JP2002171238A - Ofdm受信装置 - Google Patents

Ofdm受信装置

Info

Publication number
JP2002171238A
JP2002171238A JP2000369484A JP2000369484A JP2002171238A JP 2002171238 A JP2002171238 A JP 2002171238A JP 2000369484 A JP2000369484 A JP 2000369484A JP 2000369484 A JP2000369484 A JP 2000369484A JP 2002171238 A JP2002171238 A JP 2002171238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
ofdm
circuit
delay
symbol period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000369484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002171238A5 (ja
JP4511714B2 (ja
Inventor
Kenichiro Hayashi
健一郎 林
Tomohiro Kimura
知弘 木村
Shigeru Soga
茂 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000369484A priority Critical patent/JP4511714B2/ja
Publication of JP2002171238A publication Critical patent/JP2002171238A/ja
Publication of JP2002171238A5 publication Critical patent/JP2002171238A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4511714B2 publication Critical patent/JP4511714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 OFDM信号を用いた地上波デジタル放送に
おいて、いかなるマルチパス環境下においても、極力シ
ンボル間干渉を抑えるように有効シンボル期間長の信号
を安定して切り出せるようにすること。 【解決手段】 遅延回路4は直交検波回路3から出力さ
れたOFDM信号を有効シンボル期間に相当する時間だ
け遅延する。相関算出回路5はOFDM信号と遅延回路
4の遅延出力との相関量を求める。シンボル周期フィル
タ6Aは、相関算出回路5で得られた相関量をシンボル
期間に相当する時間間隔で平滑化する。時間窓制御回路
7は平滑化された相関量が最大となる時刻に同期して窓
信号を発生する。FFT回路8は窓信号に従って直交検
波回路3から出力されたOFDM信号を切り出して離散
フーリエ変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重(以下、OFDM:Orthogonal Frequency Division
Multiplex という)方式を用いて変調された信号を受信
して、データを復調するOFDM受信装置に係り、特に
復調処理のための時間窓の制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】OFDM信号は、シンボル周期毎に互い
に直交する多数のキャリアを、伝送データにより変調し
たものである。同じ伝送レートのシングルキャリア方式
の信号と比較すると、シンボル時間が長くなるため、マ
ルチパス干渉に対する耐性が高いという特徴が得られ
る。また上記の特徴に加えて、ガード期間と呼ばれる冗
長な期間を設けることにより、マルチパス干渉に対する
耐性を更に高めている。
【0003】ここで、キャリア番号をk、シンボル番号
をn、キャリア数をK、シンボル期間長をTs、ガード
期間長をTg、有効シンボル期間長をTu、センターキ
ャリアのキャリア番号をKcとし、シンボル番号n及び
キャリア番号kに対応する複素信号点ベクトルをc
(n, k)とすると、ベースバンドのOFDM信号S
(t)は、次の(1)式のように表される。
【数1】
【0004】図16に1シンボル分のOFDM信号の構
成を示す。実際には各々のキャリアは複素正弦波である
が、ここでは実軸のみを示している。図の斜線領域で示
すように、ガード期間の信号は有効シンボル期間後部の
信号と同一であることが特徴である。
【0005】図16のOFDM信号S(t)を模式的に
表したものが図17である。図17において、OFDM
信号の1つのシンボル期間はガード期間(・・、G1、
G2、・・)と有効シンボル期間(・・、S0、S1、
S2、・・)とからなる。有効シンボル期間のOFDM
信号は、有効シンボル期間長で直交する周波数関係、即
ち有効シンボル期間長の逆数の周波数間隔にある複数の
キャリアの位相、振幅、又はその両方に対して、夫々変
調を施して合成したものである。
【0006】ガード期間のOFDM信号は、同一シンボ
ルに属する有効シンボル期間のOFDM信号を巡回的に
繰り返した信号として生成される。ガード期間によって
有効シンボル期間の信号を巡回的に配置することによっ
て、同一シンボル内であれば、ガード期間を含め任意の
有効シンボル期間長の信号を切り出しても前述のキャリ
アの直交性は保たれる。このため、キャリア間の干渉を
生じることなくデータを復調することができる。
【0007】異なるシンボル期間に跨がって信号を切り
出すと、キャリア間の直交性が崩れて干渉を起こすのみ
ならず、シンボル間の干渉を引き起こす。故に、図17
に示す期間Aから期間Bまでが、前述のキャリア間干渉
及びシンボル間干渉を起こさない切り出し期間になる。
【0008】また、OFDM方式では、ガード期間を設
けることでマルチパスなどの影響を受けにくくしてい
る。マルチパスによる遅延波が重畳された場合の受信処
理について、図18を用いて説明する。図18におい
て、信号S(t)に対して信号S’(t)は、遅延時間
差Δtをもって到来した遅延波のOFDM信号を模式的
に表わしたものである。実際には、信号S(t)と信号
S’(t)が加算された信号が受信される。遅延時間差
Δtに相当する期間D及び期間Eは、信号S(t)と信
号S’(t)の間で異なったシンボルが受信される期間
である。この場合、期間Fから期間Gの間で受信信号を
切り出せば、キャリア間干渉及びシンボル間干渉を起こ
さないことが判る。
【0009】このようにOFDM受信装置においては、
キャリア間干渉及びシンボル間干渉を起こさないよう
に、受信されたOFDM信号から有効シンボル期間長の
信号を切り出して復調することが重要である。
【0010】このような信号処理を行う従来のOFDM
受信装置の構成例を図19に示す。以下にこのOFDM
受信装置の動作について説明する。図19において、ア
ンテナ1は無線周波数帯の信号を受信し、チューナ2に
与える。チューナ2は、無線周波数帯の信号から所望の
チャネルの信号を選択した後、基底周波数帯に周波数変
換し、その出力を直交検波回路3に与える。直交検波回
路3は、基底周波数帯のOFDM信号を直交検波するこ
とにより、同相軸(以下、I(In phase)軸という)の
信号と、直交軸(以下、Q(Quadrature phase)軸とい
う)の信号とからなる複素信号に変換する。その変換出
力は遅延回路4、相関算出回路5、及び高速フーリエ変
換(以下、FFT(Fast Fourier Transform)という)
回路8に与えられる。
【0011】遅延回路4は、直交検波されたOFDM信
号を有効シンボル期間に相当する時間だけ遅延させ、遅
延出力を相関算出回路5に与える。相関算出回路5は、
直交検波回路3から与えられたOFDM信号と、遅延回
路4で遅延されOFDM信号とを入力し、両OFDM信
号の相関を演算する。演算結果は移動積分回路6に供給
される。移動積分回路6は、相関回路5から出力された
相関量をガード期間に相当する時間だけ積分を行う(1
Tg期間の積分)。その積分結果は時間窓制御回路7に
供給される。時間窓制御回路7は、移動積分回路6で積
分された相関量が最大となる時刻に同期して窓信号を発
生し、この窓信号をFFT回路8に供給する。
【0012】FFT回路8は、時間窓制御回路7から供
給される窓信号に従って、直交検波回路3から供給され
るOFDM信号から、有効シンボル期間長の信号を切り
出してFFT処理を施し、周波数領域の信号へ変換す
る。復調回路9は、FFT回路8によって周波数領域に
変換されたOFDM信号を復調し、その出力を誤り訂正
回路10に供給する。誤り訂正回路10は、復調結果に
対して誤り訂正処理を施すことにより、伝送された情報
系列(データ)を復元する。
【0013】時間窓制御回路7が窓信号を生成する過程
を図20〜図22に基づいて説明する。図20は遅延波
が無い場合の時間窓制御回路7の動作を示すタイムチャ
ートである。図20において、(a)は受信されたOF
DM信号である。(b)は遅延回路4によって有効シン
ボル期間長だけ遅延されたOFDM信号である。OFD
M信号はガード期間に有効シンボル期間の信号が巡回的
に複写されているため、(c)の斜線部に示す期間にお
ける(a)のOFDM信号と、(b)の遅延されたOF
DM信号とに相関がある。相関算出回路5でその相関量
が求められ、移動積分回路6でガード期間長積分された
相関量は(d)のようになる。
【0014】時間窓制御回路7は、(d)の積分された
相関量が最大になる時刻に同期して、(e)に示すよう
なHレベルの窓信号を発生する。FFT回路8は、
(e)の窓信号に従って信号を切り出してFFT処理を
施す。(e)の窓信号は、(a)のOFDM信号からシ
ンボル間干渉を起こさずに有効シンボル期間長の信号を
切り出せることが判る。
【0015】次に、遅延波が重畳された場合に、時間窓
制御回路7が窓信号を生成する過程を図21に基づいて
説明する。図21において、(a)は遅延なく受信され
たOFDM信号である。(b)は時間Δtだけ遅延して
受信されたOFDM信号である。(b)の遅延して受信
されたOFDM信号が(a)の遅延なく受信されたOF
DM信号よりも受信電力が小さい場合に、移動積分回路
6で積分された相関量は(e)のようになる。即ち
(e)に示す相関量は、遅延なく受信されたOFDM信
号の(c)の相関量と、遅延して受信されたOFDM信
号の(d)の相関量との合成結果と等しくなる。
【0016】時間窓制御回路7は、積分された(e)の
相関量が最大になる時刻に同期して(f)に示す窓信号
を発生する。(f)の窓信号は、遅延なく受信された
(a)のOFDM信号に対しても、遅延して受信された
(b)のOFDM信号に対しても、シンボル間干渉を起
こさずに有効シンボル期間長の信号を切り出し得ること
が判る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図22に
示すように、遅延して受信された(b)のOFDM信号
が、遅延なく受信された(a)のOFDM信号よりも受
信電力が大きい場合、移動積分回路6で得られる積分さ
れた相関量は(e)のようになる。時間窓制御回路7は
積分された相関量が最大になる時刻に同期して窓信号を
発生するので、このときの窓信号は(f)のようにな
り、遅延なく受信された(a)のOFDM信号に対し
て、期間Hにおいてシンボル間干渉を起こすことが判
る。
【0018】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、遅延なく受信されたOFDM
信号と、遅延して受信されたOFDM信号とが混在する
場合にも、シンボル間干渉を起こさずに有効シンボル期
間長の信号を切り出すことにより、放送データを安定し
て復調できるOFDM受信装置を実現することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、直交周波数分割多重(OFDM)方式によって変調
されたOFDM信号を受信し、デジタルデータを復調す
るOFDM受信装置であって、前記OFDM信号の1つ
のシンボル期間はガード期間と有効シンボル期間とから
なり、前記ガード期間の信号は同一シンボルに属する前
記有効シンボル期間の信号を巡回的に繰り返したもので
あるとき、前記OFDM信号を前記有効シンボル期間に
相当する時間だけ遅延する遅延手段と、前記OFDM信
号と前記遅延手段の遅延出力との相関量を求める相関演
算手段と、前記相関演算手段で得られた相関量を前記シ
ンボル期間に相当する時間間隔で平滑化するシンボル周
期フィルタ手段と、前記シンボル周期フィルタ手段で平
滑化された相関量が最大となる時刻に同期して窓信号を
