JP2001319486A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2001319486A
JP2001319486A JP2000140527A JP2000140527A JP2001319486A JP 2001319486 A JP2001319486 A JP 2001319486A JP 2000140527 A JP2000140527 A JP 2000140527A JP 2000140527 A JP2000140527 A JP 2000140527A JP 2001319486 A JP2001319486 A JP 2001319486A
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erase block
memory cell
block
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Tatsuya Saeki
達也 佐伯
Hiroaki Nakai
宏明 中井
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セクタ毎の消去特性にばらつきがあっても、
ブロック消去を正常に実現し、かつディスターブの影響
をできるだけ小さくすることが可能な不揮発性半導体記
憶装置を提供する。 【解決手段】 電源発生部150は、メモリセルに記憶
された対する消去動作のための消去電位を生成し、読出
動作において選択されたメモリセルに与える第1の電位
および非選択のメモリセルに与える第2の電位を可変に
生成する。チップコントロール部200は、選択的に消
去電位を、消去ブロックごとに与える。このときチップ
コントロール部200は、消去ブロック内のいずれかの
セクタに第1の電位を与え、かつ、消去ブロックに属す
るメモリセルにおいて導通状態となるものがなくなるよ
うに更新した第2の電位を、消去ブロック内の残りのセ
クタに与えて、消去ベリファイを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気的データの
書込・消去が可能で、かつ電源をオフ状態とした場合も
情報を記憶することが可能な不揮発性半導体記憶装置の
構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置、たとえばフラ
ッシュメモリは、フローティングゲートを有するメモリ
セルトランジスタを配列したメモリセルアレイを有す
る。フラッシュメモリは、このメモリセルに保持される
データを電気的に書込・消去可能である。このようなフ
ラッシュメモリは、近年デジタルスチールカメラやデジ
タルオーディオ、フラッシュカードなどシステムにおい
て、データを不揮発的に、かつ一時的に格納するための
データストレージ用途に多く利用されるようになってい
る。
【0003】フラッシュメモリにおける書込/消去動作
は、メモリセルトランジスタにおいて周囲と絶縁膜によ
って絶縁されたフローティングゲートに高電解をかけて
電子を注入または放出し、メモリセルトランジスタのし
きい値電圧を変化させることにより行なわれる。データ
ストレージ用途に用いられるフラッシュメモリでは、た
とえば従来システムを動作させるためのプログラムを保
持するような用途に用いられていた場合と異なり、書換
動作自体を頻繁に行なうことが必要であるために、書込
に対してだけでなく、消去に対するデータ単位(一括し
て処理されるメモリセルの数)も小さいことが望まし
い。
【0004】図22は、AND型フラッシュメモリのメ
モリセルアレイの構成を示す概略ブロック図である。
【0005】メモリセルMC001は、ゲート、ドレイ
ン、ソースを有するフローティングゲート型トランジス
タである。メモリセルMC001のゲートはワード線W
L(0)に接続され、ドレインはサブビット線SBLお
よび選択トランジスタSTR1を介してグローバルビッ
ト線GBL1に接続され、ソースは選択トランジスタS
TR2を介してソース線SLに接続されている。サブビ
ット線SBLには、128個のメモリセルが接続されて
おり、128本のワード線により1つの物理的な単位を
構成している。これを「物理ブロック」と呼ぶ。
【0006】メモリセルへの書込/消去は、通常1ワー
ド線単位(以下、「1セクタ」と呼ぶ)で行なわれる。
書込はワード線に正の高電圧(たとえば、18V)をか
け、メモリセルのしきい値を上げることにより行なわれ
る。
【0007】但し、データを書込みたくないメモリセル
に対しては、ドレインに正の書込阻止電圧(たとえば、
6V)を印加することにより、しきい値の上昇を抑制す
る。
【0008】消去は、ワード線に負の高電圧(たとえ
ば、−17V)をかけ、メモリセルを構成するフローテ
ィングゲートトランジスタのしきい値を低下させる。
【0009】書込/消去動作は、フラッシュメモリ内部
の制御回路により自動的に行なわれる。自動消去では、
対象となるセクタに対して消去パルス印加動作等、メモ
リセルが所望の範囲内のしきい値となったか否かを判定
するための動作(以下、「ベリファイ動作」と呼ぶ)を
繰返し、すべてのメモリセルのしきい値が所望の範囲内
になった時点で終了し、外部のシステムに消去が完了し
たことが知らされる。
【0010】1セクタよりも大きなデータ単位での書換
をシステム側から要求された場合には、複数セクタに同
時に自動消去を行なうことにより、書換時間の短縮を図
ることができる。1セクタ毎に行なう自動消去を「セク
タ消去」、複数セクタ同時に行なう自動消去を「ブロッ
ク消去」と呼ぶ。
【0011】図23は、ブロック消去時において、消去
されるブロック(複数セクタ)内のメモリセルトランジ
スタのしきい値分布と、ベリファイ電圧との関係を示す
図である。
【0012】また、図24は、ブロック消去の動作手順
の一例(1ブロックが8セクタの場合)を示すフローチ
ャートである。
【0013】以下、図23および図24を参照して、ま
ず、ブロック消去動作が開始されると(ステップS10
00)、セクタアドレスがリセットされて、AX=0と
される(ステップS1002)。
【0014】続いて、8セクタ一括して消去パルスが印
加され(ステップS1004)、続いて、1番目のセク
タについてメモリセルのしきい値電圧がたとえば、1.
