JP3630556B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体に対して着脱可能な着脱収納箱へ管理区分が異なる2種類の硬貨を収納する硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、着脱可能な硬貨収納箱を備えた硬貨処理装置としては、例えば、実用新案登録第2509366号公報に記載された循環式硬貨入出金機がある。
【0003】
このような機械では、キャッシュレジスタ等からの釣銭払出指令に応じて必要な釣銭を自動的に払い出す機能と、顧客から受け取った硬貨を金種混合状態で硬貨受入口に投入すると自動的に金種別に分類して金種別収納部へ収納し、投入硬貨を釣銭硬貨として循環使用できるようにする硬貨の分類収納機能とを有している。そして、硬貨の分類収納時には、硬貨の識別を行ない、異常硬貨や金種別収納部が既に満杯となってしまった金種の硬貨については、金種別に選別する金種別選別通路へ送る前に、硬貨選別部で選別して硬貨を落下させ、例えば、図7に示すように、機械本体1に対して着脱可能な着脱収納箱2へ収納するようになっている。
【0004】
また、その着脱収納箱2へ収納された硬貨については、異常硬貨の枚数と金種別収納部が満杯のために収納したオーバーフロー硬貨の金種別枚数とを記憶することにより、在高を管理するとともに、硬貨選別部で選別落下された硬貨が着脱収納箱2の一箇所に積み上がって次の硬貨が落下しなくなってしまうという選別異常が起きないように満杯状態を監視するようになっている。満杯状態の監視は、硬貨選別部の選別孔の下方の所定高さ位置を光軸が通過するフォトセンサ3にて行なわれている。
【0005】
一方、着脱収納箱2へ収納された硬貨は金種別収納部の収納枚数が少なくなってきたときの補充硬貨として使用されるようになっており、着脱収納箱2を引き出して中の硬貨を取り出し、硬貨受入口に投入するとともに着脱収納箱2を元の位置に装着すると、分類収納機能と同様に補充可能な硬貨は自動的に金種別収納部へ補充し、補充が必要ない金種の硬貨や異常硬貨は再度硬貨選別部で選別して着脱収納箱2に収納するようになっている。この補充操作、すなわち着脱収納箱2の脱着により着脱収納箱2内の硬貨の在高は、一旦クリアして再度収納された硬貨の在高に更新するようになっている。着脱収納箱2の着脱検知はセットスイッチ4にて行なわれ、このセットスイッチ4がオフになれば在高をクリアするようになっている。
【0006】
また、前述した着脱収納箱2は、金種別収納部が満杯になったときのオーバーフロー硬貨を収納するものであるから、金種別収納部が満杯になることなく収納硬貨が減少してしまった場合には、補充する硬貨が無く困ることから、図7に示すように、着脱収納箱2を2つに収納空間2a,2bに区画し、手前側の収納空間2bには硬貨を50枚ずつ棒状に包装した棒金を補充用の硬貨として予め収納しておくように改良して運用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したように、着脱収納箱2を2つの収納空間2a,2bに区画し、手前側の収納空間2bに補充用の硬貨(棒金)を予め収納しておくようにした場合、補充用の硬貨を予め収納しておく収納空間を新たに設ける必要が無く、収納空間の効率的な利用ひいてはコストアップの抑制につながるという点では優れているものの、予め収納されていた補充用の硬貨を取り出すために、着脱収納箱2を引き出した場合に、その脱着により着脱収納箱2内の硬貨の在高がクリアされてしまい、補充用の硬貨だけを取り出して着脱収納箱2を元に戻した場合は、正確な在高管理ができなくなるいという問題があり、また、補充用の硬貨だけを取り出したい場合であっても選別収納された異常硬貨やオーバーフロー硬貨を再度、硬貨受入口に投入して硬貨選別部で選別させて着脱収納箱2に収納されるようにした場合は、正確な在高管理が維持できるものの、操作性が悪くなるという問題と処理時間が長くかかってしまうという問題がある。
【0008】
また、着脱収納箱2が予め収納されていた補充用の硬貨のみを取り出すために引き出されたのか、あるいは選別収納されたオーバーフロー硬貨を取り出すために引き出されたのかを区別するための検知手段を新たに設けてその検知手段の出力に応じて在高をクリアすることも考えられるが、その場合は新たな検知手段も設けることになりコストアップにつながるという問題がある。