JP2001105423A - コンクリートの製造方法およびコンクリートの製造装置 - Google Patents

コンクリートの製造方法およびコンクリートの製造装置

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JP2001105423A JP28816099A JP28816099A JP2001105423A JP 2001105423 A JP2001105423 A JP 2001105423A JP 28816099 A JP28816099 A JP 28816099A JP 28816099 A JP28816099 A JP 28816099A JP 2001105423 A JP2001105423 A JP 2001105423A
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用のコンクリート混練用ミキサを使用する
ことなくコンクリートを製造供給することができる、コ
ンクリートの製造方法を提供する。 【解決手段】 ベルトコンベヤ(10)上に、計量され
た砂利(G)、砂(S)およびセメント(C)をこの順
に積層し、そして材料投入シュート(1)を介してコン
クリートミキサ車(CV)のドラムに直接投入供給す
る。このとき混練水と混和剤も投入供給する。投入供給
するとき、計量された砂利(G)、砂(S)およびセメ
ント(C)は、同時に投入が開始され、同時に投入が終
了するように制御する。コンクリートミキサ車に投入供
給後は、所定時間だけドラムを高速に切り換えて運転し
て、所定の品質のコンクリートを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトコンベヤ等
の搬送装置を使用してセメント、砂、砂利等からなるコ
ンクリート材料と、混練水、混和剤等の補助剤とをコン
クリートミキサ車に直接的に投入供給してコンクリート
を製造するコンクリートの製造方法およびコンクリート
の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート製造装置すなわちバ
ッチャープラントは、図4に示されているように、所定
高さに配置されたコンクリート混練用ミキサ50を備え
ている。そして、このコンクリート混練用ミキサ50の
下方にコンクリートミキサ車CVが乗り入れられ、コン
クリート混練用ミキサ50で製造されたコンクリート
は、重力によりコンクリートホッパ51を介してコンク
リートミキサ車CVに供給されるようになっている。
【0003】このようなバッチャープラントは、従来周
知であるので、細部の詳しい説明はしないが、図4に部
材名入りで示されているように、コンクリート混練用ミ
キサ50の上方に砂利計量機61、砂計量機62、セメ
ント計量機63等からなる計量装置60が配置され、さ
らにその上方に砂利貯蔵ビン71、砂貯蔵ビン72、セ
メント貯蔵ビン73等からなる材料貯蔵ビン装置70が
設けられている。このようなコンクリート混練用ミキサ
50、計量装置60、材料貯蔵ビン装置70は、地上所
定高さに組み立てられた層状構造物に設けられている。
一方、地上のセメント貯蔵サイロ80の下方には、セメ
ント貯蔵ビン73まで延びている空気輸送管81が設け
られている。また、同様に地上に設置されている砂貯蔵
サイロ91、砂利貯蔵サイロ92等からなる骨材貯蔵サ
イロ90の下方には、略水平に配置されている第1の骨
材受入ベルトコンベヤ93が設けられ、この第1の骨材
受入ベルトコンベヤ93は、傾斜状に配置されている第
2の骨材受入ベルトコンベヤ94を介して振分装置95
に接続されている。したがって、骨材貯蔵サイロ90か
ら第1、2の骨材受入ベルトコンベヤ93、94で送ら
れる砂利と砂は、この振分装置95により砂利貯蔵ビン
71と砂貯蔵ビン72とにそれぞれ振り分けられる。
【0004】従来のバッチャープラントは、概略上記の
ように構成されているので、次のようにしてコンクリー
トを製造し、そしてコンクリートミキサ車CVに供給さ
れる。すなわち、セメント圧送用ブロワー82を起動し
てセメントサイロ80中のセメントをセメント貯蔵ビン
73に適当量輸送しておく。同様に第1、2の骨材受入
ベルトコンベヤ93、94により骨材貯蔵サイロ90の
砂利および砂をそれぞれの貯蔵ビン71、72に搬送し
貯蔵しておく。それぞれの貯蔵ビン71〜73の開閉ゲ
ートを開いて、セメント計量機63、砂利計量機62お
よび砂計量機61に供給し、所定量のセメント、砂およ
び砂利を計量する。一方、混練水と、混和剤計量機10
0で計量された混和剤との合計を水計量機101で計量
する。そうして、起動しているコンクリート混練用ミキ
サ50に、計量されたコンクリート原料を供給すること
により、短時間でコンクリートが製造される。混練完了
後コンクリート混練用ミキサ50のゲートを開き、コン
クリートホッパ51を介して、配車されたコンクリート
