JP2002123119A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2002123119A
JP2002123119A JP2000317724A JP2000317724A JP2002123119A JP 2002123119 A JP2002123119 A JP 2002123119A JP 2000317724 A JP2000317724 A JP 2000317724A JP 2000317724 A JP2000317724 A JP 2000317724A JP 2002123119 A JP2002123119 A JP 2002123119A
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cleaning roller
roller
fixing device
fixing
sheet
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Taro Fukuhara
太郎 福原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーニングローラからのトナーの溶け出しに
伴う画像汚れを防止すること。 【解決手段】定着ローラ91と、前記定着ローラ91に圧接
する加圧ローラ92とを有し、前記定着ローラ91及び前記
加圧ローラ92のなすニップ部にて未定着トナー画像をシ
ート上に定着するとともに、前記加圧ローラ92に圧接し
加圧ローラの表面のクリーニングを行なうクリーニング
ローラ12と、を有する定着装置90において、前記クリー
ニングローラ12と対面し前記クリーニングローラ12と装
置外部とを隔てる定着器フレーム15を有し、前記定着器
フレーム15の、前記クリーニングローラ12の軸方向全域
に対向する位置に穴Hを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着トナー画像
を記録媒体上に加熱定着する定着装置及びこれを備えた
電子写真方式をとる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の熱ローラ方式の定着装置の
概略図を示す。定着ローラ191は芯金191a上に離型層19
1bを設けたもので、矢印方向に回転する。加圧ローラ1
92は芯金192a上に弾性層192b及び離型層192cを設け
たもので、定着ローラ191に従動して矢印方向に回転す
る。定着ローラ191の芯金191a内にはヒータ110が設け
られ、内部より定着ローラ191を加熱する。
【0003】定着ローラ191の表面温度は温度センサー1
14により測定され、温度制御手段に入力される。前記温
度制御手段はヒータ110により通電をON/OFFする
ことで定着ローラ191の表面温度を一定に保っている。
加圧ローラ192は不図示の加圧部材により定着ローラ191
に対して所定の圧力で加圧され、定着ニップNを形成し
ている。シートP上には周知の電子写真プロセスにより
形成された未定着トナーTによって画像が形成されてい
る。その後シートPは定着ニップNへ導かれ、未定着ト
ナーTは加熱・加圧されてシートP上に永久画像として
定着する。
【0004】ここで、上記熱ローラ方式の定着装置にお
いては、定着ローラ191にシートP上のトナーが転移す
るいわゆるオフセット現象が発生することがあった。さ
らに、定着ローラ191に転移したオフセットトナーは加
圧ローラ192に転移して、加圧ローラ192を汚すことがあ
った。
【0005】これに対し従来の熱ローラ方式の定着装置
では、上記のオフセット現象の防止方法としてバイアス
印加方法が取られていた。すなわち、まず定着ローラ19
1の芯金191aにバイアス電源111を繋ぐ。次にトナーT
の固有電荷と同極性の定着バイアスを印加し、トナーT
を定着ローラ191の表面から静電的に反発するように電
界を作り、定着ローラ191の表面にトナーTが転移し難
くするという方法である。
【0006】また上記のバイアス印加方法を用いると同
時に、定着ローラ191や加圧ローラ192にクリーニングロ
ーラ112を当接させ、ローラ上のトナーによる汚れを除
去する方法も併用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記定着
装置においては、加圧ローラ192のトナー汚れを除去す
るために加圧ローラ192にクリーニングローラ112を当接
し、加圧ローラ192の表面に付着したトナーTによる汚
れを除去する構成の場合、以下に示す問題が生じること
があった。
【0008】通過可能な最大シートサイズがA3サイズ
の定着装置において、これよりサイズの小さいシート、