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、装置本体に対して着脱可能な着脱収納箱へ管理区分が異なる少なくとも2種類の硬貨を収納する場合でも、検知手段を新たに追加するといったコストアップを招くことなく、正確な在高管理を維持できる硬貨処装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の硬貨処理装置は、硬貨識別部で識別された後に硬貨選別部で選別された硬貨を落下させて下方の収納部へ収納するとともに、その収納部へ収納された硬貨の在高ならびに満杯状態を管理する硬貨処理装置において、装置本体に対して水平方向へ着脱可能で、かつ上面が開口された収納空間が着脱方向に少なくとも2つ区画形成され、最も奥側の収納空間が前記収納部として割り当てられた着脱収納箱と、この着脱収納箱が完全に装着された完全装着状態から少し引き出された状態の間を検知する第1の検知手段と、フォトセンサにて構成され、前記着脱収納箱が完全装着状態のときに光軸が最も奥側の収納空間を通過して最も奥側の収納空間へ収納される硬貨の満杯状態を検知可能とする位置で、かつ着脱収納箱の引き出し過程において最も奥側の収納空間が装置本体内に位置している間は光軸が着脱収納箱で遮光される位置に配置される第2の検知手段と、前記着脱収納箱が完全装着状態のときのみ前記第2の検知手段の光軸が投光状態となるように着脱収納箱に開口形成されたセンサ孔と、前記第1の検知手段が着脱収納箱を検知しなくなっても第2の検知手段が遮光状態の間は最も奥側の収納空間の在高の変更を行なわず、第1の検知手段が着脱収納箱を検知せずかつ第2の検知手段が投光状態になった場合は最も奥側の収納空間の在高をクリアする在高管理制御部とを具備したものである。
【0011】
この構成により、着脱収納箱の手前側の収納空間のみを利用するために、最も奥側の収納空間が装置本体内に位置している状態まで着脱収納箱を引き出した場合には、第1の検知手段が着脱収納箱を検知しなくなっても第2の検知手段が遮光状態にあるので、最も奥側の収納空間の在高の変更を行なわず、また、着脱収納箱の最も奥側の収納空間を利用するために、最も奥側の収納空間が装置本体外に露出するまで着脱収納箱を引き出した場合には、第1の検知手段が着脱収納箱を検知せずかつ第2の検知手段が投光状態になるので、最も奥側の収納空間の在高をクリアする。したがって、着脱収納箱の手前側の収納空間を自由に利用可能とし、着脱収納箱を最も奥側の収納空間が装置本体外に露出するまで引き出した場合にのみ最も奥側の収納空間の在高をクリアして正確な在高管理を維持する。
【0012】
請求項2記載の硬貨処理装置は、請求項1記載の硬貨処理装置において、着脱収納箱の最も奥側の収納空間が割り当てられた収納部へは入金処理が行なわれて装置内硬貨となった硬貨を収納し、最も奥側の収納空間より手前側の収納空間へは補充用に用意される補充前の硬貨を収納するようにしたものである。
【0013】
この構成により、着脱収納箱の手前側の収納空間に収納される補充用に用意された補充前の硬貨を自由に利用可能とした上で、最も奥側の収納空間に収納される入金処理が行なわれて装置内硬貨となった硬貨の正確な在高管理を維持可能とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の硬貨処理装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1(a) 〜(e) に着脱収納箱の装置本体に対する装着位置および各引出位置を示す平面図、図2は硬貨処理装置の斜視図、図3は硬貨処理装置の装置本体を装置枠体から引き出した状態の平面図、図4(a) は図3のA−A断面図、図4(b) は図3のB−B断面図、図5は硬貨処理装置の操作部の平面図、図6は硬貨処理装置の制御系のブロック図である。
【0016】
図1ないし図4において、11は装置枠体で、この装置枠体11内に装置枠体11の前面開口を通じて装置本体12が装着されているとともに、装置枠体11の両側内壁面に配設された両側のガイドレール機構13によって装置本体12が装置枠体11に対して引き出し可能に支持されている。そして、通常時には、装置本体12の前部12a を除くほとんどの部分が装置枠体11内に収納配置され、また、メンテナンス時等には、装置本体12が装置枠体11内から引き出し可能とされている。
【0017】
装置枠体11および装置本体12の左側には、装置本体12が装置枠体11内に装着された状態、および装置本体12が装置枠体11内から所定長さ引き出された状態の各状態で係止する係止機構15、および各状態を検知する検知手段16が配設されている。
【0018】
係止機構15は、各状態に対応して装置枠体11の左側内壁面から突設された係止ピン17、および装置本体12の左側部に揺動軸18を支点として揺動可能に軸支された係止レバー19を有し、係止レバー19の後端には係止ピン17に係合する係止溝20が形成され、前端には下方へ押されることで係止レバー19による係止を解除させる解除ボタン部21が形成され、係止レバー19の後端が下降する方向すなわち係止溝20が係止ピン17に係合する係止レバー19の係止方向にスプリング等で付勢されている。装置本体12の前面下部位置の左側に錠機構22が配設され、この錠機構22の鍵による解除操作に連動して係止レバー19の後端が上昇揺動すなわち係止レバー19が係止解除される。
