JP2003232346A - ピニオン軸支持用軸受装置 - Google Patents

ピニオン軸支持用軸受装置

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JP2003232346A
JP2003232346A JP2002339625A JP2002339625A JP2003232346A JP 2003232346 A JP2003232346 A JP 2003232346A JP 2002339625 A JP2002339625 A JP 2002339625A JP 2002339625 A JP2002339625 A JP 2002339625A JP 2003232346 A JP2003232346 A JP 2003232346A
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Japan
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bearing
pinion shaft
rolling bearing
pinion gear
pinion
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Application number
JP2002339625A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Momoji
博文 百々路
Akiyuki Suzuki
章之 鈴木
Kanichi Kouda
寛一 耕田
Motoji Kawamura
基司 河村
Kunihiko Yokota
邦彦 横田
Toshiro Fukuda
登志郎 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/38Constructional details
    • F16H48/42Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
    • F16H2048/423Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement

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  • Support Of The Bearing (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のディファレンシャル装置を構成する
ピニオン軸4を、ディファレンシャルケース1の内側に
回転自在に支持するためのピニオン軸支持用軸受装置に
関し、回転トルクが小さくなり、ディファレンシャル装
置の効率が向上すると共に、オイル攪拌抵抗によるトル
クの増加を抑えることができ、ディファレンシャル装置
の小型軽量化が図れ、かつ、オイル中の異物の影響を受
けずメンテナンスが不要となる。 【解決手段】 ピニオン軸4をディファレンシャルケー
ス1に対して回転自在に支持する軸受であって、ピニオ
ンギヤ側の転がり軸受6が複数列のアンギュラ玉軸受6
1,62からなり、コンパニオンフランジ側の転がり軸
受5がピニオンギヤ側の転がり軸受6とで複列アンギュ
ラ玉軸受を構成するアンギュラ玉軸受51からなり、軸
心方向両端をシール部材71,72にて密封してグリー
ス潤滑としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のディファ
レンシャル装置を構成するピニオン軸を、ディファレン
シャルケースの内側に回転自在に支持するためのピニオ
ン軸支持用軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のディファレンシャル装置
において、当該ピニオン軸をピニオンギヤ側ならびにコ
ンパニオンフランジ側において各々円すいころ軸受にて
回転自在に支持する構成が提案されている(例えば、特
許文献1参照。)。
【0003】従来のディファレンシャル装置の構造を図
10に示す。
【0004】図10において、1はディファレンシャル
ケースであり、このディファレンシャルケース1内に、
左右の車輪を差動連動する差動変速機構2、ピニオンギ
ヤ3、ピニオン軸4、ピニオン軸4を回転自在に支持す
る円すいころ軸受50,60等が収納されている。
【0005】ピニオンギヤ3は、差動変速機構2のリン
グギヤ2aに噛合されており、ピニオン軸4の内端部に
一体形成されている。
【0006】また、ピニオン軸4は、背面合わせに配置
した単列の円すいころ軸受50,60にて、ディファレ
ンシャルケース1の内側に回転自在に支持されており、
