JPH06176585A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH06176585A
JPH06176585A JP32684892A JP32684892A JPH06176585A JP H06176585 A JPH06176585 A JP H06176585A JP 32684892 A JP32684892 A JP 32684892A JP 32684892 A JP32684892 A JP 32684892A JP H06176585 A JPH06176585 A JP H06176585A
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semiconductor memory
memory device
transistor
data
memory cell
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JP32684892A
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Shinsuke Kumakura
眞輔 熊倉
Kazuki Ogawa
和樹 小川
Takao Akaogi
隆男 赤荻
Tetsuya Senda
哲也 千田
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装
置に関し、読み出し時における非選択のメモリセルかか
るストレスを最小にすることを目的とする。 【構成】 複数のワード線と、複数のビット線8, 8'
と、該各ワード線および該各ビット線の交差個所にそれ
ぞれ設けられ、工程或いは電気的に外部から閾値電圧を
制御できるMISトランジスタで構成された複数のメモ
リセル6, 6';7, 7' と、選択されたワード線および
ビット線の交点に位置するメモリセルに保持されたデー
タを検出して出力する差動型センスアンプ4とを具備す
る半導体記憶装置であって、前記ビット線をバイアスす
るロードトランジスタ1, 1' のゲートに対して該ビッ
ト線を読み出すのに必要最小限のパルス幅を有する制御
パルス信号ATDXを供給し、該ロードトランジスタの
スイッチングを当該制御パルス信号により制御し、読み
出し時に選択されたビット線に接続されているドレイン
を共有する他の非選択のメモリセルのドレイン端にかか
るストレス時間を短縮するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特に、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置に
関する。従来、紫外線による消去可能で電気的に書き込
み可能な不揮発性半導体記憶装置としてEPROMが使
用されており、また、近年、電気的に書き換え可能な不
揮発性半導体記憶装置としてフラッシュメモリが注目さ
れている。これらの不揮発性半導体記憶装置のセンスア
ンプにおいて、保持しているデータを読み出す際にかか
るメモリセルのストレスにより該メモリセルに書かれて
いるデータが経時変化(経年変化)により変動を起こす
可能性がある。そこで、メモリセルのデータを読み出す
際には、他の同一ビット線に接続されている非選択のメ
モリセルにかかるストレスを最小限に抑えることが要望
されている。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の半導体記憶装置に使用す
るメモリセルの構造を示す図であり、EPROMのセル
トランジスタの構造を示すものである。同図に示される
ように、セルトランジスタは、フローティングゲートを
有するMISトランジスタとして構成され、書き込み時
にはコントロールゲートにVg =Vpp(高電位電圧:例
えば、12ボルト)、ドレインにVd =〜6ボルトを与
え、フローティングゲートにドレイン端子から電子を注
入する。また、読み出し時にはVg =Vcc(電源電圧:
例えば、5ボルト)、Vd =〜1ボルトを与え、セルト
ランジスタが電流を流すか否かでデータ“1”またはデ
ータ“0”を判定する。ここで、ドレイン電圧Vd =〜
1ボルトは、読み出し動作中に、不要にフローティング
ゲートに電子が注入されないようにするために必要な電
圧として設定されている。尚、今後セルトランジスタの
微細化が進むにつれて、読み出し時のドレイン電圧は、
さらに低下させる必要がある。
【0003】図17は本発明の半導体記憶装置の第1の
形態に対応した従来の半導体記憶装置の一例を示す回路
図であり、フラッシュメモリにおける差動増幅型センス
アンプの一例を示している。図17において、参照符号
1, 1' はセンスアンプのロード抵抗、2および3はビ
ット線8, 8' および8" の電圧レベルを〜1ボルト程
度にするためのインバータおよびNチャネル型トランジ
スタ、4はセンスアンプ(S/A) 、5, 5',5" はビット
線を選択するためのNチャネル型トランジスタ、6,
6' および6"はデータを記憶しているメモリセルおよ
び該メモリセルとデータを比較するためのリファレンス
セルを示している。また、参照符号7, 7' も6, 6'
と同様なフローティングゲートを有するMISトランジ
スタで構成されたメモリセルを示し、これら複数のメモ
リセルによりメモリセルアレイが構成されている。
【0004】図17に示す従来例の半導体記憶装置(フ
ラッシュメモリ)において、通常、電源Vccからロード
抵抗1および1' を介した電圧がインバータ2および
2' を通してNチャネル型トランジスタ3および3' の
ゲートに入力されることによって、ビット線8, 8' お
よび8" のレベルは〜1ボルト程度にクランプされてい
る。ここで、例えば、メモリセル6のデータを読み出そ
うとした場合、コラムゲートY0 を高レベル“H”にし
てNチャネル型トランジスタ5をオンにして、続いてロ
ウゲートX0 を高レベル“H”にしてメモリセル6を選
択するようになっている。
【0005】この時、メモリセル(リアルセル)6のデ
ータが“0”のときは、ビット線のレベルはそのままの
〜1ボルト程度に保持される。一方、リファレンスセル
6"側については、リアルセル側と同様に、インバータ
2',Nチャネル型トランジスタ3' によって、ビット線
8" のレベルは〜1ボルト程度になっているが、リアル
セル側のビット線8, 8' のレベルよりも若干低めに設
定されているため、ノードN2 がノードN1 よりも下が
り、センスアンプ4はデータ“0”と判断する。
【0006】逆に、リアルセル6のデータが“1”のと
きは、コラムゲートY0 を高レベル“H”にしてNチャ
ネル型トランジスタ5をオンにして、続いてロウゲート
0を高レベル“H”にした時点でビット線8' のレベ
ルは0ボルトまで引き抜かれる。このため、ノードN1
が低下してノードN2 よりも下がるため、センスアンプ
4はデータ“1”と判断する。このとき、同一ビット線
8, 8' に接続されるメモリセル7, 7' のドレイン端
には、ストレスとなる電圧が印加され続けることにな
る。
【0007】図18は本発明の半導体記憶装置の第2の
形態に対応した従来の半導体記憶装置の一例を示す回路
図である。同図において、参照符号111 はロウアドレス
バッファ,112はロウアドレスデコーダ(ロウデコーダ),
113 はコラムアドレスバッファ, そして,114はコラムア
ドレスデコーダ(コラムデコーダ)を示している。図1
8において、コラムデコーダ114 およびロウデコーダ11
2 により、ビット線BLおよびワード線WLの内のそれ
ぞれ1本を選択し、Pチャネル型MISトランジスタT
11,T12およびNチャネル型MISトランジスタT13,
14で構成されるデータ判定回路にセルトランジスタM
1 〜MC4 を接続するようになっている。ここで、ト
ランジスタT11,T12およびT14は、ビット線BLを定
電圧にするためのバイアス回路を構成している。ここ