6V(以下VF1と呼ぶ)以下になったかの判定が行な
われる(以下、「消去ベリファイ」と呼ぶ)(ステップ
S1006)。
【0015】消去ベリファイの結果、しきい値電圧が電
位VF1以下となっていないと判断されると、再び、処
理はステップS1004に復帰する。このようなパルス
印加と消去ベリファイを繰返し、1番目のセクタのすべ
てのメモリセルのしきい値電圧が電位VF1(1.6
V)以下になったと判断されると(ステップS100
6)、続いて、8セクタ分の消去動作が完了したかの判
定が行なわれる(ステップS1008)。
【0016】8セクタ分の処理が終了していないと判断
された場合、セクタアドレスがインクリメントされて
(ステップS1010)、2番目のセクタについてステ
ップS1006の処理が行なわれることで、1番目のセ
クタと同様にベリファイ動作が行なわれる。
【0017】ステップS1008において、8セクタす
べてについて消去ベリファイが終了したと判断される
と、再び、セクタアドレスがリセットされる(ステップ
S1012)。
【0018】続いて、しきい値電圧が低くなりすぎたメ
モリセルがないかのチェック動作、以下、「過消去ベリ
ファイ」と呼ぶ)が行なわれる(ステップS101
4)。
【0019】過消去ベリファイ動作を行なった結果、し
きい値電圧が低くなりすぎたと判断された場合(ステッ
プS1014)、過消去ベリファイでフェイルとなった
メモリセル、すなわちしきい値電圧が0.9V(以下、
VF2と呼ぶ)以下になったメモリセルについては、選
択的に書込動作が行なわれる(ステップS1020)。
【0020】このような選択的な書込動作により、しき
い値電圧が電位VF2以上まで高くなったか否かの判定
が行なわれ(ステップS1022)、しきい値が電位V
F2以上となっていない場合は、再び選択書込処理(ス
テップS1020)が行なわれる。一方、しきい値電圧
が電位VF2以上となっていると判断されると(ステッ
プS1022)、ここで改めて、しきい値が1.9V
(以下、VF3と呼ぶ)以上に高くなりすぎたセルがな
いかの確認が行なわれる(以下、「過書込ベリファイ」
と呼ぶ)(ステップS1024)。
【0021】過書込ベリファイの結果、しきい値が電位
VF2以上であって、かつ電位VF3以下となったと判
断されれば、処理はステップS1016に移行する。
【0022】一方、ステップS1014において、過消
去ベリファイの結果、しきい値電圧が、電位VF2以下
ではないと判断された場合も、処理はステップS101
6に移行する。
【0023】ステップS1016においては、8セクタ
分の過消去ベリファイ動作が終了したか否かの判定が行
なわれ、8セクタ分の処理が終了していない場合は、セ
クタアドレスがインクリメントされて(ステップS10
18)、処理は再び過消去ベリファイ動作(ステップS
1014)に復帰する。
【0024】一方、8セクタ分の処理が終了したと判断
されれば(ステップS1016)、消去動作は正常終了
する(ステップS1030)。
【0025】一方、ステップS1024において、過書
込ベリファイの結果、しきい値が電位VF2以上となる
ように書込ベリファイを行なうと、結果的に過書込が行
なわれてしまい、しきい値が電位VF3以上となってし
まう場合は、消去動作は異常終了する(ステップS10
26)。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】消去ベリファイ動作時
において、図22に示すように、消去ベリファイの対象
となるセクタの選択ワード線の電圧は、VF1=1.6
Vに、対象セクタ以外の非選択ワード線電圧はVF0=
−2Vに設定される。
【0027】そして、グローバルビット線は1V程度に
プリチャージされており、選択トランジスタSTR1お
よびSTR2がオン状態となると、対象セクタのメモリ
セルのしきい値が電位VF1以下ならば、ビット線から
電荷が引抜かれることになる。
【0028】しかしながら、複数セクタ同時に消去パル
スを印加することにより、ベリファイ対象セクタ以外に
しきい値電圧が電位VF0以下のメモリセルが存在する
ときは、そのセルはワード線電圧がVF0=−2Vであ
っても、常にオン状態となっている(以下、「デプリー
ト状態」と呼ぶ)。したがって、消去ベリファイの対象
となるセクタのメモリセルのしきい値電圧がVF1以上
であっても、消去ベリファイの結果は、外見上正常であ
るとして、消去ベリファイをパスしてしまうことにな
る。
【0029】図25は、1セクタに消去電圧を印加した
ときのしきい値電圧の分布であり、分布幅としては、た
とえば平均的に2Vであるものとする。
【0030】図26は、複数のセクタについてブロック
消去を行なった後のブロック毎のしきい値分布を示す図
である。
【0031】ブロック消去において、各セクタ毎に消去
特性にばらつきが大きく、図26に示すように、しきい
値分布のばらつきが1.6V以上ある場合は、デプリー
ト状態のメモリセルが発生し、上述したように消去ベリ
ファイが正常に行なえなくなることになる。
【0032】図27は、上述したようなデプリート状態
のメモリセルが存在することにより、消去ベリファイ時
にグローバルビット線から電流がリークする経路を説明
するための図である。
【0033】図27においては、メモリセルMC002
がデプリート状態であるために、対象セクタに対応する
ワード線WL(0)が電位VF1とされ、非対象セクタ
に対応するワード線WL(1)が電位レベルVF0(−
2V)であっても、メモリセルMC002が導通状態と
なってしまう。
【0034】したがって、仮にメモリセルMC001の
しきい値レベルがVF1よりも高いとしても、グローバ
ルビット線BLからの電荷が放電され、見かけ上メモリ
セルMC001のしきい値レベルがVF1よりも小さい
ものと判定されてしまう。
【0035】上述のとおり、消去ベリファイ時の非選択
ワード線電圧VF0は、たとえば−2Vとしているが、
この非選択ワード線電圧VF0をさらに下げると、消去
時にメモリセルに印加される電圧に近い電圧ストレス
(以下、「ディスターブ」と呼ぶ)が非選択のメモリセ
ルトランジスタにかかるため、電位VF0はできるだけ
下げないことが望ましい。
【0036】また、物理ブロックのうち消去ブロック内
のセクタに対してのみ非選択ワード線電圧VF0を下げ
る方法も考えられる。しかしながら、同一物理ブロック
内で2種類の電位VF0を設定することは、回路構成お
よび動作を複雑にするという問題がある。
【0037】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的は、セクタ毎の
消去特性にばらつきがあっても、ブロック消去を正常に
実現し、かつディスターブの影響をできるだけ小さくす
ることが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供すること
である。
【0038】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の不揮発性
半導体記憶装置は、複数のメモリセルが行列状に配列さ
れたメモリセルアレイを備え、各メモリセルは、与えら
れる制御電位に応じてしきい値を変化させることが可能
なメモリセルトランジスタを含み、メモリセルアレイの
列に対応して設けられ、メモリセルトランジスタに記憶
されたデータを伝達するための複数のビット線と、メモ
リセルアレイの行に対応して設けられ、メモリセルトラ
ンジスタに制御電位および読出電位を伝達するための複
数のワード線と、ビット線を介して読み出された記憶デ
ータを検知するためのデータ検知回路と、メモリセルの
記憶データに対する消去動作のための制御電位を生成
し、読出動作において選択されたメモリセルに与える第
1の電位および非選択のメモリセルに与える第2の電位
を可変に生成することが可能な内部電源回路と、内部電
源回路で生成された電位をメモリセルに選択的に供給す
るための選択回路と、不揮発性半導体記憶装置の動作を
制御し、かつ、選択回路を制御して、選択的に制御電位
を、消去ブロックごとに与えることが可能な内部制御回
路とを備え、消去ブロックは、複数のワード線のうち所
定数のワード線に結合する複数のメモリセルを含み、内
部制御回路は、消去ブロック内のいずれかのワード線に
第1の電位を与え、かつ、少なくとも消去ブロックに属
する複数のメモリセルにおいて導通状態となるメモリセ
ルがなくなるように更新した第2の電位を、消去ブロッ
ク内の残りのワード線に与えて、データ検知回路の検知
結果に基づいて消去の確認を行なう。
【0039】請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、内部制御回路は、i)消去ブロックに対して一括
して制御電位を与え、ii)第2の電位を少なくとも消
去ブロックに属する複数のメモリセルにおいて導通状態
となるメモリセルがなくなるように更新し、iii)第
1の電位および更新された第2の電位を消去ブロック内
のメモリセルに与えて消去の確認を行ない、iv)消去
ブロック内のメモリセルに対する消去が完了するまで、
消去ブロックに対する一括した制御電位の印加と第2の
電位の更新とを繰り返す。
【0040】請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、内部制御回路は、i)消去ブロックに対して一括
して制御電位を与え、ii)第2の電位を少なくとも消
去ブロックに属する複数のメモリセルにおいて導通状態
となるメモリセルがなくなるように更新し、iii)第
1の電位および更新された第2の電位を消去ブロック内
のメモリセルに与えて消去の確認を行ない、消去が完了
していない場合は、さらに第2の電位を所定量だけ更新
し、iv)消去ブロック内のメモリセルに対する消去が
完了するまで、消去ブロックに対する一括した制御電位
の印加と第2の電位の更新とを繰り返す。
【0041】請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、内部制御回路は、i)消去ブロックに対して一括
して制御電位を与え、ii)第1の電位および第2の電
位を消去ブロック内のメモリセルに与えて消去の確認を
行ない、iii)消去ブロック内のメモリセルに対する
消去が完了するまで、消去ブロックに対する一括した制
御電位の印加を繰り返し、iv)第2の電位を少なくと
も消去ブロックに属する複数のメモリセルにおいて導通
状態となるメモリセルがなくなるように更新し、v)消
去ブロック内のメモリセルに対する消去が完了するま
で、消去ブロックに対する一括した制御電位の印加と、
消去の確認と第2の電位の更新とを繰り返す。
【0042】請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、消去ブロック内の各ワード線に結合する複数のメ
モリセルトランジスタごとに予め測定した消去特性を格
納するための記憶回路をさらに備え、内部制御回路は、
消去ブロックごとに与える制御電位を、記憶回路に格納
されたデータに基づいて、消去ブロック内の各ワード線
ごとに制御する。
【0043】請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、記憶回路は、メモリセルアレイ内の所定数のメモ
リセルである。
【0044】請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、内部制御回路は、消去ブロックごとに与える制御
電位を印加する時間を、記憶回路に格納されたデータに
基づいて、消去ブロック内の各ワード線ごとに制御す
る。
【0045】請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、内部制御回路は、消去ブロックごとに与える制御
電位の電位レベルを、記憶回路に格納されたデータに基
づいて、消去ブロック内の各ワード線ごとに制御する。
【0046】請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、各メモリセルトランジスタは、多値を記憶するこ
とが可能であり、記憶回路は、メモリセルアレイ内の所
定数のメモリセルである。
【0047】請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、内部制御回路は、消去ブロックごとに与える制御
電位を印加する時間を、記憶回路に格納されたデータに
基づいて、消去ブロック内の各ワード線ごとに制御す
る。
【0048】請求項11記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、内部制御回路は、消去ブロックごとに与える制御
電位の電位レベルを、記憶回路に格納されたデータに基
づいて、消去ブロック内の各ワード線ごとに制御する。
【0049】請求項12記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
えて、内部電源回路は、さらに、メモリセルに対する書
込みに必要な書込電位を生成することが可能であり、内
部制御回路は、選択回路を制御して、選択的に制御電位
を、消去ブロック内のメモリセルにおいて導通状態とな
るものが存在するようになるまで消去ブロックごとに与
え、さらに制御電位を消去ブロックごとに追加で与えた
後、書込電位を消去ブロック内のメモリセルトランジス
タに与えて、消去時のしきい値とする。
【0050】請求項13記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項12記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に
加えて、内部制御回路は、選択回路を制御して、選択的
に制御電位を、消去ブロック内のメモリセルにおいて導
通状態となるものが存在するようになるまで消去ブロッ
クごとに与え、さらに制御電位を消去ブロックごとに追
加で与えた後、書込電位を消去ブロックごとに内のメモ
リセルトランジスタに与え、さらに、消去ブロック内の
ワード線ごとに書込電位を与えて、消去時のしきい値と
する。
【0051】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
のAND型フラッシュメモリ1000の全体的な構成を
示す概略ブロック図である。
【0052】メモリセルアレイ100は、フローティン
グゲートとコントロールゲートを備えた多数のメモリセ
ルを有する。図1においては、メモリセルアレイ100
は、2つのメモリセルブロック100Rと100Lとに
分割されている。
【0053】メモリセルのコントロールゲートはワード
線WLに接続され、メモリセルのドレインはサブビット
線SBL(図示せず)を介してグローバルビット線GB
Lに、メモリセルのソースは図示しないソース線SLに
それぞれ接続可能である。
【0054】ワード線WLおよびグローバルビット線G
BLは代表的に、それぞれ1本ずつ示されている。ロウ
デコータ110は、外部から与えられるアドレス信号に
基づいてワード線を選択的に駆動する。ビット線BLの
一端側には、センスラッチ回路120が設けられる。ま
た、ビット線BLはカラムデコーダ130から出力され
る選択信号に基づいて選択され、選択されたビット線と
の間で読出データ、書込データの授受が行なわれる。
【0055】図1において、図示しないが、センスラッ
チ回路120は、カラムデコーダ130からの選択信号
に基づいて、ビット線を選択するためのカラムスイッチ
回路を含んでいる。
【0056】カラムデコーダ130およびロウデコーダ
110には、アドレスバッファ140からアドレス信号
が供給される。
【0057】チップコントロール部200は、図示しな
いアクセス制御信号やクロック信号を外部から受け、こ
れに従ってメモリセルの書込制御や読出制御のために、
フラッシュメモリの内部回路を全体的に制御する。消
去、書込、読出などの動作モードに応じて、ワード線の
電位を駆動するワードドライバ(図示せず)等の動作電
圧の切換は、チップコントロール部200が電源発生部
150を制御することにより行なわれる。
【0058】データラッチ回路DL−LおよびDL−R
は、データの書込、読出動作において、授受されるデー
タを一時保持するデータバッファである。
【0059】フラッシュメモリの動作モードは、特に制
限されないが、外部からチップコントロール部200に
供給されるアクセス制御信号、またはデータバスなどを
介して供給されるコマンドデータによって支持され、デ
ータの書換(消去および書込)やデータの読出モードを
有する。
【0060】電源発生部150は、外部電源電圧Vcc
および接地電位Vssを受け、書込動作においてはワー
ド線に印加される正の高電圧を生成する昇圧回路220
と、消去動作においてワード線に印加される負の高電圧
を生成する負電圧発生回路230と、ベリファイ時にワ
ード線に与えられる電位を発生するベリファイ電圧発生
回路240と、電源発生部150で発生された電位をロ
ウデコーダ110、コラムデコーダ130等に選択的に
供給するためのデストリビュター280とを含む。
【0061】なお、昇圧回路220は、図示しないチャ
ージポンプ回路からの出力に基づいて、書込動作時にワ
ード線に印加される正の高電圧(たとえば18V)や書
込阻止電圧(たとえば6V)を生成する構成とすること
ができる。
【0062】また、ベリファイ電圧発生回路240は、
チップコントロール部200の制御に従って、出力する
電位を変化させる。
【0063】さらに、フラッシュメモリ1000は、チ
ップコントロール部200の制御により、セクタ消去と
ブロック消去とのいずれをも選択的に実行可能であるも
のとする。
【0064】図2は、図1に示したフラッシュメモリ1
000のブロック消去の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0065】以下に説明するように、フラッシュメモリ
1000においては、チップコントロール部200によ
り制御されて、電源発生部150から出力される消去ベ
リファイ時における非選択ワード線の電圧を適切な値に
設定することを可能とする。
【0066】なお、以下の説明では、消去ブロックを8
セクタとして説明するが、本発明はこのような場合に限
定されることなく、より多くの、あるいはより少ない数
のセクタを消去ブロックとして動作させることも可能で
ある。
【0067】図2を参照して、ブロック消去動作が開始
されると(ステップS100)、セクタアドレスがリセ
ットされる(ステップS102)。
【0068】続いて、チップコントロール部200の制
御により、8セクタに対してそのワード線に電源発生部
150から生成された消去パルスが印加される(ステッ
プS104)。
【0069】続いて、物理ブロック内において、しきい
値が消去ベリファイ時の非選択ワード線電圧である電位
VF0以下となったメモリセル、すなわちデプリート状
態となったメモリセルがないかのチェックが行なわれる
(以下、「デプリートチェック」と呼ぶ)。
【0070】すなわち、チップコントロール部200に
より制御されて、電源発生部150からの電位VF0
が、物理ブロック内のすべてのワード線に印加される。
図3は、このようなデプリートチェック時において、物
理ブロック内のワード線に印加されるワード線電圧を説
明するための概念図である。
【0071】すなわち、図3を参照して、すべてのワー
ド線の電位レベルが−2Vに設定され、プリチャージし
たすべてのグローバルビット線GBLから電荷が引抜か
れることがなく、電位変化がないことがセンスラッチ部
120に含まれるセンスアンプにより検出された場合
は、この消去セクタについてはデプリートチェックをパ
スする。
【0072】したがって、再び図2に戻って、処理は図
24において説明したのと同様な消去ベリファイ動作
(ステップS112)に移行する。
【0073】一方、8セクタの消去ブロック内にデプリ
ートしたメモリセルがある場合は、デプリートチェック
は「フェイル」となり、電位VF0が、デプリートチェ
ックにおいて非選択ワード線に印加され得る最低電位で
あるVF0L以下となっているかの判定が行なわれる
(ステップS108)。
【0074】ステップS108において、電位VF0
が、最低電位であるVF0L以下となっていない場合
は、チップコントロール部200は、電源発生部150
に含まれるベリファイ電位生成回路を制御して、電位V
F0の設定値を−2Vから所定値、たとえば、−0.5
Vだけ下げて再度デプリートチェックを行なう(ステッ
プS106)。
【0075】一方、ステップS108において、非選択
ワード線に印加される電圧の最低電位VF0L以下に電
位VF0が再設定されている場合は、最低値VF0Lで
もデプリートしたセルがあるものとして、異常終了する
(ステップS1026)。
【0076】ここで非選択ワード線電位VF0を変更す
るのは、消去パルスを印加した8セクタと同一物理ブロ
ック内(以下、選択物理ブロックと呼ぶ)にある非選択
ワード線のみとし、それ以外の物理ブロックのワード線
は−2Vのままとする。
【0077】図4は、上述したようなデプリートチェッ
クにおいて消去ブロック内にデプリート状態となったメ
モリセルがないと判断された場合において、消去ベリフ
ァ動作(ステップS112)において物理ブロック内の
各ワード線に印加される電位レベルを説明するための概
念図である。
【0078】図4においては、非選択ワード線電圧VF
0は再設定されていないため、ワード線WL(0)に対
して消去ベリファイ動作を行なう場合、このワード線W
L(0)の電位レベルのみが消去ベリファイ電圧VF1
(1.6V)とされ、その他のワード線WL(1)〜W
L(X)については非選択ワード線電圧の初期値である
VF0=−2Vが印加されている。
【0079】これに対して、図5は、デプリートチェッ
ク(S106)において、デプリートしたメモリセルが
消去ブロック内に発見されたため、非選択ワード線電圧
VF0が初期設定値よりも0.5Vだけ低下した状態に
おいて、ワード線WL(0)に対して消去ベリファイを
行なう際の物理ブロック内のワード線に印加される電位
を説明するための概念図である。
【0080】図5に示すとおり、物理ブロック内の消去
ベリファイの対象となっているワード線WL(0)には
消去ベリファイ電圧VF1(=1.6V)が印加され、
その他のワード線WL(1)〜(X)については、更新
された非選択ワード線電圧VF0(=−2.5V)が印
加されている。
【0081】再び図2に戻って、消去ベリファイ動作が
行なわれ(ステップS112)、消去が終了していない
と判断された場合は、処理は再びS104に復帰する。
【0082】一方、1つのセクタについて消去ベリファ
イがパスとなった場合は(ステップS112)、続い
て、8セクタ分の消去ベリファイが終了したか否かの判
定が行なわれ(ステップS114)、8セクタ分の処理
が終了したと判定された場合は、セクタアドレスが再び
リセットされる(ステップS1012)。
【0083】一方、8セクタ分の処理が終了していない
と判断された場合は、セクタアドレスがインクリメント
されて、処理はステップS112に復帰する。
【0084】セクタアドレスがリセットされるステップ
S1012移行の処理は、図24に示した従来例と同様
であるので、その説明は繰返さない。
【0085】以上のような動作を行なうことで、予めデ
プリートチェックを行なって、消去ベリファイ時におい
て非選択ワード線に印加される電圧レベルを適切な値に
設定しておくので、デプリート状態となったメモリセル
の存在により、消去ベリファイが誤った結果となること
を防止することが可能である。
【0086】[実施の形態1の変形例]図2に示した実
施の形態1の消去動作においては、消去ベリファイ(S
112)において、しきい値がVF1(たとえば、1.
