JP2001253370A - 自動車の車体後部構造 - Google Patents

自動車の車体後部構造

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JP2001253370A JP2000066534A JP2000066534A JP2001253370A JP 2001253370 A JP2001253370 A JP 2001253370A JP 2000066534 A JP2000066534 A JP 2000066534A JP 2000066534 A JP2000066534 A JP 2000066534A JP 2001253370 A JP2001253370 A JP 2001253370A
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    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の後面衝突に対するエネルギー吸収効果
の向上と、リヤボディ前部側の車体保護領域の確保とを
図る。 【解決手段】 リヤボディ1を鋳物材からなる複数のボ
ディ要素2,3,4に前後方向に分割して構成して、後
部ボディ要素4の剛性を低く設定して中間部ボディ要素
3,前記ボディ要素4へと順次剛性を高めてあるから、
車両後面衝突時は後部ボディ要素4を積極的に座屈変形
させて衝突エネルギー吸収量を増大できると共に、前部
側ボディ要素3,2への座屈変形の波及を抑えてリヤボ
ディ1の前部側に車体保護領域を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体後部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の車体後部構造としては、
例えば特開平10−129533号公報に示されている
ように、リヤクロスメンバの側部の後側に、該リヤクロ
スメンバとリヤサイドメンバとを結合した隅部を跨いで
これら両者に亘って補強メンバを筋交いに接合配置する
ことによって、車体後部の捩れ剛性を高めて車両の後面
衝突時における衝突荷重をリヤサイドメンバ,リヤクロ
スメンバおよびリヤホィールハウスに分散負担させるよ
うにして、補強メンバ配設部前方の車体保護領域と補強
メンバ配設部よりも後方の車体潰れ変形領域とを区分す
るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車体後部構造にあっては、リヤサイドメンバ
などの車体下部の構造部材によって後面衝突時の衝突荷
重を負担するため、該衝突荷重を車体上部まで含めて効
率よく分散負担させることが極めて難しい。
【0004】また、車体後部の下部全体で衝突エネルギ
ーを吸収するため、軽度の後面衝突であっても車体後部
全体を修理,交換しなければならない可能性がある。
【0005】そこで、本発明は車両の後面衝突時の衝突
荷重を車体後部の上部および下部全体で効率よく分散負
担するこができると共に、軽度の後面衝突の際には車体
後部の一部分の変形にとどめて、該部分のみの修理,交
換で済ませることが可能で修理性を高めることができる
自動車の車体後部構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、リヤボディを、接続手段によって結合された鋳物材
からなる前後方向に複数に分割したボディ要素で構成す
ると共に、後端側のボディ要素をこれと隣接する前部側
のボディ要素に対して剛性を低く設定したことを特徴と
している。
【0007】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載のリヤボディが、ボディサイドインナを構成する前部
ボディ要素と、リヤパーセルとリヤフェンダインナの前
部とを含む中間部ボディ要素と、リヤフェンダインナの
後部とリヤエンドパネルとを含む後部ボディ要素とに3
分割して構成され、後部ボディ要素から前部ボディ要素
に向けて順次剛性を高く設定したことを特徴としてい
る。
【0008】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載の中間部ボディ要素のリヤフェンダインナと後部ボデ
ィ要素のリヤフェンダインナはそれらの接続端部にフラ
ンジを備え、これらフランジを突合わせて接続手段とし
て締結部材を用いて結合したことを特徴としている。
【0009】請求項4の発明にあっては、請求項2,3
