JP3112978B2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JP3112978B2
JP3112978B2 JP03125962A JP12596291A JP3112978B2 JP 3112978 B2 JP3112978 B2 JP 3112978B2 JP 03125962 A JP03125962 A JP 03125962A JP 12596291 A JP12596291 A JP 12596291A JP 3112978 B2 JP3112978 B2 JP 3112978B2
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reinforcing
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bead
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車の後部車体構
造に関し、さらに詳しくは自動車の後部車体構造を構成
するベルトライン部における変形特性を向上させる構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の後部には、追突時にお
ける車体変形を防止するために各種の補強手段が講じら
れている。
【0003】例えば、実開平2−44573号公報に開
示されているように、車体後部のベルトライン部にベル
トラインレインフォースメントを配設して、該ベルトラ
インレインフォースメントとクォータパネルとによって
構成される閉断面構造の補強手段により、車体開口部の
剛性を強化する方法がある。
【0004】また、前記ベルトラインレインフォースメ
ントの前端をリヤピラーに結合することにより、車体剛
性を強化する方法も従来から多用されている。
【0005】ところで、上記のような構成の自動車にお
いては、追突時における衝撃を吸収するために、ベルト
ラインレインフォースメントがある程度座屈変形する構
造となっているが、従来から多用されているベルトライ
ンレインフォースメントの場合、断面ハット状のベルト
ラインレインフォースメントをクォータパネルに接合す
る構成とされているため、追突時においてはベルトライ
ンレインフォースメントの後部が主として座屈変形する
こととなって、座屈変形量が大きくとれない場合が生ず
る。
【0006】すると、追突時の衝撃力が、ベルトライン
レインフォースメントの前端に結合されているリヤピラ
ーを前方に押しやる力として作用することとなり、ドア
開口部の変形をきたし易くなるという不具合が生ずる。
【0007】また、前記ベルトラインレインフォースメ
ントの内方には、サスペンション装置上端を支持するた
めのサスタワーが設けられることが多いが、その場合、
追突時におけるベルトラインレインフォースメントの前
方移動に伴ってサスタワーが大きく前方移動するおそれ
があり、サスペンション装置に悪影響を及ぼすこととな
るという不具合も生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記のよ
うな不具合を解消することを課題としてなされたもの
で、ベルトラインレインフォースメントとクォータパネ
ルとで構成される補強手段の追突時における変形特性を
工夫することによリ、自動車追突時におけるドア開口部
の変形を可及的に防止し得るようにすることを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、前端がリヤピラー
に結合され、車体前後方向に延びるベルトラインレイン
フォースメントと、車体内壁を構成するクォータパネル
とにより閉断面構造とされた補強手段を備えた自動車の
後部車体構造であって、前記補強手段には、自動車追突
時に該補強手段を上方から見て車体前部側と車体後部側
とで互いに反対方向に折曲変形させる折れモードコント
ロール手段が設けられ、前記折れモードコントロール手
段は、前記補強手段の車体前方部位における車室側に形
成された上下方向の前部ビードと、前記補強手段の車体
後方部位における車外側に形成された上下方向の後部ビ
ードとによって構成され、前記補強手段における車体前
後方向中央部には、サスペンション装置上端を支持する
ためのサスタワーが設けられ、前記リヤピラーの下端部
がサイドシルに結合されている。
【0010】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前端がリヤピラーに結合され、車体
前後方向に延びるベルトラインレインフォースメント
と、車体内壁を構成するクォータパネルとにより閉断面
構造とされた補強手段を備えた自動車の後部車体構造で
あって、前記補強手段には、自動車追突時に該補強手段
を上方から見て車体前部側と車体後部側とで互いに反対
方向に折曲変形させる折れモードコントロール手段が設
けられ、前記折れモードコントロール手段が、前記補強
手段の車体前方部位における車外側に形成された上下方
向の前部ビードと、前記補強手段の車体後方部位におけ
る車室側に形成された上下方向の後部ビードとによって
構成され、前記補強手段における車体前後方向中央部に
は、サスペンション装置上端を支持するためのサスタワ
ーが設けられ、前記リヤピラーの下端部がサイドシルに
結合されている。
