JPH084439Y2 - 真空密着蓋付容器 - Google Patents

真空密着蓋付容器

Info

Publication number
JPH084439Y2
JPH084439Y2 JP1990118859U JP11885990U JPH084439Y2 JP H084439 Y2 JPH084439 Y2 JP H084439Y2 JP 1990118859 U JP1990118859 U JP 1990118859U JP 11885990 U JP11885990 U JP 11885990U JP H084439 Y2 JPH084439 Y2 JP H084439Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
container
small
small lid
external force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990118859U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0478163U (ja
Inventor
誠一 北林
Original Assignee
誠一 北林
株式会社ユーアイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 誠一 北林, 株式会社ユーアイ filed Critical 誠一 北林
Priority to JP1990118859U priority Critical patent/JPH084439Y2/ja
Publication of JPH0478163U publication Critical patent/JPH0478163U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH084439Y2 publication Critical patent/JPH084439Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、真空密着蓋付容器に関し、特に、本考案
は、容器本体1と、その容器本体1の蓋体6と、その蓋
体6に設けた小蓋9とからなり、その小蓋9を軟質弾性
体にり形成するとともに前記蓋体6を弾性体により形成
し、前記小蓋9に外力を加えることにより、前記蓋体6
に設けた通気孔16から排気させ得るとともに前記蓋体6
が変形して、前記小蓋9と前記蓋体6とが密着し得るこ
とを特徴とした真空密着蓋付容器に関する。
従来から、炊事において、蓋付容器を使用して蓋付容
器内の食品素材を外側から加熱処理して、加熱しながら
適切に加工処理し、所望の料理のために適切な加熱処理
食品を提供してきた。しかし、一般の蓋付容器では、容
器内の温度が、摂氏100度になると、水分は液体の状態
から気体の状態になって膨張し、蓋を押し上げて外部に
拡散される。それ故に、蓋付容器内の圧力を上昇させる
ために、蓋と容器を離れないようにして、蓋付容器を圧
力容器にして使用し、容器内を高圧状態にして魚の骨ま
で柔らかくしたり、比較的長時間かかる煮豆の場合で
も、豆を煮る時間を短縮させて加熱費用の節約と炊事時
間の節約を可能にしてきた。ところが、蓋付容器内の食
品素材を加熱処理後、時間が経過して冷えると、蓋付容
器内の圧力が降下して、その結果は、蓋付容器の蓋が容
器本体に密着して、簡単に離し得なくなることが生じ
た。その際は、もう一度加熱して、容器本体から蓋を外
すことが行なわれてきた。そこで、そのようなわずらわ
しい作業をしないでも、容器本体に密着した蓋を容器本
体から外すために種々のやり方が工夫され実施されてき
た。
その一つは、実公昭61−26207号公報による密封容器
の減圧弁構造に係り、密封容器内の負圧状態を自動的に
解消し得るようにした考案が記載されている。その技術
内容は、容器本体とこの容器本体の開口を開口自在に密
封する蓋体とを備える弁当などの密封容器には、蓋体に
空気孔を設けるとともにこの空気孔を開閉自在に塞ぐ弁
体を設け、温度低下により容器本体の内部が負圧状態に
なった場合、弁体を開放することにより、容器本体の内
