JP2002338178A - エスカレータ装置 - Google Patents

エスカレータ装置

Info

Publication number
JP2002338178A
JP2002338178A JP2001146318A JP2001146318A JP2002338178A JP 2002338178 A JP2002338178 A JP 2002338178A JP 2001146318 A JP2001146318 A JP 2001146318A JP 2001146318 A JP2001146318 A JP 2001146318A JP 2002338178 A JP2002338178 A JP 2002338178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket wheel
support arm
circulation area
rotation support
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001146318A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ogawa
豊 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Fillestar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fillestar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Fillestar Co Ltd filed Critical Nippon Fillestar Co Ltd
Priority to JP2001146318A priority Critical patent/JP2002338178A/ja
Publication of JP2002338178A publication Critical patent/JP2002338178A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/02Driving gear
    • B66B23/026Driving gear with a drive or carrying sprocket wheel located at end portions

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型のエスカレータ装置を提供すること。 【解決手段】 チェーン6に連結したアーム部材5の先
端部に踏み段4の前端部を連結し、使用者を乗載する上
循環領域から使用者を乗載しない下循環領域に踏み段が
移行するとき、踏み段4の後端部は上スプロケットホイ
ール8からチェーン23を介して回転力が伝達され、上
スプロケットホイールと同期回転する上回転支持アーム
20に乗り移って下方に案内される。また、下循環領域
から上循環領域に踏み段が移行するとき、踏み段4の後
端部は下スプロケットホイール9からチェーン13を介
して回転力が伝達され、下スプロケットホイールと同期
回転する下回転支持アーム10に乗り移って上方に持ち
上げられる。したがって、踏み段4の乗載面4aを水平
に保って移行させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータ装置
に関し、特に階段に設置する薄型のエスカレータ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエスカレータ装置では、踏み段は
使用者を乗載する上循環領域で乗載面を上方に向けて走
行し、上スプロケットホイールで反転し、使用者を乗載
しない下循環領域では裏返って乗載面を下方に向けて走
行して、下スプロケットホイールで再び反転することで
循環している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来のエス
カレータ装置は、踏み段が裏返って走行するので分厚く
なる。このため、従来のエスカレータ装置を設置するた
めには、大掛かりな工事を必要とする問題がある。した
がって、大掛かりな工事を行うことなく、既設の階段に
載置して設置するエスカレータ装置が望まれている。こ
のように、既設の階段にエスカレータ装置を設置する場
合には、使用者を搬送する踏み段と階段との間のエスカ
レータ装置の厚みだけ天井空間が少なくなるといった問
題を有する。したがって、薄型のエスカレータ装置が望
まれている。本発明の目的は、薄型のエスカレータ装置
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、使用者を乗載
する踏み板を有する複数の踏み段と、上方位置および下
方位置に配置されるスプロケットホイールと、前記スプ
ロケットホイールに巻きかけられる一対の無端環状のチ
ェーンと、前記チェーンの延在方向に垂直な外方に延
び、基端部がチェーンに連結され、先端部に踏み段の一
端部が連結されるアーム部材と、前記スプロケットホイ
