JPH06215249A - 自動販売機の硬貨集金装置 - Google Patents

自動販売機の硬貨集金装置

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JPH06215249A
JPH06215249A JP621193A JP621193A JPH06215249A JP H06215249 A JPH06215249 A JP H06215249A JP 621193 A JP621193 A JP 621193A JP 621193 A JP621193 A JP 621193A JP H06215249 A JPH06215249 A JP H06215249A
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JP
Japan
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opening
coin
chute
door
return
Prior art date
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JP621193A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kameda
一夫 亀田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬貨集金時の操作性を改善すると共に、金庫
内硬貨の盗難を防止することができる自動販売機の硬貨
集金装置を提供する。 【構成】 硬貨識別装置16のつり銭払出口17から払
い出された硬貨を返却口11に誘導する返却口シュート
32を設ける。返却口11内方の返却口シュート32の
底面に開口し、つり銭払出口17から払い出された硬貨
を金庫19に誘導するための通路25を設ける。扉4の
開閉に連動し、扉4が閉じたときは通路25を閉じるこ
とにより、つり銭払出口17から払い出された硬貨を返
却口11に誘導すると共に、扉4が開いたときは通路2
5を開放し、且つ、通路25の返却口11側において返
却口シュート32内を閉鎖する開閉板34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体の前面を開閉自在
に閉塞する扉を具備し、硬貨識別装置から払い出された
硬貨を前記扉に形成した返却口に返却する自動販売機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種自動販売機は、商品購入
者が投入した硬貨の真偽を硬貨識別装置によって識別
し、偽貨に関しては返却口に直接返却する。一方、正貨
に関しては、つり銭(10円、50円、100円)とし
て利用するものは内部のつり銭筒に保持し、つり銭が発
生した場合にはそこから返却口に払い出すと共に、つり
銭筒が所定量に達した後は、自動販売機に設けた金庫に
集金する。また、つり銭として使用しない硬貨(500
円)については、金庫に直接集金する構造となってい
る。
【0003】このような動作を行わせるために、自動販
売機には着脱可能な前記金庫が設けられると共に、硬貨
識別装置の下端には集金口とつり銭払出口が設けられ、
集金口からは金庫に至るシュートが、また、つり銭払出
口からは返却口に至るシュートがそれぞれ設けられてい
た。そして、オペレータは商品の補充時等に金庫を自動
販売機から取り出し、内部に集金した硬貨を回収するも
のである。
【0004】ところで、硬貨識別装置のつり銭筒内に保
持すべき硬貨は、つり銭として利用する最少限のものを
残して置けば良いから、このつり銭筒内の硬貨も前記商
品の補充時等にオペレータにより集金されることにな
る。しかしながら、従来では係る硬貨識別装置内の硬貨
を集金する際、つり銭払出口からの硬貨を返却口に払い
出していたため、大量に返却された硬貨によって返却口
の扉が開かなくなり、硬貨を取り出せなくなる問題があ
った。そのため、硬貨識別装置から払い出しながら返却
口より硬貨を取り出す動作を繰り返し行わなければなら
ず、オペレータの労力が甚大なものとなっていた。
【0005】そこで、従来では例えば実開平3−977
70号公報(G07F9/04)や実開平3−1164
75号公報(G07F9/04)の如く、つり銭払出し
口から返却口に至るシュートの下端に開口を形成し、こ
の開口を商品販売時にはコインストッカーにより閉じて
置き、払い出された硬貨を返却口に導くと共に、集金時
には前記コインストッカーにより開口を開いて、硬貨を
金庫内に導く構成が採られていた。
【0006】係る集金装置によれば、硬貨識別装置内に
