JP2001291385A - 半導体記憶装置並びにその試験装置および試験方法 - Google Patents

半導体記憶装置並びにその試験装置および試験方法

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JP2001291385A JP2000103568A JP2000103568A JP2001291385A JP 2001291385 A JP2001291385 A JP 2001291385A JP 2000103568 A JP2000103568 A JP 2000103568A JP 2000103568 A JP2000103568 A JP 2000103568A JP 2001291385 A JP2001291385 A JP 2001291385A
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洋紀 小池
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    • G11C2211/5634Reference cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルからビット線上に読み出されたア
ナログ量のデータ信号の電位(ビット線読み出し電位)
を精度良く測定することが可能な半導体記憶装置を提供
すること。 【解決手段】 メモリセルアレイ110内の1対のビッ
ト線(例えばビット線BLNk,BLTk)の一方に現
れるデータ信号と他方に現れる参照信号とがセンス系回
路ブロック140により差動増幅され、データの読み出
しが行われる。ビット線BLN1,BLT1,〜,BL
Nn,BLTnは、参照電位設定回路ブロック150に
接続されている。参照電位設定回路ブロック150は、
装置外部から指定された電位をビット線上の参照信号の
電位として設定する。この参照電位設定回路ブロック1
50により参照電位を操作することにより、差動増幅の
結果からビット線読み出し電位を間接的に把握する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メモリセルから
ビット線上に読み出されたデータ信号の電位を測定する
ための機能を有する半導体記憶装置並びにその試験装置
および試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶装置(半導体メモリ)
として、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRA
M)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、
フラッシュメモリ(Flash Memory)、強誘電体メモリ
(FeRAM)等が知られている。この半導体記憶装置の回
路設計、製造プロセス、信頼性等の仕様は、記憶の単位
となる1ビットのデータを記憶するメモリセルの特性に
大きく依存する。そこで、半導体記憶装置を開発する場
合、メモリセルの動作特性評価を行ない、この特性評価
結果を、デバイス構造、製造プロセス、回路設計等へと
フィードバックさせて試作を繰り返し、信頼性を含めた
商品としての性能を向上させていく手法が採られてい
る。
【0003】ところで、上述のメモリセル動作特性評価
においては、予めメモリセルに書き込まれたデータを、
メモリセルのデータ入出力線であるビット線上に読み出
したときの読み出し電位(以下、「ビット線読み出し電
位」と称す)が、重要な情報となる。例えば、データを
メモリセルに書き込んで、ある一定時間が経過した後の
ビット線読み出し電位は、そのメモリセルのデータ保持
特性を反映する量である。また、メモリセルに対して書
き込み動作や読み出し動作を繰り返して行った後のビッ
ト線読み出し電位は、そのメモリセルの繰り返し動作耐
性を反映する量である。
【0004】従って、ある規模のメモリセルアレイ内の
メモリセルについて、電源電位や周囲温度等の条件を変
えてビット線読み出し電位を調べることにより、個々の
メモリセルの基本動作特性、信頼性、およびメモリセル
全体としての歩留まり等を詳細に評価することができ
る。このように、半導体記憶装置の内部信号であるビッ
ト線読み出し電位は、半導体記憶装置の開発上、極めて
重要な情報であり、半導体記憶装置の内部信号を精度よ
く測定するための技術が有用となる。
【0005】以下、従来の半導体記憶装置の一例として
強誘電体メモリを説明した後、半導体記憶装置の内部信
号を測定するための従来技術を説明する。強誘電体メモ
リの回路構成および動作については、例えば、特開平6
−324558号公報、特開平10−233100号公
報等に詳しく開示されている。図12に、従来の強誘電
体メモリのメモリセルアレイとその周辺回路の構成を示
し、図13に、その動作タイミングチャートを示す。な
お、図12において、細線で表された配線は1本の配線
を表し、太線で表された配線は複数本の配線の集合を表
す。
【0006】まず、図12において、メモリセルアレイ
110は、1つのトランジスタと1つの強誘電体キャパ
シタとからなるいわゆる1T/1C型のメモリセルMC
jkを、m行n列のアレイ状に配列して構成される。こ
こで、「j」は行番号を表す添え字であり、1〜mの整
数値をとる。また、「k」は列番号を表す添え字であ
り、1〜nの値をとる。以下の説明において、適宜、こ
の添え字による記法を用いる。例えば、ワード線WLj
は、ワード線WL1〜WLmうちの任意の1つを表し、
ビット線BLNk,BLTkは、ビット線BLN1,B
LT1,〜,BLNn,BLTnのうち、同一の列番号
を有する任意の1対(例えばビット線BLN1,BLT
1)を表す。
【0007】メモリセルアレイ110の行方向に延在す
るように、複数のワード線WL1〜WLmおよびプレー
ト線PL1〜PLmが配線され、これらワード線および
プレート配線と直交する列方向に延在するように、複数
のビット線BLN1,BLT1,〜,BLNn,BLT
nが配線される。ワード線WLjおよびプレート線PL
jは、行番号jの行に属するメモリセルを選択するため
のものであり、後述する行デコーダ120により選択的
に駆動される。メモリセルMCjkのトランジスタのゲ
ート端子は、ワード線WLjに接続され、そのドレイン
端子は後述する1対のビット線BLNkまたはBLTk
の何れかに接続される。また、同メモリセルの強誘電体
キャパシタの一方の電極は、同メモリセルのトランジス
タのソース端子に接続され、他方の電極はプレート線P
Ljに接続される。
【0008】列番号kの列に属するビット線BLNk,
BLTkは対をなし、この1対のビット線BLNk,B
LTkには、互いに隣接するワード線に接続されたメモ
リセルがそれぞれ接続され、同一のワード線によって
は、対をなすビット線にそれぞれ接続されたメモリセル
が同時に選択されないようになっている。ビット線BL
N1,BLT1,〜,BLTn,BLTnには、1対の
ビット線BLNk,BLTkを単位として、メモリセル
から読み出されたデータ信号を増幅するためのセンスア
ンプSA1〜SAnが接続される。このセンスアンプS
A1〜SAnは、後述するセンスアンプ制御回路181
で発生されるセンスアンプ活性化信号SAEにより制御
される。
【0009】また、ビット線BLN1,BLT1,〜,
BLNn,BLTnには、1対のビット線BLNk,B
LTkを単位として、読み出し時にビット線電位を初期
化するビット線プリチャージ回路PBL1〜PBLnが
接続されている。このビット線プリチャージ回路PBL
1〜PBLnは、後述するビット線プリチャージ制御回
路182で発生されるビット線プリチャージ信号PBL
により制御されて、各ビット線の電位を接地電位に初期
化する。
【0010】さらに、ビット線BLN1,BLT1,
〜,BLNn,BLTnには、ダミーメモリセルDCN
1,DCT1,〜,DCNn,DCTnがそれぞれ接続
される。このダミーメモリセルは、読み出し動作時に必
要な参照電位を発生するために使用されるもので、上述
の1T/1C型のメモリセルMCjkと等価な構成を有
する。ダミーメモリセルDCN1〜DCNnは、ビット
線BLN1〜BLNnに接続されたメモリセルに対応す
るものであり、ダミーワード線DWLNに接続される。
ダミーメモリセルDCT1〜DCTnは、ビット線BL
T1〜BLTnに接続されたメモリセルに対応するもの
であり、ダミーワード線DWLTに接続される。
【0011】さらにまた、ビット線BLN1,BLT
1,〜,BLNn,BLTnには、1対のビット線BL
Nk,BLTkを単位として、列選択トランスファゲー
トYST1〜YSTnがそれぞれ接続され、ビット線B
LN1,BLT1,〜,BLNn,BLTnは、この列
選択トランスファゲートYST1〜YSTnを介して選
択的にデータ線DB(相補信号線)に接続される。この
列選択トランスファゲートYST1〜YSTnには、後
述する列デコーダ130からの列選択線YSW1〜YS
Wnがそれぞれ接続される。
【0012】次に、アドレスプリデコーダ160は、装
置外部から入力されたアドレス信号Aiをプリデコード
して行アドレスプリデコード信号XPaおよび列アドレ
スプリデコード信号YPbを生成するものである。行デ
コーダ120は、アドレスプリデコーダ160により生
成された行アドレスプリデコード信号XPaに基づき、
ワード線WL1〜WLmを選択的に駆動し、1行分のメ
モリセルを選択するものである。この実施の形態1で
は、行デコーダ120は、プレート線PL1〜PLmを
選択するためのプレートデコーダの機能を含むものとす
る。列デコーダ130は、アドレスプリデコーダ160
により生成された列アドレスプリデコード信号YPbに
基づき、列選択線YSW1〜YSWnを選択的に駆動し
て1列分のメモリセル(1対のビット線BLNk,BL
Tkに接続されるメモリセル群)を選択するものであ
る。また、特に図示しないが、上述の構成要素以外に、
データ線DBにはデータ用の入出力バッファ回路が接続
されている。
【0013】次に、図13を参照しながら、図12に示
した強誘電体メモリの動作について、メモリセルMC2
2を選択してデータの読み出しおよび書き込みを行う場
合を例として説明する。最初に、強誘電体メモリは待機
状態にあるものとする。この待機時には、ワード線WL
1〜WLm、プレート線PL1〜PLm、ダミーワード
線DWLN,DWLT、および列選択線YSW1〜YS
Wnが全てロウレベルに駆動されると共に、センスアン
プ活性化信号SAEがロウレベルに設定される。これに
より、メモリセルMC11〜MCmn、ダミーメモリセ
ルDCN1,DCT1,〜,DCNn,DCTn、セン
スアンプSA1〜SAn、および列選択トランスファゲ
ートYST1〜YSTnは、全て非活性化状態とされ
る。また、ビット線プリチャージ信号PBLはハイレベ
ルに設定され、ビット線プリチャージ回路PBL1〜P
BLnは活性化状態とされる。これにより、ビット線B
LN1,BLT1,〜,BLNn,BLTnの各電位
は、ビット線プリチャージ回路PBL1〜PBLnによ
