JPH1159257A - 脱着式コンテナを備えた荷役車両 - Google Patents

脱着式コンテナを備えた荷役車両

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JPH1159257A
JPH1159257A JP22163097A JP22163097A JPH1159257A JP H1159257 A JPH1159257 A JP H1159257A JP 22163097 A JP22163097 A JP 22163097A JP 22163097 A JP22163097 A JP 22163097A JP H1159257 A JPH1159257 A JP H1159257A
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JP
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container
arm
cargo handling
lift
hook
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JP22163097A
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English (en)
Inventor
Taku Yoneda
米田  卓
Takatoshi Hojo
隆敏 北條
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車台上に搭載されるコンテナを、その車台と
地上との間で積み降ろしすることができるとともに車台
上でダンプさせることができるようにした、脱着式コン
テナを備えた荷役車両において、その荷役作業中にコン
テナや車台にかかる衝撃を緩和してそれらの変形を防止
し、また騒音を低減する。 【解決手段】 コンテナCtを積み降ろしするためのリ
フトアーム4の、リフトシリンダ7による後方回動によ
り、コンテナCtが地上に降ろされる直前の位置をセン
サにより検知し、その検知信号によりリフトシリンダの
作動をスローに切り換えてコンテナCtが緩衝的に接地
されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車台上に搭載され
るコンテナを、その車台と地上との間で積み降ろしする
ことができると共に車台上をダンプさせることができる
ようにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来荷役車両の車台上に、リフトアーム
およびダンプアームを介してコンテナを搭載し、前記リ
フトアームの前後回動により、車台上と地上間で前記コ
ンテナの積み降ろしを行ない、また前記リフトアームと
ダンプアームの一体傾動によりコンテナをダンプさせる
ようにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両は公知で
ある(たとえば実用新案登録第2525461号、特開
昭48−64617号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる荷役車
両では、そこに搭載されるコンテナが比較的大型で、か
つ大重量であるため、そのコンテナが車台から地上に降
ろされたとき、そのコンテナが地上から車台上に積み込
まれたとき、あるいはダンプしたコンテナが車台上に設
置されたときには、そのコンテナや車台等に衝撃が加わ
り、これにより騒音を発したり、コンテナや車台を変形
させたりする問題がある。
【0004】そこでこのような問題を解決するには、リ
フトアームやダンプアームの作動速度を遅くすればよい
が、このようにすれば荷役作業の迅速性が損なわれると
いう別の問題が生じる。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、前記荷役作業の迅速性を損なうことなく、荷役作業
中に車台やコンテナにかかる衝撃を可及的に緩和できる
ようにして前記問題をすべて解決できるようにした、新
規な脱着式コンテナを備えた荷役車両を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本請求項1記載の発明は、車台上に搭載した荷役フ
レームに、コンテナを係脱可能に連結し得るフックアー
ムを備えたリフトアームを駆動手段により前後方向に起
伏回動可能に設けると共にダンプアームを後方に傾動可
能に設け、前記リフトアームの単独の起伏回動によりコ
ンテナを荷役フレームと地上との間で積み降ろしさせ、
またリフトアームとダンプアームとの一体傾動により、
それらのアーム上に搭載される前記コンテナをダンプさ
せるようにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両にお
いて、前記リフトアームの後方回動により、コンテナが
地上に降ろされる直前の位置を第1センサにより検知
し、この検知信号に基づき前記駆動手段の作動を緩徐に
切り換えて、前記コンテナが緩衝的に接地されるように
したことを特徴としており、かかる特徴によれば、コン
テナが通常の積み降ろしあるいはダンプされるときは、
その積み降ろし作業あるいはダンプ作業を比較的迅速に
行ない、またコンテナが地上に接地される直前では、コ
ンテナの動きを緩徐にしてその接地時に車台やコンテナ
に作用する衝撃を大幅に緩和し、衝撃によるそれらの変
形、損傷を防止し、さらに騒音の発生を低減することが
できる。
【0007】また上記目的達成のため、本請求項2記載
の発明によれば、前記脱着式コンテナを備えた荷役車両
において、前記リフトアームの前方回動により、コンテ
ナが荷役フレーム上に積み込まれてそこに設置される直
前の位置を第2センサにより検知し、この検知信号に基
づき前記駆動手段の作動を緩徐に切り換えて、前記コン
テナが緩衝的に荷役フレーム上に設置されるようにした
ことを特徴としており、かかる特徴によれば、コンテナ
が通常の積み降ろしおよびダンプされるときは、その積
み降ろし作業あるいはダンプ作業を比較的迅速に行な
い、またコンテナが車台上に積み込まれてそこに設置さ
れる直前では、コンテナの積み込みを緩徐にしてコンテ
ナの車台上載置時に、車台やコンテナに作用する衝撃を
大幅に緩和し、衝撃によるそれらの変形、損傷を防止
し、さらに騒音の発生を低減することができる。
【0008】さらに上記目的達成のため、本請求項3記
載の発明によれば、前記脱着式コンテナを備えた荷役車
両において、リフトアームとダンプアームとの一体降下
によりそれらのアーム上に搭載されるコンテナが荷役フ
レーム上に設置される直前の位置を第2センサにより検
知し、この検知信号に基づき前記リフト駆動手段の作動
を緩徐に切り換えて、前記コンテナが緩衝的に荷役フレ
ーム上に設置されるようにしたことを特徴としており、
かかる特徴によれば、コンテナが通常に積み降ろされ、
あるいはダンプされるときは、その積み降ろしあるいは
ダンプ作業を比較的迅速に行ない、またダンプしたコン
テナが降下して荷役フレーム上に設置される直前では、
コンテナの下降を緩徐に行ないコンテナの車台上伏倒時
に、車台やコンテナに作用する衝撃を大幅に緩和し、衝
撃によるそれらの変形、損傷を防止し、さらに騒音の発
生を低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0010】図1は、コンテナの車台上搭載終了時(走
行時)の状態を示す荷役車両の側面図、図2は、コンテ
ナの後退開始時(降ろし開始時)の状態を示す荷役車両
の側面図、図3は、コンテナの接地時(コンテナの最大
傾動時)の状態を示す荷役車両の側面図、図4は、コン
テナの接地時の状態を示す荷役車両の側面図、図5は、
コンテナのダンプ時の状態を示すコンテナ荷役車両の側
面図、図6は、荷役車両の要部拡大側面図、図7は、図
6の7−7線に沿う平面図、図8は、図6の8線矢視の
フックアームの前面図、図9は、図7の9矢視部の拡大
図、図10は、図6の10矢視部の拡大図、図11は、
図6の11−11線に沿う第1スイッチ部の概略図、図
12は、図6の12−12線に沿う第2スイッチ部の概
略図、図13は、図6の13−13線に沿う第4スイッ
チ部の概略図、図14は、図6の14−14線に沿う第
3および第5スイッチ部の概略図、図15は、フックシ
リンダおよびリフトシリンダの油圧回路図、図16は、
荷役作業の作動ブロック図、図17は、コンテナ降ろし
作業のフローチャート、図18は、コンテナの積込み作
業のフローチャート、図19は、コンテナのダンプ上げ
作業のフローチャート、図20は、コンテナのダンプ下
げ作業のフローチャートである。
【0011】図1〜8において、荷役車両Vの車台F上
には、荷役フレーム1が一体に搭載されている。この荷
役フレーム1は、左右縦桁と、複数の横桁とより方形枠
状に形成されており、その後端左右には、左右案内ロー
