JP2002150782A - 半導体記憶装置およびその動作方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその動作方法

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JP2002150782A JP2000345586A JP2000345586A JP2002150782A JP 2002150782 A JP2002150782 A JP 2002150782A JP 2000345586 A JP2000345586 A JP 2000345586A JP 2000345586 A JP2000345586 A JP 2000345586A JP 2002150782 A JP2002150782 A JP 2002150782A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、NAND型フラッシュメモリにおい
て、メモリセルのスケーリングによらず、非選択ブロッ
クのワード線の電位を十分に昇圧できるようにすること
を最も主要な特徴としている。 【解決手段】たとえば、消去動作時には、メモリセルア
レイの全ワード線WL0〜WL31、選択ゲート線SS
L,GSLおよびp型ウェル12に、それぞれ、昇圧回
路からの消去電圧Veraを印加する。続いて、選択ブ
ロックの各ワード線WL0〜WL31の電位を放電させ
る。一方、ビット線BL0〜BL4223およびソース
線SLの電位を消去禁止電圧Vera−Vfまで上昇さ
せる。こうして、消去しない非選択ブロックの各ワード
線WL0〜WL31の電位を、p型ウェル12と同一レ
ベルとするようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
およびその動作方法に関するもので、特に、カラム
(列)方向のメモリセルを複数個直列に接続してメモリ
セルユニット(NANDセル)を構成してなるNAND
型EEPROMに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶装置の一つとして、デ
ータの電気的な書き換えを可能としたEEPROMが知
られている。なかでも、複数のNANDセルの、ロウ
(行)方向における各メモリセルの制御ゲートを共通に
接続してNANDセル・ブロックを構成してなるNAN
D型EEPROMは、高集積化が可能であるとして注目
されている。
【0003】すなわち、NAND型EEPROMの1つ
のメモリセルは、半導体基板上に絶縁膜を介して浮遊ゲ
ート(電荷蓄積層)と制御ゲートとが積層されたMOS
FET構造を有してなる構成とされている。そして、隣
接するメモリセルが互いにソース・ドレインを共有する
形で直列に接続されて、NANDセルが構成されてい
る。また、このようなNANDセルがロウ方向に配列さ
れて、1つのNANDセル・ブロックが構成されてい
る。さらに、そのNANDセル・ブロックがカラム
(列)方向に配列されて、メモリセルアレイが構成され
ている。
【0004】メモリセルアレイのカラム方向に並ぶNA
NDセルの、一端側のドレインは、選択ゲートトランジ
スタをそれぞれに介して、ビット線に共通に接続されて
いる。また、他端側のソースは、選択ゲートトランジス
タをそれぞれに介して、共通ソース線に接続されてい
る。メモリセルを構成するトランジスタの制御ゲート
は、それぞれ、ロウ方向に接続されて、ワード線(制御
ゲート線)を形成している。また、選択ゲートトランジ
スタの各ゲート電極は、共通に接続されて、選択ゲート
線を形成している。
【0005】このような構成の、従来のNAND型EE
PROMは、たとえば、次のような文献(1)および
(2)により開示されている。
【0006】(1) K.-D.Suh et al.,゛A 3.3V 32Mb
NAND Flash Memory with Incremental Step Pulse Prog
ramming Scheme,"IEEE J.Solid-State Circuits,vol.3
0,pp.1149-1156,Nov.1995. (2) Y.Iwata et al.,゛A 35ns Cycle Time 3.3V On
ly 32Mb NAND Flash EEPROM,"IEEE J.Solid-State Circ
uits,vol.30,pp.1157-1164,Nov.1995. ここで、図面を参照して、従来のNAND型EEPRO
Mの具体的構成について説明する。
【0007】図12は、上記した従来のNAND型EE
PROMのメモリセルアレイにおける、一つのNAND
セル・ブロックの構成例を示すものである。
【0008】スタックゲート構造を有するMOSトラン
ジスタからなる複数個のメモリセルMが、それぞれのソ
ース・ドレインを隣接するもの同士で共有する形で直列
に接続されて、NANDセルが形成される。各NAND
セルの一端(ドレイン)は、選択ゲートトランジスタS
1をそれぞれに介して、ビット線BLi(i=0,1,
2,〜)に接続される。他端(ソース)は、選択ゲート
トランジスタS2をそれぞれに介して、共通ソース(接
地)線SLに接続される。
【0009】各NANDセルの、ロウ方向に並ぶメモリ
セルMの各制御ゲートは、それぞれのワード線WLj
(j=0,1,2,〜)に共通に接続される。また、選
択ゲートトランジスタS1の各ゲート電極は、選択ゲー
ト線SSLに共通に接続される。同様に、選択ゲートト
ランジスタS2の各ゲート電極は、選択ゲート線GSL
に共通に接続される。
【0010】通常、このようなNANDセル・ユニット
がロウ方向に配列されて、NANDセル・ブロックが構
成されている。また、複数のNANDセル・ブロックが
ビット線(カラム)方向に配置されて、メモリセルアレ
イが構成される。各NANDセル・ブロックはデータ消
去の最小単位となって、いわゆる一括消去が行われる。
また、NANDセル・ブロック内の一つの選択されたワ
ード線WLjに沿うメモリセル列はページと呼ばれ、こ
の1ページがデータ読出しおよび書込みの単位となる。
【0011】メモリセルMが、たとえばnチャネルMO
Sトランジスタの場合、データ記憶は、浮遊ゲートに電
子が注入された際のしきい値が正の状態(Eタイプ状
態)と、浮遊ゲートの電子が放出された際のしきい値が
