JP2003118287A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP2003118287A
JP2003118287A JP2001316681A JP2001316681A JP2003118287A JP 2003118287 A JP2003118287 A JP 2003118287A JP 2001316681 A JP2001316681 A JP 2001316681A JP 2001316681 A JP2001316681 A JP 2001316681A JP 2003118287 A JP2003118287 A JP 2003118287A
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JP
Japan
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core
pattern
outer cylinder
outer barrel
color pattern
Prior art date
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Pending
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JP2001316681A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Hori
信之 堀
Tetsuo Kamiya
哲夫 神谷
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Pilot Ink Co Ltd
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間使用しても、転写による模様部分が剥
げ落ちることなく、デザインの高級感・立体感に富む筆
記具を提供する。 【解決手段】 二重壁構造を有する筆記具において、外
筒10に透明部分を設けるとともに中芯20に対して着色模
様21を付す。通常使用において直接手で触れられること
のない中芯20に着色模様21が付されるので、長期間使用
されても絵落ちすることはない。また、中芯20に付され
た着色模様は、外筒10の透明部分を通して外部から観察
されるので、外部から観察される当該模様には、立体感
が生まれ、高級感が高まる。このような視覚的効果は、
外筒10を多角形にしたり、外筒10にカット等による凹凸
を設けることで、より一層顕著になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外筒の内側に中芯
を備えた2重壁構造の筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】シャ
ープペンシルやボールペン等の筆記具においては、図1
の破断図に示したように、外筒1の内側に中芯2が配置
された2重壁構造を採用したものが多い。中芯2は、シ
ャープペンシルにおいては替え芯を収容するものであ
り、ボールペンにおいてはインクを収容するものであ
る。
【0003】このような2重壁構造を採用する筆記具に
おいて、アニメの人気キャラクター、花柄、ストライ
プ、ロゴタイプ、その他の模様を付する場合には、外筒
1の表面に対して転写加工等が施されていた。
【0004】しかしながら、転写加工による模様を外筒
1に付すと、長期間使用するうちに、手の油分等によっ
て、転写部が剥げて絵落ちするという問題がある。ま
た、模様によるデザインに高級感・立体感が乏しいとい
う問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、
上記従来技術の問題に鑑みて創案されたものであって、
二重壁構造を有する筆記具において、外筒に透明部分を
設けるとともに中芯に対して着色模様を付することを特
徴としている。
【0006】上記構造を有する本発明の筆記具において
は、着色模様は、通常使用において直接手で触れられる
ことのない中芯に付されているので、長期間使用されて
も絵落ちがないという優れた効果を奏する。
【0007】また、中芯に付された着色模様は、外筒の
透明部分を通して外部から観察されるので、外部から観
察される当該模様には、立体感が生まれ、高級感が高ま
る。このような視覚的効果は、外筒の外表面または内表
面の少なくとも一方の横断面形状を多角形にしたり、外
筒にカット等による凹凸を設けることで、より一層顕著
になる。また、外筒は、その全体が透明であってもよい
が、外筒にも部分的に模様を設けると、模様の立体感が
増し、高級感がさらに高まる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付の図面を
参照して以下に詳細に説明する。図2は、本発明の一実
施形態に係る筆記具の要部分解斜視図である。
