JP2002173168A - 食品保存用容器 - Google Patents
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Abstract
る場合、容器内が減圧されていても、摘みを指先で摘ん
で持ち上げるだけで、容器内の減圧の解放と、蓋の持ち
上げ操作がワンタッチで出来るようにする。 【解決手段】 容器本体の開口部に被せ付けられる摘み
部付きの蓋体において、摘み部は、蓋体の透孔に摘み部
本体の下部に備えさせた係合部を通気可能に貫通させ、
摘み部本体の周囲には、撓み可能な部材で形成された筒
状の外被部材を周設し、それの上方は本体に密着させ、
下部は蓋上面に当接させ、蓋体を持ち上げる為に撓み可
能な摘み部の外被部を指先で摘んだ場合には、摘み部の
外被部における下部の一部が蓋体上面から離間し、蓋体
との間の気密的圧接状態が解かれるようにした。
Description
本体における開口部を塞ぐように被せ付けられる蓋体と
から成り、上記蓋体の周縁は、上記の容器本体に対して
気密的に装着可能にしてある食品保存用容器に関する。
容器本体と、容器本体における開口部を塞ぐように被せ
付けられる摘み部付きの蓋体とから構成され、上記蓋体
の周縁は、上記の容器本体に対して気密的に装着可能に
してある食品保存用容器(例えば実開平4−11834
9号公報参照)は、容器内に食品を入れて保管する場
合、外部との空気の流通が遮断されて食品衛生上誠に好
ましい状態で保管することのできる利点がある。
品保存用容器では、容器を冷蔵庫内において保管してい
た状態から、食卓上に取り出して開蓋する場合、容器内
の空気は減圧されており、摘みを持ち上げただけでは開
蓋できない問題点があった。
っては、蓋体に対して開閉自在にした通気孔を設け、開
蓋するときにはその通気孔を解放させる操作を行ってい
る。しかしそのような構成にすると、開蓋作業において
通気孔を解放させる操作と、摘みを持ち上げる二つの操
作を必要とする煩わしさが生じ商品価値を低減させる問
題点がある。
体に被せ付けただけでは通気孔は塞がらない。従って冷
蔵庫へ容器を収納するときに通気孔を解放したままで納
める可能性を備えており、密封効果を失う問題点もあっ
た。
術の問題点を解決する為に提供するものである。本件出
願の目的は、容器内に食品を入れて保管する場合、外部
との空気の流通が遮断されて食品衛生上誠に好ましい状
態で保管することのできる食品保存用容器を提供しよう
とするものである。他の目的は、容器を冷蔵庫内におい
て保管していた状態から、食卓上に取り出して開蓋する
場合、容器内の空気が減圧されていても、単純に摘みを
指先で摘んで持ち上げるだけで、容器内の減圧状態の解
放と、蓋を持ち上げて開蓋する操作とがワンタッチでで
きるようにした食品保存用容器を提供しようとするもの
である。他の目的は、食品の入っている容器を冷蔵庫内
に収納するに際しては、容器に蓋を被せ付けるだけの手
間でもって、蓋が被せられている容器を冷蔵庫内に納め
れば、蓋に付されている摘み部の外被部は、自体の弾力
でもって密封効果を発揮するようにした食品保存用容器
を提供しようとするものである。他の目的は、冷蔵庫に
収めた容器の内部において異常な減圧が生じた場合にお
いて、上記摘み部の構成が安全弁の役割を果たすことが
できるようにした食品保存用容器を提供しようとするも
のである。 他の目的は、蓋に付着された摘
み部を洗浄したい場合、その摘み部の構成が、通常は通
気を遮断し、摘み部を指先で摘むと通気可能になると言
う特徴のある構成であっても、簡単に蓋から取り外して
洗浄できるようにしてある食品保存用容器を提供しよう
とするものである。 他の目的は、蓋から摘
