JP2004299633A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量や製造コストの増加を抑えながら、前面衝突時のダッシュパネル後退を抑制する。
【解決手段】車室2のフロア部4と、車室前部の車幅方向両角部に上下方向へ延設された一対のピラー5と、該一対のピラー5の上部間に架け渡されたカウル6と、フロア部4前縁とピラー5とカウル6とで囲われた部分を覆うよう設けられたダッシュパネル7と、該ダッシュパネル7の車室外側面から車両前方に向かって延びる一対のフロントサイドフレーム8と、該一対のフロントサイドフレーム8後端から、ダッシュパネル7及びフロア部4に沿って下方へ延びる一対のキックアップ部9と、該一対のキックアップ部9下端からフロア部4に沿って車両後方に延びる一対のフロアフレーム10を備えてなる自動車の前部車体構造であって、一対のキックアップ部9の少なくとも一方とカウル6とを連結するよう、上下方向に延びる補強部材13が設けられているもの。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、自動車の前部車体構造に関し、より詳細には、前面衝突時のダッシュパネル後退を防止する前部車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車の前部車体構造としては、図8に示すものが知られている。
このものは、車室101とその前方に位置するエンジンルーム102とを仕切るダッシュパネル103の車室外側面から、車幅方向に離間した一対のフロントサイドフレーム104が車両前方に延びていると共に、車室101のフロア部105に沿ってダッシュパネル103からフロアフレーム106が車体後方に延びており、これらフロントサイドフレーム104後端と、フロアフレーム106前端とを連結するキックアップ部107とを備えている。
そして、自動車が前面衝突した際に、フロントサイドフレーム104から車室前部へ伝達される荷重を、キックアップ部107を介してフロアフレーム106に伝達することで車室前部の剛性を高めると共に、フロントサイドフレーム104の一部に、車室前部よりも脆弱な衝撃吸収部108を設けることで、フロントサイドフレームが車両前後方向に圧縮変形して衝撃荷重を吸収し、ダッシュパネル103等車室前部の変形を抑制して乗員の生存空間を確保するものである。
また、この衝撃吸収部108を、フロントサイドフレーム104の車両前後方向に広範囲に設ける程、圧縮変形ストロークが大きくなり前面衝突時における衝撃吸収性能が向上し、もってダッシュパネル103の後退を抑制して乗員の安全性を向上することができる。
【0003】
しかしながら、フロントサイドフレーム104とフロアフレーム106とは位置が上下方向にずれており、ダッシュパネル103に沿って車両後方下側へ傾斜して延びるキックアップ部107によってクランク状に連結されている為、フロントサイドフレーム104後端とキックアップ部107上端の連結部分、及びフロアフレーム106前端とキックアップ部107下端の連結部分は、前面衝突時の荷重による応力が集中して屈曲変形しやすく、屈曲変形した場合、フロントサイドフレーム104にかかる荷重をフロアフレーム106が受け止めることができず、フロントサイドフレーム104が十分に圧縮変形されないまま後退し、フロントサイドフレーム104からの荷重を受けるダッシュパネル103の後退量が増加してしまう問題があった。
【0004】
この問題を解決する従来技術として、キックアップ部107上端とフロントサイドフレーム104後端との連結部分を、その閉断面内にトルクボックス109等を設けて補強し剛性を高める方法が知られているが、単に連結部分を補強しただけであり、補強の程度に比例して車体重量も増加してしまうという問題があった。
【0005】
また、他の従来技術として、フロントサイドフレーム後端とキックアップ部上端との接合部分を補強せずに、ダッシュパネルの厚みを増加させて剛性を高める方法も考えられるが、前面衝突時の衝突荷重を、荷重に対して直線方向に延びるフロアフレームに伝達するのではなくダッシュパネルの面で受ける為、比較的剛性が弱く、ダッシュパネルの重量増加や、製造コストが上昇するという問題があった。
【0006】
