JP2000221579A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000221579A
JP2000221579A JP11027045A JP2704599A JP2000221579A JP 2000221579 A JP2000221579 A JP 2000221579A JP 11027045 A JP11027045 A JP 11027045A JP 2704599 A JP2704599 A JP 2704599A JP 2000221579 A JP2000221579 A JP 2000221579A
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JP
Japan
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electronic zoom
frame
combination
zoom
camera
Prior art date
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Pending
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JP11027045A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Omura
紘 大村
Shigeaki Ushiro
成明 後
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、設定されたプリント枠の情報を写真
フイルムに記録しておき、プリント時にその写真フイル
ムに記録されている情報に基づくプリント枠内の写真を
プリントするシステムに適合したカメラに関し、プリン
ト枠の設定と電子ズームの設定との組合せに伴う不都合
を回避しつつ、プリント枠設定の機能と電子ズームの機
能とを共存させる。 【解決手段】電子ズームの設定が禁止されたプリント枠
‘P’が設定された場合、電子ズームが設定されていて
も電子ズームを強制的に解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定されたプリン
ト枠の情報を写真フイルムに記録しておき、写真のプリ
ント時に、その写真フイルムに記録されている情報に基
づくプリント枠内の写真をプリントするシステムに適合
したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上記のシステムの一例として、A
PSシステム(Advanced Photo Sys
tem)が運用されてきている。このAPSシステムに
適合した、既に製品化されているカメラでは、実際の撮
影は、標準撮影時の撮影画面開口並びに撮影画面枠での
み撮影が行なわれるにもかかわらず、ユーザの外部操作
によってC(コンベンショナル),H(ハイビジョ
ン),P(パノラマ)の3タイプのプリント枠(Cタイ
プの場合、縦15.6mm×横22.3mm、Hタイプ
の場合、縦15.6mm×横27.4mm、Pタイプの
場合、縦9.6mm×横27.4mm)の中のいずれか
のプリント枠が任意に設定され、この設定された情報は
写真フイルムの各撮影駒ごとの情報記録部に磁気方式あ
るいは露光方式で記録されるようになっている。
【0003】このようなカメラにより撮影が行なわれた
写真フイルムを現像およびプリント処理にまわすと、プ
リンタにより、撮影駒の情報記録部に記録された情報が
自動的に読み取られ、ユーザが写真撮影時に選択指定し
たプリント枠のタイプに応じて、実際の撮影画面枠内全
域のうち指定されたプリント枠内の領域がトリミングさ
れてプリントされる。
【0004】上記のシステムに適合したカメラは、撮影
画面枠を機械的あるいは物理的に変更する必要がないの
で、撮影駒毎に随意かつ敏速に所望の画面サイズを選択
するという機能を提供しつつも、カメラを小型かつ安価
に構成することができる。
【0005】上記の、既に実用化されている技術に加
え、「電子ズーム」と称せられる別な技術概念が提案さ
れている。この「電子ズーム」の選択を行なうと、写真
フイルムの各撮影駒ごとの情報記録部に、電子ズームを
行なう旨(電子ズームが一段階の場合)、あるいは電子
ズームの倍率タイプ(電子ズームの倍率が複数段階の場
合)を情報として記録し、プリント時にプリンタがその
情報を自動的に読み取り、撮影時にユーザが選択した電
子ズームの有無、あるいは倍率タイプに従って、実際の
撮影画面枠内のうちの、その選択された電子ズームに応
じた中央領域をトリミングしてプリントする方式の擬似
的なズームである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子ズ
ームの技術に関する従来の提案は、電子ズームの技術
を、既に実用化されているプリント枠の切換えの技術と
併用した場合の具体的な問題点の提起およびその解決方
法については何ら提案するものではない。
【0007】APSシステムにおいては、C,H,Pの
3タイプのプリント枠のいずれを選択するかに応じてプ
リント時における引伸ばし倍率が異なる。すなわち、H
の場合の引伸ばし倍率を1.0としたとき、CはHと同
じ1.0倍、Pは1.7倍となる。すなわち、プリント
された写真は、いずれも十分な画質は保たれているもの
の、厳密には、Pタイプのプリント写真はHタイプある
いはCタイプのプリント写真と比べ画質が劣化してい
る。
【0008】このような現実のシステムに電子ズームの
技術を併用するとし、電子ズームの倍率を例えばPタイ
プのプリント枠を選択した場合と同一の1.7倍とする
と、引伸ばし倍率は、Hタイプ,Cタイプ,Pタイプの
各プリント枠の場合に、それぞれ、1.7倍、1.7
倍、1.7×1.7=2.9倍となり、Pタイプに対し
ては、引伸ばし倍率が2.9倍と大きくなり過ぎてプリ
ント画質の更なる劣化が目立ち、許容画質レベルを下回
る結果となる。写真フイルム自身の粒状性やシャープネ
ス等の特性の改善を図れば全体として高画質化されるこ
とにはなるが、このAPSシステムにおいてプリント枠
や電子ズームはプリント時に擬似的に実現しているので
あって、古典的には、プリント枠(撮影画面枠)やズー
ムは本来はカメラ側で機械的、物理的ないし光学的に行
われており、そのことに起因する画質劣化は生じていな
かったにもかかわらず、このAPSシステムという1つ
のシステムの中で選択したプリント枠や電子ズームによ
ってプリント写真の画質が大きく異なるのは不都合であ
る。
【0009】プリント枠のサイズ選択と電子ズームによ
るプリント倍率との組合わせ選択の適否については、前
提とするカメラシステムに使用される感光材料の性能、
画面サイズの絶対値、通常多用されるプリントサイズの
絶対値等々に依存し、カメラシステム毎に前記組合わせ
選択の適否の閾値が設定されることとなる。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、上記の不都合
な点を回避しつつ、プリント枠選択の機能と電子ズーム
の機能とを共存させたカメラを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカメラは、複数種類のプリント枠のうちの任意のプ
リント枠を設定するための第1の操作部材と、電子ズー
ム設定用の第2の操作部材と、上記第1および第2の操
作部材の操作により設定されたプリント枠および電子ズ
ームに関する情報を写真フイルムに記録する情報記録装
置と、特定のプリント枠と電子ズームとの組合せを禁止
する組合せ許否手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】本発明のカメラは、特定のプリント枠と電
子ズームとの組合せを禁止し、別のプリント枠と電子ズ
ームとの組合せを許可する組合せ許否手段を備えたもの
であるため、プリント枠設定の機能と電子ズームの機能
とを共存させることができ、しかも、プリント倍率が大
き過ぎて許容画質レベルを下回るプリント写真の発生を
回避することができる。
【0013】ここで、上記本発明のカメラにおいて、上
記組合せ許否手段は、上記第1および第2の操作部材に
より、電子ズームとの組合せが禁止されている特定のプ
リント枠と電子ズームとの双方が設定された場合に、上
記情報記録装置に、設定された特定のプリント枠をあら
わす情報を写真フイルム上に記録させるとともに、電子
ズームが設定されていないことをあらわす情報を写真フ
イルム上に記録させるものであってもよい。
【0014】この場合、電子ズームの設定の解除によ
り、不適切な組合せが回避される。
【0015】あるいは、上記本発明のカメラにおいて、
上記組合せ許否手段は、上記第1および第2の操作部材
により、電子ズームとの組合せが禁止されている特定の
プリント枠と電子ズームとの双方が設定された場合に、
上記情報記録装置に、設定された特定のプリント枠とは
異なる、電子ズームとの組合せが許容されている特定の
プリント枠をあらわす情報を写真フイルム上に記録させ
るとともに、電子ズームが設定されていることをあらわ
す情報を写真フイルム上に記録させるものであってもよ
い。
【0016】この場合、プリント枠の方が自動的に変更
され、それによって不適切な組合せが回避される。
【0017】また、上記本発明のカメラにおいて、上記
組合せ許否手段が、上記第1の操作部材の操作により電
子ズームとの組合せが禁止されている特定のプリント枠
が設定された場合に、上記第2の操作部材の操作自体を
禁止するものであることが好ましい。
【0018】この場合、プリント枠設定用の第1の操作
部材の操作により電子ズームとの組合せが不適等なプリ
ント枠が設定されると、電子ズーム設定用の第2の操作
部材が操作不能となり、電子ズームを設定しようとした
ユーザにそれらの不適当な組合せを知らしめることがで
きる。
【0019】さらに、本発明のカメラにおいて、上記情
報記録装置は、写真フイルムのひと駒分の露光後に、そ
の写真フイルム上の、今回露光された駒に対応づけられ
た位置に情報を記録するものであることが好ましい。
【0020】この場合、写真フイルムを撮影済の駒から
次の駒へとひと駒分給送する間に情報を記録することが
できる。
【0021】さらに、本発明のカメラにおいて、上記組
合せ許否手段により組合せが禁止された特定のプリント
枠と電子ズームとの双方が設定された場合に、これら双
方が設定された旨を表示する表示手段を備えることが好
ましい。
【0022】この表示により、不適切な組合せが設定さ
れたことを確実に認識させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施形態のカメラを正
面斜めから見た外観斜視図である。
【0025】このカメラ10の正面中央部には、光学ズ
ームレンズを内部に備えたズーム鏡胴11が備えられて
おり、このカメラ10の正面上部には、ファインダ対物
窓12、AF投光窓13、AF受光窓14、AE受光窓
15が配置されている。また、このカメラ10の上面に
は、シャッタボタン16が配置されている。
【0026】図2は、図1のカメラを背面斜めから見た
外観斜視図である。
【0027】このカメラ10の背面には、ファインダ接
眼窓17、プリント枠をC,H,Pのいずれかに切り換
えるスライドスイッチ18、光学ズームレンズをテレ側
あるいはワイド側に動作させるズーム操作レバー19、
電子ズーム設定用の押ボタンスイッチ20、パワーオン
スイッチボタン21、およびその他の操作部材22が備
えられている。ここで、本実施形態においては、スライ
ドスイッチ18、押ボタンスイッチ20が、それぞれ、
本発明にいう第1の操作部材、第2の操作部材に相当す
る。
【0028】図3は、図1,図2のカメラを、背面およ
び底面があらわれる方向から見た外観斜視図である。
【0029】このカメラ10の底面には、APSフォト
システムに準拠したAPSフイルムカートリッジ50が
装填されるフイルムカートリッジ装填室23の入口部分
を閉じるカートリッジ蓋24、およびそのカートリッジ
蓋24を開くためのカートリッジ蓋開閉ロックレバー2
5が備えられている。
【0030】フイルムカートリッジ50には、スプール
に巻回された状態の写真フイルムが内蔵されており、そ
のフイルム出入口が光密構造の開閉蓋(図示せず)で覆
われていて、通常はユーザによっては開閉されないよう
になっている。また、フイルムカートリッジ50のスプ
ールの、カメラ装填室に向かう側の鍔面の外側にはバー
コード(図示せず)が設けられており、フイルムカート
リッジ50の端面に設けられている窓からそのバーコー
ドが見えるようになっている。
【0031】カメラ10の底部にあるカートリッジ蓋開
閉ロックレバー25を開方向に回動してカートリッジ蓋
24を開け、APSフイルムカートリッジ50を、フイ
ルムカートリッジ装填室23に、図示の矢印の通り軸方
向に装填する。
【0032】次にカートリッジ蓋24を閉じると、この
閉動作に連動して、フイルムカートリッジ50のフイル
ム出入口を光密に保っている開閉蓋が開かれ、引き続い
てカメラの作動が開始されるが、ここではフイルムカー
トリッジ内部の写真フイルムは先ずフイルム送出し方向
とは逆の方向に回転駆動され、その間に、装填されたA
PSフイルムカートリッジ内の写真フイルムが未使用か
使用済みかの判別が行なわれ、同時にその写真フイルム
の感度が検出される。
【0033】その装填されたフイルムカートリッジ内の
写真フイルムが未使用であることを検知すると、今度は
写真フイルムの駆動方向が反転してその写真フイルムが
送出し方向に回転駆動され、最初の駒が撮影位置まで送
り出されるとフイルム給送が停止して撮影準備が完了す
る。
【0034】図4は、フイルムカートリッジに内蔵され
た写真フイルムの模式図である。
【0035】この写真フイルム100は、長尺ロール状
のものであって、カメラ内では矢印A方向に給送され
る。各撮影画面枠110の上部にひと駒につき2個のパ
ーフォレーション101が穿設されており、下部には、
その駒に関する情報が記録される情報記録部102が設
けられている。本実施形態では、この写真フイルム全面
に透明な磁気コーティングが施されており、その磁気コ
ーティングの情報記録部102の部分のみが使用され、
その情報記録部102に情報が磁気的に記録される。こ
の情報記録部102には、後述するようにして設定され
たプリント枠および電子ズームに関する情報が記録され
るが、図1〜図3に示すカメラ10で実際に撮影が行な
われる撮影画面枠は、後述するC,H,Pの3タイプの
プリント枠のいずれに設定された場合であっても、この
図4に示す撮影画面枠110のままである。
【0036】図5は、カメラ10の内部の、撮影光軸に
沿う断面の一部分を示した図である。
【0037】写真フイルム100は、次の撮影駒の部分
がアパーチャ26と圧板27とに挟まれた撮影位置に配
置されるように、図5の紙面に垂直な方向に給送され
る。アパーチャ26は、図5の左方向から撮影用ズーム
レンズを経由した光が写真フイルム100に導かれると
きの、実際の撮影画面枠を規定する。また、圧板27
は、カメラ10の裏カバー29との間に配置された圧板
バネ28により写真フイルム100をその裏面から押す
方向に付勢されており、写真フイルム100の、光軸方
向(図5の左右方向)の位置を規制している。
【0038】ここで、写真フイルム100の、図4の情
報記録部102に対向する位置に、磁気記録ヘッド31
9が備えられており、ひと駒分の撮影が終了すると、写
真フイルム100がひと駒分給送されるとともに、この
磁気記録ヘッド319により、写真フイルム100の、
今撮影を行なった駒の情報記録部102に、ユーザによ
り設定されたプリント枠および電子ズームに関する情報
が磁気的に記録される。
【0039】図6〜図8は、ユーザにより設定されたプ
リント枠と、この写真フイルムについて現像を終了した
後プリントを行なう時点における実際にプリントされる
領域との関係を示した図であり、図6,図7,図8は、
それぞれ、ユーザによりHタイプ,Cタイプ,Pタイプ
のプリント枠が設定された場合が示されている。尚、こ
こでは電子ズームは設定されていないものとする。
【0040】Hタイプの場合は、図6に示すように、撮
影時に情報記録部102にHタイプである旨記録されて
おり、プリントに際しては、実際の撮影画面枠110が
そのまま有効なプリント領域となる。尚、ここでは、実
際の撮影画面枠とHタイプのプリント枠とを一致させて
いるが、実際の撮影画面枠はプリント時におけるプリン
ト枠の位置ずれ等を考慮して若干広め(例えば、縦1
6.7mm×横30.2mm)に設定されるのが普通で
ある。ただし、以下においても、解り易さのため、実際
の撮影画面枠における余裕分は無視し、実際の撮影画面
枠とHタイプのプリント枠とが一致するものとして説明
する。
【0041】Cタイプの場合は、図7に示すように、撮
影時に情報記録部102にCタイプである旨記録されて
おり、プリントに際しては、実際の撮影画面枠110よ
りも左右の幅の狭い、破線に挟まれた領域111が有効
なプリント領域となる。引伸ばし倍率はHタイプのとき
の引伸ばし倍率と同一である。
【0042】また、Pタイプの場合は、図8に示すよう
に、撮影時に情報記録部102にPタイプである旨記録
されており、プリントに際しては、実際の撮影画面枠1
10よりも上下の幅の狭い、破線に挟まれた領域112
が有効なプリント領域となり、その領域112が、Hタ
イプのときの伸ばし倍率を1.0倍としたときの1.7
倍の伸ばし倍率でプリントされる。
【0043】図9,図10は、ユーザにより電子ズーム
が設定されたときのプリント時の有効なプリント領域を
示す図である。図9,図10は、ユーザにより、いずれ
も電子ズームが設定されるとともに、それぞれHタイ
プ,Cタイプのプリント枠が設定された場合が示されて
いる。本実施形態ではPタイプと電子ズームとの組合せ
は禁止されており、その組合せについてはここには示さ
れていない。ここでも、電子ズームが設定されていない
場合のHタイプのときの伸ばし倍率を1.0倍としたと
きの相対値で説明する。
【0044】本実施形態では、電子ズームは一段(電子
ズームオン、オフ)のみであって電子ズームオンのとき
は、引伸ばし倍率が1.7となる。したがって、図9に
示すHタイプの場合、電子ズームが設定されていない場
合のHタイプのプリント枠すなわち実際の撮影画面枠1
10の(1/1.7)倍の中央領域113が、電子ズー
ムオンのときのHタイプのプリント枠となり、電子ズー
ムオフのときのHタイプの引伸ばし倍率1.0を基準と
したとき、引伸ばし倍率は1.7となる。
【0045】また、図10に示すCタイプの場合、電子
ズームが設定されていない場合のCタイプのプリント枠
111の(1/1.7)倍の中央領域114が電子ズー
ムオンのときのCタイプのプリント領域となり、電子ズ
ームオフのときのCタイプの伸ばし倍率を1.0とした
とき、電子ズームオンのときのCタイプの引伸ばし倍率
は1.7倍となる。
【0046】図11、図12,図13は、図2に示すス
ライドスイッチ18、ズーム操作レバー19、および押
ボタンスイッチ20の構造を示す図であり、図11、図
12,図13は、スライドスイッチ18の操作つまみ1
81が、それぞれ、‘H’、‘P’、‘C’に設定され
た状態をあらわしている。
【0047】スライドスイッチ18は、その操作つまみ
181が操作されてカメラカバーに設けられたガイド穴
31に沿ってC,H,Pのいずれかの位置に移動する。
どの位置に移動したかは、2つのリーフスイッチ36,
38により検出される。
【0048】ズーム操作レバー19は、カメラボディに
軸支された支軸37を中心に回動するように構成されて
おり、そのズーム操作レバー19の一端側の操作面19
1aが押されると、そのズーム操作レバー19が矢印B
方向に回動し、押圧ピン193aによりタストスイッチ
32のスイッチボタン32aが押される。すると、その
スイッチボタン32aが押されている間、図1に示す光
学ズーム鏡胴11がテレ側に移動する。
【0049】操作面191aから指を離すと、ズーム操
作レバー19は、バネ192aの付勢力により、タクト
スイッチ32のスイッチボタン32aの押圧を停止して
元の位置に復帰する。
【0050】一方、これと同様に、ズーム操作レバー1
