JP2002129516A - アスファルト混合物の製造方法及びその装置 - Google Patents

アスファルト混合物の製造方法及びその装置

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JP2002129516A JP2000322447A JP2000322447A JP2002129516A JP 2002129516 A JP2002129516 A JP 2002129516A JP 2000322447 A JP2000322447 A JP 2000322447A JP 2000322447 A JP2000322447 A JP 2000322447A JP 2002129516 A JP2002129516 A JP 2002129516A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造するアスファルト混合物の温度を自在に
調整する。 【解決手段】 バケットエレベータ10の排出部に経路
変更用ダンパー24を具備した分岐シュート23を配設
し、該分岐シュート23の下位に骨材を貯蔵する補助貯
蔵ビン25を配設する。補助貯蔵ビン25には貯蔵骨材
の温度を計測する温度センサ27を配設する。そして、
補助貯蔵ビン25には高温の砂を貯蔵しておき、骨材貯
蔵ビン14に貯蔵した骨材の温度が低くて所定温度のア
スファルト混合物が製造できないときには、温度センサ
27にて各骨材の温度を計測し、出荷混合物の骨材配合
にて混合したときに所望温度のアスファルト混合物が製
造できるように、補助貯蔵ビン25内の高温の砂と骨材
貯蔵ビン内の低温の砂との混合割合をコンピュータにて
演算し、演算した混合割合で高温の砂を計量混入して骨
材温度の調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路舗装材である
アスファルト混合物を製造するときに、所望温度のアス
ファルト混合物を自在に製造することができる方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アスファルト混合物を製造するアスファ
ルトプラントでは、粒度別に骨材を貯蔵する骨材ホッパ
群から出荷混合物の骨材配合割合に応じて各種骨材を所
定量ずつ払い出してドライヤに供給し、該ドライヤにて
骨材を略160℃前後まで加熱し、加熱した骨材をプラ
ント本体部最上部の振動篩に供給して粒径2.5mm以
下の砂、2.5〜5mm、5〜13mm、13〜20m
mの骨材に篩い分け、下位の骨材貯蔵ビンに粒径別に一
旦貯蔵しておき、出荷要請があれば出荷混合物の配合に
応じて骨材貯蔵ビンから所定の骨材を計量槽に払い出し
て所定量計量し、下位のミキサに投入するとともにアス
ファルト、石粉を添加し、所定時間混合して出荷してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アスファルトプラントにおいては骨材貯蔵ビンにヒータ
等の加熱手段を一般的に備えていないので、骨材貯蔵ビ
ンに貯蔵した骨材と相違する温度のアスファルト混合物
の出荷要請があれば対応しきれないという欠点があっ
た。
【0004】本発明は上記の点に鑑み、製造するアスフ
ァルト混合物の温度を自在に調整できるアスファルト混
合物の製造方法及びその装置を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項1記載のアスファルト混合物の製
造方法にあっては、ドライヤによって加熱した骨材を垂
直搬送装置を介してプラント本体上部の振動篩に送り込
み、該振動篩によって加熱骨材を篩い分けて骨材貯蔵ビ
ンに粒度別に貯蔵し、該骨材貯蔵ビンから所定量の加熱
骨材を払い出して骨材計量槽にて計量してミキサに払い
出し、これにアスファルト等を添加混合してアスファル
ト混合物を製造するアスファルト混合物製造装置におい
て、ドライヤに単粒度の骨材を供給して通常よりも高い