負の状態(Dタイプ状態)とを二値に対応させることに
よって行われる。たとえば、Dタイプ状態が“1”デー
タの保持状態(消去状態)、Eタイプ状態が“0”デー
タの保持状態(書込み状態)というように定義される。
また、“1”データを保持しているメモリセルMのしき
い値を正方向にシフトさせて、“0”データを保持した
状態に移行させる動作が「書込み動作」、“0”データ
を保持しているメモリセルMのしきい値を負方向にシフ
トさせて、“1”データを保持した状態に移行させる動
作が「消去動作」というように定義される。本明細書で
は、以下の説明をこの定義にしたがって行う。
【0012】図13は、メモリセルアレイの選択された
NANDセル・ブロックでの、データ消去、読出しおよ
び書込み動作における各部のバイアス電圧を示すもので
ある。ここでは、メモリセルMがnチャネルMOSトラ
ンジスタからなる場合を例に説明する。
【0013】データ消去動作では、選択されたNAND
セル・ブロック(以下、単に選択ブロックと略称する)
の全ワード線WLjに0Vが、選択ゲート線SSL,G
SLおよびビット線BLiがフローティング(F)状態
とされ、セル領域のPウェル(基板)に高い正の消去電
圧Vera(たとえば、3ms、21Vの消去パルス)
が、それぞれ与えられる。その結果、選択ブロックで
は、Pウェルとワード線WLjとの間に消去電圧がかか
り、浮遊ゲートの電子がFNトンネル電流によってPウ
ェルに放出される。これにより、その選択ブロック内の
各メモリセルMは“1”データを保持した消去状態にな
る。
【0014】一方、選択されなかった非選択のNAND
セル・ブロック(非選択ブロック)では、この時、フロ
ーティング状態のワード線WLjとPウェルとの容量カ
ップリングにより、ワード線電位が昇圧される。カップ
リング比は、フローティング状態のワード線WLjに接
続される容量から計算される。実際には、ポリシリコン
製のワード線とセル領域のPウェルとの容量が、全容量
に対して比較的に大きい。これにより、FNトンネル電
流の流れが妨げられる。なお、消去ベリファイ(検証)
は、選択ブロック内のすべてのメモリセルMのしきい値
電圧が、たとえば−1V以下になったかどうかによって
判定される。
【0015】データ読出し動作時には、選択された選択
ワード線WLjに0V、選択されなかった非選択ワード
線WLjおよび選択ゲート線SSL,GSLに一定の中
間電圧Vread(しきい値によらず、チャネル領域を
導通させるに必要な電圧)が与えられる。そして、選択
された選択メモリセルMの導通の有無によるビット線B
Liの電位の変化を読むことにより、データの読出しが
行われる。
【0016】データ書込み動作では、選択された選択ワ
ード線WLjに正の高い書込み電圧Vpgmが、選択さ
れなかった非選択ワード線WLjに中間電圧Vpass
が、ビット線BLi側の選択ゲート線SSLにVcc
が、共通ソース線SL側の選択ゲート線GSLにVss
(=0V)が、それぞれ与えられる。また、“0”デー
タを書込むべきビット線BLiにはVssが、“1”デ
ータが書込まれた消去状態に保つべき、書込み禁止のビ
ット線BLiにはVccが与えられる。この時、Vss
が与えられたビット線BLiにつながる選択メモリセル
Mでは、チャネル電位がVssに保持され、制御ゲート
とチャネル領域との間に大きな電界がかかって、チャネ
ル領域から浮遊ゲートにトンネル電流による電子の注入
現象が生じる。ただし、同じビット線BLiにつながる
Vpassが与えられた他の非選択メモリセルMでは、
十分な電界がかからず、データの書込みは行われない。
【0017】一方、Vccが与えられたビット線BLi
に沿うメモリセルMは、NANDセルのチャネル領域が
VccまたはVcc−Vth(Vthは選択メモリセル
Mのしきい値電圧)に予備充電されることにより、カッ
トオフする。そして、制御ゲートに書込み電圧Vpgm
および中間電圧Vpassが与えられると、フローティ
ング状態となっているNANDセルのチャネル領域とV
pgmまたはVpassが与えられた制御ゲートとの容
量結合によりチャネル電位が上昇されて、電子の注入現
象が妨げられる。
【0018】以上のようにして、Vssが与えられたビ
ット線BLiとVpgmが与えられた選択ワード線WL
jとの交差部のメモリセルMでのみ、浮遊ゲートに対す
る電子の注入が行われることにより、“0”データの書
込みがなされる。これに対し、選択ブロック内の書込み
禁止のメモリセルMにおいては、上述のように、チャネ
ル電位がワード線WLjとNANDセルのチャネル領域
との容量結合によって決定される。よって、書込み禁止
電圧を十分に高くするためには、チャネル領域の予備充
電を十分に行うこと、また、ワード線WLjとチャネル
領域との間の容量カップリング比を大きくすることが重
要となる。
【0019】ワード線WLjとチャネル領域との間のカ
ップリング比Bは、下式により算出される。
【0020】B=Cox/(Cox+Cj) ここで、Coxはワード線WLjとチャネル領域との間
のゲート容量の総和であり、CjはメモリセルMのソー
スおよびドレインの接合容量の総和である。また、これ
らゲート容量の総和Coxと接合容量の総和Cjとの合
計が、NANDセルのチャネル容量となる。さらに、そ
の他の容量である選択ゲート線SSL,GSLとソース
とのオーバラップ容量や、ビット線BLiとソースおよ
びドレインとの容量などは、全チャネル容量に比べて非
常に小さいため、ここでは無視している。
【0021】このようなNAND型EEPROMでのス
ケーリングに対する問題点について、以下に説明する。
従来のNAND型EEPROMにおいては、全容量に対
する、ポリシリコン製のワード線とセル領域のPウェル
との容量が比較的に大きかった。そこで、従来は、非選
択ブロック(消去を行わないブロック)のワード線の電
位を、ワード線とセル領域のPウェルとの容量カップリ
ングにより昇圧させることによって、データ消去時の消
去禁止電圧を得ていた。
【0022】しかしながら、メモリセルのスケーリング
にともない、容量バランスが異なってきている。すなわ
ち、メモリセルの構造によっては、全容量に対する、ポ
リシリコン製のワード線とセル領域のPウェルとの容量
が、従来よりも小さくなる場合がある。このような場合
において、非選択ブロックのワード線の消去禁止電圧
を、ワード線とセル領域のPウェルとの容量結合により