外端部にはプロペラシャフト(図示せず)が連結される
コンパニオンフランジ7が設けられている。
【0007】また、円すいころ軸受50,60は、各々
ディファレンシャルケース1の鍛造製の軸受ケース部1
aに形成した軸受装着用の環状壁13,14の内周面に
装着されている。なお、コンパニオンフランジ側の円す
いころ軸受50は軸受ケース部1aの小径側開口部から
組み込まれ、ピニオンギヤ側の円すいころ軸受60は軸
受ケース部1aの大径側開口部から組み込まれ、両円す
いころ軸受50,60間には位置決め用のスペーサ8が
介装されている。円すいころ軸受50,60は、ピニオ
ン軸4の外端部にナット15を螺合し、コンパニオンフ
ランジ7に締結することで、ピニオンギヤ3とコンパニ
オンフランジ7の間で十分な予圧を付与して固定され
る。
【0008】さらに、ディファレンシャルケース1内に
は、潤滑用のオイルが運転停止状態においてレベルLに
て貯留されている。オイルは、運転時にリングギヤ2a
の回転に伴って跳ね上げられ、軸受ケース部1a内の環
状壁13,14間に形成したオイル導入路11を通って
円すいころ軸受50,60に導かれ、さらにオイル還流
路(図示せず)を通って戻される。なお、ピニオン軸4
の外端部側の外周面と軸受ケース部1aの内周面との間
には、オイルの漏洩防止のためのオイルシール9が装着
されており、かつ、オイルシール9を隠蔽するシール保
護カップ10が取付けられている。
【0009】
【特許文献1】特開平9−105450号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のディファレンシ
ャル装置の場合、ピニオン軸4を回転自在に支持する軸
受が円すいころ軸受50,60からなるので、回転トル
クが大きくなり、ディファレンシャル装置の効率が低下
するという問題があった。
【0011】また、オイル潤滑であるため、オイル攪拌
抵抗によってトルクが増加したり、ディファレンシャル
ケース1内にオイル導入路11やオイル還流路を形成す
る必要が生じ、ディファレンシャル装置が大型化すると
いう問題があった。さらに、軸受装置がオイル中の異物
の影響を受け、軸受の寿命が低下したり、メンテナンス
が必要になるという問題があった。
【0012】この発明は、回転トルクが小さくなり、デ
ィファレンシャル装置の効率が向上すると共に、オイル
攪拌抵抗によるトルクの増加を抑えることができ、ディ
ファレンシャル装置の小型軽量化が図れ、かつ、オイル
中の異物の影響を受けずメンテナンスが不要となるピニ
オン軸支持用軸受装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、ピ
ニオン軸の一端に設けたピニオンギヤと、他端に設けた
コンパニオンフランジとの間に、前記ピニオン軸をケー
スに対して回転自在に支持する軸心方向に並設した一対
の転がり軸受を装着してなるピニオン軸支持用軸受装置
であって、ピニオンギヤ側の転がり軸受が複数列のアン
ギュラ玉軸受からなり、コンパニオンフランジ側の転が
り軸受が前記ピニオンギヤ側の転がり軸受とで複列アン
ギュラ玉軸受を構成するアンギュラ玉軸受からなり、軸
心方向両端をシール部材にて密封してグリース潤滑と
し、前記コンパニオンフランジを締結手段にて前記ピニ
オンギヤ方向に締結することにより予圧を付与して前記
一対の転がり軸受を前記ピニオン軸に固定したことを特
徴とするものである。
【0014】本発明の請求項1のピニオン軸支持用軸受
装置によると、一対の転がり軸受を摩擦抵抗の小さいア
ンギュラ玉軸受としたことで、円すいころ軸受に比べて
回転トルクが小さくなり、ディファレンシャル装置の効
率が向上する。しかも、大きなスラスト荷重が作用する
ピニオンギヤ側の転がり軸受を複数列のアンギュラ玉軸
受としたので、負荷容量が大きくなり、玉軸受を用いて
も十分な支持剛性が得られる。
【0015】また、グリース潤滑としたことで、オイル
攪拌抵抗によるトルクの増加を抑えることができ、ま
た、ディファレンシャルケース内にオイル導入路やオイ
ル還流路を形成する必要がなく、ディファレンシャル装
置の小型軽量化が図れる。しかも、オイル潤滑のように
ディファレンシャル装置のオイル中の異物の影響を受け
ないため、軸受の寿命が向上すると共に、メンテナンス
が不要となる。
【0016】本発明の請求項2は、ピニオン軸の一端に
設けたピニオンギヤと、他端に設けたコンパニオンフラ
ンジとの間に、前記ピニオン軸をケースに対して回転自
在に支持する軸心方向に並設した一対の転がり軸受から
なるユニット化した軸受を装着してなるピニオン軸支持
用軸受装置であって、ピニオンギヤ側の転がり軸受が複
数列のアンギュラ玉軸受からなり、コンパニオンフラン
ジ側の転がり軸受が前記ピニオンギヤ側の転がり軸受と
で複列アンギュラ玉軸受を構成するアンギュラ玉軸受か
らなり、前記コンパニオンフランジを締結手段にて前記
ピニオンギヤ方向に締結することにより予圧を付与して
前記ピニオン軸に固定され、前記ピニオンギヤ側の転が
り軸受は、前記ピニオン軸の外周面に装着した内輪と、
前記内輪の外周に同心状に回転可能に配置した外輪と、
前記内輪と前記外輪の間に介装した複数列の玉群とから
なり、前記コンパニオンフランジ側の転がり軸受は、前
記ピニオン軸の外周面に装着した内輪と、前記内輪の外
周に同心状に回転可能に配置した外輪と、前記内輪と前
記外輪の間に介装した玉群とからなり、前記ピニオンギ
ヤ側の転がり軸受と前記コンパニオンフランジ側の転が
り軸受の各外輪が前記ケースに固定した単一の外輪にて
形成され、当該外輪の軸心方向両端と対向する前記内輪
との間をシール部材にて密封してグリース潤滑としたこ
とを特徴とするものである。
【0017】本発明の請求項2のピニオン軸支持用軸受
装置によると、一対の転がり軸受を摩擦抵抗の小さいア
ンギュラ玉軸受としたことで、円すいころ軸受に比べて
回転トルクが小さくなり、ディファレンシャル装置の効
率が向上する。しかも、大きなスラスト荷重が作用する
ピニオンギヤ側の転がり軸受を複数列のアンギュラ玉軸
受としたので、負荷容量が大きくなり、玉軸受を用いて
も十分な支持剛性が得られる。
【0018】また、グリース潤滑としたことで、オイル
攪拌抵抗によるトルクの増加を抑えることができ、ま
た、ディファレンシャルケース内にオイル導入路やオイ
ル還流路を形成する必要がなく、ディファレンシャル装
置の小型軽量化が図れる。しかも、オイル潤滑のように
ディファレンシャル装置のオイル中の異物の影響を受け
ないため、軸受の寿命が向上すると共に、メンテナンス
が不要となる。
【0019】また、ピニオン軸をケースに対して回転自
在に支持する軸受が、単一の外輪にて構成してなるユニ
ット化されているので、予圧調整が軸受ユニットの製造
段階で正確に行え、ディファレンシャル装置の組立時に
予圧調整作業が不要となり、組立工程数を削減でき、組
立性が向上する。
【0020】さらに、軸受ユニットがアンギュラ玉軸受
からなるため、円すいころ軸受のように軸受の間隔を大
きくして回転トルクを小さくする必要がなく、軸心方向
の長さを小さくでき、ディファレンシャル装置の小型化
が図れる。
【0021】なお、好ましくは、ピニオンギヤ側の転が
り軸受を、ピニオンギヤ側の玉群が径方向外側に配置さ
れたタンデム型のアンギュラ玉軸受とする。
【0022】このようにすることで、ピニオンギヤ側の
玉群の玉数を増やすことができ、負荷容量が大きくな
り、回転トルクを小さくしながらも十分な負荷容量が得
られ、ディファレンシャル装置の効率が向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1について、図1ないし図3を用いて説明する。
【0024】図1は、実施の形態1におけるピニオン軸
支持用軸受装置を適用したディファレンシャル装置の断
面図、図2は、そのピニオン軸支持用軸受装置の部分断
面図、図3はピニオン軸支持用軸受装置のシール部分の
拡大断面図を示している。
【0025】図において、1はディファレンシャルケー
スであり、このディファレンシャルケース1内に、左右
の車輪を差動連動する差動変速機構2、ピニオンギヤ
3、ピニオン軸4、ピニオン軸4を回転自在に支持する
一対の転がり軸受5,6等が収納されている。また、ピ
ニオンギヤ3は、差動変速機構2のリングギヤ2aに噛
合されており、ピニオン軸4の内端部に一体形成されて
いる。
【0026】ピニオン軸4は、軸心方向に並設した一対
の転がり軸受5,6にてディファレンシャルケース1に
対して回転自在に支持されており、外端部にはプロペラ
シャフト(図示せず)が連結されるコンパニオンフラン
ジ7が設けられている。
【0027】コンパニオンフランジ側の転がり軸受5
は、単列のアンギュラ玉軸受51にて構成されている。
また、ピニオンギヤ側の転がり軸受6は、2列のアンギ
ュラ玉軸受61,62にて構成されている。なお、アン
ギュラ玉軸受51の作用線と、アンギュラ玉軸受61,
62の作用線とは外輪側で交わり、転がり軸受5,6に
て複列外向きのアンギュラ玉軸受を構成している。
【0028】アンギュラ玉軸受51は、内輪52,外輪
53,保持器55にて保持された玉群54からなり、内
輪52ならびに外輪53のコンパニオンフランジ側端部
は、シール部材71にて密封されている。また、アンギ
ュラ玉軸受61,62は、それぞれ内輪63,64,外
輪65,66,保持器69,70にて保持された玉群6
7,68からなり、内輪63ならびに外輪65のピニオ
ンギヤ側端部は、シール部材72にて密封されている。