で、トランジスタT13およびT 14の接続個所(ノードN
10) からインバータINV を介して読み出しデータが出力
されるようになっている。
【0008】図19は図18の半導体記憶装置の要部を
示す回路図であり、図20は図19に示す回路の特性曲
線を示す図である。上述した図18におけるデータ判定
回路は、図19(a) に示されるトランジスタT11および
12で構成される部分と、図19(b) に示されるトラン
ジスタT13およびT14で構成される部分とに分解され
る。また、図20には、図19(a) に示す回路の特性曲
線(I) および図19(b)に示す回路の特性曲線(II)が示
されている。
【0009】図20に示されるように、バスライン電圧
(ノードN12の電圧)は、図19(a) に示す回路の特性
曲線(I) と図19(b) に示す回路の特性曲線(II)との交
点によって与えられ、バスライン電圧はVB1となる。こ
こで、図20において、特性曲線(I')は図19(a) に示
す回路においてトランジスタT12の閾値が低くなったと
きの特性曲線(I) に対応するものであり、このときのバ
スライン電圧はVB1→VB2へ変化することがわかる。
【0010】図20において、トランジスタT13は、セ
ルトランジスタに格納されたデータを判別するための負
荷素子であり選択されたセルトランジスタのドレイン電
流がこの負荷素子の電流供給より大きければ、ノードN
10は低レベル“L”を出力し、そうでなければ高レベル
“H”を出力する。通常、トランジスタT12の閾値電圧
は〜0.6ボルト程度が良く使用され、この電圧は、バス
ライン電圧を〜1ボルトに設定するのに偶然にも都合が
良い。近年、セルトランジスタは、ますます微細化が進
み、読み出し時の読み出し電圧も低下させなければなら
ない方向にある。
【0011】ところで、半導体記憶装置の代表的なデバ
イスとして、例えば、EPROMが広く知られている
が、このEPROMは不揮発性というその性質上、情報
を記憶したら電源が切れてもデータを保持していなけれ
ばならない。しかしながら、EPROMの情報の記憶方
法は、情報を記憶するメモリ・セル・トランジスタのフ
ローティング・ゲートに電子を注入することにより選択
的に行い、そのメモリ・セル・トランジスタが電流を流
すか(データ“1”),或いは, 流さないか(データ
“0”)により、各メモリ・セル・トランジスタに記憶
されたデータを読み出すようになっている。そのため、
例えば、欠陥等によりメモリ・セル・トランジスタのフ
ローティング・ゲートから電子が抜けてしまった場合、
データ保持が困難になるか、或いは、データ保持そのも
のができなくなる。
【0012】また、セルの酸化膜などに欠陥がなくて
も、プロセスのゆらぎにより酸化膜質にはばらつきがで
きるため、良品であっても経年変化に伴い徐々にではあ
るがセルのフローティング・ゲートから電子が抜けてい
く場合がある。電子の抜け具合は欠陥の種類や度合いに
よって様々だが、これらの欠陥は温度加速試験によって
スクリーニングすることができ、従来から製品出荷前に
は予め不良品を排除するようになっている。
【0013】しかし、スクリーニングは、温度加速試験
後に動作確認をすることで不良品を排除するが、近年の
大容量化に伴って動作試験等による確認では試験に要す
る時間および工程がかかり、製品のコストに反映して価
格を押し上げることになってしまう。図21は本発明の
半導体記憶装置の第3の形態に対応した従来の半導体記
憶装置の一例を示すブロック図(通常時)であり、図2
2は図21に示す半導体記憶装置の一例を示す回路図
(通常時)である。また、図23は本発明の半導体記憶
装置の第3の形態に対応した従来の半導体記憶装置の一
例を示すブロック図(高電圧印加時)であり、図24は
図23に示す半導体記憶装置の一例を示す回路図(高電
圧印加時)である。
【0014】図21〜図24に示されるように、例え
ば、EPROMは、ロウ側のアドレスが供給されるロウ
アドレス入力22(Y1 〜Yn ),コラム側のアドレスが供
給されるコラムアドレス入力23(X1 〜Xm ),ロウアド
レスバッファ11, ロウデコーダ12, ロウ側の高電圧検出
回路24, コラムアドレスバッファ13, コラムデコーダ1
4, コラム側の高電圧検出回路25, メモリセルアレイ16,
センスアンプ20, および, 出力回路21を備えている。
ここで、図21および図23においては、ロウアドレス
バッファ11およびコラムアドレスバッファ13は、ロウデ
コーダ12およびコラムデコーダ14に含めて描かれてい
る。また、図22および図24に示されるように、ロウ
側の高電圧検出回路24はロウアドレス入力の所定の入力
端子Y1 に接続され、同様に、コラム側の高電圧検出回
路24はコラムアドレス入力の所定の入力端子Xm に接続
されている。
【0015】まず、図21および図22に示されるよう
に、通常時において、ロウ側およびコラム側のアドレス
入力は、全てTTLレベル或いはCMOSレベルの信号
とされいる。そして、ロウ側のアドレス信号は、ロウア
ドレスバッファ11およびロウデコーダ12を介してメモリ
セルアレイ16に供給され、該メモリセルアレイ16におけ
るロウアドレス信号に対応した所定のワード線を選択す
るようになっている。一方、コラム側のアドレス信号
は、コラムアドレスバッファ13およびコラムデコーダ12
を介してメモリセルアレイ16に供給され、該メモリセル
アレイ16におけるコラムアドレス信号に対応した所定の
ビット線を選択するようになっている。これにより、例
えば、半導体記憶装置に供給されたロウアドレスおよび
コラムアドレスに対応したメモリセルが選択され、該メ
モリセルの内容がセンスアンプ20および出力回路21を介
して出力されるようになっている。
【0016】次に、図23および図24に示されるよう
に、例えば、ロウ側のアドレス信号が供給される端子の
所定のもの(Y1)に対して、通常の電圧レベル(TTL
レベルまたはCMOSレベル)よりも高い高電圧VHH(例
えば、+12ボルト程度)を印加すると、ロウ側の高電
圧検出回路24は該高電圧を検出して、特別モードを立ち
上げる。同様に、コラム側のアドレス信号が供給される
端子の所定のもの(X m ) に対して、通常の電圧レベル
よりも高い高電圧を印加すると、コラム側の高電圧検出
回路25は該高電圧を検出して、特別モードを立ち上げ
る。ここで、上記した所定の端子は多重選択端子と呼ば
れており、該多重選択端子は、例えば、確実な試験や効
率的な試験を実施するために利用されている。
【0017】具体的に、ロウ側の多重選択端子Y1 およ
びコラム側の多重選択端子Xm に対してそれぞれ高電圧
VHH を印加すると、ロウ側の高電圧検出回路24が多重選
択端子Y1 の高電圧VHH を検出して全てのワード線を高
レベル“H”とし、また、コラム側の高電圧検出回路25
が多重選択端子Xm の高電圧VHH を検出してまた、コラ
例えば、全てのワード線を高レベル“H”として全ての
コラムゲートを選択(全てのビット線を選択)するよう
になっている。これにより、メモリセルアレイ16におけ
る全てのメモリセルを選択するようになっている。
【0018】図25は本発明の半導体記憶装置の第3の
形態に対応した従来の半導体記憶装置における試験処理
の一例を示すフローチャートである。図25に示される
ように、従来の試験処理(スクリーニング)は、まず、
ステップS11において、全てのビット(メモリセル)に
対してデータ“0”を通常の書き込み方法で書き込み、
ステップS12に進んで、電源電圧(Vcc) を規格値より
も高い値とし、全てのメモリセルをアクセスして(全ビ
ットアクセスを行って)データを読み出すVccのハイマ
ージンチェックを実施する。さらに、ステップS13に進
んで、高温放置を行う。この高温放置は、各メモリセル
に対して高温によるストレスを与え、書き込まれたデー
タの経年変化を温度加速するものである。