ールに同期して回転し、踏み段の他端部を支持する回転
支持アームとを有し、使用者を乗載する上循環領域から
使用者を乗載しない下循環領域に踏み段が移行すると
き、踏み段の他端部が回転支持アームに乗り移り、スプ
ロケットホイールに同期して下循環領域に案内され、下
循環領域から上循環領域に踏み段が移行するとき、踏み
段の他端部が回転支持アームに乗り移り、スプロケット
ホイールに同期して上循環領域案内され、乗載面を上方
に臨ませて循環することを特徴とするエスカレータ装置
である。
【0005】本発明に従えば、チェーンに連結したアー
ム部材の先端部に踏み段の一端部を連結し、使用者を乗
載する上循環領域から使用者を乗載しない下循環領域に
踏み段が移行するとき、踏み段の他端部はスプロケット
ホイールに同期して回転する回転支持アームに乗り移っ
て下方に案内され、下循環領域から上循環領域に踏み段
が移行するとき、踏み段の他端部はスプロケットホイー
ルに同期して回転する回転支持アームに乗り移って上方
に持ち上げられる。したがって、上および下スプロケッ
トホイールで踏み段が反転せず、乗載面を水平に保った
状態で移行するのでエスカレータ装置の薄型化が可能で
ある。また、チェーンの延在方向に垂直な方向で、無端
環状チェーンの外方に延びるアーム部材の基端部をチェ
ーンに連結して固定し、先端部を踏み段に回転自在に連
結することによって、踏み段の一端部がスプロケットホ
イールの外方に離反して移行し、前後の踏み板の衝突を
防止することができる。
【0006】また本発明は、前記回転支持アームは、ス
プロケットホイールから回転駆動力が伝達されて従動回
転することを特徴とする。
【0007】本発明に従えば、回転支持アームの駆動
は、スプロケットホイールから、たとえばチェーン、ク
ランク、歯車などによって回転力が伝達されるので、踏
み段の一端部が連結されるチェーンを駆動するスプロケ
ットホイールと、踏み段の他端部を支持する回転支持ア
ームを同期回転させることができる。したがって、別途
に回転支持アームを駆動させるモータなどの駆動手段を
設ける必要がない。
【0008】また本発明は、前記踏み段は他端部に、踏
み段の両側に突出する突出部を有し、前記回転支持アー
ムは、前記突出部を支持して踏み段を上循環領域から下
循環領域および下循環領域から上循環領域に移行させる
ことを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、踏み段の他端部には、こ
の踏み段の進行方向に垂直な方向の両側に突出する突出
部、たとえば踏み段の支持軸や支持ローラなどを有し、
上循環領域から下循環領域および下循環領域から上循環
領域へ踏み段が移行するときに、この突出部が回転支持
アームに支持されるので、回転支持アームを踏み段の両
側に配置して、踏み段を両側から支持することができ、
移行を安定して行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるエスカレータ装置1の構造を示す図である。本実施
形態のエカレータ装置1は建物内に設置され、上方位置
である上層フロア2から下方位置である下層フロア3に
わたって設けられる階段40に載置して設けられる薄型
のエスカレータ装置であり、上りエスカレータとして用
いる。
【0011】エスカレータ装置1は、複数の踏み段4が
アーム部材5を介して一対の無端環状のチェーン6に連
結され、モータ7によって循環駆動される。上層フロア
2には個別に軸支される一対の上スプロケットホイール
8がエスカレータ装置1の幅方向(図1の紙面に垂直な
方向)に所定の間隔を設けて配置され、下層フロア3に
は個別に軸支される一対の下スプロケットホイール9が
エスカレータ装置1の幅方向に所定の間隔を設けて配置
される。前記上スプロケットホイール8および下スプロ
ケットホイール9の間にわたって前記チェーン6が巻き
かけられ、モータ7によってチェーン6を循環駆動させ
ることによって、使用者を乗載する上循環領域にある踏
み段4が下層フロア3から上層フロア2に上昇する。こ
の上循環領域では、使用者を踏み段4上に乗載して搬送
する。
【0012】踏み段4が上循環領域から使用者を乗載し
ない下循環領域に移行する下方移行領域では、踏み段4
は裏返ることなく、使用者を乗載する乗載面4aを上方
に臨んだ状態で移行する。下循環領域でも乗載面4aを
上方に臨んだ状態で降下し、踏み段4が下層フロア3に
達すると、下循環領域から上循環領域に移行する。この
踏み段4が下循環領域から上循環領域に移行する上方移
行領域においても、乗載面4aを上方に臨んだ状態で移
行する。このように、本発明のエスカレータ装置1で
は、常に乗載面4aを上方に臨んだ状態で循環駆動する
ことによって、エスカレータ装置1の薄型化が図れる。
【0013】次に、エスカレータ装置1の駆動方法につ
いて説明する。モータ7は、上スプロケットホイール8
を駆動することによって、チェーン6を循環駆動する。
踏み段4の前方(図1の右)側の一端部を前端部とし、
後方(図1の左)側の一端部を後端部とし、各踏み段4
の前端部の幅方向両端部には、それぞれアーム部材5を
介してチェーン6が連結され、これら一対のチェーン6
は、一対の上スプロケットホイール8に巻き掛けられ
る。踏み段4は、一対の上スプロケットホイール8間を
通過して上循環領域から下循環領域へ移行するので、一
対の上スプロケットホイール8間には回転軸が設けられ
ない。このように構成するために、モータ7とスプロケ
ットホイール8との間に中間軸81を配置し、この中間
軸81を介して一対の上スプロケットホイール8を駆動
させる。
【0014】さらに詳しく説明すると、中間軸81はエ
スカレータ装置1の幅方向に延び、両側に中間スプロケ
ットホイール82が固定され、回転自在に軸支される。
前記中間スプロケットホイール82と、上スプロケット
ホイール8の幅方向外側にそれぞれ配置され、上スプロ
ケットホイール8の回転軸に固定される小スプロケット
ホイール83との間には、チェーン84が巻きかけられ
ている。したがって、モータ7で、チェーン85を介し
て中間軸81の中間部に固定される回転伝達スプロケッ
トホイール86を回転駆動すると、中間軸81が回転駆
動され、中間軸81の両側の中間スプロケットホイール
82、チェーン84、小スプロケットホイール83を介
して、一対の上スプロケットホイール8が回転駆動され
る。このようにして、一対の上スプロケットホイール8
間に踏み段4を通過させて循環させることができる。
【0015】また、本実施形態では中間軸81の回転駆
動力は、チェーン84を用いて上スプロケットホイール
8に伝達しているが、中間軸81の回転駆動力は歯車を
用いて上スプロケットホイール8に伝達してもよい。
【0016】次に、エスカレータ装置1の端部の構成に
ついてさらに詳細に説明する。図2はエスカレータ装置
1の下層フロア3側端部の部分平面図であり、図3はエ
スカレータ装置1の下層フロア3側端部で、踏み段4が
下循環領域から上循環領域に移行する様子を示す図であ
る。踏み段4は、乗載面4aを有する矩形板状の踏み板
4bとライザ4cとが一体となって形成される。ライザ
4cは、踏み板4bの後端部から下方に垂下して設けら
れる。踏み段4は使用者を乗載する上循環領域では、乗
載面4aを水平に保って移動する。踏み段4は前端部と
後端部とに、踏み段4の幅方向に突出する支持軸41,
42を有する。前端部の支持軸41は踏み板4bの前端
部から延び、後端部の支持軸42はライザ4cの下端部
から延びている。前記支持軸41の幅方向端部には、第
1支持ローラ43が支持軸41の軸線まわりに回転自在
に取り付けられる。また、前記支持軸42の幅方向端部
には、第2支持ローラ44が支持軸42の軸線まわりに
回転自在に取り付けられる。
【0017】チェーン6には、所定の間隔を設けてアー
ム部材5が接続される。アーム部材5は、チェーン6の
延在方向に垂直な方向に延びる部材であり、その基端部
がチェーン6に固定され、外方に突出する。また、アー
ム部材5の先端部には、踏み段4の踏み板4bと第1支
持ローラ43との間の支持軸41が貫通して回転自在に
連結される。このように構成すると、踏み段4の前端部
の支持軸41が上スプロケットホイール8の外方に離反
して移行するので、下方移行領域での前後の踏み板4の
衝突を防止することができる。
【0018】また、本実施形態のエスカレータ装置1で
は、上循環領域および下循環領域での踏み段の第1支持
ローラ43および第2支持ローラ44の移動経路に第1
支持ローラ案内レール45および第2支持ローラ案内レ
ール46を設けている。上循環領域および下循環領域で
は、第1および第2支持ローラ案内レールに第1および
第2支持ローラをそれぞれ案内させることによって、踏
み段4が階段40に沿って安定して循環することができ
る。なお、第1支持ローラ43および第2支持ローラ4
4およびチェーン6は、踏み段4の幅方向にずれて配置
されるので、これらの経路が衝突しない。
【0019】下スプロケットホイール9の下層フロア3
側(図1の左側)には、一対の下回転支持アーム10が
設けられる。下回転支持アーム10は棒状の部材であ
り、一端部にエスカレータ装置1の幅方向外側に延びる
回転軸10Aを有し、下スプロケットホイール9と同様
にエスカレータ装置1の幅方向に所定の間隔をあけて設
けられる。下回転支持アーム10は、下スプロケットホ
イール9の幅方向内側に配置される。一対の下回転支持
アーム10の回転軸10Aは、エスカレータ装置1の幅
方向両端部で個別に回転自在に軸支される。また、回転
支持アーム10の回転軸10Aから先端部までの長さ
は、下スプロケットホイール9の半径とアーム部材5の
長さとを足した長さよりも長くしている。これによっ
て、支持軸42が下回転支持アームに乗り移ることがで
きる。さらに本実施形態のエスカレータ装置1では、上
循環領域の第2支持ローラ案内レール46の端部を、第
2支持ローラ44の移動経路に沿うように曲率を持たせ
て下方に曲げ、下循環領域での第2支持ローラ案内レー
ル46の端部を第2支持ローラ44の移動経路に沿うよ
うに曲率を持たせて上方に曲げておく。これによって、
支持軸42の下回転支持アーム10への乗り移りをより
スムーズに行うことができる。
【0020】下回転支持アーム10の回転軸10Aには
小スプロケットホイール11が固定される。また、下ス