例えば封筒やB5サイズのシート等を多数枚通過させた
とき、加圧ローラ192においてシートPの非通過領域は
定着ローラ191と常に接し続ける。するとシートPの非
通過領域は通過領域と比べて昇温し、加圧ローラ192に
接するクリーニングローラ112もまた昇温する。この非
通過領域に対応するクリーニングローラ112の温度がト
ナーの融点より高くなると、クリーニングローラ112上
に堆積・固着していたトナーTは融け、加圧ローラ192
から定着ローラ191へと逆流して各ローラをトナーTで
汚すこととなる。この後サイズの大きいシートPを通過
させると画像にトナー汚れを発生することがあった。
【0009】そこで本発明の目的は、クリーニングロー
ラからのトナーの溶け出しに伴う画像汚れを防止するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、加熱手段と、前記加熱手段
に圧接する加圧手段とを有し、前記加熱手段及び前記加
圧手段のなすニップ部にて未定着トナー画像をシート上
に定着するとともに、前記加圧手段に圧接し該加圧手段
の表面のクリーニングを行なうクリーニングローラと、
を有する定着装置において、前記クリーニングローラと
対面し前記クリーニングローラと装置外部とを隔てるフ
レーム部材を有し、前記フレーム部材の、前記クリーニ
ングローラの軸方向全域に対向する位置に通風口を設け
たことを特徴とする。
【0011】また上記目的を達成するための本発明の代
表的な構成として、加熱手段と、前記加熱手段に圧接す
る加圧手段とを有し、前記加熱手段及び前記加圧手段の
なすニップ部にて未定着トナー画像をシート上に定着す
るとともに、前記加圧手段に圧接し該加圧手段の表面の
クリーニングを行なうクリーニングローラと、を有する
定着装置において、前記クリーニングローラと対面し前
記クリーニングローラと装置外部とを隔てるフレーム部
材を有し、前記フレーム部材の、前記加圧手段の最小サ
イズのシート非通過領域に当接する前記クリーニングロ
ーラの領域に対向する位置に通風口を設けたことを特徴
としてもよい。
【0012】上記構成により、定着装置内に滞留してい
た熱気を定着装置外に放出するとともに、外気を定着装
置内に取り込み、クリーニングローラの温度を下げ、ク
リーニングローラからのトナーの溶け出しに伴う画像汚
れを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下の実施形態において長手方向
とは記録装置におけるシート搬送方向に直交する方向を
示し、幅とは記録装置において長手方向の長さを、シー
トにおいては短辺の長さを示し、縦搬送とはシートの長
辺方向がシート搬送方向と一致するようにシートを搬送
することをいう。横搬送とはシートの短辺方向がシート
搬送方向と一致するようにシートを搬送することをい
う。
【0014】(第1実施形態)以下、第1実施形態に係
る画像形成装置をプリンタを例にし、図面を用いて詳細
に説明する。図1に本発明の画像形成装置の構成図を示
し、画像形成装置全体の構成及びシートPに画像を形成
する動作について簡単に説明する。
【0015】像担持体としての感光体ドラム2は有機感
光体(OPC)を表面に有し、帯電ローラ3により表面
を負極性に帯電される。レーザービーム1は、レーザー
ユニットとポリゴンミラーを備えたスキャナーユニット
により、画像に対応した部分へ露光するイメージスキャ
ン方法にて感光体ドラム2に露光される。レーザービー
ム1の露光により感光体ドラム2上に静電潜像が形成さ
れ、この静電潜像は現像器4により現像され、トナー画
像となる。この現像はジャンピング現像方式であり、負
極性の一成分磁性トナーを用い、レーザービーム1で露
光した部分にトナーが付着する反転現像方式を用いてい
る。
【0016】感光体ドラム2上に現像されたトナー画像
は、感光体ドラム2と転写手段としての転写ローラ5と
により形成される画像形成ニップN1において挟持搬送
されるシートP上に電気的に転写される。このとき転写
ローラ5には、+0.5〜5kVの電圧が電源6から印
加されている。一方、転写されずに感光体ドラム2に残
留するトナーTはクリーニングユニット17で清掃され
る。上記感光体ドラム2、現像器4、レーザスキャナユ
ニット及びクリーニングユニット17により、シート上に
未定着トナー画像を形成する画像形成手段を構成する。
【0017】シートPは転写搬送ガイド7、定着入口ガ
イド8に導かれて定着装置90に進入する。定着装置90に
おいて、シートPは加熱手段としての定着ローラ91と加
圧手段としての加圧ローラ92とにより保持され、シート
P上のトナー画像はハロゲンヒータ10で加熱されてシー
トPの表面に定着する。
【0018】次に定着装置90の概略構成について説明を