【0011】請求項の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1又は2記載の自動車の
後部車体構造において、前記補強手段の前方には、ドア
開口部を補強するための補強板が取り付けられている。
【0012】請求項の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1又は2記載の自動車の
後部車体構造において、イレンサーが配設されている
側に位置するサイドシル後部に、サイドシル後部の車体
前後方向剛性を強化する補強部材を設けている。
【0013】請求項の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前端がリヤピラーに結合され、車体
前後方向に延びるベルトラインレインフォースメント
と、車体内壁を構成するクォータパネルとにより閉断面
構造とされた補強手段を備えた自動車の後部車体構造で
あって、前記補強手段には、自動車追突時に該補強手段
を上方から見て車体前部側と車体後部側とで同一方向に
折曲変形させる折れモードコントロール手段が設けら
れ、前記折れモードコントロール手段が、前記補強手段
の単体前方部位における車室側に形成された上下方向の
前部ビードと、前記補強手段の車体後方部位における車
室側に形成された上下方向の後部ビードとによって構成
され、前記補強手段における車体前後方向中央部には、
サスペンション装置上端を支持するためのサスタワーが
設けられ、前記リヤピラーの下端部がサイドシルに結合
されている。
【0014】請求項の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前端がリヤピラーに結合され、車体
前後方向に延びるベルトラインレインフォースメント
と、車体内壁を構成するクォータパネルとにより閉断面
構造とされた補強手段を備えた自動車の後部車体構造で
あって、前記補強手段には、自動車追突時に該補強手段
を上方から見て車体前部側と車体後部側とで同一方向に
折曲変形させる折れモードコントロール手段が設けら
れ、前記折れモードコントロール手段が、前記補強手段
の車体前方部位における車外側に形成された上下方向の
前部ビードと、前記補強手段の車体後方部位における車
外側に形成された上下方向の後部ビードとによって構成
され、前記補強手段における車体前後方向中央部には、
サスペンション装置上端を支持するためのサスタワーが
設けられ、前記リヤピラーの下端部がサイドシルに結合
されている。
【0015】請求項の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項5又は6記載の自動車の
後部車体構造において、前記補強手段の前方に、ドア開
口部を補強するための補強板を取り付けている。
【0016】請求項の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項5又は6記載の自動車の
後部車体構造において、イレンサーが配設されている
側に位置するサイドシル後部に、サイドシル後部の車体
前後方向剛性を強化する補強部材を設けている。
【0017】
【作用】請求項1の発明では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0018】即ち、自動車追突時において、ベルトライ
ンレインフォースメントとクォータパネルとによって構
成される補強手段が、車体前方部位における車室側に形
成された上下方向の前部ビードと、前記補強手段の車体
後方部位における車外側に形成された上下方向の後部ビ
ードとで構成される折れモードコントロール手段によっ
て上方から見て車体前部側と車体後部側とで互いに反対
方向に折曲変形せしめられるため、補強手段における車
体前後方向変形量が大きくとれることとなって、追突衝
撃力の吸収が効果的になされる。
【0019】そして、自動車追突時において、補強手段
が、上方から見てサスタワー配設部位を中心として車体
前部側と車体後部側とで互いに反対方向に折曲変形せし
められることとなる。
【0020】また、ベルトラインレインフォースメント
を含む補強手段の前後方向中央部にはサスタワーが設け
られており、リヤピラーの下端部がサイドシルに結合さ
れているので、サスタワーに作用する荷重は補強手段を
介してリヤピラーからサイドシルに分散され、サスタワ
ーの倒れを防止して走行安定性を向上すると共に、車体
の振動を防止して静粛性が向上することとなる。
【0021】請求項の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0022】即ち、自動車追突時において、ベルトライ
ンレインフォースメントとクォータパネルとによって構
成される補強手段が、車体前方部位における車外側に形
成された上下方向の前部ビードと、前記補強手段の車体
後方部位における車室側に形成された上下方向の後部ビ
ードとの折れモードコントロール作用によって、上方か
ら見て車体前部側と車体後部側とで互いに反対方向に折
曲変形せしめられるため、補強手段における車体前後方
向変形量が大きくとれることとなって、追突衝撃力の吸
収が効果的になされる。
【0023】そして、自動車追突時において、補強手段
が、上方から見てサスタワー配設部位を中心として車体
前部側と車体後部側とで互いに反対方向に折曲変形せし
