JP2002529310A - 動力車両の膨らまし可能な安全ベルト - Google Patents

動力車両の膨らまし可能な安全ベルト

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JP2002529310A JP2000582270A JP2000582270A JP2002529310A JP 2002529310 A JP2002529310 A JP 2002529310A JP 2000582270 A JP2000582270 A JP 2000582270A JP 2000582270 A JP2000582270 A JP 2000582270A JP 2002529310 A JP2002529310 A JP 2002529310A
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airbag
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ハンス・ペーター ザートル
マルクス マイスター
クラウス ヴェルクマイスター
クラウス コンパス
フリードリヒ リッツル
ヨーゼフ タウベンベルガー
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明の対象は動力車両の膨らまし可能な安全ベルトであり、ベルト舌片により、乗員の上半身に接する斜方向部分と乗員の腰部に接する水平方向部分とに分割されているベルトストラップを備えている。車両にはベルトバックルが固定され、ベルトバックルにはベルト舌片を取り外し可能に結合可能である。ベルトストラップの斜方向部分にはエアバックが装着されている。エアバッグは、膨出時に軸線方向に短縮する材料からなっている。ベルトストラップの斜方向部分は、車両に固定されている上部リトラクタと結合され、ベルトストラップの水平方向部分は、車両に固定されている下部リトラクタと結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ベルト舌片により、乗員の上半身に接する斜方向部分と乗員の腰部
に接する水平方向部分とに分割され、両端部が車両に結合されているベルトスト
ラップと、車両に固定され、ベルト舌片と取り外し可能に結合可能なベルトバッ
クルと、車両に固定され、ベルトストラップの斜方向部分と結合されているリト
ラクタと、ベルトストラップの斜方向部分に固定され、乗員の上半身から頭部後
方まで延びているエアバックとを備えた、動力車両の膨らまし可能な安全ベルト
に関するものである。
【0002】 ドイツ連邦共和国特許公開第4305291A1号公報から知られているこの
種の安全ベルトでは、ベルトストラップの水平方向部分は直接車両に固定され、
ベルト舌片はベルトストラップの縦方向に移動可能に該ベルトストラップに配置
されている。安全ベルトを装着するため、乗員はベルト舌片を把持してこれを腰
部上方へ移動させ、ベルトバックルに挿入する。この場合、ベルト舌片はベルト
ストラップの縦方向へ移動し、同時にベルトストラップは上部リトラクタから引
き出される。乗員がベルト舌片をベルトバックルに挿着した後、水平方向部分と
斜方向部分にあるベルトストラップのたるみ部がリトラクタによりベルトストラ
ップから引き出される。乗員を最適に保護するためには、ベルトストラップの斜
方向部分に固定されるエアバッグが乗員の上半身から頭部後方まで延在している
必要がある。しかしながら、安全ベルトは装着後リトラクタに巻回されるので、
エアバッグのサイズをこのように選定すると、エアバッグがリトラクタに巻回さ
れるか、或いは、上部ベルト転向金具のまわりに巻回されることになる。しかし
、エアバッグがこのように変形するのはのぞましいものではない。車両の衝突時
には、リトラクタは公知のように巻き戻ししないようにロックされ、エアバッグ
と連結されているガス発生器が作動する。エアバッグが膨らむことによりベルト
ストラップの斜方向部分はある程度乗員の胸から押し離され、その際水平方向部
分は対応的に短縮される。エアバッグの織物は極めてわずかしか膨張できず、よ
ってエネルギーを分解させることはできない。
【0003】 本発明の課題は、この種の膨らまし可能な安全ベルトにおいて、エアバッグが
、安全ベルトを装着した乗員の上半身から頭部後方まで延びるように、膨出した
エアバッグが乗員を拘束する際にエネルギーを吸収することができるように、安
全ベルトをはずした後にベルトストラップが巻回される際、エアバッグの強い湾
曲が避けられるように改良することである。
【0004】 本発明は、上記課題を解決するため、ベルトストラップの水平方向部分が、車
両に固定されている第2の下部リトラクタと結合されていること、エアバッグが
、膨出時に軸線方向に短縮する材料からなっていることを特徴とするものである