ラ2,2が回転自在に軸架されており、これらの案内ロ
ーラ2,2上を転動する、後述のコンテナCtは、荷役
フレーム1上に搭載される。荷役フレーム1の後半部に
は、ダンプアーム3が後方に傾動可能に設けられる。こ
のダンプアーム3は、左右縦桁の後端に横桁を一体に形
成して前端開放の平面視フオークに形成されており、そ
の後端が、前記左右案内ローラ2,2の回転軸線と同じ
軸線回りに前後に傾動できるように軸支されている。前
記ダンプアーム3の前端部寄りの中間部の左右には、ブ
ラケット31 ,31 を介してリフトアーム4の後端すな
わち基端が前後方向に起伏回動自在に軸支9されてい
る。このリフトアーム4は、図7に示すように前記ダン
プアーム3よりも幅狭の、前後に細長い方形枠状に形成
されていて、その後部はダンプアーム3の内側に納まる
ように前後方向に重なり合っているが、その大部分はダ
ンプアーム3よりも前方に延長されており、その伏倒時
には、その上面はダンプアーム3よりも高い位置にあ
り、車台F上に搭載されるコンテナCtは、このリフト
アーム4の上面と、前記左右案内ローラ2,2上とで支
持される。車台Fの前部と、リフトアーム4の中間部と
の間には、駆動手段すなわち復動油圧シリンダよりなる
リフトシリンダ7が連結されており、このリフトシリン
ダ7の伸長作動により、図3,4に示すように、リフト
アーム4を前後に起伏回動させることができる。
【0012】リフトアーム4の前端部にはブラケットを
介してフックアーム5の下端が前後方向に回動自在に連
結13されている。このフックアーム5は、図6、8に
示すように側面から見てL字状であり、前面からみて逆
V字状に形成されており、その上端にフック6が一体に
設けられる。このフック6は、コンテナCtの前面上部
に設けた係合部17に係脱自在である。またこのフック
アーム5の下部は、前記リフトアーム4の前部を跨ぐよ
うにしてそこに前後に回動自在に連結13されている。
【0013】リフトアーム4の前部と、フックアーム5
の中間部との間には、フックアームの駆動手段すなわち
復動油圧シリンダよりなるフックシリンダ8が連結され
ており、このフックシリンダ8の伸縮作動により、図2
に示すようにフックアーム5を車台Fの前後方向に起伏
回動させることができ、これによりコンテナCtを、荷
役フレーム1上を後方に移動させることができる。
【0014】図6〜10に示すように、リフトアーム
4、フックアーム5およびダンプアーム3の左右両側に
は、それらに跨がってリフトアーム4とダンプアーム3
とを前後方向に直線状に一体に固縛し、またその固縛を
解除するようにした左右一対の固縛機構Lが設けられ
る。各固縛機構Lは、リフトアーム4の後部一側に回動
自在に軸支される固縛フック10と、ダンプアーム3の
前端一側に設けられてその固縛フック10が係脱自在に
係合し得る被係止部11と、前記固縛フック10の中間
部とフックアーム5の基端とをそれぞれピン連結する長
さ調整可能なロッド12とより構成されており、図6に
明瞭に示すようにフックアーム5が起立位置すなわち格
納位置(図10、実線位置)にあるとき、ロッド12が
後方(図10、右方向)に押され、固縛フック10は固
縛方向に回動されて被係止部11と係合し、これにより
リフトアーム4とダンプアーム3とが前後方向に直線状
に一体に固縛される。また前記フックシリンダ8の伸長
作動によりフックアーム5が後方に回動(図10、鎖線
位置)されると、ロッド12が前方(図10、左方向)
に引かれて固縛フック10は固縛解除方向(図10、時
計方向)に回動されて被係止部11より離脱し、これに
よりリフトアーム4とダンプアーム3との固縛が解除さ
れ、それらのアーム4,3はそれぞれ別々の回動が許容
される。
【0015】図1〜5に示すように、車台Fの後部には
アウトリガー15が設けられ、このアウトリガー15
は、コンテナCtを積み降ろしあるいはダンプさせると
き、作動されて荷役車両Vを安定させる。
【0016】一方荷役車両Vの車台F上に搭載されるコ
ンテナCtは有蓋の箱状に形成されており、その開放後
面は、リヤゲート16により閉じられ、またその前壁上
部には、前記フックアーム5のフック6と係脱可能な係
合部17が設けられ、またその底部の前後にはキャスタ
よりなる複数の走行輪18が軸支されている。
【0017】次に前記コンテナCtを車台Fと地上Gと
の間で積み降ろしをする過程およびそのコンテナCtを
車台F上でダンプさせる過程について図1〜5を参照し
て説明する。
【0018】.図1には荷役車両Vの車台F上にコン
テナCtが搭載された状態すなわちその車両の走行状態
が示されている。
【0019】.図2に示すように、フックシリンダ8
の伸長作動によりフックアーム5を後方に傾動すると、
コンテナCtはこのフックアーム5により左右案内ロー
ラ2,2上を後方に押されて後方に移動するが、このコ
ンテナCtの重心CGは未だ車台F上にあるのでコンテ
ナCtは傾動しない。またフックアーム5の後方回動に
伴い前述したように固縛機構Lか解除されてリフトアー
ム4とダンプアーム3との固縛が解除されるので、リフ
トアーム4はダンプアーム3に対して自由に回動できる
ようになる。
【0020】.図3に示すように、リフトシリンダ7
を伸長作動させると、リフトアーム4はフックアーム5
と共に傾動する。これによりコンテナCtは左右案内ロ
ーラ2,2に案内されて車台F上を後方に移動し、その
重心CGが車台Fよりも後方に移動するに至れば、コン
テナCtは左右案内レール2,2の回転中心を支点とし
て後方に傾動し、その後部下縁は地上Gに着地する。
【0021】.図4に示すようにリフトシリンダ7が
伸長を継続して最伸長するに至れば、フックアーム5は
下向きとなって、コンテナCtは完全に地上Gに降ろさ
れる。ここでフックアーム5先端のフック6を係合部1
7より外せば、コンテナCtは荷役車両Vから分離され
て、コンテナCt内への積荷作業等が行なわれる。
【0022】.地上GのコンテナCtを荷役フレーム
1上に搭載するには、前記〜の作業を逆に行なえば
よい。
【0023】.次に図1に示す荷役フレーム1上にコ
ンテナCtが搭載されている状態、すなわちフックアー
ム5が格納位置にある状態からリフトシリンダ7を伸長
すれば、前記固縛機構Lは固縛状態を維持してダンプア
ーム3とリフトアーム4とを一体に固縛しているので、
図5に示すようにそれら両アーム3,4は一体となって
後方に傾動しコンテナCtをダンプ上げさせることがで
き、コンテナCt内の収容物を外部に排出することがで
きる。またリフトシリンダ7を収縮作動させれば、コン
テナCtをダンプ下げして荷役フレーム1上に降ろすこ
とができる。
【0024】ところで前述のコンテナCtの積み降ろし
作業およびダンプ作業において、特にそれらの作業の迅
速化を図るべく、リフトシリンダ7の作動速度を速める
ようにすると、(1)コンテナCtが降ろされて、その
後端が地上Gに接地したとき、(2)傾動しているコン
テナCtが荷役フレーム1上に搭載されるとき、(3)
ダンプ上げしたコンテナCtが荷役フレーム1上に載置
されるとき、には、コンテナCtや荷役車両Vの車台F
や荷役フレーム1には、大きな衝撃が加わり、これに起
因して騒音を発生し、あるいはコンテナCt、車台F、
あるいは荷役フレーム1等を変形、損傷させる虞がある
が、この実施例では、前記衝撃を可及的に低減してその
虞を解消したものである。
【0025】図6および図11〜14に示すように、荷
役車両Vの適所には、リフトアーム4あるいはフックア
ーム5の回動位置を検出するための、近接スイッチより
なる第1〜第5センサS1 〜S5 が設けられる。
【0026】図11に示すように第1センサS1 はダン
プアーム3の後部上面に設けられる。この第1センサS
1 はリフトアーム4により作動されるもので、このリフ
トアーム4の後方回動時すなわちコンテナCtの降ろし
作業時に、このリフトアーム4の最終後方回動直前に、
このリフトアーム4により作動されて後述する、第1,
第2切換弁V1 ,V2 をスロー側に切り換える。なお、
この第1センサS1 はダンプアーム3に設ける代わりに
荷役フレーム1側もしくはリフトアーム4側に設けても
よい。
【0027】図12に示すように第2センサS2 は、車
台F側すなわち荷役フレーム1の横桁に設けられ、リフ
トアーム4の前方回動時すなわちコンテナCtの積込み
作業時に、このリフトアーム4の最終前方回動直前に、
このリフトアーム4により作動されて後述する第2,第
3切換弁V2 ,V3 をスロー側に切り換える。なお、こ
の第2センサS2 はダンプアーム3側もしくはリフトア
ーム4側に設けてもよい。
【0028】図14に示すように、第3センサS3 はリ
フトアーム4の前部に設けられており、フックアーム5
が後方に回動したとき、そのフックアーム5により作動
される。なお、この第3センサS3 はフックアーム5側
に設けてもよい。
【0029】図13に示すように、第4センサS4 は車
台F側すなわち荷役フレーム1の前部に設けられてお
