JP5305751B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばNAND型フラッシュメモリに係わり、特に、メモリセルに多値データを記憶することが可能な半導体記憶装置に関する。
NAND型フラッシュメモリは、ロウ方向に配置された複数のセル全てがワード線に接続され、カラム方向に配置された複数のセル全て、又は半数のセルが、直列接続されてNANDセルを構成し、このNANDセルのドレイン側が選択ゲートを介してそれぞれビット線に接続されている。各ビット線は書き込み、及び読み出し用のラッチ回路に接続されている。ロウ方向に配置された全てのセル又は半数のセル(例えば2〜4kBのセル)に対して一括して書き込み、又は読み出し動作が行なわれる。消去動作では、メモリセルの閾値電圧が負とされ、書き込み動作により、メモリセル内に電子を注入することにより、閾値電圧が正に設定される(例えば特許文献1参照)。
NAND型フラッシュメモリは、複数のメモリセルが直列接続されているため、読み出し動作時において、非選択セルをオン状態とする必要があり、閾値電圧より高い読み出し電圧(Vread)がセルのゲートに印加される。このため、書き込み動作での閾値電圧は、Vreadを超えてはならず、書き込みシーケンスにおいて、ビット毎にプログラム、プログラムベリファイリードを繰り返し行ない、Vreadを超えないように閾値分布を抑える必要がある。したがって、書き込みスピードが遅くなる。
また、大容量を記憶するため、1セルに2ビット以上記憶する多値メモリが開発されている。例えば1セルに2ビットを記憶する場合、4つの閾値分布を設定する必要があり、1セルに1ビットを記憶するメモリに比べ、1つ当たりの閾値分布を狭く書き込む必要がある。このため、1ビットを記憶するメモリに比べて書き込みスピードが遅くなる。
このため、全体的に高いレベルに書き込むこととすると、閾値電圧範囲を大きく取ることが可能となり、書き込みの高速化、及び多くの閾値レベルを設けることが可能になる。しかし、高い書き込み電圧が必要となるため、更に高い書き込み電圧に耐え得るトランジスタが必要になる。また、この高い電圧を発生させるため、周辺回路に非常に大きな昇圧回路が必要となり、問題があった。
特開2004−192789号公報
本発明は、書き込み電圧を低下することができ、トランジスタの耐圧を下げることが可能な半導体記憶装置を提供しようとするものである。
本発明の半導体記憶装置の態様は、ワード線、及びビット線に接続され、n値(nは2以上の自然数)のうちの1値を記憶する複数のメモリセルがマトリックス状に配置されて構成されたメモリセルアレイと、入力データに応じて前記ワード線、ビット線の電圧を制御し、前記メモリセルにデータを書き込む制御回路とを具備し、前記制御回路は、書き込み動作時、選択セルのワード線に第1の電圧を供給し、前記選択セルに隣接する少なくとも1つのワード線に第2の電圧を供給した後、前記選択セルに隣接する少なくとも1つのワード線の電圧を前記第2の電圧から第3の電圧(第2の電圧<第3の電圧)とし、前記選択セルのワード線の電圧を前記第1の電圧から第4の電圧(第1電圧<第4の電圧)とすることを特徴とする。
本発明によれば、書き込み電圧を低下することができ、トランジスタの耐圧を下げることが可能な半導体記憶装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、メモリセルに2値(1ビット)、又は4値(2ビット)を記憶するNAND型フラッシュメモリの構成を示している。
メモリセルアレイ1は、複数のビット線と複数のワード線と共通ソース線を含み、例えばEEPROMセルからなる電気的にデータを書き換え可能なメモリセルがマトリクス状に配置されている。このメモリセルアレイ1には、ビット線を制御するためのビット制御回路2とワード線制御回路6が接続されている。
ビット線制御回路2は、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルのデータを読み出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルの状態を検出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルに書き込み制御電圧を印加してメモリセルに書き込みを行なう。ビット線制御回路2には、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4が接続されている。ビット線制御回路2内のデータ記憶回路はカラムデコーダ3によって選択される。データ記憶回路に読み出されたメモリセルのデータは、前記データ入出力バッファ4を介してデータ入出力端子5から外部へ出力される。データ入出力端子5は、メモリチップ外部の図示せぬホストに接続される。このホストは例えばマイクロコンピュータにより構成され、前記データ入出力端子5から出力されたデータを受ける。さらに、ホストは、NAND型フラッシュメモリの動作を制御する各種コマンドCMD、アドレスADD、及びデータDTを出力する。ホストからデータ入出力端子5に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ4を介して、カラムデコーダ3によって選択されたデータ記憶回路に供給され、コマンド及びアドレスは制御信号及び制御電圧発生回路7に供給される。
ワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1に接続されている。このワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1中のワード線を選択し、選択されたワード線に読み出し、書き込みあるいは消去に必要な電圧を印加する。
メモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4、及びワード線制御回路6は、制御信号及び制御電圧発生回路7に接続され、この制御信号及び制御電圧発生回路7によって制御される。制御信号及び制御電圧発生回路7は、制御信号入力端子8に接続され、ホストから制御信号入力端子8を介して入力される制御信号ALE(アドレス・ラッチ・イネーブル)、CLE(コマンド・ラッチ・イネーブル)、WE(ライト・イネーブル)によって制御される。
前記ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、ワード線制御回路6、制御信号及び制御電圧発生回路7は書き込み回路、及び読み出し回路を構成している。
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の一例を示している。メモリセルアレイ1には複数のNANDセルが配置されている。1つのNANDセルは、例えば直列接続された例えば64個のEEPROMからなるメモリセルMCと、2個のダミーセルDCS、DCDと、選択ゲートS1、S2とにより構成されている。選択ゲートS2はビット線BL0eに接続され、選択ゲートS1はソース線SRCに接続されている。各ロウに配置されたメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL0〜WL63に共通接続されている。ダミーセルDCS、DCDのゲートは、ダミーワード線WLDS、WLDDにそれぞれ接続されている。また、選択ゲートS2はセレクト線SGDに共通接続され、選択ゲートS1はセレクト線SGSに共通接続されている。
ビット線制御回路2は複数のデータ記憶回路10を有している。各データ記憶回路10には、一対のビット線(BL0e、BL0o)、(BL1e、BL1o)…(BLie、BLio)、(BLne、BLno)が接続されている。
メモリセルアレイ1は、破線で示すように、複数のブロックを含んでいる。各ブロックは、複数のNANDセルにより構成され、例えばこのブロック単位でデータが消去される。また、消去動作は、データ記憶回路10に接続されている2本のビット線について同時に行なわれる。
また、ビット線の1つおきに配置され、1つのワード線に接続された複数のメモリセル(破線で囲まれた範囲のメモリセル)は、1セクタを構成する。このセクタ毎にデータが書き込まれ、読み出される。すなわち、ロウ方向に配置された複数のメモリセルのうち半数のメモリセルが対応するビット線に接続される。このため、ロウ方向に配置された複数のメモリセルの半数ずつに対して書き込み又は読み出し動作が実行される。
リード動作、プログラムベリファイ動作及びプログラム動作時において、データ記憶回路10に接続されている2本のビット線(BLie、BLio)のうち外部より供給されるアドレス信号(YA0、YA1…YAi…YAn)に応じて1本のビット線が選択される。さらに、外部アドレスに応じて、1本のワード線が選択され、破線で示す、2ページが選択される。この2ページの切り替えはアドレスによって行われる。
図3は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の他の例を示している。図2に示す構成の場合、データ記憶回路10に2本のビット線(BLie、BLio)が接続されていた。これに対して、図3に示す構成の場合、各ビット線にデータ記憶回路10が接続され、ロウ方向に配置された複数のメモリセルは、全て対応するビット線に接続される。このため、ロウ方向に配置された全てのメモリセルに対して書き込み又は読み出し動作を行うことができる。
尚、以下の説明は、図2に示す構成、及び図3に示す構成のいずれも適用することが可能であるが、図3を使用する場合について説明する。
図4(a)(b)はメモリセル及び選択トランジスタの断面図を示している。図4(a)はメモリセルを示している。基板51(後述するP型ウェル領域55)にはメモリセルのソース、ドレインとしてのn型拡散層42が形成されている。P型ウェル領域55の上にはゲート絶縁膜43を介して浮遊ゲート(FG)44が形成され、この浮遊ゲート44の上には絶縁膜45を介して制御ゲート(CG)46が形成されている。図4(b)は選択ゲートを示している。P型ウェル領域55にはソース、ドレインとしてのn型拡散層47が形成されている。P型ウェル領域55の上にはゲート絶縁膜48を介して制御ゲート49が形成されている。