められることとなる。
【0024】また、ベルトラインレインフォースメント
を含む補強手段の前後方向中央部にはサスタワーが設け
られており、リヤピラーの下端部がサイドシルに結合さ
れているので、サスタワーに作用する荷重は補強手段を
介してリヤピラーからサイドシルに分散され、サスタワ
ーの倒れを防止して走行安定性を向上すると共に、車体
の振動を防止して静粛性が向上することとなる。
【0025】請求項あるいはの発明では、上記手段
によって次のような作用が得られる。
【0026】即ち、自動車追突時において、補強手段か
前方移動しようとする時の力が、補強板によって受け止
められることとなり、ドア開口部の変形が防止されるこ
ととなる。
【0027】請求項あるいはの発明では、上記手段
によって次のような作用が得られる。
【0028】即ち、自動車追突時において、サイレンサ
ーのつぶれ残りによってサイドシルに作用する車体前方
への荷重よるサイドシルの折れが補強部材による剛性強
化作用により防止されることとなる。
【0029】請求項の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0030】即ち、自動車追突時において、ベルトライ
ンレインフォースメントとクォータパネルとによって構
成される補強手段が、車体前方部位における車室側に形
成された上下方向の前部ビードと、前記補強手段の車体
後方部位における車室側に形成された上下方向の後部ビ
ードとの折れモードコントロール手段によって上方から
見て車体前部側と車体後部側とで同一方向に折曲変形せ
しめられるため、補強手段における車体前後方向変形量
が大きくとれることとなって、追突衝撃力の吸収が効果
的になされる。
【0031】また、自動車追突時において、補強手段
が、上方から見てサスタワー配設部位を中心として車体
前部側と車体後部側とで同一方向に折曲変形せしめられ
ることとなる。
【0032】そして、ベルトラインレインフォースメン
トを含む補強手段の前後方向中央部にはサスタワーが設
けられており、リヤピラーの下端部がサイドシルに結合
されているので、サスタワーに作用する荷重は補強手段
を介してリヤピラーからサイドシルに分散され、サスタ
ワーの倒れを防止して走行安定性を向上すると共に、車
体の振動を防止して静粛性が向上することとなる。
【0033】請求項の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0034】即ち、自動車追突時において、ベルトライ
ンレインフォースメントとクォータパネルとによって構
成される補強手段が、車体前方部位における車外側に形
成された上下方向の前部ビードと、前記補強手段の車体
後方部位における車外側に形成された上下方向の後部ビ
ードとの折れモードコントロール作用によって、上方か
ら見て車体前部側と車体後部側とで同一方向に折曲変形
せしめられるため、補強手段における車体前後方向変形
量が大きくとれることとなって、追突衝撃力の吸収が効
果的になされる。
【0035】また、自動車追突時において、補強手段
が、上方から見てサスタワー配設部位を中心として車体
前部側と車体後部側とで同一方向に折曲変形せしめられ
ること となる。
【0036】そして、ベルトラインレインフォースメン
トを含む補強手段の前後方向中央部にはサスタワーが設
けられており、リヤピラーの下端部がサイドシルに結合
されているので、サスタワーに作用する荷重は補強手段
を介してリヤピラーからサイドシルに分散され、サスタ
ワーの倒れを防止して走行安定性を向上すると共に、車
体の振動を防止して静粛性が向上することとなる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前端がリヤピ
ラーに結合され、車体前後方向に延びるベルトラインレ
インフォースメントと、車体内壁を構成するクォータパ
ネルとにより閉断面構造とされた補強手段を備えた自動
車の後部車体構造において、前記補強手段に、自動車追
突時に該補強手段を上方から見て車体前部側と車体後部
側とで互いに反対方向に折曲変形させる折れモードコン
トロール手段を設けて、自動車追突時において、補強手
段が上方から見て車体前部側と車体後部側とで互いに反
対方向に折曲変形せしめられるようにしたので、補強手
段における車体前後方向変形量か大きくとれることとな
る結果、追突衝撃力の吸収が効果的になされることとな
り、ドア開口部の変形を可及的に防止することができる
という優れた効果がある。
【0038】また、折れモードコントロール手段を、補
強手段の車体前方部位における車室側に形成された上下
方向の前部ビードと、補強手段の車体後方部位における
車外側に形成された上下方向の後部ビードとによって構
成したので、追突時における補強手段の折曲変形(即
ち、折れモードコントロール)がビードを形成するとい
う簡易な構成により達成できるという優れた効果があ
る。
【0039】さらに、補強手段における車体前後方向中
央部に、サスペンション装置上端を支持するためのサス
タワーを設けて、自動車追突時において、補強手段が上
方から見てサスタワー配設部位を中心として車体前部側
と車体後部側とで互いに反対方向に折曲変形せしめられ
るようにしたので、補強手段の折れモードコントロール
か円滑に行えるとともに、サスタワーの前方移動を可及
的に小さくできるという優れた効果がある。
