JP2002083353A - 自動販売機の硬貨処理装置 - Google Patents

自動販売機の硬貨処理装置

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JP2002083353A
JP2002083353A JP2000273113A JP2000273113A JP2002083353A JP 2002083353 A JP2002083353 A JP 2002083353A JP 2000273113 A JP2000273113 A JP 2000273113A JP 2000273113 A JP2000273113 A JP 2000273113A JP 2002083353 A JP2002083353 A JP 2002083353A
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coin
chute
coins
vending machine
safe
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JP2000273113A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Inoue
浩志 井上
Toshiyuki Horiguchi
利幸 堀口
Satoshi Moriyama
聡志 森山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の硬貨処理装置を構成する切換手段や硬
貨シュートは、切換動作や機構が複雑で、しかも容易に
分解できない構造であった。このため、シュート内で硬
貨の詰まり等が発生した場合は、状況が確認しずらい等
の問題があった。 【解決手段】 本発明においては、切換手段38を簡単
な構造の硬貨切換シュート26で構成し、第1の硬貨シ
ュート23と第2の硬貨シュート24を一体に構成する
ことにより、構成部品の点数を削減して形状をコンパク
トにすることを可能にした。さらには、第1の硬貨シュ
ート23、第2の硬貨シュート24、硬貨切換シュート
26等を内部を透視可能な部材によって形成すると共
に、それらの内部を容易に開放可能にする着脱手段とし
ての係止爪21bや係止枠32aを設けたことにより、
詰まった硬貨や内部の汚れを簡単に取り除くことを可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入硬貨の種別を
識別する硬貨識別装置を備え、硬貨識別装置から排出さ
れた硬貨を金庫に集金し、あるいは、硬貨識別装置から
釣銭として払出された硬貨を返却口に返却する自動販売
機の硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機としては、特
開平6−215248号公報に記載されているようなも
のが知られていた。この従来の自動販売機は、集金口と
釣銭払出口を備えた硬貨識別装置と、硬貨の集金用の金
庫と、釣銭を返却する返却口と、集金口から排出された
硬貨を金庫に導く第1シュートと、釣銭払出口から払出
された硬貨を返却口に導く返却口シュートと、釣銭払出
し口から払い出された硬貨を金庫に導く第2シュート
と、釣銭払出口から払出された硬貨を返却シュート又は
第2シュートの何れかに導くかを切換える切換手段を備
えている。
【0003】そして、自動販売機の中身商品を販売する
ときは、切換手段によって硬貨を返却口に導くように切
換えておくことにより、硬貨識別装置の釣銭払出口から
払出された硬貨は、返却口シュートを通って返却口に返
却される。また、硬貨識別装置の硬貨収納部が満杯等に
より、集金口から排出される硬貨は、第1シュートを通
って金庫に集金される。
【0004】また、硬貨識別装置内の硬貨を回収すると
きは、切換手段によって硬貨を金庫に導くように切換え
ることにより、硬貨識別装置の釣銭払出口から払出され
た硬貨は第2シュートを通ってそのまま金庫に集金され
る。
【0005】このようにして、硬貨識別装置内の硬貨
を、前記金庫内に集金することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】係る従来の硬貨処理装
