JP2000327248A - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

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JP2000327248A
JP2000327248A JP11141284A JP14128499A JP2000327248A JP 2000327248 A JP2000327248 A JP 2000327248A JP 11141284 A JP11141284 A JP 11141284A JP 14128499 A JP14128499 A JP 14128499A JP 2000327248 A JP2000327248 A JP 2000327248A
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仁 礒谷
Ritsu Teramoto
律 寺本
Tatsuya Matsumoto
達也 松本
Yukihiro Yamaguchi
幸宏 山口
Chuichi Saito
忠一 斎藤
Yoshinori Takahashi
義典 高橋
Yutaka Ogawa
豊 小川
Yukio Nakahira
幸雄 中平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 踏段の乗載部を上に向けた状態で平行回転が
できる。 【解決手段】 踏段チェーン2および踏段チェーン2に
回動可能に連結される複数の踏段5と、踏段5を案内す
る第1のレール9a1、9b1および第2のレール9a
2、9b2とを備え、上の階側で第1のレール9a1、
9b1と第2のレール9a2、9b2との間で踏段5が
乗載部4を上に向いた状態で方向反転するように踏段5
を支えて渡す上部平行回転補助装置10aを設ける。上
部平行回転補助装置10aは、カム11とレバー状支持
部14とを有し、レバー状支持部14は、フォロワ12
の動きによって回転軸13を中心に往復揺動運動を行い
踏段5を支える。踏段の蹴込板8と隣りの踏段の先端側
は、互いに隙間のあいた状態で噛み合い櫛歯状に形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客を踏段の乗載
部に乗せて移動する乗客コンベアに係り、特に、踏段の
乗載部を上に向けた状態で方向反転できる乗客コンベア
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来技術に係る乗客コンベア
の一例を示す全体側面図である。この乗客コンベアは、
従来のエスカレーターの一例を示し、上方スプロケット
1aおよび下方スプロケット1bと、これらの間に巻き
掛けられて張架される無端状の踏段チェーン2と、踏段
チェーン2を駆動する走行駆動源3を有する。踏段チェ
ーン2には所定のピッチで複数の踏段5が連結される。
踏段5は、乗客(または利用者)を乗載する乗載面4、
踏段チェーン2との連結部に回転自由に軸架される駆動
ローラ6、踏段5の一部に回転自由に軸架される従動ロ
ーラ7および隣接する乗載面4の間を塞ぐ閉塞位置に固
定される蹴込板8を有する。駆動ローラ6および従動ロ
ーラ7は、その走行軌跡に沿って設けられたレールによ
って誘導される。
【0003】本エスカレーターは、上の階側および下の
階側の両端の反転部において踏段の乗載面4が常に外側
を向くように循環、駆動される。
【0004】さて、図15に示す従来のエスカレーター
を設置するためには、図中の寸法H以上の深さを有する
穴を設置面に掘削しなければならない。そして従来のエ
スカレーターは、寸法Hの値が比較的大きかったため、
設置工事の費用が高く、工事期間が長いことが問題とな
っており、寸法Hの値を縮小することが望まれていた。
【0005】この要求に応えて図15中の寸法Hを縮小
しエスカレーターを薄形化するためには、上方および下
方スプロケット1a、1bの直径を小さくする必要があ
る。しかし、単純に上方および下方スプロケット1a、
1bの直径を小さくすると両端の反転部で踏段5に働く
遠心力が増大し、踏段5とレールとの衝突音が大きくな
るという問題が発生する。
【0006】これを解決するために、乗載面の一端にフ
ック、他端に常時捲取られる方向に張力を与えられた留
金付き幕布を備えた捲取機を設け、両端の反転部におい
て常に乗載面を上に向けたまたは上方に臨む状態で踏段
5の進行方向が反転する乗客コンベアが知られている
(特開平1−242389号公報)。以下、このように
常に乗載面が上に向いた状態で行う方向反転を「平行回
転」と呼ぶことにする。この平行回転を用いると、上方
および下方スプロケットの直径を小さくしても、両端の
反転部で踏段に働く遠心力は小さい値に抑えられ、滑ら
かな方向反転動作が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図16は、エスカレー
