JP2002254355A - コードレス工具 - Google Patents

コードレス工具

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JP2002254355A
JP2002254355A JP2001058629A JP2001058629A JP2002254355A JP 2002254355 A JP2002254355 A JP 2002254355A JP 2001058629 A JP2001058629 A JP 2001058629A JP 2001058629 A JP2001058629 A JP 2001058629A JP 2002254355 A JP2002254355 A JP 2002254355A
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秀樹 黒沢
Yoshio Iimura
良雄 飯村
Shigeru Honma
滋 本間
Takao Tanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明によれば、電池セル及びラッチの配置
を工夫することにより、公称電圧の高い蓄電池の高さを
抑えられるため、コードレス工具本体に蓄電池を装着し
てもコードレース工具自体の全高を低く抑えられるの
で、コードレス工具のコンパクト化が図れると共に、蓄
電池の底面を下にした状態でもバランスがとれるためコ
ードレス工具を立たせることができるなど使い勝手に優
れたコードレス工具を提供することができる。 【解決手段】 電池ケース5内に、電池セル4に囲まれ
且つ電池セル4の巾より大きい空間19を設け、更に空
間19に配置される操作片9の一端に電池ケース5と接
触する支持部10を設け且つ他端に係合凸部9aを設け
ると共に、支持部10と係合凸部9aとの中間部から弾
性体11の付勢方向に伸びる中間連結部9dを有してお
り、更に電池ケース5から突出する中間連結部9dの一
部を、支持部10を中心として回動可能な操作片9を弾
性体11の付勢力に抗して回動させることで、操作片9
に設けた係合凸部9aとハウジング8に設けた係合凹部
8bとの係合を解除するための操作部9bとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池を動力源と
するドライバドリル或いはインパクトドライバなどのコ
ードレス工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコードレス工具及びそれらに使用
されている蓄電池を図5〜図9を用いて説明する。図5
及び図9に示すドライバドリル1やインパクトドライバ
2には、図6及び図8に示す形状をしたニッケルカドミ
ウム電池或いはニッケル水素電池などの蓄電池3(3a
は公称電圧9.6V,3bは公称電圧12V)が使用さ
れている。これら蓄電池3a,3bは、公称1.2Vの
起電力を有する電池セル4と、これら電池セル4を収納
するためのプラスチック製電池ケース5とを有してお
り、上記電池ケース5内には、2〜20本程度の電池セ
ル4が直列に接続された状態で収納されている。更に蓄
電池3a,3bの外観を形成する電池ケース5は、第一
電池ケース5aと第二電池ケース5bとの大きく二つか
ら構成されており、蓄電池のベース部(基部)を形成す
る第一電池ケース5aから上方に起立する位置に、駆動
源であるモータ6に電力を供給するための接続端子7を
有する第二電池ケース5bが設けられている。また、蓄
電池3a,3bには、コードレス工具本体を形成する二
つ割ハウジング8(外枠)に対して蓄電池3a,3bを
着脱するための操作片9(ラッチ)が設けられている。
【0003】図7〜図9を用いて公称電圧12Vの蓄電
池3bを説明すると、電池ケース5内には、直列に接続
された10本の電池セル4が収容されており、この10
本ある電池セル4のうち8本の電池セル4は第一電池ケ
ース5a内に配置されており、残り2本の電池セルは第
二電池ケース5b内に配置されている。また、第一電池
ケース5aには、外部操作により支持部10を中心とし
て回動可能な係合凸部9aを有する操作片9と、この操
作片9に形成した操作部9bを蓄電池外周側に常に付勢
する弾性体11(スプリング)とが収納されている。次
にコードレス工具本体に対する蓄電池3bの着脱構成を
説明する。コードレス工具本体に蓄電池3bを装着する
場合には、コードレス工具本体の蓄電池収納部8aに第
