JP2003111773A - 手術用システム - Google Patents

手術用システム

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JP2003111773A
JP2003111773A JP2001310580A JP2001310580A JP2003111773A JP 2003111773 A JP2003111773 A JP 2003111773A JP 2001310580 A JP2001310580 A JP 2001310580A JP 2001310580 A JP2001310580 A JP 2001310580A JP 2003111773 A JP2003111773 A JP 2003111773A
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一仁 中西
Takashi Shioda
敬司 塩田
Genichi Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】対象症例に対する経験の乏しい術者でも、処置
具の選択や最適な設定を容易かつ的確に行える手術用シ
ステムを提供すること。 【解決手段】手術部位の任意の位置における光学的な診
断画像を取得する光走査プローブ78と、手術部位に対
する処置を行う超音波吸引装置81とを具備する手術用
システム1は、光走査プローブ78によって取得した診
断画像を記録する画像メモリ75と、処置部位の画像及
びこの処置に関する超音波吸引装置置具81や処置具設
定状態等の処置情報を有する処置部位画像を複数、蓄積
した診断画像データベース74と、光走査プローブ78
の診断画像と、診断画像データベース74に蓄積されて
いる複数の処置部位画像との比較を行う比較演算部76
と、演算結果に基づき超音波吸引装置81の条件設定を
行う処置具設定情報生成部77とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギー処置具
を具備する手術用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野においては手術する部位
や手技に対応させて、観察装置と手術装置とを組み合わ
せて手術システムを構成するようにしている。前記観察
装置としては口腔や肛門から体腔内に挿入される挿入部
が柔軟な内視鏡や、腹壁に穿刺されたトラカールを介し
て腹腔内に配置される挿入部が硬性な腹腔鏡(光学視
管)や微細な神経や血管を拡大観察できる手術用顕微鏡
等がある。
【0003】一方、手術装置としては把持鉗子やメス等
のような手術器具の他に、電源によって駆動される手術
装置がある。この電源から供給される電力によって駆動
される手術装置としては例えば、超音波振動を利用して
処置具を振動させ、この処置具の振動で対象部位である
生体組織を切開あるいは凝固したり、破砕して吸引する
超音波手術装置や、高周波電力による熱作用で対象部位
である生体組織に対して切開、凝固作用を及ぼす電気メ
ス装置、生体組織を回転力により細かく粉砕する動力処
置具等がある。
【0004】手術用システムの一例として脳神経外科分
野では微細な神経や血管を拡大観察して顕微鏡観察下で
手術を行う医療システムとして顕微鏡下手術システムが
ある。この顕微鏡下手術システムでは手術用顕微鏡の接
眼部を通して拡大した対象部位を観察しながらハンドピ
ースなどを操作して処置を行うものである。例えば、腫
瘍の破砕、摘出等の処置を行う際には超音波吸引装置等
のエネルギー処置具が用いられる。この場合、使用する
エネルギー処置具のプローブ形状の選定や出力設定等が
適当でないとを誤ると使い勝手が低下するという不具合
が発生する。つまり、プローブ形状の選定や出力設定等
を的確に行えるようになるには経験が必要であった。
【0005】上述した不具合を解消するため、本出願人
は特願2000−10920号に手術用エネルギ処置シ
ステムを提案している。この手術用エネルギ処置システ
ムでは、術部付近の組織の物理的状態を自動的に検出
し、その検出結果からエネルギー処置具の設定を自動的
に行えるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、経験の
乏しい術者では、エネルギー処置具のプローブ形状の選
定や出力設定等に試行錯誤することがあり、手術が長時
間化する要因になっていた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、対象症例に対する経験の乏しい術者でも、処置具
の選択や最適な設定を容易かつ的確に行える手術用シス
テムを提供することを目的にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の手術用システム
は、手術部位の任意の位置における光学的な診断画像を
取得する光走査プローブと、手術部位に対する処置を行
うエネルギー処置具とを具備する手術用システムであっ
て、前記光走査プローブによって取得した診断画像を記
録する記録部と、処置部位の画像及びこの処置に関する
エネルギー処置具や処置具設定状態等の処置情報を有す
る処置部位画像を複数、蓄積した診断画像データベース
と、前記光走査プローブの診断画像と、前記診断画像デ
ータベースに蓄積されている複数の処置部位画像との比
較を行う比較演算部と、この比較演算部の演算結果に基
づき、前記エネルギー処置具の条件設定を行うエネルギ
ー処置具設定部とを具備している。
【0009】また、前記光走査プローブの術部に対する
位置を検出する位置検出手段を有し、前記比較演算部
は、前記位置検出手段で検出した位置情報及び前記診断
画像データベースに蓄積された処置部位画像の位置情報
を、演算の際のパラメータとして利用している。
【0010】さらに、前記エネルギー処置具の設定状態
を所望の状態に設定変更する設定変更手段と、少なくと
もこの設定変更手段により変更された設定値及び前記光
走査プローブによって取得した診断画像を、前記診断画
像データベースへ処置部位画像として登録するデータベ
ース登録手段とを具備している。
【0011】この構成によれば、診断画像データベース
から処置部位の画像に最も酷似した処置部位画像を得、
その後、この処置部位画像の有する処置情報を基に、エ
ネルギー処置具設定部を介してエネルギー処置具の設定
が行われる。
【0012】また、比較演算部は、位置検出手段の位置
データと、処置部位画像の位置情報とを比較して処置部
位の画像に最も酷似した処置部位画像を得る。
【0013】さらに、診断画像データベースから読み出
した処置部位画像に記録されている処置情報の更新を行
えるとともに、その更新された処置情報を記録した処置
部位画像が診断画像データベースに登録される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図7は本発明の第1実
施形態に係り、図1は手術用顕微鏡システムの構成を説
明する図、図2は鏡体である双眼接眼鏡筒部の内部構成
を説明する図、図3は図2における側面図であり、鏡体
の接眼光学系及び第2の観察光学系の構成を説明する
図、図4は重畳ユニットを説明する図、図5は手術用顕
微鏡システムの主要部の構成を説明する図、図6はデー
タベースに記録されている処置部位画像の一例を示す
図、図7は顕微鏡に表示される顕微鏡観察像と設定デー
タとを示す図である。
【0015】図1に示すように本実施形態の手術用シス
テムは手術用顕微鏡システム1であり、本システムは主
に架台3には取り付けられた鏡体2と、例えばカートに
載置された計測装置18、A/D変換器17、ワークス
テーション(以下、WSと略記する)19、モニタ16
等と、手術室内の所定の位置に設置されたデジタイザ
(光学式位置検出装置)12とで主に構成されている。
なお、図示しない内視鏡のカメラコントロールユニット
及び、光走査プローブ、この光走査プローブの観測装置
等も設置される。前記架台3は、床面を移動自在なベー
ス4と、このベース4上に立設された支柱5と、この支
柱5の上体部に軸O1 を中心に回動自在に一端部を取り
付けた、図示しない照明用光源を内蔵した第1アーム6
と、この第1アーム6の他端部に設けた軸O2 を中心に
回動自在に一端部が取り付けられた第2アーム7と、こ
の第2アーム7の他端部に設けた軸O3 を中心に回動自
在に一端部が取りつられた第3アーム8とで主に構成さ
れている。この第3アーム8の他端部には前記鏡体2が
設けられている。この鏡体2は、軸O4 を中心として術
者の観察方向に対する前後方向の俯仰及び軸O5 を中心
として術者の左右方向の俯仰が可能になっている。
【0016】なお、前記第2アーム7は、上下移動操作
を行うべくリンク機構とバランス調整用のスプリング部
材とからなるパンタグラファームである。また、前記鏡
体2が空間的に自在に位置調整を行えるとともに位置固
定を行えるように、前記回転軸O1 ,…,O5 における
回動部には図示しない電磁ブレーキがそれぞれ設けられ
ている。これら電磁ブレーキは支柱5に内蔵された図示
しない電磁ブレーキ電源回路に接続されている。
【0017】前記デジタイザ12は、受信部材である2
