JP2010003200A - 自動販売機の制御装置 - Google Patents

Abstract

【課題】携帯電話など携帯端末を利用して電子マネー決済や電子情報配信を提供する自動販売機で、自動販売機で電子マネーによる商品購入時にサーバーへのアクセスなしに、購入商品の商品情報等の広告を電子情報として、利用者の携帯端末に時間を要せず配信する自動販売機を提供する。
【解決手段】配信する必要がある電子情報を予めサーバー１０から取得し電子情報記憶手段１２に記憶し、電子マネーで決済する際に販売商品の電子情報を電子情報手段６に配信した後に電子マネーの決済を行うようにすることで、決済時に電子情報を管理するサーバー１０へアクセスする時間を要せず購入商品の電子情報を利用者の携帯端末に情報配信することができる。
【選択図】図２

Description

本発明は、自動販売機から利用者が所持する携帯電話等の携帯端末へ商品広告等の電子情報を配信する自動販売機の制御装置に関するものである。

従来より、鉄道交通などの自動改札機で携帯電話等の携帯端末から利用者の情報を取得し、利用者に適した情報をサーバーから取得し配信するシステムについて開示したものがある（例えば、特許文献１参照）。
特開２００７−２１３２７７号公報

しかしながら、前記従来の構成では、利用者の利用履歴情報をもとに配信する電子情報を毎回サーバーから取得し配信するシステムになっている。

近年では、ＩＣカード、携帯電話などの普及により、自動販売機でも電子マネーによる商品購入が行なわれるようになり、電子マネーでの商品購入者に販売促進を目的として販売商品の商品情報等の広告を確実に配信するシステムが求められおり、従来の方式では、利用履歴情報をもとに配信する情報をサーバーから取得するので、購入しようとする商品情報は取得できず、またサーバーからの情報取得後に配信するので時間を要するという課題を有していた。

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、携帯電話等の携帯端末を利用し、自動販売機で電子マネーによる商品購入時にサーバーへのアクセスなしに、購入する商品情報等の広告を電子情報として、利用者の携帯端末に時間を要せず配信するものであり、自動販売機での商品の販売を促進することを目的としている。

前記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の制御装置は、電子マネーによる商品購入時に自動販売機が記憶している電子情報で利用者が選択した商品の商品情報等の広告を携帯端末に配信した後、電子マネー決済を行なうようにしたものである。

これにより、利用者が決済した時点で、利用者の携帯端末には購入した商品の商品情報等の広告が電子情報として配信されており、利用者に購入商品の商品情報等の広告を配布することができる。

本発明の自動販売機の制御装置は、電子マネーによる商品購入時に自動販売機が記憶している電子情報で利用者が選択した商品の商品情報等の広告を携帯端末に配信した後、電子マネー決済を行なうようにするため、利用者が決済した時点で、利用者の携帯端末には購入した商品の商品情報等の広告が電子情報として配信されており、利用者に購入商品の商品情報等の広告を配布することにより、自動販売機での販売促進に寄与することができる。

請求項１に記載の発明は、電子情報手段に有する電子マネーでの商品購入や電子情報手段への購入商品情報の広告等を電子情報として配信を行なう自動販売機で、電子情報手段には商品を購入可能にするために必要な電子マネー情報の記憶と配信された電子情報を確認する機能を有しており、利用者が購入する商品を選択する商品選択手段と、電子情報手段との電子マネー情報の読み書きを行う読み書き手段と、商品選択手段、読み書き手段とに接続された演算制御部とからなり、演算制御部は商品選択手段による商品選択操作の後に読み書き手段に電子情報手段がかざされた場合に、電子情報手段へ商品情報広告等の電子情報を配信した後に、電子マネーによる商品決済処理を行うことで、商品決済時に商品情報等の電子情報を電子情報手段に配信することができ、自動販売機での販売促進に寄与することができる。

請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、商品情報等の複数の電子情報を記憶する電子情報記憶手段を備え、演算制御部は商品選択手段により選択された商品に該当する電子情報を電子情報記憶手段から読込み、電子情報手段へ配信を行なうことで、商品決済時に購入商品の商品情報を電子情報手段に配信することができる。