二電池ケース5bを挿入する。ある所まで挿入すると係
合凸部9aと係合する係合凹部8bの設けられたハウジ
ング8に形成されている斜面8cに沿って、同じく斜面
9cを有する係合凸部9aが移動する。その後、弾性体
11の反力によって操作片9が反矢印12方向に回動し
て自動的に係合凸部9aが係合凹部8bに係合する。こ
れによりコードレス工具本体に蓄電池5を装着すること
ができる。また、逆にコードレス工具本体から蓄電池5
を離脱させる場合には、弾性体11の付勢力に抗して矢
印12方向に操作片9を回動させ係合凸部9aと係合凹
部8bとの係合を解除する。これによりコードレス工具
本体から蓄電池3bを離脱させることができる。なお、
図5〜図9に示す例は、蓄電池5に1つの着脱機構を設
けた例であるが、同様の着脱機構を2つ有する構成のも
のもある。
【0004】通常、蓄電池3は、充電器によってフル充
電された後、コードレス工具本体の蓄電池収納部8aに
再セットされ使用されるものである。使用者によっては
公称電圧の異なる種々の蓄電池3を使用している場合が
あるため、今では一台で種々の蓄電池3を充電可能な汎
用性ある充電器が提供されている。汎用性を得るために
は、種々ある蓄電池3の第二電池ケース5bの形状を同
一形状とし、且つ上記第二電池ケース5bの挿入される
充電用嵌合穴を充電器に設ける必要がある。更に種々あ
る蓄電池3の第二電池ケース5bの形状を同一形状とす
ることにより、9.6Vや12Vのように公称電圧の異
なるコードレス工具であっても蓄電池収納部8aの形状
が同一形状のハウジング8を共有して使用することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コードレス工具に使用
される蓄電池としては、用途に応じて例えば9.6V,
12V,14.4V,18V,24Vなどのように公称
電圧の異なる種々のものが提供されており、一般的に公
称電圧が高くなるにつれ電池セルの数が増加するため、
電池セルを収納する電池ケース、即ち蓄電池の外観形状
が大きくなっているのが実情である。コードレス工具本
体を形成するハウジングに形成した蓄電池収納部の大き
さを変更することなく、公称電圧の大きい蓄電池を蓄電
池収納部に嵌合させるためには、蓄電池の電池セルを更
に縦方向に配列する必要があるため、蓄電池の全高が高
くなってしまい、これ故、このような蓄電池をコードレ
ス工具本体に装着すると、コードレス工具自体の全高が
高くなってしまいコンパクト化が図れないという問題が
あった。また、これに伴い蓄電池の底面を下にしてコー
ドレス工具を立たせようとしても全体的バランスがとれ
ない、即ちコードレス工具の重心位置が高くなるため不
安定となり、結果的にコードレス工具を立たせることが
できないという問題があった。
【0006】そこで、電池セルを縦方向ではなく横方向
に配列することが考えられるのだが、蓄電池の両側面側
に操作片が設けられているタイプの蓄電池の場合には、
蓄電池の巾とほぼ同じ巾を有するハウジングの一部に操
作片が係合するように設計されているため、蓄電池の全
高を気にして蓄電池の巾を横方向に広げてしまうと、ハ
ウジングを横方向に大きくしなければならいため、ハウ
ジングの共用化が図れなくなり、この結果、製造コスト
が高くなってしまうという問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記問題を解消し、電池
セル及びラッチの配置を工夫することにより、公称電圧
の高い蓄電池の高さを抑えられるため、コードレス工具
本体に蓄電池を装着してもコードレース工具自体の全高
を低く抑えられるので、コードレス工具のコンパクト化
が図れると共に、蓄電池の底面を下にして立てた時にも
バランスがとれるためコードレス工具を立たせることが
できる使い勝手に優れたコードレス工具を提供すること
である。また、電池セルを縦方向ではなく横方向に配列
した時に生じる不具合を全く有さない着脱機構であり、
更に公称電圧の異なる種々の蓄電池に共通して本構成を
設け、且つコードレス工具本体の蓄電池収納部の形状を
変更せずに済むため製造コストの低減化が図れる。
【0008】また、上記目的は、コードレス工具本体か
ら蓄電池を着脱する際、必要最小限の力で操作片を操作
するようにすることで、作業性及び操作性の向上が図れ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、蓄電池収納
部を有するハウジングと、ハウジングに形成した蓄電池
係合部と、蓄電池係合部に係合可能な操作片を有する蓄
電池と、蓄電池の外観を形成する電池ケースと、電池ケ
ース内に収納される複数の電池セルとを備えたコードレ
ス工具において、電池ケース内に、電池セルに囲まれ且
つ電池セルの巾より大きい空間を設け、空間に弾性体に
よって付勢される操作片を設けることにより達成され
る。
【0010】上記目的は、蓄電池収納部を有するハウジ
ングと、ハウジングに形成した蓄電池係合部と、蓄電池
係合部に係合可能な操作片を有する蓄電池と、蓄電池の
外観を形成する電池ケースと、電池ケース内に収納され
る複数の電池セルとを備えたコードレス工具において、
電池ケース内に、電池セルに囲まれる空間を設け、空間
に弾性体によって付勢される操作片を設け、更に操作片
は、一端に電池ケースと接触する支持部を有し且つ他端
に蓄電池係合部と係合する係合凸部を有する第一操作片
と、第一操作片と接続部を介して接続され且つ弾性体の
付勢方向に伸びる中間連結部を有する第二操作片とから
構成されることにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いてコード
レス工具及びそれらに装着可能な蓄電池を説明する。図
1は本実施例におけるコードレス工具を示す一部縦断側
面図、図2は本実施例におけるコードレス工具に装着可
能な蓄電池3を示しており(a)はその平面図,(b)
はその縦断側面図、図3は本実施例におけるコードレス
工具を示す側面図、図4は図2に示す蓄電池着脱機構の
変形例を示す一部縦断側面図である。
【0012】用途に応じて使用される多種多様のコード
レス工具には、図1及び図3に示すドライバドリル1が
ある。このドライバドリル1は略T字形状を成してお
り、コードレス工具本体を形成する二つ割ハウジング8
(以下ハウジングと称す)によって形成される本体胴体
部8dには駆動源であるモータ6や減速機構部13など
を収容し、且つ本体胴体部8dから垂下するハンドル部
8eにはモータ6に電力を供給するためのトリガスイッ
チ14や蓄電池の接続端子7と電気的に接続される接点
15などが収容されている。また、上記ハンドル部8e
の端部は開口端部8fとなっており、この開口端部8f
から蓄電池3が挿入される。上記蓄電池3には、9.6
V,12V,14.4V,18V,24Vのように公称
電圧の異なる種々のものがあり、これら蓄電池3は公称
1.2Vの起電力を有する電池セル4と、これら電池セ
ル4を収納するためのプラスチック製電池ケース5と、
蓄電池3をハウジング8に係合させるための操作片9
(ラッチ)などから構成されている。通常、2〜20本
程度の電池セル4が直列に接続された状態で収納されて
いる電池ケース5は、電池セル4の殆どを収納して成る
ベース部(基部)と、このベース部から上方に伸びて成
る突出部とから構成される外観形状を有しており、更に
ハウジング8(外枠)に設けた蓄電池収納部8aに挿入
される上記突出部には1〜2本の電池セル4が収納配置
されていると共に、モータ6に電力を供給するための接
続端子7が設けられている。
【0013】以下に上述した蓄電池3の構成について詳
細に説明する。図1に示す公称電圧12Vの蓄電池3c
において、電池セル4を収納する電池ケース5は大きく
3つの部分から形成されており、それらは下部に配され
る第一電池ケース5a,接続端子7を有する第二電池ケ
ース5b,第一電池ケース5aの上方で且つ第二電池ケ
ース5bの前方部をカバーする第三電池ケース5cから
構成されている。それぞれの電池ケース5は、鈎爪15
による嵌合に加え固定ネジ16によって固定されてい
る。また、一本当たりの電池セル4における公称電圧は
1.2Vであることから、ここでは10本の電池セル4
が直列に接続された状態で電池ケース5内に収納されて
いる。また、端子部7を含むこの近傍には、正極7a,
負極7b,サーモスタット端子17,サーミスタ端子1
8が設けられており、正極7a及び負極7bは、蓄電池
3の充電または放電時に、充電器に設けられた充電用接
点またはコードレス工具の蓄電池収納部8aに設けられ
た接点15にそれぞれ電気的に接触すると共に、サーモ
スタット端子17及びサーミスタ端子18は、充電時に
充電器の端子と接触し、満充電の検出や過充電の防止な
ど充電を制御するように機能する。なお、サーモスタッ
ト端子17にはサーモスタットが、サーミスタ端子18
には図示しないサーミスタがそれぞれ電気的に接続され
ており、それぞれの電池セル4の温度を検出するように
適宜電池セル4の壁面に配されている。更に電池ケース
5内の10本の電池セル4のうち8本の電池セル4は第
一電池ケース5a内に配置し、残り2本の電池セル4は
第二電池ケース5b内に配置されており、上記8本のう
ち2本は第三電池ケース5cの下方に配置されている。
このように各電池セル4を電池ケース5内に配置するこ
とで、第一電池ケース5a内に配される電池セル4のう
ち第三電池ケース5c内の下方に配置する2本の電池セ
ル4と残り6本の電池セル4との間に空間19が形成さ
れるため、この空間19にハウジング8と係合可能な係
合凸部9aを有する操作片9を配置している。なお、上
記空間19は、電池セル4に囲まれて形成されており、
且つ上記空間19の巾は、電池セル4の巾より大きく形
成されている。
【0014】上記操作片9は、一端に前記電池ケースと
接触する支持部10を有し且つ他端に蓄電池係合部8b
と係合する係合凸部9aを有しており、支持部10を中
心として回動するように形成されている。また、操作片
9は、弾性体11であるスプリングにより付勢される方
向に伸びる中間連結部材9dを有しており、更にこの中
間連結部材9dは上記空間19を挿通して電池ケース5
から一部突出する位置まで伸びていることから突出した
一部が蓄電池着脱用の操作部9bとして機能する。な
お、上記弾性体11は、スプリング以外として板バネな
どでも良く、更に中間連結部材9dの長さは、少なくと
も電池セル4の巾分あるものを用いている。
【0015】次に上記操作片9を用いてコードレス工具
本体に蓄電池3を着脱するための操作法について説明す
る。まず、コードレス工具本体に蓄電池3を装着する場
合には、ハウジング8に設けた蓄電池収容部内8aに蓄
電池3の第二電池ケース5bによって形成される突出部
を挿入していき、ある位置まで達すると蓄電池5のラッ
チ9に設けた係合凸部9aが蓄電池収容部8aを形成す
るハウジング8に設けた係合凹部8bに係合するため、
これにより蓄電池収容部8aに蓄電池3が確実に固定さ
れる。逆にコードレス工具本体から蓄電池3を離脱させ
る場合には、図1に示す矢印20方向に操作片9を押す
ことで中間連結部材9dが支持部10を中心にスプリン
グ11を圧縮しながら回動するので、係合凹部8bから
操作片9の係合凸部9aが外れるため、これにより蓄電
池収容部内8aから蓄電池3の突出部を引き出すことが
できる。なお、コードレス工具本体に蓄電池3を着脱す
る場合には、操作片9を押圧する必要性はない。これ
は、蓄電池収容部8a内に蓄電池3を挿入していけば係
合凸部9aに設けた斜面9cが係合凹部8bに設けた斜
面8cに沿って移動し、ある所まで移動しを得るとスプ
リング11の反力によって連結部材9dが回動し、係合
凸部9aが係合凹部8bに自動的に係合するように構成
されているからである。
【0016】また、本実施例では、例えば9.6V,1
2Vのように公称電圧が異なる蓄電池3であってもハウ
ジング8の蓄電池収納部8bに装着することができるよ
うにハウジング8の共有化を図っているため、ハウジン
グ金型の無駄をなくすことができ、製造コストの低減化
を図ることができる。なお、端子7の配置及び形状は、
各蓄電池3に共通して設計してあることは言うまでもな
く、このように設計すれば各蓄電池3の充電も一つの充
電器で対応することができるので、経済的にも使用者の
使い勝手にも優れている。
【0017】次に図4を用いて上述した着脱機構の変形
例を説明する。ここでも同じく公称電圧12Vの蓄電池
3を例に説明する。電池ケース5内の10本の電池セル
4のうち8本の電池セル4は第一電池ケース5a内に配
置し、残り2本の電池セルは第二電池ケース5b内に配
置されており、上記8本のうち2本は第三電池ケース5
cの下方に配置されている。このように各電池セル4を
電池ケース5内に配置することで、第一電池ケース5a
内に配される電池セル4のうち第三電池ケース5c内の
下方に配置する2本の電池セル4と残り6本の電池セル
4との間に電池セルの巾より大きい空間19が形成され
るため、この空間19にハウジング8と係合可能な係合
凸部9aを有する操作片9を配置している。
【0018】上記操作片9は、第一ラッチ部材9eと第
二ラッチ部材9fとの大きく二つの部材から構成されて
おり、第一ラッチ部材9eは弾性体11の付勢力に抗し
て電池ケースと接触する支持部10を中心として回動す
るように形成されており、中間連結部9gを有する第二
ラッチ部材9fは、中間連結部9gと回動可能に接続さ
れている接続部22を介して更に第一ラッチ部材9eに
接続されている。通常、第二ラッチ部材9fは弾性体1
1の付勢力によりその一部が蓄電池3の外周から突出し
ており、この突出した部分を蓄電池着脱用の操作部9b
としている。
【0019】このような構成において、コードレス工具
本体に蓄電池3を装着する場合には、ハウジング8に設
けた蓄電池収納部8a内に蓄電池3の突出部を挿入して
いき、ある位置まで達すると蓄電池3の操作片9である
第一ラッチ部材9eに設けた係合凸部9aが蓄電池収納
部8aを形成するハウジング8に設けた係合凹部8bに
係合するため、これにより蓄電池収納部8aに蓄電池3
が確実に固定される。逆にコードレス工具本体から蓄電
池3を離脱させる場合には、図に示す矢印21方向に第
二ラッチ部材9fを押すことで、第二ラッチ部材9fに
設けた中間連結部9g,接続部22及び支持部10を介
して第一ラッチ部材9eを支持部10を中心としてスプ
リング11を圧縮させながら回動させていき、係合凹部
8bから操作片9の係合凸部9aを取り外すことで、こ
れにより蓄電池収納部8a内から蓄電池3の突出部を引
き出すことができる。なお、コードレス工具本体に蓄電
池3を着脱する場合には、操作片9を押圧する必要性は
ない。これは、蓄電池収納部8a内に蓄電池3を挿入し
ていけば係合凸部9aに設けた斜面9cが係合凹部8b
に設けた斜面8cに沿って移動し、ある所まで移動しを
得るとスプリング11の反力によって中間連結部材9g
が回動し、係合凸部9aが係合凹部8bに自動的に係合
するように構成されているからである。
【0020】上述した着脱機構にすることで、操作片9
を図中左上方(矢印20)に押圧しなければならなかっ
た図2に示す着脱機構に対して、本操作片9を図中左方
向(矢印21)に押圧するため、使用者が操作部9bを
押しながら弾性体11を圧縮させる時に無駄な力をかけ
ずに必要最小限の力で係合凹部8bから係合凸部9aを
離脱させることができるので、コードレス工具本体に対
する蓄電池を着脱作業を確実且つ容易に行えるようにな
る。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、電池ケース内に、電池
セルに囲まれ且つ電池セルの巾より大きい空間を設け、
空間に弾性体によって付勢される操作片を設けること
で、電池セル及びラッチの配置を工夫することにより、
公称電圧の高い蓄電池の高さを抑えられるため、コード
レス工具本体に蓄電池を装着してもコードレース工具自
体の全高を低く抑えられるので、コードレス工具のコン
パクト化が図れると共に、蓄電池の底面を下にした状態
でもバランスがとれるためコードレス工具を立たせるこ
とができるなど使い勝手に優れたコードレス工具を提供
することができる。また、電池セルを縦方向ではなく横
方向に配列した時に生じる不具合も全く有さない着脱機
構であり、更に公称電圧の異なる種々の蓄電池に共通し
て本構成を設け、且つコードレス工具本体の蓄電池収納
部の形状を変更せずに済むため製造コストの低減化が図
れる。
【0022】また、電池ケース内に、電池セルに囲まれ
る空間を設け、空間に弾性体によって付勢される操作片
を設け、更に操作片は、一端に電池ケースと接触する支
持部を有し且つ他端に蓄電池係合部と係合する係合凸部
を有する第一操作片と、第一操作片と接続部を介して接
続され且つ弾性体の付勢方向に伸びる中間連結部を有す
る第二操作片とから構成されることで、コードレス工具
本体から蓄電池を着脱する際、必要最小限の力で操作片
を操作する力ができるため、作業性及び操作性の向上化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるコードレス工具を示す一部縦断
側面図である。
【図2】 本発明になるコードレス工具に装着可能な蓄
電池を示しており(a)はその平面図,(b)はその縦
断側面図である。
【図3】 本発明になるコードレス工具を示す側面図で
ある。
【図4】 図2に示す蓄電池着脱機構の変形例を示す一
部縦断側面図である。
【図5】 従来のコードレス工具であるドライバドリル
に公称電圧9.6Vの蓄電池を装着した状態を示す一部
縦断側面図である。
【図6】 図5のコードレス工具に装着した公称電圧
9.6Vの蓄電池を示しており(a)はその平面図,
(b)はその縦断側面図である。
【図7】 従来のコードレス工具に公称電圧12Vの蓄
電池を装着した状態を示す側面図である。
【図8】 図7のコードレス工具に装着した公称電圧1
2Vの蓄電池を示しており(a)はその平面図,(b)
はその縦断側面図である。
【図9】 従来のコードレス工具であるインパクトドラ
イバに公称電圧12Vの蓄電池を装着した状態を示す縦
断側面図である。
【符号の説明】
1はドライバドリル、2はインパクトドライバ、3は蓄
電池、3aは公称電圧9.6Vの蓄電池、3bは公称電
圧12Vの蓄電池、4は電池セル、5は電池ケース、5
aは第一電池ケース、5bは第二電池ケース、5cは第
三電池ケース、6はモータ、7は端子、7aは正極,7
bは負極、8はハウジング、8aは蓄電池収納部、8b
は係合凹部、8cは斜面、9は操作片、9aは係合凸
部、9bは操作部、9cは斜面、9dは中間連結部、9
e第一ラッチ部材、9f第二ラッチ部材、9gは中間連
結部、10は支持部、11は弾性体、12は操作方向矢
印、13は減速機構部、14はトリガスイッチ、15は
接点、16は固定ネジ、17はサーモスタット端子,1
8はサーミスタ端子、19は空間、20は操作方向矢
印、21は操作方向矢印、22は接続点である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 隆雄 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池収納部を有するハウジングと、該
    ハウジングに形成した蓄電池係合部と、該蓄電池係合部
    に係合可能な操作片を有する蓄電池と、該蓄電池の外観
    を形成する電池ケースと、該電池ケース内に収納される
    複数の電池セルとを備えたコードレス工具において、前
    記電池ケース内に、前記電池セルに囲まれ且つ前記電池
    セルの巾より大きい空間を設け、該空間に弾性体によっ
    て付勢される前記操作片を設けることを特徴とするコー
    ドレス工具。
  2. 【請求項2】 前記空間に配置される前記操作片は、一
    端に前記電池ケースと接触する支持部を有し且つ他端に
    前記蓄電池係合部と係合する係合凸部を有し、前記支持
    部と前記係合凸部との中間部から前記弾性体の付勢方向
    に伸びる中間連結部を有しており、更に前記電池ケース
    から突出する前記中間連結部の一部を、前記支持部を中
    心として回動可能な前記操作片を前記弾性体の付勢力に
    抗して回動させることで、前記操作片に設けた係合凸部
    と前記ハウジングに設けた係合凹部との係合を解除する
    ための操作部とすることを特徴とする請求項1記載のコ
    ードレス工具。
  3. 【請求項3】 前記中間連結部の長さは、前記電池セル
    の巾より大きいことを特徴とする請求項2記載のコード
    レス工具。
  4. 【請求項4】 蓄電池収納部を有するハウジングと、該
    ハウジングに形成した蓄電池係合部と、該蓄電池係合部
    に係合可能な操作片を有する蓄電池と、該蓄電池の外観
    を形成する電池ケースと、該電池ケース内に収納される
    複数の電池セルとを備えたコードレス工具において、前
    記電池ケース内に、前記電池セルに囲まれる空間を設
    け、該空間に弾性体によって付勢される前記操作片を設
    け、更に前記操作片は、一端に前記電池ケースと接触す
    る支持部を有し且つ他端に前記蓄電池係合部と係合する
    係合凸部を有する第一操作片と、該第一操作片と接続部
    を介して接続され且つ前記弾性体の付勢方向に伸びる中
    間連結部を有する第二操作片とから構成されることを特
    徴とするコードレス工具。
  5. 【請求項5】 前記電池ケースから突出する前記中間連
    結部の一部を、前記接続部及び前記支持部を介して前記
    第一操作片及び前記第二操作片を前記弾性体の付勢力に
    抗して移動させることで、前記係合凸部と前記ハウジン
    グに設けた係合凹部との係合を解除するための操作部と
    することを特徴とする請求項4記載のコードレス工具。
  6. 【請求項6】 前記中間連結部の長さは、前記電池セル
    の巾より大きいことを特徴とする請求項4又は請求項5
    の何れかに記載のコードレス工具。
  7. 【請求項7】 前記空間は、前記電池セルに囲まれ形成
    され、且つ前記電池セルの巾より大きいことを特徴とす
    る請求項4記載のコードレス工具。
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