み部を取り外して洗浄する場合において、凹部となって
いる個所は、これを開放状態にして隅から隅まで洗い易
い状態にできる衛生的な摘みの構成を備える食品保存用
容器を提供しようとするものである。他の目的は、食品
の入っている容器を加熱する場合において、容器の内部
が異常に高圧になった場合において、上記蓋における周
囲の構造がが安全弁の役割を果たすことができるように
した食品保存用容器を提供しようとするものである。他
の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明に
より容易に明らかになるであろう。
存用容器は、容器本体と、容器本体における開口部を塞
ぐように被せ付けられる摘み部付きの蓋体とから成り、
上記蓋体の周縁は、上記の容器本体に対して気密的に装
着可能にしてある食品保存用容器において、上記の蓋体
に対する上記摘み部の装着は、上記摘み部における摘み
部本体を蓋体に対して装着すると共に、上記摘み部にお
ける摘み部本体の周囲には、撓み可能な部材で形成され
た摘み部外被部を、上部は上記の摘み部本体に装着さ
せ、下部は上記の蓋体に対して気密的に圧接する状態で
周設し、上記外被部によって囲まれた内側位置にあって
は、蓋体に対して蓋体の内外を連通させる為の通気孔を
設け、上記の蓋体を持ち上げる為に上記の撓み可能な部
材で形成された摘み部の外被部を指先で摘んだ場合に
は、摘み部の外被部における下部の一部が中心方向に寄
せられて蓋体から離間し、蓋体との間における気密的圧
接状態が解かれて上記通気孔を介して容器内空間と外部
とが連通するようにしたものである。
図1から図12について説明する。食品保存用容器1
は、容器本体2と、容器本体における開口部2aを塞ぐ
ように被せ付けられる摘み部付きの蓋体3とから成る。
上記蓋体3の周縁3aは、上記の容器本体2に対して気
密的に装着可能にしてある。容器本体2は、周知慣用さ
れているように周壁6、上縁7、底部8、脚部9等任意
の構成にしてあり、これらの全体は陶器、磁器、耐熱ガ
ラス、金属、または耐熱性合成樹脂等陶器等の材料を選
択的に用いて内部に食品を収納する為の収納室11が形
成されるように構成されている。10は容器における上
縁7近くの内側に周設した段部を示し、シール部材42
の自由端44を当て付けて気密にし得るように平坦なシ
ール面に形成してある。
如く陶器、磁器、耐熱ガラス、金属、または耐熱性合成
樹脂等の材料を選択的に用いて形成されるものである。
これにおいて17は周縁を示し、上方に向けて膨出させ
た補強部材を周設している。18は上記上縁7に当接さ
せる当接部を示す。20はシール部材(パッキン42)
の保持部材を示し、シール部材42の元部43を保持す
る為の保持溝21を具備する。22は摘み部16の周囲
に形成された環状の凹部を示し、摘み部16の上面を低
く、蓋体3の上面と揃えた場合に指先が入るようにした
ものである(摘み部16の上面を蓋体3の上面より高く
形成した場合はこの凹部は不要である)。23は摘み部
外被部38における下部40を気密的に圧接させる為の
面を備えるシール壁で、上記の下部40の外周の形状に
対応するように蓋3の上面からやや膨出させた壁のよう
な形状で環状に形成してある。この壁における上面23
aは環状で、かつ、水平面又は内周よりも外周を高くし
た傾斜面にしてあり、外被部38における下部の環状の
段部40aの下面を弾力的に圧接させシール効果が出る
ようにしてある。25は蓋3の中央部に設けられた透孔
19を取り囲む孔縁で、それの下方は図9に示されてい
るように係合爪35の係止を可能に段部25aに形成さ
れ、上方25bは摘み部本体の頭部材30を支持しうる
