JP2000352889A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000352889A
JP2000352889A JP11165146A JP16514699A JP2000352889A JP 2000352889 A JP2000352889 A JP 2000352889A JP 11165146 A JP11165146 A JP 11165146A JP 16514699 A JP16514699 A JP 16514699A JP 2000352889 A JP2000352889 A JP 2000352889A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離隔した一対の定着ロールの間にエアを流し
て、記録シートを前記一対の定着ロールの間の圧接領域
(定着領域)へ確実に搬送すること。 【解決手段】 互いに圧接する圧接位置と離隔する離隔
位置との間で移動可能で前記圧接により定着領域が形成
される一対の定着ロールFh1,Fh2と定着ロールFh2を
移動させる定着ロール移動装置とを有する定着装置F
と、定着領域上流側のエアを前記離隔した各ロールFh
1,Fh2の間から定着領域下流側にエア流れさせるエア
フロー形成部材21と、ロール離隔位置保持領域を記録
シートSの前端が搬送されているときに定着ロール移動
装置を作動させて前記定着ロールFh2を前記離隔位置に
保持する定着ロール移動装置制御手段と、エアフロー形
成部材作動領域を前記記録シートSの前端が搬送されて
いるときにエアフロー形成部材21を作動させるエアフ
ロー形成部材制御手段とから構成される画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、プ
リンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、転写領
域において記録シートに転写された未定着トナー像が他
の部材との接触により乱されないようにするため、前記
記録シートの転写領域から定着領域へ、エアフローによ
りガイドするように構成した画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】未定着トナー像が転写された記録シート
をエアフローによりガイドして定着領域に搬送する技術
としては、従来、下記の技術(J01),(J02)が知ら
れている。 (J01)(特開平7−72682号公報記載の技術) この公報には、エアで両面にトナー像が転写された記録
シートを浮上させた状態で一対の定着ロールの圧接領域
(定着領域)に搬送する技術が記載されている。 (J02)(実開平4−53268号公報記載の技術) この公報記載の技術は、両面コピーの場合、感光体ドラ
ム上に形成された1面目のトナー像を、一旦、転写ベル
トに転写した後、前記感光体ドラム上に2面目のトナー
像を形成する。前記転写ベルト表面と前記感光体ドラム
表面とが接触する領域に記録シートを通過させ、同じタ
イミングで移動してくる前記転写ベルト上の1面目のト
ナー像と前記感光体ドラム上の2面目のトナー像とを前
記記録シートの両面に同時に転写する。前記トナー像が
転写された記録シートの前記両面へ、エアを吹き付けて
前記記録シートを未接触の状態で一対の定着ロールの圧
接領域(定着領域)へ搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(前記従来技術(J0
1)の問題点)前記従来技術(J01)では、前記記録シ
ートを浮上させた状態で前記記録シートを前記定着領域
に確実に突入させようとしている。しかし、前記従来技
術(J01)では、前記定着領域において前記一対の定着
ロールが常に圧接しているので、前記記録シートを前記
定着領域に突入させるためのエアは前記定着領域(ロー
ルの圧接領域)の上流側から下流側へ流れない。このた
め、前記定着領域上流側に近接する位置のエアの流れの
方向が安定せず、前記定着領域に突入させるときの記録
シートの姿勢がコントロールし難くい。そのため、前記
定着領域への突入時、記録シートが周辺の部材に接触し
て未定着トナー像が乱れたり、定着領域への記録シート
の突入姿勢が悪く定着時に紙しわが発生してしまうとい
う問題がある。
【0004】(前記従来技術(J02)の問題点)また、
前記従来技術(J02)においては、前記記録シートの裏
表両方向からエアを吹き付けて、前記記録シートを前記
定着領域に確実に突入させようとしている。しかし、前
記定着領域では前記一対の定着ロールが常に圧接してい
るので、前記定着領域へ記録シートを搬送するためのエ
アは前記定着領域の上流側から下流側へ流れず、前記定
着領域上流側に近接する位置のエアの流れの方向が安定
しない。特に、前記記録シートが温度、湿度、紙種類等
の各種条件によって前記転写ベルトから剥離する姿勢に
変化があった場合には、前記定着領域に記録シートを正
確に搬送し難くなる。
【0005】本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01)
の記載内容を課題とする。 (O01)転写領域において未定着トナー像が転写された
記録シートをエアフローでガイドしながら定着領域(一
対の定着ロールの圧接領域)に搬送する際、定着領域へ
確実に且つ未定着トナー像を他の部品に接触させずに搬
送すること。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0007】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の画像形成装置は次の要件(A01)〜(A06)を備
えたことを特徴とする、(A01)記録シート(S)を、
シート転写領域(Q4)、および定着領域(Q5)に順次
搬送するシート搬送装置(SH)、(A02)前記シート
転写領域(Q4)を通過する記録シート(S)にトナー
像形成装置(B1+B2+V)により形成されたトナー像
を転写するシート転写装置(T2)、(A03)一対の定
着ロール(Fh1,Fh2)が互いに圧接する圧接位置と互
いに離隔する離隔位置との間で移動するとともに前記圧
接位置では前記一対の定着ロール(Fh1,Fh2)の圧接
領域(Q5)により形成される前記定着領域(Q5)を通
過する記録シート(S)の未定着トナー像を定着する前
記一対の定着ロール(Fh1,Fh2)と、前記一対の定着
ロール(Fh2)を前記圧接位置と前記離隔位置との間で
移動させる定着ロール移動装置(FM+Df+Mf)とを
有する定着装置(F)、(A04)前記定着領域(Q5)
の上流側のエアを前記離隔した一対の定着ロール(Fh
1,Fh2)の間から前記定着領域(Q5)下流側に流れさ
せるエアフロー形成部材(21)、(A05)前記定着領
域(Q5)の上流側に隣接した定着ロール離隔終了位置
(P2)の上流側に設定したロール離隔位置保持領域
(S1)を前記記録シート(S)の前端が搬送されてい
るときに前記定着ロール移動装置(FM+Df+Mf)を
作動させて前記一対の定着ロール(Fh2)を前記離隔位
置に保持する定着ロール移動装置制御手段(C1)、
(A06)前記定着領域(Q5)の上流側に隣接したエア
フロー形成終了位置(P2)の上流側に設定したエアフ
ロー形成部材作動領域(S2)を前記記録シート(S)
の前端が搬送されているときに前記エアフロー形成部材
(21)を作動させるエアフロー形成部材制御手段(C
2)。
【0008】前記本発明の画像形成装置において、前記
「定着ロール離隔終了位置(P2)」と前記「エアフロ
ー形成終了位置(P2)」とは同じ位置または異なる位
置に設定することが可能である。
【0009】(本発明の作用)前述の特徴を備えた本発
明の画像形成装置では、シート搬送装置(SH)は、記
録シート(S)を、シート転写領域(Q4)、および定
着領域(Q5)に順次搬送する。トナー像形成装置(B1
+B2+V)はトナー像を形成し、シート転写装置(T
2)は、前記シート転写領域(Q4)を通過する記録シー
ト(S)に前記トナー像を転写する。定着装置(F)
は、一対の定着ロール(Fh1,Fh2)と定着ロール移動
装置(FM+Df+Mf)とを有し、前記定着ロール移動
装置(FM+Df+Mf)は、前記一対の定着ロール(F
h1,Fh2)を圧接位置と離隔位置との間で移動させる。
前記圧接位置では、前記一対の定着ロール(Fh2)が互
いに圧接する。前記離隔位置では、前記一対の定着ロー
ル(Fh2)が互いに離隔する。
【0010】前記定着領域(Q5)の上流側に隣接した
定着ロール離隔終了位置(P2)から上流側にロール離
隔位置保持領域(S1)が設定され、定着ロール移動装
置制御手段(C1)は、前記ロール離隔位置保持領域
(S1)を前記記録シート(S)の前端が搬送されてい
るときに前記定着ロール移動装置(FM+Df+Mf)を
作動させて前記一方の定着ロール(Fh2)を前記離隔位
置に保持する。
【0011】また、前記定着領域(Q5)の上流側に隣
接したエアフロー形成位置(P2)から上流側にエアフ