生成しようとすると、非選択ブロックのワード線の電位
を十分に昇圧できなくなる。その結果、誤消去につなが
るという問題があった。
【0023】また、セル領域のPウェルの容量は非常に
大きい。このため、非選択ブロックのワード線を昇圧回
路で昇圧するのには時間がかかる。すなわち、所望の消
去電圧に昇圧されるまでの遷移時間中にも、実際にはデ
ータの消去が行われる。そのため、消去時間を確定する
のが困難であった。
【0024】なお、データ書込み時においては、ワード
線とNANDセルのチャネル領域との容量カップリング
によって、書込み禁止電圧を生成するようにしていた。
この場合も、セルのスケーリングにともない、チャネル
領域を満足に昇圧することができずに、誤書込みの原因
となる場合がある。誤書込みを防ぐために、ビット線か
ら書込み禁止電圧を選択的に供給する方法もある。ただ
し、この方法の場合、センスアンプ回路などのカラム系
のトランジスタに高耐圧設計が必要となり、チップ面積
の増加およびプロセスの複雑化を招くという問題があ
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、ワード線とセル領域のPウェルとの容量カ
ップリングにより、データ消去時の消去禁止電圧を得る
ようにしていたため、メモリセルのスケーリングにとも
なって、全容量に対する、ポリシリコン製のワード線と
セル領域のPウェルとの容量が小さくなると、非選択ブ
ロックのワード線の電位を十分に昇圧できなくなり、誤
消去につながるなどの問題があった。
【0026】そこで、この発明は、メモリセルのスケー
リングにともなって、全容量に対する、ポリシリコン製
のワード線とセル領域のPウェルとの容量が小さくなっ
たとしても、非選択ブロックのワード線の電位を十分に
昇圧でき、誤消去の問題を改善することが可能になると
ともに、実効的な消去時間の確定が容易に可能となる半
導体記憶装置およびその動作方法を提供することを目的
としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の半導体記憶装置にあっては、半導体基
板上に設けられ、ワード線にそれぞれ接続された書き換
え可能なメモリセルを複数個接続したメモリセルユニッ
トがアレイ状に配列されたメモリセルアレイと、前記ワ
ード線を選択するワード線選択手段と、前記半導体基板
および前記ワード線の電位を昇圧する昇圧回路と、前記
メモリセルのデータを消去する際、前記昇圧回路により
前記半導体基板および前記ワード線のすべての電位を消
去電圧に昇圧させた後に、前記ワード線選択手段によっ
て選択されたワード線の電位のみを低下させる制御手段
とを具備したことを特徴とする。
【0028】また、この発明の半導体記憶装置にあって
は、半導体基板上に設けられ、複数のワード線にそれぞ
れ接続された書き換え可能な不揮発性メモリセルが複数
個直列に接続され、かつ、その一端が複数のビット線に
それぞれ接続されるとともに、他端が共通のソース線に
それぞれ接続されたNAND型メモリセルユニットがア
レイ状に配列されたメモリセルアレイと、前記ワード線
を選択するワード線選択手段と、前記ビット線を選択す
るビット線選択手段と、前記ビット線にそれぞれビット
線トランスファゲートを介して接続された、ラッチ機能
を有するセンスアンプ回路と、前記半導体基板および前
記ワード線の電位を昇圧する昇圧回路と、前記不揮発性
メモリセルのデータを消去する際、前記昇圧回路により
前記半導体基板および前記ワード線のすべての電位を消
去電圧に昇圧させた後に、前記ワード線選択手段によっ
て選択されたワード線の電位のみを低下させる制御手段
とを具備したことを特徴とする。
【0029】また、この発明の半導体記憶装置の動作方
法にあっては、半導体基板上に設けられ、ワード線にそ
れぞれ接続された書き換え可能なメモリセルを複数個接
続したメモリセルユニットがアレイ状に配列されたメモ
リセルアレイと、前記ワード線を選択するワード線選択
手段と、前記半導体基板および前記ワード線の電位を昇
圧する昇圧回路とを具備し、前記メモリセルのデータを
消去する際、前記昇圧回路により前記半導体基板および
前記ワード線のすべての電位を消去電圧に昇圧させた後
に、前記ワード線選択手段によって選択されたワード線
の電位のみを低下させることを特徴とする。
【0030】さらに、この発明の半導体記憶装置の動作
方法にあっては、半導体基板上に設けられ、複数のワー
ド線にそれぞれ接続された書き換え可能な不揮発性メモ
リセルが複数個直列に接続され、かつ、その一端が複数
のビット線にそれぞれ接続されるとともに、他端が共通
のソース線にそれぞれ接続されたNAND型メモリセル
ユニットがアレイ状に配列されたメモリセルアレイと、
前記ワード線を選択するワード線選択手段と、前記ビッ
ト線を選択するビット線選択手段と、前記ビット線にそ
れぞれビット線トランスファゲートを介して接続され
た、ラッチ機能を有するセンスアンプ回路と、前記半導
体基板および前記ワード線の電位を昇圧する昇圧回路と
を具備し、前記不揮発性メモリセルのデータを消去する
際、前記昇圧回路により前記半導体基板および前記ワー
ド線のすべての電位を消去電圧に昇圧させた後に、前記
ワード線選択手段によって選択されたワード線の電位の
みを低下させることを特徴とする。
【0031】この発明の半導体記憶装置およびその動作
方法によれば、データを消去すべきメモリセルのワード
線の電位を選択的に低下できるようになる。これによ
り、データの消去を行わないメモリセルのワード線の電
位を、ワード線とセル領域のPウェルとの容量カップリ
ングにより昇圧せずとも、半導体基板と同一レベルにす
ることが容易に可能となるものである。
【0032】また、一旦は半導体基板および全ワード線
の電位を昇圧させた後に、データを消去すべきメモリセ
ルのワード線の電位のみを放電するようにしているた
め、昇圧する時間よりも短い時間で制御できるようにな
るものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0034】図1は、本発明の一実施形態にかかる、ペ
ージ書込み/読出し機能を有するNAND型フラッシュ
メモリ(EEPROM)のチップ構成(全体ブロック構
成)を示すものである。
【0035】図示のように、メモリセルアレイ(NAN
Dセルアレイ)51には、外部から入力されたアドレス