ターの下の階側における踏段の平行回転動作を説明する
要部側面図である。この平行回転運動を用いたエスカレ
ーターでは、踏段5を矢印bの方向に平行回転させる
と、駆動ローラ6と従動ローラ7を結ぶ直線がレール9
2の接線と直角を成すときに、踏段5が駆動ローラ6
を中心に上下両方向へ回転することが可能となる。よっ
てこの時点で、重力の作用により踏段5が下方へ回転
し、従動ローラ7がレール軌跡に沿って矢印cの方向に
滑り落ちる。この結果、踏段5は図中破線で示した方向
に滑落し、エスカレーターが正常な方向反転動作を行え
ない。以上は下端反転部についての説明をしたものであ
るが、上端反転部においても全く同様な現象が発生す
る。
【0008】さらに、従来の蹴込板のあるエスカレータ
ーにおいて、平行回転するエスカレーターの下端および
上端の反転部においては、踏段の乗載面4と踏段の蹴込
板との間で接触し干渉するので正常な方向反転動作を行
えない。
【0009】図17は、本発明の比較例を示す要部側面
図である。この装置は、上側に設けられる平行回転補助
装置10aの一例を示したものであるが、従動ローラ7
の回転中心軸21まわりに回転する回転支持体20を設
け、これにより従動ローラ7を支持して平行回転の安定
化を図る。しかし、この装置では、まず回転支持体20
の回転中心軸21が踏段5の回転軌跡の内側にあること
が問題となる。すなわち、踏段の乗載面4と踏段の蹴込
板8との間で接触し干渉する恐れがあるので正常な方向
反転動作を行えない。また、回転支持体20の左右には
エスカレーターのフレームがあるので、回転支持体20
の保守点検を行う際には、踏段5を外して軸受部の点検
を行わなければならず、多大な時間を要する。さらに、
従動ローラ7が回転支持体20の回転中心軸に対して等
速回転運動を行うので構成可能であるが、踏段チェーン
2と踏段5を間接的に結合したときなどは、上記運動が
非等速回転運動となる。すなわち、この平行回転補助装
置10aは、正常な方向反転動作を行えない恐れがある
とともに、保守点検が難しくなり、さらには非等速回転
運動を行う踏段5の安定化が図れないという問題が生じ
る。
【0010】本発明の課題は、乗客コンベア踏段の方向
反転部において踏段の乗載部を上に向けた状態で平行回
転ができることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の乗客コンベアは、一方の側と他方の側との間に
無端状の循環手段を設け、この循環手段に乗客を乗せる
乗載部を有する複数の踏段を回動可能に連結し駆動させ
る。複数の踏段は互いに連結され無端状に設けられ、各
踏段は循環手段に連結される。さらに、踏段が一方の向
きに駆動されるときに、踏段を案内する第1のレール
と、一方の向きと反対する他方の向きに踏段が駆動され
るときに案内する第2のレールとを備える。そして、一
方の側と他方の側の少なくともどちらかで第1のレール
と第2のレールとの間で踏段が乗載部を上に向けた状態
で方向反転するように踏段を支えて渡す支え手段を設け
る。
【0012】上記循環手段は、一方の側と他方の側との
間で無端状に設けられるが、複数の踏段を駆動し、移
動、循環させるもので、踏段を駆動するに十分な強度が
あり、かつ可とう性があり、たとえばチェーン、ベル
ト、ワイヤーまたは柔軟性のある棒状材やフラット材な
どが適用できる。通常、これらのものを、たとえば一方
の側と他方の側に設けられるホィール状の回転車輪に巻
き掛けられる。
【0013】複数の踏段の各々は上記循環手段に連結さ
れるので、循環手段は、一方の側と他方の側との間で循
環することにより、複数の踏段を一方の側と他方の側と
の間で駆動し循環させる。第1のレールは、踏段が一方
の向きに駆動されるときに、踏段を案内し、第2のレー
ルは、一方の向きと反対する他方の向きに踏段が駆動さ
れるときに案内する。ここで循環手段が上記と逆の向き
に循環するときには、上記一方の向きおよび他方の向き
は、それぞれ逆の向きとなる。
【0014】さらに、一方の側と他方の側の少なくとも
どちらかで第1のレールと第2のレールとの間で踏段が
循環手段に駆動されて方向反転するときに、踏段は循環
手段に回動可能に連結されているので、先に述べたよう
に滑落しようとするが、支え手段は、踏段の乗載部を上
に向けさせた状態で踏段を支え、滑落を防止し第1のレ
ールと第2のレールとの間で踏段を支えて渡す。
【0015】この場合、支え手段は、循環手段の循環速
度に対応する回転速度で回転する回転体と、踏段を支え
る支え部材とを有する。回転体の回転速度は、循環手段
の循環速度に対応する回転速度であって、循環手段が、
たとえば先に挙げたチェーン(踏段チェーン)の場合は
乗客コンベアの一方の側または他方の側に設けられるス
プロケットが1周する際に送り出す踏段の個数をNとす
るとき、このスプロケットの回転速度のN倍で回転体を
回転させる。好ましくは、スプロケットが1周する際に
