JP2002307671A - カラーインクジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法 - Google Patents

カラーインクジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法

Info

Publication number
JP2002307671A
JP2002307671A JP2002022405A JP2002022405A JP2002307671A JP 2002307671 A JP2002307671 A JP 2002307671A JP 2002022405 A JP2002022405 A JP 2002022405A JP 2002022405 A JP2002022405 A JP 2002022405A JP 2002307671 A JP2002307671 A JP 2002307671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
recording
image data
black
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002022405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4018398B2 (ja
JP2002307671A5 (ja
Inventor
Masaki Nitta
正樹 新田
Takumi Kaneko
卓巳 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002022405A priority Critical patent/JP4018398B2/ja
Priority to US10/067,359 priority patent/US7121641B2/en
Publication of JP2002307671A publication Critical patent/JP2002307671A/ja
Publication of JP2002307671A5 publication Critical patent/JP2002307671A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4018398B2 publication Critical patent/JP4018398B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/10Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers
    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads
    • G06K15/105Multipass or interlaced printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0082Architecture adapted for a particular function
    • G06K2215/0094Colour printing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像と隣接して黒色画像が記録された
場合に、黒色インクとカラーインクの間でにじみのない
優れた記録品位を得ることができるようにする。 【解決手段】 同一記録領域を複数回記録走査して画像
を完成させる分割記録法を用いる。当該分割記録法で
は、画像データを記録走査の各々に振り分けるための分
割パターンとして、黒色画像データ用のものとカラー画
像データ用のものとをそれぞれ別個に設ける。同一走査
において黒色用とカラー用とで異なる振り分け率の分割
パターンを用いて、同一走査に対して振り分けられる画
像データ量が黒色とカラーとで異なる。その結果、同一
走査で記録される画像データ量も黒色とカラーとで異な
るようになる。このため、同一走査で黒色インクとカラ
ーインクが隣接して打ち込まれる頻度が低下し、黒色イ
ンクとカラーインクが接触してブリーディングが発生す
ることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明はカラー画像を鮮明且つ高濃度に記
録できるカラーインクジェット記録装置およびカラーイ
ンクジェット記録方法に関し、詳しくは、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、或いは、グリ
ーン(G),レッド(R),ブルー(B)等のカラーイ
ンクと、黒色(Bk)インクと、を用いたカラーインク
ジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法に
関する。さらに、前記カラーインクジェット記録装置へ
画像データを送るデータ処理装置に関する。
【0002】本発明は、紙や布、不織紙、さらにはOH
P用紙等の記録媒体を用いる機器すべてに適用できるも
のであり、具体的な適用機器としては、例えばプリン
タ、複写機、ファクシミリ等を挙げることができる。
【0003】インクジェット記録装置は、低騒音、低ラ
ンニングコストで駆動し得ると共に、装置が小型化しや
すく、カラー化が容易である等の理由からプリンタ、複
写機、ファクシミリ等に広く利用されている。
【0004】一般にこのカラーインクジェット記録装置
では、シアン、マゼンタ、イエローの3色のインクを使
用してカラー記録を行う。また、さらには、黒を加えた
4色のインクを使用してカラー記録を行うものもある。
【0005】従来のインクジェット記録方法は、インク
のにじみのない高発色のカラー画像を得るためにインク
吸収層を有する専用紙を使用する必要があった。しか
し、近年はインクの改良によりプリンタや複写機等で大
量に使用される普通紙への記録適性を持たせた方法も実
用化されている。しかしながら、普通紙への記録品位は
未だ不充分なレベルに留まっているのが現状である。そ
の最も大きな要因は、各色間のインクのにじみ防止と、
黒色記録品位(特に黒文字や細線を記録した場合の記録
品位)の両立にある。
【0006】通常、インクジェット記録方法によってカ
ラー画像を普通紙に記録する場合は、普通紙への浸透速
度が速い速乾性のインクを用いる。係るインクを用いれ
ば、各色間のインクのにじみのない高品位な画像を得ら
れるが、全体に画像の濃度が低く、しかも各色の画像の
周りでは紙の繊維に沿って微小にインクがにじむ、いわ
ゆるフェザリングが発生しやすい。
【0007】フェザリングは、カラー画像領域では比較
的目立ちにくいが、黒画像領域では目立ちやすく記録品
位の劣化を招く。特に、黒画像が文字や細線の場合に
は、シャープさが欠けた不鮮明な文字となり、その品位
は著しく低下する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこでフェザリングが
少なくかつ濃度が高い高品位な黒色記録を実現するため
には、普通紙への浸透速度が比較的遅い黒色インクを使
用する必要がある。しかしながらこの場合には、記録媒
体上で黒色インクと黒色以外のカラーインクが接触する
と、両インクの境界部においてにじみ(ブリーディン
グ)が発生し、記録品位が著しく損なわれてしまう。こ
のように、黒インクとカラーインク間のにじみ防止と、
黒色画像のフェザリングの減少によるカラー画像品位の
向上は、相反する関係にあり、その両立は極めて困難で
あるのが現状である。特開平4-158049号公報では、カラ
ー記録用として浸透速度が比較的速いインクで構成され
た複数色のヘッドと、文字記録用として浸透速度が比較
的遅いインクで構成されたヘッドとを具え、記録画像に
応じてカラー記録用のヘッドと文字記録用のヘッドとを
切り替えて使用する方法が提案されている。しかしこの
方法では、従来のカラー記録用の複数色ヘッドに加えて
文字記録用のヘッドを別に用意するためコストアップや
装置の大型化が生じるという不都合がある。
【0009】また、同一記録領域において記録ヘッドを
複数回走査させて画像を形成し、記録過程においてお互
いに隣接するドットを減少させることで記録媒体に対す
るノズル毎のインク着弾精度のバラツキを軽減するよう
にした、所謂分割記録法も知られている。この分割記録
法は、前記ブリーディングを減少させる効果もあると認
められている。しかしながら、この分割記録法を用いて
も、インクの吐出量の比較的多い画像では隣接する画像
との間でブリーディングが発生してしまうという問題が
あった。
【0010】そこで本発明の目的は、前述した従来技術
の問題点を解消し、カラー画像領域と接触しない独立し
た黒色画像領域を記録する場合には、かかる黒色画像の
濃度が高くかつフェザリングの少ない優れた記録品位を
得ると共に、カラー画像と隣接して黒色画像が記録され
た場合には、黒インクとカラーインクとの間でにじみの
ない優れた記録品位を得ることができ、高品位な黒記録
と高品位なカラー記録の両立を実現し得るインクジェッ