図5は、NAND型フラッシュメモリの断面図を示している。例えばP型半導体基板51内には、N型ウェル領域52、53、54、P型ウェル領域56が形成されている。N型ウェル領域52内にはP型ウェル領域55が形成され、このP型ウェル領域55内にメモリセルアレイ1を構成する低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。さらに、前記N型ウェル領域53、P型ウェル領域56内に、データ記憶回路10を構成する低電圧PチャネルトランジスタLVPTr、低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。前記基板51内には、ビット線とデータ記憶回路10を接続する高電圧NチャネルトランジスタHVNTrが形成されている。また、前記N型ウェル領域54内には例えばワード線駆動回路等を構成する高電圧PチャネルトランジスタHVPTrが形成されている。図5に示すように、高電圧トランジスタHVNTr、HVPTrは、低電圧トランジスタLVNTr、LVPTrに比べて例えば厚いゲート絶縁膜を有している。
図6は、図5に示す各領域に供給される電圧の例を示している。消去、プログラム、リードにおいて、各領域に図6に示すような電圧が供給される。ここで、Veraは、データの消去時に基板に印加される電圧、Vssは接地電圧、Vddは電源電圧、VpgmHはデータの書き込み時にワード線に供給される電圧Vpgm+Vth、VpassHは、データの書き込み時、非選択セルのワード線の供給される電圧Vpass+Vth、VreadHは、データの読み出し時にワード線に供給される電圧Vread+Vthである。
図7は、図3に示すデータ記憶回路10の一例を示す回路図である。
このデータ記憶回路10は、例えば2ビット、4値のデータを書き込み、読み出す場合を示しており、プライマリデータキャッシュ(PDC)、セコンダリデータキャッシュ(SDC)、ダイナミックデータキャッシュ(DDC0、DDC1)、テンポラリデータキャッシュ(TDC)を有している。SDC、PDC、DDC0、DDC1は、書き込み時に入力データを保持し、読み出し時に読み出しデータを保持し、ベリファイ時に一時的にデータを保持し、多値データを記憶する際に内部データの操作に使用される。TDCは、データの読み出し時にビット線のデータを増幅し、一時的に保持するとともに、多値データを記憶する際に内部データの操作に使用される。
SDCは、スタティックラッチ回路を構成するクロックドインバータ回路61a、61b、及びトランジスタ61c、61dにより構成されている。トランジスタ61cはクロックドインバータ回路61aの入力端と、クロックドインバータ回路61bの入力端の間に接続されている。このトランジスタ61cのゲートには信号EQ2が供給されている。トランジスタ61dはクロックドインバータ回路61aの出力端と接地間に接続されている。このトランジスタ61dのゲートには信号PRSTが供給されている。SDCのノードN2aは、カラム選択トランジスタ61eを介して入出力データ線IOnに接続され、ノードN2bは、カラム選択トランジスタ61fを介して入出力データ線IOに接続される。これらトランジスタ61e、61fのゲートにはカラム選択信号CSLiが供給されている。SDCのノードN2aは、トランジスタ61g、61hを介してPDCのノードN1aに接続されている。トランジスタ61gのゲートには信号BLC2が供給され、トランジスタ61hのゲートには信号BLC1が供給されている。
PDCは、スタティックラッチ回路を構成するクロックドインバータ回路61i、61j及びトランジスタ61kにより構成されている。トランジスタ61kは、クロックドインバータ回路61iの入力端とクロックドインバータ回路61jの入力端の相互間に接続されている。このトランジスタ61kのゲートには信号EQ1が供給されている。PDCのノードN1bはトランジスタ61lのゲートに接続されている。このトランジスタ61lの電流通路の一端はトランジスタ61mを介して接地されている。このトランジスタ61mのゲートには信号CHK1が供給されている。また、トランジスタ61lの電流通路の他端はトランスファゲートを構成するトランジスタ61n、61oの電流通路の一端に接続されている。このトランジスタ61nのゲートには信号CHK2nが供給されている。また、トランジスタ61oのゲートはノードN2aに接続されている。トランジスタ61n、61oの電流通路の他端は、信号線COMiに接続されている。この信号線COMiは全データ記憶回路10に共通に接続され、この信号線COMiのレベルにより、全データ記憶回路10のベリファイが完了したかどうかを判定できる。すなわち、後述するように、ベリファイが完了すると、PDCのノードN1bがローレベル(ノードN1aがハイレベル)となる。この状態において、信号CHK1、CHK2nをハイレベルとすると、ベリファイが完了している場合、信号COMiがハイレベルとなる。
