JP2001130450A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JP2001130450A
JP2001130450A JP31362199A JP31362199A JP2001130450A JP 2001130450 A JP2001130450 A JP 2001130450A JP 31362199 A JP31362199 A JP 31362199A JP 31362199 A JP31362199 A JP 31362199A JP 2001130450 A JP2001130450 A JP 2001130450A
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JP
Japan
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dash
apron
panel
side member
dash panel
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JP31362199A
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English (en)
Inventor
Koji Uchida
浩司 内田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車に前方からの過大入力があったと
き、これに対するエネルギ吸収効率を高めた車体前部構
造を提供する。 【解決手段】 車体の横幅方向に延びるダッシュパネル
3の両端に、車体の前後方向に延びるエプロンサイドメ
ンバ1を設けるとともに、このエプロンサイドメンバ1
の側方にエプロンパネル6を設け、このエプロンパネル
6を膨出させてストラットタワー7とホイールハウス8
とを形成した自動車の車体前部構造において、ダッシュ
パネル3のエプロンサイドメンバ1への取付位置の近傍
に、ダッシュメンバ10を設けた。ダッシュメンバ10
がダッシュパネル3の剛性を高めるので、エプロンサイ
ドメンバ1を強固に受け止めることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車や荷客兼用
車に適用する自動車の車体前部構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車や貨客兼用車の車体前部の一般的
な構造を、図7について説明する。1はエプロンサイド
メンバで、断面方形のもの2本が、間隔を置いて車体前
後方向に延びているものである。このエプロンサイドメ
ンバの後端下部には、メンバロアアーム2が取付けられ
ている。そして、エプロンサイドメンバ1の後端部に
は、垂直に、ダッシュパネル3が設けられ、その上部に
はカウルメンバ4が設けられている。カウルメンバ4の
上部両側にはフロントピラー5が設けられる。
【0003】エプロンサイドメンバ1の外側にはエプロ
ンパネル6が設けられており、このエプロンパネル6と
ダッシュパネル3とでエンジンルームの外郭が形成され
る。エプロンパネル6の下部は膨出させてあり、ストラ
ットタワー7とホイールハウス8が形成されている。ス
トラットタワー7の内部には、図示しないがストラット
バーが収容され、その上端は、ストラットブラケット9
に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構造において、車
両の整備が完全であるにもかかわらず、運転者の不注意
等によって物体あるいは他の車両に正面から衝突をした
ような場合には、その衝突荷重は、最初にエプロンサイ
ドメンバ1に入力される。このエプロンサイドメンバ1
が取付けられているダッシュパネル3の部分は断面を持
たない平板であり、大きな荷重に耐えることができない
構造となっていることから、エプロンサイドメンバ1に
発生する荷重を効率良く吸収することができない。ま
た、ダッシュパネル3の変形も大きくなる。
【0005】本発明と同一の技術分野における先行技術
としては、特開平5−319309号公報に開示された
ものがある。この発明は、車両前後方向に沿った大きな
機械的負荷に対する耐力性を高めるため、フロントサイ
ドメンバに車両の前後方向に沿った連結面を設け、ダッ
シュパネルには車両の前後方向に沿うと共に、前記連結
面と略同一面上にパネル面を設けたものである。この構
造で、フロントサイドメンバに加わった車両前後方向の
機械的負荷がスムーズにダッシュパネルに伝達されるこ
とになる。
【0006】また、先行技術の他の例として、特開平1
0−316026号公報に開示されたものがある。この
発明は、サスタワーの後側上部に一端が接合され、かつ
他端がカウル部とダッシュパネルとの間に挟持される補
強部材を設けたものである。これにより、サスタワーの
後側端部がダッシュパネルに接合されるため、フロント
サスペンションからの入力荷重がサスタワー及び補強部
材を介してダッシュパネル及びカウル部で受けられるの
で、高い捩れ剛性を得ることができ、ボデーの振動低減
と操縦安定性が得られるものである。
【0007】本発明は、上記先行技術とは異なる構成、
すなわちダッシュパネルの周囲にダッシュメンバを取付
ける構造によって、正面から大きな荷重を受けても、こ
れに耐えることができる自動車の車体前部構造を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、請求項1に記載された発明は、
車体の横幅方向に延びるダッシュパネルの両端に、車体
の前後方向に延びるエプロンサイドメンバを設けるとと
もに、該エプロンサイドメンバの側方にエプロンパネル
を設け、該エプロンパネルを膨出させてストラットタワ
ーとホイールハウスとを形成した自動車の車体前部構造
において、前記ダッシュパネルのエプロンサイドメンバ
への取付位置の近傍に、ダッシュメンバを設けたことを
特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載したものにおいて、前記ダッシュメンバの上端
を前記ストラットタワーの上端のストラットブラケット
の位置まで延ばし、下端は前記ダッシュパネルの下部の