ようになっている。またこれの周囲には、常時収納室1
1に連通していて、それと同じように冷蔵庫内において
は減圧される減圧空間24が形成されている。この減圧
空間24は図9から明らかなように摘み部外被部38に
おける下部のシール片40を後退させる為の空間をも兼
ねている。26は収納室11と減圧空間24との相互間
をより確実に連通させる為に透孔19から放射方向に向
けて配設した通気孔を示す。通気作用は、透孔19のみ
であっても充分であるが、蓋体3の内外をより安全に連
通させる為に独立の通気孔を設けたり、上記のような通
気孔26を形成したりするものである。
の装着は、蓋体3に対して周知の手段、例えば一体的に
或いは別体に形成されたものを任意の接着手段でもって
接着一体化させたり、或いは図示の如く、蓋体3に設け
られている透孔19に対して、着脱係合を自在にした部
材を装着させる。即ち、上記摘み部16における摘み部
本体33の下部に凸状の係合部34を備えさせる。例え
ば、相互間に幅寄空間36が形成される状態で摘み部本
体の下部から下方に向けて突設させた複数の係合用部材
34(二、三股状形成物)を備えさせ、それらの部材の
下方には、蓋体の透孔における下縁25aに対して係合
離脱を自在にした係合爪35を備えさせてある。これら
の弾力的な拡開縮小を自在に形成した係合用部材34は
幅寄空間36又は通気孔26を利用しての通気を可能に
する状態に透孔19を貫通させてその自由端にある係合
爪35を段部25aに係合させることにより孔内に存置
させる。これにより上記の摘み部本体33は蓋体3に対
して着脱を自在に装着される。
材30と、二つの係合爪35相互間に弾力的な拡開縮小
機能を持たす為に二股状(中間に空間部36を備える)
に形成されている係合部34とをABS、ポリプロピレ
ン等の硬質材を用いて一体に形成してある。
み可能な気密部材(弾力的で復元性のある材、例えばシ
リコーンゴム、または所定の弾性を一部に有する耐熱性
合成樹脂材)で形成された摘み部外被部38を周設して
いる。この外被部38は全体を筒状に形成し、上方に環
状の連結部39を備えさせ、これに頭部材30の周囲に
設けられている嵌合段部(連結部)37を任意の手段、
例えば接着剤或いは熱溶着等により気密的に固着させて
ある。しかし、上記の摘み部本体33の材料に、常態に
おいて原形を保つ程度の硬い材料が用いられる場合は、
この外被部38の肉厚をより薄くすることにり弾力性が
得られるように形成し、その結果両者を一体材で同時に
成形することも可能になる。なお外被部38の上方の環
状の連結部39と、頭部材30の周囲30aとの連結部
の構造は、外被部38の上方から二点鎖線で示される内
側の方向に向けて環状に形成された1部折り返し部材3
8aを突出させ、その突出させた部材38aと、その下
方に空間を隔てて形成してある突出部材39aとでもっ
て、頭部材30の周囲における部材30aを弾力的に、
かつ、着脱を自在に気密状に挟着するようにして連結し
てもよい。さらにまた、外被部38の上方は、二点鎖線
で示され全範囲38bを本体38と一体材でもってハッ
ト状に一体に形成し、頭部材30の上部と、周囲30a
とをすっぽりと覆うように弾力的に、かつ、気密的な着
脱を自在に装着してもよい。これらのように形成した場
合は、何れの場合も、頭部材30の上部から外被部38
の上部を捲り取り可能となり、外被部38を頭部材30
の上部から分離して洗浄し、洗浄した後は再び頭部材3
0の上部に被せ付けて弾力的に嵌合させて気密的に再装
着することが可能となる。
3の側に気密的接触が得られ易いように環状の段部40
aを周設し、これをシール壁23の上面(シール面)2
3aに気密的に圧接させてある。さらにこのシール部の