6V)以上であるメモリセルが存在した場合、消去ベリ
ファイは「フェイル」となり、処理はステップS104
に復帰して8セクタにさらに消去パルスが印加されると
いう構成であった。
【0087】そして、再度デプリートチェックを行なう
際、非選択ワード線への印加電位は、前回のデプリート
チェックにおいてパスしたときの電圧値がそのまま使用
されることになる。
【0088】図6は、本発明の実施の形態1の変形例の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0089】図6に示した処理においては、ステップS
104において消去パルスが印加された後にデプリート
チェック(ステップS106)が行なわれることになる
ので、消去ベリファイ(ステップS112)において
「フェイル」となった場合には、ステップS113にお
いて、さらに非選択ワード線に印加する電圧を1段階、
たとえば0.5Vだけ下げた値を非選択ワード線電圧V
F0とすることが可能である。
【0090】このように、消去ベリファイ(ステップS
112)においてフェイルとなった場合にデプリートチ
ェック時に非選択ワード線に印加される電位VF0を予
め更新しておくことで、再びデプリートチェックにおい
てその判定結果がフェイルとなる可能性を小さくするこ
とができる。
【0091】このような処理を行なうことで、そのしき
い値が−2V以下にデプリートしたセルが存在した場合
でも、正常に消去ベリファイを行なうことが可能とな
る。
【0092】また、デプリートしたセルが存在したとき
のみ選択物理ブロック内の非選択ワード線電圧を低下さ
せるので、消去ベリファイ時に非選択ワード線を最初か
ら低い電圧に設定するよりも、ディスターブを受ける時
間を短くすることが可能となる。
【0093】[実施の形態2]図7は、本発明の実施の
形態2のブロック消去の動作手順を示すためのフローチ
ャートである。
【0094】なお、実施の形態2においても消去ブロッ
クは8セクタとして説明を行なうが、消去ブロックに含
まれるセクタ数はこの値に限定されず、それより多いセ
クタまたは少ないセクタ数でも可能である。
【0095】実施の形態1においては、消去ベリファイ
の前にデプリートチェック動作を行なう構成としてい
た。
【0096】図7に示す実施の形態2においては、セク
タの消去ベリファイがパスする毎にデプリートチェック
を行なう構成となっている。
【0097】すなわち、ブロック消去動作が開始される
と(ステップS100)、セクタアドレスリセットが行
なわれ(ステップS102)、8セクタ同時に消去パル
スが印加される(ステップS104)。
【0098】続いて、1セクタについて消去ベリファイ
動作(ステップS112)が行なわれる。
【0099】消去ベリファイ動作において、1セクタ分
の消去ベリファイでフェイルビットが検出された場合
は、再び処理はステップS104に復帰する。
【0100】一方、消去ベリファイにおいて選択ワード
線に接続するメモリセルのしきい値が電位VF1以下と
なっていると判定された場合は、続いてデプリートチェ
ックステップS126が行なわれる。
【0101】デプリートチェック(ステップS126)
の結果、デプリート状態となっているメモリセルが物理
ブロック内に存在していると判定された場合は、続い
て、非選択ワード線電圧VF0が最低値VF0L以下と
なっているかが判定される(ステップS128)。電位
VF0が最低値以下になっていない場合は、電圧VF0
を1段階下げた後(たとえば−1Vだけ下げる)(ステ
ップS130)、セクタアドレスがリセットされ(ステ
ップS132)、処理はステップS112に復帰する。
【0102】一方、ステップS126においてデプリー
トチェックをパスした場合は、続いて、8セクタ分の処
理が終了したか否かの判定が行なわれ(ステップS13
4)8セクタ分の処理が終了していない場合は、セクタ
アドレスが1だけインクリメントされて、処理はステッ
プS112に復帰する。
【0103】一方、8セクタ分の処理が終了したと判定
されると(ステップS134)、セクタアドレスがリセ
ットされる(ステップS1012)。
【0104】以下、過消去ベリファイの動作について
は、図24に示した従来の消去動作と同様であるので、
その説明は繰返さない。
【0105】このような処理とすることで、消去ベリフ
ァイがパスした場合にのみデプリートチェックを行なう
構成となっているので、消去ベリファイの前に行なう実
施の形態1の場合よりも、デプリートチェックの回数を
減少させることができ、消去動作に要する時間を短縮す
ることができる。
【0106】[実施の形態2の変形例]図8は、実施の
形態2の変形例の処理を説明するためのフローチャート
である。
【0107】実施の形態2においては、1セクタの消去
ベリファイがパスする毎にデプリートチェックを行なう
こととしていた。これに対して、図8に示した実施の形
態2の変形例では、8セクタすべての消去ベリファイが
パスした後に、デプリートチェック(ステップS14
0)を行なう構成となっている。すなわち、消去ベリフ
ァイ(ステップS112)をパスし、かつ、8セクタ分
の処理が完了したと判定された後(ステップS134)
に、デプリートチェック(ステップS140)を行な
い、電位VF0の再設定(ステップS142、S14
4、S146)を行なう構成となっている。
【0108】以上のような方法によっても、消去ベリフ
ァイがパスしたときのみデプリートチェックを行なうこ
とになるので、実施の形態1のように消去ベリファイの
前にデプリートチェックを行なう場合よりも、デプリー
トチェックの回数を減少させることができて、消去動作
の時間を短縮することが可能となる。
【0109】[実施の形態3]図9は、実施の形態3の
フラッシュメモリ1200の構成を説明するための概略
ブロック図である。
【0110】図1に示した実施の形態1のフラッシュメ
モリ1000の構成に比較すると、管理セクタ300
と、Xレジスタ310が設けられる構成となっている。
その他の点は、図1に示したフラッシュメモリ1000
の構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付し
てその説明は繰返さない。
【0111】ここで、管理セクタ300とは、一部のセ
クタ領域を特定の情報を格納するために確保し、外部シ
ステムからは書換ができないようにしたものである。
【0112】後に詳しく説明するように、フラッシュメ
モリ1200のチップコントロール部200は、メモリ
アレイ部内の管理セクタ300の情報をセンスラッチ1
20で読取り、消去対象のブロックに対応するコラムア
ドレスの情報をXレジスタ310内に格納して、その情
報に基づいて各セクタに消去電圧を印加するか否かを決
定する。
【0113】図10は、本発明の実施の形態3のブロッ
ク消去における消去電圧印加の制御方法を説明するため
のフローチャートである。
【0114】図10に示した実施の形態3の動作におい
ては、各セクタ毎の消去特性を考慮して、セクタ毎に適
切な時間だけ消去電圧を印加する。
【0115】すなわち、予め各セクタ毎の消去特性を全
セクタについて測定しておく。その消去特性に関する情
報をメモリアレイ内の管理セクタに書込んでおくことと
する。
【0116】以下、より詳しく説明すると、図10を参
照して、ブロック消去が開始されると(ステップS10
0)、チップコントロール部200内の管理セクタアド
レスがリセットされる(ステップS202)。
【0117】続いて、管理セクタの内容が読出され、セ
ンスラッチSLに格納される(ステップS204)。
【0118】続いて、センスラッチSLのデータが出力
され(ステップS206)、指定コラムアドレス(消去
対象のブロックに対応させたコラムアドレス)であるか
否かの判定が行なわれる(ステップS208)。
【0119】指定コラムアドレスでない場合は、コラム
アドレスがインクリメントされ(ステップS210)、
再び処理はステップS208に復帰する。
【0120】一方、指定コラムアドレスである場合は
(ステップS208)、その値がXレジスタに格納され
る(ステップS212)。
【0121】続いて、指定ブロック(ブロック消去をお
こなうブロック)内のセクタであるか否かの判定が行な
われ(ステップS218)、指定ブロック内のセクタで
ない場合は非選択電圧が印加される(ステップS2
2)。
【0122】一方、指定ブロック内のセクタである場合