にもとづいて、メモリセルアレイ51のワード線WLj
を選択駆動するロウデコーダ(ワード線選択手段)52
が接続されている。また、メモリセルアレイ51のビッ
ト線BLiには、入出力データのラッチ機能を備えるセ
ンスアンプ回路(センスアンプ/データラッチ)53が
接続されている。センスアンプ回路53には、カラムゲ
ート55が接続されている。カラムゲート55には、カ
ラムデコーダ(ビット線選択手段)54が接続されてい
る。このカラムデコーダ54によって、外部から入力さ
れたアドレスをもとにカラムゲート55が制御されるこ
とにより、センスアンプ回路53内の対応するセンスア
ンプが選択される。
【0036】上記ロウデコーダ52、上記カラムデコー
ダ54および上記カラムゲート55には、データ入出力
(I/O)バッファ58が接続されている。また、この
データ入出力バッファ58には、制御手段としての制御
回路57を介して、書込み動作や消去動作に必要な高電
圧を供給するための昇圧回路56が接続されている。
【0037】制御回路57は、メモリセルアレイ51へ
のデータ書込み、消去および読出しのための制御信号を
それぞれ生成してチップの内部を制御するとともに、外
部とのインターフェースのために設けられるものであ
る。また、この制御回路57には、NANDセルに対す
る消去/消去ベリファイ、書込み/書込みベリファイお
よび読出し動作を制御するためのシーケンス制御手段
(たとえば、プログラマブルロジックアレイ)が含まれ
ている。
【0038】ロウデコーダ52は、データ書込み時、消
去時および読出し時に、それぞれ、アドレスにもとづい
て複数のワード線WLjを選択駆動するものであり、そ
のワード線ドライバ(図示していない)には所要の電圧
が供給される。
【0039】センスアンプ回路53は、データ読出し時
にビット線データをセンスする機能、書込み時に外部か
らロードされるデータを保持するデータラッチ機能、お
よび、書込み動作や消去動作の際にビット線BLiに対
して所要の電圧をそれぞれ選択的に供給する機能を有し
て構成されている。
【0040】図2は、上記メモリセルアレイ51におけ
る、一つのNANDセル・ブロック1の構成例を示すも
のである。ここでは、ビット線BLiの本数として、容
量が528バイト((512+16)×8=4224本
(i=0〜4223))の場合を例に示している。
【0041】この実施形態の場合、ビット線BLiとソ
ース線SLとの間に、32個のメモリセルトランジスタ
MC0〜MC31が直列に接続されて、NANDセル
(メモリセル列)が構成されている。ビット線BLiと
メモリセルトランジスタMC0との間には、選択トラン
ジスタSSTが設けられている。同様に、ソース線SL
とメモリセルトランジスタMC31との間には、選択ト
ランジスタGSTが設けられている。これら選択トラン
ジスタSST,GSTを含んで、NAND型メモリセル
ユニットが構成されている。
【0042】図3は、上記NANDセル・ブロック1の
レイアウトを示すものである。また、図4は図3のA−
A′線に沿う断面図であり、図5は図3のB−B′線に
沿う断面である。
【0043】図3〜図5において、たとえば、半導体基
板としてのp型シリコン基板(第1導電型の半導体不純
物層)10のメモリセルアレイ領域には、n型ウェル
(第2導電型の半導体不純物層)11が形成されてい
る。このn型ウェル11内には、p型ウェル(第1導電
型の半導体不純物層)12が形成されている。このp型
ウェル12には、素子分離絶縁膜13により素子領域が
区画されている。素子領域には、トンネル酸化膜(ゲー
ト酸化膜)14を介して、浮遊ゲート15がメモリセル
トランジスタMC0〜MC31ごとに形成されている。
各浮遊ゲート15上には、層間ゲート絶縁膜16を介し
て、それぞれ、制御ゲート17が形成されている。
【0044】制御ゲート17は、図3および図5に示す
ように、行(ロウ)方向に連続的に配設され、これによ
り、ワード線WLj(WL0,WL1,…,WL31)
がそれぞれ形成されている。
【0045】制御ゲート17の相互間に対応する上記p
型ウェル12には、図4に示すように、ソース/ドレイ
ン拡散層21が形成されている。ソース/ドレイン拡散
層21は、制御ゲート17をマスクとするイオン注入に
よって形成される。
【0046】制御ゲート17の上方には、層間絶縁膜1
8を介して、金属配線層19が列(カラム)方向に沿っ
て配設されている。金属配線層19は、図4に示すよう
に、選択トランジスタ(ビット線側選択ゲート)SST
のソース/ドレイン拡散層21aとコンタクト接続さ
れ、これにより、ビット線BLi(BL0,BL1,
…,BL4223)がそれぞれ形成されている。
【0047】また、選択トランジスタ(ソース線側選択
ゲート)GSTのソース/ドレイン拡散層21bは相互
に接続され、これにより、共通のソース線SLが形成さ
れている。
【0048】図4には、選択トランジスタSST,GS
Tを、メモリセルトランジスタMC0〜MC31と同様
の構造として示している。実際には、図5に対応する断
面において、それぞれ、浮遊ゲート15に対応する層と
制御ゲート17に対応する層とが所定の箇所で共通に接
続され、かつ、連続的に配設されて、選択ゲート線SS
L,GSLが形成されている。なお、選択トランジスタ
SST,GSTとメモリセルトランジスタMC0〜MC
31とにおいて、ゲート酸化膜の膜厚を異ならせてもよ
い。
【0049】図6は、上記センスアンプ回路53におけ
る、一つのセンスアンプの回路構成を示すものである。
【0050】センスアンプは、インバータI1,I2を
逆並列に接続してなるデータラッチ回路61を主体に構
成されている。このラッチ回路61のノードQ,Qb
は、それぞれ、NMOSトランジスタM5,M6を介し
て、センス用NMOSトランジスタM7のドレインに接
続されている。センス用NMOSトランジスタM7のソ
ースは接地され、ゲートがセンスノードNsenseと
なっている。
【0051】センスノードNsenseには、これをプ
リチャージするためのNMOSトランジスタM4が設け
られている。また、センスノードNsenseは、トラ
ンスファゲートNMOSトランジスタ(ビット線トラン
スファゲート)M3,M1を介して、ビット線BLiに
接続されている。NMOSトランジスタM1は、データ
消去時のバッファ用高耐圧トランジスタである。
【0052】ラッチ回路61のノードQは、書込みデー