【0005】 安全ベルトを着用するため、乗員はベルトストラップに取り付けられているベ
ルトバックルを公知の態様で車両の中心方向へ引き出して、ベルトバックルに挿
着する。この過程の際、ベルトストラップはほぼ下部リトラクタだけによって引
き出される。安全ベルトを着用している乗員が前方へかがみたい場合は、ベルト
ストラップが上部リトラクタから引き出され、乗員が再び通常の着座位置を占め
ると、再び巻回される。
【0006】 車両の衝突の際には、上部リトラクタと下部リトラクタが公知の態様でロック
され、エアバッグと連結されているガス発生器が作動して、エアバッグを膨らま
せる。エアバッグは膨らむ際に径が増大するが、同時にその軸線方向の長さは短
縮する。したがって、ベルトストラップの斜方向部分には増大性のスラスト力が
発生する。よって乗員は胸部と腰部において遊びなしに保持され、膨らんだエア
バッグにより保護される。車両の減速のために乗員が前方へ変位した場合は、エ
アバッグの軸線方向の長さが長くなり、その際エネルギーが分解される。したが
って、乗員に作用する力は軽減される。
【0007】 本発明の特に有利な実施形態では、ベルト舌片はベルトストラップの縦方向に
不動であるように該ベルトストラップで保持され、この場合保持部は、斜方向部
分のスラスト力が一定の値を越えたときに無効になるように構成されている。ス
ラスト力が一定の値を越えると、ベルト舌片におけるベルトストラップの保持は
無効になり、ベルトストラップは縦方向にベルト舌片を通じて引張られ、その際
ベルトストラップの水平方向部分が緊張せしめられる。
【0008】 一定のスラスト力を越えた後に解除可能なベルトストラップとベルト舌片との
連結部は、たとえばベルトストラップがベルト舌片と縫製されているようにして
実現することができる。他方、ベルトストラップがクランプロックによりベルト
舌片と所定の保持力で連結されているようにしてもよい。
【0009】 本発明の他の構成では、クランプロックと、ベルトストラップの斜方向部分に
結合されている上部リトラクタとは、次のように電気的に制御可能であり、すな
わちまず上部リトラクタとクランプロックとが解放され、ベルトストラップが所
定量引き出された後に上部リトラクタがロックされ、ベルト舌片をクランプロッ
クに挿入した後、クランプロックがロックされ且つ上部リトラクタが解放され、
車両が衝突したときにクランプロックが解放されるように電気的に制御可能であ
る。この実施形態では、エアバッグが、すなわち安全ベルトの膨らまし可能な部
分が、乗員の頭部を最適に保護する上部位置に常にあるよう保証されている。さ
らに、最大限の頭部保護機能を維持するため、ベルトストラップの斜方向部分は
、乗員が安全ベルトを閉じてクランプロックをロックした後にその上半身を前方
へ動かした場合にだけ上部リトラクタから引き出されるように保証されている。
乗員が再び静止位置に達すると、上部リトラクタはベルトストラップの斜方向部
分からたるみをなくす。したがって、従来の3点ベルトシステムの快適機能が得
られる。
【0010】 本発明の変形実施形態では、ベルト舌片がベルトストラップと継続的に固定連
結され、下部リトラクタにベルトプリテンショナーが付設されている。 ベルトプリテンショナーは、たとえば点火技術で操作可能である。
【0011】 安全ベルトをはずした状態では、ベルトストラップの水平方向部分が下部リト
ラクタにより巻回されるので、ベルト舌片はシート面上にあり、ベルトストラッ
プの、エアバッグを備えている部分は、シート横の車両内面に鉛直方向に接する
【0012】 車両の側面衝突の際に、安全ベルトを着用していない乗員をも保護するため、
エアバッグと連結されているガス発生器は、車両衝突時に、ベルト舌片がベルト
バックルに挿着されていないときにも作動する。車両の衝突の際にエアバッグが
ガス発生器により膨らまされるので、安全ベルトを着用していない乗員も頭部を
保護される。
【0013】 幼児の場合、体格が小さいので従来の3点ベルトシステムの使用は不可能であ
る。それゆえ、安全ベルトによりシートに対してのみ固定される、特別に構成さ
れたチャイルドシートが本来の安全機能を受け持つ。本発明による安全ベルトを
このようなチャイルドシートと結合させて使用できるようにするため、有利な構
成によれば、チャイルドシートを検知したときに上部リトラクタをロックし、ガ
ス発生器の作動を阻止するチャイルドシート検知システムが設けられている。
【0014】 ガス発生器からエアバッグへ逃す供給に関する本発明の他の構成は、他の従属
項に記載されている。 図面には本発明の実施形態が図示されており、以下にこれを詳細に説明する。
【0015】 図面の図1には、簡単のため、左側のリアシートに付設される安全ベルトだけ
が図示されている。この安全ベルトはベルトストラップ10を有し、ベルトスト
ラップ10は、公知の態様で、ストラップ舌片12により、乗員の上半身に接す
る斜方向部分14と、乗員の腰に接する水平方向部分16とに分割されている。
ストラップ舌片12は、公知の態様で、車両に固定されているベルトバックル1
8に挿入してこれと取り外し可能にロックさせることができる。ストラップ舌片
12のガイドスリットにはクランプロック(図示せず)が付設されているので、
通常ベルトストラップ10はストラップ舌片12に対する相対運動を阻止されて
おり、ある一定のスラスト力を越えた時にはじめてストラップ舌片に対し移動す
ることができる。ベルトストラップ10の斜方向部分16の自由端は、車両に固
定されている従来の下部リトラクタ(図示せず)と結合されている。ベルトスト
ラップ10の水平方向部分14はベルト転向金具20のまわりに案内され、従来
の上部リトラクタ(図示せず)と結合されている。ベルト転向金具20は、平均
的な大きさの乗員頭部の上方に配置されている。チューブ状のエアバッグ22は
その両端部をベルトストラップ10の斜方向部分14に固定されており、ガス管
(図示せず)を介してガス発生器(同様に図示せず)に連通している。エアバッ
グ22はチューブ状の織物からなり、その経糸と緯糸はエアバッグ22の縦軸線
に対しほぼ斜方向に延びている。この処置により、エアバッグ22は膨らんだ際
に軸線方向に短縮し、他方その径は増大する。図示した実施形態では、ベルトス
トラップ10はエアバッグ22により中断されているが、連続的に構成してもよ
い。
【0016】 安全ベルトが必要でなく、ストラップ舌片12がベルトバックル18から切り
離されている場合には、ベルトストラップ10は上部および下部リトラクタによ
り巻回される。これにより、エアバッグ22の所定の静止状態が保証されている。
乗員が安全ベルトを使用したい場合は、乗員はストラップ舌片12を把持して、
腰に掛け渡すようにしてストラップ舌片12をベルトバックル18のほうへ引張
り、ベルトバックルとロックさせる。この過程では、下部リトラクタだけがベル
トストラップ10を引き出す。ベルトを締めた後乗員が上半身を前方へ動かした
い場合は、これに必要なベルトストラップ10の長さを上部リトラクタから引き
出すことができるので、難なく可能である。その後乗員が標準位置に戻ると、ベ
ルトストラップ10が上部リトラクタにより巻回されて、エアバッグ22は再び
図1に図示した位置を占める。
【0017】 車両の衝突時には、ガス発生器が作動してエアバッグ22を膨らまし、両リト
ラクタは公知の態様でベルトの巻戻しを阻止する。図1に示すように、エアバッ
グ22は乗員の胸を覆うようにして頭部上方まで延びる。したがって、乗員の頭
はエアバッグ22により側方衝突に対し最適に保護される。このため、頭を保護
するためのサイドエアバッグは必要ない。エアバッグ22は膨出時に軸線方向に
短縮するので、ベルトストラップ10の斜方向部分14には、ストラップ舌片1
2に付設されているクランプロックの保持力を上回るようなスラスト力が生成さ
れる。したがって、ベルトストラップ10はストラップ舌片12に対し上方へ変
位し始め、水平部分16は乗員の腰部に完全にしっかりと当接して緩みがないよ
うになる。それゆえ乗員は、ベルトストラップの斜方向部分14と水平方向部分
16によりシートに安定して固持される。
【0018】 これらの過程は極めて短時間のうちに終了し、乗員に対し比較的大きな慣性力
が作用する以前に終了する。乗員が慣性力で前方へ動き始めると、乗員は胸部に
おいてエアバッグ22で支持される。この支持力でエアバッグ22はその形状を
変えることができるので、その長さは再び長くなる。このようにエアバッグ22
の長さが長くなることにより、上半身はよりソフトに支えられ、或いは減速力が
減少する。
【0019】 上記安全ベルトの特徴の1つは、動作信頼性が高いことである。これは、エア
バッグ22が常に頭部保護に最適な位置にあるよう保証されているからである。
他の特徴は快適性に優れていることである。これは、ベルトを締めた乗員が必要
な場合には上半身を、背もたれから離れるように前方へ動かすことができるから
である。
【0020】 図示した実施形態とは異なるが、ベルト転向金具と上部リトラクタをシートの
中に組み込んでもよい。さらに、ストラップ舌片をベルトと継続的に固着させ、
下部リトラクタにベルトプリテンショナーを付設した変形実施形態も可能である
【0021】 上記膨らまし可能な安全ベルトの場合、ガス発生器をエアバッグと結合させて
いるガス供給ホースは、乗員の前方運動に追従できるように十分長くなければな
らない。しかしながら、ガス供給ホースは、安全ベルトとは異なり、駐車位置にお
いては巻回されるべきでない。というのは、巻回すると、巻回ドラムの径を非常
に大きなものにする必要があるからである。以下では、ガス発生器とエアバッグ
との結合の実施形態に関し説明する。
【0022】 図2は、安全ベルトを付設したシートの概略側面図で、エアバッグへのガス供
給は上方から行なわれる。ガス供給チューブ(図示せず)はベルトストラップ1
0と一体に構成されている。ベルトストラップ10はシート背もたれ後方におい
て下方へ延びており、プーリで転向して下方へ延び、リトラクタ24に達する。
ガス供給チューブと結合されるガス発生器26はベルトストラップ10にたとえ
ば縫い付けにより固定されている。シート背もたれ後方にはガイドレール28が
取り付けられ、このガイドレール上をガス発生器26が矢印方向に移動可能に案
内されている。図2は標準状態を示すもので、ベルトストラップはリトラクタ2
4に巻回されている。乗員(図示せず)が前方へ動くと、ベルトストラップ10
がリトラクタ24から引き出され、その際ガス発生器26はガイドレール28に
沿って上方へ移動する。ガス発生器26をエアバッグ22と結合させているガス
供給チューブがリトラクタ24に巻回されるのではなく、ベルトストラップ10
だけがリトラクタ24に巻回されるよう保証されている。
【0023】 図3は図2の変形実施形態を示すもので、ガイドレール28と、ベルトストラ
ップ10の斜方向部分に付設されるリトラクタ24とは、リアシートの背後に位
置するようにリアシェルフ(Hutablage)またはトランクルーム内に配置されてい
る。
【0024】 図4に図示した実施形態でも、ガス供給チューブはベルトストラップ10に組
み込まれている。ベルトストラップ10の斜方向部分の上端は、車両と固定連結
されたガス発生器26に固定されている。ベルトストラップ10はシート背もた
れの後方にて下方へ延び、テンションプーリ30のまわりに案内されている。テ
ンションプーリ30の両端部はガイドレール(図示せず)で案内されている。テ
ンションプーリ30はベルトストライプ10をその自重で緊張させて保持するこ
とができ、或いは、補助的にばねを付設してもよい。テンションプーリ30は下
部標準位置と上部位置で図示されており、上部位置は、乗員が前方にかがんだと
きに占める。この実施形態の場合、ベルトの引出し可能な長さはテンションプー
リ30の移動距離の2倍の長さである。
【0025】 図5に図示した変形実施形態が図4の実施形態と異なるのは、テンションプー
リ30がほぼ水平方向に移動可能に案内されていることである。テンションプー
リ30は後部標準位置と前部位置で図示されており、前部位置は、乗員が前方へ
かがんで、ベルトストラップ10を引き出すときに占める。図5の実施形態は特
に車両のリアシートに適している。
【0026】 図6に図示した実施形態は、いわば図3の実施形態と図4の実施形態を組み合
わせたものである。この実施形態でのテンションプーリ30は、乗員がベルトバ
ックルを開けた後にベルトストラップ10を駐車位置にもたらす機能だけを有し
ている。乗員が安全ベルトを装着して、安全ベルトが上部リトラクタ24により
緊張せしめられると、テンションプーリ30は上部位置を占める。図4の実施形
態とは異なり、この実施形態では、テンションプーリ30は荷重を支持するよう
に構成する必要はない。
【0027】 図7の変形実施形態では、テンションプーリ30は水平方向に移動することが
できる。一点鎖線は、駐車位置でのベルトストラップ10の延在態様を示してい
る。この実施形態は、特に車両のリアシートに適している。
【0028】 図8は図6の変形実施形態で、ベルト転向金具32はテンションプーリの機能
を有している。ベルト転向金具32は、機構(図示せず)により転向プーリ34
に対し上方へ移動することができ、ベルトストラップ10を駐車位置へもたらす
【0029】 図9は図2の変形実施形態で、ベルトストラップ10はその上方領域をテンシ
ョンプーリ30のまわりに案内されている。より厳密に言えば、リアシェルフ上
に支持ブロックが配置され、この支持ブロックにおいてテンションプーリ30が
ベルトストラップ10を蓄積するために水平方向において後方へ移動可能である
。乗員が安全ベルトを着用し、ベルトストラップ10をリトラクタ24から引き
出すと、テンションプーリ30は(図示していない)機構により前部位置へ移動
する。ベルトで乗員が固定された後、ベルトストラップ10は上部リトラクタ2
4によって巻回され、テンションプーリ30は後部位置へ移動する。この実施形
態では、荷重支持蓄積機能とベルトストラップの大きな転向とを簡単に実現する
ことができる。
【0030】 図2ないし図9を用いて説明した個々の実施形態では、ベルトストラップはプ
ーリ30または34で転向せしめられ、その際比較的大きな力でプーリに押し付
けられる。もし、ベルトストラップ10と一体のガス供給チューブがベルトスト
ラップに対し偏心して配置されていると、ガス供給チューブが荷重時に押圧され
て平坦になる可能性がある。これを避けるため、図10aによれば、ガス供給チ
ューブ36はベルトストラップ10のニュートラルな繊維のなかに設置され、図
