JP2003182084A - プリンタヘッド - Google Patents

プリンタヘッド

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JP2003182084A JP2001385213A JP2001385213A JP2003182084A JP 2003182084 A JP2003182084 A JP 2003182084A JP 2001385213 A JP2001385213 A JP 2001385213A JP 2001385213 A JP2001385213 A JP 2001385213A JP 2003182084 A JP2003182084 A JP 2003182084A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/20Modules

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインプリンタのプリンタヘッドにおいて、
プリンタヘッドチップと他の部材との間に生じる誤差を
少なくし、インク漏れを防止する。 【解決手段】 各プリンタヘッドチップ11のインク加
圧室と連通し、前記インク加圧室にインクを供給するイ
ンク流路20を備え、複数のプリンタヘッドチップ11
は、インク流路20に沿って配置されるとともにインク
流路20を隔てて両側に配置され、インク流路20を隔
てた両側のプリンタヘッドチップ11は、インク流路2
0を介して対向配置され、インク流路20を隔てて一方
側に位置するプリンタヘッドチップ11と他方側に位置
するプリンタヘッドチップ11とは、インク流路20の
延在方向において交互に配置され、インク流路20に沿
って配置されたプリンタヘッドチップ11間のプリンタ
ヘッドチップ11が配置されていない領域に、インクの
吐出を行わないダミーチップ21を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱抵抗体を有す
るインク加圧室を基板上に複数並設し、前記発熱抵抗体
を駆動することで、前記インク加圧室内のインクをノズ
ルから吐出させるプリンタヘッドチップを複数並設した
プリンタヘッドであって、インク漏れを防止したプリン
タヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のインクジェット方式の
ラインプリンタにおけるプリンタヘッド1の概略を示す
平面図である。ラインプリンタにおいては、記録媒体に
対して、1ラインを1回で印画するため、そのプリンタ
ヘッド1は、複数のプリンタヘッドチップ2(2A、2
B、・・)を印画ライン方向に並設したものである。図
11では、5つのプリンタヘッドチップ2A〜2Eのみ
を図示しているが、実際には、さらに多数のプリンタヘ
ッドチップ2が並設されている。
【0003】ここで、各プリンタヘッドチップ2は、図
示しないが、例えば半導体基板にインクを加熱するため
の発熱抵抗体が設けられ、この発熱抵抗体の周囲を囲む
ようにインク加圧室が形成され、さらに、発熱抵抗体の
上部に、インク滴を吐出するためのノズルを形成したノ
ズルシートが設けられたものである。そして、発熱抵抗
体の急速な加熱によって、インク加圧室内のインクを加
熱し、インク気泡(バブル)の力によってインクをノズ
ルから吐出させるものである。
【0004】また、プリンタヘッド1には、その長手方
向に、プリンタヘッドチップ2のインク加圧室にインク
を供給するためのインク流路3が設けられている(図1
1中、2点鎖線部間の領域)。そして、複数のプリンタ
ヘッドチップ2は、インク流路3に沿って配置されると
ともに、インク流路3を隔てて両側に配置されている。
また、インク流路3を隔てた両側のプリンタヘッドチッ
プ2は、インク流路3を介して対向配置されている。す
なわち、インク流路3を介した両側のプリンタヘッドチ
ップ2は、その向きが180度回転させた関係となるよ
うに配置されている。これにより、全てのプリンタヘッ
ドチップ2のインク加圧室とインク流路3とが連通する
よう配置される。
【0005】さらに、インク流路3を隔てて、図11
中、上側に位置するプリンタヘッドチップ2と、図11
中、下側に位置するプリンタヘッドチップ2とは、イン
ク流路3の延在方向において交互に、すなわち千鳥状に
配置されている。具体的には、図11中、最も左側に図
示したプリンタヘッドチップ2Aがインク流路3の上側
に配置されているので、このプリンタヘッドチップ2A
に隣接するプリンタヘッドチップ2Bは、図11中、イ
ンク流路3の下側に配置されている。さらにこのプリン
タヘッドチップ2Bに隣接するプリンタヘッドチップ2
Cは、図11中、インク流路3の上側に配置されてい
る。
【0006】また、上述のように配置されたプリンタヘ
ッドチップ2において、図示しないが、各プリンタヘッ
ドチップ2のノズル間の間隔をLとすると、隣接するプ
リンタヘッドチップ2の端部同士のノズル間の間隔(プ
リンタヘッドチップ2の並設方向における間隔)もま
た、Lになるように配置される。例えば、図11中、プ
リンタヘッドチップ2Aの右端部のノズルと、プリンタ
ヘッドチップ2Bの左端部のノズルとの間隔は、Lにな
るように配置されている。このようにすれば、複数のプ
リンタヘッドチップ2を用いてインクを吐出させても、
全てのインク滴を間隔Lで記録媒体上に着弾させること
ができる。
【0007】図12は、図11のA−A断面に相当する
断面図であって、プリンタヘッドチップ2上に設けられ
たインク流路部材4を併せて示すものである。また、図
13は、図11のB−B断面に相当する断面図であっ
て、上記インク流路部材4を併せて示すものである。さ
らに、図14は、図11のC−C断面に相当する断面図
であって、上記インク流路部材4を併せて示すものであ