さらに他の従来技術として、以下のような前部車体構造が知られている。このものは、車室前部に、車室のフロア部前縁とピラーとカウルとで囲われた部分を覆い、車室とその前方に位置するエンジンルームを隔てるようダッシュパネルが設けられており、またダッシュパネル車室外側面から車両前方に延びる一対のフロントサイドフレームと、このフロントサイドフレーム後端からダッシュパネル及びフロア部に沿って下方へ延接されたキックアップ部と、このキックアップ部下端からフロア部に沿って車両後方へ延びるフロアフレームとを備えている。
そして、フロア部前縁とピラーとダッシュパネルの接合部には、車室内側に膨出したホイールハウスパネルが設けられていると共に、フロアフレームとピラーとの間には、ダッシュパネル及びホイールハウスパネルに沿って補強部材が設けられ、ダッシュパネル及びホイールハウスパネルを補強する構成となっている。
【0007】
このものにおいては、ダッシュパネルのフロアフレームとピラーの間が補強部材により連結されている為、前面衝突時にフロントサイドフレームから伝わる荷重を、フロアフレームとピラーとに分散して車体前部の剛性を高め、キックアップ部下端の屈曲変形を防止して、ダッシュパネルの後退を抑制することができる。しかしながら、補強部材がキックアップ部上端と離れている為、前面衝突時にキックアップ部上端の屈曲変形を防ぐことができないと共に、キックアップ部は、屈曲変形する上下端を軸として車両前後方向及び上下方向へ変形しようとするが、補強部材がフロアフレームからホイールハウスパネルに沿って車幅方向斜め上方へ延設され、支持方向がキックアップ部の変形方向と異なる為、キックアップ部の屈曲変形を効率良く防ぐことができず、フロントサイドフレーム後端とキックアップ部上端との接合部分を補強しなければならないことから、やはり車体重量が増加してしまうという問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開平05−085419号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明はかかる諸問題に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、重量や製造コストの増加を抑えながら、前面衝突時のダッシュパネル後退を抑制する為に、キックアップ部の屈曲変形を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明の第1の構成は、車室のフロア部と、車室前部の車幅方向両角部に上下方向へ延設された一対のピラーと、該一対のピラーの上部間に架け渡された剛性部材であるカウルと、前記フロア部前縁と前記ピラーと前記カウルとで囲われた部分を覆うよう設けられたダッシュパネルと、該ダッシュパネルの車室外側面から車両前方に向かって車幅方向に離間して延びる一対のフロントサイドフレームと、該一対のフロントサイドフレーム後端から、前記ダッシュパネル及び前記フロア部に沿って下方へ延びる一対のキックアップ部と、該一対のキックアップ部下端から前記フロア部に沿って車両後方に延びる一対のフロアフレームを備えてなる自動車の前部車体構造であって、前記一対のキックアップ部の少なくとも一方と前記カウルとを連結するよう、上下方向に延びる補強部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
本構成によれば、前面衝突時にフロントサイドフレームから伝わる荷重が、キックアップ部によりフロアフレームに伝達されると共に補強部材によりカウルへも伝達され分散されるので、車室前部の剛性を高めることができる。またキックアップ部の上下方向の変形が、上下方向に延びる補強部材が突っ張ることにより効果的に抑制される為、キックアップ部の屈曲変形によるダッシュパネル後退を効率良く抑制できると共に、補強部材は最小限の補強でよい為、車体重量を軽減できる。
【0012】
本願発明の第2の構成は、前記構成1において、前記補強部材は、前記ダッシュパネルの車室外側に位置し、前記キックアップ部、及び前記ダッシュパネルと結合されることで、前記ダッシュパネルの車室外側に、前記カウルと前記フロアフレームとの間に連続する閉断面を形成することを特徴とするものである。
【0013】