台のCCDカメラ13a,13bと、これらCCDカメ
ラ13a,13bの位置を固定するカメラ保持部材14
と、このカメラ保持部材14を支持するスタンド15と
で構成されている。
【0018】前記CCDカメラ13a,13bはそれぞ
れ前記計測装置18に接続されている。この計測装置1
8は、A/D変換器17を介してWS19に接続され、
このWS19はモニタ16に接続されている。
【0019】なお、前記WS19には、CTやMRIと
いった図示しない画像診断装置による断層画像データ
や、前記断層画像データを加工して3次元に再構築した
3次元画像データ等が術前において予め記録されてい
る。
【0020】図2及び図3に示すように、鏡体2を構成
する固定ハウジング20の内部には左右一対の結像レン
ズ20a,20bが配置されている。この結像レンズ2
0a,20bは、鏡体2から出射される左右観察光束を
入射させるべく、鏡体2の観察光学系と光学的に接続さ
れている。
【0021】符号21a,21bは前記結像レンズ20
a,20bを介した光束をそれぞれ90°外方に反射さ
せるミラーであり、その出射光軸上にはイメージローテ
ータプリズム22a,22bが配置されている。
【0022】このイメージローテータプリズム22a,
22bの後方には、両観察光束を各々180°反転させ
るプリズム23a,23bが配置されている。このプリ
ズム23a,23bのさらに後方には出射光軸を、後述
する接眼光学系による観察光軸OL 、OR と並行方向
に反射させる三角プリズム24a,24bが配置固定さ
れている。
【0023】そして、この三角プリズム24a,24b
の後方には、前記結像レンズ20a,20bにより結像
された第1の中間結像点25a,25bが位置してお
り、この第1の中間結像点25aの近傍に、後述する導
光手段としてのプリズム26a,26bの上面部が略一
致するよう設けられるとともに、前記第1の中間結像点
25a,25bの後方には像をリレーするリレーレンズ
27a,27bが配置固定されている。なお、前記プリ
ズム23a,23b、三角プリズム24a,24b、リ
レーレンズ27a,27bは可動ハウジング28内に内
蔵されている。
【0024】前記可動ハウジング28は、接続部28
a,28bを介して、軸OP 、すなわち前記プリズム2
3a,23bの入射光軸まわりに対して回動可能になっ
ている。また、前記ローテータプリズム22a,22b
は図示しないカム機構等により、前記可動ハウジング2
8の固定ハウジング20に対する回転に対して1/2の
角度だけ軸OP 中心に回転可能になっている。
【0025】符号29a,29bは、入射反射面30
a,30bと出射反射面31a,31bとからなり、眼
幅調整ハウジング7a,7bに内蔵された反射部材とし
ての平行プリズムである。前記第1の中間結像点25
a,25bから前記リレーレンズ27a,27bによっ
て伝達された像は、前記平行プリズム29a,29bの
出射反射面31a,31bから各々第2の中間結像点3
2a,32bに結像される。そして、前記接眼ハウジン
グ8a,8bに内蔵された一対の接眼光学系33a,3
3bに導かれ、顕微鏡光学観察像として観察光軸OR ,
OL を構成している。
【0026】ここで、前記眼幅調整ハウジング7a,7
bは、前記可動ハウジング28に対し三角プリズム24
a,24bからの出射光軸(図中垂直方向)と略一致し
た軸周りに対して回転自在に、また、図3に示すよう
に、抜け止め部材34a,34b(図中では符号34a
のみ)により軸方向には不動に支持されている。本構造
と前記平行プリズム29a,29bにより、いわゆるジ
ーテントップ眼幅調整機構を構成している。
【0027】一方、前記図3に示すように、第1の観察
光学系の外側には第2の観察光学系を収納する第2の接
眼ハウジング9が設けられている。前記第2の観察光学
系は、図示しないコントローラからの制御により、内視
鏡等の画像を電子画像として表示する小型LCDモニタ
ー38と、このLCDモニター38からの出射光軸OL2
上に配置されるリレー光学系39,41と、これらリレ
ー光学系39,41の内部に配置される前記光軸OL2を
略90°反射させるプリズム40と、このプリズム40
によって反射せしめられた光軸を前記観察光軸OL 方
向に向かって偏光させるプリズム43とで構成され、出
射光軸OL2上には、第2の接眼光学系42が光学的に配
置接続されて、前記観察光軸OL とOL2とはその射出瞳
位置近傍でそれぞれ交差している。
【0028】なお、前記小型LCDモニター38は、眼
幅調整ハウジング7aの下方における可動ハウジング2
8との間に配置固定されている。また、本図中において
は左側光路のみ示したが右側光路についても同様の構成
になっている。
【0029】図4に示すように鏡体2には対物光学系4
4と、変倍光学系45と、接眼光学系とが内蔵され、各
々左右一対の光路を形成している。なお、前記対物光学
系44には焦点可変機構及び焦点距離検出用センサが設
けられている。また、変倍光学系45には変倍機構及び
変倍検出用センサが設けられている。
【0030】鏡体2にはハーフミラーからなる光路挿入
手段46及び画像挿入光学系47が設けられ、この画像
挿入光学系47は画像重畳用モニター48から出射した
光束をアフォーカル光束にして光路挿入手段46に入射
させるようになっている。なお、符号48aは画像重畳
用モニター(重畳用LCDとも記載する)48に画像信
号を送るためのケーブルである。
【0031】図5に示すように本システム1には前記デ
ジタイザ12により位置検出可能な指標78aを配置し
た術部の診断画像である例えば細胞画像を観察するため
の光走査プローブ78及びその観測装置79と、エネル
ギー処置具であるハンドピース82が接続された超音波
吸引装置81と、診断画像を記録するとともに、画像処
理を行う第2ワークステーション(以下、2WSと略記
する)73とが設けられている。
【0032】この2WS73には、処置部位画像を蓄積
した診断画像データベース(以下、DBと略記する)7
4と、記録部である画像メモリ75と、比較演算部76
と、エネルギー処置具設定部である処置具設定情報生成
部77とが設けられている。そして、前記比較演算部7
6には前記DB74、処置具設定情報生成部77、超音
波吸引装置81、画像メモリ75及びWS19が接続さ
れている。また、前記観測装置79は前記画像メモリ7
5に接続されている。さらに、前記処置具設定情報生成
部77には画像生成部87と超音波吸引装置81とが接
続されており、前記画像生成部87には画像を表示する
ための前記LCD38が接続されている。
【0033】前記DB74には処置部位画像の1つとし
て例えば図6に示すようなデータ83が記録されてい
る。このデータ83には、処置部位に関する情報、症例
に関する情報、症例に関わる画像データ84、処置を行
った場合の各種設定値85、及び前記ハンドピース82
の形状86等の各種情報が格納されている。つまり、光
走査プローブで取得した画像と、その画像で処置した際
のハンドピースの種類及び設定条件とが合わせて1つの
データとなっている。
【0034】上述のように構成した手術用顕微鏡システ
ム1の作用を説明する。なお、このシステム1を使用す
る術者は、対象症例に対して経験の乏しい術者であると
する。
【0035】まず、術者は、鏡体2を移動させて、術部
を観察できるように調整する。そして、図示しないフッ
トスイッチ等によって、顕微鏡の観察光学系の操作を行
い、術部の観察を開始する。そして、術者は、術部の細
胞診断を行うため、光走査プローブ78を用いて、例え
ば、本出願人が特願2000−151090号で示した
ように術部の診断画像を得る。
【0036】すると、前記デジタイザ12は、前記光走
査プローブ78に取り付けられた指標78aを検出する
ことにより、前記光走査プローブ78の先端位置を検知
している。このため、前記光走査プローブ78で診断画
像を取得する際には、診断画像とともにこの光走査プロ
ーブ78の先端位置情報がWS19、比較演算部76を
介して、画像メモリ75に伝達される。また、術者が取
得した診断画像も、観測装置79から前記画像メモリ7
5に伝達される。
【0037】つまり、この画像メモリ75では、前記観
測装置79で取得した診断画像と、この診断画像を取得
したときの光走査プローブ78の先端位置情報とを合わ
せて、診断画像データとして記録する。
【0038】次に、比較演算部76では前記画像メモリ
75から診断画像データを取得する一方、前記DB74
に保存されている処置部位画像データとの比較演算を実
施する。すなわち、この比較演算部76では、DB74
に蓄積されている画像群データと、前記画像メモリ75
から取得した診断画像データとのパーターンマッチング
を行う。
【0039】そして、このパーターンマッチングによっ
て、DB74の画像群データの中から診断画像データに
最も類似した処置部位画像データである例えば前記図6
に示したデータ83を選択する。すると、このデータ8
3に格納されている情報の中から処置具の条件設定に関
する情報が、比較演算部76から処置具設定情報生成部
77に伝達される。
【0040】次いで、処置具設定情報生成部77では、
条件設定のための情報を画像生成部87を介して、LC
