JP2002197522A - 自動販売機を利用した情報配信ネットワークシステム及び当該情報配信ネットワークシステムに用いる情報配信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機の設置状況や利用状況を考慮しつ
つ依頼者の要望に柔軟に対応して情報を配信することが
可能な情報ネットワークシステムを提供する。 【解決手段】 自動販売機群３…３と、情報配信元のコ
ンテンツセンター２とを接続して情報配信ネットワーク
システム１を構成する。コンテンツセンター２には、配
信候補の情報を記憶するコンテンツデータベース１７
と、一又は複数台の自動販売機を配信単位として各配信
単位毎に自動販売機を特徴付ける情報を記録した販売機
データと、前記配信候補として用意された情報の配信条
件を特定した配信条件データとを記憶する配信管理デー
タベース１６と、販売機データと配信条件データとを参
照して配信単位毎に配信すべき情報をコンテンツデータ
ベース１７の配信候補の情報から選択し、その選択され
た情報を当該情報に対応付けられた配信単位の自動販売
機３に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機等を端
末機として利用して情報の配信や商品の販売等を行うネ
ットワークシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】ネットワークを利用して情報を配信した
り、音楽やゲームのデータをダウンロード販売する情報
配信端末が種々提案され、市場への導入も試みられてい
る。しかし、そうした情報配信端末装置を新規に設置す
ることには、スペースや保守管理の面で様々な問題があ
り、その普及が必ずしも順調に進んでいるとは言い難い
面がある。

【０００３】一方、缶飲料に代表される商品の自動販売
機は全国各地に相当に普及している。この点に着目し、
各種の自動販売機に表示装置を設置するとともに、それ
らの自動販売機をインターネット等のネットワークに接
続し、サーバから配信される広告や情報をその自動販売
機により表示する情報配信システムが提案されている
（例えば特開平１１−２４２７７３号公報参照）。こう
した自動販売機を利用したシステムは端末の設置スペー
スが既に確保されているので、高速通信回線の整備が進
めばその普及が大いに進むことが期待されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の情報
ネットワークシステムは、予め決められている広告等の
情報を所定のスケジュールに従って配信し、表示させる
ように構成されている。しかし、既設の自動販売機の設
置状況や利用状況は様々であり、そうした個別の事情を
考慮して情報配信を適正化することが望ましい。また、
情報配信の時期や範囲についても様々な要望があり、例
えば商店の特売情報は一日の特定の時間帯にその商店の
商圏で集中して発信しなければ意味がない。こうした点
を考慮して、依頼者の要望に対して柔軟に情報配信を行
えるシステムの開発が望まれている。

【０００５】そこで、本発明は、各自動販売機の設置状
況や利用状況を考慮しつつ依頼者の要望に柔軟に対応し
て情報を配信することが可能な情報ネットワークシステ
ムを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。

【０００７】本発明の情報配信ネットワークシステム
（１）は、表示装置（３１）を具備しかつ商品の販売機
能を備えた自動販売機群（３…３）と、情報の配信元
（２）とを接続して構成される情報配信ネットワークシ
ステムであって、前記配信元には、配信候補としての情
報を記憶する配信情報記憶手段（１７）と、前記自動販
売機群に対する情報の配信を管理するための情報とし
て、一又は複数台の自動販売機を配信単位として各配信
単位毎に自動販売機を特徴付ける情報を記録した販売機
データと、前記配信候補として用意された情報の配信条
件を特定した配信条件データとを記憶する配信管理情報
記憶手段（１６）と、前記販売機データと前記配信条件
データとを参照して、前記配信単位毎に配信すべき情報
を前記配信情報記憶手段が記憶する配信候補の情報から
選択し、その選択された情報を当該情報に対応付けられ
た配信単位の自動販売機に配信する配信手段（１３，１
４）と、が設けられたものである。

【０００８】このネットワークシステムによれば、配信
すべき情報の選択にあたって、自動販売機を特徴付ける
販売機データと、配信候補としての情報の配信条件を特
定した配信条件データとが参照されるので、配信単位毎
に自動販売機の固有の事情や情報配信の依頼者の希望を
考慮して配信情報を選択することができる。これによ
り、各自動販売機の設置状況や利用状況を考慮しつつ依
頼者の要望に柔軟に対応して情報を配信することが可能
となる。なお、販売機データは自動販売機毎に作成して
もよいし、２台以上の自動販売機に共通して作成しても
よい。例えば所定の距離内に設置されている自動販売機
を同一の配信単位に取りまとめてもよい。

【０００９】前記販売機データには、各配信単位に含ま
れる少なくとも一台の自動販売機の設置状況に関連付け
られた情報が含まれており、前記配信手段は前記設置状
況を考慮して前記配信すべき情報を選択してもよい。設
置状況に関連付けられた情報としては、例えば自動販売
機の所在地や設置場所の種類（例えば商業施設、公共施
設の区別等）がある。こうした設置状況を販売機データ
に取り込んでおけば、特定の地域のみ、あるいは特定の
施設のみを対象とした情報配信が行える。特に、設置状
況に関連付けられた情報として自動販売機の所在地情報
が含まれている場合には、特定地域のみに限定して情報
を配信するような処理も可能となり、地域に密着した情
報を発信する端末として自動販売機を有効に活用でき
る。