ミキサ車CVに重力により供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
バッチャープラントによって、コンクリートは製造され
るし、色々な利点もある。例えば貯蔵ビン装置70、計
量装置60およびコンクリート混練用ミキサ50は、上
下方向に配置されているので、コンクリート材料、製造
されたコンクリート等を重力により順次移送することが
できる利点がある。また、製造されたコンクリートを、
出荷のために配車されたコンクリートミキサー車CVに
短時間に落下供給することもできる。特に、専用のコン
クリート混練用ミキサ50で混練されるので、骨材、セ
メント等をミキサに供給するとき、供給順序、供給方法
等に格別に拘束されない利点もある。しかしながら、問
題点も多い。すなわち、従来のバッチャープラントは、
コンクリート混練用ミキサ50を備え、このコンクリー
ト混練用ミキサ50の上方には計量装置60、貯蔵ビン
装置70等が配置されているので、バッチャープラント
全体が高くなる欠点がある。高くなると、一般に地上に
設けられている骨材貯蔵サイロ90あるいはセメントサ
イロ80から貯蔵ビン装置70までの搬送距離が長くな
るので、バッチャープラントの建設費が高くなると同時
にコンクリート材料を搬送する動力費が嵩むようにもな
る。さらには、専用のコンクリート混練用ミキサ50を
備えているので、消費電力も大きく、コンクリート混練
用ミキサ50の保守、点検例えば操業後の洗浄という大
きな問題もある。また、従来のバッチャープラントも、
自動化は進んでいるが、コンクリート混練用ミキサ50
を備えているので、これを監視する専門の操作員が必要
で、完全に無人化できないという問題もある。
【0006】このような問題は、コンクリート原料をコ
ンクリートミキサ車で混練することにより解決されると
考えられるが、我が国では次のような理由により実施さ
れていない。すなわち、コンクリートミキサ車は、コン
クリート製造装置内に定置されたコンクリート混練用ミ
キサで所要の品質に練り上がったコンクリートを受け入
れ、コンクリート打設現場まで、コンクリートの品質の
変化あるいは凝固が発生しないようにドラムを低速で回
転しながら輸送し、現場に到達し打設直前に短時間高速
で回転した後、ドラムを逆転して排出し、受け入れ時と
変わらないコンクリートを打設するために使用されてお
り、その機能を果たすためにドラム内には攪拌羽根が取
り付けられている。したがって、ある程度の攪拌能力は
有しているので、コンクリート原料をコンクリートミキ
サ車に直接投入してもコンクリートは得られる。しかし
ながら、コンクリート混練用ミキサに比べて混練能力が
低いので、コンクリート混練用ミキサを使用せず、直接
コンクリートミキサ車で所要のコンクリート得ようとす
ると、長時間、高速でドラムを回転させる必要があり、
効率面、品質面、騒音面等において問題があるからであ
る。
【0007】一方、国外においてはコンクリートミキサ
車に水タンクを搭載し、計量した骨材、セメント等のコ
ンクリート材料を直接コンクリートミキサ車に投入し、
ドラムを回転させながら打設現場まで運搬し、打設現場
においてコンクリートミキサ車に搭載した水タンク内の
水を散布しながらドラムを所定時間高速で回転して得ら
れたコンクリートを打設するといった、いわゆるドライ
バッチ方式が採用されている国もある。しかしながら、
この方法は混練水の管理、操作はコンクリートミキサ車
の運転手の感に頼ることになり、安定した品質のコンク
リートが得られないばかりでなく、コンクリート材料を
運搬中に骨材に付着している少量の水分によりセメント
がドラム、攪拌羽根等に付着、固化するという欠点もあ
る。
【0008】本発明は、上記したような問題点を解決し
たコンクリートの製造方法およびコンクリート製造装置
を提供しようとするもので、具体的には定置されたコン
クリート混練用ミキサを設置せず、コンクリートを製造
することができる、コンクリートの製造方法およびコン
クリート製造装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、計
量された砂利、砂、セメント、水、混和剤等のコンクリ
ート原料をコンクリートミキサ車に直接投入し、所定時
間高速でコンクリートミキサ車のドラムを回転させるこ
とにより達成されるが、コンクリートミキサ車は、前述
のように、コンクリート混練専用ではないので、コンク
リート原料をコンクリートミキサ車に供給する方法に工
夫が施されている。すなわち、本発明は、上記目的を達
成するために、定置されたコンクリート混練用ミキサを
設置せず、計量された砂利、砂、セメント、水、混和剤
等からなるコンクリート原料をコンクリートミキサ車に
直接的に投入供給して所要のコンクリートを製造する製
造方法であって、単一の共通のベルトコンベヤ等の搬送
装置を使用し、この搬送装置上に計量済みの砂利、砂、