置の硬貨の切換手段においては、前記返却口シュートの
底面に開口が穿設され、この開口が開閉板によって開閉
自在に閉塞されている。そして開閉板の前縁には軸が設
けられ、該軸が返却シュートに回動自在に枢支されると
共に、側方に延在して折曲されている。さらに、前記開
口の下側には開口から前記金庫に至る第2シュートが設
けられている。
【0007】そして、前記開閉板は、自動販売機の中身
商品を販売する状態においては、確実に前記開口を閉塞
するようにスプリング等によってその状態を保持されて
いる。また、前記硬貨識別装置内の硬貨を回収するとき
は、自動販売機の本体前面を閉鎖する扉と前記側方に延
在して折曲される軸を連動させるレバー等の装置によ
り、前記扉を開くことによって、前記軸を作動して前記
スプリング等の保持力に抗して前記開閉板を回動させ、
開口を開いて前記釣銭払出口から払出された硬貨を前記
第2シュートを介して金庫に案内させる。
【0008】このように、従来の切換手段は、自動販売
機の本体前面を閉鎖する扉と前記開閉板を連動する装置
や、前記開口を閉塞状態に保持するスプリング等の複数
の部品で構成され、装置の動作が複雑であった。さら
に、各々のシュート内で硬貨の詰まり等が発生したした
場合に、これらの状況を確認しずらいなどの問題があっ
た。
【0009】そこで、本発明は上記従来の問題を鑑みて
なされたものであり、硬貨の回収に支障を生ずることな
く、硬貨の切換手段を簡単な構造にして、装置の信頼性
を向上させ、さらにシュート内で硬貨詰まり等が発生し
た場合は詰まった硬貨の除去が可能である自動販売機の
硬貨処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、投入硬貨の種別を識別す
ると共に集金口と釣銭払出口を備える硬貨識別装置と、
集金用の金庫と、釣銭取出用の返却口と、前記集金口か
ら排出された硬貨を前記金庫に導く第1の硬貨シュート
と、前記釣銭払出口から払出された硬貨を前記返却口ま
たは前記金庫の何れか一方に導く切換手段を備えた第2
の硬貨シュートとを備え、前記切換手段は、板状部材の
一方の面に設けられた硬貨を導く硬貨通路と、前記板状
部材の他方の面に凸状に設けられた被押圧部と、前記板
状部材の上端に回動自在に軸支される支点部とを備え、
前記硬貨通路が前記釣銭払出口から払出された硬貨を前
記金庫に導く方向に前記第2の硬貨シュートに吊支され
ると共に、前記被押圧部を前記硬貨通路側に押し込むこ
とにより、前記硬貨通路が前記釣銭払出口から払出され
た硬貨を前記返却口に導く方向に前記支点部を中心に回
動することによって、従来のスプリング等によらず、切
換装置の自重を利用して切換動作を行うことにより、前
記切換手段を簡単な構造にして、機構の信頼性を向上さ
せることを可能とするものでる。
【0011】請求項2にかかる発明は、請求項1に記載
の自動販売機の硬貨処理装置において、前記第1の硬貨
シュートおよび前記第2の硬貨シュートは、内部を透視
可能な部材によって構成されたことによって、各々のシ
ュート内の硬貨の詰まりや汚れ等の状況を目視確認する
ことを可能とするものである。
【0012】請求項3にかかる発明は、請求項1または
請求項2に記載の自動販売機の硬貨処理装置において、
前記第1の硬貨シュートおよび前記第2の硬貨シュート
はそれぞれの内壁を開放可能にしたことによって、各々
のシュート内部を開放してシュート内で詰まった硬貨を
取り除くこと等を可能とするものである。
【0013】請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3
の何れかに記載の自動販売機の硬貨処理装置において、
前記第1の硬貨シュートと前記第2の硬貨シュートは一
体に構成されたことによって、構成部品の点数を削減
し、部品の装着を容易にすることを可能とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。
【0015】図4の(a)は、本発明を適用する自動販
売機2の正面図、(b)は、本発明を適用する自動販売
機2の側面要部断面図である。
【0016】自動販売機2の本体3の庫内には複数の商
品収納ラック4が格納されており、各商品収納ラック4