請求項３に記載の発明は、請求項２に記載の発明において、サーバーから自動販売機で配信する電子情報を取得する通信手段を備え、演算制御部は販売商品の入替等で電子情報記憶手段に配信する電子情報が記憶されていないと判断した場合、通信手段にて必要な電子情報を予め取得し電子情報記憶手段に記憶することで、商品決済時にサーバーから電子情報を取得する時間を要することなく購入商品の商品情報を電子情報手段に配信することができる。

請求項４に記載の発明は、請求項２または３に記載の発明において、現在時刻を管理するタイマー手段を備え、演算制御部はタイマー手段より現在時刻を確認し該当する電子情報を電子情報記憶手段から読込み、電子情報手段へ配信を行なうことで、時間帯別に商品決済時に配信する電子情報を変更することができる。

請求項５に記載の発明は、請求項２から４のいずれか一項に記載の発明において、自動販売機の設置先情報を管理する設置先記憶手段を備え、演算制御部は設置先記憶手段より設置先を確認し該当する電子情報を電子情報記憶手段から読込み、電子情報手段へ配信を行なうことで、設置先別に商品決済時に配信する電子情報を変更することができる。

請求項６に記載の発明は、請求項２から５のいずれか一項に記載の発明において、自動販売機の管理者が配信する電子情報を設定する配信電子情報設定手段を備え、演算制御部は配信電子情報設定手段の設定内容に従い電子情報を電子情報記憶手段から読込み、電子情報手段へ配信を行なうことで、商品決済時に管理者の意図する電子情報を配信することができる。

請求項７に記載の発明は、請求項２から６のいずれか一項に記載の発明において、自動販売機の利用者が電子情報記憶手段に有する電子情報を選択する電子情報選択手段を備え、演算制御部は電子情報選択手段により電子情報を選択された場合、商品選択手段による商品選択操作なしでも、読み書き手段に電子情報手段がかざされた場合には電子情報手段へ電子情報の配信を行なうことで、利用者は商品購入しなくても必要な電子情報を入手することができる。

請求項８に記載の発明は、請求項２から７のいずれか一項に記載の発明において、電子情報記憶手段が有する電子情報の販売価格を設定，記憶する電子情報価格管理手段を備え、演算制御部は有料の場合は電子情報価格を決済後に電子情報の配信を行ない、無料の場合は配信後に決済を行なうことで、電子情報の販売を行なうことができる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は本発明の実施の形態１における自動販売機の正面図である。図２は、同実施の形態における自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図３は、同実施の形態における自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。

図１から図３において、自動販売機本体１の前面開口部には外扉２が配置されている。外扉２の上部に商品サンプル展示室３、商品サンプル毎に商品選択手段４、その下方に金銭投入装置５、電子マネーを有する電子情報手段６とデータの読み書きを行なう読み書き手段７、電子マネー決済状態等を表示する表示手段８が横並びに備えられ、外扉２の下部には選択された商品を排出する商品取出口９が形成されている。自動販売機で配信する商品情報や広告等の電子情報を管理しているサーバー１０から電子情報を取得する通信手段１１と取得した電子情報を記憶する電子情報記憶手段１２、商品選択手段４、金銭投入装置５、読み書き手段７、表示手段８とに接続され電子マネーでの決済処理や電子情報配信を含む自動販売機での商品販売制御を行なう演算制御部１３とからなり、演算制御部１３は予め自身で配信する電子情報をサーバー１０から通信手段１１を介して電子情報を取得し電子情報記憶手段１２に記憶し、商品選択手段４による商品選択操作の後、読み書き手段７に電子情報手段６がかざされると選択商品の電子情報の配信と電子マネーによる決済処理を電子情報手段６に行い、商品搬出を行う。

以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作を説明する。

演算制御部１３は自身で配信する電子情報を記憶しているか判定し（ＳＴＥＰ１）、記憶していない場合はサーバー１０から通信手段１１を介して電子情報を取得し電子情報記憶手段１２に記憶する（ＳＴＥＰ２）。次に、商品選択手段４により商品選択されたかを判定し（ＳＴＥＰ３）、選択された場合は読み書き手段７に電子情報手段６がかざされたかを判定し（ＳＴＥＰ４）、かざされた場合は電子情報手段６が有する電子マネーで決済可能かを判定し（ＳＴＥＰ５）、決済可能な場合は電子情報記憶手段１２に記憶する選択商品の電子情報の配信（ＳＴＥＰ６）と電子マネーの決済を行い（ＳＴＥＰ７）、商品搬出を行なう（ＳＴＥＰ８）。