10bによれば、プーリ30または34に、ガス供給チューブを受容する転向溝
38が形成されている。
【0031】 変形によるガス供給チューブの損傷が回避されるためには、ガス供給チューブ
の転向半径はその径の少なくとも5倍必要である。チューブ横断面積を同じにし
てガス供給チューブの転向半径をできるだけ小さくするため、図10cによれば
、ガス供給チューブを、より小さな径の、互いに横に並んだ3つのチューブ36
a,36b,36cに分割してよい。他方、図10dに示したように、ガス供給チ
ューブ36を横断面にて平坦にしてもよく、たとえば楕円形に構成してもよい。
【0032】 図11aと図11bに図示した実施形態では、ガス供給チューブ36はベルト
ストラップ10とは別個に形成され、定置のガス発生器26と連結されている。
ベルトストラップ10を駐車位置へもたらすことができるようにするには、リト
ラクタ24とベルト転向金具20との間隔がおよそ580mmなければならない
。ガス発生器26はベルト転向金具20の下方にわずかな間隔をおいて車両に固
定されており、ガス供給チューブ36はガス発生器26とベルト転向金具20の
間にU字状に延びている。リトラクタ24はベルト舌片をベルトバックルに挿入
するまでロックされており、安全ベルトで身体を固定した後に解放される。ベル
トストラップ10が引き出されると、ベルトストラップ10はガス供給チューブ
36を連行し、その際、引き出された長さは、「U字」の両脚部に配分される。
【0033】 図12に図示した実施形態では、ガス供給チューブ36は上部領域において同
様にベルトストラップ10とは別個に形成されている。ガス供給チューブ36は
、管40によって形成されている折畳み機構を介して案内されている。
【0034】 図13に図示した実施形態では、ベルトストラップ10とは別個に形成された
ガス供給チューブ36が、車両に固定されているドラム42に巻回されている。
この実施形態は、簡潔な構成で、乗員の上半身を大きく前方へ変位させることを
可能にする。
【0035】 図14aと図14bに図示した実施形態では、安全ベルトを身体に固定し且つ
乗員を前方へ変位させるために必要なガス供給チューブ36の案内が、該ガス供
給チューブ36の長さを変化させることにより達成される。このため、ガス供給
チューブ36はベルト転向金具20とガス発生器の間において、入れ子式伸縮管
44として、またはスパイラルチューブ46として構成されている。
【0036】 この実施形態は、ベルトシステムの簡潔な構成と、慣性力が小さいことを特徴
としている。さらに、スパイラルチューブ26は復帰ばねのごとく作用し、リト
ラクタ24の巻き取り過程を支援する。
【0037】 図15に図示した安全ベルトでは、エアバッグ22は下方からベルトバックル
18を介して膨らまされる。このため、ガス発生器26はガス供給チューブ36
を介してベルトバックル18と連結されている。この実施形態の場合、ベルトス
トラップの斜方向部分14にも水平方向部分16にも膨らまし可能なエアバッグ
が付設され、これら両エアバッグは、図15に示したように、バイパスを介して
膨らむか、或いはベルトバックル18により直接膨らませることができる。図1
7と図18には、ベルト舌片とベルトバックルとのガス密な結合の特に有利な構
成が図示されている。ベルトバックル18は、ベルト舌片12の中空延設部50
を受容するための開口部48を備えている。ベルト舌片12の延設部50とベル
トバックル18とはそれぞれ屈曲したガスダクト52または54を備えている。
ベルト舌片12をベルトバックル18に挿着すると、図18に示したように両ガ
スダクト52と54は互いに連通する。ガスダクト54からガスダクト52への
ガス移行部が水平方向に配置されているので、この領域での不純物を回避できる
。ベルトバックル18はガスダクト54の開口領域に環状溝56を備え、この環
状溝56に筒状のパッキン58が挿着されている。環状溝56は、半径方向の穴
60を介してガスダクト54と連通している。ガス発生器が作動すると、パッキ
ン58の後部端面がガス圧で付勢され、その結果その前部端面はベルト舌片12
の延設部50の対応する対向面にガス密に押圧される。ガスダクト52と54は
、構成空間を小さくするためにベルトバックルのロック機構と組み合わせてもよ
い。
【0038】 図19に図示した膨らまし可能な安全ベルトの実施形態では、ガス発生器26
がエアバッグ22のなかに組み込まれている。ガス発生器26は、作動時に焼失
してガスを解放する材料からなっている。この実施形態の利点は、ガス供給チュ
ーブを設けないで済むことである。したがって乗員は、ベルト装着状態で任意の
距離だけ前方にかがむことができる。ガス発生器を組み込んだこの種のエアバッ
グは、ベルトストラップの水平方向部分にも付設することができる。