【0040】そして、リヤピラーの下端部がサイドシル
に結合されているので、サスタワーに作用する荷重が補
強手段を介してリヤピラーからサイドシルに分散され、
サスタワーの倒れを防止し走行安定性を向上させると共
に、車体の振動を防止して静粛化を図ることができる。
【0041】請求項2の発明によれば、上記課題を解決
するための手段として、前端がリヤピラーに結合され、
車体前後方向に延びるベルトラインレインフォースメン
トと、車体内壁を構成するクォータパネルとにより閉断
面構造とされた補強手段を備えた自動車の後部車体構造
において、折れモードコントロール手段を、補強手段の
車体前方部位における車外側に形成された上下方向の前
部ビードと、補強手段の車体後方部位における車室側に
形成された上下方向の後部ビードとによって構成し、補
強手段における車体前後方向中央部に、サスペンション
装置上端を支持するためのサスタワーを設けたので、上
記請求項1と同様の効果を得ることができる。
【0042】なお、請求項2の発明によれば、補強手段
の車体前部側が車室側に形成されたビードによって車外
側に折曲変形せしめられることとなっているので、ドア
開口部の後縁が車室側に向かうこととなり、ドア開口部
が変形したとしても、ドアとの干渉が効果的に回避でき
るという効果もある。
【0043】請求項の発明によれば、上記課題を解決
するための手段として、請求項1又は2記載の自動車の
後部車体構造において、補強手段の前方に、ドア開口部
を補強するための補強板を取り付けて、自動車追突時に
おいて、補強手段が前方移動しようとする時の力を、補
強板によって受け止めるようにしたので、補強手段の折
れモードコントロールによる追突衝撃力の効果的吸収と
相まって、ドア開口部の変形がより一層防止できるとい
う優れた効果がある。
【0044】請求項の発明によれば、請求項1又は2
記載の自動車の後部車体構造において、サイレンサーが
配設されている側に位置するサイドシル後部に、サイド
シルの車体前後方向剛性を強化する補強部材を設けて、
自動車追突時において、サイレンサーのつぶれ残りによ
ってサイドシルに作用する車体前方への荷重よるサイド
シルの折れを防止し得るようにしたので、補強手段の折
れモードコントロールによる追突衝撃力の効果的吸収と
相まって、ドア開口部の変形をより一層確実に防止する
ことができるという優れた効果がある.請求項の発明
によれば、前端がリヤピラーに結合され、車体前後方向
に延びるベルトラインレインフォースメントと、車体内
壁を構成するクォータパネルとにより閉断面構造とされ
た補強手段を備えた自動車の後部車体構造において、前
記補強手段に、自動車追突時に該補強手段を上方から見
て車体前部側と車体後部側とで同一方向に折曲変形させ
る折れモードコントロール手段を設けて、自動車追突時
において、補強手段が上方から見て車体前部側と車体後
部側とで同一方向に折曲変形せしめられるようにしたの
で、補強手段における車体前後方向変形量か大きくとれ
ることとなる結果、追突衝撃力の吸収が効果的になされ
ることとなり、吸収ドア開口部の変形を可及的に防止す
ることができるという優れた効果がある。
【0045】また、折れモードコントロール手段を、補
強手段の車体前方部位における車室側に形成された上下
方向の前部ビードと、補強手段の車体後方部位における
車室側に形成された上下方向の後部ビードとによって構
成したので、追突時における補強手段の折曲変形(即
ち、折れモードコントロール)がビードを形成するとい
う簡易な構成により達成できるという優れた効果があ
る。
【0046】さらに、補強手段における車体前後方向中
央部に、サスペンション装置上端を支持するためのサス
タワーを設けて、自動車追突時において、補強手段が上
方から見てサスタワー配設部位を中心として車体前部側
と車体後部側とで互いに反対方向に折曲変形せしめられ
るようにしたので、補強手段の折れモードコントロール
か円滑に行えるとともに、サスタワーの前方移動を可及
的に小さくできるという優れた効果がある。
【0047】そして、リヤピラーの下端部がサイドシル
に結合されているので、サスタワーに作用する荷重が補
強手段を介してリヤピラーからサイドシルに分散され、
サスタワーの倒れを防止し走行安定性を向上させると共
に、車体の振動を防止して静粛化を図ることができる。
【0048】請求項の発明によれば、前端がリヤピラ
ーに結合され、車体前後方向に延びるベルトラインレイ
ンフォースメントと、車体内壁を構成するクォータパネ
ルとにより閉断面構造とされた補強手段を備えた自動車
の後部車体構造において、折れモードコントロール手段
を、補強手段の車体前方部位における車外側に形成され
た上下方向の前部ビードと、補強手段の車体後方部位に
おける車外側に形成された上下方向の後部ビードとによ
って構成したので、上記請求項5と同様の効果を得るこ
とができる。
【0049】なお、請求項の発明によれば、補強手段
の車体前部側が車室側に形成されたビードによって車外
側に折曲変形せしめられることとなっているので、ドア
開口部の後縁が車室側に向かうこととなり、ドア開口部
か変形したとしても、ドアとの干渉が効果的に回避でき
るという効果もある。
【0050】請求項の発明によれば、請求項5又は6
記載の自動車の後部車体構造において、補強手段の前方
に、ドア開口部を補強するための補強板を取り付けて、
自動車追突時において、補強手段が前方移動しようとす