送り出す踏段の個数Nを2に選び、このときの回転体の
回転速度をスプロケットの回転速度の2倍にする。支え
部材は、回転体に追従する追従部の動きによって循環手
段の循環軌跡の外側に位置する軸を中心に往復揺動運動
を行い、たとえば踏段が第1のレールから離れるときに
支え始め、一定の時間だけ支えてから、踏段が第2のレ
ールに達するときに第2のレールに渡す。
【0016】また、上記支え手段は、循環手段の循環速
度に対応する回転速度で回転する回転支持部材で踏段を
支えても良い。回転支持部材の回転の中心は、上記と同
じく循環手段の循環軌跡の外側に位置する軸とする。こ
の場合も、回転支持部材の回転速度は、循環手段の循環
速度に対応する回転速度であって、循環手段が、たとえ
ば踏段チェーンの場合は乗客コンベアの一方の側または
他方の側に設けられるスプロケットが1周する際に送り
出す踏段の個数をNとするとき、このスプロケットの回
転速度のN倍で回転支持部材を回転させ、好ましくは、
スプロケットが1周する際に送り出す踏段の個数Nを2
に選び、回転支持部材の回転速度をスプロケットの回転
速度の2倍にする。回転支持部材はたとえば踏段が第1
のレールから離れるときに支え始め、一定の時間だけ支
えてから、踏段が第2のレールに達するときに第2のレ
ールに渡す。このような構造とすることによって平行回
転を可能とするとともに構造を単純化し、部品の数を少
なくする。
【0017】また、上記支え手段は、踏段を一方の向き
に押圧するものであっても良い。この場合の支え手段
は、踏段を押圧するための押圧部と、この押圧部を一方
の向きに弾性的に付勢する付勢手段とを有する。付勢手
段は、たとえば、ばねであっても良いし、弾性のある物
質で形成しても良い。踏段が、たとえば第2のレールか
ら離れるときに、隣り同士の踏段の乗載部間を塞ぐ塞ぎ
部を付勢手段により付勢される押圧部によって一方の向
きに押圧して支える。一定の時間だけ押圧して支えてか
ら、踏段が第1のレールに達するときに押圧部は塞ぎ部
から離れる。
【0018】また、上記いずれかの乗客コンベアにおい
て、踏段は隣り同士の踏段の乗載部間を塞ぐ塞ぎ部を有
し、この塞ぎ部と隣りの踏段の先端側は、互いに隙間の
あいた状態で噛み合い櫛歯状に形成される。踏段が循環
手段に直接的に連結、駆動されるとき、塞ぎ部と隣りの
踏段の先端側とは乗客コンベアの方向反転部において踏
段が乗載部を上に向けた状態で方向反転するときに接触
し干渉する(接触干渉)。塞ぎ部と隣りの踏段の先端側
とが互いに隙間のあいた状態で噛み合い櫛歯状に形成さ
れていれば、接触干渉が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る乗客コンベア
の実施の形態を図1〜14に基づいて詳細に説明する。
なお、図1〜14において、同一または同等の構造、作
用部分には同一の符号を付けて示す。
【0020】図2は、本発明に係る乗客コンベアの一実
施形態を示す全体側面図である。この乗客コンベアは、
上の階と下の階との間に設置されるエスカレーターを示
し、一方の側である上の階側と他方の側である下の階側
との間に無端状に設けられ循環する循環手段としての踏
段チェーン2と、乗客(利用者)を乗せる乗載部4を有
し踏段チェーン2に回動可能に連結され、駆動されると
ともに無端状に設けられる複数の踏段5と、踏段5を上
の階と下の階との間で案内するレール9とを備える。
【0021】踏段チェーン2は、上方スプロケット1a
と下方スプロケット1bとの間に巻き掛けられて張架さ
れ、走行駆動源3によって走行駆動される。踏段5は、
踏段チェーン2に直接的あるいは間接的に所定のピッチ
で連結され、乗載面4を常に上に向けた状態で(または
上方に臨んだ状態で)循環駆動される。さらに踏段5
は、踏段チェーン2との連結部に回転自由に軸架される
駆動ローラ6と、踏段の一部に回転自由に軸架される従
動ローラ7と、隣接する乗載面4同士の隙間を塞ぐ塞ぎ
部として閉塞位置に固定される蹴込板8とを有する。
【0022】また駆動ローラ6および従動ローラ7は、
走行軌跡に沿って設けられるレール9によって誘導され
る。さらに、第1実施形態の乗客コンベアは、上記踏段
チェーン2と踏段5の他に、上の階側と下の階側のそれ
ぞれに二つのレール9間で踏段5が乗載部4を上に向け
た状態で方向反転するように踏段5を支えて渡す支え手
段である上部平行回転補助装置10a(後述の第1実施
形態)と下部平行回転補助装置10b(後述の第4実施
形態)が設けられる。
【0023】図1は、本発明に係る乗客コンベアの第1
実施形態を示し、(A)は要部側面図、(B)は(A)
の平面図である。図2における踏段5およびレール9と
上部平行回転補助装置10aとを示す。レール9は、踏
段5を一方の向きである上の階側に案内する第1のレー
ル9a1、9b1と、踏段5を一方の向きと反対する他
方の向きである下の階側に案内する第2のレール9a
2、9b2とを有する。踏段5は、踏段チェーン2に直
