JPH0571084U - 車両の後部構造 - Google Patents

車両の後部構造

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JPH0571084U
JPH0571084U JP4408491U JP4408491U JPH0571084U JP H0571084 U JPH0571084 U JP H0571084U JP 4408491 U JP4408491 U JP 4408491U JP 4408491 U JP4408491 U JP 4408491U JP H0571084 U JPH0571084 U JP H0571084U
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JP
Japan
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retainer
opening
panel
reinforcing member
lower back
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Application number
JP4408491U
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English (en)
Inventor
裕路 佐藤
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部品及び組付工数をほとんど増大させずにロア
バックパネルの剛性を高める。 【構成】はね上げ式の開閉体とともにロアバックパネル
13が車体の後部外面を形成し、パネル13の内側に車
幅方向に沿ってロアバック補強部材14が固着される。
リテーナ16の上端がパネル13と補強部材14により
挾着され下端がパネル13の内側に固着され、係止部及
び被係止部17aを有するロック装置17が開閉体を閉
止状態で固定する。係止部が開閉体に取付けられ、被係
止部17aがリテーナ16に取付けられ、被係止部17
aの上方及び下方の補強部材14にそれぞれ上部開口部
14a及び下部開口部が形成される。下部開口部を塞ぐ
ように補強部材14からリテーナ16に向って突出部1
4bが延設され、突出部14bの先端がリテーナ16に
ボルト21により固着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車体後部にラゲージドア又はバックドア等を有する車両の後部構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両として、車体の後部に荷物を収納するラゲージルームを備え、こ のラゲージルームの上部から後部にかけてはね上げ式のラゲージドアを取付けた ものが知られている。この車両の後部構造は図6に示すように、車体の後部外面 を形成するロアバックパネル3の内側には、車幅方向に沿ってスポット溶接によ りロアバック補強部材4が固着される。車幅方向中央にはリテーナ6が設けられ 、その上端はパネル3と補強部材4により挾着され、下端はパネル3の内側に固 着される。 このリテーナ6の上部にはラゲージドア2を閉止状態で固定するロック装置7 のストライカ7aが取付けられる。またリテーナ6に取付けられたストライカ7 aの上方に位置する補強部材4にはラゲージドア2に取付けたロック装置7のフ ックを係止するための上部開口部4aが形成され、ストライカ7aの下方に位置 する補強部材4にはリヤコンビネーションランプやカーテシスイッチのワイヤハ ーネス8のアース線9用アース端子9aをリテーナ6に取付けるための下部開口 部4bが形成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記車両の後部構造では補強部材に下部開口部が形成されているため 、ロアバックパネルの剛性が十分に確保できず、ラゲージドアの閉止動作に伴う 衝撃やロアバックパネルへの外部からの衝撃等によりロアバックパネルが変形す る恐れがあった。
【0004】 本考案の目的は、部品及び組付工数をほとんど増大させずにロアバックパネル の剛性を高めることのできる車両の後部構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1及び図5を 用いて説明する。 本考案は、車体の後部に設けられたはね上げ式の開閉体12とともに車体の後 部外面を形成するロアバックパネル13と、パネル13の内側に車幅方向に沿っ て固着されたロアバック補強部材14と、上端がパネル13と補強部材14によ り挾着され下端がパネル13の内側に固着されたリテーナ16と、係止部及び被 係止部17aを有し開閉体12を閉止状態で固定するロック装置17とを備え、 係止部が開閉体12に取付けられ、被係止部17aがリテーナ16に取付けられ 、リテーナ16に取付けられた被係止部17aの上方及び下方の補強部材14に それぞれ上部開口部14a及び下部開口部が形成された車両の後部構造の改良で ある。 その特徴ある構成は、下部開口部を塞ぐように補強部材14からリテーナ16 に向って突出部14bが延設され、突出部14bの先端がリテーナ16にボルト 21により固着されたところにある。 また、ロック装置17の係止部をリテーナ16に取付け、被係止部17aを開 閉体12に取付けることができる。
【0006】
【作用】
ロアバック補強部材14の突出部14bが下部開口部を塞ぎ、その先端がリテ ーナ16にボルト21により固着されたので、開閉体12の閉止動作による衝撃 やロアバックパネル13への外部からの衝撃が加わってもロアバックパネル13 は容易に変形しない。
【0007】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図5に示すように、乗用車10の車体後部には荷物を収納するラゲージ ルーム11が設けられ、このラゲージルーム11の上部から後部にかけてはね上 げ式のラゲージドア12が取付けられる(図5)。閉止時のラゲージドア12と ともにロアバックパネル13により車体の後部外面が形成され、このパネル13 の内側には車幅方向に沿ってロアバック補強部材14がスポット溶接により固着 される。パネル13の車幅方向中央の内側にはリテーナ16が設けられ、その上 端はパネル13と補強部材14により挾着され、下端はパネル13の内側に固着 される。図4に示すように、補強部材14の下縁をパネル13の内面に固着する ためのスポット溶接のピッチP1はリテーナ16を跨ぐ部分だけ通常のピッチP2 より広く形成される(図4)。またスポット溶接された部分はパネル13と補強 部材14により閉断面が形成され(図2)、スポット溶接されていない部分は補 強部材14の下端はパネル13に密着しないように形成される(図3)。