部の負圧状態を解消し、これにより蓋体を容器本体から
容易に取り外し得るようにしたものである。また、他の
一つは、特開平2−180217号公報による電子レンジ容器
用圧力調整装置に係り、電子レンジなどで誘電加熱する
際に、複数の圧力調整が出来る電子レンジ容器用圧力調
整装置が記載されている。その技術内容は、容器本体と
この容器本体の開口部を覆う蓋体とその接合部に介在す
るパッキングとからなる気密体機構とこの蓋体に穿設し
た第一の貫通孔を弾性体の薄肉弁により第一の所定圧力
に応じて開閉する第一の圧力調整機構と、前記蓋体に穿
設した第一の貫通孔とは別の位置に穿設した第二の貫通
孔と、前記第二の貫通孔を容器本体内の圧力が所定の第
一の圧力よりも高い所定の第二の圧力以下のときに封止
し、前記第二の圧力よりも高いときに開放する弾性体の
厚肉弁とからなる第二の圧力調整機構とを具備する電子
レンジ容器用圧力調整装置であって、電子レンジなどで
誘電加熱する際に、複数の圧力調整が出来る電子レンジ
容器用圧力調整装置である。
しかし、実公昭61−26207号公報に示された密封容器
の減圧弁構造は、従来の弁体を空気孔に螺合したもの
が、弁体を開放する際に、弁体の螺合を緩めるなどの面
倒な操作が必要であった欠点を排除するため、密封容器
内の負圧状態を自動的に解消することが特徴であって
も、本考案の構成の特徴である弾性体の蓋体6とその蓋
体6に設けた小蓋9との関連機構によって生ずる特有の
作用効果を有しており、特に、小蓋9を軟質弾性体によ
り形成するとともに蓋体6を弾性体により形成して、軟
質弾性体の小蓋9と弾性体の蓋体6との関連構成に特徴
があり、その特徴と実公昭61−26207号公報に示された
密封容器の減圧弁構造の特徴とは相違する。そして、本
考案の構成は、容器本体1と蓋体6とからなり、その蓋
体6に設けた小蓋9を軟質弾性体により形成するととも
に蓋体6を弾性体により形成し、前記小蓋9に外力を加
えることにより、前記蓋体6に設けた通気孔16から排気
させ得るようにするとともに前記蓋体6が変形して、前
記小蓋9と前記蓋体6とが密着し得るようにして、前記
小蓋9に加えた外力を解放し、前記小蓋9に加えた外力
により変形させられてきた弾性体により形成した蓋体6
が蓋体6自体が保有する弾力により復帰して負圧にし
て、前記小蓋9と前記蓋体6とが密着し得るようにし
て、小蓋9自体の弁機能とともに小蓋9を設けた蓋体6
を弾性体により形成して、弾性体の蓋体6と小蓋9との
相互作用により容器内の圧力を必要に応じて、負圧の状
態から大気圧の状態にしたり、その逆に、大気圧の状態
から負圧の状態にし得る真空密着蓋付容器であって、そ
の点について、実公昭61−26207号公報による密封容器
の減圧弁構造とは異なる構成であり、その異なる構成か
ら生じる作用効果が異なるのである。
また、特開平2−180217号公報による電子レンジ容器
用圧力調整装置は、電子レンジ容器などで誘電加熱する
際に、複数の圧力調整が可能な電子レンジ容器用圧力調
整装置であって、加熱時には、食品容器内に水蒸気を発
生させ、その水蒸気圧によって食品容器内の空気を排出
することができるとともに食品容器内の空気が排出され
ると蓋体の上面に大気圧が作用して蓋体の下部を容器本
体の上部に密着させて、封止状態を維持することを特徴
としているが、本考案の構成は、その点での共通する技
術思想があるとしても、そのための技術手段が、本考案
の構成において、小蓋9自体の弁機能とともに小蓋9を
設けた蓋体6を弾性体により形成して、弾性体の蓋体6
と小蓋9との相互作用により容器内の圧力を必要に応じ
て、負圧の状態から大気圧の状態にしたり、その逆に、
大気圧の状態から負圧の状態にし得る真空密着蓋付容器
であって、小蓋9を設けた蓋体6を弾性体により形成し
た構成は、特開平2−180217号公報に示された電子レン
ジ容器用圧力調整装置に具有されてなく、その特開平2
−180217号公報に示された電子レンジ容器用圧力調整装
置にはない上記の構成から、本考案の真空密着蓋付容器
は、その真空密着蓋付容器の使用者か指で小蓋9を押し
て、その小蓋9を設けた弾性体の蓋体6を第2図に示し
た状態にし、真空密着蓋付容器の内部の空気を外部に排
除させ得るとともに、押してる指を小蓋9から離すと弾
性体の蓋体6は、その蓋体6の弾性を生かして第1図に
示した状態に弾性的に復帰して、内部の圧力が自動的に
負圧の状態になり得るのである。
上述のように、実公昭61−26207号公報に示された密
封容器の減圧弁構造と特開平2−180217号公報に示され
た電子レンジ容器用圧力調整装置を検討すると、実公昭
61−26207号公報に示された密封容器の減圧弁構造とな
る減圧弁の弁体14が変形可能な材料からなり、また、特
開平2−180217号公報に示された電子レンジ容器用圧力
調整装置における弁体50,50B、50Cが変形可能な材料か
らなる点で本考案の真空密着蓋付容器の小蓋が同じ性質
の材料を使用しているとしても、その相手となる部材
は、実公昭61−26207号公報に示された密封容器の減圧
弁構造と特開平2−180217号公報に示された電子レンジ
容器用圧力調整装置のいずれも変形不可能な材料からな
るのに対し、本考案の真空密着蓋付容器の小蓋の相手と
なる蓋体が変形可能な材料からなり、弾性体の蓋体で蓋
体が形成されている点で上記の従来の技術と比べて本考
案の真空密着蓋付容器は、その構成および作用効果にお
いて全く相違する。
次に、本考案の具体的構成を述べると、容器本体1
と、その容器本体1の蓋体6と、その蓋体6に設けた小
蓋9とからなり、その傘形の上部構造の蓋部本体14と下
向き突起の下部構造の脚部15との一体構造体の小蓋9を
軟質弾性体により形成するととに前記蓋体6を弾性体に
より形成し、前記小蓋9に外力を加えることにより、前
記蓋体6に設けた通気孔16から排気させ得るとともに前
記蓋体6が変形して、前記小蓋9と前記蓋体6とが密着
し得るようにして、前記小蓋9に加えた外力を解放し、
前記小蓋9に加えた外力により変形させられ得る弾性体
により形成した蓋体6が、その蓋体6自体が保有する弾
力により復帰して、容器内の圧力を大気圧より負圧にし
て、前記小蓋9と前記蓋体6とが密着し得ることを特徴
にした真空密着蓋付容器である。
次に、本考案の実施例の具体的構造を図面に従い説明
すると、上部を開放した円筒形容器本体1の内側中間部
から下方に向けて突き出たわん曲を有する底面部2を形
成し、その底面部2の周縁部分より下方に前記容器本体
1の最下部の構造として円筒形脚部3を形成し、前記容
器本体1の上端周縁部分をわずか外方に拡大して環状肩
部4とし、その環状肩部4の周縁部を上方にわずか起立
させて、係止用環状突縁部5とし、弾性的に復帰可能な
性質の断面パラボラ形の蓋体6の周端縁部に断面小円状
部分7を設け、その断面小円状部分7が常時は前記環状
肩部4の上に載置されたおり、前記蓋体6の中央部分に
通孔8を設け、その通孔8に軟質弾性材からなる通気弁
形小蓋9の中心部を貫通させ、その小蓋9の周縁部の形
状を円形或いは角形などの種々の形状にし、その小蓋9
を蓋体に取り付けた際のその内側に位置する部分10を環
状突出体状に形成して、前記通孔8より大径の係止用環
状部11とし、或いはその他の形状にして常時は係止機能
を有し、必要に応じて取り外し得るようにし、前記小蓋
9の蓋体外側に位置する部分12を前記係止用環状部11よ
り大径の環状部13とし、その環状部13を傘状の蓋部本体
14によって支持し、前記通孔8からわずか離れた周囲の
位置に一個或いは複数の通気孔16を配設し、それらの通
気孔16を外側から包み隠すように前記蓋部本体14がひろ
がり、その周縁部に設けた環状部13の下端を、常時は、
弾性的に復帰可能な性質の断面パラボラ形の蓋体6の上
面に密着させ、それとともに傘状の蓋体本体14を上向き
に突出するように付勢させて、その傘状の蓋部本体14の
中央部から下方の延伸している脚部15の下方に設けられ
た前記係止用環状部11の上肩部を前記蓋体6の前記通気
孔8の下端の周縁部に密着させ、容器本体1と、その容
器本体1の蓋体6とによって形成された密閉空間内の空
気或いはその他の気体を外部に排出させるためには、前
記蓋体6の中央部に配設された通気弁形の前記小蓋9の
傘状の蓋部本体14の上面を指などで一回或いは複数回押
圧し、その押圧のたびに蓋体6の中央部が下向きに窪む