温度に加熱して別途貯蔵しておき、前記骨材貯蔵ビンに
貯蔵した骨材の温度が低くて所望温度のアスファルト混
合物が製造できないときには、別途貯蔵した単粒度の高
温の骨材の温度を温度センサにて計測し、出荷混合物の
配合にて各種材料を混合したときに所望温度のアスファ
ルト混合物が製造できるように単粒度の高温の骨材と、
該高温の骨材の粒度に相当する骨材貯蔵ビン内の骨材と
の混合割合をコンピュータにて演算し、演算した混合割
合で高温の骨材を計量混入することによって所望温度の
アスファルト混合物を製造するようにしたことを特徴と
している。
【0006】また、請求項2記載のアスファルト混合物
製造装置にあっては、ドライヤによって加熱した骨材を
垂直搬送装置を介してプラント本体上部の振動篩に送り
込み、該振動篩によって加熱骨材を篩い分けて骨材貯蔵
ビンに粒度別に貯蔵し、該骨材貯蔵ビンから所定量の加
熱骨材を払い出して骨材計量槽にて計量してミキサに払
い出し、これにアスファルト等を添加混合してアスファ
ルト混合物を製造するアスファルト混合物の製造装置に
おいて、前記垂直搬送装置の排出シュートに経路変更手
段を具備した分岐シュートを配設し、該分岐シュートの
下位には骨材を貯蔵する補助貯蔵ビンを配設し、該補助
貯蔵ビンには貯蔵骨材の温度を計測する温度センサを配
設するとともに、該温度センサにて計測する温度データ
を基に出荷混合物の配合にて各種材料を混合したときに
所望温度のアスファルト混合物が製造できるように補助
貯蔵ビン内の骨材と、該骨材の粒度に相当する骨材貯蔵
ビン内の骨材との混合割合を演算して混入量を調整制御
する制御装置を備えたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載のアスファ
ルト混合物の製造方法によれば、骨材ホッパに貯蔵する
単粒度の骨材、例えば、砂をドライヤに単独で供給して
通常よりも高い温度、例えば300℃程度に加熱して別
途貯蔵しておく。そして、骨材貯蔵ビンに貯蔵した骨材
の温度が低くて出荷要請のある所望温度のアスファルト
混合物が製造できないときには、骨材貯蔵ビン内の温度
の低い砂に代えて別途貯蔵した高温の砂を混入すること
によって製造するアスファルト混合物の温度を調整する
のである。そこで、別途貯蔵した砂の温度を温度センサ
にて計測し、出荷混合物の配合にて各種混合したときに
所望温度のアスファルト混合物が製造できるように、高
温の砂と骨材貯蔵ビン内の低温の砂との混合割合を所定
の計算式に基づいてコンピュータにて演算する。そして
演算した混合割合で高温の砂を混入して所望温度のアス
ファルト混合物を製造する。
【0008】このように、高温の砂を別途貯蔵してお
き、この高温の砂の混入量を適宜調整することによって
製造するアスファルト混合物の温度を自在に調整するの
で、骨材貯蔵ビンに貯蔵した骨材と相違する温度のアス
ファルト混合物の出荷要請があってもこれに対応するこ
とが可能となる。
【0009】また、請求項2記載のアスファルト混合物
製造装置によれば、骨材ホッパに貯蔵する単粒度の骨
材、例えば砂をドライヤに単独で供給して通常よりも高
い温度、例えば300℃程度に加熱する。加熱した砂は
垂直搬送装置によってプラント本体上部まで持ち上げて
排出シュートから払い出す。このとき、排出シュートの
分岐シュートに備えた経路変更手段を操作して砂が分岐
シュートを介して補助貯蔵ビン側に流れるようにしてお
き、加熱した砂を補助貯蔵ビン側に投入して貯蔵してお
く。
【0010】そして、骨材貯蔵ビンに貯蔵した骨材の温
度が低くて所定温度のアスファルト混合物が製造できな
いときには、補助貯蔵ビン内の砂の温度を温度センサに
て計測し、この計測した温度データを制御装置に取り込
んで所望温度のアスファルト混合物を製造するために骨
材貯蔵ビン内の低温の砂に代えて混入する補助貯蔵ビン
内の高温の砂の混合割合を演算する。そして、演算した
混合割合で高温の砂を混入して所望温度のアスファルト
混合物を製造する。これによって、アスファルト混合物
