JP2001165431A - 燃料電池用改質器の空燃比制御装置 - Google Patents

燃料電池用改質器の空燃比制御装置

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JP2001165431A
JP2001165431A JP34357499A JP34357499A JP2001165431A JP 2001165431 A JP2001165431 A JP 2001165431A JP 34357499 A JP34357499 A JP 34357499A JP 34357499 A JP34357499 A JP 34357499A JP 2001165431 A JP2001165431 A JP 2001165431A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池の負荷が変動しても原燃料に対する空
気量の過不足を生じにくくし、発電効率を高める。 【解決手段】原燃料を改質器1に供給する原燃料供給路
2に原燃料流量センサ11を設け原燃料流量調節弁12
の開量を原燃料流量調節器FC1によりフィードバック
制御する。また、改質器バーナ4に空気を供給する空気
供給路5に空気流量センサ13を設け空気流量調節弁1
4の開量を空気流量調節器FC2によりフィードバック
制御する。原燃料の流量に関する目標値は空気流量セン
サ13での実測値に基づいて設定した上下限の範囲にリ
ミッタ21によって制限され、空気の流量に関する目標
値は原燃料の流量の目標値に基づいて設定した上下限の
範囲にリミッタ24によって制限される。したがって、
負荷Zが変動しても空燃比の大きな変動が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池用改質器
の空燃比制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、都市ガスとして供給されてい
る天然ガスを原燃料に用い、天然ガスの主成分であるメ
タンガスを水蒸気と反応させることによって水素ガスを
発生させ、発生した水素ガスを燃料電池の燃料ガスに用
いて発電するようにした発電設備が提供されている。こ
の種の発電設備は、燃料電池を電源としてインバータに
より交流電力を得るものであり、分散電源として建物に
付設したり都市部の変電所などに設置する用途が期待さ
れている。
【0003】この種の発電装置において、原燃料を供給
して燃料電池による発電を行う構成を概略的に示すと図
4のようになる。すなわち、原燃料は原燃料供給路2を
通して改質器1に供給され、改質器1においては原燃料
に水蒸気を反応させることによって、原燃料から水素ガ
スに主に二酸化炭素が混合された改質ガスを生成させ
る。この改質ガスは燃料ガスとして燃料電池3に供給さ
れ、燃料電池3において空気中の酸素と反応することに
より電気エネルギ(直流出力)を生成する。
【0004】改質器1では原燃料と水蒸気とを反応させ
るために改質器バーナ4を用いて原燃料と水蒸気との混
合気を加熱しており、改質器バーナ4の燃料には燃料電
池3に供給した燃料ガスのうちの未反応分(オフガスと
いう)を用いている。つまり、原燃料は、燃料電池3で
の発電に必要な量と、改質器バーナ4での燃焼に必要な
量とを見込んで供給される。また、改質器1において
は、原燃料と水蒸気との反応が安定して進行するよう
に、原燃料と水蒸気とを反応させる改質管もしくは反応
を促進させるための改質触媒の温度が一定になるように
制御される。この制御のために、現状では原燃料の供給
量に対して空燃比が一定になるように空気の供給量が調
節されている。
【0005】以下に、原燃料と空気との比率を制御する
構成について説明する。図5に示すように、原燃料の供
給量は原燃料供給路2に設けた原燃料流量センサ11に
より検出され、原燃料の改質器1への供給量は原燃料供
給路2に設けた原燃料流量調節弁12により調節され
る。また、改質器バーナ4に空気を供給する空気供給路
5には改質器バーナ4への空気の供給路を検出する空気
流量センサ13と、改質器バーナ4への空気の供給量を
調節する空気流量調節弁14とが設けられる。改質器1
における改質管または改質触媒の温度は温度センサ15
により検出され、燃料電池3の出力電流は電流センサ1
6により検出される。
【0006】改質器バーナ4における空燃比の制御に
は、原燃料流量センサ11と空気流量センサ13と温度
センサ15と電流センサ16との出力を入力情報に用
い、原燃料流量調節弁12および空気流量調節弁14の
開量を調節する。原燃料調節弁12の開量は原燃料流量
センサ11により検出される原燃料の流量を原燃料流量
調節器FC1に与えられる目標値に近付けるようにフィ
ードバック制御され、また空気流量調節弁14の開量は
空気流量センサ13により検出される空気の流量を空気
流量調節器FC2に与えられる目標値に近付けるように
フィードバック制御される。
【0007】温度センサ15で検出された温度は、温度
比較器TC1において改質器1の温度の目標値として与
えられる改質器温度設定値SV1と比較され、温度比較
器TC1からは両者を一致させるのに必要な原燃料の供
給量が出力される。また、電流センサ16により検出さ
れる燃料電池3の出力電流は電流比較器IDC1におい
て電流設定値SV2と比較され、電流比較器IDC1で
は電流センサ16で検出される電流を電流設定値SV2
に一致させるように電力調整装置6を制御する。電力調
整装置6は燃料電池3から負荷Zへの供給電力を調整す
る装置であり、燃料電池3から出力される直流電力を交
流電力に電力変換するインバータ回路を含んでいる。し
たがって電力調整装置6から負荷Zに供給される電力を
負荷電力検出部17において検出し、この検出値に基づ
いて電流値設定部18が電流設定値SV2を設定する。
つまり、電流設定値SV2は負荷Zの大きさに対応する
ことになる。
【0008】燃料電池3によって効率よく発電するに
は、燃料電池3の出力電流を負荷Zの増減に応じて増減
させる必要があり、したがって負荷Zの増減を原燃料の
供給量に反映させなければならない。そこで、負荷Zの
増減を反映している電流設定値SV2を電流−流量換算
部19において原燃料の流量に換算し、温度比較器TC
1で求めた原燃料の流量と電流−流量換算部19におい
て求めた原燃料の流量とを加算器20において加算する
ことによって、原燃料の流量の目標値を決定する。この
ようにして決定された目標値が原燃料流量調節器FC1
に与えられる。
【0009】また、原燃料の流量が決定されると、改質
器バーナ4に供給すべき空気の流量も空燃比に応じて決
めることができる。つまり、原燃料の流量の目標値が加
算器20から出力されると、原燃料−空気換算部23で
は原燃料の流量の目標値を用いて改質器1に供給される
空気の流量を決定する。原燃料−空気換算部23では、
加算器20の出力値から燃料電池3で消費された燃料ガ
スの流量に相当する原燃料の流量を減算することによっ
て、改質器バーナ4で利用可能なオフガスの流量を求
め、さらにこの減算値に空燃比の設定値を乗算すること
によって、改質器バーナ4が必要とする空気の流量を求
める。ここで、燃料電池3で利用された燃料ガスの流量
に相当する原燃料の流量は電流センサ16からの出力電
流に基づいて求めることができる。こうして求めた空気
の流量を目標値として空気流量調節器FC2に与えるの
である。
【0010】すなわち、上述した動作をまとめると図6
のようになる。まず負荷変動が生じると(S1)、負荷
Zの大きさに応じて電流設定値SV2が変化し(S
2)、電流比較器IDC1では電力調整装置6の出力を
負荷Zの大きさに見合うように調整しようとする。電流
比較器IDC1では電流センサ16の出力と電流設定値
SV2とを比較しており(S3)、両者が一致すれば次
に負荷Zに変動が生じるまで電力調整装置6の出力を維
持する。また、原燃料の流量の目標値は電流設定器SV
2(および温度センサ15により検出される改質器1の
温度)に基づいて演算により設定される(S4)。原燃
料流量調節器FC1では与えられた目標値に原燃料流量
センサ11により検出される原燃料の流量を近付けるよ
うに原燃料流量調節弁12の開量を調節する(S5,S
6)。
【0011】改質器バーナ4に供給される空気の流量に
対する目標値は原燃料の流量の目標値に基づいて改質器
バーナ4で所要の空燃比を得るのに必要な空気の流量と
して算出される(S7)。空気流量調節器FC2ではこ
の目標値に空気流量センサ13により検出される空気の
流量を近付けるように空気料流量調節弁14の開量を調
節する(S8,S9)。このようにして、原燃料の流量
および空気の流量は燃料電池3の出力電流が負荷Zの大
きさに対応するようになるまで調節される。つまり、電
流センサ16により検出される燃料電池3の出力電流が
電流設定値SV2に一致するまで原燃料および空気の流
量が調節されるのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、原燃料
および空気の供給量を負荷Zの変動に追随させているか
ら、負荷Zが変動したときには燃料電池3の出力電流を
負荷変動に対応させることができる。しかしながら、負
荷変動が生じてから原燃料および空気の供給量が応答す
るまでには比較的長い時間遅れがあるから、負荷Zが急
に増減したときには改質器バーナ4へのオフガスや空気
の供給量に過不足が生じることになる。とくに、空気の
流量の目標値は原燃料の目標値に基づいて設定されるか
ら、空気の流量の変化は原燃料の流量の変化に対しても
遅れており、負荷Zが短時間で増加すれば、原燃料の流
量の増加に対して空気の流量の変化が追いつかず、改質
器バーナ4において空気の供給量が不足することになっ