接に連結される。平行回転補助装置10aは、第1のレ
ール9a1、9b1から第2のレール9a2、9b2に
踏段5の乗載部4を上に向けた状態で踏段5を方向反転
するように支えて渡す。図1(B)に示すように、踏段
チェーン2は、第1のレール9a1の外側に位置し、第
1のレール9a1は第1のレール9b1の外側に位置す
る。踏段5に回転可能に設けられる駆動ローラ6の軸
は、踏段チェーン2に連結される。
【0024】平行回転補助装置10aは、踏段チェーン
2の循環速度に対応する回転速度で回転する回転体とし
てのカム11と、踏段5を支える支え部材としてのレバ
ー状支持部14とを有する。カム11は、外周に案内面
を有し、上方スプロケット1aと同期して回転する。レ
バー状支持部14は、回転軸13に軸架され、カム11
に追従し常に接触するフォロワ(追従部)12の動きに
よって踏段チェーン2の循環軌跡の外側に位置する回転
軸13を中心に往復揺動運動を行い、踏段5のブラケッ
ト部を支える。
【0025】以上の構造を有する第1実施形態の上部平
行回転補助装置10aは、次のように作用する。すなわ
ち、複数の踏段5の各々は踏段チェーン2に連結される
ので、踏段チェーン2が上の階側と下の階側との間で循
環することにより、複数の踏段5を上の階側と下の階側
との間で駆動し循環させる。第1のレール9a1、9b
1は、踏段5が、たとえば上の階の向きに駆動されると
きに、踏段5を案内し、第2のレール9a2、9b2
は、下の階の向きに踏段5が駆動されるときに案内す
る。
【0026】さらに、上の階側と下の階側とで第1のレ
ール9a1、9b1と第2のレール9a2、9b2との
間で踏段5が踏段チェーン2に駆動され方向反転すると
きに、踏段5は踏段チェーン2に回動可能に連結されて
いるので、上部平行回転補助装置10aは、踏段の乗載
部4を上に向けた状態に踏段5を支え、滑落を防止し第
1のレール9a1、9b1と第2のレール9a2、9b
2との間で踏段5を支えて渡す。 次に、上記作用を図
3〜4に基づいてさらに詳しく説明する。
【0027】図3は、第1実施形態の動作を示し、
(A)は踏段を支える前の状態の要部側面図、(B)は
レバー状支持部の先端が踏段に当接する状態の要部側面
図である。図3(A)に示すように、レバー状支持部1
4が踏段5bのブラケット部に当接する前の状態を示
す。この状態の踏段5bは、踏段チェーン2とレール9
b1で支持される。なお図中に示す矢印aは踏段5の移
動方向を、矢印bは上方スプロケット1aの回転方向
を、矢印cはカム11の回転方向を示す。図3(B)に
示すように、レバー状支持部14は、駆動ローラ6と従
動ローラ7を結ぶ直線がレール9b1と直角を成し、踏
段5bが駆動ローラ6を中心に上下両方向へ回転するこ
とが可能な姿勢をとるときに、踏段5bのブラケット部
に当接する。
【0028】図4は、図3につづく第1実施形態の動作
を示し、(A)はレバー状支持部が踏段を支える状態の
要部側面図、(B)はレバー状支持部の先端が踏段から
離れる状態の要部側面図である。図3(B)の状態の直
後から図4(A)の状態に至るまで、カム11の回転中
心からフォロワ12と接触する外周面までの距離は徐々
に小さくなる。このことよりレバー状支持部14の先端
は、踏段5bのブラケット部に当接した状態のまま下が
っていく。なおこの間の踏段5bの姿勢は、レバー状支
持部14と踏段チェーン2により支持される。図4
(A)は、従動ローラ7がレール9b2に完全に乗った
状態を示す。この状態での踏段5bは、踏段チェーン2
とレール9b2で支持される。図4(B)から図3
(A)までは、レバー状支持部14が踏段5bと干渉し
ない位置で待機し、カム11の回転中心からフォロワ1
2と接触する外周面までの距離が急激に大きくなる。こ
のことよりレバー状支持部14は、踏段5bの乗載部4
と干渉することなく、図3(A)と同様な位置に踏段5
cのブラケット部を支えに向かう。
【0029】以上の動作により、踏段5は安定な平行回
転運動をすることが可能となる。第1実施形態の平行回
転補助装置10aは、レバー状支持部14が踏段5のブ
ラケット部を支えるものであるが、レバー状支持部14
は、踏段5の一部を支えるようにしても平行回転を可能
にする。また、図1では、上方スプロケット1aが1回
転する毎に踏段5を2個送り出すようになされるが、こ
のとき駆動するカム11は上方スプロケット1aの回転
速度の2倍の回転速度で回転し、これによりレバー状支
持部14は、上方スプロケット1aの回転周期の1/2
の周期で往復揺動運動をする。しかし本発明はこの比率
に限ったものではなく、上方スプロケット1aの回転数
と踏段5の送り出される個数の比率が上記と異なる場合
は、カム11の回転速度を異なる値とする。
【0030】また、カム11の外周部に形成されるカム
面は、レバー状支持部14が踏段5のブラケット部を支
持している間はレバー状支持部14と踏段チェーン2で