【0008】 図1に詳しく示すように、リテーナ16の上部にはラゲージドア12を閉止状 態で固定するロック装置17のストライカ17aが取付けられ、ラゲージドア1 2の閉止時にストライカ17aに対向するラゲージドア12にはフック(図示せ ず)が取付けられる。リテーナ16に取付けられたストライカ17aの上方に位 置する補強部材14には、ラゲージドア12に取付けたロック装置17のフック をストライカ17aに係止するための上部開口部14aが形成される。またリヤ コンビネーションランプやカーテシスイッチのワイヤハーネス18がパネル13 とリテーナ16の間に挿通される。
【0009】 本実施例の特徴ある構成は、ストライカ17aの下方に従来形成された下部開 口部を塞ぐための突出部14bが補強部材14からリテーナ16に向って延設さ れ、この突出部14bの先端がリテーナ16にボルト21により固着されたとこ ろにある。ボルト21はこの例ではアース端子を取付けるためのボルトであり、 リテーナ16の背面にはボルト21が螺合可能なナット22が溶着される。
【0010】 このように構成された車両の後部構造の作用を説明する。 ボルト21をワイヤハーネス18のアース線19のアース端子19a、補強部 材14の突出部14b及びリテーナ16を介してリテーナ16の背面に溶着され たナット22に螺着する(図1)。この結果、部品点数を増加せず、かつ組付工 数を増大せずに、ラゲージドア12の閉止動作による衝撃やロアバックパネル1 3への外部からの衝撃が加わってもパネル13は容易に変形しなくなり、パネル 13の剛性をアップさせることができる。
【0011】 なお、実施例では補強部材の突出部の先端をアース端子を取付けるためのボル トを利用して固着したが、これは一例であってアース端子を取付けるためのボル ト以外のボルト等によって固着してもよい。またリテーナの背面にナットを溶着 せずにリテーナにねじ孔を形成してもよい。 また、実施例では車体の後部にラゲージドアを有する乗用車を挙げたが、これ に限らず車体の後部にバックドアを有するハッチバック車でもよい。 更に、リテーナにはストライカではなくフックを取付けてもよい。この場合、 このフックに係止するストライカはラゲージドアに取付けられる。
【0012】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、ロアバック補強部材の突出部が下部開口 部を塞ぎその先端がリテーナに固着されたので、開閉体の閉止動作による衝撃や ロアバックパネルへの外部からの衝撃が加わってもロアバックパネルは容易に変 形せず、ロアバックパネルの剛性が高まる。また従来とほとんど同一の部品及び 組付工数で本考案の構造に形成することができる。 更に本考案の構造にすることにより過大な剛性が得られれば、補強部材のスポ ット溶接のピッチを広げたり、補強部材又はロアバックパネルの板厚を小さくし たりすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案一実施例車両の後部構造を示す図
4のA−A線断面図。
【図2】図2は図4のB−B線断面図。
【図3】図3は図4のC−C線断面図。
【図4】図4は図5のD部拡大背面図。
【図5】図5は乗用車の後部を示す要部斜視図。
【図6】図6は従来例を示す図1に対応する断面図。
【符号の説明】
12 ラゲージドア(開閉体) 13 ロアバックパネル 14 ロアバック補強部材 14a 上部開口部 14b 突出部 16 リテーナ 17 ロック装置 17a ストライカ(被係止部) 21 ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部に設けられたはね上げ式の開
    閉体(12)とともに前記車体の後部外面を形成するロアバ
    ックパネル(13)と、前記パネル(13)の内側に車幅方向に
    沿って固着されたロアバック補強部材(14)と、上端が前
    記パネル(13)と前記補強部材(14)により挾着され下端が
    前記パネル(13)の内側に固着されたリテーナ(16)と、係
    止部及び被係止部(17a)を有し前記開閉体(12)を閉止状
    態で固定するロック装置(17)とを備え、 前記係止部が前記開閉体(12)又はリテーナ(16)に取付け
    られ、前記被係止部(17a)が前記リテーナ(16)又は開閉
    体(12)に取付けられ、前記リテーナ(16)に取付けられた
    前記被係止部(17a)又は係止部の上方及び下方の前記補
    強部材(14)にそれぞれ上部開口部(14a)及び下部開口部
    が形成された車両の後部構造において、 前記下部開口部を塞ぐように前記補強部材(14)から前記
    リテーナ(16)に向って突出部(14b)が延設され、 前記突出部(14b)の先端が前記リテーナ(16)にボルト(2
    1)により固着されたことを特徴とする車両の後部構造。
JP4408491U 1991-05-16 1991-05-16 車両の後部構造 Pending JPH0571084U (ja)

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JP (1) JPH0571084U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001253370A (ja) * 2000-03-10 2001-09-18 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体後部構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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