ト記録技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、次のような構成を有するものとな
っている。
【0012】本発明のカラーインクジェット記録装置
は、黒色画像データに基づき黒色インクを吐出する黒色
用記録ヘッドと、カラー画像データに基づき前記黒色イ
ンクより記録媒体への浸透性に優れたカラーインクを吐
出するカラー用記録ヘッドとを用い、前記記録媒体上に
おける所定の記録領域に対し前記各記録ヘッドをそれぞ
れ複数回記録走査させることによって前記所定の記録領
域に対する記録画像を完成させるカラーインクジェット
記録装置であって、前記記録走査の各々において分割パ
ターンを使用することにより、前記所定の記録領域に対
応する黒色画像データを前記記録走査の各々に対して振
り分け且つ前記所定の記録領域に対応するカラー画像デ
ータを前記記録走査の各々に振り分けるデータ分割手段
を具え、前記データ分割手段は、同一記録走査において
使用する前記黒色画像データ用の分割パターンと前記カ
ラー画像データ用の分割パターンの振り分け率を異なら
せる。
【0013】本発明のカラーインクジェット記録方法
は、黒色画像データに基づき黒色インクを吐出する黒色
用記録ヘッドと、カラー画像データに基づき前記黒色イ
ンクより記録媒体への浸透性に優れたカラーインクを吐
出するカラー用記録ヘッドとを用い、前記記録媒体上に
おける所定の記録領域に対し前記各記録ヘッドをそれぞ
れ複数回記録走査させることによって前記所定の記録領
域に対する記録画像を完成させるカラーインクジェット
記録方法であって、前記記録走査の各々において分割パ
ターンを使用することにより、前記所定の記録領域に対
応する黒色画像データを前記記録走査の各々に対して振
り分け且つ前記所定の記録領域に対応するカラー画像デ
ータを前記記録走査の各々に振り分けるデータ分割ステ
ップと前記分割ステップにおいて記録走査の各々に対し
振り分けられたデータに基づき、前記記録走査の各々に
おいて前記黒色用記録ヘッドおよび前記カラー用記録ヘ
ッドからそれぞれ前記黒色インクおよび前記カラーイン
クを吐出する吐出ステップとを具え、前記データ分割ス
テップでは、同一記録走査において使用する前記黒色画
像データ用の分割パターンと前記カラー画像データ用の
分割パターンの振り分け率を異ならせる。
【0014】本発明の画像データを処理する方法は、黒
色画像データに基づき黒色インクを吐出する黒色用記録
ヘッドと、カラー画像データに基づき前記黒色インクよ
り記録媒体への浸透性に優れたカラーインクを吐出する
カラー用記録ヘッドとを用い、前記記録媒体上における
所定の記録領域に対し前記各記録ヘッドをそれぞれ複数
回記録走査させることによって前記所定の記録領域に対
する記録画像を完成させるカラーインクジェット記録装
置において使用される画像データを処理する方法であっ
て、前記記録走査の各々において分割パターンを用いる
ことにより、前記所定の記録領域に対応する黒色画像デ
ータを前記記録走査の各々に対して振り分け且つ前記所
定の記録領域に対応するカラー画像データを前記記録走
査の各々に振り分けるデータ分割ステップを具え、前記
データ分割ステップでは、同一記録走査において使用す
る分割パターンとして、前記黒色画像データと前記カラ
ー画像データとで互いに振り分け率の異なる分割パター
ンを使用する。
【0015】本発明の画像データの画像処理を実行する
ためのプログラムは、黒色画像データに基づき黒色イン
クを吐出する黒色用記録ヘッドと、カラー画像データに
基づき前記黒色インクより記録媒体への浸透性に優れた
カラーインクを吐出するカラー用記録ヘッドとを用い、
前記記録媒体上における所定の記録領域に対し前記各記
録ヘッドをそれぞれ複数回記録走査させることによって
前記所定の記録領域に対する記録画像を完成させるカラ
ーインクジェット記録装置において使用される画像デー
タの画像処理を実行するためのプログラムであって、記
録領域に対応する黒色画像データを前記記録走査の各々
に対して振り分け且つ前記所定の記録領域に対応するカ
ラー画像データを前記記録走査の各々に振り分けるデー
タ分割ステップを具え、前記データ分割ステップでは、
同一記録走査において使用する分割パターンとして、前
記黒色画像データと前記カラー画像データとで互いに振
り分け率の異なる分割パターンを使用する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0017】この実施の形態においては、分割記録法を
用いており、この分割記録法は、ノズルによるばらつき
を軽減する方法として知られている。さらにこの分割記
録法は、お互いに隣接するドットを減少させることによ
り、ブリーディングを減少するというメリットも有して
いる。この分割記録法による画像形成の様子を以下図4
に基づき説明する。分割記録法によると、図4(c)で
示した記録領域を完成させるのに記録ヘッド1を3回ス
キャンしている。そして、この記録領域の半分である4
画素単位の領域は2パスで完成している。この場合、記
録ヘッド1の8ノズルは、上4ノズルと下4ノズルのグ
ループに分けられる。1回のスキャンでは、走査方向に
1ドットおきに、ドットがジグザグに並ぶように記録さ
れる。すなわち、まず1スキャン目では、下4ノズルを
用いてドットd1を打ち、千鳥パターンの記録を行う
(図4(a)参照)。次に2スキャン目では、紙送りを
4画素(記録ヘッド長の1/2)分だけ行い、ドットd
2を打ち、逆千鳥パターンの記録を行う(図4(b)参
照)。更に3スキャン目では、再び4画素だけ紙送りを
行い、再び千鳥パターンの記録を行う(図4(c)参
照)。このようにして順次4画素単位の紙送りと千鳥、
逆千鳥パターンの記録を交互に行うことにより、4画素
単位の記録領域を1スキャン毎に完成させていく。この
分割記録法は画像領域を複数回に分けて完成させるため
に一度に記録媒体に打ち込まれるインク量が1パス記録
を行う場合に比べて軽減され、黒色インクとカラーイン
ク間のブリーディングは減少する。しかし、こうした分
割記録法を用いて記録しても、形成すべき画像の濃度が
高い場合には、打ち込まれるインク量が多くなるため、
黒色インクとカラーインクとの間にブリーディングが発
生することがある。
【0018】そこで本発明の実施形態では、パス毎の記
録デューティー比を前記黒色インクと前記カラーインク
とで異ならせるために、同一パス(同一記録走査)に対
して振り分ける画像データ量を黒色とカラーとで異なら
せている。すなわち、同一パスにおいて使用する黒色画
像データ用の分割パターンの振り分け率とカラー画像デ
ータ用の分割パターンの振り分け率を異ならせている。
例えば、黒色インクの記録デューティーが高くなるよう
に振り分け率の高い分割パターンを用いて黒色画像デー
タの振り分け処理を行うパスでは、カラーインクの記録
デューティーが低くなるように振り分け率の低い分割パ
ターンを用いてカラー画像データの間引き処理を行う。
一方、黒色インクの記録デューティーが低くなるように
振り分け率の低い分割パターンを用いて黒色画像データ
の振り分け処理を行うパスでは、カラーインクの記録デ
ューティーが高くなるように振り分け率の高い分割パタ
ーンを用いてカラー画像データの振り分け処理を行う。
このように同一パスに対する黒色画像データおよびカラ
ー画像データそれぞれの振り分け率を異ならせることに
より、黒色インクとカラーインクが同時に記録媒体へ打
ち込まれる頻度を低下させる。それによって黒色インク
とカラーインクが接触してブリーディングが発生するこ
とを防止するようになっている。
【0019】また、本発明の実施形態では、黒色画像を
形成する際、黒色インクが記録媒体に打ち込まれる前、
あるいは後に、前記複数色のカラーインクの少なくとも
1色のインクを重ね打ちする。このように、比較的浸透
速度の小さい(定着性の遅い)黒色インクの打ち込みに
前後して浸透速度の大きい(定着性の速い)カラーイン
クを記録媒体に打ち込むことで、記録媒体表面の濡れ性
が良好になる。つまりインクの浸透性が良好な界面が形
成されることとなり、黒色インクの定着性が速まり、黒
色インクとカラーインクとのブリーディングを防止した
高品位なカラー画像を得ることができる。但し、黒色イ
ンクの打ち込み量が比較的多い場合には、黒色インクに
前後して重ね打ちされる複数色のカラーインクによりイ
ンクが溢れ気味になる。この現象は、黒色画像データを
ある割合で間引いてやることで防止することができる。
また黒色データの間引き率を調整すれば、重ね打ちとし
て記録媒体に打ち込まれる複数色のカラーインク量を調
整することができ、使用されるインク及び記録媒体の組
み合わせ毎にインクの打ち込み状態を最適化することが
可能となるため、これによってブリーディングの防止効
果はさらに高まる。また黒色データを間引くことによっ
て下地の記録媒体が見えてしまう、所謂白抜けの防止、
及び黒色濃度の低下を防止するために、黒色データが間
引かれた画素には、複数色のカラーインクが混色して黒
色画像を形成するようにして、複数色のカラーデータを
補填することも有効である。
【0020】前述したように黒色インクに前後して記録
媒体への浸透性に優れた複数色のカラーインクを重ね打
ちする場合、カラーインクを記録媒体に付着させるタイ
