JP3167821U - 感圧転写テープ、及び、その感圧転写テープを装填する塗膜転写具 - Google Patents
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Abstract
Description
また、第1の要旨に記載の感圧転写テープを装填した塗膜転写具であることを第2の要旨とする。
また、以下では、本考案の感圧転写テープに形成する柄として、直線状の柄や実線、破線、菱形などを用いるが、これらに限らず、種々の柄を用いることができる。本考案においては、感圧転写テープに形成した柄が、一定間隔で形成されていると共に、隣り合う柄の形状が異なっていれば良い。この隣り合う柄の形状を異ならしめた具体例としては、以下で述べるような、隣り合う柄の太さや種類、そして、大きさを変えることが考えられるが、太さや種類、大きさに限らず、隣り合う柄の形状が異なっていれば良い。それによって、本考案は効果を発揮する。
以下に本考案の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本考案の修正テープ1の幅方向断面図である。図1に示した修正テープ1は、テープ基材2の片面に柄3と離型層4が形成され、反対面に離型層4と修正用塗膜7が形成されている。修正用塗膜7は、隠蔽層5と接着層6からなる。
まず、テープ基材2について詳述する。本実施例では、テープ基材2として厚さが3〜25μmの透明なPET(ポリエチレンテレフタレ−ト)フィルムを用いる。このテープ基材2は、厚さが大きい(厚い)と、塗膜転写具に装填して転写できるテープ長が短くなるので、不経済である。厚さが小さい(薄い)と、転写できるテープ長が長くなって経済的であるが、テープ基材に腰がなくなり、逆に転写しにくくなったり、塗膜を形成しにくくなったりする。現状、テープ基材2として厚さが3〜25μmが適している。転写する塗膜の性質によっては、ポリエチレンナフタート、ポリプロピレンなどのプラスチックフィルムが用いられることもある。尚、本実施例では透明なテープ基材を用いているが、後述するように、有色不透明なテープ基材を用いても良い。
上述したように、柄3は、テープ長尺方向に一定間隔で形成されている。太さ(テープ長尺方向の長さ)の異なる直線状の柄を一定間隔に、交互に並べている。このように、本実施例においては、隣り合った直線柄の太さを異ならしめ、隣同士の柄の太さが同じにならないように柄を形成しているが、この際、テープの進行方向逆側における各柄の端部の間隔が一定間隔となるように形成している。即ち、太い柄のテープ進行方向逆側における端部から細い柄の同方向における端部までの長さをBとし、また、テープの進行方向逆側における細い柄の端部から同方向における太い柄の端部までの長さをB’とした時に、B=B’となるように、柄を形成している(図2)。このように、太さの異なる柄を一定間隔に形成することにより、これから塗膜を転写する距離が精度良く予測でき、所定の長さの文字列や微小部分の消去作業が行いやすくなる。尚、本実施例のように、隣り合った柄のテープ進行方向逆側における端部間の距離を一定長とすることで、より塗膜の転写距離の予測を行いやすくすることができる。即ち、塗膜の転写時に、ある目標と定めた柄1個が完全に現れたところで塗膜の転写作業を終了すれば良いため、転写を止めるタイミングが掴み易くなっている。これにより、所定の長さの文字列や微小部分の消去作業がより行いやすくなる。勿論、隣り合った柄のどこからどこまでを一定長として各柄を一定間隔に形成するかは、本実施例に限らず任意に定めることが出来る。
柄3の色は、本実施例では青色としているが、赤色や緑色等、修正用塗膜7の色(白色)とは異なる柄3の色となっていれば良い。マーク転写テープや暗記テープに用いる感圧転写テープの場合には、塗膜の色が白色とは限らないが、この場合にも、塗膜の色と異なる柄の色であって、塗膜の色に対して目立つようになっていれば良い。その際、塗膜の色に対して、色相差が大きく、且つ、明度差や彩度差が大きい柄の色となっていることが好ましい。色相差が大きく、且つ、明度差や彩度差が大きい柄の色となっていれば、柄が目立つため、所定の長さの文字列や微小部分の消去作業の行いやすさが向上する。また、本実施例では、透明なテープ基材を用いているが、有色不透明なテープ基材を用いた場合には、柄3の色をテープ基材2の色と異なる色としても良い。その際、柄の色をテープ基材に対して目立つ色、即ち、色相差が大きく、且つ、明度差や彩度差が大きい柄の色とすることで、柄が目立ち、所定の長さの文字列や微小部分の消去作業の行いやすさが向上する。尚、目立つ色の組み合わせの例としては、青色と黄みの橙色、青色と黄色、青色と赤みの橙色などが種々考えられる。各組み合わせで、同じ明度差や彩度差のものと用いても良い。また、明度差を異ならせたり、彩度差を異ならせたり、或いは、明度差と彩度差の両方を異ならせたりしても良い。このように種々の色を組み合わせることにより、柄が目立つ。
一方で、この転写ヘッド10は有色不透明としても良い。この場合にも、柄3が一定間隔で形成されていると共に、隣り合った柄の太さが異なるように形成されているため、使用する際に、精度良く塗膜を転写することができる。尚、転写ヘッド10を有色不透明に形成した場合に、テープ基材全体を転写ヘッド10と異なる色(色相差が大きく、且つ、明度差や彩度差が大きい色)、又は、柄3の色を転写ヘッドと異なる色(色相差が大きく、且つ、明度差や彩度差が大きい色)に形成することで、テープ転写後、巻き取られていくテープ基材、又は、テープ基材に印刷された柄3がはっきり認識しやすくなる。その結果、塗膜転写具の使用者が、転写ヘッドに対するテープ基材の位置関係を把握しやすくなり、万が一、転写ヘッドからテープが外れたり、片寄ってしまったりしそうになった場合には、即座に修正することができる。
本実施例では、テープ基材2として厚さ12μmの透明なPETフィルムを用いて、柄3として片面にテープ長尺方向へ隣り合った直線柄の太さが同じ太さにならないように一柄おきに変え、また、柄3の厚さが約0.5μmになるようにグラビア印刷で形成した。グラビア印刷用インキは、大阪印刷インキ製造株式会社製VS−SANS赤色を用いた。
仮に、柄3が一定間隔で形成されていても、隣り合った柄の幅が同じ場合には、使用者が一瞬でも目を離したら、開始に基準にしていた柄を見失う可能性があるといった悪さがある。しかしながら、本考案ではそのようなことがなく、ある柄を基準として塗膜の転写を行った場合に、その基準とした柄を見失うことなく、転写したい距離を精度よく予測することができる。その結果、塗膜を貼りすぎて、後で剥がしたり、転写した塗膜が短すぎて、再度貼り直したりすることを防止でき、所定の長さの文字列や微小部分の消去作業を、容易且つ確実に行うことができる。
また、9ptの文字の場合、文字幅は2.6mmである。そして、この時の文字間隔は一般的には、0.6mmであるため、柄を3.2mm間隔で配置していると良い。すると、3文字を消したい時には、柄が3個分現れた時に転写をやめることで、容易且つ確実に3文字消せる。
更には、12ptの文字の場合、文字幅は3.4mmである。そして、この時の文字間隔は一般的には、0.9mmであるため、柄を4.3mm間隔で配置していると良い。すると、3文字を消したい時には、柄が3個分現れた時に転写をやめることで、容易且つ確実に3文字消せる。
以上のように、柄の間隔は、任意に定めることができる。しかし、必ずしも消したい文字の大きさによって柄の間隔を変えなくても、隣接した太さの異なる柄が一定間隔で形成されているため、柄がどのくらい現れた際にその消したい文字の距離と同等の塗膜距離になるのかを視覚的に判断することが出来る。このため、柄がどれだけ現れたらいいのか決めておくことで、ちょうどよい長さで消したい文字を消すことができる。
また、感圧転写テープに柄を形成したために、塗膜転写具の構造が煩雑になり、コスト高となってしまうことがない。即ち、コストも安くすることができる。
更には、感圧転写テープに柄を形成したことで、所定の長さの文字列や微小部分の消去作業を、容易且つ確実に行うことができるので、塗膜転写具のデザインや形状に捕らわれることがない。即ち、種々の構造の塗膜転写具に、本考案の感圧転写テープを用いることができる。
実施例1ではテープの長尺方向に異なった太さの柄を形成したが、柄は実施例1に記載のものに限らない。種類の異なる柄の組み合わせ、例えば、図5に示すような実線18と破線19の組み合わせとしても良い。以下、詳述する。
実線18と破線19は同じ太さで形成し、一定間隔に配置する。そして、テープ進行方向逆側における実線18の端部から同方向における破線19の端部までをC、また、テープ進行方向逆側における破線19の端部から同方向における実線18の端部までをC’とした際に、C=C’としている(図5)。その他は、実施例1と同じ構成である。
本実施例では、隣り合った柄の種類を異ならしめているため、視覚的に塗膜の転写距離が認識しやすくなっている。即ち、転写作業開始時に定めた、基準とする柄が認識しやすく、結果として、塗膜の転写距離が把握しやすくなっている。このため、実施例1と同様に、所定の長さの文字列や微小部分の消去作業を、容易且つ確実に行うことができる。
尚、ここでは、種類の異なる柄の組み合わせの例として、実線と破線を用いたが、これに限らず任意の柄を用いることが出来る。
実施例1ではテープの長尺方向に異なった太さの柄を形成したが、柄は実施例1に記載のものに限らない。同じ種類の柄ではあるが、大きさの異なる柄の組み合わせ、例えば、図6に示すような大きさの異なる菱形20の組み合わせとしても良い。以下、詳述する。
同一種類の菱形であり、大きさの異なる、大きい菱形と小さい菱形一定間隔に配置する。そして、テープ幅方向における大きい菱形の最長部から同方向における小さい菱形の最長部までをD、また、テープ幅方向側における小さい菱形の最長部から同方向における大きい菱形の最長部までをD’とした際に、D=D’としている(図6)。尚、本実施例では、菱形を、テープの幅方向に対してテープの長尺方向が細い菱形とした。その他は実施例1と同じ構成である。
本実施例では、同じ種類の柄ではあるが、隣り合った柄の種類を異ならしめているため、視覚的に塗膜の転写距離が認識しやすくなっている。即ち、転写作業開始時に定めた、基準とする柄が認識しやすく、結果として、塗膜の転写距離が把握しやすくなっている。このため、実施例1と同様に、所定の長さの文字列や微小部分の消去作業を、容易且つ確実に行うことができる。本実施例の菱形の柄のように、テープの長尺方向やテープの幅方向に対して鋭角部がある柄を用いた場合、鋭角部によって、テープの進行方向や一定間隔位置が視覚的に認識しやすくなり、転写する目標位置が明確になる。更に、本実施例においては、転写を終了する位置の目印となる柄が徐々に現れるため、より一層、終了する位置を正確に把握することができると共に、正確に終了することができる。
尚、ここでは、同じ種類の柄ではあるが、大きさの異なる柄の組み合わせの例として、大きい菱形と小さい菱形を用いたが、菱形に限らず任意の柄を用いることが出来る。
2 テープ基材
3 柄
4 離型層
5 隠蔽層
6 接着層
7 修正用塗膜
8 コア
9 先端
10 転写ヘッド
11 塗膜転写具
12 繰出し部
13 ガイド
14 巻取り部
15 ローレット
16 ケース開口部
17 ギア
18 実線
19 破線
20 菱形
Claims (5)
- テープ基材上の塗膜を被転写体に転写する感圧転写テープであって、その感圧転写テープには柄を形成し、その柄を前記感圧転写テープの長尺方向に一定間隔に配置すると共に、隣り合う柄の形状を異ならしめたことを特徴とする感圧転写テープ。
- 柄の太さ、或いは、種類、或いは、大きさを変えることによって、前記隣り合う柄の形状を異ならしめたことを特徴とする請求項1に記載の感圧転写テープ。
- 請求項1或いは請求項2に記載の感圧転写テープを装填したことを特徴とする塗膜転写具。
- 前記塗膜転写具に転写ヘッドを設けると共に、その転写ヘッドを透明としたことを特徴とする請求項3に記載の塗膜転写具。
- 前記柄の色を、前記テープ基材の色、或いは、前記塗膜の色、或いは、塗膜転写具に形成した転写ヘッドの色に対して、色相差が大きく、及び/又は、明度差及び/又は彩度差が大きい色としたことを特徴とする請求項3に記載の塗膜転写具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011001042U JP3167821U (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 感圧転写テープ、及び、その感圧転写テープを装填する塗膜転写具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011001042U JP3167821U (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 感圧転写テープ、及び、その感圧転写テープを装填する塗膜転写具 |
Publications (1)
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JP3167821U true JP3167821U (ja) | 2011-05-19 |
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180057822A (ko) * | 2016-11-23 | 2018-05-31 | 윤현민 | 플렉스볼 다목적 수정테이프 |
-
2011
- 2011-02-28 JP JP2011001042U patent/JP3167821U/ja not_active Expired - Lifetime
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