さらに、前記TDCは、例えばMOSキャパシタ61pにより構成されている。このキャパシタ61pは、一端が前記トランジスタ61g、61hの接続ノードN3に接続され、他端は接地されている。また、接続ノードN3には、トランジスタ61q0〜61q1を介してDDC0、DDC1が接続される。前記トランジスタ61q0、61q1のゲートには、信号REG0、REG1がそれぞれ供給されている。
ダイナミックラッチ回路を構成するDDC0、DDC1は、トランジスタ61r0、61r1により構成されている。トランジスタ61r0、61r1の電流通路の一端には信号VPREが供給され、他端は前記トランジスタ61q0、61q1の電流通路にそれぞれ接続されている。このトランジスタ61r0、61r1のゲートはトランジスタ61s0、61s1を介して前記PDCのノードN1aにそれぞれ接続されている。このトランジスタ61s0、61s1のゲートには信号DTG0、DTG1がそれぞれ供給されている。
さらに、前記接続ノードN3にはトランジスタ61t、61uの電流通路の一端が接続されている。トランジスタ61uの電流通路の他端には信号VPREが供給され、ゲートにはBLPREが供給されている。前記トランジスタ61tのゲートには信号BLCLAMPが供給されている。このトランジスタ61tの電流通路の他端はトランジスタ61vを介してビット線BLo/eの一端に接続されている。
尚、図2に示すデータ記憶回路の場合、トランジスタ61tと奇数、偶数のビット線BLo、BLeとの間の構成が、図7に示すように変形される。この場合、トランジスタ61tと奇数、偶数のビット線BLo、BLeとの間にトランジスタ61w、61xが接続される。トランジスタ61w、61xのゲートには、信号BLSo、BLSeがそれぞれ供給されている。ビット線BLoとトランジスタ61wの接続ノードにトランジスタ61yの電流通路の一端が接続され、ビット線BLeとトランジスタ61xの接続ノードにトランジスタ61zの電流通路の一端が接続されている。トランジスタ61y、61zのゲートには信号BIASo,BIASeが供給され、トランジスタ61y、61zのゲートの他端には信号BLCRLが供給されている。このため、ビット線BLo、BLeの一端には、トランジスタ61y、61zを介して信号BLCRLが供給される。信号BLCRLは、リード及びプログラム時に、非選択ビット線に供給する電圧である。
また、以後、PDCのデータはノードN1aの電位、SDCのデータはノードN2aの電位、TDCのデータはノードN3の電位とする。DDC0、DDC1のデータは、トランジスタ61r0、61r1のゲートの電位とする。
上記各信号及び電圧は、図1に示す制御信号及び制御電圧発生回路7により生成され、この制御信号及び制御電圧発生回路7の制御に基づき、データの書き込み、ベリファイ、読み出し動作が制御される。
図8は、図1に示すワード線制御回路6に含まれるロウ選択回路とワード線駆動回路の例を示している。図2、図3に示す各ブロックに対応してロウ選択回路81がそれぞれ配置されている。各ロウ選択回路81は、例えば複数のNチャネルMOSトランジスタにより構成された複数のトランスファゲート82を有している。これらトランスファゲート82のゲート電極TGは共通接続されている。
各ブロックのワード線WL0〜WL63、ダミーワード線WLDS、WLDD、セレクト線SGS、SGDは、対応するロウ選択回路81を構成するトランスファゲート82の電流通路の一端にそれぞれ接続されている。これらトランスファゲート82の他端はそれぞれ、ワード線(WL0〜WL63)駆動回路71−0〜71−63、ダミーワード線(WLDS,WLDD)駆動回路72−0、72−1、セレクト線(SGS,SGD)駆動回路73−0、73−1に接続されている。これらワード線駆動回路71−0〜71−63、ダミーワード線駆動回路72−0、72−1、セレクト線駆動回路73−0、73−1は、例えば前記制御信号及び制御電圧発生回路7に設けられ、書き込み動作(プログラム)、ベリファイ動作、読み出し(リード)動作、消去動作時に所定の電圧を発生する。
図9(a)(b)(c)は、メモリセルのデータと閾値の関係を示している。図9(c)に示すように、消去動作を行なうとメモリセルのデータは“0”となる。図9(a)に示すように、1つのセルに1ビットを記憶する2値の場合、書き込み動作により、メモリセルのデータはデータ“0”と“1”になる。1つのセルに2ビットを記憶する4値の場合、第1ページの書込みで、図9(a)に示すように、1ビットのデータが書き込まれ、メモリセルのデータはデータ“0”、“1”となり、第2ページの書込みで、図9(b)に示すように、もう1ビットのデータが書き込まれ、メモリセルのデータは“0”、“2”、“3”、“4”となる。
(読み出し動作)
図9(a)に示す1つのセルに1ビットを記憶する2値の場合、メモリセルのデータは、データ“0”又は“1”として存在する。このため、これらデータの閾値電圧の中間のレベル“a”で読み出し動作を行うことにより、これらデータを読み出すことができる。