9の他端側の操作面191bが押されるとそのズーム操
作レバー19が矢印C方向に回動し、押圧ピン193b
によりタクトスイッチ33のスイッチボタン33aが押
される。すると、そのスイッチボタン33aが押されて
いる間、図1に示す光学ズーム鏡胴11がワイド側に移
動する。操作面191bから指を離すと、そのズーム操
作レバー19は、バネ192bの付勢力により元の位置
に戻り、押圧ピン193bはタクトスイッチ33のスイ
ッチボタン33aから離れる。
【0051】また、そのズーム操作レバー19の中央部
には、押ボタンスイッチ20の操作ピン201が挿入さ
れる孔191cが設けられており、その孔内にはその操
作ピン201が、抜け防止部材202により抜け防止さ
れた状態で挿入されている。その操作ピン201の頭部
201aは、ズーム操作レバー19の表面よりも突出し
た状態にある。ここで、スライドスイッチ18の操作つ
まみ181が‘C’又は‘H’の位置にあるときに、押
ボタンスイッチ20の操作ピン201の頭部201aを
指で押すと、押圧部204がタクトスイッチ34のスイ
ッチボタン34aを押し、電子ズームが設定される。操
作ピン201の頭部201aから指を離すと、バネ20
3の付勢力により、その操作ピン201が元の位置(頭
部201が突出した位置)に復帰し、押圧部204がタ
クトスイッチ34のスイッチボタン34aから離れた状
態となる。電子ズームが設定されたことは、図示しない
ファインダ内表示画面上に表示される。
【0052】電子ズームが設定された状態において操作
ピン201の頭部201aを再度押してタクトスイッチ
34を再度オンにすると電子ズームが解除される。
【0053】一方、図12に示すように、プリント枠切
替用のスライドスイッチ18の操作つまみ181を
‘P’の位置に移動させると、その操作つまみに固定さ
れたロックレバー182の先端部182aが操作ピン2
0の押圧部204とタクトスイッチ34との間に入り込
み、その先端部182aが受け部材35の先端に乗り上
げ、操作ピン201の頭部201aを押しても、その押
圧部204がロックレバー182に当接してその操作ピ
ン201がタストスイッチ34側に移動することが阻止
され、そのタストスイッチ34のスイッチボタン34a
が押されることが防止される。また、スライドスイッチ
18の操作つまみ181を‘P’の位置に移動させる
と、ロックレバー182の先端182bがリーフスイッ
チ36を押してそのリーフスイッチ36をオフ状態とす
る。このリーフスイッチ36がオフ状態となると、この
カメラは、スライドスイッチ18の操作つまみ181が
‘P’の位置に移動したことを検知する。
【0054】また、図13に示すように、プリント枠切
替用のスライドスイッチ18の操作つまみ181を
‘C’の位置に移動させると、その操作つまみ181に
固定させたロックレバー182がリーフスイッチ38を
押してそのリーフスイッチ38をオフ状態にする。これ
により、その操作つまみ181が‘C’の位置に移動し
たことが検知される。
【0055】尚、図11に示すように、2つのリーフス
イッチ36,38の双方がオン状態にあることをもっ
て、操作つまみ181が‘H’の位置にあることが検知
される。
【0056】図14は、本実施形態のカメラの回路ブロ
ック図である。
【0057】内蔵電池300からの電力は直接にドライ
バIC301に供給されるとともに、レギュレータ30
2により安定化されてCPU303に供給される。ま
た、レギュレータ302の出力電圧はリセット回路30
4でモニタされる。このリセット回路304は、レギュ
レータ302の出力電圧が、CPU303が正常に動作
することのできる最低電圧まで低下すると、このカメラ
の作動の暴走を防ぐためCPU303の動作を停止させ
る役割りを担っている。
【0058】CPU303には、そのCPU303で実
行される各種プログラムやデータが格納されたEEPR
OM305、内蔵電池300の残存容量をモニタするた
めのバッテリチェック回路306、ファインダ内に各種
表示を行なうためのファインダ内液晶表示板(LCD)
307、表示用LED308、AF(オートフォーカ
ス)投光用LED309、図1に示したシャッタボタン
16や、図2に示した、プリント枠設定用のスライドス
イッチ18、光学ズーム設定用のズーム操作レバー1
9、電子ズーム設定用の押ボタンスイッチ20等を含む
各種操作スイッチ310、およびストロボ回路311が
接続されており、CPU303は、その接続先に応じ、
指示や情報を受け取り、あるいは制御を行なっている。
また、CPU303には、そのCPU303が動作する
のに必要となる基本クロックを生成するための水晶発振
子320も接続されている。さらに、CPU303に
は、前述したドライバIC301も接続されており、ド
ライバIC301は、CPU303の指示を受けて4つ
の電動モータ312,316,317,318および磁
気記録ヘッド319(磁気記録ヘッド319に関して
は、図5を参照)を駆動する。さらに、ドライバIC3
01には、シャッタが開き始めたタイミングを捉えるシ
ャッタセンサ313、被写界の明るさを捉えるAE受光
センサ314、および被写体までの距離を測定するAF
受光センサ315も接続されている。
【0059】尚、図示の煩雑さを避けるため、図14に
示した各種要素のうち、前掲の各図には図示省略されて
いるものもある。
【0060】ここで、ドライバIC301は、シャッタ
開閉駆動用の電動モータ312を駆動するためのシャッ
タ駆動ドライバを内蔵し、このシャッタ駆動ドライバ
は、CPU303からの指令を受けてシャッタ開閉駆動
用の電動モータ312を駆動し、シャッタセンサ313
により検出されたシャッタ開のタイミングから、AE受
光センサ314で検知された被写界の明るさの情報に応
じたタイミングまで、シャッタを開いて閉じる。こうす
ることにより、ひと駒分の撮影が行なわれる。
【0061】また、ドライバIC301には、フイルム
給送用の電動モータ316、ズーム鏡胴駆動用の電動モ
ータ317、およびフォーカス調整用の電動モータ31
8のそれぞれを駆動するためのフイルム給送ドライバ、
ズーム鏡胴駆動ドライバ、およびフォーカス駆動ドライ
バが内蔵されている。
【0062】フイルム給送ドライバは、CPU303か
らの指示に応じて電動モータ316を駆動し、例えば、
ひと駒の撮影が終了すると写真フイルムをひと駒分巻き
上げたり、最終駒まで撮影が終了すると写真フイルムを
フイルムカートリッジ50(図3参照)内に巻き戻した
りする。
【0063】また、ズーム鏡胴駆動ドライバは、操作ス
イッチ301のうちのズーム操作レバー19(図2参
照)の操作がCPU303で検出されたことによるCP
U303からの指示に応じて電動モータ317を駆動
し、光学ズーム鏡胴11(図1参照)をテレ側、あるい
はワイド側に動作させる。
【0064】また、フォーカス駆動ドライバは、AF受
光センサ315の測距結果に応じて電動モータ318を
駆動し、被写体の像が写真フイルム面上に形成されるよ
うに、撮影レンズを移動させる。
【0065】また、このドライバIC301には、磁気
記録ヘッド319を駆動するための、電子ズーム駆動ド
ライバとC・H・Pトリミング切替え駆動ドライバが内
蔵されている。
【0066】電子ズーム駆動ドライバは、操作スイッチ
310のうちの電子ズーム設定用の押ボタンスイッチ2
0の操作情報を検知したCPU303から指示を受けて
磁気記録ヘッド319を駆動し、フイルム給送用の電動
モータ316による、写真フイルムのひと駒分の巻き上
げと同期して、その写真フイルムの、今撮影が行なわれ
たばかりの駒の情報記録部102に、電子ズームの情報
を記録する。本実施形態では、電子ズームオンのときの
みその旨記録され、電子ズームオンの記録がないことを
もって、電子ズームオフとみなされる。
【0067】また、C・H・Pトリミング切替え駆動ド
ライバは、操作スイッチ310のうちのプリント枠設定
用のスライドスイッチ18のスライド位置(C又はH又
はP)の情報を検知したCPU303からの指示を受け
て磁気記録ヘッド319を駆動し、電子ズーム駆動ドラ
イバと同様に、フイルム給送用の電動モータ316によ
る、写真フイルムのひと駒分の巻き上げと同期して、そ
の写真フイルムの、今撮影が行なわれたばかりの駒の情
報記録部102に、プリント枠のタイプ(C又はH又は
P)を記録する。この各撮影駒ごとの情報記録部102
に記録された情報は、前述したように、写真のプリント
の際に参照される。
【0068】尚、ここでは、機能に分けて、電子ズーム
駆動ドライバとC・H・Pトリミング切替え駆動ドライ
バとの2つのドライバを示したが、実際にはこれら双方
のドライバの機能を兼ねた1つのドライバであってもよ
い。
【0069】図15は、電子ズーム設定用の押ボタンス
イッチ20(図2参照)が押されたときにCPU303
内で実行される電子ズームボタンオンルーチンのフロー
チャートである。
【0070】CPU303内には、「電子ズームフラ
グ」が構成されており、電子ズーム設定用の押ボタンス
イッチ20が押されると、その電子ズームフラグがオン
状態にあるかオフ状態にあるかが判定される(ステップ
15_1)。電子ズームフラグがオフのときは、その電
子ズームフラグを、電子ズームが設定されたことをあら
わすオン状態に変更する(ステップ15_2)。一方、
電子ズームが既にオン状態に設定されていたときは、電
子ズームの設定を解除すべく、その電子ズームフラグを
オフ状態に変更する(ステップ15_3)。すなわち、
この電子ズームフラグは、電子ズーム設定用の押ボタン
スイッチ20を1回押すごとにオンとオフとに交互に変
更される。
【0071】図16は、シャッタボタン16(図1参
照)が押されたときにCPU303内で実行されるシャ
ッタボタンオンルーチンのフローチャートである。
【0072】シャッタボタン16が押されると、先ず撮
影準備が行なわれる(ステップ16_1)、この撮影準
備には、例えばAE測光、AF測距、AF測距に応じた
ピント調整等がある。
【0073】次いで撮影が行なわれる(ステップ16_
2)。この撮影のステップでは、シャッタの開閉のほ
か、必要に応じてストロボの発光が行なわれることもあ
る。
【0074】その後、撮影の後処理、例えば写真フイル
ムひと駒分の巻き上げや撮影枚数カウンタのカウントア
ップ等が行なわれる(ステップ16_3)。
【0075】ここで、この写真フイルムのひと駒分の巻
き上げの際、以下に説明するステップ16_4〜16_
8の処理が行なわれる。
【0076】すなわち、先ず、電子ズームの設定状態を
あらわす電子ズームフラグがオン状態にあるかオフ状態
にあるかが判定される(ステップ16_4)。電子ズー
ムフラグがオフ状態にあるときは、後述するステップ1
6_7に進む。
【0077】一方、電子ズームフラグがオン状態にある
ときは、次に、図11〜図13に示す2つのリーフスイ
ッチ36,38のうちの一方であるリーフスイッチ36
がオン状態にあるかオフ状態にあるか、すなわち設定さ
れたプリント枠のタイプが‘C’又は‘H’のいずれか
であるか、あるいは‘P’であるかが判定される(ステ
ップ16_5)。これは、電子ズーム設定用の押ボタン
スイッチ20が先に押された後、プリント枠設定用のス
ライドスイッチ18が操作されてその操作つまみ181
が‘P’の位置に移動されることも考えられ、このとき
には、電子ズームフラグがオン状態にあっても電子ズー
ムが設定されないようにするためである。リーフスイッ
チ36がオフ状態にあるとき、すなわち、図12に示す
ようにプリント枠が‘P’に設定されているときは、後
述するステップ16_7に進む。
【0078】尚、ここでは、リーフスイッチ36がオフ
状態にある(電子ズームフラグがオン状態にあり(ステ
ップ16_4)、かつ、プリント枠‘P’が設定され
る)ときはそのままステップ16_7に進むものとした
が、ファインダ内に、電子ズームが解除された旨表示し
てからステップ16_7に進んでもよい。
【0079】ステップ16_5において、リーフスイッ
チ36がオン状態にある旨、すなわちプリント枠が
‘C’又は‘H’に設定されている旨判定されたとき
は、ステップ16_6に進み、図14に示すドライバI
C301内の電子ズーム駆動ドライバにより磁気記録ヘ
ッド319が駆動され、撮影直後の駒の情報記録部10
2に、電子ズームオンが記録される。尚、プリント時に
おいては、その情報記録部102に電子ズームオンが記
録されていないことをもって、電子ズームオフであると
認識される。
【0080】続いて、図14に示すドライバIC301
内のC・H・Pトリミング切替え駆動ドライバにより磁
気記録ヘッドが駆動され、プリント枠設定用のスライド
スイッチ18の操作つまみ181の位置に応じて、すな
わち図11〜図13に示す2つのリーフスイッチ36,
38のオン、オフの状態に応じて、プリント枠のタイプ
が‘C’、‘H’、‘P’のいずれであるかが、撮影直
後の駒の情報記録部102に記録される(ステップ16
_7)。
【0081】次に、電子ズームフラグをオフ状態に変更
して(ステップ16_8)、このルーチンを抜ける。本
実施形態のカメラでは、電子ズームの設定は今から撮影
しようとしているひと駒に関してのみ有効であり、次の
駒でも電子ズームを設定しようとするときはその前の駒
の撮影が終了した後電子ズームを再度設定するという仕
様になっており、そこでこのステップ15_8におい
て、次の駒の撮影に先立って電子ズームフラグがオフ状
態に変更されるのである。
【0082】以上のようにして、写真フイルムの各駒ご
との情報記録部102には、電子ズームの設定とプリン
ト枠のタイプが記録される。ただしプリント枠のタイプ
が‘P’のときは電子ズームの設定は記録されない。
【0083】写真フイルムの最終駒まで撮影が終了する
と、図14に示すドライバIC301により駆動される
フイルム給送用の電動モータ316により写真フイルム
がフイルムカートリッジ50(図3参照)内に巻き戻さ
れ、そのフイルムカートリッジ50がカメラから取り出
されて現像およびプリントの処理に回される。
【0084】写真フイルムの各駒ごとの情報記録部10
2に記録された情報は、前述した通り、各駒の写真のプ
リントの際に参照される。
【0085】尚、上記実施形態のカメラには、磁気記録
ヘッド319が備えられており、写真フイルム100の
各駒ごとの情報記録部102には情報が磁気的に記録さ
れたが、その磁気記録ヘッドに代わり光源を備え、各駒
ごとの情報記録部102に光学的な露光によりC・H・
Pの別および電子ズーム有/無を記録してもよい。
【0086】図17は、図16に示したシャッタボタン
オンルーチンに代えて採用することのできるもう1つの
シャッタボタンオンルーチンのフローチャートである。
【0087】図17に示すシャッタボタンオンルーチン
のステップ17_1〜17_4は、図16のシャッタボ
タンオンルーチンのステップ16_1〜16_4とそれ
ぞれ同一であり、説明は省略する。
【0088】ステップ17_4において電子ズームフラ
グがオン状態にあると判定されると、設定されたプリン
ト枠のタイプが‘C’又は‘H’のいずれか一方である
か、あるいは‘P’であるかが判定される(ステップ1
7_5)。ステップ17_5におけるこの判定までは図
16のステップ16_5と同一であるが、このステップ
17_5では、プリント枠が‘P’に設定されていると
きは、ステップ17_6に進み、ファインダ内液晶表示
板(LCD)307(図14参照)に警告表示を行な
う。
【0089】図18はLCD307の、視野枠表示例を
示す図である。
【0090】ここには電子ズーム非設定時の視野枠30
7aと電子ズーム設定時の視野枠307bが示されてい
る。プリント時には撮影時の設定に従って視野枠307
a(電子ズーム非設定時の場合)あるいは視野枠307
b(電子ズーム設定時の場合)に囲まれた被写界領域が
プリントされる。尚、プリント枠は、図6〜図8を参照
して説明したとおり、‘C’,‘H’,‘P’の各タイ
プによって異なるが、ここでは図示の繁雑さを避けるた
め、各タイプにかかわらず電子ズームが設定されていな
い場合の視野枠を視野枠307a、電子ズームが設定さ
れている場合の視野枠を視野枠307bとする。ここで
2つの視野枠307a,307bは通常はLCD307
に同時に表示される訳ではなく、電子ズーム非設定状態
では視野枠307aが表示され(ただし、実際はプリン
ト枠‘C’,‘H’,‘P’の切替えによっても表示が
切り替わる)、電子ズーム設定状態では視野枠307b
が表示される(実際はプリント枠‘C’,‘H’の切替
えによっても表示が切り替わる。電子ズーム設定時のプ
リント枠‘P’に対応する表示は存在しない)。ここに
示す例では、電子ズーム非設定時の視野枠307aは連
続線、電子ズーム設定時の視野枠307bは、電子ズー
ム非設定時との区別のために破線となっている。
【0091】図17のステップ17_6では、プリント
枠‘P’に対応する、電子ズーム非設定時の視野枠30
7aが表示されるとともに、プリント枠‘C’又は
‘H’に対応する電子ズーム設定時の視野枠307bが
点滅表示され、これにより、撮影者に、プリント枠
‘P’と電子ズームとの双方が設定されており、電子ズ
ームは不可であってこのまま撮影した場合、電子ズーム
非設定と同じプリント枠の写真が得られる(電子ズーム
非設定時のプリント枠‘P’の視野枠307aに囲まれ
た被写界領域の写真が得られる)旨警告する。
【0092】これにより、撮影者は、プリント枠‘P’
と電子ズームという禁止された組合せが設定されている
旨、確実に認識することができる。
【0093】図17に示すフローチャートのステップ1
7_7〜17_9は、図16に示すフローチャートの1
6_6〜16_8と同じであり、説明は省略する。
【0094】図19は、警告表示の他の例を示す図であ
る。
【0095】ここで説明している実施形態はファインダ
内に表示用のLCDを備えている例であるが、ファイン
ダ内LCDの代わりに、あるいはファインダ内LCDを
備えるとともに、例えばカメラ裏面あるいはカメラ上面
等にLCD表示板を備え、そのLCD表示板に、図19
に示すような電子ズーム設定を表わす表示図案を備え、
プリント枠‘C’又は‘H’と電子ズームとの組合せが
設定されたときはその図案を連続表示させ、プリント枠
‘P’と電子ズームとの組合せが設定された場合にはそ
の図案を点滅表示するようにしてもよい。あるいは、さ
らに異なる表示態様として、プリント枠‘P’と電子ズ
ームとの双方が設定されたときに点滅あるいは点灯する
LEDを備えてもよい。
【0096】図20は、図16に示したシャッタボタン
オンルーチンに代えて採用することのできる、さらに異
なるシャッタボタンオンルーチンのフローチャートであ
る。
【0097】図20に示すシャッタボタンオンルーチン
のステップ20_1〜20_4は、図16のシャッタボ
タンオンルーチンのステップ16_1〜16_4とそれ
ぞれ同一であり、説明は省略する。
【0098】ステップ20_4において電子ズームフラ
グがオン状態にあると判定されると、プリント枠のタイ
プのいかんにかかわらず、撮影直後の駒の情報記録部に
電子ズームオンが記録され(ステップ20_5)、その
後、設定されたプリント枠のタイプが‘C’又は‘H’
のいずれか一方であるか、それとも‘P’であるかが判
定される(ステップ20_6)。
【0099】このステップ20_6で、設定されたプリ
ント枠のタイプが‘C’又は‘H’であると判定される
とステップ20_7をスキップしてステップ20_8に
進み、設定されたプリント枠のタイプが‘P’であると
判定されるとステップ20_7においてプリント枠のタ
イプが‘H’に変更された上でステップ20_8に進
む。図16のシャッタボタンオンルーチンでは、プリン
ト枠のタイプ‘P’と電子ズームオンとの双方が設定さ
れた場合に、電子ズームの方をオフにすることにより、
禁止された組合せの解消が図られたが、この図20のシ
ャッタボタンオンルーチンでは、プリント枠のタイプ
‘P’と電子ズームオンとの双方が設定された場合に、
電子ズームの方を優先させ、プリント枠の方を、電子ズ
ームとの組合せが許容されたタイプのうちの1つ(ここ
ではタイプ‘H’)に変更することによって、禁止され
た組合せの解消が図られている。尚、図20に示すフロ
ーチャートでは表示については省略しているが、プリン