ロー形成部材作動領域(S2)が設定され、エアフロー
制御手段(C2)は、前記エアフロー形成部材作動領域
(S2)を前記未定着トナー像が転写された記録シート
(S)の前端が搬送されているときにエアフロー形成部
材(21)を作動させる。エアフロー形成部材(21)
は、前記定着領域(Q5)の上流側のエアを前記離隔し
た一対の定着ロール(Fh1,Fh2)の間から前記定着領
域下流側に流れさせる。このため、前記定着領域上流側
から移動してきた記録シート(S)は、前記離隔した一
対の定着ロール(Fh1,Fh2)の間に導かれ前記圧接領
域(定着領域(Q5))の位置へ確実に移動させること
ができる。また、前記記録シート(S)が前記一対の定
着ロール(Fh1,Fh2)の間に到達する前(定着ロール
離隔終了位置(P2)に到達したとき)に前記一対の定
着ロール(Fh2)を前記圧接位置に移動させると、記録
シート(S)は一対の定着ロール(Fh1,Fh2)の圧接
領域、すなわち前記定着領域(Q5)を通過し、前記記
録シート(S)の未定着トナー像は、定着される。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の画像形
成装置の実施の形態1は、前記本発明において次の要件
(A07)〜(A09)を備えたことを特徴とする、(A0
7)第1トナー像担持体(B1)および第2トナー像担持
体(B2)と、前記第1、第2トナー像担持体(B1,B
2)の表面にトナー像を形成するトナー像形成部材
(V)とを有する前記トナー像形成装置(B1+B2+
V)、(A08)前記記録シート(S)を、前記第1トナ
ー像担持体表面および第2トナー像担持体表面が互いに
接触して形成される前記シート転写領域(Q4)に搬送
する前記シート搬送装置(SH)、(A09)前記シート
転写領域(Q4)を通過する記録シート両面に前記第1
トナー像担持体表面および第2トナー像担持体(B2)
表面のトナー像を同時に転写するシート両面同時転写装
置(T2)により構成された前記シート転写装置(T
2)。
【0013】(実施の形態1の作用)前述の構成を備え
た本発明の画像形成装置の実施の形態1では、トナー像
形成装置(B1+B2+V)は、第1トナー像担持体(B
1)および第2トナー像担持体(B2)と、トナー像形成
部材(V)とを有し、前記トナー像形成部材(V)は、
前記第1、第2トナー像担持体(B1,B2)の表面にト
ナー像を形成する。シート搬送装置(SH)は、前記記
録シート(S)を、前記第1トナー像担持体表面および
第2トナー像担持体表面が互いに接触して形成される前
記シート転写領域(Q4)に搬送する。シート転写装置
(T2)を構成するシート両面同時転写装置(T2)は、
前記シート転写領域(Q4)を通過する記録シート両面
に前記第1トナー像担持体表面および第2トナー像担持
体表面のトナー像を同時に転写する。
【0014】前記定着ロール移動装置制御手段(C1)
は、前記両面にトナー像が転写された記録シート(S)
の前端が前記ロール離隔位置保持領域(S1)を搬送さ
れているときに前記定着ロール移動装置(FM+Df+
Mf)を作動させて前記一方の定着ロール(Fh2)を前
記離隔位置に保持する。前記エアフロー形成部材制御手
段(C1)は、前記両面にトナー像が転写された記録シ
ート(S)の前端が前記エアフロー形成部材作動領域
(S2)を搬送されているときに前記エアフロー形成部
材(21)を作動させる。前記エアフロー形成部材(2
1)は、前記定着領域(Q5)の上流側のエアを前記離
隔した一対の定着ロール(Fh1,Fh2)の間から前記定
着領域下流側に流れさせる。したがって、記録シート両
面にトナー像を同時に転写する構成の画像形成装置にお
いても、前記一対の定着ロール(Fh1,Fh2)の間の前
記エアフローの形成により前記記録シート(S)を前記
一対の定着ロール(Fh1,Fh2)の間の圧接領域である
定着領域(Q5)へ移動させることができる。
【0015】(実施の形態2)本発明の画像形成装置の
実施の形態2は、前記本発明または前記実施の形態1に
おいて次の要件(A010)を備えたことを特徴とする、
(A010)前記定着領域下流側から吸引したエアを、前
記定着領域上流側の記録シート(S)に吹き付けて、前
記記録シート(S)の位置を制御する定着領域上流側シ
ート位置制御用ダクト(32,32;33)。
【0016】(実施の形態2の作用)前述の構成を備え
た本発明の画像形成装置の実施の形態2では、定着領域
上流側シート位置制御用ダクト(32,32;33)
は、前記定着領域下流側から吸引したエアを、前記定着
領域上流側の記録シート(S)に吹き付けて、前記記録
シート(S)の位置を制御する。したがって、前記記録
シート(S)の位置を制御して前記記録シート(S)を
前記定着領域(Q5)に突入させることができる。ま
た、前記定着領域上流側の記録シート(S)に吹き付け
たエアは前記定着領域下流側に流れるので、記記録シー
ト(S)を前記定着領域(Q5)へ、より確実に搬送す
ることができる。また、この実施の形態2では、前記記
録シート(S)の位置を制御しているので、前記定着領
域(Q5)上流側の記録シート(S)の搬送方向を水平
方向または上下方向等どのような方向に設定しても前記
記録シート(S)を姿勢良く前記定着領域(Q5)に突
入させることができる。
【0017】(実施の形態3)本発明の画像形成装置の
実施の形態3は、前記本発明または実施の形態1もしく
は2において次の要件(A011)を備えたことを特徴と
する、(A011)前記定着領域上流側から搬送されてき
た前記記録シート(S)を前記定着領域(Q5)へガイ
ドするようにエアフローをガイドする定着領域上流側ガ
イド部材(31,31)。
【0018】(実施の形態3の作用)前述の構成を備え
た本発明の画像形成装置の実施の形態3では、定着領域
上流側ガイド部材(31,31)は、エアフローをガイ
ドすることにより前記定着領域上流側から搬送されてき
た前記記録シート(S)を前記定着領域(Q5)へガイ
ドする。このため、前記記録シート(S)を前記定着領
域(Q5)へ確実に搬送させることができる。
【0019】(実施例)次に図面を参照しながら、本発
明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、以
後の説明の理解を容易にするために、図面において、前
後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ
軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す
方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左
方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上
側、下側とする。また、図中、「○」の中に「・」が記
載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、
「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏
に向かう矢印を意味するものとする。
【0020】図1は本発明の画像形成装置の実施例1の
正断面図である。図1において、画像形成装置Uは、自
動原稿搬送装置U1とこれを支持するプラテンガラスP
Gを有する画像形成装置本体(複写機)U2とを備えて
いる。前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする
複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1
と、原稿給紙トレイTG1から前記プラテンガラスPG
上の複写位置(原稿読取位置)を通過して搬送される原
稿Giが排出される原稿排紙トレイTG2とを有してい
る。画像形成装置本体U2上面の透明なプラテンガラス
PGの下方に配置された原稿読取装置としてのIIT
は、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置された露光
系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光
光学系Aを有している。前記露光光学系Aは、その移動
および停止が露光系レジセンサSpの検出信号により制
御され、常時はホーム位置に停止している。
【0021】前記自動原稿搬送装置(オートドキュメン
トフィーダ)U1を使用して複写を行うADFモード場
合で原稿Giの片面を複写する場合、前記原稿給紙トレ
イTG1の原稿Giは原稿ピックアップロールRG1によ
り取り出された後、原稿フィードロールRG2,原稿テ
イクアウェイロールRG3により、前記複写位置に配置
されているプラテンロールRG4へと搬送される。前記
複写位置では各原稿Giは、ホーム位置に停止した状態
の前記露光光学系Aにより露光された後、原稿排紙ロー
ルRG5により前記原稿排紙トレイTG2へ排紙される。