また、図9(b)に示す1つのセルに2ビットを記憶する4値の場合、メモリセルのデータは、データ“0”、“2”、“3”、“4”に存在する。このため、データ“0”と“2”の中間のレベル“b”、データ“2”と“3”の中間のレベル“c”、データ“3”と“4”の中間のレベル“d”で読み出し動作を行うことにより、これらのデータを読み出すことができる。
図10は、読み出し及びベリファイ読み出しの動作波形を示している。図10を参照して読み出し動作について説明する。
先ず、選択されているセルのウェル、ソース線、非選択ビット線を、0Vとする。
選択されたブロックのトランスファゲート82のゲート電極GTにVreadH(Vread+Vth)が供給される。また、ワード線駆動回路71−0〜71−63より、選択ワード線に読み出しの時の電圧“a”、“b”、“c”、“d”(例えば“a”=“b”=0V)のいずれかが供給される。これと同時に、選択ブロックの非選択ワード線にVread、選択ブロックのセレクト線SGDにVsg(Vdd+Vth)、セレクト線SGSにVssが供給される。さらに、図7に示すデータ記憶回路10の信号VPREにVdd(例えば2.5V)が供給され、信号BLPREにVsg(Vdd+Vth)が供給され、信号BLCLAMPに例えば(0.6V+Vth)の電圧が一旦供給される。これにより、ビット線が例えば0.6Vにプリチャージされる。
次に、メモリセルのソース側のセレクト線SGSがVsg(Vdd+Vth)に設定される。メモリセルの閾値電圧が“a”、“b”、“c”、“d”(例えば“a”=“b”=0V)のいずれかより高い時、そのセルはオフする。このため、ビット線はハイレベル(例えば0.6V)のままである。また、メモリセルの閾値電圧が“b”、“c”、“d”(例えばb=0V)のいずれかより低い場合、セルはオンする。このため、ビット線は放電され、ソースと同電位、つまりVssとなる。
この後、図8に示すデータ記憶回路10の信号BLPREを一旦Vsg(Vdd+Vth)として、TDCのノードN3がVddにプリチャージされ、信号BLCLAMPが、例えば(0.45V+Vth)とされる。TDCのノードN3は、ビット線の電圧が0.45Vより低い場合、ローレベルとなり、ビット線の電圧が0.45Vより高い場合、ハイレベルのままとなる。ここで、信号BLC1をVsg(Vdd+Vth)として、TDCの電位がPDCに読み込まれる。したがって、メモリセルの閾値電圧が、“a”、“b”、“c”、“d”のレベルより低い場合、PDCはローレベルとなり、高い場合、PDCはハイレベルとなる。
図3に示すように、ロウ方向に並んだ全数のセルを一括して読み出す場合、選択ブロックのセレクト線SGSは、選択ブロックのセレクト線SGDと同時にハイレベルとされる。このため、ビット線が充電された後、セルがオン状態である場合、ビット線を放電させ、セルがオフ状態である場合、ビット線を充電状態に保持する。
上記のように、ビット線のレベルはTDCを介してPDCに読み込まれる。このため、オン状態のセルの数が多い場合、信号VPREからソースに大電流が流れる。したがって、ソースの電位が浮いてしまうという問題がある。これを抑えるため、複数回の読み出し動作を行い、先ず、オンするセル、つまり、ソースが浮いても電流が流れるセルは、読み出し結果をローレベルとして、次回からビット線は充電せず、1回目の読み出しでローレベルと読み出されたセルに対し、再度読み出しを行う。
(プログラム及びプログラムベリファイ)
(プログラム)
図11は、プログラム動作の波形を示し、図12は、第1ページのプログラム動作を示し、図13は、第2ページのプログラム動作を示している。図11乃至図13を参照してプログラム動作について説明する。
プログラム動作は、先ずアドレスを指定し、図3で示す2ページが選択される。本メモリは、この2ページのうち、第1ページ、第2ページの順でしか、プログラムできない。したがって、初めにアドレスで第1ページを選択する。
(第1ページプログラム)
書き込みデータを外部より入力し、全てのデータ記憶回路10内のSDCに記憶する(S11)。書き込みコマンドが入力されると、全てのデータ記憶回路10内のSDCのデータがPDCに転送される(S12)。外部よりデータ“1”(書き込みを行なわない)が入力されると、PDCのノードN1aはハイレベルになり、データ“0”(書き込みを行なう)が入力されるとローレベルとなる。以後、PDCのデータはデータ記憶回路10のN1aの電位、SDCのデータはデータ記憶回路10のN2aの電位とする。
(プログラム動作(S13))
図7に示すデータ記憶回路10の信号BLC1、BLCLAMP、BLSをVdd+Vthに設定すると、PDCにデータ“1”(書き込みを行なわない)が記憶されている時、ビット線がVddとなり、データ“0”(書き込みを行なう)が記憶されている時、ビット線がVssになる。また、図2の場合は、選択されたワード線に接続され、非選択ページのセル(ビット線が非選択である)は、書き込まれてはならないため、これらのセルに接続されているビット線もVddに設定する。
