JP2003042580A - スターリング冷凍機 - Google Patents

スターリング冷凍機

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JP2003042580A
JP2003042580A JP2001223584A JP2001223584A JP2003042580A JP 2003042580 A JP2003042580 A JP 2003042580A JP 2001223584 A JP2001223584 A JP 2001223584A JP 2001223584 A JP2001223584 A JP 2001223584A JP 2003042580 A JP2003042580 A JP 2003042580A
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cooling
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cylinder block
insulating material
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Hiroshi Sekiya
弘志 関谷
Takahiro Nakamura
隆広 中村
Itsuo Nakasaki
五夫 中崎
Takashi Inoue
貴至 井上
Riyousuke Taihichi
亮祐 對比地
Takeo Komatsubara
健夫 小松原
Masaru Kanai
大 金井
Eiju Fukuda
栄寿 福田
Kazuya Sato
里  和哉
Takayuki Mizuno
隆行 水野
Yasuo Sakamoto
泰生 坂本
Hiroshi Nishikawa
弘 西川
Denji Mashita
傳二 真下
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スターリング冷凍機のメインテナンス
に際して、断熱材を取り外すことなく、コールドヘッド
を取りはずして分解作業を可能とする。 【解決手段】 冷却用熱交換ハウジング44には、そ
の上下周囲を取り囲むように断熱材58が取り付けられ
ており、冷却用熱交換ハウジング44は、ボルト62及
びナット63でシリンダブロック15に着脱自在に固着
されており、断熱材58の下端と上記シリンダブロック
15の間に挿入できる締着具によりボルト62及びナッ
ト63を締め付け又は緩めて、断熱材58を取り付けた
ままの状態で、冷却用熱交換ハウジング44をシリンダ
ブロック15に固着し又は取り外し可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スターリング冷凍
機に関し、特にスターリング冷凍機のコールドヘッドの
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題におけるフロン代替
の冷凍装置として、又従来の冷却装置より使用温度が広
範囲で、従って、冷凍庫、冷蔵庫、投げ込み式クーラ等
の業務用又は家庭用の冷熱利用機器をはじめとして、低
温液循環器、低温恒温器、恒温槽、ヒートショック試験
装置、凍結乾燥機、温度特性試験装置、血液・細胞保存
装置、コールドクーラ、その他各種の冷熱装置等のあら
ゆる産業分野の冷熱利用機器に適用可能な、コンパクト
で、しかも成績係数が高く、エネルギー効率が良好とな
る冷凍機として、スターリング冷凍機が脚光を浴びてい
る。
【0003】スターリング冷凍機は、作動ガスが圧縮室
(高温室)と膨張室(低温室)との間を流動し、この流
路に沿って配設された放熱用熱交換器(高温側熱交換
器)及び冷却用熱交換器(低温側熱交換器)において、
夫々放熱用冷媒との熱交換及び冷熱冷媒との熱交換が行
われるものである。このような放熱用熱交換器及び冷却
用熱交換器は、スターリング冷凍機の性能を左右する重
要な部分である。
【0004】スターリング冷凍機における熱交換器は、
熱交換性能及び信頼性を向上させるために、作動ガスの
流れが部分的に阻害されるようなことなく均一に流れる
流路や、肉厚が均一な精密に形成されたフィン等が要求
され、さらに、低コスト化を実現するために熱交換器自
体の加工性に優れ、しかもスターリング冷凍機の全体構
造を簡単にする構成が要求される。
【0005】本発明者等は、熱交換器の構成を簡単とす
るために、外周面及び内周面に周方向のフィン及び作動
流体用の長手方向の細溝を一体的にロストワックス鋳造
で形成したことを特徴とする熱交換器を提案している
(特願平10−365364号特願平10−36537
1号、特願2000−293092参照。)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、放熱用熱交
換器及び冷却用熱交換器はスターリング冷凍機の重要部