D38に表示させるとともに、設定のための情報を超音
波吸引装置81へ転送する。このとき、術者が観察して
いる顕微鏡には図7に示す顕微鏡観察像88とともに、
第2の観察光学系を介して出力設定情報及び使用すべき
プローブ種類情報を含んだ設定データ89が表示され
る。
【0041】一方、設定のための情報が転送された超音
波吸引装置81では、前記処置具設定情報生成部77か
ら送られた情報を取得する。このことによって、超音波
吸引装置81の設定が完了する。この後、術者は、第2
の観察光学系に表示(指示)されたプローブBを超音波
吸引装置81に接続して術部の処置を開始する。
【0042】このように、取得した診断画像を画像メモ
リに伝達させた後、比較演算部で画像メモリに伝達され
た診断画像データを取得する一方、DBに蓄積されてい
る処置部位画像データとの比較演算を実施して、前記診
断画像データに最も類似した処置部位画像データを得る
ことによって、この処置部位画像データに格納されてい
る情報の中から処置具の条件設定に関する情報を処置具
設定情報生成部を介して処置具に転送することによっ
て、処置具の条件を最適に設定することができる。
【0043】このことによって、対象症例に対して経験
の少ない術者であっても、試行錯誤することなくエネル
ギー処置具の設定を速やかにかつ確実に行えるので手術
時間の短縮を図れる。
【0044】以下、第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、前記第1の実施形態において得られた処
置部位画像データによる処置部の条件設定をマニュアル
で変更し、その後、その条件設定をデータベースに蓄積
できるようにした実施形態である。また、前記内容に加
え、処置具の条件設定を表示することが可能な第2の観
察光学系の表示画像位置を変更できるようにしたもので
ある。
【0045】この件に関して、本出願人は特願2000
−193223号に手術用顕微鏡を提案している。この
手術用顕微鏡では、顕微鏡用の観察光学系とは別の観察
光学系として第2の観察光学系を設け、エネルギー処置
具の設定等を、顕微鏡接眼部から術者が目を離すことな
く、第2の観察光学系に表示させて確認できるようにし
ている。
【0046】しかし、この手術用顕微鏡では第2の観察
光学系の表示位置が固定されていると、この第2の観察
光学系に表示されている画像と顕微鏡観察画像とを比較
しながら見たい場合、或いは、第2の観察光学系の表示
画像を消すまでもないが、顕微鏡画像の観察の妨げにな
らないようにしたいなどの、使い分けができない等の不
具合があった。
【0047】本実施形態では、第1の実施形態に加え、
処置具の設定をマニュアルにできること及び、観察光学
系の使用状況によって第2の観察光学系の表示位置を移
動できるようにすることを目的にしている。
【0048】図8ないし図15は本発明の第2実施形態
にかかり、図8は手術用顕微鏡システムの他の構成を説
明する図、図9は双眼接眼鏡筒部の内部構成を説明する
側面図、図10はピニオンギアとラックとの関係を説明
する図、図11は図10の矢印A方向からの矢視図、図
12は顕微鏡観察像と超音波吸引装置の設定状態を変化
させる画面とを説明する図、図13は接眼ハウジングが
可動ハウジングに対して移動した状態を説明する図、図
14は接眼ハウジングが移動する前の顕微鏡観察像と第
2の観察光学系による画面との関係を示す図、図15は
接眼ハウジングが移動した後の顕微鏡観察像と第2の観
察光学系による画面との関係を示す図である。なお、本
実施形態の手術用顕微鏡システムは処置具の条件設定を
マニュアルで行え、使用する術者は、対象症例に対して
経験の豊富な術者である。
【0049】図8に示すように本実施形態の手術用顕微
鏡システム1Aは、重畳画像生成部80、視線検出装置
101及び登録スイッチ102が設けられ、2WS73
AにはDB情報生成部100を設けている。本実施形態
の2WS73Aにおいては、前記比較演算部76にDB
情報生成部100が接続されている。このDB情報生成
部100には前記DB74及び登録スイッチ102、前
記処置具設定情報生成部77が接続されている。
【0050】また、前記処置具設定情報生成部77に
は、視線検出装置101と、重畳画像生成部80とが接
続されている。この重畳画像生成部80には重畳用LC
D48が接続されている。その他の構成は前記第1実施
形態と同様であり、同部材には同符合を付して説明を省
略する。
【0051】また、図9に示すように前記可動ハウジン
グ28の一面103内にはピニオンギア104が配置さ
れている。また、可動ハウジング28の所定位置には、
前記ピニオンギア104を回動操作するツマミ(図11
の符号200参照)が設けられている。
【0052】一方、接眼ハウジング9側には、前記ピニ
オンギア104に噛合する所定の湾曲形状に形成された
ラック106が配置されている。また、この接眼ハウジ
ング9の接眼部には前記視線検出装置101が取り付け
られている。図10に示すように前記一面103には細
長に形成した開口107が形成されており、この開口1
07に前記接眼ハウジング9から突設した湾曲形状のラ
ック106が係入配置されている。つまり、図11に示
すように前記ピニオンギア104と前記ラック106と
が噛合している。その他の構成は前記第1実施形態と同
様であり、同部材には同符合を付して説明を省略する。
【0053】上述のように構成した手術用顕微鏡システ
ム1Aの作用を説明する。本実施形態においても前記第
1実施形態と同様、まず、顕微鏡を観察状態にする。そ
して、光走査プローブ78により得られた診断画像と、
DB74に記録された処置部位画像データとを比較演算
部76で比較演算して超音波吸引装置81の設定を行
う。
【0054】処置前、若しくは処置途中で、前記超音波
吸引装置81の設定を変更したい場合、術者は第2の観
察光学系に表示された図12に示す前記超音波吸引装置
81の設定状態を表示している画面108のマニュアル
設定領域110を凝視する。
【0055】すると、前記接眼ハウジング9に設けた視
線検出装置101によって、術者がマニュアル設定領域
110を凝視していることが検出される。すると、その
情報が処置具設定情報生成部77に伝達され、この処置
具設定情報生成部77が前記超音波吸引装置81の設定
状態をマニュアル変更可能な変更モードに切り替える。
【0056】そして、術者は、設定変更表示領域11
1、112、113、114のどれかを凝視する。この
ことにより、超音波吸引装置81の設定条件の変更を視
線検出によって行える。具体的には、術者が設定変更表
示領域111を凝視した際には、前記視線検出装置10
1がそのことを検出し、設定変更表示111を見ていた
ことを処置具設定情報生成部77に伝達する。すると、
この処置具設定情報生成部77では、吸引条件を10%
上げる指示を超音波吸引装置81に転送して、超音波吸
引装置81の設定変更を行い、術部の処置が開始又は再
開される。なお、前記視線検出装置101による検出に
関しては、例えば特表平11−501403号公報のよ
うな例がある。
【0057】一方、前記処置具設定情報生成部77では
設定の変更がなされたことをDB情報生成部100に伝
達する。すると、このDB情報生成部100に、前記処
置部位画像データと比較された診断画像データが前記比
較演算部76から伝達されている。
【0058】ここで、術者が、設定変更した設定値を新
たに記録する必要があると判断した場合には、前記登録
スイッチ102を押す。すると、診断画像データと、こ
の診断画像データに対応する新規の超音波吸引装置81
に対する設定条件との一組みの情報がDB74に伝達さ
れ、前記図6に示した形態のデータとして新規登録され
る。
【0059】このように、経験のある術者がマニュアル
設定によって設定条件を変更した後、設定値及び診断画
像データを新たに登録して格納することによって、デー
タベースに登録されている処置部位画像データのバージ
ョンアップを行うことができる。
【0060】なお、視線検出によってマニュアル設定を
行う際、第2の観察光学系による画面108が見難いと
きがある。この場合には、前記可動ハウジング28に設
けられているツマミ200を回して、ピニオンギア10
4を所定の方向に回転させる。すると、このピニオンギ
ア104が回転することによって、ラック106が移動
されて、接眼ハウジング9が前記ラック106の湾曲形
状に応じた弧を描いて、ラック106の軸を中心に移動
する。
【0061】このことによって、接眼ハウジング9の移
動前は、図9に示すように配置されていた接眼ハウジン
グ9(図13中一点鎖線)が、移動後には図13に示す
ように接眼光学系33aからの距離が離れた状態にな
る。この移動前後において、顕微鏡観察像と第2の観察
光学系の画像とのアイポイントは常に一定に保たれてい
る。
【0062】このため、術者の眼には、図14に示すよ
うに顕微鏡観察像88と第2の観察光学系による画面1
08とが離れていた状態(L)から、図15に示すよう
に顕微鏡観察像88と第2の観察光学系による画面10
8とが近づいた状態(l)になる。このことによって、
第2の観察光学系による画面108が顕微鏡観察像88
の観察視野を妨げることがない。
【0063】したがって、エネルギー処置具の設定条件
をほとんど変えることが予想されない場合等には、図1
4に示したように顕微鏡観察像88と画面108とを離
した状態(L)にしておき、頻繁に変えることが予想さ
れる場合には、図15に示したように顕微鏡観察像88
と画面108とを近づけた状態(l)にしておく。この
ことによって、術者の視線移動が少ない状態になる。
【0064】そして、前記図15で示した状態の第2の
観察光学系の位置でエネルギー処置具の設定を行い、そ
の後、術部の位置を確認するために第2に観察光学系に
術前の画像を表示させ、位置の確認を終えた後、第2の
観察光学系を図14に示したように顕微鏡観察像88か
ら離した状態(L)にして、顕微鏡観察像88の観察、
及び、エネルギー処置具による処置を行う。
【0065】このように、第2の観察光学系の表示位
置、若しくは、角度を変えることにより、術者の所望す
る位置で観察を行うことができる。
【0066】以下、第3の実施形態について説明する。
特公平5−61612号公報には顕微鏡の複数の駆動系
の操作スイッチを切替えスイッチを用いることによっ
て、操作スイッチの数を減らすようにした駆動制御装置
が示されている。しかし、術中、術者は、顕微鏡の接眼
部から目を離さないで処置を行えることが望ましく、そ
のことにより、時間の短縮を図れる。
【0067】また、顕微鏡の他にエネルギー処置具や内
視鏡などを操作する場合、手元スイッチやフットスイッ
チなど操作スイッチが多くなると、当然、術者のスイッ
チ操作が煩雑になる。特に、顕微鏡の他にエネルギー処
置具や内視鏡などの操作を切り替えるためにフットスイ
ッチを設けたとしても、切替えのために所定スイッチを
探すのに、足を擦り動かしたり、接眼部から目を離さな
くてはならなくなる。
【0068】このため、接眼部から目を離すことなく操
作スイッチの中から所定のスイッチを選択して、容易か
つ確実に切り替えられる手術用顕微鏡システムが望まれ
ていた。
【0069】図16ないし図19は本発明の第3実施の
形態にかかり、図16は手術用顕微鏡システムの別の構
成を説明する図、図17はフットスイッチの操作スイッ
チとセンサとの関係を説明する図、図18は顕微鏡画像
上に表示されている内視鏡スイッチ位置告知画像を説明
する図、図19は顕微鏡画像上に表示されている超音波
スイッチ位置告知画像を説明する図である。
【0070】図16に示すように本実施形態の手術用顕
微鏡システム1Bの操作制御部122には、顕微鏡の光
学系の駆動制御(ズーム、フォーカス等)を行う顕微鏡
制御部121と、顕微鏡のフットスイッチ125の機能
配置を変更するフットスイッチ配置変更設定部(図中で
はFS配置変更設定部と記載)123と、光センサ検出
部124と、重畳画像生成80と、超音波吸引装置81
とが接続されている。そして、前記光センサ検出部12
4には、フットスイッチ125に設けられた光センサA
126、光センサB127、光センサC128、光セン
サD129が接続されている。
【0071】一方、超音波吸引装置81にはスイッチ1
34を有したハンドピース120が接続されている。こ
のスイッチ134は、超音波吸引装置81を介して、前
記操作制御部122に接続されている。なお、重畳画像
生成部80には重畳用LCD28が接続されている。
【0072】図17に示すように手術用顕微鏡のフット
スイッチ125に設けられている操作スイッチ130に
は光センサA126が設置されている。同様に、操作ス
イッチ131には光センサB127が、操作スイッチ1
32には光センサC128が、操作スイッチ133には
光センサD129がそれぞれ設置されている。
【0073】前記フットスイッチ125の設定状態を、
術者の所望する状態に切り替える場合、例えばフットス
イッチ配置変更設定部123の図示しない機能スイッチ
を切替操作することにより、前記操作スイッチ130、
131、132、133の機能の設定を行える。
【0074】具体的には、顕微鏡操作の場合、操作スイ
ッチ130、131,132、133の任意の位置に、
それぞれフォーカスアップ/ダウン、ズームアップ/ダ
ウンの4つの機能を配置することができる。
【0075】また、超音波吸引装置の場合には、操作ス
イッチ130、131,132、133の任意の位置
に、それぞれ送水量アップ/ダウン、吸引圧アップ/ダ
ウンの4つの機能を配置することができる。さらに、超
音波吸引装置の場合、一部のスイッチを顕微鏡のフォー
カスアップ/ダウン、残りのスイッチを超音波吸引装置
の吸引圧アップ/ダウンに割り当てるようにすることも
可能である。
【0076】そして、設定した内容は、操作制御部12
2が検出して、重畳画像生成部80に伝達する。また、
超音波吸引装置を把持した際に、スイッチ134を操作
することによって、操作制御部122がそのことを検知
して、前記フットスイッチ125に設けられている操作
スイッチ130、131,132、133の制御対象の
少なくとも一部を顕微鏡側から手術器具側に変更する。
【0077】このことによって、重畳画像生成部80で
は、操作制御部122の検出状態に応じて、フットスイ
ッチ125の操作スイッチの機能を告知するスイッチ位
置告知画像を生成する。
【0078】上述のように構成した手術用顕微鏡システ
ム1Bの作用を説明する。上述した実施形態と同様、ま
ず術者は顕微鏡を観察状態にする。そして、顕微鏡の観
察光学系を操作するため、術者はフットスイッチ125
の上に足を載せる。このとき、例えば、術者の足がフッ
トスイッチ125の操作スイッチ130の上に載せられ
たときには、この操作スイッチ130に対応する光セン
サ126が反応する。この結果、光センサ検出部124
では操作スイッチ130の上に足が載せられたたことを
検出する。
【0079】すると、前記光センサ検出部124では検
出された位置を操作制御部122に伝達し、重畳画像生
成部80に伝達する。この重畳画像生成部80では、フ
ットスイッチ125の操作対象スイッチの配置を重畳用
LCD48に伝達し、図18に示すように顕微鏡観察像
88上に内視鏡スイッチ位置告知画像137を重畳す
る。
【0080】このとき、足の載せられている操作スイッ
チについては例えば縁部を濃くして表示される。そし
て、フットスイッチ125のうち、現在足を載せている
操作スイッチの操作対象を確認してから、顕微鏡の観察
状態を変更する。
【0081】なお、術部を処置するために超音波吸引装
置81と、ハンドピース120とを用いる場合には、ハ
ンドピース120に設置されたスイッチ134を操作す
る。すると、そのときの指示信号は、超音波吸引装置8
1を介して操作制御部122に伝達される。すると、操
作制御部122では、フットスイッチ125の操作対象
を顕微鏡側から超音波吸引装置81側に切り替えるとと
もに、顕微鏡観察像88に重畳する重畳画像を切り替え
るために重畳画像生成部80に指示信号を伝達し、重畳
画像を内視鏡スイッチ位置告知画像137から図19に
示す超音波吸引モードの超音波スイッチ位置告知画像1
38に切り替える。この超音波スイッチ位置告知画像1
38には、フットスイッチ125の操作割当て138a
と、超音波吸引装置の設定状態138bとが表示され
る。
【0082】そして、術者の足が載せられた操作スイッ
チに対応する表示部位の縁部が濃く表示される。
【0083】このことにより、術者は顕微鏡接眼部から
眼を離すことなく、フットスイッチの操作スイッチの配
置位置関係及び現在操作している操作スイッチ及び切り
換えるべき操作スイッチの位置を知ることができるとと
もに、超音波吸引装置の設定値を知ることができる。
【0084】このように、フットスイッチに設けられて
いる複数の操作スイッチの位置関係を顕微鏡画像上に重
畳表示させることによって、目を離すことなくフットス
イッチに設けられている操作スイッチの設定状態を確認
することができる。
【0085】また、たとえフットスイッチの各操作スイ
ッチの割当てが変更されている場合でも、術者は、接眼
部から目を離すことなく、フットスイッチの操作対象を
顕微鏡画像で確認することができる。
【0086】さらに、術者は手術用顕微鏡視野内に表示
された操作スイッチの機能配置を確認することによっ
て、足をどの方向へ移動すれば所望のスイッチ操作が行
えるかを、容易に確認することができるので、操作スイ
ッチの誤操作を確実に防止される。
【0087】又、手術器具を把持する際に、スイッチ操
作を行うことによって、制御部がフットスイッチの制御
対象の少なくとも一部を顕微鏡から手術器具に切り替え
るので、術者は、フットスイッチで手術器具の設定等を
行うことができる。
【0088】なお、本実施形態では、処置具の設定につ
いて述べたが、内視鏡や超音波観測装置の設定変更(フ
ォーカス、ズーム、画像回転等)に応用するようにして
もよい。また、今回は処置具に設けたスイッチにより顕
微鏡と処置具との設定切替えを示したが、プローブに設
けた加速度センサーでプローブの使用状態を検出するよ
うにしても、同様の効果を得ることができる。
【0089】ところで、本出願人が示した特願2000
−194807号の第5、第6実施形態には、手術用顕
微鏡の観察と同時に内視鏡観察、超音波観察する形態が
示されており、顕微鏡観察視野に、内視鏡観察画像、第
2の観察光学系に超音波観察画像を表示して観察を行え
る。
【0090】しかし、手術の際に、手術用顕微鏡、内視
鏡、超音波装置等の観察装置を用いる場合、各装置間で
相関をとることなく各々の画像を表示させると、それぞ
れの画像が他の装置から観て、どの位置に対応している
のか分かり難い。
【0091】このため、それぞれの観察装置で得られた
画像の位置関係の相関を図って、観察画像同士の対応を
わかりやすく表示する手術用顕微鏡システムが望まれて
いた。
【0092】以下、第4の実施形態について説明する。
本実施形態においては、以下の目的に着目している。
【0093】術部の観察には、手術用顕微鏡をはじめ、
手術用顕微鏡の死角観察のための内視鏡や超音波観察装
置など、各種観察装置が使用される。このように様々な
観察装置が使用されると、術者は、それぞれの観察位置
の対応が判り難くなる。本実施形態では、手術用顕微鏡
の観察位置、手術用顕微鏡の死角観察に用いる内視鏡の
観察画像及び超音波観察装置による超音波画像の各々の
観察像の相関を術者に明確に示すことを目的にしてい
る。
【0094】図20ないし図31は本発明の第4実施形
態にかかり、図20は顕微鏡鏡体部と内視鏡接続・保持
装置との外観を示す図、図21は顕微鏡鏡体部と内視鏡
との光学的及び機械的連結状態を上方向から見た状態の
断面図、図22は滅菌アダプタ近傍の接続を説明する
図、図23は滅菌アダプタに差し込まれる内視鏡を説明
する図、図24は超音波観測システムの要部構成を説明
する図、図25は超音波観測システムのスコープホルダ
を説明する図、図26は超音波プローブ及びその周辺機
器を備えるシステムを説明する図、図27は手術用顕微
鏡システムのまた他の構成を説明する図、図28は超音
波プローブを上下動させた状態を示す図、図29は超音
波プローブのプローブ保持部を上方に配置させた状態を
示す図、図30は表示画面の1例を説明する図、図31
は表示画面の他の例を説明する図である。
【0095】図20ないし図22に示すように顕微鏡鏡
体部2には、内視鏡接続・保持装置55が、変位手段と
して軸Bを中心に回動自在に軸支されている。顕微鏡鏡
体部2内に配置されるフランジ142aは、内視鏡接続
・保持装置55が顕微鏡鏡体部2から抜け出るのを防い
でいる。これにより内視鏡接続・保持装置55は顕微鏡
鏡体部2に対し、軸B周りで回転自在である。
【0096】図21において、内視鏡接続・保持装置5
5には、この内視鏡接続・保持装置55を顕微鏡鏡体部
2に固定するための固定ねじ56を収納するケーシング
55aが設けられている。固定ねじ56には、抜け止め
用のフランジ56aが設けられ、圧縮バネ57により顕
微鏡鏡体部2側に付勢されている。顕微鏡鏡体部2には
内視鏡接続・保持装置55が水平状態になった時に固定
ねじ56と対向する雌ねじ21a,21bが設けられて
いる。
【0097】ここで、顕微鏡鏡体部2内の軸B上にはカ
メラヘッドが配置されており、これと対向する向きに内
視鏡接続・保持装置55内の軸B上にレンズ、プリズム
等の光学要素からなる観察光学系58(太い実線で記
載)が配置されている。
【0098】これらの観察光学系58とカメラヘッドと
が、共に軸B上に同軸に配置されているため、顕微鏡鏡
体部2に対し内視鏡接続・保持装置55が(軸B上で)
回転しても、偏心することなく、像だけを回転させるこ
とができる。上記観察光学系58は、図示しないプリズ
ム等の光学要素で方向を変換され、内視鏡接続・保持装
置55の先端Cまで導かれている。
【0099】また図21中、顕微鏡鏡体部2内の軸Bよ
り左側にはライトガイドファイバ53が配置されてい
る。このライトガイドファイバ53と対向する内視鏡接
続・保持装置55内には、第1の照明光伝達部59が設
けられている。そして、軸Bに対して第1の照明光伝達
部59と点対称な位置には第2の照明光伝達部60が設
けられている。これらの照明光伝達部59,60には、
例えばプラスチック製の単ファイバーを使用している。
これらも内視鏡接続・保持装置55の先端まで導かれ、
第1の照明光伝達部59が紙面向かって手前側、第2の
照明光伝達部60が紙面向かって奥側に配置されてい
る。つまり図20においては、第1の照明光伝達部59
が上、第2の照明光伝達部60が下側に位置することに
なる。
【0100】一方、内視鏡接続・保持装置55は、顕微
鏡鏡体部2に対して図20及び図21に示す位置の反対
側にセットする場合は、軸Bを中心に180度回転され
る。ライトガイドファイバ53は、第2の照明光伝達部
60と対向し、この第2の照明光伝達部60が上に配置
され、第1の照明光伝達部59が下側に配置されること
になる。つまり、ライトガイドファイバ53と対向する
照明伝達部は常に上側に位置することになる。
【0101】前記図20に戻り、符号61は前記観察光
学系58の伝達像を回転させる像回転リングである。こ
の像回転リング61は、観察光学系内の図示しないイメ
ージローテータを回転させる。また、符号62はズーム
リングで、観察光学系58内の図示しないズームレンズ
を軸方向に動かすことにより、像の拡大、縮小を行う。
【0102】一方、符号50は偏心調整つまみを示し、
X調整つまみ50aと、Y調整つまみ50bと、Z調整
つまみ50cとを有する。Y調整つまみ50bは軸Bを
中心に反対側に回した時にもつまみを上側から操作でき
るように、上下方向に貫通させて設けられている。X調
整つまみ50aとY調整つまみ50bとは、観察光学系
58内の図示しない調整レンズをX,Y方向に動かすこ
とで内視鏡から観察光学系58間の伝達像の偏心を補正
する。調整つまみ50cは観察光学系58内の図示しな
いフォーカスレンズを軸方向に動かすことで内視鏡から
観察光学系58間の焦点の調整を行う。
【0103】これらのつまみ50a、50b、50c
は、術者が感覚で操作方向を確認することができるよう
に、図20に示す配置で設けられており、内部の図示し
ないリンク等の機構部によってレンズを動かす構造にな
っている。符号51は接続部としての滅菌アダプターで
ある。
【0104】図22に示すように内視鏡接続・保持装置
55の先端には、滅菌アダプター接続部63が形成され
ている。滅菌アダプター接続部63には長方形凹部64
が設けられ、この長方形凹部64内には、観察光入射部
63aと、第1の照明光出射部64bと、第2の照明光
出射部64cとが設けられている。これらの後端側に
は、観察光学系58と第1の照明光伝達部59と第2の
照明光伝達部60とがそれぞれ設けられている。滅菌ア
ダプター接続部63の外周には、突起63aが設けられ
ている。
【0105】符号65は顕微鏡鏡体部2と内視鏡接続・
保持装置55とを覆う滅菌ドレープである。前記滅菌ア
ダプター接続部63に取り付ける弾性材料からなる取付
リング66が設けられており、このリング66の内面に
は溝66aが形成されている。
【0106】滅菌アダプタ51は例えばステンレス等の
高圧蒸気滅菌やEOG(エチレンオキサイドガス)滅菌
に耐え得る材質で構成されており、長方形凸部67とU
型凹部68とフック69とが設けられている。U型凹部
68内には観察光出射端68aと照明光出射端68bと
が配置されている。これら観察光出射端68aと照明光
出射端68bには、図示しないカバーガラスが設けられ
ており、滅菌できないために不潔な観察光入射部64a
と、第1の照明光出射部64bと、第2の照明光出射端
64cとを、後述する滅菌して清潔に保つ必要がある内
視鏡コネクターの観察系接続部及び照明光接続部に対し
て分離している。
【0107】符号71dは内視鏡コネクターである。滅
菌アダプタ51のU型凹部68に嵌る形状をしており、
観察系接続部72aと照明系接続部72bとを備える。
ここで、内視鏡の内視鏡コネクタ71dはU型凹部68
に1方向にしか嵌らない形状をしているが、滅菌アダプ
タ51の長方形凸部67は滅菌アダプター接続部63の
長方形凹部64に上下入れ替えて2方向に嵌るようにな
っている。
【0108】手術を行う際にはまず、内視鏡接続・保持
装置55を鏡体に対しどちら側に配置するか決める。こ
こで図20に示す側に配置するように決めたとする。こ
こで、図21に示すように内視鏡接続・保持装置55を
水平になるように回していくと、雌ネジ21aの所で固
定ねじ56の先端が圧縮バネ57の付勢力により中に入
り込む。この状態で固定ねじ56を捩じ込むことで内視
鏡接続・保持装置55が顕微鏡鏡体部2に固定される。
【0109】この状態においては、図21に示すように
ライトガイドファイバ53と対向しているのは第1の照
明光伝達部59であり、これは第1の照明光出射部64
bと連結している。つまり照明光は照明出射部64bよ
り出射される。
【0110】次に図22に示す滅菌ドレープ54を滅菌
アダプター接続部63に取り付ける。取付リング66内
の溝66aを突起52aに嵌めることで固定される。
【0111】この状態で滅菌済みの滅菌アダプタ51を
フック69が上になるように滅菌アダプター接続部63
に取り付ける。
【0112】これにより、U型凹部68内に設けられた
照明光出射端68bと前記照明光出射部64bが導通す
ることになる。滅菌アダプタ51のU型凹部68に合わ
せて内視鏡コネクタ71dを接続することで、照明系接
続部72bと照明光出射端68bとが導通する。これに