前記自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ)
U1を使用して複写を行うADFモードの場合で原稿Gi
の両面を複写する場合、前記複写位置で1面目が露光さ
れた原稿Giは、前記原稿排紙ロールRG5の位置まで搬
送されると、前記原稿排紙ロールRG5、プラテンロー
ルRG4、原稿テイクアウェイロールRG3が逆回転し
て、原稿反転路SGrへ搬送され、反転される。前記反
転された原稿Giは、前記複写位置へ搬送され正回転し
たプラテンロールRG4および原稿排紙ロールRG5によ
り前記原稿排紙トレイTG2へ排紙される。
【0022】原稿Giを作業者が手でプラテンガラスP
G上に置いて複写を行うプラテンモードの場合、露光光
学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原稿を露
光走査する。その間、露光された前記原稿Giからの反
射光は、前記露光光学系Aを通ってCCD(固体撮像素
子)上に収束される。前記CCDは、その撮像面上に収
束された原稿反射光をR(赤)、G(緑)、B(青)の
電気信号に変換する。
【0023】IPS(イメージプロセッシングシステ
ム)は、前記CCDから入力される前記RGBの電気信
号をK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C
(シアン)の画像データに変換して一時的に記憶し、前
記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像デ
ータとして各レーザ駆動回路DL(図4参照)に出力す
る。なお、原稿画像がモノクロの場合はK(黒)のみの
画像データがレーザ駆動回路DLに入力される。
【0024】図1において、前記画像形成装置本体U2
の左右には記録シートSの1面目のトナー像を形成する
第1画像形成部U2aと、記録シートSの2面目のトナー
像を形成する第2画像形成部U2bと、給紙トレイTR
1,TR2と、前記給紙トレイTR1,TR2に収容された
記録シートSを前記第1画像形成部U2aおよび第2画像
形成部U2bのトナー像転写領域へ搬送し、前記記録シー
トSに2次転写されたトナー像を定着するシート搬送・
定着部U2cとが設けられている。前記第1画像形成部U
2aのレーザ駆動回路DL(図4参照)は、入力された画
像データに応じたレーザ駆動信号を所定のタイミング
で、潜像書込装置ROSの各色の潜像書込用レーザダイ
オード(図示せず)に出力する。潜像書込装置ROSの
前記図示しない各レーザダイオードから出射したY,
M,C,Kのレーザ光Ly,Lm,Lc,Lkはそれぞれ、
回転する円筒状の感光体PRy,PRm,PRc,PRkに
入射する。
【0025】各感光体PRy,PRm,PRc,PRkはそ
れぞれの帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkにより一様
に帯電された後、画像書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1k
において、前記レーザ光Ly,Lm,Lc,Lkによりその
表面に静電潜像が形成される。前記感光体PRy,PR
m,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2
m,Q2c,Q2kにおいて現像器Gy,Gm,Gc,Gkによ
りトナー像に現像される。なお、この実施例では、前記
現像器Gy,Gm,Gc,Gkに収容されているトナーは、
負帯電トナーを用いている。現像されたトナー像は、第
1中間転写ベルト(第1トナー像担持体)B1に接触す
る1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて第1
中間転写ベルトB1の裏面側に配置された1次転写ロー
ルT1y,T1m,T1c,T1kには、コントローラC(図4
参照)により制御される電源回路E(図4参照)から所
定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の1次転写
電圧が印加される。前記各感光体PRy〜PRk上のトナ
ー像は前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kによ
り第1中間転写ベルトB1に1次転写される。1次転写
後の感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留トナ
ーは、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkで除去さ
れる。なお、前記符号ROS,CRy〜CRk,T1y〜T1
k,Gy〜Gkで示された構成要素から第1画像形成部U2
aのトナー像形成部材Vが構成される。
【0026】前記感光体PRy〜PRk上方には、ベルト
モジュール(上下移動部材)BMが配置されている。前
記ベルトモジュールBMは、前記第1中間転写ベルトB
1と、テンションロールRt、ウォーキングロールRw、
アイドラロール(フリーロール)Rfおよび駆動ロール
兼用のバックアップロールT2aを含むベルト支持ロール
(Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写ロールT1
y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記第
1中間転写ベルトB1は前記ベルト支持ロール(Rt,R
w,Rf,T2a)により回転移動可能に支持されている。
【0027】前記第1中間転写ベルトB1は、ポリイミ
ド、アクリル、塩化ビニール、ポリエステル、ポリカー
ボネイト、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の
樹脂または各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤
を適当量含有させて、その体積抵抗率が109〜1014
Ω・cmとなるように形成され、その厚みは例えば0.
08mmに設定されている。
【0028】前記バックアップロールT2aにはコンタク
トロールT2bが当接している。本実施例では、例えば、
前記バックアップロールT2aには、金属シャフトに絶縁
性EPDMゴムを被覆すると共に、その表面に導電性E
PDMゴムの薄層を被覆し、その表面抵抗を109Ω/
cm2としたものを使用した。また、コンタクトロール
T2bには金属シャフトを使用した。また、前記ベルトモ
ジュールBMの上方にはY(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(黒)の各現像剤を収容する現
像剤カセットKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各
現像剤カセットKy,Km,Kc,Kkに収容された現像剤
は、前記現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応
じて、図示しない現像剤補給路から前記各現像器Gy,
Gm,Gc,Gkに補給される。
【0029】前記第2画像形成部U2bにも前記第1画像
形成部U2aの各部品と同一の部品が配置されており、以
下の説明および図面において、前記第1画像形成部U2a
の部品と同一の前記第2画像形成部U2bの部品には、前
記第1画像形成部U2aの部品と同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。前記第2画像形成部U2bでは、第2
中間転写ベルト(第2トナー像担持体)B2、前記第2
中間転写ベルトB2表面にトナー像を形成するトナー像
形成部材V等が配置されている。前記第1中間転写ベル
トB1と前記第1画像形成部U2aのトナー像形成部材V
と第2中間転写ベルトB2と前記第2画像形成部U2bの
トナー像形成部材Vとからトナー像形成装置(B1+B2
+V)が構成される。
【0030】前記第2画像形成部U2bの第2中間転写ベ
ルトB2の内側(裏面側)には、2次転写ロールT2cが
配置されており、この実施例では前記2次転写ロールT
2cは、金属シャフトに対しEPDMゴムにカーボンブラ
ックを分散させたものを被覆し、その表面抵抗を105
Ω/cm2としたものを用いた。前記第2中間転写ベル
トB2の2次転写ロールT2cが接触している部分の表面
と、前記第1中間転写ベルトB1の前記バックアップロ
ールT2aが接触している部分の表面とが接触して2次転
写領域(シート転写領域)Q4が形成される。なお、前
記各ロールT2a,T2b,T2cにより2次転写器(シート
両面同時転写装置)T2が構成されている。
【0031】前記第1画像形成部U2aの1次転写領域Q
3y,Q3m,Q3c,Q3kで1次転写ロールT1y,T1m,T
1c,T1kにより第1中間転写ベルトB1上に順次重ねて
転写されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4に
搬送される。また、前記第2中間転写ベルトB2上に1
次転写されたカラートナー像は、前記1次転写領域Q3
y,Q3m,Q3c,Q3kのベルト移動方向下流側に配置さ
れている第2画像形成部U2bの極性反転コロトロンCB
により極性が反転されて、前記第1中間転写ベルトB1
上のカラートナー像と同じタイミングで2次転写領域Q
4に搬送される。前記2次転写ロールT2cはアースさ
れ、前記バックアップロールT2aには、前記コンタクト
ロールT2bを介して前記コントローラC(図4参照)に
より制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナ
ーの帯電極性(負)と同極性の2次転写電圧が印加され
る。この実施例では、前記1次転写ロールT1y,T1m,
T1c,T1kにはY(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン),K(黒)の転写毎に夫々直流電流+10μ
Aを印加し、前記極性反転コロントロンCBには+30
0μA、グリッド電圧500Vを、前記バックアップロ
ールT2aに当接するコンタクトロールT2bに直流電圧−
2KVを印加する。
【0032】なお、前記バックアップロールT2aおよび
2次転写ロールT2cとしては共に導電性のものを用いて
も転写可能であるが、小サイズの記録シートに転写する
場合、第1、第2中間転写ベルトB1,B2が直接接触す
ると、バックアップロールT2a、2次転写ロールT2c間
に過大な電流が流れてしまい、十分な転写電界を形成で
きずに転写不良が発生したり、前記各中間転写ベルトB
1,B2を損傷しやすいので、少なくともバイアスを印加
するロールは導電性ロールを半導体性あるいは絶縁性の
もので被覆したものを用いるのが好ましい。
【0033】前記第1、第2画像形成部U2a,U2bのR
OSの下方には、給紙トレイTR1,TR2が配置されて
いる。前記給紙トレイTR1,TR2に収容されている各
記録シートSは、ピックアップロールRpにより取り出
され、さばきロールRsにより1枚ずつ分離されてから
レジロールRrに送られる。レジロールRrは、前記第
1、第2中間転写ベルトB1,B2上に形成されたカラー
トナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミン
グを合わせて、前記記録シートSを2次転写領域Q4に
搬送する。前記各中間転写ベルトB1,B2上のカラート
ナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2
次転写器T2により前記記録シートSの両面に同時に転
写される。2次転写後の前記各中間転写ベルトB1,B2
は、第1、第2画像形成部U2a,U2bのベルトクリーナ
CLbによりクリーニングされる。前記トナー像が2次転
写された記録シートSは、前記2次転写領域Q4下流側
の定着領域上流側搬送路SH1を経て定着装置Fに搬送
される。前記符号Rp,Rs,Rr,SH1で示される構成
要素からシート搬送装置SHが構成される。
【0034】(定着装置および吸引装置)図2は本発明
の実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。図
3は本発明の実施例1の画像形成装置に使用される定着
装置の可動加熱ロールの位置を移動させる定着ロール駆
動装置を構成する定着ロール移動部材の説明図で、図3
Aは前記可動加熱ロールが前記定着装置の固定加熱ロー
ルに圧接する圧接位置に移動したときの状態を示す図、
図3Bは前記可動加熱ロールが前記固定加熱ロールから
離隔する離隔位置に移動したときの状態を示す図であ
る。前記図1、図2において、前記定着装置Fは、中心
部にヒータ(図示せず)を内蔵している固定加熱ロール
Fh1および可動加熱ロールFh2と、前記固定加熱ロール
Fh1、可動加熱ロールFh2を覆うカバー11とを有して
おり、前記カバー11により前記各ロールFh1,Fh2の
ヒータの熱がカバー11の外側の前記画像形成装置U内
部の部品へ悪影響を与えないようなっている。なお、前
記固定加熱ロールFh1と可動加熱ロールFh2とから一対
の定着ロール(Fh1,Fh2)が構成される。
【0035】前記固定加熱ロールFh1および可動加熱ロ
ールFhの材質としては、例えば、SUS等の金属チュ
ーブの表面に耐熱ゴム層を形成したものが用いられてい
る。また、ヒータとしては、例えば600Wのものが用
いられ、前記各ロールFh1,Fh2の表面が約160℃に
加熱されるようになっている。図2において、前記固定
加熱ロールFh1は、前記カバー11内で所定の位置に回
転可能に支持されている。
【0036】また、図2において前記固定加熱ロールF
h1に対向する位置には、ガイド部材12が画像形成装置
本体フレーム(図示せず)に固定されており、前記ガイ
ド部材12によりスライド部材13が、前記固定加熱ロ
ールFh1に向かってスライド可能に支持されている。前
記スライド部材13の軸支持部13aにはべアリング1
4を介して前記可動加熱ロールFh2の軸16が支持され
ている。前記軸16は、前記軸支持部13aに収容され
ている圧縮バネ17により、前記固定加熱ロールFh2に
接近する方向に付勢されている。前記スライド部材13
の前記軸支持部13aの反対側の部分(前記固定加熱ロ
ールFh1と対向する部分と反対側の部分)には、バネ連
結部13b,13bおよびカム当接面13cとが設けられ
ている。前記バネ連結部13b,13bには、引張りバネ
18,18の一端が連結されており、前記引張りバネ1
8,18の他端は、前記ガイド部材12に連結されてい
る。前記カム当接面13cには、偏心カム19が当接し
ており、前記偏心カム19は、加熱ロール移動用モータ
Mf(図4参照)により回転駆動される。なお、前記符
号12,13,17〜19で示された構成要素から実施
例1の定着ロール移動部材FMが構成される。
【0037】前記偏心カム19が、図3Aに示す位置で
は、前記スライド部材13は、前記固定加熱ロールFh1
に接近し、前記可動加熱ロールFh2が、前記固定加熱ロ
ールFh1に圧接される(圧接位置)。前記可動加熱ロー
ルFh2および固定加熱ロールFh1の圧接領域により定着
領域Q5が形成され、前記定着領域Q5を通過する前記記
録シートSの両面の未定着トナー像が定着される。前記
偏心カム19が、図3Aに示す位置から図3Bに示す位
置に回転すると、前記スライド部材13は、前記固定加
熱ロールFh2から離れる方向に移動して、前記スライド
部材13に支持される可動加熱ロールFh2が前記固定加
熱ロールFh1から離隔する(離隔位置)。なお、図2に
示すように、この実施例1では、前記2次転写領域Q4
の下流側に隣接した位置であるロール離隔およびエアフ
ロー形成開始位置(定着ロール離隔開始位置およびエア
フロー形成開始位置)をP1とし、前記定着領域Q5の上
流側に隣接した位置であるロール圧接およびエアフロー
形成終了位置(定着ロール離隔終了位置およびエアフロ
ー形成終了位置)をP2とした場合、前記ロール離隔お
よびエアフロー形成開始位置P1とロール圧接およびエ
アフロー形成終了位置P2との間にロール離隔位置保持
領域S1および吸引ファン作動領域(エアフロー形成部
材作動領域)S2が前記定着領域上流側搬送路SH1上に
設定されている。
【0038】図1、図2において、前記定着領域Q5の
下流側には、吸引ファン(エアフロー形成部材)21が
配置されており、前記吸引ファン21は、ファン駆動モ
ータMv(図4参照)により回転駆動される。前記吸引
ファン21は、前記可動加熱ロールFh2が前記離隔位置
に移動しているときの前記可動加熱ロールFh2と前記固
定加熱ロールFh1との間から前記定着領域Q5の上流側
のエアを前記定着領域Q5下流側に吸引して、エアの流
れを形成する。図1、図2において、前記定着領域Q5
と前記吸引ファン21との間には、湾曲した定着領域下
流側搬送路SH2が設けられており、前記定着領域Q5を
通過して未定着トナー像が加熱定着された記録シートS
は、前記定着領域下流側搬送路SH2を通過する。前記
定着領域下流側搬送路SH2には上側シートガイドSG1
および下側シートガイドSG2が設けられており、前記
上側シートガイドSG1の前記通過する記録シートSと
対向する位置と反対側(図1、図2ではZ側)の位置に
は、前記吸引ファン21が配置されている。前記上流シ
ートガイドSG1には、前記吸引ファン21により吸引
されるエアを通過させるための通気孔が形成されてい
る。前記定着領域下流側搬送路SH2を通過した記録シ
ートSは、排出ローラRhから排紙トレイTRhに排出さ
れる。
【0039】(実施例1の制御部の説明)図4は本発明
の画像形成装置の実施例1の制御部分のブロック線図で
ある。なお、この実施例1において、前記コントローラ
Cは、前記第1画像形成部U2aの各部品および前記第2
画像形成部U2bの各部品も制御しており、図4に示すブ
ロック線図および説明において前記第1画像形成部U2a
の各部品と同一の前記第2画像形成部U2bの各部品には