タをビット線BLiに転送するためのNMOSトランジ
スタM2を介して、上記NMOSトランジスタM1に接
続されている。
【0053】また、ラッチ回路61のノードQ,Qb
は、それぞれ、カラム選択NMOSトランジスタM8,
M9を介して、上記データ入出力バッファ58に接続さ
れている。
【0054】次に、この実施の形態にかかる、NAND
型フラッシュメモリのデータ消去、書込みおよび読出し
の動作について説明する。
【0055】図7は、データ消去動作での各部のバイア
ス電圧を示すものである。この実施の形態のNAND型
フラッシュメモリの場合、1NANDセル・ブロックが
消去の単位となる。
【0056】消去動作が開始されると、まず、制御回路
57により、データ入出力バッファ58を介して外部か
ら入力されたアドレスにもとづいて、ロウデコーダ52
が制御される。これにより、データの消去を行う選択ブ
ロックを含む、全ブロックに対応する、メモリセルアレ
イ51の全ワード線WL0〜WL31が選択状態とな
る。
【0057】次いで、制御回路57の制御により、上記
メモリセルアレイ51の全ワード線WL0〜WL31、
選択ゲート線SSL,GSLおよびメモリセルアレイ5
1のp型ウェル12に、それぞれ、昇圧回路56からの
消去電圧Vera(=20V)が印加される。
【0058】続いて、制御回路57の制御により、ロウ
デコーダ52を介して、選択ブロックの各ワード線WL
0〜WL31が接地(Vss)される。
【0059】この時、p型ウェル12とビット線BL
0,BL1,…,BL4223のコンタクト部であるソ
ース/ドレイン拡散層(n+ 型拡散層)21aとのPN
接合、および、p型ウェル12とソース線SLとなるソ
ース/ドレイン拡散層21bとのPN接合がともに順バ
イアス状態となり、ビット線BL0,BL1,…,BL
4223およびソース線SLの電位が消去禁止のための
電圧Vera−Vfまで上昇する。VfはPN接合のビ
ルトイン・ポテンシャル(たとえば、0.7V程度)で
あり、ビット線BL0,BL1,…,BL4223およ
びソース線SLの電位は約19.3Vとなる。したがっ
て、非選択ブロックの各ワード線WL0〜WL31につ
ながるメモリセルトランジスタMC0〜MC31では、
消去動作は起こらない。
【0060】一方、選択ブロックの各ワード線WL0〜
WL31につながるメモリセルトランジスタMC0〜M
C31では、基板領域(p型ウェル12)に消去電圧V
eraが、制御ゲート17に接地電位Vssが、それぞ
れ印加されている。このため、浮遊ゲート15の電子は
トンネル電流により基板領域へと放出され、メモリセル
トランジスタMC0〜MC31に記憶されたデータは一
括して消去される。
【0061】このように、データ消去の際には、非選択
ブロック(データ消去を行わないセル・ブロック)の各
ワード線WL0〜WL31の電位を、ワード線WL0〜
WL31と基板領域であるセル領域のp型ウェル12と
の容量カップリングにより昇圧せずに、直接、昇圧回路
56を用いて全ワード線WL0〜WL31の電位を昇圧
させる。そして、全ワード線WL0〜WL31の電位
を、p型ウェル12と同時に消去電圧Veraに昇圧し
た後に、選択ブロック(データ消去を行うセル・ブロッ
ク)の各ワード線WL0〜WL31の電位のみを接地さ
せるようにしている。これにより、非選択ブロックの各
ワード線WL0〜WL31の電位は、p型ウェル12の
それと同一レベルになるため、非選択ブロック内のデー
タが誤消去される問題を解決できる。
【0062】また、一旦は、全ワード線WL0〜WL3
1およびp型ウェル12を昇圧させた後に、選択ブロッ
クの各ワード線WL0〜WL31のみを放電するように
している。通常、放電時間は、昇圧に要する時間よりも
短くてすむために、実効的な消去時間の確定が容易とな
る。
【0063】図8は、データ書込み動作での各部のバイ
アス電圧を示すものである。ここでは、上記の説明で一
括消去された選択ブロック内のワード線WL17に関す
る動作について説明する。また、ビット線BL0に関し
ては“0”データ書込みを行い、ビット線BL1に関し
ては“1”データ書込み(すなわち、“1”データの消
去状態を保つ書込み禁止)を行う場合を想定している。
なお、図9は、図2における二つのビット線BL0,B
L1に対する電圧関係を示したものである。
【0064】図8において、データ書込み動作では、ま
ず、制御回路57により、データ入出力バッファ58を
介して外部から入力されたアドレスにもとづいて、ロウ
デコーダ52が制御される。これにより、データの書込
みを行う選択ブロックの各ワード線WL0〜WL31が
選択状態となる。
【0065】次いで、制御回路57の制御により、ソー
ス線SLの電位が昇圧回路56によってVM(8〜10
V程度)に充電される。
【0066】続いて、制御回路57の制御により、デー
タ書込みを行う選択ブロックのソース側の選択ゲート線
GSLおよび各ワード線WL0〜WL31に、昇圧回路
56からの電圧Vpass(8〜10V程度)が印加さ
れる。これにより、選択ブロックのチャネル電位がソー
ス線SLによって充電され、電圧Vpass−Vth
(選択トランジスタもしくはメモリセルトランジスタの
しきい値電圧のうち、高いしきい値電圧の分だけ低下し
た値)まで上昇される。
【0067】これと同時に(あるいは、この動作と前後
して)、制御回路57の制御により、ビット線BL0に
は書込み用の接地電位Vssが、ビット線BL1には書
込み禁止用の電源電圧Vcc(=3.3V)が、それぞ
れ昇圧回路56から与えられる。この際、ビット線側の
選択ゲート線SSLは接地電位Vssに保たれている。
【0068】その後、制御回路57の制御により、ソー
ス線側の選択ゲート線GSLの電位が接地電位Vssに
まで低下される。また、ビット線側の選択ゲート線SS
Lが、選択トランジスタGSTのしきい値電圧Vth以
上、電源電圧Vcc以下に上昇される。これにより、ビ
ット線BL0につながるNANDセルのチャネル電位
が、書込みのための接地電位Vssに制御される。な
お、ビット線BL1につながるNANDセルのチャネル
電位は、書込み禁止のための電圧Vpass−Vthに
保たれる。
【0069】この状態において、選択ブロックのワード
線WL0〜WL31のうち、書込みを行わない非選択ワ
ード線WL0〜WL16,WL18〜WL31の電位