の温度を自在に調整することができ、使い勝手の良い装
置となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1中の1は骨材を加熱するドライヤであ
って、内周部に多数の掻き上げ羽根(図示せず)を周設
した円筒状のドラム2を機台3上に回転自在に傾斜支持
し、駆動装置(図示せず)により所定の速度で回転する
ようにしており、ドラム2の一端部のホットホッパ4に
配設したバーナ5よりドラム2内に熱風を送り込む一
方、他端部のコールドホッパ6に連結した排気煙道7の
末端に配設した排風機(図示せず)で排気ガスを吸引す
ることによりドラム2内を通過する高温ガス流を維持し
ている。
【0013】そして、粒度別に骨材を貯蔵している骨材
ホッパ群(図示せず)から骨材を所定量ずつ払い出し、
払い出した骨材をベルトコンベヤ8を介してドラム2内
に送り込み、掻き上げ羽根で掻き上げながらドラム2内
を転動流下させる間に高温ガス流と接触させ、所望温度
まで昇温させてホットホッパ4に配設した排出部9より
排出している。
【0014】ドラム2より排出された骨材は垂直搬送装
置であるバケットエレベータ10によってプラント本体
11上部まで持ち上げられ、バケットエレベータ10の
排出シュート12を滑り落ちてプラント本体11最上部
の振動篩13に流れ込み、ここで粒度別に篩い分けられ
て骨材貯蔵ビン14の各区画室15a、15b、15
c、15dに貯蔵される。
【0015】骨材貯蔵ビン14の各区画室15a、15
b、15c、15dの下端にはそれぞれ骨材排出用の排
出ゲート(図示せず)を備えており、その下位には重量
検出器16にて支持する骨材計量槽17を配設するとと
もに、石粉貯蔵ビン18のスクリューフィーダ19にて
供給される石粉を計量する石粉計量槽20、溶融アスフ
ァルトを計量するアスファルト計量槽21を配設し、更
にその下位にはミキサ22を配設しており、所定量の各
材料を上記各計量槽にて計量し、ミキサ22にて混合調
整して所望のアスファルト混合物の製造を行うようにし
ている。
【0016】また、バケットエレベータ10の排出シュ
ート12の途中には分岐シュート23を配設してあり、
該分岐シュート23の分岐部には排出シュート12を流
れる骨材の流れを二方向に振り分ける経路変更用ダンパ
ー24が一端部を中心にして回動自在に配設してあり、
図1の実線で示すように位置したときには骨材は分岐シ
ュート23側に流れ、点線で示すように位置したときに
は振動篩13側に流れるようにしている。
【0017】前記分岐シュート23の下方には骨材を一
時貯蔵する補助貯蔵ビン25が配設してあり、該補助貯
蔵ビン25は、好ましくは、外周部にヒータを取り付け
た加熱保温構造として貯蔵する骨材の温度が低下しにく
いように、また必要に応じて更に加熱して骨材温度を上
げれる構造としておくと好ましい。補助貯蔵ビン25の
排出ゲート(図示せず)下位には骨材移送手段としてス
クリューフィーダ26を配設し、該スクリューフィーダ
26によって補助貯蔵ビン25内の骨材を骨材計量槽1
7内に投入して計量できるようにしている。なお、移送
手段としては、スクリューフィーダに限定することな
く、例えば、シュートを利用して骨材の重力によって供
給するなど他の移送手段を適宜採用しても良いし、ま
た、補助貯蔵ビン25の下位に計量槽を別途配設し、該
計量槽にて計量した骨材をミキサ22に投入するように
しても良い。
【0018】補助貯蔵ビン25の下部、好ましくは排出
ゲート開放によって払い出される1バッチ分の骨材の温
度を計測できるように排出ゲート付近に温度センサ27
を配設し、骨材の計量等を制御するコンピュータより成
る制御装置28に接続する。
【0019】前記制御装置28は、温度センサ27の温
度信号や骨材計量槽17の重量検出器16の重量信号或
いは骨材温骨材貯蔵ビン14や補助貯蔵ビン25の排出
ゲートを開閉する制御信号等を入出力するデータ入出力
部29と、骨材計量槽17の重量検出器16の検出する