る時の力を、補強板によって受け止めるようにしたの
で、補強手段の折れモードコントロールによる追突衝撃
力の効果的吸収と相まって、ドア開口部の変形がより一
層防止できるという優れた効果がある。
【0051】請求項の発明によれば、請求項5又は6
記載の自動車の後部車体構造において、サイレンサーが
配設されている側に位置するサイドシル後部に、サイド
シル後部の車体前後方向剛性を強化する補強部材を設け
て、自動車追突時において、サイレンサーのつぶれ残り
によってサイドシルに作用する車体前方への荷重よるサ
イドシルの折れを防止し得るようにしたので、補強手段
の折れモードコントロールによる追突衝撃力の効果的吸
収と相まって、ドア開口部の変形をより一層確実に防止
することができるという優れた効果がある。
【0052】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本願発明の幾つ
かの好適な実施例を説明する。
【0053】実施例1 図1ないし図9には、本願発明の実施例1にかかる自動
車の後部車体構造が示されている。本実施例は、請求項
1、3および4の発明に対応するものである。
【0054】本実施例の自動車の後部車体構造において
は、図1および図2に示すように、車体1の後部におけ
る内壁を構成するクォータパネル2のベルトライン部に
沿ってベルトラインレインフォースメント3が配設さ
れ、該ベルトラインレインフォースメント3の前端がリ
ヤピラーの一部を構成するリヤピラーレインフォースメ
ント4に結合され、該リヤビラーレインフォースメント
4の下端がサイドシル5に結合された構成とされてい
る。
【0055】そして、前記ベルトラインレインフォース
メント3は、車体前後方向に延びる断面ハット状の部材
からなっており、前記クォータパネル2との接合によっ
て閉断面構造の補強手段6を構成することとなっている
(図3ないし図5参照)。
【0056】前記補強手段6における車体前後方向中央
部には、サスペンション装置(図示省略)の上端を支持
するためのサスタワー7か設けられている。該サスタワ
ー7は、前記クォータパネル2の一部と、該クォータパ
ネル2の車外側にあって、下端をクォータパネル2に、
上端を前記ベルトラインレインフォースメント3に接合
されたサスタワーレインフォースメント8とによって閉
断面構造とされている(図4参照)。
【0057】そして、前記クォータパネル2において前
記補強手段6を構成する部分は、前記サスタワー7から
前方部位においては車室側に膨らんだ形状とされてい
る。つまり、前記補強手段6は、車体後部のベルトライ
ン部において前後方向に延びる筒状体とされているので
ある。
【0058】しかして、前記補強手段6には、前記サス
タワー7よリ前方部位においては車室側(即ち、クォー
タパネル2)に上下方向に延びる複数の前部ビード9,
9が、前記サスタワー7より後方部位においては車外側
(即ち、ベルトラインレインフォースメント3)に上下
方向に延びる複数の後部ビード10,10・・がそれぞ
れ形成されている。これらのビード9,9および10,
10・・は、クォータパネル2およびベルトラインレイ
ンフォースメント3をそれぞれ凹陥せしめることによっ
て形成されており、自動車追突時に補強手段6を、サス
タワー7より前方部位では車外側に、サスタワー7より
後方部位では車室側にそれぞれ折曲変形させる(即ち、
上方から見て車体前部側と車体後部側とで互いに反対方
向に折曲させる)折れモードコントロール手段として作
用することとなっている。
【0059】なお、本実施例においては、前部ビード
9,9は、後方側に位置するものか前方側に位置するも
のより大きくされており、このことにより自動車追突時
においては、補強手段6におけるサスタワー7の前方部
位では、後方側に位置するビード9、前方側に位置する
ビード9の順序で折曲変形していくこととなる。また、
後部ビード10,10・・は、前方側に位置する二つが
後方側に位置する二つより大きくされており、このこと
により自動車追突時においては、補強手段6におけるサ
スタワー7の後方部位では、前方側に位置するビード1
0,10、後方側に位置するビード10,10の順序で
折曲変形していくこととなる。
【0060】また、本実施例においては、車体後部の外
板を構成するリヤフェンダーパネル11の前端部11a
は、ドア開口部12の後縁を構成しており、該リヤフェ
ンダーパネル前端部11aには、斜め外向きの傾斜面1
3が形成されている。そして、前記リヤフェンダーパネ
ル前端部11aの内面側には、前記ベルトラインレイン
フォースメント3の前端と対向する位置に前記ドア開口
部12を補強するための補強板14が接合されている
(図7参照)。該補強板14は、自動車追突時におい
て、補強手段6か前方移動しようとする時の力を受け止
める作用をなす。符号15はドアである。
【0061】さらに、本実施例の場合、図9に示すよう
に、車体1底部における後方部位には、車輻方向一側に
排気系機器の一部を構成するサイレンサー16が配設さ
れている。符号17はパワーユニット、18は排気管、
19は車輪である。
【0062】前記サイドシル5は、図6に示すように、
閉断面を形成すべく互いに接合されるサイドシルインナ
20およびサイドシルアウタ21からなっており、該サ
イドシルインナ20とサイドシルアウタ21との間に