内には缶飲料等の円筒形の商品が収納されている。ま
た、商品収納ラック4の下部には、商品収納ラック4の
下端から送出された商品を販売口11に案内する商品シ
ュート25が配設されている。さらに、商品シュート2
5の下部には本体3の庫内の商品を冷却する冷却装置の
室内ユニット13が、そして本体3の庫内の下部には前
記冷却装置の室外ユニット14がそれぞれ配設されてい
る。
【0017】本体3の前面は、扉5によって開閉自在に
閉塞されており、この扉5の前面には前記商品の見本を
示すサンプル商品6が構成され、各サンプル商品6に対
応して商品選択ボタン7が配設されている。また、扉5
の前面右方には硬貨投入口8、硬貨返却レバー9、及び
投入金額表示器10等が設けられ、更に下部には商品収
納ラック4から搬出された商品を取出す販売口11が、
また、販売口11の右側には釣銭や偽貨を返却するため
の硬貨返却口12がそれぞれ設けられている。扉5の内
側には、硬貨投入口8の下方に硬貨識別装置15、硬貨
識別装置15の下方に本発明の硬貨処理装置1、販売口
11の左方に硬貨識別装置15や後述する商品搬送装置
37等を制御する制御部36が配設されている。尚、扉
5の後方には本体3の前面開口部3aを開閉自在に閉塞
する断熱扉16a、16bが扉5と別に設けられてい
る。
【0018】図1は本発明の硬貨処理装置1を示し
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図を示
す。図2は硬貨処理装置1の内部を示した図で(a)は
背面カバー32を外して内部を示す背面図、(b)は上
面図である。図3は硬貨処理装置1部分の自動販売機2
の縦断側面図で(a)は切換手段38が硬貨を金庫17
に導く状態、同図(b)は切換手段38が硬貨を硬貨返
却口12に導く状態を示すものである。
【0019】硬貨識別装置15は、商品購入者が硬貨投
入口8に投入した硬貨の真偽を判別し、偽貨である場合
は、そのまま図1に示す硬貨識別装置15の下端に形成
された釣銭払出口18から払い出して返却し、正貨であ
って釣銭として利用するものについては内部の図示しな
い釣銭筒に保持する。また、正貨であって釣銭として使
用しない硬貨及び前記釣銭筒が満杯となった後に投入さ
れた硬貨については、図1に示すように硬貨識別装置1
5の下端に形成された集金口19から排出する。さら
に、釣銭が生じた場合には、前記釣銭筒に保持された硬
貨を釣銭払出口18から払い出すものである。
【0020】硬貨を集金する金庫17は、扉5の内側に
着脱自在に保持されている。この金庫17の上面には、
上方に開放した開口20が穿設されている。
【0021】硬貨識別装置15の集金口19下側には、
図1に示すように集金口19から略下方に折曲して延在
する第1の硬貨シュート23が設けられている。第1の
硬貨シュート23は、上端が集金口19に対向して開口
し、下端が硬貨処理装置1の本体21の硬貨搬出口22
に連通している。硬貨搬出口22は金庫17の開口20
に通じ、集金口19から排出された硬貨は金庫17に案
内される。
【0022】また、硬貨識別装置15の釣銭払出口18
下側には、釣銭払出し口18から下方に延在し、硬貨切
換シュート26を備える第2の硬貨シュート24が設け
られている。第2の硬貨シュート24の上端は、釣銭払
出口18に対向して開口しており、下端は硬貨処理装置
1の本体21の硬貨搬出口22に連通している。これに
よって、第2の硬貨シュート24は、釣銭払出口18か
ら払出された硬貨を硬貨切換シュート26を介して金庫
17に案内することができる。
【0023】さらに、第2の硬貨シュート24の前面下
方には図3に示すように開口31が穿設されている。開
口31は硬貨が充分通過可能な大きさを有しており、ま
た、切換手段38を構成する硬貨切換シュート26によ
って開閉自在に閉塞される。硬貨切換シュート26は第
2の硬貨シュート24の下方に位置し、上下方向に硬貨
を導く硬貨通路27と硬貨通路27の背面に設けられた
凸状の被押圧部28と、硬貨通路27の両側面の上縁に
設けられた支軸29から構成され、支軸29が第2の硬
貨シュート24の両側面後端に回転自在に枢支されい
る。
【0024】ところで、第2の硬貨シュート24の前面
下方の開口31は、その前方に設けられた硬貨返却口1