外に、追加的、又は選択的に下端40bを薄肉に形成
し、上記の蓋体3における環状の壁の内面に形成された
シール面23cに対して図1に示す如く気密的に圧接す
る状態で周設してある。なお下部40の厚みは、外被部
38の材料の柔軟度、或いは減圧空間24と外部との要
望される気圧差の大きさ等、利用者の要求によって厚く
形成したり、薄くしたりすればよい。下部40の腰を強
くすると大きな気圧差に耐えられる。弱くすると、気圧
差が大きくなると開き、安全弁の役割をする。また上記
の求められる気圧差が小さい場合は、蓋体3の上面を平
坦に形成し、下部40の最下端が常態において蓋体3の
上面に圧接することによりシール効果が得られるように
構成してもよい。
は、弾力的で復元性のある材、例えばシリコーンゴム、
または所定の弾性を有する耐熱性合成樹脂材で中央部が
中空の環状に形成されており、それの内側の元部43は
上記保持部材20における保持溝21に対して嵌入状態
で気密的に装着させ、やや肉厚に形成した外周側の自由
端44は段部10におけるやや斜め上向の平坦面10に
対して気密的に、かつ、圧接状に接触させてある。中間
部45は全体に充分な弾力性が得られるように肉薄に形
成してある。なおシール部材42の弾力は容器本体に対
して蓋を被せ付けた状態で自由端44が段部10に圧接
はするが、蓋を持ち上げることの無いような弾力性が持
たされている。さらに容器1の加熱時に容器内が異常に
膨張すると、この部材42が持上がり、安全弁となる。
1の中に食料品を入れて、第1図の状態で冷蔵庫の中に
入れて用いる。冷蔵庫の中においては、容器内の温度が
低下すると共に減圧されるが、シール部10に対してシ
ール部材42の先端が気密的に圧接していると共に、外
被部38における下部のシール部40が蓋3の上面に気
密的に接しているので外気との交流はなく、容器内の匂
いが冷蔵庫内の他の食品に移ることを防止する。
器本体内は減圧されているので蓋3を持ち上げてもこれ
を容易に開けることは出来ない。しかし上記の説明から
明らかなように本願の食品保存用容器にあっては、上記
の蓋体3を持ち上げる為に上記の撓み可能な部材で形成
された摘み部の外被部38を指先で摘んだ場合には、摘
み部16の外被部38における下部の一部40が図9、
10に示されるように中心方向に寄せられて蓋体3の上
面から僅かに離間し、蓋体3との間における気密的圧接
状態が解かれて上記透孔19或いは通気孔26を介して
容器内空間11と外部とが連通する。このようになると
蓋体3は軽々と持ち上げ可能になる。
の状態において蓋3を開き、係合爪35を指で摘んで中
央部に寄せ、孔19から上方へ引き抜くと蓋と摘み部1
6とは分離する。このようにすると非常に洗い易くな
る。更にまた、図12に示される如く摘み部本体33の
周囲に周設した摘み部外被部38の下部40を上部37
を支点にして摘み部本体の上方に捲り上げると、摘み部
本体33における係合部34の周囲も容易に洗浄するこ
とが出来て衛生的に好ましい状態にすることができる。
に対して係合部34を図1のように差し込むことによっ
て完了させることができる。また環状のシール部材42
もそれの内側を着脱自在の保持溝21から引き外すこと
によって洗浄に供し、復元することができる。
品を入れて保管する場合、外部との空気の流通が遮断さ
れて食品衛生上誠に好ましい状態で保管することのでき
る効果があり、その上、容器1を冷蔵庫内において保管
していた状態から、食卓上に取り出して開蓋する場合、
容器内の空気11が減圧されていても、単純に摘み16
を指先で摘んで持ち上げるだけで、外被部38における
下部のシール部40の一部が中心方向に寄せられて蓋体
