JP2001042415A - 写真カメラ - Google Patents

写真カメラ

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JP2001042415A
JP2001042415A JP11213835A JP21383599A JP2001042415A JP 2001042415 A JP2001042415 A JP 2001042415A JP 11213835 A JP11213835 A JP 11213835A JP 21383599 A JP21383599 A JP 21383599A JP 2001042415 A JP2001042415 A JP 2001042415A
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film
camera
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cartridge
illumination
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Rai Se
磊 施
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、現像済みのフィルムに形成され
ている画像を容易に観察することが可能で、且つ観察す
る画面が小さくて見難くなることなく、安価な写真カメ
ラを提供することである。 【解決手段】この写真カメラにあっては、フィルムの使
用状態が判別部50で判別され、モード切換部51によ
って、写真撮影用のカメラモードと装填された現像済み
フィルムの画像形成用のプロジェクタモードとの間でモ
ード切換えが行われる。また、カメラボディの背面に、
上記フィルムの所望の駒に照明光を与える照明ユニット
2が設けられている。上記モード切換部51がプロジェ
クタモードに切換えられた場合は、上記フィルムカート
リッジより送られた現像済みフィルムの所望の駒の画像
が、照明ユニット2からの照明光によりカメラボディ前
面の撮影位置にて投影可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフィルムに撮影画
像を形成すると共に、現像済みフィルムに撮影された画
像を簡単に観察することのできる写真カメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録部付きフィルムを使用し
たカメラが種々開発されている。上記磁気記録部付きフ
ィルムは、該フィルムを収納するフィルムカートリッジ
に設けられたインジケータによって、「未露光」、「部
分露光」、「全露光」、「現像済み」の4つの露光状態
が判別できるようになっている。
【0003】そして、こうした磁気記録部付きフィルム
上に形成された画像を確認するために、種々の装置が開
発されている。
【0004】例えば、特開平9−5875号公報には、
カメラボディの背面に設けられた画像の覗き窓としての
開口を開放して、現像済みのフィルム上に形成された画
像の観察を行うビューア機能付カメラが開示されてい
る。
【0005】また、特開平10−239763号公報に
は、カメラボディ背面に光学系とイメージセンサを設け
て、モニタにより画像観察を行う写真カメラ及びビュー
ワシステムが開示されている。
【0006】上述した特開平9−5875号公報や特開
平10−239763号公報に記載のカメラでは、カメ
ラボディの前面に照光装置を設けてフィルム上の所望の
駒を照明し、カメラの背面で直接画像の観察を行うか、
或いはイメージセンサを通じてモニタにより観察すると
いうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカメラを用いてフィルム上の画像を直接観察するに
は、画面が反逆している、画面が小さくて見難いという
課題を有している。又、イメージセンサを通じて画面を
観察するものでは、イメージセンサ自体が高価であるの
でカメラ自体が高価になったり、携帯性が良くないとい
う課題を有している。
【0008】したがってこの発明は、上記実状に鑑みて
なされたものであり、その目的は、簡単な構成で、現像
済みのフィルムに形成されている画像を容易に観察する
ことが可能で、且つ観察する画面が小さくて見難くなる
ことなく、安価な写真カメラを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、フ