ように変形し、前記小蓋9の傘状の蓋部本体14の下面と
蓋体6の上面との間に隙間をつくり、それと同時に、蓋
体6の周縁部の断面小円状部分7が拡開するように力が
働き、容器本体1の上端周縁の前記係止用環状突縁部5
の内側を押圧して、密着し、その結果は、通気孔16から
前記小蓋9と前記蓋体6との隙間を通して、容器の内部
の気体が外部に配設されるようにし、容器内の気圧が容
器外の気圧より低い時に、前記小蓋9の傘状の蓋体本体
14の周縁に設けられた環状部13の下面と前記蓋体6の上
面とが密着するとともに前記小蓋9の部分を含む前記蓋
体6の中央部が下向きに移動させられて下方に窪むよう
に変形し移動させられている状態であるが、指或いは指
と同じ働きをするその他の道具により前記環状部13と前
記蓋体6の上面との密着している部分を離すようにして
外部の空気を容器内部に吸気させ、前記小蓋9の前記係
止用環状部11が、前記蓋体6の下面即ち裏面に当接する
ところまで上昇して、前記小蓋9の傘状の蓋部本体14が
上向きに突出して、前記小蓋9の傘状の蓋部本体14の周
縁に設けられた環状部13が前記蓋体6の上面に密着し、
かつ、前記蓋体6が上向きに断面円弧状の形状を維持す
るようにして、容器本体1の内部の気圧を大気圧より低
い負圧にして真空状態にし得ることを特徴にした真空密
着蓋付容器である。
次に、上記構成から生じる作用効果を述べると、本願
考案の真空密着蓋付容器は、容器本体1と、その容器本
体1の蓋体6と、その蓋体6に設けた小蓋9とからな
り、その小蓋9の部分を開閉弁としての機能を持たせ得
るようにしたので、容器本体1と蓋体6との間の空間部
で形成される内部空間の圧力が容器外の圧力より低い時
には、小蓋9の部分を開くことによって吸気が行なわ
れ、容器本体1と蓋体6との間の空間部で形成される内
部空間の圧力が容器外の圧力より高くなると、小蓋9の
部分と蓋体6との間の隙間を通って容器内の空気などの
気体が排出され得る効果がある。また、本願考案の真空
密着蓋付容器の蓋体6に設けた小蓋9を軟質弾性体によ
り形成するとともに前記蓋体6を弾性体により形成し、
前記小蓋9に外力を加えることにより、前記蓋体6に設
けた通気孔16から排気され得るとともに前記蓋体6が変
形して、前記小蓋9と前記蓋体6とが密着し得るように
して、前記小蓋9に加えた外力を解放し、前記小蓋9に
加えた外力により変形させられ得る弾性体により形成し
た蓋体6が、その蓋体6自体が保有する弾力により復帰
して、容器内の圧力を大気圧より負圧にして、前記小蓋
9と前記蓋体6とが密着し得る効果がある。また、本願
考案の真空密着蓋付容器の蓋体6を弾性体により形成し
たので、前記小蓋9に加えた外力により変形させられ得
る弾性体により形成した蓋体6が、その蓋体6自体が保
有する弾力により復帰して、容器内の圧力を大気圧より
負圧にして、前記小蓋9と前記蓋体6とが密着し得るる
とともに前記小蓋9を軟質弾性体により形成して前記小
蓋9に加えた外力により前記蓋体6に設けた通気孔16か
ら排気する際、軟質弾性体の小蓋9もともに変形して大
気との連通を容易になし得る効果がある。また、前記蓋
体6に設けた通気孔16を介して容器内と大気との連通時
に前記小蓋9の部分が軟質弾性体であるため反り返り得
るので、容器内と大気との連通を容易になし得る効果が
ある。また、容器内の内要物次第で、その内要物により
小蓋9の脚部の部分などを汚すこともあるが、そのよう
な時には、その小蓋9を蓋体6の通孔8から取り外して
簡単に洗浄して、再度、小蓋9を蓋体6の通孔8に嵌め
て再使用し得る効果がある。また、本願考案の真空密着
蓋付容器の蓋体6に設けた小蓋9の適宜位置を第2図に
示すように、外部から、指などで一回或いは複数回押圧
することにより、弾性体からなる蓋体6もともに押圧さ
れて押入され、それと同時に、蓋体6の周縁部と容器本
体1の開口部の周縁部に設けられた蓋体6の周縁部の支
持部との間で密着して、その結果、容器内の圧力が低下
した状態では、大気圧よりも負圧になり、真空状態にな
って、蓋体6が容器本体1の開口部に密着したまま密封
状態を維持して、閉鎖状態を確実にし得る効果がある。
また、本願考案の真空密着蓋付容器の蓋体6に設けた小