より、ライトガイドファイバ53からの照明光は照明系
接続部72bまで導かれることで、内視鏡先端から照明
がなされる。なお、内視鏡のケーブルは必要に応じてフ
ック69に引っかける。
【0113】別の手術で、顕微鏡鏡体部2に対し内視鏡
接続・保持装置55を図20とは逆側にセットする場合
は、滅菌ドレープをかける前に以下の作業を行う。
【0114】図21に示す固定ねじ56を緩め、雌ネジ
21aから抜き出す。軸Bを中心に内視鏡接続・保持装
置55を回転させる。雌ネジ21bの所で固定ねじ56
が入り込み、同様に固定ねじ56を締め込むことで固定
される。180度回転によりライトガイドファイバ53
と対向するのは第2の照明光伝達部60となる。また、
180度回転により、第2の照明光伝達部60と照明光
出射端64cとは上側に位置する。この状態で滅菌ドレ
ーブ65を被せ、滅菌アダプタ51のケーブルフックを
上向きにして取り付け、内視鏡コネクタ71dを接続す
る。
【0115】ライトガイドファイバ53からの照明光
は、第2の照明光伝達部60と第2の照明光出射端64
cと照明光出射端68bとを介し、照明系接続部72b
まで導かれ、内視鏡先端から照明される。
【0116】次に、内視鏡の観察画像に偏心があるか否
かを確認し、偏心のある場合には偏心調整つまみ50の
X調整つまみ50aとY調整つまみ50bとを回して図
示しないレンズを動かし、観察像がモニターの中央に来
るように調整する。次いで、フォーカスが適切か否かを
確認し、ボケがあったらZ調整つまみ50cで調整す
る。ここまでの調整が終わったらスコープを取り術部を
観察する。
【0117】ここで、視野方向に対してモニターの像が
回転している時は、像回転リング61を回して方向を合
わせる。倍率が適切でなければズームリング62を回し
て倍率を適切にする。
【0118】内視鏡を使わない時には、この内視鏡を保
持具に保持させる。また、視野方向の異なる内視鏡に交
換する場合には、内視鏡コネクタ71dを抜いて、別の
内視鏡の内視鏡コネクタを接続する。内視鏡コネクタ
は、滅菌不能で不潔域の内視鏡接続・保持装置55に対
し、滅菌可能で清潔域の滅菌アダプタ51を介して接続
することで常に清潔が保たれているので交換が容易であ
る。
【0119】また、内視鏡接続・保持装置55を、軸B
を中心に顕微鏡鏡体部2の両側に大きく動かすことがで
きるため、術者の利き腕の側で好適に内視鏡の接続・保
持が行える。加えて、滅菌アダプター51を用いること
で術中の内視鏡の交換も可能である。
【0120】前記内視鏡71は、図23に示すように挿
入部71aと本体部71bとを備え、この本体部71b
からは内視鏡ケーブル71cが延出し、その端部に前記
観察系接続部72aが設けられている。この内視鏡71
の内視鏡コネクタ71dには、観察系接続部72aと、
照明系接続部72bとが設けられている。この内視鏡7
1の本体部71bには、位置検出のための所定の指標7
1eが設置されている。
【0121】図24ないし図26を参照して術部の3次
元超音波観察画像を取得する構成を説明する。本実施の
形態の超音波観測システム201には空間的に位置自在
に移動可能なスコープホルダ(アーム機構部)202
と、このスコープホルダ202に着脱可能に連結される
超音波プローブホルダ202とが設けられている。
【0122】また、スコープホルダ202には、手術ベ
ッドの図示しないサイドレールに着脱自在に取り付けら
れる取付け部204と、アーム本体205とが設けられ
ている。ここで、スコープホルダ202の取付け部20
4には、取付部本体206と、この取付部本体206か
ら延びる基台207とが設けられている。さらに、取付
部本体206には、手術ベッドのサイドレールに引っ掛
けて取り付けられるフック状の係合部208が設けられ
ている。
【0123】また、取付部本体206には、係合部20
8と対向する位置にこの取付部本体206をベッドサイ
ドレールに固定するための固定ノブ209が設けられて
いる。この固定ノブ209は、取付部本体206に捩じ
込んで取り付けられており、係合部208に向けて延び
るネジ部を有している。また、固定ノブ209のネジ部
の端部には、ベッドサイドレールの取付面に圧接される
押圧部材が設けられている。
【0124】したがって、係合部208をベッドサイド
レールに引っ掛けた状態で、固定ノブ209を締め付け
て、ベッドサイドレールの取付け面に固定ノブ209の
押圧部材を圧接させれば、取付部本体206をベッドサ
イドレールに固定することができる。
【0125】また、取付け部204の基台207には、
アーム本体205を構成する垂直アーム211が回転可
能に取り付けられている。この垂直アーム211は、基
台207から垂直上方に延び、その長手方向軸と一致す
る垂直な第1の軸O6 を中心に回転可能に支持されて
いる。
【0126】さらに、基台207には、第1の軸O6 を
中心とする垂直アーム211の回転の力量を調整するた
めの調整ノブ212が捩じ込んで取り付けられている。
この調整ノブ212には、第1の軸O6 に対して直交す
る方向に延設され、かつ垂直アーム211の方向に延び
るネジ部が設けられている。このネジ部の端部には、垂
直アーム211の外周面に圧接される押圧部材が設けら
れている。したがって、垂直アーム211の回転力量
は、基台207に対する調整ノブ212の締め付け量す
なわち垂直アーム211に対する押圧部材の圧接度合い
によって決定される。
【0127】また、垂直アーム211の上端には、アー
ム本体205を構成する第1のリンクアーム213の一
端部が関節部214を介して第1の軸O6 と直交する第
2の軸O7 を中心に回動可能に取り付けられている。こ
の第1のリンクアーム213の他端部には、アーム本体
205を構成する第2のリンクアーム215の一端部が
関節部216を介して第2の軸O7 と平行な第3の軸O
8 を中心に回動可能に取り付けられている。
【0128】さらに、この第2のリンクアーム215の
一端部は第3の軸O8 と直交する方向(第2のリンクア
ーム215の軸心方向)に延設された第4の軸O9 を中
心に回動可能に支持されている。
【0129】また、第2のリンクアーム215の他端部
には、連結軸部(アタッチメント取付け部)217が関
節部218を介して第4の軸O9 と直交する第5の軸O
10を中心に回動可能に支持されている。この連結軸部2
17には図2(B)に示すように先端部外周面に、2つ
の切込部219a,219bが形成されている。
【0130】なお、各関節部214,216,218の
内部には図示しない回転力量調整機構が設けられてい
る。これにより、スコープホルダ202に着脱可能に連
結される超音波プローブ203とこれを保持するアーム
本体205の自重によって各リンクアーム213,21
5が各軸O7 〜O10を中心に自然に回動してしまうこと
を防止するようになっている。
【0131】また、スコープホルダ202の連結軸部2
17には超音波プローブ203を着脱可能に連結する超
音波プローブ連結用の第1の超音波プローブホルダ(ア
タッチメント)、又は第2の超音波プローブホルダ(ア
タッチメント)などが必要に応じて適宜、選択的に取付
け可能になっている。
【0132】ここで、第1の超音波プローブホルダは例
えばラジアルスキャン用超音波プローブホルダによって
形成されている。この第1の超音波プローブホルダには
ホルダ本体と、このホルダ本体をスコープホルダの連結
軸部に着脱可能に取り付ける取付け部とが設けられてい
る。
【0133】さらに、ホルダ本体には、固定部と、可動
部とが設けられている。このホルダ本体の固定部には、
可動部bを上下の直線方向に沿って移動操作する直線方
向駆動機構が組み込まれている。この直線方向駆動機構
には、駆動モータ225aと、このモータ225aによ
って駆動される第1のギア226と、この第1のギア2
26と噛合されている第2のギア227と、さらにこの
第2のギア227の噛合されている第3のギア228
と、この第3のギア228の回転に伴って動作するエン
コーダ229とがそれぞれ設けられている。
【0134】また、ホルダ本体222の可動部224b
には、超音波プローブ203を差し込んで固定するプロ
ーブ装着穴部230と、固定部224aの第2のギア2
27と噛合されているラック231とが設けられてい
る。このラック231は上下方向に延設されている。そ
して、第2のギア227の回転にともないラック231
が上下方向に移動され、これにより、可動部224b
は、固定部224aに対して上下動可能に支持されてい
る。なお、可動部224bのラック231の上端と下端
には、それ以上、移動しないように図示しないストッパ
ーが設けられている。さらに、可動部224bにプロー
ブ装着穴部230の上端部に超音波プローブ203を係
脱可能に係止する傾斜部230aが形成されている。
【0135】また、第1の超音波プローブホルダ202
の取付け部223にはホルダ本体222の固定部224
aに突設された一対のピン保持板232a,232bが
設けられている。ここで、一方のピン保持板232aに
は係合ピン233a、他方のピン保持板232bには係
合ピン233bがそれぞれ取り付けられている。これら
の係合ピン233a,233bはピン保持板232a,
232bの内外方向にそれぞれ移動可能に支持されてい