重量値と設定値とを比較する比較部30と、温度センサ
27により検出する骨材温度と出荷混合物の配合から所
望温度のアスファルト混合物を製造するために、補助貯
蔵ビン25から払い出す高温の骨材とこの骨材粒度に相
当する骨材貯蔵ビン14から払い出す低温の骨材との混
合割合を演算する演算部31とを備え、また前記混合割
合を演算するための熱計算式や出荷混合物の設定温度や
骨材配合等の各種データ或いは後述の製造手順を実行す
るためのプログラム等を格納する記憶部32と、骨材温
度、計量値等の各種情報を表示する表示部33を備えて
いる。
【0020】次に上記装置によってアスファルト混合物
を製造する方法について説明する。先ず、通常の出荷時
には、バケットエレベータ10の分岐シュート23の経
路変更用ダンパー24を図1の点線側に位置させてお
き、バケットエレベータ10から排出される骨材が排出
シュート12を流れて振動篩13に投入されるようにし
ておく。そして、出荷混合物の配合に応じて複数の骨材
ホッパ(図示せず)から各種粒度の骨材を所定量ずつ払
い出し、この複粒度の骨材をベルトコンベヤ8を介して
ドライヤ1に投入し、要求される骨材温度(約160℃
前後)まで加熱し、バケットエレベータ10を介して振
動篩13に投入し、粒度別に篩い分けて骨材貯蔵ビン1
4の各区画室15a、15b、15c、15dに貯蔵し
ていく。
【0021】そして、出荷混合物の骨材配合に応じて骨
材貯蔵ビン14の各区画室15a、15b、15c、1
5dから所望の骨材を順次払い出して骨材計量槽17に
て累積計量し、計量した骨材をミキサ22に投入すると
ともに、石粉計量槽20やアスファルト計量槽21にて
計量した石粉やアスファルトを投入して混合調整し、所
定のアスファルト混合物を製造する。
【0022】次に骨材貯蔵ビン14内の貯蔵骨材温度よ
りも高温のアスファルト混合物を製造したいときには、
補助貯蔵ビン25に貯蔵される高温の骨材を混入させて
骨材温度の調整を行う。この高温の骨材はプラント出荷
運転前やプラント運転休止中等に加熱して補助貯蔵ビン
25に貯蔵しておく。
【0023】この高温の骨材を補助貯蔵ビン25に予め
貯蔵する際には、先ず、バケットエレベータ10の分岐
シュート23の経路変更用ダンパー24を図1の実線側
に位置させ、バケットエレベータ10から排出される骨
材が分岐シュート23側に流れて補助貯蔵ビン25に投
入されるようにしておく。そして、骨材ホッパ(図示せ
ず)の一つから単粒度の骨材、好ましくは砂を払い出し
てベルトコンベヤ8を介してドライヤ1に供給し、通常
温度よりもかなり高温、例えば300℃程度の骨材温度
まで加熱し、この加熱した骨材をバケットエレベータ1
0によってプラント上部まで持ち上げて排出シュート1
2を流下させる。排出シュート12を流下する砂は経路
変更用ダンパー24によってせき止められて分岐シュー
ト23側に落下し、補助貯蔵ビン25に投入されて貯蔵
される。
【0024】そして、補助貯蔵ビン25に貯蔵される高
温の砂を混入させて出荷混合物の温度調整を行うときに
は、補助貯蔵ビン25内の砂温度を温度センサ27によ
って計測してデータ入出力部30を介して制御装置29
に取り込む。そして出荷混合物の骨材配合と出荷混合物
の要求温度から骨材貯蔵ビン14から払い出す低温の砂
と補助貯蔵ビン25から払い出す高温の砂の混合割合を
所定の熱計算式に基づいて演算部32にて演算する。こ
のとき、骨材貯蔵ビン14の貯蔵骨材温度はドライヤ1
での加熱制御時に設定される加熱骨材設定温度を用いる
か、ドライヤ1加熱時に出口にて計測される骨材温度を
用いて演算する。なお、一緒に混合するアスファルトや
石粉の温度も加味して演算すると更に好ましい。
【0025】前記演算にて骨材貯蔵ビン14から払い出
す低温の砂と補助貯蔵ビン25から払い出す高温の砂と
の混合割合が演算されると、骨材貯蔵ビン14から演算
した所定量の低温の砂とその他の骨材を払い出して計量
槽17にて累積計量するとともに、補助貯蔵ビン25か