つり銭払出し用として保持していた硬貨も金庫に直接集
金することができる。特に、後者の公報では自動販売機
の扉を閉じることに連動してコインストッカーが販売状
態に復帰するので、オペレータの戻し忘れによる事故を
未然に防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれも集金装置においても、硬貨識別装置から硬貨を集
金する際には扉を開いてから別途コインストッカーを集
金状態に反転させる操作を行わなければならない。その
ため、硬貨集金時の操作性改善にも限界があった。
【0008】また、前記従来の構造では返却口から手指
を挿入してコインストッカーを後方に押し込むことによ
り、コインストッカーは容易に集金状態に反転してしま
う。それによって金庫は返却口と容易に連通してしまう
ので、金庫内に集金されている硬貨が盗難に合う危険性
が極めて大きかった。本発明は係る従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、硬貨集金時の操作
性を改善すると共に、金庫内硬貨の盗難を防止すること
ができる自動販売機の硬貨集金装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動販売機の硬
貨集金装置は、本体3の前面を開閉自在に閉塞する扉4
を具備した自動販売機2に適用されるもので、つり銭払
出口17を具備した硬貨識別装置16と、集金用の金庫
19と、扉4に設けられたつり銭取り出し用の返却口1
1と、つり銭払出口17から払い出された硬貨を返却口
11に誘導するシュート(返却口シュート)32と、返
却口11内方のシュート(返却口シュート)32の底面
に開口し、つり銭払出口17から払い出された硬貨を金
庫19に誘導するための通路と、扉4の開閉に連動し、
扉4が閉じたときは通路を閉じることにより、つり銭払
出口17から払い出された硬貨を返却口11に誘導する
と共に、扉4が開いたときは通路を開放し、且つ、通路
の返却口11側においてシュート(返却口シュート)3
2内を閉鎖する開閉部材(開閉板)34とを具備したこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の自動販売機の硬貨集金装置によれば、
自動販売機2の扉4を閉じた状態の商品販売時には、開
閉部材(開閉板)34が通路を閉じるので、硬貨識別装
置16のつり銭払出口17から払い出された硬貨はシュ
ート(返却口シュート)32を通って返却口11に返却
される。
【0011】一方、硬貨識別装置16内の硬貨を集金す
る際に、自動販売機2の扉4を開くと、開閉部材(開閉
板)34はそれに連動して通路を開くので、硬貨識別装
置16のつり銭払出口17から払い出された硬貨は通路
の開口33から通路に誘導されて金庫19に集金される
ようになる。特にこの状態において、開閉部材(開閉
板)34は通路の返却口11側においてシュート(返却
口シュート)32内を閉鎖するので、扉4を閉じた状態
で返却口11から指を入れることにより無理に開閉部材
(開閉板)34を開こうとしても、通路の開放に従って
返却口11側のシュート(返却口シュート)32内は閉
鎖されることになる。従って、返却口11から開閉部材
(開閉板)34を開くことは不可能となり、盗難が防止
される。
【0012】尚、集金が終了して扉4を閉じれば開閉部
材(開閉板)34はそれに連動して通路を閉じるので、
硬貨は再び返却口11に誘導されるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明を適用する自動販売機2の返却口11
部分の縦断側面図、図2は自動販売機2の正面図、図3
は自動販売機2の側面図をそれぞれ示している。図2及
び図3において、自動販売機2の本体3内には複数のコ
ラムが格納されており、各コラム内には例えば缶飲料等
の商品が収納されている。本体3の前面は扉4によって
開閉自在に閉塞されており、この扉4内上部には前記商
品の見本を陳列する商品見本陳列部6が構成され、各見
本に対応して扉4の前面には商品選択ボタン7がそれぞ
れ取り付けられている。また、商品見本陳列部6下側に
位置する扉4の前面板4Aには、硬貨投入口8及び硬貨
返却レバー9等が設けられ、更に、前面板4Aの下部中
央には販売口12が、また、販売口12の左側にはつり
銭や偽貨を返却するための返却口11がそれぞれ設けら
れている。
【0014】扉4の前面板4Aの内側下部には、左右か
ら前記販売口12に向かって低く傾斜した商品シュート
13が取り付けられており、本体3内の前記コラムから
排出された商品は、この商品シュート13によって販売