【0029】転がり軸受6を構成するアンギュラ玉軸受
61,62は、並設されてピニオン軸4に外嵌される。
ピニオン軸4は、軸受ケース部1aの大径側開口部から
挿入されて、外輪65,66が環状壁1bに圧入固定さ
れる。また、転がり軸受5は、転がり軸受6との間にス
ペーサ8を介してピニオン軸4に外嵌され、外輪53が
環状壁1cに圧入固定される。なお、軸方向両端のシー
ル部材71,72間、すなわち両転がり軸受5,6の各
内外輪間の密封空間、ならびに転がり軸受5と転がり軸
受6との間における軸受ケース部1aとピニオン軸4間
の密封空間に、グリース73が充填される。
【0030】さらに、コンパニオンフランジ7をピニオ
ン軸4のドライブシャフト側の小径部44にスプライン
嵌合し、締結手段となるナット15をコンパニオンフラ
ンジ7に締結する。これにより、スペーサ8を介して並
設された転がり軸受5,6が、ピニオンギヤ3とコンパ
ニオンフランジ7にて挟み込まれ、予圧を付与されてピ
ニオン軸4に固定される。
【0031】なお、コンパニオンフランジ側に配置され
るシール部材71は、軸受シールと呼ばれるタイプとさ
れており(図3(b))、ピニオンギヤ側に配置される
シール部材72は、オイルシールと呼ばれるタイプとさ
れている(図3(a))。
【0032】各シール部材71,72は、環状芯金8
1,82にゴムなどの弾性体83,84を加硫接着した
構成である。環状芯金81,82は、円筒部81a,8
2aの軸方向一端に径方向内向きに延びる環状板部81
b,82bを設けた形状である。弾性体83,84は、
環状芯金81,82の円筒部81a,82aの外周から
環状板部81b,82bの一側にかけて覆う***部(符
号省略)と、環状板部81b,82bの内周に突出され
るリップ部85,86とを有している。リップ部85
は、主として軸受外部からの泥水や異物の侵入を阻止
し、リップ部86は、主としてギヤオイルの流入を阻止
するように取付けられている。
【0033】各シール部材71,72は、いずれも、環
状芯金81,82の円筒部81a,82aが弾性体8
3,84の***部を介して、外輪53,65に対して各
々圧入嵌合されることにより固定されている。このよう
に各シール部材71,72を固定した状態で、そのリッ
プ部85,86が円筒精度の高い内輪52,63の各肩
部に対して継続的に適正な緊縛力を持つ状態で接触され
る。
【0034】シール部材72は、リップ部86をバネリ
ング87によって内輪63に対して強制的に押圧させる
ことによって密封性を可及的に高めるようになってい
て、ディファレンシャルケース1内のギヤオイルが軸受
内部に侵入することを強力に防止することができる。
【0035】シール部材71は、バネリングなどを用い
ておらず、単にリップ部85の内径を内輪52の肩部外
径よりも所定量小さく設定することにより、この寸法差
によってリップ部85を弾性的に拡径した状態で内輪5
2に対して接触させるようになっている。なお、シール
部材71に、軸受内外に連通する通気孔を形成し、軸受
内外の圧力差によってリップ部85が内輪52の肩部外
径に吸い付くのを防止するようにしてもよい。
【0036】各シール部材71,72の弾性体83,8
4については、これら装置が130℃〜150℃にさら
される場合があるため、アクリルゴム、耐熱アクリルゴ
ムなどが好適に用いられる。耐熱アクリルゴムは、エチ
レンおよびアクリル酸エステルが共重合体組成の主成分
として結合されてなるエチレン−アクリルゴムである。
【0037】また、軸受装置内に封入されるグリース7
3については、同様に耐熱性を考慮し、ジウレア系グリ
ースまたはギヤオイルとの相性がよいエステル系グリー
スが好ましい。このグリースとしては、具体的に、例え
ば日本グリース株式会社製の商品名KNG170や、協
同油脂株式会社製の商品名マルテンプSRLと呼ばれる
ものが好適に用いられる。KNG170は、基油をポリ
αオレフィン鉱油、増ちょう剤をジウレアとしたもの
で、使用温度範囲は−30℃〜150℃である。マルテ
ンプSRLは、基油をエステル、増ちょう剤をリチウム
石けんとしたもので、使用温度範囲は−40℃〜130
℃である。
【0038】このようにして、アンギュラ玉軸受51,
61,62にてアキシアル荷重ならびにラジアル荷重を
受けて、ピニオン軸4をディファレンシャルケース1に
対して回転自在に支持する。
【0039】このように構成されたピニオン軸支持用軸
受装置によると、一対の転がり軸受5,6を摩擦抵抗の
小さいアンギュラ玉軸受51,61,62としたこと
で、円すいころ軸受に比べて回転トルクが小さくなり、
ディファレンシャル装置の効率が向上する。しかも、大
きなスラスト荷重が作用するピニオンギヤ側の転がり軸
受6を2列のアンギュラ玉軸受61,62としたので、