り接地電位に駆動され、全ビット線が接地電位にプリチ
ャージされる。
【0014】上述の待機状態から書き込み動作または読
み出し動作を行う場合、まず、ビット線プリチャージ信
号PBLをロウレベルとする。これにより、ビット線プ
リチャージ回路PBL1〜PBLnが非活性化され、全
ビット線がフローティング状態となる。このとき、ビッ
ト線BLN1, BLT1,〜,BLNn,BLTnは、
先に接地電位にプリチャージされていたので、リーク等
の影響が無視できる間は、各ビット線の電位はロウレベ
ル(接地電位)を維持する。
【0015】次に、メモリセルMC22を選択する。具
体的には、外部から指定されたアドレス信号Aiに基づ
き、ワード線WL2をハイレベル、プレート線PL2を
ハイレベルに駆動する。ワード線WL2のハイレベルの
電位は、メモリセルを構成するトランジスタのしきい値
電位Vtn分を補償する必要上、通常、電源電位よりも
Vtn程高い電位に昇圧された電位である。プレート線
PL2のハイレベルは、通常、電源電位である。
【0016】ワード線WL2およびプレート線PL2を
ハイレベルに駆動することにより、このワード線WL2
に連なるメモリセルMC21,MC22,…,MC2n
は全て選択状態とされる。すなわち、プレート線PL2
がハイレベルに駆動されることにより、プレート線PL
2とビット線BLT1〜BLTnとの間に電位差が発生
する。これにより、行番号jが「2」の行に属するメモ
リセル内の強誘電体キャパシタの電極間に電位差が生
じ、その電位差に応じた電荷が該強誘電体キャパシタか
らビット線BLT1〜BLTnに出力される。この結
果、ビット線BLT1〜BLTn上に、データ信号の電
位であるビット線読み出し電位が現れる。このビット線
読み出し電位は、一般には電源電位と接地電位との間の
アナログ量のある値をとる。
【0017】他方、ビット線BLT1〜BLTnと対を
なすビット線BLN1〜BLNn上には、ビット線BL
T1〜BLTn上に現れたビット線読み出し電位が、デ
ータ「0」に対応するものか、データ「1」に対応する
ものかを判別するための基準となる参照電位が発生され
る。この場合、参照電位は、ダミーワード線DWLNを
ハイレベルに駆動してダミーメモリセルDCN1〜DC
Nnを選択することによりビット線BLN1〜BLNn
上に現れる。
【0018】逆に、ビット線BLN1〜BLNn上のビ
ット線読み出し電位に対応するデータを判別する場合に
は、ダミーワード線DWLTをハイレベルに駆動してダ
ミーメモリセルDCT1〜DCTnを選択し、ビット線
BLT1〜BLTnに参照電位を発生させる。この参照
電位の発生方法の詳細については、例えば、特開平10
−233100号公報や特開平9−97496号公報に
開示されている。
【0019】このようにして、ビット線BLT1〜BL
Tnには、行番号jが「2」の行に属するメモリセルM
C21〜MC2nから読み出し電位が出力され、ビット
線BLN1〜BLNnにはダミーメモリセルDCN1〜
DCNnから参照電位が出力される。この後、センスア
ンプ活性化信号SAEをハイレベルとすることによりセ
ンスアンプSA1〜SAnを活性化し、互いに対をなす
ビット線BLNkとビット線BLTkとの間の電位差を
差動増幅する。
【0020】ここで、データ読み出し動作の場合、列選
択線YSW2をハイレベルに駆動し、列選択トランスフ
ァゲートYST2を活性化する。これにより、ビット線
対BLN2, BLT2とデータ線DBとを電気的に接続
し、1対のビット線BLN2, BLT2上の差動増幅さ
れたデータ信号をデータ出力バッファ回路(図示なし)
に転送する。このデータ出力バッファ回路は外部にデー
タを出力する。また、データ書き込み動作の場合、デー
タ入力バッファ回路(図示なし)により外部からデータ
を入力する。そして、データ線DBを介して1対のビッ
ト線BLN2,BLT2にデータに対応する電位を出力
し、このデータをメモリセルMC22に書き込む。
【0021】上述のデータ読み出し動作は、データの読
み出し過程でメモリセルの記憶データが破壊されるいわ
ゆる破壊読み出し動作である。読み出し後も記憶データ
を保持する場合には、メモリセルにデータを再書き込み
する。強誘電体メモリにおいて、メモリセルへのデータ
の再書き込みは、次の動作によって達成される。 (1)データ「0」を再書き込みする場合、ビット線が
ロウレベル、プレート線がハイレベルに駆動された状態
から、プレート線をロウレベルに駆動して、強誘電体キ
ャパシタにかかる電圧をゼロとする。 (2)データ「1」を再書き込みする場合、ビット線が
ハイレベル、プレート線がロウレベルに駆動された状態
から、ビット線をロウレベルに駆動して、強誘電体キャ
パシタにかかる電圧をゼロとする。
【0022】図13に示すタイミングチャートを参照し
て、データの再書き込み動作をさらに詳細に説明する。
例えば、センスアンプにSA2によるデータ増幅後にロ
ウレベルとなっているビット線BLT2に連なるメモリ
セルについては、先にプレート線PL2がハイレベル、
ビット線BLT2がロウレベルに駆動された状態から、
プレート線PL2がロウレベルに駆動されたときに、メ
モリセル内の強誘電体キャパシタにかかる電圧がゼロと
なる。従って、列選択線YSW2をロウレベルに駆動し
た後、プレート線PL2をロウレベルに駆動した時点で
データの再書き込みが終了する。
【0023】センスアンプSA2によるデータ増幅後に
ハイレベルに駆動されているビット線BLN2に連なる
メモリセルについては、プレート線PL2がロウレベル
に駆動されたときに、ビット線BLN2がハイレベルに
駆動された状態となっており、続けてビット線BLN2
をロウレベルに駆動したときに、メモリセル内の強誘電
体キャパシタにかかる電圧がゼロとなる。従って、セン
スアンプ活性化信号SAEをロウレベルとし、ビット線
プリチャージ信号PBLをハイレベルとして、ビット線
電位を接地電位(ロウレベル)にした時点でデータの再
書き込みが終了する。データの再書き込み動作の終了
後、ワード線WL2をロウレベルに駆動して、メモリセ
ルMC22を非選択状態に戻す。以上により、強誘電体
メモリに対する読み出し動作または書き込み動作の1サ
イクルが完了する。
【0024】これまでに述べた強誘電体メモリの動作
は、1T/1C型の一つのメモリセルに対し、1ビット
のデータを記憶させる動作であり、いわゆる「1T/1
C型動作方式」と呼ばれるものである。この動作方式
は、上述したように、読み出し動作時に参照電位を必要
とする。それに対し、1T/1C型の2つのメモリセル
を用いて1ビットのデータを記憶する動作方式があり、
いわゆる「2T/2C型動作方式」と呼ばれる。
【0025】この2T/2C型動作方式では、ビット線
BLNkに接続される1T/1C型の1つのメモリセル
とビット線BLTkに接続される1T/1C型の1つの
メモリセルとで対を形成し、この1対のメモリセルを1
ビットの記憶単位とする。これを図12を援用して説明
する。例えば、1対のビット線BLN1,BLT1につ
いてはメモリセルMC11とメモリセルMC21、1対
のビット線BLN2,BLT2についてはメモリセルM
C12とメモリセルMC22、というように、1ビット
の記憶単位となるメモリセルの対を取り決める。そし
て、この対をなすメモリセルには、互いに逆極性のデー
タ(相補データ)を保持する。
【0026】例えば、ビット線BLN1にハイレベルの
データ信号が現れ、ビット線BLT1にロウレベルのデ
ータ信号が現れる場合をデータ「0」に対応づけ、逆の
場合をデータ「1」に対応づける。これにより、1T/
1C型の2つのメモリセルにより1ビットのデータが記
憶されることとなる。この動作方式の場合、メモリセル
自身から、データの内容に応じた相補的なデータ信号が
ビット線BLNk, BLTk上に出力されるので、前述
の1T/1C型動作方式の場合に用いた参照電位を要す
ることなく、センスアンプによる差動増幅動作が可能と
なる。
【0027】以上説明したように、1T/1C型動作方
式または2T/2C型動作方式のいずれの方式であって
も、強誘電体メモリのビット線読み出し電位はアナログ
量である。したがって、ビット線読み出し電位を測定す
る場合には、アナログ量の電位が測定可能な方法を用い
なくてはならない。この事情は、強誘電体メモリに限ら
ず、他の半導体記憶装置についても同様である。
【0028】次に、ビット線読み出し電位を含む半導体
記憶装置の内部信号を測定するための従来技術を説明す
る。この種の従来技術として、次のものが知られてい
る。 (1)特開平8−241589号公報には、被測定対象
の信号が現れる節点に探針を当てて、その信号の電位を
直接的に測定する方法が開示されている。 (2)特開平5−129553号公報には、電子ビーム
(EB)テスターを用いて測定する方法が開示されてい
る。 (3)特開平10−233100号公報には、ビット線
電位検知手段を備える半導体メモリ装置について開示さ
れている。この公報に開示された技術は、測定の対象と
するビット線読み出し電位が、センスアンプの感度、す
なわちセンスアンプによる正常増幅動作が不可能となる
電位を越えているか否かを調べることにより、ビット線
読み出し電位を測定するものである。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
内部信号を測定するための従来技術によれば、ビット線
読み出し電位を測定の対象とする場合、次のような問題
点があった。 (1)特開平8−241589号公報に開示された探針
を用いる方法では、半導体チップの表面に形成されたメ
モリセルアレイ内のビット線に対して、マニピュレータ
等を操作して探針を当てなければならず、作業に時間を
要していた。しかも、複数のビット線上に現れるビット
線読み出し信号を測定する場合には、ビット線毎に探針
を当て直す必要があり、作業に一層の時間を要してい
た。この不都合を解消するために、全ビット線に対して
探針を一度に当てる方法も考えられるが、微細加工され
た複数のビット線に対して複数の探針を同時に当てる作
業は極めて困難であり、専用の測定治具を準備する必要
がある。
【0030】(2)特開平5−129553号公報に開
示されたEBテスターを用いる方法は、EBテスター装
置そのものが極めて高価格な装置であるため、テストコ
ストが増大するという問題がある。しかも、EBテスタ
ー装置自体の特性として、相対的な量しか把握すること
ができず、測定対象の電位の絶対値を測定することが困
難であるという問題もある。 (3)特開平10−233100号公報に開示された技
術は、測定対象のビット線読み出し電位が、センスアン
プ感度を上回っているか否かのみを判定するというもの
であるため、アナログ量であるビット線読み出し電位の
測定にそのまま適用することはできないという問題があ
る。 上述の各従来技術によれば、アナログ量のビット線読み
出し電位を測定の対象とすること自体が困難であった。
【0031】次に、ビット線読み出し電位を測定する上
で特有な問題が存在する。すなわち、測定の際に、ビッ
ト線そのものに重い容量負荷や電流負荷が接続されてし
まうと、それらの負荷の影響により、測定対象のビット
