JPS6345355Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6345355Y2
JPS6345355Y2 JP14405782U JP14405782U JPS6345355Y2 JP S6345355 Y2 JPS6345355 Y2 JP S6345355Y2 JP 14405782 U JP14405782 U JP 14405782U JP 14405782 U JP14405782 U JP 14405782U JP S6345355 Y2 JPS6345355 Y2 JP S6345355Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
thin film
colored ink
transfer material
metal thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14405782U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5948865U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14405782U priority Critical patent/JPS5948865U/ja
Publication of JPS5948865U publication Critical patent/JPS5948865U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6345355Y2 publication Critical patent/JPS6345355Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Printing (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は筒状物へのエンドレス転写材に関する
ものであり、その目的とするところは筒状物の表
面に継ぎ目のない所謂金属光沢模様を転写印刷す
ることのできるエンドレス転写材を得んとすると
ころにある。
本出願人は以前、筒状物の表面に継ぎ目のない
模様を転写印刷することのできるエンドレス転写
材を発明し、出願した(特公昭55−6516号公報参
照)。これは模様層2が被転写物3上で重複する
ように筒状物の周囲長よりも長く且つ該重複部分
が重複によつて必要な色濃度となるように印刷さ
れていることを特徴とするエンドレス転写材であ
る(第1図参図)。このエンドレス転写材を用い
ると円筒の様な曲面を呈する筒状物に、継ぎ目が
全く見られないエンドレス模様を転写印刷するこ
とができる(第2図参照)。しかし前記エンドレ
ス転写材は模様層2の着色剤が染料100%である
ものへの適用を対象としたものであり、例えば金
属光沢を有する模様、所謂金属光沢模様を現出す
るための転写材のように被転写物上に金属光沢感
を現出するための金属薄膜層を設ける必要のある
場合には、前記エンドレス転写材を適用すること
はできなかつた。何故なら一般に金属光沢模様を
現出するための転写材の層構成は、剥離性を有す
る基体シート1上に着色インキ層4、金属薄膜層
5、接着剤層等を順次積層した転写層を設けてな
るものであり、この転写材に前記エンドレス転写
材の技術的思想に準じて両端に低色濃度部分を有
する着色インキ層4を設け、更にその上に両端に
むかつて徐々に層厚が薄くなるような金属薄膜層
5を設けようとしても(第3図参照−ただし、剥
離層、接着剤層等は図示しない)、前記したよう
な金属薄膜層5を形成することは技術的に極めて
困難であり、仮に形成することができたとして
も、これを用いて被転写物3である筒状物上に転
写印刷した場合、転写開始部分の着色インキ4が
転写終了部分の金属薄膜層5の重複によつて隠蔽
されるため、該重複部分の着色インキの色濃度が
極端に低下し、継ぎ目のない金属光沢模様を転写
印刷することができないからである(第4図参
照)。
本出願人は以前、この問題点に鑑みて両端に低
色濃度部分を有する着色インキ層4上に、被転写
物の周囲長を有する金属薄膜層5を該着色インキ
層4の一端より設けてなる転写材を考案し、出願
した(第5図参照−ただし、剥離層、接着剤層等
は図示しない)。しかしながらかかる転写材にお
いても、被転写物である筒状物の周囲長のバラツ
キ又は転写材の伸縮等により、被転写物3の周囲
長と完全に一致した長さを有する金属薄膜層5を
形成すること(第6図参照)は非常に困難であ
り、そのため切れ目6ができ全く金属光沢のない
部分が生じたり(第7図参照)、あるいは転写開
始部分の着色インキ層が転写終了部分の金属薄膜
層の重複によつて隠蔽され、該重複部分の着色イ
ンキの色濃度が低下したりして(第8図参照)、
継ぎ目のない金属光沢模様を転写印刷することが
極めて困難であつた。
本考案者は、このような問題点を全て解決する
ために種々研究、実験の結果、着色インキ層4上
に金属薄膜層5を形成する際に、着色インキ層4
と金属薄膜層5をずらして転写材を構成すると、
継ぎ目が全く見られないエンドレス模様のものが
得られることを見出し、かかる知見に基づいて本
考案を完成するに至つたものである。即ち、本考