口12に案内されるように構成されている。また、扉4
の内側には該扉4と間隔を存して前記コラムの前方を開
閉自在に覆う断熱内扉5が設けられている。
【0015】前記商品シュート13の左上方の前面板4
A内側には、断熱内扉5との間に硬貨識別装置16が取
り付けられている。この硬貨識別装置16は、商品購入
者が硬貨投入口8に投入した硬貨の真偽を判別し、偽貨
である場合はそのまま返却口11に返却すると共に、正
貨である場合は、つり銭(10円、50円、100円)
として利用するものについては内部の図示しないつり銭
筒に保持する。そして、つり銭が生じた場合には、図1
の如くその下端に形成されたつり銭払出口17から払い
出すと共に、つり銭として使用しない硬貨(500円)
及びつり銭筒が満杯となった後に投入された硬貨につい
ては、硬貨識別装置16の下端に形成された集金口18
から排出するものである。
【0016】一方、商品シュート13の左下には金庫1
9が配置され、扉4の前面板4A内側に着脱自在に保持
されている。この金庫19は全体として台形状を呈して
おり、その上面21は前記商品シュート13の傾斜に沿
って右方に低く傾斜している。そして、台形の上辺とな
る上面21の上端には、上方に開放した第一の開口22
が形成されている。また、上面21の前側中途部には図
1に示す如き第二の開口23が穿設されている。更に、
返却口11には上縁を回動自在に枢支されて、内側に開
く返却口扉24が取り付けられている。
【0017】前記硬貨識別装置16の集金口18下側に
は、当該集金口18から左下方に延在し、前記金庫19
の第一の開口22に至る集金用第一シュート31が設け
られている。この集金用第一シュート31は、その上下
端が集金口18及び金庫19の第一の開口22にそれぞ
れ対向して開口し、前記商品シュート13の前側に取り
付けられており、集金口18から排出された硬貨を金庫
19の第一の開口22に誘導するものである。
【0018】一方、硬貨識別装置16のつり銭払出口1
7下側には、当該つり銭払出口17から前下方に延在
し、前記返却口11に至るシュートとしての返却口シュ
ート32が設けられている。この返却口シュート32の
後部上端は、つり銭払出口17に対向して開口してお
り、そこから前下方に延在して再び上昇し、その前端は
返却口11に連通して前面板4Aの内面に取り付けられ
ている(図1では返却口シュート32の縦断側面を示し
ている)。それによって返却口シュート32は、つり銭
払出口17から払い出された硬貨を前記返却口11に案
内することが可能とされている。
【0019】更に、返却口11の内方に位置する部分の
返却口シュート32最下端となる底面には、開口33が
穿設されており、更にこの開口33から下方に突出する
通路25が設けられている。この開口33は硬貨が充分
通過可能な大きさを有しており、また、開閉部材として
の開閉板34によって開閉自在に閉塞されている。この
開閉板34は返却口シュート32の底面上に位置し、前
縁のヒンジ軸36が返却口シュート32に回動自在に枢
支されており、このヒンジ軸36は側方に延在して返却
口シュート32外に露出し、更に後方に折曲されて折曲
部36Aが形成されている。
【0020】返却口シュート32の側面には間隔を存し
て保持板26が取り付けられており、この保持板26と
返却口シュート32との間にレバー27が取り付けられ
ている。このレバー27は開閉板34側方の位置から斜
め上後方に延在して返却口シュート32より後方に突出
しており、その略中央部に設けられた支点軸28を保持
板26に形成した斜め下後方に延在する長孔29に移動
及び回動自在に係合することにより保持板26と返却口
シュート32間に保持されている。
【0021】レバー27の前端には上下方向に長い係合
孔27Aが穿設されており、前記ヒンジ軸36の折曲部
36Aは、この係合孔27A内に挿入され、係合してい
る。また、支点軸28の後ろ側にはレバー27上縁27
Bと保持板26の下縁26A間に渡ってコイルバネ30
が取り付けられており、常時圧縮する方向に復元力を発
揮する。また、レバー27後端の後方に対応する位置の
断熱内扉5前面には当接板5Aが取り付けられており、
レバー27の後端に当接する位置関係とされている。
【0022】尚、以上の返却口シュート32、保持板2
6、及びレバー27は予め組み立てられて一体とされた
後、扉4の前面板4A内面に取り付けられる。一方、返
却口シュート32の前記通路25下側には、当該通路2
5から左下方に延在し、前記金庫19の第二の開口23
に至る集金用第二シュート37が設けられている。この
集金用第二シュート37の上下端は通路25及び金庫1