発生する時間窓制御手段と、前記時間窓制御手段で発生
した窓信号に従って前記OFDM信号を切り出して離散
フーリエ変換するフーリエ変換手段と、を具備すること
を特徴とするものである。
【0020】本願の請求項2の発明は、直交周波数分割
多重(OFDM)方式によって変調されたOFDM信号
を受信し、デジタルデータを復調するOFDM受信装置
であって、前記OFDM信号の1つのシンボル期間はガ
ード期間と有効シンボル期間とからなり、前記ガード期
間の信号は同一シンボルに属する前記有効シンボル期間
の信号を巡回的に繰り返したものであるとき、前記OF
DM信号を前記有効シンボル期間に相当する時間だけ遅
延する遅延手段と、前記OFDM信号と前記遅延手段の
遅延出力との相関量を求める相関演算手段と、前記相関
演算手段で得られた相関量を入力し、前記ガード期間の
2倍の積分窓を用いて前記相関量の移動積分を行う移動
積分手段と、前記移動積分手段の出力レベルが最大とな
る時刻に同期して窓信号を発生する時間窓制御手段と、
前記時間窓制御手段で発生した窓信号に従って前記OF
DM信号を切り出して離散フーリエ変換するフーリエ変
換手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1におけるOFDM受信装置について、図面を参照
しつつ説明する。図1は本実施の形態のOFDM受信装
置の構成を示すブロック図であり、従来例と同一部分は
同一の符号を付けて説明する。チューナ2はアンテナ1
により受信された無線周波数帯の信号を受信し、所望の
チャネルの信号を選択した後、基底周波数帯の信号に変
換するものである。直交検波回路3は、基底周波数帯の
OFDM信号を直交検波することにより、同相軸(I
軸)の信号と、直交軸(Q軸)の信号とからなる複素信
号に変換するものである。この複素信号は遅延回路4、
相関算出回路5、及び高速フーリエ変換(FFT)回路
8に与えられる。
【0022】遅延回路4は、直交検波されたOFDM信
号を有効シンボル期間に相当する時間だけ遅延し、遅延
出力を相関算出回路5に与えるものである。相関算出回
路5は、直交検波回路3から与えられたOFDM信号
と、遅延回路4で遅延されOFDM信号とを入力し、両
OFDM信号の相関を演算する相関演算手段である。相
関算出回路5の構成例を図2に示す。相関算出回路5は
複素共役回路51と複素乗算回路52とから構成され
る。複素共役回路51は遅延回路4から出力されるOF
DM信号、即ちI軸及びQ軸成分からなる複素信号(x
+jy)に対して複素共役をとり、複素信号(x−j
y)を出力するものである。複素乗算回路52は直交検
波回路3から出力される遅延しない複素信号(x0 +j
0 )と、複素共役回路51から出力される遅延した複
素信号(x−jy)とを複素乗算し、乗算結果を相関信
号として出力する回路である。
【0023】相関算出回路5の相関信号はシンボル周期
フィルタ6Aに供給される。シンボル周期フィルタ6A
は相関信号を入力し、シンボル間で平滑化処理を施すこ
とにより、無相関な部分を減衰させ、相関のある部分の
みを抽出する回路である。シンボル周期フィルタ6Aの
構成例を図3に示す。このシンボル周期フィルタ6Aは
第1の係数器61A、加算器62A、シンボル時間遅延
器63A、第2の係数器64Aにより構成される。シン
ボル周期フィルタ6Aの入力のz変換をXin(z)と
し、シンボル周期フィルタ6Aの出力のz変換をXout
(z)とし、係数器61Aの乗算係数をkとし、係数器
64Aの乗算係数を(1−k)とし、シンボルに相当す
るサンプル数をNS とすると、加算器62Aでは、k・
in(z)+(1−k)・z-Ns ・Xout (z)=X
out (z)が成立する。この場合シンボル周期フィルタ
6Aの伝達周波数H(z)は、H(z)=(1−(1−
k)・z-Ns )で表される。このようにIIR(Infini
t Impulse Response)型のフィルタの構成をとることに
より、シンボル周期の信号を平均化処理できる。
【0024】シンボル周期フィルタ6Aで平均化処理さ
れた相関信号は時間窓制御回路7に供給される。時間窓
制御回路7は、シンボル周期フィルタ6Aから出力され
た相関信号が最大となる時刻に基づいて窓信号を発生す
る回路である。時間窓制御回路7の構成例を図4に示
す。この時間窓制御回路7は、振幅算出回路71、ピー
ク検出回路72、窓信号発生回路73を含んで構成され
る。またピーク検出回路72は、大小比較回路721、
シンボル周期カウンタ722、第1の記憶回路723、
第2の記憶回路724を有している。
【0025】振幅算出回路71で相関信号の出力振幅が
所定のサンプル周期毎に検出されると、この振幅値は大
小比較回路721と第1の記憶回路723に与えられ
る。大小比較回路721は、前回までのサンプルで入力
され、記憶回路723に保持された最大振幅値Bと、今
回のサンプル時に入力された振幅値Aとを比較し、A>
Bの場合には、記憶回路723及び記憶回路724の夫
々が保持している内容を夫々の入力値に更新する信号を
出力する。シンボル周期カウンタ722は、記憶回路7
23及び記憶回路724が夫々保持している内容をクリ
アする信号をシンボル周期毎に出力すると共に、シンボ
ル周期中のサンプル数で示される時刻を記憶回路724
に与える。このように構成されたピーク検出回路72
は、シンボル期間中において相関信号が最大となる時刻
を窓信号発生回路73に出力する。窓信号発生回路73
は、ピーク検出回路72が出力する時刻に基づいてHレ
ベルとなる窓信号を発生する。この窓信号は図1のFF
T回路8に供給される。
【0026】FFT回路8は、時間窓制御回路7から供
給される窓信号に従って、直交検波回路3から供給され
るOFDM信号から有効シンボル期間長の信号を切り出
し、FFT処理を施して周波数領域の信号へ変換する回
路である。復調回路9は、FFT回路8によって周波数
領域に変換されたOFDM信号を復調する回路である。
誤り訂正回路10は、復調回路9の復調結果に対して誤
り訂正処理を施すことにより、伝送された情報系列(デ
ータ)を復元する回路である。
【0027】以上のように構成されたOFDM受信装置
の動作について、時間窓制御回路7が窓信号を生成する
過程を中心に図5〜図7を用いて説明する。図5は遅延
波がない場合のタイムチャートである。図5において、
(a)は受信されたOFDM信号である。(b)は遅延
回路4によって有効シンボル期間長だけ遅延されたOF
DM信号である。OFDM信号はガード期間に有効シン
ボル期間の信号が巡回的に複写されているため、(c)
の斜線部に示す期間において、(a)のOFDM信号と
(b)の遅延されたOFDM信号とに大きな相関が得ら
れる。相関算出回路5から相関信号が出力されると、シ
ンボル周期フィルタ6Aは(d)に示すような平均化処
理された相関信号を出力する。この場合、相関信号が最
大となりえる期間は、遅延されたOFDM信号のガード
期間と一致する。
【0028】図4の窓信号発生回路73は、ピーク検出
回路72が出力する時刻からガード期間Tgだけ経過し
た後にHレベルとなり、有効シンボル期間Tuだけ経過
した後にLレベルとなる窓信号を発生する。ピーク検出
回路72が出力する時刻の範囲は、前述のように遅延さ
れたOFDM信号のガード期間(図中のt0 からt1
と一致するので、窓信号は図5(e)から(g)の範囲
で発生されることになる。これらの範囲の窓信号は、
(a)のOFDM信号に対してシンボル間干渉を起こさ
ずに、有効シンボル期間長の信号を切り出し得る。尚、
前後の時間に対する窓信号のマージンを考慮すると、窓
信号は(f)に示すように発生されることが望ましい。
【0029】図6は遅延波が存在し、遅延して受信され
たOFDM信号が、遅延なく受信されたOFDM信号よ
りも受信電力が小さい場合のタイムチャートである。図
6において、(a)は遅延なく受信されたOFDM信号
であり、(b)はΔtだけ遅延して受信されたOFDM
信号である。このような場合、シンボル周期フィルタ6
Aから出力される相関信号の内、(a)に対応する成分
は(c)のようになり、(b)に対応する成分は(d)
のように(c)よりレベルが小さくなる。従って実際に
出力される相関信号は、(c)と(d)とが合成された
信号、即ち(e)に示すような階段状の信号となる。図
4のピーク検出回路72が出力する時刻の範囲は、図6
中のt2 からt3 となるので、窓信号は図6の(f)か
ら(h)の範囲で発生されることになる。これらの範囲
の窓信号は、遅延なく受信された(a)のOFDM信号
に対しても、遅延して受信された(b)のOFDM信号
に対しても、シンボル間干渉を起こさずに、有効シンボ
ル期間長の信号を切り出し得る。尚ここでも、前後の時
間に対する窓信号のマージンを考慮すると、窓信号は
(g)に示すように発生されることが望ましい。
【0030】図7は遅延波が存在し、遅延して受信され
たOFDM信号が、遅延なく受信されたOFDM信号よ
りも受信電力が大きい場合のタイムチャートである。図
7において、(a)は遅延なく受信されたOFDM信号
であり、(b)はΔtだけ遅延して受信されたOFDM
信号である。このような場合、シンボル周期フィルタ6
Aから出力される相関信号の内、(a)に対応する成分
は(c)のようになり、(b)に対応する成分は(d)
のように(c)よりレベルが大きくなる。従って実際に
出力される相関信号は、(c)と(d)とが合成された
信号、即ち(e)に示すような階段状の信号となる。図
4のピーク検出回路72が出力する時刻の範囲は、図7
中のt4 からt5 となるので、窓信号は図7の(f)か
ら(h)の範囲で発生されることになる。これらの範囲
の窓信号は、遅延なく受信された(a)のOFDM信号
に対しても、遅延して受信された(b)のOFDM信号
に対しても、シンボル間干渉を起こさずに、有効シンボ
ル期間長の信号を切り出し得る。尚ここでも、前後の時
間に対する窓信号のマージンを考慮すると、窓信号は
(g)に示すように発生されることが望ましい。
【0031】以上のような方法で窓信号を生成すると、
遅延して受信されたOFDM信号が存在し、その受信電
力が遅延なく受信されたOFDM信号の受信電力より大
きい場合にも、シンボル間干渉を起こさずに有効シンボ
ル期間長の信号を切り出すことができる。
【0032】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2におけるOFDM受信装置について、図面を参照しつ
つ説明する。図8は本実施の形態のOFDM受信装置の
構成を示すブロック図であり、実施の形態1と同一部分
は同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。このOF
DM受信装置も実施の形態1と同様に、チューナ2、直
交検波回路3、遅延回路4、相関算出回路5、時間窓制
御回路7、FFT回路8、復調回路9、誤り訂正回路1
0を有している。本実施の形態では図7のシンボル周期
フィルタ6Aに代えて、移動積分回路6Bが設けられて
いる。移動積分回路6Bは相関算出回路5の相関信号を
入力し、ガード期間の2倍の積分窓を用いて移動積分を
行う回路である。以下、前記の2倍の積分窓を用いて移
動積分を行うことを、2Tg期間の移動積分と呼ぶ。
【0033】移動積分回路6Bの構成例を図9に示す。
この移動積分回路6Bは、シフトレジスタ61Bと総和
算出回路62Bとからなる回路である。シフトレジスタ
61Bは複数の1サンプル遅延器(Z-1)の従属接続体
からなり、夫々のタップ出力を有する回路である。総和
算出回路62Bは、複数の加算器の従属接続体からなる
回路であり、入力信号と夫々遅延器の出力とを累積加算
して加算結果を出力する機能を有する。ガード期間のサ
ンプル数をNG とすると、移動積分回路6Bのタップ数
は2NG であり、全てのタップ係数が1のFIR(Fini
te Impulse Response )型のフィルタと見なすことがで
きる。
【0034】以上のように構成されたOFDM受信装置
の動作について、時間窓制御回路7が窓信号を生成する
過程を中心に、図10〜図14を用いて説明する。図1
0は遅延波がない場合のタイムチャートである。図10
において、(a)は受信されたOFDM信号である。
(b)は遅延回路4によって有効シンボル期間長だけ遅
延されたOFDM信号である。OFDM信号はガード期
間に有効シンボル期間の信号が巡回的に複写されている
ため、(c)の斜線部に示す期間において、(a)のO
FDM信号と(b)の遅延されたOFDM信号とに大き
な相関が得られる。相関算出回路5から相関信号が与え
られると、移動積分回路6Bは、サンプリング開始時刻
を1サンプル遅延器(Z-1)の遅延時間だけずらしなが
ら、相関信号を2Tg期間だけ入力し、サンプル値を図
9の総和算出回路62Bを用いて加算する。こうすると
(d)に示すような台形状に変化する積分信号が得られ
る。積分信号が最大となり得る期間はt6 〜t7 とな
り、受信されたOFDM信号のガード期間と一致する。
【0035】図4の窓信号発生回路73は、ピーク検出
回路72が出力する時刻にHレベルとなり、有効シンボ
ル期間Tuだけ経過した後にLレベルとなる窓信号を発
生する。ピーク検出回路72が出力する時刻の範囲は、
前述のように受信されたOFDM信号のガード期間(図
10中のt6 からt7 )と一致するので、窓信号は図1
0の(e)から(g)の範囲で発生されることになる。
これらの範囲の窓信号は、(a)のOFDM信号に対し
てシンボル間干渉を起こさずに、有効シンボル期間長の
信号を切り出し得る。尚、前後の時間に対する窓信号の
マージンを考慮すると、窓信号は(f)に示すように台
形状の積分信号、即ち(d)のフラットな部分の中央か
ら発生されることが望ましい。
【0036】次に、マルチパス環境下でのシンボル切り
出しタイミングについて説明する。図11は遅延時間が
Δt(但し、Δt<Tg)なる遅延波が存在し、遅延し
て受信されたOFDM信号が、遅延なく受信されたOF
DM信号よりも受信電力が小さい場合のタイムチャート
である。図11において、(a)は遅延なく受信された
OFDM信号であり、(b)はΔtだけ遅延して受信さ
れたOFDM信号である。このような場合、移動積分回
路6Bから出力される相関信号の内、(a)に対応する
成分は(c)のようになり、(b)に対応する成分は
(d)のように(c)よりレベルが小さくなる。従って
実際に出力される積分信号は、(c)と(d)とが合成
された信号、即ち(e)に示すように頂上部にフラット
な部分を有する信号となる。
【0037】図4のピーク検出回路72が出力する時刻
の範囲は、図11中のt8 からt9となるので、窓信号
は図11の(f)から(h)の範囲で発生されることに
なる。これらの範囲の窓信号は、遅延なく受信された
(a)のOFDM信号に対しても、遅延して受信された
(b)のOFDM信号に対しても、シンボル間干渉を起
こさずに有効シンボル期間長の信号を切り出し得る。こ
こでも、前後の時間に対する窓信号のマージンを考慮す
ると、窓信号は(g)に示すように発生されることが望
ましい。
【0038】図12は遅延時間がΔt(但し、Δt<T
g)なる遅延波が存在し、遅延して受信されたOFDM
信号が、遅延なく受信されたOFDM信号よりも受信電
力が大きい場合のタイムチャートである。図12におい
て、(a)は遅延なく受信されたOFDM信号であり、
(b)はΔtだけ遅延して受信されたOFDM信号であ
る。このような場合、移動積分回路6Bから出力される
相関信号の内、(a)に対応する成分は(c)のように
なり、(b)に対応する成分は(d)のように(c)よ
りレベルが大きくなる。従って実際に出力される積分信
号は、(c)と(d)とが合成された信号、即ち(e)
に示すように頂上部にフラットな部分を有する信号とな
る。
【0039】図4のピーク検出回路72が出力する時刻
の範囲は、図12中のt10からt11となるので、窓信号
は図12の(f)から(h)の範囲で発生されることに
なる。これらの範囲の窓信号は、遅延なく受信された
(a)のOFDM信号に対しても、遅延して受信された
(b)のOFDM信号に対しても、シンボル間干渉を起
こさずに、有効シンボル期間長の信号を切り出し得る。
尚ここでも、前後の時間に対する窓信号のマージンを考
慮すると、窓信号は(g)に示すように発生されること
が望ましい。
【0040】図13は遅延時間がΔt(但し、Δt>T
g)なる遅延波が存在し、遅延して受信されたOFDM
信号が、遅延なく受信されたOFDM信号よりも受信電
力が小さい場合のタイムチャートである。図13におい
て、(a)は遅延なく受信されたOFDM信号であり、
(b)はΔtだけ遅延して受信されたOFDM信号であ
る。このような場合、移動積分回路6Bから出力される
相関信号の内、(a)に対応する成分は(c)のように
なり、(b)に対応する成分は(d)のように(c)よ
りレベルが小さくなる。従って実際に出力される積分信
号は、(c)と(d)とが合成された信号、即ち(e)
に示すように頂上部にフラットな部分がない信号とな
る。
【0041】図4のピーク検出回路72が出力する時刻
は、図13中のt12となるので、窓信号は図13の
(f)のタイミングで発生されることになる。この窓信
号は、遅延なく受信された(a)のOFDM信号に対し
ては、シンボル間干渉を起こさずに有効シンボル期間長
の信号を切り出し得る。しかし遅延して受信された
(b)のOFDM信号に対しては、図13中の期間Iに
おいてシンボル間干渉を引き起こす。しかしながらこの
場合、(b)のOFDM信号の受信電力の方が小さいこ
とと、干渉を起こす時間が最小限に抑えられていること
から、シンボル間干渉の量は最小限に抑えられているこ
とが判る。
【0042】図14は遅延時間がΔt(但し、Δt>T
g)なる遅延波が存在し、遅延して受信されたOFDM
信号が、遅延なく受信されたOFDM信号よりも受信電
力が大きい場合のタイムチャートである。図14におい
て、(a)は遅延なく受信されたOFDM信号であり、
(b)はΔtだけ遅延して受信されたOFDM信号であ
る。このような場合、移動積分回路6Bから出力される
相関信号の内、(a)に対応する成分は(c)のように
なり、(b)に対応する成分は(d)のように(c)よ
りレベルが大きくなる。従って実際に出力される積分信
号は、(c)と(d)とが合成された信号、即ち(e)
に示すように頂上部にフラットな部分がない信号とな
る。
【0043】図4のピーク検出回路72が出力する時刻
は、図14中のt13となるので、窓信号は図14の
(f)のタイミングで発生されることになる。この窓信
号は、遅延して受信された(b)のOFDM信号に対し
ては、シンボル間干渉を起こさずに有効シンボル期間長
の信号を切り出し得る。しかし遅延なく受信された
(a)のOFDM信号に対しては、図14中の期間Jに
おいてシンボル間干渉を引き起こす。しかしながらこの
場合も、(a)のOFDM信号の受信電力の方が小さい
ことと、干渉を起こす時間が最小限に抑えられているこ
とから、シンボル間干渉の量は最小限に抑えられている
ことが判る。
【0044】以上のような方法で窓信号を生成すると、
実施の形態1と同様に、遅延して受信されたOFDM信
号が存在し、その受信電力が遅延なく受信されたOFD
M信号の受信電力よりも大きい場合にも、シンボル間干
渉を起こさずに有効シンボル期間長の信号を切り出すこ
とができる。更に、遅延時間がガード期間長Tgを越え
るような場合にも、シンボル間干渉の量を最小限に抑え
るような切り出しが可能となる。
【0045】またここでは、移動積分回路6Bは2Tg
期間の移動積分を行うものとして説明したが、移動積分
の期間は1Tgより大きく、2Tg未満でもよい。但し
この場合は、シンボル間干渉を起こさずに有効シンホル
期間長の信号を切り出し得る遅延波の遅延時間の範囲が
狭まることになる。
【0046】また実施の形態1及び2では、相関算出回
路5の出力部にシンボル周期フィルタ又は移動積分回路
を設けたが、図15に示すように、シンボル周期フィル
タ6Aと移動積分回路6Bとの2つを同時に設けてもよ
い。またこれらの回路は信号処理が線形な演算なので、
接続順序を入れ替えても良い。
【0047】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、地上波デ
ジタル放送において、遅延なく受信されたOFDM信号
と、遅延して受信されたOFDM信号とが混在する場合
にも、シンボル間干渉を起こさずに有効シンボル期間長
の信号を切り出すことにより、放送データを安定して復
調できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるOFDM受信装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の各実施の形態において、夫々のOFD
M受信装置に用いられる相関算出回路の構成図である。
【図3】実施の形態1において、OFDM受信装置に用
いられるシンボル周期フィルタの構成図である。
【図4】本発明の各実施の形態において、夫々のOFD
M受信装置に用いられる時間窓制御回路の構成図であ
る。
【図5】実施の形態1のOFDM受信装置において、遅
延波がない場合の時間窓制御方法を示すタイムチャート
である。
【図6】実施の形態1のOFDM受信装置において、遅
延波が存在し、その電力が小さい場合の時間窓制御方法
を示すタイムチャートである。
【図7】実施の形態1のOFDM受信装置において、遅
延波が存在し、その電力が大きい場合の時間窓制御方法
を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2におけるOFDM受信装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態2において、OFDM受信装置に用
いられる移動積分回路の構成図である。
【図10】実施の形態2のOFDM受信装置において、
遅延波がない場合の時間窓制御方法を示すタイムチャー
トである。
【図11】実施の形態2のOFDM受信装置において、
遅延波が存在し、その電力が小さい場合の時間窓制御方
法を示すタイムチャートである。
【図12】実施の形態2のOFDM受信装置において、
遅延波が存在し、その電力が大きい場合の時間窓制御方
法を示すタイムチャートである。
【図13】実施の形態2のOFDM受信装置において、
遅延波の遅延時間が長く、その電力が小さい場合の時間
窓制御方法を示すタイムチャートである。
【図14】実施の形態2のOFDM受信装置において、
遅延波の遅延時間が長く、その電力が大きい場合の時間
窓制御方法を示すタイムチャートである。
【図15】本発明の実施の形態2におけるOFDM受信
装置の他の構成例を示すブロック図である。
【図16】シンボル期間におけるOFDM信号の詳細を
示す波形図である。
【図17】OFDM信号におけるシンボル期間の構成を
示す模式図である。
【図18】遅延波が存在する場合のOFDM信号の切出
期間を示す説明図である。
【図19】従来のOFDM受信装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図20】従来のOFDM受信装置において、遅延波が
ない場合の時間窓制御方法を示すタイムチャートであ
る。
【図21】従来のOFDM受信装置において、遅延波が
存在し、その電力が小さい場合の時間窓制御方法を示す
タイムチャートである。
【図22】従来のOFDM受信装置において、遅延波が
存在し、その電力が大きい場合の時間窓制御方法を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 チューナ 3 直交検波回路 4 遅延回路 5 相関算出回路 6 移動積分回路 6A シンボル周期フィルタ 7 時間窓制御回路 8 FFT回路 9 復調回路 10 誤り訂正回路 51 複素共役回路 52 複素乗算回路 61A,64A 係数器 61B シフトレジスタ 62B 総和算出回路 62A 加算器 63A シンボル時間遅延器 71 振幅算出回路 72 ピーク検出回路 73 窓信号発生回路 721 大小比較回路 722 シンボル周期カウンタ 723 第1の記憶回路 724 第2の記憶回路 Tg ガード期間 Ts シンボル期間 Tu 有効シンボル期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽我 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD13 DD19 DD33 DD42

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交周波数分割多重(OFDM)方式に
    よって変調されたOFDM信号を受信し、デジタルデー
    タを復調するOFDM受信装置であって、 前記OFDM信号の1つのシンボル期間はガード期間と
    有効シンボル期間とからなり、前記ガード期間の信号は
    同一シンボルに属する前記有効シンボル期間の信号を巡
    回的に繰り返したものであるとき、 前記OFDM信号を前記有効シンボル期間に相当する時
    間だけ遅延する遅延手段と、 前記OFDM信号と前記遅延手段の遅延出力との相関量
    を求める相関演算手段と、 前記相関演算手段で得られた相関量を前記シンボル期間
    に相当する時間間隔で平滑化するシンボル周期フィルタ
    手段と、 前記シンボル周期フィルタ手段で平滑化された相関量が
    最大となる時刻に同期して窓信号を発生する時間窓制御
    手段と、 前記時間窓制御手段で発生した窓信号に従って前記OF
    DM信号を切り出して離散フーリエ変換するフーリエ変
    換手段と、を具備することを特徴とするOFDM受信装
    置。
  2. 【請求項2】 直交周波数分割多重(OFDM)方式に
    よって変調されたOFDM信号を受信し、デジタルデー
    タを復調するOFDM受信装置であって、 前記OFDM信号の1つのシンボル期間はガード期間と
    有効シンボル期間とからなり、前記ガード期間の信号は
    同一シンボルに属する前記有効シンボル期間の信号を巡
    回的に繰り返したものであるとき、 前記OFDM信号を前記有効シンボル期間に相当する時
    間だけ遅延する遅延手段と、 前記OFDM信号と前記遅延手段の遅延出力との相関量
    を求める相関演算手段と、 前記相関演算手段で得られた相関量を入力し、前記ガー
    ド期間の2倍の積分窓を用いて前記相関量の移動積分を
    行う移動積分手段と、 前記移動積分手段の出力レベルが最大となる時刻に同期
    して窓信号を発生する時間窓制御手段と、 前記時間窓制御手段で発生した窓信号に従って前記OF
    DM信号を切り出して離散フーリエ変換するフーリエ変
    換手段と、を具備することを特徴とするOFDM受信装
    置。
JP2000369484A 2000-12-05 2000-12-05 Ofdm受信装置 Expired - Fee Related JP4511714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000369484A JP4511714B2 (ja) 2000-12-05 2000-12-05 Ofdm受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000369484A JP4511714B2 (ja) 2000-12-05 2000-12-05 Ofdm受信装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002171238A true JP2002171238A (ja) 2002-06-14
JP2002171238A5 JP2002171238A5 (ja) 2008-01-10
JP4511714B2 JP4511714B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=18839514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000369484A Expired - Fee Related JP4511714B2 (ja) 2000-12-05 2000-12-05 Ofdm受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4511714B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006068186A1 (ja) * 2004-12-21 2008-06-12 松下電器産業株式会社 Ofdm受信装置
JP2008533860A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdmシンボル時間追跡情報を使用するfftコレクションウィンドウ位置決め
JP2008537415A (ja) * 2005-04-21 2008-09-11 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) Ofdmシステムにおける初期パラメータ推定
KR100874353B1 (ko) 2007-02-06 2008-12-16 경북대학교 산학협력단 Ofdm 시스템의 프레임 동기 검출 방법
JP2012044414A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Lapis Semiconductor Co Ltd 相関器及びそれを含む復調装置
US8411796B2 (en) 2007-04-13 2013-04-02 Panasonic Corporation OFDM signal receiver and method for receiving OFDM signal
US8422614B2 (en) 2005-10-31 2013-04-16 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for determining timing in a wireless communication system
US8675631B2 (en) 2005-03-10 2014-03-18 Qualcomm Incorporated Method and system for achieving faster device operation by logical separation of control information
US8948329B2 (en) 2005-12-15 2015-02-03 Qualcomm Incorporated Apparatus and methods for timing recovery in a wireless transceiver

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11355241A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd シンボル同期回路
JP2000165345A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Toshiba Corp Ofdm受信装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11355241A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd シンボル同期回路
JP2000165345A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Toshiba Corp Ofdm受信装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7991058B2 (en) 2004-12-21 2011-08-02 Panasonic Corporation OFDM reception device
JPWO2006068186A1 (ja) * 2004-12-21 2008-06-12 松下電器産業株式会社 Ofdm受信装置
US8165167B2 (en) 2005-03-10 2012-04-24 Qualcomm Incorporated Time tracking for a communication system
JP2010273364A (ja) * 2005-03-10 2010-12-02 Qualcomm Inc Ofdmシンボル時間追跡情報を使用するfftコレクションウィンドウ位置決め
JP2008533859A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdm通信システム用のシンボル時間追跡
US8144824B2 (en) 2005-03-10 2012-03-27 Qualcomm Incorporated Trend influenced time tracking
JP2008533860A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdmシンボル時間追跡情報を使用するfftコレクションウィンドウ位置決め
US8175123B2 (en) 2005-03-10 2012-05-08 Qualcomm Incorporated Collection window positioning using time tracking information
US8675631B2 (en) 2005-03-10 2014-03-18 Qualcomm Incorporated Method and system for achieving faster device operation by logical separation of control information
JP2008537415A (ja) * 2005-04-21 2008-09-11 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) Ofdmシステムにおける初期パラメータ推定
US8422614B2 (en) 2005-10-31 2013-04-16 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for determining timing in a wireless communication system
US8948329B2 (en) 2005-12-15 2015-02-03 Qualcomm Incorporated Apparatus and methods for timing recovery in a wireless transceiver
KR100874353B1 (ko) 2007-02-06 2008-12-16 경북대학교 산학협력단 Ofdm 시스템의 프레임 동기 검출 방법
US8411796B2 (en) 2007-04-13 2013-04-02 Panasonic Corporation OFDM signal receiver and method for receiving OFDM signal
JP2012044414A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Lapis Semiconductor Co Ltd 相関器及びそれを含む復調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4511714B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI258937B (en) Mode detection for OFDM signals
EP0772330A2 (en) Receiver and method for receiving OFDM signals
JP4388943B2 (ja) 相関器
EP0869648A2 (en) Carrier synchronisation in a multicarrier receiver
US7577216B2 (en) Guard interval and FFT mode detector in DVB-T receiver
JPH07321763A (ja) ディジタル放送システムおよび該ディジタル放送用の送信システムならびに該ディジタル放送用の受信システム
KR19990043408A (ko) 직교분할대역 시스템의 간략 주파수 획득 방법 및 그 장치
JP2004282759A (ja) Ofdmシステムでの初期周波数の同期方法および装置
JP3058870B1 (ja) Afc回路
JP4317335B2 (ja) ダイバーシティ受信機
JP4511714B2 (ja) Ofdm受信装置
JP3905541B2 (ja) 遅延プロファイル推定装置及び相関器
KR100213100B1 (ko) Ofdm 전송 신호의 주파수 오류 정정기와 그 방법
JP2004320168A (ja) 無線受信装置および無線受信方法
JP3544147B2 (ja) Ofdm信号受信装置、ofdm信号通信システム及びその通信制御方法
US7130361B1 (en) Telecommunication device with analog fourier transformation unit
JP2005260331A (ja) Ofdm受信装置
KR20060066255A (ko) 상관 계수의 대칭성을 이용한 상관 장치 및 그 방법
JP2818148B2 (ja) Ofdm復調装置
JP2000022660A (ja) ディジタル通信装置
JPH10145323A (ja) 復調器
US6950475B1 (en) OFDM receiver clock synchronization system
JP3793198B2 (ja) Ofdm信号通信システム及びofdm信号送信機
JP4791307B2 (ja) 受信装置、中継装置のサンプリングクロック制御方法
KR20060125363A (ko) 직교주파수분할다중 기반 수신기의 채널 추정 장치 및 그방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees