JPH07267146A - トランクサイドの接合構造 - Google Patents

トランクサイドの接合構造

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Publication number
JPH07267146A
JPH07267146A JP6081093A JP8109394A JPH07267146A JP H07267146 A JPH07267146 A JP H07267146A JP 6081093 A JP6081093 A JP 6081093A JP 8109394 A JP8109394 A JP 8109394A JP H07267146 A JPH07267146 A JP H07267146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trunk side
trunk
engaging
engaging hole
joining structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP6081093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Iwaki
孝 岩城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH07267146A publication Critical patent/JPH07267146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立て時の合わせ工数がかからず、見栄え
の良いトランクサイドの接合構造を提供することを目的
とする。 【構成】 トランクサイド前部2の端部に設けた段差部
4とトランクサイド後部3の端部とを接合するようにし
たトランクサイドの接合構造1において、前記トランク
サイド前部2の段差部4に係合孔7を設け、前記トラン
クサイド後部3の端部に、この係合孔7に係合する突起
9を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のトランクサイド
の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のトランクサイドの接合構造
について説明する。
【0003】図6及び図7は従来のトランクサイドの接
合構造を示すものであって、プレス成形されたトランク
サイド前部aの後端部には段差部eが形成されており、
この段差部eにプレス成形されたトランクサイド後部b
の前端部を合わせてリベットdにより固定し、その組み
立て品を車体に取り付けるようにしている。
【0004】トランクサイド前部a及びトランクサイド
後部bの材質は成形不織布やポリストックなどであっ
て、これらのプレス成形時にリベットd用の穴hの成形
を同時に行うか、或いは別工程によって加工するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、トランクサイド前部aとトランクサイド後
部bを組み立てるときに、トランクサイド後部bを段差
部eに突き当てて組み立てるが、この両者の上下方向を
規制するものがないので上下方向にずれ易く、リベット
d用の穴hをトランクサイド前部aとトランクサイド後
部bとで合わせるのに工数がかかるなどの問題点を有し
ていた。
【0006】また、トランクサイド前部aとトランクサ
イド後部bとの合わせ部gに図8に示すようなめくれや
段差が生じて見栄えが悪く、さらに、トランクサイド後
部bに図9に示すような矢印方向の力fが加わると、ト
ランクサイド後部bの合わせ部gが剥がれ易いなどの問
題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、組み立て時の接合工数がかからず、見栄えの良いト
ランクサイドの接合構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のトランクサイドの接合構造は、一方のトラン
クサイド部材の端部に設けた段差部と他方のトランクサ
イド部材の端部とを接合するようにしたトランクサイド
の接合構造において、前記一方のトランクサイド部材の
段差部に係合孔を設け、前記他方のトランクサイド部材
の端部に、この係合孔に係合する係合部材を設けた構成
を有している。
【0009】
【作用】この構成によって、一方のトランクサイド部材
の段差部に他方のトランクサイド部材の端部を接合し
て、他方のトランクサイド部材の係合部材を一方のトラ
ンクサイド部材の係合孔に係合することにより、係合部
材と係合孔とが互いのトランクサイド部材の上下左右方
向の動きを規制し、一方のトランクサイド部材の段差部
と他方のトランクサイド部材の端部とが接合されて前後
方向の動きを規制するので、組み立て時の接合工数がか
からず、また係合部材と係合孔との係合によって接合部
の剛性が増すので、接合部にめくれや段差を生じること
がなく見栄えが良い。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1は本発明に係わるトランクサイド構造
の斜視図、図2はその断面図である。図1において、1
はトランクサイドの接合構造、2は一方のトランクサイ
ド部材であるトランクサイド前部、3は他方のトランク
サイド部材であるトランクサイド後部である。
【0012】自動車のトランクルームの内部は両サイド
に配設されるトランクサイド、後部側に配設されるトラ
ンクリヤなどのトランクトリムによって覆われているも
のが多い。そして、トランクサイドはトランクサイド前
部2とトランクサイド後部3とが接合されたトランクサ
イドの接合構造1を備えている。
【0013】また、トランクサイド前部2やトランクサ
イド後部3などは、ポリエステルとポリプロピレンの混
紡である成形不織布や、ポリプロピレンと木粉とで成形
したポリストックやKTS(カサイサーマルシート)、
或いはポリストックに不織布を貼り付けたものなどが使
用されている。そして、いずれの材質もコールドプレス
によって成形可能であり、KTSは真空成形も可能であ
る。
【0014】トランクサイド前部2にはホイルハウスを
覆うホイルハウス部2aが形成されており、トランクサ
イド前部2の前端部2bはリヤシートの裏側に回り込ん
でいる。また、トランクサイド前部2の後端部には段差
部4が形成されており、この段差部4はトランクサイド
前部2と平行なフランジ5と、トランクサイド前部2と
直角な突き当て面6とになされている。そして、この突
き当て面6にはウォータージェットまたは打ち抜きによ
って形成された複数の係合孔7が適宜の間隔をもって形
成されている。
【0015】トランクサイド後部3の前端部にはフェン
ダーを覆うフェンダー部3aが形成されており、トラン
クサイド後部3の後端部3bはトランクリヤ側に回り込
んでいる。また、トランクサイド後部3の前端縁8には
トランクサイド前部2の係合孔7に係合する複数の係合
部材である突起9が形成されている。また、トランクサ
イド前部2の後端部には、前記突起9の係合後にこの突
起9の略中心を貫通するリベット15用の孔10が形成
されており、突起9には孔11が形成されている。
【0016】以上のように構成されたトランクサイドの
接合構造1は、トランクサイド前部2の段差部4の突き
当て面6にトランクサイド後部3の前端縁8を突き当て
て、トランクサイド後部3の突起9をトランクサイド前
部2の係合孔7に係合することにより、突起9と係合孔
7との係合によって互いのトランクサイド部材の上下左
右方向の動きが規制され、トランクサイド前部2の突き
当て面6トランクサイド後部3の前端縁8とでトランク
サイド部材の前後方向の動きが規制されるので、トラン
クサイド前部2とトランクサイド後部3とがずれること
がなく、リベット孔10、11の合わせが容易で工数が
かからない。また、突起9と係合孔7との係合によって
接合部分の剛性が増すので、トランクサイド後部3に図
3に示すような矢印方向の力Fが加わっても接合部分に
めくれや段差、あるいは剥がれを生じることがなく見栄
えが良い。
【0017】また、図4に示すように、トランクサイド
前部2の段差部4の係合孔12をフランジ5に設け、ト
ランクサイド後部3の突起13をトランクサイド後部3
の裏面側に係合孔12に対応して形成し、トランクサイ
ド前部2の段差部4にトランクサイド後部3の前端縁8
を突き当てて、突起13を係合孔12に係合するように
してもよい。この場合は、突起13と係合孔12との近
傍にリベット15用の孔10、11を形成する。
【0018】トランクサイド前部2とトランクサイド後
部3との接合部分を上記のように構成することにより、
突起13と係合孔12との係合によって、トランクサイ
ド前部2とトランクサイド後部3との上下前後方向の動
きが規制され、フランジ5面とトランクサイド後部3の
前端部との接合によって、左右方向の動きが規制される
ので、トランクサイド前部2とトランクサイド後部3と
がずれることがなく、リベット孔10、11の合わせが
容易で工数がかからない。また、トランクサイド後部3
の突起13が裏面側に向いているので、トランクサイド
後部3の前端部の剛性が増し、接合部分にめくれや反り
を生じることがない。
【0019】また、係合孔12がトランクサイド前部2
の成形方向に向いているので、成形時に同時に係合孔1
2を明けることができ、孔明け作業が容易で工数を低減
することができる。さらに、トランクサイド前部2とト
ランクサイド後部3とを接合する際に、係合孔12が正
面に見えるので作業がやり易い。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、一方のトランク
サイド部材の端部に設けた段差部と他方のトランクサイ
ド部材の端部とを接合するようにしたトランクサイドの
接合構造において、前記一方のトランクサイド部材の段
差部に係合孔を設け、前記他方のトランクサイド部材の
端部に、この係合孔に係合する係合部材を設けることに
より、一方のトランクサイド部材の段差部に他方のトラ
ンクサイド部材の端部を接合して、他方のトランクサイ
ド部材の係合部材を一方のトランクサイド部材の係合孔
に係合することにより、係合部材と係合孔とが互いのト
ランクサイド部材の上下左右方向の動きを規制し、一方
のトランクサイド部材の端部の段差部と他方のトランク
サイド部材の端部とが接合されて前後方向の動きを規制
するので、組み立て時の接合工数がかからず、また係合
部材と係合孔との係合によって接合部の剛性が増すの
で、接合部にめくれや段差を生じることがなく、見栄え
の良いトランクサイドの接合構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるトランクサイドの接合
構造の斜視図である。
【図2】同トランクサイドの接合構造の要部分解斜視図
である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の他の実施例におけるトランクサイドの
接合構造の要部分解斜視図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】従来のトランクサイドの接合構造の斜視図であ
る。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図である。
【図8】従来のトランクサイドの接合構造の欠陥例(め
くれ)の断面図である。
【図9】同トランクサイドの接合構造の欠陥例(剥が
れ)の断面図である。
【符号の説明】
1 トランクサイドの接合構造 2 トランクサイド前部(一方のトランクサイド部材) 3 トランクサイド後部(他方のトランクサイド部材) 4 段差部 7 係合孔 9 突起(係合部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のトランクサイド部材の端部に設け
    た段差部と他方のトランクサイド部材の端部とを接合す
    るようにしたトランクサイドの接合構造において、前記
    一方のトランクサイド部材の段差部に係合孔を設け、前
    記他方のトランクサイド部材の端部に、この係合孔に係
    合する係合部材を設けたことを特徴とするトランクサイ
    ドの接合構造。
JP6081093A 1994-03-29 1994-03-29 トランクサイドの接合構造 Pending JPH07267146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6081093A JPH07267146A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 トランクサイドの接合構造

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JP6081093A JPH07267146A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 トランクサイドの接合構造

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JPH07267146A true JPH07267146A (ja) 1995-10-17

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JP6081093A Pending JPH07267146A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 トランクサイドの接合構造

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JP (1) JPH07267146A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001253370A (ja) * 2000-03-10 2001-09-18 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体後部構造
JP2008144751A (ja) * 2006-11-14 2008-06-26 Toyoda Gosei Co Ltd エンジンカバー
US7810598B2 (en) 2006-11-14 2010-10-12 Toyoda Gosei Co., Ltd. Engine cover

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001253370A (ja) * 2000-03-10 2001-09-18 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体後部構造
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