【００１０】前記販売機データには、各配信単位に含ま
れる少なくとも一台の自動販売機からの利用状況に関連
付けられた情報が含まれてもよい。この場合には自動販
売機の利用状況を考慮して、各自動販売機に配信する情
報をさらに適正化できる。利用状況に関連付けられた情
報としては、例えば利用回数、利用頻度、売り上げ額、
商品毎の売れ行き、時間帯別の利用数等を含めることが
できる。

【００１１】前記販売機データには、各配信単位に含ま
れる少なくとも一台の自動販売機に対する情報配信の制
限を特定する情報が含まれてもよい。こうすれば、自動
販売機の側で配信を望まない情報を予め指定し、その種
の情報が配信されるおそれを未然に防止できる。

【００１２】前記配信条件データには、配信された情報
を前記自動販売機からさらに発信させる時間帯を指定す
る情報が含まれており、前記配信手段は、前記選択され
た情報とともに、当該選択された情報を発信すべき時間
帯を指定する情報を前記自動販売機に対して配信しても
よい。この場合には、自動販売機から情報が発信される
時期を配信元から指定できるので、情報発信時期を適正
化して自動販売機の情報端末としての価値をさらに高め
ることができる。

【００１３】前記ネットワーク（４）に接続された依頼
者端末（２０）からの情報配信に関する発注情報を受け
付ける手段（８，９，１０）を具備し、前記配信手段
は、前記発注情報に応じた情報発信を前記自動販売機に
対して実行可能とされてもよい。この場合には、ネット
ワークを利用して様々な依頼者からの情報配信に関する
発注を受け付けてその発注内容に対応した情報を配信す
ることができるので、自動販売機からの情報発信により
柔軟性を持たせることができる。

【００１４】本発明の他の情報配信ネットワークシステ
ム（１）は、表示装置（３１）を具備しかつ商品の販売
機能を備えた自動販売機群（３…３）と、情報の配信元
（２）とを接続して構成される情報配信ネットワークシ
ステムにおいて、前記配信元には、配信候補としての情
報を記憶する配信情報記憶手段（１７）と、前記自動販
売機群に対する情報の配信を管理するための情報とし
て、一又は複数台の自動販売機を配信単位として各配信
単位毎に自動販売機を特徴付ける情報を記録した販売機
データと、前記配信候補として用意された情報の配信条
件を特定した配信条件データとを記憶する配信管理情報
記憶手段（１６）と、前記販売機データと前記配信条件
データとを参照して、前記配信単位毎に配信すべき情報
を前記配信情報記憶手段が記憶する配信候補の情報から
選択し、その選択された情報を当該情報に対応付けられ
た配信単位の自動販売機に配信する配信手段（１３，１
４）と、が設けられ、前記販売機データには、各配信単
位に含まれる少なくとも一台の自動販売機の所在地情報
が含まれており、前記配信条件データには、配信された
情報を前記自動販売機からさらに発信させる時間帯を指
定する情報が含まれており、前記配信手段は前記所在地
情報を考慮して前記配信すべき情報を選択するととも
に、当該選択された情報を発信すべき時間帯を指定する
情報を前記自動販売機に対して配信することを特徴とす
る。

【００１５】このような情報配信ネットワークシステム
によれば、自動販売機の所在地に着目した配信先の絞り
込みと、配信時間帯の指定とが可能となるので、適切な
時期に適切な地域から情報を発信することが可能とな
る。

【００１６】上記の情報配信ネットワークシステムにお
いて、前記ネットワークに接続された依頼者端末（２
０）からの情報配信に関する発注情報を受け付ける手段
（８，９，１０）を具備し、前記発注情報として、情報
配信を希望する地域、及びその配信された情報を自動販
売機から発信させる時間帯が指定可能であり、前記配信
手段は、その指定された地域に属する自動販売機に前記
発注情報に対応した情報が配信されるように前記情報の
配信を制御するとともに、前記発注情報に対応する情報
が配信された自動販売機に対しては当該発注情報にて指
定された時間帯に情報を発信するように指定するように
してもよい。このように構成すれば、ネットワークを介
した情報配信の発注を受けて情報配信を行うことがで
き、しかもその情報配信に関しては地域や時間帯を指定
することができる。自動販売機の普及度が高い地域で
は、限定された範囲で集中的に情報を発信するような使
用方法も可能となり、地域に密着した利用価値の高い情
報配信ネットワークシステムを構築できる。

【００１７】前記自動販売機には所定範囲内の人の有無
を検出する人感センサ（４５）と、前記人感センサから
の人の検出の有無に基づいて、前記配信された情報を前
記表示装置の画面上に表示するモードとその自動販売機
が保有している商品の選択画面（Ｐ２）を表示するモー
ドとを切り替えるモード切替制御手段（４０）と、が設
けられてもよい。こうすれば、自動販売機から商品の陳
列棚を省略して限られたスペースにより大きな表示装置
を取付けることができる。これにより、歩行者等の注意
を大いに自動販売機に惹き付けることができる。

【００１８】前記自動販売機には印刷データが配信可能
であり、前記自動販売機には配信された印刷データに応
じた印刷を実行する印刷手段（４９）が設けられてもよ
い。こうすれば、情報の表示に限らず、様々なサービス
を利用者に提供できるようになる。表示される情報とタ
イアップした印刷出力を行うこともできる。例えば表示
装置には特定の店舗、商品等に関する広告情報を表示さ
せ、それに合わせて印刷手段によりその店舗についての
割引券、サービス券、地図等を印刷出力することができ
る。商品の販売促進キャンペーンに関連付けた印刷出力
を自動販売機３側で行うこともできる。