ト枠のタイプが強制的に変更された場合、その旨表示す
ることが好ましい。
【0100】ステップ20_8では、撮影直後の駒の情
報記録部にプリント枠のタイプとして‘C’又は‘H’
又は‘P’が記録される。ただし、電子ズームオンとプ
リント枠のタイプ‘P’との双方が設定されていたとき
は、ステップ20_7においてプリント枠のタイプが
‘H’に変更されており、その変更後のタイプ‘H’が
記録されることになる。
【0101】次に、図16のステップ16_8と同様
に、電子ズームフラグをオフ状態に変更して(ステップ
20_9)、このルーチンを抜ける。
【0102】この図20に示すように、電子ズームの方
を優先させプリント枠のタイプの方を必要に応じて変更
することによっても、禁止された組合せを回避すること
ができる。
【0103】図21は、図2に示すスライドスイッチ1
8の別の構成例を示す図、図22は、ズーム操作レバー
19および押ボタンスイッチ20の別の構成例を示す図
である。
【0104】図21に示すスライドスイッチ18の操作
つまみ181には、スイッチレバー183が固定されて
おり、そのスイッチレバー183は、操作つまみ181
が図21に示すように‘C’の位置に移動されるとリー
フスイッチ38をオフ状態とし、操作つまみ181が
‘P’の位置に移動されるともう一方のリーフスイッチ
36の方をオフ状態とする。操作つまみ181が‘H’
の位置に移動されたときは、スイッチレバー183は2
つのリーフスイッチ36,38のいずれとも離れ、それ
ら2つのリーフスイッチ36,38の双方がオン状態と
なる。
【0105】図21に示すスライドスイッチ18には、
図11〜図13に示すスライドスイッチ18における、
押ボタンスイッチ20の操作を妨げるロックレバー18
2は備えられておらず、図22に示す押ボタンスイッチ
20は、図21に示すスライドスイッチ18の操作つま
み181が‘P’の位置に移動された場合であっても自
由に操作することができる。
【0106】図11〜図13に示すスイッチ構造に代わ
り、図21,図22に示すスイッチ構造を採用した場
合、すなわち、禁止された組合せであるか否かを問わず
設定のための操作自体は自由に行なうことができるよう
に構成した場合であっても、図15に示す電子ズームボ
タンオンルーチン、および図16,図17あるいは図2
0に示すシャッタボタンオンルーチンをそのまま採用し
て禁止された組合せを回避することができる。
【0107】図23は、図22に示すスイッチ構造に代
わり、図21に示すスライドスイッチ18と組合せて採
用することが可能な、電子ズーム設定用の押ボタンスイ
ッチ20のもう1つの構成例を示す図である。
【0108】ここには、図22に示す構成例と比べ、光
学ズーム鏡胴をテレ側、ワイド側に動作させるためのズ
ーム操作レバー19は示されていない。この図23に示
す構成例は、ズーム操作レバー19が押ボタンスイッチ
20とは離れた位置に配置されているカメラの場合、あ
るいは、ズーム操作レバーがもともと存在しない構造の
カメラ、すなわち焦点距離が固定の通常の撮影レンズが
組み込まれズームレンズは組み込まれていない構造のカ
メラの場合に適用される。これらの場合、前述した実施
形態と比べ、カメラの外観も異なることになるが、カメ
ラの外観自体は本発明の本質ではなく、外観に関する図
示および説明は省略する。
【0109】本発明は、この図23に示すように、カメ
ラに光学ズームが組み込まれているか否か、あるいは光
学ズームが組み込まれている場合であってもその光学ズ
ーム用の操作部材と電子ズーム設定用の操作部材とが同
一の操作位置に組み合わされているか否かとは無関係に
適用することができる。
【0110】尚、上述した各実施形態は、電子ズームの
倍率は1ステップ(例えば1.7倍)のみであって、電
子ズームオン、オフのみ設定するように構成されている
が、本発明は、複数ステップ(倍率が例えば1.5倍と
2.0倍など)の電子ズームにも適用することができ
る。この場合において、図11〜図13、図22、ある
いは図23のスイッチ構造をそのまま採用するときは、
例えば、電子ズーム設定用の押ボタンスイッチ20を一
回押すとズーム倍率1.5倍、二回押すとズーム倍率
2.0倍、三回押すと電子ズームオフ、もう一度押すと
ズーム倍率1.5倍というように循環的にその設定が変
更されるようにしてもよい。この場合において、ズーム
倍率1.5倍は、CタイプあるいはHタイプのプリント
倍率と比べたときのPタイプのプリント倍率は1.7倍
であることから、このシステム内で相対的なプリント倍
率2.6倍まで許容したときは、ズーム倍率1.5倍と
Pタイプとの組合せでは、1.5×1.7=2.55倍
となり、したがってこの組合せは許容され、ズーム倍率
2.0倍とPタイプとの組合せでは、2.0×1.7=
3.4倍となり、したがってこの組合せは禁止されるこ
とになる。また、このシステム内でプリント写真の画質
の均一性をより強く一定に保つために相対的なプリント
倍率2.0倍までしか許容しないことにしたときは、ズ
ーム倍率2.0倍とPタイプとの組合せのみでなく、ズ
ーム倍率1.5倍とPタイプとの組合せも禁止され、し
たがってズーム倍率1.5倍、2.0倍、および電子ズ
ームオフの三段階にその設定が変更される場合は、ズー
ム倍率にかかわらず、電子ズームオンのときはPタイプ
との組合せが禁止されることになる。あるいは、1ステ
ップのみの電子ズームを備える場合を含め、図11〜図
13、図22、図23のスイッチ構造にとらわれること
なく、本発明の要件を満足する範囲内において様々なス
イッチ構造を採用してもよい。例えば、本発明にいう第
1の操作部材は、上述の各実施形態におけるスライドス
イッチ18に代わり、一回押すごとに撮影画面枠がC→
H→P→C→……の順に変更される押ボタンスイッチと
してもよい。あるいは、電子ズーム設定用の押ボタンス
イッチ20に代わり、スライド位置に応じて、電子ズー
ムオン、オフ、あるいは電子ズーム倍率が設定されるス
ライドスイッチを採用してもよい。
【0111】また、上述の各実施形態は、現在実用化さ
れているAPSシステムのカメラを念頭に置いたもので
あるが、本発明は、現行のAPSシステムに限られるこ
となく、写真フイルムに記録された情報に基づいてプリ
ント時にプリント領域を切り換えるシステムに広く適用
することができるものである。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリント倍率が大き過ぎて許容画質レベルを下回るプリ
ント写真の発生を回避しつつ、プリント枠設定の機能と
電子ズームの機能とを共存させたカメラを実現させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラを正面斜めから見
た外観斜視図である。