【0019】ステップS13における高温放置(温度加
速)が終了した後、ステップS14に進んで、ステップS
12と同様に、電源電圧を規格値よりも高い値とし、全て
のメモリセルをアクセスしてデータを読み出すVccのハ
イマージンチェックを再度実施する。そして、ステップ
15に進んで、ステップS12における測定データとステ
ップS14における測定データとを比較して、両者が一致
すれば、試験(スクリーニング)をパスしたとして、次
の試験が実施され、或いは、製品として出荷される。ま
た、ステップS15において、ステップS12における測定
データとステップS14における測定データとが一致しな
いと判定されれば、不良(フェイル)として廃棄され
る。
【0020】このように、従来の半導体記憶装置の試験
(スクリーニング)は、ステップS 12およびS14におい
て、全てのメモリセル(全ビット)をアクセスし、その
データをステップS15において比較することによって実
施されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】図17を参照して説明
したように、従来の半導体記憶装置(フラッシュメモ
リ)においては、或るメモリセルのデータを読み出そう
としたとき、選択されたビット線に接続されている他の
メモリセル(MISトランジスタ)のドレイン端にも読
み出し動作をしている間中、ストレスとなる電圧が印加
され続けるような構造となっていた。
【0022】本発明の第1の形態は、読み出し時におけ
る非選択のメモリセルにかかるストレスを最小にするこ
とを目的とする。図19および図20から明らかなよう
に、読み出し時のドレイン電圧を低下させるには、トラ
ンジスタT12として閾値電圧の低いトランジスタ(特性
曲線(I')を参照)を使用すれば容易に実現可能である
が、単に、低閾値電圧のトランジスタをプロセス的に作
り込むのでは、工程増となり製造コストアップにつなが
ってしまう。
【0023】本発明の第2の形態は、工程増および製造
コストの上昇を招くことなく、読み出し時のドレイン電
圧を低下させることを目的とする。図25を参照して説
明したように、従来の半導体記憶装置における試験(ス
クリーニング)は、ステップS13の高温放置(温度加
速)の前後におけるステップS12およびS14のハイマー
ジンチェックの測定データを比較することによって行わ
れている。そのため、例えば、EPROMにおいては、
近年益々大容量化の傾向にあり、スクリーニング(試
験)に要する時間および工程がかかり、製品のコストに
反映して価格を押し上げることになってしまう。
【0024】本発明の第3の形態は、半導体記憶装置の
試験を少ない工程および短時間で実施することを目的と
する。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る半導
体記憶装置の第1の形態の一実施例を示す回路図であ
る。本発明の第1の形態によれば、複数のワード線と、
複数のビット線8, 8' と、該各ワード線および該各ビ
ット線の交差個所にそれぞれ設けられ、工程或いは電気
的に外部から閾値電圧を制御できるMISトランジスタ
で構成された複数のメモリセル6, 6';7, 7' と、選
択されたワード線およびビット線の交点に位置するメモ
リセルに保持されたデータを検出して出力する差動型セ
ンスアンプ4とを具備する半導体記憶装置であって、前
記ビット線をバイアスするロードトランジスタ1, 1'
のゲートに対して該ビット線を読み出すのに必要最小限
のパルス幅を有する制御パルス信号ATDXを供給し、
該ロードトランジスタのスイッチングを当該制御パルス
信号により制御し、読み出し時に選択されたビット線に
接続されているドレインを共有する他の非選択のメモリ
セルのドレイン端にかかるストレス時間を短縮するよう
にしたことを特徴とする半導体記憶装置が提供される。
【0026】図6は本発明に係る半導体記憶装置の第2
の形態の一実施例を示す回路図である。本発明の第2の
形態によれば、複数のワード線WLと、複数のビット線
BLと、該各ワード線および該各ビット線の交差個所に
それぞれ設けられた複数のメモリセルトランジスタMC
1 〜MC4 とを有するセルアレイ116 を具備する半導体
記憶装置において、第1の電源Vccおよび第1ノードN
11間に接続された負荷手段T11と、ドレインを前記第1
ノードに接続し、ソースを第2の電源Vssに接続し、且
つ、ゲートを第2ノードN12に接続した第1の導電型の
第1のトランジスタT22と、ゲートを前記第1ノードに
接続し、ソースを前記第2ノードに接続する第1の導電
型の第2のトランジスタT14とを具備すると共に、前記
第2ノードを前記ビット線に電気的に接続し、前記セル
アレイ中の各選択されたメモリセルトランジスタが電流
を流すか否かによりデータ“1”/“0”を判定するデ
ータ判定回路であって、前記第1のトランジスタT22
チャネル不純物濃度を基板の不純物濃度と同じにしたナ
チュラルトランジスタで構成したことを特徴とする半導
体記憶装置が提供される。
【0027】本発明の第3の形態によれば、不揮発性メ
モリセルを有する半導体記憶装置を高温放置して、温度
加速によるデータ保持の変化を試験する半導体記憶装置
の試験方法であって、前記不揮発性メモリセルの全てに
対して所定のデータ"0" を書き込む試験データ書き込み
段階S1 と、該試験データが書き込まれた不揮発性メモ
リセルの全てに流れる電流を測定する第1の電流測定段
階S2 と、前記試験データが書き込まれた半導体記憶装
置を高温放置して前記不揮発性メモリセルの欠陥を温度
加速する高温放置段階S3 と、該高温放置による欠陥の
温度加速が行われた半導体記憶装置における不揮発性メ
モリセルの全てに流れる電流を測定する第2の電流測定
段階S4 と、該第2の電流測定段階により測定された電
流値と前記第1の電流測定段階により測定された電流値
とを比較S5,S6 して前記半導体記憶装置の試験判定を
行う試験判定段階とを具備することを特徴とする半導体
記憶装置の試験方法が提供される。
【0028】
【作用】本発明の半導体記憶装置の第1の形態によれ
ば、ビット線をバイアスするロードトランジスタ1,
1' のゲートに対して該ビット線を読み出すのに必要最
小限のパルス幅を有する制御パルス信号ATDXを供給
して、ロードトランジスタ1, 1' のスイッチングを制
御パルス信号により制御するようになっている。これに
よって、読み出し時に選択されたビット線に接続されて
いるドレインを共有する他の非選択のメモリセルのドレ
イン端にかかるストレス時間を短縮することができる。
【0029】本発明の半導体記憶装置の第2の形態によ
れば、第1のトランジスタT22のチャネル不純物濃度を
基板の不純物濃度と同じにしたナチュラルトランジスタ
で構成することによって、工程増および製造コストの上
昇を招くことなく、読み出し時のドレイン電圧を低下さ
せることができる。本発明の半導体記憶装置の第3の形
態(半導体記憶装置の試験方法)によれば、高温放置段
階S3 の前後において、試験データが書き込まれた不揮
発性メモリセルの全てに流れる電流を測定(S2,S4)
し、それらの電流値を比較して試験判定を行う(S5,S
6)ようになっている。
【0030】ところで、EPROMの情報の記憶方法と
は、情報を記憶するメモリセルトランジスタのフローテ
ィングゲートに電子を注入することにより選択的に行う
ことであり、そのメモリセルトランジスタが電流を流す
か流さないかでデータ“1”或いは“0”を判断するこ
とである。そして、本発明の第3の形態の半導体記憶装
置および半導体記憶装置の試験方法においては、メモリ
セルトランジスタの電流に注目し、温度加速や経年変化
によるデータの変動を、メモリセルトランジスタを流れ
る電流量の変化で確認しようとするものである。つま
り、メモリセルトランジスタを流れる電流量iは、 i = i1 ×n + i0 ×m + α となる。ここで、i1 はデータ“1”のセルが流す電