以上のように本実施の形態の自動販売機の制御装置によれば、演算制御部１３は自身で配信する電子情報が記憶されていないと判断した場合、通信手段１１にて必要な電子情報を予め取得し電子情報記憶手段１２に記憶しておき、電子情報手段６が有する電子マネーで決済する際に販売商品の情報広告等の電子情報を配信した後に電子マネーの決済を行うようにしたので、決済時に電子情報を管理するサーバーへアクセスする時間を要せず、利用者の携帯端末に情報配信し、利用者に購入商品の商品情報を確実に取得させることができ、的確な商品情報を配信することで自動販売機での販売促進に寄与することができる。

なお、電子マネーの決済は、電子情報の配信後としているが、決済及び電子情報の配信が共に完了した時点でその状態を利用者に示すようにしておけば、電子情報配信後に決済処理を実施する必要はなく、決済後に電子情報配信を実施しても利用者に電子情報を確実に取得させることができる。

（実施の形態２）
図４は本発明の実施の形態２における自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図５は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。なお実施の形態１と同一構成のものは、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。

図４、図５において、自動販売機の制御装置には、現在時刻を管理するタイマー手段１４、自動販売機の設置先情報を管理する設置先記憶手段１５、自動販売機の管理者が配信したい電子情報を設定する配信電子情報設定手段１６を備える。

以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作を説明する。

演算制御部１３ａは現在時刻、設置先記憶手段１５に記憶する設置先情報、配信電子情報設定手段１６に記憶する設定情報から電子情報記憶手段１２に該当する電子情報を記憶しているか判定し（ＳＴＥＰ９）、記憶していない場合はサーバー１０から通信手段１１を介して電子情報を取得し電子情報記憶手段１２に記憶する。次に、電子マネー決済時に選択商品，現在時刻、設置先情報等から最適な電子情報を選択し（ＳＴＥＰ１０）、電子情報の配信と電子マネーの決済を行い、商品搬出を行なう。

以上のように本実施の形態の自動販売機の制御装置によれば、演算制御部１３ａは選択商品，現在時刻、設置先情報等から予め記憶している電子情報の中から最適なものを選択し決済時に配信を行うことにより、自動販売機管理者が意図する電子情報を利用者に配信することができ、自動販売機での販売促進に寄与することができる。

（実施の形態３）
図６は本発明の実施の形態３における自動販売機の正面図である。図７は、同実施の形態における自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図８は、同実施の形態における自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。なお実施の形態１，２と同一構成のものは、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。

図６から図８において、自動販売機の制御装置には、電子情報記憶手段１２が有する電子情報の販売価格を設定，記憶する電子情報価格管理手段１７、電子情報記憶手段１２に記憶する電子情報で自動販売機の利用者が配信を希望する電子情報を選択する電子情報選択手段１８が読み書き手段７、表示手段８と横並びに備えられ、演算制御部１３ｂは電子情報選択手段１８により電子情報を選択された場合、商品選択手段４による商品選択操作なしでも、読み書き手段７に電子情報手段６がかざされた場合には電子情報配信と電子情報価格管理手段１７に設定された電子情報価格をもとにと決済を行う。

以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作を説明する。

演算制御部１３ｂは表示手段８に電子情報記憶手段１２に記憶する電子情報を表示し（ＳＴＥＰ１１）、電子情報選択手段１８により電子情報が選択されたかを判定し（ＳＴＥＰ１２）、選択された場合は読み書き手段７に電子情報手段６がかざされたかを判定し、かざされた場合は電子情報価格管理手段１７に設定された電子情報価格を確認し（ＳＴＥＰ１３）、無償の場合は電子情報を配信する（ＳＴＥＰ１４）。一方、有償の場合は電子情報手段６が有する電子マネーで決済可能かを判定し、決済可能な場合は選択された電子情報の配信と決済を行う（ＳＴＥＰ１５）。

以上のように本実施の形態の自動販売機の制御装置によれば、演算制御部１３ｂは利用者から電子情報の配信を選択されれば、商品選択なしでも電子情報の配信と決済を行うようにしたので、利用者は自動販売機が有する電子情報を無償又は有償で取得することができ、自動販売機での販売促進に寄与することができる。