【図2】図1のカメラを背面斜めから見た外観斜視図で
ある。
【図3】図1,図2のカメラを、背面および底面があら
われる方向から見た外観斜視図である。
【図4】フイルムカートリッジに内蔵された写真フイル
ムの模式図である。
【図5】カメラ内部の、撮影光軸に沿う断面の一部分を
示した図である。
【図6】ユーザによりHタイプのプリント枠が設定され
た場合における、この写真フイルムについて実際にプリ
ントされる領域を示した図である。
【図7】ユーザによりCタイプのプリント枠が設定され
た場合における、この写真フイルムについて実際にプリ
ントされる領域を示した図である。
【図8】ユーザによりPタイプのプリント枠が設定され
た場合における、この写真フイルムについて実際にプリ
ントされる領域を示した図である。
【図9】ユーザにより電子ズームが設定されたときのH
タイプのプリント領域を示す図である。
【図10】ユーザにより電子ズームが設定されたときの
Cタイプのプリント領域を示す図である。
【図11】図2に示すスライドスイッチ、ズーム操作レ
バー、および押ボタンスイッチの構造を示す図である。
【図12】図2に示すスライドスイッチ、ズーム操作レ
バー、および押ボタンスイッチの構造を示す図である。
【図13】図2に示すスライドスイッチ、ズーム操作レ
バー、および押ボタンスイッチの構造を示す図である。
【図14】カメラの回路ブロック図である。
【図15】電子ズームボタンオンルーチンのフローチャ
ートである。
【図16】シャッタボタンオンルーチンのフローチャー
トである。
【図17】シャッタボタンオンルーチンのフローチャー
トである。
【図18】LCDの視野枠表示例を示す図である。
【図19】警告表示の他の例を示す図である。
【図20】シャッタボタンオンルーチンのフローチャー
トである。
【図21】スライドスイッチの別の構成例を示す図であ
る。
【図22】ズーム操作レバーおよび押ボタンスイッチの
別の構成例を示す図である。
【図23】電子ズーム設定用の押ボタンスイッチのもう
1つの構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ 11 光学ズーム鏡胴 12 ファインダ対物窓 13 AF投光窓 14 AF受光窓 15 AE受光窓 16 シャッタボタン 17 ファインダ接眼窓 18 スライドスイッチ 19 ズーム操作レバー 20 押ボタンスイッチ 21 パワーオンスイッチボタン 22 その他の操作部材 23 フイルムカートリッジ装填室 24 カートリッジ蓋 25 カートリッジ蓋開閉ロックレバー 26 アパーチャ 27 圧板 32,33,34 タクトスイッチ 35 受け部材 36 リーフスイッチ 50 フイルムカートリッジ 100 写真フイルム 101 パ−フォレーション 102 情報記録部 110 撮影画面枠 111,112 プリント領域 113,114 中央領域 181 操作つまみ 182 ロックレバー 182a 先端部 182b 先端 183 スイッチレバー 191a,191b 操作面 192a,192b バネ 193a,193b 押圧ピン 201 操作ピン 201a 頭部 204 押圧部 300 内蔵電池 301 ドライバIC 302 レギュレータ 303 CPU 304 リセット回路 305 EEPROM 306 バッテリチェック回路 307 ファインダ内液晶表示板(LCD) 308 表示用LED 309 AF投光用LED 310 操作スイッチ 311 ストロボ回路 312,316,317,318 電動モータ 313 シャッタセンサ 314 AE受光センサ 315 AF受光センサ 319 磁気記録ヘッド 320 水晶発振子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のプリント枠のうちの任意のプ
    リント枠を設定するための第1の操作部材と、 電子ズーム設定用の第2の操作部材と、 前記第1および第2の操作部材の操作により設定された
    プリント枠および電子ズームに関する情報を写真フイル
    ムに記録する情報記録装置と、 特定のプリント枠と電子ズームとの組合せを禁止する組
    合せ許否手段とを備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記組合せ許否手段が、前記第1および
    第2の操作部材により、電子ズームとの組合せが禁止さ
    れている特定のプリント枠と電子ズームとの双方が設定
    された場合に、前記情報記録装置に、設定された特定の
    プリント枠をあらわす情報を写真フイルム上に記録させ
    るとともに、電子ズームが設定されていないことをあら
    わす情報を写真フイルム上に記録させるものであること
    を特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記組合せ許否手段が、前記第1および
    第2の操作部材により、電子ズームとの組合せが禁止さ
    れている特定のプリント枠と電子ズームとの双方が設定
    された場合に、前記情報記録装置に、設定された特定の
    プリント枠とは異なる、電子ズームとの組合せが許容さ
    れている特定のプリント枠をあらわす情報を写真フイル
    ム上に記録させるとともに、電子ズームが設定されてい
    ることをあらわす情報を写真フイルム上に記録させるも
    のであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記組合せ許否手段が、前記第1の操作
    部材の操作により電子ズームとの組合せが禁止されてい
    る特定のプリント枠が設定された場合に、前記第2の操
    作部材の操作自体を禁止するものであることを特徴とす
    る請求項1記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記情報記録装置は、写真フイルムのひ
    と駒分の露光後に、該写真フイルム上の、今回露光され
    た駒に対応づけられた位置に情報を記録するものである
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記組合せ許否手段により組合せが禁止
    された特定のプリント枠と電子ズームとの双方が設定さ
    れた場合に、これら双方が設定された旨を表示する表示
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011039412A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Canon Inc 撮像装置

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