【0019】
検知手段16は、各状態に対応して装置枠体11の内壁面に取り付けられた前後一対のセンサ(前側のセンサは図示せず)にて構成されており、これらセンサの位置に対応して装置本体12の後部に検知片23が取り付けられ、この検知片23が各センサの位置に位置することによって各状態が検知される。
【0020】
また、装置本体12の前部12a には、前面側上部位置で、上面右側に硬貨受入口25が形成されているとともに、上面左側に操作部26が形成され、さらに、前面下部位置で、左側寄りに硬貨を受皿状の硬貨払出口27が形成され、右側に着脱収納箱28が着脱自在すなわち前方へ引き出し可能に配設され、中央に電源スイッチ29が配設されている。
【0021】
硬貨受入口25には装置本体12内に投入される硬貨を受け入れるもので、底面が開口形成されている。
【0022】
硬貨払出口27には装置本体12内からの硬貨が払い出されるもので、硬貨払出口27の底面に開口部31が形成され、この開口部31に蓋体32が開閉可能に配置され、蓋体32の閉塞状態で硬貨払出口27の底面を構成するようになされている。蓋体32の前端両側には開口部31の縁部に回動可能に軸支される支軸33が突設され、この支軸33を介して蓋体32が閉塞状態から上方へ回動されて開口部31を開放可能としている。
【0023】
硬貨払出口27には、収容量一杯に硬貨が払い出されたことを検知する硬貨払出口満杯検知手段34が配設されている。この硬貨払出口満杯検知手段34は、発光器および受光器を対とするフォトセンサにて構成され、このフォトセンサが2組用いられて硬貨払出口27の上端近傍を光軸が通るように配設されている。
【0024】
また、装置本体12は、硬貨を金種別に区分収納する金種別収納部41を有し、硬貨受入口25ヘ投入された硬貨を1枚ずつ繰り込んで金種別収納部41へ分類収納する入金機構、出金指令に応じて金種別収納部41から必要な硬貨を繰り出して硬貨払出口27へ払い出す出金機構、硬貨回収指令に応じて金種別収納部41から硬貨を繰り出して硬貨払出口27ヘ回収する回収機構を有している。
【0025】
硬貨受入口25の下側に硬貨受入口25の底面を構成する平ベルト42が前後方向に沿って配設され、この平ベルト42は後方の繰り込み方向に上昇傾斜され、平ベルト42の回転駆動によって平ベルト42上の硬貨が後方へ繰り込み搬送される。この平ベルト42の後端側上方には、平ベルト42の上面の回転方向と逆方向に逆転駆動されて平ベルト42上に載った硬貨が厚み方向に1枚ずつ通過するように規制する逆転ローラ43が配設されている。
【0026】
平ベルト42の後端は硬貨通路44の入口に接続されている。この硬貨通路44は、装置本体12の右側に沿って配設される硬貨識別通路部45、および装置本体12の後側に沿って配設される金種別硬貨選別通路部46を有し、全体としてほぼL字状に形成されている。硬貨通路44は、通路底面を構成する通路板47上でかつ通路両側を構成する両側のガイド側板48,49間に形成され、硬貨識別通路部45および金種別硬貨選別通路部46の上方に沿ってそれぞれ張設される搬送ベルト50,51,52によって硬貨が搬送される。なお、搬送ベルト50,51,52による硬貨の搬送速度は平ベルト42による硬貨の繰り込み速度より速く、硬貨通路44内に繰り込まれた硬貨は1枚ずつ前後の間隔があけられた状態で搬送される。
【0027】
硬貨識別通路部45には、一側のガイド側板48が通路中央側に突出して硬貨が接触しながら搬送される基準縁48a とされ、この基準縁48a に対応して、硬貨識別部53および硬貨選別部54が上流側から順に配設されている。硬貨識別部53では、硬貨の材質、直径、孔の有無等から正常、異常および金種が識別される。硬貨選別部54は、硬貨識別部53で異常硬貨および金種別収納部41が満杯になったときのオーバーフロー硬貨等が識別されたとき、それら硬貨を強制的に落下させて選別するもので、通路板47に選別孔55が形成され、この選別孔55内に、ソレノイドSD1 によって通路幅方向で通路内外に進退移動されるシャッタ56が配置されている。選別孔55の下側には選別孔55から落下した硬貨を着脱収納箱28に導くシュート57が取り付けられている。そして、通常はシャッタ56が通路内に進入した状態にあって硬貨識別部53で正常と識別された硬貨の通過が許容され、また、硬貨識別部53で異常硬貨およびオーバーフロー硬貨が識別された場合にシャッタ56が通路外に退避され、硬貨が選別孔55から落下されて下方の着脱収納箱28に収納される。
【0028】