以上のように、本発明にかかる自動販売機の制御装置は、電子情報手段へ商品情報等の電子情報を配信した後に、電子マネーによる商品決済処理を行うものであり、購入商品情報をもとに電子情報配信を行うあらゆる自動販売機器の用途にも適用できる。

本発明の実施の形態１における自動販売機の正面図 同実施の形態における自動販売機の制御装置の機能ブロック図 同実施の形態における自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態２における自動販売機の制御装置の機能ブロック図 同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態３における自動販売機の正面図 同実施の形態における自動販売機の制御装置の機能ブロック図 同実施の形態における自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート

符号の説明

１ 自動販売機本体
４ 商品選択手段
６ 電子情報手段
７ 読み書き手段
９ 商品取出口
１０ サーバー
１１ 通信手段
１２ 電子情報記憶手段
１３，１３ａ，１３ｂ 演算制御部
１４ タイマー手段
１５ 設置先記憶手段
１６ 配信電子情報設定手段
１７ 電子情報価格管理手段
１８ 電子情報選択手段

Claims (8)

1. 電子情報手段に有する電子マネーでの商品購入や電子情報手段への購入商品情報の広告等を電子情報として配信を行なう自動販売機で、前記電子情報手段には商品を購入可能にするために必要な電子マネー情報の記憶と配信された電子情報を確認する機能を有しており、利用者が購入する商品を選択する商品選択手段と、前記電子情報手段との電子マネー情報の読み書きを行う読み書き手段と、前記商品選択手段、前記読み書き手段とに接続された演算制御部とからなり、前記演算制御部は前記商品選択手段による商品選択操作の後に前記読み書き手段に前記電子情報手段がかざされた場合に、前記電子情報手段へ商品情報等の電子情報を配信した後に、電子マネーによる商品決済処理を行うことを特徴とする自動販売機の制御装置。
2. 商品情報等の複数の電子情報を記憶する電子情報記憶手段を備え、前記演算制御部は前記商品選択手段により選択された商品に該当する電子情報を前記電子情報記憶手段から読込み、前記電子情報手段へ配信を行なうことを特徴とする請求項１に記載の自動販売機の制御装置。
3. サーバーから自動販売機で配信する電子情報を取得する通信手段を備え、前記演算制御部は販売商品の入替等で前記電子情報記憶手段に配信する電子情報が記憶されていないと判断した場合、前記通信手段にて必要な電子情報を予め取得し前記電子情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項２に記載の自動販売機の制御装置。
4. 現在時刻を管理するタイマー手段を備え、前記演算制御部は前記タイマー手段より現在時刻を確認し該当する電子情報を前記電子情報記憶手段から読込み、前記電子情報手段へ配信を行なうことを特徴とする請求項２または３に記載の自動販売機の制御装置。
5. 自動販売機の設置先情報を管理する設置先記憶手段を備え、前記演算制御部は前記設置先記憶手段より設置先を確認し該当する電子情報を前記電子情報記憶手段から読込み、前記電子情報手段へ配信を行なうことを特徴とする請求項２から４のいずれか一項に記載の自動販売機の制御装置。
6. 自動販売機の管理者が配信する電子情報を設定する配信電子情報設定手段を備え、前記演算制御部は前記配信電子情報設定手段の設定内容に従い電子情報を前記電子情報記憶手段から読込み、前記電子情報手段へ配信を行なうことを特徴とする請求項２から５のいずれか一項に記載の自動販売機の制御装置。
7. 自動販売機の利用者が前記電子情報記憶手段に有する電子情報を選択する電子情報選択手段を備え、前記演算制御部は前記電子情報選択手段により電子情報を選択された場合、前記商品選択手段による商品選択操作なしでも、前記読み書き手段に前記電子情報手段がかざされた場合には前記電子情報手段へ電子情報の配信を行なうことを特徴とする請求項２から６のいずれか一項に記載の自動販売機の制御装置。
8. 前記電子情報記憶手段が有する電子情報の販売価格を設定，記憶する電子情報価格管理手段を備え、前記演算制御部は有料の場合は電子情報価格を決済後に電子情報の配信を行ない、無料の場合は配信後に決済を行なうことを特徴とする請求項２から７のいずれか一項に記載の自動販売機の制御装置。

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