る。図12〜図14に示すように、プリンタヘッドチッ
プ2の上面側には、インク流路部材4が設けられてい
る。インク流路部材4には、その長手方向に沿って、イ
ンク流路3と連通する流路溝4a(断面がほぼ逆凹状の
もの)が形成されている。さらに、インク流路部材4の
下面側には、プリンタヘッドチップ2が入り込むための
凹部4bが形成されている。すなわち、凹部4bは、プ
リンタヘッドチップ2の数だけ形成されている。また、
インク流路部材4の凹部4bは、プリンタヘッドチップ
2の外形よりやや大きめに形成されている。
【0008】インク流路部材4がプリンタヘッドチップ
2上に設けられると、インク流路部材4の流路溝4aが
インク流路3に重なり合うように配置されるとともに、
各凹部4bにプリンタヘッドチップ2が入り込む。そし
て、この凹部4bとプリンタヘッドチップ2との間が接
着される。さらに、プリンタヘッドチップ2が配置され
ていない領域では、インク流路部材4に凹部4bは形成
されておらず、インク流路部材4が、直接、ノズルシー
ト5に接着される(図14の左側部分参照)。これによ
り、インク流路部材4とプリンタヘッドチップ2との
間、及びインク流路部材4とノズルシート5との間の隙
間は、接着剤層によって封止される。
【0009】以上の構成から成るプリンタヘッド1にお
いて、インク流路部材4の流路溝4a及びインク流路3
を流れるインクは、プリンタヘッド1の外部に漏れるこ
となく、各プリンタヘッドチップ2のインク加圧室に送
られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の技術にお
いて、プリンタヘッドチップ2の加工精度、プリンタヘ
ッドチップ2とインク流路部材4との接着位置精度、及
びインク流路部材4の凹部4bの加工精度には、一定の
限界があった。このため、上記精度誤差が予定された誤
差以上になると、インク流路部材4とプリンタヘッドチ
ップ2との接着において、両者が完全に封止されずに、
隙間が空いてしまう可能性があった。これにより、この
隙間からインクがプリンタヘッド1から外部に漏れ出て
しまうおそれがあるという問題があった。
【0011】図15及び図16は、インク流路部材4に
誤差がある場合の断面図であって、それぞれ図12及び
図14に対応するものである。図15及び図16に示す
ように、インク流路部材4の凹部4b間の面4cに誤差
があると仮定し、この面4cの誤差量をXとする。この
場合に、インク流路部材4をプリンタヘッドチップ2上
に設けると、最初に、インク流路部材4の面4cがノズ
ルシート5に当接する。このとき、凹部4bとプリンタ
ヘッドチップ2との間は、設計値よりXだけ広がるの
で、隙間Sが生じる。同様に、凹部4bが形成されてい
ない面4c以外の部分も、ノズルシート5との間に隙間
Sが生じる。この隙間Sが大きくなり、接着剤で完全に
封止できないときには、この隙間Sからインク漏れが生
じてしまう。
【0012】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、プリンタヘッドチップを並設したラインプリンタ
のプリンタヘッドにおいて、各部材の加工精度や取付け
精度等を高めることなく、プリンタヘッドチップと他の
部材との間に生じる誤差を少なくし、インク漏れを防止
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手
段によって、上述の課題を解決する。本発明(請求項1
に記載の発明)は、発熱抵抗体を有するインク加圧室を
基板上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動すること
で、前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させ
るプリンタヘッドチップを複数並設したプリンタヘッド
であって、各前記プリンタヘッドチップの前記インク加
圧室と連通し、前記インク加圧室にインクを供給するた
めのインク流路を備え、複数の前記プリンタヘッドチッ
プは、前記インク流路に沿って配置されるとともに、前
記インク流路を隔てて両側に配置され、前記インク流路
を隔てた両側の前記プリンタヘッドチップは、前記イン
ク流路を介して対向配置され、前記インク流路を隔てて
一方側に位置する前記プリンタヘッドチップと他方側に
位置する前記プリンタヘッドチップとは、前記インク流
路の延在方向において交互に配置され、前記インク流路
に沿って配置された前記プリンタヘッドチップ間の前記
プリンタヘッドチップが配置されていない領域に、イン
クの吐出を行わないダミーチップを配置したことを特徴
とする。
【0014】(作用)本発明においては、インク流路に
沿って複数のプリンタヘッドチップが千鳥状に配置され
るとともに、そのプリンタヘッドチップ間、すなわちプ
リンタヘッドチップが配置されない領域には、インクの
吐出を行わないダミーチップが配置される。したがっ
て、プリンタヘッドチップとダミーチップとで、その上
面が平坦になる。よって、プリンタヘッドチップ上の他
の部材との接着面は、ほぼフラットになる。
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明によるプリンタヘッド
に用いられるプリンタヘッドチップ11を示す外観斜視
図であり、図2は、図1の外観斜視図において、ノズル
シート17を分解して示す斜視図である。プリンタヘッ
ドチップ11において、基板部材14は、シリコン等か
ら成る半導体基板15と、この半導体基板15の一方の
面に析出形成された発熱抵抗体13とを備えるものであ
る。発熱抵抗体13は、半導体基板15上に形成された
導体部(図示せず)を介して外部回路と電気的に接続さ
れている。
【0015】また、バリア層16は、例えば、露光硬化
型のドライフィルムレジストからなり、半導体基板15
の発熱抵抗体13が形成された面の全体に積層された
後、フォトリソプロセスによって不要な部分が除去され
ることにより形成されている。さらにまた、ノズルシー
ト17は、複数のノズル18が形成されたものであり、
例えば、ニッケルによる電鋳技術により形成され、ノズ
ル18の位置が発熱抵抗体13の位置と合うように、す
なわちノズル18が発熱抵抗体13に対向するようにバ
リア層16の上に貼り合わされている。
【0016】インク加圧室12は、発熱抵抗体13を囲
むように、基板部材14とバリア層16とノズルシート
17とから構成されたものである。すなわち、基板部材
14は、図中、インク加圧室12の底壁を構成し、バリ
ア層16は、インク加圧室12の側壁を構成し、ノズル
シート17は、インク加圧室12の天壁を構成する。こ
れにより、インク加圧室12は、図1及び図2中、右側
前方面に開口面を有し、この開口面と後述するインク流
路とが連通される。
【0017】上記の1個のプリンタヘッドチップ11に
は、通常、100個単位の複数の発熱抵抗体13、及び
それら発熱抵抗体13を備えたインク加圧室12を備
え、プリンタの制御部からの指令によってこれら発熱抵
抗体13のそれぞれを一意に選択して発熱抵抗体13に
対応するインク加圧室12内のインクを、インク加圧室
12に対向するノズル18から吐出させることができ
る。
【0018】すなわち、プリンタヘッドチップ11にお
いて、プリンタヘッドチップ11と結合されたインクタ
ンク(図示せず)から、後述するインク流路を通じてイ
ンク加圧室12にインクが満たされる。そして、発熱抵
抗体13に短時間、例えば、1〜3マイクロ秒の間パル
ス電流を流すことにより、発熱抵抗体13が急速に加熱
され、その結果、発熱抵抗体13と接する部分に気相の
インク気泡が発生し、そのインク気泡の膨張によってあ
る体積のインクが押しのけられ、それによって、ノズル
18に接する部分の上記押しのけられたインクと同等の
体積のインクがインク滴としてノズル18から吐出さ
れ、紙等の記録媒体上に着弾される。
【0019】次に、本実施形態におけるラインプリンタ
用のプリンタヘッドについて説明する。ラインプリンタ
用のプリンタヘッドでは、上述のプリンタヘッドチップ
11が多数設けられている。ラインプリンタにおいて
は、記録媒体に対して、1ラインを1回で印画するた
め、複数のプリンタヘッドチップ11を印画ライン方向
に並設している。
【0020】図3は、第1実施形態のプリンタヘッド1
0を示す平面図である。プリンタヘッド10には、その
長手方向に、上述のプリンタヘッドチップ11が並設さ
れている。図3では、5個のプリンタヘッドチップ11
(11A〜11E)のみを図示しているが、実際には、
多数のプリンタヘッドチップ11が並設されている。
【0021】各プリンタヘッドチップ11は、プリンタ
ヘッド10の長手方向(印画ライン方向)において千鳥
状に配置されている。例えば、図3中、隣接するプリン
タヘッドチップ11Aと11Bとは、上下に所定量だけ
ずれて配置されている。さらにプリンタヘッドチップ1
1Bと隣接するプリンタヘッドチップ11Cは、印画ラ
イン方向においてプリンタヘッドチップ11Aと同一ラ
イン上に位置するように配置されている。
【0022】さらにまた、隣接するプリンタヘッドチッ
プ11、例えばプリンタヘッドチップ11Aと11Bと
は、その隣接部分に位置する双方の複数のノズル18が
プリンタヘッドチップ10の並設方向においてオーバー
ラップするように配置されている。図4は、隣接するプ
リンタヘッドチップ11間のノズル18がオーバーラッ
プした状態を示す平面図である。
【0023】図4の例では、隣接するプリンタヘッドチ
ップ11のうち、図4中、左側のプリンタヘッドチップ
11の右端側の4個のノズル18と、右側のプリンタヘ
ッドチップ11の左端側の4個のノズル18とが、プリ
ンタヘッド10の長手方向においてオーバーラップして
いる。このように配置することにより、隣接するプリン
タヘッドチップ11間における特性の相違、例えばイン
クの吐出角度の相違があっても、オーバーラップ部にお
いては、印画時に、隣接する2つのプリンタヘッドチッ
プ11によるインク滴を混在させることができる。よっ
て、隣接するプリンタヘッドチップ11間の特性の相違
を目立たなくして、印画品位の低下を防止することがで
きる。
【0024】説明を図3に戻す。インク流路20は、各
プリンタヘッドチップ11のインク加圧室12と連通
し、インク加圧室12にインクを供給するためのもので
ある。複数のプリンタヘッドチップ11は、インク流路
20に沿って配置されるとともに、インク流路20を隔
てて千鳥状に配置されている。さらに、インク流路20
を隔てた両側のプリンタヘッドチップ11は、インク流
路20を介して対向配置されている。すなわち、各プリ
ンタヘッドチップ11のインク加圧室12の開口された
側(図1及び図2中、右前方側)がインク流路20側を
向くように配置されている。このため、隣接するプリン
タヘッドチップ11は、その向きが180度回転した関
係となるように配置されている。これにより、全てのプ
リンタヘッドチップ11のインク加圧室12とインク流
路20とが連通している。
【0025】さらにまた、インク流路20に沿って配置
されたプリンタヘッドチップ11間のプリンタヘッドチ
ップ11が配置されていない領域、例えば図3におい
て、プリンタヘッドチップ11Aと11Cとの間には、
ダミーチップ21が配置されている。
【0026】ダミーチップ21は、プリンタヘッドチッ
プ11と同様に、半導体基板15、バリア層16及びノ
ズルシート17が積層されたものである。ダミーチップ
21の半導体基板15、バリア層16及びノズルシート
17は、プリンタヘッドチップ11の半導体基板15、
バリア層16及びノズルシート17とそれぞれ同一の材
料から形成され、同一の厚みを有するものである。よっ
て、ダミーチップ21は、プリンタヘッドチップ11と
同一の厚みを有する。しかし、ダミーチップ21には、
発熱抵抗体13は形成されていない。さらに、バリア層
16は設けられているものの、フォトリソプロセス等の
処理は行われていない。このため、インク加圧室12は
形成されていない。よって、ダミーチップ21は、プリ
ンタヘッドチップ11と同様の構成からなる積層体であ
るが、インクの吐出を行わないものである。なお、ダミ
ーチップ21をプリンタヘッドチップ11と全く同一
に、すなわち発熱抵抗体13やインク加圧室12を含め
て形成し、単に、ダミーチップ21には電子信号を入力
しない(配線を施さない等、電気的接続を行わない)よ
うにしても良い。さらに、ダミーチップ21のノズルシ
ート17は、プリンタヘッドチップ11のノズルシート
17と同様にノズル18が形成されていても良いが、形
成されていないものでも良い。
【0027】ダミーチップ21の長手方向の長さは、本
実施形態では、プリンタヘッドチップ11より短く形成
されている。これは、プリンタヘッドチップ11が上記
のようにオーバーラップして配置されているので、イン
ク流路20に対して同一側に配置されたプリンタヘッド
チップ11間の距離、例えばプリンタヘッドチップ11
Aと11Cとの間の距離は、1つのプリンタヘッドチッ
プ11の長さよりも狭いからである。
【0028】さらに、プリンタヘッド10の両端部にお
いても、ダミーチップ21と同様のダミーチップ22が
配置されている。このダミーチップ22は、長手方向に
おける長さがダミーチップ21より短く形成されたもの
であり、構造としてはダミーチップ21と同一である。
また、ダミーチップ22の厚みもダミーチップ21と同
一である。ダミーチップ22は、プリンタヘッド10の
インク流路20の両端部を閉塞するために設けられたも
のであり、その長手方向がプリンタヘッドチップ11及
びダミーチップ21の長手方向と直交するように配置さ
れている。
【0029】以上のようにして、プリンタヘッドチップ
11とダミーチップ21及び22が配置されると、イン
ク流路20は、プリンタヘッドチップ11とダミーチッ
プ21及び22とに囲まれるようになる。また、プリン
タヘッドチップ11とダミーチップ21及び22の厚み
はほぼ同一であるので、プリンタヘッドチップ11とダ
ミーチップ21及び22とでインク流路20を囲んでい
る部分の上面は、ほぼ平坦面となる。
【0030】図5は、図3のD−D断面に相当する断面
図であって、プリンタヘッドチップ11並びにダミーチ
ップ21及び22上に設けられたインク流路部材23を
併せて示すものである。また、図6は、図3のE−E断
面に相当する断面図であって、上記インク流路部材23
を併せて示すものである。さらにまた、図7は、図3の
F−F断面に相当する断面図であって、上記インク流路
部材23を併せて示すものである。
【0031】プリンタヘッドチップ11とダミーチップ
21及び22の上面には、インク流路20と連通する流
路溝23aが形成されたインク流路部材23が接着され
る。プリンタヘッドチップ11とダミーチップ21及び
22とで形成される上面は平坦面であるので、この面に
接着されるインク流路部材23の下面もまた、平坦面で
ある。よって、インク流路部材23の接着面の加工は容
易となり、さらには、加工精度も高めることができる。
【0032】インク流路部材23は、プリンタヘッドチ
ップ11並びにダミーチップ21及び22が配置された
領域を覆うように配置されている。インク流路部材23
のプリンタヘッドチップ11等側には、断面がほぼ逆凹
状の流路溝23aが形成されており、この流路溝23a
とインク流路20とが対応するように配置されている。
これにより、流路溝23とインク流路20とが連通して
いる。
【0033】インク流路部材23の図5〜図7中、下面
側と、プリンタヘッドチップ11並びにダミーチップ2
1及び22の上面とが、接着剤(例えば、シリコーン樹
脂系接着剤)により接着されている。これにより、両者
の接着面には、接着剤層が介在し、両者の隙間を封止す
る。よって、インク流路部材23の流路溝23a及びイ
ンク流路20を流れるインクは、外部に漏れ出すことは
ない。
【0034】ここで、プリンタヘッドチップ11とダミ
ーチップ21との隙間の設計値を、例えば0.05mm
とし、プリンタヘッドチップ11及びダミーチップ21
の長手方向の寸法誤差が±0.01mmであり、組立誤
差(プリンタヘッドチップ11及びダミーチップ21の
取付位置誤差)が±0.02mmであるとする。この場
合、プリンタヘッドチップ11とダミーチップ21との
間の距離は、最短で0mm、最長で+0.1mmとな
る。よって、+0.1mmの隙間を埋めることができる
ような接着剤を用いて封止すれば、製造誤差の範囲内で
は、常に隙間を埋めることができる。
【0035】また、インク流路部材23の接着面側は、
断面がほぼ逆凹状の流路溝23aを形成すれば足り、従
来例で示したように、プリンタヘッドチップ11の有無
に合わせて凹凸に加工する必要がないので、それだけ、
高い寸法精度を維持することができる。すなわち、プリ
ンタヘッドチップ11が配置されていない領域には、ダ
ミーチップ21及び22が配置されているので、インク
流路部材23の接着面側の加工が簡略化されるので、そ
の分だけ、寸法精度を高めることができるからである。
【0036】(第2実施形態)図8は、本発明の第2実
施形態であるプリンタヘッド10’を示す平面図であ
り、第1実施形態の図3に対応する図である。第2実施
形態のプリンタヘッド10’では、従来例で示したもの
と同様に、各プリンタヘッドチップ11がインク流路2
0を介して千鳥状に(交互に)配列されているものの、
第1実施形態と異なり、オーバーラップ部を有さないも
のである。
【0037】このように各プリンタヘッドチップ11を
配列したときには、ダミーチップ21’の長手方向にお