【0039】 図20は、ベルトストラップ10と折畳まれたエアバッグ22の横断面図であ
る。エアバッグ22はカバーベルト62を備え、その両縦縁はベルトストラップ
10と溶接されているので、閉じた被覆部が生じる。この被覆部により、折畳ま
れたエアバッグ22が調心され、回動を阻止され、そしてエアバッグ22をプレ
ストレス状態で組み込むことができる。図21からわかるように、カバーベルト
62の溶接された両縦縁はエアバッグ22によって覆われている。カバーベルト
62は所定の裂開継ぎ目(図示せず)を備えている。
【0040】 乗員が前方へかがんで、ベルトストラップの斜方向部分をリトラクタから引き
出すと、被覆部によって覆われない、ベルトストラップの一部分と、場合によっ
てはガス供給チューブの一部分が解放される。これを避けるため、図21に示す
ようにベローズ64が設けられている。ベルトストラップ10が引き出されて、
被覆部の端部がベルト転向金具20を介して引張られると、この端部は(図示し
ていない)機構によりベローズ64を連行し、ベローズ64はガス供給チューブ
を取り囲む。したがってガス供給チューブはベローズ64によって保護される。
【0041】 ガス供給チューブをエアバッグ22に挿入し、これとガス密に結合させてよい
。しかしこのような実施形態は、ベルトストラップの引出しの際にかなりの抵抗
を生じさせる。これを回避するには、図22に示すように、ガス供給チューブ3
6をエアバッグ22とともに一体の部材として構成するのが有利である。エアバ
ッグ22とガス供給チューブ36とはたとえば温度に耐えうる材料から一体の部
材で織られていてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用車の車内の斜視図である。
【図2】 安全ベルトが付設され、ガス発生器が可動に配置されているシートの概略側面
図である。
【図3】 図2の変形実施形態を示す図である。
【図4】 安全ベルトが付設され、ガス発生器が位置固定して配置されているシートの側
面図である。
【図5】 図4の変形実施形態を示す図である。
【図6】 安全ベルトが付設され、ガス発生器が可動に配置されているシートの概略側面
図である。
【図7】 図6の変形実施形態を示す図である。
【図8】 図5の変形実施形態を示す図である。
【図9】 図6の他の変形実施形態を示す図である。
【図10a】 安全ベルト、ガス供給チューブまたは転向プーリの横断面図である。
【図10b】 安全ベルト、ガス供給チューブまたは転向プーリの横断面図である。
【図10c】 安全ベルト、ガス供給チューブまたは転向プーリの横断面図である。
【図10d】 安全ベルト、ガス供給チューブまたは転向プーリの横断面図である。
【図11a】 安全ベルトを付設したシートの概略側面図で、エアバッグが別個のガス供給チ
ューブを介して位置固定のガス発生器と連結されている構成の側面図である。
【図11b】 安全ベルトを付設したシートの概略正面図で、エアバッグが別個のガス供給チ
ューブを介して位置固定のガス発生器と連結されている構成の正面図である。
【図12】 ガス供給チューブを案内する折畳み機構を示す図である。
【図13】 ガス供給チューブを巻回するドラムを示す図である。
【図14a】 長さを可変なガス供給チューブの概略図である。
【図14b】 長さを可変なガス供給チューブの概略図である。
【図15】 エアバッグがベルトバックルを介して膨らまされる構成の安全ベルトを付設し
たシートの概略側面図である。
【図16】 ガス供給用に構成されたベルトバックルの概略図である。
【図17】 図16のベルトバックルの平面図である。
【図18】 図17の線A―Aによる断面図である。
【図19】 ガス発生器がエアバッグに組み込まれている構成の安全ベルトを付設したシー
トの概略側面図である。
【図20】 安全ベルトと付設のエアバッグの横断面図である。
【図21】 安全ベルトが付設され、ガス供給チューブを取り囲むベローズが設けられてい
るシートの概略側面図である。
【図22】 エアバッグと、該エアバッグと一体に結合されるガス供給チューブの概略縦断
面図である。
【符号の説明】 10 ベルトストラップ 12 ベルト舌片 14 斜方向部分 16 水平方向部分 18 ベルトバックル 20 ベルト転向金具 22 エアバッグ 24 リトラクタ 26 ガス発生器 28 ガイドレール 30 テンションプーリ 32 可動なベルト転向金具 34 転向プーリ 36 ガス供給チューブ 38 周溝 40 管 42 ドラム 44 入れ子式伸縮管 46 スパイラルチューブ 48 18の開口部 50 12の延設部 52 50のガスダクト 54 18のガスダクト 56 18の環状溝 58 パッキン 60 穴 62 カバーベルト 64 ベローズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイスター マルクス ドイツ連邦共和国 