分であり、きめ細かい保守・点検や修理等のメインテナ
ンスが必要である。これらの放熱用熱交換器及び冷却用
熱交換器等のメインテナンスのための分解作業を行うに
は、通常、冷却用熱交換器を含み冷熱冷媒を冷却するコ
ールドヘッドと呼ばれる部分を取り外してから、放熱用
熱交換器をはずし、冷却用熱交換器にアクセスするもの
である
【0007】ところが、コールドヘッドには断熱材が取
り付けられており、まずこの断熱材を取り外してからコ
ールドヘッドを取りはずすという作業をしなくてはなら
ない。又組み立て作業においても再度コールドヘッドに
断熱材を取り付けるという作業を行わなくてはならな
い。本発明は、このような従来の問題点を解決すること
を目的とするものであり、スターリング冷凍機のメイン
テナンスにおける分解、組み立ての際のコールドヘッド
の着脱作業を省き、容易にメインテンスを行うことので
きる構成を実現するとすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、スターリング冷凍機の本体となるハウジン
グと、該ハウジングの上部に取り付けられたシリンダブ
ロックと、該シリンダブロックの上部に取り付けられ、
冷却用熱交換器を構成する冷却用熱交換ハウジングとを
有するスターリング冷凍機であって、上記冷却用熱交換
ハウジングには、その上下周囲を取り囲むように断熱材
が取り付けられており、上記冷却用熱交換ハウジング
は、ボルトで上記シリンダブロックに着脱自在に固着さ
れており、上記断熱材の下端と上記シリンダブロックの
間に挿入できる締着具により上記ボルトを締め付け又は
ゆるめて、上記断熱材を取り付けたままの状態で、上記
熱交換ハウジングをシリンダブロックに固着し又は取り
外し可能とできるような構成であることを特徴とするス
ターリング冷凍機を提供する。
【0009】上記シリンダブロックは、圧縮シリンダ
と、膨張シリンダの一部を構成してもよい。
【0010】上記断熱材は、その外面に一対の半円筒状
の締付板を当接して、該一対の取付板をボルトで締め付
けることで、取り付けられている構成としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき図面を参照して以下に説明する。図1〜図3は、本
発明の適用されるスターリング冷凍機を説明する図であ
り、図1はスターリング冷凍機1の全体構成を説明する
正面図である。図2はスターリング冷凍機1の要部を説
明する図であり、図3は一部が断面の右側面図である。
【0012】スターリング冷凍機1の本体をなすハウジ
ング2は、鋳物で形成され、その内部は密閉状態に保持
される。このハウジング2内には、区画壁3を介して互
いに連通するモータ室4とクランク室5とを有する。こ
のモータ室4には正逆回転可能なモータ6が配設されて
おり、又クランク室5には、モータ6で回転駆動される
クランクシャフト7、コンロッド8、9と、クロスガイ
ドヘッド10、11等の駆動機構が配設されている。
【0013】クランクシャフト7の二つのクランク部1
2、13は、モータ6の正転時にクランク部13がクラ
ンク部12より先行して移動するように、位相差を付け
て形成されている。この位相差は、一般的には約90度
の位相差が採用される。クランク部12、13には、コ
ンロッド8、9が取り付けられ、さらにこのコンロッド
8、9にクロスガイドヘッド10、11が取り付けられ
ている。
【0014】ハウジング2におけるクランク室5の上部
には、座部14を介してシリンダブロック15がボルト
16で取付られている。シリンダブロック15は、圧縮
シリンダ17を形成するとともに、膨張シリンダ18の
一部(下部)を形成している。
【0015】圧縮シリンダ17内では圧縮ピストン19
が往復動する。圧縮シリンダ17内の圧縮ピストン19
の上方空間(圧縮空間)が高温室20であり、この中で
作動ガスは圧縮されて高温となる。圧縮ピストンロッド
21は、圧縮ピストン19とクロスガイドヘッド10を
連結し、クランク室5から圧縮シリンダ17へ伸びるよ
うに設けられている。オイルシールベローズ22が圧縮
ピストンロッド21とハウジング2の上部の間に取り付
けられ、圧縮シリンダ17とクランク室5の間をシール
し、クランク室5からの油上がりを防止している。
【0016】一方、膨張シリンダ18は、その下部は上
述の通りシリンダブロック15で構成し、その上部は、
後述する放熱用熱交換器29の内側シリンダ23と冷却
用熱交換器の内筒24とから構成している。この膨張シ
リンダ18内を膨張ピストン25が往復摺動しており、
膨張シリンダ18における膨張ピストン25の上方空間
(膨張空間)が低温室26であり、この中で作動ガスが
膨張し低温となる。
【0017】膨張ピストンロッド27は、膨張ピストン
25とクロスガイドヘッド11とを連結し、クランク室
5から膨張シリンダ18内に伸びている。オイルシール
ベローズ28が、膨張ピストンロッド27とハウジング