て、未燃ガスが発生したり、失火(立ち消え)や爆燃が
生じやすくなったりする。そこで、原燃料−空気換算部
23において設定される空燃比は1.2〜1.5の範囲
としてあり、原燃料の目標値が急増しても改質器バーナ
4への空気の供給量が不足する可能性を低減してある。
【0013】ところが、空燃比が1.2〜1.5の範囲
に設定していると負荷Zの変動が少ないときには、燃焼
に利用されない空気が多いということであるから、燃料
ガスの燃焼に使われなかった空気が熱エネルギを持ち出
すことになる。つまり、改質器バーナ4からの排気によ
る熱の持ち出し分が多くなって熱損失が大きくなり、発
電装置の全体としての発電効率が低下することになる。
このような熱損失を低減するには空燃比を1.0に近付
けるのが望ましいが、上述したような制御系の時間遅れ
を考慮すると、負荷Zの急変に対応するためには、空燃
比を1.2〜1.5の範囲に設定せざるを得ないのが現
状である。
【0014】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、燃料電池の負荷が変動しても原燃料
と空気との比率が規定範囲を超えないように制限するこ
とによって原燃料に対する空気量の過不足を生じにくく
し、結果的に空燃比を従来構成よりも1.0に近付ける
ことを可能とし、発電効率を高めることを可能とした燃
料電池用改質器の空燃比制御装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、炭化
水素を主成分とする原燃料を改質器に通し、改質器で生
成した水素ガスが主成分である改質ガスを燃料電池の燃
料ガスに用いるとともに燃料電池で消費されなかった燃
料ガスを改質器内に設けた改質器バーナにより燃焼させ
るようにした発電装置に用いられ、改質器に供給される
原燃料と改質器バーナに供給される空気との流量を制御
する燃料電池用改質器の空燃比制御装置であって、原燃
料を改質器に供給する原燃料供給路に設けられ改質器へ
の原燃料の供給量を検出する原燃料流量センサと、前記
原燃料供給路に設けられ改質器への原燃料の供給量を調
節する原燃料流量調節弁と、改質器バーナに空気を供給
する空気供給路に設けられ改質器バーナへの空気の供給
量を検出する空気流量センサと、前記空気供給路に設け
られ改質器バーナへの空気の供給量を調節する空気流量
調節弁と、原燃料流量センサにより検出される原燃料の
流量を第1の目標値に近付けるようにフィードバック制
御する原燃料流量調節器と、空気流量センサにより検出
される空気の流量を第2の目標値に近付けるようにフィ
ードバック制御する空気流量調節器と、燃料電池の負荷
の大きさに応じて原燃料の流量に関する目標値を算出す
る原燃料流量設定手段と、空気流量センサでの空気の流
量の実測値に対して規定範囲の空燃比が得られる原燃料
の流量の範囲を上下限とし原燃料流量設定手段で算出し
た目標値の上下限を制限して第1の目標値として出力す
る第1の範囲制限手段と、第1の目標値に対して規定範
囲の空燃比が得られる空気の流量の範囲を上下限とし原
燃料流量設定手段で算出した目標値に対して規定の空燃
比を得るのに必要な空気の流量の上下限を制限して第2
の目標値として出力する第2の範囲制限手段とを備える
ものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記原燃料流量設定手段が、改質器の所要部の温度
を検出する温度センサと、温度センサにより検出される
温度があらかじめ設定された温度設定値を保つのに必要
な原燃料の流量および負荷の大きさに応じた電流設定値
を得るのに必要な原燃料の流量との加算値を目標値とし
て出力するものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、燃料電池の出力電流を検出する電流
センサを備え、前記第1の範囲制限手段が、空気流量セ
ンサによる実測値に対して規定の空燃比が得られる原燃
料の流量と電流センサにより検出された出力電流に基づ
いて算出される燃料電池で消費された燃料ガスの流量に
相当する原燃料の流量との加算値を求めて基準値とする
空気−原燃料換算部と、空気−原燃料換算部で求めた基
準値を中心として設定した上下限により原燃料流量設定
手段から出力された目標値を制限する第1のリミッタを
備え、前記第2の範囲制限手段が、第1の目標値を中心
として設定した上下限により原燃料流量設定手段から出
力された目標値を制限する第2のリミッタと、第2のリ
ミッタの出力値から燃料電池で消費された燃料ガスの流
量に相当する原燃料の流量を減算して求められる原燃料
の流量に対して前記規定の空燃比が得られる空気の流量
を算出する原燃料−空気換算部とを備えるものである。
【0018】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、空燃比の上限値が1.20、空燃比の下限値が1.