踏段5の姿勢を保持できるようにし、それ以外ではレバ
ー状支持部14が乗載部4と干渉せず、次の踏段5のブ
ラケット部に当接する位置に移動できるように形成す
る。
【0031】第1実施形態の上部平行回転補助装置10
aは、駆動ローラ6と従動ローラ7を結ぶ直線がレール
9の接線と直角を成し、踏段5が駆動ローラ6を中心に
上下両方向へ回転することが可能な姿勢をとるときに、
踏段5に当接し支える。これにより、踏段5がレール9
より下方に滑落することを防止し、安定に平行回転させ
る。また、レバー状支持部14の揺動中心回転軸13を
踏段チェーン2の循環回転軌跡の外側におくことにより
保守点検を容易にする。
【0032】図5は、乗客コンベアの第2実施形態を示
す要部斜視図である。踏段5が踏段チェーン2に直接的
に連結、駆動され、隣り同士の踏段の乗載部4間を塞ぐ
塞ぎ部として蹴込板8を有する場合、この蹴込板8と隣
りの踏段5の先端側は、互いに隙間のあいた状態で噛み
合い櫛歯状に形成される。すなわち、図2〜4に示すよ
うに、踏段5を直接に踏段チェーン2に連結すると、上
方スプロケット1aを小径としたときに平行回転すると
蹴込板8と隣接する乗載部4の先端側が接触し干渉(接
触干渉)をおこす。図5は、この接触干渉を回避するた
めに蹴込板8と乗載部4の一部を櫛歯状にし、蹴込板8
と隣接する乗載部4との接触干渉を防ぐものである。
【0033】図6は、乗客コンベアの第3実施形態を示
す要部側面図である。第3実施形態の乗客コンベアにお
いても、踏段5は直接に踏段チェーン2に連結される。
第3実施形態の上部平行回転補助装置10aは、踏段チ
ェーン2の循環軌跡の外側に位置する回転軸18を中心
に踏段チェーン2の循環速度に対応する回転速度で回転
し踏段5を支える回転支持部材であるプロペラ状支持部
19を有するものである。回転軸18は上方スプロケッ
ト1aと同期して回転し、プロペラ状支持部19の外周
は案内面とする。第3実施形態の上部平行回転補助装置
10aは、第1実施形態の上部平行回転補助装置に比べ
異なるのは、回転運動するプロペラ状支持部19の外周
の案内面により踏段5を支えて平行回転を可能とする点
で、このことより第1実施形態の上部平行回転補助装置
のカム11を不要にする。
【0034】第3実施形態の上部平行回転補助装置10
aにおいても、上方スプロケット1aは1回転する度に
踏段5を2個送り出すように形成される。そしてプロペ
ラ状支持部19は、上方スプロケット1aの回転周期の
1/2の周期で回転運動をする。このためプロペラ状支
持部19を駆動する回転軸18は、上方スプロケット1
aの回転速度の2倍の回転速度で回転する。しかし上方
スプロケット1aの回転数と踏段5の送り出される個数
の比率が上記と異なる場合は、これに対応させて回転軸
18の回転速度を異なる値にする。また、プロペラ状支
持部19は、踏段5のブラケット部を支持するが、従動
ローラ7を支持するように構成しても良いし、踏段5の
他の部位を支持してもよい。そして、プロペラ状支持部
19の案内面の形状は、プロペラ状支持部19と踏段チ
ェーン2で踏段5の姿勢を保持できる形状に形成する。
また、プロペラ状支持部19の回転軸18は、踏段チェ
ーン2の循環回転軌跡の外側におくことにより保守点検
の容易化を図る。
【0035】図7は、乗客コンベアの第4実施形態を示
す要部側面図である。第4実施形態の乗客コンベアにお
いても、踏段5は直接に踏段チェーン2に連結される。
第4実施形態の下部平行回転補助装置10bは、下方ス
プロケット1bと同期して回転するカム11と、回転軸
13に軸架されカム11と常に接触するフォロワ12と
を備え、レバー状支持部14を2組設ける。第1実施形
態の上部平行回転補助装置10aと同様に、本実施形態
のレバー状支持部14も往復揺動運動を行ない、踏段5
を支えることにより平行回転を可能とするものである。
この実施形態では平行回転補助装置10bを2組用いる
ことにより、踏段5を長区間支える。しかし、踏段5を
支える区間を短区間にするのであれば、1組の平行回転
補助装置10bとしても良い。
【0036】図8は、乗客コンベアの第5実施形態を示
す要部側面図である。第5実施形態の乗客コンベアにお
いても、踏段5は直接に踏段チェーン2に連結される。
第5実施形態の下部回転補助装置10bは、下方スプロ
ケット1bと同期して回転する回転軸18と、この回転
軸18に軸架され外周に案内面を有するプロペラ状支持
部19とを有する。このプロペラ状支持部19は、回転
運動を行いながら外周の案内面により踏段5を支えるこ
とにより、平行回転を可能とするものである。第5実施
形態の下部回転補助装置10bは、図6の上の階側のプ
ロペラ状支持部と同様に、カム11が不要となる。下方
スプロケット1bは、1回転する度に踏段5を3個送り
出すように形成される。このためプロペラ支持部材19
は、下方スプロケット1bの回転周期の1/3の周期で
回転運動する。このためプロペラ支持部材19を駆動す