ミングは黒色インクが記録媒体に付着する前であっても
後ろであっても黒色、カラー間のブリーディングを防止
する効果は認められている。しかしながら、黒色インク
が記録媒体に打ち込まれる前にカラーインクを打ち込ん
だ方が、カラーインクが下地として記録媒体に付着する
ため、記録媒体の濡れ性がより良好になり、後で打ち込
まれる黒色インクの定着性が向上する。このため、黒色
インクとカラーインクとのブリーディングを防止する効
果はより大きなものとなる。
【0021】そこで本発明では、記録ヘッドのスキャン
に対し片方向でのみ記録を行う場合は、カラー記録用記
録ヘッドが黒色記録用記録ヘッドよりも先行して配置さ
れている記録方向でのみ記録を行う構成とした。この構
成では常にカラーインクが黒色インクに先行して記録媒
体に打ち込まれ、黒色とカラー間のブリーディング防止
効果を最大限に発揮することができる。
【0022】また本発明では分割記録法の最大の欠点で
ある記録スループットの低下への対策として双方向記録
を行い、そのとき所定の記録領域において最初のパスで
カラーインクの記録デューティーが高くなるように振り
分け率を設定することで黒色インクの下地として多めに
カラーインクを記録媒体に付着させておき、その上に黒
色インクを付着させることで黒色、カラー間ブリーディ
ングを防止することができる。これによれば、分割記録
法の欠点であった記録スループットの低下を防止し、且
つ黒色、カラー間ブリーディングを防止した高品位なカ
ラー画像を形成することができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。
【0024】(第1の実施例)まず、本発明の第1の実
施例を説明する。
【0025】図2(a)に本発明のインクジェット記録
方法を実施した記録装置の斜視図を示す。この図におい
て、701はインクカートリッジである。これらは、4
色のカラーインク、ブラック、シアン、マゼンタ、イエ
ローを収容したインクタンクと、702の記録ヘッドと
により構成されている。前記記録ヘッド702には、図
2(b)に示すように、多数のインク吐出ノズルが直線
状に配列されている。この記録ヘッド702に設けられ
た各ノズルには、それぞれ電気エネルギーを熱エネルギ
ーに変換する熱エネルギー発生素子が設けられており、
この熱エネルギー発生素子から発生する熱エネルギーに
よりインクに気泡を発生させ、その気泡の発生エネルギ
ーによって各インク吐出口よりインクを吐出するように
なっている。
【0026】また、図2(a)において、703は紙送
りローラーであり、このローラは、これに相対向して配
設された補助ローラー704と共に記録媒体707を挟
持しつつ図の矢印の方向に回転し、記録媒体707をy
方向に随時搬送させるようになっている。また705は
給紙ローラーであり、記録媒体の給送を行うと共に、前
記ローラ703、704と同様、記録紙707を抑える
役割も果たしている。
【0027】706は4つのインクカートリッジを支持
し、記録とともにこれらを移動させるキャリッジであ
る。これは記録を行っていないとき、あるいはマルチヘ
ッドの回復作業などを行うときには図の破線にて示した
位置のホームポジションhに待機するようになってい
る。ここで、キャリッジ706に搭載された4個のイン
クジェットカートリッジは黒色インク、シアンインク、
マゼンタインク、イエローインクの順にインクを重ね合
わせるように配列されている。そのため、キャリッジ7
06の図中x1方向(往動方向)へのキャリッジ706
のスキャンでは、まず黒色インクが先行して記録媒体に
打ち込まれ、次いでシアン、マゼンタ、イエローインク
の順でカラーインクが記録媒体に打ち込まれる。
【0028】従って、キャリッジ706が逆に図中のx
2方向(復動方向)へとスキャンする場合には、まずカ
ラーインクがイエロー、マゼンタ、シアンインクの順で
記録媒体に打ち込まれ、次いで黒色インクが記録媒体上
に打ち込まれる構成になっている。またこの実施例にお
いて、カラーインクジェットカートリッジに収納される
シアン、マゼンタ、イエローのインクはカラー画像を形
成する際に色の境界でのインクの滲みが生じないように
記録媒体への浸透速度の速いものが用いられる。
【0029】一方、黒色インクカートリッジに収納され
る黒色インクは黒色画像が高濃度で且つインクの滲みの
少ない高品位なものとなるように、前記3種類のカラー
インクに比べて比較的記録媒体への浸透速度が遅いもの
が用いられる。またこの実施例では記録ヘッド702に
形成した各インク吐出口から約4plのインク滴を吐出
するものとなっている。
【0030】この実施例で使用したインクの組成は以下
に示す通りである。 シアンインク(C) C.I.ダイレクトブルー199 3部 ジエチレングリコール 15部 イソプロピルアルコール 2部 ペンタンジオール 10部 2ピロリドン 10部 アセチレノールEH(川研ファインケミカル) 1部 硝酸マグネシウム 2部 水 残部 マゼンタインク(M) C.I.アシッドレッド289 3部 ジエチレングリコール 15部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノールEH(川研ファインケミカル) 1部 水 残部 イエローインク(Y) C.I.ダイレクトイエロー 3部 ジエチレングリコール 15部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノールEH(川研ファインケミカル) 1部 水 残部 ブラックインク(Bk) アニオン性カーボンブラック 3部 ジエチレングリコール 15部 グリセリン 10部 アセチレノールEH(川研ファインケミカル)0.1部 水 残部 上記のようにCMYの各インクは、ノニオン性界面活性
剤であるアセチレノールEHを黒色インクに比べて多く
加えることによって記録媒体への浸透速度を高めてい
る。添加物としてはこれ以外にも他の界面活性剤や、ア
ルコール等がある。この実施例ではシアンインクを反応
性インクとしている。シアンインク内の硝酸マグネシウ
ムがアニオン性カーボンブラックと反応し、凝固あるい
は凝集するので、黒色インクのにじみを抑えることがで
きる。なお、インクの組成は、上記の組成に限定される
ものではなく、同様の性質を持つインク成分を用いれ
ば、その他の組成であっても同様の効果を得ることが可
能である。
【0031】図3は、上述したカラーインクジェット記
録装置の制御系の構成を示すブロック図である。301
は装置全体を制御するためのシステムコントローラで、
その内部にはマイクロプロセッサをはじめ、制御プログ
ラム等が格納されている記憶素子(ROM)、マイクロ
プロセッサが処理を行う際に使用するワークエリアなど
を有する記憶素子(RAM)等が内蔵されている。30
2は主走査方向にキャリッジ706を移動させるための
キャリッジモータを駆動するドライバであり、また、3
03は記録媒体を副走査方向に移動させるための用紙搬
送モータを駆動するドライバである。
【0032】また、306はインクジェット記録装置の
外部に接続されるホストコンピュータであり、インクジ
ェット記録装置に対して供給すべき記録データの作成、
格納および転送等を行う。307は前記ホストコンピュ
ータ306からのデータを一時的に格納するための受信
バッファであり、301のシステムコントローラからデ
ータが読み出されるまでデータを蓄積しておくようにな
っている。308は記録すべきデータをイメージデータ
に展開するためのフレームメモリであり、所定の記録領
域への記録に必要なメモリサイズを有している。この実
施例では、印刷用紙1枚分の画像データを記憶可能とす
るフレームメモリを用いているが、フレームメモリのサ
イズは必要に応じて適宜変更可能であり、この実施例に
示すものに限定されない。
【0033】309は記録すべきデータを一時的に記憶
するための記憶素子であり、この記憶素子の必要容量
は、記録ヘッドのノズル数によって変化する。310は
記録ヘッドをシステムコントローラからの指令により適
切に制御するための記録制御部であり、吐出速度、記録
データ数などの制御を行う。311は記録ヘッド312
Y、312M、312C、312Bkを駆動するための
ドライバであり、記録制御部310からの信号により制
御される。
【0034】以上の構成に基づき次に作用を説明する。
図1はこの実施例における記録動作を模式的に示す説明
図である。
【0035】この実施例では各記録画像領域を記録ヘッ
ド2回のスキャンで形成する2パス記録方式を採り、か
つカラーインクが黒色インクに先行して記録媒体上に打
ち込まれるスキャン方向でのみ記録を行うものとなって
いる。
【0036】図1(a)はこの実施例において記録する
画像データの一例であり、4×8画素の記録領域に黒色
(Bk)データとカラーデータとが隣接している。カラ
ーデータの種類はここでは特定しないが、シアン、マゼ
ンタ、イエローのどの色でもこの実施例は適応可能であ
る。図1(b)、図1(c)は画像データを2パスの記
録動作で完成するように分割するための分割パターン
(つまり、所定領域に対応する画像データを複数パスの
各々に対して振り分けるパターン)であり、Bk用とカ
ラー用とで個別に設けている。これら分割パターンは4
×8画素のマトリクスで構成されており、そのうち下部
の4×4画素が1パス目の記録を行う領域であり、また
上部の4×4画素が2パス目の記録を行う領域となって
いる。この分割パターンで画像データをマスキングする
ことにより、各パスで記録する画像データが決定され
る。なお分割パターンのマトリクスの大きさは特にこの
例に限定されるものではなく、その他の画素数によって
構成することも可能であり、本発明を制限するものでは
ない。この実施例では、1パス目において、Bkデータ
に対しては、75%の記録デューティとなるように振り
分け率75%の分割パターンを用いて元のBkデータを
振り分けると共に、カラーデータに対しては、25%の
記録デューティとなるように振り分け率25%の分割パ
ターンを用いて元のカラーデータを振り分ける。2パス
目において、Bkデータに対しては、25%の記録デュ
ーティとなるように振り分け率25%の分割パターンを
用いて元のBkデータを振り分けると共に、カラーデー
タに対しては、75%の記録デューティとなるように振
り分け率75%の分割パターンを用いて元のカラーデー
タを振り分ける。つまり、Bk用とカラー用の各分割パ
ターンの振り分け率はそれぞれ上部領域と下部領域とで
補完関係を保っており、各分割パターンに従い、同一記
録領域を2回走査して記録することでBkおよびカラー
の各画像領域が完成する。なお、一般に従来の分割記録
法で用いられる記録デューティは、1パス領域に対して
行う記録走査回数をNとすると(N>1)、100/N
%デューティであり、この実施例と同様にN=2とする
と、100/2=50%デューティとなる。従って、こ
の実施例では、この50%デューティを基準値とする
と、各パスにおいて、基準記録デューティより高または
低のデューティが設定されることとなる。
【0037】次に上記分割パターンを使用して図1
(a)に示す画像データを記録する場合の記録工程を図
1(ア)から(ウ)で示す。まず、最初の1スキャン目
ではBkノズル及びカラーノズルの下部4ドット分を使
用し、図1(b)、図1(c)に示す分割パターンの1
パス目領域を、図1(a)に示す画像データの上部4×
4画素領域に適用し記録する(記録工程(ア))。この
スキャンにより、図1(a)に示すブラック画像データ
に対しては75%の振り分け処理が行われ、その結果7
5%デューティの黒色記録が行われる。また、カラーデ
ータに対しては25%の振り分け処理が行われ、その結
果25%デューティのカラー記録が行われる。
【0038】次に2スキャン目では各ノズルを記録媒体
に対して4ドット下方にずらして8ノズルを使用して記
録を行う。なお、ノズルと記録媒体との相対移動は、実
際には、記録媒体を各ノズルに対して副走査方向(y方
向)へと移動させることにより行う。また図1(b)、
図1(c)に示す分割パターンの4×8画素を図1
(a)に示す画像データの全領域に適用し、記録を行う
(記録工程(ア))。この2スキャン目の記録により、
全画像領域の内、上部の4×4画素の記録は完了し、下
部4×4画素領域に対してはこの2スキャン目の記録が
1パス目になり、先の1スキャン目と同様、図1(a)
のブラックを示す画像データに対して75%の振り分け
る処理を行うことにより75%デューティの黒色記録を
行い、カラーデータに対して25%の振り分け処理を行
うことにより25%デューティのカラー記録を行う。そ
して3スキャン目では、図1(b)、図1(c)に示す
分割パターンの2スキャン目で2パス目領域を図1
(a)の下部画素データに適用し、1パス目で記録され
なかった画素が記録され、これによって図1(a)に示
す画像データが全て記録される。
【0039】このように分割パターンを設定し、1パス
目に黒色データの75%、カラーデータの25%を記録
し、2パス目で残りのデータを記録して画像を完成させ
るようにして、同パスで記録される黒色データとカラー
データとの間の記録デューティ差を大きくすることで、
同パス内で隣接して打ち込まれる黒色インクとカラーイ
ンクの割合を減少させることができる。したがって、黒
色、カラー間のブリーディングを防止することができ
る。
【0040】なお、この実施例では1パス目の振り分け
率を、Bkでは基準振り分け率50%より高く(ここで
は振り分け率75%)、カラーでは基準振り分ける率5
0%より低く(ここでは振り分け率25%)設定し、か
つ2パス目の振り分け率をBkでは低く(25%)、カ
ラーでは高く(75%)なるように分割パターンの振り
分け率を設定したが、これとは逆に、分割パターンの振
り分け率を、1パス目の振り分け率をBkでは低く、カ
ラーでは高く設定し、かつ2パス目の振り分け率をBk
では高く、カラーでは低くなるよう設定することも可能
である。
【0041】さらにまた、パターン内の分割の割合(つ
まり、分割パターンの振り分け率)を変更しても、また
パターンの形態を変更しても、同一パスにおける記録デ
ューティーがBkとカラーとで異なるように、同一パス
で使用される分割パターンの振り分け率の高低をBkと
カラーとで互いに異なるように設定すれば上記と同様の
ブリーディング防止効果を得ることができる。また記録
方向を逆にしても良い。
【0042】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を図5に基づき説明する。この第2の実施例は、上
記第1の実施例と同様に図2および図3に示す構成を備
えたものとなっているが、この第2の実施例と第1の実
施例とは、Bk,カラーの分割パターンの形態が異な
る。すなわち、第1の実施例ではBk、カラー共に分割
パターン内を2分割し、一方(下方)をそれぞれ1パス
目領域の記録に、他方(上方)を2パス目領域の記録に
使用していた。これに対し、この実施例では図5(b
1)、(b2)及び(c1)、(c2)で示される分割
パターンを使用する。この分割パターンはBkとカラー
とで個別に振り分け設定されている点で前記第1の実施
例の分割パターンと同様だが、さらに、各色の分割パタ
ーンがそれぞれ奇数スキャン用の分割パターンと偶数ス
キャン用の分割パターンとに分かれており、同スキャン
内では上部の4×4の画素と、下部の4×4の画素とが
それぞれ同一のパターンとなっている。
【0043】つまり、この実施例では分割パターンのマ
トリクスとして4×4画素を最小単位としており、実際
にはこの4×4画素のパターンをノズルの全域に対し繰
り返して使用することとなる。ここでも同一スキャン内
(同一パス内とも言える)においてBkとカラーの記録
デューティーはその高低が互い違いになる。すなわち、
奇数スキャンでは元の画像データに対してBkは25%
の振り分け処理を行って25%デューティで記録を行
い、カラーは75%の振り分け処理を行って75%のデ
ューティで記録を行い、逆に偶数スキャンではBkでは
75%の振り分け処理を行って75%デューティで記録
を行い、カラーでは25%の振り分け処理を行って25
%のデューティで記録を行い画像を形成する。
【0044】この分割パターンを用いて、図5(a)に
示す画像データ(図1(a)と同様)を形成するときの
記録工程を図5(ア)〜(ウ)の模式図を用いて説明す
る。まず記録ヘッドの1スキャン目で図5(b1)、
(c1)に示す奇数スキャンのパターンを用いて元の画
像データを分割し、カラーデータの75%、Bkデータ
の25%が記録される。次に2スキャン目で、図5(b
2)、(c2)に示す分割パターンの偶数スキャンのパ
ターンを用いてカラーデータの25%、Bkデータの7
5%を記録する。同様に3スキャン目では分割パターン
は再び図5(b1)、(c1)に示す奇数スキャン用の
パターンに戻り、2スキャン目で記録されなかった画素
を記録し、画像は完成する。
【0045】なお、この実施例ではBk、カラー共に奇
数スキャン用と偶数スキャン用の分割パターンをそれぞ
れ持っており、スキャン毎において使用する分割パター
ンの振り分け率が固定されているが、記録領域によって
はパス毎の振り分け率の順番が逆転し、それに伴って記
録デューティーの順番が逆転する。すなわち、図中では
画像領域の上部4×4画素では1パス目にBkが25
%、カラーが75%の記録デューティで記録され、2パ
ス目にBkが75%、カラーが25%の記録デューティ
で記録され画像が完成する。これに対し、下部の4×4
画素では、1パス目でBkが75%、カラーが25%の
記録デューティで記録され、2パス目でBkが25%、
カラーが75%の記録デューティで記録され、画像が完
成する。
【0046】以上のように、分割パターンの使用形態を
変えることで記録工程が異なってくるが、同一のスキャ
ンにおいて、Bkとカラーの記録デューティーの高低が
互い異なるように、同一スキャンに対するBkおよびカ
ラーの振り分け率をそれぞれ異ならせれば、記録媒体上
でBkインクとカラーインクが同一スキャン中に接する
割合を減少させることができ、Bk、カラー間のブリー
ディングを防止することができる。この実施例では一例
として図5(b1),(b2)及び図5(c1)、(c
2)の分割パターンを採用したが、Bkとカラーの記録
デューティーの高低を互い異ならせるために、同一スキ
ャンにおいてBkとカラーとで異なる振り分け率を設定
すれば他の振り分け率、パターンでも上記と同様の効果
を得ることができる。
【0047】(第3の実施例)次に本発明の第3の実施
例について図6および図7を用いて説明する。
【0048】この第3の実施例では、黒色インクの記録
媒体への定着性を高めるために、黒色インクが記録媒体
上に打ち込まれる前、あるいは後に少なくとも1色のカ
ラーインクを重ね打ちさせることを特徴とする。図6は
この重ね打ちデータを作成する工程を模式的に示す図で
ある。
【0049】この実施例において、重ね打ち用のカラー
データは図6(a)に示すようなBkデータに同図
(b)、(c)に示す展開パターンを作用させて作成す
る。この展開パターンのうち、図6(b)に示す展開パ
ターンは、シアン用展開パターンであり、同図(c)に
示す展開パターンは、マゼンタ、イエローの共通展開パ
ターンとなっている。各展開パターンはそれぞれ4×4
画素のマトリクスで形成されており、図示のようにシア
ン用展開パターンは元のBk画像データに対して75%
の間引き処理を行い25%の記録デューティの記録デー
タを作成するよう設定され、マゼンタ、イエロー用展開
パターンは約93.7%の間引き処理を行って約6.3
%の記録デューティの記録データを作成するように設定
されている。元の画像データが4×4画素よりも大きい
画像データであった場合には、上記展開パターンを縦、
横に繰り返して使用する。
【0050】図6(a)のような4×8画素のベタのB
k画像データを記録する場合には、まず同図(d)、
(e)に示す重ね打ちデータ展開パターンにより、重ね
打ち用のカラーデータとして図7(d)、7(e)に示
すデータが得られる。
【0051】ここで、これら図6(d)、(e)に示す
重ね打ち用のカラーデータを用いて実際に図6(a)に
示す黒色データを記録する工程を図7を用いて説明す
る。なお、実施例に用いる記録方法、及び分割パターン
は図7(a)、(b)に示すものとなっており、これは
第1の実施例にて示したものと同一である。この実施例
における記録方向はカラーインクが黒色インクに先行し
て記録媒体に打ち込まれる方向に設定されており、具体
的にはイエロー、マゼンタ、シアン、Bkの順で各イン
クが記録媒体に打ち込まれる。
【0052】まず、1スキャン目(記録工程(ア))で
は、4×8画素のうち上部4×4画素領域が記録される
が、重ね打ち用のカラーデータは、カラー用分割パター
ンによって振り分けられて1スキャン目には存在せず、
カラーインクは打込まれない。一方、Bkデータは、ベ
タのBk画像データの75%が分割パターンによって振
り分けられて75%の記録データとなり、これが記録さ
れる。2スキャン目では記録ノズルが記録媒体に対して
相対的に4ノズル分下方に移動し、4×8画素が記録領
域となる。このうち上部4×4画素の記録領域では、ま
ず重ね打ち用のカラーインクがイエロー6.3%、マゼ
ンタ6.3%、シアン25%の順で打ち込まれ、その後
Bkデータの残り25%が記録される。また4×8画素
の記録領域の内、下部4×4画素では1スキャン目での
上部画像領域と同様の記録工程を経る。すなわち、下部
画像領域では、カラーインクの打ち込みは行われず、B
kインクのみがBk画像データの75%デューティの記
録データに従って打ち込まれる。最後に3スキャン目で
は、記録領域の下部4×4画素に対して、2スキャン目
の上部4×4画素と同様の記録工程を経てカラー画像デ
ータおよびBk画像データの記録を完了する。以上のよ
うにこの第3の実施例では、黒色画像領域にカラーイン
クを打ち込み、これに重ねてBkインクを打ち込むよう
にしたため、記録媒体におけるBkインクの浸透性が高
まり、黒色インクの記録媒体への定着性が向上する。こ
のためBk記録領域に隣接するカラー記録領域に打ち込
まれたカラーインクとのブリーディングを防止すること
ができる。
【0053】なお、Bkインクの定着性を向上されるた
めに、下地として反応性インクであるシアンインクを打
ち込んでいるが、このシアンを下地にして形成される黒
色画像は、下地がなく直接Bkインクを打ち込んで形成
される黒色画像に比べて、幾分シアンがかった仕上がり
となってしまう。そこで本実施形態では、一部にマゼン
タ、イエローも打ち込むことによって、プロセスブラッ
クを形成した上にBkインクを打ち込むようにしてい
る。但し、記録媒体の吸収量以上のインクを打ち込むと
インク溢れを起こしてしまうので、インク溢れが起きな
い程度に下地となるカラーインク量を調節している。し
たがって、下地にはプロセスブラックのドットだけでな
くシアンのみのドットが存在することになる。しかしな
がら、シアンのみの下地に比べて、プロセスブラックが
入っている下地の方が、黒色画像の色味がシアンがかっ
てしまうことを緩和するので、より良好な記録結果を得
ることができる。
【0054】(第4の実施例)次に本発明の第4の実施
例を図8に基づき説明する。
【0055】この実施例においても、前記第3の実施例
に用いたものと同様の分割パターンを用いるが、重ね打
ちデータ作成用の展開パターンを調整することで図8
(d)、(e)のような重ね打ちデータを入手すること
ができる。なお、ここで適用する画像データは第3の実
施例と同様に4×8のベタ画像データとする。
【0056】このようなカラーデータを記録すると、前
記第3の実施例とは異なり、どの記録領域であっても、
1パス目に必ずカラーインクの重ね打ちが行われ、その
後Bkインクが記録媒体上に着弾する。つまり、このよ
うに記録媒体上のどの領域においても、カラーインクを
下地としてBkインクを打ち込むことができ、Bkイン
クの浸透性を高めることができる。したがって、Bk画
像領域とカラー画像領域間のブリーディング防止効果は
上記第3の実施例よりも高くなる。
【0057】なお、この第4のこの実施例では重ね打ち
作成用の展開パターンを変更して図8(d)、(e)の
カラーデータを作成したが、分割パターン図8(a)、
(b)のパターンを変更することでも同様の記録状態、
すなわち、カラーインクを下地としてインクを打つ状態
を作り出すことができる。
【0058】またこの実施例ではカラー記録ヘッドが黒
色記録ヘッドよりも先行して記録媒体上を通過する方向
でのみ記録をして、常に黒色インクの下地としてカラー
インクの重ね打ちが行われている。これに対し逆方向へ
のスキャンにおいて記録を行った場合には、黒色インク
が記録媒体へ打ち込まれた後に重ね打ち用のカラーイン
クが打ち込まれることとなるが、この場合にも黒色イン
クの記録媒体への定着性が向上することが認められてい
る。但し、黒色インクの下地としてカラーインクを打ち
込んだほうが黒色インクの定着性向上の効果は高いの
で、この実施例のようにカラー先行方向でのみ記録を行
ったほうが望ましい。
【0059】またこの実施例では重ね打ち用カラーイン
クとしてシアン、マゼンタ、イエローの3色を使用した
が、このうちのいずれか1色のみを下地として打ち込む
ようにしても上記実施例とほぼ同様の効果が得られる。
また、シアンが25%の記録デューティ、イエロー、マ
ゼンタが約6.3%の記録デューティとなるように展開
パターンの間引き率を設定したが、展開パターンの間引
き率は、インクの吐出量が記録媒体への最大吸収量を超
えない範囲に抑えられる値であれば上記の設定値を前後
しても問題はない。
【0060】(第5の実施例)次に本発明の第5の実施
例を図9及び図10を用いて説明する。いま、第4の実
施例と同様に、Bk画像データとして図9(a)に示す
4×8のベタ画像データが入力されたとする。この場
合、この第5の実施例では、まず、図9(b)に示す間
引きパターンを用いてBk画像データを75%デューテ
ィに間引いて図9(c)の間引き後データを得る。この
間引き後データを前記第4の実施例と同様にBk用分割
パターンを用いて記録を行う。図10にこの記録工程を
示す。
【0061】このように、この第5の実施例では、予め
Bk画像データを75%の記録データとなるように25
%の画像データを間引いているため、Bkインクにカラ
ーインクが重ね打ちされることによる記録媒体上でのイ
ンクの溢れを防止することができる。またBkデータが
間引かれた画素にはシアン、マゼンタ、イエローインク
が必ず打ち込まれており、これらカラーインクの組み合
わせによりBk画像を形成しているため、Bkインクを
間引くことによる記録媒体の白抜けや、Bk濃度の低下
も防止することができる。
【0062】なお、この実施例では黒色データの間引き
率を25%としたが、Bk画像領域、カラー画像領域間
ブリーディングの程度、および記録媒体の吸収特性に応
じて間引き率と重ね打ち用展開パターンの間引き率とを
調整することにより最適なブリーディング防止効果を得
ることができる。またシアン、マゼンタ、イエローによ
ってBk画像を形成するものとしたが、1画素に3ドッ
ト分のインクを打ち込むため、黒色データの間引きは図
9(b)に示すように2×2画素のような比較的広面積
の単位で行う方が良い。
【0063】また上記第3、第4の実施例においては、
いずれもシアンインクをBkインクに接触させるとBk
インクが凝固する性質を持った反応性インクとした。こ
のようなインクを用いる場合、重ね打ち用の展開パター
ンをマゼンタ、イエローインクの記録デューティが6.