ら高温の砂の所定量をスクリューフィーダ26によって
補充して累積計量する。そして計量した骨材をミキサ2
2に投入するとともにアスファルト等を添加して所定時
間混合すれば所望温度のアスファルト混合物を製造でき
る。なお、混合物の温度は30秒程度の混合で十分均一
化される。
【0026】このように、補助貯蔵ビン25内に高温の
砂を貯蔵しておき、この高温の砂の混入量を混合する各
骨材の計測温度からコンピュータによって演算して求め
るようにすることによって製造するアスファルト混合物
の温度調整が可能となり、骨材貯蔵ビン14に貯蔵して
いる骨材の温度より高いアスファルト混合物の出荷要請
に対応できる。
【0027】図2は補助貯蔵ビン25をプラント本体1
1と一体化させた他の実施例を示すもので、このように
補助貯蔵ビン25を骨材貯蔵ビン14の一区画室として
形成すれば、計量槽17内に骨材を重力にて投入するこ
ともできて製造コストも安価となる。なお、第2図中第
1図で示した同一のものには同一符号を付してある。
【0028】なお、補助貯蔵ビン25に高温の砂を貯蔵
しないときには、補助貯蔵ビン25が使用されずに無駄
な空間となるが、隣接する区画室15dの仕切板に開口
を穿設し、該開口を開放、閉塞する開閉蓋34を配設し
ておけば、駆動手段によって開閉蓋34を開放して区画
室15dに貯蔵する砂を補助貯蔵ビン25に導いて適宜
貯蔵でき、砂の貯蔵容量を増やすことができて便利に使
える。
【0029】また、補助貯蔵ビン25は砂以外の単粒度
の骨材も貯蔵することも可能であり、特殊アスファルト
混合物、例えば排水性アスファルト混合物を製造すると
きも補助貯蔵ビン25が便利に使用できる。この排水性
アスファルト混合物を製造するときには、6号砕石(5
〜13mm粒径相当の骨材)と砂(粒径2.5mm以
下)の二種類だけを専ら使用するのであるが、骨材貯蔵
ビンの区画室15bには6号砕石が、区画室15dには
砂が貯蔵されているが、6号砕石は使用量も多いので区
画室15bは貯蔵量不足となりがちなので補助貯蔵ビン
25にも6号砕石を貯蔵するようにすると貯蔵量が増し
て便利となる。補助貯蔵ビン25に6号砕石を投入する
ときには粒径13mmより大きい砕石を篩い分ける篩網
35を配設すると好ましく、篩網35を振動モータによ
り振動させるなどしてオーバーサイズの砕石をシュート
36を介して外部に回収させると良い。
【0030】このように、排水性アスファルト混合物を
製造するときには、補助貯蔵ビン25をうまく利用すれ
ば効率の良い製造が可能となり、また補助貯蔵ビン25
に貯蔵する6号砕石を高めの温度としておけば、前記し
た同様に混合割合を調整して所望温度の排水性アスファ
ルト混合物を製造することができるなど、多様な使い方
ができて便利な装置となる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載のア
スファルト混合物の製造方法によれば、ドライヤに単粒
度の骨材を供給して通常よりも高い温度に加熱して別途
貯蔵しておき、前記骨材貯蔵ビンに貯蔵した骨材の温度
が低くて所望温度のアスファルト混合物が製造できない
ときには、別途貯蔵した単粒度の高温の骨材の温度を温
度センサにて計測し、出荷混合物の配合にて各種材料を
混合したときに所望温度のアスファルト混合物が製造で
きるように単粒度の高温の骨材と、該高温の骨材の粒度
に相当する骨材貯蔵ビン内の骨材との混合割合をコンピ
ュータにて演算し、演算した混合割合で高温の骨材を計
量混入することによって所望温度のアスファルト混合物
を製造するようにしたので、アスファルト混合物の温度
を自在に調整することができ、骨材貯蔵ビンに貯蔵した
骨材と相違する温度のアスファルト混合物の出荷要請が
あっても対応することができる。
【0032】また、請求項2記載のアスファルト混合物
製造装置によれば、垂直搬送装置の排出シュートに経路
変更手段を具備した分岐シュートを配設し、該分岐シュ
ートの下位には骨材を貯蔵する補助貯蔵ビンを配設し、