は、対応Xレジスタ内の情報が読出され、対応Xレジス
タ内の情報が消去しないとなっている場合は、対応する
ワード線には非選択電圧が印加され(ステップS22
2)、一方、対応Xレジスタ内の情報が消去するとなっ
ている場合は、消去電圧が印加される(ステップS22
4)。
【0123】続いて、管理セクタアドレスが最終アドレ
スとなっているか否かの判定が行なわれ(ステップS2
26)、最終アドレスでない場合は管理セクタアドレス
をインクリメントして(ステップS228)、処理はス
テップS204に復帰する。
【0124】一方、管理セクタが最終アドレスになって
いる場合は、消去電圧印加が終了して、引き続いて、実
施の形態1または実施の形態2で説明したようなデプリ
ートチェックや消去ベリファイを行なうことになる。
【0125】図11は、管理セクタへの情報を記憶する
方法の一例を示す概念図である。消去ブロックを8セク
タとした場合、消去ブロックアドレス0,1,…を管理
セクタのコラムアドレスの0,1,…に1対1で対応さ
せ、消去ブロック内の8セクタの情報を管理セクタの1
バイトに記憶させる。
【0126】これにより、1セクタ毎の情報を1ビット
で記憶することが可能である。たとえば、消去ブロック
が16セクタならば、1つの消去ブロックアドレスに対
して管理セクタの2バイトに記録すればよく、消去ブロ
ックのセクタ数にはよらず、このような情報の格納が可
能である。
【0127】管理セクタに記憶する情報としては、たと
えばある一定の消去パルスを印加したときのメモリセル
のしきい値をセクタ毎に測定し、全セクタをN通りに分
類しておく。最も消去が遅い、すなわちしきい値が高い
方から順にグループ1,2,…,Nとすると、図11に
示したような「管理セクタ1」にはグループ1に属する
セクタに対応するビットのみ“1”を格納し、それ以外
のグループに属するセクタに対応するビットには“0”
と格納する。
【0128】「管理セクタ2」は、グループ1,2に対
応するビットを“1”とし、グループ1,2以外に対応
するビットを“0”とする。
【0129】そして、同様にして「管理セクタN」で
は、グループ1,2,…,Nのすべてのビットに“1”
を格納することとする。
【0130】図12は、管理セクタ300内に格納され
ているデータと、消去ブロック内の各セクタに印加され
る電圧の関係を示す図である。
【0131】ブロック消去において、管理セクタ内のビ
ットが“1”であれば、それに対応させたセクタには消
去電圧を印加し、“0”であれば消去電圧を印加しない
ものとすると、「管理セクタ1」の読出を行なったとき
は、最も消去の遅いグループ1に属するセクタ(セクタ
6とセクタ7)にのみ消去電圧が印加される。
【0132】次に、「管理セクタ2」の読出を行なった
ときには、グループ1,2に属するセクタ(セクタ0、
2、4、6、7)に消去電圧が印加される。このように
して、消去が遅いセクタほど消去時間が長い時間印加さ
れることになる。
【0133】以上のような方法によれば、セクタ毎の消
去特性にばらつきがある場合でも、消去電圧を印加する
時間を制御することにより、ブロック消去時の消去分布
の広がりを抑えることができ、そのためデプリートなど
による不具合を減少させることが可能となる。
【0134】[実施の形態3の変形例]図13は、実施
の形態3の変形例のブロック消去における消去電圧印加
の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0135】つまり、図13に示した処理では、図10
に示した処理に加えて、消去電圧印加よりも前に消去ベ
リファイを行ない、最初から消去状態にあるセクタにつ
いては、対応するXレジスタ310の情報を“1”から
“0”に変更することにより、強制的に消去電圧が印加
されないようにしている。
【0136】すなわち、Xレジスタへのデータの格納が
終了した後(ステップS212)、消去ベリファイ動作
が行なわれ(ステップS214)、消去ベリファイがパ
スした場合は、消去ベリファイがパスしたセクタに対応
するXレジスタの情報を「消去しない」に変更する(ス
テップS216)。
【0137】一方、消去ベリファイがパスしない場合
は、処理はステップS218に移行する。
【0138】以上のような方法によっても、セクタ毎の
消去特性にばらつきがある場合に、消去電圧を印加する
時間を制御することにより、ブロック消去時の消去分布
の広がりを抑えることができ、そのためデプリートなど
による不具合を減少させることが可能となる。
【0139】[実施の形態4]図14〜図16は、1つ
のメモリセルに複数のしきい値レベルを持つ多値メモリ
において、ブロック消去時の消去電圧に関する情報を記
憶する方法の一例を示す概念図である。
【0140】実施の形態3においては、1セクタの消去
電圧印加に関する情報を管理セクタの1ビットに対応さ
せていたが、本実施の形態においては、多値メモリにお
ける管理セクタの1つのメモリセルに対応させる。
【0141】図14〜図16は、多値数が4の場合のし
きい値分布を表わしている。まず、図14を参照して、
判定電圧1で読出を行ない、しきい値が分布A内にある
メモリセルは“1”と読出され、それ以外の分布にある
セルについては“0”が読出されるものとする。そし
て、読出結果が“1”であるメモリセルに対応させたセ
クタにのみ消去電圧が印加される。
【0142】続いて、図15を参照して、同様にして判
定電圧2で読出を行ない、しきい値が分布AおよびB内
にあるメモリセルに対応させたセクタに消去電圧が印加
される。さらに、図16を参照して、同様にして判定電
圧3で読出を行ない、しきい値が分布A、BおよびC内
にあるメモリセルに対応させたセクタに消去電圧が印加
される。
【0143】つまり、図10において管理セクタアドレ
スをインクリメントする代わりに、多値メモリの判定電
圧を変えていくことにより、Xレジスタ310に格納す
る情報を更新する。
【0144】この方法は、すべてのメモリ領域を多値で
制御するフラッシュメモリだけでなく、管理セクタに関
してのみしきい値分布を多値制御できれば実現可能であ
る。
【0145】[実施の形態5]図17は、本発明の実施
の形態5における消去電圧印加の制御方法を説明するた
めの概念図である。
【0146】実施の形態3および4では、消去ブロック
内の各セクタに消去電圧を印加する時間を制御していた
が、本発明は消去電圧の値そのものを各セクタ毎に制御
する。
【0147】図17に示した例においては、消去ブロッ
クが8セクタの場合について、管理セクタの1ビットを
消去電圧を印加する1セクタに対応させて情報を記憶さ
せるものとしている。なお、実施の形態4と同様に多値
メモリの1つのメモリセルに対応させてもよい。
【0148】図17を参照して、予め各セクタ毎の消去
特性を全セクタについて測定しておく。たとえば、N通
りの消去電圧について一定時間パルス印加を行ない、デ
プリートするかどうかを判定して全セクタをN通りに分
類する。
【0149】最も消去が遅い、すなわち最も絶対値とし
て高い消去電圧(たとえば−18V)を印加してもデプ
リートしないセクタから順にグループ1,2,…,Nと
する。この場合、図17に示した「管理セクタ1」には
グループ1に属するセクタに対応するビットのみ“1”
を格納する。
【0150】同様にして、「管理セクタ2」には、グル
ープ1,2に対応するビットに“1”を格納する。
【0151】管理セクタ内のビットが“1”であれば、
それに対応したセクタには消去電圧を印加し、“0”で
あれば消去電圧を印加しないものとすると、「管理セク
タ1」の読出を行なったときはグループ1に属するセク
タにのみ消去電圧1が印加され、次に「管理セクタ2」
の読出を行なったときはグループ1,2に属するセクタ
に消去電圧2が印加される。
【0152】たとえば、消去電圧1,2,…,Nを−1
8V,−17.5V,…,(−18+0.5(N−
1))Vのように設定することにより、消去が遅いセク
タには絶対値として高い消去電圧を印加し、消去が早く
デプリートしやすいセクタには過剰な高電圧が印加され
ないようにすることができる。
【0153】この方法によれば、消去ブロック内の各セ
クタに適切な消去電圧を印加することにより、実施の形
態3および4で説明したのよりもブロック消去に要する
時間を短縮することができる。
【0154】[実施の形態6]図18〜図20は、本発
明におけるしきい値電圧の制御方法の一例を示す概念図
である。
