JPH11218812A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11218812A
JPH11218812A JP10034221A JP3422198A JPH11218812A JP H11218812 A JPH11218812 A JP H11218812A JP 10034221 A JP10034221 A JP 10034221A JP 3422198 A JP3422198 A JP 3422198A JP H11218812 A JPH11218812 A JP H11218812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
shutter release
release button
setting dial
information setting
Prior art date
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Application number
JP10034221A
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English (en)
Inventor
Shosuke Haraguchi
彰輔 原口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの機能を損なうことなく、シャッタレ
リーズ釦や情報設定ダイヤルの秀れた操作性を維持し、
更には、外部表示の視認性も良好に保ちながら、小型化
を達成する。 【解決手段】 背面に、露出関連情報を表示する情報表
示部材を配置し、上面に、シャッタレリーズ釦4と情報
設定ダイヤル5を設け、前記シャッタレリーズ釦と情報
設定ダイヤルを略同軸に配置した構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの上面や背
面に各種の操作部材を有するカメラの改良にするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩フィルムに磁性体を塗布して
磁気記録部を形成し、カメラに搭載した磁気ヘッドを使
って前記磁気記録部に磁気情報を記録するシステムが開
発され、このシステムはAPS(Advanced Phato Syst
em)と呼ばれ、商品化されている。
【0003】上記APSカメラは、前述の磁気記録シス
テム以外に、以下の二つの大きな特徴を有している。
【0004】第1は、撮影画面サイズが135システム
の「24mm×36mm」に対し、APSカメラは「16.7mm
×30.2mm」と大幅に小型化されたことにより、該カメラ
も大幅に小型化することが可能となったことであり、第
2は、135システムでは、フィルムはフィルムカート
リッジに収納されているが、そのリーダー部は露出して
いたのに対し、APSカメラでは、リーダー部を含めて
フィルムのすべてを収納可能としたフィルムカートリッ
ジを使用するために、背面に大きく開く従来の様な裏蓋
が不要となり、フィルムカートリッジの装填,取出し用
の蓋部材が大幅に小型化できるようになったことであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
背景の下、カメラを徹底して小型化していくと、操作性
が悪化してしまうという問題点があった。特にレンズ交
換式の一眼レフカメラに於ては、特に問題となるところ
であった。
【0006】(発明の目的)本発明の第1の目的は、カ
メラの機能を損なうことなく、シャッタレリーズ釦や情
報設定ダイヤルの秀れた操作性を維持し、更には、外部
表示の視認性も良好に保ちながら、小型化を達成するこ
とのできるカメラを提供しようとするものである。
【0007】本発明の第2の目的は、APSシステムを
備えたものに好適なカメラを提供しようとするものであ
る。
【0008】本発明の第3の目的は、ペンタプリズムま
たはルーフペンタを有する為にシャッタレリーズ釦近傍
のスペースが狭くなり、小型化を妨げるといった構造の
ものに好適なカメラを提供しようとするものである。
【0009】本発明の第4の目的は、ポップアップ式ス
トロボを内蔵する為にシャッタレリーズ釦近傍のスペー
スが狭くなり、小型化を妨げるといった構造のものに好
適なカメラを提供しようとするものである。
【0010】本発明の第5の目的は、大型の交換レンズ
が装着されてもカメラの保持を確実行える様な形状のブ
リップ部を持つ為にシャッタレリーズ釦近傍のスペース
が狭くなり、小型化を妨げるといった構造のものに好適
なカメラを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、背面に、露出関連
情報を表示する情報表示部材を配置し、上面に、シャッ
タレリーズ釦と情報設定ダイヤルを設け、前記シャッタ
レリーズ釦と情報設定ダイヤルを略同軸に配置したカメ