3から離間し、蓋体3との間における気密的圧接状態が
解かれて容器内の減圧状態の解放と、蓋3を持ち上げて
開蓋する操作とがワンタッチで出来る効果がある。更に
本願発明にあっては、食品の入っている容器1を冷蔵庫
内に収納するに際しては、容器に蓋3を被せ付けるだけ
の手間でもって、蓋が被せられている容器を冷蔵庫内に
納めれば、蓋3に付されている摘み部の外被部38は、
自体の弾力でもって復帰し、外被部38の下部40は上
記の蓋体3の上面に対して気密的に圧接する状態で周設
し、密封効果を発揮して容器内の減圧に貢献できる効果
がある。
容器の内部において異常な減圧が生じた場合において
は、上記摘み部の下部が弾力的に内側に寄せられて外気
の導入を可能にし、安全弁の役割を果たすことができる
効果も期待できる。
み部16を洗浄したい場合、その摘み部の構成が、通常
は通気を遮断し、摘み部16を指先で摘むと通気可能に
なると言う特徴のある構成にしてあっても、係合部34
における係合爪35を外すだけで簡単に蓋3から取り外
して洗浄できるようにすることもできる効果がある。
6を取り外して洗浄する場合において、外被部38にお
ける内側24の凹部となっている個所は、その外被部3
8における下部を持ち上げてその内側を開放状態にして
隅から隅まで洗い易い状態にできる衛生的な摘み部16
の提供を可能にする効果をも期待できる。
器1を加熱する場合において、容器の内部が異常に高圧
になった場合において、上記蓋3における周囲のシール
部材42の構成が安全弁の役割を果たすことができるよ
うにすることのできる食品保存用容器の提供を可能なら
しめる効果もある。
(B)、裏面図(C)。
図(C)。
摘み部外被部が中央部に向けて寄せられた状態を示す部
分縦断面図。
す斜視図。
縦断面図。
0・・・シール部、15・・・蓋本体、16・・・摘み
部、17・・・周縁、18・・・当接部、19・・・透
孔、20・・・シール材の保持部材、21・・・パッキ
ンの保持溝、22・・・環状凹部、23・・・シール
壁、24・・・減圧空間、25・・・孔縁、26・・・
通気孔、33・・・摘み部本体、34・・・係合部、3
5・・・係合爪、36・・・幅寄空間、37・・・連結
部、38・・・摘み部外被部、39・・・連繋部、40
・・・シール片、42・・・シール部材、43・・・元
部、44・・・シール当り部、45・・・弾力部。
Claims (7)
- 【請求項1】容器本体と、容器本体における開口部を塞
ぐように被せ付けられる摘み部付きの蓋体とから成り、
上記蓋体の周縁は、上記の容器本体に対して気密的に装
着可能にしてある食品保存用容器において、 上記の蓋体に対する上記摘み部の装着は、上記摘み部に
おける摘み部本体を蓋体に対して装着すると共に、上記
摘み部における摘み部本体の周囲には、撓み可能な部材
で形成された摘み部外被部を、上部は上記の摘み部本体
に装着させ、下部は上記の蓋体に対して気密的に圧接す
る状態で周設し、上記外被部によって囲まれた内側位置
にあっては、蓋体に対して蓋体の内外を連通させる為の
通気孔を設け、 上記の蓋体を持ち上げる為に上記の撓み可能な部材で形
成された摘み部の外被部を指先で摘んだ場合には、摘み
部の外被部における下部の一部が中心方向に寄せられて
蓋体から離間し、蓋体との間における気密的圧接状態が
解かれて上記通気孔を介して容器内空間と外部とが連通
するようにしてあることを特徴とする食品保存用容器。 - 【請求項2】 容器本体と、容器本体における開口部を
塞ぐように被せ付けられる摘み部付きの蓋体とから成
り、上記蓋体の周縁は、上記の容器本体に対して気密的
に装着可能にしてある食品保存用容器において、 上記の蓋体に対する上記摘み部の装着は、蓋体に透孔を