セメント等の材料を夫々の計量機から排出するに際し、
搬送装置面上において、これらの材料が夫々の配合比率
通りの帯状の積層断面で、しかもセメントが最上層ある
いは砂利、砂の骨材の中間層となるように、計量機から
の排出量及び排出開始及び終了時間を制御し、この帯状
にほぼ完全に積層され分散された材料を直接コンクリー
トミキサ車に投入するとともに、計量済みの混練水及び
混和剤を流量調整可能な弁を備えた配管を介して直接コ
ンクリートミキサ車に投入し、各原料投入後所定時間コ
ンクリートミキサ車のドラムを高速回転に切り換えて運
転し、所要のコンクリートを得るように構成される。請
求項2に記載の発明は、定置されたコンクリート混練用
ミキサを設置せず、計量された砂利、砂、セメント、
水、混和剤等からなるコンクリート原料をコンクリート
ミキサ車に直接的に投入供給して所要のコンクリートを
製造する製造方法であって、砂利、砂、セメント等のコ
ンクリート材料の計量機の下部にそれぞれベルトコンベ
ヤ等の搬送手段を設け、これらの搬送手段を通じてこれ
らの材料が実質的に同時に、あるいはセメントが若干遅
れて、しかも何れもほぼ同一時間でコンクリートミキサ
車に投入するように夫々の計量機からの排出量及び排出
時間を制御し、夫々の材料がほぼ配合比率通りで分散さ
れてコンクリートミキサ車に投入されると同時に、計量
済みの混練水及び混和剤を流量調整可能な弁を備えた配
管を介して直接コンクリートミキサ車に投入し、各原料
投入後所定時間コンクリートミキサ車のドラムを高速回
転に切り換えて運転し、所要のコンクリートを得るよう
に構成される。請求項3に記載の発明は、砂利、砂、セ
メント等のコンクリート材料の各計量機の下部に夫々流
量調節が可能な振動フイーダ等の計量物搬出手段を取り
付け、この各計量物搬出手段の排出端が直列に配置され
るように各計量機を配列するとともに、この計量物搬出
手段の排出端の下部に単一の共通のベルトコンベヤ等の
搬送装置を設け、この搬送装置上に計量済みの砂利、
砂、セメント等の材料を夫々の計量機及び計量物排出手
段を通じて排出するに際し、搬送装置面上においてこれ
らの材料が夫々の配合比率通りの帯状の積層断面で、し
かもセメントが最上層あるいは砂利、砂の骨材の中間層
となるように、計量機からの排出量及び排出開始及び終
了時間を計量物排出手段により制御し、この帯状にほぼ
完全に積層され分散された材料を材料投入シュートを介
して直接コンクリートミキサ車に投入するとともに、計
量済みの混練水及び混和剤を流量調整可能な弁を備えた
配管を介して直接コンクリートミキサ車に投入し、各原
料投入後所定時間コンクリートミキサ車のドラムを高速
回転に切り換えて運転し、所要のコンクリートを得るこ
とにより、定置されたコンクリート混練用ミキサを搭載
しないように構成される。請求項4に記載の発明は、砂
利、砂、セメント等のコンクリート材料の各計量機の下
部に夫々流量調節が可能な振動フイーダ等の計量物搬出
手段を取り付け、さらに必要に応じてこれらの各計量物
搬出手段の下部にベルトフィーダ等の搬送装置を設け、
この計量物排出手段、あるいは搬送装置の排出端がコン
クリートミキサ車上に設けた材料投入シュートの周囲に
夫々配置されるように各計量機を配置し、計量済みのこ
れらの材料を実質的に同時に、あるいはセメントが若干
遅れて、しかも何れもほぼ同一時間で材料投入シュート
を介して直接コンクリートミキサ車に投入するように各
計量物排出手段を制御するとともに、計量済みの混練水
及び混和剤を流量調整可能な弁を備えた配管を介して直
接コンクリートミキサ車に投入し、各原料投入後所定時
間コンクリートミキサ車のドラムを高速回転に切り換え
て運転し、所要のコンクリートを得ることにより、定置
されたコンクリート混練用ミキサを搭載しないように構
成される。請求項5に記載の発明は、請求項3または4
に記載の材料投入シュートに代えて材料貯留ホッパを設
け、搬送装置から搬送されてきた材料を一旦この材料貯
留ホッパに貯留した後、コンクリートミキサ車に投入す
るように、そして請求項6に記載の発明は、請求項3〜
5のいずれかの項に記載の計量済みの混練水および混和
剤は、流量調節弁を備えた配管を介して、材料投入シュ
ートあるいは材料貯留ホッパの下部外壁の周囲に設けた
ノズルあるいはスリットにより、砂利、砂、セメント等
の材料がコンクリートミキサ車内に投入される際に分散
投入されるとともに、その投入流量及び投入時間を上記
流量調節弁により制御するように構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、コンクリート製造装置の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態に係わるコンクリート製造装置の模式図であるが、同
図に示されているように、第1の実施の形態によると、
コンクリート製造装置は、図1の略中央部においてに示
