JP2003075690A - トランスミッタ及びレシーバ - Google Patents

トランスミッタ及びレシーバ

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JP2003075690A
JP2003075690A JP2001264785A JP2001264785A JP2003075690A JP 2003075690 A JP2003075690 A JP 2003075690A JP 2001264785 A JP2001264785 A JP 2001264785A JP 2001264785 A JP2001264785 A JP 2001264785A JP 2003075690 A JP2003075690 A JP 2003075690A
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optical fiber
face
light emitting
reflector
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JP2001264785A
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Shunsuke Matsushima
俊輔 松島
Yoshiaki Kanbe
祥明 神戸
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

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Abstract

(57)【要約】 【課題】結合効率を向上したトランスミッタ及びレシー
バを提供する。 【解決手段】 トランスミッタAにおいて、発光ダイオ
ード1とリフレクタ2と集光レンズ3aとを備え、レシ
ーバBにおいて、フォトダイオード8とリフレクタ10
と集光レンズ9aとを備える。トランスミッタAでは、
光ファイバFのコアF1端面に受光角の範囲内で照射さ
れる光量を増して、発光ダイオード1からの光が光ファ
イバFのコアF1端面に結合する結合効率を向上するこ
とができ、レシーバBでは、フォトダイオード8に照射
される光量を増して、光ファイバFのコアF1端面から
出射された光がフォトダイオード8に結合する結合効率
を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを介し
て光信号を送受信するためのトランスミッタ及びレシー
バに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバを介して光信号を
送受信するためのトランスミッタ及びレシーバが提供さ
れている。
【0003】トランスミッタは光信号となる光を発光す
る発光ダイオードを備えて、レシーバはフォトダイオー
ドを備えている。
【0004】このようなトランスミッタ及びレシーバは
それぞれ、発光ダイオードの発光部を光ファイバの一方
の端面に略対向させ、フォトダイオードの受光部を光フ
ァイバの他方の端面に略対向させて、光ファイバの両端
に光コネクタを介して接続される。
【0005】そして、トランスミッタの発光ダイオード
を発光させることで、発光ダイオードからの光が光信号
として光ファイバの一方の端面から光ファイバのコアに
入射し、コアとクラッドとの界面で反射を繰り返しなが
ら他方の端面側に伝送され、他方の端面から出射された
光が光信号としてレシーバのフォトダイオードに受信さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトランスミッタ及びレシーバでは、トランスミッタ
の発光ダイオードからの光を光ファイバのコア端面に結
合させる結合効率や、光ファイバのコア端面から出射さ
れた光をレシーバのフォトダイオードに結合させる結合
効率が低いという問題があった。
【0007】例えば、トランスミッタにおいて、光ファ
イバにNA(開口数)=約0.5のプラスチック光ファ
イバを用い、発光ダイオードからの光を光ファイバのコ
ア端面に直接結合させるようにした場合、発光ダイオー
ドの発光分布は一般にランバート分布(半値角約120
°)であることから、発光された光のうち光軸から約6
0°の範囲の光が光ファイバのコア端面に照射される
が、前記NAに応じた受光角(約30°)の範囲の光し
か光ファイバのコア内に入射して伝送されないため、結