ける長さは、プリンタヘッドチップ11の長さとほぼ同
一にすることができる。よって、例えば発熱抵抗体13
が形成されていないプリンタヘッドチップ11を、その
ままダミーチップ21’として用いることも可能とな
る。その他の点については、第1実施形態と同様である
ので、説明を省略する。
【0038】(第3実施形態)図9は、本発明の第3実
施形態であるプリンタヘッド10”を示す平面図であ
り、第1実施形態の図3に対応する図である。また、図
10は、図9のG−G断面を示す断面図であって、イン
ク流路部材23’を併せて示すものである。第3実施形
態のプリンタヘッド10”では、両端部にダミーチップ
22が設けられていない点が第1実施形態と異なる。
【0039】そして、第3実施形態では、インク流路2
0の両側を、インク流路部材23’が閉塞している。こ
のため、インク流路部材23’には、第1実施形態のイ
ンク流路部材23と異なり、その両端部に凸部23bが
設けられている。凸部23bは、ノズルシート5に直接
接着される。なお、上記のように形成したときには、イ
ンク流路部材23’の両端部に凸部23bを設けなけれ
ばならないため、第1実施形態よりは形状が複雑にな
る。しかし、従来例のように、各プリンタヘッドチップ
11に対応するように凹部を形成する必要はないので、
従来例で示したインク流路部材4よりは、加工精度を維
持することが容易となる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、プリンタヘッドチップ
が配置されない領域にダミーチップが配置されること
で、上面の凹凸がなくなり、プリンタヘッドチップ上の
他の部材との接着面は、ほぼフラットになる。これによ
り、プリンタヘッドチップと他の部材との間に生じる誤
差を少なくすることができる。よって、プリンタヘッド
チップと他の部材との接着を確実なものとし、インク漏
れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタヘッドに用いられるプリ
ンタヘッドチップを示す外観斜視図である。
【図2】図1の外観斜視図において、ノズルシートを分
解して示す斜視図である。
【図3】第1実施形態のプリンタヘッドを示す平面図で
ある。
【図4】隣接するプリンタヘッドチップ間のノズルがオ
ーバーラップした状態を示す平面図である。
【図5】図3のD−D断面に相当する断面図であって、
プリンタヘッドチップ及びダミーチップ上に設けられた
インク流路部材を併せて示すものである。
【図6】図3のE−E断面に相当する断面図であって、
インク流路部材を併せて示すものである。
【図7】図3のF−F断面に相当する断面図であって、
インク流路部材を併せて示すものである。
【図8】本発明の第2実施形態であるプリンタヘッドを
示す平面図であり、第1実施形態の図3に対応する図で
ある。
【図9】本発明の第3実施形態であるプリンタヘッドを
示す平面図であり、第1実施形態の図3に対応する図で
ある。
【図10】図9のG−G断面を示す断面図であって、イ
ンク流路部材を併せて示すものである。
【図11】従来のインクジェット方式のラインプリンタ
におけるプリンタヘッドの概略を示す平面図である。
【図12】図11のA−A断面に相当する断面図であっ
て、プリンタヘッドチップ上に設けられたインク流路部
材を併せて示すものである。
【図13】図11のB−B断面に相当する断面図であっ
て、インク流路部材を併せて示すものである。
【図14】図11のC−C断面に相当する断面図であっ
て、インク流路部材を併せて示すものである。
【図15】インク流路部材に誤差がある場合の断面図で
あって、図12に対応するものである。
【図16】インク流路部材に誤差がある場合の断面図で
あって、図14に対応するものである。
【符号の説明】
10、10’、10” プリンタヘッド 11(11A、11B、・・) プリンタヘッドチップ 12 インク加圧室 13 発熱抵抗体 14 基板部材 18 ノズル 20 インク流路 21、21’、22 ダミーチップ 23、23’ インク流路部材 23a 流路溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 正人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 堀井 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF93 AG14 AG68 AN05 AP02 AP25 AP38 AP77 AQ02 BA03 BA13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基板
    上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、前
    記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるプリ
    ンタヘッドチップを複数並設したプリンタヘッドであっ
    て、 各前記プリンタヘッドチップの前記インク加圧室と連通
    し、前記インク加圧室にインクを供給するためのインク
    流路を備え、 複数の前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路に
    沿って配置されるとともに、前記インク流路を隔てて両
    側に配置され、 前記インク流路を隔てた両側の前記プリンタヘッドチッ
    プは、前記インク流路を介して対向配置され、 前記インク流路を隔てて一方側に位置する前記プリンタ
    ヘッドチップと他方側に位置する前記プリンタヘッドチ
    ップとは、前記インク流路の延在方向において交互に配
    置され、 前記インク流路に沿って配置された前記プリンタヘッド