流, i0 はデータ“0”のセルが流す電流, nはデータ
“1”のセル数, mはデータ“0”のセル数, そして,
αは微小リーク(ほとんど無し)とする。
【0031】データの変化は、データ“0”のセルのフ
ローティング・ゲート中の電子が抜けて、データ“1”
へ変わっていくことであるから、温度加速や経年変化に
よるi' は、 i' =i1 ×(n+F)+i0 ×(m−F)+β となる。ここで、Fはデータが変化したセルの数を示
し、また、βは微小リーク(ほとんど無し)とする。
【0032】従って、電流量iと電流量i' を比較する
ことにより、データの変動を知ることができる。実際の
ところ、データ“0”のセル電流は全く流れないわけで
はなく、微小リークとして流れるがほとんど無視できる
ものである。また、電流量i(および電流量i')は比較
のために、その値を外部に出力するか、或いは、デバイ
ス内部に保存するなどして記録(記憶)しておく。
【0033】以上のように、本発明の半導体記憶装置の
第3の形態(半導体記憶装置の試験方法)によれば、半
導体記憶装置の試験を少ない工程および短時間で実施す
ることができる。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る半導体記
憶装置の第1,第2および第3の形態の各実施例を説明
する。まず、図1〜図5を参照して本発明に係る半導体
記憶装置の第1の形態の実施例を説明する。
【0035】図1は本発明に係る半導体記憶装置の第1
の形態の一実施例を示す回路図であり、フラッシュメモ
リにおける差動増幅型センスアンプの一例を示してい
る。図1において、参照符号1はセンスアンプのロード
トランジスタ、2および3はビット線8, 8' および
8" の電圧レベルを〜1ボルト程度にするためのインバ
ータおよびNチャネル型トランジスタ、4はセンスアン
プ(S/A) 、5, 5',5" はビット線を選択するためのN
チャネル型トランジスタ、6, 6' および6"はデータ
を記憶しているメモリセルおよび該メモリセルとデータ
を比較するためのリファレンスセルを示している。ま
た、参照符号7, 7' も6, 6' と同様なフローティン
グゲートを有するMISトランジスタで構成されたメモ
リセルを示し、これら複数のメモリセルによりメモリセ
ルアレイが構成されている。
【0036】ここで、図1では、図17におけるセンス
アンプ4の回路例が示されており、センスアンプ4は、
EQ信号を受けるNチャネル型トランジスタ42, LT信
号を受けるNチャネル型トランジスタ41,45,および, イ
ンバータ43,44 で構成されたラッチ回路により構成され
ている。この図1に示す半導体記憶装置は、図17を参
照して説明した半導体記憶装置におけるロード抵抗(ロ
ードトランジスタ)1および1' のゲートに対してAT
DX信号(ATD信号の反転信号)を供給し、該ロード
トランジスタ1および1' のスイッチングをATDX信
号により制御するようにしたもので、他の構成は図17
の従来の半導体記憶装置と同様である。ここで、ロード
トランジスタ1および1' は、Pチャネル型MISトラ
ンジスタで構成されており、ATDX信号が低レベル
“L”となる期間だけオン状態となる。また、リファレ
ンスセル側のロードトランジスタ1' のゲートに対して
もATDX信号を供給するのは、リアルセル側のロード
トランジスタ1との対称性を維持するためである。尚、
ATDX信号(ATD信号)は、例えば、フラッシュメ
モリ等の不揮発性半導体記憶装置において、一般的に使
用される信号であり、別に、ATDX信号を発生するた
めの回路を設ける必要はない。また、他のセンスアンプ
4の動作は、図17の半導体記憶装置で説明したのと同
様であるのでその説明は省略する。
【0037】図2は図1の半導体記憶装置を説明するた
めの図である。同図に示されるように、例えば、リファ
レンスセル6a", 6b"は、リアルセルを並列に2つ設け
ることにより構成され、また、リファレンスセル側のロ
ードトランジスタ1' のW/L比(ゲート幅/ゲート長
の比)は、リアルセル側のロードトランジスタ1のW/
L比よりも大きく(例えば、4倍)されている。これに
より、リファレンスセルの能力(リファレンスセル側の
セル能力)をリアルセルの能力(リアルセル側のセル能
力)の約半分となるように構成されている。尚、リファ
レンスセル6a", 6b"は、リアルセルと同一の構造とさ
れ、それぞれデータ“1”が予め書き込まれている。
【0038】図3は図1の回路の動作を説明するための
タイミング図である。同図に示されるように、読み出し
動作において、アドレス信号ADDが変化すると(アド
レスが入力されると)、ATDX信号(ATD信号:ad
dress transition detectionsignal)が出力される。す
なわち、アドレス信号ADDが変化すると、ATD信号
が期間P1 で高レベル“H”(Vcc) でATDX信号が
期間P1 で低レベル“L”(0)となり、続いて、EQ
信号が出力される。ここで、EQ信号は、高レベル
“H”の期間だけトランジスタ42をオン状態としてセン
ス前に、リアルセル側およびリファレンスセル側のレベ
ルを一致させるための信号であり、該EQ信号が低レベ
ル“L”に戻った後、LT信号が期間P0 で高レベル
“H”となって、ノードN1 とノードN2 とのレベル差
が検出される。ここで、LT信号を低レベル“L”に立
ち下げるのは、ATD信号が高レベル“H”(ATDX
信号が低レベル“L")となっている期間P1 において行
うようになっている。また、LT信号を高レベル“H”
に立ち上げるのは、EQ信号が低レベル“L”に戻る前
のタイミングで行ってもよい。さらに、コラムゲートY
0 〜YN およびロウゲートX0 〜XN は、アドレス信号
ADDに応じた任意の1つが選択されるが、LT信号
は、これらコラムゲートY0 〜YN およびロウゲートX
0 〜XN の両方が選択された後に出力される。
【0039】このように、本実施例の半導体記憶装置に
よれば、読み出し時において、各コラムゲートY0 〜Y
N および各ロウゲートX0 〜XN の任意の1つが高レベ
ル“H”となっても、ロードトランジスタ1および1'
はATDX信号が低レベル“L”となる期間だけしかオ
ン状態にならないため、読み出し時に選択されたビット
線に接続されているドレインを共有する他の非選択のメ
モリセルのドレイン端にかかるストレス時間は、選択期
間SP1(期間P1)だけとなる。すなわち、例えば、図1
7の従来の半導体記憶装置におけるメモリセルのドレイ
ン端にかかるストレス時間SP0 をSP1 に短縮するこ
とができ、その結果、該メモリセルに加わるストレスを
大幅に削減することができる。
【0040】図4は本発明に係る半導体記憶装置の第1
の形態の全体的な構成を示すブロック図である。同図に
おいて、参照符号11はロウアドレス入力およびチップ制
御信号を受けるロウアドレスバッファ, 12はロウデコー
ダ, 13はコラムアドレス入力およびチップ制御信号を受
けるコラムアドレスバッファ, 14はコラムデコーダ,15
はコラムゲート (Y0 〜YN ),そして, 16はメモリセル
アレイを示している。また、参照符号17はチップイネー
ブルコントロール信号(/CE) が供給されチップ制御信号
を出力する /CEバッファ, 18は出力イネーブルコント
ロール信号(/OE) が供給され出力制御信号を出力する /
OEバッファ, 19はATDパルス発生回路, 20はセンス
アンプ(4),そして, 21は出力バッファを示している。こ
こで、ATDパルス発生回路19からセンスアンプ20に対
しては、前述したATDX信号,EQ信号, LT信号等
が供給されている。
【0041】図5は図1の回路に使用する制御信号を発
生する回路の一例を示す図であり、同図(a) はアドレス
バッファ回路におけるA信号および /A信号の発生回路
の一例を示し、同図(b) はATD信号(ATDX信号)
を発生する回路の一例、そして、同図(c) はLT信号を