は、電圧Vpassに保たれる。これに対し、書込みを
行う選択ワード線WL17には、制御回路57の制御に
より、昇圧回路56からのさらに高い書込み電圧Vpg
m(約16V)が印加される。
【0070】この時、選択ブロック内のビット線BL1
側のチャネル領域は、電圧Vpass−Vthにほぼ保
たれる。書込みを行う1本のワード線WL17に対して
は、VpassからVpgmへの印加電圧の上昇があ
る。しかし、電圧Vpassが与えられている31本の
ワード線WL0〜WL16,WL18〜WL31は、電
圧Vpassに保たれている。そのため、ビット線BL
1側のNANDセルのチャネル領域は、書込み禁止の電
圧Vpass−Vthをほぼ保つ。したがって、書込み
電圧Vpgmが与えられた選択ワード線WL17により
駆動されるメモリセルトランジスタMC171であって
も、データ“1”の書込み動作は起こらない。
【0071】一方、接地電位Vssが与えられたビット
線BL0側では、ビット線BL0から伝達される接地電
位Vssが、選択されたメモリセルトランジスタMC1
70のチャネル領域にまで供給されている(図9参
照)。この結果、書込み電圧Vpgmが与えられた選択
ワード線WL17により駆動されるメモリセルトランジ
スタMC170では、トンネル電流の注入現象によるデ
ータ“0”の書込み動作が起こる。
【0072】ただし、同じビット線BL0につながる他
のメモリセルトランジスタでは、チャネル領域と制御ゲ
ート17との間に大きな電界がかからず、データ書込み
のためのトンネル電流の注入現象は生じないため、デー
タ“0”の書込み動作は起こらない。
【0073】このように、データ書込み動作において
は、ワード線WL0〜WL31とNANDセルのチャネ
ル領域との容量カップリングによって書込み禁止の電圧
Vpass−Vthを生成せずに、ソース線SLからチ
ャネル領域に書込み禁止の電圧Vpass−Vthを供
給するようにしている。これにより、誤書込みの問題を
低減できる。なお、このようなソース線から電圧を供給
し、NANDセルのチャネル領域の電位を充電すること
によって、“1”データ書込みを防止する方式について
は、たとえば特開平10‐275481号公報に詳細に
開示されている。
【0074】また、この方式の場合、従来のビット線か
ら書込み禁止電圧を選択的に供給する方法に比べて、カ
ラム系の高耐圧設計が不必要となり、チップ面積の増加
も殆ど無視できるほどに小さく、かつ、プロセスも簡略
化できる。
【0075】なお、実際のデータ書込み動作では、図1
に示した制御回路57によるシーケンス制御により、書
込み電圧パルス印加と書込み後のしきい値をチェックす
るベリファイ(検証)動作とを繰り返して、1ページ分
のデータを所定しきい値範囲に追い込むという制御が行
われる。1ページは、たとえば、1ワード線につながる
ビット線の総数に相当するが、ページ入バッファ(図示
していない)などとの関係によっては、1ワード線当た
りのビット線の総数を2ページとする場合もある。
【0076】ここで、このようなページ単位でのデータ
の書込みサイクルについて、さらに説明する。
【0077】まず、図1のセンスアンプ回路53内のデ
ータラッチに、連続的に、書込みデータがロードされ
る。この時、“0”が書込み動作を行うセルデータであ
り、“1”は書込み禁止のセルデータである。書込みサ
イクルは、次のステップ(1)〜(9)により構成され
る。
【0078】ステップ(1) ソース線SLをVM(8
〜10V程度)に充電する。
【0079】ステップ(2) データ書込みを行う選択
ブロックの、ソース側の選択ゲート線GSLおよびワー
ド線WL0〜WL31に、電圧Vpass(8〜10V
程度)を印加する。
【0080】ステップ(3) 選択ブロックのNAND
セルのチャネル電位が、書込み禁止の電圧Vpass−
Vthにまで上昇するように、ソース線SLより充電さ
せる。
【0081】ステップ(4) 上記ステップ(3)と同
時に(あるいは、ステップ(3)の動作と前後して)、
ビット線BL0,BL1のそれぞれの電位を、上記書込
みデータにしたがって、接地電位Vss,電源電圧Vc
cに設定する。この際、ビット線側の選択ゲート線SS
Lの電位は接地電位Vssに保つ。
【0082】ステップ(5) ソース線側の選択ゲート
線GSLの電位を接地電位Vssに低下させ、ビット線
側の選択ゲート線SSLを選択トランジスタSSTのし
きい値電圧Vth以上、電源電圧Vcc以上に上昇させ
る。
【0083】ステップ(6) ビット線BL0につなが
るNANDセルのチャネル領域に、書込みのための接地
電位Vssを供給する。ただし、ビット線BL1につな
がるNANDセルのチャネル領域の電位は、書込み禁止
のための電圧Vpass−Vthに保つ。
【0084】ステップ(7) 選択ブロックの選択ワー
ド線(WL17)に書込み電圧Vpgmを印加する。こ
の際、選択ブロックの非選択ワード線(WL0〜WL1
6,WL18〜WL31)の電位は、電圧Vpassを
維持させる。
【0085】ステップ(8) 選択ブロックのワード線
WL0〜WL31を放電し、その後、ビット線BL0お
よびビット線BL1につながるNANDセルのチャネル
領域の電位を放電する。
【0086】ステップ(9) 書込みベリファイ動作の
ためのデータ読出しを行う。
【0087】図10は、上記のベリファイ動作にかか
る、二つのビット線BL0,BL1に対する電圧関係を
示したものである。
【0088】ベリファイ動作では、十分な書込みが行わ
れたセルに対応するデータラッチの書込みデータが
“0”から“1”に変えられて、それ以上のデータ書込
み動作が行われないようにする。また、データ読出し動
作が開始されると、ビット線BL0,BL1は初期状態
の電圧Vb1(約1.5V)に予備充電される。そし
て、選択ブロックの書込みを行った選択ワード線WL1
7に、ベリファイ読出し電圧Vref(約0.7V)を
与える。
【0089】また、それ以外の、選択ブロック内の他の
非選択ワード線WL0〜WL16,WL18〜WL31
および選択ゲート線SSL,GSLには、メモリセルト
ランジスタおよび選択トランジスタSST,GSTを導
通させるための電圧Vread2を与える。この電圧V
read2は、後に説明する、通常のデータ読出し動作
時に選択ブロックの非選択ワード線WL0〜WL16,
WL18〜WL31に与える電圧Vread1(約3.