金種別硬貨選別通路部46は、他側のガイド側板49が通路中央側に突出して基準縁49a とされ、この基準縁49a に沿って上流側の小径硬貨から下流側の大径硬貨の順に金種別に径選別する選別孔58が形成されている。ただし、5円硬貨と100円硬貨とは直径が近似しているため、一方の5円硬貨については最も上流側に配設される5円硬貨選別部59により強制的に選別される。5円硬貨選別部59には、選別孔58内に、ソレノイドSD2 によって通路幅方向で通路内外に進退移動されるシャッタ60が配置されている。また、各選別孔58の上流側には搬送される硬貨を検知する図示しないタイミングセンサが配設されている。そして、硬貨識別部53で5円硬貨と識別された硬貨が5円硬貨選別部59に到達することがタイミングセンサによって検知されたとき、シャッタ60が通路外に退避され、5円硬貨が選別孔58から落下され、また、5円硬貨以外の場合にはシャッタ60が通路内に進入した状態にあって5円硬貨選別部59を通過して金種別の選別孔58で径に応じて落下される。各選別孔58から落下された硬貨は下方の金種別収納部41に金種別に区分収納される。
【0029】
また、着脱収納箱28は、前後方向に細長く上面が開口された箱状に形成され、その内部には仕切板61によって前後方向に2つの収納空間62,63が区画形成されている。奥側(後側)の収納空間62は、着脱収納箱28が装置本体12に装着された装着状態において硬貨選別部54の選別孔55の下方に位置され、選別孔55から落下する異常硬貨や、オーバーフロー硬貨等の入金処理が行なわれて装置内硬貨となった硬貨(図面の符号C)が収納される。手前側(前側)の収納空間63には、補充用に用意される補充前の硬貨として、例えば硬貨を50枚ずつ棒状に包装した棒金(図面の符号RC)が収納される。
【0030】
装置本体12の着脱収納箱28が装着される装着領域の底面後側位置には着脱収納箱28の装着状態の位置で当接規制するストッパ64が取り付けられているとともに、着脱収納箱28の前面には装着状態で装置本体12に対して施錠される錠機構65が配設されている。
【0031】
装置本体12と着脱収納箱28との間には、着脱収納箱28の引き出し時において、奥側の収納区間62が装置本体12内に位置している状態で、着脱収納箱28を一時的に係止して引き出しを規制する一時係止手段66が設けられている。この一時係止手段66は、装置本体12の着脱収納箱28が装着される装着領域の底面前端近傍位置に突設された凸部67、着脱収納箱28の底面の前端近傍から中間位置にかけて形成された凹溝68とを有し、着脱収納箱28が装置本体12に装着された状態で凹溝68が凸部67に係合しており、着脱収納箱28の引き出し時に凹溝68の後端縁が凸部67に係合することで一時的に引き出しが規制される。この一時係止状態から、さらに、着脱収納箱28を引き出し操作することにより、凹溝68の後端縁が凸部67を乗り越えて引き出し可能となる。
【0032】
装置本体12の着脱収納箱28が装着される装着領域に対応して、着脱収納箱28が完全に装着された完全装着状態から少し引き出された状態の間を検知する第1の検知手段としての収納箱検知手段71、着脱収納箱28が装着状態のときに収納空間62へ収納される硬貨の満杯状態を検知する第2の検知手段としての収納箱満杯検知手段72が配設されている。
【0033】
収納箱検知手段71は、マイクロスイッチ73を有し、このマイクロスイッチ73が着脱収納箱28の着脱に伴って揺動される揺動レバー74によってオンオフされる。揺動レバー74は、支軸75を支点として揺動可能とし、スプリング76によって着脱収納箱28の装着領域に進出するように付勢されるとともに、ストッパ77によって進出方向への揺動が規制される。そして、着脱収納箱28が完全に装着された完全装着状態から少し引き出された状態の間、揺動レバー74を介してマイクロスイッチ73がオン状態に保たれる。
【0034】
収納箱満杯検知手段72は、発光器および受光器を対とするフォトセンサにて構成され、それら発光器および受光器が、着脱収納箱28が完全装着状態のときに光軸が奥側の収納空間62を通過して奥側の収納空間62へ収納される硬貨の満杯状態を検知可能とする位置で、かつ着脱収納箱28の引き出し過程において奥側の収納空間62が装置本体12内に位置している間は光軸が着脱収納箱28で遮光される位置に配置される。すなわち、発光器および受光器の一方が着脱収納箱28の装着領域の後方に、他方が装着領域の側方に配置され、着脱収納箱28が装着状態のときに光軸が奥側の収納空間62を斜めに通過するように配置される。
【0035】
着脱収納箱28の後面および側面の壁部には、着脱収納箱28が完全装着状態のときのみ、収納箱満杯検知手段72の光軸が投光状態となるようにセンサ孔78が開口形成されている。
【0036】