プロケットホイール9の幅方向外側の回転軸にも前記小
スプロケットホイール11と同径の小スプロケットホイ
ール12が固定され、下スプロケットホイール9の小ス
プロケットホイール12と下回転支持アーム10の小ス
プロケットホイール11とにわたってチェーン13が巻
き掛けられる。これによって、下スプロケットホイール
9から回転力が伝達され、下スプロケットホイール9と
下回転支持アーム10は同じ速度で、かつ同じ向き(図
3の矢符Aの方向)に同期回転する。
【0021】本実施形態では、チェーン13によって下
スプロケットホイール9と回転支持アーム10とを同期
回転させているが、歯車によって同期回転させてもよい
し、プーリを介してベルトによって同期回転させてもよ
いし、またはクランクシャフトによって同期回転させて
もよい。また、下回転支持アーム10は、回転軸10A
と一体形成してL字状部材としてもよい。
【0022】次に、踏み段4の上方移行領域での移行動
作について説明する。踏み段4の前端部が下スプロケッ
トホイール9の下端に達したとき、つまり踏み段4が上
方移行領域の下端に達したとき、踏み段4の後端部か
ら、踏み段4の幅方向外側に突出する支持軸42が、下
回転支持アーム10の先端部に接触する。この後、スプ
ロケットホイールが回転し、それに同期して下回転支持
アーム10が回転することによって、支持軸42は下回
転支持アーム10の回転方向下流側の先端部に乗り移
る。本実施形態では、踏み段4の支持軸42が下回転支
持アーム10に乗り移るが、第2支持ローラ44が下回
転支持アーム10に乗り移る構成としてもよい。第2支
持ローラ44が下回転支持アーム10に乗り移ることに
よって、下回転支持アーム10との間で発生する摩擦が
減少し、上方移行領域での踏み段4の移行がよりスムー
ズに行われる。
【0023】上層フロア2側にも下回転支持アーム10
と同形状の上回転支持アーム20が設けられる。上回転
支持アーム20は、上スプロケットホイール8の下層フ
ロア3側近傍に配置される。上回転支持アーム20は、
一端部にエスカレータ装置1の幅方向に延びる回転軸2
0Aを有し、上スプロケットホイール8と同様にエスカ
レータ装置1の幅方向に所定の間隔をあけて設けられ
る。上回転支持アーム20は、上スプロケットホイール
8の幅方向内側に配置される。上回転支持アーム20の
回転軸20Aは、エスカレータ装置1の幅方向端部で個
別に回転自在に軸支される。また、回転支持アーム20
の回転軸20Aから先端部までの長さは、上スプロケッ
トホイール8の半径とアーム部材5の長さとを足した長
さよりも長い。
【0024】上回転支持アーム20の回転軸20Aには
小スプロケットホイール21が固定される。また、上ス
プロケットホイール8の回転軸にも幅方向外方に前記小
スプロケットホイール21と同径の小スプロケットホイ
ール22が固定され、上スプロケットホイール8の小ス
プロケットホイール22と上回転支持アーム20の小ス
プロケットホイール21とにわたってチェーン23が巻
き掛けられる。これによって、上スプロケットホイール
8から回転力が伝達され、上スプロケットホイール8と
上回転支持アーム20は同じ速度で、かつ同じ向きに同
期回転する。
【0025】次に、踏み段4の下方移行時の動作につい
て説明する。踏み段4の前端部が上スプロケットホイー
ル8の上端に達したとき、つまり踏み段4が下方移行領
域の上端に達したとき、踏み段4の他端部から幅方向外
側に突出する支持軸42が、上回転支持アーム20の先
端部に接触する。この後、スプロケットホイールが回転
し、それに同期して下回転支持アーム10が回転するこ
とによって、支持軸42は下回転支持アーム10の回転
方向上流側の先端部に乗り移る。本実施形態では、踏み
段4の支持軸42が上回転支持アーム20に乗り移る構
成としているが、第2支持ローラ44が上回転支持アー
ム20に乗り移る構成としてもよい。第2支持ローラ4
4が上回転支持アーム20に乗り移ることによって、上
回転支持アーム20との間で発生する摩擦が減少し、下
方移行領域での踏み段4の移行がよりスムーズに行われ
る。
【0026】以上のように上方移行領域および下方移行
領域において、上回転支持アーム20および下回転支持
アーム10によって、踏み段4の後端部を支持するの
で、踏み段4は乗載面を水平に保った状態で移行するこ
とができる。
【0027】本実施形態のエスカレータ装置1は上りエ
スカレータであるが、踏み段4の循環方向を逆にするこ
とによって下りエスカレータとしても利用することがで
きる。また、階段に載置して設置するだけでなく、階段
を削って設置する場合にも、エスカレータ装置1を埋め
るために地面や階段を除去する面積も少なくてすみ、設
置するための工事期間を短くすることができる。
【0028】本発明の他の実施形態では、図4(a)に
示すように、下回転支持アーム10の先端部の回転方向
下流側に凹部30を形成し、この凹部30に踏み段4の
後端部の支持軸42または第2支持ローラ44を嵌合し
て、下循環領域から上循環領域に踏み段4を移行させて
もよい。下回転支持アーム10をこのような形状とする
と、踏み段4を確実に捕らえて支持することができる。
