方向と略一致する方向に使用される。しかし、球対偶が転動可能な状態においては、球対偶に対して術具がアンバランスとなる。このため、術者は例えば把持部などを持ってこのアンバランスを自ら保持する必要があり、微妙な操作をする上で操作が難しいという問題がある。あるいはこのような問題を回避するために、重量や重心をそれぞれ一致させた特定の保持装置に専用の術具が必要となる。当然ながら、術具の汎用性がなく実現的ではない。
付記項14では、アダプタに対して、術具保持部とともに術具を交換可能であり、このとき、位置調整機構により術具の位置を移動させてアーム部に対するモーメント量を変化させて、術具の重量によるアンバランスを調整することができる。このため、術具の微妙な操作を容易に行なうことができる。
したがって、付記項14によれば、術具の交換に伴うアンバランスを解消することができる医療器具保持装置を提供することができる。
(付記項15)
前記アダプタは、前記滅菌状態接続部を有する第1のアダプタと、前記第1のアダプタに着脱可能であるとともに前記術具保持部に連結される第2のアダプタとを備えていることを特徴とする付記項14に記載の医療器具保持装置。
(付記項16)
前記アーム部は、前記滅菌状態接続部に着脱可能な第1の接続部を備え、
前記第1のアダプタは、前記滅菌状態接続部を有する第2の接続部と、前記第2のアダプタに着脱可能な第3の接続部とを備え、
前記第2のアダプタは、前記第3の接続部に着脱可能な第4の接続部を備えていることを特徴とする付記項15に記載の医療器具保持装置。
(付記項17)
前記アーム部は、前記支持部に対して前記術具を移動可能および傾斜可能で、所望の位置に配置可能な許容状態と、前記術具を所望の位置に配置した状態で前記術具の動きを規制する規制状態とに切替可能な電磁ブレーキを備え、
前記第1の接続部は、前記電磁ブレーキに接続されており、押圧されると前記許容状態に切り替えられ、押圧が解除されると前記規制状態に切り替えられ、前記ドレープの外側から前記術者に押圧されるスイッチを備えていることを特徴とする付記項16に記載の医療器具保持装置。
(付記項18)
前記アーム部は、前記術具を前記アーム部に対して移動させる際に術者に把持される把持部を備え、
前記把持部は、前記第1の接続部を備えていることを特徴とする付記項16に記載の医療器具保持装置。
(付記項19)
前記アーム部は、前記支持部に対して前記術具を移動可能および傾斜可能で、所望の位置に配置可能な許容状態と、前記術具を所望の位置に配置した状態で前記術具の動きを規制する規制状態とに切替可能な電磁ブレーキを備え、
前記把持部は、前記電磁ブレーキに接続されており、押圧されると前記許容状態に切り替えられ、押圧が解除されると前記規制状態に切り替えられ、前記ドレープの外側から前記術者に押圧されるスイッチを備えていることを特徴とする付記項18に記載の医療器具保持装置。
(付記項20)
前記第1のアダプタは、前記術具を前記アーム部に対して移動させる際に術者に把持される把持部を備えていることを特徴とする付記項16に記載の医療器具保持装置。
(付記項21)
前記ドレープは、前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に貫通される開口を有するフードを備えていることを特徴とする付記項16に記載の医療器具保持装置。
(付記項22)
前記アーム部は、前記術具を転動可能に支持する球対偶を備え、
前記位置調整機構は、前記球対偶に対して少なくとも1次元的に前記術具を接離可能な移動機構を備えていることを特徴とする付記項14に記載の医療器具保持装置。
(付記項23)
前記移動機構は、前記球対偶に対して前記術具を連続的に移動させる連続移動機構を備えていることを特徴とする付記項22に記載の医療器具保持装置。
(付記項24)
前記移動機構は、前記球対偶に対して前記術具を不連続的に移動させる不連続移動機構を備えていることを特徴とする付記項22に記載の医療器具保持装置。
(付記項25)
前記アーム部は、一端部に前記術具を転動可能に支持する球対偶を備え、他端部に前記アダプタと前記術具保持部と前記術具位置調整機構との重量に基づいて前記球対偶に対するモーメント量を相殺するためのカウンターウェイトを備え、
前記位置調整機構は、前記球対偶に対して少なくとも1次元的に前記術具を接離可能な移動機構を備えていることを特徴とする付記項14に記載の医療器具保持装置。
(付記項26)
複数の術具を選択的に保持可能な医療器具保持装置であって、
所望の位置に固定可能な支持部と、
前記支持部に支持され、前記支持部に対して移動可能および傾斜可能な複数のアームと、複数の関節とを備え、前記術具を移動可能および傾斜可能に支持するアーム部と、
前記アーム部に着脱可能で、前記アーム部を覆ったときに、前記アーム部とその外側とに領域を分離するための滅菌されたドレープと、
前記ドレープの外側から前記アーム部に着脱可能に接続される予め滅菌された第1のアダプタと、
術具を保持可能で、選択される術具によって変更可能な術具保持部を備え、前記第1のアダプタに着脱可能な予め滅菌された第2のアダプタと
を具備することを特徴とする医療器具保持装置。
(付記項27)
前記術具保持部は、選択される術具によって変更可能なラインナップを備えていることを特徴とする付記項26に記載の医療器具保持装置。
(付記項28)
前記アーム部は、前記滅菌状態接続部に着脱可能な第1の接続部を備え、
前記第1のアダプタは、前記滅菌状態接続部を有する第2の接続部と、前記第2のアダプタに着脱可能な第3の接続部とを備え、
前記第2のアダプタは、前記第3の接続部に着脱可能な第4の接続部を備えていることを特徴とする付記項27に記載の医療器具保持装置。