02に設定されるものである。
【0019】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記規定の空燃比が1.06、空燃比の上限値が
1.10、空燃比の下限値が1.02に設定されるもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
は、図1に示すように、図3に示す構成に対して原燃料
の供給量の変化を改質器バーナへの空気の供給量にただ
ちに反映させる制御系と、改質器バーナへの空気の供給
量の変化を原燃料の供給量にただちに反映させる制御系
とを設けている点に特徴を有している。
【0021】すなわち、従来構成と同様に、原燃料を改
質器1に供給する原燃料供給路2には原燃料の供給量を
検出する原燃料流量センサ11が設けられ、改質器1と
原燃料流量センサ11との間には原燃料の改質器1への
供給量を調節する原燃料流量調節弁12が配置される。
また、改質器1で生成された改質ガス(水素ガスと二酸
化炭素との混合ガス)は燃料電池3に燃料ガスとして供
給され、燃料電池3での未反応ガス(オフガス)が改質
器バーナ4において燃焼される。改質器バーナ4に空気
を供給する空気供給路5には、改質器バーナ4への空気
の供給量を検出する空気流量センサ13が設けられ、改
質器バーナ4と空気流量センサ13との間には改質器バ
ーナ4への空気の供給量を調節する空気流量調節弁14
が配置される。従来構成でも説明したように、改質器1
における反応を安定して進行させるために、原燃料と水
蒸気とを反応させる改質管あるいは原燃料と水蒸気との
反応を促進する改質触媒の温度を一定に保つようにして
あり、そのため改質器1には温度センサ15が設けられ
る。また、燃料電池3の出力電流を検出するために、燃
料電池3には電流センサ16が設けられている。
【0022】改質器バーナ4における空燃比を制御する
には、原燃料流量センサ11と空気流量センサ13と温
度センサ15と電流センサ16との出力を入力情報に用
い、原燃料流量調節弁12および空気流量調節弁14の
開量を調節する。原燃料調節弁12の開量は原燃料流量
センサ11により検出される原燃料の流量を原燃料流量
調節器FC1に与えられる目標値に近付けるようにフィ
ードバック制御され、また空気流量調節弁14の開量は
空気流量センサ13により検出される空気の流量を空気
流量調節器FC2に与えられる目標値に近付けるように
フィードバック制御される。本発明の特徴は原燃料流量
調節器FC1と空気流量調節器FC2とに与える目標値
を設定する構成にあり、以下に述べる構成を採用して目
標値を設定することによって、改質器バーナ4での空燃
比を従来構成よりも理想値に近付けることを可能として
いる。
【0023】まず、目標値を設定する構成について従来
構成と共通する構成について説明する。実施形態におい
ても温度センサ15により検出される改質器1の温度は
ほぼ一定に保つことが要求されるから、温度センサ15
により検出される温度は温度比較器TC1に入力され、
改質器1の温度の目標値として与えられる改質器温度設
定値SV1と比較される。温度比較器TC1では改質器
温度設定値SV1と温度センサ15による検出温度との
誤差を求め、この誤差を零にするのに必要な原燃料の流
量を出力する。
【0024】また、電流センサ16により検出される燃
料電池3の出力電流は電流比較器IDC1において電流
設定値SV2と比較される。電流設定値SV2は燃料電
池3の出力電力が供給される負荷Zの大きさに応じて設
定され、負荷Zの大きさは負荷への供給電力を検出する
負荷電力検出器17により検出される。つまり、負荷Z
の大きさが変動すれば負荷電力検出器17の出力値が変
化し、この出力値に基づいて電流値設定部18が電流設
定値SV2を設定する。燃料電池3と負荷Zとの間に
は、燃料電池3から出力される直流電力を交流電力に電
力変換するインバータ回路を含んだ電力調整装置6が設
けられ、電流比較器IDC1は電力調整装置6の動作を
制御して負荷Zの大きさに見合う出力を発生させるよう
に電力調整装置6の出力を調整する。つまり、負荷Zが
大きくなれば電力調整装置6の出力が不足し、負荷電力
検出器17は電力の不足が生じると電流設定値SV2を
大きく設定する。その結果、電流センサ16により検出
された燃料電池3の出力電流よりも電流設定値SV2が
大きくなり、電流比較器IDC1は電力調整装置6を出
力が増加する方向に制御する。また、負荷Zが小さくな
った場合には逆の動作になる。
【0025】上述のように、負荷Zが変動すれば電流比
較器IDC1は電力調整装置6の出力を調節しようとす
るから、燃料電池3の出力電流も負荷Zの変動に見合う
ように制御しなければならない。そこで、電流設定値S
V2は電流比較器IDC1だけではなく原燃料流量調節
器FC1の目標値の設定にも用いられる。すなわち、電
流設定値SV2は、電流−流量換算部19において電流
値から原燃料の流量に換算され、温度比較器TC1で求
めた原燃料の流量と電流−流量換算部19において求め
た原燃料の流量とが加算器20において加算される。こ
こに、電流−流量換算部19に入力される電流設定値S
V2に対する流量をgとし、1Aに対応する原燃料の流
量をm、燃料ガスの利用率(一般に80%)をnとすれ
ば、電流−流量換算部19での演算は次式のようにな
る。 g=SV2×m×(1/n) このように、改質器1に設けた温度センサ15での検出
温度を温度設定値SV1に一致させるのに必要な原燃料
の流量と、燃料電池3において負荷Zの大きさに見合う
出力電流を得るのに必要な原燃料の流量とを加算するこ
とによって、燃料電池3から所要の出力を得るとともに
改質器1の温度を所要温度に保つことが可能になる。つ
まり、温度センサ15、温度比較器TC1、電流−流量
換算部19、加算器20により原燃料流量設定手段が構
成される。
【0026】従来構成では上述のようにして求めた加算
器20の出力値を原燃料流量調節器FC1に目標値とし
て与えていたが、本実施形態では加算器20の出力値を
そのまま原燃料流量調節器FC1に目標値として与える
のではなく、原燃料調節器FC1の目標値が所定範囲に
制限されるようにしてある。つまり、加算器20と原燃
料流量調節器FC1との間にリミッタ21を設け、原燃
料流量調節器FC1に与える目標値が上限値設定器22
aおよび下限値設定器22bにより設定した上限値と下
限値との間に収まるように制限しているのである。リミ
ッタ21は図2のように動作する。つまり、加算器20
の出力値が一点鎖線で示すように上限値Vsを超える場
合には上限値Vsを出力値とし、加算器20の出力値が
一点鎖線で示すように下限値Viより低い場合には下限
値Viを出力値とする。このようなリミッタ21を設け
ることにより、原燃料流量調節器FC1の目標値は制限
されることになる。上限値Vsおよび下限値Viの決定
方法については後述する。
【0027】ところで、原燃料の供給量に対する改質器
1への空気の供給量は空燃比に基づいて決定することが
できるから、空気流量調節器FC2の目標値は原燃料の
流量に基づいて原燃料−空気換算部23において決定さ
れる。つまり、加算器20の出力値から燃料電池3で消
費された燃料ガスに相当する原燃料の流量を減算すれ
ば、改質器バーナ4で燃焼させるオフガスに相当する原
燃料の流量を求めることができるから、この減算値に空
燃比の設定値を乗算すれば、改質器バーナ4が要求する
空気の流量を求めることができる。原燃料−空気換算部
23では、原燃料供給路2を通して供給される原燃料の
目標値に対して単位流量の原燃料に相当する燃料ガスを
燃焼させるのに必要な空気の量を乗算し、このようにし
て求めた空気量のうち燃料電池3において消費された燃
料ガスを燃焼させるのに必要な空気量を減算することに
よって、改質器バーナ4で用いるオフガスに対する空気
の必要量が求められる。こうして求めた空気の必要量に
空燃比を乗算すれば、改質器バーナ4で実際に用いる空
気の必要量を求めることができる。ただし、原燃料の目
標値は加算器20の出力値をそのまま用いるのではな
く、加算器20と原燃料−空気換算部23との間に設け
たリミッタ24で上限値と下限値とを制限した値を用い
る。つまり、リミッタ24はリミッタ21と同様に機能
し、出力値を上限値設定部25aおよび下限値設定部2
5bにより設定した上限値と下限値との間の範囲に制限
する。上限値および下限値の決定方法については後述す
る。
【0028】ここに、原燃料−空気換算部23にリミッ
タ24から入力される原燃料の流量の目標値をSV
1’、単位流量の原燃料に相当する燃料ガスを燃焼させ
るのに必要な空気の量をp、電流センサ16により検出
される燃料電池3の出力電流をIDC、燃料電池3が1
Aの電流を出力するのに消費する燃料ガスを燃焼させる
のに必要な空気の量をqとすれば、改質器バーナ4にお
いて用いる空気の理想量fは、次式のようになる。 f=p×SV1’−q×IDC したがって、設定すべき空燃比をμとすれば原燃料−空
気換算部23の出力値は、f×μとして求めることがで
きる。この値を空気流量調節器FC2に目標値として与
えることにより、原燃料の供給量に対応する量の空気を
供給することが可能になる。
【0029】ところで、上述した上限値設定部22a,
25aおよび下限値設定部22b,25bでは以下のよ
うにして上限値および下限値を設定する。すなわち、リ
ミッタ21に対応する上限値設定部22aおよび下限値
設定部22bは、空気流量センサ13により実測された
空気の流量に対して原燃料の流量の上限値および下限値
を設定するのであり、上述した原燃料−空気換算部23
とは逆に改質器バーナ4に供給される空気の流量に対応
する原燃料の供給量を求める。つまり、空気−原燃料換
算部26に空気流量センサ13から入力される空気の流
量の実測値をPV3、単位流量の原燃料に相当する燃料
ガスを燃焼させるのに必要な空気の量をp、電流センサ
16により検出される燃料電池3の出力電流をIDC、
燃料電池3が1Aの電流を出力するのに消費する燃料ガ
スを燃焼させるのに必要な空気の量をqとすれば、原燃
料の供給量の理想値hは、次式のようになる。 h=(PV3+q×IDC)/p このようにして求めた原燃料の供給量の理想値hを空燃
比μで除算した値が空気−原燃料換算部26の出力値に
なる。空気−原燃料換算部26の出力値に対して上限値
および下限値を設定すれば、改質器バーナ4への空気の
供給量に対応する原燃料の供給量の上下限を制限するこ
とができる。
【0030】一方、リミッタ24に対応する上限値設定
部25aおよび下限値設定部25bは、原燃料流量調節
器FC1の目標値に対して空気の流量の上限値および下
限値を設定する。このことは、原燃料の供給量に対応す
る空気の供給量の上下限を制限することになる。
【0031】ここにおいて、空燃比は1.02から1.
20の範囲に制御されるように上限値および下限値が設
定される。本実施形態では、空燃比の好ましい範囲とし
て1.06±0.4に制御されるように上限値および下
限値を設定してある。すなわち、上述した原燃料−空気
換算部23および空気−原燃料換算部26において規定
される空燃比μの基準値を1.06とし、上限値設定部
22a,25aで設定する上限値は空燃比が1.10と
なる値、下限値設定部22b,25bで設定する下限値
は空燃比が1.02となるように設定される。このよう
な設定とすれば、負荷Zが変動したときに空燃比が1.
02〜1.10の範囲の制限を受けながら原燃料と空気
との流量が調節されるのである。上限値設定部22aお
よび下限値設定部22bでは空気−原燃料換算部26の
出力値を基準値とし、この基準値に対する1.10/
1.06倍を上限値、1.02/1.06倍を下限値と
する。また、上限値設定部25aおよび下限値設定部2
5bではリミッタ21の出力値を基準値とし、この基準
値に対する1.10倍を上限値、1.02倍を下限値と
する。なお、上述した電流−流量換算部19、加算器2
0、リミッタ21、上限値設定部22a、下限値設定部
22b、原燃料−空気換算部23、リミッタ24、上限
値設定部25a、下限値設定部25b、空気−原燃料換
算部26についてはマイコンを用いて実現することがで
きる。
【0032】上述した動作を図3にまとめる。すなわ
ち、負荷変動が生じると(S1)、負荷Zの大きさに応
じて電流設定値SV2が変化し(S2)、電流比較器I
DC1では電力調整装置6の出力を負荷Zの大きさに見
合うように調整しようとする。電流比較器IDC1では
電流センサ16の出力と電流設定値SV2とを比較して
おり(S3)、両者が一致すれば次に負荷Zに変動が生
じるまで電力調整装置6の出力を維持する。また、原燃
料の流量の目標値は電流設定器SV2(および温度セン
サ15により検出される改質器1の温度)に基づいて演
算により設定される(S4)。ただし、原燃料の流量の
目標値はリミッタ21により上下限が制限され(S
5)、原燃料流量調節器FC1ではリミッタ21で制限
された範囲内の目標値に原燃料流量センサ11により検
出される原燃料の流量を近付けるように原燃料流量調節
弁12の開量を調節する(S7,S8)。また、ステッ
プS5において制限された原燃料の流量の目標値に対し
て改質器バーナ4の空燃比を規定範囲とするように改質
器バーナ4に供給する空気の流量の上限値および下限値
が設定される(S6)。
【0033】改質器バーナ4に供給される空気の流量に
対する目標値は原燃料の流量に関する制限前の目標値を
ステップS6において原燃料の流量の目標値に基づいて
求めた上限値と下限値との範囲で制限し(S9)、範囲
が制限された原燃料の流量の目標値に基づいて改質器バ
ーナ4で所要の空燃比を得るのに必要な空気の流量に関
する目標値を算出する(S10)。空気流量調節器FC
2ではリミッタ24で制限された範囲内の目標値に空気
流量センサ13により検出される空気の流量を近付ける
ように空気料流量調節弁14の開量を調節する(S1
1,S12)。また、空気流量センサ13により検出さ
れる空気の流量の実測値に対して改質器バーナ4の空燃
比が規定範囲になるように原燃料の流量の上限値および
下限値が設定される(S13)。
【0034】原燃料の流量および空気の流量は燃料電池
3の出力電流が負荷Zの大きさに対応するようになるま
で調節される。つまり、電流センサ16により検出され
る燃料電池3の出力電流が電流設定値SV2に一致する
まで原燃料および空気の流量が調節される。
【0035】上述したように、原燃料の供給量の上下限
は改質器バーナ4への空気の供給量の実測値に基づいて
制限され、改質器バーナ4への空気の供給量の上下限は
原燃料の供給量の目標値に基づいて制限されるから、原
燃料の供給量と空気の供給量とが相互に制限を受けなが
ら負荷の変動に対応することになる。その結果、原燃料
の目標値が短時間で大きく変動するような場合でも空燃
比が制限範囲を超えることがなく、未燃ガスが生じた
り、失火や爆燃が生じたりするのを防止することができ
る。たとえば、負荷Zが急増したときには原燃料の流量
の目標値が急増しようとするが、リミッタ21による制
限を超えて原燃料の流量が増加することはない。また、
改質器バーナ4への空気の流量についの目標値も急増し
ようとするが、リミッタ24による制限を越えて空気の
流量が増加することはない。つまり、負荷Zが急増して
も空燃比は上限値を超えることがなく、熱の損失は比較
的少ないものとなる。しかも原燃料の流量は空気の流量
の実測値に基づいて制限されるから、空気不足が生じる
ことがなく、未燃ガス、失火、爆燃を防止することがで
きる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明は、炭化水素を主成分と
する原燃料を改質器に通し、改質器で生成した水素ガス
が主成分である改質ガスを燃料電池の燃料ガスに用いる
とともに燃料電池で消費されなかった燃料ガスを改質器
内に設けた改質器バーナにより燃焼させるようにした発
電装置に用いられ、改質器に供給される原燃料と改質器
バーナに供給される空気との流量を制御する燃料電池用
改質器の空燃比制御装置であって、原燃料を改質器に供
給する原燃料供給路に設けられ改質器への原燃料の供給
量を検出する原燃料流量センサと、前記原燃料供給路に
設けられ改質器への原燃料の供給量を調節する原燃料流
量調節弁と、改質器バーナに空気を供給する空気供給路
に設けられ改質器バーナへの空気の供給量を検出する空
気流量センサと、前記空気供給路に設けられ改質器バー
ナへの空気の供給量を調節する空気流量調節弁と、原燃
料流量センサにより検出される原燃料の流量を第1の目
標値に近付けるようにフィードバック制御する原燃料流
量調節器と、空気流量センサにより検出される空気の流
量を第2の目標値に近付けるようにフィードバック制御
する空気流量調節器と、燃料電池の負荷の大きさに応じ
て原燃料の流量に関する目標値を算出する原燃料流量設
定手段と、空気流量センサでの空気の流量の実測値に対
して規定範囲の空燃比が得られる原燃料の流量の範囲を
上下限とし原燃料流量設定手段で算出した目標値の上下
限を制限して第1の目標値として出力する第1の範囲制
限手段と、第1の目標値に対して規定範囲の空燃比が得
られる空気の流量の範囲を上下限とし原燃料流量設定手
段で算出した目標値に対して規定の空燃比を得るのに必
要な空気の流量の上下限を制限して第2の目標値として
出力する第2の範囲制限手段とを備えるものであり、負
荷の大きさに基づいて設定される原燃料の流量の目標値
の上下限を、空気の流量の実測値に基づいて制限する第
1の範囲制限手段で制限し、かつ空気の流量の目標値の
上下限を、原燃料の目標値に基づいて第2の範囲制限手
段で制限するから、原燃料と空気との流量が相互に制限
されることになり、負荷の変動に伴って原燃料および空
気の流量に関する目標値が変動する場合でも第1および
第2の範囲制限手段によって制限された範囲内での変動
になり、空燃比の大きな変動が抑制される。つまり、負
荷が短時間で大きく変動する場合でも、空燃比は規定範
囲に制限された状態で変化するから、空燃比が大きく変
動する場合のような未燃ガス、失火、爆燃の発生を防止
することができる。また、負荷が変動しても空燃比が規
定範囲を保つから、空燃比を比較的小さい値に設定する
ことが可能になり、従来構成に比較すると燃損失の少な
い空燃比を設定することができる。
【0037】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記原燃料流量設定手段が、改質器の所要部の温度
を検出する温度センサと、温度センサにより検出される
温度があらかじめ設定された温度設定値を保つのに必要
な原燃料の流量および負荷の大きさに応じた電流設定値
を得るのに必要な原燃料の流量との加算値を目標値とし
て出力するものであり、改質器の温度を温度設定値に保
ちながらも負荷変動に応じた量の燃料ガスを燃料電池に
供給できるように原燃料の流量を制御することが可能に
なる。
【0038】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、燃料電池の出力電流を検出する電流
センサを備え、前記第1の範囲制限手段が、空気流量セ
ンサによる実測値に対して規定の空燃比が得られる原燃
料の流量と電流センサにより検出された出力電流に基づ
いて算出される燃料電池で消費された燃料ガスの流量に
相当する原燃料の流量との加算値を求めて基準値とする
空気−原燃料換算部と、空気−原燃料換算部で求めた基
準値を中心として設定した上下限により原燃料流量設定
手段から出力された目標値を制限する第1のリミッタを
備え、前記第2の範囲制限手段が、第1の目標値を中心
として設定した上下限により原燃料流量設定手段から出
力された目標値を制限する第2のリミッタと、第2のリ
ミッタの出力値から燃料電池で消費された燃料ガスの流
量に相当する原燃料の流量を減算して求められる原燃料
の流量に対して前記規定の空燃比が得られる空気の流量
を算出する原燃料−空気換算部とを備えるものであり、
原燃料の流量の目標値に対して上下限を制限した後に、
原燃料に対応した空気の供給量を換算するから、空気の
流量に対する上下限を設定する際に原燃料の流量を空気
の量に換算する必要がなく、原燃料の流量から空気の流
量の上限値および下限値を各別に求める場合に比較する
と演算量が少なくなる。請求項4の発明は、請求項3の
発明において、空燃比の上限値が1.20、空燃比の下
限値が1.02に設定されるものであり、これらの値を
選択すれば従来よりも空燃比を低減することが可能であ
り、かつ外乱によって原燃料の供給量が変動しても失火
や爆燃が生じるのを抑制できる。
【0039】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、規定の空燃比が1.06、空燃比の上限値が1.1
0、空燃比の下限値が1.02に設定されるものであ
り、請求項4の発明における範囲内での好ましい値であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上に用いるリミッタの動作説明図である。
【図3】同上の制御の流れを示す動作説明図である。
【図4】都市ガスを原燃料とする発電装置の概略構成図
である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【図6】同上における制御の流れを示す動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 改質器 2 原燃料供給路 3 燃料電池 4 改質器バーナ 5 空気供給路 11 原燃料流量センサ 12 原燃料流量調節弁 13 空気流量センサ 14 空気流量調節弁 15 温度センサ 16 電流センサ 19 電流−流量換算部 20 加算器 21 リミッタ 22a 上限値設定部 22b 下限値設定部 23 原燃料−空気換算部 24 リミッタ 25a 上限値設定部 25b 下限値設定部 26 空気−原燃料換算部 FC1 原燃料流量調節器 FC2 空気流量調節器 Z 負荷
フロントページの続き (72)発明者 黒田 健一 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3K003 AB02 AB06 AC02 BA01 BB01 CA03 CA05 CB05 CC01 DA03 4G040 EA03 EA06 EB14 EB43 5H027 BA01 BA09 KK21 KK42 KK56 MM12 MM13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素を主成分とする原燃料を改質器
    に通し、改質器で生成した水素ガスが主成分である改質
    ガスを燃料電池の燃料ガスに用いるとともに燃料電池で
    消費されなかった燃料ガスを改質器内に設けた改質器バ
    ーナにより燃焼させるようにした発電装置に用いられ、
    改質器に供給される原燃料と改質器バーナに供給される
    空気との流量を制御する燃料電池用改質器の空燃比制御
    装置であって、原燃料を改質器に供給する原燃料供給路
    に設けられ改質器への原燃料の供給量を検出する原燃料
    流量センサと、前記原燃料供給路に設けられ改質器への
    原燃料の供給量を調節する原燃料流量調節弁と、改質器
    バーナに空気を供給する空気供給路に設けられ改質器バ
    ーナへの空気の供給量を検出する空気流量センサと、前
    記空気供給路に設けられ改質器バーナへの空気の供給量
    を調節する空気流量調節弁と、原燃料流量センサにより
    検出される原燃料の流量を第1の目標値に近付けるよう
    にフィードバック制御する原燃料流量調節器と、空気流
    量センサにより検出される空気の流量を第2の目標値に
    近付けるようにフィードバック制御する空気流量調節器
    と、燃料電池の負荷の大きさに応じて原燃料の流量に関
    する目標値を算出する原燃料流量設定手段と、空気流量
    センサでの空気の流量の実測値に対して規定範囲の空燃
    比が得られる原燃料の流量の範囲を上下限とし原燃料流
    量設定手段で算出した目標値の上下限を制限して第1の
    目標値として出力する第1の範囲制限手段と、第1の目
    標値に対して規定範囲の空燃比が得られる空気の流量の
    範囲を上下限とし原燃料流量設定手段で算出した目標値
    に対して規定の空燃比を得るのに必要な空気の流量の上
    下限を制限して第2の目標値として出力する第2の範囲
    制限手段とを備えることを特徴とする燃料電池用改質器
    の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記原燃料流量設定手段が、改質器の所
    要部の温度を検出する温度センサと、温度センサにより
    検出される温度があらかじめ設定された温度設定値を保
    つのに必要な原燃料の流量および負荷の大きさに応じた
    電流設定値を得るのに必要な原燃料の流量との加算値を
    目標値として出力することを特徴とする請求項1記載の
    燃料電池用改質器の空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】 燃料電池の出力電流を検出する電流セン
    サを備え、前記第1の範囲制限手段が、空気流量センサ
    による実測値に対して規定の空燃比が得られる原燃料の
    流量と電流センサにより検出された出力電流に基づいて
    算出される燃料電池で消費された燃料ガスの流量に相当
    する原燃料の流量との加算値を求めて基準値とする空気
    −原燃料換算部と、空気−原燃料換算部で求めた基準値
    を中心として設定した上下限により原燃料流量設定手段
    から出力された目標値を制限する第1のリミッタを備
    え、前記第2の範囲制限手段が、第1の目標値を中心と
    して設定した上下限により原燃料流量設定手段から出力
    された目標値を制限する第2のリミッタと、第2のリミ
    ッタの出力値から燃料電池で消費された燃料ガスのの流
    量に相当する原燃料の流量を減算して求められる原燃料
    の流量に対して前記規定の空燃比が得られる空気の流量
    を算出する原燃料−空気換算部とを備えることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の燃料電池用改質器の
    空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】 空燃比の上限値が1.20、空燃比の下
    限値が1.02に設定されることを特徴とする請求項3
    記載の燃料電池用改質器の空燃比制御装置。
  5. 【請求項5】 前記規定の空燃比が1.06、空燃比の
    上限値が1.10、空燃比の下限値が1.02に設定さ
    れることを特徴とする請求項4記載の燃料電池用改質器
    の空燃比制御装置。
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