ィルムカートリッジ内のフィルムの使用状態を表示する
フィルム使用状態表示手段を有するフィルムカートリッ
ジを使用する写真カメラであって、上記フィルムの使用
状態を判別する判別手段と、写真撮影用のカメラモード
と装填された現像済みフィルムの画像形成用のプロジェ
クタモードとの間でモード切換えを行うモード切換手段
と、カメラボディの背面に設けられるもので上記フィル
ムの所望の駒に照明光を与える照明ユニットと、を具備
し、上記モード切換手段がプロジェクタモードに切換え
られた場合は、上記フィルムカートリッジより送られた
現像済みフィルムの所望の駒の画像を上記照明ユニット
からの照明光によりカメラボディ前面の撮影位置にて投
影可能なことを特徴とする。
【0010】この発明の写真カメラにあっては、フィル
ムカートリッジ内のフィルムの使用状態を表示するフィ
ルム使用状態表示手段を有するフィルムカートリッジが
使用される。そして、上記フィルムの使用状態が判別手
段で判別され、モード切換手段によって写真撮影用のカ
メラモードと装填された現像済みフィルムの画像形成用
のプロジェクタモードとの間でモード切換えが行われ
る。また、カメラボディの背面に、上記フィルムの所望
の駒に照明光を与える照明ユニットが設けられている。
そして、上記モード切換手段がプロジェクタモードに切
換えられた場合は、上記フィルムカートリッジより送ら
れた現像済みフィルムの所望の駒の画像が、照明ユニッ
トからの照明光によりカメラボディ前面の撮影位置にて
投影可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0012】図2及び図3は、この発明の第1の実施の
形態で、照明ユニットがカメラボディに取り付けられた
状態のカメラの外観を示すもので、図2はカメラの背面
図、図3は側面図である。
【0013】カメラボディ1の背面には、詳細を後述す
る照明ユニット2が一体に設けられている。この照明ユ
ニット2の上部には、被写体観察用のファインダ3と、
視度調整ダイヤル4、画面を「クラッシックサイズ
(C)」、「ハイビジョンサイズ(H)」、「パノラマ
サイズ(P)」に切換える画面切換スイッチ(SW)5
が設けられている。
【0014】また、上記視度調整ダイヤル4の左側には
カメラモードとプロジェクタモードの切換を行うカメラ
/プロジェクタモード切換スイッチ(SW)6が設けら
れている。更に、このカメラ/プロジェクタモード切換
スイッチ6の上方には、パワースイッチ(SW)7が設
けられている。一方、上記画面切換スイッチ5の右側に
は、ズームアップ/ダウンを行うためのズームスイッチ
(SW)8が設けられている。
【0015】更に、カメラボディ1の上面部にはシャッ
タ釦9が、そしてカメラボディ1の下面部には、後述す
るフィルムカートリッジを装填するための開閉口となる
カートリッジ室蓋10が、それぞれ設けられている。
【0016】図4は、こうしたカメラを使用して画像を
投影する場合の一例を示した図である。
【0017】図4に於いて、カメラボディ1は三脚11
に取付けられている。そして、カメラボディ1に装着さ
れた照明ユニット2により、詳細を後述するように、ス
クリーン12に画像が投影されるようになっている。
【0018】図5は、フィルムに形成された画像を投影
する際の概要を示した図である。
【0019】図5に於いて、IX240カートリッジフ
ィルム(以下、単にフィルムと略記する)15は、フィ
ルムカートリッジ16内に収納されている。上記フィル
ム15は、フィルム給送装置17の駆動により、巻上げ
または巻戻し方向に給送される。
【0020】また、上記フィルム15の近傍には、該フ
ィルム15の磁気記録層に接接触して磁気記録を行う磁
気ヘッド18と、フィルム15に形成されたパーフォレ
ーションを検出するためのフォトリフレクタ(PR)1
9が、それぞれ配置されている。更に、フィルムカート
リッジ16上に設けられた円板(詳細は後述する)20
の移動速度を検出するフォトインタラプタ(PI)21
が、フィルムカートリッジ16上に設けられている。
【0021】上記照明ユニット2は、内部に透明の圧板
(透明圧板)24と、照明用レンズ25と、照明用のラ
ンプ26とを有して構成されている。このランプ26に
より照明された光により、照明用レンズ25、透明圧板
24を介して、フィルム15上に形成された画像が、カ
メラボディ1内の撮影レンズ28を投影用レンズとして
スクリーン12上に投影される。
【0022】図6は、IX240カートリッジフィルム