蓋9の形状を丸形、角形或いはその他の所望の形に形成
し得るものであり、また、小蓋9を軟質弾性体により形
成したので、常時は、外方に突出し得るように付勢され
ており、必要に応じて、小蓋9の中心部分などの適宜位
置を指などで外部から内方に押圧することにより、小蓋
9の中心部分が反り返り状態に変形して、弾性体により
形成された蓋体6の外部からの内方に押圧された窪んだ
状態の蓋体6の外表面に沿うように変形させ得る効果が
ある。また、本願考案の真空密着蓋付容器の蓋体6に設
けた小蓋9の適宜位置を指などで押圧して後、その押圧
力を掛けないで解放して通気状態から戻って前記蓋体6
に設けた通気孔16が小蓋9によって閉鎖される際には、
反り返り得る軟質弾性体により形成した小蓋9は、通気
孔16が開いていた状態から閉鎖された状態に戻る過程で
反転するとともに弾性体により形成された蓋体6は、内
方に窪んだ状態から外方に向けて弾性的に最初の状態ま
で復帰して、容器内に負圧を生じさせ、真空状態にし
て、蓋体6の周縁部と容器本体1の開口部の周縁部との
密着状態を上昇させ得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願考案を施した真空密着蓋付容器の蓋体を
容器本体に載置した状態であるが、その容器本体の中間
部分を省略して示した容器本体の上に自然に真空密着蓋
付容器の蓋体を載置させた状態を示す縦断面図であり、
第2図は、第1図で示した本願考案を施した真空密着蓋
付容器の蓋体に取り付けた小蓋の適宜位置を外部から、
指などで押圧している状態を示す縦断面図であり、第3
図は、第1図と第2図において示した本願考案を施した
真空密着蓋付容器の蓋体に取り付けた小蓋の周縁部を指
などで押しながら、その移動部分の隙間から吸気を可能
にする作業状態を示す縦断面図である。 1……容器本体 2……容器本体の底面部 3……容器本体の脚部 4……容器本体の環状肩部 5……容器本体の係止用環状突縁部 6……真空密着蓋付容器の蓋体 7……真空密着蓋付容器の蓋体の周縁部の断面小円状部
分 8……真空密着蓋付容器の蓋体の中心部に設けた小蓋の
脚部の挿入用通孔 9……小蓋 10……小蓋を蓋体に取付けた状態で小蓋の下半部の蓋体
の内側に位置する部分 11……小蓋の下半部の最下端部に位置していて小蓋の係
止用のための環状突縁部 12……小蓋の上半部であって蓋体の外側に位置する部分 13……小蓋の周縁部の環状部 14……小蓋の蓋部本体 15……小蓋の下半部の脚部 16……真空密着蓋付容器の蓋体の中心部に設けた通気孔

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体1と、その容器本体1の蓋体6
    と、その蓋体6に設けた小蓋9とからなり、その傘形の
    上部構造の蓋部本体14と下向き突起の下部構造の脚部15
    との一体構造体の小蓋9を軟質弾性体により形成すると
    ともに前記蓋体6を弾性体により形成し、前記小蓋9に
    外力を加えることにより、前記蓋体6に設けた通気孔16
    から排気させ得るとともに前記蓋体6が変形して、前記
    小蓋9と前記蓋体6とが密着し得るようにして、前記小
    蓋9に加えた外力を解放し、前記小蓋9に加えた外力に
    より変形させられ得る弾性体により形成した蓋体6が、
    その蓋体6自体が保有する弾力により復帰して、容器内
    の圧力を大気圧より負圧にして、前記小蓋9と前記蓋体
    6とが密着し得ることを特徴にした真空密着蓋付容器。
  2. 【請求項2】軟質弾性体の小蓋9の蓋体外側に位置する
    部分12の曲率半径を前記蓋体6の曲率半径より小さくし
    て、常時は、前記小蓋9の蓋体内側に位置する部分と前
    記蓋体6の外面の中心部の通気孔16の部分との間にわず
    かな空間部が出来るように形成し、前記蓋体6を弾性体
    により形成し、前記小蓋9に外力を加えることにより、
    軟質弾性体の小蓋9をそねかえらせて前記蓋体6に設け
    た前記通気孔16から排気させ得ることを特徴にした実用
    新案登録請求の範囲1記載の真空密着蓋付容器。