本構成によれば、カウルとフロアフレームとの間に連続して形成された閉断面により、前面衝突時にフロントサイドフレームを後方から支えることになり、補強部材を、キックアップ部上端の車両前後方向に対して垂直な面に結合する場合に比して、フロントサイドフレームから加わる荷重による連結部分の剥離が生じにくく、荷重をカウルとフロアフレームに効果的に分散でき、車体重量を増加すること無くキックアップ部の上下端屈曲の屈曲変形をさらに抑制できる。
【0014】
本願発明の第3の構成は、前記第1または第2の構成において、前記補強部材は、車幅方向において運転席側の前記キックアップ部と前記カウルの間に設けられていると共に、前記ダッシュパネルの前記補強部材近傍に、車両操作用のペダルが配設されていることを特徴とするものである。
【0015】
本構成によれば、ダッシュパネルの比較的変形しにくい部分に車両操作用のペダルが配設されることとなり、前面衝突時のペダル後退を効果的に抑制でき、運転手の安全性を高めることができる。
【0016】
本願発明の第4の構成は、前記第3の構成において、車幅方向において運転席側の前記補強部材には、ブレーキペダル踏力をアシストする倍力装置の支持部、及び前記車両操作用のペダル支持部が備えられていることを特長とするものである。
【0017】
本構成によれば、上記第3の構成による効果の他、倍力装置及び車両操作用のペダルを支持するダッシュパネルの支持部を補強部材が兼ねている為、別途ダッシュパネルを補強することにより重量を増加させること無く、ペダルの支持剛性を格段に高めることができる。また、前面衝突時にエンジン等、エンジンルーム内の物体が後退して倍力装置を後方へ押したとしても、倍力装置からダッシュパネルにかかる荷重を、補強部材を介してカウルとフロアフレームとに効果的に分散でき、倍力装置の後退によるダッシュパネルの部分的な後退を抑制できる。
【0018】
本願発明の第5の構成は、前記第1から第4の構成の何れか1つの構成において、前記キックアップ部上端と前記ピラーの間には、前記キックアップ部上端と前記ピラーとを連結するよう、前記キックアップ部上端から前記ダッシュパネルに沿って車幅方向外側へ延びる第2の補強部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0019】
本構成によれば、前面衝突時にフロントサイドフレームからキックアップ部へ伝わる荷重をピラーへ分散できる為、キックアップ部の屈曲変形を、さらに抑制できる。
【0020】
本願発明の第6の構成は、前記第1から第5の構成の何れか1つの構成において、前記一対のキックアップ部上端の間には、前記一対のキックアップ部上端を連結するよう、前記ダッシュパネルに沿って略水平に延びる第3の補強部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0021】
本構成によれば、例えばオフセット衝突により、一方のフロントサイドフレームから対応するキックアップ部へ荷重が集中的に伝達された場合であっても、他方のキックアップ部へ荷重を分散できる為、さらにダッシュパネルの後退を抑制できる。
【0022】
本願発明の第7の構成は、前記第6の構成において、前記ダッシュパネルの下部及び前記フロア部の中央には、車両前後方向に延設され、断面が上に凸状のトンネル部が設けられていると共に、該トンネル部と前記第3の補強部材とが連結部材により連結されていることを特徴とするものである。
【0023】
本構成によれば、前面衝突時にフロンサイドトフレーム、及び後退するエンジン等によりダッシュパネルに伝わる荷重を、トンネル部へ分散でき、さらにダッシュパネルの後退を抑制できる。
【0024】
本願発明の第8の構成は、前記第6又は第7の構成において、前記第2、第3の補強部材は、夫々前記ダッシュパネルの車室内側に位置し、かつ前記第2、第3の補強部材の対面する端部が連結されることにより、前記ダッシュパネルの車室内側に、前記一対のピラー間に架け渡された連続する閉断面を形成することを特徴とするものである。
【0025】
本構成によれば、キックアップ部上部を閉断面により後方から支持することになり、キックアップ部上部との連結部を補強しなくとも、前面衝突時の衝撃荷重を高い支持剛性にて受け止め分散できキックアップ部の剛性が高まる為、フロントサイドフレーム後端とキックアップ部上端との連結部分の補強をなくすことができ、車体重量を増加させること無く、車室前部の構造を補強できる。