及び該フィルムを収納するフィルムカートリッジの構成
を示した図である。
【0023】フィルムカートリッジ16上には、このフ
ィルムカートリッジ16内のスプール軸31の回転に連
動する円板20が設けられており、この円板20上に図
示されるようなバーコード33が印刷されている。この
バーコード33には、当該フィルムやフィルムカートリ
ッジの特性に関する情報がコード化されて記録されてい
る。よって、このバーコード33が判別されることによ
り、当該フィルムの感度情報、撮影駒数情報及びネガ/
ポジ情報等が入手可能となる。
【0024】また、上記円板20には、一定の角度範囲
で扇形の切欠き32aが形成されており、この切欠き3
2aがスプール軸31の端面に形成されたキーの向きに
対して一定の角度にくるようにして、円板20とスプー
ル軸31とが一体化されている。
【0025】更に、その初期位置によっては、フィルム
15の露光状態も検出可能である。フィルム15の露光
状態は、上記キーの向きによってユーザへ表示される。
このキーは、スプール軸31に連動して回転するもの
で、上記切欠き32aがキーに対してどの角度位置で停
止しているかによって、4つの状態を表すことができ
る。この4つ状態とは、それぞれ「未露光」、「部分露
光」、「全露光」、「現像済み」である。これにより、
当該フィルムの露光状態が判別できる。
【0026】上記フィルムカートリッジ16の本体に
は、スプール軸31と共に遮光蓋となるカートリッジ蓋
35が回転自在に組込まれている。そして、フィルム出
入口36は、フィルム15の収納時には、上記カートリ
ッジ蓋35によって閉じられるようになっている。
【0027】フィルム15には、撮影駒38に対して、
上記フォトリフレクタ19で撮影位置が検出されるよう
に1駒当たり2つのパーフォレーション39が形成され
ている。更に、撮影駒38の下部には、磁気ヘッド18
によりデータ等の記録がなされるための磁気記録層40
が設けられている。
【0028】図1は、第1の実施の形態に於ける写真カ
メラの制御系の構成を示すブロック図である。
【0029】図1に於いて、中央制御回路41は、この
カメラの全体の動作を司るものである。この中央制御回
路41には、視度調整ダイヤル4、画面切換スイッチ
5、パワースイッチ7及びズームスイッチ8等を含む入
力操作部42と、カメラの状態を表示するLCD表示部
43と、磁気ヘッド18によりフィルム15の磁気記録
層40に対してデータ等を記録、再生するための磁気記
録回路44及び磁気再生回路45とが接続されている。
【0030】中央制御回路40には、また、フィルムカ
ートリッジ16内のカートリッジ室蓋35を開閉するた
めのカートリッジ室蓋開閉部48と、カメラボディ1に
設けられてフィルムカートリッジ16を装填するための
図示されないカートリッジ蓋を開閉するためのカートリ
ッジ蓋開閉部49と、装填されたフィルムカートリッジ
16の状態を判別するための判別部50と、カメラ/プ
ロジェクタモード切換スイッチ6の操作に応じてカメラ
モード、プロジェクタモードの切換えを行うモード切換
部51とが接続されている。
【0031】更に、中央制御回路40には、フィルム1
5の給送を行うためのフィルム給送装置17を駆動する
フィルム駆動部53と、フォトリフレクタ19によりフ
ィルム15に形成されたパーフォレーション39を検出
するためのパーフォレーション検出部54と、カメラの
測距及び測光を行う測距回路55及び測光回路56と、
図示されないシャッタ、絞りを制御するシャッタ制御回
路57、絞り制御回路58と、合焦やズーム駆動時にレ
ンズを駆動するレンズ駆動部59と、電源61とが接続
されている。
【0032】次に、この第1の実施の形態に於けるカメ
ラの動作について説明する。
【0033】図7及び図8は、第1の実施の形態に係る
写真カメラのメインルーチンの動作を説明するフローチ
ャートである。
【0034】先ず、ステップS1にて、カメラ/プロジ
ェクタモード切換スイッチ6によるカメラの設定モード
が判定される。ここで、設定モードがカメラモードであ
った場合はステップS2へ移行し、画像投影用のプロジ
ェクタモードであった場合はステップS11へ移行す
る。
【0035】ステップS2では、フィルムカートリッジ
16を装填するためのカートリッジ室蓋10が閉じられ
ているか否かが判定される。ここで、カートリッジ室蓋
10が閉じられていれば、続くステップS3にて、フィ
ルムカートリッジ16がカートリッジ室内に存在してい
るか否かが判定される。