  3. 【請求項3】軟質弾性体の小蓋9の周縁部分を環状部13
    にして、その環状部13により小蓋9が蓋体6に強く密着
    している容器内が負圧の状態において、前記環状部13に
    指をかけて容器内に外気を入れて吸気させ、容器内の負
    圧を大気圧にさせ得るようにし、前記軟質弾性体の小蓋
    9の蓋体外側に位置する部分12の曲率半径を前記蓋体6
    の曲率半径より小さくして、常時は、前記小蓋9の蓋体
    内側に位置する部分と前記蓋体6の外面の中心部の通気
    孔16の部分との間にわずかな空間部が出来るように形成
    し、前記蓋体6を弾性体により形成し、前記小蓋9に外
    力を加えることにより、軟質弾性体の小蓋9をそねかえ
    らせて前記蓋体6に設けた前記通気孔16から排気させ得
    ることを特徴にした実用新案登録請求の範囲1記載の真
    空密着蓋付容器。
  4. 【請求項4】軟質弾性体の小蓋9により前記蓋体6の通
    気孔16を閉鎖するとともに前記小蓋9の脚部15を前記蓋
    体6の通孔に着脱自在に取り付け、前記軟質弾性体の小
    蓋9の蓋体外側に位置する部分12の曲率半径を前記蓋体
    6の曲率半径より小さくして、常時は、前記小蓋9の蓋
    体内側に位置する部分と前記蓋体6の外面の中心部の通
    気孔16の部分との間にわずかな空間部が出来るように形
    成し、前記蓋体6を弾性体により形成し、前記小蓋9に
    外力を加えることにより、軟質弾性体の小蓋9をそねか
    えらせて前記蓋体6に設けた前記通気孔16から排気させ
    得ることを特徴にした実用新案登録請求の範囲1記載の
    真空密着蓋付容器。
  5. 【請求項5】容器本体1の環状肩部4の上端部に係止用
    環状突縁部5を設け、その係止用環状突縁部5により形
    成する環状段部の部分に前記蓋体6の断面小円状部分を
    位置させて、その位置での気密性を保持し得るように
    し、前記蓋体6を弾性体により形成し、前記小蓋9に外
    力を加えることにより、前記蓋体6に設けた通気孔16か
    ら排気させ得ることを特徴にした実用新案登録請求の範
    囲1記載の真空密着蓋付容器。
  6. 【請求項6】容器本体1の脚部3を形成して、その脚部
    3の下端部よりわずか高い位置に容器本体1の底面部2
    を形成し、前記容器本体1の環状肩部4の上端部に係止
    用環状突縁部5を設け、その係止用環状突縁部5により
    形成する環状段部の部分に前記蓋体6の断面小円状部分
    を位置させて、その位置での気密性を保持し得るように
    し、前記蓋体6を弾性体により形成し、前記小蓋9に外
    力を加えることにより、前記蓋体6に設けた通気孔16か
    ら排気させ得ることを特徴にした実用新案登録請求の範
    囲1記載の真空密着蓋付容器。
JP1990118859U 1990-11-15 1990-11-15 真空密着蓋付容器 Expired - Lifetime JPH084439Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990118859U JPH084439Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 真空密着蓋付容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990118859U JPH084439Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 真空密着蓋付容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0478163U JPH0478163U (ja) 1992-07-08