【0026】
本願発明の第9の構成は、前記第1から第8の構造の何れか1つの構造において、前記補強部材が、車幅方向において運転席側の前記キックアップ部に対応して設けられる一方、助手席側の前記キックアップ部には、該キックアップ部から、該キックアップ部と前記カウルとの間の上下方向中間位置まで延び、前記カウルと連結されていない第4の補強部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0027】
本構成によれば、車両操作用のペダルがあり、ダッシュパネルの後退許容量が小さい運転席側の車室前部の剛性を重点的に向上できると共に、ペダルが無く、ダッシュパネルの後退許容量が比較的大きい助手席側の車室前部は、前面衝突時の衝撃荷重が、第4の補強部材によりキックアップ部とダッシュパネルの広域に荷重を分散されることで、その剛性を車体重量の増加を抑えて適切に向上できる。
【0028】
本願発明の第10の構成は、前記第9の構成において、前記第4の補強部材は、前記ダッシュパネルの車室外側に位置し、前記キックアップ部、及び前記ダッシュパネルと結合されることで、前記ダッシュパネルの車室外側に、前記フロアフレームと連続する閉断面を形成することを特徴とするものである。
【0029】
本構成によれば、前面衝突時にフロントサイドフレームからキックアップ部に伝達される荷重を、後方から支えてフロアフレーム及びダッシュパネルの広範囲に分散して伝えることができ、キックアップ部上端の屈曲変形を抑制することができる。
【0030】
本願発明の第11の構成は、前記第1から10の構成の何れか1つの構成において、前記フロントサイドフレームのダッシュパネル近傍に、前面衝突によるフロントサイドフレームに加わる衝撃荷重を受けた際、前記ダッシュパネルより小さな荷重で変形する衝撃吸収部が設けられていることを特徴とするものである。
【0031】
本構成によれば、補強の必要なくなったフロントサイドフレームのダッシュパネル近傍を、前面衝突時に積極的に圧縮変形させることができるので、フロントサイドフレームの圧縮変形ストロークの拡大によりフロントサイドフレームの衝撃荷重の吸収力が向上し、もって車体重量を増加することなくダッシュパネルの後退を抑制できる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本願発明によれば、キックアップ部を補強して前面衝突時の屈曲変形を防止することで、ダッシュパネル後退を抑制し、またフロントサイドフレーム後端とキックアップ部上端との連結部分の補強を無くして車体重量の軽減が可能な自動車の前部車体構造を提供できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本願発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は本願発明の実施形態における前部車体構造を車体前方から見た斜視図であり、図2は、車室側から見た斜視図であり、図3は、図2における補強部材の配置を説明する説明図である。
図4は、補強部材を説明する為の分解斜視図であり、図5は、図1における線A−A矢視断面図、図6は、図1における線B−B矢視断面図である。
図1から図6に示すように、本願発明を適用した自動車1は、乗員が乗車する車室2と、前部にエンジン50等駆動装置を収納するエンジンルーム3とを備え、車室2の下面にはフロア部4が設けられ、車室2の前部車幅方向両角部には、図示しない車両のサイドドアをヒンジを介して支持する一対のヒンジピラー5が上下方向に延設されており、また両ヒンジピラー5の上部間には、車幅方向に延びる閉断面構造のカウル6が架け渡されていると共に、前記フロア部4と一対のヒンジピラー5とカウル6とで囲われた部分には、エンジンルーム3と車室2とを仕切るダッシュパネル7が設けられている。
【0034】
そして、ダッシュパネル7の車室外側面から車両前方へ、車幅方向に離間した一対のフロントサイドフレーム8が設けられていると共に、フロントサイドフレーム8の後端から、ダッシュパネル7及びフロア部4に沿って、キックアップ部9が下方に延設されている。
前記キックアップ部9の下端には、フロア部4の下面とによって、閉断面を形成するフロアフレーム10が、車両前後方向に延設されている。