【００１９】本発明の情報配信システムは、表示装置
（３１）を具備しかつ商品の販売機能を備えた自動販売
機群（３…３）に所定のネットワーク（４）を介して情
報を配信するための情報配信システム（２）において、
配信候補としての情報を記憶する配信情報記憶手段（１
７）と、前記自動販売機群に対する情報の配信を管理す
るための情報として、一又は複数台の自動販売機を配信
単位として各配信単位毎に自動販売機を特徴付ける情報
を記録した販売機データと、前記配信候補として用意さ
れた情報の配信条件を特定した配信条件データとを記憶
する配信管理情報記憶手段（１６）と、前記販売機デー
タと前記配信条件データとを参照して、前記配信単位毎
に配信すべき情報を前記配信情報記憶手段が記憶する配
信候補の情報から選択し、その選択された情報を当該情
報に対応付けられた配信単位の自動販売機に配信する配
信手段（１３，１４）とが設けられていることを特徴と
する。この配信システムと自動販売機群とをネットワー
クで接続すれば本発明の情報配信ネットワークシステム
を構成することができる。

【００２０】

【発明の実施の形態】図１は、本発明が適用された自動
販売機ネットワークシステムの一例を示している。この
システム１は、コンテンツセンター２と、多数の自動販
売機３…３とを所定のネットワーク４で結んで構成され
ている。自動販売機３は、商品として缶やＰＥＴボトル
に充填された飲料を貯蔵し、購入者が投入した通貨と引
き換えに商品を販売する通常の物品販売機としての機能
を有する他に、コンテンツセンター２から配信される情
報に基づいて各種の静止画や動画像を表示したり、サウ
ンドを再生したり、あるいはチケット等を印刷出力する
機能を有している。詳細は後述する。なお、自動販売機
３は飲料以外の他の商品の販売機として構成されてもよ
い。

【００２１】ネットワーク４は、インターネット５と、
公衆回線網６等を含む。公衆回線網６としては、情報伝
達量の増大を考慮してｘＤＳＬ、ＩＭＴ２０００のよう
な高速回線を利用することが望ましい。なお、携帯電話
回線等の移動体通信回線を利用してコンテンツセンター
２と自動販売機３とを結んでもよい。その他にも、情報
の送受信が可能である限り、あらゆるネットワーク資源
を利用してコンテンツセンター２と自動販売機３とを結
ぶことができる。

【００２２】コンテンツセンター２は、各自動販売機３
に配信する情報の配信に関する各種の管理及び処理を行
うべく設置されている。コンテンツセンター２の内部に
はＬＡＮが構築され、そのＬＡＮ上にはルータ７を介し
てインターネット５と接続されるＷＷＷサーバ８、メー
ルサーバ９及びＦＴＰサーバ１０と、ルータ７及びファ
イヤウォール１２を介してインターネット５に接続され
る管理サーバ１３及びコンテンツサーバ１４とが設けら
れている。さらに、ＬＡＮのファイヤウォール１２より
も内側には任意数（図では１機のみ示す。）のコンテン
ツ編集装置１５が接続されている。

【００２３】ＷＷＷサーバ８は本実施形態のシステム１
に関する広告、説明等の各種情報をインターネット５上
の不特定多数のクライアントに発信するとともに、イン
ターネット５に接続された依頼者端末２０…２０（図で
は２つのみ示す。）との間で配信すべき情報に関する受
発注を処理する。メールサーバ９はＷＷＷサーバ８が提
供する各種のサービスに伴う電子メールの送受信を処理
し、ＦＴＰサーバ１０はＷＷＷサーバ８が提供する各種
のサービスに伴うファイル転送を処理する。これらのサ
ーバ８，９，１０により、依頼者との間で情報配信に関
する受発注を処理することができる。詳細は後述する。

【００２４】管理サーバ１３は配信管理データベース１
６を利用して各自動販売機３に対する情報の配信スケジ
ュール等を管理する。一方、コンテンツサーバ１４はコ
ンテンツデータベース１７に対する情報の登録や読み取
りを管理する。コンテンツデータベース１７には、自動
販売機３に配信する候補の情報として、様々な提供者２
１…２１から提供された各種の情報や、依頼者端末２０
からの求めに応じコンテンツ編集装置１５を利用して作
成された各種の情報（データ）がコンテンツＩＤと対応
付けて記録される（図３参照）。なお、提供者２１から
提供される情報としては、地域情報、防災情報、地図情
報、グルメ情報、観光情報、広告情報、チケット、ゲー
ム、音楽等の販売に関する情報等がある。これらの情報
は、画像データ、サウンドデータ、あるいは印刷データ
等の各種の形態のデータとして構成することができる。

【００２５】一方、配信管理データベース１６には、コ
ンテンツデータベース１７に記録された各種の情報の配
信を管理するために必要な各種の情報が記録されてい
る。例えば、図２（ａ）に示す販売機データや同図
（ｂ）に示す配信条件データが配信管理データベース１
６に記録されている。

【００２６】図２（ａ）に示す販売機データには、自動
販売機３を特徴付ける情報として、自動販売機３毎の設
置状況や利用状況、あるいは情報の配信に関する制限等
に関する情報が含まれている。一例として、販売機デー
タには、各自動販売機３の所在地、設置場所区分、配信
時間帯、禁止条件、フィードバック情報等が、自動販売
機３毎に割り当てられたＩＤ番号と対応付けて記録され
ている。設置場所区分は例えば「駅」、「住宅地」、
「繁華街」等の幾つかの類型の中から指定される。配信
時間帯に関しては、例えば「早朝」、「昼間」、「夜
間」及び「深夜」等の適当数の時間帯のうち、各自動販
売機３にて情報の出力を行う時間帯が指定される。禁止
条件に関しては、各自動販売機３において表示を禁止し
たい情報が指定される。一例としては青少年に有害とさ
れるアダルト情報の配信禁止を指定することができる。
特定の業種、商品、企業に関する情報の配信の禁止を指
定できるようにしてもよい。