設けると共に、その透孔に、上記摘み部における摘み部
本体の下部に備えさせた凸状の係合部を貫通させて係合
存置させることにより上記の摘み部本体を蓋体に対して
装着し、 更に上記の摘み部本体には、撓み可能な部材で形成され
た摘み部外被部を、上部は上記の摘み部本体に装着さ
せ、下部は上記の蓋体に対して気密的に圧接する状態で
周設し、上記外被部によって囲まれた内側にあっては蓋
体に対して蓋体の内外を連通させる為の通気孔を設け、 上記の蓋体を持ち上げる為に上記の撓み可能な部材で形
成された摘み部の外被部を指先で摘んだ場合には、摘み
部の外被部における下部の一部が中心方向に寄せられて
蓋体から離間し、蓋体との間における気密的圧接状態が
解かれて上記通気孔を介して容器内空間と外部とが連通
するようにしてあることを特徴とする食品保存用容器。 - 【請求項3】 容器本体と、容器本体における開口部を
塞ぐように被せ付けられる摘み部付きの蓋体とから成
り、上記蓋体の周縁は、上記の容器本体に対して気密的
に装着可能にしてある食品保存用容器において、 上記の蓋体に対する上記摘み部の装着は、蓋体に透孔を
設けると共に、その透孔に、上記摘み部における摘み部
本体の下部に備えさせた凸状の係合部を貫通させて係合
存置させることにより上記の摘み部本体を蓋体に対して
装着し、 さらに蓋体における透孔の周囲上面に立上状のシール壁
を周設し、一方、上記の摘み部本体には、撓み可能な部
材で形成された摘み部外被部を、上部は上記の摘み部本
体に装着させ、下部は上記の蓋体上面に設けられたシー
ル壁の内周面に対して気密的に圧接する状態で周設し、
上記外被部によって囲まれた内側にあっては蓋体に対し
て蓋体の内外を連通させる為の通気孔を設け、上記の蓋
体を持ち上げる為に上記の撓み可能な部材で形成された
摘み部の外被部を指先で摘んだ場合には、摘み部の外被
部における下部の一部が中心方向に寄せられて蓋体のシ
ール壁の内周面から離間し、蓋体との間における気密的
圧接状態が解かれて上記通気孔を介して容器内空間と外
部とが連通するようにしてあることを特徴とする食品保
存用容器。 - 【請求項4】 摘み部における摘み部本体の下部に備え
させた凸状の係合部の構成は、相互間に幅寄空間が形成
される状態で摘み部本体の下部から下方に向けて突設さ
せた複数の係合用部材からなり、それらの部材の下方に
は、蓋体の透孔における下縁に対して係合離脱を自在に
した係合爪を備えさせたことを特徴とする請求項2又は
3記載の食品保存用容器。 - 【請求項5】摘み部本体の周囲に周設した摘み部外被部
の下部は、上部を支点にして摘み部本体の上方に捲り上
げ可能に形成してあることを特徴とする請求項1、2、
3又は4記載の食品保存用容器。 - 【請求項6】 容器本体と、容器本体における開口部を
塞ぐように被せ付けられる摘み部付きの蓋体とから成る
食品保存用容器において、上記の容器本体の上縁近くの
内側には段部を周設し、一方、上記蓋体の内面側の周縁
部にはシール保持部材を周設し、それにより環状のシー
ル部材の内周側元部を気密的に保持し、シール部材の外
周側自由端は、容器本体に対して蓋体を被せ付けた状態
において、上記容器本体の上縁近くの内側に周設されて
いる段部に対して上側から気密的に圧接させるようにし
てあることを特徴とする食品保存用容器。 - 【請求項7】 上記蓋体の内面側の周縁部に配置された
環状のシール部材の弾力性は、上記段部にシール部材を
圧接させた状態において容器本体に対して蓋体が浮き上
がらない範囲に設定してあることを特徴とする請求項6
記載の食品保存用容器。
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