同一の符号を付して説明する。したがって、図4に示す
ブロック線図の前記コントローラCに接続された制御要
素において、レーザ駆動回路DL,DL、潜像書込装置
ROS,ROS、帯電ロールCRy〜CRk,CRy〜C
Rk、1次転写ロールT1y〜T1k,T1y〜T1kは、第1
画像形成部U2aのレーザ駆動回路DL、潜像書込装置R
OS、帯電ロールCRy〜CRk、1次転写ロールT1y〜
T1kと、第2画像形成部U2bのレーザ駆動回路DL、潜
像書込装置ROS、帯電ロールCRy〜CRk、1次転写
ロールT1y〜T1kとを意味する。図4において、前記コ
ントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信
号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェー
ス)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ
等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要
なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムア
クセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに
応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならび
にクロック発振器等を有するコンピュータにより構成さ
れており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行す
ることにより種々の機能を実現することができる。
【0040】(前記コントローラCに接続された信号入
力要素)前記コントローラCは、UI(ユーザインタフ
ェース)、シートレジセンサSNr(図2参照)、前記定
着領域Q5下流側の所定の位置を前記記録シートSの後
端が通過したことを検知する定着領域下流側用紙検知セ
ンサSNf、その他の信号入力要素からの信号が入力され
ている。前記UIは、コピースタートキーUIa,コピ
ー枚数入力キーUIb、表示器UIc等を備えている。
【0041】(前記コントローラCに接続された被制御
要素)また、コントローラCは、前記IPS(イメージ
プロセッシングシステム)、前記レーザ駆動回路DL,
DL、ファン用駆動回路Dv、加熱ロール移動モータ駆動
回路Df、シート搬送用ロール駆動回路Ds、レジロール
用クラッチ作動回路Dc、電源回路E、その他の被制御
要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力し
ている。前記ファン用駆動回路Dvは、前記ファン駆動
モータMvを介して前記吸引ファン21を駆動する。な
お、前記ファン用駆動回路Dvと、前記ファン駆動モー
タMvとからファン駆動装置(Dv+Mv)が構成され、
前記ファン駆動装置(Dv+Mv)と、前記吸引ファン2
1とから吸引装置(エアフロー形成装置)(21+Dv
+Mv)が構成される。
【0042】前記加熱ロール移動モータ駆動回路Df
は、前記加熱ロール移動用モータMfを介して前記偏心
カム19を回転駆動し、前記偏心カム19の回転により
前記可動加熱ロールFh2が前記圧接位置と前記離隔位置
との間で移動する。なお、前記定着ロール移動部材FM
と前記加熱ロール移動モータ駆動回路Dfと前記加熱ロ
ール移動用モータMfとから定着ロール移動装置(FM
+Df+Mf)が構成される。
【0043】前記シート搬送用ロール駆動回路Dsは、
シート搬送用ロール駆動モータMsを介して前記レジロ
ールRrを回転駆動する。前記シート搬送用ロール駆動
用モータMhと前記レジロールRrとの間にはレジロール
用クラッチCLが接続されている。前記レジロール用ク
ラッチ作動回路Dcは、前記レジロール用クラッチCLを
作動させる。前記シート搬送ロール駆動用モータMsが
オンの時で、前記レジロール用クラッチCLがオンの時
には前記レジロールRrへ回転力が伝達され、前記レジ
ロール用クラッチCLがオフの時には前記レジロールRr
への回転力の伝達が遮断される。なお、この実施例1で
は、前記シート搬送ロール駆動用モータMsは、図示し
ないクラッチを介して前記ピックアップロールRp,さ
ばきロールRs、排紙ロールRhが接続されており、前記
ロールRp,Rs,Rhの各クラッチがオン、オフするこ
とにより前記各ロールRp,Rs,Rhに回転力が伝達さ
れたり、遮断されたりする。
【0044】前記電源回路Eは、次の電源として使用さ
れる。 (a)前記(第1画像形成部U2aおよび第2画像形成部
U2bの各)帯電ロールCRy〜CRk,CRy〜CRkに帯
電電圧を印加する電源。 (b)(第1画像形成部U2aおよび第2画像形成部U2b
の各)1次転写ロールT1y〜T1k,T1y〜T1kおよび2
次転写器T2に転写電圧(または転写電流)を印加する
電源。 (c)極性反転コロトロンCBに1次転写された前記第
2中間転写ベルトB2上のトナーの極性を反転させるた
めの電圧を印加する電源。
【0045】(前記コントローラCの機能)前記コント
ローラCは、下記の制御要素C1〜C3,TM1,TM2
等を有し、各制御要素により前記信号出力要素からの入
力信号に応じた処理を実行して、前記各被制御要素に制
御信号を出力する機能を有している。 TM1:タイマ 前記タイマTM1は、この実施例1では、前記レジロー
ルRrの回転により前記記録シート(用紙)Sの前端が
レジ位置(レジロールRrが配置されている位置)から
送り出された時に次の時間がセットされる。 (1a)前記記録シートSの前端が2次転写領域Q4下流
側の所定位置(ロール離隔およびエアフロー形成開始位
置)P1を通過するまでの時間。 (1b)可動加熱ロールの離隔位置への移動開始までの
時間。 (1c)吸引ファン回転開始までの時間。 (1d)タイマTM2をセットするまでの時間。 TM2:タイマ 前記タイマTM2は、この実施例1では、前記タイマT
M1がタイムアップしたときに次の時間がセットされ
る。 (2a)前記可動加熱ロールFh2を離隔位置へ移動させ
てから記録シートSの前端が定着領域Q4の上流側に隣
接した位置(ロール圧接およびエアフロー形成終了位
置)P2を通過するまでの時間。 (2b)可動加熱ロールの圧接位置への移動開始までの
時間。 (2c)吸引ファン回転停止までの時間
【0046】C1:定着ロール移動装置制御手段、 定着ロール移動装置制御手段C1は、前記位置P1〜P2
間(ロール離隔位置保持領域S1)を前記記録シートS
の前端が搬送されているときに前記定着ロール移動装置
(FM+Df+Mf)を作動させて前記可動加熱ロールF
h2を前記離隔位置に保持する。 C2:吸引ファン制御手段(エアフロー形成部材制御手
段) 吸引ファン制御手段C2は、前記位置P1〜P2間(吸引
ファン作動領域S2)を前記記録シートSの前端が搬送
されているときに前記吸引ファン(エアフロー形成部
材)21を作動させる。
【0047】すなわち、この実施例1では、前記記録シ
ートSの前端が2次転写領域Q4下流側の所定位置P1を
通過したとき、前記定着ロール移動装置制御手段C1
は、前記定着ロール移動装置(FM+Df+Mf)を作動
させて前記可動加熱ロールFh2を前記圧接位置から前記
離隔位置へ移動させる。同時に、前記吸引ファン制御手
段C2は前記吸引ファン21を回転させる。また、前記
記録シートSの前端が定着領域Q4の上流側に隣接した
位置P2を通過したとき、前記定着ロール移動装置手段
C1は、前記可動加熱ロールFh2を前記離隔位置から前
記圧接位置へ移動させるとともに前記吸引ファン制御手
段C2は前記吸引ファン21の回転を停止させる。
【0048】なお、この実施例1では、前記ロール離隔
位置保持領域S1および吸引ファン作動領域S2は、同じ
位置(P1〜P2間)に設定(ロールの離隔・圧接タイミ
ングと吸引開始・終了タイミングとを同一に設定)した
が、前記ロール離隔位置保持領域S1および吸引ファン
作動領域S2を別々の位置に設定することが可能であ
る。たとえば、前記実施例1において、前記吸引ファン
作動領域S2のみを前記2次転写領域Q4下流側に近接し
た位置と前記定着領域Q5下流側に近接した位置との間
に設定し、前記記録シートSの前端が前記定着領域Q5
を通過した後、前記吸引ファン21の回転を停止するこ
とが可能である。この場合、前記吸引ファン21の回転
中、前記各加熱ロールFh1,Fh2のヒータの温度を高く
するなどして、前記吸引ファン21によるエアの流れに
より前記各加熱ロールFh1,Fh2の表面温度の低下を防
ぐことが可能である。
【0049】C3:レジロール回転制御手段 前記レジロール回転制御手段C3は、前記第1、第2中
間転写ベルトB1,B2上に形成されたトナー像が2次転
写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合わせて、前
記レジロールRrを回転させる。
【0050】(実施例1の作用)図5は本発明の実施例