また、金種別収納部41は、収納部枠81によって装置本体12の左右方向に金種別に区画形成されており、収納部枠81の上部には蓋体82によって開閉される開口部83が形成されている。各金種別収納部41の底面は平ベルト84によって構成され、この平ベルト84は前方の払出方向へ向けて上昇する傾斜状に張設されて、その払出方向に回転駆動される。
【0037】
平ベルト84の前端側上方には、平ベルト84の上面の回転方向と逆方向に逆転駆動されて平ベルト84上に載った硬貨が厚み方向に1枚ずつ通過するように規制する逆転ローラ85が配設されている。逆転ローラ85の前側には、平ベルト84によって搬送される硬貨を停止させるストッパ機構86が配設されており、このストッパ機構86は、ストッパ87およびこのストッパ87を硬貨の搬送領域に対して進退させるソレノイドSD3 を有している。ストッパ機構86の前側には、ストッパ機構86を通過して放出される硬貨を検知するフォトセンサにて構成された計数センサ88が配設されている。
【0038】
なお、全ての金種別収納部41の平ベルト84および逆転ローラ85は一体または別体でも一体的に回転駆動され、各金種別収納部41のストッパ機構86によって硬貨の払い出しおよび払い出し停止の選択がなされる。
【0039】
各金種別収納部41から硬貨が放出される前側位置には、各金種別収納部41から放出された硬貨を硬貨払出口27に導くシュート89が配設されている。
【0040】
また、図5において、操作部26には、入金、出金、在高等の金額を表示する金額表示部91、金種別硬貨に対応した金種指定釦92a および着脱収納箱28の収納空間62に収納される硬貨に対応したリジェクト指定釦92b 等の指定釦92、各金種指定釦およびリジェクト指定釦に対応した収納量表示部93、予め設定された金種および枚数に対応した釣銭用の硬貨を払い出させるマニュアル払出釦94、指定金種の金種別収納部41に収納された硬貨を回収させる個別回収釦95、全金種を一斉に回収させる一括回収釦96、各金種別収納部41および着脱収納箱28の収納空間62の在高を順に金額表示部に表示させる在高表示釦97、操作を取り消すリセット釦98、入金硬貨の収納を開始させるスタート釦99が設けられている。
【0041】
収納量表示部93は、色を変えて点灯可能とし、例えば青色点灯時には対応する金種別収納部41の硬貨がニアエンプティ状態にあることを示し、赤色点灯時には対応する金種別収納部41がオーバーフロー状態にあることを示す。ただし、リジェクト指定釦92b に対応する収納量表示部93は異常硬貨(リジェクト硬貨)がある場合にのみ点灯する。
【0042】
また、図6において、制御部101 を示し、この制御部101 には、操作部26、平ベルト42,84や搬送ベルト50〜52を回転駆動する複数のモータ102 、ソレノイドSD1 〜SD3 (ソレノイドSD3 は金種別にそれぞれ備える)、硬貨識別部53や計数センサ88等を含む複数のセンサ103 、検知手段16、硬貨払出口満杯検知手段34、収納箱検知手段71、収納箱満杯検知手段72、マニュアル払出釦94が操作されたときに払い出す釣銭の金種と枚数を記憶するマニュアル払出枚数記憶部104 、マニュアル払出釦94が操作された場合の操作履歴を記憶する操作履歴記憶部105 、金種別収納部41に収納された硬貨および着脱収納箱28の収納空間62に収納されたオーバーフロー硬貨の在高を記憶する在高記憶部106 が接続されている。
【0043】
制御部101 は、キャッシュレジスタ107 と接続され、キャッシュレジスタ107 との間で相互に通信が行なわれ、入金硬貨の金額信号がキャッシュレジスタ107 に出力され、キャッシュレジスタ107 からの釣銭払出信号に基づいて釣銭が払い出される。
【0044】
そして、制御部101 は、硬貨受入口25ヘ投入された硬貨を1枚ずつ繰り込んで金種別収納部41へ分類収納する入金機能、出金指令に応じて金種別収納部41から必要な硬貨を繰り出して硬貨払出口27へ払い出す出金機能、硬貨回収指令に応じて金種別収納部41から硬貨を繰り出して硬貨払出口27ヘ回収する回収機能を有している。
【0045】
制御部101 は、着脱収納箱28の奥側の収納空間62に収納された異常硬貨の枚数とオーバーフロー硬貨の金種別枚数とを記憶させて在高を管理するとともに、収納箱検知手段71が着脱収納箱28を検知しなくなっても収納箱満杯検知手段72が遮光状態(図1(c)(d)の状態)の間は奥側の収納空間62の在高の変更を行なわず、収納箱検知手段71が着脱収納箱28を検知せずかつ収納箱満杯検知手段72が投光状態になった場合(図1(e) の状態)は奥側の収納空間62の在高をクリアする在高管理制御部の機能を有している。
【0046】
なお、釣銭自動払出装置の使用状態では、釣銭自動払出装置がレジ台の上面に載せられ、この釣銭自動払出装置上にキャッシュレジスタ107 が載せられて使用される。
【0047】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0048】