5V)と同一か、あるいは、それ以上の電圧(たとえ
ば、Vread2=8V)とする。
【0090】これにより、“0”データ(そのしきい値
がVrefを超えて、書込み状態となったメモリセルト
ランジスタのデータ)を読出すビット線BL0は電圧V
b1を保ち、“1”データ(消去状態のメモリセルトラ
ンジスタのデータ)を読出すビット線BL1は電圧Vb
1から接地電位Vssになる。このビット線BL1の電
位の変化を、通常のデータ読出し動作時の場合と同様
に、センスアンプにより検出して、“0”データ,
“1”データを判別する。
【0091】以上の書込みベリファイ動作のためのデー
タ読出しにおいて、データ書込みが不十分と判定された
メモリセルトランジスタについてのみ、次のサイクル
で、再度、データ書込み動作が繰り返される。
【0092】図11は、通常のデータ読出し動作での各
部のバイアス電圧を示すものである。
【0093】読出し動作が開始されると、まず、ビット
線BL0,BL1は初期状態の電圧Vb1(約1.5
V)に予備充電される。そして、選択ブロックの選択ワ
ード線(図9および図10の例では、WL17)に、読
出し電圧である接地電位Vssを与える。
【0094】また、それ以外の、選択ブロック内のすべ
ての選択ゲート線SSL,GSLおよび非選択ワード線
WL0〜WL16,WL18〜WL31には、電圧Vr
ead1を与える。
【0095】これにより、“0”データ(書込み状態の
メモリセルトランジスタ)を読出すビット線BL0は電
圧Vb1を保ち、“1”データ(消去状態のメモリセル
トランジスタ)を読出すビット線BL1は電圧Vb1か
ら接地電位Vssになる。このビット線BL1の電位の
変化を、従来と同様に、センスアンプにより検出して、
“0”データ,“1”データを判別する。
【0096】上記したように、データを消去すべきメモ
リセルトランジスタがつながるワード線の電位を選択的
に低下できるようにしている。
【0097】すなわち、データ消去時には、メモリセル
アレイの全ワード線の電位を消去禁止電圧まで昇圧させ
た後に、消去するメモリセルトランジスタを含む選択ブ
ロックの各ワード線の電位だけを接地するようにしてい
る。これにより、データの消去を行わない非選択ブロッ
クの各ワード線の電位を、ワード線とセル領域のp型ウ
ェルとの容量カップリングにより昇圧せずとも、p型ウ
ェルと同一レベルにすることが容易に可能となる。した
がって、非選択ブロックのワード線につながるメモリセ
ルトランジスタでのデータ消去を確実に防止できるよう
になるものである。
【0098】また、一旦は昇圧させたワード線の電位を
接地するための放電は、ワード線を昇圧する時間よりも
時間が短くてすむため、実効的な消去時間の確定が容易
に可能となる。
【0099】なお、本発明は、上記したNAND型フラ
ッシュメモリに限らず、たとえばAND型やDINOR
型のフラッシュメモリにも同様に適用できる。
【0100】その他、本願発明は、上記(各)実施形態
に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸
脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さら
に、上記(各)実施形態には種々の段階の発明が含まれ
ており、開示される複数の構成要件における適宜な組み
合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、
(各)実施形態に示される全構成要件からいくつかの構
成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の
欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)
が得られる場合には、その構成要件が削除された構成が
発明として抽出され得る。
【0101】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、メモリセルのスケーリングにともなって、全容量に
対する、ポリシリコン製のワード線とセル領域のPウェ
ルとの容量が小さくなったとしても、非選択ブロックの
ワード線の電位を十分に昇圧でき、誤消去の問題を改善
することが可能になるとともに、実効的な消去時間の確
定が容易に可能となる半導体記憶装置およびその動作方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるNAND型フラッ
シュメモリの全体構成を示すブロック図。
【図2】同じく、図1におけるメモリセルアレイの、一
つのNANDセル・ブロックを等価的に示す回路構成
図。
【図3】同じく、NANDセル・ブロックのレイアウト
例を示す概略平面図。
【図4】同じく、図3のA−A′線に沿って示すNAN
Dセル・ブロックの断面図。
【図5】同じく、図3のB−B′線に沿って示すNAN
Dセル・ブロックの断面図。
【図6】同じく、図1におけるセンスアンプ回路の、一
つのセンスアンプの構成例を示す回路図。
【図7】同じく、データ消去動作での各部のバイアス電
圧の関係を示すタイミングチャート。
【図8】同じく、データ書込み動作での各部のバイアス
電圧の関係を示すタイミングチャート。
【図9】同じく、データ書込み動作での電圧関係を説明
するために、二つのビット線を取り出して示すNAND
セル・ブロックの概略構成図。
【図10】同じく、書込みベリファイ動作での電圧関係
を説明するために、二つのビット線を取り出して示すN
ANDセル・ブロックの概略構成図。
【図11】同じく、通常のデータ読出し動作における各
部のバイアス電圧の関係を説明するために示す概略図。
【図12】従来技術とその問題点を説明するために、メ
モリセルアレイにおける一つのNANDセル・ブロック
を等価的に示す回路構成図。
【図13】同じく、従来のデータ消去、読出し、書込み
動作における各部のバイアス電圧の関係を説明するため
に示す概略図。
【符号の説明】
1…NANDセル・ブロック 10…p型シリコン基板 11…n型ウェル 12…p型ウェル 13…素子分離絶縁膜 14…トンネル酸化膜 15…浮遊ゲート 16…層間ゲート絶縁膜 17…制御ゲート 18…層間絶縁膜 19…金属配線層 21,21a,21b…ソース/ドレイン拡散層 51…メモリセルアレイ(NANDセルアレイ) 52…ロウデコーダ 53…センスアンプ回路(センスアンプ/データラッ
チ) 54…カラムデコーダ 55…カラムゲート 56…昇圧回路 57…制御回路 58…データ入出力(I/O)バッファ 61…データラッチ回路 WLj(WL0,WL1,…,WL31)…ワード線 BLi(BL0,BL1,…,BL4223)…ビット
線 MC0〜MC31,MC170,MC171…メモリセ
ルトランジスタ SST…選択トランジスタ(ビット線側) GST…選択トランジスタ(ソース線側) SSL,GSL…選択ゲート線 SL…ソース線 I1,I2…インバータ Q,Qb…ノード M1,M3…トランスファゲートNMOSトランジスタ M2,M4,M5,M6…NMOSトランジスタ M7…センス用NMOSトランジスタ M8,M9…カラム選択NMOSトランジスタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 G11C 17/00 633A 29/792 634A 634C 635 H01L 27/10 434 29/78 371 Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD01 AD03 AD04 AD08 AD10 AE08 5F001 AA01 AB08 AC01 AD53 AD61 AE08 5F083 EP02 EP23 EP76 EP78 ER05 ER19 LA12 LA16 NA01 NA08 5F101 BA01 BB05 BC01 BD34 BD36 BE07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けられ、ワード線にそ
    れぞれ接続された書き換え可能なメモリセルを複数個接
    続したメモリセルユニットがアレイ状に配列されたメモ