【0155】実施の形態6においては、ブロック消去の
消去電圧印加時には1セクタ消去時よりも深くまでメモ
リセルのしきい値を下げてから、書込動作により所望の
しきい値までメモリセルのしきい値を上げていくという
ものである。
【0156】図21は、実施の形態6の動作手順を説明
するためのフローチャートである。ここでは、消去ブロ
ックが8セクタの場合について説明することにする。
【0157】図18〜図21を参照して、まず、ブロッ
ク消去動作が開始されると(ステップS300)、セク
タアドレスがリセットされる(ステップS302)。つ
づいて、8セクタ同時に消去パルスが印加される(ステ
ップS304)。たとえば、消去電圧印加後に実施の形
態1で説明したデプリートチェック(全ワード線電圧V
F0:たとえば−2V)を行ない、フェイルすなわちし
きい値がVF0以下のメモリセルが現れたら、さらにそ
れまでに印加した時間と同じだけ追加で消去電圧を加え
る。このときのしきい値分布は図18に示すようにな
る。
【0158】次に、8セクタ同時に書込電圧を印加し
(ステップ306)、デプリートチェックを行なう(ス
テップS308)。
【0159】すべてのメモリセルのしきい値がVF0以
上になり、デプリートチェックがパスするまで8セクタ
同時書込を繰返す。この状態でのしきい値分布は、図1
9に示すようになる。
【0160】消去が遅いセクタは書込も遅いという特性
を持っているとき、消去電圧印加時のしきい値分布より
も書込電圧印加時の方が分布幅は狭くなることになる。
【0161】デプリートチェックがパスしたら(ステッ
プS308)、1セクタ毎に選択書込(ステップ31
0)と書込ベリファイ(ステップS312)を繰返す。
これにより、選択されたセクタ内のすべてのメモリセル
のしきい値をVF2以上に上昇させる。このときのセル
のしきい値分布は、図20に示すようになる。
【0162】最後に過書込ベリファイ(ステップ31
4)により、しきい値がVF3以上になったメモリセル
はないかを判定し、過書込ベリファイをパスすれば、8
セクタ分の処理が終了したかの判定が行なわれる(ステ
ップS316)。過書込ベリファイをフェイルした場合
は、異常終了する(ステップS332)。
【0163】過書込ベリファイをパスした場合に、8セ
クタ分の処理が終了していないときは、セクタアドレス
がインクリメントされ、処理はステップS310に復帰
する。
【0164】一方、8セクタ分の処理が終了したと判断
された場合は(ステップS316)、動作を終了する
(ステップS330)。
【0165】以上説明したような方法によれば、消去電
圧印加によりメモリセルがデプリート状態になっても正
常にブロック消去を行なうことが可能である。また、複
数セクタ同時書込により、1セクタ毎に選択書込と書込
ベリファイを繰返すよりも高速化を図ることが可能であ
る。
【0166】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0167】
【発明の効果】請求項1〜4記載の不揮発性半導体記憶
装置は、デプリートしたメモリセルトランジスタのしき
い値以下の電位を非選択ワード線に印加するので、デプ
リートしたセルが存在した場合でも、正常に消去ベリフ
ァイを行なうことが可能となる。また、デプリートした
セルが存在したときのみ非選択ワード線電圧を低下させ
るので、消去ベリファイ時に非選択ワード線を最初から
低い電圧に設定するよりも、ディスターブを受ける時間
を短くすることが可能となる。
【0168】請求項5〜11記載の不揮発性半導体記憶
装置は、消去ブロック内の1つのワード線に接続するメ
モリセル毎の消去特性にばらつきがある場合でも、消去
電圧を印加する条件を制御することにより、ブロック消
去時の消去分布の広がりを抑えることができ、そのため
デプリートなどによる不具合を減少させることが可能と
なる。
【0169】請求項12〜13記載の不揮発性半導体記
憶装置は、消去電圧印加によりメモリセルがデプリート
状態になっても正常にブロック消去を行なうことが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のAND型フラッシュメモリ1000
の全体的な構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 フラッシュメモリ1000のブロック消去の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 デプリートチェック時において、物理ブロッ
ク内のワード線に印加されるワード線電圧を説明するた
めの概念図である。
【図4】 デプリート状態となったメモリセルがないと
判断された場合において、消去ベリファ動作に物理ブロ
ック内の各ワード線に印加される電位レベルを説明する
ための概念図である。
【図5】 デプリート状態となったメモリセルがあると
判断された場合において、消去ベリファ動作に物理ブロ
ック内の各ワード線に印加される電位レベルを説明する
ための概念図である。
【図6】 本発明の実施の形態1の変形例の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態2のブロック消去の動作
手順を示すためのフローチャートである。
【図8】 実施の形態2の変形例の処理を説明するため
のフローチャートである。
【図9】 実施の形態3のフラッシュメモリ1200の
構成を説明するための概略ブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態3のブロック消去にお
ける消去電圧印加の制御方法を説明するためのフローチ
ャートである。
【図11】 管理セクタへの情報を記憶する方法の一例
を示す概念図である。
【図12】 管理セクタ300内に格納されているデー
タと、消去ブロック内の各セクタに印加される電圧の関
係を示す図である。
【図13】 実施の形態3の変形例のブロック消去にお
ける消去電圧印加の制御方法を説明するためのフローチ
ャートである。
【図14】 1つのメモリセルに複数のしきい値レベル
を持つ多値メモリにおいて、ブロック消去時の消去電圧
に関する情報を記憶する方法を示す第1の概念図であ
る。
【図15】 1つのメモリセルに複数のしきい値レベル
を持つ多値メモリにおいて、ブロック消去時の消去電圧
に関する情報を記憶する方法を示す第2の概念図であ
る。
【図16】 1つのメモリセルに複数のしきい値レベル
を持つ多値メモリにおいて、ブロック消去時の消去電圧
に関する情報を記憶する方法を示す第3の概念図であ
る。
【図17】 本発明の実施の形態5における消去電圧印
加の制御方法を説明するための概念図である。
【図18】 本発明におけるしきい値電圧の制御方法を
示す第1の概念図である。
【図19】 本発明におけるしきい値電圧の制御方法を
示す第2の概念図である。
【図20】 本発明におけるしきい値電圧の制御方法を
示す第3の概念図である。
【図21】 実施の形態6の動作手順を説明するための
フローチャートである。
【図22】 AND型フラッシュメモリのメモリセルア
レイの構成を示す概略ブロック図である。
【図23】 ブロック消去時において、消去されるブロ
ック内のメモリセルトランジスタのしきい値分布と、ベ
リファイ電圧との関係を示す図である。
【図24】 ブロック消去の動作手順の一例(1ブロッ
クが8セクタの場合)を示すフローチャートである。
【図25】 1セクタに消去電圧を印加したときのしき
い値電圧の分布である。
【図26】 複数のセクタについてブロック消去を行な
った後のブロック毎のしきい値分布を示す図である。
【図27】 消去ベリファイ時にグローバルビット線か
ら電流がリークする経路を説明するための図である。
【符号の説明】
10 データ入出力端子、12 アドレス信号入力端
子、14 コマンド信号入力端子、18,20 信号
線、100 メモリセルアレイ、110 ロウデコー
ダ、120 センスラッチ回路、130 コラムデコー
ダ、142 データ入出力バッファ、144 コマンド
信号入力バッファ、146 アドレス信号入力バッフ
ァ、150 電源発生部、200 チップコントロール
部、220 昇圧回路、230 負電圧発生回路、24
0 ベリファイ電圧発生回路、300 管理セクタ、3
10 Xレジスタ、1000 不揮発性半導体記憶装