2の上部の間に取り付けられ、膨張シリンダ18とクラ
ンク室5の間をシールしクランク室5からの油上がりを
防止している。膨張ピストン25は、圧縮ピストン19
より90度の位相だけ先行して移動する。
【0018】膨張シリンダ18を囲むように、放熱用熱
交換器(高温側熱交換器)29、再生器30及び冷却用
熱交換器(低温側熱交換器)31が互いに連通して環状
に配設されている。放熱用熱交換器29の下端、かつ膨
張シリンダ18の周囲に、マニホールド(作動ガス用の
流路)32が形成されている。
【0019】そして、圧縮シリンダ17の上端部には、
高温室20とマニホールド32とを連通する連通孔33
が形成されている。高温室20と低温室26は、連通孔
33、マニホールド32、放熱用熱交換器29、再生器
30及び冷却用熱交換器31を通して互いに順次連通す
るように構成されている。
【0020】シリンダブロック15は、その上部に放熱
用熱交換ハウジング34を有する。この放熱用熱交換ハ
ウジング34と内側シリンダ23との間には、熱交換器
筒37が嵌合し、放熱用熱交換器(高温側熱交換器)2
9を構成している。熱交換器筒37は、その内面には、
作動ガスの流路を形成する細溝35を有し、外面に放熱
フィン36を有する。
【0021】作動ガスは細溝35を通り、放熱用熱交換
ハウジング34と放熱フィン36との間の放熱路38は
冷却水が流れこれにより、作動ガスの温熱が冷却水に放
熱される。シリンダブロック15の左右両側面には、蓋
板39が水密的に固定されており、この蓋板39とシリ
ンダブロック15との間に冷却水路40を形成してい
る。この冷却水路40は、入口41と通して放熱路38
に連通するとともに、圧縮シリンダ17及び膨張シリン
ダ18を囲むように形成されている。
【0022】放熱路38に冷却水の流入口42が設けら
れており、冷却水路40には流出口43が設けられ、流
入口40と流出口43は、図示はしないが、冷却水循環
路及び冷却水循環用ポンプを介して、冷却ファンを有す
る空冷の放熱器(ラジエータ)に接続されている。
【0023】内筒24の下部は、内側シリンダ23と嵌
合し膨張シリンダ18の一部を構成しているが、この内
筒24の上部外周側に冷却用熱交換ハウジング44が配
設され、シリンダブロック15の放熱用熱交換ハウジン
グ34の上面に着脱可能に固着されている。冷却用熱交
換ハウジング44は、その内面には複数の細溝45を有
し、内筒24と嵌合して作動ガス流路46を形成し、そ
の外面には冷却フィン47を有する。これにより、冷却
用熱交換器(低温側熱交換器)31を構成している。
【0024】この冷却用熱交換器31は、本発明のスタ
ーリング冷凍機の冷熱を利用する冷熱利用機器の冷熱冷
媒の冷却を行う。冷熱冷媒としては、空気、水、アルコ
ール、HFE、PFC等が使用される。
【0025】内筒24と冷却用熱交換ハウジング44と
の間の環状空間には、金属メッシュ等の蓄冷材から成る
再生器30が配設されている。
【0026】オイルシールベローズ28と膨張ピストン
25との間の空間(オイルシールベローズ25と圧縮ピ
ストン15との間の空間についても同じ)は、バファ空
間(バッファ室)48と呼ばれている。バッファ空間4
8は、管49によりバッファタンク51に接続され、バ
ッファタンク51は、管50によりハウジング2のクラ
ンク室5(モータ室4でもよい。)に接続されている。
【0027】本発明は、以上のような構成のスターリン
グ冷凍機において次のような構成を特徴とする。本発明
に係るスターリング冷凍機では、図4(a)に示すよう
に、冷却用熱交換器31を構成する冷却用熱交換ハウジ
ング44にカバー52が装着されている。これによっ
て、冷却用用熱交換器31を含み、内部に冷却フィン4
7を内蔵した冷却用空間53を備えたヘッド部であるコ
ールドヘッド54が構成される。
【0028】カバー52には二つの貫通孔55が形成さ
れており、夫々に冷熱冷媒の流出パイプ56と流入パイ
プ57とが挿通されて取り付けられている。流出パイプ
56と流入パイプ57は冷熱利用機器に接続され、スタ
ーリング冷凍機1と冷熱利用機器の間の冷熱冷媒の循環
路の一部を構成している。
【0029】コールドヘッド54において、冷却用熱交
換ハウジング44の上下周囲を取り囲むように、具体的
には、カバー52を上下周囲から包み込むようにウレタ
ン発泡材等の断熱材58が配設されている。冷熱冷媒の
流出パイプ56と流入パイプ57は、この断熱材58を
貫通して外部に伸びるように配設されている。
【0030】さらに、断熱材58の周面を、図4(b)
にその平面図を示すように、一対の半円筒状の締付板5
9を当接して囲み、その両端のフランジ部60をボルト
61で締着する。これにより、一対の半円筒状の締付板
59により断熱材58をカバー52にしっかりと取り付
けることができる。
【0031】ところで、すでに説明したように、冷却用
熱交換器31を構成する冷却用熱交換ハウジング44
は、シリンダブロック15(具体的にはシリンダブロッ
ク15の一部である放熱用熱交換ハウジング34の上
面)に着脱可能に固着されている。ここで、シリンダブ
ロック15を放熱用熱交換ハウジング34の上面に取り
付けるためには、通常は、六角ボルトで十分可能であ
る。そして、その取付後、上記の通り断熱材58を一対
の半円筒状の締付板59及びボルト61を用いて締着す
ればよい。
【0032】しかしながら、保守・点検及び修理等のメ
インテナンス作業に際して、冷却用用熱交換ハウジング
44を取り外す際に、ボルト61をゆるめ一対の半円筒
状の締付板59を取り外し、さらに断熱材58を分解し
てはじめて六角ボルトをゆるめて冷却用用熱交換ハウジ
ング44を取り外すことができるのであって、きわめて
面倒な作業が必要である。
【0033】そこで、本発明は、冷却用熱交換ハウジン
グ44を、ボルト62及びナット63を用いてシリンダ
ブロック15に固着する構成を採用した。これにより、
図4(a)に示すように、断熱材58をコールドヘッド
53に取り付けた状態のままで、断熱材58の下端部と
シリンダブロック15との間のスペース64にスパナ等
の締着具を挿入し、ボルト62及びナット63で締め付
け、又はゆるめて、冷却用熱交換ハウジング44をシリ
ンダブロック15に固着、又は取り外しすることができ
るようにした。
【0034】(作用)次に、以上の構成から成る本発明
の実施例のスターリング冷凍機の作用を説明する。モー
タ6によってクランクシャフト7が正方向に回転し、ク
ランク室5内のクランク部10、11が90度位相がず
れて回転する。このクランク部10、11に連結された
コンロッド8、9、クロスガイドヘッド19、11、圧
縮ピストンロッド17及び膨張ピストンロッド23を介
して、圧縮ピストン19及び膨張ピストン25が、互い
に90度の位相差をもって往復動する。
【0035】膨張ピストン25が90度先行して上死点
付近でゆっくりと移動中、圧縮ピストン19は中間付近
を上死点に向かって急速に移動して作動ガスの圧縮動作
を行う。圧縮された作動ガスは、連通孔33及びマニホ
ールド32を通り放熱用熱交換器29の細溝35内に流
入し、放熱路38を流れる冷却水に放熱する。さらに作
動ガスは、再生器30に蓄熱された冷熱で冷却され、細
溝45内を通って低温室26(膨張空間)内に流入す
る。
【0036】圧縮ピストン19が上死点近辺でゆっくり
と移動している時に膨張ピストン25は急激に下死点に
向かって移動し、低温室26(膨張空間)に流入した作
動ガスは急激に膨張し冷熱が発生する。これにより冷却
用熱交換器31を含むヘッド部(コールドヘッドと言
う。)48は冷却されて低温となる。
【0037】そして、冷却用熱交換器31において、冷
却フィン47に接する冷熱利用機器用の冷熱冷媒を冷却
する。膨張ピストン25が下死点から上死点に移動する
ときには圧縮ピストン19は中間位置から下死点に向か
っており、作動ガスは低温室26より冷却用熱交換器の
細溝45を通り再生器30に流入し作動ガスの有する冷
熱を再生器30に蓄熱する。再生器30に蓄熱された冷
熱は、上記のように高温室20から放熱用熱交換器29
を通して送られてくる作動ガスを、再度冷却するために
再利用される。
【0038】スターリング冷凍機1の冷却用熱交換器3
1で冷却された冷熱冷媒は、流出パイプ56を通して各
種の冷熱利用機器に供給される。例えば、冷熱冷媒は、
冷凍庫等の冷熱利用機器内の熱交換器に送られ、冷熱利
用機器内で冷凍あるいは冷却作用を行う。そして、冷熱
利用機器で冷熱が利用された後、冷熱冷媒は冷熱利用機
器から流入パイプ57を通してスターリング冷凍機1の
冷却用熱交換器31に循環して戻される。
【0039】放熱器(ラジエータ)から送られてくる冷
却水は、流入口42から放熱用熱交換器38内に流入
し、放熱路38を通過して作動ガスを冷却する。さら
に、この冷却水は冷却水路40に流入し、圧縮シリンダ
17及び膨張シリンダ18の周囲を流れる。これによっ
て、シリンダブロック15の内側に形成されている圧縮
シリンダ17及び膨張シリンダ18を周囲から冷却す
る。この後、冷却水は、流出口43から流出して、放熱
器において冷却ファンで冷却され、再度、放熱用熱交換
器29へと循環する。
【0040】バッファタンク51は、バッファ空間48
とハウジング2を均等な圧力とし、バッファ空間48内
の圧力変動を吸収するとともに、ハウジング2内の圧力
変動を吸収し、バッファ空間にその影響を及ぼさないよ
うな緩衝機能を有する。
【0041】本発明では、冷却用熱交換ハウジング44
を、ボルト61を用いてシリンダブロック15に固着す
る構成を採用したので、断熱材58をコールドヘッド5
3に取り付けたままの状態で、ボルト61を緩めて冷却
用熱交換ハウジング44を放熱用熱交換ハウジング34
から取り外すことができ、又取り付けることができる。
【0042】以上、本発明の実施の形態を実施例に基づ