り、リフトアーム4が格納されたとき、そのリフトアー
ム4により作動される。なお、この第4センサS4 はリ
フトアーム4側に設けてもよい。
【0030】図14に示すように、第5センサS5 はリ
フトアーム4の前部に設けられており、そのフックアー
ム5が格納されたとき、そのフックアーム5により作動
される。なお、この第5センサS5 はフックアーム5側
に設けてもよい。
【0031】次に前記リフトシリンダ7およびフックシ
リンダ8を作動する油圧回路について図14を参照して
説明するに、荷役車両Vの走行用エンジンによりPTO
を介して駆動される油圧ポンプPと油溜T間とを連絡す
る作動油路20には、制御弁ユニットUVが接続され
る。この制御弁ユニットUV内には、いずれも3位置電
磁切換弁よりなる、第1,第2および第3切換弁V1
2 およびV3 が設けられ、第1切換弁V1 の入口ポー
トは前記作動油路20に接続され、またその出口ポート
はパイロットチエック弁21を接続した油路22を介し
て前記フックシリンダ8に接続され、また第2,第3切
換弁V2 ,V3 の入口ポートは前記作動油路20に並列
に接続され、前記第2切換弁V2 は、絞り付の出口ポー
トA,Bおよび入口ポートR接続型の3位置切換電磁弁
であり、その左、右位置の圧油側油路にそれぞれ固定絞
り23,24が接続される。第2切換弁V2 の出口ポー
トはカウンタバランス弁25を接続した油路26を介し
て前記リフトシリンダ7に接続される。また前記第3切
換弁V3 はクローズドセンター型の3位置切換電磁弁で
あり、その出口ポートは、前記カウンタバランス弁25
を接続した油路27を介して前記リフトシリンダ7に接
続される。
【0032】フックシリンダ8の伸縮制御は、第1切換
弁V1 の切換制御により行なわれる。すなわち油圧ポン
プPの駆動後、第1切換弁V1 を右位置に切り換えれ
ば、フックシリンダ8は伸長作動されてフックアーム5
を後方に傾動することができ、また第1切換弁V1 を左
位置に切り換えれば、リフトシリンダ7は収縮作動され
てフックアーム5を前方に傾動して格納することができ
る。
【0033】またリフトシリンダ7の伸縮制御は、第
2,第3切換弁V2 ,V3 の切換制御により行なわれ
る。第2,第3切換弁V2 ,V3 を同時に左位置もしく
は右位置に切り換えると、第2切換弁の左、右位置の圧
油側油路には、固定絞り23,24が設けられているこ
とにより、作動油路20を流れる圧油の大部分は抵抗の
少ない第3切換弁V3 からカウンタバランス弁25を経
てリフトシリンダ7に供給され、このリフトシリンダ7
を比較的速い速度で伸縮作動し、リフトアーム4を迅速
に前方あるいは後方に起伏回動することができる。
【0034】ところで第2切換弁V2 を左、右位置のい
ずれかに位置させたまま、第3切換弁V3 を中立位置に
切り換えると、作動油路20の圧油は第2切換弁V2
みを通り、カウンタバランス弁25を経てリフトシリン
ダ7に供給されるが、このとき第2切換弁の左、右位置
の圧油側油路には、固定絞り23,24が設けられるの
で、リフトシリンダ7に供給される単位時間当たりの油
量が制限され、リフトシリンダ7は緩慢に伸縮作動さ
れ、これによりリフトシリンダ7も緩慢に前後に回動さ
れることになる。
【0035】なお、前述のようにリフトシリンダ7を高
速で作動する際に、第2,第3切換弁V2 、V3 を同時
に切り換える理由についで述べるに、もし仮に第2切換
弁V 2 を中立のままにして第3切換弁V3 を切り換える
と、第3切換弁V3 からの圧油が第2切換弁V2 を通っ
て油溜Tに戻ってしまう不都合があるからであり、また
この不都合を解消すべく第2切換弁V2 の中立位置を全
ブロックにすればよいが、このようにすると第3切換弁
3 が中立位置に戻ったとき、リフトシリンダ7の慣性
力により油が油溜Tに戻ろうとしても第2切換弁の中立
位置でのブロックにより油溜Tに戻れなくなり、油圧回
路内が異常高圧になり、油圧回路を損傷、破損する危険
が生じる。このことから第2切換弁V2 は、前述のよう
にオープンセンター型が採用されている。
【0036】図16には、荷役車両Vによる荷役作業の
作動制御のブロック図が示されており、この荷役作業は
通常のように、荷役操作スイッチすなわち積込みスイッ
チ、降ろしスイッチ、ダンプ上げスイッチあるいはダン
プ下げスイッチの選択的ON作動信号により、順次作動
制御手段およびリフトアーム制御手段を含む制御手段が
作動され、該制御手段からの制御信号を受けてフックア
ーム駆動手段すなわち前記フックシリンダ8とリフトア
ーム駆動手段すなわちリフトシリンダ7を含む駆動手段
が駆動制御される。
【0037】次にこの実施例の作用を図17〜20のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0038】〔コンテナCtの降ろし作業〕(図17参
照) これは車台Fの荷役フレーム1上に搭載されているコン
テナCtを地上Gに降ろす作業であって、いま操作スイ
ッチ盤の降ろしスイッチをON作動すると、フックシリ
ンダ8が伸長作動され、格納位置(略直立位置)にある
フックアーム5は後方に回動する(図1,2参照)。こ
れにより第3センサS3 が検知され(図14参照)、フ
ックアーム5の後方への回動が停止され、リフトシリン
ダ7が伸長を開始してリフトアーム4が後方へ回動さ
れ、このリフトアーム4に連結されるコンテナCtは後
方へ移動しつつ後方へ傾斜する。リフトアーム4の後方
への回動継続によりコンテナCtの後端が接地する直前
では、このリフトアーム4により前記第1センサS1
検知される(図11参照)。この検知信号によれば、前
記第3切換弁V3 が中立位置に切り換えられる。これに
より前述のようにリフトシリンダ7には第2切換弁を通
って圧油が供給され、リフトアーム4の後方への回動が
緩慢となり、その結果コンテナCtの接地(図3参照)
は、緩衝的に緩慢に行なわれて、その接地時にコンテナ
Ctや荷役車両Vの車台F、荷役フレーム1等に加わる
衝撃を緩和するとともにそれらの変形、損傷を防止し、
その上、騒音の発生を大幅に低減することができる。作
業者の目測により、コンテナCtの接地完了を確認し
て、そのコンテナCtの地上Gへの降ろし作業が完了
し、降ろしスイッチがOFFされる。
【0039】なお、作業者の目測によりコンテナCtの
地上への降ろし作業を完了とする代わりにリフトシリン
ダ7のフルストロークによりその降ろし作業を完了させ
るようにしてもよい。コンテナCtの接地完了を確認し
てリフトシリンダ7のフルストロークにより、リフトア
ーム4は最後方位置で停止されて、コンテナCtの地上
Gへの降ろし作業が完了し、降ろしスイッチがOFFさ
れる。 〔コンテナCtの積込み作業〕(図18参照) これは地上Gに接地されているコンテナCtを荷役車両
の車台F上に積み込む作業であって、リフトアーム4先
端のフック6をコンテナCtの係合部17に係合したの
ち、操作スイッチ盤の積込みスイッチをON作動する
と、リフトシリンダ7が収縮作動されて後方に回動され
ているリフトアーム4は、前方に回動し、コンテナCt
を車台F上への積込みを開始する。リフトアーム4の前
方への回動継続により、そのリフトアーム4が格納され
る直前では、このリフトアーム4により前記第2センサ
2 が検知される(図12参照)。この検知信号によれ
ば、前記第3切換弁Vが中立位置に切り換えられ、リフ
トシリンダ7には第2切換弁のみを通って圧油が供給さ
れ、リフトアーム4は格納寸前でその回動が緩慢とな
り、その結果コンテナCtの車台F上の荷役フレーム1
上への設置が緩衝的に緩慢に行なわれ、その設置時にコ
ンテナCtや車台F、荷役フレーム1等に加わる衝撃を
緩和するとともにそれらの変形、損傷を防止し、その上
騒音の発生を大幅に低減することができる。コンテナC
tが車台F上に設置され、リフトアーム4が格納位置に
戻れば、第4センサS4 (図13参照)が検知され、リ
フトアーム4の前方への回動が停止され、次いでフック
シリンダ8が収縮作動されてフックアーム5が前方に回
動して格納位置に至れば、第5センサS5 (図14参
照)が検知され、フックアーム5の前方への回動が停止
され、コンテナCtの積込み作業が完了して、積込みス
イッチはOFFとなる。
【0040】〔コンテナCtのダンプ上げ作業〕(図1
9参照) これは車台F上のコンテナCtをダンプ上げする作業で
あって、リフトアーム4とダンプアーム3とが一体とな
って後方に傾動される。コンテナCtが車台F上に設置
され、リフトシリンダ7およびフックシリンダ8がいず
れも格納されている状態において、操作スイッチ盤のダ
ンプ上げスイッチをON作動すれば、リフトアーム4が
格納位置のままであることから、リフトアーム4とダン
プアーム3とは前記固縛機構Lの固縛作動により一体化
されたまま、リフトシリンダ7の伸長作動により、リフ
トアーム4とダンプアーム3とが一体に上昇し、コンテ
ナCtはダンプアーム3の軸支点回りに後方に傾動す
る。そしてリフトシリンダ7の最伸長によりコンテナC
tはフルダンプされる(図5参照)。そして上げスイッ
チはOFFされてコンテナCtはダンプ位置に停止され
る。
【0041】この場合第2、第3切換弁は終始同時に作
動され、圧油は主として抵抗の少ない第3切換弁V3
経てリフトシリンダ7に供給され、リフトアーム4の緩
慢作動は行なわれない。
【0042】〔コンテナCtのダンプ下げ作業〕(図2
0参照) これらフルダンプされているコンテナCtを下げて車台
F上に伏倒設置させる作業であって、操作スイッチ盤の
ダンプ下げスイッチをON作動すれば、リフトアーム4
の収縮作動により、リフトアーム4とダンプアーム3と
は一体のまま降下する。コンテナCtが車台F上の荷役
フレーム1上に伏倒設置される直前に、リフトアーム4
により第2センサS2 (図12参照)が検知される。こ
れにより第3切換弁V3 が中立位置に切り換えられ、圧
油は第2切換弁のみを通ってリフトシリンダ7に供給さ
れ、コンテナCtは緩慢に降下して車台Fの荷役フレー
ム1上に格納される。その結果コンテナCtの車台F上
の荷役フレーム1上への降下が緩衝的に緩慢に行なわ
れ、その降下時にコンテナCtや車台F、荷役フレーム
1等に加わる衝撃を緩和するとともにそれらの変形、損
傷を防止し、その上騒音の発生を大幅に低減することが
できる。リフトアーム4がダンプアーム3と共に格納さ
れると、このリフトアーム4により第4スイッチ(図1
3参照)が検知され、リフトアーム4の降下が完了して
下げスイッチがOFFされる。
【0043】次に本発明の第2実施例について説明す
る。
【0044】この第2実施例は、リフトシリンダを作動
制御する油圧回路において、前記第1実施例と若干相違
していて、図21には、その油圧回路が示されている。
この第2実施例の第2切換弁V2 ′は、、前記第1実施
例の第2切換弁V2 の左右切換位置における圧油側油路
から固定絞り23,24を除いたものであって、その第
2切換弁V2 ′とリフトシリンダ7とを接続する油路2
6の、カウンタバランス弁25よりも上流側にスローリ
ターン弁すなわち逆止弁付流量調整弁30,31が接続
されており、第2切換弁V2 ′から油路26に流れる圧
油は、この逆止弁付流量制御弁30,31を通り、油量
を制限されてリフトシリンダ7へと供給される。
【0045】而してこの第2実施例では、第2切換弁V
2 ′と、前記逆止弁付流量制御弁30,31とが協働し
て、前記第1実施例の第2切換弁V2 と同等の機能を奏
するものであり、この第2実施例も前記第1実施例と同
じ作用を奏する。
【0046】次に本発明の第3実施例について説明す
る。
【0047】この第3実施例も、リフトシリンダ7を作
動する油圧回路において、前記第1,2実施例と若干相
違していて、図22には、その油圧回路が示されてい
る。この第3実施例では、前記第2実施例の第3切換弁
3 を無くすと共にその第2実施例の逆止弁付流量調整
弁30,31の代わりに電磁式2位置流量調整弁40,
41を接続してなるもので、前記荷役車両Vが通常の作
業を行なうときは、それらの流量調整弁40,41はい
ずれも右側に切り換えられており、油路26を流れる圧
油は、その油量が制限されることなくリフトシリンダ7
に供給されて該リフトシリンダ7を通常通りの速度で作
動させ、また前述のように第1センサS1もしくは第2
センサS2 の検知時には、その検知信号を受けて前記2
つの2位置流量調整弁40,41はいずれも右側に切り
換わり、リフトシリンダ7に供給される油量が減量調整
される。
【0048】而してこの第3実施例もまた前記第1実施
例と同じ作用効果を奏する。
【0049】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0050】たとえば前記実施例では、リフトアーム4
に対してフックアーム5を回動できるように、それらを
フックシリンダ8により連結したが、リフトアーム4と
フックアーム5とを一体L字状に構成してもよい。この
場合前記第3および第5センサS3 ,S5 が不要であ
り、またこの場合リフトアーム4とダンプアーム3との
固縛および固縛解除は他の固縛シリンダ等の自動固縛手
段もしくは手動固縛手段により行なう。またリフトアー
ム4に対してフックシリンダ8を前後に伸縮できるよう
に構成してもよい。この場合フックアーム5の伸縮を検
知するセンサを設け、リフトアーム4に対してフックア
ーム5の伸縮に連動してそれら両アームを固縛あるいは
固縛解除するための固縛手段を設ける。また前記実施例
ではセンサとして近接スイッチが使用されたが、これに
代えてリミットスイッチ等の従来公知の同効のスイッチ
を用いてもよい。さらにフックアーム5の先端に設けら
れるフックはシリンダ等によりフックアーム5に対して
相対回動できるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように本請求項1記載の発明によ
れば、脱着式コンテナを備えた荷役車両において、通常
の荷役作業の迅速性を確保しながら、リフトアームの後
方への回動により、車台からコンテナを地上に接地した
ときに、そのコンテナの接地速度をスローにして、その
ときにコンテナにかかる衝撃を大幅に緩和して、コンテ
ナ、荷役フレーム、車台等の変形、損傷を防止すること
ができると共に騒音の発生を低減することができる。
【0052】また本請求項2記載の発明によれば、脱着
式コンテナを備えた荷役車両において、通常の荷役作業
の迅速性を確保しながら、リフトアームの前方への回動
により、そのコンテナが車台上に搭載されたときの速度
をスローにして、そのときにコンテナ、荷役フレーム、
車台等にかかる衝撃を大幅に緩和してそれらの変形、損
傷を防止することができると共に騒音の発生を低減する
ことができる。
【0053】さらに本請求項3記載の発明によれば、脱
着式コンテナを備えた荷役車両において、ダンプされた
コンテナが車台上に載置されるときの速度をスローにし
て、そのときにコンテナ、荷役フレーム、車台等にかか
る衝撃を大幅に緩和し、それらの変形、損傷を防止する
ことができると共に騒音の発生を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテナの搭載終了時(走行時)の状態を示す
荷役車両の側面図
【図2】コンテナの後退開始時(降ろし開始時)の状態
を示す荷役車両の側面図
【図3】コンテナの接地時(コンテナの最大傾動時)の
状態を示す荷役車両の側面図
【図4】コンテナの接地時の状態を示す荷役車両の側面
【図5】コンテナのダンプ時の状態を示すコンテナ荷役
車両の側面図
【図6】荷役フレームの側面図
【図7】荷役フレームの平面図
【図8】図6の8−8線に沿う断面図
【図9】図7の9矢視部の拡大図
【図10】図6の10矢視部の拡大図
【図11】図6の11−11線に沿う概略図
【図12】図6の12−12線に沿う概略図
【図13】図6の13−13線に沿う概略図
【図14】図6の14−14線に沿う概略図
【図15】フックシリンダおよびリフトシリンダの油圧
回路図
【図16】荷役作業の作動ブロック図
【図17】コンテナ降ろし作業のフローチャート
【図18】コンテナの積込み作業のフローチャート
【図19】コンテナのダンプ上げ作業のフローチャート
【図20】コンテナのダンプ下げ作業のフローチャート
【図21】フックシリンダおよびリフトシリンダ油圧回
路図(第2実施例)
【図22】フックシリンダおよびリフトシリンダ油圧回
路図(第3実施例)
【符号の説明】
1・・・・・・・荷役フレーム 3・・・・・・・ダンプアーム 4・・・・・・・リフトアーム 5・・・・・・・フックアーム 7・・・・・・・駆動手段(リフトシリンダ) Ct・・・・・・コンテナ F・・・・・・・車台 G・・・・・・・地上 S1 ・・・・・・第1センサ S2 ・・・・・・第2センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 脱着式コンテナを備えた荷役車両
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車台上に搭載され
るコンテナを、その車台と地上との間で積み降ろしする
ことができると共に車台上をダンプさせることができる
ようにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来荷役車両の車台上に、リフトアーム
およびダンプアームを介してコンテナを搭載し、前記リ
フトアームの前後回動により、車台上と地上間で前記コ
ンテナの積み降ろしを行ない、また前記リフトアームと
ダンプアームの一体傾動によりコンテナをダンプさせる
ようにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両は公知で
ある(たとえば実用新案登録第2525461号、特開
昭48−64617号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる荷役車
両では、そこに搭載されるコンテナが比較的大型で、か
つ大重量であるため、そのコンテナが車台から地上に降
ろされたとき、そのコンテナが地上から車台上に積み込
まれたとき、あるいはダンプしたコンテナが車台上に設
置されたときには、そのコンテナや車台等に衝撃が加わ
り、これにより騒音を発したり、コンテナや車台を変形
させたりする問題がある。
【0004】そこでこのような問題を解決するには、リ
フトアームやダンプアームの作動速度を遅くすればよい
が、このようにすれば荷役作業の迅速性が損なわれると
いう別の問題が生じる。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、前記荷役作業の迅速性を損なうことなく、荷役作業
中に車台やコンテナにかかる衝撃を可及的に緩和できる
ようにして前記問題をすべて解決できるようにした、新
規な脱着式コンテナを備えた荷役車両を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本請求項1記載の発明は、車台上に搭載した荷役フ
レームに、コンテナを係脱可能に連結し得るフックアー
ムを備えたリフトアームを駆動手段により前後方向に起
伏回動可能に設けると共にダンプアームを後方に傾動可
能に設け、前記リフトアームの単独の起伏回動によりコ
ンテナを荷役フレームと地上との間で積み降ろしさせ、
またリフトアームとダンプアームとの一体傾動により、
それらのアーム上に搭載される前記コンテナをダンプさ
せるようにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両にお
いて、前記リフトアームの後方回動により、コンテナが
地上に降ろされる直前の位置を第1センサにより検知
し、この検知信号に基づき前記駆動手段の作動を緩徐に
切り換えて、前記コンテナが緩衝的に接地されるように
したことを特徴としており、かかる特徴によれば、コン
テナが通常の積み降ろしあるいはダンプされるときは、
その積み降ろし作業あるいはダンプ作業を比較的迅速に
行ない、またコンテナが地上に接地される直前では、コ
ンテナの動きを緩徐にしてその接地時に車台やコンテナ
に作用する衝撃を大幅に緩和し、衝撃によるそれらの変
形、損傷を防止し、さらに騒音の発生を低減することが
できる。
【0007】また上記目的達成のため、本請求項2記載
の発明によれば、前記脱着式コンテナを備えた荷役車両
において、前記リフトアームの前方回動により、コンテ
ナが荷役フレーム上に積み込まれてそこに設置される直
前の位置を第2センサにより検知し、この検知信号に基
づき前記駆動手段の作動を緩徐に切り換えて、前記コン
テナが緩衝的に荷役フレーム上に設置されるようにした
ことを特徴としており、かかる特徴によれば、コンテナ
が通常の積み降ろしおよびダンプされるときは、その積
み降ろし作業あるいはダンプ作業を比較的迅速に行な
い、またコンテナが車台上に積み込まれてそこに設置さ
れる直前では、コンテナの積み込みを緩徐にしてコンテ
ナの車台上載置時に、車台やコンテナに作用する衝撃を
大幅に緩和し、衝撃によるそれらの変形、損傷を防止
し、さらに騒音の発生を低減することができる。
【0008】さらに上記目的達成のため、本請求項3記
載の発明によれば、前記脱着式コンテナを備えた荷役車
両において、リフトアームとダンプアームとの一体降下
によりそれらのアーム上に搭載されるコンテナが荷役フ
レーム上に設置される直前の位置を第2センサにより検
知し、この検知信号に基づき前記リフト駆動手段の作動
を緩徐に切り換えて、前記コンテナが緩衝的に荷役フレ
ーム上に設置されるようにしたことを特徴としており、
かかる特徴によれば、コンテナが通常に積み降ろされ、
あるいはダンプされるときは、その積み降ろしあるいは
ダンプ作業を比較的迅速に行ない、またダンプしたコン
テナが降下して荷役フレーム上に設置される直前では、
コンテナの下降を緩徐に行ないコンテナの車台上伏倒時
に、車台やコンテナに作用する衝撃を大幅に緩和し、衝
撃によるそれらの変形、損傷を防止し、さらに騒音の発
生を低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0010】図1は、コンテナの車台上搭載終了時(走
行時)の状態を示す荷役車両の側面図、図2は、コンテ
ナの後退開始時(降ろし開始時)の状態を示す荷役車両
の側面図、図3は、コンテナの接地時(コンテナの最大
傾動時)の状態を示す荷役車両の側面図、図4は、コン
テナの接地時の状態を示す荷役車両の側面図、図5は、
コンテナのダンプ時の状態を示すコンテナ荷役車両の側
面図、図6は、荷役車両の要部拡大側面図、図7は、図
6の7−7線に沿う平面図、図8は、図6の8線矢視の
フックアームの前面図、図9は、図7の9矢視部の拡大
図、図10は、図6の10矢視部の拡大図、図11は、
図6の11−11線に沿う第1スイッチ部の概略図、図
12は、図6の12−12線に沿う第2スイッチ部の概
略図、図13は、図6の13−13線に沿う第4スイッ
チ部の概略図、図14は、図6の14−14線に沿う第
3および第5スイッチ部の概略図、図15は、フックシ
リンダおよびリフトシリンダの油圧回路図、図16は、
荷役作業の作動ブロック図、図17は、コンテナ降ろし
作業のフローチャート、図18は、コンテナの積込み作
業のフローチャート、図19は、コンテナのダンプ上げ
作業のフローチャート、図20は、コンテナのダンプ下
げ作業のフローチャートである。
【0011】図1〜8において、荷役車両Vの車台F上
には、荷役フレーム1が一体に搭載されている。この荷
役フレーム1は、左右縦桁と、複数の横桁とより方形枠
状に形成されており、その後端左右には、左右案内ロー
ラ2,2が回転自在に軸架されており、これらの案内ロ
ーラ2,2上を転動する、後述のコンテナCtは、荷役
フレーム1上に搭載される。荷役フレーム1の後半部に
は、ダンプアーム3が後方に傾動可能に設けられる。こ
のダンプアーム3は、左右縦桁の後端に横桁を一体に形
成して前端開放の平面視フオークに形成されており、そ
の後端が、前記左右案内ローラ2,2の回転軸線と同じ
軸線回りに前後に傾動できるように軸支されている。前
記ダンプアーム3の前端部寄りの中間部の左右には、ブ
ラケット31 ,31 を介してリフトアーム4の後端すな
わち基端が前後方向に起伏回動自在に軸支9されてい
る。このリフトアーム4は、図7に示すように前記ダン
プアーム3よりも幅狭の、前後に細長い方形枠状に形成
されていて、その後部はダンプアーム3の内側に納まる
ように前後方向に重なり合っているが、その大部分はダ
ンプアーム3よりも前方に延長されており、その伏倒時
には、その上面はダンプアーム3よりも高い位置にあ
り、車台F上に搭載されるコンテナCtは、このリフト
アーム4の上面と、前記左右案内ローラ2,2上とで支
持される。車台Fの前部と、リフトアーム4の中間部と
の間には、駆動手段すなわち復動油圧シリンダよりなる
リフトシリンダ7が連結されており、このリフトシリン
ダ7の伸長作動により、図3,4に示すように、リフト
アーム4を前後に起伏回動させることができる。
【0012】リフトアーム4の前端部にはブラケットを
介してフックアーム5の下端が前後方向に回動自在に連
結13されている。このフックアーム5は、図6、8に
示すように側面から見てL字状であり、前面からみて逆
V字状に形成されており、その上端にフック6が一体に
設けられる。このフック6は、コンテナCtの前面上部
に設けた係合部17に係脱自在である。またこのフック
アーム5の下部は、前記リフトアーム4の前部を跨ぐよ
うにしてそこに前後に回動自在に連結13されている。
【0013】リフトアーム4の前部と、フックアーム5
の中間部との間には、フックアームの駆動手段すなわち
復動油圧シリンダよりなるフックシリンダ8が連結され
ており、このフックシリンダ8の伸縮作動により、図2
に示すようにフックアーム5を車台Fの前後方向に起伏
回動させることができ、これによりコンテナCtを、荷
役フレーム1上を後方に移動させることができる。
【0014】図6〜10に示すように、リフトアーム
4、フックアーム5およびダンプアーム3の左右両側に
は、それらに跨がってリフトアーム4とダンプアーム3
とを前後方向に直線状に一体に固縛し、またその固縛を
解除するようにした左右一対の固縛機構Lが設けられ
る。各固縛機構Lは、リフトアーム4の後部一側に回動
自在に軸支される固縛フック10と、ダンプアーム3の
前端一側に設けられてその固縛フック10が係脱自在に
係合し得る被係止部11と、前記固縛フック10の中間
部とフックアーム5の基端とをそれぞれピン連結する長
さ調整可能なロッド12とより構成されており、図6に
明瞭に示すようにフックアーム5が起立位置すなわち格
納位置(図10、実線位置)にあるとき、ロッド12が
後方(図10、右方向)に押され、固縛フック10は固