【0036】ここで、フィルムカートリッジ16が装填
されていない場合は、ステップS10に移行して警告が
なされ、本ルーチンが終了する。一方、カートリッジ室
内にフィルムカートリッジ16が装填されていれば、ス
テップS4に移行してフィルムカートリッジ16のカー
トリッジ蓋35が開放される。
【0037】次に、ステップS5に於いて、装填された
フィルム15の状態が現像済みであるか否かが判定され
る。ここで、未使用のフィルム、或いは一部が露光され
た(一部使用)フィルムであった場合は、続くステップ
S6にて通常の撮影シーケンスが実行される。一方、ス
テップS5にて、撮影済みフィルムであると判定された
場合は、ステップS7へ移行する。
【0038】ステップS7では、LCDにより、カメラ
に装填されているフィルムカートリッジが撮影済みであ
る旨の表示がなされる。次いで、ステップS8にて、カ
ートリッジ蓋35が閉じられ、ステップS9にてカート
リッジ室蓋10が開放される。その後、本ルーチンが終
了する。
【0039】上記ステップS1に於いて、プロジェクタ
モードであると判定された場合は、ステップS11に
て、カートリッジ室蓋10が閉じられているか否かが判
定される。そして、カートリッジ室蓋10が閉じられれ
ば、続くステップS12に於いてカートリッジ室内にフ
ィルムカートリッジ16が装填されているか否かが判定
される。
【0040】ここで、フィルムカートリッジ16が装填
されていない場合は、ステップS10に移行して警告が
なされた後、本ルーチンが終了する。一方、カートリッ
ジ室内にフィルムカートリッジ16が装填されていれ
ば、ステップS13に移行してフィルムカートリッジ1
6のカートリッジ蓋35が開放される。
【0041】次いで、ステップS14に於いて、装填さ
れたフィルムの状態が現像処理済みであるか否かが判定
される。ここで、現像処理済みフィルムでないと判定さ
れた場合は、ステップS15へ移行して、LCDによ
り、カメラに装填されているフィルムカートリッジが現
像処理済みでないとの表示がなされる。そして、ステッ
プS16でカートリッジ蓋35が閉じられ、ステップS
17にてカートリッジ室蓋10が開放される。その後、
本ルーチンが終了する。
【0042】一方、上記ステップS14にて現像処理済
みのフィルムであった場合は、続くステップS18に
て、このフィルムの所望の駒が露光枠にセットされる。
そして、ステップS19にて、カメラ外部に予め用意さ
れているスクリーン12等に対して焦点が調節される。
【0043】次に、ステップS20に於いて、フィルム
の駒送り入力の指示があったか否かが判定される。ここ
で、駒送りがある場合は、ステップS21に移行して駒
送りがなされる。そして、ステップS22にて、カメラ
ボディ1に取付けられている照明ユニット2によってラ
ンプ26が点灯される。
【0044】ステップS23では、カメラの絞り及びシ
ャッタが全開にされ、続くステップS24にて画像投影
が開始される。次いで、ステップS25に於いて、駒送
り入力があるか否か、すなわち次の駒の画像を投影する
か否かが判定される。ここで、駒送り入力がある場合
は、ステップS26へ移行してシャッタが閉じられた
後、ステップS27でフィルムの駒が進められる。その
後、上記ステップS23に移行する。
【0045】上記ステップS25にて駒送り入力がない
と判定された場合は、ステップS28にて、投影が終了
であるか否かが判定される。ここで、投影を続ける場合
は上記ステップS23に移行し、投影が終了の場合はス
テップS29に移行する。
【0046】ステップS29では、投影が終了するにあ
たり、シャッタ及び絞りが閉じられ、続くステップS3
0にてフィルム15がフィルムカートリッジ16内に巻
戻される。そして、ステップS31にてフィルムカート
リッジ16の状態表示が処理済みに設定されると、本ル
ーチンが終了する。
【0047】このように、第1の実施の形態によれば、
カメラ/プロジェクタモード切換スイッチ6の選択によ
り、容易に写真撮影を行うことができると共に、現像済
みフィルムに形成された画像の投影像を確認することが
できる。
【0048】次に、この発明の第2の実施の形態を説明
する。
【0049】上述した第1の実施の形態では、カメラモ
ードとプロジェクタモードの切換えを、カメラ/プロジ
ェクタモード切換スイッチ6を操作することによって行
っていた。これに対し、以下に述べる第2の実施の形態
では、カメラボディに取付けられるユニットを判定して
自動的にモードを切換えるようにするものである。