る。そして、ピン保持板232aの係合ピン233a
と、ピン保持板232aの係合ピン233bとは常時は
図示しないばね部材により、内方向に突出される方向に
付勢され、スコープホルダ202の連結軸部217の切
込部219a,219bに対してそれぞれの係脱可能に
係止されるようになっている。
【0136】また、各ピン保持板232a、232bの
外面側には、係合ピン233a,233bをと得付け部
223の外方向に向けて引っ張り操作する操作ツマミ2
34a,234bがそれぞれ設けられている。なお、前
記プローブ203には位置検出用の図示しない指標が設
置されている。
【0137】図26中で、符号269は超音波プローブ
203を駆動する超音波駆動装置である。この超音波駆
動装置269には、図示しない超音波振動子を駆動する
ためのモータ270と、位置の検出を行うエンコーダ2
71とが設けられている。また、超音波駆動装置269
には、この超音波駆動装置269に内蔵されるモータ2
70の駆動、及びエンコーダ271の検出、或いは、超
音波振動子によって得られた2次元画像を取得する超音
波観測装置272が接続されている。この超音波観測装
置272にはフットスイッチ273と、3次元画像生成
装置274とが接続されている。
【0138】前記フットスイッチ273には図示しない
ラジアルスキャン用の第1の超音波プローブホルダ20
2に内蔵されたモータ225aを駆動するためのモータ
駆動装置275が接続されている。また、このフットス
イッチ273には超音波観測装置272のオン/オフを
制御する図示しない超音波観測スイッチと、前記モータ
駆動装置275を動作させるための図示しないモータ駆
動スイッチとが設けられている。
【0139】前記第1の超音波プローブホルダ202に
内蔵されたエンコーダ229には、このエンコーダ22
9の値を検出するための移動量検出装置276が接続さ
れている。この移動量検出装置276は、超音波観測装
置272及び3次元画像生成装置274に接続されてい
る。さらに、この3次元画像生成装置274にはモニタ
277が接続されている。
【0140】そして、超音波観測装置272、及び移動
量検出装置276からの各出力信号は、3次元画像生成
装置274に入力され、これらの入力情報に基づき3次
元画像生成装置274で生成された3次元画像がモニタ
277に映し出されるようになっている。
【0141】なお、スコープホルダ202の連結軸部2
17に図示しない前方スキャン用の第2の超音波プロー
ブホルダ202を連結する場合も同様である。
【0142】図27に示すように本実施形態の手術用顕
微鏡システム1Cは、前記実施形態1と同様、デジタイ
ザ12、計測装置18、A/D変換器17及びWS19
を備え、前記WS19と重畳画像生成部80とが接続さ
れ、この重畳画像生成部80と重畳用LCD48とが接
続されている。また、前記WS19には、顕微鏡のフォ
ーカス、ズーム情報を検出する鏡体制御部304が接続
されている。前記3次元画像生成装置274には、WS
19が接続されている。
【0143】内視鏡用テレビカメラ140には、画像生
成部87と、視野内画像生成部305とが接続されてい
る。この視野内画像生成部305には、顕微鏡の視野内
に画像表示するためのLCD36aが接続されている。
前記画像生成部87には第2の観察光学系の像を表示す
るLCD38が接続されている。
【0144】観察するに当たって、まず、前記内視鏡7
1を鏡体部側面に取り付け、その後、内視鏡71を観察
状態にして術部の観察を行う。また、術部内部の画像を
得るために、超音波観測を行う。このとき、上述した3
次元超音波観察画像を取得するために超音波観測システ
ムを用いて、術部のラジアル方向の超音波画像を観察す
る。
【0145】図28及び図29に示すように前記デジタ
イザ12により検出可能な図示しない指標を設置したラ
ジアルスキャンの超音波プローブ203を、ラジアル方
向と垂直な方向(図中矢印方向)に移動させ複数の超音
波画像を取得する。このとき取得された超音波画像は、
3次元画像生成装置274に伝達される。一方、超音波
観測中にデジタイザ12が検出した超音波プローブ20
3の空間位置情報は、WS19から3次元画像生成装置
274に伝達される。
【0146】つまり、空間位置情報と超音波画像とが対
になって3次元画像生成装置274に記録され、そのデ
ータが蓄積されることにより術部位置空間と相関を持っ
た3次元超音波画像が生成され、WS19に伝達し記録
される。
【0147】術者が顕微鏡の鏡体2の死角を確認するた
めに、内視鏡71で術部の観察を行う。この際、内視鏡
71の観察方向の組織内部の情報を確認したい場合に
は、図示しない画像切替えスイッチを押す。このことに
より、第2の観察光学系に超音波画像を表示する。
【0148】また、内視鏡71で観察されている観察像
は、前記内視鏡TVカメラ140から視野内画像生成部
305を介して、視野内表示画像306を表示するLC
D36aに内視鏡画像として表示される。また、この内
視鏡71の先端位置観察方向は、前記デジタイザ12に
て検出されており、その検出結果はWS19に伝達され
ている。
【0149】つまり、WS19では、伝達された内視鏡
観察方向の情報に基づいて、先に記録された3次元超音
波画像から内視鏡71の観察方向と一致する3次元超音
波画像144を画像を再構築する。
【0150】生成された3次元超音波画像144は、画
像生成部87に伝達され、LCD38により図30に示
すように画像表示される。このことにより、第2の観察
光学系を通して、術者が3次元超音波画像144を観察
することができる。
【0151】術者は、内視鏡71の観察方向の術部内部
情報を確認することにより、腫瘍の存在などを確かめ
る。また、図示しない画像切替えスイッチを押すと、第
2の観察光学系には顕微鏡焦点位置の超音波断面画像が
表示され、内視鏡観察方向の3次元超音波画像を顕微鏡
観察視野内に重畳するモードに切り替えられる。
【0152】この際、デジタイザ12からWS19に送
られた顕微鏡鏡体2の位置情報と、鏡体制御部304か
らWS19に送られた、焦点、倍率情報から顕微鏡の観
察位置を演算する。
【0153】この観察位置にもとづいて、WS19に記
録された3次元超音波画像144から鏡体2の観察光軸
方向と垂直面の2次元超音波画像147を再構築し、画
像生成部87、LCD38を介して、図31に示すよう
に第2の観察光学系を表示する。
【0154】また、顕微鏡鏡体2の焦点位置情報145
と内視鏡71の観察方向の3次元超音波画像146は、
WS19より重畳画像生成部80、重畳用LCD48に
伝達することにより、図31に示すように表示される。
そして、顕微鏡鏡体2の焦点位置145とその位置の超
音波画像147を対比させることにより、術部内部の情
報を確認する。
【0155】つまり、超音波観測装置で、術部前方又は
ラジアル方向の観測画像を撮像し、位置検出手段で検出
した位置情報とともに観測画像情報を記録し、この位置
検出手段にて、手術用顕微鏡観察位置、内視鏡観察位置
を検出し、顕微鏡のフォーカス位置と超音波画像の観察
位置、及び、内視鏡画像と超音波画像の観察位置の相関
をとることにより、観察位置の一致した超音波観測画像
が視野内表示手段に表示される。
【0156】このように、 内視鏡の観察方向の組織内
部情報、例えば、血管や腫瘍を超音波観測像で確認する
ことができ、手術用顕微鏡の死角となる部分に関しても
あらかじめ組織内部の状況を確実に把握して処置を進め
ることができる。このことによって、腫瘍の取り残し等
が確実に防止される。
【0157】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0158】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0159】(1)手術部位の任意の位置における光学
的な診断画像を取得する光走査プローブと、手術部位に
対する処置を行うエネルギー処置具とを具備する手術用
システムにおいて、前記光走査プローブによって取得し
た診断画像を記録する記録部と、処置部位の画像及びこ
の処置に関するエネルギー処置具や処置具設定状態等の
処置情報を有する処置部位画像を複数、蓄積した診断画
像データベースと、前記光走査プローブの診断画像と、
前記診断画像データベースに蓄積されている複数の処置
部位画像との比較を行う比較演算部と、この比較演算部
の演算結果に基づき、前記エネルギー処置具の条件設定
を行うエネルギー処置具設定部と、を具備する手術用シ
ステム。
【0160】(2)前記光走査プローブの術部に対する
位置を検出する位置検出手段を有し、前記比較演算部
は、前記位置検出手段で検出した位置情報及び前記診断
画像データベースに蓄積された位置情報を、演算の際の
パラメータとして利用する付記1に記載の顕微鏡システ
ム。
【0161】(3)前記エネルギー処置具の設定状態を
所望の状態に設定変更する設定変更手段と、少なくとも
この設定変更手段により変更された設定値及び前記光走
査プローブによって取得した診断画像を、前記診断画像
データベースへ処置部位画像として登録するデータベー
ス登録手段と、を具備する付記1又は付記2に記載の手