    リセルアレイと、 前記ワード線を選択するワード線選択手段と、 前記半導体基板および前記ワード線の電位を昇圧する昇
    圧回路と、 前記メモリセルのデータを消去する際、前記昇圧回路に
    より前記半導体基板および前記ワード線のすべての電位
    を消去電圧に昇圧させた後に、前記ワード線選択手段に
    よって選択されたワード線の電位のみを低下させる制御
    手段とを具備したことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルアレイは、所定個の前記
    メモリセルユニットからなる、複数のセル・ブロックに
    より構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ワード線選択手段は、前記メモリセ
    ルのデータを消去する際、前記ワード線を、前記セル・
    ブロック単位で選択することを特徴とする請求項1に記
    載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に設けられ、複数のワード
    線にそれぞれ接続された書き換え可能な不揮発性メモリ
    セルが複数個直列に接続され、かつ、その一端が複数の
    ビット線にそれぞれ接続されるとともに、他端が共通の
    ソース線にそれぞれ接続されたNAND型メモリセルユ
    ニットがアレイ状に配列されたメモリセルアレイと、 前記ワード線を選択するワード線選択手段と、 前記ビット線を選択するビット線選択手段と、 前記ビット線にそれぞれビット線トランスファゲートを
    介して接続された、ラッチ機能を有するセンスアンプ回
    路と、 前記半導体基板および前記ワード線の電位を昇圧する昇
    圧回路と、 前記不揮発性メモリセルのデータを消去する際、前記昇
    圧回路により前記半導体基板および前記ワード線のすべ
    ての電位を消去電圧に昇圧させた後に、前記ワード線選
    択手段によって選択されたワード線の電位のみを低下さ
    せる制御手段とを具備したことを特徴とする半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記NAND型メモリセルユニットは、
    前記不揮発性メモリセルを直列に接続したメモリセル列
    と、このメモリセル列と前記ビット線との間に直列に接
    続されたビット線側選択ゲートと、前記メモリセル列と
    前記ソース線との間に直列に接続されたソース線側選択
    ゲートとを備えて構成されることを特徴とする請求項4
    に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記不揮発性メモリセルのデータを消去
    する際、前記ワード線選択手段により選択状態とされた
    全ワード線と、全ビット線側選択ゲートと、全ソース線
    側選択ゲートと、前記メモリセルアレイが形成されてい
    る前記半導体基板内のウェルとに対して、前記昇圧回路
    からの消去電圧が印加され、その後、前記ワード線選択
    手段によってセル・ブロック単位で選択された、データ
    を消去すべき前記不揮発性メモリセルが接続されたワー
    ド線の電位のみを接地させることを特徴とする請求項5
    に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記不揮発性メモリセルにデータを書込
    む際、前記ワード線選択手段によって選択されたセル・
    ブロック内の全ソース線側選択ゲートが導通状態とな
    り、前記セル・ブロック内のメモリセル列の全チャネル
    電位が、前記ソース線からの書込み禁止電圧により充電
    され、その後、前記セル・ブロック内の全ソース線側選
    択ゲートが非導通状態となり、かつ、前記センスアンプ
    回路でラッチされた、データを書込むべき前記不揮発性
    メモリセルが接続されたワード線に関するページデータ
    にもとづいて、前記セル・ブロック内の前記ビット線側
    選択ゲートが導通状態となって、データ書込みを行うメ
    モリセル列のチャネル電位のみを前記センスアンプ回路
    を介して接地させることを特徴とする請求項5に記載の
    半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板は第1導電型の半導体不
    純物層であり、この半導体基板内には第2導電型の半導
    体不純物層からなる第1のウェルが形成され、この第1
    のウェル内には第1導電型の半導体不純物層からなる第
    2のウェルが形成され、この第2のウェル上に前記メモ
    リセルアレイが形成されていることを特徴とする請求項
    4、5、6、7に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記メモリセルアレイは、所定個の前記
    NAND型メモリセルユニットからなる、複数のセル・
    ブロックにより構成されてなることを特徴とする請求項
    4、5、6、7に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記ワード線選択手段は、前記メモリ
    セルのデータを消去する際、前記ワード線を、前記セル
    ・ブロック単位で選択することを特徴とする請求項4、
    5、6、7に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板上に設けられ、ワード線に
    それぞれ接続された書き換え可能なメモリセルを複数個
    接続したメモリセルユニットがアレイ状に配列されたメ
    モリセルアレイと、 前記ワード線を選択するワード線選択手段と、 前記半導体基板および前記ワード線の電位を昇圧する昇
    圧回路とを具備し、 前記メモリセルのデータを消去する際、前記昇圧回路に
    より前記半導体基板および前記ワード線のすべての電位
    を消去電圧に昇圧させた後に、前記ワード線選択手段に
    よって選択されたワード線の電位のみを低下させること
    を特徴とする半導体記憶装置の動作方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板上に設けられ、複数のワー
    ド線にそれぞれ接続された書き換え可能な不揮発性メモ
    リセルが複数個直列に接続され、かつ、その一端が複数
    のビット線にそれぞれ接続されるとともに、他端が共通
    のソース線にそれぞれ接続されたNAND型メモリセル
    ユニットがアレイ状に配列されたメモリセルアレイと、 前記ワード線を選択するワード線選択手段と、 前記ビット線を選択するビット線選択手段と、 前記ビット線にそれぞれビット線トランスファゲートを
    介して接続された、ラッチ機能を有するセンスアンプ回
    路と、 前記半導体基板および前記ワード線の電位を昇圧する昇
    圧回路とを具備し、 前記不揮発性メモリセルのデータを消去する際、前記昇
    圧回路により前記半導体基板および前記ワード線のすべ
    ての電位を消去電圧に昇圧させた後に、前記ワード線選
    択手段によって選択されたワード線の電位のみを低下さ
    せることを特徴とする半導体記憶装置の動作方法。
  13. 【請求項13】 前記不揮発性メモリセルにデータを書
    込む際、前記ワード線選択手段によって選択されたセル
    ・ブロック内のメモリセル列の全チャネル電位が、前記
    ソース線からの書込み禁止電圧により充電され、その
    後、前記センスアンプ回路でラッチされた、データを書
    込むべき前記不揮発性メモリセルが接続されたワード線
    に関するページデータにもとづいて、データ書込みを行
    うメモリセル列のチャネル電位のみを前記センスアンプ
    回路を介して接地させることを特徴とする請求項12に
    記載の半導体記憶装置の動作方法。
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