縛方向に回動されて被係止部11と係合し、これにより
リフトアーム4とダンプアーム3とが前後方向に直線状
に一体に固縛される。また前記フックシリンダ8の伸長
作動によりフックアーム5が後方に回動(図10、鎖線
位置)されると、ロッド12が前方(図10、左方向)
に引かれて固縛フック10は固縛解除方向(図10、時
計方向)に回動されて被係止部11より離脱し、これに
よりリフトアーム4とダンプアーム3との固縛が解除さ
れ、それらのアーム4,3はそれぞれ別々の回動が許容
される。
【0015】図1〜5に示すように、車台Fの後部には
アウトリガー15が設けられ、このアウトリガー15
は、コンテナCtを積み降ろしあるいはダンプさせると
き、作動されて荷役車両Vを安定させる。
【0016】一方荷役車両Vの車台F上に搭載されるコ
ンテナCtは有蓋の箱状に形成されており、その開放後
面は、リヤゲート16により閉じられ、またその前壁上
部には、前記フックアーム5のフック6と係脱可能な係
合部17が設けられ、またその底部の前後にはキャスタ
よりなる複数の走行輪18が軸支されている。
【0017】次に前記コンテナCtを車台Fと地上Gと
の間で積み降ろしをする過程およびそのコンテナCtを
車台F上でダンプさせる過程について図1〜5を参照し
て説明する。
【0018】.図1には荷役車両Vの車台F上にコン
テナCtが搭載された状態すなわちその車両の走行状態
が示されている。
【0019】.図2に示すように、フックシリンダ8
の伸長作動によりフックアーム5を後方に傾動すると、
コンテナCtはこのフックアーム5により左右案内ロー
ラ2,2上を後方に押されて後方に移動するが、このコ
ンテナCtの重心CGは未だ車台F上にあるのでコンテ
ナCtは傾動しない。またフックアーム5の後方回動に
伴い前述したように固縛機構Lか解除されてリフトアー
ム4とダンプアーム3との固縛が解除されるので、リフ
トアーム4はダンプアーム3に対して自由に回動できる
ようになる。
【0020】.図3に示すように、リフトシリンダ7
を伸長作動させると、リフトアーム4はフックアーム5
と共に傾動する。これによりコンテナCtは左右案内ロ
ーラ2,2に案内されて車台F上を後方に移動し、その
重心CGが車台Fよりも後方に移動するに至れば、コン
テナCtは左右案内レール2,2の回転中心を支点とし
て後方に傾動し、その後部下縁は地上Gに着地する。
【0021】.図4に示すようにリフトシリンダ7が
伸長を継続して最伸長するに至れば、フックアーム5は
下向きとなって、コンテナCtは完全に地上Gに降ろさ
れる。ここでフックアーム5先端のフック6を係合部1
7より外せば、コンテナCtは荷役車両Vから分離され
て、コンテナCt内への積荷作業等が行なわれる。
【0022】.地上GのコンテナCtを荷役フレーム
1上に搭載するには、前記〜の作業を逆に行なえば
よい。
【0023】.次に図1に示す荷役フレーム1上にコ
ンテナCtが搭載されている状態、すなわちフックアー
ム5が格納位置にある状態からリフトシリンダ7を伸長
すれば、前記固縛機構Lは固縛状態を維持してダンプア
ーム3とリフトアーム4とを一体に固縛しているので、
図5に示すようにそれら両アーム3,4は一体となって
後方に傾動しコンテナCtをダンプ上げさせることがで
き、コンテナCt内の収容物を外部に排出することがで
きる。またリフトシリンダ7を収縮作動させれば、コン
テナCtをダンプ下げして荷役フレーム1上に降ろすこ
とができる。
【0024】ところで前述のコンテナCtの積み降ろし
作業およびダンプ作業において、特にそれらの作業の迅
速化を図るべく、リフトシリンダ7の作動速度を速める
ようにすると、(1)コンテナCtが降ろされて、
Gに接地したとき、(2)傾動しているコンテナCtが
荷役フレーム1上に搭載されるとき、(3)ダンプ上げ
したコンテナCtが荷役フレーム1上に載置されると
き、には、コンテナCtや荷役車両Vの車台Fや荷役フ
レーム1には、大きな衝撃が加わり、これに起因して騒
音を発生し、あるいはコンテナCt、車台F、あるいは
荷役フレーム1等を変形、損傷させる虞があるが、この
実施例では、前記衝撃を可及的に低減してその虞を解消
したものである。
【0025】図6および図11〜14に示すように、荷
役車両Vの適所には、リフトアーム4あるいはフックア
ーム5の回動位置を検出するための、近接スイッチより
なる第1〜第5センサS1 〜S5 が設けられる。
【0026】図11に示すように第1センサS1 はダン
プアーム3の後部上面に設けられる。この第1センサS
1 はリフトアーム4により作動されるもので、このリフ
トアーム4の後方回動時すなわちコンテナCtの降ろし
作業時に、このリフトアーム4の最終後方回動直前に、
このリフトアーム4により作動されて後述する、第1,
第2切換弁V1 ,V2 をスロー側に切り換える。なお、
この第1センサS1 はダンプアーム3に設ける代わりに
荷役フレーム1側もしくはリフトアーム4側に設けても
よい。
【0027】図12に示すように第2センサS2 は、車
台F側すなわち荷役フレーム1の横桁に設けられ、リフ
トアーム4の前方回動時すなわちコンテナCtの積込み
作業時に、このリフトアーム4の最終前方回動直前に、
このリフトアーム4により作動されて後述する第2,第
3切換弁V2 ,V3 をスロー側に切り換える。なお、こ
の第2センサS2 はダンプアーム3側もしくはリフトア
ーム4側に設けてもよい。
【0028】図14に示すように、第3センサS3 はリ
フトアーム4の前部に設けられており、フックアーム5
が後方に回動したとき、そのフックアーム5により作動
される。なお、この第3センサS3 はフックアーム5側
に設けてもよい。
【0029】図13に示すように、第4センサS4 は車
台F側すなわち荷役フレーム1の前部に設けられてお
り、リフトアーム4が格納されたとき、そのリフトアー
ム4により作動される。なお、この第4センサS4 はリ
フトアーム4側に設けてもよい。
【0030】図14に示すように、第5センサS5 はリ
フトアーム4の前部に設けられており、そのフックアー
ム5が格納されたとき、そのフックアーム5により作動
される。なお、この第5センサS5 はフックアーム5側
に設けてもよい。
【0031】次に前記リフトシリンダ7およびフックシ
リンダ8を作動する油圧回路について図1を参照して
説明するに、荷役車両Vの走行用エンジンによりPTO
を介して駆動される油圧ポンプPと油溜T間とを連絡す
る作動油路20には、制御弁ユニットUVが接続され
る。この制御弁ユニットUV内には、いずれも3位置電
磁切換弁よりなる、第1,第2および第3切換弁V1
2 およびV3 が設けられ、第1切換弁V1 の入口ポー
トは前記作動油路20に接続され、またその出口ポート
はパイロットチエック弁21を接続した油路22を介し
て前記フックシリンダ8に接続され、また第2,第3切
換弁V2 ,V3 の入口ポートは前記作動油路20に並列
に接続され、前記第2切換弁V2 は、絞り付の出口ポー
トA,Bおよび入口ポートR接続型の3位置切換電磁弁
であり、その左、右位置の圧油側油路にそれぞれ固定絞
り23,24が接続される。第2切換弁V2 の出口ポー
トはカウンタバランス弁25を接続した油路26を介し
て前記リフトシリンダ7に接続される。また前記第3切
換弁V3 はクローズドセンター型の3位置切換電磁弁で
あり、その出口ポートは、前記カウンタバランス弁25
を接続した油路27を介して前記リフトシリンダ7に接
続される。
【0032】フックシリンダ8の伸縮制御は、第1切換
弁V1 の切換制御により行なわれる。すなわち油圧ポン
プPの駆動後、第1切換弁V1 を右位置に切り換えれ
ば、フックシリンダ8は伸長作動されてフックアーム5
を後方に傾動することができ、また第1切換弁V1 を左
位置に切り換えれば、フックシリンダ8は収縮作動され
てフックアーム5を前方に傾動して格納することができ
る。
【0033】またリフトシリンダ7の伸縮制御は、第
2,第3切換弁V2 ,V3 の切換制御により行なわれ
る。第2,第3切換弁V2 ,V3 を同時に左位置もしく
は右位置に切り換えると、第2切換弁の左、右位置の圧
油側油路には、固定絞り23,24が設けられているこ
とにより、作動油路20を流れる圧油の大部分は抵抗の
少ない第3切換弁V3 からカウンタバランス弁25を経
てリフトシリンダ7に供給され、このリフトシリンダ7
を比較的速い速度で伸縮作動し、リフトアーム4を迅速
に前方あるいは後方に起伏回動することができる。
【0034】ところで第2切換弁V2 を左、右位置のい
ずれかに位置させたまま、第3切換弁V3 を中立位置に
切り換えると、作動油路20の圧油は第2切換弁V2
みを通り、カウンタバランス弁25を経てリフトシリン
ダ7に供給されるが、このとき第2切換弁の左、右位置
の圧油側油路には、固定絞り23,24が設けられるの
で、リフトシリンダ7に供給される単位時間当たりの油
量が制限され、リフトシリンダ7は緩慢に伸縮作動さ