されているようにコンクリートミキサ車CVよりも高所
に設けられた材料投入シュート1を備えている。そし
て、この材料投入シュート1からセメント、骨材等のコ
ンクリート材料が、その下方に入車されるコンクリート
ミキサ車CVに直接的に投入されるようになっている。
このように、本実施の形態によると、コンクリート材料
が直接的にコンクリートミキサ車CVに投入されので、
従来のバッチャープラントのように専用のコンクリート
混練用ミキサは必要としない。
【0011】このような材料投入シュート1にコンクリ
ート材料を供給するために、本実施の形態では斜設され
たベルトコンベヤ10が設けられている。そして、この
ベルトコンベヤ10に対応して、その最下位置すなわち
最上流側に砂利を計量する砂利計量機20が、その下流
側に砂を計量する砂計量機20aが、そして最下流側
の、ベルトコンベヤ10の終端部近傍にセメント計量機
20cが設けられている。砂利計量機20の上方には、
従来周知形態をしたゲート21を介して砂利貯蔵ビン2
5が、また砂計量機20aの上方には、同様にゲート2
1aを介して砂貯蔵ビン25bがそれぞれ設けられてい
る。セメント計量機20bに対しては、貯蔵ビンに代え
て直接セメントサイロ25bから引き出すスクリューコ
ンベヤ26および計量スクリュコンベヤ27が設けら
れ、セメントはゲート21bから直接的に供給されるよ
うになっている。
【0012】本コンクリート製造装置には、従来のバッ
チャープラントと同様に水計量機30、水一時貯留槽3
1、混和剤計量機32も設けられている。そして、水ポ
ンプ33で圧送される混練水は管路34で水計量機30
に、混和剤ポンプ35で同様に圧送される混和剤は管路
36で混和剤計量機32にそれぞれ供給されるようにな
っている。また、混和剤計量機32で計量された混和剤
は、管路37で水計量機30に供給されて、水との合計
が計量される。そして、計量された水と混和剤は、管路
38で水一時貯留槽31に貯えられるようになってい
る。水一時貯留槽31に貯えられた水と混和剤は、水一
時貯留槽31の下部に取り付けられた流量調整弁40を
介して水投入パイプ39により直接コンクリートミキサ
車CVに供給されるようになっている。なお、水計量機
30、混和剤計量機32等には、従来周知のように例え
ば電磁開閉弁が設けられているが、これらの弁は図1に
は模式的に示されているにすぎない。
【0013】砂利および砂計量機20、20a、材料投
入シュート1等の詳細が図2に示されている。砂利計量
機20は、全体として略漏斗状になっているが、その下
部に例えばエアシリンダ22によりその開閉される開閉
ゲート23が設けられ、さらにその下方に流量制御が可
能な電磁振動フイーダ24が設けられている。この電磁
振動フイーダ24は、排出端がベルトコンベヤ10に臨
むようにして複数本のコイルスプリング25、25、…
により吊り下げられている。そして、本模式図に示され
ている電磁振動フィーダ24は、インバーターによって
流量を制御することができるようになっている。砂計量
機20aおよびセメント計量機20bの下方にも同様な
開閉ゲート23a、23b、電磁振動フイーダ24a、
24b等が設けられているが、前述した砂利計量機20
に関連して設けられている開閉ゲート23、電磁振動フ
イーダ24等と同じ構造をしているので、同じ参照数字
に「a」あるいは「b」を付けて重複説明はしない。
【0014】ベルトコンベヤ10は、図2の(ロ)に、
その断面が示されているように、ベルト11を支持する
水平ローら12、側部を斜めに支えるガイドローラ1
3、13、ベルトの両側部に設けられている側板14、
14等からなっている。そして、本実施の形態では、砂
利、砂およびセメントは、砂利を下層に、セメントを最
上層にして、材料投入シュート1まで搬送される。その
ためにベルトコンベヤ10の速度および砂利、砂、セメ
ントの供給量は、次のようにして制御される。すなわ
ち、電磁振動フイーダ24、24aの排出端の間隔をL
1、ベルトコンベヤ10の速度をVとすると、ベルトコ
ンベヤ10はL1/V時間で、間隔L1を進む。したが
って、最上流位置の電磁振動フイーダ24から流量が制
御されてベルトコンベヤ10に砂利を供給し始めてから
L1/V時間後に、その下流側の振動フイーダ24aか
ら砂を供給すると、振動フイーダ24aの下に到達した
砂利の上に砂が重なって供給されることになる。同様に
して、時間差をもってセメントの供給を開始する。これ
により、材料投入シュート1に、砂利、砂およびセメン
トは層状になって供給される。砂利G、砂Sおよびセメ
ントCが層状に重ねられた状態が図2の(ロ)に示され
ている。また、計量された砂利、砂およびセメントの全
量を同時に材料投入シュート1に供給し終わるために、
砂利計量機20の最後の砂利をベルト11に供給した
後、L1/V時間後に砂計量機20aからの砂の供給も
終わるように、開閉ゲート23aの下部に設けた電磁フ