デー・81245 ミュン ヘン インドゥストリーシュトラーセ 81 (72)発明者 ヴェルクマイスター クラウス ドイツ連邦共和国 デー・85416 ランゲ ンバッハ エアレンシュトラーセ 49 (72)発明者 コンパス クラウス ドイツ連邦共和国 デー・85298 シャイ エルン イェッツェンドルフシュトラーセ 54アー (72)発明者 リッツル フリードリヒ ドイツ連邦共和国 デー・82538 ゲレー ツリート タッテンコーフェナー シュト ラーセ 11 (72)発明者 タウベンベルガー ヨーゼフ ドイツ連邦共和国 デー・83052 ブルッ クミュール ゾンネンヴィークサー シュ トラーセ 14 Fターム(参考) 3D018 DA01 3D054 AA18 AA22 BB21 BB26 CC30 EE13 FF16 FF17

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト舌片により、乗員の上半身に接する斜方向部分と乗員の
    腰部に接する水平方向部分とに分割され、両端部が車両に結合されているベルト
    ストラップと、車両に固定され、ベルト舌片と取り外し可能に結合可能なベルト
    バックルと、車両に固定され、ベルトストラップの斜方向部分と結合されている
    リトラクタと、ベルトストラップの斜方向部分に固定され、乗員の上半身から頭
    部後方まで延びているエアバックとを備えた、動力車両の膨らまし可能な安全ベ
    ルトにおいて、 ベルトストラップ(10)の水平方向部分(16)が、車両に固定されている
    第2の下部リトラクタと結合されていること、 エアバッグ(22)が、膨出時に軸線方向に短縮する材料からなっていること
    、 を特徴とする膨らまし可能な安全ベルト。
  2. 【請求項2】ベルト舌片(12)がベルトストラップ(10)の縦方向に移
    動不能に該ベルトストラップ(10)で保持されており、保持部は、斜方向部分
    (14)のスラスト力が一定の値を越えた時に無効になるように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  3. 【請求項3】ベルトストラップ(10)がベルト舌片(12)と縫製されて
    いることを特徴とする、請求項2に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  4. 【請求項4】ベルトストラップ(10)が一定の保持力でベルト舌片(12
    )とクランプロックにより結合されていることを特徴とする、請求項2に記載の
    膨らまし可能な安全ベルト。
  5. 【請求項5】クランプロックと、ベルトストラップ(10)の斜方向部分(
    14)に結合されている上部リトラクタとが、次のように電気的に制御可能であ
    り、すなわちまず上部リトラクタとクランプロックとが解放され、ベルトストラ
    ップ(10)が所定量引き出された後に上部リトラクタがロックされ、ベルト舌
    片(12)をクランプロックに挿入した後、クランプロックがロックされ且つ上
    部リトラクタが解放され、車両が衝突したときにクランプロックが解放されるよ
    うに電気的に制御可能であることを特徴とする、請求項4に記載の膨らまし可能
    な安全ベルト。
  6. 【請求項6】ベルト舌片がベルトストラップと継続的に固定連結され、下部
    リトラクタにベルトプリテンショナーが付設されていることを特徴とする、請求
    項1に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  7. 【請求項7】ベルトプリテンショナーが点火技術で操作可能であることを特
    徴とする、請求項6に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  8. 【請求項8】エアバッグ(22)と連結されているガス発生器は、車両衝突
    時に、ベルト舌片(12)がベルトバックル(18)に挿着されていないときに
    も作動することを特徴とする、請求項5から7までのいずれか一つに記載の膨ら
    まし可能な安全ベルト。
  9. 【請求項9】チャイルドシートを検知したときに上部リトラクタをロックし
    、ガス発生器の作動を阻止するチャイルドシート検知システムが設けられている
    ことを特徴とする、請求項8に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  10. 【請求項10】ガス発生器(26)が、ガス供給チューブ(36)を介して
    ベルトストラップ(10)の斜方向部分(14)の端部と連結されていることを
    特徴とする、請求項1から9までのいずれか一つに記載の膨らまし可能な安全ベ
    ルト。