【0050】図9及び図10は、第2の実施の形態に係
る写真カメラの一部を取外した外観構成を示したもの
で、図9は正面図、図10は背面図である。
【0051】カメラボディ1′の前面には撮影レンズ鏡
筒65が設けられており、その上方には、測距測光用の
測距窓66、測光窓67、ファインダ3及びストロボ6
8が設けられている。また、カメラボディ1′の上面に
は、カメラの状態を表示するLCD表示部70と、ズー
ムスイッチ8、シャッタ釦9等が配設されている。
【0052】カメラボディ1′の背面は、着脱自在な遮
光部73及び照明ユニット74を装着するための開口部
75が形成されている。そして、この開口部75内に、
上記遮光部73、照明ユニット74の電気的接触端子7
7、78a〜78cに対応する電気的接触端子80a〜
80cが配設されている。
【0053】例えば、電気的接触端子80aはカメラ/
プロジェクタモード入力端子を構成し、電気的接触端子
80b、80cはそれぞれプラス側及びマイナス側の電
源出力端子を構成している。また、遮光部73に設けら
れている電気的接触端子77はカメラ出力端子を構成し
ている。更に、照明ユニット74の電気的接触端子78
aはプロジェクタ出力端子を構成し、電気的接触端子7
8b、78cは、それぞれプラス側及びマイナス側の電
源入力端子を構成している。
【0054】遮光部73のフィルム15と対向する側に
は、フィルム15を図示されないガイドレールに押圧し
て該フィルム15の平面性を保つための圧着部材とし
て、圧板81が設けられている。この圧板81は、透明
部材であっても黒等に着色されたものでも良い。
【0055】一方、照明ユニット74の透明圧板24
は、該照明ユニット74に内蔵されたランプからの照明
光を透過させるために透明部材、半透明部材、若しくは
光拡散部材で構成される。
【0056】尚、図10に示されるように、この第2の
実施の形態では圧板を遮光部73、照明ユニット74に
設けているが、圧着部材としてカメラボディ側に設けて
も良いものである。
【0057】例えば、図11に示されるように、フィル
ム15の撮影駒38に対応するように、カメラボディ
1′側に圧板部材として圧着部材83を設けても良い。
この場合、照明ユニット74が装着された場合に照明光
が透過するように、圧着部材38は透明部材で構成され
る。
【0058】また、図12に示されるように、フィルム
15の撮影駒38に対応する位置に開口84が形成され
た圧着部材(圧板部材)85をカメラボディ1′側に設
けても良い。
【0059】尚、リモコン86は、使用者がこの写真カ
メラをプロジェクタモードで使用する際に、駒送り等の
設定を行う場合等に使用するものである。
【0060】次に、図13及び図14のフローチャート
を参照して、この発明の第2の実施の形態の動作につい
て説明する。
【0061】先ず、ステップS41にて、カメラボディ
1′に遮光部73が装着されているか否かが判定され
る。これは、カメラボディ1′の背面に設けられている
電気的接触端子80a〜80cが、遮光部73に設けら
れている電気的接触端子77と照明ユニット74に設け
られている電気的接触端子78a〜78cの何れと接触
するかによって、何れかが装着されたかが判定される。
ここで、遮光部73が装着されていると判定された場合
はステップS42へ移行し、遮光部73が装着されてい
ないと判定された場合はステップS51へ移行する。
【0062】ステップS42〜S50の動作について
は、上述した第1の実施の形態に於ける図7のフローチ
ャートのステップS2〜10と同じであるので説明を省
略する。
【0063】上記ステップS41に於いて、遮光部73
がカメラボディ1′に装着されていないと判定された場
合は、ステップS51に移行して、カメラボディ1′に
照明ユニット74が装着されているか否かが判定され
る。照明ユニット74がカメラボディ1′に装着されて
いる場合はステップS52に移行し、遮光部73、照明
ユニット74の何れもカメラボディ1′に装着されてい
ない場合は、ステップS59に移行する。
【0064】ステップS59では、カートリッジ室蓋1
0の開閉状態が判定される。ここで、カートリッジ室蓋
10が閉じていれば本ルーチンが終了し、開放されてい
れば、ステップS60に移行して警告音等による警告が
発せられる。これは、カメラボディ1′の開口部75に
遮光部73、照明ユニット74の何れも装着されていな
い状態では、開口部75にてフィルム15が露光される
のを防止するためである。このため、開口部75に何も