ィーダ24aを制御することにより、砂計量機20aか
らの供給量を制御する。同様にセメントの供給量も制御
する。これにより、計量された砂利、砂およびセメント
の、材料投入シュート1への供給は同時に終わる。
【0015】本実施の形態によると、材料投入シュート
1の下端の開口部の外周壁の近傍の、例えば約半周にわ
たって、図2の(ハ)に示されているように、散水用の
ノズルあるいはスリット7が取り付けられている。これ
らのノズルあるいはスリット7は、水投入パイプ39に
接続されている。また、材料投入シュート1の上方には
集塵機に連通した排気管3が取り付けられている。さら
には、図1に示されているように、コンクリートミキサ
車CVを取り囲むようにして、防音壁4が設けられてい
る。なお、材料投入シュート1の内部には、砂利、砂お
よびセメントを必要に応じて攪拌混合する攪拌羽根5、
5、…を設けることもできる。
【0016】次に、第1の実施の形態によるコンクリー
トの製造例を説明する。砂利および砂貯蔵ビン25、2
5aに砂利と砂とを従来周知のようにしてそれぞれ貯蔵
する。そして、砂利および砂計量機20、20aにより
砂利と砂とをそれぞれ計量する。また、セメントも計量
する。さらには、混和剤計量機32により混和剤を計量
し、計量した混和剤と水との合計を水計量機30で計量
し、水一時溜槽31に貯めておく。そうして、ベルトコ
ンベヤ10を起動する。砂利計量機20からは砂利を、
砂計量機20aからは砂を、そしてセメント計量機20
bからはセメントを、電磁振動フイーダ24、24a、
24bを介してベルト11上に均一に供給する。このと
き、ベルト11の走行速度、砂計量機20aおよびセメ
ント計量機20bからの供給開始時期、供給終了時期、
供給量等を前述したようにして制御する。これにより、
ベルト11の最下層に砂利、その上に砂、砂の上にセメ
ントが層状に重なって材料投入シュート1を介してコン
クリートミキサ車CVのドラムに投入供給される。この
とき、必要に応じて攪拌羽根5、5、…を回転駆動す
る。また、材料投入シュート1内の空気を排気管3によ
り集塵機の方へ排気する。これにより、防音壁4の効果
と相まって良好な環境が保たれる。
【0017】水一時溜槽31中の水と混和剤も、流量調
節弁40により制御された流量でシュート1の開口部近
傍の外周壁に設けられている散水用のノズルあるいはス
リット7からコンクリートミキサ車CVのドラム内に投
入される。すなわち、混和剤が混入された混練水が、コ
ンクリート材料と同時に、あるいは若干時間をおいてコ
ンクリートミキサ車CVのドラムに供給される。このよ
うにして、コンクリート原料がコンクリートミキサ車C
Vのドラムに投入供給されたら、所定時間高速に切り換
えて運転し、コンクリートの製造を終わる。混練を終わ
ったら所定の低速度に戻し、コンクリートミキサ車CV
は打設現場へ運行される。以下同様にしてコンクリート
を製造する。
【0018】上記第1の実施の形態は、色々変形が可能
である。例えば、上記実施の形態では、砂利、砂、セメ
ントの順に層状になって材料投入シュート1に供給され
るようになっているが、砂、砂利、セメントの順で、あ
るいはセメントを砂利と砂との間または砂と砂利との間
に層状にして供給できることも明らかである。さらに
は、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末、石粉等の粉体
混和材もセメントに準じて、あるいはセメントに混入し
て同様にして材料投入シュート1に投入できることも明
らかである。
【0019】上記実施の形態では、材料投入シュート1
が適用されているが、シュートに代えて材料貯留ホッパ
1’でも実施できる。その実施の形態が図2の(ニ)に
示されている。本実施の形態によると、材料貯留ホッパ
1’の開口部にはエアシリンダ6、6で開閉されるゲー
ト2、2が設けられている。したがって、ベルトコンベ
ヤ10で搬送されるコンクリート材料は、一旦材料貯留
ホッパ1’に貯留され、そしてゲート2、2を開いてコ
ンクリートミキサ車CVに投入されることになる。材料
貯留ホッパ1’によっても、略同様にしてコンクリート
が製造されることは明らかである。
【0020】次に図3により、本発明の第2の実施の形
態を説明する。第1の実施の形態の構成要素と、同じよ
うな構成要素には同じ参照数字を付けて重複説明はしな
いが、本実施の形態によると、材料投入シュート1の周
囲には、該材料投入シュート1と略等距離になるように
して、砂利計量機20、セメント計量機20bおよび砂
計量機20aが配置されている。そして、これらの計量
機20、20aおよび20bの下部に電磁振動フイーダ
24、24a、24bがそれぞれ設けられている。ま
た、本実施の形態では電磁振動フイーダ24、24a、
24bの下流端に材料投入シュート1に通じたベルトコ
ンベヤ24’、24a’、24b’が設けられている。
砂利計量機20、セメント計量機20bおよび砂計量機