は、両者間の閉断面を2分割するサイドシルレインフォ
ースメント22が介設されている。通常、このサイドシ
ルレインフォースメント22は、サイドシル5における
ドア開口部12に対応する部分にだけ形成されている。
【0063】しかして、本実施例においては、サイレン
サー16が配設されている側のサイドシル5におけるサ
イドシルレインフォースメント22には、リヤピラーレ
インフォースメント4との結合部位後方にまで延設され
た延設部22aが形成されており、該延設部22aによ
ってサイドシル5後部における車体前後方向剛性を強化
する構成とされている。つまり、本実施例においては、
サイドシルレインフォースメント延設部22aが、サイ
ドシル5の後部における車体前後方向剛性を強化する補
強部材とされているのである。なお、サイレンサー16
を二つもつタイプの自動車の場合、両方のサイドシルレ
インフォースメント22に延設部22aを形成する。
【0064】上記のように構成された自動車の後部車体
構造は、次のように作用する。
【0065】自動車追突時においては、ベルトラインレ
インフォースメント3とクォータパネル2とによって構
成される補強手段6は、その後部が座屈変形するととも
に、サスタワー7より後方部位では前側に位置するビー
ド10,10、後側に位置するビード10,10の順序
で折曲変形し、同時にサスタワー7より前方部位では後
側に位置するビード9、前側に位置するビード9の順序
で折曲変形することとなって、図1に符号6’で示すよ
うに、サスタワー7より後方では車室側に湾曲し、サス
タワー7より前方側では車外側に湾曲するS字状変形を
示す。従って、補強手段6における車体前後方向変形量
が大きくとれることとなり、追突衝撃力が効果的に吸収
される。その結果、補強手段6の前端の前方移動が可及
的に抑制されることとなり、ドア開口部12の変形が抑
えられるのである。この時、サスタワー7は、図1に符
号7’で示すように、補強手段6においてサスタワー7
より前方部位が変形した分だけ前方移動することとなる
ため、その前方移動量も極めて小さいものとなる。
【0066】ちなみに、折れモードコントロール手段を
有しない従来例の場合には、追突時においては、補強手
段6の後部のみが、図1に符号6’で示すように、座屈
変形するに止どまるため、追突衝撃吸収が不十分となっ
て、補強手段6の前端が大きく前方に移動することとな
る。従って、ドア開口部12の変形量が大きくなること
となるのである。また、補強手段6の前後方向変形量が
本実施例の場合に比べて変形量差ΔDだけ小さく抑えら
れるため、該変形量差ΔDに相当する寸法だけサスタワ
ー7が、図1に符号7”で示すように、大きく前方に移
動することとなる。
【0067】つまり、本実施例の場合、従来例のものに
比べて、ドア開口部12の変形量およびサスタワー7の
前方移動量を大幅に小さくできるのである。
【0068】また、本実施例の場合、補強手段6におけ
るサスタワー7よリ前方部位が、追突時に車外側に湾曲
する変形特性を示すところがら、補強手段6の前端は内
向き状態となり、たとえドア開口部12が少し変形した
としても、ドア15との干渉が回避できるのである。
【0069】さらに、本実施例の場合、リヤフェンダー
パネル前端部11aに、斜め外向きの傾斜面13を形成
し且つリヤフェンダーバネル前端部11aの内面側に、
前記ベルトラインレインフォースメント3の前端と対向
する位置にドア開口部12を補強するための補強板14
を接合しているため、追突時に補強手段6が前方移動す
るに際して、補強手段6が前方移動しようとする時のカ
か補強板14によって受け止められるとともに、補強手
段6の折曲変形に伴うリヤフェンダー11の車室側への
変形か容易となり(図8参照)、ドア15との干渉回避
がより効果的に図れることとなる。
【0070】さらにまた、追突時において、サイレンサ
ー16がつぶれ残ると、図9に鎖線で示すように、サイ
レンサー16が無い側に比べてサイレンサー16が有る
側の車体1の変形量か小さくなって、サイレンサー16
が有る側のサイドシル5に対して大きな体前方荷重がか
かることとなるが、本実施例の場合、サイドシル5の後
部がサイドシルレインフォースメント延設部22aによ
って剛性強化されているため、前記前方荷重に十分耐え
得ることとなり、サイドシル5の折れか防止できるので
ある。従って、リヤピラーレインフォースメント4の前
方移動が抑制されることとなるのである。
【0071】実施例2 図10には、本願発明の実施例2にかかる自動車の後部
車体構造が示されている。木実施例は、請求項2、3お
よび4の発明に対応するものである。
【0072】本実施例の場合、補強手段6には、サスタ
ワー7より前方部位においては車外側(即ち、ベルトラ
インレインフォースメント3)に上下方向に延びる複数
の前部ビード9,9が形成され、サスタワー7より後方
部位においては車室側(即ち、クォータパネル2)に上
下方向に延びる複数の後部ビード10,10・・が形成
されている。つまり、本実施例の場合、ベルトラインレ
インフォースメント3に形成された前部ビード9,9
と、クォータパネル2に形成された後部ビード10,1
0・・とによって、自動車追突時に補強手段6を、サス
タワー7より前方部位では車室側に、サスタワー7より
後方部位では車外側にそれぞれ折曲変形させる(即ち、
上方から見て車体前部側と車体後部側とで互いに反対方