案は、剥離性を有する基体シート上に、隠蔽性が
ない着色インキ層、金属薄膜層、隠蔽性がない接
着剤層等を順次積層してなる転写層を設けた転写
材において、 (i) 着色インキ層が被転写物である筒状物上で重
複するように筒状物の周囲長よりも長く形成さ
れ且つ該重複部分が重複によつて必要な色濃度
となるように両端が低色濃度部分として形成さ
れており、 (ii) 金属薄膜層が被転写物である筒状物上で重複
するように筒状物の周囲長よりも長く形成され
且つその両端が前記着色インキ層の低色濃度部
分と重ならないように周囲長方向に対してずら
して形成されている、 ことを特徴とする筒状物へのエンドレス転写材で
ある。
以下、本考案を図面に基づいて詳しく説明す
る。
本考案に係るエンドレス転写材の特長とすると
ころは、従来の転写材のように着色インキ層上に
見当を合わせて金属薄膜層を設けるのではなく、
着色インキ層とずらして金属薄膜層を設けるとこ
ろにある(第9図参照−ただし、剥離層、透明接
着剤層等は図示しない。)。第9図に示すエンドレ
ス転写材は剥離性を有する基体シート1上に着色
インキ層4を設け、該着色インキ層4の一方の低
色濃度部分を覆わないように且つ他方の低色濃度
部分を完全に覆い更にその外側(図においては右
側)にまでずらして金属薄膜層5を設けたもので
ある。このようにするためには着色インキ層を設
けた後、水溶性樹脂を用い金属薄膜層の不要な部
分に水溶性樹脂層を設け、その後金属蒸着法等に
て金属薄膜層を設け、しかる後水洗して不要な金
属薄膜層を除去する方法、あるいは着色インキ層
を設けた後、金属薄膜層の不要な部分にマスキン
グを行い、その後金属蒸着法等にて金属薄膜層を
設け、しかる後マスキングを除去する方法等、
種々の方法がある。
本考案に係るエンドレス転写材の前記着色イン
キ層は、両端に低色濃度部分を設け、該低色濃度
部分が筒状物上で重複することによつて必要な色
濃度となるように構成されているが、これは換言
すれば被転写物に転写印刷した際に、例えば一定
の色濃度が現出する着色インキ層の場合、着色イ
ンキ層の両端の色濃度を夫々連続的に低下させ、
両端部の個々の色濃度では被転写物上における必
要な色濃度とならず重複によつてはじめて被転写
物上における必要な色濃度となるように構成して
なるものである。このようにするためには例えば
通常のグラビア製版法を用いて、着色インキ層の
両端部において、必要な色濃度から徐々に連続的
に色濃度が減少するように製版すればよい。
本考案に係るエンドレス転写材の金属薄膜層
は、被転写物である筒状物の周囲長よりも若干長
く形成し、筒状物上で若干重複することによつ
て、筒状物の周囲長のバラツキ又は転写材の伸縮
等によつても金属薄膜層に切れ目が生じないよう
に構成されている。前記金属薄膜層は、重複する
ことによつて該重複部分が他の部分より層厚が2
倍になるが、金属薄膜層は、着色インキ層と比較
して非常に層厚の小さな層であり、又、完全に隠
蔽性を有するものであるから、重複することによ
つても外観に影響を与えず、継ぎ目は生じない。
次に、本考案に係るエンドレス転写材の使用方
法について説明すると、該エンドレス転写材の金
属薄膜層5がはみ出している部分(第9図におい
ては右方)を転写開始部分として被転写物3であ
る筒状物上に載置し、加熱加圧等の転写条件を加
え、基体シート1を剥離しながら筒状物の周囲に
沿つて転写していく(第10図参照)。このよう
にすることによつて転写終了部分において、金属
薄膜層5が着色インキ層4を隠蔽することはな
く、転写終了部分の金属薄膜層5は転写開始部分
の金属薄膜層5がはみ出している部分上に重複
し、又着色インキ層4は着色インキ層4上に重複
するため、即ち該金属薄膜層5と該着色インキ層
4とは夫々異なつた位置で重複するため、筒状物
の周囲長のバラツキ又は転写材の伸縮等によつて
も常に継ぎ目のないエンドレス模様が得られるも
のである(第11図参照)。
以上説明したように本考案に係る筒状物へのエ
ンドレス転写材は、転写材を形成する際、着色イ
ンキ層と金属薄膜層とを被転写物上で重複するよ
うに、そして着色インキ層の重複部分が重複によ
つて必要な色濃度となるように形成し且つ該着色
インキ層と該金属薄膜層とをずらして形成してい
るため、筒状物に転写印刷すると、着色インキ層
と金属薄膜層とは異なつた位置で重複し、その結
果金属薄膜層の重複によつて着色インキ層を隠蔽
することはない。従つて例えば金属光沢模様を現
出する転写材のように、被転写物上に隠蔽性に極
めて優れた金属薄膜層を設ける必要のある転写材
においても口紅のキヤツプのような化粧品容器、
鉛筆、クレヨンのような筆記具、口紅タイプのり
のようなプラスチツク容器のような曲面を有する
筒状物に継ぎ目が全く見られないエンドレス模様
を転写印刷することが可能なものであり、実用価
値の極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエンドレス転写材(模様層の着
色剤が染料100%であるもの)の断面模式図、第
2図は第1図のエンドレス転写材を用いて得られ
た製品の断面模式図、第3図は第1図に示すエン
ドレス転写材の技術的思想に準じて考えられるエ
ンドレス金属光沢模様転写材の断面模式図、第4
図は第3図のエンドレス転写材を用いて得られた
製品の断面模式図、第5図は従来のエンドレス金