【0035】
また、フロア部4の車幅方向両側縁には、車両前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル11が設けられていると共に、サイドシル11の前端とキックアップ部9の下端とは、トルクボックス12によって連結されている。
そして、図1及び図3から図5に示すように、図1において左側となる図示しない運転席側のダッシュパネル7車室外側面のキックアップ部9とカウル6との間には、閉断面構造の補強部材13が設けられている。
【0036】
補強部材13は、互いに連結された上側部材13aと下側部材13bとから構成され、各々ダッシュパネル7側が開放した上下方向に延びるコ字状の断面を有し、開放側端部に設けられたフランジをダッシュパネル7に接合させることで、閉断面を構成している。
【0037】
この構造によれば、前面衝突時にフロントサイドフレーム8から伝わる荷重が、キックアップ部9によりフロアフレーム10に伝達されると共に、補強部材によりカウル6へも伝達され分散されるので、車室前部の剛性を高めることができる。またキックアップ部9の上下方向の変形が、上下方向に延びる補強部材13が突っ張ることにより効果的に抑制される為、フロントサイドフレーム8後端とキックアップ部9上端との連結部分の補強をしなくとも、キックアップ部9の屈曲変形によるダッシュパネル7の後退を効率良く抑制でき、補強部材は最小限の補強でよい為、車体重量を軽減できる。
【0038】
また、上側部材13aは、その上端がカウル6の下面に接合され、ダッシュパネル7の形状に沿って、車両前側へ下方に傾斜して延設され、一方下側部材13bは、上側部材13aとの連結部から下方に延び、キックアップ部9の閉断面内面を塞ぐよう形成されており、その下端がキックアップ部9の閉断面内部の底面及び側面に結合され、カウル6とフロアフレーム10の間に、下側部材13bを頂点とする車体前方に突出したアーチ状の連続した閉断面を形成している。
【0039】
この構造によれば、カウル6とフロアフレーム10との間に連続して形成された閉断面により、前面衝突時にフロントサイドフレーム8を後方から支えることになり、補強部材13を、キックアップ部9上端の車両前後方向に対して平行な面に結合する場合に比して、フロントサイドフレーム8から加わる荷重による連結部分の剥離が生じにくく、また閉断面が車体前方へ突出したアーチ状であることから、前面衝突時の荷重を、カウル6とフロアフレーム10に効果的に分散でき、車体重量を増加すること無くキックアップ部9の上下端屈曲の屈曲変形をさらに抑制できる。
【0040】
図1、図2、図4、図5に示すように、補強部材13には、車両操作用ペダルであるアクセルペダル14、ブレーキペダル15、クラッチペダル16を回動自在に支持したペダル支持ブラケット17が車室内側に取付けられ、乗員がブレーキペダル15を踏み込んだ時の踏力を補助する倍力装置18が車室外側に取付けられている。
倍力装置18は、エンジンの吸気負圧を利用してブレーキ力を増幅させる周知の装置であるので、詳細な説明は割愛させて頂く。
【0041】
図4及び図5に示すように、ダッシュパネル7及び補強部材13には、車室2とエンジンルーム3とを連通する開口19が設けられており、ブレーキペダル15と倍力装置18とを連結するロッド20を通すようになっている。
また、開口20の周囲には、ボルトを相通する取付孔21が複数設けられていると共に、ペダル支持ブラケットにも、補強部材13側の取付孔21に対応する取付孔22が複数設けられており、倍力装置18に設けられたボルト部18aを、これらの取付孔21,22に相通することで、ペダル支持ブラケット17及び倍力装置18が、補強部材13に支持されるようになっている。
【0042】
この構造によれば、ダッシュパネル7の比較的変形しにくい部分に車両操作用のペダル14、15、16が、配設されることとなり、前面衝突時のペダル後退を効果的に抑制でき、運転手の足元の安全性を高めることができる。
また、倍力装置18及びペダル支持ブラケット17を支持するダッシュパネル7の支持部を補強部材13が兼ねている為、別途ダッシュパネル7を補強することにより重量を増加させること無く、ペダル14、15、16の支持剛性を格段に高めることができる。
【0043】
特に、前面衝突時にエンジン50等、エンジンルーム3内の物体が後退して倍力装置18を後方へ押したとしても、倍力装置18からダッシュパネル7にかかる荷重を、補強部材13を介してカウル6とフロアフレーム10とに分散でき、倍力装置18の後退によるダッシュパネル7の部分的な後退を抑制すると共に、倍力装置18の後退が抑制されることから、ロッド20を介して連結されたブレーキペダル15の後退を抑制できる。
【0044】
また、本願の第1実施形態は、図2及び図3に示すように、前記キックアップ部9上端とヒンジピラー5とを連結するよう、キックアップ部9上端からダッシュパネル7の車室側面に沿って、車幅方向外側へ略水平に延びる第2の補強部材23が設けられており、この第2の補強部材は、断面がダッシュパネル7に向かって開放されたコ字状に形成され、開放側端に設けられたフランジをダッシュパネル7に結合させることで、閉断面を形成している。
【0045】
この構造により、前面衝突時にフロントサイドフレーム8から伝達される衝撃荷重は、第2の補強部材によりヒンジピラー5に伝達され、荷重がより分散されると共に、フロントサイドフレーム8は、その後端を補強部材と第2の補強部材により二重に支持されている為、前面衝突における車室前部の剛性を格段に向上することができる。
【0046】
さらに、本願の第1実施形態は、左右一対のキックアップ部9上端の間には、両キックアップ部9上端を連結するよう、ダッシュパネル7の車室側面に沿って略水平に延びて架け渡された第3の補強部材24を備えている。この第3の補強部材24は、ダッシュパネル7に向かって開口したコ字状に形成され、第2の補強部材同様、ダッシュパネルとによって閉断面を形成するようになっている。
【0047】
この構造により、例えばオフセット衝突により、一方のフロントサイドフレーム8から対応するキックアップ部9へ荷重が集中的に伝達された場合であっても、他方のキックアップ部9へ荷重を分散できる為、さらにダッシュパネル7の後退を抑制できる。
【0048】
また、本実施形態においては、ダッシュパネル7の下部、及びフロア部4の中央には、車両前後方向に延設され、断面が上に凸状のトンネル部25が設けられていると共に、該トンネル部25と前記第3の補強部材24とが連結部材26により連結されている
【0049】
この構造により、前面衝突時にフロントサイドフレーム8、及び後退するエンジン50等によりダッシュパネル7に伝わる荷重を、トンネル部25へ分散でき、さらにダッシュパネル7の後退を抑制できる。
【0050】
また、本実施形態においては、前記第2、第3の補強部材23及び24は、夫々前記ダッシュパネル7の車室内側に位置し、かつ前記第2、第3の補強部材23、24の対面する端部が連結されることにより、前記ダッシュパネル7の車室内側に、前記一対のピラー5間に架け渡された連続する閉断面を形成することを特徴とするものである。
【0051】
この構造によれば、キックアップ部9上端を、前記補強部材と第2、第3の補強部材の閉二重の断面により後方から支持することになり、キックアップ部9上部との連結部を補強しなくとも、前面衝突時の衝撃荷重を高い支持剛性にて受け止め分散でき、キックアップ部9の剛性が高まる為、フロントサイドフレーム8後端とキックアップ部9上端との連結部分の補強をなくすことができ、車体重量を増加させること無く、車室前部の構造を補強できる。
【0052】
また、本実施形態においては、図1、図3及び図6に示すように、前記補強部材13が、車幅方向において運転席側の前記キックアップ部9に対応して設けられる一方、助手席側の前記キックアップ部9には、該キックアップ部9から、該キックアップ部9と前記カウル6との間の上下方向中間位置まで延び、前記カウル6と連結されていない第4の補強部材27が設けられている。
【0053】
この構造によれば、車両操作用のペダル14、15、16があり、ダッシュパネル7の後退許容量が小さい運転席側の車室前部の剛性を重点的に向上できると共に、ペダルが無く、ダッシュパネル7の後退許容量が比較的大きい助手席側の車室前部は、前面衝突時の衝撃荷重が、第4の補強部材27によりキックアップ部9とダッシュパネル7の広域に荷重が分散されることで、その剛性を車体重量の増加を抑えて適切に向上できる。
【0054】
