JP3780786B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の定着装置の構成図である。図において、定着装置1000は、内部に回転軸方向に延びる加熱手段1001を有した加熱ローラ1003と、加熱ローラ1003に圧接する加圧ローラ1005とを有しており、これら加熱ローラ1003,加圧ローラ1005間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、トナー画像を転写材に熱定着するものである。
【0003】
このような構成の定着装置がセンター基準である場合、例えば、A4R等の小サイズ幅の転写材を連続して定着すると、加熱ローラの回転軸方向の両端部分の温度が上昇し、加熱ローラ1003のコーティングや軸受に悪い影響を与えるので、加熱ローラ1003の両端部分を冷却する冷却手段1100を設けている。
【0004】
図に示す冷却手段1100は、加熱ローラ1003の回転軸と略直行し、加熱ローラ1003の幅方向の略中心を通る線上に設けられた送風手段と1101と、一方の端部が送風手段1101の送風口に接続され、他方の端部側が二又に分かれ、二又のうちの一方の端部側の第1の開口1103が加熱ローラ1003の回転軸方向の一方の端部側の表面近傍に、他方の端部側の第2の開口1105が加熱ローラ1003の回転軸方向の他方の端部の表面近傍にそれぞれ位置し、送風手段1101からの風を加熱ローラ1003表面へ案内するダクト1107とからなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の定着装置1000の冷却手段1100においては、図8に示すように、各開口部1103,1105において、開口部の外側が急に風速が速くなる風速分布となるので、加熱ローラ1003の各端部部分を均一に冷却できない問題点がある。
【0006】
又、加熱ローラ1003に、その回転軸方向において両端部分を主に加熱する第1の加熱手段と、回転軸方向において中央部分を主に加熱する第2の加熱手段とを設け、第1の加熱手段と第2の加熱手段との重複加熱部分に、加熱ローラ表面の温度を検出する温度検出手段(例えば、サーモスタット)を設ける場合がある。
【0007】
第1の加熱手段と第2の加熱手段との重複加熱部分はダクトの開口の内側部分にある。
よって、図8において第2の開口の100mmのあたりにサーモスタットを設けた場合、サーモスタットに対向する加熱ローラ部分に当たる風の風速が遅く、ダクトの開口に対向する加熱ローラの大部分の温度は充分に低いのに、サーモスタットが過敏に応動してしまう場合がある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、加熱ローラの端部部分を均一に冷却できる定着装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置であって、送風手段と、一方の端部が前記送風手段の送風口に接続され、他方の端部側が第1の風路、第2の風路からなる二又状に分かれ、前記第1の風路の第1の開口が前記加熱ローラの回転軸方向の一方の端部側の表面近傍に、前記第2の風路の第2の開口が前記加熱ローラの回転軸方向の他方の端部の表面近傍にそれぞれ位置し、前記送風手段からの風を前記加熱ローラ表面へ案内するダクトと、前記ダクト内部に設けられ、風路を分割するリブと、前記加熱ローラに設けられ、その回転軸方向において両端部分を主に加熱する第1の加熱手段と、前記加熱ローラに設けられ、前記回転軸方向において中央部分を主に加熱する第2の加熱手段と、前記第1の加熱手段と前記第2の加熱手段との重複加熱部分に、前記加熱ローラ表面の温度を検出する温度検出手段と、設け、更に、該温度検出手段の外側近傍に前記リブを配したことを特徴とする定着装置である。
【0010】
ダクト内部に風路を分割するリブを設けたことにより、各開口から出る風の風速分布がリブがない場合に比べて平準化され、加熱ローラの端部部分を均一に冷却できる。
又、温度検出手段の外側近傍に前記リブを配したことにより、温度検出手段に対向する加熱ローラ表面に当たる風の風速が速くなり、温度検出手段に対向する加熱ローラ部分の温度が低くなり、温度検出手段の過敏な応動がなくなる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の前記送風手段は、前記加熱ローラの回転軸と略直行し、前記加熱ローラの幅方向の略中心を通る線上に設けられ、前記ダクトは、略Y字形をなすことを特徴とする定着装置である。
【0012】
前記送風手段は、前記加熱ローラの回転軸と略直行し、前記加熱ローラの幅方向の略中心を通る線上に設けられ、前記ダクトは、略Y字形をなすことにより、第1の開口からでる風のトータル風量と、第2の開口からでる風のトータル風量とが略等しくなり、加熱ローラの両端部部分を均一に冷却できる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の前記送風手段は、前記加熱ローラの回転軸方向の他方の端部側に設けられ、前記ダクトは、略F字形をなし、前記加熱ローラの一方の端部部分へ風を案内する第1の風路の断面積を前記第2の風路の段面積より広くなるように設定したことを特徴とする定着装置である。
【0014】
前記送風手段は、前記加熱ローラの回転軸方向の他方の端部側に設けられ、前記ダクトは、略F字形をなし、前記加熱ローラの一方の端部部分へ風を案内する第1の風路の断面積を前記第2の風路の段面積より広くなるように設定したことにより、第1の開口からでる風のトータル風量と、第2の開口からでる風のトータル風量とが略等しくなり、加熱ローラの両端部部分を均一に冷却できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
<第1の実施の形態例>
(全体構成)
最初に、図3を用いて、本実施の形態例の定着装置が設けられた画像形成装置の全体構成を説明する。
【0018】
図において、画像形成装置1は、自動原稿搬送装置(通称ADF)Aと、自動原稿搬送装置Aにより搬送される原稿の画像を読み取るための原稿画像読取部Bと、読み取った原稿画像を処理する画像制御部Cと、画像処理後のデータに従って、感光ドラムからなる像担持体10上に書込みを行なう書込みユニット12を含む書込み部Dと、像担持体10及びその周囲に帯電電極14,磁気ブラシ型現像装置からなる現像手段16,転写電極18,分離電極20,クリーニング手段21等の画像形成手段を含む画像形成部Eと、転写材(以下、記録紙という)Pを収容するトレイ等の複数の用紙収容手段(以下、給紙トレイ又はトレイという)22,24のための収納部F等を有している。
【0019】
自動原稿搬送装置Aは、原稿載置台26と、ローラR1を含むローラ群及び原稿の移動通路を適宜切り替えるための切替手段を含む原稿搬送処理部28を主要素とする。
【0020】
原稿画像読取部Bは、原稿ガラスGの下にあり、光路長を保って往復移動できる二つのミラーユニット30,31、固定の結像レンズ(以下、レンズという)33、ライン状の撮像素子(以下、CCDという)35等からなり、書込み部Dはレーザ光源40、ポリゴンミラー(偏光器)42等からなる。
【0021】
自動原稿搬送装置Aは、従来の自動原稿搬送装置と構成上の相違はあるものの原理はそのものは公知であり、又、原稿画像読取部B、書込み部D、画像処理手段(像担持体10上にトナー画像を形成し、かつ、シート上にトナー画像を転写させる手段)を備えた画像形成装置及び画像形成プロセスはよく知られているので、その説明は簡略に行なう。
【0022】
尚、転写電極18の手前側に示すR10はレジストローラであり、分離電極の下流側に示すHは定着装置(詳細は後述する)であり、加熱ローラ91とこの加熱ローラ91に圧接する加圧ローラ92とを備えており、加熱ローラ91と、加圧ローラ92との間にトナー画像が転写された記録紙Pが定着することにより、トナー画像が記録紙P上に熱定着される。
【0023】
上記構成において、像担持体10上にトナー画像を形成し、シート上の転写させた後、排紙トレイに排紙するプロセスは、以下のとおりである。
尚、本明細書では、転写電極がある転写領域を画像記録部という場合がある。
【0024】
原稿載置台26上に載置される原稿(図示せず)の一枚が原稿搬送処理部28中で搬送され、ローラR1の下を通過中に、露光手段Lによるスリット露光が行なわれる。
【0025】
尚、本実施の形態例では、原稿載置台26上に載置される原稿はセンター基準としている。
原稿からの反射光は、固定位置にあるミラーユニット30,31及びレンズ33を経て、CCD上に結合され、読み取られる。
【0026】
原稿画像読取部Bで読み取られた画像情報は、画像処理手段により処理され、符号化されて画像制御基板C上にあるメモリに格納される。
画像データは、画像形成に応じて呼び出され、当該画像データに従って書込み部Dにおけるレーザ光源40が駆動され、像担持体10上に露光が行なわれる。
【0027】
この露光に先立ち、矢印方向(反時計方向)に回転する像担持体10は、帯電電極14のコロナ放電により所定の表面電位が付与されているが、露光により露光部の電位が露光量に応じて減じ、結果として、画像データに応じた静電潜像が像担持体10上に形成される。
【0028】
静電潜像は、現像手段16により反転現像され、可視像(トナー像)とされる。一方、像担持体10上のトナー像の先端部が転写領域に到達する前に、例えば、給紙トレイ22内の一枚のシートPが給紙搬送されて、レジストローラR10に到達し、先端規制されている。
【0029】
シートPはトナー像、即ち、像担持体10上の画像領域と重畳するように、同期をとって回転を開始するレジストローラR10により転写領域に向けて搬送される。
【0030】
転写領域において、像担持体10上のトナー像は、転写電極の付勢によりシートP上に転写されて、次いで、シートPは分離電極20の付勢により像担持体10から分離される。
【0031】
その後、定着装置Hの加熱,加圧により、トナー像を形成するトナー粉末はシートP上に溶融定着され、シートPは排紙通路78及び排紙ローラ79を介して排紙トレイT上に排紙される。
(定着装置)
定着装置Hの構成を図1及び図2を用いて詳細に説明する。図1は定着装置の側面図、図2は図1のX方向からみた構成図である。
【0032】
図1において、191は両端面が開放された加熱ローラ91の円筒状の芯金(ローラ基体)である。
この芯金191の外周面には、離型性層194が形成されている。
【0033】
本実施の形態例では、芯金191の材質はアルミニウム、鉄のうちのいずれか、離型性層194の材質としてはPFA(テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体),四フッ化エチレン等の離型性の良い樹脂とした。
【0034】
更に、芯金191の肉厚を2.0mm以下、離型性層194の膜厚を約20μmとし、薄肉構造とした。
加熱ローラ91の内部には、断面において、回転軸Oを挟んで一方の側には第1の加熱手段としての第1のハロゲンヒータランプ210が、他方の側には、第2の加熱手段としての第2のハロゲンヒータランプ220が設けられている。
【0035】
そして、加熱ローラ91と加圧ローラ92とで、シートPは矢印R方向に挟持搬送される。
図2に示すように、第1のハロゲンヒータランプ210は、加熱ローラ91の回転軸方向において両端部分(L1)を主に加熱し、第2のハロゲンヒータランプ220は、加熱ローラ91の回転軸方向において中央部分(L2)を主に加熱するようになっている。
【0036】
加圧ローラ92は、発泡シリコンゴムの円周面にPFAチューブをかぶせた構造であり、表面硬度(アスカーC硬度)を35〜75とした。
加圧ローラ92はスプリング90の付勢力でもって、加熱ローラ91を総荷重49〜245Nで押圧することにより、加圧ローラ92と、加熱ローラ91との間のニップ圧は19600Pa〜196000Paとなり、ニップ通過時間は20〜40msecとしている。
【0037】
本実施の形態例の定着装置Hには、図2に示すように、第1のハロゲンヒータランプ210と第2のハロゲンヒータランプ220との重複加熱部分には、加熱ローラ91の表面温度が所定の温度以上となったら応動する温度検出手段としてのサーモスタット350を設けている。
【0038】
又、加熱ローラ91の両端部分を冷却する冷却手段800が設けられている。図に示す冷却手段800は、加熱ローラ91の回転軸と略直行し、加熱ローラ91の幅方向の略中心を通る線上に設けられた送風手段としてのファン801と、一方の端部がファン801の送風口に接続され、他方の端部側が第1の風路811、第2の風路812からなる二又状に分かれ、第1の風路811の第1の開口802が加熱ローラ91の回転軸方向の一方の端部側の表面近傍に、第2の風路812の第2の開口803が加熱ローラ91の回転軸方向の他方の端部の表面近傍にそれぞれ位置し、ファン801からの風を加熱ローラ91表面へ案内する略Y字形のダクト807とからなっている
又、ダクト807の第1の風路811,第2の風路812内部には、各風路を分割するリブ821,822が設けられている。
【0039】
更に、第2の風路812のリブ822の位置は、サーモスタット350の外側近傍となるようにした。
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0040】
(1) ダクト807内部に風路を分割するリブ821,822を設けたことにより、図4に示すように、リブを設けていない図8に比べ各開口部802,803での風速が平準化され、加熱ローラ91の端部部分を均一に冷却できる。
【0041】
(2) ファン801は、加熱ローラ91の回転軸と略直行し、加熱ローラ91の幅方向の略中心を通る線上に設けられ、ダクト807は、略Y字形をなすことにより、第1の開口802からでる風のトータル風量と、第2の開口803からでる風のトータル風量とが略等しくなり、加熱ローラ91の両端部部分を均一に冷却できる。
【0042】
(3) サーモスタット350の外側近傍にリブ822を配したことにより、図4に示すように、サーモスタット350に対向する加熱ローラ91表面に当たる風の風速が速くなり、サーモスタット350に対向する加熱ローラ91部分の温度が低くなり、サーモスタット350の過敏な応動がなくなる。
<第2の実施の形態例>
第2の実施の形態例を説明する図5を用いて説明する。尚、本実施の形態例と、第1の実施の形態例との相違点は、定着装置の冷却手段であり、他の部分は、第1の実施の形態例と同一であるので、同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0043】
図において、送風手段としてのファン901は、加熱ローラ91の回転軸方向の他方の端部側に設けられている。
ダクト911は、略F字形をなし、ファン901から離れた加熱ローラ91の一方の端部部分へ風を案内する第1風路921の断面積をファン901に近い加熱ローラ91の他方の端部部分へ風を案内する第2の風路922の段面積より広くなるように設定している。
【0044】
尚、本実施の形態例では、第1の風路921の断面積:第2の風路922の段面積=2:1とした。
又、ダクト911の第1の風路921内には、風路を三分割するリブ931,932が設けられ、第2の風路922内には、風路を三分割するリブ933,934が設けられている。
【0045】
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) ダクト911の第1の風路921の内部に風路を分割するリブ931,932を設け、第2の風路922内には、風路を分割するリブ933,934を設けたことにより、第1の風路921の第1の開口923,第2の風路922の第2の開口924から出る風の風速分布がリブがない場合に比べて平準化され、加熱ローラ91の端部部分を均一に冷却できる。
【0046】
(2) 送風手段としてのファン901は、加熱ローラ91の回転軸方向の他方の端部側に設け、ダクト911は、略F字形をなし、ファン90から離れた加熱ローラ91の一方の端部部分へ風を案内する第1の風路921の断面積をファン901に近い加熱ローラ91の他方の端部部分へ風を案内する第2の風路922の段面積より広くなるように設定した。
【0047】
図6(a)は、第1の風路921と第2の風路922との断面積を同じとした場合、図6(b)は第1の風路921の断面積:第2の風路922の段面積=2:1とした場合の、第1の開口923及び第2の開口924での風速分布を示す図である。これらの図からも分かるように、第1の開口923及び第2の開口924での風速分布が略等しくなり、即ち、第1の開口923からでる風のトータル風量と、第2の開口924からでる風のトータル風量とが略等しくなり、加熱ローラ91の両端部部分を均一に冷却できる。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、ダクト内部に風路を分割するリブを設けたことにより、各開口から出る風の風速分布が、リブがない場合に比べて平準化され、加熱ローラの端部部分を均一に冷却できる。
又、温度検出手段の外側近傍に前記リブを配したことにより、温度検出手段に対向する加熱ローラ表面に当たる風の風速が速くなり、温度検出手段に対向する加熱ローラ部分の温度が低くなり、温度検出手段の過敏な応動がなくなる。
【0049】
請求項2記載の発明の発明によれば、前記送風手段は、前記加熱ローラの回転軸と略直行し、前記加熱ローラの幅方向の略中心を通る線上に設けられ、前記ダクトは、略Y字形をなすことにより、第1の開口からでる風のトータル風量と、第2の開口からでる風のトータル風量とが略等しくなり、加熱ローラの両端部部分を均一に冷却できる。
【0050】
請求項3記載の発明によれば、前記送風手段は、前記加熱ローラの回転軸方向の他方の端部側に設けられ、前記ダクトは、略F字形をなし、前記加熱ローラの一方の端部部分へ風を案内する第1の風路の断面積を前記第2の風路の段面積より広くなるように設定したことにより、第1の開口からでる風のトータル風量と、第2の開口からでる風のトータル風量とが略等しくなり、加熱ローラの両端部部分を均一に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例の定着装置の側面図である。
【図2】図1のX方向からみた構成図である。
【図3】実施の形態例の定着装置が設けられた画像形成装置の全体構成を説明する図である。
【図4】第1の実施の形態例の効果を説明する図である。
【図5】第2の実施の形態例の定着装置の側面図である。
【図6】第2の実施の形態例の効果を説明する図である。
【図7】従来の定着装置の構成図である。
【図8】従来の定着装置の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
91 加熱ローラ
92 加圧ローラ
801 ファン(送風手段)
802 第1の開口
803 第2の開口
811 第1の風路
812 第2の風路
821,822 リブ
Claims (3)
- 加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置であって、
送風手段と、
一方の端部が前記送風手段の送風口に接続され、他方の端部側が第1の風路、第2の風路からなる二又状に分かれ、前記第1の風路の第1の開口が前記加熱ローラの回転軸方向の一方の端部側の表面近傍に、前記第2の風路の第2の開口が前記加熱ローラの回転軸方向の他方の端部の表面近傍にそれぞれ位置し、前記送風手段からの風を前記加熱ローラ表面へ案内するダクトと、
前記ダクト内部に設けられ、風路を分割するリブと、
前記加熱ローラに設けられ、その回転軸方向において両端部分を主に加熱する第1の加熱手段と、
前記加熱ローラに設けられ、前記回転軸方向において中央部分を主に加熱する第2の加熱手段と、
前記第1の加熱手段と前記第2の加熱手段との重複加熱部分に、前記加熱ローラ表面の温度を検出する温度検出手段と、
を設け、
更に、該温度検出手段の外側近傍に前記リブを配したことを特徴とする定着装置。 - 前記送風手段は、前記加熱ローラの回転軸と略直行し、前記加熱ローラの幅方向の略中心を通る線上に設けられ、前記ダクトは、略Y字形をなすことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記送風手段は、前記加熱ローラの回転軸方向の他方の端部側に設けられ、前記ダクトは、略F字形をなし、前記加熱ローラの一方の端部部分へ風を案内する第1の風路の断面積を前記第2の風路の段面積より広くなるように設定したことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
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