  11. 【請求項11】ガス供給チューブ(36)がベルトストラップ(10)に組
    み込まれていることを特徴とする、請求項10に記載の膨らまし可能な安全ベル
    ト。
  12. 【請求項12】ガス発生器(26)がベルトストラップ(10)と固定連結
    され、且つ車両に固定されているガイドレール(28)で案内されていることを
    特徴とする、請求項11に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  13. 【請求項13】ガス発生器(26)が車両に固定され、ベルトストラップ(
    10)が可動に支持されるテンションプーリ(30)に巻回されていることを特
    徴とする、請求項11に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  14. 【請求項14】ガス発生器(26)が車両と固定連結され、且つ別個のガス
    供給チューブ(36)を介してエアバッグ(22)と連結され、ガス供給チュー
    ブは、エアバッグ(22)の上端とガス発生器(26)との間隔を可変にするこ
    とを特徴とする、請求項10に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  15. 【請求項15】ガス発生器(26)が、ベルトバックル(18)とベルト舌
    片(12)を介してエアバッグ(22)の下端と連結されていることを特徴とす
    る、請求項1から9までのいずれか一つに記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  16. 【請求項16】ガス発生器(26)がエアバッグ(22)に組み込まれてい
    ることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか一つに記載の膨らまし可能
    な安全ベルト。
  17. 【請求項17】ガス供給チューブ(36)がベルトストラップ(10)のニ
    ュートラルな繊維の中に設置されていることを特徴とする、請求項10から13
    までのいずれか一つに記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  18. 【請求項18】ベルトストラップ(10)を巻回したプーリ(30;32;
    34)が、ガス供給チューブ(36)の横断面に適合した周溝(38)を有して
    いることを特徴とする、請求項17に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  19. 【請求項19】ガス供給チューブ(36)が平坦な横断面を有していること
    を特徴とする、請求項17に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  20. 【請求項20】ガス供給チューブが、互いに横に並んでいる個別のいくつか
    のチューブ(36a,36b,36c)から成っていることを特徴とする、請求項
    19に記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  21. 【請求項21】ベルトバックル(18)に、ベルト舌片(12)を挿着した
    状態で水平なガス移行部が設けられていることを特徴とする、請求項15に記載
    の膨らまし可能な安全ベルト。
  22. 【請求項22】ガス移行部に、ガス流の圧力で密封面に当接するパッキン(
    58)が付設されていることを特徴とする、請求項21に記載の膨らまし可能な
    安全ベルト。
  23. 【請求項23】エアバッグ(22)が、折り畳まれた状態で、被覆部によっ
    て取り囲まれていることを特徴とする、請求項1から22までのいずれか一つに
    記載の膨らまし可能な安全ベルト。
  24. 【請求項24】被覆部が、ベルトストラップ(10)とカバーベルト(62
    )からなり、カバーベルト(62)の、エアバッグ(22)により覆われる縦縁
    が、ベルトストラップに溶接されていることを特徴とする、請求項23に記載の
    膨らまし可能な安全ベルト。
  25. 【請求項25】被覆部の、エアバッグ(22)とは逆の側の後端が、ガス供
    給チューブ(36)を取り囲むベローズ(64)と連結されていることを特徴と
    する、請求項1から24までのいずれか一つに記載の膨らまし可能な安全ベルト
  26. 【請求項26】ガス供給チューブ(36)とエアバッグ(22)が一体に織
    られていることを特徴とする、請求項1から25までのいずれか一つに記載の膨
    らまし可能な安全ベルト。
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