線読み出し電位が変動し、実際のビット線読み出し電位
と異なったものになるという問題がある。したがって、
ビット線読み出し電位を測定するための測定系に起因し
てビット線に付加される容量負荷は、そのビット線が持
つ本来の寄生容量に対し、例えば10パーセント以下と
いうように十分小さく抑える必要がある。
【0032】また、他の特有な問題として、ダイナミッ
クランダムアクセスメモリや強誘電体メモリなどのよう
に、フローティング状態にあるビット線上にメモリセル
からのデータ信号が読み出される形式の半導体記憶装置
については、ビット線読み出し電位を測定する場合、リ
ーク電流の影響を抑える必要がある。
【0033】図14に、強誘電体メモリが備えるメモリ
セルの構成と、ビット線読み出し電位に影響を与えるリ
ーク電流の一例を示す。図14(a)は、メモリセルの
回路構成を示し、図14(b)は、同図(a)に示すメ
モリセルの断面構造を模式的に示す。図14(a)およ
び(b)において、トランジスタTrは、ワード線WL
の電位に応じてメモリセルの内部の記憶ノードMとビッ
ト線BLとの間を電気的に接続するためのものであり、
ソースDSが記憶ノードMに接続され、ドレインDDが
ビット線BLに接続され、ゲートGTがワード線WLに
接続されている。強誘電体キャパシタCfは、データを
保持するためのものであり、上部電極TUと強誘電体F
Eと下部電極TLから構成され、上部電極TUは記憶ノ
ードM(トランジスタTrのソースDS)に接続され、
下部電極TLはプレート線PLに接続される。
【0034】図14(b)に示すように、ビット線読み
出し電位に影響を与えるリーク電流として、隣接配線へ
の層間絶縁膜MLを介した層間リーク電流i1、メモリ
セルトランジスタのゲートGTへのゲート酸化膜リーク
電流i2、サブスレッシュホルド領域でのチャネルリー
ク電流i3、拡散層(ドレインDD)と基板SUBとの
間のジャンクションリーク電流i4、隣接メモリセルの
拡散層へのリーク電流i5等、各種のリーク電流が存在
する。
【0035】このような各種のリーク電流が存在するた
め、フローティング状態にあるビット線読み出し電位が
時間の経過と共に変動し、ビット線読み出し電位の測定
に時間を要すると、上述のリーク電流の影響が無視でき
なくなり、ビット線読み出し電位を精度よく測定するこ
とができなくなる。1回のビット線読み出し電位の測定
に許される時間は、リーク電流の大きさにもよるが(そ
れは、半導体記憶装置のメモリセル構造や製造プロセス
条件に依存する)、概ね1ミリ秒以下というオーダーで
あろう。上述したように、ビット線読み出し電位を精度
よく測定するためには、測定系に起因してビット線に付
加される容量負荷を最小限に抑えると共に、リーク電流
による影響を抑える必要がある。
【0036】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、メモリセルからビット線上に読み出されたアナロ
グ量のデータ信号の電位(ビット線読み出し電位)を精
度良く測定することが可能な半導体記憶装置並びに試験
装置および試験方法を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、以下の構成を有する。すなわち、この発
明の請求項1にかかる半導体記憶装置は、メモリセルが
マトリックス状に配列されてなるメモリセルアレイ(例
えば後述するメモリセルアレイ110に相当する構成要
素)と、前記メモリセルアレイの各行を選択するための
複数のワード線(例えば後述するワード線WL1〜WL
mに相当する構成要素)と、前記メモリセルアレイの各
列に属するメモリセルから出力されるデータ信号を伝達
するための複数のビット線(例えば後述するビット線B
LN1,BLT1,〜,BLNn,BLTnに相当する
構成要素)と、前記ビット線上に現れたデータ信号を増
幅する際の基準となる参照信号を生成する参照信号生成
系(例えば後述するダミーメモリセルDCN1,DCT
1,〜,DCNn,DCTn、およびダミーメモリセル
制御回路183に相当する構成要素)と、前記ビット線
上に現れたデータ信号を前記参照信号と比較して増幅す
るための増幅系(例えば後述するセンスアンプSA1〜
SAn、センスアンプ制御回路181に相当する構成要
素)と、を含んで構成された半導体記憶装置において、
装置外部から指定された電位を前記参照信号の電位とし
て設定する参照電位設定回路系(例えば後述する参照電
位設定回路ブロック150に相当する構成要素)を備え
たことを特徴とする。
【0038】この発明の請求項2にかかる半導体記憶装
置は、前記半導体記憶装置において、前記参照電位設定
回路系は、前記参照信号が現れる配線となる前記メモリ
セルアレイ内のビット線にドレイン端子が接続され、装
置外部から指定された前記電位がソース端子に供給さ
れ、ビット線電位の測定時に活性化される制御信号がゲ
ート端子に供給されたトランジスタ(例えば後述するト
ランジスタT1,T2に相当する構成要素)を備えたこ
とを特徴とする。
【0039】この発明の請求項3にかかる試験装置は、
メモリセルがマトリックス状に配列されてなるメモリセ
ルアレイ(例えば後述するメモリセルアレイ110に相
当する構成要素)と、前記メモリセルアレイの各行を選
択するための複数のワード線(例えば後述するワード線
WL1〜WLmに相当する構成要素)と、前記メモリセ
ルアレイの各列に属するメモリセルから出力されるデー
タ信号を伝達するための複数のビット線(例えば後述す
るビット線BLN1,BLT1,〜,BLNn,BLT
nに相当する構成要素)と、前記ビット線上に現れたデ
ータ信号を増幅する際の基準となる参照信号を生成する
参照信号生成系(例えば後述するダミーメモリセルDC
N1,DCT1,〜,DCNn,DCTn、およびダミ
ーメモリセル制御回路183に相当する構成要素)と、
前記ビット線上に現れたデータ信号を前記参照信号と比
較して増幅するための増幅系(例えば後述するセンスア
ンプSA1〜SAn、センスアンプ制御回路181に相
当する構成要素)と、装置外部から指定された電位を前
記参照信号の電位として設定する参照電位設定回路系
(例えば後述する参照電位設定回路ブロック150に相
当する構成要素)とを含んで構成された半導体記憶装置
を試験するための試験装置において、一方向に変化させ
ながら電源電位と接地電位との間の電位を発生して前記
参照電位設定回路系に与え、前記参照信号の電位を制御
する参照信号制御系(例えば後述する参照電位発生部2
50に相当する構成要素)と、アドレスを発生して前記
半導体記憶装置に与え、前記メモリセルからデータ信号
を読み出すための一連の動作を制御する制御系(例えば
後述する制御信号発生部220、データ発生部230、
アドレス発生部240に相当する構成要素)と、前記増
幅系により増幅されたデータ信号の論理値を判定する判
定系(例えば後述する判定部260に相当する構成要
素)と、前記判定系により判定された論理値が反転する
際の前記参照信号の電位の値を記憶する記憶系(例えば
後述する記憶部270に相当する構成要素)と、前記記
憶系に記憶された前記電位の値を統計処理する統計処理
系(例えば後述する統計処理部280に相当する構成要
素)と、を備えたことを特徴とする。
【0040】この発明の請求項4にかかる半導体記憶装
置は、前記半導体記憶装置において、前記試験装置にか
かる制御系(例えば後述する制御信号発生部220、デ
ータ発生部230、アドレス発生部240に相当する構
成要素)と判定系(例えば後述する判定部260に相当
する構成要素)と記憶系と統計処理系(例えば後述する
記憶部270に相当する構成要素)とにより実現される
機能の全部または一部をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0041】この発明の請求項5にかかる試験方法は、
メモリセルがマトリックス状に配列されてなるメモリセ
ルアレイ(例えば後述するメモリセルアレイ110に相
当する構成要素)と、前記メモリセルアレイの各行を選
択するための複数のワード線(例えば後述するワード線
WL1〜WLmに相当する構成要素)と、前記メモリセ
ルアレイの各列に属するメモリセルから出力されるデー
タ信号を伝達するための複数のビット線(例えば後述す
るビット線BLN1,BLT1,〜,BLNn,BLT
nに相当する構成要素)と、前記ビット線上に現れたデ
ータ信号を増幅する際の基準となる参照信号を生成する
参照信号生成系(例えば後述するダミーメモリセルDC
N1,DCT1,〜,DCNn,DCTn、およびダミ
ーメモリセル制御回路183に相当する構成要素)と、
前記ビット線上に現れたデータ信号を前記参照信号と比
較して増幅するための増幅系(例えば後述するセンスア
ンプSA1〜SAn、センスアンプ制御回路181に相
当する構成要素)と、装置外部から指定された電位を前
記参照信号の電位として設定する参照電位設定回路系
(例えば後述する参照電位設定回路ブロック150に相
当する構成要素)とを含んで構成された半導体記憶装置
を試験するための試験方法において、(a)前記参照電
位設定回路系により前記参照信号の電位を設定するステ
ップ(例えば後述するステップS15に相当する要素)
と、(b)前記メモリセルから前記ビット線上にデータ
信号を読み出すステップ(例えば後述するステップS1
3に相当する要素)と、(c)前記増幅系により比較さ
れる前記参照信号とデータ信号と間の電位の大小関係が
反転する際の前記参照信号の電位を取得するステップ
(例えば後述するステップS14,S16に相当する要
素)と、を含むことを特徴とする。
【0042】この発明の請求項6にかかる半導体記憶装
置は、メモリセルがマトリックス状に配列されてなるメ
モリセルアレイ(例えば後述するメモリセルアレイ11
0に相当する構成要素)と、前記メモリセルアレイの各
行を選択するための複数のワード線(例えば後述するワ
ード線WL1〜WLmに相当する構成要素)と、前記メ
モリセルアレイの各列に属するメモリセルから出力され
るデータ信号を伝達するための複数のビット線(例えば
後述するビット線BLN1,BLT1,〜,BLNn,
BLTnに相当する構成要素)と、前記ビット線上に現
れたデータ信号を増幅するための増幅系(例えば後述す
るセンスアンプSA1〜SAn、センスアンプ制御回路
181に相当する構成要素)と、を含んで構成された半
導体記憶装置において、前記ビット線上に読み出された
データ信号を取り込んで保持する信号保持回路(例えば
後述するデータ信号保持回路ブロック310に相当する
構成要素)を備えたことを特徴とする。
【0043】この発明の請求項7にかかる半導体記憶装
置は、前記半導体記憶装置において、前記信号保持回路
は、サンプルホールド回路(例えば後述するサンプルホ
ールド回路SH1〜SHnに相当する構成要素)からな
ることを特徴とする。
【0044】この発明の請求項8にかかる試験装置は、
メモリセルがマトリックス状に配列されてなるメモリセ
ルアレイ(例えば後述するメモリセルアレイ110に相
当する構成要素)と、前記メモリセルアレイの各行を選
択するための複数のワード線(例えば後述するワード線
WL1〜WLmに相当する構成要素)と、前記メモリセ
ルアレイの各列に属するメモリセルから出力されるデー
タ信号を伝達するための複数のビット線(例えば後述す
るビット線BLN1,BLT1,〜,BLNn,BLT
nに相当する構成要素)と、前記ビット線上に現れたデ
ータ信号を増幅するための増幅系(例えば後述するセン
スアンプSA1〜SAn、センスアンプ制御回路181
に相当する構成要素)と、前記ビット線上の信号を取り
込んで保持する信号保持回路(例えば後述するデータ信
号保持回路ブロック310に相当する構成要素)とを含
んで構成された半導体記憶装置を試験するための試験装
置において、アドレスを発生して前記半導体記憶装置に
与え、前記メモリセルからデータ信号を読み出すための
一連の動作を制御する第1の制御系(例えば後述する制
御信号発生部220に相当する構成要素)と、前記ビッ
ト線上に読み出されたデータ信号を前記信号保持回路に
取り込ませるための制御を行う第2の制御系(例えば後
述する信号保持回路制御部410に相当する構成要素)
と、前記信号保持回路に取り込まれたデータ信号をA/
D変換する変換系(例えば後述するAD変換部420に
相当する構成要素)と、前記データ変換系によりA/D
変換されたデータを記憶する記憶系(例えば後述する記
憶部430に相当する構成要素)と、前記記憶系に記憶
されたデータを統計処理する統計処理系(例えば後述す
る統計処理部440に相当する構成要素)と、を備えた
ことを特徴とする。
【0045】この発明の請求項9にかかる半導体記憶装
置は、前記半導体記憶装置において、前記試験装置にか
かる第1および第2の制御系(例えば後述する制御信号
発生部220、信号保持回路制御部410に相当する構
成要素)と変換系(例えば後述するAD変換部420に
相当する構成要素)と記憶系(例えば後述する記憶部4
30に相当する構成要素)と統計処理系(例えば後述す
る統計処理部440に相当する構成要素)とにより実現
される機能の全部または一部をさらに備えたことを特徴
とする。
【0046】この発明の請求項10にかかる試験方法
は、メモリセルがマトリックス状に配列されてなるメモ
リセルアレイ(例えば後述するメモリセルアレイ110
に相当する構成要素)と、前記メモリセルアレイの各行
を選択するための複数のワード線(例えば後述するワー
ド線WL1〜WLmに相当する構成要素)と、前記メモ
リセルアレイの各列に属するメモリセルから出力される
データ信号を伝達するための複数のビット線(例えば後
述するビット線BLN1,BLT1,〜,BLNn,B
LTnに相当する構成要素)と、前記ビット線上に現れ
たデータ信号を増幅するための増幅系(例えば後述する
センスアンプSA1〜SAn、センスアンプ制御回路1
81に相当する構成要素)と、前記ビット線上の信号を
取り込んで保持する信号保持回路(例えば後述するデー
タ信号保持回路ブロック310に相当する構成要素)と
を含んで構成された半導体記憶装置を試験するための試
験方法において、(a)前記メモリセルから前記ビット
線上にデータ信号を読み出すステップ(例えば後述する
ステップS22に相当する要素)と、(b)前記ビット
線上に読み出されたデータ信号を前記信号保持回路に取
り込むステップ(例えば後述するステップS23に相当
する要素)と、(c)前記信号持回路に取り込まれたデ
ータ信号の電位を外部に読み出すステップ(例えば後述
するステップS24に相当する要素)と、を含むことを
特徴とする。
【0047】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。 <実施の形態1>図1に、本実施の形態1にかかる強誘
電体メモリ100(半導体記憶装置)の全体構成を概略
的に示す。この強誘電体メモリ100であって、前述の
図12に示す従来技術にかかる構成に加え、この実施の
形態1の特徴部をなす参照電位設定回路ブロック150
を備えて構成される。以下、強誘電体メモリを例にとし
て説明を行うが、本発明は強誘電体メモリに限らず、ビ
ット線上にメモリセルからのデータを読み出す方式を採
用する全ての種類の半導体記憶装置に対しても同様に適
用可能である。なお、各図において、前述の図12に示
す要素と共通する要素には同一符号を付し、その説明を
適宜省略する。
【0048】図1に示すように、m行n列のメモリセル
アレイ110に隣接するように、参照電位設定回路ブロ
ック150が配置される。この参照電位設定回路ブロッ
ク150は、装置外部から指定された電位を、ビット線
上に現れたデータ信号を増幅する際の基準となる参照信
号の電位として設定するものであり、メモリセルアレイ
110内のビット線上にメモリセルから読み出されるデ
ータ信号の電位を測定するための補助手段を構成する。
【0049】メモリセルアレイ110には、行デコーダ
120、列デコーダ130、センス系回路ブロック14
0が付随している。このセンス系回路ブロック140
は、前述の図12に示すセンスアンプSA1〜SAn、
ビット線プリチャージ回路PBL1〜PBLn、ダミー
メモリセルDCN1,DCT1,〜,DCNn,DCT
nを含む回路ブロックである。センス系制御回路180
は、図12に示すセンスアンプ制御回路181、ビット
線プリチャージ制御回路182、ダミーメモリセル制御
回路183を含む回路ブロックである。
【0050】入出力バッファ回路190は、装置外部か
らデータDIN(書き込みデータ)を入力するためのデ
ータ入力バッファ回路(図示なし)と、装置外部にデー
タDOUT(読み出しデータ)を出力するためのデータ
出力バッファ回路(図示なし)とからなり、この半導体
記憶装置100と外部との間のデータのやりとりを担う
ものである。制御回路170は、装置外部から入力され
る各種の制御信号CNTMEMを受けて、アドレスプリ
デコーダ160、センス系制御回路180、入出力バッ
ファ回路190など、装置内部の動作を制御するもので
ある。
【0051】次に、この実施の形態1の特徴部である参
照電位設定回路ブロック150について詳細に説明す
る。参照電位設定回路ブロック150は、ビット線読み
出し電位の測定時に装置外部から入力されるビット線読
み出し電位測定用の制御信号群CNTVBLに基づき、
ビット線BLNkまたはビット線BLTkの何れかに現
れる参照信号の電位(参照電位)設定するものである。
【0052】図2に、メモリセルアレイ110上の各ビ
ット線と参照電位設定回路ブロック150との接続関係
を示す。図2において、参照電位設定回路ブロック15
0は、参照電位設定回路VSET1〜VSETnから構
成され、この参照電位設定回路は、互いに対をなすビッ
ト線ごとに設けられる。参照電位設定回路VSET1〜
VSETnには、装置外部から入力される制御信号群C
NTVBLとして、参照電位を設定すべきビット線を選
択するための選択制御信号SELと、装置外部から指定
された電位VREFが与えられる。選択制御信号SEL
および指定参照電位VREFは、例えば、この強誘電体
メモリのチップ上に形成されたパッド電極を介して装置
外部から参照電位設定回路に印加される。または、パッ
ケージの未使用ピン(NCピン)を利用してもよい。な
お、以下の説明において、装置外部から指定された電位
VREFを「指定参照電位VREF」と称し、ビット線
上に現れる参照信号の電位をVBLREFと称す。
【0053】図3に、参照電位設定回路VSETkの構
成例を示す。同図に示すように、この参照電位設定回路
VSETkは、参照信号が現れる配線であるビット線B
LNk,BLTkにドレイン端子が接続され、装置外部
から指定された指定参照電位VREFがソース端子に供
給され、ビット線電位(ビット線読み出し電位)の測定
時に活性化される選択制御信号SELNk,SELTk
(選択制御信号SEL)がゲート端子にそれぞれ供給さ
れたトランジスタT1,T2を備えて構成される。すな
わち、トランジスタT1の電流経路の一端側はビット線
BLNkに接続され、そのゲート端子にはビット線BL
Nkを選択するための選択制御信号SELNkが与えら
れる。また、トランジスタT2の電流経路の一端側はビ
ット線BLTkに接続され、そのゲート端子にはビット
線BLTkを選択するための選択制御信号SELTkが
与えられる。これらトランジスタT1,T2の電流経路
の他端には、指定参照電位VREFが共通に与えられ
る。なお、これらトランジスタT1,T2はいわゆるト
ランスファゲートとして機能するものであり、それらの
ソースとドレインは必ずしも一義的に特定されない。
【0054】以下、図5に示すフローチャートに沿っ
て、この実施の形態1にかかる強誘電体メモリ100の
動作について、ビット線読み出し電位を測定する場合を
例として図4に示すタイミングチャートを参照しながら
説明する。ここで、図4は、図2に示す回路構成におい
て、ビット線読み出し電位を測定する際の各部の信号の
タイミングチャートであり、図5は、ビット線読み出し
電位を測定する動作の流れを示すフローチャートであ
る。なお、この実施の形態1では、図2に示すメモリセ
ルアレイ110を構成する全メモリセルについてビット
線読み出し電位を測定するものとする。
【0055】ステップS10:まず、図示しない外部の
試験装置により被試験対象の強誘電体メモリ100に対
してアドレス信号Aiを設定し、最初のメモリセルMC
11を選択する。 ステップS11:続いて、外部の試験装置により、指定
参照電位VREFの初期値として電位VREF0(例え
ば接地電位;0V)を設定する。この指定参照電位VR
EF0は、図3に示す参照電位設定回路VSET1〜V
SETnにより、ビット線BLT1〜BLTnに印加さ
れる。具体的には、ビット線BLN1〜BLNnに接続
されたメモリセルが選択される場合、選択制御信号SE
LTをハイレベルとし、トランジスタT2を導通させて
ビット線BLT1〜BLTnに指定参照電位VREFを
印加する。この結果、メモリセルMC11が接続される
ビット線BLN1と対をなすビット線BLT1上の参照
電位VBLREFが指定参照電位VREF0に設定され
る。外部の試験装置は、指定参照電位VREFとして、
一方向に変化させながら接地電位と電源電位との間の電
位を発生し、これを参照電位設定回路VSET1〜VS
ETnに与える。後述するように、この指定参照電位V
REFは電位ΔVを変化分として増加するが、これに限
定されることなく、任意の電圧に設定してもよい。
【0056】ステップS12:続いて、外部の試験装置
から入出力バッファ回路190に対してデータDIN
(書き込みデータ)を設定し、メモリセルMC11にデ
ータを書き込む。当該強誘電体メモリが2値メモリであ
る場合には、書き込みデータは「0」もしくは「1」で
あり、3値メモリである場合には、書き込みデータは
「0」,「1」,「2」のいずれかである。メモリセル
へのデータの書き込み方法は、従来の強誘電体メモリと
同じ方法でよい。
【0057】ステップS13:続いて、データが書き込
まれたメモリセルMC11からビット線BLN1上に、
データの読み出しを行う。データの読み出し方法も、従
来の強誘電体メモリと同様である。すなわち、図4に示
すように、ビット線プリチャージ信号PBLをロウレベ
ルとした後、メモリセルMC11が接続されたワード線