1の画像形成装置に使用される定着装置および吸引ファ
ン(エアフロー形成部材)の作用説明図で、図5Aは前
記定着装置の可動加熱ロールが固定加熱ロールから離隔
する離隔位置に移動とともに前記吸引ファンが作動して
いる状態を示す図、図5Bは前記定着装置の可動加熱ロ
ールが前記固定加熱ロールに圧接する圧接位置に移動
し、前記記録シートを前記定着領域に突入する状態を示
す図、図5Cは前記記録シートの前端が前記定着領域を
通過した状態を示す図である。図5Aにおいて、前記レ
ジロールRr(図1参照)の回転により前記記録シート
Sの前端がレジ位置から送り出されてから前記記録シー
トSの前端が2次転写領域Q4の下流側のロール離隔お
よびエアフロー形成開始位置P1を通過する(前記ロー
ル離隔位置保持領域S1内および吸引ファン作動領域S2
内へ搬送される)。このとき、前記定着ロール移動装置
(FM+Df+Mf)が作動して前記可動加熱ロールFh2
が前記離隔位置に移動して保持されるとともに、前記吸
引ファン21が回転開始する。前記吸引ファン21の回
転により、前記定着領域Q5の上流側のエアが前記離隔
した可動加熱ロールFh2と固定加熱ロールFh1との間か
ら前記定着領域Q5下流側に吸引され、前記記録シート
Sの前端が前記可動加熱ロールFh2と固定加熱ロールF
h1との間に導かれる。
【0051】図5Bにおいて、前記記録シートSの前端
が、前記定着領域Q5上流側に隣接した位置である前記
ロール圧接およびエアフロー形成終了位置P2を通過す
ると(前記ロール離隔位置保持領域S1内および吸引フ
ァン作動領域S2内から出ると)、前記可動加熱ロール
F2hが前記圧接位置に移動するとともに前記吸引ファン
21の回転が停止し、前記記録シートSが前記定着領域
Q5に突入する。前記記録シートSは、前記吸引ファン
21のエアの吸引により前記可動加熱ロールFh2と固定
加熱ロールFh1との間に導かれているので、前記定着領
域Q5へ確実に突入させることができる。図5Cにおい
て、前記記録シートSの前端が、前記定着領域Q5を通
過した後、前記定着領域下流側搬送路SH2を通過し、
前記排紙トレイTRhに排紙される。
【0052】図6は吸引ファンおよび可動加熱ロール位
置駆動制御フローチャートである。図6に示す吸引ファ
ンおよび可動加熱ロール位置駆動制御フローチャートは
コントローラCのメモリに記憶されたプログラムにより
実行される。この吸引ファンおよび可動加熱ロール位置
駆動制御フローチャートは画像形成装置Uの電源がオン
されるとスタートし、画像形成用動作を行う他のプログ
ラム(画像形成動作を実行するプログラム)と平行して
マルチタスクで実行される。
【0053】図6において、吸引ファンおよび可動加熱
ロール位置駆動制御フローが開始されると、ST1(ス
テップ1)において、スタートキーがオンしたか否か判
断するノー(N)の場合はST1を繰り返し実行する。
イエス(Y)の場合はST2に移る。ST2において前記
レジロールRrが回転開始したか否か判断する。ノー
(N)の場合はST2を繰り返し実行し、イエス(Y)
の場合はST3に移る。ST3においてタイマTM1をセ
ットする。ST4においてタイマTM1はタイムアップし
たか否か判断する。ノー(N)の場合はST4を繰り返
し実行し、イエス(Y)の場合(前記レジロールRrの
回転により前記記録シートSの前端がレジ位置から送り
出されてから前記記録シートSの前端が前記ロール離隔
およびエアフロー形成開始位置P1を通過した場合)は
ST5に移る。ST5において、次の処理を行ってST6
に移る。 (1)可動加熱ロールFh1を離隔位置へ移動する。 (2)ファン21の回転を開始する。 (3)タイマTM2をセットする。
【0054】ST6においてタイマTM2はタイムアップ
したか否か判断する。ノー(N)の場合はST6を繰り
返し実行し、イエス(Y)の場合(前記記録シートSの
前端が、前記ロール圧接およびエアフロー形成終了位置
P2を通過した場合)はST7に移る。ST7において次
の処理を行う。 (1)可動加熱ロールFh1を圧接位置へ移動する。 (2)ファン21の回転を停止する。 ST8において用紙(記録シート)S後端が定着領域Q5
を通過したか否か判断する。ノー(N)の場合はST8
を繰り返し実行し、イエス(Y)の場合はST9に移
る。ST9においてジョブが終了したか否か判断する。
ノー(N)の場合は前記ST2に戻り、イエス(Y)の
場合は前記ST1に戻る。
【0055】(実施例2)図7は実施例2の画像形成装
置に備えられた定着装置の可動加熱ロールの位置を移動
させる定着ロール駆動装置を構成する定着ロール移動部
材の説明図で前記実施例1の図3に対応する図であり、
図7Aは前記可動加熱ロールが前記定着装置の固定加熱
ロールに圧接する圧接位置に移動したときの状態を示す
図、図7Bは前記可動加熱ロールが前記固定加熱ロール
から離隔する離隔位置に移動したときの状態を示す図で
ある。なお、この実施例2の説明において、前記実施例
1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記
の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記
実施例1と同様に構成されている。
【0056】図7において、この実施例2のスライド部
材13には、実施例1のバネ連結部13b,13bおよび
カム当接面13c(図3参照)の代わりにアーム連結部
13dが形成されている。また、前記画像形成装置本体
のフレーム(図示せず)には、支持軸22によりアーム
23が回転可能に支持されており、前記アーム23の一
端には長孔のピン係合孔23aが形成されている。前記
ピン係合孔23aには、前記アーム連結部13dに固定さ
れたピン24が係合する。前記アーム23の他端には、
引張りバネ26の一端が連結されており、前記引張りバ
ネ26の他端は前記画像形成装置本体のフレームに連結
されている。前記アーム23には、偏心カム19が当接
しており、前記偏心カム19が図7Aに示す位置では、
前記アーム23に連結されたスライド部材13は前記固
定加熱ロールF1hに接近する位置へ移動し、前記スライ
ド部材13に支持された可動加熱ロールFh2が、前記固
定加熱ロールFh1に圧接する(圧接位置)。前記偏心カ
ム19が、前記図7Aに示す位置から図7Bに示す位置
に回転すると、前記アーム23が前記支持軸22周りに
回転して、前記スライド部材13および前記可動加熱ロ
ールFh2が前記固定加熱ロールFh1から離隔する(離隔
位置)。なお、前記符号12,13,17,19,22
〜26で示された構成要素からこの実施例2の定着ロー
ル移動部材FMが構成される。また、前記可動加熱ロー
ルFh2の前記圧接位置および離隔位置への移動のタイミ
ングおよび実施例2の吸引ファン21(図2参照)の回
転開始、停止のタイミングは前記実施例1と同様であ
る。
【0057】(実施例2の作用)この実施例2において
も前記記録シートSは、前記吸引ファン21のエアの吸
引により前記可動加熱ロールFh2と固定加熱ロールFh1
との間(定着領域Q5)に導かれるので、前記定着領域
Q5へ確実に突入させることができる。
【0058】(実施例3)図8は本発明の実施例3の画
像形成装置に使用される定着装置およびエアフロー形成
部材の説明図で前記実施例1の図5に対応する図であ
り、図8Aは前記定着装置の可動加熱ロールが固定加熱
ロールから離隔する離隔位置に移動とともに前記吸引フ
ァンが作動している状態を示す図、図8Bは前記定着装
置の可動加熱ロールが前記固定加熱ロールに圧接する圧
接位置に移動し、前記記録シートを前記定着領域に突入
する状態を示す図、図8Cは前記記録シートの前端が前
記定着領域を通過した状態を示す図である。なお、この
実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対
応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例
1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に
構成されている。図8において、この実施例3の定着装
置Fのカバー11の定着領域Q5上流側の開口部には、
前記定着領域Q5上流側から搬送されてきた前記記録シ
ートSを前記定着領域Q5へガイドするようにエアフロ
ーをガイドする定着領域上流側ガイド部材31,31が
設けられている。また、前記可動加熱ロールFh2が前記
圧接位置および離隔位置への移動のタイミングおよび前
記吸引ファン21の回転開始、停止のタイミングは前記
実施例1と同様である。
【0059】(実施例3の作用)この実施例3において
は、吸引ファン21が回転開始すると、前記定着装置F
のカバー11の定着領域上流側開口に設けられた定着領
域上流側ガイド部材31,31に沿ってエアフローが発
生し、前記エアフローにより前記記録シートSの前端が
前記可動加熱ロールFh2と固定加熱ロールFh1との間に
導かれる。
【0060】(実施例4)図9は本発明の画像形成装置