(付記項29)
前記アーム部は、前記術具を前記アーム部に対して移動させる際に術者に把持される把持部を備え、
前記把持部は、前記第1の接続部を備えていることを特徴とする付記項28に記載の医療器具保持装置。
(付記項30)
前記第1のアダプタは、前記術具を前記アーム部に対して移動させる際に術者に把持される把持部を備えていることを特徴とする付記項29に記載の医療器具保持装置。
(付記項31)
前記第2のアダプタは、前記アーム部に対する術具の位置を調整する位置調整機構を備えていることを特徴とする付記項26に記載の医療器具保持装置。
(付記項32)
前記アーム部は、前記術具を転動可能に支持する球対偶を備え、
前記位置調整機構は、前記球対偶に対して少なくとも1次元的に前記術具を接離可能な移動機構を備えていることを特徴とする付記項26に記載の医療器具保持装置。
(付記項33)
複数の術具を選択的に保持可能な医療器具保持装置であって、
所望の位置に固定可能な支持部と、
前記支持部に支持され、前記支持部に対して移動可能および傾斜可能な平行四辺形リンクと、この平行四辺形リンクの関節に一端部が接続された延出アームと、この延出アームの他端部に設けられた球対偶とを備えたアーム部と、
前記アーム部に着脱可能で、前記アーム部を覆ったときに、前記アーム部とその外側とに領域を分離するための滅菌されたドレープと、
前記術具を選択的に保持可能で、前記球対偶に対する前記術具の位置を調整可能な術具位置調整機構を有する予め滅菌された術具保持部と
を備えていることを特徴とする医療器具保持装置。
(付記項34)
前記アーム部は、一端部に前記術具を転動可能に支持する球対偶を備え、他端部に前記アダプタと前記術具保持部と前記術具位置調整機構との重量に基づいて前記球対偶に対するモーメント量を相殺するためのカウンターウェイトを備え、
前記位置調整機構は、前記球対偶に対して少なくとも1次元的に前記術具を接離可能な移動機構を備えていることを特徴とする付記項33に記載の医療器具保持装置。
(付記項35)
前記アーム部は、前記術具を転動可能に支持する球対偶を備え、
前記位置調整機構は、前記球対偶に対して少なくとも1次元的に前記術具を接離可能な移動機構を備え、
前記アダプタは、前記位置調整機構により前記術具の位置の移動によるアンバランスを調整するカウンターウェイトを備えていることを特徴とする付記項33に記載の医療器具保持装置。
(A)は第1の実施の形態に係る医療器具保持装置の概略的な斜視図、(B)は(A)中のスイッチと電磁ブレーキとの関係を示す概略的なブロック図。 第1の実施の形態に係る医療器具保持装置のアーム架台とドレープと第1および第2のアダプタと、内視鏡セットとを分解した状態を概略的に示す分解斜視図。 第1の実施の形態に係る医療器具保持装置のアーム架台とドレープと第1および第2のアダプタと、内視鏡セットとを互いに接続した状態を概略的に示す部分断面図。 第1の実施の形態に係る医療器具保持装置の第1のアダプタに対して、複数の種類の第2のアダプタを装着可能な状態を概略的に示す分解斜視図。 第1の実施の形態に係る医療器具保持装置の術具の位置やその重量により生じる球対偶体回りの回転モーメント量をカウンターウェイトで相殺した状態で、重心位置を調整する前(Goo)と後(Go)の重心位置を示す概略図。 (A)は第2の実施の形態に係る医療器具保持装置の第1および第2のアダプタを接続した状態を示す概略的な斜視図、(B)は(A)中の術具保持部の近傍を示す概略的な断面図。 (A)は第3の実施の形態に係る医療器具保持装置の第1および第2のアダプタを分離した状態を示す概略的な斜視図、(B)は(A)中の第1および第2のアダプタを接続した状態を示す概略的な部分断面図。 第4の実施の形態に係る医療器具保持装置のアーム架台、ドレープ、第1および第2のアダプタを示す概略的な部分断面図。 第5の実施の形態に係る医療器具保持装置のアーム架台、ドレープ、第1および第2のアダプタを分離した状態を示す概略的な斜視図。 第5の実施の形態に係る医療器具保持装置のアーム架台、ドレープ、第1および第2のアダプタを示す概略的な部分断面図。
符号の説明
Go,Goo,G1,G11…重心位置、R1,R11…距離、12…アーム架台、16…第1のアダプタ、18…第2のアダプタ、28…延出アーム、30…転動機構部、30a…球対偶体、30b…球対偶体受部、32…把持部、60d…第4の電磁ブレーキ、84…術具保持部、94…移動部材、110…細径内視鏡セット、120…太径内視鏡セット

Claims (2)

  1. 複数の術具を選択的に保持可能な医療器具保持装置であって、
    所望の位置に固定可能な支持部と、
    前記支持部に支持され、前記術具を移動可能および傾斜可能に支持するアーム部と、
    前記アーム部に着脱可能で、前記アーム部を覆ったときに前記アーム部とその外側とに領域を分離する、滅菌されたドレープと、
    前記ドレープの外側から前記アーム部に着脱可能な、予め滅菌された第1のアダプタと、
    前記第1のアダプタに着脱可能で、選択される術具によって変更される術具保持部を有する、予め滅菌された第2のアダプタと
    を具備することを特徴とする医療器具保持装置。
  2. 前記第2のアダプタは、前記アーム部に対する前記術具の位置を調整する位置調整機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の医療器具保持装置。
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