また、図4(b)に示すように、上循環領域から上循環
領域に移行するときに踏み段4を支持する上回転支持ア
ーム11の回転方向上流側に凹部31を形成し、この凹
部31に踏み段4の後端部の支持軸42または第2支持
ローラを嵌合して、上循環領域から下循環領域に踏み段
4を移行させることによって、踏み段4を確実に捕らえ
て支持することができる。本実施形態は上りエスカレー
タに適用でき、図4(b)に示すような回転方向下流側
に凹部を形成した回転支持アームを下回転支持アームと
し、図4(a)に示すような回転方向上流側に凹部を形
成した回転支持アームを上回転支持アームとすることに
よって、下りエスカレータにも適用することができる。
【0029】図5は、本発明のさらに他の実施形態であ
るエスカレータ装置50の下層フロア側端部を示す概略
斜視図である。図5で、前記実施形態のエスカレータ装
置1と同様の部材には同一の符号を付し、その説明を省
略する。また、図5では図が煩雑となるのを防ぐため、
第1および第2支持ローラ、および第1および第2支持
ローラ案内レールを省略している。本実施形態のエスカ
レータ装置50では、図5に示すように踏み段4の後端
部に支持軸42に支持部51を設けている。図6は、支
持部52の近傍を示す側面図である。支持部51は、エ
スカレータ装置50の長手方向の断面が半円状となる部
材であり、踏み段4と第2回転支ローラ44との間の支
持軸42に固定される。このような部材を設けることに
よって、下回転支持アーム10が踏み段4の後端部を支
持するときのズレなどの許容量が増す。また、本実施形
態では支持部51は半円柱状であるが、板状でもよく、
多角柱でもよく、円柱または楕円柱でもよい。本実施形
態では、下層フロア側のみを示しているが、上層フロア
側も同様な構成である。
【0030】本発明のさらに他の実施形態では、踏み板
4aの後端部、つまりライザ4bの上端部に、踏み板4
aの幅方向に突出する突出部を設け、この突出部を上お
よび下回転支持アーム10および11によって支持する
ことによって、上循環領域から下循環領域および下循環
領域から上循環領域へ踏み段4を移行させてもよい。
【0031】本発明のさらに他の実施形態では、踏み段
4の後端部で、踏み段4の両端部に支持軸42以外の凸
部を設け、この凸部を回転支持アームによって支持して
もよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、踏み段の
一方側をアーム部材を介してチェーンに連結し、踏み段
が上循環領域から下循環領域および下循環領域から上循
環領域に移行するとき、踏み段の他方側を回転支持アー
ムによって支持するので、簡単な構成で踏み段の乗載面
を水平に保って移行させることができる。したがって、
エスカレータ装置の薄型化が図れる。
【0033】また本発明によれば、回転支持アームはス
プロケットホイールから回転駆動力が伝達されて従動回
転するので、別途に回転支持アームを回転駆動するモー
タなどを設ける必要がないので、製造コストの低減を図
ることができる。
【0034】また本発明によれば、踏み段の幅方向に突
出する突出部を回転支持アームによって支持するので、
回転支持アームを踏み段の両側に配置して、踏み段を両
側から支持することができ、移行を安定して行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるエスカレータ装置
1の構造を示す図である。
【図2】エスカレータ装置1の下層フロア2側の構成を
示す平面図である。
【図3】エスカレータ装置1の下層フロア3側での踏み
段4の動作を説明する図である。
【図4】図4(a)は、本発明の他の実施形態における
下回転支持アームの形状を示す図であり、図4(b)
は、本発明の他の実施形態における上回転支持アームの
形状を示す図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態におけるエスカレ
ータ装置50の下層フロア3側の斜視図である。
【図6】支持部51の近傍を示す側面図である。
【符号の説明】 1 エスカレータ装置 4 踏み段 5 アーム部材 6 チェーン 8 上スプロケットホイール 9 下スプロケットホイール 10 下回転支持アーム 11 上回転支持アーム 41,42 支持軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者を乗載する踏み板を有する複数の
    踏み段と、 上方位置および下方位置に配置されるスプロケットホイ
    ールと、 前記スプロケットホイールに巻きかけられる一対の無端
    環状のチェーンと、 前記チェーンの延在方向に垂直な外方に延び、基端部が
    チェーンに連結され、先端部に踏み段の一端部が連結さ
    れるアーム部材と、 前記スプロケットホイールに同期して回転し、踏み段の
    他端部を支持する回転支持アームとを有し、 使用者を乗載する上循環領域から使用者を乗載しない下
    循環領域に踏み段が移行するとき、踏み段の他端部が回
    転支持アームに乗り移り、スプロケットホイールに同期
    して下循環領域に案内され、下循環領域から上循環領域
    に踏み段が移行するとき、踏み段の他端部が回転支持ア
    ームに乗り移り、スプロケットホイールに同期して上循
    環領域案内され、乗載面を上方に臨ませて循環すること
    を特徴とするエスカレータ装置。
  2. 【請求項2】 前記回転支持アームは、スプロケットホ
    イールから回転駆動力が伝達されて従動回転することを
    特徴とする請求項1記載のエスカレータ装置。
  3. 【請求項3】 前記踏み段は他端部に、踏み段の両側に
    突出する突出部を有し、 前記回転支持アームは、前記突出部を支持して踏み段を
    上循環領域から下循環領域および下循環領域から上循環
    領域に移行させることを特徴とする請求項1または2記
    載のエスカレータ装置。
JP2001146318A 2001-05-16 2001-05-16 エスカレータ装置 Pending JP2002338178A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146318A JP2002338178A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 エスカレータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146318A JP2002338178A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 エスカレータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002338178A true JP2002338178A (ja) 2002-11-27

Family

ID=18991989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001146318A Pending JP2002338178A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 エスカレータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002338178A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014084805A3 (en) * 2012-11-01 2014-07-24 Otis Elevator Company Offset pallet guidance for passenger conveyor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014084805A3 (en) * 2012-11-01 2014-07-24 Otis Elevator Company Offset pallet guidance for passenger conveyor
US9394144B2 (en) 2012-11-01 2016-07-19 Otis Elevator Company Offset pallet guidance for passenger conveyor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009155752A1 (zh) 输送机的踏板转向装置、转向方法及低构造高度的输送机
JP2008505818A (ja) 動く歩道等における車輪上を走行するパレットの移送方法および装置
TW200303844A (en) Conveyor device
WO2013152714A1 (zh) 用于运送***的踏板链条、链轮和自动人行道
JP3699957B2 (ja) 乗客コンベア
JP2007510601A (ja) コンベヤ用転回装置
JP2000169066A (ja) 可変速動く歩道
JP2002338178A (ja) エスカレータ装置
US20150284217A1 (en) Turnaround Mechanism for Passenger Conveyors
JP2002362874A (ja) エスカレータ装置
JP2002362870A (ja) エスカレータ装置
JP3576388B2 (ja) 搬送装置
EP0997425A1 (en) Escalator
JP2004331303A (ja) 乗客コンベア
JP3978333B2 (ja) コンベア装置
JP2001261270A (ja) エスカレータ装置
JP2003261219A (ja) 払い出し装置
JP2000007263A (ja) 動く歩道
JP2000327248A (ja) 乗客コンベア
KR20120027884A (ko) 피도금물 이송장치
JP2001316066A (ja) 乗客搬送コンベア装置
KR200177128Y1 (ko) 횡행 주차설비의 파레트 이송장치
JP6946242B2 (ja) 乗客コンベア装置
JP2001139271A (ja) マンコンベアの手すりベルト駆動装置
WO2006100851A1 (ja) 乗客コンベア