まず、図1において、着脱収納箱28の引き出し状態と制御部101 の在高管理制御部の機能との関係を説明する。
【0049】
図1(a) に示す状態では、着脱収納箱28が完全装着状態にあって、収納箱検知手段71および収納箱満杯検知手段72ともオン状態にある。図1(b) に示す状態では、着脱収納箱28が少し引き出された状態にあって、収納箱検知手段71がオン状態のまま、収納箱満杯検知手段72がオフ状態に切り換わる。図1(c) に示す状態では、着脱収納箱28がさらに引き出された状態にあって、収納箱検知手段71および収納箱満杯検知手段72ともオフ状態に切り換わる。図1(d) に示す状態では、着脱収納箱28が一時係止手段66で一時的に係止されて引き出しが規制された状態、すなわち着脱収納箱28が凹溝68の後端縁が装置本体12側の凸部67に引っ掛かって止まった状態にあって、着脱収納箱28の奥側の収納空間62は装置本体12内に位置していて、収納箱検知手段71および収納箱満杯検知手段72ともオフ状態にある。以上の図1(a) 〜(d) の状態までは、制御部101 の在高管理制御部の機能により、奥側の収納空間62の在高をクリアすることなく、在高が維持管理される。
【0050】
なお、収納箱検知手段71は、着脱収納箱28が完全に装着された完全装着状態から少し引き出された状態の間を検知するため、着脱収納箱28がわずかに引き出されてた場合でも、収納箱満杯検知手段72が投光状態のままマイクロスイッチ73がオフするようなことがなく、在高がクリアされるのを防止できる。
【0051】
また、図1(e) に示す状態では、着脱収納箱28の前端を少し上げながら着脱収納箱28を引き出すことにより、一時係止手段66の規制が外れ、すなわち着脱収納箱28が凹溝68の後端縁が装置本体12側の凸部67を乗り越え、着脱収納箱28が引き出された状態にあって、着脱収納箱28の奥側の収納空間62が装置本体12外に露出し、収納箱検知手段71がオフ状態、収納箱満杯検知手段72がオン状態に切り換わる。この状態で、制御部101 の在高管理制御部の機能により、奥側の収納空間62の在高がクリアされる。
【0052】
したがって、着脱収納箱28の手前側の収納空間63のみを利用するために、奥側の収納空間62が装置本体12内に位置している状態まで着脱収納箱28を引き出した場合には、収納箱検知手段71が着脱収納箱28を検知しなくなっても収納箱満杯検知手段72が遮光状態にあるので、奥側の収納空間28の在高の変更を行なわず、また、着脱収納箱28の奥側の収納空間62を利用するために、奥側の収納空間62が装置本体12外に露出するまで着脱収納箱28を引き出した場合には、収納箱検知手段71が着脱収納箱28を検知せずかつ収納箱満杯検知手段72が投光状態になるので、奥側の収納空間62の在高をクリアするため、装置本体12に対して着脱可能な着脱収納箱28へ管理区分が異なる2種類の硬貨を収納する場合でも、検知手段を新たに追加するといったコストアップを招くことなく、正確な在高管理を維持できる。
【0053】
次に、入金機能について説明すると、レジ係員が顧客から受け取った硬貨を硬貨受入口25に投入し、操作部26のスタート釦99を操作することにより、入金処理が開始される。
【0054】
入金処理が開始されると、硬貨受入口25に投入された硬貨が、平ベルト42と逆転ローラ43とによって1枚ずつ硬貨通路44の硬貨識別通路部45に繰り込まれ、この硬貨識別通路部45を搬送されながら硬貨識別部53で識別され、この識別の結果、正常硬貨でかつオーバーフロー硬貨でなければ、硬貨選別部54を通過して金種別硬貨選別通路部46に送り込まれ、金種別に分類されて金種別収納部41に金種別に収納される。
【0055】
硬貨識別部53で異常硬貨や金種別収納部41が満杯になったときのオーバーフロー硬貨が識別されたときには、硬貨選別部54で対応する硬貨が選別されて着脱収納箱28の収納空間62に収納される。
【0056】
金種別収納部41や着脱収納箱28の収納空間62に硬貨が収納されると、在高記憶部106 の対応する記憶内容が+1ずつ更新されて在高が管理される。
【0057】
入金処理中に収納箱満杯検知手段72が遮光されてオフすると、着脱収納箱28の収納空間62が硬貨で満杯になったことが検知される。この満杯検知時には、入金処理が中断され、着脱収納箱28が装置本体12から完全に引き出されて収納空間62内の硬貨が別に収納保管された後、着脱収納箱28が再び装着されて、収納箱満杯検知手段72が投光状態になれば入金処理が再開される。この着脱収納箱28の引き出し時においては、図1(a) 〜(e) に示す順に引き出され、図1(e) の時点で着脱収納箱28の奥側の収納空間62についての在高がクリアされる。
【0058】
硬貨識別部53で硬貨を所定時間以上検知しなくなったとき、入金処理が停止される。