また、前記第4の補強部材27は、前記ダッシュパネル7の車室外側に位置し、前記キックアップ部9、及び前記ダッシュパネル7と結合されることで、前記ダッシュパネル7の車室外側に、前記フロアフレーム10と連続する閉断面を形成している。
【0055】
この構造によれば、前面衝突時にフロントサイドフレーム8からキックアップ部9に伝達される荷重を、閉断面により後方から支えてフロアフレーム10及びダッシュパネル7の広範囲に分散して伝えることができ、キックアップ部9上端の屈曲変形を抑制することができる。
【0056】
また、本実施形態においては、図1、図2、及び図5に示すように、前記フロントサイドフレーム8の前部及びダッシュパネル7近傍に、前面衝突によるフロントサイドフレーム8に加わる衝撃荷重を受けた際、前記ダッシュパネル7より小さな荷重で変形する衝撃吸収部28、29が設けられている。
この衝撃吸収部28、29は、上下方向に延びるビードからなり、上下方向の荷重に対しては剛性を確保しつつ、車体前後方向の荷重に対しては、キックアップ部9よりも脆弱になっており、前面衝突の衝撃荷重により圧縮変形し、衝撃を吸収するようになっている。
【0057】
この構造によれば、補強の必要なくなったフロントサイドフレーム8のダッシュパネル7近傍を、前面衝突時に積極的に圧縮変形させることができるので、フロントサイドフレーム8の圧縮変形ストロークの拡大によりフロントサイドフレーム8の衝撃荷重の吸収力が向上し、もって車体重量を増加することなくダッシュパネル7の後退を抑制できる。
【0058】
次に、本願の第2実施形態を説明する。
本実施形態は、前記第1実施形態に対して、助手席側においても、前記補強部材13同様にキックアップ部9上端とカウル6とを連結する補強部材を設けた点でのみ異なり、他の部分は同じであるので、共通の符号を付け、助手席側の補強部材のみ説明する。
図7は、本願の第2実施形態における、第1実施形態の図3に対応する補強部材の配置を説明する説明図である。
図7に示すように、本実施形態においては、助手席側のダッシュパネル7車室外側面のキックアップ部9とカウル6との間には、閉断面構造の補強部材30が設けられている。補強部材30は、ダッシュパネル7側が開放した上下方向に延びるコ字状の断面を有し、開放側端部に設けられたフランジをダッシュパネル7に接合させることで、閉断面を構成している。
【0059】
このように、本実施形態においては、運転席側だけでなく、助手席側においてもキックアップ部9の剛性が高められ、ダッシュパネルの後退をより防ぐことができる。
【0060】
以上のように、本願の発明を適用した自動車においては、前面衝突時の衝撃荷重を、キックアップ部からフロアフレームへ伝達するだけでなく、カウルや他の剛性部材に効率よく伝達して分散する為、車体重量を増加することなく車室前部の剛性を向上し、ダッシュパネルの後退を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における前部車体構造を車体前方から見た斜視図である。
【図2】第1実施形態における前部車体構造を車室側から見た斜視図である。
【図3】図2における補強部材の配置を説明する説明図である。
【図4】第1実施形態における補強部材を説明する為の分解斜視図である。
【図5】第1実施形態における補強部材の図1における線A−A矢視断面図である。
【図6】第1実施形態における補強部材の図1における線B−B矢視断面図である。
【図7】第2実施形態における、第1実施形態の図3に対応する補強部材の配置を説明する説明図である。
【図8】従来の前部車体構造における側面断面図である。
【符号の説明】
1・・・自動車
2、101・・・車室
3、102・・・エンジンルーム
4、105・・・フロア部
5・・・ヒンジピラー
6・・・カウル
7、103・・・ダッシュパネル
8、104・・・フロントサイドフレーム
9、107・・・キックアップ部
10、106・・・フロアフレーム
11・・・サイドシル
13、30・・・補強部材
14・・・アクセルペダル
15・・・ブレーキペダル
16・・・クラッチペダル
18・・・倍力装置
23・・・第2の補強部材
24・・・第3の補強部材
25・・・トンネル部
26・・・連結部材
27・・・第4の補強部材
28、29・・・衝撃吸収部

Claims (11)