9の第二の開口23にそれぞれ対向して開口し、前記商
品シュート13の前側に取り付けられており、つり銭払
出口17から払い出され、開口33に落下した硬貨を金
庫19の第二の開口23に案内することが可能とされて
いる。
【0023】以上の構成で、次に動作を説明する。扉4
が閉じている商品販売時にはレバー27の後端は図1の
如く当接板5Aに当接しており、更に、保持板26の下
縁26A前端P1を支点とし、コイルバネ30の復元力
に抗して図1中反時計回りに回動され、それによって支
点軸28は長孔29の中間部以上のところに位置してい
る。また、ヒンジ軸36の折曲部36Aはレバー27前
端の係合孔27Aの上縁P2によって下方に押圧されて
おり、それによって開閉板34は図1中時計回りの方向
に回動するよう作用力を受け、それによって開口33周
辺の返却口シュート32底面に押圧されている。これに
よって開閉板34は返却口シュート32の底板となり、
開口33は強固に閉塞されている。
【0024】今、商品購入者が硬貨投入口18に硬貨を
投入すると、硬貨識別装置16は前述の如く投入された
硬貨の真偽を判別し、偽貨である場合はつり銭払出口1
7からそのまま払い出す。払い出された偽貨は返却口シ
ュート32に受け入れられるが、今、開口33は開閉板
34によって閉塞されているので、そのまま、返却口シ
ュート32を通って返却口11に導かれる。
【0025】投入された硬貨が正貨であり、投入された
金額が商品の価格に足りる場合に限り自動販売機2は商
品販売状態となる。そして、商品選択ボタン7が押され
ると、選択された商品が商品シュート13に排出され、
販売が終了する。一方、硬貨識別装置16は、つり銭
(10円、50円、100円)として利用する硬貨につ
いては内部の前記つり銭筒内に保持すると共に、商品の
価格に対して投入された金額が多い場合には、つり銭払
出口17からつり銭として払い出す。払い出されたつり
銭硬貨は返却口シュート32に受け入れられ、上述同様
に返却口シュート32を通って返却口11に導かれる。
【0026】一方、つり銭として使用しない硬貨(50
0円)及びつり銭筒内が満杯となった後に投入された硬
貨については、硬貨識別装置16は前述の如く集金口1
8から当該硬貨を排出する。排出された硬貨は集金用第
一シュート31に受け入れられ、そこを通って金庫19
に導かれて金庫19の第一の開口22より内部に収容さ
れる。
【0027】次に、商品の補充時等に硬貨識別装置16
のつり銭筒内の硬貨を集金する場合の操作について説明
する。この場合、オペレータが扉4を開き、扉4が断熱
内扉5から離れると、レバー27はコイルバネ30の復
元力によって前記P1を支点として図1中時計回りに回
動され、やがて、図4の如く支点軸28が長孔29の下
端まで移動し、以後支点軸28は長孔29下端に押し付
けられる。しかしながら、係る移動ではレバー27前端
は殆ど動かないので、開閉板34は依然開口33を閉鎖
している。
【0028】このように、支点軸28が長孔29内を移
動する範囲では、開閉板34は開口33を閉じており、
また、扉4を閉じたときの断熱内扉5との間隔が狭い場
合には、支点軸28が長孔29の上方に移動する。従っ
て、扉4と断熱内扉5との間隔に組み立て上の誤差が生
じていても、上記範囲内でこの誤差は吸収され、開閉板
34による開口33の閉鎖は確実に達成されるように構
成されている。
【0029】そして、扉4を尚も開いて行くと、レバー
27はコイルバネ30の復元力によって今度は支点軸2
8を中心として図4中時計回りに回動されて行く。それ
によってレバー27の係合孔27Aも上方に移動するの
で、ヒンジ軸36の折曲部36Aは係合孔27Aの下縁
P3によって押し上げられ、これによって開閉板34は
図4中反時計回りに回動されて行く。やがて、レバー2
7の回動が保持板26下縁26A後端によって規制され
る位置まで来ると、開閉板34は図5の如く開口33の
返却口11側で起立する。
【0030】図5のように開閉板34が起立すると、通
路25上方の開口33は開放されると共に、返却口シュ
ート32内はその返却口11側において閉鎖される形と
なる。そして、オペレータが硬貨識別装置16に設けら
れている図示しない返却スイッチを操作すると、硬貨識
別装置16はつり銭払出口17からつり銭筒内の硬貨を
払い出す。払い出された硬貨は、一旦返却口シュート3
2に受け入れられるが、開口33に至ったところで開口
33より通路25を通って集金用第二シュート37内に
落下し、そこを通って金庫19に導かれ、金庫19の第
二の開口23より内部に収容される。このとき、硬貨が
勢い良く落下しても、開閉板34に当たって開口33方