れ、これによりリフトシリンダ7も緩慢に前後に回動さ
れることになる。
【0035】なお、前述のようにリフトシリンダ7を高
速で作動する際に、第2,第3切換弁V2 、V3 を同時
に切り換える理由についで述べるに、もし仮に第2切換
弁V 2 を中立のままにして第3切換弁V3 を切り換える
と、第3切換弁V3 からの圧油が第2切換弁V2 を通っ
て油溜Tに戻ってしまう不都合があるからであり、また
この不都合を解消すべく第2切換弁V2 の中立位置を全
ブロックにすればよいが、このようにすると第3切換弁
3 が中立位置に戻ったとき、リフトシリンダ7の慣性
力により油が油溜Tに戻ろうとしても第2切換弁の中立
位置でのブロックにより油溜Tに戻れなくなり、油圧回
路内が異常高圧になり、油圧回路を損傷、破損する危険
が生じる。このことから第2切換弁V2 は、前述のよう
にオープンセンター型が採用されている。
【0036】図16には、荷役車両Vによる荷役作業の
作動制御のブロック図が示されており、この荷役作業は
通常のように、荷役操作スイッチすなわち積込みスイッ
チ、降ろしスイッチ、ダンプ上げスイッチあるいはダン
プ下げスイッチの選択的ON作動信号により、順次作動
制御手段およびリフトアーム制御手段を含む制御手段が
作動され、該制御手段からの制御信号を受けてフックア
ーム駆動手段すなわち前記フックシリンダ8とリフトア
ーム駆動手段すなわちリフトシリンダ7を含む駆動手段
が駆動制御される。
【0037】次にこの実施例の作用を図17〜20のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0038】〔コンテナCtの降ろし作業〕(図17参
照) これは車台Fの荷役フレーム1上に搭載されているコン
テナCtを地上Gに降ろす作業であって、いま操作スイ
ッチ盤の降ろしスイッチをON作動すると、フックシリ
ンダ8が伸長作動され、格納位置(略直立位置)にある
フックアーム5は後方に回動する(図1,2参照)。こ
れにより第3センサS3 が検知され(図14参照)、フ
ックアーム5の後方への回動が停止され、リフトシリン
ダ7が伸長を開始してリフトアーム4が後方へ回動さ
れ、このリフトアーム4に連結されるコンテナCtは後
方へ移動しつつ後方へ傾斜する。リフトアーム4の後方
への回動継続によりコンテナCt接地する直前では、
このリフトアーム4により前記第1センサS1 が検知さ
れる(図11参照)。この検知信号によれば、前記第3
切換弁V3 が中立位置に切り換えられる。これにより前
述のようにリフトシリンダ7には第2切換弁を通って圧
油が供給され、リフトアーム4の後方への回動が緩慢と
なり、その結果コンテナCtの接地(図参照)は、緩
衝的に緩慢に行なわれて、その接地時にコンテナCtや
荷役車両Vの車台F、荷役フレーム1等に加わる衝撃を
緩和するとともにそれらの変形、損傷を防止し、その
上、騒音の発生を大幅に低減することができる。作業者
の目測により、コンテナCtの接地完了を確認して、そ
のコンテナCtの地上Gへの降ろし作業が完了し、降ろ
しスイッチがOFFされる。
【0039】なお、作業者の目測によりコンテナCtの
地上への降ろし作業を完了とする代わりにリフトシリン
ダ7のフルストロークによりその降ろし作業を完了させ
るようにしてもよい。コンテナCtの接地完了を確認し
てリフトシリンダ7のフルストロークにより、リフトア
ーム4は最後方位置で停止されて、コンテナCtの地上
Gへの降ろし作業が完了し、降ろしスイッチがOFFさ
れる。 〔コンテナCtの積込み作業〕(図18参照) これは地上Gに接地されているコンテナCtを荷役車両
の車台F上に積み込む作業であって、リフトアーム4先
端のフック6をコンテナCtの係合部17に係合したの
ち、操作スイッチ盤の積込みスイッチをON作動する
と、リフトシリンダ7が収縮作動されて後方に回動され
ているリフトアーム4は、前方に回動し、コンテナCt
を車台F上への積込みを開始する。リフトアーム4の前
方への回動継続により、そのリフトアーム4が格納され
る直前では、このリフトアーム4により前記第2センサ
2 が検知される(図12参照)。この検知信号によれ
ば、前記第3切換弁Vが中立位置に切り換えられ、リフ
トシリンダ7には第2切換弁のみを通って圧油が供給さ
れ、リフトアーム4は格納寸前でその回動が緩慢とな
り、その結果コンテナCtの車台F上の荷役フレーム1
上への設置が緩衝的に緩慢に行なわれ、その設置時にコ
ンテナCtや車台F、荷役フレーム1等に加わる衝撃を
緩和するとともにそれらの変形、損傷を防止し、その上
騒音の発生を大幅に低減することができる。コンテナC
tが車台F上に設置され、リフトアーム4が格納位置に
戻れば、第4センサS4 (図13参照)が検知され、リ
フトアーム4の前方への回動が停止され、次いでフック
シリンダ8が収縮作動されてフックアーム5が前方に回
動して格納位置に至れば、第5センサS5 (図14参
照)が検知され、フックアーム5の前方への回動が停止
され、コンテナCtの積込み作業が完了して、積込みス
イッチはOFFとなる。
【0040】〔コンテナCtのダンプ上げ作業〕(図1
9参照) これは車台F上のコンテナCtをダンプ上げする作業で
あって、リフトアーム4とダンプアーム3とが一体とな
って後方に傾動される。コンテナCtが車台F上に設置
され、リフトシリンダ7およびフックシリンダ8がいず
れも格納されている状態において、操作スイッチ盤のダ
ンプ上げスイッチをON作動すれば、フックアーム5
格納位置のままであることから、リフトアーム4とダン
プアーム3とは前記固縛機構Lの固縛作動により一体化
されたまま、リフトシリンダ7の伸長作動により、リフ
トアーム4とダンプアーム3とが一体に上昇し、コンテ
ナCtはダンプアーム3の軸支点回りに後方に傾動す
る。そしてリフトシリンダ7の最伸長によりコンテナC
tはフルダンプされる(図5参照)。そして上げスイッ
チはOFFされてコンテナCtはダンプ位置に停止され
る。
【0041】この場合第2、第3切換弁は終始同時に作
動され、圧油は主として抵抗の少ない第3切換弁V3
経てリフトシリンダ7に供給され、リフトアーム4の緩
慢作動は行なわれない。
【0042】〔コンテナCtのダンプ下げ作業〕(図2
0参照) これらフルダンプされているコンテナCtを下げて車台
F上に伏倒設置させる作業であって、操作スイッチ盤の
ダンプ下げスイッチをON作動すれば、リフトアーム4
の収縮作動により、リフトアーム4とダンプアーム3と
は一体のまま降下する。コンテナCtが車台F上の荷役
フレーム1上に伏倒設置される直前に、リフトアーム4
により第2センサS2 (図12参照)が検知される。こ
れにより第3切換弁V3 が中立位置に切り換えられ、圧
油は第2切換弁のみを通ってリフトシリンダ7に供給さ
れ、コンテナCtは緩慢に降下して車台Fの荷役フレー
ム1上に格納される。その結果コンテナCtの車台F上
の荷役フレーム1上への降下が緩衝的に緩慢に行なわ
れ、その降下時にコンテナCtや車台F、荷役フレーム
1等に加わる衝撃を緩和するとともにそれらの変形、損
傷を防止し、その上騒音の発生を大幅に低減することが
できる。リフトアーム4がダンプアーム3と共に格納さ
れると、このリフトアーム4により第4スイッチ(図1
3参照)が検知され、リフトアーム4の降下が完了して
下げスイッチがOFFされる。
【0043】次に本発明の第2実施例について説明す
る。
【0044】この第2実施例は、リフトシリンダを作動
制御する油圧回路において、前記第1実施例と若干相違
していて、図21には、その油圧回路が示されている。
この第2実施例の第2切換弁V2 ′は、、前記第1実施
例の第2切換弁V2 の左右切換位置における圧油側油路
から固定絞り23,24を除いたものであって、その第
2切換弁V2 ′とリフトシリンダ7とを接続する油路2
6の、カウンタバランス弁25よりも上流側にスローリ
ターン弁すなわち逆止弁付流量調整弁30,31が接続
されており、第2切換弁V2 ′から油路26に流れる圧
油は、この逆止弁付流量制御弁30,31を通り、油量
を制限されてリフトシリンダ7へと供給される。
【0045】而してこの第2実施例では、第2切換弁V
2 ′と、前記逆止弁付流量制御弁30,31とが協働し
て、前記第1実施例の第2切換弁V2 と同等の機能を奏
するものであり、この第2実施例も前記第1実施例と同
じ作用を奏する。
【0046】次に本発明の第3実施例について説明す
る。
【0047】この第3実施例も、リフトシリンダ7を作
動する油圧回路において、前記第1,2実施例と若干相
違していて、図22には、その油圧回路が示されてい
る。この第3実施例では、前記第2実施例の第3切換弁
3 を無くすと共にその第2実施例の逆止弁付流量調整
弁30,31の代わりに電磁式2位置流量調整弁40,
41を接続してなるもので、前記荷役車両Vが通常の作
業を行なうときは、それらの流量調整弁40,41はい
ずれも右側に切り換えられており、油路26を流れる圧
油は、その油量が制限されることなくリフトシリンダ7
に供給されて該リフトシリンダ7を通常通りの速度で作
動させ、また前述のように第1センサS1もしくは第2
センサS2 の検知時には、その検知信号を受けて前記2
つの2位置流量調整弁40,41はいずれも右側に切り
換わり、リフトシリンダ7に供給される油量が減量調整
される。
【0048】而してこの第3実施例もまた前記第1実施
例と同じ作用効果を奏する。
【0049】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0050】たとえば前記実施例では、リフトアーム4
に対してフックアーム5を回動できるように、それらを
フックシリンダ8により連結したが、リフトアーム4と
フックアーム5とを一体L字状に構成してもよい。この
場合前記第3および第5センサS3 ,S5 が不要であ
り、またこの場合リフトアーム4とダンプアーム3との
固縛および固縛解除は他の固縛シリンダ等の自動固縛手
段もしくは手動固縛手段により行なう。またリフトアー
ム4に対してフックアーム5を前後に伸縮できるように
構成してもよい。この場合フックアーム5の伸縮を検知
するセンサを設け、リフトアーム4に対してフックアー
ム5の伸縮に連動してそれら両アームを固縛あるいは固
縛解除するための固縛手段を設ける。また前記実施例で
はセンサとして近接スイッチが使用されたが、これに代
えてリミットスイッチ等の従来公知の同効のスイッチを
用いてもよい。さらにフックアーム5の先端に設けられ
るフックはシリンダ等によりフックアーム5に対して相
対回動できるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように本請求項1記載の発明によ
れば、脱着式コンテナを備えた荷役車両において、通常
の荷役作業の迅速性を確保しながら、リフトアームの後
方への回動により、車台からコンテナを地上に接地した
ときに、そのコンテナの接地速度をスローにして、その
ときにコンテナにかかる衝撃を大幅に緩和して、コンテ
ナ、荷役フレーム、車台等の変形、損傷を防止すること
ができると共に騒音の発生を低減することができる。
【0052】また本請求項2記載の発明によれば、脱着
式コンテナを備えた荷役車両において、通常の荷役作業
の迅速性を確保しながら、リフトアームの前方への回動
により、そのコンテナが車台上に搭載されたときの速度
をスローにして、そのときにコンテナ、荷役フレーム、
車台等にかかる衝撃を大幅に緩和してそれらの変形、損
傷を防止することができると共に騒音の発生を低減する
ことができる。
【0053】さらに本請求項3記載の発明によれば、脱
着式コンテナを備えた荷役車両において、ダンプされた
コンテナが車台上に載置されるときの速度をスローにし
て、そのときにコンテナ、荷役フレーム、車台等にかか
る衝撃を大幅に緩和し、それらの変形、損傷を防止する
ことができると共に騒音の発生を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテナの搭載終了時(走行時)の状態を示す
荷役車両の側面図
【図2】コンテナの後退開始時(降ろし開始時)の状態
を示す荷役車両の側面図
【図3】コンテナの接地時(コンテナの最大傾動時)の
状態を示す荷役車両の側面図
【図4】コンテナの接地時の状態を示す荷役車両の側面
【図5】コンテナのダンプ時の状態を示すコンテナ荷役
車両の側面図
【図6】荷役フレームの側面図
【図7】荷役フレームの平面図
【図8】図6の8−8線に沿う断面図
【図9】図7の9矢視部の拡大図
【図10】図6の10矢視部の拡大図
【図11】図6の11−11線に沿う概略図
【図12】図6の12−12線に沿う概略図
【図13】図6の13−13線に沿う概略図
【図14】図6の14−14線に沿う概略図
【図15】フックシリンダおよびリフトシリンダの油圧
回路図
【図16】荷役作業の作動ブロック図
【図17】コンテナ降ろし作業のフローチャート
【図18】コンテナの積込み作業のフローチャート
【図19】コンテナのダンプ上げ作業のフローチャート
【図20】コンテナのダンプ下げ作業のフローチャート
【図21】フックシリンダおよびリフトシリンダ油圧回
路図(第2実施例)
【図22】フックシリンダおよびリフトシリンダ油圧回
路図(第3実施例)
【符号の説明】 1・・・・・・・荷役フレーム 3・・・・・・・ダンプアーム 4・・・・・・・リフトアーム 5・・・・・・・フックアーム 7・・・・・・・駆動手段(リフトシリンダ) Ct・・・・・・コンテナ F・・・・・・・車台 G・・・・・・・地上 S1 ・・・・・・第1センサ S2 ・・・・・・第2センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台(F)上に搭載した荷役フレーム
    (1)に、コンテナ(Ct)を係脱可能に連結し得るフ
    ックアーム(5)を備えたリフトアーム(4)を駆動手
    段(7)により前後方向に起伏回動可能に設けると共に
    ダンプアーム(3)を後方に傾動可能に設け、前記リフ
    トアーム(4)の単独の起伏回動によりコンテナ(C
    t)を荷役フレーム(1)と地上(G)との間で積み降
    ろしさせ、またリフトアーム(4)とダンプアーム
    (3)との一体傾動により、それらのアーム(4,3)
    上に搭載される前記コンテナ(Ct)をダンプさせるよ
    うにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両において、 前記リフトアーム(4)の後方回動により、コンテナ
    (Ct)が地上(G)に降ろされる直前の位置を第1セ
    ンサ(S1 )により検知し、この検知信号に基づき前記
    駆動手段(7)の作動を緩徐に切り換えて、前記コンテ
    ナ(Ct)が緩衝的に接地されるようにしたことを特徴
    とする、脱着式コンテナを備えた荷役車両。
  2. 【請求項2】 車台(F)上に搭載した荷役フレーム
    (1)に、コンテナ(Ct)を係脱可能に連結し得るフ
    ックアーム(5)を備えたリフトアーム(4)を駆動手
    段(7)により前後方向に起伏回動可能に設けると共に
    ダンプアーム(3)を後方に傾動可能に設け、前記リフ
    トアーム(4)の単独の起伏回動によりコンテナ(C
    t)を荷役フレーム(1)と地上(G)との間で積み降
    ろしさせ、またリフトアーム(4)とダンプアーム
    (3)との一体傾動により、それらのアーム(4,3)
    上に搭載される前記コンテナ(Ct)をダンプさせるよ
    うにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両において、 前記リフトアーム(4)の前方回動により、コンテナ
    (Ct)が荷役フレーム(1)上に積み込まれてそこに
    設置される直前の位置を第2センサ(S2 )により検知
    し、この検知信号に基づき前記駆動手段(7)の作動を
    緩徐に切り換えて、前記コンテナ(Ct)が緩衝的に荷
    役フレーム(1)上に設置されるようにしたことを特徴
    とする、脱着式コンテナを備えた荷役車両。
  3. 【請求項3】 車台(F)上に搭載した荷役フレーム
    (1)に、コンテナ(Ct)を係脱可能に連結し得るフ
    ックアーム(5)を備えたリフトアーム(4)を駆動手
    段(7)により前後方向に起伏回動可能に設けると共に
    ダンプアーム(3)を後方に傾動可能に設け、前記リフ
    トアーム(4)の単独の起伏回動によりコンテナ(C
    t)を荷役フレーム(1)と地上(G)との間で積み降
    ろしさせ、またリフトアーム(4)とダンプアーム
    (3)との一体傾動により、それらのアーム(4,3)
    上に搭載される前記コンテナ(Ct)をダンプさせるよ
    うにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両において、 前記リフトアーム(4)とダンプアーム(3)との一体
    降下によりそれらのアーム(4,3)上に搭載されるコ
    ンテナ(Ct)が荷役フレーム(1)上に設置される直
    前の位置を第2センサ(S2 )により検知し、この検知
    信号に基づき前記駆動手段の作動を緩徐に切り換えて、
    前記コンテナ(Ct)が緩衝的に荷役フレーム(1)上
    に設置されるようにしたことを特徴とする、脱着式コン
    テナを備えた荷役車両。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN102295235A (zh) * 2010-06-28 2011-12-28 深圳中集天达空港设备有限公司 运输平台车的起吊装置
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