負荷容量が大きくなり、玉軸受を用いても十分な支持剛
性が得られる。
【0040】また、グリース潤滑としたことで、オイル
攪拌抵抗によるトルクの増加を抑えることができ、ま
た、ディファレンシャルケース1内にオイル導入路やオ
イル還流路を形成する必要がなく、ディファレンシャル
装置の小型軽量化が図れる。しかも、オイル潤滑のよう
にディファレンシャル装置のオイル中の異物の影響を受
けないため、軸受の寿命が向上すると共に、メンテナン
スが不要となる。
【0041】さらに、グリース73が充填される密封空
間が、両転がり軸受5,6の各内外輪間に加え、転がり
軸受5と転がり軸受6の間における軸受ケース部1aと
ピニオン軸4間にも形成されており、軸受の潤滑に十分
なグリース73を充填できる。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2について、図4
を用いて説明する。
【0042】図4は、実施の形態2におけるディファレ
ンシャル装置のピニオン軸支持用軸受装置の部分断面図
を示している。なお、実施の形態1と同一部分は、同一
符号を付してその説明を省略する。
【0043】この実施の形態2は、ピニオンギヤ側の転
がり軸受6を、タンデム型のアンギュラ玉軸受にて構成
したことを特徴とするものである。
【0044】すなわち、転がり軸受6は、内輪74,外
輪75,保持器78,79にて保持された2列の玉群7
6,77からなり、内輪74ならびに外輪75のピニオ
ンギヤ側の端部間をシール部材72にて密封する。な
お、ピニオンギヤ側の玉群76は他方の玉群77より径
方向外側に配置されタンデム型に形成されている。な
お、玉群54の作用線と、玉群76,77の作用線とは
外輪側で交わり、転がり軸受5,6にて複列外向きのア
ンギュラ玉軸受を構成している。
【0045】このように構成されたピニオン軸支持用軸
受装置によると、実施の形態1に記載の効果に加え、ピ
ニオンギヤ側の玉群76の玉数を増やすことができ、負
荷容量が大きくなり、回転トルクを小さくしながらも十
分な負荷容量が得られ、ディファレンシャル装置の効率
が向上するという効果が得られる。
【0046】図5は本実施形態のピニオン軸支持用軸受
装置における変形例の部分断面図を示している。この変
形例は、コンパニオンフランジ側の転がり軸受5がタン
デム型の複列アンギュラ玉軸受にて構成されている。転
がり軸受5は、内輪52、外輪53、保持器58,59
にて保持された2列の玉群56,57からなり、内輪5
2ならびに外輪53のコンパニオンフランジ側の端部間
がシール部材71にて密封されている。なお、コンパニ
オンフランジ側の玉群56は他方の玉群57より径方向
外側に配置されタンデム型に形成されている。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3について、図6
および図7を用いて説明する。
【0047】図6は、実施の形態3におけるピニオン軸
支持用軸受装置を適用したディファレンシャル装置の断
面図、図7は、そのピニオン軸支持用軸受装置の部分断
面図を示している。
【0048】この実施の形態3は、軸受ユニット20に
て、ピニオン軸4をディファレンシャルケース1に対し
て回転自在に支持することを特徴とするものである。
【0049】図6および図7において、1はディファレ
ンシャルケース、2は左右の車輪を差動連動する差動変
速機構、3は差動変速機構2のリングギヤ2aに噛合し
たピニオンギヤ、4はピニオンギヤ3に一体形成したピ
ニオン軸、20はピニオン軸4をディファレンシャルケ
ース1に対して回転自在に支持する軸受ユニットであ
る。
【0050】軸受ユニット20は、コンパニオンフラン
ジ側の単列のアンギュラ玉軸受からなる転がり軸受5
と、ピニオンギヤ側のタンデム型の2列のアンギュラ玉
軸受からなる転がり軸受6にて構成されている。すなわ
ち、転がり軸受5は、内輪21,外輪26,玉群31,
保持器34からなり、転がり軸受6は、内輪22,外輪
26,玉群32,33,保持器35,36からなり、両
内輪21,22どうしを軸心方向に突合せ、かつ外輪2
6を単一としたユニット状に形成されている。
【0051】内輪21,22の外周面には各々軌道2
3,24,25が形成されており、内輪22のピニオン
ギヤ側の軌道24は他方の軌道25より径方向外側に位
置している。さらに、外輪26の内周面には、軌道2
3,24,25に対向して軌道27,28,29が形成
されており、コンパニオンフランジ側の外周面には固定
用のフランジ30が突設されている。
【0052】そして、内輪21,22の軌道23,2
4,25と、外輪26の軌道27,28,29に沿っ
て、各々保持器34,35,36にて保持された玉群3