向に折曲させる)折れモードコントロール手段を構成す
ることとなっているのである。
【0073】このように構成したことにより、本実施例
の場合、自動車追突時においては、補強手段6は、図1
0に符号6’で示すように、サスタワー7より前方部位
では車室側に、サスタワー7より後方部位では車外側に
それぞれ折曲変形せしめられることとなり、補強手段6
における車体前後方向変形量を大きくとれることとなっ
ているのである。その他の構成および作用効果は実施例
1と同様なので説明を省略する。
【0074】実施例3 図11には、本願発明の実施例3にかかる自動車の後部
車体構造が示されている。本実施例は、請求項5、7お
よび8の発明に対応するものである。
【0075】本実施例の場合、補強手段6には、サスタ
ワー7より前方部位においては車室側(即ち、クォータ
パネル2)に上下方向に延びる複数の前部ビード9,9
が形成され、サスタワー7より後方部位においては車室
側(即ち、クォータパネル2)に上下方向に延びる複数
の後部ビード10,10・・が形成されている。つま
り、本実施例の場合、クォータパネル2に形成された前
部ビード9,9および後部ビード10,10・・によっ
て、自動車追突時に補強手段6を、サスタワー7より前
方部位および後方部位において車外側にそれぞれ折曲変
形させる(即ち、上方から見て車体前部側と後部側とで
同一方向に折曲させる)折れモードコントロール手段を
構成することとなっているのである。
【0076】このように構成したことにより、本実施例
の場合、自動車追突時においては、補強手段6は、図1
1に符号6’で示すように、サスタワー7より前方部位
および後方部位で車外側にそれぞれ折曲変形せしめられ
ることとなり、補強手段6における車体前後方向変形量
を大きくとれることとなっているのである。その他の構
成および作用効果は実施例1と同様なので説明を省略す
る。
【0077】実施例4 図12には、本願発明の実施例4にかかる自動車の後部
車体構造が示されている。本実施例は、請求項6、7お
よび8の発明に対応するものである。
【0078】本実施例の場合、補強手段6には、サスタ
ワー7より前方部位においては車外側(即ち、ベルトラ
インレインフォースメント3)に上下方向に延びる複数
の前部ビード9,9が形成され、サスタワー7よリ後方
部位においては車外側(即ち、ベルトラインレインフォ
ースメント3)に上下方向に延びる複数の後部ビード1
0,10・・が形成されている。つまり、本実施例の場
合、ベルトラインレインフォースメント3に形成された
前部ビード9,9および後部ビード10,10・・によ
って、自動車追突時に補強手段6を、サスタワー7より
前方部位および後方部位において車室側にそれぞれ折曲
変形させる(即ち、上方から見て車体前部側と後部側と
で同一方向に折曲させる)折れモードコントロール手段
を構成することとなっているのである。
【0079】このように構成したことにより、本実施例
の場合、自動車追突時においては、補強手段6は、図1
2に符号6’で示すように、サスタワー7より前方部位
および後方部位で車室側にそれぞれ折曲変形せしめられ
ることとなり、補強手段6における車体前後方向変形量
を大きくとれることとなっているのである。その他の構
成および作用効果は実施例1と同様なので説明を省略す
る。
【0080】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる自動車の後部車体
構造を示す要部横断面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかる後部車体構造を有
する自動車の後部側面図である。
【図3】図2のIII-III拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV拡大断面図である。
【図5】図2のV−V拡大断面図である。
【図6】図2のVI−VI拡大断面図である。
【図7】本願発明の実施例1にかかる自動車の後部車体
構造におけるドア開口部の要部を示す拡大横断面図であ
る。
【図8】自動車追突時におけるドア開口部の変形状態を
示す図7相当図である。
【図9】本願発明の実施例1にかかる後部車体構造を有
する自動車の模式平面図である。
【図10】本願発明の実施例2にかかる自動車の後部車
体構造を示す要部横断面図である。
【図11】本願発明の実施例3にかかる自動車の後部車
体構造を示す要部横断面図である。
【図12】本願発明の実施例4にかかる自動車の後部車
体構造を示す要部横断面図である。
【符号の説明】
1は車体、2はクォータパネル、3はベルトラインレイ
ンフォースメント、4はリヤピラー(リヤピラーレイン
フォースメント)、5はサイドシル、6は補強手段、7
はサスタワー、9は折れモードコントロール手段(前部
ビード)、10は折れモードコントロール手段(後部ビ
ード)、11はリヤフェンダーパネル、11aは前端
部、12はドア開口部、14は補強板、15はドア、1
6はサイレンサー、22はサイドシルレインフォースメ
ント、22aは補強部材(サイドシルレインフォースメ
ント延設部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/15 B62D 25/02 B62D 25/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端がリヤピラーに結合され、車体前後