該補助貯蔵ビンには貯蔵骨材の温度を計測する温度セン
サを配設するとともに、該温度センサにて計測する温度
データを基に出荷混合物の配合にて各種材料を混合した
ときに所望温度のアスファルト混合物が製造できるよう
に補助貯蔵ビン内の骨材と、該骨材の粒度に相当する骨
材貯蔵ビン内の骨材との混合割合を演算して混入量を調
整制御する制御装置を備えたので、アスファルト混合物
の温度を自在に調整することができる装置となり、骨材
貯蔵ビンに貯蔵した骨材と相違する温度のアスファルト
混合物の出荷要請があっても対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアスファルト混合物製造装置の一
実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係るアスファルト混合物製造装置の他
の実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…ドライヤ 10…バケットエレベ
ータ(垂直搬送装置) 11…プラント本体 12…排出シュート 13…振動篩 14…骨材貯蔵ビン 17…骨材計量槽 23…分岐シュート 24…経路変更用ダンパー(経路変更手段) 25…補助貯蔵ビン 27…温度センサ 28…制御装置(コンピュータ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライヤによって加熱した骨材を垂直搬送
    装置を介してプラント本体上部の振動篩に送り込み、該
    振動篩によって加熱骨材を篩い分けて骨材貯蔵ビンに粒
    度別に貯蔵し、該骨材貯蔵ビンから所定量の加熱骨材を
    払い出して骨材計量槽にて計量してミキサに払い出し、
    これにアスファルト等を添加混合してアスファルト混合
    物を製造するアスファルト混合物製造装置において、ド
    ライヤに単粒度の骨材を供給して通常よりも高い温度に
    加熱して別途貯蔵しておき、前記骨材貯蔵ビンに貯蔵し
    た骨材の温度が低くて所望温度のアスファルト混合物が
    製造できないときには、別途貯蔵した単粒度の高温の骨
    材の温度を温度センサにて計測し、出荷混合物の配合に
    て各種材料を混合したときに所望温度のアスファルト混
    合物が製造できるように単粒度の高温の骨材と、該高温
    の骨材の粒度に相当する骨材貯蔵ビン内の骨材との混合
    割合をコンピュータにて演算し、演算した混合割合で高
    温の骨材を計量混入することによって所望温度のアスフ
    ァルト混合物を製造するようにしたことを特徴とするア
    スファルト混合物の製造方法。
  2. 【請求項2】ドライヤによって加熱した骨材を垂直搬送
    装置を介してプラント本体上部の振動篩に送り込み、該
    振動篩によって加熱骨材を篩い分けて骨材貯蔵ビンに粒
    度別に貯蔵し、該骨材貯蔵ビンから所定量の加熱骨材を
    払い出して骨材計量槽にて計量してミキサに払い出し、
    これにアスファルト等を添加混合してアスファルト混合
    物を製造するアスファルト混合物の製造装置において、
    前記垂直搬送装置の排出シュートに経路変更手段を具備
    した分岐シュートを配設し、該分岐シュートの下位には
    骨材を貯蔵する補助貯蔵ビンを配設し、該補助貯蔵ビン
    には貯蔵骨材の温度を計測する温度センサを配設すると
    ともに、該温度センサにて計測する温度データを基に出
    荷混合物の配合にて各種材料を混合したときに所望温度
    のアスファルト混合物が製造できるように補助貯蔵ビン
    内の骨材と、該骨材の粒度に相当する骨材貯蔵ビン内の
    骨材との混合割合を演算して混入量を調整制御する制御
    装置を備えたことを特徴とするアスファルト混合物製造
    装置。
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