【0009】外筒10 外筒10は、透明体であって、両端近傍を除く中央部分に
おいては、長手軸と直交する外表面の横断面形状が六角
形である。なお、ここでいう「透明」とは、外筒10を通
して中芯20が視認できることを意味しており、半透明、
有色透明、つや消し等の、光透過性がやや低いものも含
む概念である。
【0010】外筒10は、外表面が六角形断面のものに限
られず、四角形等の他の多角形断面、円形断面、楕円形
断面、その他任意の形状を採用できる。外筒の形状を工
夫することで、光の屈折等を利用して、内側に存在する
模様の立体感を高めることができる。したがって、外筒
表面にカットや***部を設けることで凹凸を構成するこ
とも好ましい。また、外筒10の内表面についても、任意
の形状を採用することで同様の効果を得ることができ
る。さらに、外筒10の外表面と内表面とを異なる横断面
形状(例えば、外表面を五角形、内表面を六角形とす
る。)もしくは同一の横断面形状とすることにより、意
匠性を一層高めることができる。
【0011】図2の例では、外筒10の全体を透明として
いるが、外筒10は少なくともその一部分が透明であれば
よく、したがって、外筒10にも模様を付してもよい。外
筒10にも模様を付した場合には、内と外の両方に模様が
存在するので、立体感および高級感がさらに高まる。
【0012】中芯20 中芯20は、その表面に着色されたハート模様21を有して
いる。ハート模様の背景部分22は、不透明であってもよ
いが、替え芯やインクの残量を確認できるという点で
は、透明とするのが好ましい。
【0013】本発明において、「模様」は、その具体的
な形態が限定されるものではなく、アニメのキャラクタ
ー、花柄、ストライプ、ロゴタイプ、その他のものを含
む。「模様」は、中芯20の全体を覆うように付されても
よいが、上記と同様に、替え芯やインクの残量を確認で
きるという観点から、中芯20は、少なくとも一部分が透
明であることが好ましい。
【0014】ここにおいても、「透明」とは、中芯20の
内部を外部から視認できることを意味しており、半透
明、有色透明、つや消し等の、光透過性がやや低いもの
も含む概念である。
【0015】外筒10および中芯20の材質 外筒10および中芯20を構成する材料としては、PP(ポ
リプロピレン)、ABS樹脂、PE(ポリエチレン)、ポ
リ塩化ビニル、その他の合成樹脂を採用できる。
【0016】転写フィルムの製法 中芯20または外筒10に対する絵付け(模様付け)は、転写
フィルムを用いた熱転写により行なう。ここで用いる転
写フィルムの製法を以下に例示的に説明する。
【0017】(1)転写フィルムとしては、耐熱性・作
業性を考慮して、ポリエチレンテレフタレート等のポリ
エステルフィルムを使用する。厚さ12〜25ミクロン程度
のポリエステルフィルム基材に対して、グラビア印刷に
より、中芯20または外筒10に転写すべき模様を印刷す
る。また、フィルム基材として、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ナイロン、セロハン等のプラスチックフィル
ムや紙、またはこれらの複合材を使用してもよい。 (2)最初に、上記基材の全面または、その上に印刷さ
れる後述の絵柄に合わせて部分的に離型層を印刷する。
離型層は、転写後において、模様部分を上面から覆う保
護層として機能する。離型層に使用する樹脂としては、
スチレンアクリルコポリマー、アクリル系ポリマー、ア
クリル系ポリマーと塩化ゴムとのブレンド等が挙げられ
る。アクリル系ポリマーには、ポリ(メタ)アクリル酸メ
チル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリ
ル酸ブチル等がある。また、離型層として、熱硬化性樹
脂や紫外線硬化性樹脂を使用してもよい。さらには、別
個の離型層は省略して、上記の基材フィルムの表面に離
型処理を施してもよい。 (3)次いで、離型層の上に所望の絵柄を印刷する。こ
こでは、絵柄の種類に応じて多色印刷を適宜採用する。
この印刷に使用する樹脂としては、アクリル系ポリマ
ー、ポリアミド、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、塩化
ゴム、ポリ酢酸ビニル等が挙げられる。また、絵柄層
は、通常の顔料または染料とバインダー・添加剤等より
なる着色インキを用いて、通常の印刷法で形成してもよ
い。着色インキは、上記離型層との密着性に優れたもの
を使用するのが好ましい。絵柄層は、一層でも、あるい
は多色となる多層構成でもよい。さらには、絵柄層を透
明性のある着色模様とすれば、インクの残存している部
分と、インクの無くなった部分とで変化が生じ、より意
匠性に富んだものとなる。さらに絵柄層は、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等で形
成されたアルミニウムやニッケル等の金属薄膜層であっ
てもよい。 (4)最後に、絵柄の上に、ヒートシール層を全面また