属光沢模様転写材の断面模式図、第6図乃至第8
図は第5図に示すエンドレス転写材を用いて得ら
れた製品の断面模式図、第9図は本考案に係るエ
ンドレス転写材の断面模式図、第10図は第9図
に示すエンドレス転写材を用いて行う転写工程の
断面模式図、第11図は第9図に示すエンドレス
転写材を用いて得られる製品の断面模式図を各々
示す。 図中、1……基体シート、2……模様層、3…
…被転写物、4……着色インキ層、5……金属薄
膜層、6……切れ目。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 剥離性を有する基体シート上に、隠蔽性がない
    着色インキ層、金属薄膜層、隠蔽性がない接着剤
    層等を順次積層してなる転写層を設けた転写材に
    おいて、 (i) 着色インキ層が被転写物である筒状物上で重
    複するように筒状物の周囲長よりも長く形成さ
    れ且つ該重複部分が重複によつて必要な色濃度
    となるように両端が低色濃度部分として形成さ
    れており、 (ii) 金属薄膜層が被転写物である筒状物上で重複
    するように筒状物の周囲長よりも長く形成され
    且つその両端が前記着色インキ層の低色濃度部
    分と重ならないように周囲長方向に対してずら
    して形成されている、 ことを特徴とする筒状物へのエンドレス転写材。
JP14405782U 1982-09-22 1982-09-22 筒状物へのエンドレス転写材 Granted JPS5948865U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14405782U JPS5948865U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 筒状物へのエンドレス転写材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14405782U JPS5948865U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 筒状物へのエンドレス転写材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5948865U JPS5948865U (ja) 1984-03-31
JPS6345355Y2 true JPS6345355Y2 (ja) 1988-11-24

Family

ID=30321360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14405782U Granted JPS5948865U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 筒状物へのエンドレス転写材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5948865U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2532226B2 (ja) * 1987-01-28 1996-09-11 日本写真印刷株式会社 転写成型品の製造方法
JP6013835B2 (ja) * 2012-08-30 2016-10-25 三菱鉛筆株式会社 塗布具用筒状部材
JP5994872B2 (ja) * 2015-01-15 2016-09-21 大日本印刷株式会社 熱転写シート

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5948865U (ja) 1984-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6345355Y2 (ja)
JPH0478120B2 (ja)
JPS6358102B2 (ja)
JP2640887B2 (ja) 部分ホログラム転写シート
JPS6221585A (ja) 転写印刷方法
JPH0380107B2 (ja)
JPH0222445B2 (ja)
JPS6033035Y2 (ja) 筒状物へのエンドレス転写材
JP2918971B2 (ja) 凹凸模様付与用熱転写シート
JPH0483700A (ja) 転写箔
JPS6129871B2 (ja)
JPS63167421A (ja) 磁気カ−ドの作成方法
JPS6239276A (ja) 部分的に金属光沢部を有する転写箔
JPH0460814B2 (ja)
JPS5878755A (ja) 化粧シ−ト
JP2988712B2 (ja) 液圧による印刷模様層の形成方法
JPH0289700A (ja) 転写シートセット及びそれを用いる転写方法並びに転写物
KR100525053B1 (ko) 이중증착 열전사박
KR890000248B1 (ko) 직물지의 다중 색박 나염방법
JPH04208499A (ja) 転写箔
JPS60107400A (ja) 金属光沢模様を有する装飾ラベルの製造方法
JPS63130783A (ja) 部分金属薄膜層を有する転写箔
JPH0650870U (ja) 凸状模様を有するカード
JPH0796359B2 (ja) 転写材
JPS62127299A (ja) 象嵌調化粧シ−トの製造方法