に記載の後部ボディ要素のリヤフェンダインナに、後面
衝突入力に対して該リヤフェンダインナの座屈変形を促
す易変形部を設けたことを特徴としている。
【0010】請求項5の発明にあっては、請求項4に記
載の易変形部が、リヤフェンダインナの上下方向のカー
ライン上で適宜の間隔をおいて内,外方向に膨出して成
形されて稜線が前後に向く複数条の谷部又は山部と、前
記稜線の長さの中間部に設けた脆弱部とで構成され、後
面衝突入力に対して前記脆弱部を基点として座屈変形を
誘起して谷部又は山部の上下方向の拡開変形を伴うよう
にしたことを特徴としている。
【0011】請求項6の発明にあっては、請求項5に記
載のリヤフェンダインナの上下方向のカーライン上で車
幅方向外側となる谷部又は山部の脆弱部を、車幅方向内
側となる谷部又は山部の脆弱部よりも後方位置に設定し
たことを特徴としている。
【0012】請求項7の発明にあっては、請求項4〜6
に記載のリヤエンドパネルに、車幅方向に延在して後面
衝突入力をリヤフェンダインナへ伝達する荷重伝達手段
を設けたことを特徴としている。
【0013】請求項8の発明にあっては、請求項7に記
載のリヤエンドパネルの車幅方向中央部に、脆弱部を上
下方向に設けたことを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、リヤボ
ディは前後方向に分割した鋳物材からなる複数のボディ
要素で構成してあって、後端側のボディ要素の剛性を低
く設定してあるため、車両の後面衝突に対しては該後端
側のボディ要素から整然と座屈変形を促すことができ、
従って、座屈変形による衝突エネルギー吸収をリヤサイ
ドメンバ等の下部構成材の座屈変形だけに負うことな
く、車体後部の上部と下部の構成材の全体で衝突エネル
ギー吸収を効率よく行うことができて、エネルギー吸収
特性を向上することができる。
【0015】また、後端側のボディ要素を積極的に座屈
変形させることで前部側のボディ要素への座屈変形の波
及を極力抑制できるため、リヤボディの前部側に車体保
護領域を確保できて車両の後面衝突対策を徹底すること
ができる。
【0016】しかも、軽度の後面衝突の場合は前記後端
側のボディ要素の座屈変形だけにとどめて、該後端側の
ボディ要素のみの修理,交換で済ませることができて修
理性を改善することができる。
【0017】更に、前述のように複数に分割したボディ
要素は鋳物材で構成しているため、多くのパネル材を集
合的に組合わせて構成するパネル構造のものと比較して
部品点数および組付工数を著しく低減することができる
と共に、前記ボディ要素をサブアッセンブリすることに
よってフロントボディとの組付けを一挙に行えて、車体
組付けの自動化をより一層有利に行わせることができて
コストダウンを図ることができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、リヤボディを構成する後部ボデ
ィ要素,中間部ボディ要素,前部ボディ要素の順に車室
に近くなるのにしたがって剛性を高めてあるため、車両
の後面衝突に対して後部ボディ要素の圧壊反力を高く保
持して該後部ボディ要素からの座屈変形による衝突エネ
ルギー吸収効率を高められると共に、前部ボディ要素の
変形を抑制して車室側への侵入を確実に防止することが
できる。又、順次ボディ要素が変形するため後部全てが
同時に変形することがなく変形した部分のみを変換する
ことで修理費用を大巾に低減することが出来る。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、中間部ボディ要素と後部ボディ
要素とを、それらのリヤフェンダインナに設けたフラン
ジ同志を突合わせて結合してあるため、車両の後面衝突
時における後部ボディ要素から前部側の中間部ボディ要
素,前部ボディ要素への荷重伝達性が良く、該後部ボデ
ィ要素の圧壊反力をより一層高く維持することができ
る。
【0020】また、前記フランジ同志を締結部材により
締結して結合してあるため、後部ボディ要素の座屈変形
後における修理,交換作業を容易に行うことができる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、請求項
2,3の発明の効果に加えて、車両の後面衝突時には後
部ボディ要素をそのリヤフェンダインナに設けた易変形
部によって座屈変形を促すことができるため、該後部ボ
ディ要素の座屈変形を整然と行わせることができると共
に、変形モードのコントロールを容易に行うことができ