は、絵柄に合わせて部分的に印刷する。ヒートシール層
は、転写面に絵柄を定着させるものであり、アクリル系
ポリマー、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等を
使用することができる。ヒートシール層は、被転写体で
ある中芯20の表面素材に適した感熱性樹脂を適宜使用す
ることが望ましい。例えば、中芯20がポリスチレンの場
合は、アクリル系または塩化ビニル酢酸ビニル系樹脂
を、中芯20がポリプロピレンの場合は、塩素化ポリプロ
ピレン系樹脂やエチレン酢酸ビニル系樹脂等を使用する
のが好ましい。
【0018】中芯20への転写 以上のようにして製造した転写フィルムを用いて、中芯
20への絵付けを熱転写により行なう工程を、図3の概略
図を参照して説明する。
【0019】転写フィルム35は、供給ロール30から供給
され、図3中を下方に移動して、巻取ロール40に巻き取
られる。ホッパー25から供給される中芯20は、円形に配
置されたマンドレル(心棒)52に1本づつ外挿され、円形
経路に沿って矢印A方向に移動し、補圧装置50の前方へ
と送られる。
【0020】補圧装置50は、先端にローラ51を2つ備え
ており、中芯20を転写フィルム35および熱ローラ60に向
かって押圧する。転写フィルム35から見て、中芯20と反
対側には熱ローラ60が配置されている。熱ローラ60は、
熱源61から熱の供給を受けて加熱される。
【0021】マンドレル52と熱ローラ60との間で、転写
フィルム35と中芯20とが互いに圧接され、これにより、
転写フィルム35上の絵柄36が中芯20の表面に転写され
る。補圧装置50は、マンドレル52と熱ローラ60とによる
圧接力を補強する。
【0022】なお、外筒10の表面に絵付けを行なう場合
にも、図3で説明したのと同様の方法で行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2重壁構造を有する従来の筆記具を説明す
る、一部破断斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る筆記具を説明す
る、要部分解斜視図である。
【図3】 本発明の筆記具における、中芯への絵付け工
程を説明する概略図である。
【符号の説明】
1、10 外筒 2、20 中芯 21 着色模様 22 背景 25 ホッパー 30 供給ロール 35 転写フィルム 36 絵柄部 40 巻取りロール 50 補圧装置 51 ローラ 52 マンドレル 60 熱ローラ 61 熱源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 哲夫 愛知県名古屋市東区葵3丁目15−31 大日 本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2C350 GA03 KF01 NC04 NC05 NC20 NE01 2C353 FE01 FE06 MC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒(10)の内側に中芯(20)を備えた筆記
    具であって、中芯(20)に着色模様(21)を施すとともに、
    外筒(10)の少なくとも一部を透明として、上記着色模様
    (21)を外筒の外側から視認可能に構成したことを特徴と
    する、筆記具。
  2. 【請求項2】 熱転写加工により上記着色模様(21)が付
    されていることを特徴とする、請求項1記載の筆記具。
  3. 【請求項3】 上記着色模様(21)が施された中芯(20)
    は、少なくとも部分的に透明であって、それにより中芯
    (20)の内部を外部から視認可能に構成したことを特徴と
    する、請求項1記載の筆記具。
  4. 【請求項4】 上記外筒(10)の外表面または内表面の少
    なくとも一方の横断面形状が多角形であることを特徴と
    する、請求項1記載の筆記具。
  5. 【請求項5】 上記外筒(10)の外表面に凹凸を設けたこ
    とを特徴とする、請求項1記載の筆記具。
JP2001316681A 2001-10-15 2001-10-15 筆記具 Pending JP2003118287A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253842A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Pilot Ink Co Ltd 熱変色性筆記具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010253842A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Pilot Ink Co Ltd 熱変色性筆記具

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