WL1およびプレート線PL1をそれぞれ選択電位に立
ち上げることによって行う。こうしてビット線BLN1
上に読み出されたデータ信号の電位をビット線読み出し
電位VBLXとする。
【0058】ステップS14:続いて、ビット線BLT
1上の参照電位VBLREFと、ビット線BLN1上の
ビット線読み出し電位VBLXとをセンスアンプSA1
にて差動増幅して大小比較する。 ステップS15:ここで、ステップS14での大小比較
の結果、「ビット線読み電位VBLX>参照電位VBL
REF」の場合(ステップS14:YES)、それまで
の参照電位VBLREFに電位ΔV(>0)を加えて参
照電位VBLREFを増加させ、上述のステップS12
〜S15を繰り返す。ここで、電位ΔVは、ビット線上
の参照電位VBLREFを与える指定参照電位VREF
の変化分であり、センスアンプ感度や測定精度等を考慮
して決定される。
【0059】ステップS16:ビット線読み出し電位V
BLXが接地電位と電源電位との間にあるとすれば、上
述のステップS12〜S15を繰り返すうちに、いつか
は「ビット線読み出し電位VBLX<参照電位VBLR
EF」なる関係が満たされる(参照電位VBLREFの
値が接地電位から始まって電源電位まで徐々に増大する
ため)。ここで、参照電位VBLREFを増加させる過
程において、「ビット線読み出し電位VBLX<参照電
位VBLREF」なる関係が最初に満たされた場合(ス
テップS14:NO)、そのときの参照電位VBLRE
Fの値を取得する。この場合、参照電位VREFとして
指定参照電位VREFが設定されているので、直接的に
は指定参照電位VREFの値が取得される。このときの
指定参照電位VREFの値は、そのときのビット線読み
出し電位VBLXの測定値として取得される。
【0060】ステップS17:続いて、現在選択されて
いるメモリセルが最後のメモリセルか否かを判定する。
いま、最初のメモリセルMC11が選択された状態にあ
るから、最後のメモリセルではない旨の否定的判定がな
される。 ステップS18:上述のステップS17で、否定的判定
がなされると(ステップS17:NO)、次のメモリセ
ルMC21を選択し、このメモリセルMC21に対して
上述のステップS11〜S16の処理を同様に実行す
る。以後、ステップS17において最後のメモリセルで
ある旨の肯定的判定がなされるまで、上述のステップS
11〜S18の一連のループ処理を各メモリセルに対し
て繰り返し実行し、全メモリセルについてビット線読み
出し電位VBLXを測定する。以上の測定動作におい
て、読み出し動作はメモリセルの記憶データの破壊を伴
う動作であるため、記憶データを保持する必要がある場
合には、前述した従来技術にかかるの強誘電体メモリと
同様に、再書き込み動作を行ってもよい。また、記憶デ
ータを維持する必要がない場合には、再書き込み動作を
省略してもよい。
【0061】次に、図4に示すタイミングチャートを参
照して、メモリセルMC11を例とし、ビット線読み出
し電位VBLXの測定原理を詳細に説明する。メモリセ
ルMC11が接続されたビッ線BLN1上のビット線読
み出し電位VBLXは、ビット線BLT1上の参照電位
VBLREFと比較され、これら電位の大小関係に応じ
てセンスアンプSA1により増幅動作が行われる。この
大小関係は、参照電位VBLREFとビット線読み出し
電位VBLXとが理想的には等しい状態を境として反転
する。本実施の形態1は、この現象に着目してビット線
読み出し電位VBLXを測定するもので、参照電位VB
LREFを外部から意図的に操作し、これら電位の大小
関係が反転するときの参照電位VBLREFを観測し
て、ビット線読み出し電位VBLXを間接的に把握す
る。
【0062】以下に具体的に説明する。ビット線上の参
照電位VBLREFは、図3に示す参照電位設定回路V
SETkにより外部から意図的に設定される。具体的に
は、図3において、ビット線BLNkに接続されるメモ
リセルが選択された場合、選択制御信号SELTをハイ
レベルとしてトランジスタT2を導通させ、ビット線B
LTkに指定参照電位VREFを印加する。この結果、
ビット線BLTk上の参照電位VBLREFが指定参照
電位VREFに設定され、このビット線BLTkが意図
した電位に設定される。逆に、ビット線BLTkに接続
されるメモリセルが選択された場合には、選択制御信号
SELNをハイレベルとしてトランジスタT1を導通さ
せ、ビット線BLNkに意図した電位を設定する。
【0063】これらビット線読み出し電位VBLXと参
照電位VBLREFの大小関係は、センスアンプによる
差動増幅の結果から把握される。すなわち、「ビット線
読み出し電位VBLX>参照電位VBLREF」の場
合、図4の上から6段目の波形(ビット線電位VBL)
に示すように、センスアンプ活性化信号SAEがハイレ
ベルになって増幅動作が完了した後では、ビット線BL
T1の電位がロウレベルに、ビット線BLN1の電位が
ハイレベルになる。その後、列選択線YSW1を駆動し
て通常の読み出し動作を行えば、データDOUTの論理
値として、この場合のビット線電位の大小関係(BLT
1/BLN1=ロウレベル/ハイレベル)に応じた論理
値が出力される。
【0064】次に、「ビット線読み出し電位VBLX<
参照電位VBLREF」の場合、図4の上から7段目の
波形に示すように、センスアンプ活性化信号SAE立ち
上がりによりセンスアンプの増幅動作が完了した後で
は、ビット線BLT1の電位がハイレベルに、ビット線
BLN1の電位がロウレベルになる。その後、列選択線
YSW1を駆動して通常の読み出し動作を行えば、デー
タDOUTの論理値として、この場合のビット線電位の
大小関係(BLT1/BLN1=ハイレベル/ロウレベ
ル)に応じた論理値が出力される。このように、「セン
スアンプによる差動増幅動作」とは、ビット線対BLN
kとBLTkとの電位を比較し、大きい方の電位をハイ
レベルに、小さい方の電位をロウレベルにすることであ
る。したがって、この差動増幅動作の結果として外部に
読み出されたデータDOUTの論理値から、ビット線読
み出し電位VBLXと参照電位VBLREFとの大小関
係を把握することができる。
【0065】ここで、ビット線読み出し電位VBLXと
参照電位VBLREFとの大小関係は、これらの電位が
等しくなる場合を境として反転する。逆に言えば、参照
電位VBLREFを意図的に外部から操作し、これら電
位の大小関係が反転するときの参照電位がビット線読み
出し電位として把握される。したがって、参照電位VB
LREFの電位として試験装置により外部から指定され
た指定参照電位VREFと、被試験対象の強誘電体メモ
リから読み出されたデータDOUTの論理値とをモニタ
し、データDOUTの論理値が反転するときの指定参照
電位VREFの値から、ビット線読み出し電位VBLX
の値を間接的に知ることができる。
【0066】上述の例では、参照電位VBLREFの初
期値を接地電位とし、電位ΔV(>0)を単位として参
照電位VBLREFを徐々に増加させたために、最初は
「ビット線読み出し電位VBLX>参照電位VBLRE
F」なる大小関係が満たされている状態から、「ビット
線読み出し電位VBLX<参照電位VBLREF」なる
大小関係が満足される状態に移行する。これとは逆に、
参照電位VBLREFの初期値を電源電位とし、参照電
位VBLREFを徐々に減少させる方法を採ってもよ
い。この場合、最初は「ビット線読み出し電位VBLX
<参照電位VBLREF」なる大小関係が満たされてい
る状態から、「ビット線読み出し電位VBLX>参照電
位VBLREF」なる大小関係が満たされる状態に移行
する。
【0067】なお、これまでの説明では、「ビット線読
み出し電位VBLX=参照電位VBLREF」なる関係
を満たす場合については判定の対象外としていた。その
理由は、センスアンプの差動増幅の出力からこの関係を
把握することはできないためである。すなわち、実際の
強誘電体メモリの回路動作において、仮に、「ビット線
読み出し電位VBLX=参照VBLREF」なる関係が
満たされているとしても、センスアンプにはオフセット
が存在するため、センスアンプは、「ビット線読み出し
電位BLN2/参照電位BLT2」=「ロウレベル/ハ
イレベル」または「ハイレベル/ロウレベル」のどちら
かの状態とみなして増幅動作を行い、データ「0」また
は「1」の何れかを出力する。そのため、差動増幅の結
果であるデータDOUTの論理値から「ビット線読み出
し電位VBLX=参照電位VBLREF」なる関係を把
握することはできない。
【0068】また、センスアンプは、ビット線読み出し
電位と参照電位との間に電位差が存在することを増幅動
作の前提としているため、「ビット線読み出し電位VB
LX=参照電位VBLREF」なる関係そのものを直接
的に検出することはできない。しかしながら、参照電位
の変化分である上述の電位ΔVを細かく設定すれば、事
実上「ビット線読み出し電位VBLX=参照電位VBL
REF」を満たす参照電位VBLREFの値を知ること
ができる。したがって、電位ΔVは、センスアンプのオ
フセットや、必要とされる測定精度を考慮して適切に設
定される。以上が、この実施の形態1にかかる強誘電体
メモリのビット線読み出し電位VBLXを測定する方法
の例である。なお、図3に示した参照電位設定回路VS
ETkは、指定参照電位VREFをビット線BLNk,
BLTkに印加できる役割を果たす他の回路があれば、
それと共有させてもよい。
【0069】次に、上述の強誘電体メモリ100のビッ
ト線読み出し電位を測定する機能を持つ試験装置を説明
する。図6に、この試験装置200の構成例を示す。こ
の試験装置200を用いることにより、メモリテスタ等
の汎用の試験装置を用いることなく、ビット線読み出し
電位を測定することができる。図6において、システム
制御部210は、装置全体の動作を管理制御するもので
ある。制御信号発生部220は、被試験対象の強誘電体
メモリ100の読み出しや書き込みなどの動作を制御す
るための上述の制御信号CNTMEMを発生するもので
ある。
【0070】データ発生部230は、上述の書き込みデ
ータDINを発生すると共にこのデータDINを期待値
データとして発生するものである。アドレス発生部24
0は、アドレスを発生するものである。これら制御信号
発生部220とデータ発生部230とアドレス発生部2
40は、アドレスを発生して被試験対象の強誘電体メモ
リ100に与え、そのメモリセルからデータ信号を読み
出すための一連の動作を制御する制御系を構成する。
【0071】参照電位発生部250は、一方向に変化さ
せながら電源電位と接地電位との間の指定参照電位VR
EFを発生して参照電位設定回路ブロック150に与え
るものであり、この指定参照電位VREFと共に上述の
選択制御信号SELを発生する。判定部260は、セン
スアンプSA1〜SAnにより増幅されたデータ信号の
論理値を判定するものであり、具体的には強誘電体メモ
リ100から外部に出力されたデータDOUTの論理値
を判定し、その判定結果を表すフラグ信号COMPを出
力する。記憶部270は、フラグ信号COMPを参照し
て、データDOUTの論理値が反転する際の参照電位V