る。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明の効果に加えて、車両の後面衝突時における後部
ボディ要素のリヤフェンダインナの座屈変形は、易変形
部の谷部又は山部の上下方向への拡開変形を伴なって該
リヤフェンダインナを車体外側へ開く仕事をしながら座
屈変形するため、効率よく衝突エネルギー吸収を行わせ
ることができる。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
の発明の効果に加えて、車両の後面衝突時における易変
形部からの座屈変形は、谷部又は山部の稜線の前後長さ
の中間部に設けた脆弱部を基点として誘起されるが、リ
ヤフェンダインナの上下方向のカーライン上で車幅方向
外側となる谷部又は山部の脆弱部が、車幅方向内側とな
る谷部又は山部の脆弱部よりも後方位置にあって、前記
カーライン上の座屈しにくい車体外側に膨んだ部分の座
屈変形を先行させることができるため、該リヤフェンダ
インナの座屈変形をスムーズに行わせることができる。
【0024】しかも、前記カーライン上の車幅方向外側
となる谷部又は山部の脆弱部を基点とした上下方向の拡
開変形と、車幅方向内側となる谷部又は山部の脆弱部を
基点とした上下方向の拡開変形との干渉を、これら脆弱
部の前後方向のオフセット配置によって回避できるた
め、該拡開変形作用を最大に活かして衝突エネルギー吸
収効率を更に高めることができる。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、請求項4
〜6の発明の効果に加えて、車両の後面衝突入力をリヤ
エンドパネルの荷重伝達手段によって左右のリヤフェン
ダインナの易変形部に効率よく伝達できるため、該易変
形部からの座屈変形をより確実に行わせることができ
る。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
の発明の効果に加えて、車両の後面衝突でもオフセット
衝突の場合、リヤエンドパネルが車幅方向中央部の上下
方向脆弱部を基点として屈曲変形することによって、オ
フセット衝突と反対側のリヤフェンダインナへもモーメ
ント入力として効率よく荷重伝達させて該オフセット衝
突と反対側のリヤフェンダインナも易変形部によって座
屈変形を促して、衝突エネルギーを効率よく吸収するこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0028】図1〜3において、1はアルミ合金等の軽
量金属材料で鋳造成形したリヤボディを示し、本実施形
態ではボディサイドインナを構成する前部ボディ要素2
と、リヤパーセル5とリヤフェンダインナ6の前部6F
(以下、中間部ボディ要素のリヤフェンダインナと称す
る)とを含む中間部ボディ要素3と、リヤフェンダイン
ナ6の後部6R(以下、後部ボデイ要素のリヤフェンダ
インナと称する)とリヤエンドパネル7とを含む後部ボ
ディ要素4とに前後方向に3分割して構成している。
【0029】後部ボディ要素4は中間部ボディ要素3よ
りも剛性を低く設定してあり、本実施形態では後部ボデ
ィ要素4を中間部ボディ要素3に対してボディ断面形状
を小さく絞って形成してあると共に、該後部ボディ要素
3をリヤエンドパネル7に至るにしたがって漸次ボディ
断面形状を絞って成形してあり、かつ、該後部ボディ要
素4,中間部ボディ要素3,前部ボディ要素2の順に肉
厚を厚くして、後部ボディ要素4から前部ボディ要素2
に向けて順次剛性を高く設定してある。
【0030】中間部ボディ要素3と後部ボディ要素4と
は、それらのリヤフェンダインナ6F,6Rの接続端部
に設けたフランジ8,9を突合わせて、接続手段として
の複数個のリベット等の締結部材10によって締結して
ある。
【0031】前述のように後部ボディ要素4は中間部ボ
ディ要素3よりもボディ断面形状を小さく絞って形成し
てあるため、前記フランジ9は外側に向けて曲折成形し
てある一方、フランジ8は内側に向けて曲折成形して、
これら両フランジ8,9が対向するようにしてある。
【0032】また、フランジ8の曲折基部の隅部には複
数個のリブ11を一体に設けて、後部ボディ要素4に作
用する後面衝突入力をリヤフェンダインナ6Fの面内力
として適切に伝達できるようにしてある。
【0033】中間ボディ要素3は前部ボディ要素2の内
側にラップさせて溶接Wによって接合してある。
【0034】中間部ボディ要素3は前部ボディ要素2よ
りも肉厚が薄いため、溶接Wによる継手効率を高めるた
め該中間部ボディ要素3の接続端部は前部ボディ要素2
とほぼ同程度の肉厚としてある。
【0035】また、前部ボディ要素2の内側には中間部
ボディ要素3の端面に係合する複数個のリブ12を一体
に設けてあって、後面衝突時に該リブ12によって中間
部ボディ要素3から作用する衝突荷重を前部ボディ要素
2の面内力として適切に伝達させると共に、中間部ボデ
ィ要素3との接続時の前後方向の位置決め部材としても
機能できるようにしてある。
【0036】前記後部ボディ要素4のリヤフェンダイン
ナ6Rには、後面衝突入力に対して該リヤフェンダイン
ナ6Rの座屈変形を促す易変形部21を設けてある。
【0037】この易変形部21は、リヤフェンダインナ
6Rの外側に向けて弯曲した上下方向のカーライン上で
適宜の間隔をおいて内側に膨出成形されて稜線23が前
後に向く複数条の谷部22と、稜線23の前後長さの中
間部に設けた脆弱部としての切欠部24とで構成してあ
り、後面衝突入力に対して該切欠部24を基点としてリ
ヤフェンダインナ6Rの座屈変形を誘起して谷部22の
上下方向の拡開変形を伴うようにしている。
【0038】本実施形態では前記谷部22をリヤフェン
ダインナ6Rのフランジ9の基部から該リヤフェンダイ
ンナ6Rの後端に亘って形成してある。
【0039】また、切欠部24は後部ボディ要素4の鋳
造成形後の型抜き時における図外のエジェクタピンの係
止部として、該エジェクタピン端が型抜き方向(車体後
方)で係止し得る段部として形成されている。
【0040】この切欠部24は、複数条の谷部22のう
ちリヤフェンダインナ6Rの上下方向のカーライン上で
車幅方向外側となる谷部22aの切欠部24aが、車幅
方向内側となる谷部22bの切欠部24bよりも後方位
置となるようにそれらの形成位置を設定してある。
【0041】リヤエンドパネル7の略上半部は車幅方向
に亘って外側に向けて膨出成形してトランクリッド受け
部7Aとしてある一方、略下半部は逆に内側に向けて膨
出成形してその両側部をサイドメンバ取付部7Bとして
ある。
【0042】前記トランクリッド受け部7Aには、車幅
方向に延在して後面衝突入力を前記リヤフェンダインナ
6へ伝達する荷重伝達手段25を設けてある。
【0043】本実施形態ではこの荷重伝達手段25を、
トランクリッド受け部7Aの内側の凹部に左右のサイド
メンバ取付部7B近傍位置にまで車幅方向に斜辺が波形
状に連続した波形リブ25aと、その止端部となる前記
サイドメンバ取付部7B近傍位置に設けた縦リブ25b
とで構成している。
【0044】このトランクリッド受け部7Aの上面の車
幅方向中央位置には図外のトランクロック装置のストラ
イカ進入口26を設けてあると共に、後面の車幅方向中
央位置には脆弱部としてのビード部27を上下方向に内
側に向けて膨出成形してある。
【0045】前記サイドメンバ取付部7Bには、その内
側に図外のリヤサイドメンバが締結固定される一方、外
側には図外のメンバエクステンションが同軸線上に締結
固定されるもので、この外側部分には下縁からトランク
リッド受け部7A下側の顎部に亘って各一対の縦リブ2
8を設けて剛性を高めてある。
【0046】以上の実施形態の構造によれば、リヤボデ
ィ1は鋳物材からなる前部ボディ要素2,中間部ボディ
要素3,および後部ボディ要素4に前後方向に3分割し
てあって、これららボディ要素は前述のように肉厚の設
定と後部ボディ要素4のボディ断面形状の絞り等によっ
て、該後部ボディ要素4から前部ボディ要素2に向けて
漸次剛性を高く設定して、後部ボディ要素4の剛性が最
も低くなるようにしてあるため、車両の後面衝突に対し
てはこの後部ボディ要素4から整然と座屈変形を促すこ
とができる。
【0047】従って、座屈変形による衝突エネルギー吸
収を図外のリヤサイドメンバ等の下部構成材の座屈変形
だけに負うことなく、車体後部の上部と下部の構成材全
体で衝突エネルギー吸収を効率よく行うことができて、
エネルギー吸収特性を向上することができる。
【0048】また、このように後部ボディ要素4,中間
部ボディ要素3,前部ボディ要素2の順に車室に近くな
るのにしたがって剛性を高めてあって、後面衝突入力に
対して後部ボディ要素4の圧壊反力を高く保持して、低
剛性の該後部ボディ要素4の座屈変形を積極的に行わせ
るため、前部側のボディ要素3,2への座屈変形の波及
を極力抑制してリヤボディ1の前部側に車体保護領域を
確保することができ、前部ボディ要素2の変形を確実に
抑えて車室内への侵入を防止することができる。
【0049】しかも、軽度の後面衝突の場合は前記後部
ボディ要素4の座屈変形だけにとどめて、該後部ボディ
要素4のみの修理,交換で済ませることができて修理性
を改善することができる。
【0050】特に、後部ボディ要素4と中間部ボディ要
素3とは、フランジ9,8同志を突合わせて締結部材1
0により締結固定してあるため、後部ボディ要素4の座
屈変形後はこの締結部材10の脱着によって修理,交換
作業を容易に行うことができる。
【0051】また、このように後部ボディ要素4と中間
部ボディ要素3とをフランジ9,8同志を突合わせて結
合することによって、前記車両の後面衝突時における後
部ボディ要素4からその前部側の中間部ボディ要素3,
前部ボディ要素2への荷重伝達性が良く、該後部ボディ
要素4の圧壊反力をより一層高く維持することができ
る。
【0052】ここで、特に本実施形態では後部ボディ要
素4のリヤフェンダインナ6Rには、その座屈変形を促
す易変形部21を設けてあり、また、リヤエンドパネル
7のトランクリッド受け部7Aには後面衝突入力を左右
のリヤフェンダインナ6Rへ伝達する荷重伝達手段25
を設けてあるため、前記車両の後面衝突時にはこれら左
右のリヤフェンダインナ6Rへ効率よく荷重伝達して、
該リヤフェンダインナ6Rをその易変形部21から座屈
変形部を促して、後部ボディ要素6Rの座屈変形を整然
と行わせることができると共に、変形モードのコントロ
ールを容易に行うことができる。
【0053】とりわけ、この易変形部21はリヤフェン
ダインナ6Rの上下方向のカーライン上で適宜の間隔を
おいて内側に膨出して成形されて稜線23が前後に向く
複数条の谷部22と、稜線23の前後長さの中間部に設
けた脆弱部としての切欠部24とで構成して、後面衝突
入力に対して前記切欠部24を基点として座屈変形を誘
起して谷部22の上下方向の拡開変形を伴うようにして
あるため、リヤフェンダインナ6Rの座屈変形は図4に
示すように易変形部21の谷部22の上下方向への拡開
変形を伴って、該リヤフェンダインナ6Rを車体外側へ
開く仕事をしながら座屈変形させて、効率よく衝突エネ
ルギー吸収を行わせることができる。
【0054】これは、例えば図5に示すようにリヤエン
ドパネル7にほぼ平行に後面衝突入力Fが作用する所謂
フルラップ後面衝突の場合、該リヤエンドパネル7から
荷重伝達手段25により左右のリヤフェンダインナ6R
にほぼ均等に荷重伝達されることによって、易変形部2
1における谷部22の稜線23に設けた切欠部24に応
力が集中し、該切欠部24を基点として谷部22が上下
方向に拡開変形してリヤフェンダインナ6Rが車体外側
へ開くように座屈変形が進行する。
【0055】この時、リヤフェンダインナ6Rの上下方
向のカーライン上で車幅方向外側となる谷部22aの切
欠部24aを、車幅方向内側となる谷部22bの切欠部
24bよりも後方位置に設定してあるため、前記カーラ
イン上の座屈しにくい車体外側に膨んだ部分の座屈変形
を先行させることができて、該リヤフェンダインナ6R
の座屈変形をスムーズに行わせることができる。
【0056】しかも、このカーライン上の車幅方向外側
となる谷部22aの切欠部24aを基点とした上下方向
の拡開変形と、車幅方向内側となる谷部22bの切欠部
24bを基点とした上下方向の拡開変形との干渉を、こ
れら切欠部24a,24bの前後方向のオフセット配置
によって回避できるため、該拡開変形作用を最大に活か
して衝突エネルギー吸収効率をより一層高めることがで
きる。
【0057】図6はリヤエンドパネル7の片側にほぼ平
行に後面衝突入力Fが作用する所謂オフセット後面衝突
した場合の座屈変形状況を示している。
【0058】このオフセット後面衝突の場合、当然オフ
セット衝突側のリヤフェンダインナ6Rに偏寄って衝突
荷重が大きく作用することになるが、リヤエンドパネル
7の車幅方向中央部には脆弱部としてのビード部27を
上下方向に設けてあるため、このビード部27を基点と
してリヤエンドパネル7が屈曲変形することによって、
オフセット衝突と反対側のリヤフェンダインナ6Rへも
モーメント入力として効率よく荷重伝達させることがで
き、該オフセット衝突と反対側のリヤフェンダインナ6
Rも易変形部21によって座屈変形が促されて、両リヤ
フェンダインナ6R,6Rの座屈変形により衝突エネル
ギーを効率よく吸収することができる。これは、図7に
示すようにリヤエンドパネル7の斜め後方から衝突入力
Fが作用した場合にも同様の座屈変形作用が得られて、
効率のよい衝突エネルギー吸収作用を行わせることがで
きる。
【0059】図8は前記ボディ要素2と中間部ボデイ要
素3との接続構造の異なる例を示すもので、前部ボディ
要素2の接続端部に内側に向けてフランジ14を曲折成
形する一方、中間部ボディ要素3の接続端部に外側に向
けてフランジ15を曲折成形し、これらフランジ14,
15を突合わせてフランジ15端をフランジ14面に溶
接Wにより接合してあり、フランジ14の曲折基部の隅
部には複数個のリブ16を一体に設け、これらフランジ
14,15同志の突合わせによる結合と、リブ16によ
る補強効果とによって、車両の後面衝突時に中間部ボデ
ィ要素3に伝達される衝突荷重を前部ボディ要素2の面
内力として適切に伝達できるようにしてある。
【0060】図9は中間部ボディ要素3と後部ボディ要
素4との接続構造の異なる例を示すもので、後部ボディ
要素4は中間部ボディ要素3の内側にラップさせて、複
数個のリベット等の締結部材10によって締結固定して
ある。
【0061】中間部ボディ要素3の内側には後部ボディ
要素4の端面に係合する複数個のリブ17を一体に設け
てあって、後面衝突時に該リブ17によって後部ボディ
要素4に作用する衝突荷重を中間部ボディ要素3の面内
力として適切に伝達させると共に、後部ボディ要素4と
の接続時の前後方向の位置決め部材としても機能できる
ようにしてある。
【0062】図10,11は後部ボディ要素4のリヤフ
ェンダインナ6Rにおける易変形部21の異なる例を示
している。
【0063】この第4実施形態にあっては、リヤフェン
ダインナ6Rの上下方向のカーラインに沿って、前記第
1実施形態における谷部22と同じ前後方向形成長さ
で、谷部22と山部32とを交互に内,外方向に膨出成
形して波形状に形成すると共に、山部32の稜線33の
前後長さの中間部に脆弱部としての切欠部34を設け、
後面衝突入力に対して前記切欠部34を基点として座屈
変形を誘起して山部32の上下方向の拡開変形を伴うよ
うにしてある。
【0064】この実施形態の場合も前記切欠部34は、
複数条の山部32のうちリヤフェンダインナ6Rの上下
方向のカーライン上で車幅方向外側となる山部32aの
切欠部34aが、車幅方向内側となる山部32bの切欠
部34bよりも後方位置となるように前後方向にオフセ
ットして配置して、車両の後面衝突に対して前記カーラ
イン上の座屈しにくい車体外側に膨んだ部分の座屈変形
が先行し、かつ、このカーライン上の車幅方向外側とな
る山部32aの切欠34aを基点とした上下方向の拡開
変形と、車幅方向内側となる山部32bの切欠部34b
を基点とした上下方向の拡開変形との干渉を回避するよ
うにしてある。
【0065】従って、この第4実施形態の構造によれ
ば、車両の後面衝突に対して、後部ボディ要素4のリヤ
フェンダインナ6Rにおけ易変形部21が、複数条の山
部32の切欠部34を基点とした上下方向の拡開変形を
伴って座屈変形を誘起させて、リヤフェンダインナ6R
を車体外側へ開くように座屈変形させることができ、従
って、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることが
できる。
【0066】なお、この実施形態において必要に応じて
易変形部21の谷部22にも第1実施形態と同様の切欠
部24を設けるようにしてもよい。
【0067】以上のように前記各実施形態によれば、車
両の後面衝突に対してはリヤボディ1の後端の後部ボデ
ィ要素4を積極的に座屈変形させて、該リヤボディ1の
前部側に車体保護領域を確保できる理想的な衝突エネル
ギー吸収作用を行わせることができるが、このような衝
突エネルギー吸収特性上の効果とは別に、リヤボディ1
は前述のように複数に分割した前部ボディ要素2,中間
部ボディ要素3,後部ボディ要素4のそれぞれを鋳物材
で構成しているため、多くのパネル材を集合的に組合わ
せて構成するパネル構造のリヤボディと比較して、部品
点数および組付工数を著しく低減することができると共
に、前記各ボディ要素2,3,4をサブアッセンブリす
ることによってフロントボディとの組付けを一挙に行え
て、車体組付けの自動化をより一層有利に行わせること
ができてコストダウンを図ることができる。
【0068】なお、前記実施形態ではリヤボディ1を3
分割して構成しているが、前部ボディ要素2と中間部ボ
ディ要素3までを一体に鋳造成形して、これと後部ボデ
ィ要素4とによる2分割構成とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す車体後方から見た
分解斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態の車体前方から見た分解
斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】本発明の第1実施形態の車両後面衝突時におけ
る後部ボディの座屈変形状態を示す斜視図。
【図5】本発明の第1実施形態のフルラップ後面衝突時
の変形態様を説明する図3と同様の断面図。
【図6】本発明の第1実施形態のオフセット衝突時の変
形態様を説明する図3と同様の断面図。
【図7】本発明の第1実施形態の斜め後方衝突時の変形
態様を説明する図3と同様の断面図。
【図8】本発明の第2実施形態を示す図3と同様の断面
図。
【図9】本発明の第3実施形態を示す図3と同様の断面
図。
【図10】本発明の第4実施形態の要部を示す斜視図。
【図11】本発明の第4実施形態の車両後面衝突時にお
ける後部ボディ要素の座屈変形状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 リヤボディ 2 前部ボディ要素 3 中間部ボディ要素 4 後部ボディ要素 6 リヤフェンダインナ 6F 中間部ボディ要素のリヤフェンダインナ 6R 後部ボディ要素のリヤフェンダインナ 7 リヤエンドパネル 8,9 フランジ 10 締結部材(接続手段) 21 易変形部 22 谷部 22a 車幅方向外側の谷部 22b 車幅方向内側の谷部 23 谷部の稜線 24 切欠部(脆弱部) 24a 車幅方向外側の脆弱部 24b 車幅方向内側の脆弱部 25 荷重伝達手段 27 上下方向の脆弱部 32 山部 32a 車幅方向外側の山部 32b 車幅方向内側の山部 33 山部の稜線 34 切欠部(脆弱部) 34a 車幅方向外側の脆弱部 34b 車幅方向内側の脆弱部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤボディを、接続手段によって結合さ
    れた鋳物材からなる前後方向に複数に分割したボディ要
    素で構成すると共に、後端側のボディ要素をこれと隣接
    する前部側のボディ要素に対して剛性を低く設定したこ
    とを特徴とする自動車の車体後部構造。
  2. 【請求項2】 リヤボディが、ボディサイドインナを構
    成する前部ボディ要素と、リヤパーセルとリヤフェンダ
    インナの前部とを含む中間部ボディ要素と、リヤフェン
    ダインナの後部とリヤエンドパネルとを含む後部ボディ
    要素とに3分割して構成され、後部ボディ要素から前部
    ボディ要素に向けて順次剛性を高く設定したことを特徴
    とする請求項1に記載の自動車の車体後部構造。
  3. 【請求項3】 中間部ボディ要素のリヤフェンダインナ
    と後部ボディ要素のリヤフェンダインナはそれらの接続
    端部にフランジを備え、これらフランジを突合わせて接
    続手段として締結部材を用いて結合したことを特徴とす
    る請求項2に記載の自動車の車体後部構造。
  4. 【請求項4】 後部ボディ要素のリヤフェンダインナ
    に、後面衝突入力に対して該リヤフェンダインナの座屈
    変形を促す易変形部を設けたことを特徴とする請求項
    2,3に記載の自動車の車体後部構造。
  5. 【請求項5】 易変形部が、リヤフェンダインナの上下
    方向のカーライン上で適宜の間隔をおいて内,外方向に
    膨出して成形されて稜線が前後に向く複数条の谷部又は
    山部と、前記稜線の長さの中間部に設けた脆弱部とで構
    成され、後面衝突入力に対して前記脆弱部を基点として
    座屈変形を誘起して谷部又は山部の上下方向の拡開変形
    を伴うようにしたことを特徴とする請求項4に記載の自
    動車の車体後部構造。
  6. 【請求項6】 リヤフェンダインナの上下方向のカーラ
    イン上で車幅方向外側となる谷部又は山部の脆弱部を、
    車幅方向内側となる谷部又は山部の脆弱部よりも後方位
    置に設定したことを特徴とする請求項5に記載の自動車
    の車体後部構造。
  7. 【請求項7】 リヤエンドパネルに、車幅方向に延在し
    て後面衝突入力をリヤフェンダインナへ伝達する荷重伝
    達手段を設けたことを特徴とする請求項4〜6の何れか
    に記載の自動車の車体後部構造。
  8. 【請求項8】 リヤエンドパネルの車幅方向中央部に、
    脆弱部を上下方向に設けたことを特徴とする請求項7に
    記載の自動車の車体後部構造。
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