  1. 車室のフロア部と、車室前部の車幅方向両角部に上下方向へ延設された一対のピラーと、該一対のピラーの上部間に架け渡された剛性部材であるカウルと、前記フロア部前縁と前記ピラーと前記カウルとで囲われた部分を覆うよう設けられたダッシュパネルと、該ダッシュパネルの車室外側面から車両前方に向かって車幅方向に離間して延びる一対のフロントサイドフレームと、該一対のフロントサイドフレーム後端から、前記ダッシュパネル及び前記フロア部に沿って下方へ延びる一対のキックアップ部と、該一対のキックアップ部下端から前記フロア部に沿って車両後方に延びる一対のフロアフレームを備えてなる自動車の前部車体構造であって、前記一対のキックアップ部の少なくとも一方と前記カウルとを連結するよう、上下方向に延びる補強部材が設けられていることを特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 前記補強部材は、前記ダッシュパネルの車室外側に位置し、前記キックアップ部、及び前記ダッシュパネルと結合されることで、前記ダッシュパネルの車室外側に、前記カウルと前記フロアフレームとの間に連続する閉断面を形成することを特徴とする請求項1に記載の自動車の前部車体構造。
  3. 前記補強部材は、車幅方向において運転席側の前記キックアップ部と前記カウルの間に設けられていると共に、前記ダッシュパネルの前記補強部材近傍に、車両操作用のペダルが配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の前部車体構造。
  4. 前記車両操作用のペダルはブレーキペダルであり、車幅方向において運転席側の前記補強部材には、ブレーキペダル踏力をアシストする倍力装置の支持部、及び前記ブレーキペダル支持部が備えられていることを特長とする請求項3に記載の自動車の前部車体構造。
  5. 前記キックアップ部上端と前記ピラーの間には、前記キックアップ部上端と前記ピラーとを連結するよう、前記キックアップ部上端から前記ダッシュパネルに沿って車幅方向外側へ延びる第2の補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載の自動車の前部車体構造。
  6. 前記一対のキックアップ部上端の間には、該一対のキックアップ部上端を連結するよう、前記ダッシュパネルに沿って略水平に延びる第3の補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1つに記載の自動車の前部車体構造。
  7. 前記ダッシュパネルの下部及び前記フロア部の中央には、車両前後方向に延設され、断面が上に凸状のトンネル部が設けられていると共に、該トンネル部と前記第3の補強部材とが連結部材により連結されていることを特徴とする請求項6に記載の自動車の前部車体構造。
  8. 前記第2、第3の補強部材は、夫々前記ダッシュパネルの車室内側に位置し、かつ前記第2、第3の補強部材の対面する端部が連結されることにより、前記ダッシュパネルの車室内側に、前記一対のピラー間に架け渡された連続する閉断面を形成することを特徴とする請求項6または7に記載の自動車の前部車体構造。
  9. 前記補強部材が、車幅方向において運転席側の前記キックアップ部に対応して設けられる一方、助手席側の前記キックアップ部には、該キックアップ部から、該キックアップ部と前記カウルとの間の上下方向中間位置まで延び、前記カウルと連結されていない第4の補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1から8の何れか1つに記載の自動車の前部車体構造。
  10. 前記第4の補強部材は、前記ダッシュパネルの車室外側に位置し、前記キックアップ部、及び前記ダッシュパネルと結合されることで、前記ダッシュパネルの車室外側に、前記フロアフレームと連続する閉断面を形成することを特徴とする請求項9に記載の自動車の前部車体構造。
  11. 前記フロントサイドフレームのダッシュパネル近傍に、前面衝突によるフロントサイドフレームに加わる衝撃荷重を受けた際、前記ダッシュパネルより小さな荷重で変形する衝撃吸収部が設けられていることを特徴とする請求項1から10の何れか1つに記載の自動車の前部車体構造。
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