術用システム。
【0162】(4)前記設定変更手段は、手術用顕微鏡
に設けた視線検出手段である付記3に記載の手術用シス
テム。
【0163】(5)術部を拡大観察する観察光学系を有
する第1の観察手段である顕微鏡と、この顕微鏡で得ら
れる観察画像とは異なる画像を前記顕微鏡の観察視野内
に表示させる視野内画像表示手段と、術部を観察するた
めの第2の観察手段と、前記顕微鏡の観察位置及び前記
第2の観察手段の観察位置を検出し、それらの位置の相
関をとる位置検出手段と、術部の診断画像を記録する記
録手段と、を有する手術用顕微鏡システムにおいて、前
記位置検出手段の検出結果に基づき、前記記録手段に記
録された複数の診断画像から前記顕微鏡又は前記第2の
観察手段の観察方向に合致する画像を再構築する画像処
理部と、この画像処理部からの出力画像を、前記視野内
画像表示手段に表示させる表示制御部と、を有する手術
用顕微鏡システム。
【0164】(6)前記視野内画像表示手段は、顕微鏡
の光学像に対して画像を重畳する画像重畳手段である付
記5に記載の手術用顕微鏡システム。
【0165】(7)前記表示制御部は、前記画像処理部
からの出力画像を、前記顕微鏡の光学像と相関付けて表
示させる付記6に記載の手術用顕微鏡システム。
【0166】(8)前記画像処理部は、前記顕微鏡の観
察光軸に対して垂直方向の診断画像を構築する付記5な
いし付記7の1つに記載の手術用顕微鏡システム。
【0167】(9)前記画像処理部は、前記第2の観察
手段の観察方向に対応する診断画像を構築する付記5な
いし付記7の1つに記載の手術用顕微鏡システム。
【0168】(10)複数の電動駆動機構を有する手術
用顕微鏡と、この手術用顕微鏡の観察視野内に画像を表
示させる視野内画像表示手段と、前記電動駆動機構を操
作するフットスイッチと、このフットスイッチの操作部
の配置位置を適宜変更する設定変更部と、前記フットス
イッチに足を載せたことを検出する検出部と、この検出
部の検出結果に応じて前記視野内画像表示手段に足が載
せられている操作部のスイッチ位置を視覚的に告示する
表示制御部手段と、を具備する手術用顕微鏡システム。
【0169】(11)手術用顕微鏡と、この手術用顕微
鏡の複数の電動駆動部を操作するフットスイッチと、所
定の設定を行う設定部を有する手術器具と、この手術器
具の使用状態を検出するセンサーと、このセンサーの検
出結果に応じて、前記フットスイッチの機能の少なくと
も一部を前記手術器具に割り当てる制御部と、を具備す
る手術用顕微鏡システム。
【0170】(12)前記手術器具の設定部は、手術器
具であるエネルギー処置具の出力設定部である付記11
に記載の手術用顕微鏡システム。
【0171】(13)前記手術器具の設定部は、内視鏡
のフォーカス、ズーム、像回転の少なくとも一つを行う
設定部である付記11に記載の手術用顕微鏡システム。
【0172】(14)前記手術器具の設定部は、超音波
観測装置の像サイズ変更、像回転の少なくとも一つを行
う設定部である付記11に記載の手術用顕微鏡システ
ム。
【0173】(15)前記センサーは、前記手術器具の
把持部に設けられたスイッチである付記11に記載の手
術用顕微鏡システム。
【0174】(16)前記センサーは、前記手術器具の
把持部に設けられた加速度センサーである付記11に記
載の手術用顕微鏡システム。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
象症例に対する経験の乏しい術者でも、処置具の選択や
最適な設定を容易かつ的確に行え、かつ観察状態に合わ
せて、第2の観察光学系の表示画像位置の移動を行える
手術用システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は本発明の第1実施形態に係
り、図1は手術用顕微鏡システムの構成を説明する図
【図2】鏡体である双眼接眼鏡筒部の内部構成を説明す
る図
【図3】図2における側面図であり、鏡体の接眼光学系
及び第2の観察光学系の構成を説明する図
【図4】重畳ユニットを説明する図
【図5】手術用顕微鏡システムの主要部の構成を説明す
る図
【図6】データベースに記録されている処置部位画像の
一例を示す図
【図7】顕微鏡に表示される顕微鏡観察像と設定データ
とを示す図
【図8】図8ないし図15は本発明の第2実施形態にか
かり、図8は手術用顕微鏡システムの他の構成を説明す
る図
【図9】双眼接眼鏡筒部の内部構成を説明する側面図
【図10】ピニオンギアとラックとの関係を説明する図
【図11】図10の矢印A方向からの矢視図
【図12】顕微鏡観察像と超音波吸引装置の設定状態を
変化させる画面とを説明する図
【図13】接眼ハウジングが可動ハウジングに対して移
動した状態を説明する図
【図14】接眼ハウジングが移動する前の顕微鏡観察像
と第2の観察光学系による画面との関係を示す図
【図15】接眼ハウジングが移動した後の顕微鏡観察像
と第2の観察光学系による画面との関係を示す図
【図16】図16ないし図19は本発明の第3実施の形
態にかかり、図16は手術用顕微鏡システムの別の構成
を説明する図
【図17】フットスイッチの操作スイッチとセンサとの
関係を説明する図
【図18】顕微鏡画像上に表示されている内視鏡スイッ
チ位置告知画像を説明する図
【図19】顕微鏡画像上に表示されている超音波スイッ
チ位置告知画像を説明する図
【図20】図20ないし図31は本発明の第4実施形態
にかかり、図20は顕微鏡鏡体部と内視鏡接続・保持装
置との外観を示す図
【図21】顕微鏡鏡体部と内視鏡との光学的及び機械的
連結状態を上方向から見た状態の断面図
【図22】滅菌アダプタ近傍の接続を説明する図
【図23】滅菌アダプタに差し込まれる内視鏡を説明す
る図
【図24】超音波観測システムの要部構成を説明する図
【図25】超音波観測システムのスコープホルダを説明
する図
【図26】超音波プローブ及びその周辺機器を備えるシ
ステムを説明する図
【図27】手術用顕微鏡システムのまた他の構成を説明
する図
【図28】超音波プローブを上下動させた状態を示す図
【図29】超音波プローブのプローブ保持部を上方に配
置させた状態を示す図
【図30】表示画面の1例を説明する図
【図31】表示画面の他の例を説明する図
【符号の説明】
1…手術用顕微鏡システム 12…デジタイザ 18…計測装置 19…ワークステーション 73…第2ワークステーション 74…診断画像データベース(DB) 75…画像メモリ 76…比較演算部 77…処置具設定情報生成部 78…光走査プローブ 79…観測装置 87…画像生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 元一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA23 CC06 DD01 HH51 HH56 4C301 BB03 BB13 BB26 BB30 EE11 FF04 FF21 FF26 GA03 GA20 GD10 JC13 KK17 4C601 BB03 BB05 BB09 BB12 BB14 BB24 EE09 FE01 FF11 FF16 GA01 GA03 GA17 GA21 GA29 GA30 JC15 JC20 JC25 JC26 KK21 KK22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術部位の任意の位置における光学的な
    診断画像を取得する光走査プローブと、手術部位に対す
    る処置を行うエネルギー処置具とを具備する手術用シス
    テムにおいて、 前記光走査プローブによって取得した診断画像を記録す
    る記録部と、 処置部位の画像及びこの処置に関するエネルギー処置具
    や処置具設定状態等の処置情報を有する処置部位画像を
    複数、蓄積した診断画像データベースと、 前記光走査プローブの診断画像と、前記診断画像データ
    ベースに蓄積されている複数の処置部位画像との比較を
    行う比較演算部と、 この比較演算部の演算結果に基づき、前記エネルギー処
    置具の条件設定を行うエネルギー処置具設定部と、 を具備することを特徴とする手術用システム。
  2. 【請求項2】 前記光走査プローブの術部に対する位置
    を検出する位置検出手段を有し、 前記比較演算部は、前記位置検出手段で検出した位置情
    報及び前記診断画像データベースに蓄積された処置部位
    画像の位置情報を、演算の際のパラメータとして利用す
    ることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 【請求項3】 前記エネルギー処置具の設定状態を所望
    の状態に設定変更する設定変更手段と、 少なくともこの設定変更手段により変更された設定値及
    び前記光走査プローブによって取得した診断画像を、前
    記診断画像データベースへ処置部位画像として登録する
    データベース登録手段と、 を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の手術用システム。
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