3%となるよう設定するのに対して、シアンの記録デュ
ーティを25%という比較的高い値に設定することによ
り、反応性インクの凝固性能を有効に活用して、ブリー
ディングの防止効果を高めることができる。
【0064】また、より理想的にはシアンインクだけで
なくマゼンタ及びイエローインクも反応性インクとする
ことが好ましい。3色全てを反応性インクとすることで
上記重ね打ち用の展開パターンの間引き率をカラー各色
間で統一することができる。さらに3色のうちの1色に
偏った記録比率とする必要がないので、下地の色味に黒
色画像が影響を受けることがない。つまり、カラーイン
クによって黒色画像を形成するときの色味の変化を最小
限にしつつ、反応性インクの性能を最大限に活用し、ブ
リーディングを防止することができる。なお、反応性イ
ンクはカラーインクの内、2色に適用することも可能で
あり、この場合にも良好なブリーディング防止効果を得
ることができる。
【0065】(第6の実施例)次に本発明の第6の実施
例を図11を用いて説明する。図11において、適用す
る黒色データ、カラーデータおよび重ね打ち用のカラー
データは上記第5の実施例と同様であるが、分割パター
ンが異なるものとなっている。すなわち、前記第5の実
施例においては、各記録領域に対して1パス目でカラー
インクの記録デューティーが低くなるように振り分け率
の低い分割パターンを設定し、黒色インクの記録デュー
ティーが高くなるように振り分け率の高い分割パターン
を設定したが、この第6の実施例では、各記録領域に対
して1パス目ではカラーインクの記録デューティーが高
くなるように振り分け率の高い分割パターンを設定し、
黒色インクの記録デューティーが低くなるように振り分
け率の低い分割パターンを設定する。また、この第6の
実施例では、キャリッジの往復両方向へのスキャンにお
いて記録を行う(双方向記録を行う)ものとなってい
る。
【0066】これによりカラーインクの打ち込みが黒色
インクの打ち込みに先行して行われる図11(ア)、
(ウ)の記録工程では、重ね打ち用のカラーインクが黒
色インクの下地となるので、スキャン方向が逆になる2
パス目で黒色インクが75%の高デューティーで記録さ
れても定着性が良い。このように常に1パス目にカラー
インクの記録デューティーが高くなるように振り分け率
の高い分割パターンを設定し、かつ重ね打ち用のカラー
インクが打ち込まれるように設定していれば双方向記録
を行うことにより記録スループットを犠牲にすることな
く、黒色、カラー間のブリーディングを防止することが
できる。
【0067】(第7の実施例)次に本発明の第7の実施
例を図12を用いて説明する。
【0068】この実施例に用いる分割パターンは上記第
2の実施例で採用したものと同様に偶数スキャンと奇数
スキャンとでBk、カラーのいずれにおいても分割パタ
ーンを切り換えるようになっている。また、Bk画像と
して8×8画素のベタを記録する場合、Bkデータとし
ては、図12(d)に示すように元の画像データを間引
きパターンにより25%間引き処理することにより得ら
れた75%の間引後データを用い、重ね打ち用のカラー
データとしては図12(e),(f)に示すデータを用
いるものとなっている。
【0069】ここで、図12(ア)に示す1スキャン目
の記録工程ではカラーがBkに先行する方向で、8×8
画素領域のうち上部8×4画素を記録ヘッドの下部4ノ
ズルを用いて記録する。まず奇数スキャン用の分割パタ
ーンを用いてイエロー、マゼンタの順に重ね打ちデータ
の100%を記録し、ついでシアンが重ね打ちデータの
75%を記録する。その後、Bkデータの75%を記録
する。
【0070】次に、図12(イ)に示す2スキャン目で
はスキャン方向が1スキャン目とは逆になり、分割パタ
ーンは図12(b2)、(c2)に示す偶数スキャン用
の分割パターンを用いる。これにより記録領域の上部8
×4画素に対しては1スキャン目に打たれなかった画素
が記録され、記録領域の下部8×4画素に対しては、B
kがデータの75%、シアンは重ね打ち用のデータのう
ちの25%が打ち込まれ、マゼンタ、イエローに関して
はまったく打ち込まれない。3スキャン目では再び記録
方向が1スキャン目と同方向になり、分割パターンも図
12(b1)、12(c1)に示す奇数スキャン用の分
割パターンを用いる。
【0071】このスキャンにより記録領域の下部8×4
画素で2スキャン目で記録されなかった画素を記録し画
像は完成する。
【0072】以上のように分割パターン、重ね打ち用カ
ラーデータを用いて画像を形成することで、カラーがB
kに先行する方向では必ずカラーの記録デューティーが
高く、Bkの記録デューティーが低くなり、逆にBkが
カラーに先行する方向ではカラーの記録デューティーが
低く、Bkの記録デューティーが高くなる。
【0073】また重ね打ち用のカラーデータに関して
も、必ずカラー先行方向でシアンは75%、マゼンタ、
イエロー100%を記録して、逆にBk先行方向ではシ
アンの残り25%が記録される構成になっている。これ
により、スキャンの往動方向でも復動方向のいずれにお
いても重ね打ち用のカラーインクが記録媒体に付着する
ので確実にBk画像領域とカラー画像領域との間のブリ
ーディングを防止することができる。
【0074】この実施例では図12に示すような分割パ
ターンおよび重ね打ち用カラーデータを採用したが、分
割パターンのパターン形状、重ね打ち用カラーデータの
パターン形状をそれぞれ変更することによって、重ね打
ちデータおよび元の画像データを記録するタイミングを
変更できる。このため、使用する記録媒体、インクセッ
トに応じてインクの打ち込み状態を最適化することが可
能となり、Bk画像領域と、カラー画像領域間のブリー
ディング防止効果を最大限に発揮させることができる。
【0075】(その他の実施形態)以上説明した各実施
形態では、同一パスにおける黒色画像データの振り分け
率とカラー画像データの振り分け率を異ならせるにあた
り、パス毎に使用する分割パターンの振り分け率を任意
の値に設定できる構成としても良いし、異なる値の振り
分け率を有する複数種類のマスクパターンを予め用意し
ておき、その複数種類のマスクパターンの中から適宜選
択する構成としても良い。また、黒色画像データの振り
分け率とカラー画像データの振り分け率とを、1パス目
ではそれぞれA%、B%、2パス目ではそれぞれC%、
D%、3パス目ではそれぞれE%、F%・・・というよ
うに、同一パスにおける黒色画像データの振り分け率と
カラー画像データの振り分け率が異なるように各パスの
振り分け率を予め定めておく構成としても良い。
【0076】なお、本発明は、画像データの振り分け処
理をインクジェット記録装置側で行う形態だけに限ら
ず、インクジェット記録装置と接続するホストコンピュ
ータ等の側で行う形態であってもよい。
【0077】また、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピューター、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタ)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用しても良い。
【0078】本発明の目的は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシス
テムあるいは装置のコンピューター(またはCPUやMPU)
が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行
することによっても、達成されることは言うまでもな
い。
【0079】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とにより、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体お
よびそのプログラム自体が本発明を構成することにな
る。
【0080】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いる
ことができる。
【0081】また、コンピューターが読出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態例の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピューター上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0082】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピューターに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピューターに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの
指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、所定の記録
領域内に対する同一パスにおける記録デューティが黒色
インクとカラーインクとで異なるように、同一パスにお
ける振り分け率を黒色データとカラーデータとで異なら
せたため、カラー画像領域と黒色画像領域との間のブリ
ーディングを防止することが可能となり、高品位な画像
を得ることができる。
【0084】また、黒色画像を形成する際に、黒色イン
クだけでなくカラーインクも打ち込むことにより、黒色
インクの定着性を向上させることができる。さらに、カ
ラーインクを反応性インクとすることで、より黒色イン
クの定着性を向上させることができる。
【0085】また、カラーインクを打ち込んで記録媒体
上にカラーインクの下地を作った上に、黒色インクを打
ち込めば、黒色インクの定着性をさらに向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における記録工程を示す
説明図である。
【図2】(a)は本発明の実施例に適用するインクジェ
ット記録装置の斜視図であり、(b)は(a)に示した
記録ヘッドの構成を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例に適用するインクジェット記録
装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】分割記録法による記録状態を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例における記録工程を示す
説明図である。
【図6】本発明の第3の実施例における重ね打ちデータ
の作成工程を示す説明図である。
【図7】本発明の第3の実施例における記録工程を示す
説明図である。
【図8】本発明の第4の実施例における記録工程を示す
説明図である。
【図9】本発明の第5の実施例におけるBk画像データ
の間引き処理を示す説明図である。
【図10】本発明の第5の実施例における記録工程を示
す説明図である。
【図11】本発明の第6の実施例における記録工程を示
す説明図である。
【図12】本発明の第7の実施例における記録工程を示
す説明図である。
【符号の説明】
701 インクカートリッジ 702 記録ヘッド 703 紙送りローラー 705 給紙ローラー 706 キャリッジ 707 記録媒体 801 記録ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EC74 EC79 EE14 EE16 EE18 FA03

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒色画像データに基づき黒色インクを吐
    出する黒色用記録ヘッドと、カラー画像データに基づき
    前記黒色インクより記録媒体への浸透性に優れたカラー
    インクを吐出するカラー用記録ヘッドとを用い、前記記
    録媒体上における所定の記録領域に対し前記各記録ヘッ
    ドをそれぞれ複数回記録走査させることによって前記所
    定の記録領域に対する記録画像を完成させるカラーイン
    クジェット記録装置において、 前記記録走査の各々において分割パターンを使用するこ
    とにより、前記所定の記録領域に対応する黒色画像デー
    タを前記記録走査の各々に対して振り分け且つ前記所定
    の記録領域に対応するカラー画像データを前記記録走査
    の各々に振り分けるデータ分割手段を具え、 該データ分割手段は、同一記録走査において使用する前
    記黒色画像データ用の分割パターンと前記カラー画像デ
    ータ用の分割パターンの振り分け率を異ならせることを
    特徴とするカラーインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記データ分割手段は、前記黒色画像デ
    ータ用の分割パターンおよび前記カラー画像用の分割パ
    ターンとして、それぞれ異なる振り分け率を有する分割
    パターンを使用することを特徴とする請求項1に記載の
    カラーインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記黒色画像データ用の分割パターンに
    おける振り分け率を前記記録走査の各々において設定す
    る黒色画像データ振り分け率設定手段と、 前記カラー画像データ用の分割パターンにおける振り分
    け率を前記記録走査の各々において設定するカラー画像
    データ振り分け率設定手段とをさらに具え、 前記両画像データ振り分け率設定手段は、前記同一記録
    走査で使用される前記黒色画像データ用分割パターンと
    前記カラー画像データ用分割パターンの振り分け率を互
    いに異なる値に設定することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のカラーインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記黒色画像データ振り分け率設定手段
    が所定の基準振り分け率より高い振り分け率を設定する
    場合、カラー画像データ振り分け率設定手段は前記基準
    振り分け率より低い振り分け率を設定し、黒色画像デー
    タ振り分け率設定手段が所定の基準振り分け率より低い
    振り分け率を設定する場合、カラー画像データ振り分け
    率設定手段は所定の基準振り分け率より高い振り分け率
    を設定することを特徴とする請求項3に記載のカラーイ
    ンクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記基準振り分け率は、前記所定の記録
    領域に対する複数の記録走査回数をNとするとき、10
    0/N%であることを特徴とする請求項4に記載のカラ
    ーインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記所定領域に対して黒色画像を形成す
    る際、黒色インクを記録媒体へ打ち込む前あるいは後
    に、黒色インクの打ち込み箇所に対し前記複数のカラー
    インクの少なくとも1色のインクを打ち込むことを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれかに記載のカラーイン
    クジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記黒色画像データを所定の間引き率で
    間引き、そして間引いた部分に対し、複数色のカラーイ
    ンクを打ち込む間引き手段をさらに具えることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載のカラーインク
    ジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記複数色のカラーインクのうち少なく
    とも1色が、前記黒色インクと接触することにより黒色
    インクを凝固もしくは凝集する性質をもつ反応性インク
    であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに
    記載のカラーインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記各記録ヘッドは、往復走査のうち片
    方向への走査においてのみ記録を行い、当該記録がなさ
    れる走査方向において前記カラー用記録ヘッドは前記黒
    色用記録ヘッドより先方に配置されることを特徴とする
    請求項1ないし8のいずれかに記載のカラーインクジェ
    ット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記各記録ヘッドは、往復走査の両方
    向において記録を行う場合、最初の記録走査では、前記
    カラー画像データの振り分け率が前記黒色画像データ振
    り分け率よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の
    カラーインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記複数色のカラーインクは、シア
    ン、マゼンタ、イエローの3色であることを特徴とする
    請求項1ないし10のいずれかに記載のカラーインクジ
    ェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを与
    えることによってインクに気泡を発生させ、その気泡の
    発生エネルギーによってインクを吐出させることを特徴
    とする請求項1ないし11に記載のカラーインクジェッ
    ト記録装置。
  13. 【請求項13】 黒色画像データに基づき黒色インクを
    吐出する黒色用記録ヘッドと、カラー画像データに基づ
    き前記黒色インクより記録媒体への浸透性に優れたカラ
    ーインクを吐出するカラー用記録ヘッドとを用い、前記
    記録媒体上における所定の記録領域に対し前記各記録ヘ
    ッドをそれぞれ複数回記録走査させることによって前記
    所定の記録領域に対する記録画像を完成させるカラーイ
    ンクジェット記録方法において、 前記記録走査の各々において分割パターンを使用するこ
    とにより、前記所定の記録領域に対応する黒色画像デー
    タを前記記録走査の各々に対して振り分け且つ前記所定
    の記録領域に対応するカラー画像データを前記記録走査
    の各々に振り分けるデータ分割ステップと、 前記分割ステップにおいて記録走査の各々に対し振り分
    けられたデータに基づき、前記記録走査の各々において
    前記黒色用記録ヘッドおよび前記カラー用記録ヘッドか
    らそれぞれ前記黒色インクおよび前記カラーインクを吐
    出する吐出ステップとを具え、 前記データ分割ステップでは、同一記録走査において使
    用する前記黒色画像データ用の分割パターンと前記カラ
    ー画像データ用の分割パターンの振り分け率を異ならせ
    ることを特徴とするカラーインクジェット記録方法。
  14. 【請求項14】 前記黒色画像データ用の分割パターン
    および前記カラー画像用の分割パターンとして、それぞ
    れ異なる振り分け率を有する分割パターンを使用するこ
    とを特徴とする請求項13に記載のカラーインクジェッ
    ト記録方法。
  15. 【請求項15】 前記黒色画像データ用の分割パターン
    における振り分け率を前記記録走査の各々において設定
    する黒色画像データ振り分け率設定ステップと、 前記カラー画像データ用の分割パターンにおける振り分
    け率を前記記録走査の各々において設定するカラー画像
    データ振り分け率設定ステップとをさらに具え、 前記両画像データ振り分け率設定ステップでは、前記同
    一記録走査で使用される前記黒色画像データ用分割パタ
    ーンと前記カラー画像データ用分割パターンの振り分け
    率を互いに異なる値に設定することを特徴とする請求項
    13または14に記載のカラーインクジェット記録方
    法。
  16. 【請求項16】 前記黒色画像データ振り分け率設定ス
    テップにおいて所定の基準振り分け率より高い振り分け
    率を設定する場合、カラー画像データ振り分け率設定ス
    テップでは前記基準振り分け率より低い振り分け率を設
    定し、黒色画像データ振り分け率設定ステップにおいて
    所定の基準振り分け率より低い振り分け率を設定する場
    合、カラー画像データ振り分け率設定ステップは所定の
    基準振り分け率より高い振り分け率を設定することを特
    徴とする請求項15に記載のカラーインクジェット記録
    方法。
  17. 【請求項17】 前記基準振り分け率は、前記所定の記
    録領域に対する複数の記録走査回数をNとするとき、1
    00/N%であることを特徴とする請求項16に記載の
    カラーインクジェット記録方法。
  18. 【請求項18】 前記所定の記録領域に対して黒色画像
    を形成する際、黒色インクを記録媒体へ打ち込む前ある
    いは後に、黒色インクの打ち込み箇所に対し前記複数の
    カラーインクの少なくとも1色のインクを打ち込むこと
    を特徴とする請求項13ないし17のいずれかに記載の
    カラーインクジェット記録方法。
  19. 【請求項19】 前記黒色画像データを所定の間引き率
    で間引き、間引いた部分に対し、複数色のカラーインク
    を打ち込む間引きステップをさらに具えることを特徴と
    する請求項13ないし17のいずれかに記載のカラーイ
    ンクジェット記録方法。
  20. 【請求項20】 前記複数色のカラーインクのうち少な
    くとも1色が、前記黒色インクと接触することにより黒
    色インクを凝固もしくは凝集する性質をもつ反応性イン
    クであることを特徴とする請求項13ないし19のいず
    れかに記載のカラーインクジェット記録方法。
  21. 【請求項21】 前記各記録ヘッドは、往復走査のうち
    片方向への走査においてのみ記録を行い、当該記録がな
    される走査方向において前記カラー用記録ヘッドは前記
    黒色用記録ヘッドより先方に配置されることを特徴とす
    る請求項13ないし20のいずれかに記載のカラーイン
    クジェット記録方法
  22. 【請求項22】 前記各記録ヘッドは、往復走査の両方
    向において記録を行う場合、最初の記録走査では、前記
    カラー画像データ用の分割パターンにおける振り分け率
    が前記黒色画像データ用の分割パターンにおける振り分
    け率よりも高いことを特徴とする請求項13に記載のカ
    ラーインクジェット記録方法。
  23. 【請求項23】 前記複数色のカラーインクは、シア
    ン、マゼンタ、イエローの3色であることを特徴とする
    請求項13ないし22のいずれかに記載のカラーインク
    ジェット記録方法。
  24. 【請求項24】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを与
    えることによってインクに気泡を発生させ、その気泡の
    発生エネルギーによってインクを吐出させることを特徴
    とする請求項13ないし23のいずれかに記載のカラー
    インクジェット記録方法。
  25. 【請求項25】 黒色画像データに基づき黒色インクを
    吐出する黒色用記録ヘッドと、カラー画像データに基づ
    き前記黒色インクより記録媒体への浸透性に優れたカラ
    ーインクを吐出するカラー用記録ヘッドとを用い、前記
    記録媒体上における所定の記録領域に対し前記各記録ヘ
    ッドをそれぞれ複数回記録走査させることによって前記
    所定の記録領域に対する記録画像を完成させるカラーイ
    ンクジェット記録装置において使用される画像データを
    処理する方法において、 前記記録走査の各々において分割パターンを用いること
    により、前記所定の記録領域に対応する黒色画像データ
    を前記記録走査の各々に対して振り分け且つ前記所定の
    記録領域に対応するカラー画像データを前記記録走査の
    各々に振り分けるデータ分割ステップを具え、 前記データ分割ステップでは、同一記録走査において使
    用する分割パターンとして、前記黒色画像データと前記
    カラー画像データとで互いに振り分け率の異なる分割パ
    ターンを使用することを特徴とする画像データ処理方
    法。
  26. 【請求項26】 黒色画像データに基づき黒色インクを
    吐出する黒色用記録ヘッドと、カラー画像データに基づ
    き前記黒色インクより記録媒体への浸透性に優れたカラ
    ーインクを吐出するカラー用記録ヘッドとを用い、前記
    記録媒体上における所定の記録領域に対し前記各記録ヘ
    ッドをそれぞれ複数回記録走査させることによって前記
    所定の記録領域に対する記録画像を完成させるカラーイ
    ンクジェット記録装置において使用される画像データの
    画像処理を実行するためのプログラムにおいて、 記録領域に対応する黒色画像データを前記記録走査の各
    々に対して振り分け且つ前記所定の記録領域に対応する
    カラー画像データを前記記録走査の各々に振り分けるデ
    ータ分割ステップを具え、 前記データ分割ステップでは、同一記録走査において使
    用する分割パターンとして、前記黒色画像データと前記
    カラー画像データとで互いに振り分け率の異なる分割パ
    ターンを使用することを特徴とする画像データの画像処
    理を実行するためのプログラム。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のプログラムを格納
    した、コンピュ−タで読み取り可能な記憶媒体。
JP2002022405A 2001-02-09 2002-01-30 カラーインクジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法 Expired - Fee Related JP4018398B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022405A JP4018398B2 (ja) 2001-02-09 2002-01-30 カラーインクジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法
US10/067,359 US7121641B2 (en) 2001-02-09 2002-02-07 Color ink-jet recording apparatus and method and method of processing image data

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-34555 2001-02-09
JP2001034555 2001-02-09
JP2002022405A JP4018398B2 (ja) 2001-02-09 2002-01-30 カラーインクジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002307671A true JP2002307671A (ja) 2002-10-23
JP2002307671A5 JP2002307671A5 (ja) 2005-03-17
JP4018398B2 JP4018398B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=26609272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002022405A Expired - Fee Related JP4018398B2 (ja) 2001-02-09 2002-01-30 カラーインクジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7121641B2 (ja)
JP (1) JP4018398B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088208A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
WO2005047003A1 (ja) * 2003-11-13 2005-05-26 Canon Kabushiki Kaisha 記録装置、およびデータ処理方法
JP2005169753A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
WO2006004165A1 (ja) * 2004-07-06 2006-01-12 Canon Kabushiki Kaisha データ処理方法、データ処理装置、マスク製造方法およびマスクパターン
EP1731319A2 (en) 2005-06-10 2006-12-13 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus, inkjet printing method and inkjet printing system
JP2007015380A (ja) * 2005-06-10 2007-01-25 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
KR100828214B1 (ko) 2004-07-06 2008-05-07 캐논 가부시끼가이샤 데이터 처리 방법, 데이터 처리 장치, 마스크 제조 방법 및마스크 패턴
EP1926302A2 (en) 2006-11-24 2008-05-28 Seiko Epson Corporation Control of ink ejection amount based on dot formation order
JP2008207385A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Canon Inc データ処理方法、データ処理装置およびデータ記録方法
JP2009061610A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、画像形成装置、画像形成システム、画像形成プログラム及び記録媒体
US8152261B2 (en) 2005-06-10 2012-04-10 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
CN102729641A (zh) * 2011-03-29 2012-10-17 佳能株式会社 喷墨打印设备和喷墨打印方法
JP2013212635A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法
JP2013212658A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法
US9144994B2 (en) 2012-06-11 2015-09-29 Seiko Epson Corporation Printing device and printing method
JP2021053986A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 ブラザー工業株式会社 液滴吐出装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4387721B2 (ja) * 2003-07-31 2009-12-24 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法
JP4652770B2 (ja) * 2003-12-04 2011-03-16 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法、インクジェット記録装置及びデータ処理方法
JP5072574B2 (ja) * 2006-12-19 2012-11-14 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US7481516B2 (en) * 2007-02-26 2009-01-27 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus and inkjet recording method
CN101977772B (zh) * 2008-01-22 2013-04-10 佳能株式会社 喷墨记录装置及喷墨记录方法
JP2009269321A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 画像処理方法、プログラム、記憶媒体、画像処理装置、画像形成装置
JP5832138B2 (ja) * 2011-05-10 2015-12-16 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
CN109272471B (zh) * 2018-10-13 2021-08-27 深圳市汉森软件有限公司 打印数据羽化处理方法、装置、设备及存储介质

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2861362B2 (ja) 1990-10-23 1999-02-24 富士ゼロックス株式会社 カラーインクジェットプリンタ
JP2952077B2 (ja) 1991-07-03 1999-09-20 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP3200143B2 (ja) 1992-03-31 2001-08-20 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法
EP0564252B1 (en) * 1992-03-31 2003-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method and apparatus
JP3227284B2 (ja) * 1992-10-30 2001-11-12 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法およびインクジェット記録ヘッド
JPH07237346A (ja) 1994-02-28 1995-09-12 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
DE69519704T2 (de) * 1994-08-19 2001-04-26 Fuji Xerox Co Ltd Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren und dieses benutzendes Gerät
JP3320292B2 (ja) * 1995-02-13 2002-09-03 キヤノン株式会社 インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088208A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP4701596B2 (ja) * 2003-09-12 2011-06-15 富士ゼロックス株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
WO2005047003A1 (ja) * 2003-11-13 2005-05-26 Canon Kabushiki Kaisha 記録装置、およびデータ処理方法
US7775618B2 (en) 2003-11-13 2010-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus and data processing method
JP4514190B2 (ja) * 2003-12-09 2010-07-28 キヤノン株式会社 データ生成装置、インクジェット記録装置、およびデータ生成方法
JP2005169753A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
WO2006004165A1 (ja) * 2004-07-06 2006-01-12 Canon Kabushiki Kaisha データ処理方法、データ処理装置、マスク製造方法およびマスクパターン
USRE45358E1 (en) 2004-07-06 2015-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Data processing method, data processing apparatus, mask generation method, and mask pattern
US8157343B2 (en) 2004-07-06 2012-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Data processing method, data processing apparatus, mask generation method, and mask pattern
KR100828214B1 (ko) 2004-07-06 2008-05-07 캐논 가부시끼가이샤 데이터 처리 방법, 데이터 처리 장치, 마스크 제조 방법 및마스크 패턴
US7887152B2 (en) 2004-07-06 2011-02-15 Canon Kabushiki Kaisha Data processing method, data processing apparatus, mask generation method, and mask pattern
US7614713B2 (en) 2004-07-06 2009-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Data processing method, data processing apparatus, mask generation method, and mask pattern
US7367643B2 (en) 2005-06-10 2008-05-06 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus, inkjet printing method and inkjet printing system
EP1731319A2 (en) 2005-06-10 2006-12-13 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus, inkjet printing method and inkjet printing system
JP2007015380A (ja) * 2005-06-10 2007-01-25 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
US8152261B2 (en) 2005-06-10 2012-04-10 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
EP1926302A2 (en) 2006-11-24 2008-05-28 Seiko Epson Corporation Control of ink ejection amount based on dot formation order
JP2008207385A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Canon Inc データ処理方法、データ処理装置およびデータ記録方法
JP2009061610A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、画像形成装置、画像形成システム、画像形成プログラム及び記録媒体
CN102729641A (zh) * 2011-03-29 2012-10-17 佳能株式会社 喷墨打印设备和喷墨打印方法
JP2012206314A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
US9469123B2 (en) 2011-03-29 2016-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
JP2013212635A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法
JP2013212658A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法
US9144994B2 (en) 2012-06-11 2015-09-29 Seiko Epson Corporation Printing device and printing method
JP2021053986A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 ブラザー工業株式会社 液滴吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7121641B2 (en) 2006-10-17
US20030016261A1 (en) 2003-01-23
JP4018398B2 (ja) 2007-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4018398B2 (ja) カラーインクジェット記録装置及びカラーインクジェット記録方法
US6186615B1 (en) Apparatus and method for forming a black image in which black ink is overlaid on color ink
EP0595650B1 (en) Colour ink jet recording method and apparatus
JP3337879B2 (ja) インクジェットプリント方法およびこれに用いられるインクジェットヘッド、インクジェットカートリッジおよびインクジェットプリント装置
JP4343481B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
US6315387B1 (en) Printing apparatus, control method therefor, and computer-readable memory
US6164756A (en) Recording apparatus and method for detecting the presence of a boundary between images and recording an image in accordance therewith
US20020070997A1 (en) Ink jet printing apparatus and ink jet printing method
JP4574163B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
US6135656A (en) Ink-jet printing method and apparatus for performing printing by employing ink and processing liquid making ink insoluble
JP2007196672A (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラムおよび記憶媒体
JP3313977B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP2002103575A (ja) インクジェット記録方法、記録装置およびデータ処理方法
US6585363B1 (en) Ink-jet printing apparatus and printing method
JP2004209943A (ja) インクジェット記録装置
JP3251530B2 (ja) インクジェット記録方法及び装置
JP2000025210A (ja) 記録装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ
JP2952077B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JPH08281933A (ja) インクジェットプリント方法、インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント物
JPH06206370A (ja) カラーインクジェット記録方法
JP2001138554A (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP2005169950A (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP2006168111A (ja) インクジェット記録装置
JPH08216389A (ja) インクジェットプリント装置、インクジェットプリント方法およびプリント物
JPH06152898A (ja) カラーインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040409

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4018398

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees