JP2002132078A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2002132078A
JP2002132078A JP2000322466A JP2000322466A JP2002132078A JP 2002132078 A JP2002132078 A JP 2002132078A JP 2000322466 A JP2000322466 A JP 2000322466A JP 2000322466 A JP2000322466 A JP 2000322466A JP 2002132078 A JP2002132078 A JP 2002132078A
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Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置の非通紙領域の温度上昇を防止し
て、周辺部材の耐久性を保持し、且つ、安定した定着処
理と記録媒体搬送を達成する定着装置を提供する。 【解決手段】 用紙P上に形成されたトナー像tを、定
着ローラ11の定着部において加熱して定着し、排紙部
より排出する定着装置において、用紙Pを搬送する搬送
経路を横切る空気流を形成する送風手段17を設け、送
風手段17の空気流により、定着ローラ11の記録媒体
非通過領域を冷却する定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備え
られる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置に用いられる定着装置には、所定の温
度に保持された加熱ローラと、弾性層を有して前記加熱
ローラに圧接する加圧ローラとによって、未定着のトナ
ー像が形成された転写材を挟持、搬送しつつ加熱する熱
ローラ定着方式が多用されている。
【0003】加熱ローラには、以下のものがある。 (1)ハロゲンランプ等の加熱源を内部に有する加熱ロ
ーラ、(2)薄肉の中空円筒状加熱回転体(基体)の表
面又は内面に絶縁層を介して発熱抵抗体層を形成した加
熱ローラ、(3)高周波誘導磁束を発生する磁場発生手
段を、加熱回転体の内部又は外部に配置した加熱ロー
ラ、上記の加熱ローラ以外に、加圧ローラに圧接して回
動し、加熱源により加熱された定着ベルトや、加熱フィ
ルム等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の定着装置では、
記録媒体が定着ニップ部を通過するとき、定着ローラ、
又は定着ベルト等が記録媒体により熱を奪われて、通紙
領域の温度が低下し、非通紙領域とに温度差を生じる。
特に、厚紙や、OHPフィルムを通紙させる場合や、記
録媒体を連続通紙させる場合、通紙領域の温度低下が著
しく、高温の非通紙領域との温度差が大きい。
【0005】この通紙領域における温度低下は、即時加
熱によるウォームアップタイムの短縮(クイックスター
ト)を目的とする薄肉の中空円筒状の加熱ローラにおい
て著しい。また、高速処理可能な画像形成装置におい
て、定着装置の定着部を通過する記録媒体の通紙速度を
上昇させるため、加熱ローラに供給する電流量を増大さ
せると、通紙領域部の定着温度に対して、非通紙領域の
温度が過大に高騰して、排紙ローラや加圧ローラ等のゴ
ム部材を熱変形や熱変質させることがある。
【0006】本発明は上記実情に鑑みて提案されたもの
であり、その目的とするところは、定着装置の非通紙領
域の温度上昇を防止して、周辺部材の耐久性を保持し、
且つ、安定した定着処理と記録媒体搬送を達成する定着
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は本発明の下記
の構成により達成される。
【0008】(1) 記録媒体上に形成されたトナー像
を、加熱部材の定着部において加熱して定着し、排紙部
より排出する定着装置において、前記記録媒体を搬送す
る搬送経路を横切る空気流を形成する送風手段を設け、
該送風手段の空気流により前記加熱部材の記録媒体非通
過領域を冷却することを特徴とする定着装置。
【0009】(2) 記録媒体上に画像を形成する画像
形成手段と、前記記録媒体を前記画像形成手段に搬送す
る搬送手段と、前記記録媒体上に形成された画像を加熱
定着する(1)に記載の定着装置と、を有することを特
徴とする画像形成装置。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の定着装置、及び画
像形成装置の実施の形態を図を用いて説明する。
【0011】(1)定着装置の全体構成 図1は本発明の定着装置の一実施の形態を示す正面断面
図、図2は該定着装置の平面断面図である。
【0012】定着装置10は、定着ローラ11、加熱源
12、加圧ローラ13、クリーニングローラ14、オイ
ル塗布ローラ15、排紙ローラ16及び送風手段17等
から成る。定着ローラ11の周囲には、温度検知素子T
Sが配置されている。
【0013】定着ローラ(加熱部材)11は、加熱回転
体111と、加熱回転体111の外周面に形成された表
面層(離型層)112とから成る。定着ローラ11の内
側中心部には、ハロゲンランプ等の加熱源12が配置さ
れている。
【0014】加圧ローラ13は、芯金131の周囲に、
シリコーンゴム等の弾性層132を、更に最外層にフッ
素樹脂等の被覆層133を形成して構成される。Nは加
圧ローラ13と定着ローラ11とが圧接する定着ニップ
部である。
【0015】温度検知素子TSは、加熱回転体12の表
面温度を検知する。温度検知素子TSの検出信号によ
り、図3に示す制御手段19は、加熱源12に印加する
電流量を制御する。
【0016】定着開始信号により、定着ローラ11が駆
動回転され、加熱源12が加熱される。この状態におい
て、定着ローラ11と加圧ローラ13とが圧接する定着
ニップ部Nに記録媒体(以下、用紙と称す)Pが導入さ
れ、定着ローラ11の熱が用紙Pに付与され、用紙P上
のトナー像tを加熱して定着する。
【0017】(2)加熱回転体 加熱回転体111は、厚さ0.5〜5mm厚で、熱伝導
性の良好な鉄製の芯金シリンダが主として用いられる。
加熱回転体111の表面に、トナーとの離型性を良好と
するため、厚さ20〜100μmのパーフルオロアクリ
レート(PFA)チューブ、又は、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)チューブを被覆したものや、フッ
素樹脂(PFAまたはPTFE)塗料を20〜100μ
m塗布したものや、層厚20〜500μmのシリコーン
ゴムやフッ素ゴムを成形したもので、熱伝導率が(3〜
10)×10-3J/cm・s・Kの表面層112を設け
てもよい。
【0018】(3)加圧ローラ 上側の定着ローラ11と対をなす下側の円筒状の定着部
材としての加圧ローラ13は、例えばアルミニウム材を
用いた芯金131と、該芯金131の外周面に、例えば
シリコーンゴム層或いはフッ素ゴム層や、シリコーンゴ
ムの発泡材を用いたスポンジ状の、厚さ(肉厚)5〜2
0mm厚で、ゴム硬度が10Hs〜40Hs(JIS、
Aゴム硬度)の厚肉ゴム層よりなる弾性層132を形成
した外径25〜50mm程度のソフトローラとして構成
される。弾性層132の外側(外周面)には、離型性を
有するPFA、PTFA等の耐熱性のフッ素樹脂のチュ
ーブ(不図示)を被覆した被覆層133が形成されてい
る。下側の加圧ローラ13を断熱性の高い弾性ゴムロー
ラを用い、上側の定着ローラ11から下側の加圧ローラ
13への熱の拡散を防止すると共に、広いニップ幅を確
保する。上側の定着ローラ11と下側の加圧ローラ13
との間に平面状の定着ニップ部Nが形成されトナー像の
定着が行われる。
【0019】(4)温度検知素子 定着ローラ11の外周面の近傍に、定着ローラ11の表
面温度を検知する温度検知素子TSを複数個配置した。
温度検知素子TSは、定着ローラ11の軸方向の中央部
と両端部の外周面近傍に配置されている。温度検知素子
TSには、非接触温度センサのサーミスタ、或いは熱電
対等が用いられる。
【0020】(5)送風手段 定着装置10の筐体10A内で、定着ローラ11と加圧
ローラ13とが圧接する定着ニップ部Nと、排紙ローラ
16の排紙ニップ部Mとを結ぶ用紙Pの用紙搬送経路B
の下方に、送風手段17を配置した。送風手段17から
排出される空気流による送風経路(図1に示す白抜き矢
印)は、定着ニップ部Nの用紙搬送方向下流側の用紙搬
送経路Bを横切るように形成されている。送風手段17
の空気流は、用紙Pの搬送方向に直交する幅方向の両端
部近傍を冷却する。
【0021】送風手段17としては、羽根車の回転によ
って連続的に空気を圧送する圧力比が1.1未満(JI
S規格)のファン、又は、ロータの回転によって連続的
に空気を圧送する圧力比が1.1以上2未満(JIS規
格)のブロワー等の送風手段17が用いられる。
【0022】送風手段17による送風の開始及び停止
は、送風手段17の給電スイッチをオン、オフにより行
う。また、送風手段17は、空気流を遮断及び送風可能
にする可動遮蔽部材18を有し、可動遮蔽部材18によ
り、送風手段17の送風開始及び停止を行っても良い。
【0023】また、専用の送風手段17を設けず、定着
装置10の周辺を冷却するためのファン又はロータの送
風の一部が用紙搬送経路を横切るような空気流路を設け
てもよい。
【0024】最大用紙幅W1の用紙P1(例えばA3サ
イズの用紙)の通紙領域は、W1と等しく、非通紙領域
A1は最大用紙幅W1の外方から定着装置10の側壁1
0Bまでの領域である。
【0025】最小用紙幅W2の用紙P2(例えばB5R
サイズの用紙)の通紙領域は、W2と等しく、非通紙領
域A2は最小用紙幅W2の外方から定着装置10の側壁
10Bまでの領域である。
【0026】従って、送風手段17の空気流は、通紙領
域より高温になる非通紙領域A2を冷却するように配置
される。定着処理された用紙Pが、最小用紙幅W2より
大きい用紙幅の場合には、搬送される用紙Pが、送風手
段17の空気流を遮り、用紙Pの幅より外側の領域を送
風手段17の空気流が通過して、定着ローラ11の両端
部を冷却する。例えば、最大用紙幅W1の用紙P1が用
紙搬送経路Bを通過する場合には、送風手段17の空気
流は、用紙P1の最大用紙幅W1により遮られ、非通紙
領域A1を吹き抜けて、定着ローラ11の両端部の非通
紙領域A1に対応する部分を冷却する。
【0027】通紙時には、用紙Pが送風手段17の送風
路を遮るから、送風手段17は、定着ローラ11の全領
域に送風するようにしてもよいが、A3サイズのような
大サイズの用紙P1を通紙する場合、用紙P1の全面が
送風を受けるため、用紙P1が煽られて暴れ、皺発生の
原因となる。これを防止するため、図2に示すように、
送風手段17の送風口を用紙搬送経路Bの非通紙領域A
2を含む両端部付近のみとし、中央付近(約100mm
幅)には送風口を設けず、送風しないようにする。
【0028】(6)送風手段の制御 図3は、定着装置10と、用紙搬送と、送風手段17の
制御を示すブロック図である。以下、用紙Pの搬送と、
送風手段17の送風制御を示す。
【0029】 空気流の送風経路内に用紙Pが存在し
ない事を、図4に示すレジストローラ8Dの近傍に設け
た用紙通過センサPSが検知した時、制御手段19が送
風手段17による送風を停止させ、定着ローラ11に対
する冷却を行わない。
【0030】 ニップ部レジストローラ8Dの駆動回
転により、用紙Pの搬送が開始され、用紙Pの先端部が
定着装置10の定着ニップ部Nの圧接位置を通過し、送
風経路を通過するまで、送風手段17による送風は停止
されている。
【0031】 用紙Pの先端部が定着ニップ部Nの圧
接位置を通過して用紙搬送経路Bを通過するとき、送風
手段17による送風が停止されているから、用紙Pの先
端部が送風手段17の空気流により暴れて搬送不良を発
生する事が防止される。用紙Pが引き続き搬送され、排
紙ローラ16により用紙Pの先端部が挟持されるまで、
送風手段17による送風が停止されている。
【0032】 用紙Pの先端部が、排紙ローラ16に
より挟持された時、送風手段17による送風を開始す
る。用紙Pは、先端部が排紙ローラ16に挟持され、中
間部が定着ニップ部Nに挟持されているから、送風手段
17の空気流により煽られて平面性を損なう事もなく、
安定して搬送される。
【0033】 排紙ローラ16と定着ニップ部Nに挟
持された用紙Pは、引き続き搬送され、この搬送過程
中、送風手段17による送風が行われ、用紙Pにより遮
断された通紙領域外の定着ローラ11の非通紙領域を冷
却する。
【0034】 用紙Pの後端部が定着ニップ部Nを通
過する直前に、送風手段17による送風を停止する。用
紙Pの後端部は、無風状態の用紙搬送経路Bを通過し、
排紙ローラ16に挟持されて定着装置外に排出される。
【0035】上記の実施の形態では、ファン、ブロワー
等の送風手段17の送風により定着ローラ11の冷却を
行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、冷
却手段としてペルチェ素子等を用いて、積極的に定着ロ
ーラ11を冷却するものでも良い。
【0036】(7)画像形成装置の実施形態 図4は、本発明にかかわる定着装置10を備えた画像形
成装置の一実施形態を示す構成図である。
【0037】図4の画像形成装置は、回転する感光体1
の周囲に、帯電手段2、露光手段3、現像手段4、転写
手段5、除電手段5A、分離手段6、およびクリーニン
グ手段7を設けたものである。帯電手段2によって感光
体1の表面に一様帯電を行った後に、露光手段3のレー
ザによって、原稿から読み取られた画像データに基づく
光照射を行うことによって潜像を形成し、該潜像をバイ
アスを印加した現像手段4により反転現像して感光体1
の表面にトナー像を形成する。
【0038】一方、給紙カセット8Aから給紙された用
紙Pは、給紙手段8Bにより1枚ずつ送り出され、中間
給紙ローラ8C、レジストローラ8Dを経て、転写位置
へ送られ、転写位置において前記トナー像が転写手段5
により用紙P上に転写される。
【0039】その後、用紙Pは除電手段5Aにより裏面
の電荷が消去され、分離手段6により感光体1から分離
され、搬送手段9により搬送され、引き続き定着装置1
0により加熱定着され、装置外に排紙される。一方、感
光体1の表面は、分離手段6の下流においてクリーニン
グ手段7により表面に残留している現像剤が除去され、
次の画像形成に備える。
【0040】(8)定着装置の他の実施の形態 図5は、本発明の他の実施の形態を示す定着装置の断面
図である。なお、図面に使用されている符号について、
図1と同じ機能を有する部分には、同符号を付してい
る。また、前記実施の形態と異なる点を説明する。
【0041】定着装置10の筐体10Aの天井部には、
開口部10Cが穿設されていて、該開口部10Cに排気
用のファン(送風手段)17Aが設置されている。ま
た、筐体10Aの底部近傍で、定着ニップ部Nと排紙ニ
ップ部Mとの間の用紙搬送経路Bの下方には、開口部1
0Dが穿設されている。
【0042】用紙Pが用紙搬送路Bを通過するとき、フ
ァン17Aによる排気により、非通紙領域のみに送風路
が形成され、定着ローラ11の非通紙領域に相当する両
端部近傍が冷却される。
【0043】図6は、本発明の更に他の実施の形態を示
す定着装置の断面図である。ベルト定着方式の定着装置
20は、圧接して回転する一対の上加圧ローラ21Aと
下加圧ローラ21B、回転可能な加熱ローラ22、ハロ
ゲンランプ等の加熱源23、加熱ローラ22と上加圧ロ
ーラ21Aの各外周面を巻回して回動可能な定着ベルト
24等から構成されている。定着ベルト24の上部に
は、定着ベルト24にオイルを塗布するオイル塗布ロー
ラ25、オイル塗布ローラ25の表面を清掃する清掃ロ
ーラ26、オイル塗布ローラ25にオイルを供給するオ
イル含浸ローラ27が配置されている。
【0044】加熱ローラ22の外周面近傍には温度検知
素子TS1が配置され、下加圧ローラ21Bの外周面近
傍には温度検知素子TS2が配置されている。
【0045】定着ベルト24の下方には、ガイド板28
が配置されている。図示しない搬送手段により定着装置
20に搬送される用紙Pは、ガイド板28と、加熱源2
3により加熱された定着ベルト24との傾斜間隙を通過
し、上加圧ローラ21Aと下加圧ローラ21Bとが圧接
する定着ニップ部Nに送り込まれる。
【0046】用紙P上に形成されたトナー像tは、定着
ニップ部Nにおいて、図示しない駆動手段により回動さ
れる定着ベルト(加熱部材)24により加熱、溶融され
るとともに、上加圧ローラ21Aと下加圧ローラ21B
とにより圧接されて用紙Pに定着される。
【0047】下加圧ローラ21Bの用紙搬送方向下流側
で用紙搬送経路Bの下方に、ブロワー(送風手段)17
Bを配置した。ブロワー17Bから排出される空気流
は、上方の用紙搬送経路Bの非通紙領域を横切って、定
着ベルト24の非通紙領域に対応する両端部付近を冷却
する。定着ベルト24付近を通過する空気流は、更に上
昇して、筐体20Aの上部に穿設された開口部20Bか
ら装置外に排気される。
【0048】本発明の定着装置は、画像形成手段により
感光体、又は中間転写体上にカラー画像を形成し、転写
手段により用紙上にカラートナー画像を転写した後、定
着装置によりカラートナー画像を定着処理する方式のカ
ラー画像形成装置にも適用可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、用紙が定着ニップ部を
通過するとき、定着ローラ、又は定着ベルト等の加熱部
材の通紙領域の温度低下と非通紙領域の温度上昇とによ
り生じる温度差を、送風手段の空気流を非通紙領域に送
風して冷却する事により解消し、安定した定着処理と用
紙搬送を達成することができる。
【0050】特に、厚紙や、OHPフィルムを通紙させ
る場合や、用紙を連続通紙させる場合、通紙領域の温度
低下が著しく、高温となった非通紙領域との温度差が大
きいから、送風手段による非通紙領域の冷却効果が大き
い。
【0051】また、即時加熱によるウォームアップタイ
ムの短縮(クイックスタート)、省エネルギーを目的と
する薄肉の中空円筒状の定着ローラにおいては、熱容量
が小さいため、通紙領域における温度低下が著しいか
ら、送風手段による非通紙領域の冷却効果が大きい。
【0052】更に、定着ローラの非通紙領域が異常に高
温になる事が防止されるから、排紙ローラや加圧ローラ
等の周辺部材のゴム部材の熱変形や熱変質が防止され、
耐久性を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置の一実施の形態を示す正面断
面図。
【図2】上記定着装置の平面断面図。
【図3】定着装置と、用紙搬送と、送風手段の制御を示
すブロック図。
【図4】本発明にかかわる定着装置を備えた画像形成装
置の一実施形態を示す構成図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す定着装置の断面
図。
【図6】本発明の更に他の実施の形態を示す定着装置の
断面図。
【符号の説明】
9 搬送手段 10 定着装置 11 定着ローラ(加熱部材) 12 加熱源 13 加圧ローラ 17 送風手段 17A ファン(送風手段) 17B ブロワー(送風手段) 18 可動遮蔽部材 19 制御手段 20 定着装置 21A 上加圧ローラ 21B 下加圧ローラ 22 加熱ローラ 23 加熱源 24 定着ベルト(加熱部材) A1,A2 非通紙領域 B 用紙搬送経路 M 排紙ニップ部 N 定着ニップ部 P,P1,P2 記録媒体(用紙) PS 用紙通過センサ W1 最大用紙幅 W2 最小用紙幅

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に形成されたトナー像を、加
    熱部材の定着部において加熱して定着し、排紙部より排
    出する定着装置において、前記記録媒体を搬送する搬送
    経路を横切る空気流を形成する送風手段を設け、該送風
    手段の空気流により、前記加熱部材の記録媒体非通過領
    域を冷却することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記空気流の送風経路に記録媒体が存在
    しない時には、前記送風手段による送風を停止すること
    を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記送風経路を記録媒体の先端部が通過
    する時には、前記送風手段による送風を停止し、前記排
    紙部において前記記録媒体の先端部が挟持された時、前
    記送風手段による送風を開始することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記定着部の記録媒体搬送方向下流側
    を、前記送風経路が横切ることを特徴とする請求項1〜
    3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記送風手段の空気流は、前記記録媒体
    の搬送方向に直交する幅方向の両端部近傍を冷却するこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の定着
    装置。
  6. 【請求項6】 前記送風手段は、前記空気流を遮断及び
    送風可能にする可動遮蔽部材を有することを特徴とする
    請求項2又は3に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体上に画像を形成する画像形成手
    段と、前記記録媒体を前記画像形成手段に搬送する搬送
    手段と、前記記録媒体上に形成された画像を加熱定着す
    る請求項1〜6の何れか1項に記載の定着装置と、を有
    することを特徴とする画像形成装置。
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