合効率は、立体角比で表されて(1−cos30°)/
(1−cos60°)≒27%と低く、この値が直接結
合の理論限界となる。
【0008】また、トランスミッタにおいて発光ダイオ
ードから光ファイバの端面までの距離が長くなるほど、
光ファイバのコア端面にNAに応じた受光角の範囲内で
照射される光量が少なくなるため結合効率がさらに低下
してしまう。これと同様、レシーバにおいても、光ファ
イバの端面からフォトダイオードまでの距離が長くなる
ほど、フォトダイオードの受光部に照射される光量が少
なくなるため結合効率がさらに低下してしまう。そこ
で、トランスミッタ及びレシーバには、光ファイバの各
端面と発光ダイオード又はフォトダイオードとの位置合
わせを正確に行わせる構造が必要であった。
【0009】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、結合効率を向上したトランスミッタ及びレシ
ーバを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、光ファイバを介して光信号を送
信するためのトランスミッタであって、前記光信号とな
る光を発光する発光素子と、発光素子から発光された光
のうち少なくとも一部を反射して光ファイバの端面に向
けるリフレクタと、発光素子から発光された光のうち少
なくとも一部を光ファイバの前記端面に集光する集光レ
ンズとを備えたことを特徴とし、発光素子からの光のう
ち、光ファイバの開口数に応じた受光角の範囲外の光
や、光ファイバの端面と異なる方向に向う光を、前記リ
フレクタに反射させ、前記集光レンズに集光させて、前
記端面に向けることによって、光ファイバの端面に前記
受光角の範囲内で照射される光量を増して、発光素子か
らの光が光ファイバの端面に結合する結合効率を向上す
ることができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、複数の集光レンズを備えたことを特徴とし、発光素
子からの光をより多く集光して光ファイバの端面に向け
ることができ、結合効率をさらに向上することができ
る。
【0012】請求項3の発明は、光ファイバを介して送
信された光信号を受信するためのレシーバであって、受
光素子と、前記光信号として光ファイバの端面から出射
された光のうち少なくとも一部を前記受光素子に集光す
る集光レンズと、前記端面から出射された光のうち集光
レンズで集光されない光を反射して前記受光素子に向け
るリフレクタとを備えたことを特徴とし、光ファイバの
端面から出射されて受光素子と異なる方向に向う光のう
ち少なくとも一部を、前記集光レンズに集光させ、前記
異なる方向に向う光のうち集光レンズで集光されない光
を、前記リフレクタに反射させて、受光素子に向けるこ
とによって、受光素子に照射される光量を増して、光フ
ァイバの端面から出射される光が受光素子に結合する結
合効率を向上することができる。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、複数の集光レンズを備えたことを特徴とし、光ファ
イバの端面から出射された光をより多く集光して受光素
子に向けることができ、結合効率をさらに向上すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態のトラ
ンスミッタは、図1(a)及び図2に示すように、光信
号となる光を発光する発光ダイオード1と、発光ダイオ
ード1から発光された光の一部を反射して光ファイバF
のコアF1端面に向けるリフレクタ2と、発光ダイオー
ド1から発光された光の一部を光ファイバFのコアF1
端面に集光する集光レンズ3aを有する透光部材3とを
備えている。
【0015】発光ダイオード1は、半導体素子を用いて
構成された光通信用発光ダイオードであって、略矩形状
に形成されており、一面に設けられた略円形の発光部1
aから例えば可視から赤外線領域の光を発光する。な
お、発光ダイオード1は、面発光形や端面発光形やこれ
ら以外のタイプであっても良く、また、前記一面だけで
なく他の面からも発光するタイプを使用しても良い。
【0016】リフレクタ2は、一面に凹所2aを有する
厚みのある略円板状に形成されており、凹所2aは、開
口面側から底面2b側に向うにつれて開口断面積が次第
に小さくなるように形成され、この凹所2a内面で発光
ダイオード1からの光を反射する。また、リフレクタ2
の凹所2a周部には、さらに溝部2dが凹設されてい