BLREFの値(指定参照電位VREF)を記憶するも
のである。統計処理ブロック280は、記憶部270に
記憶された参照電位の値を統計処理し、統計処理結果V
BLMRを出力するものである。
【0072】以下、この試験装置200の動作を簡単に
説明する。制御信号発生部220、データ発生部23
0、アドレス発生部240、参照電位発生部250は、
システム制御部210の制御の下に、上述の制御信号C
NTMEM、書き込みデータDIN、アドレス信号A
i、指定参照電位VREFおよび選択制御信号SELな
どの各信号を発生して強誘電体メモリ100に印加す
る。一方、判定部260は、強誘電体メモリ100から
出力されるデータ出力DOUTの論理値を判定し、その
判定結果を表すフラグ信号COPMを記憶部270に出
力する。このフラグ信号COMPは、データDOUTの
論理値が反転したことを表すためのものである。
【0073】このフラグ信号COMPを参照して、前述
の図5に示すステップS14での判定処理を行う。例え
ば、フラグ信号COMPの論理値が「0」であれば、
「VBLX>VBLREF」なる大小関係が満たされて
いると判定し、フラグ信号COMPの論理値が「1」で
あれば「VBLX<VBLREF」なる大小関係が満た
されていると判定する。そして、「VBLX<VBLR
EF」なる大小関係が最初に満たされたときの指定参照
電位VREFの値を抽出し、そのときのビット線読み出
し電位VBLXを表す情報として記憶部270に蓄え
る。同時に、ビット線読み出し電位の測定を行ったメモ
リセルのアドレスAi、および書き込みデータDIN
も、指定参照電位VREFと対応づけて付帯情報として
記憶部270に蓄える。
【0074】なお、記憶部270がデジタル値しか記憶
できない場合には、抽出された指定参照電位VREFに
適当なA/D変換処理を施してから記憶部270に蓄え
る。この記憶部270に蓄積された情報(すなわちアド
レスAiで指定されるメモリセルのビット線読み出し電
位VBLXなど)は、統計処理部280によって統計処
理が施され、ビット線読み出し電位の測定結果のデータ
ベースとして保管される。
【0075】前述の図2に示す強誘電体メモリ100で
は、ビット線に対し指定参照電位VREFを設定するた
めの参照電位設定回路ブロック150のみがチップ上に
集積化されていた。この参照電位設定回路ブロック15
0に加えて、上述のシステム制御部210、制御信号発
生部220、データ発生部230、アドレス発生部24
0、参照電位発生部250、判定部260、記憶部27
0、および統計処理部280により実現される機能、な
らびに各種配線の全てもしくは一部を強誘電体メモリ1
00上に集積化してもよい。
【0076】上述した実施の形態1によれば、ビット線
読み出し電位の測定のために、該ビット線に大きな容量
負荷もしくは電流負荷を発生させることなく、しかも該
ビット線上にデータを読み出したまま長時間放置するこ
となく短時間でビット線読み出し電位を測定することが
できる。以上で、実施の形態1を説明した。
【0077】<実施の形態2>以下、本発明の実施の形
態2を説明する。図7に、この実施の形態2にかかる強
誘電体メモリ300の構成を示す。この強誘電体メモリ
300は、上述の実施の形態1にかかる図1に示す構成
において、参照電位設定回路ブロック150に代え、ビ
ット線BLNk,BLTk上に読み出されたデータ信号
を制御信号CNTSHに基づき取り込んで保持する信号
保持回路ブロック310を備えて構成される。この信号
保持回路ブロック310は、対をなす2本のビット線ご
とに設けられた複数のサンプルホールド回路から構成さ
れる。
【0078】図8に、このサンプルホールド回路の構成
例を示す。同図(a)に示す構成例は、ビット線BL
(BLNkまたはBLTk)に接続されて制御信号CN
TSWに基づき開閉するアナログスイッチSW10と、
ビット線読み出し電位を蓄えるサンプルキャパシタC1
0と、演算増幅器OP10を主体とするヴォルテージフ
ォロアとから構成されている。スイッチSW10の一端
はビット線BL(BLNk,BLTk)に接続され、他
端は演算増幅器OP10からなるボルテージフォロアの
入力部に接続される。このボルテージフォロアの入力部
と接地との間にサンプルキャパシタC10が接続され
る。演算増幅器OP10の活性状態(動作/待機)は、
制御信号CNTOPAで制御される。制御信号CNTS
Wおよび制御信号CNTOPAは、上述の制御信号CN
TSHとして供給される。
【0079】この図8(a)に示すサンプルホールド回
路を動作させる場合、まず、制御信号CNTSWにより
スイッチSW10を導通状態として、ビット線上のビッ
ト線読み出し電位をC10に蓄える。次にスイッチSW
10を非導通状態とすると共に、制御信号CNTOPA
により演算増幅器OP10を活性化して、アナログ値の
ビット線読み出し電位VBLXを演算増幅器OP10
(ヴォルテージフォロア)から外部に出力する。スイッ
チSW10の開閉のタイミングと演算増幅器OP10の
活性化のタイミングは前後してもよい。なお、演算増幅
器OP10の出力信号は、チップ上に形成されたパッド
電極やパッケージの未使用端子を介して外部に取り出さ
れる。
【0080】このサンプルホールド回路では、サンプル
キャパシタC10の容量値を、ビット線BLの寄生容量
に比べて十分小さくしておくことが重要である(例えば
ビット線の寄生容量の10パーセント以下)。これによ
り、ビット線読み出し電位に対する、サンプルホールド
回路の入力容量の影響を小さくすることができ、測定精
度を向上させることができる。
【0081】ここで、サンプルキャパシタC10を小さ
く制限することによって、サンプルキャパシタC10自
体からのリークが顕在化し、サンプルホールド回路内部
で十分な時間にわたってビット線読み出し電位を保持で
きなくなるという問題や、ヴォルテージフォロア(演算
増幅器OP10)の電流駆動能力が不足するといった問
題が起こる場合もある。このような問題を解消するため
のサンプルホールド回路の構成例を図8(b)に示す。
【0082】図8(b)に示すサンプルホールド回路
は、基本的には、図8(a)に示すサンプルホールド回
路を2段構成にしたものである。すなわち、1段目は、
アナログスイッチSW21、サンプルキャパシタC2
1、および演算増幅器OP21からなるボルテージフォ
ロアから構成される。2段目は、アナログスイッチSW
22、サンプルキャパシタC22、および演算増幅器O
P22からなるボルテージフォロアから構成される。1
段目と2段目の各サンプルホールド回路の構成は、図8
(a)に示すものと同一である。
【0083】ただし、1段目のサンプルホールド回路
は、上述の図8(a)に示すものと同様に構成され、サ
ンプルキャパシタC21は小さな容量値を持つ。また、
2段目のサンプルホールド回路のサンプルキャパシタC
22は大きな容量値を持ち、しかも演算増幅器OP22
は大きな電流駆動能力を備える。これにより、ビット線
から直接見える信号保持回路ブロック310の容量負荷
を小さく抑えつつ、ビット線読み出し信号の電位を保持
する上で必要とされる大きな容量値のサンプルキャパシ
タと、大きな電流駆動能力を有する演算増幅器を搭載す
ることができる。
【0084】第2図に示す強誘電体メモリの構成におい
て1T/1C型動作を行う場合、選択されたメモリセル
からデータ信号が読み出されるビット線は、対をなすビ
ット線BLNk, BLTkの一方だけである。したがっ
て、サンプルホールド回路内のアナログスイッチを、ビ
ット線切り替え用のスイッチと兼ねることで、サンプル
ホールド回路を構成する演算増幅器の数を削減すること
ができる。このようなサンプルホールド回路の構成例を
図9に示す。
【0085】図9において、ビット線BLNkには、ア
ナログスイッチとしてのトランジスタTR1の電流経路
の一端が接続され、ビット線BLTkには、同じくアナ
ログスイッチとしてのトランジスタTR2の電流経路の
一端が接続される。これらトランジスタTR1,TR2
の電流経路の他端は、演算増幅器OP3からなるボルテ
ージフォロアの入力部に共通接続される。この入力部と
接地との間にはサンプルキャパシタC30が接続され
る。トランジスタTR1およびTR2のゲートには制御
信号CNTNおよびCNTTがそれぞれ与えられ、これ
らトランジスタは相補的に導通制御される。演算増幅器
OP30は、制御信号CNTOPAにより活性状態(動
作/待機)が制御される。
【0086】以下、図10に示すフローチャートに沿っ
て、図7に示す強誘電体メモリ300のビット線読み出
し電位を測定する場合を例として、この実施の形態2の
動作を説明する。なお、信号保持回路ブロック310を
なす各サンプルホールド回路の構成は、図8(a)に示
すものとする。 ステップS20:まず、図示しない外部の試験装置によ
り被試験対象の強誘電体メモリ300に対してアドレス
を印加し、最初のメモリセルを選択する。
【0087】ステップS21:続いて、外部の試験装置
から書き込みデータを印加し、メモリセルにデータを書
き込む。当該強誘電体メモリが2値メモリである場合に
は、書き込みデータは「0」もしくは「1」、3値メモ
リである場合には、書き込みデータは「0」,「1」,
「2」のいずれかである。メモリセルへのデータの書き
込み方法は、従来の強誘電体メモリと同じ方法でよい。
【0088】ステップS22:続いて、データが書き込
まれたメモリセルからビット線(BLNkまたはBLT
k)上に、データの読み出しを行う。データの読み出し
方法も、従来の強誘電体メモリと同様である。こうして
ビット線上に読み出されたデータ信号の電位をビット線
読み出し電位VBLXとする。 ステップS23:続いて、ビット線読み出し電位VBL
Xを保持する。具体的には、制御信号CNTSWによ
り、スイッチSW10を導通させ、サンプルホールド回
路内部のサンプルキャパシタC10にビット線読み出し
電位VBLXを保持する。また、制御信号CNTOPA
により演算増幅器OP10を制御し、サンプルキャパシ
タC10に保持されたビット線読み出し電位VBLXに
対応するアナログ量の電位を出力する。以下、このサン
プルホールド回路の出力電位を「ビット線読み出し電位
VBLX(SH)」と記す。
【0089】ステップS24:続いて、ビット線読み出
し電位VBLX(SH)を、外部の試験装置のA/D変
換器等に転送してA/D変換を行い、デジタル量のビッ
ト線読み出し電位を得る。以下、デジタル量に変換され
たビット線読み出し電位を「ビット線読み出し電位VB
LX(D)」と記す。 ステップS25:続いて、現在選択されているメモリセ
ルが最後のメモリセルか否かを判定する。いま、最初の
メモリセルが選択された状態にあるから、最後のメモリ
セルではない旨の否定的判定がなされる。
【0090】ステップS26:上述のステップS25
で、否定的判定がなされると(ステップS25:N
O)、次のメモリセルを選択し、このメモリセルに対し
て上述のステップS21〜S24の処理を同様に実行す
る。その後、ステップS25において最後のメモリセル
である旨の肯定的判定がなされるまで、上述のステップ
S21〜S26の一連のループ処理を各メモリセルに対
して繰り返し実行し、全メモリセルについてビット線読
み出し電位VBLX(D)を得る。以上が、図7に示す
強誘電体メモリ300のビット線読み出し電位を測定す
る方法の例である。
【0091】次に、上述の強誘電体メモリ300のビッ
ト線読み出し電位を測定する機能を持つ試験装置を説明
する。図11に、この試験装置400の構成例を示す。
この試験装置400を用いることにより、メモリテスタ
等の汎用の試験装置を用いることなく、ビット線読み出
し電位を測定することができる。この試験装置400
は、基本的には図6に示す前述の実施の形態1にかかる
試験装置200と同様の構成であるので、図6に示す構
成と異なる要素についてのみ説明する。
【0092】図11において、強誘電体メモリ300
は、この試験装置400の被試験対象の半導体記憶装置
である。この強誘電体メモリ300は、上述したように
信号保持回路ブロック310を搭載しており、アナログ
量のビット線読み出し電位VBLX(SH)を出力す
る。試験装置400は、図6に示す上述の構成におい
て、参照電位発生回路250および判定部260に代
え、信号保持回路制御部410およびAD変換部420
を備えて構成される。
【0093】ここで、信号保持回路制御部410は、ビ
ット線上に読み出されたデータ信号を、強誘電体メモリ
300の信号保持回路ブロック310に取り込ませるた
めの制御を行うものであり、上述の制御信号CNTS
W,CNTOPAを発生する。AD変換部420は、信
号保持回路ブロック310から外部に出力されたビット
線読み出し電位VBLX(SH)をAD変換してデジタ
ル量のビット線読み出し電位VBLX(D)を出力する
ものである。
【0094】以下、この試験装置400の動作を簡単に
説明する。制御信号発生部220、データ発生部23
0、アドレス発生部240、信号保持回路制御部410
は、システム制御部210の制御の下に、上述の制御信
号CNTMEM、書き込みデータDIN、アドレス信号
Ai、および制御信号CNTSW,CNTOPAなどの
各信号を発生して強誘電体メモリ300に印加する。A
D変換部420は、強誘電体メモリ300から出力され
るビット線読み出し電位VBLX(SH)をAD変換し
て、デジタル量のビット線読み出し電位VBLX(D)
を記憶部270に出力する。
【0095】このとき、ビット線読み出し電位の測定を
行ったメモリセルのアドレスAiおよび書き込みデータ
DINも、ビット線読み出し電位VBLX(D)と対応
づけて付帯情報として記憶部270に蓄える。記憶部2
70に蓄積された情報(すなわちアドレスAiで指定さ
れるメモリセルのデータ信号に対するビット線読み出し
電位VBLX(D)など)は、統計処理部280によっ
て統計処理が施され、ビット線読み出し電位の測定結果
のデータベースとして保管される。
【0096】図7に示す強誘電体メモリ300では、ビ
ット線読み出し電位VBLXを保持するための信号保持
回路ブロック310のみがチップ上に集積化されてい
た。これに限定されることなく、信号保持回路ブロック
310に加えて、上述の試験装置400を構成するシス
テム制御部210、制御信号発生部220、データ発生
部230、アドレス発生部240、信号保持可回路制御
部410、AD変換部420、記憶部270、および統
計処理部280により実現される機能、ならびに各種配
線の全てもしくは一部を強誘電体メモリ300上に集積
化してもよい。以上で、本発明の実施の形態2を説明し
た。
【0097】なお、前述の実施の形態1では、メモリセ
ルに書き込まれたデータを読み出すに際し、メモリセル
のデータ保持特性(データリテンション)については特
に考慮しなかったが、簡単な測定ステップの追加により
データ保持特性を測定することが可能となる。例えば、
実施の形態1にかかる図5に示すフローチャートにおい
て、ステップ11とステップS12との間に、ある一定
の時間Tretをおくステップを設ければ、データ保持
時間Tretが経過した後のビット線読み出し電位が測
定されることとなる。従って、この時間Tretが経過
した後のビット線読み出し電位から、メモリセルのデー
タ保持特性を把握することができる。同様に、上述の実
施の形態2にかかる図10に示すフローチャートにおい
て、ステップS21とステップS22との間にある一定
の時間Tretをおくステップを設ければ、データ保持
時間Tretが経過した後のビット線読み出し電位を測
定することができる。
【0098】また、書き込みまたは読み出し動作を、例
えば10のn乗回にわたって繰り返し行った後に、ビッ
ト線読み出し電位の測定を行えば、繰り返し動作に対す
る耐性を測定することができる。このように、データ保
持特性や繰り返し動作の耐性といった半導体記憶装置の
信頼性試験に適用することもでき、半導体記憶装置の高
信頼化にも役立てることができる。
【0099】さらに、上述した実施の形態1および2に
おいて、ビット線読み出し電位の測定を、通常のメモリ
動作と同様の手順によって行うことができる。すなわ
ち、図5および図10に示されるフローチャートから理
解されるように、被試験対象の強誘電体メモリに対して
電気的な入力信号を印加し、その出力信号をモニターす
るだけでよく、メモリテスタ等の既存の装置のみを用い
てビット線読み出し電位の測定を行うことができる。す
なわち、時間のかかる半導体記憶装置の内部節点への探
針を立てる作業が必要なく、また高価なEBテスター等
の装置を用いる必要もない。したがって、ビット線読み
出し電位の測定を低コストで行うことができる。
【0100】さらに、上述の実施の形態1および2によ
れば、第1に、ビット線読み出し電位の測定時にビット
線に付加される測定系の負荷は、トランジスタ1個程
度、もしくはビット線容量に対して十分小さい容量値を
持つサンプルキャパシタのみである。このため、測定系
に起因するビット線の容量負荷の増加は無視できる。第
2に、電流負荷は用いていない。第3に、ビット線上に
データが読み出されている期間は、従来の半導体記憶装
置の動作とほぼ同程度の期間でよい。例えば、上述の実
施の形態1の場合、図13の従来装置の動作タイミング
チャートと、図4の本発明の動作タイミングチャートを
見比べてみれば、データ信号がビット線上に読み出され
ている期間にほとんど差がないことが容易にわかる。上
述の実施の形態2の場合には、ビット線上にデータが読
み出されている期間は、サンプルホールド回路に該ビッ
ト線読み出し電位を転送する時間の分だけでよいため、
これも従来の半導体記憶装置の動作とほぼ同じでよい。
したがって、ビット線のリーク等による読み出し電位の
変動の影響もなく、正確なビット線読み出し電位の測定
が可能となる。
【0101】以上、この発明の一実施の形態を説明した
が、この発明は、この実施の形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、上述の実施の形態1
では、互いに対をなすビット線の一方に参照電位が現れ
る構成を有する強誘電体メモリを例としたが、これに限
定されることなく、メモリセルアレイ外で参照電位を生
成する形式の半導体記憶装置に適用することも可能であ
る。また、上述の実施の形態2では、サンプルホールド
回路によりビット線読み出し電位を保持するものとした
が、これに限定されることなく、例えばソースフォロア
を構成するトランジスタのゲートで各ビット線読み出し
電位を受け、そのソースを外部に引き出すようにしても
よい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下の効果を得ることができる。すなわち、半導体
記憶装置において、装置外部から指定された電位を、ビ
ット線上に現れたデータ信号を増幅する際の基準となる
参照信号の電位として設定する参照電位設定回路系を備
えたので、ビット線上に現れたデータ信号と参照信号と
の大小を比較することにより、データ信号に影響を及ぼ
すことなく、前記データ信号の値を間接的に把握するこ
とが可能となる。従って、メモリセルからビット線上に
読み出されたアナログ量のデータ信号の電位(ビット線
読み出し電位)を精度良く測定することが可能となる。
【0103】 また、半導体記憶装置において、ビット
線上に読み出されたデータ信号を取り込んで保持する信
号保持回路を備えたので、データ信号に与える影響を最
小限に抑えながら、データ信号の電位そのものを直接的
に把握することが可能となる。従って、メモリセルから
ビット線上に読み出されたアナログ量のデータ信号の電
位(ビット線読み出し電位)を精度良く測定することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる強誘電体メモ
リの全体構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる強誘電体メモ
リの詳細構成を概略的に示す回路図である。
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる参照電位設定
回路の構成例を示す回路図である。
【図4】 本発明の実施の形態1にかかる強誘電体メモ
リのビット線読み出し電位の測定原理を説明するための
タイミングチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態1にかかる強誘電体メモ
リの動作(ビット線読み出し電位の測定動作)の流れを
示すフローチャトである。
【図6】 本発明の実施の形態1にかかる試験装置の構
成例を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態2にかかる強誘電体メモ
リの全体構成を概略的に示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態2にかかるサンプルホー
ルド回路の構成例(1本のビット線ごとに配置する場
合)を示す回路図である。
【図9】 本発明の実施の形態2にかかるサンプルホー
ルド回路の構成例(対をなすビット線ごとに配置する場
合)を示す回路図である。
【図10】 本発明の実施の形態2にかかる強誘電体メ
モリの動作(ビット線読み出し電位の測定動作)の流れ
を示すフローチャトである。
【図11】 本発明の実施の形態2にかかる試験装置の
構成例を示すブロック図である。
【図12】 従来の強誘電体メモリの構成例を示す回路
図である。
【図13】 従来の強誘電体メモリの動作を説明するた
めのイミングチャートである。
【図14】 従来の強誘電体メモリが抱える問題を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
100:強誘電体メモリ(半導体記憶装置) 110:メモリセルアレイ 120:行デコーダ(プレートデコーダを含む) 130:列デコーダ 140:センス系回路ブロック 150:参照電位設定回路ブロック 160:アドレスプリデコーダ 170:制御回路(装置全体の制御回路) 180:センス系制御回路 181:センスアンプ制御回路 182:ビット線プリチャージ制御回路 183:ダミーメモリセル制御回路 190:入出力バッファ回路 200:試験装置 210:システム制御部 220:制御信号発生部 230:データ発生部 240:アドレス発生部 250:参照電位発生部 260:判定部 270:記憶部 280:統計処理部 300:強誘電体メモリ(半導体記憶装置) 310:信号保持回路ブロック 400:強誘電体メモリ(半導体記憶装置) 410:信号保持回路制御部 420:AD変換部 Ai:アドレス信号 BLN1〜BLNn,BLT1〜BLTn:ビット線 C10,C21,C22,C30:サンプルキャパシタ CNTMEM:制御信号(装置全体用) CNTREF:制御信号(参照電位設定回路用) CNTSW:制御信号(アナログスイッチ用) CNTT,CNTN:制御信号(トランジスタ用) CNTOPA:制御信号(演算増幅器用) COMP:フラグ信号(ビット線読み出し電位測定用) DCN1〜DCNn,DCT1〜DCTn:ダミーメモ
リセル DWLN,DWLT:ダミーワード線 DB:データ線 DIN:データ(書き込みデータ) DOUT:データ(読み出しデータ) MC,MC11〜MCmn:メモリセル OP10,OP21,OP22,OP30:演算増幅器 PBL:ビット線プリチャージ信号 PBL1〜PBLn:ビット線プリチャージ回路 PL1〜PLm:プレート線 S10〜S18,S20〜S26:ステップ SA1〜SAn:センスアンプ SAE:センスアンプ活性化信号 SEL,SELN,SELT:選択制御信号 SH1〜SHn:サンプルホールド回路 SW10,SW21,SW22:アナログスイッチ T1,T2,TR1,TR2:トランジスタ VBLX:ビット線読み出し電位 VBLX(SH):ビット線読み出し電位(アナログ
量) VBLX(D):ビット線読み出し電位(デジタル量) VREF:指定参照電位 VBLREF:参照電位 VSET1〜VSETn:参照電位設定回路 WL1〜WLm:ワード線 XPa:行アドレスプリデコード信号 YST1〜YSTn:列選択トランスファゲート YSW1〜YSWn:列選択線 YPb:列アドレスプリデコード信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 29/00 671 G11C 11/34 371A Fターム(参考) 2G032 AA07 AC03 AE08 AE10 AE11 5B018 GA03 LA03 NA03 NA10 QA13 RA11 5B024 AA15 BA09 BA27 BA29 CA07 CA15 CA27 EA01 EA03 5L106 AA01 DD22 DD24 EE02 FF05 9A001 JJ45 KK54 LL05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルがマトリックス状に配列され
    てなるメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイの各行を選択するための複数のワ
    ード線と、 前記メモリセルアレイの各列に属するメモリセルから出
    力されるデータ信号を伝達するための複数のビット線
    と、 前記ビット線上に現れたデータ信号を増幅する際の基準
    となる参照信号を生成する参照信号生成系と、 前記ビット線上に現れたデータ信号を前記参照信号と比
    較して増幅するための増幅系と、 を含んで構成された半導体記憶装置において、 装置外部から指定された電位を前記参照信号の電位とし
    て設定する参照電位設定回路系を備えたことを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記参照電位設定回路系は、 前記参照信号が現れる配線となる前記メモリセルアレイ
    内のビット線にドレイン端子が接続され、装置外部から
    指定された前記電位がソース端子に供給され、ビット線
    電位の測定時に活性化される制御信号がゲート端子に供
    給されたトランジスタを備えたことを特徴とする請求項
    1に記載された半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 メモリセルがマトリックス状に配列され
    てなるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの各
    行を選択するための複数のワード線と、前記メモリセル
    アレイの各列に属するメモリセルから出力されるデータ
    信号を伝達するための複数のビット線と、前記ビット線
    上に現れたデータ信号を増幅する際の基準となる参照信
    号を生成する参照信号生成系と、前記ビット線上に現れ
    たデータ信号を前記参照信号と比較して増幅するための
    増幅系と、装置外部から指定された電位を前記参照信号
    の電位として設定する参照電位設定回路系とを含んで構
    成された半導体記憶装置を試験するための試験装置にお
    いて、 一方向に変化させながら電源電位と接地電位との間の電
    位を発生して前記参照電位設定回路系に与え、前記参照
    信号の電位を制御する参照信号制御系と、 アドレスを発生して前記半導体記憶装置に与え、前記メ
    モリセルからデータ信号を読み出すための一連の動作を
    制御する制御系と、 前記増幅系により増幅されたデータ信号の論理値を判定
    する判定系と、 前記判定系により判定された論理値が反転する際の前記
    参照信号の電位の値を記憶する記憶系と、 前記記憶系に記憶された前記電位の値を統計処理する統
    計処理系と、 を備えたことを特徴とする試験装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された制御系と判定系と
    記憶系と統計処理系とにより実現される機能の全部また
    は一部をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし
    3の何れかに記載された半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 メモリセルがマトリックス状に配列され
    てなるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの各
    行を選択するための複数のワード線と、前記メモリセル
    アレイの各列に属するメモリセルから出力されるデータ
    信号を伝達するための複数のビット線と、前記ビット線
    上に現れたデータ信号を増幅する際の基準となる参照信
    号を生成する参照信号生成系と、前記ビット線上に現れ
    たデータ信号を前記参照信号と比較して増幅するための
    増幅系と、装置外部から指定された電位を前記参照信号
    の電位として設定する参照電位設定回路系とを含んで構
    成された半導体記憶装置を試験するための試験方法にお
    いて、 (a)前記参照電位設定回路系により前記参照信号の電
    位を設定するステップと、 (b)前記メモリセルから前記ビット線上にデータ信号
    を読み出すステップと、 (c)前記増幅系により比較される前記参照信号とデー
    タ信号と間の電位の大小関係を比較して該大小関係が反
    転する際の前記参照信号の電位を取得するステップと、 を含むことを特徴とする試験方法。
  6. 【請求項6】 メモリセルがマトリックス状に配列され
    てなるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの各
    行を選択するための複数のワード線と、前記メモリセル
    アレイの各列に属するメモリセルから出力されるデータ
    信号を伝達するための複数のビット線と、前記ビット線
    上に現れたデータ信号を増幅するための増幅系と、を含
    んで構成された半導体記憶装置において、 前記ビット線上に読み出されたデータ信号を取り込んで
    保持する信号保持回路を備えたことを特徴とする半導体
    記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記信号保持回路は、サンプルホールド
    回路からなることを特徴とする請求項6に記載された半
    導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 メモリセルがマトリックス状に配列され
    てなるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの各
    行を選択するための複数のワード線と、前記メモリセル
    アレイの各列に属するメモリセルから出力されるデータ
    信号を伝達するための複数のビット線と、前記ビット線
    上に現れたデータ信号を増幅するための増幅系と、前記
    ビット線上の信号を取り込んで保持する信号保持回路と
    を含んで構成された半導体記憶装置を試験するための試
    験装置において、 アドレスを発生して前記半導体記憶装置に与え、前記メ
    モリセルからデータ信号を読み出すための一連の動作を
    制御する第1の制御系と、 前記ビット線上に読み出されたデータ信号を前記信号保
    持回路に取り込ませるための制御を行う第2の制御系
    と、 前記信号保持回路に取り込まれたデータ信号をA/D変
    換する変換系と、 前記データ変換系によりA/D変換されたデータを記憶
    する記憶系と、 前記記憶系に記憶されたデータを統計処理する統計処理
    系と、 を備えたことを特徴とする試験装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された第1および第2の
    制御系と変換系と記憶系と統計処理系とにより実現され
    る機能の全部または一部をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項6または7の何れかに記載された半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 メモリセルがマトリックス状に配列さ
    れてなるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの
    各行を選択するための複数のワード線と、前記メモリセ
    ルアレイの各列に属するメモリセルから出力されるデー
    タ信号を伝達するための複数のビット線と、前記ビット
    線上に現れたデータ信号を増幅するための増幅系と、前
    記ビット線上の信号を取り込んで保持する信号保持回路
    とを含んで構成された半導体記憶装置を試験するための
    試験装置において、 (a)前記メモリセルから前記ビット線上にデータ信号
    を読み出すステップと、 (b)前記ビット線上に読み出されたデータ信号を前記
    信号保持回路に取り込むステップと、 (c)前記信号保持回路に取り込まれたデータ信号の電
    位を外部に読み出すステップと、 を含むことを特徴とする試験方法。
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