【００２７】フィードバック情報は、各自動販売機３の
利用状況を判別するための情報である。例えば各自動販
売機３における商品毎の売れ行きや時間帯別の購入頻度
等がフィードバック情報として記録される。こうしたフ
ィードバック情報を販売機データに取り込むことによ
り、自動販売機３の利用状況に応じて配信すべき情報の
種類や配信時期の最適化を図ることができる。なお、新
規に設置された自動販売機３に関する販売機データは、
自動販売機３から入力してネットワーク４を経てコンテ
ンツセンター２に送信することにより、配信管理データ
ベース１６に自動的に登録させることが好ましい。コン
テンツセンター２において手作業で新規の自動販売機３
のデータを登録してもよい。

【００２８】以上の他にも、販売機データには、情報の
配信先を絞り込む上で有効な各種の情報を記録してよ
い。例えば自動販売機３の所有者、管理者、又は設置者
等を特定する情報を含めてもよい。特定のテーマパー
ク、ショッピングセンター、公共施設、会社施設等に設
置されている自動販売機３についてはそれらの施設を特
定する情報（固有名称等）を販売機データに含めてよ
い。こうした情報を販売機データに加えれば、例えば特
定のテーマパーク内の自動販売機３のみを対象としてそ
のテーマパークに関する情報を配信することができる。

【００２９】図２（ｂ）の配信条件データには、コンテ
ンツデータベース１７に記録された各種の情報の特徴を
判別するために必要な情報がコンテンツＩＤに対応付け
て記録される。例えば、情報配信を依頼した者のコード
番号、情報の種類を示すコード、配信条件等が記録され
る。コンテンツＩＤはコンテンツデータベース１７に記
録された情報の単位毎に１：１に割り当てられる管理番
号である。コンテンツサーバ１４は、コンテンツＩＤを
指定されることによりそのＩＤに対応した情報をコンテ
ンツデータベース１７から取り出して指定された宛先に
出力する。配信条件としては地域、時間帯等が指定でき
る。情報配信の依頼者に対する同業者への配信禁止を指
定できるようにしてもよい。

【００３０】以上の他にも、配信管理データベース１６
には情報の配信先を絞り込むために必要な各種のデータ
を用意することができる。例えば配信管理データベース
１６上に地図情報を用意した場合には、特定地点を中心
とした半径○○ｋｍ以内の自動販売機３のみを対象とし
て情報を配信するという条件にも対応することができ
る。その他にも様々な情報を配信管理データベース１６
に含めてよい。

【００３１】図２に示したデータに基づく情報配信は例
えば図３に示すようにして行われる。まず、管理サーバ
１３により販売機データと配信条件データとに基づいて
販売機別にタイムテーブルが作成される。タイムテーブ
ルは、例えば図４に示すように一日を所定時間毎（ここ
では１時間毎）の枠に区分し、各枠において自動販売機
３から発信させるべき情報についてのコンテンツＩＤを
それらの自動販売機３における出力順１，２，３…Ｐに
並べた形式で作成することができる。タイムテーブルの
作成時には自動販売機３毎の所在地等の情報と各コンテ
ンツＩＤに対応付けて設定されている配信条件とが比較
され、各自動販売機３に適した配信情報が選択されてそ
のコンテンツＩＤがタイムテーブルに取り込まれる。な
お、各枠に割り当て可能な情報単位の最大数Ｐは適当に
定めてよい。

【００３２】販売機別のタイムテーブルが作成された後
は、図３に示したようにタイムテーブルとその中に記録
されたコンテンツＩＤに対応してコンテンツデータベー
ス１７に記録されている情報とが組み合わされて自動販
売機３別の配信データが作成される。そして、作成され
た配信データがネットワーク４を介して対応する自動販
売機３に配信される。タイムテーブルの作成は定期的
（例えば一週間に一度）に行うことができる。このよう
に、自動販売機３の設置状況、利用状況、あるいは所在
地のように各自動販売機３に固有の情報と、配信対象と
して記録されている情報毎に定められた配信条件とを対
比して自動販売機３毎に適切なタイムテーブルが作成さ
れるので、各自動販売機３に配信する情報を最適化でき
る。

【００３３】図５は、依頼者端末２０とコンテンツセン
ター２との間で情報の配信に関する受発注を行う際の双
方における処理の手順を示している。なお、以下では、
依頼者端末２０とコンテンツセンター２との間の情報交
換が主としてＷＷＷサーバ８にて行われるものとして説
明するが、一部例外も含んでいる。