する。図2は本発明の定着装置の概略構成図である。定
着ローラ91は、アルミニウム製の芯金91aの上に絶縁性
PFAチューブを接着している。この芯金91aには、電
源11から−700Vの電圧が印加されている。加圧ロー
ラ92は、芯金92aの上に導電性スポンジ層92bを形成
し、この上に体積抵抗109〜1012Ωの中抵抗PFA
チューブを巻いている。芯金92aは、ダイオード13を介
して接地されており、ダイオード13は加圧ローラ側がプ
ラスになる方向に接続されている。また、加圧ローラ92
には金属製のクリーニングローラ12が当接している。
【0019】第1実施形態に用いるプリンタについて更
に詳しく説明する。図3に本発明の第1実施形態の定着
装置の長手配置図を、図4に本発明の第1実施形態の定
着装置の断面図を示す。本実施形態のプリンタは、A3
サイズのシートの幅(短辺の長さ:297mm)を最大
通過幅とし、シートPを搬送する基準を長手方向(シー
ト搬送方向と直交する方向)の中央とするいわゆる中央
基準とし、A4サイズのシートPを横搬送で24枚/分
の記録が可能である。
【0020】本実施形態の定着装置90において、定着ロ
ーラ91の長手方向長さは310mm、直径はφ40mm
であり、加圧ローラ92の長手方向長さは300mm、直
径はφ30mmである。加圧ローラ92には直径φ10m
mのアルミニウム製のクリーニングローラ12が当接して
いる。
【0021】定着ローラ91の温調は、A3サイズのシー
ト通過領域L1外で定着ローラ91上に設置されたサーミ
スタ14により検知され、定着ローラ91内に設置されたヒ
ータ10をON/OFFすることによって行なわれる。定
着ローラ91の温度は、スタンバイ中は170℃〜180
℃に保たれ、シートへのトナー定着時には190℃〜2
00℃に保たれる。
【0022】定着ローラ91はスタンバイ状態において記
録信号を得ると、シートが進入するまでに約15秒間空
回転し、加圧ローラ92を約130℃まで加熱する。この
ときクリーニングローラ12の温度は約110℃まで上昇
する。この温度まで上昇すると加圧ローラ92表面に付着
していた汚れトナーはクリーニングローラ12に転移し、
クリーニングローラ12表面に固着する。
【0023】以上のように、定着ローラ91、加圧ローラ
92、クリーニングローラ12の順に温度が低くなってい
き、かつトナーのガラス転移点以上になっていると、定
着ローラ91にオフセットしたトナーはその温度勾配にし
たがって、順次加圧ローラ92、クリーニングローラ12へ
と移っていく。この場合、使用したトナーのガラス転移
点は約80℃であり、融点は約140℃である。
【0024】第1実施形態のプリンタの最大通過幅(図
3中L1)であるA3サイズ(297mm×420m
m)のシートの幅よりも小さいシート、例えばB5サイ
ズ(182mm×257mm)の幅(図3中L2)のシ
ートを連続で縦搬送した場合、長手方向長さが300m
mの加圧ローラ92の長手方向端部59mmに非通過領域
L3ができる。この非通過領域L3は、常に190℃〜
200℃に温調している定着ローラ91により直接熱せら
れており、B5サイズのシートを、例えば1000枚連
続で記録した場合、加圧ローラ92の非通過領域L3の温
度は170℃〜180℃まで昇温する。
【0025】ここで、上記プリンタにB5サイズ等幅の
狭いシートを大量に通過させたとき、以下の弊害が発生
することがあった。つまり、幅の狭いシートを大量に通
過させたときクリーニングローラ12の非通過領域L3の
温度はトナーの融点よりも高い150℃〜160℃とな
ることがあり、クリーニングローラ12の温度が150℃
を超えるとクリーニングローラ12上の回収・固着トナー
は溶け出して加圧ローラ92からさらには定着ローラ91へ
と逆流することがあった。
【0026】そこで第1実施形態ではこの逆流を防止
し、クリーニングローラ12の端部非通過領域L3の昇温
を防止するために、図4に示すクリーニングローラ12と
対面するフレーム部材としての定着器フレーム15に定着
装置内と定着装置外の空気を交換可能にする通風口とし
ての穴Hを開ける。この穴Hは、定着装置内の高温の空
気を外の空気と交換することで、クリーニングローラ12
の非通過領域L3での温度が、トナーが融けて逆流を開
始する150℃を超えないように、クリーニングローラ
12を冷却する働きをする。
【0027】以下に第1実施形態において、上記プリン
タに長手方向長さ300mm、直径φ10mmのアルミ
ニウム製のクリーニングローラ12を適用した場合につい
て説明する。
【0028】図3に示すように、定着器フレーム15のク
リーニングローラ12と対向するフレーム背面部15aに直
径φ5mm程度の穴Hを多数開ける。ここで、穴H一つ
一つの形状に第1実施形態の効果が影響されるものでは
ない。穴Hを設ける領域としては、クリーニングローラ
12と対する背面の定着器フレーム15にクリーニングロー
ラ12の長手方向長さに対応する幅で、高さ20mmの領
域、つまり300mm×20mmの領域である。
【0029】この定着装置90を備えたプリンタを用いて
B5サイズのシートを縦搬送で1000枚通過させる
と、通過領域L2に対応するクリーニングローラ12の温
度は130℃であった。また、B5サイズの非通過領域
L3に対応するクリーニングローラ12の温度は140℃
であった。この温度はクリーニングローラ12から加圧ロ
ーラ92へトナーが逆流を開始する温度150℃よりも低
い。
【0030】上記の構成によりクリーニングローラ12は
冷却され、最小サイズのシートを大量に通過させたとし
ても、クリーニングローラ12の非通過領域L3の温度
が、トナーが溶け出して加圧ローラ92から定着ローラ91
へ逆流を開始する150℃よりも低く抑えられる。その
結果、クリーニングローラ12からのトナーの溶け出しに
伴う画像汚れを防止することができる。
【0031】(第2実施形態)図5を用いて本発明の第
2実施形態を説明する。図5は本発明の第2実施形態の
定着装置の長手配置図である。尚、本実施形態におい
て、前述した実施形態と同等の機能、構成を有する部材
には、同じ番号を付すことにより説明を省略する。
【0032】以下に第2実施形態において、上記プリン
タに長手方向長さ300mm、直径φ10mmのアルミ
ニウム製のクリーニングローラ12を適用した場合につい
て説明する。
【0033】第1実施形態においては、定着装置90のク
リーニングローラ12と対面する定着器フレーム15にクリ
ーニングローラ12の軸方向全域に対向する位置に通風口
としての穴Hを開けたが、この構成ではクリーニングロ
ーラ12全体の温度が下がり、定着装置90が温まっていな
い電源立ち上げ時などクリーニングローラ12のトナー回
収効果が落ちることがあった。
【0034】このため、図5に示すように、定着器フレ
ーム15のクリーニングローラ12と対するフレーム背面部
15aに直径φ5mm程度の穴Hを多数開ける。ここで、
穴H一つ一つの形状には第2実施形態の効果は影響され
ない。穴Hを設ける領域としては、クリーニングローラ
12の長手方向端部に相当する部分、第2実施形態におい
てはB5サイズのシートの非通過領域L3に対応する部
分とする。これは、第2実施形態用いたプリンタのシー
トのカセットがB5サイズからA3サイズまでの対応で
あり、B5サイズより小さいシートが連続で大量に記録
される可能性がないためである。したがって、定着器フ
レーム15の穴Hの位置は、使用するプリンタの対応して
いるシートの種類等により臨機応変に適用すればよい。
【0035】この定着装置90を備えたプリンタ用いてB
5サイズのシートを縦搬送で1000枚通過させると、
通過領域L2に対応するクリーニングローラ12の温度は
135℃であった。また、B5サイズの非通過領域L3
に対応するクリーニングローラ12の温度は140℃であ
った。この温度はクリーニングローラ12から加圧ローラ
92へトナーが逆流を開始する温度150℃よりも低い。
また、本構成により電源投入直後の記録においてもクリ
ーニングローラ12は、トナーを回収するのに十分な温度
に保たれる。
【0036】上記の構成によりクリーニングローラ12は
冷却され、最小サイズのシートを大量に通過させたとし
ても、クリーニングローラ12の非通過領域L3の温度
が、トナーが溶け出して加圧ローラ92から定着ローラ91
へ逆流を開始する150℃よりも低く抑えられる。その
結果、クリーニングローラ12からのトナーの溶け出しに
伴う画像汚れを防止することができる。
【0037】(第3実施形態)図6を用いて本発明の第
3実施形態を説明する。図6は本発明の第3実施形態の
定着装置の長手配置図である。尚、本実施形態におい
て、前述した実施形態と同等の機能、構成を有する部材
には、同じ番号を付すことにより説明を省略する。
【0038】図6に示すようにクリーニングローラ12
は、軸受によりその長手方向端部を支持されており、加
圧ローラ92に圧接して、加圧ローラ92に従動して回転
し、トナー汚れをクリーニングする。第3実施形態で
は、クリーニングローラ12の長手方向両端部に、クリー
ニングローラ12と回転軸を同じにする送風羽根としての
ファン16を設ける。
【0039】ファン16は、クリーニングローラ12の長手
方向端部をファン形状に加工してクリーニングローラ12
と一体構造としてもよいが、第3実施形態においてはポ
リイミドあるいは、PEK等の樹脂をファン形状に成形
して、これをクリーニングローラ12の軸のそれぞれに装
着する。それぞれのファン16は、図6(b)に示すよう
にクリーニングローラ12の回転と同時に回転し、クリー
ニングローラ12側に風を送り、冷却する。
【0040】このように、クリーニングローラ12の軸の
両端にそれぞれクリーニングローラ12に風を送る方向に
ファン16を取り付け、これを第1実施形態、第2実施形
態に記載のプリンタに適用した場合、B5サイズのシー
トを縦搬送で1000枚通過させると、B5サイズの非
通過領域L3に対応するクリーニングローラ12の温度は
135℃程度に抑えられた。この温度はクリーニングロ
ーラ12から加圧ローラ92へトナーが逆流を開始する温度
150℃よりも低い。
【0041】上記の構成によりクリーニングローラ12は
冷却され、最小サイズのシートを大量に通過させたとし
ても、クリーニングローラ12の非通過領域L3の温度
が、トナーが溶け出して加圧ローラ92から定着ローラ91
へ逆流を開始する150℃よりも低く抑えられる。その
結果、クリーニングローラ12からのトナーの溶け出しに
伴う画像汚れを更に効果的に防止することができる。
【0042】尚、第3実施形態においては、ファンをク
リーニングローラの長手方向両端部に設けたが、一方の
端部にのみ設けた場合もクリーニングローラ12の冷却に
は一定の効果は得られる。
【0043】(第4実施形態)図7を用いて本発明の第
4実施形態を説明する。図7は本発明の第4実施形態の
定着装置の長手配置図である。尚、本実施形態におい
て、前述した実施形態と同等の機能、構成を有する部材
には、同じ番号を付すことにより説明を省略する。
【0044】第3実施形態においては、送風羽根として
のファン16を、クリーニングローラ12の回転軸の両端部
に装着し、ファン16の方向をクリーニングローラ側に向
けて送風するように、その向きを設置した。第4実施形
態においては、図7(b)に示すように、ファン16はク
リーニングローラ12の軸方向の両端部に一方の端部から
他方の端部に向けて送風するように設置されている。
【0045】ファン16による送風方向を同一方向とする
ことで、一方のファンにより定着装置内に外気を取り込
み、他方のファンにより定着装置90内で熱せられた空気
を定着装置外へ排出することが可能となり、クリーニン
グローラ12付近の空気が滞留することなく、定着装置内
に空気の循環ができ、効果的にクリーニングローラ12を
冷却することが可能となる。
【0046】このように、クリーニングローラ12の軸の
両端にファン16を取り付け、これを第1実施形態、第2
実施形態に記載のプリンタに適用した場合、B5サイズ
のシートを縦搬送で1000枚通過させると、B5サイ
ズの非通過領域L3に対応するクリーニングローラ12の
温度は135℃程度に抑えられた。この温度はクリーニ
ングローラ12から加圧ローラ92へトナーが逆流を開始す
る温度150℃よりも低い。
【0047】上記の構成によりクリーニングローラ12は
冷却され、最小サイズのシートを大量に通過させたとし
ても、クリーニングローラ12の非通過領域L3の温度
が、トナーが溶け出して加圧ローラ92から定着ローラ91
へ逆流を開始する150℃よりも低く抑えられる。その
結果、クリーニングローラからのトナーの溶け出しに伴
う画像汚れを防止することができる。
【0048】(他の実施形態)前述した実施形態では、
クリーニングローラとして、アルミニウム製の金属ロー
ラを例示して説明したが、本発明はこれに限るものでは
なく、例えばSUS等の金属ローラ、又は芯金の周りに
フッ素ゴム等の弾性層を設けたローラを用いた場合で
も、本発明は同様の効果が得られる。
【0049】また前述した実施形態では、画像形成装置
としてプリンタを例示して説明したが、本発明はこれに
限るものではなく、複写機やFAX等の他の画像形成装
置を用い、該画像形成装置における定着装置に本発明を
適用しても同様の効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱手段に圧接する加圧手段に圧接してその表面をクリ
ーニングするクリーニングローラの軸方向の領域に対向
する位置に通風口を設けたことにより、定着装置内に滞
留していた熱気が定着装置外に放出されると共に、外気
が定着装置内に取り込まれ、クリーニングローラは冷却
される。クリーニングローラが冷却されることで、最小
サイズのシートの非通過領域における昇温に伴う、クリ
ーニングローラからのトナーの溶け出しと、これに続く
加熱手段及び加圧手段の汚れ及び画像汚れを防止でき
る。
【0051】また、クリーニングローラの回転によって
回転するように、前クリーニングローラの回転軸端部に
送風羽根を設けたことにより、外気を積極的にクリーニ
ングローラに当て、最小サイズのシートの非通過領域に
おける昇温を効果的に防止することができる。ここで、
前記送風羽根は前記クリーニングローラ側に向けて送風
するように向きを設定したが、前記クリーニングローラ
の軸方向一方の端部から他方の端部に向けて送風するよ
うに、前記クリーニングローラの両端部に設置すると、
より効率的に空気の導入と排出が可能となり、前記クリ
ーニングローラの端部の昇温を効果的に抑えることがで
きる。
【0052】上記の構成により、最小サイズのシートを
大量に通過させても、前記クリーニングローラが過剰に
昇温することはなく、前記クリーニングローラからのト
ナーの溶け出しに伴う画像汚れを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成図
【図2】本発明の定着装置の概略構成図
【図3】本発明の第1実施形態の定着装置の長手配置図
【図4】本発明の第1実施形態の定着装置の断面図
【図5】本発明の第2実施形態の定着装置の長手配置図
【図6】本発明の第3実施形態の定着装置の長手配置図
【図7】本発明の第4実施形態の定着装置の長手配置図
【図8】従来の熱ローラ方式の定着装置の概略図
【符号の説明】
H …穴 N …定着ニップ N1 …画像形成ニップ P …シート T …未定着トナー 1 …レーザービーム 1a …スキャナーユニット 2 …感光体ドラム 3 …帯電ローラ 4 …現像器 5 …転写ローラ 6 …電源 7 …転写搬送ガイド 8 …定着入口ガイド 10 …ヒータ 11 …バイアス電源 12 …クリーニングローラ 13 …ダイオード 14 …サーミスタ 15 …定着器フレーム 15a …フレーム背面部 16 …ファン 17 …クリーニングユニット 90 …定着装置 91 …定着ローラ 91a …芯金 92 …加圧ローラ 92a …芯金 92b …導電性スポンジ層 92c …離型層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段と、前記加熱手段に圧接する加
    圧手段とを有し、前記加熱手段及び前記加圧手段のなす
    ニップ部にて未定着トナー画像をシート上に定着すると
    ともに、前記加圧手段に圧接し該加圧手段の表面のクリ
    ーニングを行なうクリーニングローラと、を有する定着
    装置において、 前記クリーニングローラと対面し前記クリーニングロー
    ラと装置外部とを隔てるフレーム部材を有し、 前記フレーム部材の、前記クリーニングローラの軸方向
    全域に対向する位置に通風口を設けたことを特徴とする
    定着装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段と、前記加熱手段に圧接する加
    圧手段とを有し、前記加熱手段及び前記加圧手段のなす
    ニップ部にて未定着トナー画像をシート上に定着すると
    ともに、前記加圧手段に圧接し該加圧手段の表面のクリ
    ーニングを行なうクリーニングローラと、を有する定着
    装置において、 前記クリーニングローラと対面し前記クリーニングロー
    ラと装置外部とを隔てるフレーム部材を有し、 前記フレーム部材の、前記加圧手段の最小サイズのシー
    ト非通過領域に当接する前記クリーニングローラの領域
    に対向する位置に通風口を設けたことを特徴とする定着
    装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングローラの回転によって
    回転するように、前クリーニングローラの回転軸端部に
    送風羽根を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記送風羽根は、前記クリーニングロー
    ラ側に向けて送風するように、前記クリーニングローラ
    の一方の端部又は両端部に設置したことを特徴とする請
    求項3記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記送風羽根は、前記クリーニングロー
    ラの軸方向一方の端部から他方の端部に向けて送風する
    ように、前記クリーニングローラの両端部に設置したこ
    とを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  6. 【請求項6】像担持体上にトナー画像を形成する画像形
    成手段と、前記トナー画像をシートに転写する転写手段
    と、前記トナー画像をシートに定着させる定着装置と、
    を有する画像形成装置において、 前記定着装置は請求項1乃至請求項5のいずれか1項記
    載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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