いて説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲記載の技術的事項の範囲内でい
ろいろな実施例があることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるか
ら、分解作業において、断熱材の取り外し、取付という
面倒な作業をすることなくコールドヘッドを取りはずす
ことができ、又取り付けることができるから、保守・点
検や修理等のメインテナンスを簡単、かつ迅速に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるスターリング冷凍機を説明
する全体図である。
【図2】図1のスターリング冷凍機の要部を示す図であ
る。
【図3】図1のスターリング冷凍機の正面一部破断図で
ある。
【図4】本発明に係るスターリング冷凍機の断熱材の取
付構造を示す図である。
【符号の説明】
1 スターリング冷凍機 2 ハウジング 4 モータ室 5 クランク室 6 モータ 7 クランクシャフト 15 シリンダブロック 17 圧縮シリンダ 18 膨張シリンダ 19 圧縮ピストン 20 高温室 22 (圧縮側)オイルシールベローズ 23 (放熱用熱交換器の)内側シリンダ 24 (冷却用熱交換器の)内筒 25 膨張ピストン 26 低温室 28 (膨張側)オイルシールベローズ 29 放熱用熱交換器 30 再生器 31 冷却用熱交換器 34 (シリンダブロックの)放熱用熱交換ハウジン
グ 36 放熱フィン 37 熱交換器筒 44 冷却用熱交換ハウジング 45 (冷却用熱交換ハウジングの)細溝 47 冷却フィン 48 バッファ室 51 バッファタンク 54 コールドヘッド 55 貫通孔 56 (冷媒の)流出パイプ 57 (冷媒の)流入パイプ 58 断熱材 59 一対の半円筒状の締付板 62 ボルト 64 断熱材とシリンダブロックの間のスペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中崎 五夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 井上 貴至 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 對比地 亮祐 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小松原 健夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 金井 大 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 福田 栄寿 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 里 和哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 水野 隆行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 坂本 泰生 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西川 弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 真下 傳二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スターリング冷凍機の本体となるハ
    ウジングと、該ハウジングの上部に取り付けられたシリ
    ンダブロックと、該シリンダブロックの上部に取り付け
    られ、冷却用熱交換器を構成する冷却用熱交換ハウジン
    グとを有するスターリング冷凍機であって、 上記冷却用熱交換ハウジングには、その上下周囲を取り
    囲むように断熱材が取り付けられており、 上記冷却用熱交換ハウジングは、ボルトで上記シリンダ
    ブロックに着脱自在に固着されており、 上記断熱材の下端と上記シリンダブロックの間に挿入で
    きる締着具により上記ボルトを締め付け又はゆるめて、
    上記断熱材を取り付けたままの状態で、上記熱交換ハウ
    ジングをシリンダブロックに固着し又は取り外し可能と
    な構成であることを特徴とするスターリング冷凍機。
  2. 【請求項2】 上記シリンダブロックは、圧縮シリン
    ダと、膨張シリンダの一部とを構成することを特徴とす
    る請求項1記載のスターリング冷凍機。
  3. 【請求項3】 上記断熱材は、その外面に一対の半円
    筒状の締付板を当接して、該一対の取付板をボルトで締
    め付けることで取り付けられていることを特徴とする請
    求項1又は2記載のスターリング冷凍機。
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