【００３４】情報の配信を希望する者（以下、依頼者）
が依頼者端末２０でブラウザソフトを起動し、ＷＷＷサ
ーバ８に保存された発注用のホームページのＵＲＬをア
クセス先として指定すると、依頼者端末２０からコンテ
ンツセンター２のＷＷＷサーバ８に発注要求としてその
ホームページを指定するＵＲＬ情報が送信され（ステッ
プＳ１）、その要求に応えてＷＷＷサーバ８から依頼者
端末２０に向けて発注用の入力フォームを表示するため
のＨＴＭＬファイルが送信される（ステップＳ２）。依
頼者端末２０のブラウザがその送信されたＨＴＭＬファ
イルを解釈することにより、依頼者端末２０のモニタ上
には所定の情報配信用の入力フォームが表示される（ス
テップＳ３）。この入力フォームは、配信を希望する情
報の内容を入力する欄や図２（ｂ）の配信条件に対応し
た入力項目を備えたものである。例えば、小売店の店主
が時間を限った特売品に関する情報の配信を希望する場
合であれば、依頼者としての店主には、配信を希望する
情報の内容として、特売の内容を特定する情報（対象商
品の品名、価格、特売時間等）を入力させるとともに、
その特売情報の配信条件として、配信を希望する地域、
時間帯等を入力させる。

【００３５】依頼者が入力フォームに所定事項を記入し
て所定の送信手続を行うとその入力内容に対応したデー
タが配信依頼データとしてコンテンツセンター２に送ら
れる（ステップＳ４）。依頼者端末２０から送るデータ
には、文字データ、画像データ、サウンドデータ等の各
種データを含めることができ、コンテンツセンター２で
はそのデータの送信方法に対応したサーバ８〜１０が依
頼者端末２０から送られたデータを受け取ってコンテン
ツ編集装置１５にそれを転送する。また、依頼者からの
データの受け取りが確認されると依頼者端末２０に対し
て所定の受注確認情報が送信される（ステップＳ５）。
この受注確認には電子メールを利用することができる。

【００３６】情報配信の依頼を受け取ると、コンテンツ
センター２ではコンテンツ編集装置１５を利用して自動
販売機３から出力させるべき情報（画像、サウンド、印
刷情報等）が編集される。この編集は作業者が手作業で
行ってもよいが、定型化された情報の配信であれば、予
め入力された情報に対応してコンテンツ編集装置１５が
自動的に編集できるようにしてもよい。情報の編集が終
わると、コンテンツ編集装置１５から例えばＷＷＷサー
バ８にその編集された情報が転送され、それと同時に例
えばメールサーバ９から依頼者端末２０に対して情報の
校正を依頼する電子メールが送信される（ステップＳ
６）。このときの校正依頼には、例えば校正用のデータ
の保存先を示すＵＲＬを含めておく。依頼者が依頼者端
末２０上で再びブラウザソフトを起動して指定されたＵ
ＲＬを入力すれば、校正データの送信要求がＷＷＷサー
バ８に送信され（ステップＳ７）、それを受けてＷＷＷ
サーバ８から依頼者端末２０に校正データが送信される
（ステップＳ８）。依頼者端末２０では、その送信され
たデータに基づく静止画像や動画像をモニタに表示させ
ることができる（ステップＳ９）。サウンドデータが含
まれている場合にはサウンドを再生して内容を確認する
こともでき、印刷データが含まれている場合にはその印
刷結果をモニタに表示したり、依頼者端末２０に接続さ
れているプリンタを利用して実際に印刷できるようにし
てもよい。こうした校正データの送信により、依頼者は
情報の配信に先立って内容を確認し、希望に沿わない部
分の校正を行うことができる。校正後のデータは依頼者
端末２０から再びコンテンツセンター２に送信される
（ステップＳ１０）。校正後のデータに基づいて例えば
コンテンツ編集装置１５により情報の内容（コンテン
ツ）が訂正される。その後、採取的な受注確認が依頼者
端末２０に送信され（ステップＳ１１）、それとともに
作成された情報がコンテンツデータベース１７に新たに
登録される（ステップＳ１２）。コンテンツの配信を有
料サービスとして提供している場合には、受注内容に応
じて課金が行われる（ステップＳ１３）。以上により情
報配信に関する受発注が完了する。

【００３７】図６は、上述したステップＳ１２における
登録処理の手順をさらに詳しく示したフローチャートで
ある。コンテンツデータベース１７に対して新たに登録
すべき情報がコンテンツ編集装置１５にて作成される
と、管理サーバ１３はその情報を受け取り（ステップＳ
２１）、コンテンツサーバ１４に対してその情報の登録
を要求する（ステップＳ２２）。また、その情報に対応
付けて指定された配信条件を配信管理データベース１６
上の配信条件データに記録する（ステップＳ２３）。こ
こで記録される配信条件は図５の処理で依頼者が入力し
たものである。

【００３８】続いて、管理サーバ１３は新たに登録され
た情報の配信条件を参照して、当該情報の配信対象に含
まれる自動販売機３を抽出し（ステップＳ２４）、その
自動販売機３に関するタイムテーブル（図４）を更新す
る必要があるか否かを判断する（ステップＳ２５）。つ
まり、新たに登録された情報が、直ちに自動販売機３に
て表示させる必要がある即時性を有するか否かを判断す
る。例えば配信条件として即時配信が希望されているか
否かを判別することにより、即時性の有無を判断するこ
とができる。そして、更新が不要であると判断したとき
は図６の処理を終えるが、必要と判断したときは先に抽
出されている自動販売機３に関するタイムテーブルを更
新する（ステップＳ２６）。このときは新たに登録され
た情報に対応して、配信条件として即時配信が指定され
ているので、その指定に基づいてタイムテーブルにはそ
の新たに登録された情報に対応したコンテンツＩＤが取
り込まれることになる。

【００３９】こうしてタイムテーブルが更新されると、
その後は図３にも示した通りに配信データが作成され
（ステップＳ２７）、その配信データが自動販売機３に
配信される（ステップＳ２８）。以上で図６の処理が完
了する。