発生する回路の一例を示す図である。まず、アドレスバ
ッファ回路は、図5(a) に示されるように、例えば、N
ORゲートNOR1, およびインバータINV1,INV2 で構成さ
れ、入力されたアドレス信号ADDおよびチップイネー
ブル信号 /CEの論理を取って、信号Aおよび /Aを発
生する。また、ATD信号発生回路は、図5(b) に示さ
れるように、例えば、NORゲートNOR1,NOR2,NAND
ゲートNAND1,インバータINV3,INV4,INV5, および, キャ
パシタC1,C2 で構成され、アドレスバッファ回路の出
力信号Aおよび/Aから、アドレス変化を示すATD信
号を発生する。さらに、LT信号発生回路は、図5(c)
に示されるように、例えば、NANDゲートNAND2,イン
バータINV6,INV7,INV8,INV9,INV10,INV11,INV12,Nチャ
ネル型MISトランジスタTR1,TR 2,および, キャパシタ
3,C4 で構成され、ATD信号からLT信号を発生す
るようになっている。尚、上記の各信号は、図5に示す
回路の外に、様々な構成の回路によっても発生すること
ができるのはもちろんである。
【0042】以上、説明したように本発明の半導体記憶
装置の第1の形態によれば、従来は読み出し状態におい
てリードしている同一ビット線に接続されている他の非
選択のメモリセルのドレイン端にストレスが加わり続け
ていたものが、ATDパルスによりロードトランジスタ
を制御することによって、他のメモリセルに加わるドレ
イン端のストレスを減らすことができ、メモリセルのデ
ータの信頼性の向上に寄与するところが大きい。
【0043】次に、図6〜図8を参照して本発明に係る
半導体記憶装置の第2の形態の実施例を説明する。図6
は本発明に係る半導体記憶装置の第2の形態の一実施例
を示す回路図である。この図6に示すトランジスタ
11, T22, T13, T14, およびインバータINVの構
成は、前述した図18におけるトランジスタT11,
12, T13, T14,およびインバータINVの構成に対
応するものであり、他のロウアドレスバッファ111,ロウ
アドレスデコーダ(ロウデコーダ)112, コラムアドレス
バッファ113,コラムアドレスデコーダ(コラムデコー
ダ)114, ゲートトランジスタT15, T16およびセルトラ
ンジスタMC1 〜MC4 の構成は、図18に示す従来の
回路と同様である。
【0044】すなわち、図6に示すように、本実施例で
は、図18に示す従来の半導体記憶装置におけるチャネ
ルコントロール付きのトランジスタT12を、閾値電圧を
低減するためにチャネルコントロール無しのナチュラル
トランジスタT22で構成するようになっている。このナ
チュラルトランジスタT22の閾値電圧は、〜0ボルトで
あり〜0.2ボルト程度までの低いバスライン電圧を容易
に実現することができる。しかも、プロセス的には工程
増にならずにナチュラルトランジスタT22を製造するこ
とができる。
【0045】図7は図6の回路に使用するトランジスタ
を従来の回路におけるものと比較して示す図であり、同
図(a) は図18に示す従来の半導体記憶装置で使用する
チャネルコントロール付きのトランジスタT12を示す断
面図であり、また、同図(b)は図6に示す本発明の半導
体記憶装置で使用するチャネルコントロール無しのトラ
ンジスタT22を示す断面図である。ここで、トランジス
タT12およびT22は、Nチャネル型MISトランジスタ
を構成している。
【0046】図7(a) に示されるように、従来の半導体
記憶装置で使用するトランジスタT 12は、P--型基板71
0 内に設けたN+ 型の不純物領域によりソース711 およ
びドレイン712 を構成し、ゲート713 に対応するP--
基板710 の表面にP- 型のチャネルコントロール領域を
設けるようにして構成されている。これに対して、図7
(b) に示されるように、本実施例の半導体記憶装置で使
用するトランジスタ(ナチュラルトランジスタ)T
22は、P--型基板720 内に設けたN+ 型の不純物領域に
よりソース711 およびドレイン712 を構成する。しか
し、このナチュラルトランジスタT22は、図7(a) に示
すトランジスタT12のようにチャネルコントロール領域
は設けられておらず、ゲート723 に対応するP--型基板
710 の表面も基板710 と同じP--型として構成されてい
る。これにより、ナチュラルトランジスタT22の閾値電
圧は、〜0ボルトとなり、バスラインの電圧を〜0.2ボ
ルト程度まで低下させることができる。その結果、前述
した図20における特性曲線(I')の特性を示す回路を実
現することができる。
【0047】図8は本発明に係る半導体記憶装置の第2
の形態の他の実施例を示す回路図である。図8に示され
るように、本実施例では、前述した図18図に示す従来
の回路に対して、Nチャネル型MISトランジスタT25
をトランジスタT14のソース(ノードN12)とバスライ
ンとの間に挿入するようにしたものである。尚、他のロ
ウアドレスバッファ111,ロウデコーダ112,コラムアドレ
スバッファ113,コラムデコーダ114,ゲートトランジスタ
15, T16およびセルトランジスタMC1 〜MC4の構
成は、図18に示す従来の回路と同様である。
【0048】この図8に示す回路は、図18図に示す従
来の回路に対してトランジスタT25を追加することによ
って、定電圧ノードN12に対してトランジスタT25の閾
値電圧に対応する電圧分だけバスラインの電圧を低下す
ることができ、バスラインの低電圧化を行うことができ
る。すなわち、前述した図20における特性曲線(I')の
特性を示す回路を実現することができる。
【0049】以上のように、本発明に係る半導体記憶装
置の第2の形態によれば、プロセス工程の増加無しに読
み出し時のドレイン電圧の低電圧化を実現することがで
き、セルトランジスタの微細化が進んでも信頼性の高い
デバイスの動作を確保することができる。以下、図9〜
図15を参照して本発明に係る半導体記憶装置の第3の
形態の実施例を説明する。
【0050】図9は本発明に係る半導体記憶装置の第3
の形態の一実施例を示すブロック図(通常時)であり、
図10は図9に示す半導体記憶装置の一例を示す回路図
(通常時)であり、そして、図11は図10に示す半導
体記憶装置の通常時における動作を説明するための図で
ある。また、図12は本発明に係る半導体記憶装置の第
3の形態の一実施例を示すブロック図(高電圧印加時)
であり、図13は図12に示す半導体記憶装置の一例を
示す回路図(高電圧印加時)であり、そして、図14は
図13に示す半導体記憶装置の通常時における動作を説
明するための図である。ここで、本半導体記憶装置の第
3の形態は、EPROM, EEPROMおよびフラッシ
ュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置に適用され得るも
のである。また、図9,図10および図11,図12
は、前述した図21,図22および図23,図24に対
応するものであり、これらの図の比較から明らかなよう
に、本半導体記憶装置の第3の形態では、図21〜図2
4に示す従来の半導体記憶装置に対して、さらに、切り
換え回路26, および, アナログ/ディジタルコンバータ
(A/Dコンバータ)27 が設けられている。尚、本発明の第
3の形態の半導体記憶装置において、切り換え回路26お
よびA/Dコンバータ27以外の構成は、前述した図21
〜図24に示す従来の半導体記憶装置と同様である。ま
た、図9および図12において、参照符号27a は、A/
Dコンバータ27によりA/D変換されたセル電流を格納
するためのレジスタを示している。
【0051】すなわち、図9, 図10, 図12および図
13に示されるように、例えば、EPROMは、ロウ側
のアドレスが供給されるロウアドレス入力22(Y1 〜Y
n ),コラム側のアドレスが供給されるコラムアドレス入
力23(X1 〜Xm ),ロウアドレスバッファ11, ロウデコ
ーダ12, ロウ側の高電圧検出回路24, コラムアドレスバ
ッファ13, コラムデコーダ14, コラム側の高電圧検出回
路25, メモリセルアレイ16, センスアンプ20, および,
出力回路21を備えている。ここで、図9および図12に
おいては、ロウアドレスバッファ11およびコラムアドレ
スバッファ13は、ロウデコーダ12およびコラムデコーダ
14に含めて描かれている。また、図10および図13に
示されるように、ロウ側の高電圧検出回路24はロウアド
レス入力の所定の入力端子Y1 に接続され、同様に、コ
ラム側の高電圧検出回路24はコラムアドレス入力の所定
の入力端子Xm に接続されている。
【0052】まず、図9〜図11に示されるように、通
常時において、ロウ側およびコラム側のアドレス入力
は、全てTTLレベル或いはCMOSレベルの信号とさ
れいる。そして、ロウ側のアドレス信号は、ロウアドレ
スバッファ11およびロウデコーダ12を介してメモリセル
アレイ16に供給され、該メモリセルアレイ16におけるロ
ウアドレス信号に対応した所定のワード線を選択するよ
うになっている。一方、コラム側のアドレス信号は、コ
ラムアドレスバッファ13およびコラムデコーダ12を介し
てメモリセルアレイ16に供給され、該メモリセルアレイ
16におけるコラムアドレス信号に対応した所定のビット
線を選択するようになっている。これにより、例えば、
半導体記憶装置に供給されたロウアドレスおよびコラム
アドレスに対応したメモリセルが選択され、該メモリセ
ルの内容がセンスアンプ20および出力回路21を介して出
力されるようになっている。
【0053】すなわち、図11に示されるように、通常
時においては、ロウアドレス入力の所定の入力端子Y1
に接続された高電圧検出回路24の出力は高レベル“H”
となっており、切り換え回路26では、メモリセルアレイ
16を流れる電流(セル電流)をそのままグラウンドへ流
すようになっている。次に、図12〜図14に示される
ように、例えば、ロウ側のアドレス信号が供給される端
子の所定のもの(多重選択端子Y1)に対して、通常の電
圧レベル(TTLレベルまたはCMOSレベル)よりも
高い高電圧VHH(例えば、+12ボルト程度)を印加する
と、ロウ側の高電圧検出回路24は該高電圧を検出して、
特別モード(セル電流測定モード)を立ち上げる。同様
に、コラム側のアドレス信号が供給される端子の所定の
もの(多重選択端子Xm に対して、通常の電圧レベルよ
りも高い高電圧を印加すると、コラム側の高電圧検出回
路25は該高電圧を検出して、全てのワード線を選択状態
にすると共に、切り換え回路26に信号を与えてメモリセ
ルアレイ16を流れるセル電流を測定できるようにする。
【0054】具体的に、ロウ側の多重選択端子Y1 およ
びコラム側の多重選択端子Xm に対してそれぞれ高電圧
VHH を印加すると、ロウ側の高電圧検出回路24が多重選
択端子Y1 の高電圧VHH を検出して全てのワード線を高
レベル“H”とし、また、コラム側の高電圧検出回路25
が多重選択端子Xm の高電圧VHH を検出して全てのコラ
ムゲートを選択(全てのビット線を選択)するようにな
っている。これにより、メモリセルアレイ16における全
てのメモリセルを選択するようになっている。さらに、
本実施例では、図14に示されるように、高電圧印加時
においては、ロウアドレス入力の所定の入力端子Y1
接続された高電圧検出回路24の出力(切り換え回路の制
御信号)が低レベル“L”となり、該制御信号を受けて
切り換え回路26では、メモリセルアレイ16を流れる電流
(セル電流)をA/Dコンバータ27へ流すようになって
いる。すなわち、多重選択端子Y1 に対して高電圧VHH
が印加されると、全てのメモリセルが選択されると共
に、これら全てのメモリセルを流れるセル電流は、直接
にグラウンドに流されずに、A/Dコンバータ27に供給
されるようになっている。そして、A/Dコンバータ27
では供給されたセル電流をA/D変換して、出力回路
(出力端子)21 を介して外部に出力するか、或いは、内
部のレジスタ27a に格納するようになっている。
【0055】図15は本発明の半導体記憶装置の第3の
形態における試験処理の一例を示すフローチャートであ
る。本試験処理(スクリーニング)では、多重選択端子
の機能の内、全ワード線選択機能(全てのワード線を同
時に選ぶ機能)および全ビット線選択機能(全てのビッ
ト線を同時に選ぶ機能)を用いて、セルのデータ保持特
性を確認するものである。
【0056】まず、ステップS1 において、全てのビッ
ト(メモリセル)に対してデータ“0”を通常の書き込
み方法で書き込み、ステップS2 に進んで、多重選択端
子の機能を用い、全てのセルを選択して、メモリセルア
レイ16を流れるセル電流を測定および記録する。さら
に、ステップS3 に進んで、高温放置を行う。この高温
放置は、各メモリセルに対して高温によるストレスを与
え、書き込まれたデータの経年変化を温度加速するもの
である。
【0057】ステップS3 における高温放置(温度加
速)が終了した後、ステップS4 に進んで、ステップS
2 と同様に、多重選択端子の機能を用いて全てのセルを
選択し、メモリセルアレイ16を流れるセル電流を測定お
よび記録する。さらに、ステップS5 およびステップS
6 に進んで、ステップS2 において測定されたセル電流
の値とステップS4 において測定されたセル電流の値と
を比較して、両者が所定の範囲内で一致すれば、試験
(スクリーニング)をパスしたとして、次の試験が実施
され、或いは、製品として出荷される。また、ステップ
5 およびステップS6 において、ステップS2 および
4 で測定されたセル電流の値の差が所定の範囲を逸脱
すると判定されれば、不良(フェイル)として廃棄され
ることになる。
【0058】ここで、ステップS2 およびS4 において
測定するセル電流の値は、図9〜14を参照して説明し
たように、ロウ側およびコラム側の多重選択端子Y1
よびXm に高電圧VHH を印加して、全てのメモリセルを
選択すると共に、切り換え回路26を制御してセル電流を
A/Dコンバータ27に供給して、該セル電流の値を出力
回路(出力端子)21 を介して外部に出力するか、或い
は、内部のレジスタ27aに格納するようになっている。
また、ステップS2 において測定されたセル電流の値,
および, ステップS4 において測定されたセル電流の値
の比較および判定は、予めデータ保持の保証期間やばら
つき等を考慮した基準値を定めておき、該基準値により
行う。さらに、本実施例では、全てのセルはデータ
“0”であるため、温度加速前のセル電流は、殆ど流れ
ないが、温度加速後にデータ“1”変化したセルがあっ
た場合には、そのセルは電流を流すため、ステップS4
で測定されたセル電流の値が大きくなる。そして、温度
加速後にデータ“1”に変化したセルが無ければ、ステ
ップS2 およびS4 で測定されたセル電流の値は変化は
ないことになる。
【0059】以上において、ステップS2 およびS4
測定並びに記録するセル電流として、半導体記憶装置を
流れる電源電流を代用することができる。これは、多重
選択端子に高電圧VHH が印加されて、全てのメモリセル
(セル)が選択される場合には、電源端子からメモリセ
ルアレイへ電源電圧が直接印加されることになるため、
電源電流をセル電流に代用することができる。尚、電流
の測定値は、半導体記憶装置の外部、或いは、内部に設
けたレジスタ等に記録しておけばよい。
【0060】上述したように、本実施例の半導体記憶装
置の試験方法(スクリーニング)によれば、動作確認の
ために全てのセルをアクセスする従来の試験方法より
も、簡単に実施することができると共に、試験に要する
時間も短くなる。尚、ステップS2 およびS4 で測定並
びに記録するセル電流として、半導体記憶装置を流れる
電源電流を代用する場合には、半導体記憶装置自体の回
路変更を行う必要がない。
【0061】以上のように、本発明の半導体記憶装置の
第3の形態(半導体記憶装置の試験方法)によれば、高
温放置段階の前後において、多重選択端子Y1 およびX
m に高電圧VHH を印加して、全てのメモリセルを選択す
ると共に、切り換え回路26を制御してセル電流をA/D
コンバータ27に供給して測定(および、記録)し、それ
らのセル電流の値を比較して試験判定を行うことによっ
て、半導体記憶装置の試験を少ない工程および短時間で
実施することができる。
【0062】
【発明の効果】以上、詳述したように、まず、本発明の
半導体記憶装置の第1の形態によれば、ビット線をバイ
アスするロードトランジスタのゲートに対して該ビット
線を読み出すのに必要最小限のパルス幅を有する制御パ
ルス信号(ATDX)を供給して、ロードトランジスタ
のスイッチングを制御パルス信号により制御することに
よって、読み出し時に選択されたビット線に接続されて
いるドレインを共有する他の非選択のメモリセルのドレ
イン端にかかるストレス時間を短縮することができる。
次に、本発明の半導体記憶装置の第2の形態によれば、
第1のトランジスタのチャネル不純物濃度を基板の不純
物濃度と同じにしたナチュラルトランジスタで構成する
ことによって、工程増および製造コストの上昇を招くこ
となく、読み出し時のドレイン電圧を低下させることが
できる。さらに、本発明の半導体記憶装置の第3の形態
によれば、高温放置段階の前後において、試験データが
書き込まれた不揮発性メモリセルの全てに流れる電流を
測定し、それらの電流値を比較して試験判定を行うこと
によって、半導体記憶装置の試験を少ない工程および短
時間で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体記憶装置の第1の形態の一
実施例を示す回路図である。
【図2】図1の半導体記憶装置を説明するための図であ
る。
【図3】図1の回路の動作を説明するためのタイミング
図である。
【図4】本発明に係る半導体記憶装置の第1の形態の全
体的な構成を示すブロック図である。
【図5】図1の回路に使用する制御信号を発生する回路
の一例を示す図である。
【図6】本発明に係る半導体記憶装置の第2の形態の一
実施例を示す回路図である。
【図7】図6の回路に使用するトランジスタを従来の回
路におけるものと比較して示す図である。
【図8】本発明に係る半導体記憶装置の第2の形態の他
の実施例を示す回路図である。
【図9】本発明に係る半導体記憶装置の第3の形態の一
実施例を示すブロック図(通常時)である。
【図10】図9に示す半導体記憶装置の一例を示す回路
図(通常時)である。
【図11】図10に示す半導体記憶装置の通常時におけ
る動作を説明するための図である。
【図12】本発明に係る半導体記憶装置の第3の形態の
一実施例を示すブロック図(高電圧印加時)である。
【図13】図12に示す半導体記憶装置の一例を示す回
路図(高電圧印加時)である。
【図14】図13に示す半導体記憶装置の高電圧印加時
における動作を説明するための図である。
【図15】本発明の半導体記憶装置の第3の形態におけ
る試験処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】従来の半導体記憶装置に使用するメモリセル
の構造を示す図である。
【図17】本発明の半導体記憶装置の第1の形態に対応
した従来の半導体記憶装置の一例を示す回路図である。
【図18】本発明の半導体記憶装置の第2の形態に対応
した従来の半導体記憶装置の一例を示す回路図である。
【図19】図18の半導体記憶装置の要部を示す回路図
である。
【図20】図19に示す回路の特性曲線を示す図であ
る。
【図21】本発明の半導体記憶装置の第3の形態に対応
した従来の半導体記憶装置の一例を示すブロック図(通
常時)である。
【図22】図21に示す半導体記憶装置の一例を示す回
路図(通常時)である。
【図23】本発明の半導体記憶装置の第3の形態に対応
した従来の半導体記憶装置の一例を示すブロック図(高
電圧印加時)である。
【図24】図23に示す半導体記憶装置の一例を示す回
路図(高電圧印加時)である。
【図25】本発明の半導体記憶装置の第3の形態に対応
した従来の半導体記憶装置における試験処理の一例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…センスアンプのロードトランジスタ(ロード抵抗) 2, 3…インバータ 4, 20…センスアンプ(S/A) 5, 5',5" …Nチャネル型トランジスタ 6, 6';7, 7' …メモリセル(MISトランジスタ) 6" …リファレンスセル 8, 8';8" …リファレンスセル側のビット線 11…ロウアドレスバッファ 12…ロウアドレスデコーダ(ロウデコーダ) 13…コラムアドレスバッファ 14…コラムアドレスデコーダ(コラムデコーダ) 15…コラムゲート 16…メモリセルアレイ 19…ATDパルス発生回路 21…出力バッファ(出力回路) 24, 25…高電圧検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤荻 隆男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 千田 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、複数のビット線
    (8, 8')と、該各ワード線および該各ビット線の交差
    個所にそれぞれ設けられ、工程或いは電気的に外部から
    閾値電圧を制御できるMISトランジスタで構成された
    複数のメモリセル(6, 6';7, 7')と、選択されたワ
    ード線およびビット線の交点に位置するメモリセルに保
    持されたデータを検出して出力する差動型センスアンプ
    (4)とを具備する半導体記憶装置であって、 前記ビット線をバイアスするロードトランジスタ(1,
    1')のゲートに対して該ビット線を読み出すのに必要最
    小限のパルス幅を有する制御パルス信号(ATDX,ATD)を供
    給し、該ロードトランジスタのスイッチングを当該制御
    パルス信号により制御し、読み出し時に選択されたビッ
    ト線に接続されているドレインを共有する他の非選択の
    メモリセルのドレイン端にかかるストレス時間を短縮す
    るようにしたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記各ワード線は前記複数のメモリセル
    のゲートをX方向に共有して構成され、前記各ビット線
    は該複数のメモリセルのドレインをY方向に共有して構
    成され、前記差動型センスアンプは選択されたワード線
    とビット線の交点に位置するメモリセルの導通/非導通
    を検出してデータ“1”/“0”の信号を出力するよう
    になっていることを特徴とする請求項1の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ビット線をバイアスするロードトラ
    ンジスタに供給する制御パルス信号を、ATDパルス信
    号としたことを特徴とする請求項1の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 複数のワード線(WL)と、複数のビッ
    ト線(BL)と、該各ワード線および該各ビット線の交
    差個所にそれぞれ設けられた複数のメモリセルトランジ
    スタ(MC1 〜MC4)とを有するセルアレイ(116) を具
    備する半導体記憶装置において、 第1の電源(Vcc) および第1ノード(N11) 間に接続
    された負荷手段(T11)と、 ドレインを前記第1ノードに接続し、ソースを第2の電
    源(Vss) に接続し、且つ、ゲートを第2ノード