置。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性半導体装置であって、 複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリセルアレ
    イを備え、 各前記メモリセルは、与えられる制御電位に応じてしき
    い値を変化させることが可能なメモリセルトランジスタ
    を含み、 前記メモリセルアレイの列に対応して設けられ、前記メ
    モリセルトランジスタに記憶されたデータを伝達するた
    めの複数のビット線と、 前記メモリセルアレイの行に対応して設けられ、前記メ
    モリセルトランジスタに前記制御電位および読出電位を
    伝達するための複数のワード線と、 前記ビット線を介して読み出された前記記憶データを検
    知するためのデータ検知回路と、 前記メモリセルの記憶データに対する消去動作のための
    前記制御電位を生成し、読出動作において選択されたメ
    モリセルに与える第1の電位および非選択のメモリセル
    に与える第2の電位を可変に生成することが可能な内部
    電源回路と、 前記内部電源回路で生成された電位を前記メモリセルに
    選択的に供給するための選択回路と、 前記不揮発性半導体記憶装置の動作を制御し、かつ、前
    記選択回路を制御して、選択的に前記制御電位を、消去
    ブロックごとに与えることが可能な内部制御回路とを備
    え、 前記消去ブロックは、前記複数のワード線のうち所定数
    のワード線に結合する複数の前記メモリセルを含み、 前記内部制御回路は、 前記消去ブロック内のいずれかのワード線に前記第1の
    電位を与え、かつ、少なくとも前記消去ブロックに属す
    る複数の前記メモリセルにおいて導通状態となる前記メ
    モリセルがなくなるように更新した前記第2の電位を、
    前記消去ブロック内の残りのワード線に与えて、前記デ
    ータ検知回路の検知結果に基づいて消去の確認を行な
    う、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記内部制御回路は、 i)前記消去ブロックに対して一括して前記制御電位を
    与え、 ii)前記第2の電位を少なくとも前記消去ブロックに
    属する複数の前記メモリセルにおいて導通状態となる前
    記メモリセルがなくなるように更新し、 iii)前記第1の電位および更新された前記第2の電
    位を前記消去ブロック内のメモリセルに与えて消去の確
    認を行ない、 iv)前記消去ブロック内のメモリセルに対する消去が
    完了するまで、前記消去ブロックに対する一括した前記
    制御電位の印加と前記第2の電位の更新とを繰り返す、
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記内部制御回路は、 i)前記消去ブロックに対して一括して前記制御電位を
    与え、 ii)前記第2の電位を少なくとも前記消去ブロックに
    属する複数の前記メモリセルにおいて導通状態となる前
    記メモリセルがなくなるように更新し、 iii)前記第1の電位および更新された前記第2の電
    位を前記消去ブロック内のメモリセルに与えて消去の確
    認を行ない、消去が完了していない場合は、さらに前記
    第2の電位を所定量だけ更新し、 iv)前記消去ブロック内のメモリセルに対する消去が
    完了するまで、前記消去ブロックに対する一括した前記
    制御電位の印加と前記第2の電位の更新とを繰り返す、
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記内部制御回路は、 i)前記消去ブロックに対して一括して前記制御電位を
    与え、 ii)前記第1の電位および前記第2の電位を前記消去
    ブロック内のメモリセルに与えて消去の確認を行ない、 iii)前記消去ブロック内のメモリセルに対する消去
    が完了するまで、前記消去ブロックに対する一括した前
    記制御電位の印加を繰り返し、 iv)前記第2の電位を少なくとも前記消去ブロックに
    属する複数の前記メモリセルにおいて導通状態となる前
    記メモリセルがなくなるように更新し、 v)前記消去ブロック内のメモリセルに対する消去が完
    了するまで、前記消去ブロックに対する一括した前記制
    御電位の印加と、前記消去の確認と前記第2の電位の更
    新とを繰り返す、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 前記消去ブロック内の各ワード線に結合
    する複数のメモリセルトランジスタごとに予め測定した
    消去特性を格納するための記憶回路をさらに備え、 前記内部制御回路は、前記消去ブロックごとに与える前
    記制御電位を、前記記憶回路に格納されたデータに基づ
    いて、前記消去ブロック内の各ワード線ごとに制御す
    る、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶回路は、前記メモリセルアレイ
    内の所定数のメモリセルである、請求項5記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記内部制御回路は、前記消去ブロック
    ごとに与える前記制御電位を印加する時間を、前記記憶
    回路に格納されたデータに基づいて、前記消去ブロック
    内の各ワード線ごとに制御する、請求項6記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記内部制御回路は、前記消去ブロック
    ごとに与える前記制御電位の電位レベルを、前記記憶回
    路に格納されたデータに基づいて、前記消去ブロック内
    の各ワード線ごとに制御する、請求項6記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 各前記メモリセルトランジスタは、多値
    を記憶することが可能であり、 前記記憶回路は、前記メモリセルアレイ内の所定数のメ
    モリセルである、請求項5記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 前記内部制御回路は、前記消去ブロッ
    クごとに与える前記制御電位を印加する時間を、前記記
    憶回路に格納されたデータに基づいて、前記消去ブロッ
    ク内の各ワード線ごとに制御する、請求項9記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記内部制御回路は、前記消去ブロッ
    クごとに与える前記制御電位の電位レベルを、前記記憶
    回路に格納されたデータに基づいて、前記消去ブロック
    内の各ワード線ごとに制御する、請求項9記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記内部電源回路は、さらに、前記メ
    モリセルに対する書込みに必要な書込電位を生成するこ
    とが可能であり、 前記内部制御回路は、前記選択回路を制御して、選択的
    に前記制御電位を、前記消去ブロック内の前記メモリセ
    ルにおいて導通状態となるものが存在するようになるま
    で消去ブロックごとに与え、さらに前記制御電位を消去
    ブロックごとに追加で与えた後、前記書込電位を前記消
    去ブロック内のメモリセルトランジスタに与えて、消去
    時のしきい値とする、請求項1記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  13. 【請求項13】 前記内部制御回路は、前記選択回路を
    制御して、選択的に前記制御電位を、前記消去ブロック
    内の前記メモリセルにおいて導通状態となるものが存在
    するようになるまで消去ブロックごとに与え、さらに前
    記制御電位を消去ブロックごとに追加で与えた後、前記
    書込電位を前記消去ブロックごとに内のメモリセルトラ
    ンジスタに与え、さらに、前記消去ブロック内の前記ワ
    ード線ごとに前記書込電位を与えて、消去時のしきい値
    とする、請求項12記載の不揮発性半導体記憶装置。
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