の実施例4の正断面図である。なお、この実施例4の説
明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要
素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例4は、下記の点で前記実施例1と相違し
ているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されて
いる。図9において、この実施例4では前記定着領域上
流側搬送路SH1(図2参照)の左右両側に送風ファン
(エアフロー形成部材)21,21が互いに対向するよ
うに設けられている。前記各送風ファン21は、前記定
着領域Q5下流側から上流側にエアを導くダクト32
(定着領域上流側シート位置制御用ダクト)の定着領域
Q5下流側の開口からエアを吸引し、前記定着領域上流
側搬送路SH1を通過する記録シートSの左右両面に吹
き付けている。なお、前記可動加熱ロールFh2の前記圧
接位置、離隔位置への移動のタイミングおよび前記送風
ファン21,21の回転開始、停止のタイミングは前記
実施例1と同様である。
【0061】(実施例4の作用)この実施例4では、前
記定着領域上流側搬送路SH1を搬送されてきた記録シ
ートSの左右両面にエアを吹き付けてシート位置を制御
することにより、前記記録シートSが大きな振れ幅ある
いはカールした状態で搬送されてきた場合でも、前記記
録シートSを周辺の部材に接触させずに前記可動加熱ロ
ールFh2と固定加熱ロールFh1との間(定着領域Q5)
に導くことができる。なお、この実施例4では前記定着
領域上流側搬送路SH1の両側に前記記録シートSの位
置を検知するセンサを設け、前記記録シートSが通過す
る通路から大きくずれて搬送されてきたことを検知した
ときには、前記記録シートSの位置のずれに応じて前記
2台の送風ファン21からの送風量をコントロールする
ことが可能である。
【0062】(実施例5)図10は本発明の画像形成装
置の実施例5の正断面図である。なお、この実施例5の
説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成
要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例5は、下記の点で前記実施例1と相違し
ているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されて
いる。図10において、この実施例5の画像形成装置本
体U2の第1画像形成部U2aおよび第2画像形成部U2b
は、前記画像形成装置本体U2の上下に離れて配置され
ており、前記実施例5の第1画像形成部U2aおよび第2
画像形成部U2bの各潜像書込装置ROSy,ROSm,R
OSc,ROSkはトナー色毎に設けられている。前記可
動加熱ロールFh2の前記圧接、離隔位置への移動のタイ
ミングおよび前記吸引ファン21の回転開始、停止のタ
イミングは前記実施例1と同様である。
【0063】(実施例5の作用)この実施例5において
も前記実施例1と同様に、エアの流れに沿って前記記録
シートSの前端を前記可動加熱ロールFh2と固定加熱ロ
ールFh1との間(定着領域Q5)に導くことができる。
【0064】(実施例6)図11は本発明の画像形成装
置の実施例6の正断面図で、前記実施例5の図10に対
応する図である。図12は本発明の実施例6の画像形成
装置に使用される定着装置および送風ファン(エアフロ
ー形成部材)の説明図で、図12Aは前記定着装置の可
動加熱ロールが固定加熱ロールから離隔する離隔位置に
移動とともに前記送風ファンが作動している状態を示す
図、図12Bは前記定着装置の可動加熱ロールが前記固
定加熱ロールに圧接する圧接位置に移動し、前記記録シ
ートを前記定着領域に突入する状態を示す図、図12C
は前記記録シートの前端が前記定着領域を通過した状態
を示す図である。なお、この実施例6の説明において、
前記実施例5の構成要素に対応する構成要素には同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例
6は、下記の点で前記実施例5と相違しているが、他の
点では前記実施例5と同様に構成されている。
【0065】図11、図12において、この実施例6の
定着装置Fの上流側には、送風ファン21が設けられて
いる。前記送風ファン21は、前記定着領域Q5下流側
から上流側にエアを導くダクト(定着領域上流側シート
位置制御用ダクト)33の定着領域Q5下流側の開口か
らエアを吸引し、前記定着領域上流側搬送路SH1を通
過する記録シートSの下面にエアを吹き付けている。ま
た、前記可動加熱ロールFh2の前記圧接、離隔位置への
移動のタイミングおよび前記送風ファン21の回転開
始、停止のタイミングは前記実施例4と同様である。
【0066】(実施例6の作用)この実施例6では、前
記定着領域上流側搬送路SH1を搬送される前記記録シ
ートSの下面にエアを吹き付けて、水平方向に搬送され
る前記記録シートSを前記定着領域Q5に確実に搬送す
ることができる。
【0067】(実施例7)図13は本発明の画像形成装
置の実施例7の正断面図である。なお、この実施例7の
説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成
要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例7は、下記の点で前記実施例1と相違し
ているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されて
いる。図13において、この実施例7の画像形成装置U
は、前記実施例1の第2画像形成部U2bの第2中間転写
ベルトB2、極性反転コロトロンCB、ベルトモジュール
BMおよびベルトクリーナCLbのみを残し、他の部品
は省略されている。実施例7の第1画像形成部U2aのト
ナー像形成部材Vにより形成された第1中間転写ベルト
B1の1面目のトナー像は、一旦、前記第2中間転写ベ
ルトB2に転写された後、2面目のトナー像が前記第2
中間転写ベルトB2に形成されるようになっている。
【0068】(実施例7の作用)前記第1中間転写ベル
トB1に1次転写された1面目のトナー像が前記2次転
写領域Q4に移動すると、一旦、2次転写器T2により前
記1面目のトナー像が前記第2中間転写ベルトB2に転
写される。前記第2中間転写ベルトB2に転写された前
記1面目のトナー像は、極性反転コロトロンCBにより
極性を反転される。前記1面目のトナー像を前記第2中
間転写ベルトB2に転写した前記第1中間転写ベルトB1
には、2面目のトナー像が1次転写される。前記第1中
間転写ベルトB1の2面目のトナー像および前記極性が
反転された前記第2中間転写ベルトB2の前記1面目の
トナー像が前記2次転写領域Q4に同時に移動する。前
記2次転写領域Q4を通過する記録シートSの両面に
は、前記第1、第2中間転写ベルトB1,B2の2面目お
よび1面目のトナー像が同時に2次転写される。
【0069】実施例7の可動加熱ロールFh2の前記圧
接、離隔位置への移動のタイミングおよび実施例7の吸
引ファン21の回転開始、停止のタイミングは前記実施
例1と同様である。したがって、この実施例7も前記実
施例1と同様に、エアの流れに沿って前記記録シートS
の前端を前記可動加熱ロールFh2と固定加熱ロールFh1
との間(定着領域Q5)に導くことができる。
【0070】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記各実施例1〜7において、前記記録シート
Sの前記固定、可動加熱ロールFh1,Fh2表面からの離
型性を良くするための離型剤を塗布する離型剤塗布装置
を各加熱ロールFh1,Fh2毎に設けることが可能であ
る。この場合、前記可動加熱ロールFh2の離型剤塗布装
置は、前記可動加熱ロールFh2の前記圧接位置および離
隔位置への移動とともに移動する構成とする。 (H02)本発明は、タンデム式以外の画像形成装置にも
適用可能である。
【0071】(H03)本発明は、記録シートの片面にト
ナー像を2次転写した後、前記トナー像を定着させる場
合にも適用可能である。 (H04)前記各実施例1〜7において、前記タイマTM
1,TM2の代わりに前記ロール離隔およびエアフロー形
成開始位置P1、前記ロール圧接およびエアフロー形成
終了位置P2にそれぞれ記録シート検知センサを設け
て、前記可動加熱ロールFh2の前記離隔、圧接位置への
移動および前記送風ファン21の回転開始、停止を前記
各実施例1〜7と同じタイミングで実行することが可能
である。 (H05)前記各実施例1〜7において、コピーを複数枚
行う場合、前記1枚の記録シートS毎に前記吸引ファン
21を回転、停止させていたが、例えば、ジョブの最初
の記録シートSが前記ロール離隔およびエアフロー形成
開始位置P1を通過したときに前記吸引ファン21を回
転させ、ジョブの最後の記録シートSが前記ロール圧接