    (N12) に接続した第1の導電型の第1のトランジスタ
    (T22)と、 ゲートを前記第1ノードに接続し、ソースを前記第2ノ
    ードに接続する第1の導電型の第2のトランジスタ(T
    14)とを具備すると共に、前記第2ノードを前記ビット
    線に電気的に接続し、前記セルアレイ中の各選択された
    メモリセルトランジスタが電流を流すか否かによりデー
    タ“1”/“0”を判定するデータ判定回路であって、
    前記第1のトランジスタ(T22)のチャネル不純物濃度
    を基板の不純物濃度と同じにしたナチュラルトランジス
    タで構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のトランジスタ(T14)のドレ
    インは、ゲートが前記第2の電源に接続され,前記第1
    の導電型と反対の第2の導電型を有する第3のトランジ
    スタ(T13)を介して、前記第1の電源(Vcc) に接続
    されると共に、インバータ(INV)を介してデータ出力と
    されていることを特徴とする請求項4の半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 前記負荷手段は、前記第2の導電型を有
    する第4のトランジスタ(T11)として構成されている
    ことを特徴とする請求項4の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2のトランジスタ(T
    22, T14) は、Nチャネル型MISトランジスタとして
    構成され、前記第3または第4のトランジスタ(T13,
    11) は、Pチャネル型MISトランジスタとして構成
    されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかの
    半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 複数のワード線(WL)と、複数のビッ
    ト線(BL)と、該各ワード線および該各ビット線の交
    差個所にそれぞれ設けられた複数のメモリセルトランジ
    スタ(MC1 〜MC4)とを有するセルアレイ(116) を具
    備する半導体記憶装置において、 第1の電源(Vcc) および第1ノード(N11) 間に接続
    された負荷手段(T11)と、 ドレインを前記第1ノードに接続し、ソースを基準電位
    に接続し、且つ、ゲートを第2ノード(N12) に接続し
    た第1の導電型の第1のトランジスタ(T12)と、 ゲートを前記第1ノードに接続し、ソースを前記第2ノ
    ードに接続する第1の導電型の第2のトランジスタ(T
    14)とを具備し、前記セルアレイ中の各選択されたメモ
    リセルトランジスタが電流を流すか否かによりデータ
    “1”/“0”を判定するデータ判定回路であって、前
    記第2のトランジスタ(T14)のソースを前記第1の導
    電型を有する電圧降下用トランジスタ(T25) を介して
    前記第2の電源に接続するようにしたことを特徴とする
    半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のトランジスタ(T14)のドレ
    インは、ゲートが前記第2の電源に接続され,前記第1
    の導電型と反対の第2の導電型を有する第3のトランジ
    スタ(T13)を介して、前記第1の電源(Vcc) に接続
    されると共に、インバータ(INV)を介してデータ出力と
    されていることを特徴とする請求項8の半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 前記負荷手段は、前記第2の導電型を
    有する第4のトランジスタ(T11)として構成されてい
    ることを特徴とする請求項8の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1, 第2および電圧降下用トラ
    ンジスタ(T12, 14, 25) は、Nチャネル型MIS
    トランジスタとして構成され、前記第3または第4のト
    ランジスタ(T13, T11) は、Pチャネル型MISトラ
    ンジスタとして構成されていることを特徴とする請求項
    8〜10のいずれかの半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 不揮発性メモリセルを有する半導体記
    憶装置を高温放置して、温度加速によるデータ保持の変
    化を試験する半導体記憶装置の試験方法であって、 前記不揮発性メモリセルの全てに対して所定のデータ
    ("0") を書き込む試験データ書き込み段階(S1)と、 該試験データが書き込まれた不揮発性メモリセルの全て
    に流れる電流を測定する第1の電流測定段階(S2)と、 前記試験データが書き込まれた半導体記憶装置を高温放
    置して前記不揮発性メモリセルの欠陥を温度加速する高
    温放置段階(S3)と、 該高温放置による欠陥の温度加速が行われた半導体記憶
    装置における不揮発性メモリセルの全てに流れる電流を
    測定する第2の電流測定段階(S4)と、 該第2の電流測定段階により測定された電流値と前記第
    1の電流測定段階により測定された電流値とを比較(S
    5,S6)して前記半導体記憶装置の試験判定を行う試験判
    定段階とを具備することを特徴とする半導体記憶装置の
    試験方法。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2の電流測定段階
    (S2,S4)は、前記半導体記憶装置のメモリセルアレイ
    を流れる電流を測定して行うことを特徴とする請求項1
    2の半導体記憶装置の試験方法。
  14. 【請求項14】 前記第1および第2の電流測定段階
    (S2,S4)は、前記半導体記憶装置全体を流れる電流を
    測定して行うことを特徴とする請求項12の半導体記憶
    装置の試験方法。
  15. 【請求項15】 不揮発性メモリセルアレイを有する半
    導体記憶装置を高温放置して、温度加速によるデータ保
    持の変化を試験する機能を有する半導体記憶装置であっ
    て、 外部からの所定の信号により該半導体記憶装置の試験モ
    ードを立ち上げる試験モード立ち上げ手段(24,25) と、 該試験モード立ち上げ手段により試験モードが設定され
    たとき、前記不揮発性メモリセルアレイとグラウンドと
    の接続を切り換えて、当該不揮発性メモリセルアレイを
    流れる電流を測定するセルアレイ電流測定手段(26,27)
    とを具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記セルアレイ電流測定手段は、前記
    不揮発性メモリセルアレイに対して所定のデータ("0")
    を書き込んで該不揮発性メモリセルアレイに流れるセル
    電流を測定すると共に、該試験データが書き込まれた半
    導体記憶装置を高温放置して前記不揮発性メモリセルの
    欠陥を温度加速した後, 該不揮発性メモリセルの全てに
    流れるセル電流を測定するようになっていることを特徴
    とする請求項15の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記セルアレイ電流測定手段の出力
    は、アナログ/ディジタル変換器(27)によりアナログ/
    ディジタル変換されると共に、レジスタ(27a)に一旦格
    納されるようになっていることを特徴とする請求項15
    の半導体記憶装置。
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