メンバロアアームの下部に接続したことを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載した発明は、請求項
1に記載したものにおいて、前記ダッシュメンバを、前
記ストラットタワーとホイールハウスの内部に設けたこ
とを特徴とする。
【0011】さらに、請求項4に記載した発明は、請求
項1に記載したものにおいて、前記ダッシュメンバの横
断面形状を、ストラットタワーの内部ではL字状に形成
し、ホイールハウス部ではコ字状に形成したことを特徴
とする。
【0012】このような構成とすれば、ダッシュパネル
へのエプロンサイドメンバの取付位置の近傍に設けたダ
ッシュメンバが、車体前方からの過大負荷に対してエプ
ロンサイドメンバを支えるので、ここでエネルギが吸収
される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図7と同
一部分について示す図1について説明する。本発明のも
のは、ダッシュパネル3へのエプロンサイドメンバ1の
取付位置の近傍に、ダッシュメンバ10が設けてある
(図1のA−A断面を示した図2とB−B断面を示した
図3参照)。このダッシュメンバ10の一部は、図1に
破線で示すように、ストラットタワー7とホイールハウ
ス8の内部に設けられている。なお、図2ないし図5に
符号11で示すものはダッシュサイドパネルであり、図
4と図5に符号12で示すものはダッシュロアクロスメ
ンバである。
【0014】ダッシュメンバ10の横断面形状は、図1
のC−C断面を示した図4に示すように、ストラットタ
ワー7の内部ではL字状に形成されており、図1のD−
D断面を示した図5に示すように、ホイールハウス8の
部分ではコ字状に形成されている。図1ないし図3に示
すように、ダッシュメンバ10の上端はストラットタワ
ー7の上端のストラットブラケット9の位置まで延ばし
てあり、下端はダッシュパネル3の下部のメンバロアア
ーム2の下部に接続してある。
【0015】このように、ダッシュパネル3の周囲にダ
ッシュメンバ10を取付けることにより、従来の平板の
ダッシュパネルに対し、ダッシュパネル3自体の強度が
著しく向上することになる。このため、車両の前方から
過大入力を受けたとき、その荷重はエプロンサイドメン
バ1からダッシュパネル3に伝わるが、このダッシュパ
ネル3がこれを十分に受け止めるので、エプロンサイド
メンバ1が変形してダッシュパネル3を後方に移動させ
ずにエネルギの吸収をすることが可能になる。衝突の最
後の過程でダッシュパネル3の周辺まで変形が及ぶ場合
はダッシュメンバ10が変形し、エネルギを吸収する。
【0016】図6は、本発明の実施の形態の他の例を示
すものである。この実施の形態では、ダッシュパネル3
の周囲に、エンジンルーム側ではなく、乗員室側からダ
ッシュメンバ10を取付けてある。符号13で示すもの
はフロアパネルである。この構造においても、ダッシュ
パネル3の剛性が従来のものより高くなるので、前方か
らの過大入力によってダッシュパネル3が変形するのを
効果的に防止できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような自動車の
車体前部構造であるから、請求項1ないし4に記載した
構成により、ダッシュメンバがエプロンサイドメンバ取
付部分近傍のダッシュパネルの強度を高めるので、ダッ
シュパネルの剛性が従来のものより向上する。これによ
り、自動車が前方から大きな荷重を受けたときのエネル
ギを効率よく吸収できることになる。ダッシュメンバに
よりダッシュパネルの周囲の剛性が上がるので、ダッシ
ュパネルの後方への移動量が減少する。衝撃荷重が大き
く、ダッシュパネルを変形させるような状況になると、
ダッシュメンバも変形してそのエネルギを吸収する。エ
ンジンルームを狭くすることがないので、エンジンの後
方移動量を確保でき、客室空間を減らすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う部分の断面を示す概略図
である。
【図3】図1のB−B線に沿う部分の断面を示す概略図
である。
【図4】図1のC−C線に沿う部分の断面を示す概略図
である。
【図5】図1のD−D線に沿う部分の断面を示す概略図
である。
【図6】本発明の実施の形態の他の例を示す斜視図であ
る。
【図7】従来構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドメンバ 2 メンバロアアーム 3 ダッシュパネル 6 エプロンパネル 7 ストラットタワー 8 ホイールハウス 9 ストラットブラケット 10 ダッシュメンバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の横幅方向に延びるダッシュパネル
    の両端に、車体の前後方向に延びるエプロンサイドメン
    バを設けるとともに、該エプロンサイドメンバの側方に
    エプロンパネルを設け、該エプロンパネルを膨出させて
    ストラットタワーとホイールハウスとを形成した自動車
    の車体前部構造において、前記ダッシュパネルのエプロ
    ンサイドメンバへの取付位置の近傍に、ダッシュメンバ
    を設けたことを特徴とする自動車の車体前部構造。
  2. 【請求項2】 前記ダッシュメンバの上端を前記ストラ
    ットタワーの上端のストラットブラケットの位置まで延
    ばし、下端は前記ダッシュパネルの下部のメンバロアア
    ームの下部に接続したことを特徴とする請求項1に記載
    の自動車の車体前部構造。
  3. 【請求項3】 前記ダッシュメンバを、前記ストラット
    タワーとホイールハウスの内部に設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の自動車の車体前部構造。
  4. 【請求項4】 前記ダッシュメンバの横断面形状を、ス
    トラットタワーの内部ではL字状に形成し、ホイールハ
    ウス部ではコ字状に形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の自動車の車体前部構造。
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