2に連通している。そして、硬貨切換シュート26は、
図3の(b)に示すように凸状の被押圧部28を断熱扉
16aによって硬貨通路27側に押し込まれると、支軸
29を中心に回動して、硬貨を導く硬貨通路27の下端
が開口31に対向する位置に回動する。これによって、
第2の硬貨シュート24は、釣銭払出口18から払出さ
れた硬貨を硬貨切換シュート26を介して硬貨返却口1
2に案内することができる。尚、返却口扉30は硬貨返
却口12を開閉自在に閉塞する。
【0025】硬貨処理装置1の本体21は、図2に示す
ように第1の硬貨シュート23と第2の硬貨シュート2
4を樹脂成型によって一体に形成している。このように
2つの硬貨シュートを一体に形成することによって空間
を効率的に利用し全体の形状を相対的に小さくすると共
に、部品数を少なくして、部品の装着を容易にしてコス
トを安くすることができる。また、第2の硬貨シュート
24の両側面後端に支軸29が回動自在に枢支される硬
貨切換シュート26は、第1の硬貨シュート及び第2の
硬貨シュートの背壁を構成する背面カバー32を取り外
すことによって、硬貨処理装置1の本体21に着脱自在
に配設されている。背面カバ−32は、硬貨処理装置1
の本体21における第1の硬貨シュート23と第2の硬
貨シュート24を仕切る仕切壁21aの側壁に設けられ
た係止爪21b、21bの先端に、図1の(c)に示す
ように背面カバー32の中央壁32aに設けられた係止
枠32b、32bを押し込んで係止して、硬貨処理装置
1の本体21に装着される。
【0026】硬貨返却口12を形成する返却口本体33
は、背面上方の開口33a(図3参照)を第2の硬貨シ
ュート24の前面の開口31と連通し、図1の(b)に
示すように両側面の外方に硬貨処理装置1の本体21の
側壁21cに設けられた係止枠21d、21dと係止す
る係止爪33b、33bが設けられている。また、返却
口本体33は、図3に示すように、扉5を構成するドア
ユニットパネル39に図示しない方法で取付けられてい
る。
【0027】そして、硬貨処理装置1の本体21は、係
止枠21d、21dを返却口本体33の係止爪33b、
33bに係止し、前方の凸部21eをドアユニットパネ
ル39にネジ止めして返却口本体33の後方に固着され
る。さらに、背面カバー32が、硬貨処理装置1の本体
21の係止爪21b、21bに、背面カバー32の中央
に設けられた係止枠32b、32bを係止して、硬貨処
理装置の本体21に装着されている。このようにして、
硬貨処理装置1を構成する部品は、自動販売機2に容易
に装着可能である。尚、硬貨処理装置1の本体21、硬
貨切換シュート26、および背面カバー32は透明なポ
リカーボネート等の樹脂材料から形成され、内部の様子
を透視することが可能である。
【0028】次に、以上のように構成される本発明の硬
貨処理装置1の動作を説明する。尚、図5は本発明を説
明する制御ブロック図である。
【0029】自動販売機2の中身商品販売時には、扉5
は本体3の前面を閉塞し、硬貨処理装置1の硬貨切換シ
ュート26は、図3の(b)に示すように被押圧部28
が断熱扉16aに押されて前方に回動し、硬貨を導く硬
貨通路27が硬貨返却口12に連通する。顧客が、硬貨
投入口8に硬貨を投入すると、硬貨識別装置15は投入
された硬貨の真偽を識別し、偽貨である場合は釣銭払出
口18からそのまま払い出す。払い出された偽貨は第2
の硬貨シュート24に払出されるが、前述の如く硬貨切
換シュート26は回動されているから、そのまま硬貨を
導く硬貨通路27を通過して硬貨返却口12に導かれ
る。
【0030】また、投入された硬貨が正貨であり、投入
金額が商品の価格に足りる場合、硬貨識別装置15は制
御部36に適正信号を出力し、これによって自動販売機
2は商品販売状態となる。そして、商品選択ボタン7が
押されると、それに基づく商品選択信号が制御部36に
送出され、選択された商品を収納する商品収納ラック4
の商品搬送装置37が駆動されて、その商品が商品シュ
ート25上に送出され、販売口11に排出される。とこ
ろで、硬貨識別装置15は、釣銭として利用する硬貨に
ついては内部の図示しない釣銭筒内に保持すると共に、
商品の価格に対して投入された金額が多い場合は、釣銭
払出口18から釣銭として硬貨を払い出す。払い出され
た釣銭硬貨は第2の硬貨シュート24に受入れられ、前
述と同様に硬貨切換シュート26を通過して硬貨返却口
12に導かれる。また、釣銭として使用しない硬貨また
は釣銭収納筒内が満杯となった後に投入された硬貨につ
いては、前述のように集金口19から排出される。排出
された硬貨は第1の硬貨シュート23に受入れられ、そ
れを通過して金庫17に導かれて内部に収容される。
【0031】次に、硬貨識別装置15の釣銭筒内の硬貨
を集金する場合の動作について説明する。まず、本体3
の前面の扉5を開放する。扉5を開放することによっ
て、硬貨処理装置1の硬貨切換シュート26は、図3の
(a)に示すように被押圧部28と断熱扉16aの当接
が解除され、自重により支軸29を中心にして回動し、
第2の硬貨シュートの開口31を閉塞して、硬貨通路2
7が硬貨を硬貨搬出口22に案内するように吊支され
る。そして、硬貨回収スイッチ39が操作されると、制
御部36は、記憶部40に記憶される硬貨の集金用の制
御データに基づいて、硬貨識別装置15に硬貨返却信号
を出力する。硬貨識別装置15は、前記硬貨返却信号に
基づいて釣銭払出口18から釣銭筒内の硬貨を払い出
す。このようにして払い出された硬貨は、第2の硬貨シ
ュート24に受入れられるが、第2の硬貨シュート24
の下方に設けられた硬貨切換シュート26は前述のよう
に吊支されて、上下方向に硬貨を導く硬貨通路27が、
硬貨を金庫17に通じる硬貨処理装置1の本体21の硬
貨搬出口22に案内する。さらに、硬貨は金庫17の開
口20を通過して金庫17の内部に収容される。このよ
うにして、硬貨識別装置15の釣銭筒内の硬貨が金庫1
7に集金される。係る硬貨識別装置15からの集金が終
了すると、硬貨識別装置15は制御部36へ硬貨の払い
出し終了を表わす制御信号を送出し、硬貨の集金動作が
終了する。このように、本実施例の切換手段38は、従
来のような連動装置やスプリング等の機構を備えず、自
重により回動する硬貨切換シュート26によって硬貨の
搬出方向を切り替える簡単な構造であるため、装置の部
品点数を削減して、機構の故障を少なくして信頼性を向
上させることができる。
【0032】ところで、硬貨が硬貨処理装置1内で詰ま
った場合、背面カバー32、硬貨切換シュート26、硬
貨処理装置の本体21は透明材料で形成されているの
で、硬貨の詰まり個所を外側から確認することができ
る。そして、背面カバー32は、係止枠32b、32b
を硬貨処理装置1の本体21の係止爪21b、21bか
ら取り外すことにより、容易に硬貨処理装置の本体21
から取り外すことができる。さらに、背面カバー32を
取り外すと、硬貨切換シュート26が硬貨処理装置1の
本体21に着脱可能となり、詰まり硬貨を容易に取り除
くことが可能である。また、このように部品を取り外す
ことにより、硬貨の通過する第1の硬貨シュート23お
よび第2の硬貨シュート24の通路面を開放して、表面
の汚れや埃等を除去することもできる。こうして、硬貨
詰まり等を素早く解消し、更には表面の汚れや埃等によ
る硬貨詰まりを未然に防止してサービス性を向上させる
ことが可能である。
【0033】尚、本実施例では缶飲料等の円筒形の商品
を販売する自動販売機2について説明したが、本発明
は、それに限られず、他の商品を販売する種々の自動販
売機にも有効である。また、硬貨処理装置1の具体的構
造に関しては、実施例に限られるものではなく、例え
ば、切換手段38の構成位置や背面カバー32の形状や
着脱方法等は、それぞれ本発明を適用する自動販売機の
構造に合せて応用実施可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、切換手段を簡単な切換構造にして、動作の信
頼性を向上させることにより、品質を向上させることが
できる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
発明において、各々のシュート内の硬貨の詰まりや汚れ
等の状況を透視可能とすることより、故障の原因等を早
期に発見することができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2に記載の発明において、各々のシュート内