1,32,33が配置されている。軸受ユニット20の
軸方向両端はシール部材37,38にて密封されてお
り、かつ、両シール部材37,38間における内外輪間
の密封空間にはグリース73が充填されている。この軸
受ユニット20の場合、内輪22の軌道24が軌道25
より径方向外側に位置されており、軌道24が長くな
り、ピニオンギヤ側の玉群32の玉数を増加させること
ができる。
【0053】シール部材37は、図3(b)に示したシ
ール部材71と同様に形成され、シール部材38は、図
3(a)に示したシール部材72と同様に形成されてい
る。グリース73は、実施の形態1の説明中に例示した
グリース等が使用される。
【0054】軸受ユニット20は、製造段階で、内輪2
1,22、外輪26、保持器34,35,36にて保持
した玉群31,32,33を組み付けることで正確な予
圧調整を行っておく。
【0055】また、ピニオン軸4は、ピニオンギヤ側に
向かって順次外径が大きくなる、大径部42、中径部4
3、小径部44にて形成されている。
【0056】軸受ユニット20は、ピニオン軸4にドラ
イブシャフト側から圧入し、内輪22をピニオン軸4の
大径部42に外嵌し、内輪21を中径部43に外嵌させ
る。ピニオン軸4の小径部44にコンパニオンフランジ
7をスプライン嵌合し、ピニオン軸4のドライブシャフ
ト側端部を径方向外向きに変形させてコンパニオンフラ
ンジ7にかしめ付ける。かしめ41によって、軸受ユニ
ット20をピニオンギヤ3とコンパニオンフランジ7に
て挟み込み、予圧を付与して固定する。
【0057】さらに、ディファレンシャルケース1の外
面に外輪26のフランジ30を当接し、フランジ30に
ボルト40を挿通しディファレンシャルケース1に締結
する。
【0058】外輪26とディファレンシャルケース1の
間には、ディファレンシャル装置のオイルが漏洩するの
を防止するために、パッキング39が設けられている。
【0059】このように構成されたピニオン軸支持用軸
受装置によると、実施の形態1に記載の効果に加え、下
記の各効果が得られる。
【0060】ピニオン軸4をディファレンシャルケース
1に対して回転自在に支持する軸受が、単一の外輪26
にて構成してなるユニット化されているので、予圧調整
が軸受ユニット20の製造段階で正確に行え、ディファ
レンシャル装置の組立時に予圧調整作業が不要となり、
組立工程数を削減でき、組立性が向上する。
【0061】また、締結手段がかしめ41であるため、
ピニオン軸4にねじ加工を施す手間が不要となり、加工
コストを低減でき、重量も軽くできる。
【0062】また、ピニオン軸4をコンパニオンフラン
ジ側に向かって小径とし、軸受ユニット20をピニオン
軸4にドライブシャフト側から外嵌し、かつ、フランジ
30をディファレンシャルケース1の外面にボルト40
にて固定するので、ディファレンシャルケース1にて軸
受ユニット20を覆う必要がなく、ディファレンシャル
ケース1の小型化が図れる。
【0063】さらに、軸受ユニット20が、アンギュラ
玉軸受である転がり軸受5,6からなり、円すいころ軸
受のように軸受の間隔を大きくして回転トルクを小さく
する必要がなく、軸方向長さを小さくでき、ディファレ
ンシャル装置の小型化が図れる。
【0064】なお、軸受ユニット20は、フランジ30
をディファレンシャルケース1の外面にボルト止めして
固定されており、転がり軸受5はディファレンシャルケ
ース1にて覆われていない。このため、軌道23,27
の径が大きくなるように、転がり軸受5の内輪21なら
びに外輪26を径方向外側に張出させ、玉群31の玉数
を増やして負荷容量を大きくすることができる。 (実施の形態4)本発明の実施の形態4について、図8
を用いて説明する。
【0065】図8は、実施の形態4におけるディファレ
ンシャル装置のピニオン軸支持用軸受装置の部分断面図
を示している。
【0066】この実施の形態4は、実施の形態3におい
て、軸受ユニット20のコンパニオンフランジ側の転が
り軸受5の内輪を、コンパニオンフランジ7に一体形成
したことを特徴とするものである。
【0067】すなわち、コンパニオンフランジ7の外周
面に軌道23を形成し、転がり軸受5をコンパニオンフ
ランジ7,外輪26,保持器34にて保持した玉群31
にて構成する。
【0068】軸受ユニット20の取付けは、ドライブシ
ャフト側から内輪22をピニオン軸4に圧入すると共
に、コンパニオンフランジ7をピニオン軸4にスプライ
ン嵌合し、ピニオン軸4のドライブシャフト側端部にナ
ット15を締結し予圧を付与して固定する。
【0069】さらに、ディファレンシャルケース1の外
面に外輪26のフランジ30を当接し、フランジ30に
ボルト40を挿通しディファレンシャルケース1に締結
する。
【0070】このように構成されたピニオン軸支持用軸
受ユニットによると、実施の形態3に記載の効果に加
え、転がり軸受5の内輪とコンパニオンフランジ7を一
体に形成したので、部品点数を削減でき、コストの低減
が図れるという効果が得られる。
【0071】さらに、コンパニオンフランジ7が転がり
軸受5の内輪を兼用することで、コンパニオンフランジ
7の長さを短くしても、回転トルクの伝達に必要なスプ
ライン80の長さを十分に確保でき、ディファレンシャ
ル装置のより一層の小型化ならびに軽量化が図れる。 (実施の形態5)本発明の実施の形態5について、図9
を用いて説明する。
【0072】図9は、実施の形態5におけるディファレ
ンシャル装置のピニオン軸支持用軸受装置の部分断面図
を示している。
【0073】この実施の形態5は、実施の形態3におい
て、軸受ユニット20のコンパニオンフランジ側の転が
り軸受5の内輪を、コンパニオンフランジ7に一体形成
すると共に、ピニオンギヤ側の転がり軸受6の内輪をピ
ニオン軸4に一体形成したことを特徴とするものであ
る。
【0074】すなわち、コンパニオンフランジ7の外周
面に軌道23を形成し、転がり軸受5をコンパニオンフ
ランジ7,外輪26,保持器34にて保持した玉群31
にて構成する。また、ピニオン軸4の外周面に、ピニオ
ンギヤ側が大径となる一対の軌道24,25を形成し、
転がり軸受6を、ピニオン軸4,外輪26,保持器3
5,36にて保持した玉群32,33にて構成する。
【0075】軸受ユニット20の取付けは、ドライブシ
ャフト側から玉群32,33をピニオン軸4の軌道2
4,25に装着すると共に、コンパニオンフランジ7を
ピニオン軸4にスプライン嵌合し、ピニオン軸4のドラ
イブシャフト側端部にナット15を締結し予圧を付与し
て固定する。
【0076】さらに、ディファレンシャルケース1の外
面に外輪26のフランジ30を当接し、フランジ30に
ボルト40を挿通しディファレンシャルケース1に締結
する。
【0077】このように構成されたピニオン軸支持用軸
受ユニットによると、実施の形態4に記載の効果に加
え、アンギュラ玉軸受6の内輪をピニオン軸4に一体形
成したことで、内輪が不要になる分、ピニオン軸4の径
が大きくなり、ピニオン軸4の強度が向上し、かつ、転
がり軸受6の内輪が無いため、ピニオン軸4との嵌め合
いによる隙間のばらつきの問題が発生せず、剛性が向上
し、軸受寿命が向上するという効果が得られる。
【0078】なお、ピニオンギヤ側の転がり軸受6の内
輪がピニオン軸4に一体形成され、ドライブシャフト側
の転がり軸受5の内輪は、図7に示すようにコンパニオ
ンフランジ7とは別体に形成されていてもよい。
【0079】本発明の各実施の形態において、ピニオン
ギヤ側の転がり軸受6は、3列以上の玉群(タンデム型
か否かは問わない)からなるものでもよい。また、コン
パニオンフランジ側の転がり軸受5は、単列あるいは複
数列のアンギュラ玉軸受(タンデム型か否かは問わな
い)のいずれであってもよい。
【0080】
【発明の効果】本発明のピニオン軸支持用軸受装置によ
れば、回転トルクが小さくなり、ディファレンシャル装
置の効率が向上すると共に、オイル攪拌抵抗によるトル
クの増加を抑えることができ、ディファレンシャル装置
の小型軽量化が図れ、かつ、オイル中の異物の影響を受
けずメンテナンスが不要となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるピニオン軸支持
用軸受装置を適用したディファレンシャル装置の断面図
である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるピニオン軸支持
用軸受装置の部分断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるピニオン軸支持
用軸受装置のシール部分の拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2におけるピニオン軸支持
用軸受装置の部分断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるピニオン軸支持
用軸受装置の変形例の部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3におけるピニオン軸支持
用軸受装置を適用したディファレンシャル装置の断面図
である。
【図7】本発明の実施の形態3におけるピニオン軸支持
用軸受装置の部分断面図である。
【図8】本発明の実施の形態4におけるピニオン軸支持
用軸受装置の部分断面図である。
【図9】本発明の実施の形態5におけるピニオン軸支持
用軸受装置の部分断面図である。
【図10】従来例におけるディファレンシャル装置の断