    チップ間の前記プリンタヘッドチップが配置されていな
    い領域に、インクの吐出を行わないダミーチップを配置
    したことを特徴とするプリンタヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記インク流路を隔てて対向配置されるとともに隣接す
    る一対の前記プリンタヘッドチップは、その隣接部分に
    位置する双方の複数の前記ノズルが前記プリンタヘッド
    チップの並設方向においてオーバーラップするように、
    配置されていることを特徴とするプリンタヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップと同一
    の厚みを有するように形成されており、前記プリンタヘ
    ッドチップと前記ダミーチップとでなす上面が平坦面で
    あり、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップの上面
    には、前記インク流路と連通する流路溝が形成されたイ
    ンク流路部材が接着されており、 前記インク流路部材の前記プリンタヘッドチップ及び前
    記ダミーチップとの接着面は、平坦に形成されているこ
    とを特徴とするプリンタヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップの前記
    発熱抵抗体及び前記インク加圧室が形成されていない構
    造のものであることを特徴とするプリンタヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記ダミーチップは、さらに前記インク流路の両端部に
    配置され、前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチ
    ップが前記インク流路を囲むように配置されていること
    を特徴とするプリンタヘッド。
  6. 【請求項6】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基板
    上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、前
    記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるプリ
    ンタヘッドチップを複数並設したプリンタヘッドであっ
    て、 各前記プリンタヘッドチップの前記インク加圧室と連通
    し、前記インク加圧室にインクを供給するためのインク
    流路を備え、 複数の前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路に
    沿って配置されるとともに、前記インク流路を隔てて両
    側に配置され、 前記インク流路を隔てた両側の前記プリンタヘッドチッ
    プは、前記インク流路を介して対向配置され、 前記インク流路を隔てて一方側に位置する前記プリンタ
    ヘッドチップと他方側に位置する前記プリンタヘッドチ
    ップとは、前記インク流路の延在方向において交互に配
    置され、 前記インク流路に沿って配置された前記プリンタヘッド
    チップ間の前記プリンタヘッドチップが配置されていな
    い領域に、インクの吐出を行わないダミーチップを配置
    し、 前記インク流路を隔てて対向配置されるとともに隣接す
    る一対の前記プリンタヘッドチップは、その隣接部分に
    位置する双方の複数の前記ノズルが前記プリンタヘッド
    チップの並設方向においてオーバーラップするように配
    置され、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップと同一
    の厚みを有するように形成されており、前記プリンタヘ
    ッドチップと前記ダミーチップとでなす上面が平坦面で
    あり、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップの上面
    には、前記インク流路と連通する流路溝が形成されたイ
    ンク流路部材が接着されており、 前記インク流路部材の前記プリンタヘッドチップ及び前
    記ダミーチップとの接着面は、平坦に形成されているこ
    とを特徴とするプリンタヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップの前記
    発熱抵抗体及び前記インク加圧室が形成されていない構
    造のものであることを特徴とするプリンタヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記ダミーチップは、さらに前記インク流路の両端部に
    配置され、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップが前記
    インク流路を囲むように配置されていることを特徴とす
    るプリンタヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップの前記
    発熱抵抗体及び前記インク加圧室が形成されていない構
    造のものであり、 前記ダミーチップは、さらに前記インク流路の両端部に
    配置され、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップが前記
    インク流路を囲むように配置されていることを特徴とす
    るプリンタヘッド。
  10. 【請求項10】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基
    板上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、