一方、図8に示すロウ選択回路81と各駆動回路71−0〜71−63、72−0、72−1、73−0、73−1において、先ず、選択されたブロックに対応するロウ選択回路81を構成するトランスファゲート82のゲート電極TGにVpgmH_L(=Vpgm_L+Vth)が供給される。Vpgm_L(例えば15V)は書き込み電圧Vpgm(例えば20V)より低い電圧である。
次に、SGD駆動回路73−1から選択されたブロックのセレクト線SGDにVsgdが供給され、選択ワード線にVpgm_Lが供給され、非選択ワード線にVpass_L(例えば5V)が供給される。Vpass_LはVpass(例えば10V)より低い電圧である。
次に、選択ブロックに対応するトランスファゲート82のゲート電極TGに供給される電圧をVpgmH_L(Vpgm_L+Vth)からVpassH(Vpass+Vth)に低下させる。すると、選択ワード線はフローティング状態となる。この後、非選択ワード線の電位をVpass_LからVpassに上げる。すると、選択ワード線の電位は、図11に破線で示すように、隣接する非選択ワード線とのカップリングにより、書き込み電圧Vpgmに上昇する。この状態において、ビット線の電位がVssになっている場合、セルのチャネル電位もVssであり、ワード線がVpgmであるため、そのセルがプログラムされる。
一方、ビット線の電位がVddになっている場合、SGDがVddより低い電圧であるため、選択ゲートS2がオフとなっている。ここで、非選択ワード線がVpass、選択ワード線がVpgmとなるため、カップリングでセルのチャネル電位は、例えばVpgm/2となる。このため、そのセルはプログラムされない。
このように、トランスファゲート82及びワード線の電位を制御することにより、ワード線に書き込み電圧Vpgmより低いVpgm_Lを供給し、隣接ワード線とのカップリングによって、選択ワード線の電位をVpgmに引き上げてプログラムしている。このため、チップ内において、書き込み電圧Vpgmを発生する必要がなく、昇圧回路の回路規模を削減することができる。しかも、周辺回路を構成するトランジスタの耐圧を下げることが可能である。
(プログラムベリファイ(S14))
2値の場合、又は、4値の第1ページ場合のプログラムベリファイでは、図9(a)に示すベリファイレベル“a’”を用いてプログラムベリファイ動作が行われる(S14)。先ず、選択されているセルのウェル、ソース線、非選択ビット線の電位がVssに設定される。この後、選択ワード線にベリファイ電圧(読み出し時の電圧(a=0V)より若干高い電圧(a’=0.5V)が供給され、メモリセルの閾値電圧が読み出される。プログラムベリファイ動作は、前述したリード動作とほぼ同様であるため、具体的な説明は省略する。
プログラムベリファイの結果、メモリセルの閾値電圧がベリファイレベル“a’”に達している場合、図7に示すPDCは、ハイレベル(データ“1”)となり、ベリファイレベル“a’”に達していない場合、PDCは、ローレベル(データ“0”)となる(S15)。PDCがローレベルの場合、選択ワード線に供給される電圧Vpgm_Lを少し上げて、再度プログラム動作が実行される(S15、S16、S13)。
プログラム及びプログラムベリファイは、全てのデータ記憶回路10のPDCのデータが“1”となるまで繰り返される(S15〜S13)。全てのデータ記憶回路10のPDCのデータが“1”となると、第2ページがプログラムされる。
(ステップアップ(S16))
本実施形態の場合、プログラムループの最初は、書き込みメモリセルの数が多い。このため、セルのチャネルがVssになっているセルが多い。しかし、プログラムループの終盤に近づくに従い、非書き込みセルの数が多くなり、書き込みセルの数が少なくなる。このため、セルのチャネルがブーストされるセルが多くなる。チャネルがブーストされるセルが多くなると、カップリングで上がる選択ワード線の電位は高くなる。この状況は、プログラムのループ回数が進むと共に隣接ワード線のカップリングにより選択ワード線のVpgmが上昇するため、本実施形態のプログラム動作にとって都合が良い。
また、書き込みページ内の、“1”(非書き込み)と“0”(書き込み)のデータの数により、カップリングで上がる選択ワード線の電位が変わってしまうことが考えられる。しかし、近年、チップ内又はチップ外に設けられたコントローラにより、1ページの書き込みデータにおけるデータ“1”とデータ“0”の数がほぼ均一となるように制御されている。このため、1ページ内のデータ“1”とデータ“0”の数の比率に起因する選択ワード線の電位の変化の問題は少ない。
無論、書き込み電圧Vpgmに応じて、Vpgm_L及びVpass_Lの電位を補正することも可能である。また、書き込みページ内の書き込みデータ“1”とデータ“0”の数に応じて、Vpgm_L及びVpass_Lの電位を補正することも可能である。
(第2ページプログラム)
図13に示す4値の第2ページプログラムにおいて、アドレスにより第2ページが選択され、第2ページのデータがSDCにロードされる(S21)。第2ページプログラムでは、第1ページプログラムにより、メモリセルに書き込みが行なわれたかどうかを調べる必要がある。このため、読み出しレベル“a”を用いてメモリセルのデータが読み出される(S22)。読み出されたデータは、PDCに保持される。この後、DDC0、DDC1、TDCを用いて、SDCにロードされた書き込みデータと、PDCに読み出されたデータが操作され、PDCにデータが設定される(S23)。例えば第1ページのデータが“1”で第2ページのデータが“1”である場合、PDCにデータ“1”が設定される。第1ページのデータが“1”で第2ページのデータが“0”である場合、PDCにデータ“0”が設定される。第1ページのデータが“0”で第2ページのデータが“0”である場合、PDCにデータ“1”が設定される。第1ページのデータが“0”で第2ページのデータが“1”である場合、PDCにデータ“0”が設定される。
この後、プログラム動作が行われる(S24)。第2ページのプログラム動作は、第1ページプログラムと同様であり、選択ワード線の電位が隣接するワード線の電位によりカップリングにより上昇される。
次いで、ベリファイレベル“b’”、“c’”、“d’”を用いてプログラムベリファイ(S25、S26、S27)が行われる。ベリファイの結果、全てのPDCがハイレベルではない場合、選択ワード線に供給される電圧Vpgm_Lを少し上げて、再度プログラム動作が実行される(S28、S16、S24)。この動作が、全てのPDCがハイレベルとなるまで繰り返される。
(消去動作)
消去動作は、図3の点線で示すブロック単位で行われる。消去後、セルの閾値は、図9(c)に示すように、メモリセルのデータ“0”となる。
尚、本実施形態において、選択ゲートS1、S2に隣接するセルは、ダミーセルDCS、DCDとしてデータを書き込んでいない。この理由は、選択ゲートS1、S2に隣接するセルは、書き込み時に、選択ゲートS1、S2と反対側の1つのメモリセルのみしか非選択ワード線とならない。このため、他のメモリセルに比べて非選択ワード線をVpassLからVpassに上げたとき、カップリングでVpgmLからVpgmへ上昇する電圧が十分でない。また、選択ゲートに隣接するメモリセルは、近年微細により、素子特性が悪いことが多い。このメモリセルに対して、特別にVpgm_L及びVpass_Lの電位を補正すること、又は、選択ゲートの電圧を予め下げておき、非選択ワード線の電圧をVpass_LからVpassに上げるタイミングで上げることにより、このメモリセルを通常のメモリセルとして使用することも可能である。しかし、書き込み速度の低下や複雑な制御を必要とするため、ダミーセルとしている。
また、上記実施形態において、選択ブロック内の全ての非選択ワード線を一旦低めのVpass_Lに設定した後、Vpassに上げた。しかし、これに限らず、選択ワード線に隣接する非選択ワード線のみを一旦低めのVpass_Lに設定した後、Vpassに上げ、他の非選択ワード線は、一定の電圧に設定することも可能である。
さらに、常に、選択ブロック内の選択ワード線の片側の非選択ワード線のみ、一旦低めのVpass_Lにした後Vpassにしても良い。
上記実施形態によれば、選択ワード線に書き込み電圧Vpgmより低いVpgm_Lを供給し、非選択ワード線にVpassより低いVpass_Lを供給した後、トランスファゲート82をVpgmH_LからVpassHに下げて選択ワード線をフローティング状態とし、この後、非選択ワード線の電位をVpass_LからVpassに上げ、選択ワード線と非選択ワード線間のカップリングを利用して選択ワード線の電位をVpgm_Lから書き込み電圧Vpgmとしている。このため、チップ内において、書き込み電圧Vpgmを発生する必要がなく、Vpgmより低いVpgm_Lを発生すればよい。したがって、チップ内の最高電圧を下げることができるため、昇圧回路の回路規模を削減することができるとともに、周辺回路を構成するトランジスタの耐圧を下げることが可能である。
すなわち、従来のプログラム動作の場合、選択ワード線にVpgm(=例えば20V)、非選択ワード線にVpass(=例えば10V)を供給する必要があった。しかも、選択ワード線にVpgmを供給するため、トランスファゲートのゲート電極にVpgmより高いVpgmH(=Vpgm+Vth)を供給する必要があった。このため、チップ内にVpgm、VpgmHを発生する大きな回路規模の昇圧回路を必要とし、トランジスタもVpgm、VpgmHに耐え得る耐圧が必要であった。しかし、本実施形態の場合、上述したように、昇圧回路を小型化でき、トランジスタの耐圧を低下できるという優れた効果を得ることができる。
尚、選択ブロックに対応するトランスファゲート82のゲート電極TGに供給される電圧をVpgmH_L(Vpgm_L+Vth)からVpassH(Vpass+Vth)に低下させたが、VpassH(Vpass+Vth)に低下させず、VpgmH_L(Vpgm_L+Vth)のままとすることも可能である。