【００４０】このように、本実施形態では依頼者から即
時配信を希望する依頼を受け取ると、それに対応した情
報を作成し、その後、直ちに自動販売機３のタイムテー
ブルを更新してその新たな情報が自動販売機３へ届くよ
うにしているので、自動販売機３を利用して所望の情報
を所望の地域に迅速に配信することができる。このた
め、様々なユーザが自動販売機３を速報性の高い情報配
信装置として利用することができる。

【００４１】次に、コンテンツセンター２からの情報を
受け取る自動販売機３の詳細を説明する。

【００４２】図７は自動販売機３の外観を簡略化して示
している。自動販売機３の筐体３０の前面上部には大型
（例えば３２型以上や２０型以上）のモニタ３１が設け
られている。図示のように、モニタ３１にはコンテンツ
センター２から送られた情報に基づくコンテンツ画面Ｐ
１と、自動販売機３にて販売している商品を陳列した商
品画面Ｐ２とが選択的に表示できる。これらの切り替え
は後述する。モニタ３１は液晶モニタのように薄型で消
費電力の小さいものが好適である。モニタ３１の下方に
は広告固定部３２及び操作部３３が設けられている。広
告固定部３２には広告パネル３５が着脱自在に装着され
る。操作部３３には不図示の入力装置やプリンタ出力口
等が設けられる。プリンタ出力口からは内蔵するプリン
タによって印刷されたチケット等の紙片ＰＰが出力可能
である。さらに筐体３０の前面下部には商品取出口３４
が設けられている。

【００４３】図８は自動販売機３の機能ブロック図であ
る。自動販売機３はマイクロプロセッシングユニットを
主体として構成されたＣＰＵ４０を内蔵している。ＣＰ
Ｕ４０には、入力装置として、ジョイスティック４１、
テンキー４２、バーコードリーダー４３、カードリーダ
ー４４及び人感センサ４５が入出力インターフェース４
６を介して接続される。バーコードリーダー４３やカー
ドリーダー４４を設けたのは、顧客の識別やカード決済
等を可能とするためである。人感センサ４５は自動販売
機３の前面の近傍（例えば１ｍ以内）における人の有無
を検出する。人感センサ４５の検出の有無に応じて図７
の画面Ｐ１，Ｐ２を切り替える。つまり、自動販売機３
の直ぐ前に人がいないときは広告等のコンテンツ画面Ｐ
１を表示し、人が検出された場合にはひとまず商品の購
入希望者とみなして商品画面Ｐ２を表示する。

【００４４】また、ＣＰＵ４０には、不図示の通貨投入
口から投入された通貨の計数及び真偽判定を行う金銭認
証ユニット４７、内蔵する商品を払い出す商品払出装置
４８、上記の紙片ＰＰ等を印刷するプリンタ４９及びコ
ンテンツセンター２等と通信を行うための通信制御装置
５０が接続される。さらに、ＣＰＵ４０には、自動販売
機３の動作を制御する基本的なプログラムが記録された
ＲＯＭ５１、ＣＰＵ４０に対する一時的作業領域を提供
するＲＡＭ５２、ＣＰＵ４０が指示した画像をモニタ３
１に表示させるための画像信号を生成する表示制御回路
５３、ＣＰＵ４０が指示したサウンドをスピーカ５４か
ら再生するためのサウンド信号を生成するサウンド制御
回路５５、及びコンテンツセンター２から送られる各種
のデータを保存するユーザメモリ５６等が接続される。
ユーザメモリ５６には例えばフラッシュＲＯＭのような
半導体記憶素子やハードディスクのような磁気記憶装置
等を用いることができる。スピーカ５４には自動販売機
３の正面の限定された範囲のみにサウンドを流せるよう
に指向性の高いものを使用するとよい。以上の他にも、
自動販売機３には商品の温度調節装置や照明の制御回路
が接続されるがそれらの図示は省略した。

【００４５】図９は、自動販売機３のＣＰＵ４０が人感
センサ４５の検出結果に関連付けてモニタ３１の表示を
切り替える処理の手順を示している。この処理ではまず
コンテンツセンター２から送信されるタイムテーブルに
従ってモニタ３１に情報が表示される（ステップＳ３
１）。次に、人感センサ４５が客の接近を検出したか否
かが判断される（ステップＳ３２）。客が検出されると
モニタ３１の表示がひとまず商品表示画面Ｐ２（図７参
照）に切り替えられる（ステップＳ３３）。次に、操作
部３３に設けられた入力装置に対して所定のコンテンツ
表示操作が行われたか否かが判断される（ステップＳ３
４）。コンテンツ表示操作はモニタ３１の表示内容をジ
ョイスティック４１やテンキー４２の操作に応じて切り
替えてコンテンツセンター２から送られた所望の情報を
表示させたり、チケットを印刷する等の意思を示す操作
として予め定められている操作である。

【００４６】コンテンツ表示操作が行われないときは、
操作部３３に対して商品購入操作が行われたか否か判断
される（ステップＳ３５）。商品購入操作は、入力装置
のジョイスティック４１やテンキー４２を操作して商品
画面Ｐ２に表示されている商品から購入希望の商品を選
択する意思を示す操作として予め定められている操作で
ある。商品購入操作が行われた場合にはその操作に応じ
て商品を販売する処理が行われ（ステップＳ３６）、そ
れが終わるとステップＳ３１へ処理が戻される。