20aからの、それぞれの供給量は、計量された砂利、
セメントおよび砂が略同時に供給開始され、そして略同
時に供給を終わるように、電磁振動フイーダ24、24
a、24bの流量が制御される。これにより、材料投入
シュート1を介してコンクリートミキサ車CVにコンク
リート材料が同じ割合で混合された状態で投入されるこ
とになり、コンクリートミキサ車CV内での混練が容易
になる。また、水一時溜槽31中の水と混和剤も、流量
調節弁40により制御された流量でノズルあるいはスリ
ット7を介してコンクリートミキサ車CVのドラムに投
入される。本実施の形態によっても、前述した第1の実
施の形態と略同じようにしてコンクリートを製造できる
ことは明らかである。
【0021】本実施の形態も材料投入シュート1に代え
て材料貯留ホッパ1’で実施できる。その例が図3の
(ロ)に示されている。前述した図2の(ニ)に示され
ている実施の形態と略同様にしてコンクリートを製造で
きることは明らかである。なお、第2の実施の形態で
は、電磁振動フイーダ24、24a、24bの排出端に
ベルトコンベヤ24’、24a’、24b’が介在され
ているが、電磁振動フイーダ24、24a、24bによ
り直接材料投入フィーダ1あるいは材料貯留ホッパ1’
に供給できることも明らかである。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、単一の
共通のベルトコンベヤ等の搬送装置を使用し、この搬送
装置上に計量済みの砂利、砂、セメント等の材料を夫々
の計量機から排出するに際し、搬送装置面上において、
これらの材料が夫々の配合比率通りの帯状の積層断面
で、しかもセメントが最上層あるいは砂利、砂の骨材の
中間層となるように、計量機からの排出量及び排出開始
及び終了時間を制御し、この薄い帯状に積層され分散さ
れた材料を直接コンクリートミキサ車に投入するので、
また他の発明によると、砂利、砂、セメント等のコンク
リート材料の計量機の下部にそれぞれベルトコンベヤ等
の搬送手段を設け、これらの搬送手段を通じてこれらの
材料が実質的に同時に、あるいはセメントが若干遅れ
て、しかも何れもほぼ同一時間でコンクリートミキサ車
に投入するように夫々の計量機からの排出量及び排出時
間を制御し、夫々の材料がほぼ配合比率通りで薄く分散
されてコンクリートミキサ車に投入されるので、砂利、
砂の間にセメントが入り込み、比重、粒度等の異なる砂
利、砂、セメントからなるコンクリート材料の予備混合
あるいは補助混練が行われることになる。その結果、コ
ンクリート混練用ミキサがなくても、コンクリートミキ
サ車により所定の品質のコンクリートを得ることができ
るという本発明に特有の効果が得られる。また、セメン
トが最上層あるいは中間層にあるので、吸湿性のセメン
トが搬送装置に付着することが防止される。さらには、
コンクリート混練用ミキサがないので、コンクリート製
造装置全体を低く安価に構成することができ、また保守
点検の費用も安く、さらにはコンクリート製造装置は、
骨材管理、計量管理、出荷管理等を集中管理できるシス
テムを具備することにより無人運転で、例えばコンクリ
ートミキサ車のドライバーが、コンクリート製造装置の
押釦を押して、コンクリート原料をコンクリートミキサ
車に投入するだけでコンクリートを製造することもでき
る効果も得られる。さらに他の発明によると、混練水お
よび混和剤が、流量調節弁を備えた配管を介して、材料
投入シュートあるいは材料貯留ホッパの下部外壁の周囲
に設けたノズルあるいはスリットからコンクリートミキ
サ車に投入されるので、上記効果に加えて、骨材及びセ
メント材料等への混練水の分散が促進され、また材料投
入シュートあるいは材料貯留ホッパの内周壁へのセメン
トの付着が防止される効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係わるコンクー
ト製造装置を模式的に示す正面図である。
【図2】 図1に示すコンクート製造装置の詳細を模式
的に示す図で、その(イ)は全体を示す正面図、その
(ロ)はベルトコンベヤ部分の断面図、その(ハ)は材
料投入シュートの一部を示す正面図、その(ニ)は材料
貯留ホッパの正面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係わるコンクー
ト製造装置を模式的に示す図で、その(イ)は全体を示
す正面図、その(ロ)は材料貯留ホッパの正面図であ
る。
【図4】 従来のコンクート製造プラントの例を模式的
に示す正面図である。
【符号の説明】
1 材料投入ホッパ 1’ 材
料貯留ホッパ 10 ベルトコンベヤ 20 砂
利計量機 20a 砂計量機 20c セ
メント計量機 24、24a、24b 電磁振動フィーダ CV コンクリートミキサ車
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月8日(1999.10.