【0059】
次に、出金機能について説明すると、キャッシュレジスタ107 から釣銭払出信号が入力されたとき、出金処理が開始される。
【0060】
出金処理が開始されると、出金金種に対応する金種別収納部41のストッパ機構86のみが硬貨の通過を許容する解除状態に切り換えられ、残りの金種の金種別収納部41のストッパ機構86は硬貨の停止状態に保たれる。
【0061】
平ベルト84と逆転ローラ85との回転によって、金種別収納部41内の硬貨が払出方向へ向けて移動され、ストッパ機構86が解除状態にある金種の硬貨のみがストッパ機構86を通過して平ベルト84の前端から繰り出される。平ベルト84の前端から放出される硬貨は計数センサ88で検知され、出金枚数に対応する枚数が検知されると、ストッパ機構86が停止状態に切り換えられてそれ以降の硬貨の繰り出しが停止される。そして、釣銭払出信号に対応した全ての出金が完了すると、出金処理が停止される。
【0062】
金種別収納部41から平ベルト84によって繰り出された硬貨は硬貨払出口27に払い出される。この硬貨払出口27に払い出された硬貨をレジ係員が取り出して顧客に釣銭として渡す。
【0063】
なお、硬貨払出口27に払い出された釣銭をレジ係員が取り出す際に誤って落として無くしてしまった場合、マニュアル払出釦94の操作により、代わりの釣銭を金種別収納部41から即座に払い出し、顧客を待たせてレジ精算業務が停滞してしまうといった事態を防止することができる。このとき、マニュアル払出釦94を押してから2秒以内に金種指定釦92a を押さなければ、マニュアル払出枚数記憶部104 に予め登録された金種および枚数に対応した硬貨を払い出し、また、マニュアル払出釦94を押してから2秒以内に金種指定釦92a を押せば、指定された金種の硬貨を1枚払い出し、1回の操作から2秒以内に順次操作すればその操作に対応した金種および枚数を払い出す。
【0064】
また、金種別収納部41の収納枚数が少なくなってきた場合には、着脱収納箱28の手前側の収納空間63に収納された棒金RCを補充硬貨として使用する。この場合には、図1(d) に示すように、手前側の収納空間63のみが露出するように着脱収納箱28を引き出し、棒金RCを取り出す。このとき、一時係止手段66により着脱収納箱28の凹溝68の後端縁が凸部67に引っ掛かることで、着脱収納箱28の引き出しが一時的に規制されるので、不用意に奥側の収納空間62が露出するまで引き出されることがなく、奥側の収納空間62についての在高はクリアされない。
【0065】
次に、回収機能について説明すると、装置本体12内からの硬貨の回収には、金種別に回収する場合と全ての金種を一括して回収する場合とが選択できる。
【0066】
金種別に回収する場合には、操作部26の個別回収釦95を押してから希望する金種の金種指定釦92a を押すと、上述した出金機能と同様に、指定された金種の硬貨のみが金種別収納部41から繰り出されて硬貨払出口27に払い出される。
【0067】
全ての金種を一括して回収する場合には、一括回収釦96を押すと、全ての金種の硬貨が金種別収納部41から一斉に繰り出されて硬貨払出口27に払い出される。
【0068】
また、硬貨払出口27に払い出された硬貨の回収には、硬貨払出口27から硬貨を自動的に流出させて回収する場合と、硬貨払出口27から硬貨を取り出して回収する場合とが選択できる。
【0069】
硬貨払出口27から硬貨を自動的に流出させて回収する場合には、硬貨払出口27の底面に閉塞状態にある蓋体32を上方へ回動させて開口部31を開放し、開口部31の下方に図示しない回収容器を配置した後、上述の回収指示操作を行なうことで、硬貨払出口27に払い出される硬貨が開口部31から落下して下方の回収容器内に回収される。
【0070】
なお、硬貨払出口27の下方にレジ台等がオーバーラップする場合には、装置本体12の錠機構22を鍵で解除操作して係止機構15の係止レバー19を後側の係止ピン17から外すとともに、装置本体12を装置枠体11内から引き出す。装置本体12が装置枠体11内から所定長さ引き出された時点で、係止レバー19の係止溝20が前側の係止ピン17に係合して引き出しが規制される。この引き出し状態で、開口部31の下方がレジ台の前方位置に移動してレジ台とオーバーラップしなくなる。そして、開口部31の下方に回収容器等を配置した後、上述の回収指示操作を行なうことで、硬貨払出口27に払い出される硬貨が開口部31から落下して下方の回収容器内に回収される。
【0071】