【００４７】一方、ステップＳ３５にて商品購入操作が
ないと判断された場合はステップＳ２で客が検出されて
から所定の時間（例えば１〜数分）が経過したか否かが
判断される（ステップＳ３７）。経過していなければス
テップＳ３４へ処理が戻り、そうでなければステップＳ
３１へ処理が戻る。ステップＳ３４でコンテンツ表示操
作が行われたときはモニタ３１の表示がコンテンツ画面
Ｐ１へと切り替えられる（ステップＳ３８）。その後、
画面Ｐ１に表示されているコンテンツと、客の操作内容
とに応じた処理が行われ（ステップＳ３９）、その後に
処理が終わる。コンテンツに応じた処理には、例えば表
示されている画面の一部又は全部を割引券等として印刷
したり、表示されている広告に対応した情報をさらにユ
ーザメモリ５６やコンテンツセンター２から引き出して
航空券や映画、演劇のチケット等を購入したり、ゲーム
のプログラムやデータ、あるいは音楽データを所定の記
憶媒体にダウンロードする等の行為を含めることができ
る。

【００４８】本発明は以上の実施形態に限定されること
なく、種々の形態にて実施してよい。例えば、タイムテ
ーブルは自動販売機毎に作成する例に限らず、２台以上
の自動販売機に対して共通のタイムテーブルを作成して
もよい。タイムテーブルを利用した情報発信時間帯の指
定に代え、配信データとそれを発信させるべき時間帯と
を１：１で対応付けて自動販売機３に送信するようにし
てもよい。発信時間を指定せず、コンテンツセンター２
から次の情報が送られるまではユーザメモリ５６に記録
されている情報を繰り返し表示させることとし、次の情
報が送られた時点でユーザメモリ５６を書き換えて新た
な情報へと発信対象を切り替えるようにしてもよい。依
頼者端末２０からの発注は全て電子メールを利用して処
理することもできる。コンテンツ編集装置１５による情
報の編集を省略し、依頼者端末２０から送られる画像デ
ータやサウンドデータをそのまま配信希望の自動販売機
３に配信して当該自動販売機３からそのデータに対応し
た画像やサウンドを出力させてもよい。

【００４９】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明の情報配
信ネットワークシステムによれば、配信すべき情報の選
択にあたって、自動販売機を特徴付ける販売機データ
と、配信候補としての情報の配信条件を特定した配信条
件データとが参照されるので、配信単位毎に自動販売機
の固有の事情や情報配信の依頼者の希望を考慮して配信
情報を選択することができる。これにより、各自動販売
機の設置状況や利用状況を考慮しつつ依頼者の要望に柔
軟に対応して情報を配信することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用された自動販売機ネットワークシ
ステムの一例を示す図。

【図２】図１の配信管理データベースに登録されている
データの例を示す図。

【図３】図１の管理サーバにより情報を配信する手順を
示す図。

【図４】図３の処理において更新される自動販売機毎の
タイムテーブルを示す図。

【図５】コンテンツセンターと依頼者端末との間で情報
配信に関する受発注を行う際の手順を示す図。

【図６】図５の手順に従って新たに情報が登録される際
に管理サーバが行う処理を示すフローチャート。

【図７】自動販売機の外観の概略を示す図。

【図８】自動販売機の機能ブロック図。

【図９】自動販売機で行う処理を示す図。

【符号の説明】

１ 情報ネットワークシステム ２ コンテンツセンター ３ 自動販売機 ４ ネットワーク ５ インターネット ６ 公衆回線網 ７ ルータ ８ ＷＷＷサーバ ９ メールサーバ １０ ＦＴＰサーバ １２ ファイヤウォール １３ 管理サーバ １４ コンテンツサーバ １５ コンテンツ編集装置 １６ 配信管理データベース １７ コンテンツデータベース ２０ 依頼者端末 ３１ モニタ（表示装置） ３２ 広告固定部 ３３ 操作部 ３４ 商品取出口 ３５ 広告パネル ４０ ＣＰＵ ４１ ジョイスティック ４２ テンキー ４３ バーコードリーダー ４４ カードリーダー ４５ 人感センサ ４６ 入出力インターフェース ４７ 金銭認証ユニット ４８ 商品払出装置 ４９ プリンタ ５０ 通信制御装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０２ Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０２ (72)発明者 大橋 高之 東京都新宿区市谷加賀町一丁目１番１号 大日本印刷株式会社内 Ｆターム(参考） 3E044 AA01 BA04 BA10 CA03 CA04 DE01 DE02 EB04 EB08 FB07