ラとするものである。
【0012】上記構成においては、シャッタレリーズ釦
と情報設定ダイヤルを略同軸に配置することで、それぞ
れを操作性の良好な大型のものとしている。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、フィルムの磁気記録部へ磁気
情報を記録する記録手段を有したカメラとするものであ
る。
【0014】上記構成においては、磁気情報を記録可能
である他、小型化が容易であり、裏蓋を有さないといっ
た特徴を持つAPSシステムと組合せるカメラとするも
のである。
【0015】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、カメラ上面から見て略撮影光
軸上にペンタプリズム、またはルーフペンタを具備した
ファインダ光学系を有するカメラとするものである。
【0016】上記構成において、ペンタプリズム、また
はルーフペンタを具備したファインダ光学系を有するカ
メラ、つまり一眼レフカメラにあっては、カメラ上面中
央部が突出する為にシャッタレリーズ釦近傍のスペース
が狭くなるが、背面に露出関連情報を表示する情報表示
部材を配置し、上面にシャッタレリーズ釦と情報設定ダ
イヤルを略同軸に配置して、上記の欠点を防ぐ構成にし
ている。
【0017】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、カメラ上面から見て略撮影光
軸上にポップアップ式の内蔵ストロボ装置を有するカメ
ラとするものである。
【0018】上記構成において、カメラ上面にポップア
ップ式の内蔵ストロボ装置を有するカメラにあっては、
上面の中央部がストロボ装置のスペースとして専有され
るためにシャッタレリーズ釦近傍のスペースが狭くなる
が、背面に露出関連情報を表示する情報表示部材を配置
し、上面にシャッタレリーズ釦と情報設定ダイヤルを略
同軸に配置して、上記の欠点を防ぐ構成にしている。
【0019】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項5記載の本発明は、レンズ交換式のカメラとする
ものである。
【0020】上記構成において、交換レンズには大型の
レンズも存在する事から、コンパクト化したカメラに於
ては、グリップ部を前部へ大きく張り出させるとレンズ
とグリップの間に指が入らなくなる問題が発生する為
に、限りなくグリップ部を持たない形状に近いものが要
求される。そうすると、カメラ上面のシャッタレリーズ
釦のまわりのスペースが狭くなるが、背面に露出関連情
報を表示する情報表示部材を配置し、上面にシャッタレ
リーズ釦と情報設定ダイヤルを略同軸に配置すること
で、上記の欠点を防ぐ構成にしている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1〜図4は本発明の実施の一形態に係る
カメラの構成を示す図であり、詳しくは、図1はカメラ
の背面図、図2は図1のカメラの上面図、図3は図1の
カメラの中央断面図、図4はカメラのシャッタレリーズ
釦近傍の構成を示す図2のA−A断面図である。
【0023】まず、図1及び図2を用いてカメラの主要
部分の構成について説明する。1はカメラ本体(本実施
の形態のカメラの総称である)であり、この例ではAP
S対応のレンズ交換可能な一眼レフカメラを想定してい
る。また、APSのメリットを生かし、徹底した小型化
を実現したカメラであることを前提条件とする。小型化
技術に関する詳細な説明はここでは省略する。
【0024】2はカートリッジ室蓋であり、蓋開操作部
材3を図2の矢印方向に操作することにより開けること
ができ、このカートリッジ室蓋2の開状態において、A
PS対応のフィルムカートリッジが図2に於る紙面表側
から装填される。この構成からわかるように、135フ
ィルムを使用するカメラの様に背面に形成された裏蓋は
存在しない。
【0025】4はシャッタレリーズ釦、5はカメラのモ
ードに応じて変更可能な各種情報を回転方向に応じてア
ップ,ダウンさせるために使用される情報設定ダイヤル
である。6はグリップ部であるが、カメラ本体1は非常
に小型化されており、該グリップ部6も従来の大型グリ
ップと異なり、指掛りを確保する程度の小型グリップと
し、交換レンズ7として大型の交換レンズが装着された
際に、指が干渉することを回避している。
【0026】8は電池室であり、カメラ本体1の下面か
ら小型リチウム電池が直列に2個装填可能となってい
る。9は背面指掛け部であり、電池室8の膨出部により
形成されている。前記電池室8は、不図示のフィルム巻
取り室のまわりで背面へ膨出させることにより、カメラ
本体1のグリップ側側面寸法をより小型化することに寄
与している。
【0027】上述の様な小型化に伴い、シャッタレリー
ズ釦4と情報設定ダイヤル5をグリップ側の上面で、か
つ、同軸上に配置することにより、良好な操作性を確保
している。具体的には、小型カメラでありながら、撮影
者が右手でカメラ(グリップ部6及び背面指掛け部9
を)を保持した時、人指し指が無理無く移動できる位置
に大型のシャッタレリーズ釦と情報設定ダイヤルを設け
ることができる。具体的な構成については後述する。
【0028】10はモードダイヤルであり、6つのポジ
ションを有している。11は指標であり、モードダイヤ
ル10上の表示を指標11に合わせることによりモード
設定を行える。図1ではロックモードの状態を示してお
り、カメラを使用しないときに設定するモードである。
従って、この際にはどの操作部材を操作してもカメラは
動作しない。撮影を行うときは、“Pモード”,“TV
モード”,“AVモード”のどれかに設定する。
【0029】上記の“Pモード”はプログラムモードの
ことであり、シャッタ秒時,絞り値が自動的に決定さ
れ、適正露出が得られるモードである。“TVモード”
はシャッタ秒時優先モードのことであり、“AVモー
ド”とは、絞り値優先モードのことであり、それぞれの
撮影者のセット値に対応して適正露出が得られるように
制御される。なお、前記セット値は、各モードに応じて
上記の情報設定ダイヤル5を回転させると、回転方向に
対応してセット値情報がアップ,ダウンすることで設定
可能である。
【0030】また、“DATEモード”は、日付けに関
する情報セットを行うモードであり、撮影動作は禁止さ
れる。“IXモード”は、IX情報(フィルムの磁気記
録部に記録される各種の情報をいう)に関するセットを
行うモードであり、撮影動作は禁止される。APS対応
のフィルムカートリッジには磁性体を塗布した磁気記録
部を持つ銀塩フィルムが収納されており、本実施の形態
のカメラに於ては各撮影駒に対応してIX情報を磁気記
録する。
【0031】12はMODE釦である。13はSELE
CT釦であり、DATEモード,IXモードに於る情報
入力時のモード切換え用操作部材として使用される。こ
こに於ても日付けのセット等、情報のセット時は情報設
定ダイヤル5が使用される。14はフィルム巻戻し釦、
15は表示用LCDである。
【0032】前述した様にAPSカメラに於ては、13
5カメラのように背面に裏蓋を設ける必要が無いため、
図1に示す様に大型の表示用LCD15を設けることが
でき、非常に視認性の良い表示を実現することができ
る。この表示用LCD15には、“Pモード”、“TV
モード”、“AVモード”時に於るシャッタ秒時,絞り
値等の露出関連情報が表示され、更に“DATEモー
ド”、“IXモード”に於る各種設定情報も表示され
る。この様に大型表示が可能なので、露出関連情報の視
認性が良好なのと同時に、IX関連等多くの情報表示が
可能である。
【0033】以上説明したようにカメラ本体1は超小型
としながらも、カメラを保持した際のシャッタレリーズ
釦4の操作、情報設定ダイヤル5の操作は良好に保た
れ、かつ、情報設定ダイヤル5の操作時の設定情報表示
は背面に配置した大型の表示用LCD15に表示され、
視認性も良好に保たれるという構成を実現できる。
【0034】次に、図3も含めてその他の構成について
説明する。なお、図3は前述した様に図1のカメラの中
央断面図であるが、図面簡略化の為に本来的な詳細な構
成の断面図としては描いていないので、断面を示すハッ
チングは最小限にとどめている。
【0035】交換レンズ7内の撮影レンズ16から入射
した光はハーフミラー17に達し、ここで反射された光
はファインダへ、透過した光はAF系へ、それぞれ導か
れる。AF系へ導かれた光は、全反射ミラー18で反射
し、二次結像光学系を介してAF用センサ19へ導かれ
る。22は調光用センサであり、ストロボ使用時にフィ
ルム面反射光量を検知し、ストロボの発光量をコントロ
ールするものである。
【0036】シャッタレリーズ釦4の押込み後の撮影時
は、ハーフミラー17,全反射ミラー18が上昇し、フ
ォーカルプレーンシャッタ20が動作し、フィルム21
への露光動作が行われる。
【0037】次に、ファインダ系について説明する。2
3はピン板、24はファインダ内表示用LCD、25は
ペンタプリズム、26は接眼レンズ、27は接眼レンズ
枠、28は測光用センサである。
【0038】以上説明した図3で示される構成は、レン
ズ交換式のAF一眼レフカメラの基本構成そのものであ
るため、詳細な説明は省略する。
【0039】29はアクセサリーシューであり、外部ス
トロボ装置の取付け時に使用される。30はポップアッ
プ式ストロボ装置であり、ファインダ光軸上であり、か
つ、ペンタプリズム25の上部に配置されている。ポッ
プアップ式ストロボ装置30内には、発光部としてのキ
セノン管31,反射笠32,フレネルレンズ33を有
し、使用時にはポップアップする、つまり発光部が上昇
し、かつ前方を向く構成となっている。
【0040】図4はシャッタレリーズ釦4の近傍の構成
を示す断面図であり、図2に於るA−A断面を示してい
る。
【0041】34はカメラ本体1の上カバーであり、情
報設定ダイヤル5は嵌合部5a,34aで回転可能に取
付けられている。5bはローレット部、35は化粧リン
グである。シャッタレリーズ釦4は嵌合部4a,5cで
嵌合し、情報設定ダイヤル5に対し、摺動可能に保持さ
れている。嵌合部5a,34aと嵌合部4a,5cはほ
ぼ同軸となっている。シャッタレリーズ釦4は圧縮コイ
ルバネ36により上方へバネ付勢され、止め輪37によ
り抜け止めされている。
【0042】38はクリック板、39は信号基板であ
り、これらは位置決めボス5dにより位置決めされ、ビ
ス40により情報設定ダイヤル5に固着され、該情報設
定ダイヤル5の上カバー34に対する抜け止めを兼ねて
いる。41はクリックボール、42はクリックバネであ
り、クリック板38に作用し情報設定ダイヤル5のクリ
ック機構を形成している。43は信号接片であり、プラ
スチックで形成されたベース部43aにインサート成形
されており、信号基板39とその接点43bが接触し、
接続部43cがフレキンブルプリント基板44へ接続さ
れることにより、情報設定ダイヤル5の回転を検知す
る。45はカバー抜けであり、上カバー34ヘ、ビス4
6により固着されている。
【0043】47(SW1,SW2)はスイッチであ
り、フレキシブルプリント基板44を介してカバー板4
5に取り付けられている。シャッタレリーズ釦4が圧縮
コイルバネ36のバネ力に抗して押し下げられると、そ
の作用部4bが作用部47aを押し下げることにより動
作する。作用部47aが浅く押し下げられると、シャッ
タレリーズ釦4の第1ストロークが為された、つまり撮
影準備動作を開始させる為のスイッチSW1がオンした
ことになり、更に深く押し下げられると、シャッタレリ
ーズ釦4の第2ストロークが為された、つまり撮影動作
を開始させる為のスイッチSW2がオンしたことにな
る。これらSW1,SW2のオン信号はフレキシブルプ
リント基板44を介して後述するマイコンMPUに伝わ
り、該MPUによって前述した様に撮影準備動作(測
光,測距等の動作)及び撮影動作(露光動作)の制御が
行われる。
【0044】図5は上記構成のカメラの電気的構成の概
略を示すブロック図である。本実施の形態は操作部材の
レイアウトの詳細な構成を説明することに主眼をおいて
いる為、ここでは操作に伴う表示系の入出力の関係をわ
かり易くするための構成を主に示している。
【0045】図5において、48はカメラの各種の動作
を制御するマイコンであるところのMPUであり、図5
では、該MPU48の左側に入力信号を発生する部材を
示し、右側に出力信号により動作する部材を示してい
る。
【0046】まず、入力信号を発生する部材について説
明する。
【0047】シャッタレリーズ釦4が押し込まれると、
前述した様にスイッチ47が作動し、その第1ストロー
クでスイッチSW1が、第2ストロークでスイッチSW
2が、それぞれオンし、これらのオン信号がMPU48
に入力される。情報設定ダイヤル5の回転操作が為され
ると、信号基板39と信号接片43の作用によりパルス
1,パルス2が連続的に発生し入力され、MPU48は
入力されるパルスの信号パターンにより回転方向を判別
する。
【0048】モードダイヤル10が操作されると3ビッ
トの信号がMPU48に入力され、該MPU48は図1
に示す6つの停止ポジションの何れかを特定する。MO
DE釦12,SELECT釦13,フィルム巻戻し釦1
4の押圧操作が為されると、それぞれオン信号が発生
し、MPU48に入力される。カートリッジ室蓋スイッ
チ49はカートリッジ室蓋2の開閉を、カートリッジ検
知スイッチ50はフィルムカートリッジ有無を、それぞ
れ検知するためのスイッチであり、それぞれの検知信号
がMPU48に入力される。フォトリフレクタ51はフ
ィルム給送時にフィルムに設けられたパーフォレーショ
ンを検知するものであり、この検知信号が入力される
と、MPU48はフィルムの移動の検知及び撮影画面位
置の割出しを行うことになる。
【0049】次に、出力側の部材について説明する。
【0050】52はシャッタレリーズ装置であり、フォ
ーカルプレーンシャッタ20を駆動し、フィルムへの露
光を行う。同時にハーフミラー17,全反射ミラー20
の撮影光束領域からの退避動作も行うが、詳細なメカニ
ズムの説明は省略する。表示用LCD15,ファインダ
表示用LCD24は情報設定ダイヤル5の操作に連動し
て、シャッタ秒時,絞り値等の情報をリアルタイムで表
示する等、各種情報表示を行う。53はフィルム給送用
モータであり、正転でフィルム巻上げ、逆転でフィルム
巻戻しを行う。54は磁気記録ヘッドであり、フィルム
のベース面側の磁性体を塗布して形成された磁気記録部
に接触可能に配置されており、撮影直後のフィルム巻上
げ中に撮影駒に対応した撮影データを前記磁気記録部に
磁気情報として記録するものである。
【0051】上記の実施の形態によれば、大型グリップ
を有さないカメラにおいても、その操作性を損なうこと
なく大型のシャッタレリーズ釦,情報設定ダイヤル5の
配置が可能であり、更に露出関連情報を表示する情報表
示部材は背面としたことにより、大型化することができ
るため、シャッタ秒時,絞り値等の数値表示の視認性の
低下の心配もなく、徹底したカメラの小型化と良好な操
作性を両立させるという課題を解決できるという大きな
効果がある。
【0052】また、APSの特徴である、小型であり、
かつ、裏蓋を有しないという特徴のカメラに対し、最適
な構成となる。
【0053】さらに、小型であり、更にカメラ上面の中
央部に突出部があるという厳しい条件であっても、上記
の構成によれば、小型化と操作性の両立をさせることが
できる。
【0054】更に、大型の交換レンズを装着しても、指
が交換レンズと干渉しないような小型グリップのカメラ
に対しても、上記の構成は十分に対応可能であるという
大きな効果がある。
【0055】(変形例)上記実施の形態では、ペンタプ
リズムを有するファインダ光学系を示しているが、プリ
ズムでは無く、ボックス内を中空にして全反射ミラーの
内壁で撮影光束を反射べく形成された光学系であるとこ
ろの中空ペンタ(ルーフペンタ)であっても、同様の効
果を得ることができるものである。なお、中空ペンタと
は、プリズムでは無く、ボックス内を中空にして全反射
ミラーの内壁で反射する反射することにより形成された
光学系をいう。
【0056】また、本発明は、一眼レフカメラに適用し
た例を述べているが、レンズシャッタカメラやその他の
形態のカメラにも適用可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラの機能を損なうことなく、シャッタレリーズ釦や
情報設定ダイヤルの秀れた操作性を維持し、更には、外
部表示の視認性も良好に保ちながら、小型化を達成する
ことができるカメラを提供できるものである。
【0058】また、本発明によれば、APSシステムを
備えたものに好適なカメラを提供できるものである。
【0059】また、本発明によれば、ペンタプリズムま
たはルーフペンタを有する為にシャッタレリーズ釦近傍
のスペースが狭くなり、小型化を妨げるといった構造の
ものに好適なカメラを提供できるものである。
【0060】また、本発明によれば、ポップアップ式ス
トロボを内蔵する為にシャッタレリーズ釦近傍のスペー
スが狭くなり、小型化を妨げるといった構造のものに好
適なカメラを提供できるものである。
【0061】また、本発明によれば、大型の交換レンズ
が装着されてもカメラの保持を確実行える様な形状のブ
リップ部を持つ為にシャッタレリーズ釦近傍のスペース
が狭くなり、小型化を妨げるといった構造のものに好適
なカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラの背面図で
ある。
【図2】図1のカメラの上面図である。
【図3】図1のカメラの中央断面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係るカメラの電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 カートリッジ室蓋 4 シャッタレリーズ釦 5 情報設定ダイヤル 6 グリップ部 7 交換レンズ 10 モードダイヤル 15 表示用LCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 17/18 G03B 17/18 A 17/24 17/24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面に、露出関連情報を表示する情報表
    示部材を配置し、上面に、シャッタレリーズ釦と情報設
    定ダイヤルを設け、前記シャッタレリーズ釦と情報設定
    ダイヤルを略同軸に配置したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 フィルムの磁気記録部へ磁気情報を記録
    する記録手段を有したことを特徴とする請求項1記載の
    カメラ。
  3. 【請求項3】 カメラ上面から見て略撮影光軸上にペン
    タプリズム、または中空ペンタを具備したファインダ光
    学系を有することを特徴とする請求項1又は2記載のカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 カメラ上面から見て略撮影光軸上にポッ
    プアップ式の内蔵ストロボ装置を有することを特徴とす
    る請求項1,2又は3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 レンズ交換式であることを特徴とする請
    求項1,2,3又は4記載のカメラ。
JP10034221A 1998-01-30 1998-01-30 カメラ Pending JPH11218812A (ja)

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