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、計
量された砂利、砂、セメント、水、混和剤等のコンクリ
ート原料をコンクリートミキサ車に直接投入し、所定時
間高速でコンクリートミキサ車のドラムを回転させるこ
とにより達成されるが、コンクリートミキサ車は、前述
のように、コンクリート混練専用ではないので、コンク
リート原料をコンクリートミキサ車に供給する方法に工
夫が施されている。すなわち、本発明は、上記目的を達
成するために、定置されたコンクリート混練用ミキサを
設置せず、計量された砂利、砂、セメント、水、混和剤
等からなるコンクリート原料をコンクリートミキサ車に
直接的に投入供給して所要のコンクリートを製造する製
造方法であって、単一の共通のベルトコンベヤ等の搬送
装置を使用し、この搬送装置上に計量済みの砂利、砂、
セメント等の材料を夫々の計量機から排出するに際し、
搬送装置面上において、これらの材料が夫々の配合比率
通りの帯状の積層断面で、しかもセメントが最上層ある
いは砂利、砂の骨材の中間層となるように、計量機から
の排出量及び排出開始及び終了時間を制御し、この帯状
に積層され分散された材料を直接コンクリートミキサ車
に投入するとともに、計量済みの混練水及び混和剤を流
量調整可能な弁を備えた配管を介して直接コンクリート
ミキサ車に投入し、各原料投入後所定時間コンクリート
ミキサ車のドラムを高速回転に切り換えて運転し、所要
のコンクリートを得るように構成される。請求項2に記
載の発明は、定置されたコンクリート混練用ミキサを設
置せず、計量された砂利、砂、セメント、水、混和剤等
からなるコンクリート原料をコンクリートミキサ車に直
接的に投入供給して所要のコンクリートを製造する製造
方法であって、砂利、砂、セメント等のコンクリート材
料の計量機の下部にそれぞれベルトコンベヤ等の搬送手
段を設け、これらの搬送手段を通じてこれらの材料が実
質的に同時に、あるいはセメントが若干遅れて、しかも
何れもほぼ同一時間でコンクリートミキサ車に投入する
ように夫々の計量機からの排出量及び排出時間を制御
し、夫々の材料がほぼ配合比率通りで分散されてコンク
リートミキサ車に投入されると同時に、計量済みの混練
水及び混和剤を流量調整可能な弁を備えた配管を介して
直接コンクリートミキサ車に投入し、各原料投入後所定
時間コンクリートミキサ車のドラムを高速回転に切り換
えて運転し、所要のコンクリートを得るように構成され
る。請求項3に記載の発明は、砂利、砂、セメント等の
コンクリート材料の各計量機の下部に夫々流量調節が可
能な振動フイーダ等の計量物搬出手段を取り付け、この
各計量物搬出手段の排出端が直列に配置されるように各
計量機を配列するとともに、この計量物搬出手段の排出
端の下部に単一の共通のベルトコンベヤ等の搬送装置を
設け、この搬送装置上に計量済みの砂利、砂、セメント
等の材料を夫々の計量機及び計量物排出手段を通じて排
出するに際し、搬送装置面上においてこれらの材料が夫
々の配合比率通りの帯状の積層断面で、しかもセメント
が最上層あるいは砂利、砂の骨材の中間層となるよう
に、計量機からの排出量及び排出開始及び終了時間を計
量物排出手段により制御し、この帯状に積層され分散さ
れた材料を材料投入シュートを介して直接コンクリート
ミキサ車に投入するとともに、計量済みの混練水及び混
和剤を流量調整可能な弁を備えた配管を介して直接コン
クリートミキサ車に投入し、各原料投入後所定時間コン
クリートミキサ車のドラムを高速回転に切り換えて運転
し、所要のコンクリートを得ることにより、定置された
コンクリート混練用ミキサを搭載しないように構成され
る。請求項4に記載の発明は、砂利、砂、セメント等の
コンクリート材料の各計量機の下部に夫々流量調節が可
能な振動フイーダ等の計量物搬出手段を取り付け、さら
に必要に応じてこれらの各計量物搬出手段の下部にベル
トフィーダ等の搬送装置を設け、この計量物排出手段、
あるいは搬送装置の排出端がコンクリートミキサ車上に
設けた材料投入シュートの周囲に夫々配置されるように
各計量機を配置し、計量済みのこれらの材料を実質的に
同時に、あるいはセメントが若干遅れて、しかも何れも
ほぼ同一時間で材料投入シュートを介して直接コンクリ
ートミキサ車に投入するように各計量物排出手段を制御
するとともに、計量済みの混練水及び混和剤を流量調整
可能な弁を備えた配管を介して直接コンクリートミキサ
車に投入し、各原料投入後所定時間コンクリートミキサ
車のドラムを高速回転に切り換えて運転し、所要のコン
クリートを得ることにより、定置されたコンクリート混
練用ミキサを搭載しないように構成される。請求項5に
記載の発明は、請求項3または4に記載の材料投入シュ
ートに代えて材料貯留ホッパを設け、搬送装置から搬送
されてきた材料を一旦この材料貯留ホッパに貯留した
後、コンクリートミキサ車に投入するように、そして請
求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれかの項に
記載の計量済みの混練水および混和剤は、流量調節弁を
備えた配管を介して、材料投入シュートあるいは材料貯
留ホッパの下部外壁の周囲に設けたノズルあるいはスリ
ットにより、砂利、砂、セメント等の材料がコンクリー
トミキサ車内に投入される際に分散投入されるととも
に、その投入流量及び投入時間を上記流量調節弁により
制御するように構成される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定置されたコンクリート混練用ミキサを
    設置せず、計量された砂利、砂、セメント、水、混和剤
    等からなるコンクリート原料をコンクリートミキサ車に
    直接的に投入供給して所要のコンクリートを製造する製