装着されない状態では、フィルムカートリッジ16がカ
ートリッジ室に装填されないように警告を促すようにな
っている。
【0065】その後、本ルーチンが終了する。
【0066】尚、ステップS52〜58及びステップS
61〜S74は、上述した第1の実施の形態に於ける図
7及び図8のフローチャートのステップS11〜S17
及びステップS18〜S31と同じであるので説明は省
略する。
【0067】このように、第2の実施の形態によれば、
カメラボディ1′の開口部75と遮光部73、照明ユニ
ット74にそれぞれ電気的接触端子80a〜80c、7
7、78a〜78cを設けて、接触する電気的接触端子
の種類によってカメラボディ1′に装着されるのが遮光
部73であるのか照明ユニット74であるのかが判別す
ることができる。したがって、各ユニットを装着するだ
けで簡単に写真撮影や現像済みフィルムに形成された画
像の投影像を確認することができる。
【0068】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て説明する。
【0069】図15は、この発明の第3の実施の形態を
示すもので、写真カメラの要部を示した図である。尚、
この第3の実施の形態に於いて、上述した第1及び第2
の実施の形態と同じ部分には同一の参照番号を付してそ
の説明を省略する。
【0070】カメラボディ1′内のカートリッジ室90
近傍に、フィルムカートリッジ16用のレバー91が設
けられている。このレバー91は軸92を中心に回動自
在であり、パネ93によってストッパ部94がカートリ
ッジ室90内に突出するように付勢されている。一方、
レバー91の開口部75側は、係止爪95が形成されて
いる。
【0071】このような構成に於いて、開口部75に何
も装着されていない場合は、バネ93の付勢力によりレ
バー91のストッパ部94がカートリッジ室90内に突
出される。これにより、カートリッジ室90内には、フ
ィルムカートリッジ16は装填できないようになってい
る。
【0072】そして、上記開口部75に遮光部73また
は照明ユニット74の何れかが装着されると、レバー9
1の係止爪95が押し込まれて、図15に実線で示され
るレバー91は破線で示されるように回転し、そのスト
ッパ部94がカートリッジ室90から退避する。これに
より、カートリッジ室90内にフィルムカートリッジ1
6を装填することが可能になる。
【0073】図16及び図17は、この発明の第3の実
施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【0074】ステップS81〜S98及びステップS1
00〜113の動作については、上述した第2の実施の
形態に於ける図13及び図14のフローチャートのステ
ップS41〜58及びステップS61〜S74と同じで
あるので説明を省略する。
【0075】ステップS81及びS91に於いて、遮光
部73、照明ユニット74の何れもカメラボディ1′に
装着されていないと判定された場合は、ステップS99
に移行して、フィルムカートリッジ16の装填が禁止さ
れる。
【0076】このカートリッジ装填禁止とは、例えば、
図15に示されるような機構により、フィルムカートリ
ッジ16をカートリッジ室90に装填することができな
いようにする。また、フィルムカートリッジ16をカー
トリッジ室90に装填してもカートリッジ室蓋10が閉
じられないようにする。或いは、フィルムカートリッジ
16をカートリッジ室90に装填しても、カートリッジ
室蓋10のロックがかからないようにする。このような
禁止動作が、上記ステップS99で行われるようにす
る。その後、本ルーチンが終了する。
【0077】このように、第3の実施の形態によれば、
カメラボディ1′の開口部75に何れのユニットも装着
されていない場合にフィルムカートリッジ16をカート
リッジ室90に装填しようとしても、カートリッジ装填
禁止動作が行われることにより、誤って未使用のフィル
ムを露光させてしまうことから防止することができる。
【0078】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成を得ることができる。
【0079】(1) フィルムカートリッジ内のフィル
ムの使用状態が、全駒露光済みか、一部の駒のみ露光済
みか、全駒未露光か、現像済みかを表示するフィルム使
用状態表示手段を有するフィルムカートリッジを使用す
る写真カメラであって、上記フィルムの使用状態を判別
する判別手段と、写真撮影用のカメラモードと装填され