    方向に延びるベルトラインレインフォースメントと、車
    体内壁を構成するクォータパネルとにより閉断面構造と
    された補強手段を備えた自動車の後部車体構造であっ
    て、 前記補強手段には、自動車追突時に該補強手段を上方か
    ら見て車体前部側と車体後部側とで互いに反対方向に折
    曲変形させる折れモードコントロール手段が設けられ、前記折れモードコントロール手段は、前記補強手段の車
    体前方部位における車室側に形成された上下方向の前部
    ビードと、前記補強手段の車体後方部位における車外側
    に形成された上下方向の後部ビードとによって構成さ
    れ、 前記補強手段における車体前後方向中央部には、サスペ
    ンション装置上端を支持するためのサスタワーが設けら
    れ、 前記リヤピラーの下端部がサイドシルに結合されている
    ことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 前端がリヤピラーに結合され、車体前後
    方向に延びるベルトラインレインフォースメントと、車
    体内壁を構成するクォータパネルとにより閉断面構造と
    された補強手段を備えた自動車の後部車体構造であっ
    て、 前記補強手段には、自動車追突時に該補強手段を上方か
    ら見て車体前部側と車体後部側とで互いに反対方向に折
    曲変形させる折れモードコントロール手段が設けられ、 前記折れモードコントロール手段が、前記補強手段の車
    体前方部位における車外側に形成された上下方向の前部
    ビードと、前記補強手段の車体後方部位における車室側
    に形成された上下方向の後部ビードとによって構成さ
    れ、前記補強手段における車体前後方向中央部には、サスペ
    ンション装置上端を支持するためのサスタワーが設けら
    れ、 前記リヤピラーの下端部がサイドシルに結合されている
    ことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  3. 【請求項3】 前記補強手段の前方には、ドア開口部を
    補強するための補強板が取り付けられていることを特徴
    とする前記請求項1又は2記載の自動車の後部車体構
    造。
  4. 【請求項4】 イレンサーが配設されている側に位置
    するサイドシル後部には、サイドシル後部の車体前後方
    向剛性を強化する補強部材か設けられていることを特徴
    とする前記請求項1又は2記載の自動車の後部車体構
    造。
  5. 【請求項5】 前端がリヤピラーに結合され、車体前後
    方向に延びるベルトラインレインフォースメントと、車
    体内壁を構成するクォータパネルとにより閉断面構造と
    された補強手段を備えた自動車の後部車体構造であっ
    て、 前記補強手段には、自動車追突時に該補強手段を上方か
    ら見て車体前部側と車体後部側とで同一方向に折曲変形
    させる折れモードコントロール手段が設けられ、前記折れモードコントロール手段が、前記補強手段の単
    体前方部位における車室側に形成された上下方向の前部
    ビードと、前記補強手段の車体後方部位における車室側
    に形成された上下方向の後部ビードとによって構成さ
    れ、 前記補強手段における車体前後方向中央部には、サスペ
    ンション装置上端を支持するためのサスタワーが設けら
    れ、 前記リヤピラーの下端部がサイドシルに結合されている
    ことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  6. 【請求項6】 前端がリヤピラーに結合され、車体前後
    方向に延びるベルトラインレインフォースメントと、車
    体内壁を構成するクォータパネルとにより閉断面構造と
    された補強手段を備えた自動車の後部車体構造であっ
    て、 前記補強手段には、自動車追突時に該補強手段を上方か
    ら見て車体前部側と車体後部側とで同一方向に折曲変形
    させる折れモードコントロール手段が設けられ、 前記折れモードコントロール手段が、前記補強手段の車
    体前方部位における車外側に形成された上下方向の前部
    ビードと、前記補強手段の車体後方部位における車外側
    に形成された上下方向の後部ビードとによって構成さ
    れ、前記補強手段における車体前後方向中央部には、サスペ
    ンション装置上端を支持するためのサスタワーが設けら
    れ、 前記リヤピラーの下端部がサイドシルに結合されている
    ことを特徴とする自動 車の後部車体構造。
  7. 【請求項7】 前記補強手段の前方には、ドア開口部を
    補強するための補強板が取り付けられていることを特徴
    とする前記請求項5又は6記載の自動車の後部車体構
    造。
  8. 【請求項8】 イレンサーか配設されている側に位置
    するサイドシル後部には、サイドシル後部の車体前後方
    向剛性を強化する補強部材が設けられていることを特徴
    とする前記請求項5又は6記載の自動車の後部車体構
    造。
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