また、図12に示すステップS15及び図13に示すステップS28において、全てのデータ記憶回路10のPDCのデータが“1”となるまで、プログラム動作を繰り返したが、これに限定されるものではない。例えば複数のデータ記憶回路10のPDCにおけるデータ“1”の数が規定値に達した状態において、プログラム動作を終了させることも可能である。すなわち、現在、エラー訂正技術を用いることにより、多少のエラーを修正することができる。したがって、プログラム動作が終了していないセルがあっても、その数がエラー訂正可能な規定数の範囲内であれば、プログラムが正常に終了したものと見なすことができる。このような構成とすることにより、1ページ内のビット数が増加した場合においてもプログラム動作を高速化することが可能である。
(第2の実施形態)
通常、チップの出荷前のテストは、全セルに対して書き込み動作が行なわれる。このテストは、テスト時間を短縮するため、全ワード線にVpgmを供給して行われる。しかし、第1の実施形態において説明したように、本発明の場合、選択ワード線の電位は、非選択ワード線をVpass_LからVpassに上げるときのカップリングを利用して、選択ワード線の電位をVpgm_LからVpgmに上げている。このため、全ワード線をテストするために時間を要することとなる。
そこで、第2の実施形態は、全ワード線をVpgmとしてテストする場合、例えば奇数番目のワード線を選択ワード線とし、偶数番目のワード線を非選択ワード線として非選択ワード線をVpass_LからVpassに上げ、選択ワード線の電位をカップリングにより上昇させ、この後、偶数番目のワード線を選択ワード線とし、奇数番目のワード線を非選択ワード線として非選択ワード線をVpass_LからVpassに上げ、選択ワード線の電位をカップリングにより上昇させる。このように制御することより、テスト時間を短縮することが可能である。
尚、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範囲において種々変形実施可能なことは勿論である。
第1の実施形態に係る半導体記憶装置の概略構成図。 メモリセルアレイの構成の一例を示す回路図。 メモリセルアレイの構成の他の例を示す回路図。 図4(a)(b)はメモリセル及び選択トランジスタを示す断面図。 NAND型フラッシュメモリを示す断面図。 図5に示す各領域に供給される電圧の例を示す図。 図2、図3に示すデータ記憶回路の一例を示す回路図。 ロウ選択回路と各駆動回路の構成例を示す回路図。 図9(a)(b)(c)は、書き込み及び消去動作に伴うメモリセルの閾値電圧分布を示す図。 読み出し及びベリファイリードの動作を示す波形図。 第1の実施形態に係る書き込み動作を示す波形図。 第1ページの書き込み動作を示すフローチャート。 第2ページの書き込み動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…ビット線制御回路、7…制御信号及び制御電圧発生回路、10…データ記憶回路、81…ロウ選択回路、82…トランスファゲート、71−0〜71−63…ワード線駆動回路。

Claims (5)

  1. ワード線、及びビット線に接続され、n値(nは2以上の自然数)のうちの1値を記憶する複数のメモリセルがマトリックス状に配置されて構成されたメモリセルアレイと、
    入力データに応じて前記ワード線、ビット線の電圧を制御し、前記メモリセルにデータを書き込む制御回路とを具備し、
    前記制御回路は、書き込み動作時、選択セルのワード線に第1の電圧を供給し、前記選択セルに隣接する少なくとも1つのワード線に第2の電圧を供給した後、前記選択セルに隣接する少なくとも1つのワード線の電圧を前記第2の電圧から第3の電圧(第2の電圧<第3の電圧)とし、前記選択セルのワード線の電圧を前記第1の電圧から第4の電圧(第1電圧<第4の電圧)とすることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記選択セルのワード線は、第1の選択トランジスタに接続され、前記選択セルに隣接する少なくとも1つのワード線は、第2の選択トランジスタに接続され、前記第1の選択トランジスタと前記第2の選択トランジスタのゲート電極は共通接続され、共通電圧が供給されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1の選択トランジスタと前記第2の選択トランジスタのゲート電極に供給される前記共通電圧は、選択セルのワード線に前記第1の電圧を供給し、前記選択セルに隣接する少なくとも1つのワード線に前記第2の電圧を供給するため、第5の電圧を供給した後、第6の電圧(第5の電圧=>第6の電圧>第3の電圧)に設定されることを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記選択セルに隣接する少なくとも1つのワード線は、前記選択セルのワード線の両隣にそれぞれ1本ずつ配置されていることを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第2の電圧は、前記第1の電圧以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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