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示装置を具備しかつ商品の販売機能を
   備えた自動販売機群と、情報の配信元とを接続して構成
   される情報配信ネットワークシステムにおいて、前記配
   信元には、 配信候補としての情報を記憶する配信情報記憶手段と、 前記自動販売機群に対する情報の配信を管理するための
   情報として、一又は複数台の自動販売機を配信単位とし
   て各配信単位毎に自動販売機を特徴付ける情報を記録し
   た販売機データと、前記配信候補として用意された情報
   の配信条件を特定した配信条件データとを記憶する配信
   管理情報記憶手段と、 前記販売機データと前記配信条件データとを参照して、
   前記配信単位毎に配信すべき情報を前記配信情報記憶手
   段が記憶する配信候補の情報から選択し、その選択され
   た情報を当該情報に対応付けられた配信単位の自動販売
   機に配信する配信手段と、が設けられていることを特徴
   とする自動販売機を利用した情報配信ネットワークシス
   テム。
2. 【請求項２】 前記販売機データには、各配信単位に含
   まれる少なくとも一台の自動販売機の設置状況に関連付
   けられた情報が含まれており、前記配信手段は前記設置
   状況を考慮して前記配信すべき情報を選択することを特
   徴とする請求項１に記載の情報配信ネットワークシステ
   ム。
3. 【請求項３】 前記設置状況に関連付けられた情報とし
   て、前記自動販売機の所在地情報が含まれていることを
   特徴とする請求項２に記載の情報配信ネットワークシス
   テム。
4. 【請求項４】 前記販売機データには、各配信単位に含
   まれる少なくとも一台の自動販売機からの利用状況に関
   連付けられた情報が含まれていることを特徴とする請求
   項１〜３のいずれかに記載の情報配信ネットワークシス
   テム。
5. 【請求項５】 前記販売機データには、各配信単位に含
   まれる少なくとも一台の自動販売機に対する情報配信の
   制限を特定する情報が含まれていることを特徴とする請
   求項１〜４のいずれかに記載の情報配信ネットワークシ
   ステム。
6. 【請求項６】 前記配信条件データには、配信された情
   報を前記自動販売機からさらに発信させる時間帯を指定
   する情報が含まれており、前記配信手段は、前記選択さ
   れた情報とともに、当該選択された情報を発信すべき時
   間帯を指定する情報を前記自動販売機に対して配信する
   ことを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の情報
   配信ネットワークシステム。
7. 【請求項７】 前記ネットワークに接続された依頼者端
   末からの情報配信に関する発注情報を受け付ける手段を
   具備し、前記配信手段は、前記発注情報に応じた情報発
   信を前記自動販売機に対して実行可能とされていること
   を特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の情報配信
   ネットワークシステム。
8. 【請求項８】 表示装置を具備しかつ商品の販売機能を
   備えた自動販売機群と、情報の配信元とを接続して構成
   される情報配信ネットワークシステムにおいて、前記配
   信元には、 配信候補としての情報を記憶する配信情報記憶手段と、 前記自動販売機群に対する情報の配信を管理するための
   情報として、一又は複数台の自動販売機を配信単位とし
   て各配信単位毎に自動販売機を特徴付ける情報を記録し
   た販売機データと、前記配信候補として用意された情報
   の配信条件を特定した配信条件データとを記憶する配信
   管理情報記憶手段と、 前記販売機データと前記配信条件データとを参照して、
   前記配信単位毎に配信すべき情報を前記配信情報記憶手
   段が記憶する配信候補の情報から選択し、その選択され
   た情報を当該情報に対応付けられた配信単位の自動販売
   機に配信する配信手段と、が設けられ、 前記販売機データには、各配信単位に含まれる少なくと
   も一台の自動販売機の所在地情報が含まれており、 前記配信条件データには、配信された情報を前記自動販
   売機からさらに発信させる時間帯を指定する情報が含ま
   れており、 前記配信手段は前記所在地情報を考慮して前記配信すべ
   き情報を選択するとともに、当該選択された情報を発信
   すべき時間帯を指定する情報を前記自動販売機に対して
   配信することを特徴とする情報配信ネットワークシステ
   ム。
9. 【請求項９】 前記ネットワークに接続された依頼者端
   末からの情報配信に関する発注情報を受け付ける手段を
   具備し、前記発注情報として、情報配信を希望する地
   域、及びその配信された情報を自動販売機から発信させ
   る時間帯が指定可能であり、前記配信手段は、その指定
   された地域に属する自動販売機に前記発注情報に対応し
   た情報が配信されるように前記情報の配信を制御すると
   ともに、前記発注情報に対応する情報が配信された自動
   販売機に対しては、当該発注情報にて指定された時間帯
   に情報を発信するように指定することを特徴とする請求
   項８に記載の情報配信ネットワークシステム。
10. 【請求項１０】 前記自動販売機には所定範囲内の人の
    有無を検出する人感センサと、前記人感センサからの人
    の検出の有無に基づいて、前記配信された情報を前記表
    示装置の画面上に表示するモードとその自動販売機が保
    有している商品の選択画面を表示するモードとを切り替
    えるモード切替制御手段と、が設けられていることを特
    徴とする請求項１〜９のいずれかに記載の情報配信ネッ
    トワークシステム。
11. 【請求項１１】 前記自動販売機には印刷データが配信
    可能であり、前記自動販売機には配信された印刷データ
    に応じた印刷を実行する印刷手段が設けられていること
    を特徴とする請求項１〜１０のいずれかに記載の情報配
    信ネットワークシステム。
12. 【請求項１２】 表示装置を具備しかつ商品の販売機能
    を備えた自動販売機群に所定のネットワークを介して情
    報を配信するための情報配信システムにおいて、 配信候補としての情報を記憶する配信情報記憶手段と、 前記自動販売機群に対する情報の配信を管理するための
    情報として、一又は複数台の自動販売機を配信単位とし
    て各配信単位毎に自動販売機を特徴付ける情報を記録し
    た販売機データと、前記配信候補として用意された情報
    の配信条件を特定した配信条件データとを記憶する配信
    管理情報記憶手段と、 前記販売機データと前記配信条件データとを参照して、
    前記配信単位毎に配信すべき情報を前記配信情報記憶手
    段が記憶する配信候補の情報から選択し、その選択され
    た情報を当該情報に対応付けられた配信単位の自動販売
    機に配信する配信手段と、が設けられていることを特徴
    とする情報配信システム。