一方、硬貨払出口27から硬貨を取り出して回収する場合には、回収指示操作により、金種別収納部41から硬貨払出口27に払い出された硬貨が硬貨払出口27の底面に閉塞状態にある蓋体32上に貯留されていく。貯留される硬貨で硬貨払出口27が満杯になり、硬貨払出口満杯検知手段34で硬貨払出口27の満杯を検知すると、金種別収納部41からの硬貨の払い出しを一旦停止する。硬貨払出口27から硬貨を取り出し、硬貨払出口満杯検知手段34による満杯検知が解消されると、金種別収納部41からの硬貨の払い出しが再開される。したがって、回収指定操作を一度行なった後は、硬貨払出口27の硬貨を取り除くだけで自動的に払い出しが再スタートでき、硬貨の回収処理を容易にできる。
【0072】
なお、着脱収納箱28の内側は3つ以上の収納空間に区分形成してもよい。
【0073】
【発明の効果】
請求項1記載の硬貨処理装置によれば、着脱収納箱の手前側の収納空間のみを利用するために、最も奥側の収納空間が装置本体内に位置している状態まで着脱収納箱を引き出した場合には、第1の検知手段が着脱収納箱を検知しなくなっても第2の検知手段が遮光状態にあるので、最も奥側の収納空間の在高の変更を行なわず、また、着脱収納箱の最も奥側の収納空間を利用するために、最も奥側の収納空間が装置本体外に露出するまで着脱収納箱を引き出した場合には、第1の検知手段が着脱収納箱を検知せずかつ第2の検知手段が投光状態になるので、最も奥側の収納空間の在高をクリアするため、装置本体に対して着脱可能な着脱収納箱へ管理区分が異なる少なくとも2種類の硬貨を収納する場合でも、検知手段を新たに追加するといったコストアップを招くことなく、正確な在高管理を維持できる。
【0074】
請求項2記載の硬貨処理装置によれば、請求項1記載の硬貨処理装置の効果に加えて、着脱収納箱の最も奥側の収納空間が割り当てられた収納部へは入金処理が行なわれて装置内硬貨となった硬貨を収納し、最も奥側の収納空間より手前側の収納空間へは補充用に用意される補充前の硬貨を収納するため、着脱収納箱の収納空間の効率的な運用ができるとともに、正確な在高管理を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬貨処理装置の一実施の形態を示し、(a) 〜(e) に着脱収納箱の装置本体に対する装着位置および各引出位置を示す平面図である。
【図2】同上硬貨処理装置の斜視図である。
【図3】同上硬貨処理装置の装置本体を装置枠体から引き出した状態の平面図である。
【図4】同上(a) は図3のA−A断面図、(b) は図3のB−B断面図である。
【図5】同上硬貨処理装置の操作部の平面図である。
【図6】同上硬貨処理装置の制御系のブロック図である。
【図7】従来の硬貨処理装置を示し、(a) は装着状態の平面図、(b) は引出状態の平面図である。
【符号の説明】
12 装置本体
28 着脱収納箱
53 硬貨識別部
54 硬貨選別部
62,63 収納空間
71 第1の検知手段としての収納箱検知手段
72 第2の検知手段としての収納箱満杯検知手段
78 センサ孔
101 在高管理制御部としての制御部

Claims (2)

  1. 硬貨識別部で識別された後に硬貨選別部で選別された硬貨を落下させて下方の収納部へ収納するとともに、その収納部へ収納された硬貨の在高ならびに満杯状態を管理する硬貨処理装置において、
    装置本体に対して水平方向へ着脱可能で、かつ上面が開口された収納空間が着脱方向に少なくとも2つ区画形成され、最も奥側の収納空間が前記収納部として割り当てられた着脱収納箱と、
    この着脱収納箱が完全に装着された完全装着状態から少し引き出された状態の間を検知する第1の検知手段と、
    フォトセンサにて構成され、前記着脱収納箱が完全装着状態のときに光軸が最も奥側の収納空間を通過して最も奥側の収納空間へ収納される硬貨の満杯状態を検知可能とする位置で、かつ着脱収納箱の引き出し過程において最も奥側の収納空間が装置本体内に位置している間は光軸が着脱収納箱で遮光される位置に配置される第2の検知手段と、
    前記着脱収納箱が完全装着状態のときのみ前記第2の検知手段の光軸が投光状態となるように着脱収納箱に開口形成されたセンサ孔と、
    前記第1の検知手段が着脱収納箱を検知しなくなっても第2の検知手段が遮光状態の間は最も奥側の収納空間の在高の変更を行なわず、第1の検知手段が着脱収納箱を検知せずかつ第2の検知手段が投光状態になった場合は最も奥側の収納空間の在高をクリアする在高管理制御部と
    を具備したことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 着脱収納箱の最も奥側の収納空間が割り当てられた収納部へは入金処理が行なわれて装置内硬貨となった硬貨を収納し、最も奥側の収納空間より手前側の収納空間へは補充用に用意される補充前の硬貨を収納するようにしたことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
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