る。さらに、リフレクタ2には発光ダイオード1と電気
的に接続し発光ダイオード1を発光させるための配線パ
ターンが形成され、前述の溝部2dには前記配線パター
ンと接続するワイヤボンドパッド2cが設けられてい
る。そして発光ダイオード1は、凹所2aの底面2bの
略中央部にその発光部1aを開口面側に向けた形で固定
される。
【0017】透光部材3は、リフレクタ2の凹所2a及
び溝部2d内部に満たされて発光ダイオード1を封止す
る封止部3dと、リフレクタ2の凹所2a開口面側に位
置して封止部3dよりも幅広い略円板状の板部3cと、
板部3c周縁からリフレクタ2と反対側に突出する周壁
3bと、上述の集光レンズ3aとからなり、透光性樹脂
で一体に形成されている。
【0018】集光レンズ3aは、球面レンズであって、
板部3cにおけるリフレクタ2と反対側の面から突出す
るようにリフレクタ2の凹所2a開口面の略中央部に形
成される。
【0019】なお、集光レンズ3aは球面レンズに限定
されるものではなく、非球面レンズであっても良い。
【0020】ここで、上述のような発光ダイオード1及
びリフレクタ2並びに透光部材3からトランスミッタA
を製作する手順について説明する。
【0021】まず、リフレクタ2を樹脂材料で成形し、
リフレクタ2表面に銅メッキを施す。そして、この銅メ
ッキから不要な部分を例えばレーザー光などで除去する
ことで、リフレクタ2の凹所2aの底面2bなどにパタ
ーンを形成し、形成されたパターン上にニッケルメッキ
をして、さらに金メッキを施すことで上述の配線パター
ンを形成する。この配線パターンがリフレクタ2の反射
率を高めて、高効率なリフレクタ2を成すのである。そ
して溝部2dにワイヤボンドパッド2cを設ける。
【0022】次に、発光ダイオード1を例えば銀ペース
トなどの導電性接着剤で底面2b上にダイボンドするこ
とで、発光ダイオード1の発光部1aと反対側の面にあ
る電極と、底面2b上に形成された配線パターンとを接
続する。さらに、発光ダイオード1の発光部1a側の面
にある電極と、リフレクタ2の溝部2dにあるワイヤボ
ンドパッド2cとを金ワイヤ20でワイヤボンディング
する。
【0023】ここで、発光ダイオード1のアノード及び
カソードの両電極が、発光ダイオード1の発光部1a側
の面にあるときには、上述のような導電性を有する接着
剤に限らず、非導電性の接着剤を用いて発光ダイオード
1を凹所2aの底面2bに接着しても良い。またこの場
合、ワイヤボンドパッド2cを2つ設け、各ワイヤボン
ドパッド2cに前記両電極をそれぞれ金ワイヤ20にて
各別に接続する。
【0024】また、発光ダイオード1の両電極が、発光
ダイオード1の発光部1aと反対側の面にあるときに
は、フリップチップ実装法により発光ダイオード1を底
面2bに実装する。このときには、発光ダイオード1の
アノード及びカソードの両電極がそれぞれ、底面2bの
配線パターンに形成された2個のパッド電極に各別に接
続される。
【0025】そして最後に、透光性樹脂により透光部材
3をトランスファー成形する。このとき、透光部材3の
封止部3dで発光ダイオード1を封止して、封止部3
d、板部3c、周壁3b、集光レンズ3aをそれぞれ一
体に成形する。その結果、トランスミッタAが完成す
る。
【0026】このような本実施形態のトランスミッタA
は、発光ダイオード1の発光部1aが集光レンズ3aを
挟んで光ファイバFの端面に略対向するように、光コネ
クタ(図示せず)を介して光ファイバFに接続される。
このとき、リフレクタ2の凹所2a開口面は光ファイバ
Fの端面に向けられた形となり、集光レンズ3aは光フ
ァイバFの端面に向かって凸状となる。また、光ファイ
バFを支持するフェルール(図示せず)の一端を透光部
材3の周壁3bに当接させるので、光ファイバFの端面
と集光レンズ3aとの間の距離が略一定に保たれ、光フ
ァイバFの端面が位置決めされる。
【0027】そして、発光ダイオード1から光を発光さ
せると、従来例と同様、発光された光のうち一部は、光
ファイバFのNAに応じた受光角の範囲外であったり、
光ファイバFのコアF1端面と異なる方向に向ったりす
るが、このような光を、リフレクタ2の凹所2a内面に
反射させたり集光レンズ3aに集光させて、光ファイバ
FのコアF1端面に向けることによって、光ファイバF
のコアF1端面に前記受光角の範囲内で照射される光量
を増し、発光ダイオード1からの光が光ファイバFのコ
アF1端面に結合する結合効率を向上することができ
る。
【0028】例えば、光ファイバFがNA=約0.5の
プラスチック光ファイバであっても、光ファイバFのコ
アF1端面に約30°の範囲内で照射される光量を増や
し、例えば約30〜50[%]まで結合効率を向上する
ことができる。
【0029】また、図3に示すように、集光レンズ3a
で集光された光は集光レンズ3aから離れるにつれて広
がるようになるので、図3の二点破線に示すように、光
ファイバFの端面を集光レンズ3a及び発光ダイオード
1から遠ざけると、コアF1端面に照射される光量は減
少してしまうが、リフレクタ2に発光ダイオード1から
の光の一部をコアF1端面側に反射させて、前記光量の
減少を補わせることによって、光ファイバF端面の位置
がずれて、前記端面と集光レンズ3a及び発光ダイオー
ド1との間の距離が長くなることで結合効率が低下して
しまうのを防ぐことができる。
【0030】その結果、本実施形態のトランスミッタA
では、光ファイバFの端面の位置決めに高い精度を要せ
ず、トランスミッタAの製作を容易とすることができ
る。つまり、本実施形態では、上述のように光ファイバ
Fを支持するフェルールの一端を透光部材3の周壁3b
に当接させて、光ファイバFの端面を位置決めさせた
が、前記フェルールの一端を周壁3bに当接させなくて
も良く、透光部材3に周壁3bを設けないようにするこ
とも可能である。
【0031】一方、本実施形態のレシーバBは、図1
(b)及び図4に示すように、フォトダイオード8と、
光信号として光ファイバFのコアF1端面から出射され
た光のうち少なくとも一部をフォトダイオード8に集光
する集光レンズ9aを有する透光部材9と、前記端面か
ら出射された光のうち集光レンズ9aで集光されなった
光を反射してフォトダイオード8に向けるリフレクタ1
0とを備えている。
【0032】リフレクタ10は、トランスミッタAのリ
フレクタ2と同様、一面に凹所10aを有する厚みのあ
る略円板状に形成されており、凹所10aは、開口面側
から底面10b側に向うにつれて開口断面積が次第に小
さくなるように形成され、この凹所10a内面で光ファ
イバFのコアF1端面から出射された光を反射する。ま
た、リフレクタ10の凹所10a周部には、さらに溝部
10dが凹設されている。さらに、リフレクタ10には
フォトダイオード8と電気的に接続しフォトダイオード
8に受光させるための配線パターンが形成され、前述の
溝部10dには前記配線パターンと接続するワイヤボン
ドパッド10cが設けられている。そしてフォトダイオ
ード8は、凹所10aの底面10bの略中央部にその受
光部8aを開口面側に向けて配設されている。
【0033】透光部材9は、リフレクタ10の凹所10
a及び溝部10d内部に満たされてフォトダイオード8
を封止する封止部9dと、封止部9dにおける凹所10
aの開口周縁付近からリフレクタ10と反対側に突出す
る周壁9bと、上述の集光レンズ9aとからなり、透光
性樹脂で一体に形成されている。
【0034】集光レンズ9aは、トランスミッタAの集
光レンズ3aと同様、球面レンズであって、周壁9bに
囲われるように封止部9dのフォトダイオード8と反対
側に位置して、前記反対方向に突出するなお、集光レン
ズ9aは球面レンズに限定されるものではなく、非球面
レンズであっても良い。
【0035】上述のようなフォトダイオード8及びリフ
レクタ10並びに透光部材9からレシーバBを製作する
手順は、上述のトランスミッタAの場合と同様であっ
て、まず、リフレクタ10を樹脂材料で成形し、リフレ
クタ10表面に銅メッキ、ニッケルメッキ、金メッキを
施すことで配線パターンを形成する。そして溝部10d
にワイヤボンドパッド10cを設ける。
【0036】次に、フォトダイオード8を導電性接着剤
で凹所10aの底面10b上にダイボンドすることで、
フォトダイオード8の受光部8aと反対側の面にある電
極と、底面10b上に形成された配線パターンとを接続
する。さらに、フォトダイオード8の受光部8a側の面
にある電極と、リフレクタ10の溝部10dにあるワイ
ヤボンドパッド10cとを金ワイヤ21でワイヤボンデ
ィングする。
【0037】ここで、フォトダイオード8のアノード及
びカソードの両電極が、フォトダイオード8の受光部8
a側の面にあるときには、上述のような導電性を有する
接着剤に限らず、非導電性の接着剤を用いてフォトダイ
オード8を凹所10aの底面10bに接着しても良い。
またこの場合、ワイヤボンドパッド10cを2つ設け、
各ワイヤボンドパッド10cに前記両電極をそれぞれ金
ワイヤ21にて各別に接続する。
【0038】また、フォトダイオード8の両電極が、フ
ォトダイオード8の受光部8aと反対側の面にあるとき
には、フリップチップ実装法によりフォトダイオード8
を底面10bに実装する。このときには、フォトダイオ
ード8のアノード及びカソードの両電極がそれぞれ、底
面10bの配線パターンに形成された2個のパッド電極
に各別に接続される。
【0039】そして最後に、透光性樹脂により透光部材
9をトランスファー成形する。このとき、透光部材9の
封止部9dでフォトダイオード8を封止して、封止部9
d、板部9c、周壁9b、集光レンズ9aをそれぞれ一
体に成形する。その結果、レシーバBが完成する。
【0040】このような本実施形態のレシーバBは、フ
ォトダイオード8の受光部8aが集光レンズ9aを挟ん
で光ファイバFの端面に略対向するように、光コネクタ
(図示せず)を介して光ファイバFに接続される。この
とき、リフレクタ10の凹所10a開口面は光ファイバ
Fの端面に向けられた形となり、集光レンズ9aは光フ
ァイバFの端面に向って凸状となる。また、光ファイバ
Fを支持するフェルール(図示せず)の一端を透光部材
9の周壁9bに当接させるので、光ファイバFの端面と
集光レンズ9aとの距離が略一定に保たれ、光ファイバ
Fの端面が位置決めされる。
【0041】そして、光ファイバFのコアF1端面から
NAに応じた角度で光が出射されると、図5の実線に示
すように、光ファイバFの端面が集光レンズ9aの近く
に位置していれば、出射された光をすべて集光レンズ9
aに集光させて、フォトダイオード8の受光部8aに向
けることによって、前記出射された光のうち受光部8a
と異なる方向に向う光も受光部8aに向けて受光部8a
に照射される光量を増し、光ファイバFからの光が受光
部8aに結合する結合効率を向上することができる。
【0042】さらに、図5の二点破線に示すように、光
ファイバFの端面を集光レンズ9aから遠ざけた場合で
も、光ファイバFの端面から出射された光は、一部しか
集光レンズ9aに集光されなくなるが、集光レンズ9a
に集光されなかった光は、リフレクタ10の凹所10a
内面に反射されて、受光部8aに向けられることによっ
て、上述と同様、光ファイバFからの光が受光部8aに
結合する結合効率を向上することができる。
【0043】その結果、光ファイバFの端面の位置がず
れて、前記端面と集光レンズ9a及びフォトダイオード
8との間の距離が長くなることで結合効率が低下してし
まうのを防ぐことができ、本実施形態のレシーバBで
は、光ファイバFの端面の位置決めに高い精度を要せ
ず、レシーバBの製作を容易とすることができる。つま
り、本実施形態では、上述のように光ファイバFを支持
するフェルールの一端を透光部材9の周壁9bに当接さ
せて、光ファイバFの端面を位置決めさせたが、前記フ
ェルールの一端を周壁9bに当接させなくても良く、透
光部材9に周壁9bを設けなくても良いのである。
【0044】なお、光ファイバFは、プラスチック光フ
ァイバ、石英系光ファイバ、ポリマクラッドファイバで
あっても良い。 (実施形態2)本実施形態における基本構成は実施形態
1と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0045】本実施形態のトランスミッタA及びレシー
バBでは、それぞれ図6及び図7に示すように、集光レ
ンズ3a,9aを複数個備えた点に特徴がある。複数の
集光レンズ3a,9aは、球面レンズであっても非球面
レンズであっても良い。例えばレシーバBにおいて封止
部9dの周壁9bに囲われた部位の略中央部に球面レン
ズの集光レンズ9aを配設し、その周辺部を囲うよう
に、複数の球面レンズである集光レンズ9aを円形状に
配設しても良く、略中央部にある前記集光レンズ9aの
周囲を囲うようにドーナツ形状の集光レンズ9aを配設
しても良い。
【0046】これにより本実施形態のトランスミッタA
では、発光ダイオード1からの光をより多く集光して光
ファイバFのコアF1端面に向けて、コアF1端面にN
Aに応じた受光角の範囲内で照射される光量を増すこと
ができ、結合効率をさらに向上することができる。ま
た、本実施形態のレシーバBでは、光ファイバFのコア
F1端面から出射された光をより多く集光してフォトダ
イオード8の受光部8aに向けて、受光部8aに照射さ
れる光量を増すことができ、結合効率をさらに向上する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明は、光ファイバを介して
光信号を送信するためのトランスミッタであって、前記
光信号となる光を発光する発光素子と、発光素子から発
光された光のうち少なくとも一部を反射して光ファイバ
の端面に向けるリフレクタと、発光素子から発光された
光のうち少なくとも一部を光ファイバの前記端面に集光
する集光レンズとを備えたので、発光素子からの光のう
ち、光ファイバの開口数に応じた受光角の範囲外の光
や、光ファイバの端面と異なる方向に向う光を、前記リ
フレクタに反射させ、前記集光レンズに集光させて、前
記端面に向けることによって、光ファイバの端面に前記
受光角の範囲内で照射される光量を増して、発光素子か
らの光が光ファイバの端面に結合する結合効率を向上す
ることができるという効果がある。
【0048】請求項2の発明は、複数の集光レンズを備
えたので、発光素子からの光をより多く集光して光ファ
イバの端面に向けることができ、結合効率をさらに向上
することができるという効果がある。
【0049】請求項3の発明は、光ファイバを介して送
信された光信号を受信するためのレシーバであって、受
光素子と、前記光信号として光ファイバの端面から出射
された光のうち少なくとも一部を前記受光素子に集光す
る集光レンズと、前記端面から出射された光のうち集光
レンズで集光されない光を反射して前記受光素子に向け
るリフレクタとを備えたので、光ファイバの端面から出
射されて受光素子と異なる方向に向う光のうち少なくと
も一部を、前記集光レンズに集光させ、前記異なる方向
に向う光のうち集光レンズで集光されない光を、前記リ
フレクタに反射させて、受光素子に向けることによっ
て、受光素子に照射される光量を増して、光ファイバの
端面から出射される光が受光素子に結合する結合効率を
向上することができるという効果がある。
【0050】請求項4の発明は、複数の集光レンズを備
えたので、光ファイバの端面から出射された光をより多
く集光して受光素子に向けることができ、結合効率をさ
らに向上することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す(a)はトランスミッタの側
面断面図、(b)はレシーバの側面断面図である。
【図2】同上のトランスミッタの背面図である。
【図3】同上のトランスミッタの動作説明用の側面断面
図である。
【図4】同上のレシーバの背面図である。
【図5】同上のレシーバの動作説明用の側面断面図であ
る。
【図6】実施形態2を示すトランスミッタの側面断面図
である。
【図7】同上のレシーバの側面断面図である。
【符号の説明】
1 発光ダイオード 2 リフレクタ 3a 集光レンズ 8 フォトダイオード 9a 集光レンズ 10 リフレクタ A トランスミッタ B レシーバ F 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 BA03 BA12 CA12 CA13 CA15 CA21 CA38 DA03 DA05 DA06 DA36 5F041 DA07 DA43 DA59 DA61 EE04 EE17 FF14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを介して光信号を送信するた
    めのトランスミッタであって、前記光信号となる光を発
    光する発光素子と、発光素子から発光された光のうち少
    なくとも一部を反射して光ファイバの端面に向けるリフ
    レクタと、発光素子から発光された光のうち少なくとも
    一部を光ファイバの前記端面に集光する集光レンズとを
    備えたことを特徴とするトランスミッタ。
  2. 【請求項2】 複数の集光レンズを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のトランスミッタ。
  3. 【請求項3】 光ファイバを介して送信された光信号を
    受信するためのレシーバであって、受光素子と、前記光
    信号として光ファイバの端面から出射された光のうち少
    なくとも一部を前記受光素子に集光する集光レンズと、
    前記端面から出射された光のうち集光レンズで集光され
    ない光を反射して前記受光素子に向けるリフレクタとを
    備えたことを特徴とするレシーバ。
  4. 【請求項4】 複数の集光レンズを備えたことを特徴と
    する請求項3記載のレシーバ。
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