およびエアフロー形成終了位置P2を通過したとき前記
吸引ファン21の回転を停止させることが可能である。
この場合、前記吸引ファン21によるエアの流れにより
前記各加熱ロールFh1,Fh2の表面温度の低下を防ぐこ
とが可能である。
【0072】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、次の効
果を奏することができる。 (E01)転写領域において未定着トナー像が転写された
記録シートをエアフローでガイドしながら定着領域(一
対の定着ロールの圧接領域)に搬送する際、定着領域へ
確実に且つ未定着トナー像を他の部品に接触させずに搬
送することができる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の画像形成装置の実施例1の正
断面図である。
【図2】 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の要
部拡大説明図である。
【図3】 図3は本発明の実施例1の画像形成装置に使
用される定着装置の可動加熱ロールの位置を移動させる
定着ロール駆動装置を構成する定着ロール移動部材の説
明図で、図3Aは前記可動加熱ロールが前記定着装置の
固定加熱ロールに圧接する圧接位置に移動したときの状
態を示す図、図3Bは前記可動加熱ロールが前記固定加
熱ロールから離隔する離隔位置に移動したときの状態を
示す図である。
【図4】 図4は本発明の画像形成装置の実施例1の制
御部分のブロック線図である。
【図5】 図5は本発明の実施例1の画像形成装置に使
用される定着装置および吸引ファン(エアフロー形成部
材)の作用説明図で、図5Aは前記定着装置の可動加熱
ロールが固定加熱ロールから離隔する離隔位置に移動と
ともに前記吸引ファンが作動している状態を示す図、図
5Bは前記定着装置の可動加熱ロールが前記固定加熱ロ
ールに圧接する圧接位置に移動し、前記記録シートを前
記定着領域に突入する状態を示す図、図5Cは前記記録
シートの前端が前記定着領域を通過した状態を示す図で
ある。
【図6】 図6は吸引ファンおよび可動加熱ロール位置
駆動制御フローチャートである。
【図7】 図7は実施例2の画像形成装置に備えられた
定着装置の可動加熱ロールの位置を移動させる定着ロー
ル駆動装置を構成する定着ロール移動部材の説明図で前
記実施例1の図3に対応する図であり、図7Aは前記可
動加熱ロールが前記定着装置の固定加熱ロールに圧接す
る圧接位置に移動したときの状態を示す図、図7Bは前
記可動加熱ロールが前記固定加熱ロールから離隔する離
隔位置に移動したときの状態を示す図である。
【図8】 図8は本発明の実施例3の画像形成装置に使
用される定着装置およびエアフロー形成部材の説明図で
前記実施例1の図5に対応する図であり、図8Aは前記
定着装置の可動加熱ロールが固定加熱ロールから離隔す
る離隔位置に移動とともに前記吸引ファンが作動してい
る状態を示す図、図8Bは前記定着装置の可動加熱ロー
ルが前記固定加熱ロールに圧接する圧接位置に移動し、
前記記録シートを前記定着領域に突入する状態を示す
図、図8Cは前記記録シートの前端が前記定着領域を通
過した状態を示す図である。
【図9】 図9は本発明の画像形成装置の実施例4の正
断面図である。
【図10】 図10は本発明の画像形成装置の実施例5
の正断面図である。
【図11】 図11は本発明の画像形成装置の実施例6
の正断面図で、前記実施例5の図10に対応する図であ
る。
【図12】 図12は本発明の実施例6の画像形成装置
に使用される定着装置および送風ファン(エアフロー形
成部材)の説明図で、図12Aは前記定着装置の可動加
熱ロールが固定加熱ロールから離隔する離隔位置に移動
とともに前記送風ファンが作動している状態を示す図、
図12Bは前記定着装置の可動加熱ロールが前記固定加
熱ロールに圧接する圧接位置に移動し、前記記録シート
を前記定着領域に突入する状態を示す図、図12Cは前
記記録シートの前端が前記定着領域を通過した状態を示
す図である。
【図13】 図13は本発明の画像形成装置の実施例7
の正断面図である。
【符号の説明】
B1…第1トナー像担持体、B2…第2トナー像担持体、
C1…定着ロール移動装置制御手段,エアフロー形成部
材制御手段、F…定着装置、P1…ロール離隔およびエ
アフロー形成開始位置、P2…ロール圧接およびエアフ
ロー形成終了位置、Q4…シート転写領域、Q5…定着領
域(圧接領域)、S…記録シート、SH…シート搬送装
置、T2…シート転写装置(シート両面同時転写装
置)、S1…ロール離隔位置保持領域、S2…エアフロー
形成部材作動領域、V…トナー像形成部材、21…エア
フロー形成部材(吸引ファン、送風ファン)、(B1+
B2+V)…トナー像形成装置、(Fh1,Fh2)…定着
ロール、(FM+Df+Mf)…定着ロール移動装置(3
1,31)…定着領域上流側ガイド部材、(32,3
2;33)…定着領域上流側シート位置制御用ダクト。
フロントページの続き (72)発明者 山本 光雄 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社 (72)発明者 眞下 佳也 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社 Fターム(参考) 2H033 AA15 AA46 BA08 BA12 BB01 3F049 FA05 LA02 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の要件(A01)〜(A06)を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置、(A01)記録シートを、
    シート転写領域、および定着領域に順次搬送するシート
    搬送装置、(A02)前記シート転写領域を通過する記録
    シートにトナー像形成装置により形成されたトナー像を
    転写するシート転写装置、(A03)一対の定着ロールが
    互いに圧接する圧接位置と互いに離隔する離隔位置との
    間で移動するとともに前記圧接位置では前記一対の定着
    ロールの圧接領域により形成される前記定着領域を通過
    する記録シートの未定着トナー像を定着する前記一対の
    定着ロールと、前記一対の定着ロールを前記圧接位置と
    前記離隔位置との間で移動させる定着ロール移動装置と
    を有する定着装置、(A04)前記定着領域の上流側のエ
    アを前記離隔した一対の定着ロールの間から前記定着領
    域下流側に流れさせるエアフロー形成部材、(A05)前
    記定着領域の上流側に隣接した定着ロール離隔終了位置
    から上流側に設定したロール離隔位置保持領域を前記記
    録シートの前端が搬送されているときに前記定着ロール
    移動装置を作動させて前記一対の定着ロールを前記離隔
    位置に保持する定着ロール移動装置制御手段、(A06)
    前記定着領域の上流側に隣接したエアフロー形成終了位
    置の上流側に設定したエアフロー形成部材作動領域を前
    記記録シートの前端が搬送されているときに前記エアフ
    ロー形成部材を作動させるエアフロー形成部材制御手
    段。
  2. 【請求項2】 次の要件(A07)〜(A09)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、(A07)
    第1トナー像担持体および第2トナー像担持体と、前記
    第1、第2トナー像担持体の表面にトナー像を形成する
    トナー像形成部材とを有する前記トナー像形成装置、
    (A08)前記記録シートを、前記第1トナー像担持体表
    面および第2トナー像担持体表面が互いに接触して形成
    される前記シート転写領域に搬送する前記シート搬送装
    置、(A09)前記シート転写領域を通過する記録シート
    両面に前記第1トナー像担持体表面および第2トナー像
    担持体表面のトナー像を同時に転写するシート両面同時
    転写装置により構成された前記シート転写装置。
  3. 【請求項3】 次の要件(A010)を備えたことを特徴
    とする請求項1または2記載の画像形成装置、(A01
    0)前記定着領域下流側から吸引したエアを、前記定着
    領域上流側の記録シートに吹き付けて、前記記録シート
    の位置を制御する定着領域上流側シート位置制御用ダク
    ト。
  4. 【請求項4】 次の要件(A011)を備えたことを特徴
    とする請求項1ないし3記載の画像形成装置、(A01
    1)前記定着領域上流側から搬送されてきた前記記録シ
    ートを前記定着領域へガイドするようにエアフローをガ
    イドする定着領域上流側ガイド部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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