JP2001062556A - 鋳造鋳型用のガス抜きプラグ - Google Patents

鋳造鋳型用のガス抜きプラグ

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JP2001062556A
JP2001062556A JP24012799A JP24012799A JP2001062556A JP 2001062556 A JP2001062556 A JP 2001062556A JP 24012799 A JP24012799 A JP 24012799A JP 24012799 A JP24012799 A JP 24012799A JP 2001062556 A JP2001062556 A JP 2001062556A
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JP
Japan
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plug
slit
gas
gas venting
slits
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JP24012799A
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Inventor
Ryoichi Komine
良一 小峰
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KOMINE KOGYO KK
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KOMINE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽合金の低圧鋳造及び重力鋳造用の鋳型に適
するガス抜きプラグにおいて、溶湯による目詰まりが少
なく、かつ強度が十分であるガス抜きプラグを提供す
る。 【構成】 金属を鋳造するための鋳型に用いるガス抜き
プラグであって、ガスを抜くためのスリット状開口をプ
ラグヘッドに有するガス抜きプラグにおいて、長さが1
〜3mmでありかつプラグ直径の1/4以下であり幅が
0.05〜0.6mmである複数のスリットがプラグペ
ッドに略均一に分散されて配置されていることを特徴と
するガス抜きプラグ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、特に軽合金の鋳
造、特には低圧鋳造及び重力鋳造用の鋳型において用い
られるガス抜きプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】金属の溶湯を鋳型に注いで鋳造品を製造
するに際して、鋳型のキャビティ内の空気が速やかに型
外に抜けていくよう配慮されなければならない。また、
アルミニウム合金、マグネシウム合金などの軽合金の鋳
造においては、冷却中にガスが発生するので、このガス
を型外に逃がす必要がある。特に型の袋部においては、
空気及びガス(以下では、まとめてガスと云う)が逃げ
ずらい。そこで、鋳型の袋部などの要部に、穿設した貫
通孔を設け、貫通孔にガス抜きプラグを挿嵌することが
行われている。
【0003】従来のガス抜きプラグにおいては、図3に
示すように焼結成型された又は金属を加工して作製され
たプラグの前面に直線状のスリットを複数平行に配置し
ている。あるいは、粉末治金によってプラグを作り、プ
ラグを貫通するまっすぐで、平行な丸孔を多数もうけ、
従ってプラグ前面には図4に示すように丸いホールが均
一に分布して開孔している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスリットタイプ
のプラグにおいては、溶湯がスリットに入り込み、目詰
まりを発生しがちである。これを防ぐためにスリット幅
を小さくする、つまり開口比を小さくすると、ガス抜き
が不良になる。スリット幅を変えずにスリットの数を増
すと、強度が低下し、プラグ掃除のためのブラストショ
ントに耐えることができない。
【0005】従来のホールタイプのプラグは開口比が小
さいという問題を有し、しかし開口比を大きくすること
が構造上困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、スリットの
幅よりもスリットの長さが溶湯による目詰まりの防止に
対して重要であることを見出し、特定のスリット形状と
配置により、目詰まりの防止と強度を両立させうること
を見出した。
【0007】本発明は、金属を鋳造するための鋳型に用
いるガス抜きプラグであって、ガスを抜くためのスリッ
ト状開口をプラグヘッドに有するガス抜きプラグにおい
て、長さが1〜3mmでありかつプラグ直径の1/4以
下であり幅が0.05〜0.6mmである複数のスリッ
トがプラグペッドに略均一に分散されて配置されている
ことを特徴とするガス抜きプラグである。
【0008】本発明を図1を参照して説明する。図1
(a)は、ガス抜きプラグ(1)の前面(つまり、鋳型
に挿嵌された状態において鋳型の外側から見える面)を
示す。図1(b)は、ガス抜きプラグ(1)の側断面図
である。
【0009】夫々のスリット(2、2’、2’’・・
・)はプラグの前面から、プラグ内の中空部(3)まで
貫通している。鋳型内のガスは、プラグの中空部(3)
を経て、スリット(2、2’、2’’・・・)を通って
抜け出る。プラグの直径は、一般に3〜20mm、特に
6〜16mmであり、高さは一般に5〜15mm、特に
5〜10mmである。
【0010】本発明において重要なことは、スリットが
従来のようにプラグ直径方向に一直線に配置されている
のではなくて、長さが1〜3mm、好ましくは1.5〜
2.5mmであり、かつプラグ直径の1/4以下、好ま
しくは1/6以下であり、幅が0.05〜0.6mm、
好ましくは0.1〜0.4mmであるところの複数のス
リットが略均一に分散されて配置されていることであ
る。プラグ前面の円周端においては、図1及び2に示す
ようにスリットの長さが不可避的に短くなってしまう
が、このようなスリットの長さは、上記数値限定におい
て考慮に入れられない。端部において、このように短い
スリットが存在することが、発明の効果を損なうもので
はない。
【0011】スリットの長さ方向におけるスリット間の
間隔(隣り合う二つのスリットの端の間隔)は、好まし
くは0.5〜2.0mm、より好ましくは0.8〜1.
2mmである。隣り合う二つのスリットの幅方向におけ
る間隔(スリットの端の間隔)は、好ましくは0.4〜
2.5mm、より好ましくは0.6〜1.5mmであ
る。
【0012】スリットの分布は、図1に示すように千鳥
状が好ましい。図2に示すように縦横に整列したもので
もよい。図3に示す従来のプラグにおいて、図の縦方向
にリブを設け、従ってスリットの長さが半分になったも
のがある。しかし、この配置においてスリットの長さは
プラグ直径の約1/3であり、一直列のスリットの欠点
を依然として有している。
【0013】開口が均一であること及び強度を高くでき
る点において、千鳥状の分布がはるかに好ましい。
【0014】プラグは、好ましくは焼結成形によって作
られる。プラグの外周には、ローレット部(4)配置さ
れる。
【0015】図1(b)においてスリット(2、2’、
2’’・・・)の貫通孔はストレートであるが、前面か
ら中空部(3)方向に開いたテーパー状であってもよ
い。
【0016】
【発明の効果】溶湯による目詰まりがなく、かつ強度が
高いガス抜きプラグが提供される。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス抜きプラグの平面図及び側面図。
【図2】本発明の別の態様のガス抜きプラグの平面図。
【図3】従来のガス抜きプラグの平面図。
【図4】従来のガス抜きプラグの平面図。
【符号の説明】
1 ガス抜きプラグ 2、2’、2’’・・・ スリット 3 中空部 4 ローレット部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属を鋳造するための鋳型に用いるガス
    抜きプラグであって、ガスを抜くためのスリット状開口
    をプラグヘッドに有するガス抜きプラグにおいて、長さ
    が1〜3mmでありかつプラグ直径の1/4以下であり
    幅が0.05〜0.6mmである複数のスリットがプラ
    グペッドに略均一に分散されて配置されていることを特
    徴とするガス抜きプラグ。
  2. 【請求項2】 スリットの長さ方向におけるスリット間
    の間隔が0.5〜2.0mmであり、スリットの幅方向
    における間隔が0.4〜2.5mmである請求項1のガ
    ス抜きプラグ。
  3. 【請求項3】 スリットが千鳥状に配置されている請求
    項1又は2のガス抜きプラグ。
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