面図である。
【符号の説明】
1 ディファレンシャルケース 2 差動変速機構 2a リングギヤ 3 ピニオンギヤ 4 ピニオン軸 5 コンパニオンフランジ側の転がり軸受 6 ピニオンギヤ側の転がり軸受 7 コンパニオンフランジ 20 軸受ユニット 15 ナット(締結手段) 37,38,71,72 シール部材 41 かしめ(締結手段) 51,61,62 アンギュラ玉軸受 73 グリース
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 43/04 F16C 43/04 F16H 57/02 302 F16H 57/02 302B 302D 57/04 57/04 Q (72)発明者 耕田 寛一 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 (72)発明者 河村 基司 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 (72)発明者 横田 邦彦 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 (72)発明者 福田 登志郎 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3J012 AB04 AB12 AB13 BB03 BB05 CB01 EB14 FB10 HB01 HB02 3J017 HA02 3J063 AA02 AB04 AC11 BA07 BA11 BB11 CD02 XD02 XD11 XD73 3J101 AA02 AA32 AA42 AA43 AA54 AA62 CA14 FA41 FA48 FA53 GA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピニオン軸の一端に設けたピニオンギヤ
    と、他端に設けたコンパニオンフランジとの間に、前記
    ピニオン軸をケースに対して回転自在に支持する軸心方
    向に並設した一対の転がり軸受を装着してなるピニオン
    軸支持用軸受装置であって、 ピニオンギヤ側の転がり軸受が複数列のアンギュラ玉軸
    受からなり、コンパニオンフランジ側の転がり軸受が前
    記ピニオンギヤ側の転がり軸受とで複列アンギュラ玉軸
    受を構成するアンギュラ玉軸受からなり、軸心方向両端
    をシール部材にて密封してグリース潤滑とし、 前記コンパニオンフランジを締結手段にて前記ピニオン
    ギヤ方向に締結することにより予圧を付与して前記一対
    の転がり軸受を前記ピニオン軸に固定したことを特徴と
    するピニオン軸支持用軸受装置。
  2. 【請求項2】 ピニオン軸の一端に設けたピニオンギヤ
    と、他端に設けたコンパニオンフランジとの間に、前記
    ピニオン軸をケースに対して回転自在に支持する軸心方
    向に並設した一対の転がり軸受からなるユニット化した
    軸受を装着してなるピニオン軸支持用軸受装置であっ
    て、 ピニオンギヤ側の転がり軸受が複数列のアンギュラ玉軸
    受からなり、コンパニオンフランジ側の転がり軸受が前
    記ピニオンギヤ側の転がり軸受とで複列アンギュラ玉軸
    受を構成するアンギュラ玉軸受からなり、前記コンパニ
    オンフランジを締結手段にて前記ピニオンギヤ方向に締
    結することにより予圧を付与して前記ピニオン軸に固定
    され、 前記ピニオンギヤ側の転がり軸受は、前記ピニオン軸の
    外周面に装着した内輪と、前記内輪の外周に同心状に回
    転可能に配置した外輪と、前記内輪と前記外輪の間に介
    装した複数列の玉群とからなり、 前記コンパニオンフランジ側の転がり軸受は、前記ピニ
    オン軸の外周面に装着した内輪と、前記内輪の外周に同
    心状に回転可能に配置した外輪と、前記内輪と前記外輪
    の間に介装した玉群とからなり、 前記ピニオンギヤ側の転がり軸受と前記コンパニオンフ
    ランジ側の転がり軸受の各外輪が前記ケースに固定した
    単一の外輪にて形成され、当該外輪の軸心方向両端と対
    向する前記内輪との間をシール部材にて密封してグリー
    ス潤滑としたことを特徴とするピニオン軸支持用軸受装
    置。
  3. 【請求項3】 ピニオンギヤ側の転がり軸受が、ピニオ
    ンギヤ側の玉群を径方向外側に配置したタンデム型のア
    ンギュラ玉軸受としたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のピニオン軸支持用軸受装置。
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