JPH084439Y2 true JPH084439Y2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=31866827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990118859U Expired - Lifetime JPH084439Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 真空密着蓋付容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084439Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018008894A1 (ko) * 2016-07-04 2018-01-11 황상우 진공밀폐 용기

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4646387B2 (ja) * 2000-12-01 2011-03-09 セレック株式会社 食品保存用容器
JP2003072819A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Ebisu Kk 密閉容器
KR100789490B1 (ko) * 2007-07-03 2007-12-28 서우석 밀폐형 용기 뚜껑

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6126207U (ja) * 1984-07-24 1986-02-17 スタンレー電気株式会社 車両用灯具
JPH0667343B2 (ja) * 1988-12-31 1994-08-31 恭子 溝口 電子レンジ容器用圧力調整装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018008894A1 (ko) * 2016-07-04 2018-01-11 황상우 진공밀폐 용기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0478163U (ja) 1992-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6364152B1 (en) Food storage container
US5944211A (en) Container system including an air evacuation valve
US20030116572A1 (en) Sealing cover for a container
JP2002173168A (ja) 食品保存用容器
WO2003089327A1 (en) Hose direct canister lid
KR20140064716A (ko) 냄비, 플레이트, 주발 등을 위한 덮개
KR20050072032A (ko) 전자렌지 조리용 시스템용기
WO2008154774A1 (fr) Capuchon de scellement
CN101130397A (zh) 速冻容器和密封件
JPH084439Y2 (ja) 真空密着蓋付容器
JPH09154617A (ja) 食品容器
JPS589887Y2 (ja) 真空密閉装置
JPH10120043A (ja) 電子レンジ用容器
WO2008131583A1 (fr) Récipient étanche à pompage sous vide
JP2808238B2 (ja) 電子レンジでの加熱調理による殺菌状態のまま密閉できる通気栓付き密閉容器
JPS63152569A (ja) 食物保存用容器
TWI702356B (zh) 真空容器閥
KR100976335B1 (ko) 음식물 보관용 밀폐용기
JPH02180218A (ja) 電子レンジ用圧力容器
JP2524440B2 (ja) 食物保存用容器
TW202413225A (zh) 容器蓋、容器組件及其操作方法
US20240002128A1 (en) Operating container lid with integrated vent blocking mechanism
JP3012016U (ja) 食品用容器
JP2001114329A (ja) 陶器製蓋物容器の蓋体構造
KR101943072B1 (ko) 밀폐 용기