    前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるプ
    リンタヘッドチップを複数並設したプリンタヘッドであ
    って、 各前記プリンタヘッドチップの前記インク加圧室と連通
    し、前記インク加圧室にインクを供給するためのインク
    流路を備え、 複数の前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路に
    沿って配置されるとともに、前記インク流路を隔てて両
    側に配置され、 前記インク流路を隔てた両側の前記プリンタヘッドチッ
    プは、前記インク流路を介して対向配置され、 前記インク流路を隔てて一方側に位置する前記プリンタ
    ヘッドチップと他方側に位置する前記プリンタヘッドチ
    ップとは、前記インク流路の延在方向において交互に配
    置され、 前記インク流路に沿って配置された前記プリンタヘッド
    チップ間の前記プリンタヘッドチップが配置されていな
    い領域に、インクの吐出を行わないダミーチップを配置
    し、 前記インク流路を隔てて対向配置されるとともに隣接す
    る一対の前記プリンタヘッドチップは、その隣接部分に
    位置する双方の複数の前記ノズルが前記プリンタヘッド
    チップの並設方向においてオーバーラップするように配
    置され、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップの前記
    発熱抵抗体及び前記インク加圧室が形成されていない構
    造のものであることを特徴とするプリンタヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記ダミーチップは、さらに前記インク流路の両端部に
    配置され、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップが前記
    インク流路を囲むように配置されていることを特徴とす
    るプリンタヘッド。
  12. 【請求項12】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基
    板上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、
    前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるプ
    リンタヘッドチップを複数並設したプリンタヘッドであ
    って、 各前記プリンタヘッドチップの前記インク加圧室と連通
    し、前記インク加圧室にインクを供給するためのインク
    流路を備え、 複数の前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路に
    沿って配置されるとともに、前記インク流路を隔てて両
    側に配置され、 前記インク流路を隔てた両側の前記プリンタヘッドチッ
    プは、前記インク流路を介して対向配置され、 前記インク流路を隔てて一方側に位置する前記プリンタ
    ヘッドチップと他方側に位置する前記プリンタヘッドチ
    ップとは、前記インク流路の延在方向において交互に配
    置され、 前記インク流路に沿って配置された前記プリンタヘッド
    チップ間の前記プリンタヘッドチップが配置されていな
    い領域に、インクの吐出を行わないダミーチップを配置
    し、 前記インク流路を隔てて対向配置されるとともに隣接す
    る一対の前記プリンタヘッドチップは、その隣接部分に
    位置する双方の複数の前記ノズルが前記プリンタヘッド
    チップの並設方向においてオーバーラップするように配
    置され、前記ダミーチップは、さらに前記インク流路の
    両端部に配置され、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップが前記
    インク流路を囲むように配置されていることを特徴とす
    るプリンタヘッド。
  13. 【請求項13】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基
    板上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、
    前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるプ
    リンタヘッドチップを複数並設したプリンタヘッドであ
    って、 各前記プリンタヘッドチップの前記インク加圧室と連通
    し、前記インク加圧室にインクを供給するためのインク
    流路を備え、 複数の前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路に
    沿って配置されるとともに、前記インク流路を隔てて両
    側に配置され、 前記インク流路を隔てた両側の前記プリンタヘッドチッ
    プは、前記インク流路を介して対向配置され、 前記インク流路を隔てて一方側に位置する前記プリンタ
    ヘッドチップと他方側に位置する前記プリンタヘッドチ
    ップとは、前記インク流路の延在方向において交互に配
    置され、 前記インク流路に沿って配置された前記プリンタヘッド
    チップ間の前記プリンタヘッドチップが配置されていな
    い領域に、インクの吐出を行わないダミーチップを配置
    し、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップと同一
    の厚みを有するように形成されており、前記プリンタヘ
    ッドチップと前記ダミーチップとでなす上面が平坦面で
    あり、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップの上面
    には、前記インク流路と連通する流路溝が形成されたイ
    ンク流路部材が接着されており、 前記インク流路部材の前記プリンタヘッドチップ及び前
    記ダミーチップとの接着面は、平坦に形成されており、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップの前記
    発熱抵抗体及び前記インク加圧室が形成されていない構
    造のものであることを特徴とするプリンタヘッド。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記ダミーチップは、さらに前記インク流路の両端部に
    配置され、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップが前記
    インク流路を囲むように配置されていることを特徴とす
    るプリンタヘッド。
  15. 【請求項15】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基
    板上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、
    前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるプ
    リンタヘッドチップを複数並設したプリンタヘッドであ
    って、 各前記プリンタヘッドチップの前記インク加圧室と連通
    し、前記インク加圧室にインクを供給するためのインク
    流路を備え、 複数の前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路に
    沿って配置されるとともに、前記インク流路を隔てて両
    側に配置され、 前記インク流路を隔てた両側の前記プリンタヘッドチッ
    プは、前記インク流路を介して対向配置され、 前記インク流路を隔てて一方側に位置する前記プリンタ
    ヘッドチップと他方側に位置する前記プリンタヘッドチ
    ップとは、前記インク流路の延在方向において交互に配
    置され、 前記インク流路に沿って配置された前記プリンタヘッド
    チップ間の前記プリンタヘッドチップが配置されていな
    い領域に、インクの吐出を行わないダミーチップを配置
    し、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップと同一
    の厚みを有するように形成されており、前記プリンタヘ
    ッドチップと前記ダミーチップとでなす上面が平坦面で
    あり、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップの上面
    には、前記インク流路と連通する流路溝が形成されたイ
    ンク流路部材が接着されており、 前記インク流路部材の前記プリンタヘッドチップ及び前
    記ダミーチップとの接着面は、平坦に形成されており、 前記ダミーチップは、さらに前記インク流路の両端部に
    配置され、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップが前記
    インク流路を囲むように配置されていることを特徴とす
    るプリンタヘッド。
  16. 【請求項16】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基
    板上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、
    前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるプ
    リンタヘッドチップを複数並設したプリンタヘッドであ
    って、 各前記プリンタヘッドチップの前記インク加圧室と連通
    し、前記インク加圧室にインクを供給するためのインク
    流路を備え、 複数の前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路に
    沿って配置されるとともに、前記インク流路を隔てて両
    側に配置され、 前記インク流路を隔てた両側の前記プリンタヘッドチッ
    プは、前記インク流路を介して対向配置され、 前記インク流路を隔てて一方側に位置する前記プリンタ
    ヘッドチップと他方側に位置する前記プリンタヘッドチ
    ップとは、前記インク流路の延在方向において交互に配
    置され、 前記インク流路に沿って配置された前記プリンタヘッド
    チップ間の前記プリンタヘッドチップが配置されていな
    い領域に、インクの吐出を行わないダミーチップを配置
    し、 前記ダミーチップは、前記プリンタヘッドチップの前記
    発熱抵抗体及び前記インク加圧室が形成されていない構
    造のものであり、 前記ダミーチップは、さらに前記インク流路の両端部に
    配置され、 前記プリンタヘッドチップ及び前記ダミーチップが前記
    インク流路を囲むように配置されていることを特徴とす
    るプリンタヘッド。
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JP2009056707A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Kyocera Mita Corp インクジェット記録装置

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