た現像済みフィルムの画像形成用のプロジェクタモード
との間でモード切換えを行うモード切換手段と、カメラ
ボディの背面に設けられるもので上記フィルムの所望の
駒に照明光を与える照明ユニットと、を具備し、上記モ
ード切換手段がプロジェクタモードに切換えられた場合
は、上記フィルムカートリッジより送られた現像済みフ
ィルムの所望の駒の画像をカメラボディ前面の撮影位置
にて投影可能なことを特徴とする写真カメラ。
【0080】(2) 上記照明ユニットからの照明光を
上記フィルムに与えるべく、フィルム露光用開口に対向
して上記カメラボディの背面に設けられた照明用開口を
更に具備し、上記照明用開口が露呈しているとき、上記
照明ユニットが上記照明用開口に取付けられていること
を特徴とする上記(1)に記載の写真カメラ。
【0081】(3) 上記照光用開口を覆う位置と露呈
する所定位置との間を移動可能若しくは着脱可能に配置
された遮光蓋を更に具備することを特徴とする上記
(2)に記載の写真カメラ。
【0082】(4) 上記照明ユニット、遮光蓋及びカ
メラボディは、それぞれ電気的接続端子を備え、上記カ
メラボディの電気的接続端子に上記照明ユニットまたは
遮光蓋の電気的接続端子が直接接触することにより、信
号及び/または電力の授受が行われることを特徴とする
上記(3)に記載の写真カメラ。
【0083】(5) 上記遮光蓋が上記照明用開口を覆
う状態、若しくは上記照明ユニットが上記照明用開口に
取付けられた状態で照明光を遮断していることを特徴と
する上記(3)若しくは(4)に記載の写真カメラ。
【0084】(6) 上記フィルム露光用開口に対向し
て配設され、上記フィルムの露光時に於ける平面性を確
保するために設けられた圧板部材を更に具備し、上記圧
板部材は透明若しくは半透明で形成されていることを特
徴とする上記(2)に記載の写真カメラ。
【0085】(7) 上記処理済み写真フィルムの画像
を投影する際の平面を確保するために設けられた圧着部
材を更に具備し、上記圧着部材は半透明部材若しくは光
拡散部材で形成されていることを特徴とする上記(3)
に記載の写真カメラ。
【0086】(8) 上記モード切換手段は、上記電気
的接続端子を介して、上記カメラボディと上記照明ユニ
ットとの電気的な接続が行われたことを検知して上記プ
ロジェクタモードへの切換えを完了させ、上記カメラボ
ディと上記遮光蓋との電気的な接続が行われたことを検
知して上記カメラモードへの切換えを完了させることを
特徴とする上記(4)に記載の写真カメラ。
【0087】(9) 上記圧板部材には、上記フィルム
露光用開口に対して開口が設けられ、上記露光用開口外
のフィルム部を押圧してフィルムの撓みを減ずるとを特
徴とする上記(6)に記載の写真カメラ。
【0088】(10) 上記圧着部材には、上記フィル
ム露光用開口に対して開口が設けられ、上記露光用開口
外のフィルム部を押圧してフィルムの撓みを減ずるとを
特徴とする上記(6)に記載の写真カメラ。
【0089】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、簡単な
構成で、現像済みのフィルムに形成されている画像を容
易に観察することが可能で、且つ観察する画面が小さく
て見難くなることなく、安価な写真カメラを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に於ける写真カメ
ラの制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態で、照明ユニット
がカメラボディに取り付けられた状態のカメラの外観を
示す背面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態で、照明ユニット
がカメラボディに取り付けられた状態のカメラの外観を
示す側面図である。
【図4】第1の実施の形態に於ける写真カメラを使用し
て画像を投影する場合の一例を示した図である。
【図5】フィルムに形成された画像を投影する際の概要
を示した図である。
【図6】IX240カートリッジフィルム及び該フィル
ムを収納するフィルムカートリッジの構成を示した図で
ある。
【図7】第1の実施の形態に係る写真カメラのメインル
ーチンの動作を説明するフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態に係る写真カメラのメインル
ーチンの動作を説明するフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態に係る写真カメラの一部を取