    造方法であって、 単一の共通のベルトコンベヤ等の搬送装置を使用し、こ
    の搬送装置上に計量済みの砂利、砂、セメント等の材料
    を夫々の計量機から排出するに際し、搬送装置面上にお
    いて、これらの材料が夫々の配合比率通りの帯状の積層
    断面で、しかもセメントが最上層あるいは砂利、砂の骨
    材の中間層となるように、計量機からの排出量及び排出
    開始及び終了時間を制御し、この帯状にほぼ完全に積層
    され分散された材料を直接コンクリートミキサ車に投入
    するとともに、計量済みの混練水及び混和剤を流量調整
    可能な弁を備えた配管を介して直接コンクリートミキサ
    車に投入し、各原料投入後所定時間コンクリートミキサ
    車のドラムを高速回転に切り換えて運転し、所要のコン
    クリートを得ることを特徴とする、コンクリートの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 定置されたコンクリート混練用ミキサを
    設置せず、計量された砂利、砂、セメント、水、混和剤
    等からなるコンクリート原料をコンクリートミキサ車に
    直接的に投入供給して所要のコンクリートを製造する製
    造方法であって、 砂利、砂、セメント等のコンクリート材料の計量機の下
    部にそれぞれベルトコンベヤ等の搬送手段を設け、これ
    らの搬送手段を通じてこれらの材料が実質的に同時に、
    あるいはセメントが若干遅れて、しかも何れもほぼ同一
    時間でコンクリートミキサ車に投入するように夫々の計
    量機からの排出量及び排出時間を制御し、夫々の材料が
    ほぼ配合比率通りで分散されてコンクリートミキサ車に
    投入されると同時に、計量済みの混練水及び混和剤を流
    量調整可能な弁を備えた配管を介して直接コンクリート
    ミキサ車に投入し、各原料投入後所定時間コンクリート
    ミキサ車のドラムを高速回転に切り換えて運転し、所要
    のコンクリートを得ることを特徴とする、コンクリート
    の製造方法。
  3. 【請求項3】砂利、砂、セメント等のコンクリート材料
    の各計量機の下部に夫々流量調節が可能な振動フイーダ
    等の計量物搬出手段を取り付け、この各計量物搬出手段
    の排出端が直列に配置されるように各計量機を配列する
    とともに、この計量物搬出手段の排出端の下部に単一の
    共通のベルトコンベヤ等の搬送装置を設け、この搬送装
    置上に計量済みの砂利、砂、セメント等の材料を夫々の
    計量機及び計量物排出手段を通じて排出するに際し、搬
    送装置面上においてこれらの材料が夫々の配合比率通り
    の帯状の積層断面で、しかもセメントが最上層あるいは
    砂利、砂の骨材の中間層となるように、計量機からの排
    出量及び排出開始及び終了時間を計量物排出手段により
    制御し、この帯状にほぼ完全に積層され分散された材料
    を材料投入シュートを介して直接コンクリートミキサ車
    に投入するとともに、計量済みの混練水及び混和剤を流
    量調整可能な弁を備えた配管を介して直接コンクリート
    ミキサ車に投入し、各原料投入後所定時間コンクリート
    ミキサ車のドラムを高速回転に切り換えて運転し、所要
    のコンクリートを得ることにより、定置されたコンクリ
    ート混練用ミキサを搭載しないことを特徴とするコンク
    リート製造装置。
  4. 【請求項4】砂利、砂、セメント等のコンクリート材料
    の各計量機の下部に夫々流量調節が可能な振動フイーダ
    等の計量物搬出手段を取り付け、さらに必要に応じてこ
    れらの各計量物搬出手段の下部にベルトフィーダ等の搬
    送装置を設け、この計量物排出手段、あるいは搬送装置
    の排出端がコンクリートミキサ車上に設けた材料投入シ
    ュートの周囲に夫々配置されるように各計量機を配置
    し、計量済みのこれらの材料を実質的に同時に、あるい
    はセメントが若干遅れて、しかも何れもほぼ同一時間で
    材料投入シュートを介して直接コンクリートミキサ車に
    投入するように各計量物排出手段を制御するとともに、
    計量済みの混練水及び混和剤を流量調整可能な弁を備え
    た配管を介して直接コンクリートミキサ車に投入し、各
    原料投入後所定時間コンクリートミキサ車のドラムを高
    速回転に切り換えて運転し、所要のコンクリートを得る
    ことにより、定置されたコンクリート混練用ミキサを搭
    載しないことを特徴とするコンクリート製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の材料投入シュ
    ートに代えて材料貯留ホッパを設け、搬送装置から搬送
    されてきた材料を一旦この材料貯留ホッパに貯留した
    後、コンクリートミキサ車に投入することを特徴とする
    コンクリート製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかの項に記載の計
    量済みの混練水および混和剤は、流量調節弁を備えた配
    管を介して、材料投入シュートあるいは材料貯留ホッパ
    の下部外壁の周囲に設けたノズルあるいはスリットによ
    り、砂利、砂、セメント等の材料がコンクリートミキサ
    車内に投入される際に分散投入されるとともに、その投
    入流量及び投入時間を上記流量調節弁により制御するこ
    とを特徴とするコンクリート製造装置。
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