JP2001179661A - 電池式携帯用電動工具 - Google Patents
電池式携帯用電動工具Info
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Abstract
触を安定させると共に、ハウジングの熱変形を防ぐこと
で、接触面及びその周辺部材の寿命向上を図ることであ
る。 【解決手段】 ターミナル3の他端側に端子2と接触す
る平面部を設けると共に、バックスプリング4の他端側
にハンドル部の内周に当接する延在部を設け、更に延在
部により弾性変形して成るバックスプリング4で平面部
を押圧するよう構成する。
Description
タに電力を供給する蓄電池に設けた端子に接触可能なタ
ーミナルの接触構成に関するものである。
ンパクトドライバを用いて説明する。上記インパクトド
ライバは、図5に示すようハウジング5内に駆動源であ
るモータ10と、モータ10の回転動力を減速するため
の歯車機構部と、図示しない先端工具に回転力及び打撃
力を伝達するための出力機構部11とを有しており、更
に上記ハウジング5には、インパクトドライバ本体を操
作するためのハンドル部が形成されている。このハンド
ル部内には、主にモータ10への電力供給を制御するス
イッチ9、及び上記ハンドルの下端部に着脱自在に配さ
れる蓄電池1の端子2に電気的に接触可能なターミナル
3等が収容されている。このような構成を有するインパ
クトドライバにおいて、先端工具に動力を伝達するに
は、蓄電池1の電力を蓄電池1の端子2に接触するター
ミナル3を介してスイッチ9に供給し、更にリード線を
介してモータ10に給電する必要がある。
子2とターミナル3との接触部について説明する。図6
は図5のA方向から見た矢視図、図7は銅製のターミナ
ル3とステンレス製のバックスプリング4とを示す外観
図、図8は図6のB方向から見た矢視図である。なお、
図6において中心線より左側は蓄電池1の装着されてい
ない状態を示しており、右側は蓄電池1の挿入されてい
る状態を示している。ターミナル3は、バックスプリン
グ4と共にターミナルサポート6にカシメられており、
このターミナルサポート6はハウジング5に固定されて
いる。また、ターミナル3とスイッチ9は、カシメによ
って直接的に連結されている。更にくの字に曲げられる
ことで形成されるターミナル3のR部が、蓄電池1の端
子2と押圧接触していると共に、接触面からターミナル
3にかかる荷重をターミナル3の外周に配したバックス
プリング4でカバーするよう構成されている。
9〜図11に示す接触構成もあるため以下に説明する。
図9は他の接触例を示すハンドル部の縦断側面図、図1
0は銅製のターミナル3を示す外観図、図11は図9の
B方向から見た矢視図である。なお、図9において中心
線より左側は蓄電池1の装着されていない状態を示して
おり、右側は蓄電池1の挿入されている状態を示してい
る。ターミナルサポート6は、左右のターミナル3間に
組込まれることで、ターミナル3を拘束している。ま
た、山型に曲げられた曲げ部の頂部が蓄電池1の端子2
に押圧接触していると共に、接触面からターミナル3に
かかる荷重をハウジングに常時接触する脚部を有したタ
ーミナル3自体でカバーするよう構成されている。
問題点を以下に詳述する。
ルの接触面がR形状であることから接触面積が小さく、
極所的に大電流の流れ易い構成であり、更にインパクト
ドライバやインパクトレンチ等の使用時に発生する振動
により接触部においてはチャタリングを誘起し易く、こ
れにより酸化物が発生し導通不良を起こしたり、この酸
化物の抵抗によって生じる発熱によりターミナルや蓄電
池の端子が使用不能になってしまうという問題があっ
た。
ターミナルがハウジングに接触しているため、接触部で
発生した熱がターミナルから直接的にハウジングに伝わ
りハウジングを熱変形させてしまうという問題があっ
た。
池の端子とターミナルとの接触を安定させると共に、ハ
ウジングの熱変形を防ぐことで、接触面及びその周辺部
材の寿命向上を図ることである。
容するハウジングと、ハウジングに形成したハンドル部
と、ハンドル部に着脱自在な蓄電池と、蓄電池に設けた
端子と、端子に電気接触する銅製のターミナルと、ター
ミナルと端子との接触面から受ける荷重をカバーするよ
うターミナル外周に配されるバックスプリングと、バッ
クスプリング及びターミナルの一端側が固定されるター
ミナルサポートと、ターミナルサポートをハンドル部内
に配置するための収容部とを備えた電池式携帯用電動工
具において、ターミナルの他端側に端子と接触する平面
部を設けると共に、バックスプリングの他端側にハンド
ル部の内周に当接する延在部を設け、更に延在部により
弾性変形して成るバックスプリングで平面部を押圧する
よう構成することにより達成される。
して、図1〜図4に示すインパクトドライバを用いて説
明する。図1は本実施例になるインパクトドライバを示
す一部縦断側面図、図2は図1のA方向から見た矢視
図、図3は本実施例になるターミナル3及びバックスプ
リング4を示す外観図であり、(a)は銅製のターミナ
ル3とステンレス製のバックスプリング4を示す外観図
であり、(b)はスリットの形成された銅製のターミナ
ル3と同じくスリットの形成されたステンレス製のバッ
クスプリング4を示す外観図、図4は図2のB方向から
見た矢視野図である。
うハウジング5内に、駆動源であるモータ10と、モー
タ10の回転動力を減速するための歯車機構部と、図示
しない先端工具に回転力及び打撃力を伝達するための出
力機構部11とを有しており、更に上記ハウジング5に
はインパクトドライバ本体を操作するための把持部とし
てハンドル部が形成されている。このハンドル部内に
は、主にモータ10への電力供給を制御するスイッチ
9、及び上記ハンドル部の下端に着脱自在に配される蓄
電池1の端子2(以下電池端子と称す)に電気接触する
ターミナル3等が収容されている。このように構成され
たインパクトドライバにおいて、先端工具に動力を伝達
するためには、蓄電池1の電力を電池端子2に電気接触
しているターミナル3を介してスイッチ9に供給すると
共に、更にリード線を介してモータ10に給電する必要
がある。
ターミナル3との接触について詳述する。なお、図2に
おいて中心線より左側はハンドル部に蓄電池1の装着さ
れていない状態を示しており、右側はハンドル部に蓄電
池1の挿入されている状態を示している。
接触部材として、図3(a)に示すターミナル3及びバ
ックスプリング4を使用する時について説明する。電池
端子2と電気接触するために従来のR部よりも接触面積
の大きい平面部を有するターミナル3の外周には、バッ
クスプリング4が重なり合うよう配されており、このバ
ックスプリング4の反スイッチ側に延在する端部がハウ
ジング5の内周に常時接触することで生じる弾性力によ
り上記平面部の中央をバックスプリング4が押圧して電
池端子2に接触させているため、接触圧を均等にするこ
とができると共に、ターミナル3に加わる接触面からの
荷重をバックスプリング4により確実にカバーすること
ができる。このような構成にすることで、安定した導電
性及び接触圧を得ることができると共に、ターミナル3
上に高耐熱性且つ低熱伝導率のステンレスから成るバッ
クスプリング4を配すことで、電池端子2とターミナル
3との接触面にて発生した熱はバックスプリング4を介
して伝わるため、ハウジング5の熱変形を防ぐことがで
きる。
ング4と共にターミナルサポート6にカシメられてお
り、このターミナルサポート6はハウジング5に形成さ
れたターミナルサポート収容部内に移動可能に配されて
いる。つまり、図4に示すよう上記収容部とターミナル
サポート6間には所定の隙間が設けられており、ハンド
ル部に収容された蓄電池1の可動域より大きい隙間とし
ている。また、併せてターミナル3とスイッチ9とを柔
軟性を有する導線8’により接続することで、インパク
トドライバ本体の振動によりターミナル3が蓄電池1と
共に動き易くなり接触不良が起き難くなる。このような
構成にすることで、より安定した導電性及び接触圧を得
ることができる。
リットを有したターミナル3’及びバックスプリング
4’を使用すると、2分割された接触部が各々独立して
動くため、インパクトドライバ本体に振動が生じても一
方の接触片が接触面から離れても他方の接触片が接触維
持するため、更に安定した導電性を得ることができる。
なお、本実施例では2分割したターミナル3’及びバッ
クスプリング4’について説明したが、特に2分割以上
であっても良い。
ミナル3に平面部(平坦部)を設けているが、この平面
部は振動が生じても端子2とターミナル3,3’が電気
的に十分接触する面積を有していれば良い。
例にとり説明したが、この他にも電池式携帯用電動工具
として、インパクトレンチ、ドライバドリル及びグライ
ンダ等に採用した場合であっても上記同様の効果を得る
ことができる。
端子と接触する平面部を設けると共に、バックスプリン
グの他端側にハンドル部の内周に当接する延在部を設
け、更に延在部により弾性変形して成るバックスプリン
グで平面部を押圧するよう構成することで、端子とター
ミナルとの接触を安定させると共に、ハウジングの熱変
形を防ぐことができ、その結果、接触面及びその周辺部
材の寿命向上を図ることができる。
断側面図である。
グを示す外観図であり、(a)は銅製のターミナルとス
テンレス製のバックスプリングを示す外観図、(b)は
スリットの形成された銅製のターミナルと同じくスリッ
トの形成されたステンレス製のバックスプリングを示す
外観図である。
断側面図である。
製のバックスプリングとを示す外観図である。
ある。
図である。
ナル、4はバックスプリング、4’はバックスプリン
グ、5はハウジング、6はターミナルサポート、7はタ
ーミナルカシメ部、8はスイッチカシメ部、8’は導
線、9はスイッチ、10モータ、11は出力機構部であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 モータを収容するハウジングと、該ハウ
ジングに形成したハンドル部と、該ハンドル部に着脱自
在な蓄電池と、該蓄電池に設けた端子と、該端子に電気
接触する銅製のターミナルと、該ターミナルと前記端子
との接触面から受ける荷重をカバーするよう前記ターミ
ナル外周に配されるバックスプリングと、該バックスプ
リング及び前記ターミナルの一端側が固定されるターミ
ナルサポートと、該ターミナルサポートを前記ハンドル
部内に配置するための収容部とを備えた電池式携帯用電
動工具において、前記ターミナルの他端側に前記端子と
接触する平面部を設けると共に、前記バックスプリング
の他端側に前記ハンドル部の内周に当接する延在部を設
け、更に該延在部により弾性変形して成る前記バックス
プリングで前記平面部を押圧するよう構成することを特
徴とした電池式携帯用電動工具。 - 【請求項2】 前記バックスプリングは、前記平面部の
中央を押圧することを特徴とした請求項1記載の電池式
携帯用電動工具。 - 【請求項3】 前記ターミナルサポートは、前記ハンド
ル部内の蓄電池の可動域より大きく移動できるよう、前
記収容部に配されていることを特徴とした請求項1記載
の電池式携帯用電動工具。 - 【請求項4】 前記ターミナルと前記モータに電力を供
給するためのスイッチ間を柔軟性を有する導線で接続す
ることを特徴とした請求項1記載の電池式携帯用電動工
具。 - 【請求項5】 前記ターミナル及び前記バックスプリン
グの長手方向にスリットを設けることを特徴とした請求
項1,2記載の電池式携帯用電動工具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP37226099A JP4097376B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 電池式携帯用電動工具 |
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JP2001179661A true JP2001179661A (ja) | 2001-07-03 |
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- 1999-12-28 JP JP37226099A patent/JP4097376B2/ja not_active Expired - Fee Related
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