外した外観構成を示した正面図である。
【図10】第2の実施の形態に係る写真カメラの一部を
取外した外観構成を示した背面図である。
【図11】第2の実施の形態に於ける変形例で、圧板を
圧着部材としてカメラボディ側に設けた例を示した図で
ある。
【図12】第2の実施の形態に於ける他の変形例で、圧
板を開口が形成された圧着部材としてカメラボディ側に
設けた例を示した図である。
【図13】第2の実施の形態に係る写真カメラのメイン
ルーチンの動作を説明するフローチャートである。
【図14】第2の実施の形態に係る写真カメラのメイン
ルーチンの動作を説明するフローチャートである。
【図15】この発明の第3の実施の形態を示すもので、
写真カメラの要部を示した図である。
【図16】この発明の第3の実施の形態に於ける写真カ
メラのメインルーチンの動作を説明するフローチャート
である。
【図17】この発明の第3の実施の形態に於ける写真カ
メラのメインルーチンの動作を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1、1′ カメラボディ、 2、74 照明ユニット、 3 ファインダ、 6 カメラ/プロジェクタモード切換スイッチ(S
W)、 7 パワースイッチ(SW)、 9 シャッタ釦、 10 カートリッジ室蓋、 12 スクリーン、 15 IX240カートリッジフィルム(フィルム)、 16 フィルムカートリッジ、 17 フィルム給送装置、 18 磁気ヘッド、 19 フォトリフレクタ(PR)、 20 円板、 21 フォトインタラプタ(PI)、 24 透明圧板、 25 照明用レンズ、 26 ランプ、 31 スプール軸、 33 バーコード、 35 カートリッジ蓋、 36 フィルム出入口、 38 撮影駒、 39 パーフォレーション、 40 磁気記録層、 41 中央制御回路、 42 入力操作部、 43 LCD表示部、 44 磁気記録回路、 45 磁気再生回路、 48 カートリッジ室蓋開閉部、 49 カートリッジ蓋開閉部、 50 判別部、 51 モード切換部、 53 フィルム駆動部、 54 パーフォレーション検出部、 55 測距回路、 56 測光回路、 57 シャッタ制御回路、 58 絞り制御回路、 59 レンズ駆動部、 61 電源。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムカートリッジ内のフィルムの使
    用状態を表示するフィルム使用状態表示手段を有するフ
    ィルムカートリッジを使用する写真カメラであって、 上記フィルムの使用状態を判別する判別手段と、 写真撮影用のカメラモードと装填された現像済みフィル
    ムの画像投影用のプロジェクタモードとの間でモード切
    換えを行うモード切換手段と、 カメラボディの背面に設けられるもので上記フィルムの
    所望の駒に照明光を与える照明ユニットと、 を具備し、 上記モード切換手段がプロジェクタモードに切換えられ
    た場合は、上記フィルムカートリッジより送られた現像
    済みフィルムの所望の駒の画像を上記照明ユニットから
    の照明光によりカメラボディ前面の撮影位置にて投影可
    能なことを特徴とする写真カメラ。
  2. 【請求項2】 上記照明ユニットからの照明光を上記フ
    ィルムに与えるべく、フィルム露光用開口に対向して上
    記カメラボディの背面に設けられた照明用開口を更に具
    備し、 上記照明用開口が露呈しているとき、上記照明ユニット
    が上記照明用開口に取付けられることを特徴とする請求
    項1に記載の写真カメラ。
  3. 【請求項3】 上記照光用開口を覆う位置と露呈する所
    定位置との間を移動可能若しくは着脱可能に配置された
    遮光蓋を更に具備することを特徴とする請求項2に記載
    の写真カメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032796A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Toshiba Home Technology Corp 表示装置
US7519290B2 (en) 2005-01-07 2009-04-14 Nikon Corporation Electronic camera

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