向に跳ね返るので、つり銭払出口17から払い出された
硬貨は円滑に集金用第二シュート32に誘導される。
【0031】また、開閉板34は図5の如く開口33を
開いた状態では、開口33の返却口11側の返却口シュ
ート32内を閉鎖するので、扉4が閉じた状態で返却口
11から指を挿入し、無理やり開閉板34を開こうとし
ても、開いて行く内に返却口11側は閉じられる形とな
り、返却口11から手指を挿入することによる金庫19
内硬貨の盗難は確実に防止される。
【0032】そして、硬貨識別装置16からの集金が終
了したら、金庫19を扉4から取り外し、第一の開口2
2を下に向けて内部の硬貨を回収する。係る金庫19か
らの回収が終了したら、金庫19を再び扉4の前面板4
A内側の所定位置に取り付け、扉4を閉じる。扉4を閉
じて行くとやがてレバー27が当接板5Aに当接し、前
述と逆の動作で今度はレバー27が図5中反時計回りに
回動されるので、ヒンジ軸36の折曲部36Aは押し下
げられ、開閉板34は図5中時計回りに回動されて行っ
て、図4の如く開口33を閉じ、最終的には図1の如く
開口33の周辺に押し付けられて通路25は密閉され
る。これによって、硬貨識別装置16のつり銭払出口1
7から払い出された硬貨は、再び返却口11に導かれる
ようになる。
【0033】即ち、本発明によれば硬貨識別装置16の
つり銭筒内の硬貨を集金する場合に、扉4の開放に連動
して開閉板34が開口33を開き、集金状態に自動的に
切り換わるので、硬貨識別装置16のつり銭払出口17
から払い出された硬貨は、集金用第二シュート37を通
って金庫19に集金されるようになると共に、扉4の閉
鎖に連動して開口33を閉じ、販売状態に自動的に復帰
する。従って、硬貨集金時のオペレータの手間が省か
れ、従来に比して操作性を著しく改善することができ
る。
【0034】尚、実施例では缶飲料を販売する自動販売
機2に本発明を適用したが、それに限られず、カップ飲
料他の商品を販売する種々の自動販売機に本発明は有効
である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、自動
販売機の扉の開閉に連動して開閉部材が通路を開閉し、
硬貨識別装置のつり銭払出口から払い出された硬貨を通
路から金庫に誘導するか、返却口に誘導するかを自動的
に切り換えるので、別途開閉部材を操作する手間が省か
れ、それによって、硬貨集金作業の著しい省力化と操作
性の改善を図ることができるようになる。
【0036】特に、開閉部材が通路を開いた状態におい
て、開閉部材は通路の返却口側においてシュート内を閉
鎖するので、返却口からの金庫内硬貨の盗難を確実に防
止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉板により開口を閉じた状態の返却口部分の
自動販売機の縦断側面図である。
【図2】自動販売機の正面図である。
【図3】自動販売機の側面図である。
【図4】開閉板により開口を閉じた状態のもう一つの返
却口部分の自動販売機の縦断側面図である。
【図5】開閉板により開口を開いた状態の返却口部分の
自動販売機の縦断側面図である。
【符号の説明】
2 自動販売機 4 扉 5 断熱内扉 5A 当接板 11 返却口 16 硬貨識別装置 17 つり銭払出口 19 金庫 25 通路 27 レバー 30 コイルバネ 32 返却口シュート 33 開口 34 開閉板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の前面を開閉自在に閉塞する扉を具
    備した自動販売機において、つり銭払出口を具備した硬
    貨識別装置と、集金用の金庫と、前記扉に設けられたつ
    り銭取り出し用の返却口と、前記つり銭払出口から払い
    出された硬貨を前記返却口に誘導するシュートと、前記
    返却口の内方における前記シュート底面に開口し、前記
    つり銭払出口から払い出された硬貨を前記金庫に誘導す
    るための通路と、前記扉の開閉に連動し、扉が閉じたと
    きは前記通路を閉じることにより、前記つり銭払出口か
    ら払い出された硬貨を前記返却口に誘導すると共に、前
    記扉が開いたときは前記通路を開放し、且つ、通路の前
    記返却口側において前記シュート内を閉鎖する開閉部材
    とを具備したことを特徴とする自動販売機の硬貨集金装
    置。
JP621193A 1993-01-18 1993-01-18 自動販売機の硬貨集金装置 Pending JPH06215249A (ja)

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