部を開放してシュート内で詰まった硬貨を取り除くこと
等を可能とすることにより、サービス性を向上させるこ
とができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3の何れかの発明において、構成部品の点数を削減
し、部品の装着を容易にして、コストを安くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す硬貨処理装置を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図あ
る。
【図2】本発明の実施形態を示す硬貨処理装置の内部を
示し、(a)は背面カバーを外して内部を示した背面
図、(b)は上面図である。
【図3】本発明の実施形態を示す自動販売機の硬貨処理
装置部分の縦断側面図で、(a)は切換手段が硬貨を硬
貨返却口に導く状態を示す図、(b)は切換手段が硬貨
を金庫に導く状態を示す図である。
【図4】本発明を適用する自動販売機を示し、(a)は
正面図、(b)は側面要部断面図である。
【図5】本発明の実施形態を示す硬貨処理装置の動作を
説明する制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 硬貨処理装置 2 自動販売機 12 硬貨返却口 15 硬貨識別装置 17 金庫 21 硬貨処理装置の本体 23 第1の硬貨シュート 24 第2の硬貨シュート 26 硬貨切換シュート 27 トンネル状の硬貨通路 28 被押圧部 29 支軸 32 背面カバー 38 切換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 聡志 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 CA02 CC02 EA04 EB01 FA02 FA10 FA11 FA12 FA13 FB01 FB05 FB08 FB11 FB13 FB17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入硬貨の種別を識別すると共に集金口
    と釣銭払出口を備える硬貨識別装置と、集金用の金庫
    と、釣銭取出用の返却口と、前記集金口から排出された
    硬貨を前記金庫に導く第1の硬貨シュートと、前記釣銭
    払出口から払出された硬貨を前記返却口または前記金庫
    の何れか一方に導く切換手段を備えた第2の硬貨シュー
    トとを備え、前記切換手段は、板状部材の一方の面に設
    けられた硬貨を導く硬貨通路と、前記板状部材の他方の
    面に凸状に設けられた被押圧部と、前記板状部材の上端
    に回動自在に軸支される支点部とを備え、前記硬貨通路
    が前記釣銭払出口から払出された硬貨を前記金庫に導く
    方向に前記第2の硬貨シュートに吊支されると共に、前
    記被押圧部を前記硬貨通路側に押し込むことによって、
    前記硬貨通路が前記釣銭払出口から払出された硬貨を前
    記返却口に導く方向に前記支点部を中心に回動すること
    を特徴とする自動販売機の硬貨処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の硬貨シュートは、内部を透視
    可能な部材によって構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の自動販売機の硬貨処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の硬貨シュートはそれぞれの内
    壁を開放可能にしたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の自動販売機の硬貨処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の硬貨シュートと前記第2の硬
    貨シュートは一体に構成されたことを特徴とする前記請
    求項1乃至3の何れかに記載の自動販売機の硬貨処理装
    置。
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