る回転軸18は、下方スプロケット1bの回転速度の3
倍の回転速度で回転する。しかし下方スプロケット1b
の回転数と踏段5を送り出す個数の比率が上記と異なる
場合は、回転軸18の回転速度を異なる値とする。踏段
5の従動ローラ7と接触するプロペラ状支持部19の案
内面は、従動ローラ7をプロペラ状支持部19と踏段チ
ェーン2で踏段5の姿勢を保持できるように形成する。
【0037】図9は、乗客コンベアの第6実施形態を示
す要部側面図である。第6実施形態の乗客コンベアにお
いても、踏段5は直接に踏段チェーン2に連結される。
第6実施形態の下部平行回転補助装置10bは、踏段5
の蹴込板(塞ぎ部)8を一方の向き、この場合は水平の
向き(図9の右方向)に押圧する回転可能な蹴込板当接
部(押圧部)15と、この蹴込板当接部15を水平の向
きに弾性的に付勢する付勢手段としての柔支持部16
と、柔支持部16を固定する固定部17とを有する。柔
支持部16としては、たとえばばねや弾性を有する物質
を使用しても良い。
【0038】以下、同実施形態の動作原理を説明する。
図16に示したように、駆動ローラ6と従動ローラ7を
結ぶ直線がレール9b2の接線と直角を成すときに、踏
段5は駆動ローラ6を中心に下方へ滑落しようとする。
このとき、図16の破線に示すように、蹴込板8が図中
左方向へと張り出す。これに対し、図9に示す蹴込板当
接部15を用いると、蹴込板8の左方向に張り出す動作
を妨げるため、結果として滑落を防ぐことが可能とな
る。蹴込板当接部15は、蹴込板8と当接した状態で踏
段5の進行方向と同じ方向に回転できるように形成する
ことにより踏段5を平行回転させることができる。
【0039】第6実施形態は、他の下部平行回転補助装
置10bと異なり、動力を必要としないので構造が簡単
になる。また、柔支持部16は、蹴込板8に対し水平方
向に当接する際の衝突を緩和する。これより蹴込板8お
よび蹴込板当接部15の長寿命化を図ることが可能であ
る。しかし、蹴込板8および蹴込板当接部15の材料強
度に十分な余裕があるときには、この柔支持部16を廃
して蹴込板当接部15と固定部17により形成しても良
い。また本実施形態の下部平行回転補助装置10bは、
4組の蹴込板当接部15および柔支持部16と、固定部
17とで形成されるが、本発明の主旨はこの個数に限定
されるものではなく、たとえば1組の蹴込板当接部15
と柔支持部16によって下部平行回転補助装置10bを
形成しても良い。また蹴込板当接部15の代りに摺動部
材を使用しても良い。
【0040】さらに、第6実施形態の下部平行回転補助
装置10bの別な形態として、図9に示す蹴込板当接部
15の上端と下端の蹴込板当接部15の位置に二つのロ
ーラを配置し、これらのローラに巻きかけられ張架され
るベルトと、ローラを駆動する可逆転可能な駆動源とで
形成しても良い。駆動源は、ベルトを踏段5の進行方向
と同じ方向に回転させる。この構造により踏段5はベル
トに当接した状態で、摺動しながら平行回転することが
可能である。
【0041】さらに、第6実施形態の下部平行回転補助
装置10bの別な形態として、蹴込板当接部15を踏段
5の進行方向と同じ方向に強制的に回転させる可逆転可
能な駆動源を備えても良い。以上のような構造を有する
下部平行回転補助装置10bは、踏段5を安定に平行回
転させることが可能となる。
【0042】図10は、乗客コンベアの第7実施形態を
示す要部側面図である。第7実施形態の乗客コンベアに
おいても、踏段5を間接的に踏段チェーン2に連結する
ものである。第7実施形態の上部平行回転補助装置10
aは、図1に示した第1実施形態の上部平行回転補助装
置とほぼ同じ構造であるが、踏段5の駆動ローラ6を軸
架する軸がオフセットリンク22を用い間接的に踏段チ
ェーン2に連結され、かつ踏段5の駆動ローラ6の動き
を拘束するレール9a1、9a2を設ける。レール9a
1と9a2は踏段5の反転部で接続される。踏段5の駆
動ローラ6を軸架する軸は、オフセットリンク22を用
い間接的に踏段チェーン2に連結され、駆動ローラ6お
よび駆動ローラ6を軸架している軸の運動が非線形運動
を行なうので、カム11の外周面はこの非線形運動を考
慮して形成される。
【0043】以上説明した第3〜第7実施形態(図6〜
10)におけるその他の部分の構造と作用は、第1実施
形態(図2〜4)のものと同じであるので、その説明を
省略する。
【0044】図11は、乗客コンベアの第8実施形態を
示す要部側面図である。第8実施形態の乗客コンベア
は、上記第7実施形態と同じく、踏段5を間接的に踏段
チェーン2に連結するものであるが、上部回転補助装置
10aは、プロペラ状支持部19を有する。第8実施形
態の上部回転補助装置10aは、図6に示した実施形態
とほぼ同じ構造であるが、踏段5の駆動ローラ6を軸架
する軸がオフセットリンク22を用い間接的に踏段チェ
ーン2に連結され、踏段5の反転部で駆動ローラ6の動
きを拘束するレール9a1とレール9a2が接続され
る。踏段5の駆動ローラ6を軸架する軸がオフセットリ
ンク22を用い間接的に踏段チェーン2に連結されるた
め、駆動ローラ6および駆動ローラ6を軸架している軸
の運動が非線形運動を行ない、プロペラ状支持部19の
外周の案内面は、この非線形運動を考慮して形成され
る。第8実施形態におけるその他の部分の構造と作用
は、第3実施形態(図6)のものと同じであるので、そ
の説明を省略する。
【0045】図12は、乗客コンベアの第9実施形態を
示す要部側面図である。第9実施形態の乗客コンベア
は、上記第7、8実施形態と同じく、踏段5を間接的に
踏段チェーン2に連結するもので、下部回転補助装置1
0bは、2組のレバー状支持部14およびカム11を有
する。第9実施形態の下部回転補助装置10bは、図7
に示した実施形態とほぼ同じ構造であるが、踏段5の駆
動ローラ6を軸架する軸がオフセットリンク22を用い
間接的に踏段チェーン2に連結され、踏段5の反転部で
駆動ローラ6の動きを拘束するレール9a1とレール9
a2が接続される。踏段5の駆動ローラ6を軸架する軸
がオフセットリンク22を用い間接的に踏段チェーン2
に連結されるため、駆動ローラ6および駆動ローラ6を
軸架している軸の運動が非線形運動を行い、カム11の
外周面はこの非線形運動を考慮して形成される。第9実
施形態の下部回転補助装置10bについても図7に示し
た実施形態と同様に、2組ではなく1組としても良い。
第9実施形態におけるその他の部分の構造と作用は、第
4実施形態(図7)のものと同じであるので、その説明
を省略する。
【0046】図13は、乗客コンベアの第10実施形態
を示す要部側面図である。第10実施形態の乗客コンベ
アは、上記第7〜9実施形態と同じく、踏段5を間接的
に踏段チェーン2に連結するもので、下部回転補助装置
10bは、プロペラ状支持部19を有する。第10実施
形態の下部回転補助装置10bは、図8に示した実施形
態とほぼ同じ構造であるが、踏段5の駆動ローラ6を軸
架する軸がオフセットリンク22を用い間接的に踏段チ
ェーン2に連結され、踏段5の反転部で駆動ローラ6の
動きを拘束するレール9a1とレール9a2が接続され
る。踏段5の駆動ローラ6を軸架する軸がオフセットリ
ンク22を用い間接的に踏段チェーン2に連結されるた
め、駆動ローラ6および駆動ローラ6を軸架している軸
の運動が非線形運動を行い、プロペラ状支持部19の案
内面は、この非線形運動を考慮して形成される。第10
実施形態におけるその他の部分の構造と作用は、第5実
施形態(図8)のものと同じであるので、その説明を省
略する。
【0047】図14は、乗客コンベアの第11実施形態
を示す要部側面図である。第11実施形態の乗客コンベ
アは、上記第7〜10実施形態と同じく、踏段5を間接
的に踏段チェーン2に連結するもので、下部回転補助装
置10bは、蹴込板当接部15、柔支持部16および固
定部17を有する。第11実施形態の下部回転補助装置
10bは、図9に示した実施形態とほぼ同じ構造である
が、踏段5の駆動ローラ6を軸架する軸がオフセットリ
ンク22を用い間接的に踏段チェーン2に連結され、踏
段5の反転部で駆動ローラ6の動きを拘束するレール9
a1とレール9a2が接続される。第11実施形態にお
けるその他の部分の構造と作用は、第6実施形態(図
9)のものと同じであるので、その説明を省略する。
【0048】以上説明したように、第1〜第11実施形
態の乗客コンベアは、踏段5が滑落することを防止し、
踏段5は安定な平行回転をすることが可能となる。また
その装置の保守をやり易くし、非等速回転運動を行う踏
段の支えも可能とする。これにより乗客コンベアの薄形
化が可能である。さらに、同様の構造の蹴込板8を折り
畳むことにより一層薄形化を図るエスカレーターや、蹴
込板8のない動く歩道にも適用可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明の乗客コンベアによれば、踏段の
乗載部を上に向けた状態で平行回転ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗客コンベアの第1実施形態を示
し、(A)は要部側面図、(B)は(A)の平面図であ
る。
【図2】本発明に係る乗客コンベアの一実施形態を示す
全体側面図である。
【図3】第1実施形態の動作を示し、(A)はレバー状
支持部が踏段を支える前の状態の要部側面図、(B)は
レバー状支持部の先端が踏段に当接する状態の要部側面
図である。
【図4】第1実施形態の動作を示し、(A)はレバー状
支持部が踏段を支える状態の要部側面図、(B)はレバ
ー状支持部の先端が踏段から離れる状態の要部側面図で
ある。
【図5】乗客コンベアの第2実施形態を示す要部斜視図
である。
【図6】乗客コンベアの第3実施形態を示す要部側面図
である。
【図7】乗客コンベアの第4実施形態を示す要部側面図
である。
【図8】乗客コンベアの第5実施形態を示す要部側面図
である。
【図9】乗客コンベアの第6実施形態を示す要部側面図
である。
【図10】乗客コンベアの第7実施形態を示す要部側面
図である。
【図11】乗客コンベアの第8実施形態を示す要部側面
図である。
【図12】乗客コンベアの第9実施形態を示す要部側面
図である。
【図13】乗客コンベアの第10実施形態を示す要部側
面図である。
【図14】乗客コンベアの第11実施形態を示す要部側
面図である。
【図15】従来技術に係る乗客コンベアの一例を示す全
体側面図である。
【図16】エスカレーターの下の階側における踏段の平
行回転動作を説明する要部側面図である。
【図17】本発明の比較例を示す要部側面図である。
【符号の説明】
2 踏段チェーン(循環手段) 4 乗載部 5、5a、5b、5c 踏段 8 蹴込板(塞ぎ部) 9 レール 9a1、9b1 第1のレール 9a2、9b2 第2のレール 10a 上部平行回転補助装置 10b 下部平行回転補助装置 11 カム(回転体) 12 フォロワ(追従部) 13 回転軸(軸) 14 レバー状支持部(支え部材) 15 蹴込板当接部(押圧部) 16 柔支持部(付勢手段) 18 回転軸(軸) 19 プロペラ状支持部(回転支持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 礒谷 仁 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 寺本 律 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 松本 達也 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 山口 幸宏 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 斎藤 忠一 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所昇降機事業部内 (72)発明者 高橋 義典 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 小川 豊 大阪府大東市緑が丘ニ丁目一番一号 日本 フィレスタ株式会社内 (72)発明者 中平 幸雄 大阪府大東市緑が丘ニ丁目一番一号 日本 フィレスタ株式会社内 Fターム(参考) 3F321 AA05 CB01 CB15 CB18 CC00 CC06 CC16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側と他方の側との間に無端状に設
    けられ循環する循環手段と、乗客を乗せる乗載部を有し
    前記循環手段に回動可能に連結され、駆動されるととも
    に無端状に設けられる複数の踏段と、該踏段を一方の向
    きに案内する第1のレールと、前記踏段を前記一方の向
    きと反対する他方の向きに案内する第2のレールとを備
    え、前記一方の側と前記他方の側の少なくともどちらか
    で前記第1のレールと前記第2のレールとの間で前記踏
    段が前記乗載部を上に向けた状態で方向反転するように
    該踏段を支えて渡す支え手段を設けてなる乗客コンベ
    ア。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記支え手段は、前
    記循環手段の循環速度に対応する回転速度で回転する回
    転体と、前記踏段を支える支え部材とを有し、該支え部
    材は、前記回転体に追従する追従部の動きによって前記
    循環手段の循環軌跡の外側に位置する軸を中心に往復揺
    動運動を行い前記踏段を支えてなる乗客コンベア。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記支え手段は、前
    記循環手段の循環軌跡の外側に位置する軸を中心に前記
    循環手段の循環速度に対応する回転速度で回転し前記踏
    段を支える回転支持部材を有してなる乗客コンベア。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記支え手段は、前
    記踏段を一方の向きに押圧する押圧部と、該押圧部を前
    記一方の向きに弾性的に付勢する付勢手段とを有してな
    る乗客コンベア。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記踏段は、前記循環手段に直接的に連結、駆動される
    とともに、該踏段は、隣り同士の踏段の乗載部間を塞ぐ
    塞ぎ部を有し、該塞ぎ部と隣りの踏段の先端側は、互い
    に隙間のあいた状態で噛み合い櫛歯状に形成されてなる
    乗客コンベア。
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